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上の原保育園で地区社協と一緒にカレーパーティー
伊那市の上の原保育園(木下りつ古園長)の年長園児約60人が23日、上の原地区の社会福祉協議会(尾名高茂人会長)のお年寄りら12人を招いてカレーパーティーをした=写真。
開設3年目となる同園は昨年まで、園の畑がなかった。しかし今年は地区の協力があって、園の近くに畑を借りることができ、地区社協のメンバーとともにジャガイモやサツマイモを育ててきた。
そのジャガイモを7月末に収穫。お世話になった地域の人たちを招き、カレーパーティーを開くこととなった。
カレーの調理は年長園児らが担当。春にはジャム用のイチゴを包丁を使って切ったが、カレーの具材となるジャガイモやニンジンはイチゴよりも堅く、悪銭苦闘。パーティーに招いたお年寄りらの協力を得ながら、みんなでカレーを作り上げた。
その後、出来上がったカレーを試食。園児たちは「自分たちで作ったから余計おいしいよね」と語りかけるお年寄りの言葉にうなずきながら、自分たちで作ったカレーを口いっぱいにほうばっていた。 -
柄山祐希さん 野草スケッチ原画展
伊那市の伊那公民館の野草講座講師を務める、柄山祐希さん(82)=同市中央区=の野草スケッチ原画展は31日まで、同公民館ロビーで開いている。同講座OBの会「われもこうの会」の賛助作品を含む29点を飾っている。
墨入れによる植物スケッチ原画は、彩色11点、無彩色12点、俳句誌「みすず」に投稿した原画に随筆を添付した作品は9点を出品した。学術的な観察記録を中心とした原画で、柄山さんにとって初めての展示会となった。
1950年代からの彩色作品「メヒシバ」「アブラススキ」、2000年代作品「オオバコ」「キンミズヒキ」など市内でスケッチした原画を展示。観察力、植物調査における専門的なスケッチ力が見る人の足を止めている。
柄山さんは野草講座の講師を20年余務め、現在も継続。野草スケッチ、随筆は野草講座の観察資料として長年用いられているという。 -
交通安全功労 山崎喜美夫さん
交通安全活動に長年尽力したとして、関東管区警察局長感謝状(交通安全功労)を受賞した南箕輪村南殿の農業山崎喜美夫さん(72)=写真=が23日、県警察本部で本部長からの伝達を受けた。この日、伊那署を訪れ、小嶋惣逸署長に報告した。
山崎さんは、1956年以降、伊那交通安全協会、南箕輪村交通安全協会委員及び役員として、地域の交通安全活動に尽力。現在は、伊那安協参与、南箕輪村安協顧問を務める。感謝状授与は97年から始まり、同署管内では初めての受賞となった。
山崎さんは「警察のみなさんの積極的な指導、村の交通行政の推進のため、安協を重要と位置付けてくれたことが励みになった」と感謝の言葉。「村内の交通事故発生場所をマップ化し、再発防止のため対策を考えるなど、これからもやれることはやっていきたい」と抱負を述べた。 -
【記者室】もみじマークをペイント?
