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中川町から友好を訪問団
中川村と友好提携している北海道の中川町から15日夜、2泊3日の日程で、中川町友好交流団(石井一則団長、20人)が来村。翌16日は村職員の案内で村内施設を見学した。
朝、望岳荘を出発した一行は、かつらの丘マレットゴルフ場で、友好提携20周年を記念し01年に植樹した桜やシャラの木を見上げたり、歴史民俗資料館や中川文化センター、社会体育館など村の主要施設を視察した。
また、西原ぶどう園では、早生(わせ)系の「藤稔」「安芸スイート」を買い求め、梨園では二十世紀梨のもぎ取りを楽しんだ。
袋から出して、丸かじりした参加者は「みずみずしく甘い」と大喜び。北海道では梨は栽培されていないとあって、興味津々の様子で園内を観察していた。
駒ケ根市の養命酒製造駒ケ根工場、養命酒北組倉庫、米沢酒造なども見て回った。 -
箕輪町公民館「男の料理教室」開講
箕輪町公民館の05年度「男の料理教室」が21日、町保健センターで始まった。
料理することの楽しさを味わい、家族の一員としての幅を広げよう-と参加を呼びかけ、町内在住の12人が申し込んだ。12月まで月1回、計4回の講座。
第1回は、料理用語や道具の使い方を覚えることをテーマに、町の管理栄養士が大さじなどの計量、野菜の千切り、だしの取り方などを指導した。
メニューは親子丼、イカの野菜南蛮あえ、なめこと豆腐のみそ汁。初めての人でも作りやすく、分量も量りやすいメニューで、たくさん食べてほしい野菜の料理も取り入れた。
「妻が留守のときに」「妻に何かあったときに食事の支度ができるように」などの理由で参加した人も多く、料理初心者も。班ごとに協力して慎重に野菜を千切りにしたり、手順を確認しあったり、楽しく調理していた。 -
交通安全功労者表彰
秋の全国交通安全運動初日の21日、駒ケ根署と伊南交通安全協会は交通安全功労者に対する表彰を駒ケ根署で行った=写真。
交通安全功労団体表彰を受けた赤穂小学校は、交通量の多い市街地での立地条件の中で学校と保護者らが一体となって安全対策を行ってきたことや、児童らが手づくりの横断旗製作に協力したことなどが評価された。
表彰されたのは次の皆さん。
▽交通安全功労団体」=赤穂小学校▽交通栄誉章緑十字銅章=小林俊文(58)=駒ケ根市福岡、武藤美智子(51)=同中市割、小林美知子(50)=同市福岡=▽優良運転者=今井茂(50)=同市東伊那= -
上農「みどり塾」が学習会
上伊那農業高校が中心となって開く、環境問題、みどり、自然について、地域住民などが語り合う学習の場「みどり塾」の森林学習会が21日、伊那市手良の沢山国有林であった。植栽木の枝打ち作業などの森づくりを体験し、みどり豊かな伊那谷の自然・森林について知識などを深めた。
南信森林管理署が協力し場所を提供。国有林内の植物観察などもあり、伊那市、箕輪町などから6人が参加した。初めての試み。
午前中は、植栽木の生長を阻害する灌木(かんぼく)などを除く除伐、丸太の品質を高め付加価値を増加させるための枝打ちなどをした。枝打ちした木は樹齢12年で、高さ4メートルほどの約600本のヒノキ。根元から背丈までの枝を切除していくと、林の中にみるみる日の光が差し込み始めた。参加者らは目に見える成果を喜びながら汗を流した。
植栽木の中には鹿に皮を食べられ腐った木や、フジヅルなどによって真っ直ぐ生長できない木などもあり「木のドラマを見ているよう」と感慨深げな人もいた。
箕輪町三日町の小森幸恵さん(64)は「森林浴も兼ねて素晴らしい体験になった。作業は子供を育てるようで、何年後かに手入れした木を見にきたいですね」と話した。 -
新卒予定者対象に「ふるさと就職面接会」
伊那公共職業安定所(山田末男所長)などが主催する06年3月新規大学・短大・専修学校等卒業予定者を対象にした「ふるさと就職面接会」が22日、伊那市西町の「プリエ・キャスレード」であった。
