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箕輪進修高校生徒が模擬投票
選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことを受けて、箕輪町の箕輪進修高校で、1日、生徒たちが模擬投票を体験しました。 教室が投票所となり、生徒たちが、投票箱に、記入した紙を入れていました。 受付や、立会人も生徒たちが行いました。 これは、選挙権年齢が去年18歳以上に引き下げられたことを受けて、箕輪町選挙管理委員会が開きました。 若い世代に選挙に対する関心を高めてもらおうというものです。 生徒たちは、政見放送を視聴後、投票を体験しました。 この模擬投票体験は、3年生と4年生116人を対象に行われました。
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南アルプス食害対策協議会発足から10年で今年度記念事業
南アルプス食害対策協議会は発足から10年を迎える事から、講演会などの記念事業を今年度行う計画です。 31日、伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画が確認されました。 協議会は平成19年9月に野生動物からの高山植物の保護と復元を目的に発足しました。平成20年度からは、ニホンジカの食害から守るための防護柵を設置しています。 信州大学の渡邉修准教授は「柵の設置で植生が回復しているのは間違いないので、引き続きモニタリングを続けていきたい」と話していました。 協議会発足の10周年記念事業は来年2月に行われる予定です。
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高遠さくら発電所 自然エネルギーを世田谷に供給
高遠ダムから放流される水を有効活用した発電所「高遠さくら発電所」が完成し、30日に竣工式が行われました。 この日は、中島恵理長野県副知事や、白鳥孝伊那市長らが出席して、セレモニーが行われました。 新たに完成した「高遠さくら発電所」は、高遠ダムから毎秒およそ1トンずつ放流されている水を有効活用しようと、県内の発電所では17年ぶりに建設され、総事業費はおよそ5億円となっています。 水は、パイプを通って23メートル落下し、施設内の水車をまわして発電します。 年間およそ124万9千キロワット発電する計算で、一般家庭350世帯分の消費電力量に相当するということです。 さくら発電所でつくられた電気は、自然エネルギーの買い取りなどを行っている電力会社を通じて、東京都世田谷区の保育園などに供給されることになっています。 地方でつくられた電気が都市部に供給されるといもので、全国でも初めての電力供給の形だということです。 白鳥市長は「全国に先駆けた素晴らしい取り組み。世田谷区との交流が広がっていけば」と話していました。 保坂展人世田谷区長は「長野県と世田谷区にできて、他でできないわけがない。そういった意味でも全国に先駆けた素晴らしい取り組みになったと思う」と話していました。 式典で中島副知事は「自然エネルギーの利用が拡大することは、県の目指す持続可能な社会の構築につながる。あわせて世田谷区と電気を通じた交流が発展していけばうれしい」とあいさつしました。 県企業局によると、さくら発電所でつくられた電気は、「固定価格買取制度」対象の20年間でおよそ3億2千万円の純利益になる見込みです。
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上伊那の8市町村長と知事が意見交換
県の次期総合5か年計画の策定に向けて、上伊那の市町村長と阿部守一知事の意見交換会が30日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 意見交換会には、阿部知事や上伊那の8市町村長らが出席しました。 県では、平成30年度からの次期総合5か年計画を今年度中に策定します。 意見交換は、知事が市町村長から意見を聞こうと県内10広域で行われています。 市町村長からは、観光や農業、食、教育などについて意見が出されていました。 県では、次期総合5か年計画の計画案を2月議会に提出します。
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薪ストーブなど返礼品除外へ
