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駒ケ根市報に有料広告導入
駒ケ根市は月2回発行している市報に一般企業などの有料広告を導入することを決めた。6月15日号から掲載の予定。有料広告は市報のほか、市のホームページやこまちゃんバスの停留所にも同時に導入する。05年5月から庁内のワーキンググループが市政モニターや市民会議などの意見を参考にしながら検討を進めてきた。
市報の広告は市単独での募集方式も検討されたが、安定した財源確保を図るために指名競争入札で決定した広告代理店による1年分一括買取方式とし、1年ごとに契約。料金は1段2色刷りで1回2万円以上、4色刷りで3万円以上の設定で、年間百数十万円の収入を見込んでいる。
市は広告導入の可能性のある媒体として今後、封筒やこまちゃんバスのほか、庁舎の壁面などについても検討していきたいとしている。 -
人と森とを近づける「市民の森林」の実現へ
伊那市のますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会(浜田久美子委員長、10人)は22日、小坂市長に報告書を提出した。「市民の森林(もり)」の実現に向け、多くの人がかかわり、森林が適正に整備されるようプログラムを組んだ。
実施計画は06縲・0年度の短期計画、それ以降の中・長期計画。森林環境学習や森林整備の実践者、公募など委員が現地視察を踏まえ、平地林の具体的な利活用を考えた。
実施計画は「運営プログラム」「森林整備」「施設整備」「運営組織」で構成。運営プログラムの基本姿勢に▽平地林の認知度を上げる▽管理運営の参加を促す▽地域特性を生かして他地域からの滞在を増やす竏窒ネどをすえた。全体イメージを(1)森の学校(平地林の森林資源を活用して作業体験や自然観察など)(2)森林空間活用(健康、スポーツ、各種文化活動)の2つに分け、まきストーブ塾、きのこ育て体験、森林セラピーなどプログラムを提案。トイレや給水施設の整備も盛った。
また、運営プログラムを効果的に実施し「市民の森林」の機能を担える組織づくりを挙げた。
報告には正副委員長2人が訪れ、浜田委員長は、暮らしと森林との接点が減っている現状から「平地林を拠点に、市内全域へと広がり、森林に愛着が持てるようなプログラムとした」と話した。
市は報告書を尊重していくという。
平地林はアカマツを中心とした約68ヘクタール。97年から「市民の森」として地権者から用地を買収、04年度末で賃貸借を含め約53ヘクタールが済み、一次間伐が完了している。報告書で、アカマツを間伐して材を利用しながら、天然の力で生えてくる多種多様な植生を育て、針葉樹、広葉樹が混交した森林を目標としている。 -
市長選・市議選まで、あと1カ月
伊那市・高遠町・長谷村の合併による新伊那市発足に伴う市長選挙、市議会議員選挙が4月23日告示、4月30日投開票の日程(予定)で行われる。告示まで、あと1カ月となった。
市長選は、今のところ、伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=が出馬表明しているのみ。
市議選は、初回に限り、各市町村を単位とした選挙区が設けられるが、長谷を除く選挙区ではすでに定数を超え、選挙戦は確実だ。
【市長選】
市長選は、伊那市長小坂氏が出馬表明しているのみ。新人擁立の動きはあるものの、具体名が挙がるまでに至っていない。
新人擁立に動く共産党は「いつの段階で、結論が出るのかは未定」という。
市民有志は「市民の声を聞き、市政に反映できる」人材を求めて動いているが、選挙日程が市議選と同じであることから、人材確保など擁立が難しい状況。次期選挙も踏まえ、あきらめず何とか選挙戦に持ち込みたいとする。
市民の中には「新しいまちが立ち上がるとき。無投票でなく、市民の審判を受けるべき」という声もある。
1月中旬、正式に出馬表明した小坂氏は「7万4千人の市民が『合併してよかった』と思えるように最後の努力をしたい」と述べ、主な施策に▽自主財源の確立▽権兵衛トンネル開通に伴う観光▽少子化対策竏窒唐ーている。
【市議選】
市議会の議員定数は26で、伊那市18、高遠町5、長谷村3。
◆伊那市
出馬表明しているのは現職18人、元職1人、新人2人。
元職は会社役員飯島尚幸氏(60)=公明党・西春近、新人は前女性団体連絡協議会長竹中則子氏(64)=無所属・手良、NPO法人「クローバーコミュニケーション信州」代表野溝直樹氏(40)=無所属・東春近=。竹中氏は市女団連OB有志らでつくる「明日を担う女性の会」が「女性を政策決定の場へ送り出したい」と擁立。野溝氏は「NPO活動などの経験を生かし、建設的、実効的な施策を打ち出せる市議として役に立ちたい」と出馬を決めた。
