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2学期終業式
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は27日、2学期の終業式を行い、82日と最も長く、忙しかった学期を締めくくり、12日間の楽しい冬休みに入った。
式では6年生がスライドを使って、七久保の歴史について、班ごとに発表。「七久保には馬頭観音が316基あり、特に上通りは百基もある」「道祖神は町内に72基あり、そのうち、七久保には23基もある」など石仏のほか、神社についても建立した時代、総代数など、実際に現場に出向き、調べたことを披露した。
細川校長は澄んだ声で「たきび」を歌い上げ「命にかかわる事故や事件に巻き込まれることがなかったことが1番良かった。自分で自分を励ましながら、一生懸命頑張った2学期」と振り返り「冬休みは家の人と楽しく過ごし、3学期には元気で登校して来て」と呼び掛けた。 -
石像モニュメント除幕
飯島町の飯島中学校統合50周年記念事業実行委員会(織田信行実行委員長)は27日、記念事業の一環として、生徒玄関前に設置したベンチ形式石像モニュメントを除幕した。
幅50センチ、長さ3メートル20センチ、高さ40センチ、中田切産の御影石。竹沢校長の揮毫で「おはよう こんにちわ さようなら 飯島中学校統合50周年記念」と刻まれた。石材は記念事業部長の小林幸平さんが寄贈した。
実行委員や新生徒会役員ら10人余が見守る中、松村知明生徒会長ら生徒会三役が除幕した。
織田実行委員長は「座って楽しみ、考え、友と仲良くするいす。皆さんの成長に役立てて」と述べ、竹沢校長は「『石の上にも3年』ということわざがあるが、中学の3年間は腰を据えて学び、石の表面のように、自分自身を磨いてほしい」と期待した。 -
エコーシティ駒ケ岳の下島さんが手がけたドキュメンタリー番組「大原9年目の挑戦」が全国最優秀賞
宮田村大原区の住民が村民運動会最下位脱出にむけて奮闘する姿を描いたエコーシティ駒ケ岳のドキュメンタリー番組が、全国有線テレビ協議会主催の「農村MPIS施設自主放送番組コンクール」で最優秀賞に選ばれた。制作したのは入社7年目の下島美那子さん(29)。撮影、原稿、ナレーション、編集と全てをこなしたが「大原の皆さんの楽しみながら一生懸命がんばる姿は最高の雰囲気。心に残る作品になった」と受賞を喜んでいる。
伊南4市町村をケーブルテレビでネットするエコーシティで、下島さんは番組製作の放送課に所属し昨年から主に宮田村を担当。
かつて村民運動会で優勝の経験もある大原区が、住民あげて復活を果たそうと取り組んでいることを知り、焦点を当てて練習の時から取材を続けた。
「大原9年目の挑戦」と題した番組には、満面の笑顔で練習に取り組む住民の表情が。運動会当日の一丸となる姿も余すことなく収めた。
大原区が上位も伺える位置にいた運動会だが、最後にドラマも。トップに踊り出す勢いだったラストの団体長リレー。ゴール目前で転倒した。
「まさかと思いましたね」と下島さん。自分のことのように動揺したが、カメラを回し続け、最後までゴールをあきらめない選手の姿を追った。
コンクールには全国の地方ケーブルテレビ局から43作品が出品。下島さんにとって初のコンテスト入賞となったが「今持てる全ての力をだせた」と話す。
この番組は同局コミュニティチャンネルで28日午後10時20分、29日午後5時20分に放送する。 -
年忘れそば打ち
宮田村大田切区の住民有志でつくる「大田切ソバ打ちの会」(小澤重喜会長)は23日、年忘れそば打ち大会を区集落センターで開いた。発足から3年を迎え、そばを通じて交流を深めているが、年の瀬もみんなで楽しもうと初めて企画した。
新そばの季節にそば打ちをする機会が多い同会。何かと忙しい年末の骨休めになればと、にぎやかに手で打った。
新しいメンバーも加わり、約20人がワイワイと。酒も酌み交わしながら、打ちたてのそばに舌鼓を打った。
小澤会長やメンバーの佐野栄一さんらは「こうやってみんなで集まれるのが楽しいねぇ」と、会員の団らんする姿に目を細めた。 -