ふるさと納税の返礼品について伊那市は、新たに薪割り機や薪ストーブを対象から除外することを決めました。 29日開かれた、定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしました。 除外するのは、薪割り機と薪ストーブ6種類です。 60万円の寄付金額に対して薪割り機が、70万円以上に薪ストーブが返礼品として贈らています。 総務省は4月1日に返礼品の返礼率を3割以下にすることや資産性の高い電子機器などの取り扱いの自粛を全国の自治体に通知しました。 伊那市は、返礼率が3割を超える品や10万円以上の家電の取り扱いを中止し、「10万円未満の家電は資産性の高いものに当たらない」として継続していました。 しかし4月21日に運用方針がふるさと納税の趣旨にそぐわないとして、高市早苗総務大臣から名指しで指摘されました。 これを受け伊那市は、再度検討し今月9日に家電製品をすべて除外すると発表しました。 24日に総務省から再び薪ストーブや薪割り機を返礼品から外すよう要請があり、29日の朝除外することを決めました。 伊那市ではCO2の削減に取り組んでいて、白鳥市長は「つらい部分もあるが一歩引いて取り下げることを決めた」と述べました。 今月末までは、現在の返礼品のまま受付を行うことにしています。 今後は、ストーブで使う薪やペレットまた、体験型ツアーなどを返礼品として検討していく考えです。
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箕輪町、豊島区、ケーブルテレビ局が映像に関する協定
箕輪町と東京都豊島区、それぞれの地域にあるケーブルテレビの4者は、交流人口の拡大につなげようと映像に関する協定を27日締結しました。 27日は、豊島区の水島正彦副区長、豊島ケーブルネットワークの足立勲社長、箕輪町の白鳥政徳町長、伊那ケーブルテレビジョンの向山賢悟社長の4人が箕輪町役場で協定書を取り交わしました。 箕輪町と東京都豊島区は、平成17年に防災協定を結んでいて、職員の人事交流や観光物産展への参加など交流を続けています。 それらの取り組みに関する映像をやりとりしそれぞれの地域で放放送することで、交流人口の拡大につなげようと今回協定を締結しました。 調印式で豊島ケーブルネットワークの足立社長は「お互いの地域にないものを提供し、将来の発展につなげていきたい」、伊那ケーブルテレビジョンの向山社長は「箕輪の魅力をダイレクトに発信し良い交流の手伝いをしていきたい」とあいさつしました。 当面は、それぞれのケーブルテレビの広報番組でお互いの映像を放送することにしています。
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箕輪町セーフコミュニティ再認証式典
箕輪町が推進している安全安心な街づくりセーフコミュニティの再認証式典が、27日、町文化センターで開かれました。 式典では、箕輪町、町議会、伊那警察署、町区長会、富田地区安全安心推進協議会、日本セーフコミュニティ推進機構の6団体の代表者が合意書に署名しました。 セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が推奨していて、事故や自殺は予防できるという考えのもと、安全・安心な街づくりを進めるものです。 町は、平成21年度から取得に向けた取り組みを始め、平成24年5月に初めて認証されました。 認証後の取り組みとして、セーフコミュニティ推進協議会のメンバーが小中学校の登校時間に通学路に立ち、定期的にあいさつ運動を行っています。 他に、70歳以上の高齢者と障害者を対象に、名前や住所、血液型などを書いた緊急連絡カードを入れておくカプセルが無料で配られています。 式典で白鳥政徳町長は、「町民のこれまでの努力の評価です。心を新たに地域づくりを進めていきたいです」と挨拶しました。 セーフコミュニティは、国内で14の自治体が認証されていて、5年ごとに再認証の手続きが必要となっています。
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「箕輪町議会災害対応方針」定める
箕輪町議会は、地震などの災害が発生した際の対応をまとめた「箕輪町議会災害対応方針」と「災害対策会議設置要綱」を定めました。 24日、木村英雄議長らが災害発生時の議会の対応について説明しました。 箕輪町議会災害対応方針は、災害発生時に、迅速で適切な対応を図ろうと定められたものです。 議会は、災害発生時、対策会議を設置し、情報の収集に努めるとしています。 議員は、それぞれの地域で救援活動に積極的に参加し、町民の安全確保と応急対応に努めるとしています。 要綱では、町の災害対策本部が設置された場合、町議会災害対策会議を設置することなどを定めています。 町議会では、9月に行われる箕輪町の総合防災訓練に合わせて訓練を行い、今回定めた内容を検証していくということです。
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春の一斉河川パトロールでゴミ拾い