現職引退は、無所属の北原斉=手良(1)(当選回数)、小林光豊=西箕輪(3)、高沢勝=中央(3)、藤島雄二=西春近(3)、共産党の小林和人=西箕輪(6)、公明党の赤沼利光=西箕輪(8)=の6氏。
西箕輪地区は、現職5人のうち3人が引退することから「地区内で何とか立てたい」と新人擁立に動いている。
東春近では、現職2人に加え、新人1人が立ち、激戦区となりそうだ。
党派は無所属16、共産党3、公明党2。共産党は現職1人が引退するが、3人が続投を、公明党は現職1人が引退、元職1人が出馬し、現有2議席の確保をそれぞれ目指す。
合併を機に、協働のまちづくりなどを掲げ、地元に限らず、市内全域から支持を集めたいとする立候補予定者も目立つ。
30代女性を推す動きもあったが、本人の意思が固まらなかった。
3月2日現在の有権者数は、4万9361人。
◆高遠町
現職7人、新人1人が出馬を表明。西高遠からは現職5人が立ち、混戦を極めそうだ。
現職はいずれも無所属で、西高遠の飯島進(52)、伊東實(70)、春日嗣彦(51)、原浩(68)、下山田の野々田高芳(69)、藤沢の伊藤明由(66)、共産党で西高遠の関森照敏(65)の各氏。新人は、前高遠町観光協会事務局長の農業・平岩国幸氏(68)=無所属・上山田=が名乗りを上げている。
引退表明はいずれも無所属の小松晃氏(69)=上山田、前林賢一氏(69)=小原、松井教一氏(50)=山室。
◆長谷村
羽場好美氏(47)=無所属、宮下金典氏(55)=共産党=のいずれも溝口の現職2氏が出馬を表明。非持地区からも現職の出馬が濃厚だ。
無所属の窪田清彦(66)=黒河内、中山達得(73)=非持、吉田由季子(38)=同、の3氏が引退を決めていて、そのほかにも年齢などを理由に退く考えの現職も数人いる。 -
国道152号片倉南原バイパス着工
県が進める高遠町藤沢片倉の国道152号片倉南原バイパスが22日、着工した。
町内の国道152号では長藤の四日市場、栗田、藤沢の荒町、片倉の4カ所に幅員が狭い個所があり、交通に支障をきたしている。片倉は幅員4メートルと最も狭い個所があり、大型車両同士のすれ違いが困難で、交通量が多い観桜期は交通誘導員を配置して交互通行をしている。
バイパスは難所を解消するため、片倉多目的集会施設近くから現道西側の農地に藤沢川に沿う形で整備し、薬師堂集落で現道と接続させる。総延長760メートルで、全幅は11メートルの車道2車線。片側に2・5メートルの歩道を設置する。総事業費は約4億円。来年4月には暫定的に通行可能にしたいとしている。
安全祈願祭と起工式には関係者約50人が出席。伊東義人町長は「地域住民にとって欠くことのできない生活道路であり、観光用道路としても重要な路線。完成すれば合併後の新市の進展と飛躍につながる」とあいさつした。 -
5S改善チーム発足
トップダウンではなく、職員自らの想いを形に職場環境を見直し、民間の手法にならって行政運営の効率化を目指そうと、宮田村の職員が20日、「5S改善チーム」を編成した。自己や職場推薦で選ばれた14人のメンバーは、若手や女性が大半。管理職は入らず、実務レベルの一般職員が自ら考え、行動に移す。
5Sは整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字をローマ字読みした総称。
民間企業が生産性向上の手段として改善に取り組んでいるが、宮田村の清水靖夫村長は昨年7月の就任以来、行政改革の一環として村職員に徹底を呼びかけている。
改善チームも村長の・ス肝入り・スと言える。が、「従来のトップダウンではダメ。上から与えられたものをやるだけでなく、行政をこう変えたいという夢を行動にしてもらいたい」と清水村長、小林修助役は説明する。
職員一人ひとりの意識改革、能力開発などにつなげたい考え。今後チーム内で検討した提言などは、管理職の企画会議や各職場にあげて実行に移す。
チームリーダーに選ばれた上條雅典さんは「何もない所からの出発。このような取り組みができたことが第一歩だと思う。最初から難しく考えるのではなく、身近な所から意識を広げていければ」と話した。
当面はメンバーの研修、他の行政や事業所の取り組みなどを研究し、検討を進めていく。 -
みのわ健康アカデミー1期生卒業式
熟年者の健康レベル向上を目的とした箕輪町の「みのわ健康アカデミー」1期生の卒業式が20日、町文化センターであった。副学長の寺沢宏次信州大学教育学部助教授が卒業生に卒業証書と活動記録を手渡し、今後も継続した健康づくりに期待した。
寺沢助教授が提唱する「運動とコミュニケーション」の理論と実践に学び、「楽しく・仲良く・温かく」をモットーに運動習慣を継続し、健康学習と個別相談で健康レベルを向上させようと初開講。信大教育学部、県看護大、箕輪町医師会、健康づくり事業団などの協力を得た。