5年3組が餅つき、しめ縄
宮田村宮田小学校5年3組は25日、餅つきとしめ縄を体験。子どもたちの強い要望で行ったもので、昔ながらの正月準備を肌で感じた。
育てたもち米で11月に、五年生全体で杵と臼を使って餅つきした同学級。その経験を通じて切り餅をつくってみたいと、この日再度挑戦した。
「頑張って」と友人の声援を受けながら、ペッタン、ペッタン。軽快にリズムを刻んでつく児童の姿もあり「上手」と歓声もあがった。
しめ縄は地区の行事で習った子どもも多く、それを復習しながら取り組み、自分たちの力で作り上げていた。 -
駒ケ根市教委教育基金講演会
駒ケ根市教育委員会は25日、市内の小学5年生と中学2年生を対象にした教育基金講演会を同市文化会館で開いた。児童、生徒のほか学校関係者や一般など約800人が集まり、元NHK放送文化研究所専門委員でNPO「子どもとメディア」代表理事の清川輝基さんによる「・スメディア漬け・ス縲怎Lミは大丈夫?縲怐vと題した講演を聞いた。
清川さんはテレビやビデオ、パソコン、テレビゲームなどに向き合う時間が世界一長い日本の子どもたちの現状について「人間らしい心の働きや思考能力をつかさどる脳の前頭前野に深刻な悪影響があるほか、筋力や視力の衰えが現れるなど、危機的な状況だ」と説明=写真。その上で「子どもにとって一番大切なのは外遊びなどを通じて自然と触れ合い、いろいろな体験をすること。大げさではなく、日本の未来は今のメディア漬けからどう抜け出すかにかかっている」と強く警鐘を鳴らした。 -
2学期終業式
中川村の中川西小学校(気賀沢厚典校長)は26日、2学期の終業式を行い、最も長く、忙しかった学期を締めくくり、13日間の楽しい冬休みに入った。
式では1年生が「お日様まぶしい日曜日、ホースで水まく水曜日、木から落ちて木曜日」など自作の詩「ようびうた」を朗読し、学級で飼育しているヤギのナナちゃんについて、食べ物や散歩コースなどを発表し、最後に「千の風になって」を歌い、2学期の成長ぶりを示した。
5年生はそれぞれのレベルに合わせた段数で、跳び箱「台上前転」を披露した。
気賀沢校長は「どの学年もすばらしく充実した」と2学期を振り返り「元旦には1年の計を立て、昔から伝わる伝統行事を大切に、お正月を楽しんで」と呼び掛けた。 -
初詣では新装なった津島神社へ
氏子や企業など地域の寄付による・ス平成の大改修・スで社殿屋根や参道などが新装された宮田村津島神社で初めて、大晦日から元旦にかけての二年参りや初詣での参拝者にお神酒や甘酒が振る舞われる。氏子総代らでつくる改修委員会(保科充会長)が感謝の意味を込めて企画したもので、「ぜひ多くの人に足を運んでもらえたら」と話している。
12月31日午後11時40分から年を越して1日午前0時半までと、元旦の朝は午前8時から同10時まで振る舞う。
同神社では年越しから元旦三が日に個人的な参拝者も多いが、このようにお神酒や甘酒を振る舞うのは初めてという。
「改修には地元の皆さんに大変お世話になった。お礼の意味も込めてお迎えしたい」と委員の長矢好幸さんは話す。
73年ぶりの改修となった同神社。11月までに老朽化した社殿屋根の葺き替え、社標の新設などを終え、参道の改修(一部新設)整備も進めてきた。
大提灯、拝殿幕、屋台幕の整備、石段の修理を残すが、委員会は大事業の成功も祝い、地域とともに年始を迎えようと当日に向けて準備を進めている。 -
伊那東部中学校が伊那公園の桜を観察
伊那市の伊那東部中学校1年1組の生徒38人が21日、伊那公園を訪れ、今年最後の桜の木の管理・観察を行った。
同クラスでは今年6月から総合学習の一環として桜守の稲辺謙次郎さんに教えられながら、毎月1回伊那公園の桜の管理に携わってきた。児童公園内の桜に一人一本担当を決めて、「観察中」の文字や伊那東部中学校、番号などが書かれた札をひもで縛って止めている。今回は、その札を縛り直すとともに、木をスケッチしたり、高さを測ってみたり、さまざまな方法で観察した。
「今回はもっとも変化の見える一本があります」と稲辺さん。興味津々でついてくる生徒たちを一本の桜の元へ案内した。その木が小さな白い花を咲かせているのを見て、生徒たちは驚いた。冬にも花をつける十月桜との説明を受けて珍しそうに花を見ていた。