通称「もみじマーク」と呼ばれる自動車に張る「高齢者運転標識」。70歳以上を対象にしたこのマーク。運転者の保護が目的で現在は表示は義務ではないが、将来、表示が義務付けられ、表示しないと罰金になるなど法制化されるという▼「罰金となると、つけないわけにいかないな」と交通安全教室で話を聞いた参加者。もみじマークは、盗難に遭うこともあるようで、車の内部に張っておく方法を同じ参加者がアドバイスしていた▼そんな中で男性が一言。「75歳以上の人の車にマークを印刷したらどうだい」。車にペイントする日が来るかどうかは別だが、間違いなく表示され、違反も盗難もない。対象外の人が運転する場合は困るが、アイデアとしては面白い。(村上裕子)
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みはらしの湯で奥村憲さんのクレヨン・クレパス画展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の展示ロビーで31日まで、伊那市在住の奥村憲さんによる「クレヨン・クレパス画展竏鋳・宦E南アルプスの四季を描く」が開かれている=写真。
奥村さんは愛知県出身。公募団体「白日会」で油絵を中心とした制作活動を40年以上続けてきた。7年前、横浜から伊那へと移り住んでからはクレヨンやクレパスを使ったスケッチ制作にも精力的に取り組み、四季の移ろいや中央アルプス、南アルプスを望む情景などを描いてきた。
今回は二つのアルプスを望む四季の風景のほか、田園風景などを描いた作品17点を展示。クレヨンやクレパスが持つ独特な柔らかさが、雄大かつのどかに広がるこの地域の山や自然の雰囲気までを映し出している。
奥村さんは「夏休みの時期、子ども連れの家族や里帰りして温泉を訪れた人たちに二つのアルプスの四季をパノラマに描いたクレヨン、クレパスの世界を楽しんでいただければ」としている。
みはらしの湯の営業時間は午前10時縲恁゚後9時半。 -
箕輪町スイミングプール利用まとめ
箕輪町教育委員会は、町スイミングプールの今季の利用状況をまとめた。今年は50メートルプールを老朽化により開放しなかったこともあり、利用者は前年度より896人減少し3419人だった。
今季は7月14日縲・月19日の28日間営業。そのうち雨天中止が4日間。入場者は一般448人、高校生16人、中学生193人、小学生1203人、付き添い者626人、保育園・幼児933人。入場料は27万8050円。
町教委では、プールの忘れ物を町文化センター事務室に保管している。タオル、帽子、浮き輪、水中眼鏡など段ボール1箱分ある。心当たりのある人は、町文化センターへ。 -
箕輪町長寿者訪問
箕輪町の平沢豊満町長は23日、敬老の祝いで88歳以上の町民宅を訪問して記念品を贈り、長寿を祝った。本年度中に88歳以上になる長寿者は467人。9月5日まで町長が訪問する。
88歳は72人、89歳以上は395人。最高齢者は101歳の小野美知子さん、100歳は北川センさん。
10月に88歳の誕生日を迎える木下の西沢かつみさんを訪ねた町長は、「朝晩のおみそ汁に使ってください。どうぞお元気で」と、祝い品のケヤキの椀を手渡した。
西沢さんは大正8年生まれ。「おかげさまでどこも悪いところはない。健康のために毎日散歩をしている」という。庭先で野菜を育て、趣味で手まりも作る。1日おきに日帰り温泉施設ながたの湯に出かけ、知り合いとのおしゃべりも楽しんでいるという。
町は88歳の人に町木のケヤキの椀、89歳以上の人にバスタオルとバスマットのセットを贈る。 -
花ろまん22駒ケ根市地区社協の「ふれあい花壇」
猛暑、炎暑、酷暑と語彙(ごい)を総動員しても、表現しきれないほど、暑い夏もようやく峠を越えた。駒ケ根市内72カ所の地区社協の「ふれあい花壇」の花たちも少しずつ元気を取り戻してきた。国交省の緑愛護表彰を受賞した「看護大学ふれあい花壇」をはじめ、土づくりから花づくりを進める「町三区花壇」。多彩な花で利用者の目を楽しませるフラワーハイツの「アルプス花壇」など、規模もデザインも様々、72通りの花壇美を形成している。今回はふれあい花壇のウォッチング。紙上で紹介する花壇は、花壇コンクールの各賞とは無関係に選んだ(大口国江)
##(中見出し)
花壇はふれあい広場の精神の具現化
「ふれあい花壇」は「障害を持つ人も持たない人も、共に支えあう心豊かに生きるまちを目指す」という「ふれあい広場」の精神を踏まえ、「協力して花を育てることで、地域のふれあいと支え合いを育み、花いっぱいのまちづくりにつなげよう」と、91年、地区社協の活動の一環として始まった。