学生は56歳から75歳までの41人。トレーニング37回、健康学習9回、集団健康講座10回に、ウォーキングなど自主トレーニングにも取り組んだ。
学長の平沢豊満町長は、「素晴らしい仲間と末永く交友を続け、明るく楽しい健康な日々を送って。みのわ健康サポート隊として地域の皆さんのリーダーとしての役割を担ってほしい」とメッセージを寄せた。
卒業生代表の原章夫さん(73)=松島=は、数回しかできなかった腕立てふせ、懸垂などが20回程度できるようになり、体力年齢は70歳代の人が40縲・0歳代になるなどの成果を挙げ、「卒業しても介護を受けることなく健康で元気に老いを迎えたい。健康アカデミーに感謝している」とあいさつした。
皆勤賞は長岡の清水百合子さん(65)。アカデミーから記念品が贈られた。
1年間の成果は、寺沢助教授が関係する取り組みの中で先進の成果で「とても素晴らしい」と講評。学生の平均で腹囲2・1センチ減、体重0・6キロ減。最も成果のあった人で腹囲7・5センチ減、体重約6キロ減。上体起こし、長座体前屈、肺活量など体力測定結果も上がった。一般的に減少する握力も平均2・2キロ増え、バランスよく筋力アップした結果になった。
町は06年度、学生枠を拡大して2期目のアカデミーを開講。9月には短期アカデミーも計画する。1期生は月1回、元気センターでトレーニングし自主活動に取り組む。町は、「みのわ健康サポート隊」として1期生が地域の健康づくりのリーダーになっていくことに期待している。 -
家具類の転倒防止器具設置活動
中川村・村消防団(松村等団長)は21日、村内の独り暮らし世帯を対象に家具類の転倒防止器具の設置活動をした。地震時の家具の転倒などによる被害軽減のため、転倒防止器具を無料で支給し、団員が希望の家庭を訪問し、器具を取り付けた。
希望者は25世帯で、2月から各分団ごとに実施、最終日のこの日は第2分団第4部12人が更新したばかりの積載車で担当地区の横前や針ケ平を回り、家具やテレビに転倒防止ポール、転倒防止板などを設置した。
このうち、針ケ平の高齢者宅では、キッチンの食器棚を持ち上げ、転倒や滑り出しを防ぐ家具転倒防止板を棚の下に敷き、天井との間に転倒防止ポールをはめ込んだ。
また、テレビの下にはゲルシートを張り、転倒や落下防止もした。
作業を見守っていた高齢者は「手軽に設置でき、見た目も悪くない」とうれしそう。
同事業は地元の消防団員が行うことで、地域の防災意識の高揚を図り、合わせて、消防団と地域住民、特に高齢者世帯とのつながりを深め、有事の際の活動の円滑化を目的に初めて実施した。事業費(器具購入費)約6万円。 -
新積載車の安全祈願
中川村は村消防団第1分団第1部と第2分団第4部の消防積載車を20年振りに更新。18日、団幹部ら8人が参加し、葛島の延寿院で伊佐栄豊住職による安全祈願祭を行い、交通安全と活動中の無事を祈った。
第1分団第1部(美里・飯沼地区担当)の新積載車は、660CC、4人乗り、ポンプはB3級、投光器と発電機を装備した。
第2分団第4部(横前・針ケ平・小平地区担当)の新積載車は3000CC、6人乗り、ポンプはB3級、投光器と発電機を装備した。
事業費は合わせて、1100万円。4月16日の春季訓練でデビューする。 -
箕輪町議会3月定例会開会
国民保護協議会条例案継続審査に箕輪町議会は20日開いた3月定例会本会議で、町が上程した「箕輪町国民保護協議会条例制定」議案とこれにかかわる町特別職非常勤の報酬に関する条例一部改正案を閉会中の継続審査とした。上伊那地区憲法を守る会と箕輪町職員労働組合が提出している「住民を戦争に巻き込む『国民保護計画』を策定せず、『無防備地域宣言』を行うよう求める請願」も継続審査とした。
唐沢荘介総務文教常任委員長によると、委員会審査で▽上伊那では国民保護協議会条例案を箕輪町しか今3月議会に上程していない▽町職員労働組合から請願が出ており相談したい▽関係資料整備ができていない▽住民との話し合い、道筋ができていない-などの意見があり、継続審査に決した。
本会議は、委員会に付託していた総額74億7100万円の06年度一般会計予算案、05年度一般会計など補正予算案、特別職の報酬条例案など23件と意見書提出の追加議案3件を原案通り可決、町一般職の職員給与に関する条例の一部改正案を賛成多数で可決し、閉会した。
陳情は、▽出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情▽看護職員の大幅増員を求める意見書の提出について-の3件を採択し意見書を提出する。
継続審査になっていた「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書は閉会中の継続審査、「高校の30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は趣旨採択とした。