生徒たちから慕われているさん。「大きい木はこの時期には咲かないんですか」「寒暖の差のない地域だと花は咲かないんですか」など、生徒たちから次々と質問を受けていた。 -
小学生が手作り門松販売
総合的な学習の時間で取り組んでいるアフリカン・ドラムの太鼓の皮などの補修費用に充てようと駒ケ根市の赤穂小学校6年2組(吉田大輔教諭、32人)は25日、手作りの門松を一般市民に販売した。児童らは門松をリヤカーに乗せたり手に持ったりして元気に学校を出発。太鼓などの鳴り物を交え「安いですよ」、「買ってください」などと大きな声を張り上げながら国道沿いの歩道を練り歩いた。沿道の商店や通りかかった人などが次々に集まってリヤカーをのぞき込み「どれにしようか」と品定めをして2つ、4つと買い求めていた=写真。
門松は高さ約37センチの「大」が800円、約25センチの「小」が500円。高野普校長が作り方を指導し、一人が4、5個ずつ、計約150個作った。教職員や保護者などの予約も多かったため、この日販売したのは約50個とあってたちまち完売となった。高さ約1・5メートルの特製の門松も別に数組作り、数日前に市内の医院や事業所などに販売した。
同クラスは昨年からアフリカン・ドラムに取り組んでいて、年末の門松販売も2年目。 -
箕輪北小5,6年生が地元のお年よりからしめ縄づくりを習う
自分たちで作ったしめ縄で新年を迎えよう竏窒ニ、箕輪町の箕輪北小学校5、6年生の児童約100人が25日、地元の長寿クラブのお年よりらからしめ縄づくりを教わった=写真。
地域に伝わる伝統のしめ縄づくりを体験することなどを目的として毎年この時期に行っているもので、箕輪北小の学区となる沢、大出、八乙女の長寿クラブが協力。今年は長寿クラブから33人のお年よりが小学校を訪れた。
始めに、大出長寿クラブの藤田隆美さん(78)が、どうしてしめ縄を飾るのかなどを説明。その後、一人のお年よりを5、6人の児童が囲む形で、しめ縄づくりを開始。お年よりらにわらをなうコツなどを教わりながら、〆の子を整え、自分だけのしめ縄を作り上げていた。
6年生の福沢妃奈乃さん(11)は「去年よりも上手にできた。巻くところが難しいけど楽しい」と話していた。 -
宮田小児童が各種大会、コンクールで活躍
宮田村宮田小学校の児童が文化やスポーツで活躍し24日、その健闘をたたえて清水閣成校長が表彰状や楯、メダルなどを一人ひとりに伝達した。
小海町長杯スピードスケート男子500メートル小学校2年の部で田中大雅君が優勝。
3年の町田笑子さんは朝日新聞やスポーツ用具のトンボが主催する「トンボの絵画コンクール」で銅賞に輝いた。
上伊那歯科医師会主催の「歯の衛生絵画コンクール」で、6年の若林和輝君が最優秀賞、3年の唐澤諒太君が優秀賞。6年の工藤このみさんと3年の吉岡美奈さんも佳作に。
県牛乳普及協会の「牛さんありがとう絵のコンクール」では、ともに3年の中原未帆さんが銀賞、池田拓郎君、飯島依茉里さんは銅賞に入った。
県科学展では4年の小野挙君の「水生昆虫の観察」が入選。
「花や緑のある絵コンクール」では、4年の林恵輔君が中央審査に進み、長野放送賞を受賞した。
また、県児童生徒美術展習字の部では春日佑哉君、飯島菜水さん(以上2年)、芦部里紗さん(3年)伊藤巧裕君(5年)が入選。
清水校長は「よく頑張りました」とねぎらい、児童のたくましい姿に目を細めた。 -
小中学校で終業式
伊那市の伊那北小学校や富県小学校などで26日、終業式があった。児童たちは冬休みへの期待に胸を弾ませながら笑顔で帰途についた。
伊那北小学校(笠原富重校長)の終業式では、1年生と4年生の生徒3人が代表して「音楽会では大きな声で歌った」「2学期から図書館の本を借りられるようになった。本はおもしろい」「運動会や算数、体育でがんばった」と振り返った。
笠原校長は「新年を迎えみんなの笑顔に会えるを待っています」とあいさつを述べた。