出水期を前に、河川のごみを拾い、廃棄物の実態把握などを行う春の河川パトロールが25日、県内一斉に行われました。 上伊那のパトロールは伊那建設事務所が主催し、県や市町村の職員36人が参加して行われました。 上伊那8市町村の河川を対象に、4つの班に分かれて投棄されたごみを拾っていきました。 これは、春と秋の年2回行われています。 南箕輪村の大泉川では、職員が川に入りビニール袋やゴム手袋などを拾っていました。 伊那建設事務所によりますと、1日で、183キロのゴミが集まりました。 ごみの量は去年に比べると減少しましたが、処分が難しい悪質なごみがわかりにくい場所に捨てられている傾向があるということです。 参加した県の職員は、「ガラス瓶やカセットコンロのボンベなど、危険なものもある。川は公共のものなのでごみは持ち帰ってほしい。」と話していました。
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自民党長野県連大会 茂木敏充氏が講演
第47回自民党長野県連大会が20日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、衆議院議員で政務調査会長の茂木敏充さんが講演しました。 大会は、自由民主党長野県支部連合会が毎年この時期に開いているものです。 大会では、衆議院議員で政務調査会長の茂木敏充さんが講演しました。 茂木さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えテロなどの組織犯罪を未然に防ぐために政府が必要だとしている「テロ等準備罪の新設」について話しました。 茂木さんは、「組織的犯罪の集団が対象で一般の住民は対象にはならない。国民の安心安全を事前に確保することが政治の責任だと思っている。」と話していました。 大会には県内の自民党議員や来賓として阿部守一知事など1,000人以上が出席し、茂木さんの話に耳を傾けていました。
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箕輪町と豊島区 映像で協定締結へ
箕輪町と東京都豊島区・そしてそれぞれの地元ケーブルテレビ局が、映像を使った交流人口拡大のための協定を27日に取り交わします。 先月には、豊島区の担当者が箕輪町に、今週に入り町の職員や伊那ケーブルテレビジョンの社員が、豊島区の庁舎や、見どころを訪れるなどして打ち合わせが進められてきました。 箕輪町と豊島区は、平成17年に防災協定を締結し、その後も職員の人事交流やイベントへの参加などで交流を進めてきました。 さらなる交流人口の拡大を目指して、町と区、そして豊島ケーブルテレビネットワークと伊那ケーブルテレビジョンの4者が、協定を締結することになりました。 協定により、ケーブルテレビ局同士で映像や番組の交換を行い、互いが交流都市であることを住民に周知するとともに、それぞれの地域の魅力をPRすることができるようになります。 協定書の取り交わしは27日のセーフコミュニティ再認証式典に合わせて行われます。 なお、豊島区には、姉妹・友好・交流都市が50市町村ありますが、映像に関係する協定の締結は箕輪町が初めてとなります。
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気仙沼へ 桜の苗木が出発
2011年3月11日の東日本大震災で被災した、宮城県気仙沼市の桜並木を復活させようと、伊那市からタカトオコヒガンザクラと枝垂れ桜が贈られます。 その苗木が16日、気仙沼に向けて出発しました。 この日は、出発式を前に高遠町片倉で、桜の積み込み作業が行われました。 気仙沼に送られるのは、タカトオコヒガンザクラ2本と、枝垂れ桜40本です。 このうち枝垂れ桜は、70歳を過ぎてから苗木の栽培を始めた守屋源一さんが、種から育てたものです。 守屋さんは「自分が育てた桜を持っていってもらえることはとてもうれしいこと。桜を通じた交流が100年、1000年と続いていったらうれしい」と話していました。 宮城県の北東に位置する気仙沼市は、津波と大規模火災による被害を受けました。 市内の桜は津波にも耐えましたが、河川堤防の整備などにより伐採されることになりました。 平成26年から2年間、復興支援で伊那市から派遣された北原浩一さんがそのことを知り、桜を贈ることはできないかと提案し、今回実現しました。 北原さんは「桜の縁を通じて、伊那市と気仙沼市との絆が深まっていけばうれしい」と話していました。 この日は、市役所で桜の出発式も行われました。 式では、高遠の固有種・タカトオコヒガンザクラ2本が積み込まれました。 白鳥孝市長は「気仙沼の桜並木が復活すれば希望にもなる。伊那市の想いも伝えてきたい」と話していました。 17日の昼頃現地に到着し、枝垂れ桜は18日に、タカトオコヒガンザクラは24日に植樹されることになっています。 なお、この事業には、ふるさと納税の寄付金が活用されています。
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箕輪町HP 全国広報コンクールで初の入選