今年度2回目の面接会に、前年度同期と比べて12人多い、大学生50人(男子・32人、女子・18人)、短大生19人(2人、17人)、専修学校生などが25人(16人、9人)の計94人(50人、44人)が参加。上伊那の建設、製造など40企業(前年度同期比2企業増)の人事担当者から直接採用情報を得た=写真。
山田所長によると、今年度は大学生の求人数は前年と比べると59・9%増加し、全体でみても29・6%増えている。職種別では、専門・技術、サービス系の順に多く、事務系は少なく厳しいという。 -
南箕輪老人ホームで敬老祝賀会
南箕輪村にある特別養護老人ホーム、養護老人ホームの南箕輪老人ホームで22日、敬老祝賀会があった。両施設とも式典のほか演芸や特別メニューの会食で利用者の長寿を祝った。
特別養護老人ホームの利用者は54人、ショートステイ10人前後。80歳を迎える人は5人、88歳以上は12人で最高齢は96歳。
鶴と亀を飾った会場で、唐木一直南箕輪村長が、80歳と88歳以上の利用者一人ひとりに祝い金を贈った。
上伊那福祉協会の平沢豊満会長は、「千年も万年も長生きしてもらおうと開いた敬老祝賀会。これからもお元気で、長生きしてください」と祝辞。利用者代表が「今日は本当にありがとうございました」とお礼のあいさつをした。
式典には、職員ふんする高砂島からお祝いに駆け付けたじいさん、ばあさんも登場し、利用者を楽しませた。
養護老人ホームの利用者は69人。最高齢は99歳。75歳2人、80歳2人、88歳以上10人に村が祝い金を贈った。 -
箕輪町防犯協会が青色防犯パトロール実施へ
箕輪町防犯協会(平沢豊満会長)は、伊那警察署管内で初めて、町の公用車に青色回転灯を着けて町内を巡回する青色防犯パトロールを始める。28日、役場駐車場で出発式をし、安心・安全のまちづくりのため、週1回程度のパトロールに取り組む。
青色防犯パトロールは、犯罪発生を抑止し住民の不安を解消するため、警察だけでなく地域の自主防犯活動の活性化が重要となることから、犯罪に強い安全で安心な地域づくりに取り組む地域やボランティア団体を警察が支援。青色回転灯を活用して巡回することで、一層の抑止効果をねらう。上伊那では辰野町が実施している。
町内は、自動販売機狙いや子どもを狙った事件などが増加。このため町防犯協会は、従来の防犯パトロールだけでなく、青色回転灯を着けた、より効果的なパトロールで防犯に努めたい-と申請。県警、地方運輸局の認定を受けた。登録車両12台。パトロール実施者12人。
パトロールは、下校時間などに通学路を重点的に町内全域を回る。必ず2人以上が乗車し、内1人は講習を受けた実施者証所持者。車両には、「防犯パトロール中」のステッカーと共に、青色回転灯装備車の標章を外から見える位置に着ける。不審者(車)を発見した場合は警察に通報する。
伊那署生活安全課長による実施者の講習会は21日、終了した。 -
どうぞのいす大芝高原で森林散策
地元の木を学ぼう窶狽ニ21日、伊那市の福祉事業所どうぞのいすが主催する「里山の森ミニハイキング」があり、スタッフや一般参加者約10人が、南箕輪村大芝高原の「みんなの森」で森林散策をした。
これまでもスタッフは、同事業所が地域材を使った摘み木を製造・販売していることから「自分たちの使う木はどんなものなのか」と、地域に自生する木を学ぶ勉強会を開いている。散策もその一環。一般にも参加を募ったところ、伊那市や南箕輪村の希望者が集まった。
散策した森林は、アカマツを中心に、木が本来持つ生命力を生かした整備をして、さまざまな木が残されている。
森林整備にボランティアで取り組む西村智幸さんの案内で、実際木に触れたりしながら名前の由来や特性を学んだ。
参加者は「普段なじみのある木でも、立ち木だと分からない」などと話しながら、散策を楽しんでいた。 -
手作りセミナーで巻きずしに挑戦
伊那市東春近の車屋分館(春日多喜男分館長)は23日、地元の集会所で手作りセミナーを開いた。区民約20人が集まり、細巻きや軍艦巻き、細工巻きに挑戦した。
分館事業の一つとして「食」にこだわったセミナーを企画。今回は「巻きずし」を取り上げ、市内荒井区の寿司・割ぽう「アカハネ」赤羽孝一代表、板前の矢島均さんを講師に迎えた。
役員が炊いた米5升分を用意し、参加者はすし飯や巻き方などを教わった。