初年度は14カ所でスタート。93年には24カ所に、94年、地区社協が16行政区中13地区で結成されると、花壇も43カ所に急増。96年、全地区で地区社協が結成、花壇も次々と増設され、現在は72カ所になった。花苗4万本余のうち、1万7千本は自主育苗と、市民からの寄付で賄えるようになった。
市社協の片桐美登さんは「今夏は日照りが続いたが、地域のみなさんが頑張って水やりをしていただき、良い花を咲かせている」。関口須美子さんは「大規模な花壇ばかりでなく、路傍の小さな花壇も心を和ませ、地域の輪をつないでいる」と話していた。 -
07年度電話応対コンクール伊那・駒ヶ根地区大会が開催
電話応対のスキルを競う「07年度電話応対コンクール伊那・駒ヶ根地区大会」(日本電信電話ユーザー協会主催)が22日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールであった。伊那、駒ヶ根地区にある9事業所から27人が出場。的確かつ迅速な応対で模擬応対者からのクレームを処理したトヨタUグループの有賀加奈子さん(22)=伊那市西春近=が、優勝した。
同大会は電話応対のレベル向上などを目的として毎年開催している。今年の競技内容は昨年に続いて「クレーム処理」を想定。各選手は制限時間3分の中で模擬対応者と電話で応対し、それを審査員が声の大きさ、手際、丁寧な応対、好感度などいくつかのポイントで総合的に採点する。
今年は伊那市役所からも4人が出場し、一人が準優勝となる好成績を納めた。
優勝した有賀さんは「クレーム対応となると相手の気持ちを考えて応対しなければならないし、相手の顔も見えないので難しかった。相手の気持ちを逆なですることは絶対にないように心がけた。信越では優勝目指して頑張りたい」と話していた。
上位3人は10月に長野市で開く信越大会に出場する。
入賞者は次のみなさん。
◇優勝=有賀加奈子(トヨタUグループ)
◇準優勝=宮下威暁(伊那市役所)
◇第3位=宮井美保子(伊那食品工業)
◇優良賞=春日志穂(ルビコン)角剛彦(トヨタUグループ)林まゆみ(八十二銀行伊那支店) -
西部保育園の園児がトウモロコシの収穫体験
南箕輪村西部保育園の年長、年少園児は21日、大泉の清水伝之丞さんの畑で、トウモロコシの収穫を体験した。園児は自分が収穫したトウモロコシをうれしそうに見せ合っていた。
同園が清水さんに借りサツマイモを育てている畑で、トウモロコシは清水さんが栽培。園児に収穫を経験させたい、取り立てのおいしさを味わってほしい-と、昨年に続き収穫体験に招いた。
園児38人は、トウモロコシのひげが黒くなっているものを収穫することを教わり、畑の中に入って自分のトウモロコシを決めて収穫。中には力が足りずなかなか取れない園児もいたが、皆「取れた!」「おっきい!」と喜び、1人3本ずつ収穫していた。
園では、園児が1本ずつ家に持ち帰るという。 -
子育てサークル「木下プチキッズ」がフリーマーケット
箕輪町の木下公民館で活動する子育てサークル「木下プチキッズ」は21日、会員が子ども服などを持ち寄り、フリーマーケットを同公民館で開いた。
木下地区在住の0歳から3歳までの子どもとその親の30組が参加し、月2回活動している。一昨年のサークル反省会でフリーマーケット開催の要望があり、昨年初めて開いたところ好評だったため、今年も計画した。
洋服類、帽子、靴、子育てグッズなどを各自が10円から300円の間で値段をつけ、洋服はサイズも記入して販売した。
お母さんたちは、並んだ品物の中から我が子に似合う服などを探して買い物し、「ほかのお母さんと話をしながら交流の場にもなり、安く手に入るのでいい」「1、2回しか着ていなくてたんすの肥やしになっている服もある。こういう機会があるといい」と話していた。 -
【記者室】食中毒を防ぐには
全国の食中毒発生のピークは、年によって違うが7、8月が多い。気温と湿度が高い環境が細菌の増殖に適しているというから、この暑さが続く間はくれぐれもご用心を▼伊那保健所に管内の食中毒発生件数を尋ねてみたところ意外なほどに少なく、05年度3件、06年度は1件竏窒ニいう回答だった。ほっとひと安心したものの、よく考えてみると一般の家庭で食中毒が起きた場合、よほど重い症状でなければ届け出はしないから、実際にはもっと多くの発生があると想像できる▼一方で食品の偽装表示なども相次いで発覚しているが、これも氷山のほんの小さな一角に違いない。消費者の立場から偽装を見破るのはまず不可能。頼るべきは自身の五感だけなのかもしれない。(白鳥文男)