箕輪町農業委員会の議会推薦委員は、唐沢英重さん(沢)、押野衛さん(上古田)、唐沢敏幸さん(中原)、那須千元さん(福与)の4人。
議会活動検討特別委員会委員は8人を選任した。委員は次の皆さん。
松崎久司、丸山善弘、日野和司、三井清史、三沢興宣、向山章、柴財埜、寺平秀行 -
宮田村消防団新体制
宮田村消防団は新年度幹部が交替。平澤成己副団長が団長となり、新体制で始動する。辞令交付は4月1日。
幹部の任期は2年で、副団長は酒井学さん、本部長に白鳥賢嗣さん。
分団長は第1(北割区・南割区・新田区)が向山和孝さん、第2(町1・2・3区)が平澤賢司さん、第3(中越区、大久保区、大田切区、つつじが丘区、大原区)が北原貴明さんが着任する。
新体制の幹部予定者は次の皆さん。カッコ内は所属。
【団長】平澤成己【副団長】酒井学【本部長】白鳥賢嗣【分団長】向山和孝(第1)平澤賢司(第2)北原貴明(第3)【副本部長】上條雅典【ラッパ長】後藤勝美【救護長】宮下智【部長】太田和宏、倉田康秀、武井克憲(以上第1)北原慎吾、川手哲弘、春日真一、小澤敏博(以上第2)酒井靖浩、土田杜宏、唐澤忠、小池晃、北原憲明(以上第3)【班長】小田切直也(本部)牧田貴嗣、春日政浩、百沢隆、山下秀樹、三浦博文、松崎裕、下平秀樹、酒井豊典、小田切真次、加藤浩司、小林泰幸、武井元、田中英治(以上第1)三浦隆、宮本雄一、山岸誠司、本田宏行、山浦典祐、春日政信、牧田久孝、小田切誠、田中慶一、柘植高光、中原淳(以上第2)小田切勝良、小林一男、小田切俊一、林明浩、寺沢博史、加藤輝明、細田卓爾、飯島保、清水悦史、田中雅章、上野則秋、若杉武士、北原修一、斉藤弘樹、小松英則(以上第3) -
中川村議会が全国表彰
中川村議会(鈴木信議長)は優良町村議会として、全国町村議会長表彰を受賞。17日、県町村議会副会長の原浩高遠町議会議長から伝達された。
住民の意向に反映した活力ある議会、円滑な議会運営などが評価された。上伊那では唯一。
原高遠町議会議長は「優良町村議会に選ばれ、なかなかいただけない価値ある賞を受賞した。常に住民の声に耳を傾けてきた、先輩からの積み重ねがりっぱな賞につながった」と祝福「これを契機に一層の発展を」と期待を込めた。
鈴木議長は「57年から12期にわたる先輩議員の努力の積み重ねで優良議会に選ばれた」と喜び「町村議会を取り巻く環境は厳しく、議員の責任は一層重くなるが、住民の付託のこたえられるように努力したい」と誓った。 -
箕輪町振興計画審議会
実施計画の実施状況示す箕輪町振興計画審議会(柴寿会長)は17日、町役場で開き、第4次振興計画の実施計画実施状況や06縲・8年度実施計画の概要を町が示した。
実施計画は、基本計画の施策を3カ年ごとの計画で具体化し、財政状況などを見ながらローリング方式で毎年見直す。
06年1月までの実施状況は▽町政情報提供の充実で8回の出前講座開催▽町ホームページのリニューアル▽行政経営計画に基づく効率的な行政経営の推進▽人材育成の強化▽バイオディーゼル燃料精製事業▽青色回転灯による自主防犯パトロール体制の整備-など。
06縲・8年度の実施計画は▽地域交流センター整備▽防災避難マニュアル作成▽保育園への英語あそび導入▽自主防災組織の育成▽運動あそびの小学校1、2年生までの事業拡大-などを示した。
委員からは、実施計画評価のための数値目標や状態目標の提示、行政と地域の双方向による情報共有などを求める意見があった。今回、委員の区長10人と町議2人が新しくなったが、区長ら委員交代に伴う情報共有の難しさの指摘もあった。
町は、実施計画が1年終わるごとに審議会の意見を聞き、次年度の計画に反映。実施状況の評価は、後期の基本計画(10縲・4年度)策定に向け、08年度ころに前期の基本計画(05縲・9年度)を評価し後期計画につなげる。今後は、8月ころに審議会を開き、05年度実施状況について意見を聞き、07年度に生かす予定。 -
せせらぎの小径しゅん工
伊那市役所南側の「せせらぎの小径(こみち)」再生事業のしゅん工式が18日、現地であった。小水力発電装置を新たに設けるなど整備。市関係者ら約50人が完成を祝い、市民の憩いの場となることを願った。
再生事業では、水路を周回する遊歩道(延長約1千メートル)を木材チップや透水性溶融スラグを使って舗装。また、地域材を活用してパーゴラを作ったり、水路に木橋をかけたりした。周辺の草木には札を、桜やケヤキなどの木には伊那東小学校3年杏組の児童たちが鳥の巣箱をかけた。
天竜川に流れ込む水路西側には、伊那谷自然エネルギー研究会の協力を得て、小水力発電装置を設置。水路から導水管を引き、落差1・3メートルを利用して発電させ、水路内のLED(発光ダイオード)外灯や電動スクーター(2台)に使用する。発電電力は約160ワット。電動スクーターは、8時間で満タンになるという。自然エネルギーへの理解を深め、環境教育の場になることに期待する。
