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経営者に地域貢献を聞く
伊那北高校の1年生は、総合学習で地域課題の解決について学んでいます。
7日は、地元企業の社長から企業が行っている地域貢献などについて話を聞きました。
「地域のリーダーから学ぶ」と題し、パネルディスカッションが開かれました。
話をしたのはサン工業の川上健夫社長、ナパックの鈴木隆社長、フォレストコーポレーションの小澤仁社長の3人です。
川上さんは「中小企業の技術力でも、大手を指導する力を持っている」と話し生徒達に「自分の特徴を捉え、個性を伸ばしてほしい」と話していました。
小澤さんは「都会からの移住希望者をターゲットとした家づくりを提案している」と話し長野県には多くの製造業がある事から、「若い世代の移住も仕掛けていきたい」と話していました。
生徒からは、企業が行っている地域貢献について質問が出されました。
ナパックの鈴木さんは「災害時の備蓄品確保や環境整備、地区の役員を受けている社員の就業時間に配慮している」と話していました。
また全員が気軽に意見を出せるよう、グーグルの機能を使い、スマートフォンで感想を打ち込んでいました。
伊那北高校の1年生は、防災や人口減少などの地域課題の解決方法について考えています。
今回は地域のリーダーの話を聞き、地域おける企業の役割や地域貢献について学ぼうと企画されました。
来年2月には、課題解決の発表会を予定しています。
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上農3年生 大芝パンフ制作へ
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生は、大芝高原をPRするパンフレットやプレゼンテーション用の資料を制作します。
5日は農業情報処理の授業を選択している3年生23人が大芝荘や味工房などを取材しました。
生徒達は7つのグループに分かれ、施設のアピールポイントや売れている野菜、お勧めのサービスを取材したり、写真を撮っていました。
大芝荘では、職員からイルミネーションなどのイベントを企画する事で県外からの集客につなげているなどと説明を受けていました。
上伊那農業高校では情報処理を学ぶ中で、大芝高原について情報発信しようと今回初めてパンフレットなどの制作に取り組みます。
パンフレットやプレゼン資料は来年1月16日までにまとめ、23日に大芝高原の職員を対象にした発表会を開く予定です。
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功労表彰の2人が受賞報告
伊那市山寺の小牧文敏さんと阿部凱人さんは、社会体育の分野で功労があったとして、長野県教育関係功労者表彰を、このほど受賞しました。
4日は2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市山寺の小牧文敏さん(80)は、伊那北高校で甲子園に2度出場した経験を活かし、KOAソフトボール部の監督を経て県のソフトボール協会理事長や副会長を歴任し、現在は顧問を務めています。
ソフトボールの普及や発展に功績があったとして表彰されました。
小牧さんは「本当にうれしく思います。みなさんのおかげで受賞することができました」と話していました。
伊那市山寺の阿部凱人さん(77)は、伊那北高校卓球部で松商学園を破り県大会で優勝するなどの経験を活かし、県卓球連盟の副理事長や上伊那卓球連盟の理事長などを歴任し、現在は会長を務めています。
卓球を通じて社会体育の振興に寄与したとして表彰されました。
阿部さんは「周りのみんなの支えがなければここまで続けてこられなかった。本当に感謝しています」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では他に、伊那市富県の北澤喜宏さんが学校教育功労を、伊那市境の前沢慈名さんが学校保健功労を受賞しています。 -
中国人留学生と餃子づくり
南箕輪村の信州大学農学部に留学している中国からの留学生と餃子を作って交流するパーティーが4日、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。
この日は、中国からの留学生、金根さんと謝騁昊さんの2人を迎えて15人が餃子作りをしました。
主催した伊那日中友好協会は、日本と中国になじみ深い料理「餃子」を通して両国の交流を深めようと、伊那餃子会の協力のもと去年から行っています。
地元産の野菜を使った具を、皮で包んで焼いたり茹でたりしました。
作りながら、お互いの食文化の違いなどを話していました。
伊那日中友好協会では「文化の違いや共通点を、食を通して知ることができた。これからも交流の輪を広げていきたい」と話していました。 -
迫力の響き「ニッポンドド御祭」
国内外の太鼓グループが一堂に集まり、3年ごとに1度開催される祭り「ニッポンドド御祭」が2日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