男性の中には、飯の量が多すぎたせいか、巻く際にのりからはみ出てしまう人も。「細巻きは、卵2個分の飯をのりの上に置く。真ん中は薄めに」とアドバイスを受け、次第にこつを覚えた。「これならプロになれるか」と冗談を交え、楽しみながらかんぴょうやキュウリ、卵などを巻いた。
試食後、食べきれなかった巻きずしは自宅へ持ち帰った。 -
湖で水難レスキューに挑戦
総合学習で手作りカヌーによる水辺の自然を学ぶ伊那市の伊那小学校5年智組(北澤夏樹教諭、33人)が22日、長谷村の中央構造線公園近くの美和湖で水難レスキューに挑んだ。
安全に対する意識を高め、突発事故の際に冷静に対応できる力を身につける。小学校のプールを利用して訓練を積んでいるが、実際の湖では初めて。
訓練は2艇一組になり、沈没したカヌーをもう1艇が引き上げ、排水してカヌーを復元。沈没して湖面に投げ出された船員らが復元されたカヌーに乗り込む「クロスレスキュー」に挑戦。「足がつくプールと、水深のある湖では全く違う状況」(北澤教諭)に戸惑う児童たちもいたが、カヌービルダーの蓑口健二さんの指導で、迅速に対応した。
五十嵐理人君(10)は「実際の湖では難しくて大変。実際に事故が起こったときには、パニックにならないよう訓練を積み重ねたい」と話した。
智組は4年時からダンボール製と木製のカヌーづくりに挑戦し、美和湖を中心に伊那谷の川や湖沼でカヌーを利用した自然学習に取り組む。今年度は美和湖の地形や地質、植物などを観察調査。6月には国土交通省天竜川ダム統合管理事務所から「美和湖探検隊」に任命されている。 -
生活する知恵一般にも伝授
生活の知恵を習得してもらおうと、社団法人青少年交友協会(東京都、森田勇造理事長)主催の「生活体験活動指導者養成講座窶柏カ活する知恵を学ぶ窶煤vが7泊8日の日程で、高遠町の信州高遠少年自然の家を拠点に開かれている。
自炊を中心とする長期の共同宿泊生活体験を通じて、社会性を理論的・実践的に学び人間力を高める。協会は文部科学省の認可団体で、科学文明社会に対応する少年教育に必要な野外文化教育の啓発・実践を全国的に続けている。同趣旨の教員を対象とした講座を10年間開いてきたが、一般向けは今回が初めて。
千葉、埼玉、愛知などから大学生を中心に約10人が参加。期間中は、かまどや竹のはし、火吹き竹づくりに挑戦し、「野外生活用の道具」で自炊生活を送り、日常的なひもの結び方や自然探索、農作物の収穫のプログラムを体験。植物探索で、採集した野草は天ぷらにして味わった。
また、応急手当と救急法の講習会もあり、高遠消防署職員の指導で、心臓がけいれんした場合などに電気ショックを与え心臓を正常な状態に戻す「AED」(自動体外式徐細動器)の使用方法や人工呼吸、止血法などを学んだ。
全日程受講者には、野外文化活動指導員の資格認定証を授与する。 -
孫の姿笑顔で参観
「敬老の日」に合わせて長谷村の長谷中学校は20日、村内のお年寄りに学校を開放した。県のコモンズ支援金を活用した「特色ある学校づくり事業」の一環として初めての試み。生徒の祖父母を中心に30人余が訪れ、授業を参観したり、生徒と一緒に給食を囲んで歓談した。
生徒とお年寄りがふれあうことで、生徒が知恵などを学び、心豊かな人間に育ってほしい、お年寄りにはふれあう楽しさや喜びを味わってもらう狙い。
給食は「県産100%食材の日」にちなんだメニュー。村内で採れたインゲン、伊那市西箕輪のダチョウや美篶の卵を使用した「ダチョウのそぼろ丼」、村内のキャベツを漬けた「天菜漬け和え」などを味わいながら、学校での取り組みや生徒の夢などの話をした。
お年寄りは給食後に授業を参観したり、生徒とゲームして交流を深めた。1年生に孫がいる、伊藤杉子さん(70)=非持=は「生徒の日ごろの姿を見られるとあって、喜んでこさせてもらいました。生徒とふれあうことはあまりないし、みんな孫のようにかわいいね。授業内容もわかり、とてもいい機会で、今後も続けてほしいです」と話していた。 -
中沢中割区敬老会
駒ケ根市中沢の中割区分館(竹村典明分館長)は18日、05年度敬老会を中沢公民館で開いた。招待者(73歳以上)136人のうち51人が出席し、長寿の祝福を受けた。