式では、せせらぎ水路東側のアルプス広場で、小坂市長らがテープカット。木陰を作るために、パーゴラ付近に藤2本を植えた。
そのあと、保育園児らが水路にカジカ95匹を放し「元気に泳いでね」としばらくの間、カジカの泳ぐ姿を見守った。
この水路は94年、公共下水道のイメージアップを図ることを目的に、地下水をくみ上げて整備。散策路が砂利道だったことから「車いすでも通れるようにしてほしい」という市民の要望にこたえ、昨年10月下旬から再生事業に取り組んだ。事業費は2200万円(うちコモンズ支援金1081万円)。 -
新イーナちゃんグッズのマウスパッド発売
伊那市は20日、市のイメージキャラクター「イーナちゃん」の新しいグッズとしてマウスパッド2種類を発売する。
デザインは、イーナちゃんを中央に描いたものと、桜などをバックに四季折々のイーナちゃんが集まったもの。大きさは縦18センチ、横22センチ。初回作成分は各1千枚。
19日、市生涯学習センター2階で開いている春の高校駅伝インフォメーションコーナーで先行発売する。
マウスパッドは、シールやきんちゃく、クリアホルダーなどイーナちゃんグッズの12種類目で、市の若手職員を中心に作るプランニングチームの提案を受けて作った。市は「現伊那市として最後のグッズ。増えているパソコン利用者に使っていただきたい」と話している。
販売所は市役所売店、みはらしの湯、羽広荘、みはらしファーム「とれたて市場」の4カ所。1枚400円。 -
ゆめぐりスタンプラリー抽選会で特賞など決まる
上伊那広域連合の「信州伊那路ふるさと・ゆめぐりスタンプラリー」抽選会が17日、伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」であった。特賞をはじめとする当選者が決まった。
スタンプラリーは8回目を数え、徐々に定着。応募数は地元のほか、飯田市、岡谷市、塩尻市、愛知県、静岡県などから1678通(前年比165通増)だった。広報「かみいな」などで地元PRに力を入れたことから、一定の効果があったとみている。今後、権兵衛トンネル開通で、木曽方面からの誘客も検討する。
スタンプラリーは、地域の魅力を生かした温泉や観光施設を郡内外の人にPRし、新たな顧客に結びつける目的。20施設のうち、利用したポイントに応じて5つの賞に応募できる仕組み。
特賞(3本)は完全制覇した人が対象で、賞品は5万円旅行券プラス上伊那特産品。1等4本、2等10本、3等36本、また遊びま賞300本で、宿泊施設1泊2日の宿泊券、イチゴの詰め合わせ、地酒、まつぶさワインなどの賞品をそろえた。
ゆめぐりに関する写真には19点の応募があり、12点を特別賞に選んだ。夏の中央アルプス、中川村飯沼での田植えなどを題材にしたもので、ホームページで紹介される。
来年度は4月8日から開始。早めの応募を促すため、6、9、12月の抽選を新たに加えた季節賞を新設する。 -
箕輪町職員研修報告会
箕輪町は16日、人材育成の一環で職員研修報告会を役場で開いた。海外派遣研修の参加者や県、市町村の交流職員で箕輪町で研修している職員の発表を聞き、研修経験を共有した。
05年11月にヨーロッパ環境問題研修視察に参加した教育課の中村克寛さんは、10日間の日程でドイツ、スイス、フランスを訪問。不燃物処理場、川の再自然化活動、水力発電ミニダム、景観づくり、ごみ処理会社などの視察の様子を写真とともに説明。「日本や箕輪町は環境行政はレベル的に高いと感じた」と話し、今後の方向性と課題に▽循環型社会のシステム構築▽資源のない日本での新エネルギー拡充の必要性▽環境教育と啓蒙活動-を挙げた。
05年度の海外派遣研修者は3人。欧州児童福祉・少子社会対策視察、欧州都市計画・コミュニティづくり調査にも参加している。
県、伊那市、長谷村から交流職員として町で研修している職員は5人。県と町では職員同士や理事者との距離感が違う、箕輪町は職員1人が受け持つ仕事範囲が広い-など感想を話した。 -
飯島町の人事異動
飯島町は17日、4月1日付けの人事異動を内示した。大課制導入と係の統合で異動総員は83人の大規模となった。課長級4人、課長補佐・係長27人、一般職員34人、出向・派遣6人、保育士8人、新規採用1人、退職6人。昇任は課長級ではただ1人、塩沢良和さんが社会福祉協議会事務局次長から局長に昇任、係長級ゼロだった。
組織改革では総務課と企画財政課が統合し、総務課に、住民税務課と保健福祉課が統合し、住民福祉課になり、6課が4課になった。