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JA上伊那富県支所が「えがお見守り隊」ステッカーを公用車に貼付
富県地区児童の登下校時の安全確保を目的とする「えがお見守り隊」の活動に参加する上伊那農業協同組合(JA上伊那)富県支所に21日、公用車に張り付けるステッカーが届けられた。
「えがお見守り隊」は富県小学校、同PTA、地区育成会などが中心となって一昨年に発足したボランティア組織。昨年から本格的な活動を開始し、現在約25人のボランティアが「えがお見守り隊」と書かれた赤いステッカーを自家用車などに張って登下校時の児童らを見守っている。
富県支所は、登下校途中などの子どもが危険に遭遇した場合の緊急避難場所となる「子どもを守る安全の家」になっているが、今後は富県地区を巡回する公用車4台に同ステッカーを張り、児童の安全確保に一層貢献しようと考えた。
この日ステッカーを届けた中村一育成会長は「実際に子どもを思う気持ちからボランティアとして参加してもらえることはうれしいしありがたい」と話していた。 -
伊那市西箕輪の唐沢紀志子さん宅でサギソウ70鉢が見ごろ
伊那市西箕輪の唐沢紀志子さん(67)宅で「サギソウ」を植えた70鉢が見ごろを迎えている=写真。
シラサギが飛ぶ姿に似ていることからその名を持つ「サギソウ」はラン科の夏の山野草。唐沢さんがサギソウを育て始めたのは10年以上前。南箕輪村恩徳寺の当時の住職から鉢を譲り受けたことをきっかけに、サギソウを育て始め、毎年増えた分を鉢分けし、今では70鉢までになった。
今年は例年に比べ1週間ほど花の時期は遅めだが、しかし鉢数は過去最高。冬越しや土の入れ替えなどが大変な作業となるが、唐沢さんは「花が好きで育てきた。かわいいので、きれいに咲くと苦労も忘れて嬉しくなる」と話す。
花の見ごろは1週間ほどだという。 -
みのわ少年少女合唱団がみのわ園訪問
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」は18日、三日町にある特別養護老人ホームみのわ園を訪れ、1カ月早い敬老の祝いに歌を贈った。
昨年に続き2回目の訪問。団長の箕輪中学校1年の日野亮子さんが、「歌を通してご一緒に楽しく過ごさせていただくことをうれしく思う」とあいさつ。団員14人が「翼をください」「すてきな友達」「世界が一つになるまで」の3曲を熱唱した。30人余の入所者は、澄んだ歌声に耳を傾け、拍手を送った。
団員が入所者の間に立って一緒に「七つの子」「うみ」を歌ったり、指遊びをしながら「かたつむり」を歌うなど交流もはかり、最後は皆で「ふるさと」を歌い、和やかに過ごした。 -
ガールスカウト長野第26団が和歌山県支部第10団と交流
伊那市、南箕輪村の小学生から高校生まででつくるガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)が18日、伊那市の国立信州高遠青少年自然の家を訪れている和歌山県支部第10団(平井侑子団委員長)と交流をした=写真。
和歌山県支部第10団が高遠青少年自然の家を訪れるのは2回目。前回訪れたのは冬だったため、夏の訪問は初めて。保育園の年長園児から高校生まで30人が16日から泊まり同施設に込んでいる。
今回は、地元のガールスカウトとの交流を通してこの地域に対する理解を更に深めよう竏窒ニ、長野第26団に話を持ちかけ、交流会が実現した。
双方のスカウトらは、初めに自己紹介や簡単なゲームをした後、「お国自慢」と題してそれぞれの地域のことを紹介。伊那まつりのドラゴン踊りを披露した26団に対し、10団は江戸時代に世界で初めて麻酔を使った乳がん手術を行った和歌山県を代表する外科医、華岡青洲をペープサートで紹介し、交流を深めるとともにそれぞれの地域への思いをはせていた。 -
三峰川釣り天国開催
昔の姿を取り戻した三峰川に親しんでもらおう竏窒ニ18日、小中学生を対象とした「第2回三峰川釣り天国」が伊那市の三峰川青島河原であった。約100人の小中学生が集まり、ニジマス300匹を放流した川で釣りに挑戦。夏の暑さを忘れて川に親しんだ。