神楽保存会の神楽で幕を開けた演芸会ではステージ上で子どもたちのダンスや歌などが次々に披露され、お年寄りらは手拍子をしたり一緒に歌ったりしながら和やかなひとときを楽しんでいた。
中原正純市長は「寝たきりや認知症にはならないという強い気持ちで、生きがいをもって頑張ってください」と祝辞を述べた。 -
「がん」公開講座
駒ケ根市の昭和伊南総合病院は17日、がんに関する市民公開講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約100人が集まり、同病院の外科科長林賢さんによる「がん治療における地域病院の役割」、元県警警備部長和田憲二さんによる「健康と安全」と題した講演を聞いた。
林さんは「長野県の人は病院へあまり行かない。統計によると外来数も入院数も全国で下位だ」とした上で「がんの初期には症状がない。早く発見するために検診や人間ドックを積極的に受けることが重要だ。早期発見によりかなりの人が助かる」と述べ、受診を呼び掛けた=写真。 -
梅戸神社例祭にぎやかに
五穀豊じょうを祈る飯島町の梅戸神社の秋祭りが17日宵祭り、18日本祭りでにぎやかに行われた。
飯島町飯島の9耕地から子ども、大人合わせて500人余がJR飯島駅前に集合。
高張提灯を先頭に、丸提灯を付けたササを持った子どもたちが続き、広小路を「ピッピ」「ワッショイ、ワッショイ」と練り歩き、提灯が点る参道に。耕地ごと拝殿に向かって、鈴を鳴らし参拝、万歳三唱し、子どもたちはおやつをもらって解散した。
この後、神殿では厳かに巫女による「浦安の舞」の奉納。勇壮なしし舞と続いた。
また、飯島運動場では花火大会、次々と打ち上げられる大小の花火が夜空を彩った。
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金色の巨大花、地涌金蓮花咲く
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地涌金蓮花(ちゆうきんれんか)が咲き、話題となっている。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約50センチ、高さ20センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。
2000年の淡路花博でデビューし、国内では開花例は極めて少ない。
大口さんは「ゴージャスな名前、荘厳な花容」にひかれて、01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。0度で枯死するため、冬は家の中で保護し、2年目、3年目と株は大きくなったが、一向に咲く気配もなく、4年目の今年8月にプロペラのような葉が出て、中心部が金色を帯び、9月2日開花した。花は寿命は驚異的に長く300日とか。
大口さんは「オープンガーデンにしてあるので、自由に見に来て」と話している。 -
宮田村の旧不燃廃棄物埋立地の廃棄物撤去費用7500万円に
宮田村が河川改修のため国に売却した太田切川沿いの旧不燃廃棄物埋立地の埋立ゴミの撤去処理費が、7500万円余りにのぼっていたことが21日分かった。処理費は全額村の負担。処理場の土地の売却収入は約6700万円で、差し引くと800万円ほどの赤字となる計算だ。厳しい村財政のなか、思いがけぬ多額の出費となった。
国が護岸工事するため掘り起こした結果、廃棄物が混入した残土が3100立方メートルに及んだほか、タイヤ675本、金属くず15トン、コンクリート73立方メートル、アスファルト3・9トン、木くず64立方メートルに達した。
埋立地は1984年まで使用。20年が経過して当時の資料が残っておらず、着工するまで埋立量は分からなかった。
村は21日の村議会産業建設委員会に処理状況を説明。未着工部分についても廃棄物があり、村の負担がさらに増大する可能性があることも示したが、議員たちは「これ以上出ないことを祈るしかない」ともらした。
28日の議会最終日に補正予算案を提出し、契約の議決も行なう。 -