今年最後となる校舎の掃除は、念入りに。児童たちは一生懸命、ぞうきんをかけ、掃き掃除に精を出した。冬休みにやりたいことは「雪合戦」「スキー」「カマクラを作って一日中、そこにいたい」「たくさん寝る」とのこと。
冬休みを思ってか、ぞうきんがけも、どこか楽しそうな様子だった。 -
自分たちのわらでしめ縄作り 伊那東小5年
伊那市の伊那東小学校で21日、5学年の児童114人が地域住民を講師に招いて、しめ縄作りをした。同学年は総合活動で今春から稲作りに取り組んでいて、自分たちで収穫した稲のわらを使い児童一人ひとりが自宅の正月飾りを制作した。
5年生は本年度、自分たちで籾から発芽させた苗を使って稲を育て、稲刈りや脱穀などの工程をすべて手作業で体験。自分たちのわらでしめ縄づくりを学びたいと地域に呼びかけた。
児童たちの祖父母や地域で昔からしめ縄作りをしている人が講師となり、約10人ずつのグループに分かれて作り始めた。農薬などを使わずに育てた稲のわらは長さがまばら。それでも一生懸命に取り組むと、それぞれ個性のあるしめ縄が完成した。
宮下拓己君(10)は「うまくなえなくて、変になってしまった部分もあるが指導の先生に教えてもらい力作ができた。自分たちのわらで作れたことがうれしい」と話していた。
地元住民を指導者に招き、しめ縄作りをする伊那東小5年生 -
山岸めぐみ門下生クリスマス発表会
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第20回記念クリスマスピアノ演奏発表会を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般など、山岸さんの門下生約70人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、見守る聴衆から大きな拍手を受けていた。
演奏に先立ち、とんがり帽子をかぶった幼児らによるクリスマス・ソングのハンドベル演奏とアナウンスでクリスマス・スペシャルのステージがオープン=写真。出演者全員が舞台に勢ぞろいし、山岸さんが編曲した賛美歌『荒野のはてに』、『もろびとこぞりて』の合唱を披露。美しいハーモニーをホールいっぱいに響かせた。 -
おやじ専科でマグロを解体
飯島町中央公民館のおやじ専科(林宰甫クラブ長、14人)は23日、文化館で独り暮らしの高齢者でつくる「一二三睦会」16人を招待し、目の前でマグロを解体、マグロを使った料理を振舞った。
体長約80センチ、10キロのメジマグロを用意。講師の星野晃伸さん(和泉屋料理店主)がえらの後ろに庖丁を入れ、頭を取り、3枚におろし、皮や血合いを取り除き、さくにした。この後、会員らが刺身にひき、しょう油や酒、ワサビを混ぜて漬けを作り、刺身にからませ、鉄火丼にした。
また、長芋をすりおろし、山かけも作った。
高齢者らは星野さんが慣れた手つきで、マグロを解体するのを、身を乗り出して見学。「あらは大根と一緒に炊くと最高」「おいしそう、お寿司で食べたい」など、会話を弾ませながら、解体ショーを楽しんだ。
また、飯島小学校2年生40人が、元気いっぱいの「よさこいおどり」を披露し、高齢者らを喜ばせた。
同クラブは今年4月、公民館の講座から独立、男の料理を中心に活動してきた。林クラブ長は「1年間の勉強してきたことを披露し、年の瀬を迎え、お年よりの皆さんに喜んでもらえれば」と話していた。 -
正月みやだ飾り、新春控えてシルバー会員が加工作業
宮田村の年末年始の風物詩として定着した竹に2カ所の切れ目を入れる独特な「正月みやだ飾り」の加工作業が23日にあり、シルバー人材宮田事業所の会員が作業に追われた。村商工会が1995年から独自の文化にと、商工会員をはじめ希望者に頒布。今年は村内産の竹を用いて約100セットの注文があり、25日にはシルバー会員が宅配する。
95年当時、商工会員が見覚えのある一風変わった正月飾りにヒントを得て考案。
通常の「門松」とは違って竹の本数は3本ではなく2本で、上部をとがらさないのが特徴だ。
一方で切れ目を入れることで、松や扇、南天などを豪華に飾れるよう工夫している。
昨年までは中川村まで材料の竹を取りに入っていたが、今年は村内大田切区の竹林を除伐して活用。22日にシルバー会員が切り出した。