県内を中心に、東京や神奈川、茨城など1都10県と、海外ではニュージーランドから、およそ400人の太鼓の打ち手が伊那市に集まりました。
60近くの太鼓グループが参加するこの祭りは、団体の垣根を越えて、合同で演奏を披露するのも魅力のひとつです。
関東合同の発表では、およそ100人がステージにあがり、「ドッコイ、ドッコイ」という掛け声に合わせて太鼓を打ち鳴らしていました。
会場にはおよそ1,400人が集まり、迫力ある演奏に聞き入っていました。 -
高遠町歴史博物館に有賀新館長
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館の新しい館長に、伊那市出身で名古屋市立大学で学部長などを務めた有賀克明さんが就任しました。
1日は市役所で辞令交付式が行われ、笠原千俊教育長から有賀さんに人事通知書が手渡されました。
有賀さんは伊那市手良出身で、現在は南箕輪村在住の70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部で教授や学部長などを務めました。
笠原教育長は「さらに人々に親しまれる博物館となるよう期待しています」と訓示しました。
有賀さんの任期は来年11月30日までの1年間です。
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伊那市民吹奏楽団 第40回定演
伊那市民吹奏楽団の第40回定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。
今年は40回記念として世界的に活躍するプロの演奏家との共演が行われました。
約60人の団員と共にドラム奏者の岩瀬立飛さんと、ハワイ生まれのトラペット奏者エリック・ミヤシロさんが演奏しました。
伊那市民吹奏楽団は昭和51年に発足しました。
初めての定期演奏会を昭和53年に開き、今年で40回目となります。
伊那市を中心に上伊那の10代から50代までの約60人が所属し、週2回練習を行っています。
伊那市民吹奏楽団は「いい音楽をしよう」をモットーに活動していて、「日々練習を重ね調和のとれた響きを大切にしていきたい」と話していました。
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美篶小 昔の道具を体験
伊那市の美篶小学校の子供たちは、昔の人々の暮らしや仕事を、30日体験しました。
外では熱した鉄をハンマーで打つ鍛冶やトウモロコシの実を手動の機械で取り分け、家畜の餌を作る体験などが行われました。
美篶小学校では毎年開校記念日の12月1日に美篶小資料館にある道具を体験学習に役立てようと資料館運営委員会がこの体験教室を行っています。
今年は、12月1日が土曜日の為、30日に行われました。
体育館では縄ないや竹細工の体験も行われました。
縄ないではお年寄りから「力を入れこすり合わせるようにすると縄がなえます」等とアドバイスを受けていました。
美篶小資料館運営委員会では、「体験を通して地域の歴史を知る事で郷土愛に繋がればうれしい」と話していました。
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高遠町歴史博物館館長に有賀さん
伊那市教育員会が公募していた高遠町歴史博物館の新しい館長に伊那市出身で南箕輪村在住の有賀克明さんが来月から就任します。
有賀さんは伊那市手良出身で昭和23年生まれの70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部教授や人文社会学部長を務めました。
有賀さんは「市民が作る歴史博物館が必要だ。歴史が見え、その時代の自分がそこに見える場所にしていきたい」と話していました。
就任式は12月1日に行われることになっています。
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伊那出身 化学の権威 向山さん死去
伊那市手良出身で、有機合成化学の世界的権威・向山光昭さんが、17日肺炎のため亡くなりました。91歳でした。
伊那市手良中坪出身の向山さんは、昭和2年生まれで、昭和23年に東京工業大学を卒業、昭和38年には東京工業大学の教授になりました。
有機合成化学の研究に取り組み、昭和48年には向山アルドール反応と呼ばれる化学反応を発見し、新しい医薬品や農薬の合成に活用されました。
平成9年には文化勲章を受章しました。
平成5年には手良公民館の文化講演会で話をしました。
講演を聞いた当時の手良小学校の卒業生が学校に建てた石碑が今も残っています。
石碑には文化講演会で向山さんが話した「素直さと・明るさと・情熱を」の文字が刻まれています。
手良野口在住で、元藤沢薬品(現アステラス製薬)社員の矢澤久豊さん81歳は、研究員時代に向山さんから指導を受けたということです。