浄水場施設屋根にアスベスト使用か?「水に影響はなし」
宮田村新田区の上の宮浄水場の施設建物の屋根に、アスベスト(石綿)が使われている可能性があることが分かった。
21日の村議会産業建設委員会で報告。調査中だが、水はタンクや配管内にあり、村は「直接ふれることはなく、上水道に影響を及ぼすことは考えられない」としている。
村内ではアスベストを含む可能性があるロックウールが、宮田小学校の階段や一部の教室に露出する形で見つかったほか、文化会館、町2区の公務員住宅にも天井裏などに吹き付けてあることが分かっている。いずれも含有や飛散を調べている。 -
来年2月に「愛と死をみつめて」TV放送
伊那市東春近出身のジャーナリスト河野實さんがこのほど、来伊した。12月に「愛と死をみつめて窶・5年目の真実」を出版することなどを語った。
「愛と死窶煤vは河野さんと、軟骨肉腫と闘いながら21歳の若さで亡くなった大島みち子さんが交わした手紙をまとめた実録。「窶柏^実」には「愛と死窶煤v、大島さん著「若きいのちの日記」に描かれていない、2人が会った56日間の会話を中心にまとめた。河野さんが6月から3カ月間かけ、手紙などを読み返すことなく、記憶だけで書き上げたという。
河野さんは「ミコさんは命を削る、マコは命を燃やした。純愛ブームといわれるが、そんなに軽いものではない。お金に苦労し、ぎりぎりの中で辛さを背負って生きた」と話す。
昨年12月、1963年の発刊から約40年ぶりに復刊され、テレビ化が決定。当初、今秋の放送を予定していたが「窶柏^実」の出版で来年2月下旬にずれ込んだ。キャストはみち子役に石原さとみ、實役に草・ス剛が候補に上がっている。10月中旬に記者発表の予定。
伊那市にあるJR伊那市駅前の河野實ファンクラブの店「ラーメン太陽」(安田一悟店主)では早速、「TV朝日系でドラマ化決定 5夜連続 来春2月」と黄色い文字で記した看板を設置。テレビ化をPRし「愛と死窶煤vをサポートする。
「愛と死窶煤vは漫画化、韓国でのドラマ化も決まっている。 -
情報誌100号縮刷版発行で祝賀会
伊那市手良の中坪区・中坪の歩み研究委員会(山岸久男委員長)はこのほど、月刊「中坪の歩み」の100号縮刷版発行の祝賀会を、中坪公民館で開いた。手良公民館長、委員9人ら約40人が出席。「200号の達成、地域の発展を目指して今後も頑張りたい」と乾杯した。
山岸委員長は「『ふるさとを見直そう』『地域の歴史を伝えよう』と、研究委員会を発足。古きを尋ね歩き、今思えば地道な活動の中で大変だった。中坪の歩みが区民をつなぐ大きな媒体となって、これからも発足の理念を忘れずありふれた情報新聞にならぬように努めると共に、肩ひじはらず『中坪くさい、手良の風』のつまったものにしていきたい。重みのある『宴の莚(むしろ)』で共々祝い喜び合うことができて嬉しい」とあいさつした。
「中坪の歩み」は区内の情報誌で、96年7月に発刊。9常会から1人ずつ選出する委員が取材・編集し、地域の言い伝え、区の動き、お年寄り(80歳以上)の半生を聞く「歩いてきた道の思い出」などをB4判の片面刷りにまとめ、月1回発行している。
縮刷版は230部制作し、全戸に無料配布。希望者に販売していたが完売した。 -
秋の全国交通安全運動が始まる
「あぶないよ 昔とちがう からだと道路」をスローガンに掲げた秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、夕暮れ時の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、重大事故につながる飲酒運転の撲滅窶狽^動の重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日早朝、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約120人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線(通称・ナイスロード)で、啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」と呼びかけ、啓発運動を展開した。