箕輪町の公式HPが、平成29年全国広報コンクールのウェブサイト町村部門で初めて入選しました。 箕輪町の公式HPは、去年10月に全面的にリニューアルされました。 トップページに「行政」「移住定住」「観光」の3つを設けました。 古い情報は削り、新しい情報や多く検索されているページは分かりやすい配置にしたということです。 また、町で力を入れている子育てやセーフコミュニティーのページも充実させたということです。 全国広報コンクールのウェブサイト町村部門には、全国から16点の応募があり、特選1点、入選に3点が選ばれました。 箕輪町は、今回初めて応募し、初の入選となりました。 町では、6月から町民モニターを募集し、HPや広報誌について住民の意見を聞いていくということです。
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南箕輪村特別職報酬 条例の額を3%引き上げ答申
南箕輪村の特別職報酬等審議会は、今年度の理事者の給料の額について、「条例に定められた額を一律3%引き上げることが望ましい」と、15日に答申しました。 15日は、審議会の髙見利夫会長らが役場を訪れ、唐木一直村長に答申書を手渡しました。 答申では、「上伊那郡内の他市町村や県内の類似団体と比較して平均水準より低めになっている。一方で、村の財政状況は健全財政を維持し、人口増加により今後業務量は増すとして、一律3%の引きあげが望ましい」としています。 現状の給料額は、村長が71万9千円、副村長が61万円、教育長が52万円となっています。 唐木村長は、「条例の額は改定させていただくが、選挙が終わったばかりなので増額するのは難しい」と話していました。 村では、6月定例議会で条例改正案を提出することにしています。
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南箕輪村議会議長 丸山さんに決まる
2年間の申し合わせ任期満了に伴う南箕輪村議会議長選挙が12日行われ、新たな議長に丸山豊さんが選ばれました。 12日は村議会臨時会が開かれ議長選挙が行われました。 立候補したのは、副議長で無所属の丸山豊さんと、無所属の大熊惠二さんの2人です。 選挙は全ての議員10人の投票で行われ、6対4で丸山さんに決まりました。 丸山さんは現在2期目の67歳です。 就任の挨拶で丸山さんは「議会では切磋琢磨し、村とは是々非々の立場で議論し素晴らしい村を作っていきたいです」と話しました。 副議長は公明党の百瀬輝和さんに決まりました。 正副議長の任期は申し合わせにより、12日から平成31年4月26日までとなっています。 また常任委員会の構成も決まり総務経済常任委員会の委員長は小坂泰夫さん。 福祉教育常任委員会の委員長は唐澤由江さん。 議会運営委員会の委員長は大熊惠二さんとなりました。
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第4期 むらづくり委員会発足
南箕輪村の今後の計画などについて検討する第4期むらづくり委員会が、10日夜、発足しました。 この日は、第1回むらづくり委員会が役場で開かれ委員の委嘱などが行われました。 委員は、区推薦・村長指名・公募の委員22人と、専門委員7人の、合わせて29人で構成されています。 平成の大合併を機に発足したむらづくり委員会は、今回で第4期となります。 第4期委員会では、●国の地方創生関連の交付金で平成28年度に実施した事業の検証、●総合戦略の検討、●平成33年度からの第5次総合計画後期基本計画の策定に向けた検討を行います。 むらづくり委員会の会長には、久保区推薦の宮原 袈裟夫さんが選ばれました。 なお、委員の任期は、平成32年5月までの3年間となっています。
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南箕輪村 肉付け予算総額59億円
南箕輪村は、今年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を、11日に開かれた臨時議会に提出しました。 当初予算に3億4,819万円を加えた総額59億1,719万円としました。 南箕輪村では、4月に村長選挙が行われたため、今年度一般会計は55億6,900万円の骨格予算でした。 肉付け後の総額は、当初予算に3億4,819万円を追加した59億1,719万円で、原案通り可決されました。 人口増加に対応した施設整備や、老朽化した施設・設備の改修・更新が主な内容です。 老朽化した村民体育館の改修に1億2,200万円。 こども館開館で空室となる南箕輪小学校の教室棟の改修工事に6,100万円。 道の駅の拠点施設として大芝公園の管理棟の改修に5,500万円。 老朽化した村民センターのホールの舞台照明操作設備の更新に3,700万円などとなっています。 この日は、唐木一直村長が4期目就任後初の臨時議会となりました。 唐木村長は「人口増加に伴う施設不足に一定の目途をつけること、さらなる子育て教育の充実を図ることなどが課せられた使命です。活力あるむらをつくっていきたい」と所信を表明しました。