矢澤さんは「紙に書くだけでなく実際に手を動かして、失敗したものはそのままにせず、しっかり解析すること、そんなことを教わった。とてもおもしろい分野なので、向山さんの遺志を継ぐ若い研究者が育ってくれればうれしい」と話していました。
向山さんの葬儀は近親者のみで行ったということです。 -
来月2日『ドド御祭』に向け合同練習
3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まる祭り「ニッポンドド御祭」が、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
23日は祭りに向けた合同練習が、伊那市西春近のまつり工房で行われました。
この日は、県内外から祭りに参加するおよそ200人が集まり、祭り当日、参加者全員で披露する「ええじゃないか」という曲を練習しました。
ニッポンドド御祭は、3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まり開かれる太鼓の祭典です。
西春近を拠点に太鼓の指導などを行う、まつり工房のメンバーが中心になって始めた祭りで、3年前の伊那での祭りにはおよそ500人の太鼓の打ち手が集まりました。
合同で10曲ほどを演奏する予定で、練習は東京や茨城でも行われたということです。
まつり工房代表の北原永さんは「本番一発で合わせる難しさはあるけれど、迫力のある太鼓をみなさんに楽しんでいただければうれしいです」と話していました。
ニッポンドド御祭は、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
入場料は前売券が3,000円、当日券が3,500円となっています。
【問い合わせ】 まつり工房 78-6662 -
西春近北小 砂防施設見学
川や水の役割を学んでいる伊那市の西春近北小学校の5年生は、その授業の一環で前沢川砂防施設を26日見学しました。
26日は西春近北小の5年生26人が前沢川砂防施設を訪れ、伊那建設事務所の職員から話を聞きました。
前沢川砂防施設は、平成18年7月豪雨で中央道に土石流が流れ込み通行止めになったことから建設されました。
職員は砂防堰堤の模型を見せながら施設の役割を説明しました。
職員は、「砂防堰堤は土石流から下流の人たちを守ってくれますが、予測よりも大きい土石流が発生するかもしれません。大雨などで様子がおかしいと思ったときはすぐに避難をして下さい」と話していました。
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伊那女声コーラス 演奏会
伊那女声コーラスの第22回演奏会が伊那市のいなっせで24日に開かれました。
今回の演奏会は「弦と声 ともにうたう」をテーマに開かれました。
第2ステージでは伊那北高校出身のチェロ奏者、飯島瀬里香さんの演奏に合わせて枕草子をもとに作られた合唱曲を披露しました。
伊那女声コーラスは昭和36年に発足しました。
現在は伊那市を中心に上伊那の40代から80代の約30人が活動しています。
女声コーラスでは「和やかな雰囲気の中、切磋琢磨しながら技術を磨き長く活動を続けていきたい」と話していました。
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日本刀の基礎知識を学ぶ講座
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開催中の特別展「高遠に残る武具」の関連イベントで日本刀の基礎知識を学ぶ講座が10日に開かれました。
講座では、高遠町歴史博物館が所蔵する日本刀を使って、鑑賞の仕方を学びました。
講師は、東京都にある刀剣博物館学芸員の飯田俊久さんが務めました。
受講者はアドバイスを受けながら慎重に日本刀を手に取ります。
垂直に立てて刀全体の姿を観察した後、横にして光を当てながら波模様の「刃文(はもん)」を観察します。
飯田さんによりますと、刃文は刀が作られた時代や地域によって違いがあるという事です。
この講座は、高遠町歴史博物館が地域に残る高遠藩の武具を展示している特別展に合わせて開かれたもので、約20人が受講しました。
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あるがままMizukiさんデビューショー
伊那市出身で今月11日にミニアルバム「OnNA(おんな)」をリリースした「あるがままMizuki」さんのデビュー記念ショーが17日に伊那市高遠町の高遠さくらホテルでおこなわれました。
あるがままMizukiさんは伊那市西春近出身の25歳です。
高遠高校卒業後、出産のため一度は歌手になる夢を諦めました。
しかし知人の紹介で上京し、4年間子育てをしながら歌のレッスンを受け11月11日にCDデビューしました。
あるがままさんのデビューミニアルバムは女心を歌った5曲を収録しています。
店頭での販売は現在のところありませんが、あるがさんの所属事務所から直接購入する事ができます。
Office.Sora 電話080-1252-3344