市、伊那安協、地方事務所の3台の広報車も伊那署管内をそれぞれ回り、交通安全運動を呼びかけた。
伊那署管内での交通事故発生数(20日現在)は、448件で昨年同期と比べて4件増。南信地区の6つの警察署で発生件数が減っているなか、唯一増えている。
発生状況は、高齢者が関わる事故が前年同期比24件増の125件で最も増加数が多く、女性が第1当事者の事故が昨年同期比22件減の149件で最も少ない。 -
米寿迎える10人に祝い金を贈る
「敬老の日」に合わせて長谷村で21日、高齢者訪問をした。中山晶計助役が村内の米寿を迎える10人宅を訪ね、長寿を祝った。
「マツタケ採りの名人」として知られる、非持の中山千里さん宅では、近年のマツタケの収穫状況などの会話をし、中山助役は「これからも健康で長生きを」と声をかけ、祝い金を手渡した。
中山さんの趣味は、ほかにも釣りなど多彩で、最近は車の運転が楽しみという。「何でも食べて、体を動かすことで長生きできている。成人祝いなら喜ぶけど、もうこんな歳になっちゃって」と笑顔をみせた。
村によると、9月1日現在で村内の65歳以上は、男性332人、女性502人の計834人。最高齢者は103歳の非持の女性。 -
南大東島の青パパイア
台風被害甚大8月の伊那まつりにあわせて伊那市を訪問した沖縄県南大東島の青パパイア生産組合の平安山正治さんから、このほど、台風14号で根こそぎなぎ倒された青パパイアの写真が寄せられた。
同島は最大風速55・1メートルの暴風圏に34時間閉じ込められ、サトウキビや青パパイアなどに推定で1億円近くの被害が出たという。
平安山さんは「島民は台風に慣れているが、今度ばかりは大きくて驚いた。青パパイアのダメージは大きいが、島民は、大歓迎してくれた伊那の人のことを思い出し、期待くれている人がいるのだから、頑張って良い物を作ろうと話している」と語った。 -
秋の全国交通安全運動
南箕輪村は人波作戦や交通安全パレードなど実施21日から、秋の全国交通安全運動が始まる。南箕輪村は交通安全人波作戦や恒例の大型バイクによる交通安全パレードなどで村民の交通安全意識の高揚を図る。
30日までの運動期間中、村は22日午前7時から、春日街道で交通安全人波作戦を実施するほか、広報車の巡回広報や懸垂幕での啓蒙、立て看板の設置などによる広報活動、シートベルト着用率調査をする。
区や村交通安全協会支部は、22日に交通指導所を開設、25日は大型バイクによる交通安全パレード、道路や交差点で通行の支障となる樹木の枝切り、交通安全施設の点検・整備、街頭指導、保育園チャイルドシート着用率調査などをする。
小・中学校は交通安全指導、保育園は交通安全教室。帰宅後の交通事故防止のため家庭との連携も強化する。事業所では、シートベルト着用の推進で一斉点検日を設けるほか、職場ぐるみで交通安全意識を高める。 -
地球温暖化防止講演会
駒ケ根市の赤穂・中沢・東伊那の3公民館は17日、地球温暖化防止をテーマにしたふるさと講座3回シリーズの第1回として講演会「省エネルギーのすすめ窶博рスちにもできる地球温暖化対策」を赤穂公民館で開いた。約40人が参加し「我慢をしないで工夫をする」省エネの方法について学んだ。
講師はエネルギーの有効利用を専門に研究している信州大工学部助教授の石川正昭さん。石川さんは温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出を抑制する最大の重点項目として(1)昼間の電力(2)自家用車窶狽唐ー「やみくもに我慢をする必要はなく、必要なエネルギーは使ってもよい。ただし無駄使いはいけない。上手に節約して子どもたちのためにきれいな地球を残そう」と呼び掛けた=写真。
第2回講座は10月8日に、第3回は11月5日にいずれも赤穂公民館で開かれる。 -
「日影水墨画会」と「仙墨会」合同作品展
日本墨絵会副会長の中山玉駒さん(75)=駒ヶ根市中沢=が講師を務める、伊那市内の2教室「日影水墨画会」と「仙墨会」の水墨画の合同作品展は25日まで、伊那市荒井区錦町の市立図書館広域情報コーナーで開いている=写真。入場無料。