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次期総合5か年計画上伊那地域編 首長が意見交わす
県が今年度中の策定を目指している次期総合5か年計画に盛り込む上伊那地域編の方向性について、11日に市町村長が意見を交わしました。 上伊那地域戦略会議が11日に伊那市のいなっせで開かれ、次期総合5か年計画の上伊那地域編について意見を交わしました。 事務局の案では、基本的な視点・方向性として、自然・景観、地域・学び、産業、暮らし、リニアの5項目が示されています。 白鳥孝伊那市長は移住定住策について「県、上伊那、市町村がどのようなアクションを起こすのか共通の認識が必要だ」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は「若者にとって魅力ある地域づくりという視点が抜けている。若い世代が楽しいと思える何かが必要だ」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は「一番の根底は今この地域に住んでいる人の暮らしの安定だ。その視点がないままいろいろと施策を行っても上手くいかない」と話しました。 次期総合5か年計画の上伊那地域編は9月に素案をまとめる事になっていて、今月30日には阿部守一知事と上伊那の市町村長との意見交換会が伊那合同庁舎で開かれる事になっています。
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上伊那鳥獣被害対策協議会 今年度の事業確認
上伊那鳥獣被害対策協議会の定期総会が、10日に伊那市役所で開かれ、今年度も引き続き、野生鳥獣による農林業への被害防止に広域的に取り組む事が確認されました。 協議会は上伊那の8市町村や農林業関係者、猟友会などで組織されています。 今年度上伊那で取り組む国の交付金を活用した事業の総額は1,500万円となっています。 市町村別では、伊那市が移動式の猿の囲い罠などの購入に220万円、箕輪町が一斉捕獲やセンサーカメラの購入などに150万円、南箕輪村は交付金を活用した事業はありません。 今年度はほかに、駒ヶ根市と辰野町で、被害を防ぐための研修を行う計画です。 上伊那地域振興局のまとめによりますと、平成27年度の野生鳥獣による農業被害額は9,400万円で、ピーク時の平成22年度の1億1000万円から減少傾向にあります。会長の白鳥孝伊那市長は「着実に成果をあげているが被害の撲滅に向けて取り組みを進めていきたい」と話していました。
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伊那市 ふるさと納税返礼品から家電製品を除外へ
ふるさと納税の返礼品について、総務省から指摘を受け再検討を進めていた伊那市は、家電製品をすべて対象から除外することを決めました。 9日、市役所で開かれた記者会見で、白鳥孝市長が再検討の結果を公表しました。 冒頭のあいさつで白鳥市長は「全国で起きている混乱をこれ以上広げないこと、伊那市の判断が全国の自治体へ大きな影響を与えることから、家電製品等については総務省の意図を参酌しながら、資産性の有無を問わず全ての品目について返礼品から外すという結論に至った」と話しました。 伊那市では、4月1日に総務省から調達額の割合を寄付額の3割以下とすることや、資産性の高いものは扱わないとする通達を受け、4月18日に運用方針を発表しました。 その方針について、総務省から再度見直しをするよう要請があり、これまで再検討を進めてきました。 再検討の結果、カメラや、プリンターなどの家電製品を返礼品から除外するとの方針を示しました。 先月18日の見直し後、100品目あった返礼品の数は70品目となります。 返礼品となっていた家電製品は、市内の電器店を通じて仕入れていました。 白鳥市長は「街の電機屋が残念がることは容易に予測できる。悩みに悩んで出した結論だということを理解してもらえるものだと考えている」と話しました。 今回の決定を受けて、長野県電機商組合伊那支部長で伊那市荒井の電器店伊那無線商会の伊東千織社長は「商店街の店を使ってくれている自治体は全国でも少ないのではないだろうか。大変に残念だが、これまで街の電機屋を使ってくれた伊那市に感謝したい」と話していました。 伊那市では、5月末までは現在の返礼品のまま受付を行うことにしていて、6月1日からは家電製品を除外し、地域産材や地域資源を活かした特色ある返礼品を随時追加していくことにしています
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南箕輪村議会議長選挙所信表明