係では安全対策係が危機管理係に名称変更、企画係まちづくり担当・開発係(1部)などを合わせ、まちづくり推進室を設置。資産税係と民税係を合わせ、税務係と収納対策担当を設けた。
住民係と生活環境係を統合し、住民環境係に、国保医療係と保健予防係を統合し、保健医療係に、福祉係に高齢者係を統合、都市計画係と国土計画係を統合し調査計画係に、水道係に下水道係を統合、教育委員会も5係が学校教育係と生涯学習係の2係にまとめるなど、27係を18係とした。
職員数は人員削減計画により、135人が7人減の128人になった。 -
村が委員会の答申を受けて行革大綱を策定
宮田村行政改革推進委員会(仁科智弘会長)は15日、事務事業再編や職員の定員管理など6項目からなる行革案を清水靖夫村長に答申。村は案に沿い、2009年度まで5年間の行革大綱(集中改革プラン)を策定した。昨年度策定の自立のむらづくりの指針「ステップI」に準拠する部分もあり、職員数は現状105人を2010年度当初に92人に減らすと明示。一方で給与適正化など具体的な目標数値が示されていない部分も多いが、村総務課は「年次ごとの行動計画をつくり、示していく」としている。
事務事業再編では、重点施策である子育て支援にあわせ「子ども室」の新設を明記。
教育委員会総務係と住民福祉課国保児童係の一部業務を統合するもので、07年度に設置する考え。乳幼児から児童、生徒まで窓口を一元化し、包括的に事業推進を図る。
民間委託では、07年度以降に村民会館をはじめとした文化施設のほか、介護予防等拠点施設「なごみ家」、保育園も指定管理者の活用を検討するとした。
公園は地元への管理委託を推進。宮田高原は全部委託か、牧場廃止も含めて今後の検討が必要とした。
職員の定員管理は、新規採用を隔年で各1人とし、退職勧奨年齢を50歳から45歳へ引き下げるよう検討する。
また、自己評価、人事評価制度と、3縲・年程度での人事異動を実施。異動希望願い制度の導入も検討する。
一方で給与の適正化については、現行給与体系や退職手当てなどを「見直す」と表記。
第3セクター見直しについても「経営健全化を求める」など抽象的言い回しとなった。
行革委員会は今後、年度ごとに取り組み状況をチェックする方針。仁科会長は「行革が絵に描いた餅で終わらぬよう、住民参画のむらづくりを見守っていく」と話した。 -
後期基本計画を答申
中川村総合計画審議会(北島文憲会長)は16日、役場で村から2月14日付けで諮問があった「中川村第4次総合計画・後期基本計画(06年-09年)」について、意見を付記し答申した。
意見は▽厳しい財政環境の中でも、計画達成のため一層財源確保に努力を▽住民が参加しやすく、住民の声が十分反映できる環境の整備を▽村民と行政が一体になって、各種施策を総合的かつ効率的に推進し、目的が達成できるように努力を-と要望した。
曽我村長は委員の労をねぎらい「これから先の大事な4年間、議会をはじめ村民と一緒に、もっと村がよくなるように頑張りたい」と述べた。
答申を受け、村長が後期基本計画を策定、村議会全員協議会で説明する。
後期基本計画(06-09年度)は、「快適で健やかな暮らしを楽しめるむら」「豊かな自然と風格のある景観を満喫できるむら」「新たなふれあいと躍動を創出するむら」-を基本理念に(1)みんな健やか(2)快適環境(3)彩り文化生活(4)もしもの備え(5)ふるさと実感(6)中川エコ(7)生活パートナー(8)智恵と技術をつなぐ(9)広がる,結い,の和の9プラン(9章)で構成した。
審議会は2月14日から全3回開き、村の諮問案について、第1章から順に、1字1句まで慎重に審議した。 -
南箕輪村議会3月定例会閉会
南箕輪村議会3月定例会は16日、委員会に付託していた総額40億6千万円の06年度一般会計予算案、大芝公園等関連施設など指定管理者の指定、条例改正など27議案と意見書提出の発議を可決、議員報酬に関する条例改正の発議を賛成少数で否決し閉会した。
議員報酬は現在5%減額している。発議は議員報酬を06年度に規定の報酬月額から5%減額する内容だが、賛成少数で否決した。
請願・陳情は、出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書は採択、「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情は不採択だった。
指定管理者の指定、期間は次の通り。
(1)大芝公園等関連施設=村開発公社(2)村民体育館=NPO法人南箕輪わくわくクラブ(3)村社会福祉施設=村社会福祉協議会(4)村シルバーワークセンター=伊那広域シルバー人材センター-。期間はいずれも06年4月1日縲・0年3月31日
▽田畑児童公園、田畑交通公園=田畑区▽神子柴公園=神子柴区▽大泉公園=大泉区▽久保公園=久保区▽北殿駅前公園=北殿区▽南殿親水公園=南殿区-。期間はいずれも06年4月1日縲・6年3月31日 -