市民団体の三峰川みらい会議(織井秀夫代表)が昨年から始めた小中学生を対象とした釣り教室。昨年12月から県営高遠ダムの維持放流が始まり、水の減少していた三峰川も本来の姿を取り戻しつつあるということで、子どもたちにも昔のようにもっと川と親しんでもらうおうと水生生物調査と同時開催した。 開始の合図とともに子どもたちはえさのついた針を一斉に川の中へ投入。しかし、午後になり水温が上がった影響で魚がえさを食べなくなっており、なかなか魚は釣れず、周囲の大人も「もっと竿をあげなきゃ」などとアドバイスしていた。
その後、連れ残った魚を使ってつかみ取り体験も行われた。
織井代表は「子どもたちにはこうした取り組みを通じて自然というものに対して敏感になってほしい」と話していた。
釣り天国は26日もある。 -
まほら伊那地球元気村が10周年
伊那市の鳩吹公園で18日、10周年を迎えた野外イベント「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が始まった。県内外から120人が参加し、MTBツーリング、そば打ちなど18の野外教室メニューをそれぞれ楽しんだ。19日まで。
地球元気村は1泊2日のキャンプを基本に、自然の中で思い切り遊び、自然の大切さや人とのかかわりなどを感じてもらうねらい。地元をはじめ、静岡県、大阪府、九州などから家族連れを中心に集まった。
初めての和太鼓教室では、保育士でつくる太鼓グループ「美舞打」が太鼓の基本やオリジナル曲「濁中花(だっちゅうか)」を参加者5人に指導。曲の流れを口伝えで教え、子どもらはばちを握り、振りもまねしながら夢中になって太鼓をたたいた。
木工教室は子供用のベンチ作り。
市内美篶の橋爪健太郎君(12)は「のこぎりで板を切るときに線からずれたけど、まぁまぁうまくいった。家で使いたい」と親子で協力し合いながら、電動ドリルや金づちなどを使って仕上げた。
夜には、ウクレレのミニコンサートがあった。
有賀嗣宣実行委員長(33)は「イベントは人と人とのつながりが魅力。リピーターも多く、これからも続けていきたい」と話した。
19日は、初回から続いているすがれ追いをはじめ、ウクレレ教室、トウモロコシ収穫体験などがある。定員いっぱいの教室を除き、当日参加を受け付ける。入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。 -
旧井沢家住宅で七絵会のちぎり絵展
伊那市伊那部の旧井沢家住宅で20日まで、
県老人大学の修了生らでつくる七絵会(中村早恵子代表)のちぎり絵展が開かれている。風景画や花、人物などをモチーフとした和紙のちぎり絵約30点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
中村さんの教室による作品展は3年目。3つの教室が交代で作品発表をしており、今回はその一つ、七絵会がこれまでに作りためた作品を出展。中村さんの手掛けた大作「駒ヶ根高原の夜」も並んでいる。
同教室では、花びらの微妙な色の違いや木々の葉っぱの重なりなどを裂く紙の厚さで表現しており、いずれの作品も1枚の紙から作られる微妙なグラデーションが、それぞれの作品に表情と奥行きを作り出している。
出展者の一人、小田原志ず江さん(76)は「一枚の紙の濃淡でつくる表現を見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時。 -
フェスティバルin与田切,07」にぎわう
飯島町観光協会主催の「フェスティバルin与田切,07」は18日、残暑厳しい与田切公園でにぎやかに開かれた。
会場には小鳥の巣箱を作る木工教室、竹串パン、竹とんばやトンボ玉づくり、紙ヒコーキ大会など昔の遊びやゲーム、各種体験などが目白押し。
与田切川をせき止めて作った池には、20センチから50センチ以上のニジマスが700匹放流され、子どもは夢中になって、大物を狙ってつかみ取りをした。捕まえたニジマスはその場で焼き、熱々をほおばった。
高所作業車の搭乗体験では、子どもたちは12メートルの上空から公園を見下ろし、遊覧車気分を味わった。
飲食コーナーでは五平もちやカレー、馬ロッケちゃん、かき氷などが販売され、来場者の食欲を満たした。
野外ステージではフルートのさわやかな音色を赤松林に響かせた。 -
駒ケ根市民チャンピオン「大きなワラビ」
駒ケ根市の何でもナンバーワンを決める市民チャンピオンの「大きなワラビ」部門で、上赤須の自営業遠藤正治さん(52)方に自生するワラビの1本が、昨年遠藤さん方で認定された57センチの記録を大きく上回る120センチで認定された。遠藤さんは「元はアルストロメリアやニラを栽培していた畑だが、3年前ほどからワラビが自然に増えてきた。以前の肥料が利いているのかもしれない」と話している=写真。