23日も朝から作業し、熟練した会員が丁寧に切れ目を入れるなど加工。良い正月を迎えられるよう、汗を流した。 -
県伊那文化会館で「音楽家気分でベーゼンドルファー」
県伊那文化会館は22日、同施設小ホールにあるベーゼンドルファーのピアノを、希望者に弾いてもらう「音楽家気分でベーゼンドルファー」を開いた。一人につき1時間ずつ、上伊那のピアノ愛好者ら8人が名器の演奏を堪能した。
同イベントは昨年度の冬と今年夏に開いており、08年1月12日にも8人が演奏を予定している。
スタインウェイ、ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれるベーゼンドルファー。中でも同施設にあるのは・スインペリアル(皇帝)・スと呼ばれる最上級モデルの「290」。標準の88鍵の下にさらに弦が張られ、97鍵の鍵盤を持つピアノとして有名で、同施設ではもともと大ホールにあったが、より多くの人に演奏してもらおうと、小ホールに移した。
バッハやモーツアルト、久石譲などを演奏した市内の女性は「ぜんぜん音の響きが違う」と夢中になって演奏していた。 -
赤穂南小児童会祭り
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で20日、児童会祭りが開かれた。本部・代表、あいさつ・安全、新聞など12の児童委員会と1クラスがそれぞれ趣向を凝らした楽しいゲームやアトラクションを企画、運営。学年縦割りの小グループに分かれた全校児童らは校内各所に設けられた会場を巡ってゲームやクイズに興ずるなど、年に一度の祭りを楽しんだ。児童らは「早く行かないと全部回れないよ」などと話しながら、急ぎ足で校内を巡っていた。
運動委員会は体育館内につくられたコーナーで、バスケットボールのフリースロー、ペットボトル・ボーリング、玉入れなど4つのゲームを運営。玉入れでは10秒の制限時間に1つでも多くの玉を入れようと児童らが懸命に玉を投げ入れた=写真。整備委員会はごみの分別ゲームを企画。紙くず、縄跳び、ペットボトル、発泡スチロール、傘などを、燃えるごみ、燃えないごみ、廃プラスチックの3つの袋に分別するゲーム。児童らは「簡単だよ」などと言いながら手早く分別して袋に入れていた。 -
上伊那農業高校でAED講習会
南箕輪村の上伊那農業高校は18縲・1日の4日間、同校1年生を対象にAED(自動体外式除細動器)の一次救命処置の講習会を同校で開いている。
県の指導で昨年度から始まった同訓練、1日1クラスずつ伊那中央病院の医師や看護師などから講習を受け、人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの使用法などをマネキンを使って実践した。
20日は同校生物工学科1年生36人が講習を受けた。4縲・人が一組となり、講師が一人ずつついて指導した。
「人工呼吸が難しかった」「実際の場面だったらパニックになってしまうかも」と生徒たち。慣れない訓練に真剣に取り組んでいた。 -
青い目のサンタが西保育園にやってきた
宮田村西保育園は21日、クリスマス会を開いた。豪州出身で宮田中学校ALT(外国語指導助手)のアダム・コラールさんがサンタクロースに扮して来薗。園児と握手を交わし、プレゼントを手渡した。
青い目のサンタさんの登場に、園児たちはビックリ。「どこに住んでいるの」「どうして夜に来るの」など次々と質問をぶつけた。
「食べ物は何が好きですか」の問いに、アダムサンタは「クッキーに牛乳、そしてワサビとチクワかな」と答え、子どもたちも親近感を覚えて大喜び。
学年ごとに歌やダンスを披露し、サンタも一緒に踊ったりふれあう姿もあった。
お待ちかねのプレゼント。大きくてあったかなアダムさんの手から受け取り、子どもたちは「サンキュー」と元気に英語で答えていた。 -
伊那ビジネス専門学校来春 医療秘書コース新設
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢清美校長)は来春から、情報経理学科医療秘書コース(2年制)を新設する。医療保険の基礎知識や、診療報酬明細書の作成方法などの医療事務を学ぶことができる。