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平沢の山の神神社 移設で最後の例祭
伊那市平沢の山の神神社が砂防事業で来年近くに移設されることになり、18日は、今の場所での最後の例祭が行われました。
伊那市神社誌によりますと、山の神神社は、創立年代不詳の相当に古い神社で、市内14区の共有林の守り神です。
毎年14の区が回り番で例祭を行っていて今年は、日影区が当番です。
18日は、14区の区長らが参列し、この場所での最後の例祭が行われました。
神社の移設は、隣を流れる南沢の砂防事業によるもので、12月頃から周辺の工事が始まります。
移設先は、今の場所から数百メートル西に上ったところで、今の社は、解体され来年春に移築される計画です。
日影区の中村健一区長は、「この場所で行う平成最後の例祭になった。」と話していました。 -
西春近南小でICT公開授業
伊那市内の小中学校が取り組んでいる情報通信技術ICTを活用した公開授業が19日、行われました。
公開授業は、未来の教育を見据え機器の活用や学習の取り組みを見てもらおうと市内の学校教諭でつくる伊那市小中学校情報委員会が開いたものです。
19日は、西春近南小学校・長谷小学校・伊那中学校の3校で公開授業が行われました。
このうち、西春近南小学校では4年生が、小型無人機ドローンで学校の上空から撮影した画像を使って授業を行いました。
4年生は、地域について学習をしていて今日はグループに分かれ、タブレット端末を使い、地域の土地利用や特色などを調べ意見を出しました。
授業には、信州大学教育学部も協力しています。
画像は教育学部の東原義訓教授が今年の3月から毎月1回撮影したものです。
児童は、農業ハウスの変化や畑の移り変わりなど気づいた事を発表していました。
4年生は今後、更に調査し地域への理解を深めていくということです。
伊那市の小中学校では平成26年度からICT教育に取り組んでいます。
伊那市小中学校情報委員会では、さらにICT教育を進めていきたいとしています。
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伊那女声コーラス24日に演奏会
伊那市の女性を中心につくる伊那女声コーラスのメンバーは24日に開かれる演奏会に向けて練習に励んでいます。
1日はメンバー30人ほどが演奏会に向け、伊那市の坂下公会堂で練習をおこないました。
22回目となる今回の演奏会は「弦と声ともにうたう」をテーマにヴァイオリンとチェロに合わせ合唱を披露します。
クラシックの喜歌劇や、枕草子にメロディーをつけたものなど11曲を披露する予定です。
伊那女声コーラスは昭和36年に発足し、創立以来58年となります。メンバーは40代から80代の女性およそ30人で発声や歌詞を大切に練習をしています。
演奏会は24日土曜日午後2時から伊那市のいなっせニシザワホールで開かれ入場料は500円です(高校生以下無料)。
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郷土ゆかりの作家の作品展
上伊那教育会が所蔵する伊那谷ゆかりの作家の作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」が17日から伊那市創造館で始まりました。
今回は「野鳥が描かれている日本画」をテーマに、8人の作家の作品11点と、関係する資料が展示されています。
こちらは1872年生まれ伊那市小沢出身の日本画家小坂芝田の作品です。
2羽の鴨が着水する様子が描かれています。
それぞれの作品の近くには、描かれている鳥の写真も展示されています。
写真は、上伊那教育会が編纂し今年6月に刊行された上伊那誌自然篇改訂増補版のために撮影されたものです。
このほか、題材になっている鳥のはく製も展示されています。
この展示会は、12月2日まで伊那市創造館で開かれています。
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郷土を学ぶ中学生の発表会
伊那青年会議所は、今年度、地域の歴史や文化を学ぶ中学生を応援しています。
16日は伊那商工会館で発表会が開かれ、伊那市と箕輪町の中学生が授業や部活での取り組みを発表しました。
16日は、伊那中学校3年3組と長谷中学校2年生、箕輪中学校古田人形部の生徒が発表をしました。
伊那中3年3組は、9月に中心市街地の交流人口700人を目指し「勘太郎」をテーマに行ったイベント、伊那フェスについて発表しました。
長谷中2年生は、中尾歌舞伎を応援する「中尾歌舞伎ファンクラブ」の活動について紹介し、オリジナルグッズを披露しました。
箕輪中古田人形部は、古田人形芝居の歴史や、人形の動かし方などを紹介しました。
お互いの発表を聞いた中学生は「活動をPRすることが地域の伝統を守る一つの方法になることが分かり、参考になった」などと感想を発表していました。
この発表会は、地域の歴史や伝統文化を学ぶことで、中学生に地域に愛着を持ってもらおうと伊那青年会議所が今回初めて行ったものです。