3議員が市政ただす
開会中の駒ケ根市議会3月定例会で15日、前日に続いて一般質問が行われ、馬場宣子議員(共産党)坂本裕彦議員(同)猿田洋子議員(無所属)がそれぞれ市の考えをただした。
寝たきりの年寄りや病人などを自宅で介護する市民に支給している在宅介護慰労金について馬場議員が質問したのに対し中原正純市長は「市が交付する05年度の在宅介護慰労金は2260万円。ほかの自治体では廃止の動きもある中で、市としては支給額は順次引き下げの方向で見直すが、制度は引き続き堅持したい」として支給を当面継続したい考えを示した。
猿田議員が起債残高についてただしたのに対し中原市長は「05年度末の起債残高見込みは約211億円だが、このうち国の交付税で半分が措置されるため市民負担は実質約100億円。(借金の度合いを示す)起債制限比率は12%台で適正に推移している」として健全財政を強調した上で「起債は借金ではあるが、一方で社会資本の整備により質の高い住民サービスが可能となる側面も同時に見るべき」として、国の有利な起債を利用して社会資本整備を図ってきたこれまでの市の方向性は間違っていなかったとの認識を示した。 -
新伊那市の暫定予算は3カ月で116億円
31日に合併する伊那市・高遠町・長谷村は15日、新伊那市の06年度の暫定予算を発表した。一般会計は、4縲・月で116億円。新市長が決まってから、市議会6月定例会で政策を含んだ本予算を組む。
暫定予算は、人件費など義務的経費と3カ月間にあるイベントなどを盛った。うち公共事業は5億8千万円。主なものは、合併記念誌・CD竏坦OM作成の新規事業、5月の全国藩校サミット、東春近小学校の改築、高遠町の虹橋歩廊(スロープ式)工設計・工事、竹沢長衛翁のレリーフ移転工事、伊那インター駐車場整備など。
特別会計は介護保険、国民健康保険、農業集落排水など9事業で57億3千万円。水道事業会計は5億3千万円、南アルプスのスーパー林道バス運行の自動車運動事業(通年)は6600万円。
暫定予算は職務執行者が専決処分する。
06年度一般会計予算は300億円前後と本年度並みを見込んでいる。
05年度の1日分(31日のみ)は未収未払いを予算化。
予算発表には3市町村の首長がそろった。 -
権兵衛トンネル工事のパネル展示
伊那市役所1階の市民ホールに、権兵衛トンネル工事の写真パネル19点を展示している。17日まで。伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル工事の流れや概要、難工事の様子などを紹介している。
権兵衛トンネルは延長4470メートル。98年10月から掘削を開始し、03年11月に貫通。舗装工事、電気設備、防災設備などを整え、2月4日に開通した。
パネル=A1判=は、重機での地山の掘削、地山を支えるための支保工の建て込み、開通式の現地セレモニーなど。「断層破砕帯に遭遇し、最大毎分10トンの出水に見舞われた」と難工事の様子も伝える。
市は「工事に携わった人たちの苦労を感じてもらえたら」と、飯田国道事務所からパネルを借りた。
合わせて、景観保全のための国道361号沿道自己用広告物のガイドライン「花街道サインシステム」の概要や模型も展示している。 -
箕輪町議会3月定例会一般質問から
◆学校給食民間委託06年度に2校目検討
箕輪北小学校の給食民間委託の効果を日野和司議員が尋ねた。
井内吉彦教育委員長は「民間委託はなかなかいい」とし、「民間委託は教育委員会と町が意見を共有している。教委としては06年度くらいには2校目を検討したい」と話した。
効果は▽従来の給食の中身を低下させない大前提がクリアしている▽業者の理解もあって児童や職員と交流ができている-ことを挙げた。人件費は1年間で640万円削減できた。
◆消防団交付金支払いを早期に
箕輪町消防団の交付金支払いについて三沢興宣議員が質問した。
交付金支払いは現在4月末だが、平沢豊満町長は「予算が通れば新年度は概算払いで4月早い時期に払う準備をしている」と説明。福島消防室長は「4月10日に概算で9割払う予定」と答えた。消防団員の報酬について町長は、「1年かけて消防委員会とも相談し、OBも含め、総合的に検討し、来年度の報酬等審議委員会に上程したい」とした。 -
福祉を大切にする村として慰留が適切と判断
清水村長が聴導犬協会の移転計画についての質問に答弁宮田村の清水靖夫村長は14日の村議会一般質問で、同村に本部がある日本聴導犬協会の村内移転計画について「福祉を大切にする宮田村として、慰留が適切と考え私が判断した」と答弁。村内の一部に異論もある村民会館隣接地への用地あっ旋について「近くには老人福祉センターなどもあり、総合的な福祉エリアと位置付けたい」と説明した。