医事コンピューターの基礎知識、電子カルテの仕組みなどの学習や医療機関での体験実習をする。このほか、ビジネスマナーや簿記なども学び、病院事務職、薬局窓口、診療補助スタッフなどの就職を有利に進めることができるという。
同コースの募集定員は男女各15人。出願期間は来年4月3日まで。問い合わせは、伊那ビジネス専門学校(TEL76・2260)へ。
新設する「医療秘書コース」のパンフレット -
大地の恵みにありがとう
今年もあとわずか。この一年、どんな実りがあっただろうか。春から土を耕し、季節や日々の天候の折々に、作物の成長を感じながらの暮らしが当たり前だった頃には、秋の実りは、大地の恵みに感謝する実感として受け止めていただろう。しかし、暮らしが少しずつ土から離れ、大地の恵みを実感する機会は少なくなってきたようだ。
宮田村公民館が主催して、春から展開してきた「われら、かかし隊」は、そんな大地からの恵みを親子で実感しよう、昔の人たちの暮らしを実感してみよう竏窒ニ始まった。地元で農業を営む先達や、昔ながらの手作りを大切にしている先達の皆さんを「かかし協力隊」としてお願いして、親子で畑や田んぼの作業を体験し、季節と作物の成長を見守り、この秋、実りを迎えた。
今回の朝の学舎は、この「われら、かかし隊」の収穫の様子を中心に、親子で受け止めたさまざまな実りを追った。 -
上伊那高等学校美術展
伊那市の県伊那文化会館で19日、上伊那高等学校美術展が始まった。上伊那の8つの高校の美術クラブや授業で制作された作品171点が展示されている。22日まで。
同展は今回で47回目。美術クラブの生徒たちにとって、文化祭とともに作品を発表する大切な場となっている。
油絵やデザイン画、イラスト、ちぎり絵、陶芸など、どの作品からも生徒たちの情熱が伝わってくる。大きなものではF50号の作品もある。
展示時間は、午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。 -
伊那西高校、老朽化に伴う校舎の建て替え完了
伊那市の伊那西高校はこのほど、老朽化に伴い建て替え工事を行っていた新校舎の建設工事をすべて完了した=写真。
同工事は昨年3月末から始まったもので、第1期工事として建設された新2号館は、昨年12月末に完成している。その後、今年1月から第2期工事として新1号館の建設を開始。9月末に新1号館も完成し、生徒らは10月から新校舎の使用をしている。
また、今月に入って新1号館が完成するまで生徒らが使っていた旧校舎の取り壊しも終了。今回の改築工事をすべて完了した。
新校舎は鉄骨造り2階建て。新1号館、2号館合わせての総事業費は約6億6千万円となる。
新1号館には生徒らが日常的に使用するホームルーム教室8部屋のほか、個別相談室2部屋、収容規模約200人の大会議室を設置。そのほかにも生徒会室、給湯室、購買スペースなどが完備されている。
新校舎は「安心安全」「温かさ」などをコンセプトとしており、耐震強度を強化。断熱素材を用いるなどしている。
今回の工事により、講堂、職員室を除くすべてが新しくなったが、残る2カ所についても、補修、新築を含めて今後のあり方を現在検討している。
塩沢文彦事務長は「授業は非常に快適にやっている様子です。生徒たちには新しい場所も古い場所も大切に使ってほしい」と話していた。 -
【記者室】学力テストの傾向公表へ
文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象に今年行った全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果について駒ケ根市教育委員会は「点数の発表はしないが、全体的な傾向については公表したい」としている▼各小中学校の代表者らで構成する委員会を立ち上げ、傾向の分析に向けて結果をまとめているところで、公表の内容や時期は未定という。すでに発表済みの県の結果は「全国平均より高い」だったが、駒ケ根はどうなのか、知りたい人は多いはずだ▼だが興味本位に見るべきではない。よそと比べて高い、低いと一喜一憂するのではなく、長期的な観点から今後の児童、生徒の教育に生かしていく姿勢が大切だ。(白鳥文男)