遠藤さんは「背の高いプルーン」などで合計6つの市民チャンピオンを保持している。 -
小林剛追悼展 写真仲間たちがしのんで企画
身近な花を題材としたマクロ写真で見る人を魅了した、伊那市西箕輪の農業小林剛さんが本年1月、56歳で亡くなったのをしのび、小林さんが所属した写真愛好者グループ「なんじゃもんじゃ」が17日、同市立伊那図書館1階の広域情報コーナーで追悼展を始めた。温厚だった小林さんの人柄が表れた作品20点が並んだ。入場無料。26日まで。
サックスやドラム、フルートなどを演奏し、仲間とともにバンド活動を続けていた小林さんは15年ほど前、新しい表現方法を求めて写真を学び始めたという。被写体の多くは、アジサイ、アカツメクサ、ゲンノショウコなどの草花。肺ガンで体が不自由だった晩年は、自宅周辺で撮影した写真を自分でデジタル加工し、プリントしていたという。
「あまり自分のことを多く語らない人だったが一本、芯が通った人だった」竏窒ニいう小林さん。自分に妥協しない性格でメキメキと写真の腕を上達させた。カメラ雑誌に投稿した写真は、数多く上位入賞を果した。小林さんは生前、「接写をやると、普段とは違った見方で花を見ることが出来ておもしろい」と話していたという。
昨年9月下旬に市駅前ビルいなっせであったグループ展が地元で最後の作品展となった。「あれが最後になるとは思わなかった」「どの写真も小林さんの心の優しさが表われていた」などと、故人との別れを惜しむ声は多い。
音楽活動でも活躍した小林さん。本年2月には、約40人の音楽仲間が集まり、追悼ライブを開いた。小林さんの等身大の遺影を囲み、生演奏は5時間にも及んだという。小林さんと同じバンドでベースを担当した西尾宏人さん(37)=同市西箕輪=は「一緒に同じステージに立っている不思議な感覚だった。気さくで、みんなに慕われていた人だった」と振り返る。
追悼展に並んだデジタル加工の写真「マリーゴールド」は、小林さんのお気に入りの一つだった。中学生時代から知り合いで、同追悼展を企画した一人のアンクルさん=箕輪町=は「私も好きな写真で、彼の病室にも飾られていた」。「作品を通じて小林君の・ス心・スを見てほしい」と来場を呼び掛けている。
20日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。
小林さんが好きだったデジタル加工写真の「マリーゴールド」 -
猛暑に涼を求めて、宮田村でも連日35度以上に
猛暑で宮田村役場に設置してある温度計も連日35度以上を記録。村内では涼を求める光景が各所でみられた。
15日は最高気温が37・2度に。16日に続いて17日も午後3時半に36・2度まで上昇し、熱中症も気にかかる・ス酷暑・スが続いている。
町二区の仲なかふれあいセンターの駐車場には、7月末から簡易プールが設置してあるが、この厳しい暑さに親子づれに人気。
若い母親らは「家にいても暑いだけ。ここに来れば、みんなとふれあえるし」と、水遊びする我が子の姿に目を細めた。 -
成人式で宮田中吹奏楽部が演奏
宮田村の成人式は15日に宮田中学校で開いたが、アトラクションで新成人の後輩にあたる同校吹奏楽部の生徒たちが演奏を披露した。
校歌やサザンオールスターズの「TSUNAMI」など多彩な5曲。
映画「パイレーツオブカリビアン」のテーマ曲も盛り込んだが、勇ましく迫力ある演奏で新成人の・ス船出・スを祝った。
後輩の心温まるステージに、新成人は大きな拍手で応えていた。 -
榛原県道花の会が信州ふるさとの道ふれあい事業にかかる協定を締結
伊那市東春近の榛原県道花の会(伊藤忠朗代表、会員103人)と、伊那市、伊那建設事務所はこのほど、「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」にかかる協定を締結した。
アダプトシステムは道路環境の向上や住民同士の交流促進を目的とする制度。美化活動などにボランティアで取り組む団体に対して県が清掃用具や材料などを支給し、市町村が清掃活動などで生じたごみを処分することで団体の活動を支援する。
今回協定を結んだ榛原県道花の会は本年度発足したボランティア団体。96年から榛原バス停の前後約800メートルの花壇の維持管理や歩道の美化活動に努めてきた組織が母体となっているおり、99年には伊那市の花づくり大賞の最優秀賞を受賞している。