伊那青年会議所の網野俊輔理事長は、「みなさんが大人になっても地域を盛り上げる活動にかかわっていってほしい」と話していました。
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伊那北高校フィールドワーク
地域の課題をテーマに総合的な学習をしている伊那市の伊那北高校の1年生は、16日、現地に出向いて聞き取り調査をするフィールドワークを行いました。
伊那市長谷の中尾座では、中尾歌舞伎保存会の松田元伸さんから聞き取り調査を行いました。
文化伝承をフィールドワークのテーマに選んだ29人は、場面転換をするための回り舞台や楽屋を見学しました。
伊那北高校の1年生は地域の課題をテーマに総合的な学習を行っています。
フィールドワークを行うのは今回が初めてで、今日は人口流出、自然と災害、環境・森林保全など7つのテーマ別に調査を行いました。
生徒らは芝居で着る衣装やかつらも身につけて体験していました。
伊那市の中心市街地です。ここではシャッター街をテーマに選んだ生徒が、街を歩いて店の様子を調査しました。
1年生は来月、地元企業から講師を招きパネルディスカッションを行うほか、来年2月には学習のまとめとして課題発表会を開く予定です。
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伊那能 出張講座
17日に伊那市の伊那文化会館で開かれる「第27回伊那能」を前に、小学生を対象にした出張講座が東春近小学校で16日に開かれました。
伊那能に出演する能楽師や狂言師が東春近小学校を訪れ、演目を披露しました。
出張講座は、小学生に日本の伝統芸能に触れてもらおうと伊那能実行委員会が初めて開いたものです。
能楽師の坂井音隆さんが、能の表現方法を説明しました。
能は言葉ではなく動きで感情を表現するという事で、悲しい感情を表す仕草を全員で体験しました。
坂井さんは「想像力を働かせて登場人物の心の動きを読み取りながら鑑賞しましょう」とアドバイスしていました。
伊那能実行員会では「能楽を身近に触れながら楽しさや奥深さを知ってもらいたい」と話していました。
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高校再編 中高生の声取り入れへ
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、より広く意見を集めるため、中高生を対象にした地域懇談会を開く考えを、13日に示しました。
上伊那地域の高校再編について検討を進める、上伊那地域の高校の将来像を考える協議会の会議が13日にいなっせで開かれ、中高生を対象にした懇談会を開催するとした案が示されました。
再編に関係する世代の意見を反映させようと開催するもので、上伊那地域の中学校15校・高校8校の生徒会長と参加希望生徒50人程度を予定しています。
委員同席のもと、参加者を中心に意見を交わすワークショップ方式で行う計画です。
またこの日は、より議論を深めるため会議の回数を予定より3回増やすとした今後のスケジュールも示されました。
今年度中に再編案をまとめる予定でしたが、年度をまたいで検討をする可能性もあるとしています。
高校再編の検討の延長については、今後、上伊那広域連合の正副連合長会に諮るということです。 -
独立開校60周年の節目を祝う
箕輪町の箕輪西小学校の独立開校60周年記念式典が9日に行われ児童による古田人形芝居の上演や学習発表が行われました。
式典では箕輪西小学校古田人形クラブが人形芝居を披露しました。
箕輪西小学校がある上古田地区では町指定無形文化財の古田人形芝居が地区住民でつくる保存会により受け継がれています。
保存会からの指導を受けた児童たちは巧みに人形を操っていました。
学年ごとに行われた発表では1年生が校歌の歌詞に合わせて描いた絵を披露しながら校歌を歌いました。
かつて箕輪西小学校は箕輪中部小学校の分教場で4年生までは今の西小に通い5年生になると中部小まで通っていたということです。
1959年昭和34年に箕輪中部小学校から独立し箕輪西小学校となりました。
式典に出席した保護者や地元住民は独立開校60年の節目を児童とともに祝っていました。
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長野県高齢者作品展 入賞者を表彰
今年9月に佐久市で開催された信州ねんりんピック「長野県高齢者作品展」で伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは5人が入賞しました。
14日伊那市の伊那合同庁舎で表彰式が行われました。
伊那市の高林千尋さんは奨励賞を受賞しました。
作品は日本画でタイトルは「釣りする親子」です。
伊那市の宮脇智明さんは佐久市長賞を受賞しました。
作品は彫刻でタイトルは「もう、チョットで、とどくかな」です。
南箕輪村の高橋修司さんは長野県老人クラブ連合会会長賞を受賞しました。