図書館で4回目となる日影水墨画会の展示会に、仙墨会が初めて参加。墨の濃淡だけで描かれた作品は風情豊かで、見所の多い展示会となっている。
作品は、両教室の生徒計16人の1年間の成果と、講師の作品2点、合計29点を出品。6号から20号サイズの額装を中心に、ボタン、バラ、カトレア、リンドウなどの花や鳥、風景、人物などを描いている。
中山さんは「この日のために、生徒たちが頑張って描き上げた1年の成果を見て下さい」と来場を呼びかけている。
月曜日は休館日。午前10時から午後7時(最終日は午後3時)まで。 -
荒廃農地復活の試み評価
昨年、荒廃農地をよみがえらせる試みを始めた高遠町藤沢荒町のボランティアグループ「あすなろ会」(秋山靖樹会長、23人)が、県農業会議と県農業経営基盤強化推進委員会から農地復活の功績がたたえられ、「県農業協同組合中央会会長賞」を受賞した。20日、町役場で伝達式があった。
あすなろ会は、「牛で農地をよみがえらそう!実証事業」を活用して、原野化した農地に、牛の放牧に必要な電気牧柵や追い込み柵を設置。農業従業者の老齢化などに伴う復活策として、畜産農家から借り受けた牛を放牧して雑草を食い尽くしてもらい、農地をよみがえらせ、現在も遊休農地の維持管理に努めている。
さらに、今年は昨年復活した遊休農地約80アールにそばを栽培し、10月に収穫する予定で、地元住民を交えてそば打ちをし、新そばをふるまう計画をたてている。
伊東義人町長は「これからも良い農地を復活してもらい、新しい特産品を産出をしていってもらいたい」と激励した。
秋山さんは「表彰してもらいありがたい。昨年の経験を生かして、これからも農地の復活に力を入れていきたい」と喜んだ。 -
彼岸花咲く
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秋彼岸が来て、中川村田島の坊ケ沢川の土手に真紅の彼岸花(まんじゅしゃげ)が咲き始めた。数10本が群生し、辺りを燃え立たせている=写真。
秋彼岸ころ、突然花茎が伸び、花が咲き、彼岸が過ぎるとかき消すようになくなる。スイセンやアマリリスの仲間。 -
ビオトープでメダカ捕り
宮田村の「自然を呼び戻す会」(加藤一彦会長、45人)は18日、子どもたちに自然に親しんでもらおうと同村南割のビオトープでメダカやフナを捕る会を開いた。
晴天に恵まれたビオトープには網やバケツを手にした親子連れらが次々と訪れた。子どもたちは最初はこわごわ泥に足を踏み入れていたが、しばらくすると慣れたのか水の中を自由に歩き回り、メダカやフナやドジョウなどを捕まえては「捕れた」と歓声を上げるなど、ありのままの自然を満喫していた=写真。
約1ヘクタールのビオトープは、生き物が住む自然環境を次世代に伝えようと会員らが約7年前に整備を始めた。
◎ビオトープとは
ビオトープ ドイツ語で「生き物の住む場所」。生物が自力で生きていくことのできる自然環境を備えた森林や湖、沼などの場所を指す。 -
宮田村プラムの里敬老会で、上伊那2番目長寿の平澤さんらを祝福
宮田村新田区の介護老人保健施設・プラムの里は19日、敬老会を開いた。上伊那2番目の最高齢で107歳の平澤由子さん=町3区=をはじめ、100歳以上の長寿、米寿、喜寿の入所利用者16人に記念品を贈った。
普段は静かな時間を過ごすことが多い平澤さんだが、時には施設職員と一緒に歌を口ずさむことも。
この日は清水靖夫村長から記念品が渡され、会場に集まった利用者や来賓約200人の祝福を受けた。
105歳の酒井けいさん、102歳の森はま江さんも元気に出席。米寿の10人、喜寿の3人とともに、施設を運営するしなのさわやか福祉会の鷹野準理事長から記念品を受け取った。
代表して米寿の内藤かね子さんが「私たちは軍国で厳しい時代を過ごしてきたが、今こうして皆さんのお世話になりながら暮らせるのは幸せ。感謝の毎日です、本当にありがとう」とあいさつ。
駒ケ根市の詩吟グループ「青藍之会」が歌や演舞を披露するなど、訪れた地域の人たちも一緒になって、利用者全員の長寿と健康を願った。