移転計画について事前の住民説明が不足していたのでは、と久保田秀男議員が質問。
清水村長は「全ての事業について、一から住民が参画することが困難な事業もある。どの時点で参画が必要になるか、見極めることも重要」と答えた。
土地が関係する問題は相手側のプライバシーもあり、情報公開に難しい点もあると指摘したが、影響を及ぼすものについては「できるだけ早くに示し、情報を共有できるようにしたい」とも話した。
今後の移転計画の村側の対応については「住民の意向を取りいれながら協会側と調整を進める」と説明。
要請があれば、協会も同席した形で住民説明会を開く考えがあることも話した。 -
天竜川渇水対策支部の解散
天竜川上流河川事務所は14日、少雨に伴う渇水を警戒して設置していた天竜川渇水対策支部を解散した。
同事務所は、先月14日から情報収集や節水の呼びかけを行う支部を設置してきた。
しかし、2月後半から断続的な降雨が続いており、2月は平年の約1・5倍の降雨量を観測。天竜川の流量も回復し、今後しばらくは流量が危機的な状況にならない程度までの回復があったため、支部の解散に至った。 -
差損額は約3億9千万円
開会中の駒ケ根市議会3月定例会で14日、一般質問が行われた。2日の議会全員協議会で示された駒ケ根市土地開発公社の第2次経営健全化計画に関連して、公社が保有する土地の簿価と時価の差額について共産党の大沼邦彦議員が質問したのに対し中原正純市長は「05年度末に公社が保有するすべての土地(簿価48億4200万円)が処分できたと仮定した場合の簿価と時価の差額は約3億9千万円」と答弁し、売却に伴って大幅な差損が想定されることを明らかにした。第2次経営健全化計画では06年度から10年度に生じる売却損の2分の1は市が補助するとしていることなどから大沼議員が「このような事態を招いて市長としての責任をどう取るつもりか」と重ねて答弁を求めたのに対し中原市長は「資産価値の下落は全国的なもの。まちづくりにとって今後も重要な役割を果たす公社の運営に市長として全力を尽くすことが使命と考える」と述べ、引き続き健全化に向けて努力していきたいとする姿勢を示した。
新風会の塩澤崇議員が有害図書の自動販売機設置問題に関連して青少年健全育成条例の制定に対する考えをただしたのに対し中原市長は「市単独での制定より県全体での取り組みが必要」として、市としては条例制定は行わず、県に働きかけていきたいとする方針を示した。 -
職員の地区担当制の機能強化を村長答弁
宮田村の清水靖夫村長は14日の村議会一般質問で、「機能していない」と指摘が挙がっている職員の地区担当制について答弁。「今後は地区に密着し、抱えている問題や住民の要望など、入り込んで情報収集する」と説明した。
担当制は住民と行政の協働の柱として、昨年度に導入。しかし、役割が不明瞭で、現状では多くの区が活用に苦慮している。
また英語指導助手(AET)設置の考えについて聞かれた新井洋一教育長は、宮田中学校に早期に配置したいと説明。
児童、生徒の学力意欲向上にむけた私案として、小、中学校の教師を入れ替える特別授業なども検討したい考えを示した。 -
【記者室】駒ケ根を想うブログ
インターネットをのぞいていたら市民が駒ケ根の市政を論じているブログが目に留まった。いったいどこで情報を仕入れているのか分からないが、相当深くにまで踏み込んだ鋭い指摘が多数あって感心させられる▼ブログ(ウェブ・ログ)とはインターネットを利用した日記風のホームページのこと。自身の考えを居ながらにして瞬時に世界に向けて発信できる。もちろん読む人がいなければ自己満足で終わってしまうが、このブログは読んだ人からの書き込みも多く、一方通行で終わっていない▼批判を向けられる市の当事者にとっては耳の痛い話も多かろうが、市政について真剣に考える市民の貴重な意見として、ここは真摯(しんし)に耳を傾ける必要があるだろう。(白鳥記者)
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箕輪町議会一般質問
箕輪町は06年度、文部科学省に町職員1人を派遣する。これまで県、市町村の職員交流はしているが、国への派遣は初。
平沢豊満町長が13、14日の町議会3月定例会一般質問で、職場外研修についての唐沢荘介議員、浦野政男議員の質問に答えた。
派遣で期待することは、「中央省庁のほうが理論的なアプローチは上手。論理的な考え方、物の見方を身につけてもらう」とした。派遣期間は4月1日から1年間。
人事院から今年採用の新人研修で自治体研修の申し入れがあり、町が6月ころに3人程度受け入れる予定も示した。
市町村の派遣は06年度は町から辰野町に派遣し、南箕輪村からの派遣を受け入れる。「できるだけ幅広く研修に出す」との考えで、海外研修も継続し、民間の外部主催の研修にも職員を出す方針。