これで伊那建設事務所管内では13団体が同協定を締結していることになった。 -
長谷浦の「山の家」で東京の子どもたちが1週間泊まり込みで自然を学ぶ
伊那市長谷の浦にある「山の家」で16日から、東京少年少女センター(神代洋一会長)の中学生約15人が、1週間の泊まり込みでじかの自然に触れながらの体験学習に取り組んでいる。
東京少年少女センターは、東京に住む子どもたちの仲間づくりや異年齢間でのつながりづくりなどを促すための活動を展開しているNPOで、青空教室の開催、雪祭りなどさまざまなイベントを企画している。
中学生を対象とする「夏の学校」は、大学生や夏の学校の卒業生らが教師となり、自然をふんだんに取り入れた集団学習を行うもので、もともと浦の分校があったあと地を活用して毎年開催している。今年は「水」をテーマに、川遊びなどを行う予定で、期間中の食事は基本的に子どもたちが自炊して用意する。こうした取り組みを通じて、子どもたちは学ぶことの喜びを知り、本当の仲間を作って帰って行くという。
目的地に到着した中学生たちは、互いに自己紹介をしながら、これから始まる生活への期待を語っていた。 -
「いなっせ」で中高生が勉強の追い込み
夏休み終盤を迎えた中学・高校生らが、伊那市駅前ビルいなっせで、勉強の追い込みに入っている=写真。臨時の学習コーナーを含めて全約70席が連日いっぱいの状態で、生徒たちが熱心に励む。
下校後も利用できるように36席の学習室が常設されているものの、学校が夏休みに入ってからは満席が続き、5階の臨時コーナーも開放された。利用しているのは伊那中学校や伊那弥生ケ丘高校、伊那北高校などの地元の中高生が中心。空調の効いた環境の良さなどに人気があり、午前8時半の開場前から廊下に列をつくる。
「家にいると、ついテレビとか見ちゃうけど、ここなら大丈夫」「静かなので、はかどります」と生徒たち。休み明けのテストに向けて参考書や教科書を開き、根気良く問題に取り組む。 -
早乙女勝元講演会
第19回平和のための信州・戦争展が開かれている駒ケ根市の総合文化センターで最終日の16日、作家で東京大空襲・戦災資料センター初代館長の早乙女勝元さんの講演会「いのちと平和の尊さを」が開かれた。早乙女さんは「10万人が死んだといわれる東京大空襲の夜を生き延びたが、終戦を実感したのは、灯火管制がなくなって明るい電灯の下で家族で食卓を囲んだ時だ。平和って明るいんだ、と思った」と話した上で平和憲法について「今の日本にはえたいの知れぬ胸騒ぎを感じる。戦後62年で最大の分かれ道に差しかかっているが、道を誤らないために憲法改正を許してはならない」と強く訴えかけた=写真。
聴衆は真剣な表情で早乙女さんをじっと見詰め、時折深くうなずいたりしながら話に耳を傾けていた。 -
大人の一歩に母校で給食を、宮田村成人式は中学校で
宮田村の成人式は15日開き、・ス母校・スで人生の節目を祝おうと今年も宮田中学校を会場にした。昼食会は給食を再現。旧友や恩師と語らい、大人の一歩を踏み出した。
新成人114人のうち76人が出席。式典終了後にランチルームに集まり、全員で協力して配膳するなど、給食の時間を再現した。
村内で採れた野菜を使ったサラダなど、地元味覚ふんだんのメニュー。
人気の高かったソフト麺、牛乳に入れる粉末のミルメークも用意され、新成人は懐かしの味に舌鼓を打った。
中学校時代の写真もスライドで上映。会食しながら、思い出話にも花も咲かせた。
中学校での成人式は4年目で、式典で清水靖夫村長は「社会の一員として自覚を持ち力強く歩んで」と激励。
新成人代表の清水郁應さん=町二区=は「宮田の地で仲間とともに学んだことを思い出し、夢に向っていきたい」とあいさつした。 -
【記者室】新成人の態度
上伊那のいくつかの市町村で成人式があった。駒ケ根市の式を取材した折、新成人の態度はどうだろうかと意地悪い目でじっくりと観察してみたが、式典中、大声でしゃべる人も携帯電話を操作する人もなく、立派な態度だった。祝辞の途中に居眠りする人が数人いたのはご愛きょうだ▼数年前、全国のあちこちで新成人が会場で騒ぐなどのトラブルが起きて社会問題化したことがあったが、幸いにして最近はあまり聞かない。出席者が・ス大人・スになったのだろうか▼式本来の目的を忘れて同窓会と化しているのだからもうやめたら竏窒ネどの批判もあるが、成人の節目を意識するこれほどの機会はほかにない。内容にひと工夫欲しい気もするが、続けていく意義は十分ある。(白鳥文男)