申し合わせ任期の満了により2人が立候補した南箕輪村議会議長選挙の所信表明が8日に行われました。 議長選の立候補者は、受付順に丸山豊議員と大熊惠二議員の2人です。 神子柴で無所属2期目の丸山議員は、「議会改革、地方創生をさらに進め、村民に代わり中立・公平に責任を果たしていきたい」と話しました。 中込で無所属5期目の大熊議員は、「村政への提案とチェック機能を働かせながら、村づくりを進めていきたい」と話していました。 なお、4期8年議長を務めている原悟郎さんは立候補していません。 他に、副議長選挙には4人が立候補しています。 村議会正副議長選挙は、12日の臨時議会で行われます。
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箕輪町議会 正副議長改選
2年間の申し合わせ任期満了により、箕輪町議会の議長に引き続き木村英雄さんが、副議長には小島常男さんが選ばれました。 27日、町議会臨時議会が役場で開かれ、2年間の申し合わせ任期満了に伴い正副議長の改選が行われました。 議長には、指名推選でこれまでに引き続き木村英雄さんが選ばれました。 木村さんは、現在2期目の67歳です。 副議長の改選は、事前の立候補に伴い投票で決めました。 全議員が投票した15票のうち、小島常男さんが9票、浦野正雄さんが6票で、小島さんが副議長に選ばれました。 小島さんは、現在3期目の73歳です。 正副議長の任期は、4月27日から申し合わせで2年後の議員任期終了までとなっています。 また、常任委員会では、総務産業常任委員長に中澤清明さんが、福祉文教常任委員長に釜屋美春さんが選ばれました。
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国道361号 上ケ洞工区開通
伊那市と岐阜県高山市を結ぶ国道361号の、高山市高根で建設が進められていた上ケ洞工区・高根トンネルがきょう、開通しました。 27日は、岐阜県高山市の高根トンネルで開通式が行われ、関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝いました。 361号の上ケ洞付近は、4つのトンネルがありますが道が狭く、乗用車のすれ違いができませんでした。また雨が多い日には規制区間になるなどの課題がありました。 今回、その課題解消を目的に、トンネル1.9キロを含む2.1キロのバイパスが整備されました。 これにより、大型バスが通行できるようになります。 開通式では、地元高山市の獅子舞や、中学生による太鼓が披露されました。 セレモニーのあと、関係者によるパレードが行われました。 今回のトンネル開通により、高山市から伊那市への観光客の移動など交流人口の拡大が期待されます。 国道361号上ケ洞工区の事業は、平成15年度に着手し、トンネルの工事は平成21年度に開始、54億円をかけて工事が完了しました。
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ふるさと納税返礼品 再検討5月末までに結論
総務大臣からふるさと納税の返礼品について指摘を受けた伊那市の白鳥孝市長は、再検討の結果公表について「5月末までに結論をまとめたい」との考えを26日示しました。 26日は伊那市役所で定例の記者会見が開かれ、記者からは全国的に注目を集めているふるさと納税に関する質問が多く出されました。 伊那市は、現在総務省からの要請を受け、ふるさと納税の返礼品について再検討を行っています。 総務省は、ふるさと納税の返礼品について「資産性の高い物は扱わない」などとする通知を1日に出しました。 これを受け伊那市は見直しを行い、新たな運用方針を17日発表しました。 しかし、10万円以下の家電製品が返礼品に含まれている事に対して総務省から見直すよう要請があり、高市早苗総務大臣は、21日名指しで苦言を呈しました。 自治体間での競争や、返礼品目的での納税など、制度が抱える問題について白鳥市長は、修正が必要だと話しました。 伊那市のふるさと納税の基金の残高は、昨年度末でおよそ57億円となっています。
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中川村長選挙 宮下氏が初当選
任期満了に伴う中川村長選挙が23日に行われ、無所属・新人で元役場職員の宮下健彦さんが初当選を果たしました。 元役場職員の宮下さんは現在62歳です。 「新しい発想でさらに活気あふれる村づくり」を公約に掲げています。 今回の村長選には宮下さんの他、無所属新人で元村議会議員の藤川稔さんが立候補し、新人同士の一騎打ちとなりました。 結果、宮下さんが1,885票、藤川さんが1,449票で宮下さんが初当選を果たしました。投票率は81.31%でした。 初登庁は来月15日で、任期は平成33年5月12日までの4年間となっています。
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ふるさと納税の返礼品 運用方針を再度検討