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三沢ミュージックスクール発表会
駒ケ根市の音楽教室「三沢ミュージックスクール」(三沢照男代表)は16日、第40回発表演奏会を駒ケ根市の市文化会館大ホールで開いた。同スクールで学ぶ幼児から一般の約70人が代わる代わるステージに立ち、それぞれピアノ、声楽、マリンバを演奏。1年間練習を重ねた努力の成果を立派に披露した。幼児や小学校低学年児童によるピアノ演奏では、足がペダルに届かないほど小さな子たちが大きなコンサートグランドピアノに向かい、もみじのような手を懸命に使ってベートーベンやモーツァルト、ショパンなどの曲を見事に弾きこなした=写真。
客席には多くの保護者や祖父母らが訪れ、出演者よりも緊張した表情で子どもや孫の演奏ぶりを食い入るように見詰めていた。 -
鼓龍第2回公演
激しく、楽しく、熱く南箕輪村で活動する太鼓グループ「鼓龍」(15人、井原夏二代表)は15日夜、第2回公演「大地から響き渡る鼓動2007」を村民センターホールで開いた。立ち見客が出るほどの大入りで、会場中に太鼓の音を響かせ、聞かせ、見せる熱いステージで観客を魅了した。
結成10周年記念の04年第1回公演以来、久しぶりの大きな公演で、「大芝高原太鼓」(3部作)を中心に、新曲「音喜楽」など10曲を披露。小・中学生約40人のグループ「CoCo龍」は小学校低学年、高学年、中学生が各1曲演奏した。
「三国」で開幕し、激しい乱れ打ちを見せた大芝高原太鼓第2章「春雷」、若き狩人による狩りを表現した「KA・RU」、子どもたちが掛け声に合わせて元気いっぱいに太鼓をたたいた「ヨイサー」など、時に激しく、時に楽しく演奏し、会場を沸かせた。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は15日、07年度第3回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約150人が集まり、同大の病態・治療看護学講座教授の岩月和彦さんの講義「サプリメントの基礎知識」を聴いた。岩月さんはサプリメントについて「栄養成分を補う食品であり、薬とは違うことをよく認識してほしい」とした上で、注意として「多くとれば良いというものではない。サプリメントだけに頼らず、バランスの取れた食事をしっかり取ることが大変重要」と呼び掛けた=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
岩月さんは同大開学時から教授を務めてきたが、本年度で定年退官することが決まっている。講義終了後には長年の労苦に感謝して花束が贈られた。 -
伊那東部中生が全国ロボコンに出場 健闘誓う
第8回全国中学生創造ものづくり教育フェア(全日本中学校技術・家庭科研究会など主催、来年1月26縲・7日・茨城県)のロボットコンテストに伊那市の東部中技術部から3年の井口裕吾君(15)、丸山晃生君(15)ペアが初出場する。
同校からの参加は初めて。コンテストはロボットを操って得点を競う部門など5部門があり、同ペアは地方大会のオリジナル競技をビデオで紹介する部門にエントリーした。
2人は、11月中旬に千曲市であった「県中学生ロボットコンテスト」に出場し、ロボットで紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなるオリジナル競技「リングサザエ」で優勝する実力。来年1月の大会では、同県大会の様子などを収めたビデオを披露する。
2人のロボット「You,re so Guy(ヨソウガイ)」はベルトコンベア式のアームの上下移動が素早いところが特長。井口君は「全国のいろいろなロボットを見るのが楽しみ」。丸山君は「ロボットの性能を信じて勝ち進みたい」と意気込みを語る。
全国大会の「オリジナル競技部門」に出場する東部中学校の井口君(右)、丸山君