手工芸の部の切り絵でタイトルは「夏祭り」です。
伊那市の福澤久子さんは奨励賞を受賞しました。
手工芸の部の衝立でタイトルは「梅花繚乱」です。
伊那市の中山清子さんは佐久市長賞を受賞しました。
写真でタイトルは「はい、どーじょ!!」です。
信州ねんりんピック「長野県高齢者作品展」は6つの部門があり県内から208点の出品がありました。
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給食甲子園の献立 生徒が味わう
12月8日から東京都で開かれる「全国学校給食甲子園」の本大会に伊那市の長谷中学校が出場します。
13日は、生徒がそのメニューを給食で味わいました。
この日は長谷中の給食に、大会にエントリーするメニューが出され、生徒が味わいました。
アマランサスともちきびが入った「雑穀せんべい汁」、地元の野菜を使った「旬野菜の彩り和え」、長谷中の生徒が作ったラー油を使った「長谷の太陽の巻物」など、生徒のアイデアを元に、栄養教諭と調理師が作った地元の暮らしに密着したメニューです。
全国学校給食甲子園は、学校給食の充実を図り多くの人に関心を持ってもらおうとNPO法人21世紀構想研究会が2006年から毎年開いていて、第1回大会では長谷中が優勝しています。
今年は全国から1701校が出場し、長谷中は3回の予選を勝ち抜いて、来月8日の本大会に出場する12校に選ばれました。
給食を食べた生徒は「春巻きがおいしかった」「いつも美味しい給食を出してくれているので、大会でも頑張って欲しい」と話していました。
栄養教諭の原真理子さんは「第1回の優勝校なのでプレッシャーはあるけれど、頑張ってきたいです」と話していました。 -
井月初の句集「まし水」解説
井上井月顕彰会の竹入弘元副会長は、井月が編集した最初の諸家俳句集「まし水」について説明をしました。
11日は伊那市内で顕彰会の理事会が開かれ理事会の前に竹入副会長が説明をしました
諸家俳句集は、井月自身の句は最後の一句のみで、他は弟子や知人などの句を集めたものです。
井月の初の句集はこれまで、江戸時代後期の1863年に出された「越後獅子」だとされてきました。
竹入さんによりますと「まし水」はそれよりも1年早い1862年に出された最初の句集だという事です。
作品数は173句と他の句集の半分ほどで手始めに作ったのではないかと話していました。
「まし水」については、9月に発刊された新編・漂泊の俳人井月全集に掲載されています。
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観客を魅了 伊那フィル定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の第31回定期演奏会が11日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、市内を中心におよそ60人で活動していて、毎年この時期に定期演奏会を開いています。
今年は、チャイコフスキーの代表作のひとつ、交響曲第6番「悲愴」を演奏し、訪れた人たちを魅了していました。 -
ウズラの餌代に 切り絵作品販売
伊那市の伊那中学校の特別支援学級の生徒達は、学校で飼育しているウズラの餌代などを捻出する為に、自作した切り絵の封筒や便箋を伊那市のいなっせ北側にあるコミュニティーカフェ・セジュールで販売しています。
9日は、商品を販売しているセジュールで生徒達が切り絵を披露しました。
セジュールでは現在、生徒達の作品展が開かれていて実演はその一環で行われました。
これは、生徒達が飼育しているウズラをモチーフにした切り絵の封筒です。
インターネットの動画投稿サイトを視聴した事をきっかけに6月からウズラの飼育を始めました。
今は4羽を育てていて、餌を与えたり砂遊び用の砂を交換するなど、平日はもちろん休日も登校し世話をしています。
餌代や砂代は月に4千円かかる為、生徒達は授業で学んだ切り絵で商品を作り販売する事にしました。 -
長谷中給食自給率向上へ
伊那市の長谷中学校は、学校給食での長谷産農産物の活用率の向上について考える検討会を、10月26日に開きました。
26日は、長谷中学校で学校関係者や農家、国から派遣された地産地消コーディネーターなどあわせて23人が出席し会議が開かれました。
昨年度、長谷中の給食で使われた長谷産の食材は全体の7%で、学校では50%を目標としています。
平成27年度までは地元農家で作る「麦わら帽子の会」が食材を提供していましたが、高齢化により解散し、年々長谷産活用が少なくなっています。
出席者からは、「安定して食材を提供していくのは責任が重く、農家への負担が大きい」「鳥獣被害の少ない学校の周りに給食用の畑を作ったらどうか」といった意見が出されていました。
農林水産省では、学校給食への地場産物の安定的な供給体制の整備支援として地産地消コーディネーターの派遣を行っていて、長谷中学校は今年度その事業に採択されています。
検討会は今年度中にあと2回開かれ、改善策をまとめることにしています。