伊那市の白鳥孝市長は21日市のふるさと納税の返礼品について「運用方針を再度検討する」とのコメントを出しました。 これは総務省の「10万円未満の家電製品は返礼品の趣旨にそぐわない」とする指摘に対するものです。 市長は総務省からのふるさと納税の趣旨にそぐわないという発言を受け方針を転換し再度検討するとしています。
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江戸時代の民家活用し地域活性
伊那市は高遠町に残る江戸時代の民家、中村家と馬島家を活用し伊能忠敬が味わった料理を提供するなど地域活性プロジェクトに取り組みます。 このプロジェクトは地方創生拠点整備交付金を活用して実施されるもので事業費は1億4千万円。そのうち半分は交付金で賄われます。 中村家と馬島家の2つの拠点により集客を図るもので通年観光を目指します。 案として江戸時代の中村家で参勤交代の際、伊能忠敬も味わったとされる料理を復活させ提供します。 ほかには高遠地区でそば店出店の検討をするため試験店舗として場所を提供するとしています。 馬島家では江戸時代の文化を体験できるサービスを行うとしています。 またこれらを進めるため行政、商工会、地域住民、学校、金融が参加するプロジェクトチームを立ち上げる計画です。 これらにより桜の季節以外でも楽しめる高遠城下町をつくり集客につなげる考えです。 伊那市地方創生総合戦略審議会は地域に人を呼び込む活性化策について検討するため開かれたもので委員11人が出席しました。 審議会ではほかに昨年度の事業について、そばイベントの開催など35%が順調に行われ、山林資源の活用など36%が努力を要するとの進捗状況が報告されました。
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ふるさと納税「見直す予定ない」
17日に伊那市が発表した返礼品として10万円以下の家電製品は今後も扱うなどとするふるさと納税の運用方針に対し、県を通して総務省からさらなる見直しの要請が出されたことを受けて、白鳥孝市長は、「精査したうえで市の総意として決定したものであり直ちに見直す予定はない」との考えを示しました。 今月1日に、総務省から、各自治体に対し、ふるさと納税の返礼割合を3割までなどとする通達が出されたことを受け、伊那市は、2週間ほど、受け入れを休止し、返礼品について検討を進めてきました。 17日に、白鳥市長が会見を開き、10万円以上の家電は扱わないなどとする新たなふるさと納税の運用方針を打ち出したばかりでした。 しかし、総務省からさらに見直すよう、県を通して要請があったということです。 それに対し白鳥市長は、「本市のふるさと納税運用方針は、総務大臣通知の内容をきちんと精査したうえで、法令等の根拠を基に、市の総意として決定したものであり、これを直ちに見直す予定はありません。今後市として再度の見直しを行うとすれば、国は本市の判断基準を否定し得る合理的で明確な根拠を示す必要があると考えております」とのコメントを発表しました。 なお、昨年度、伊那市はおよそ6万件72億円のふるさと納税を受け入れています。
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南箕輪村行政評価委員会 4事業を「拡充」必要と評価
南箕輪村行政評価委員会は、村が平成27年度に取り組んだ32の事務事業を評価し、全てを「必要性あり」とし、このうち4事業については「拡充」すべきとしました。 19日、小森博人委員長らが役場を訪れ、唐木一直村長に評価結果を報告しました。 平成27年度の評価対象となった32の事務事業すべては「必要性あり」としました。 このうち「拡充」が必要とする事業は、防災対策事務、放課後児童クラブ運営事業、6次産業化推進業務、巡回相談・療育支援事務の4つです。 放課後児童クラブ運営事業は、こども館建設に合わせ、運営方針や目的、マニュアルを明確にし、保護者への周知をはかる必要があるとしています。 小森委員長は「子どもの数が増えている村ならではの課題については的確な対応をお願いしたい」と話していました。
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村民体育館 9月から改修工事
南箕輪村は、9月から来年1月末にかけ村民体育館の改修工事を行います。 17日に役場で開かれた村議会全員協議会で詳細について報告がありました。 今回の改修で、床をひざに負担の少ない床材に全面張替えするほか、壁も全面張替えします。 また、雨漏りしている屋根の補修や照明のLED化も行います。 総事業費は1億2,250万円で、このうち4,500万円は「スポーツ振興くじ助成金」が充てられることになっています。 村民体育館は、鉄骨一部鉄筋コンクリート造りで、昭和52年3月に完成しました。 老朽化が進んでいる公共施設の中でも使用頻度が高いことから改修することになりました。 工事は9月から来年1月までで、2月から供用開始となります