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詐欺被害相次ぐ 40代女性1,800万円被害
上伊那の40代女性が、およそ1,800万円をだまし取られる電話でお金詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害に遭ったのは、上伊那郡内に住む40代の女性です。
12月上旬、携帯電話に警察官や検察官を名乗る男から電話があり、電話やSNSのビデオ通話で「犯人を逮捕したらあなた名義のカードが見つかった」「あなたを訴えている人がいて、逮捕状や捜索状が出ている」などと言われたあと、金を振り込むように指示され、複数回にわたり指定された口座にあわせて1,799万円を振り込みました。
その後、相手からさらに金を要求され、家族に相談し被害に気付いたということです。
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伊那芸術文化協会が事業報告
NPO法人伊那芸術文化協会は高齢者福祉施設利用者向けに行っている伊那市アートデリバリー事業について白鳥孝市長に18日報告しました。
協会理事長の松山光さんら3人が市役所を訪れ2023年度と昨年度の活動について報告しました。
協会は2年間に延べ71回、15の高齢者施設を訪問しました。
訪問先では、生け花など利用者が体験するものや、踊り、演奏の披露、写真や動画の鑑賞などが行われました。
利用者へのアンケートの結果約93%が満足、極めて満足と回答したということです。
協会ではアートデリバリー事業について利用者が文化芸術を通じて社会との接点を持ち続ける機会にしていきたいとしています。
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いのちのWa!実行委員会 長野県知事表彰
長野県の地域発元気づくり支援金 昨年度の優良事例表彰で「いのちのWa!実行委員会」が県知事表彰を「南箕輪村観光協会」が局長表彰を受賞しました。
18日は伊那合同庁舎で表彰式が行われました。
長野県知事表彰を受賞した、いのちのWa!実行委員会は上伊那の児童や生徒、一般の合唱団、全国各地で活動している音楽家によるオーケストラなどが出演する、いのちのWa!コンサートの開催をはじめ上伊那管内の小中学校などの音楽指導を行っています。
音楽を通じた地域住民の交流を進め音楽文化の定着につながったと評価されました。
また、大芝高原のプール跡地を整備、活用したとして南箕輪村観光協会が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
県知事表彰は県内10圏域でそれぞれ1事業が選ばれています。
昨年度、上伊那地域では元気づくり支援金を活用し44事業が行われました。
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箕輪南宮神社 山車飾り制作進む
箕輪町の箕輪南宮神社で来年1月に行われる初祭りに向け、山車飾りの制作が進められています。
18日は、住民有志でつくる木下山車飾保存会のメンバーが、箕輪南宮神社で山車飾りを制作していました。
今回は、4つの舞台を作ります。
神社東側の舞台では、真田丸を攻めた徳川軍の戦い「大坂冬の陣」を題材にしています。
真田幸村の軍と、徳川方の井伊直孝の軍が戦う様子を表現していて、弓で打ち抜かれた徳川軍の武士の人形も制作しました。
ほかに、竹取物語を題材にした舞台では、おじいさんが竹の中からかぐや姫を見つけた場面と、おばあさんがかぐや姫を大切に育てる場面の2つの場面を1つの舞台で表しています。
山車の制作は11月10日から始まり、保存会のメンバー16人が、平日毎日集まり作業をしています。
ほかにも、歴史的勝利をおさめたサッカーの日本対ブラジル戦や、来年の干支にちなんだ馬の山車飾りも制作しています。
山車飾りは、来年1月10日と11日に箕輪南宮神社で行われる初祭りで奉納されます。
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シルバー人材センター南箕輪地区 村に寄付
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの南箕輪地区は、南箕輪村におよそ1万5千円を18日に寄付しました。
18日は、南箕輪地区の伊藤寛美地区委員らが役場を訪れ藤城栄文村長に寄付金を手渡しました。
シルバー人材センターでは、毎年11月に開かれる懇談会で支え合い募金を行っていて、集まったお金はそれぞれの市町村に寄付をしています。
南箕輪地区では1万5,490円が集まりました。
伊藤さんは「地域の福祉に役立ててください」と話していました。
藤城村長は「有効に使わせていただきます」と感謝していました。
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女性の活躍推進へ AI講座
人工知能AIの使い方を学ぶ女性向けの講座が、南箕輪村の大芝高原森の学び舎で18日に開かれました。
講座は全4回で、この日が最終日となりました。
講師を務めたのは、キャリアコンサルタントの富岡順子さんです。
講座では、パソコンやスマートフォンを使ったAIの活用方法や気を付ける点を学びました。
AIを英語の教師にして勉強をする体験では、AIに求める条件を入力し、問題を解いていました。
富岡さんは「AIに役割と詳しい条件を与えることで、利用者専属の教師になる」と話していました。
また、「AIの情報を鵜呑みにせず、自分で調べて確認してください」と注意点も説明していました
この講座は、女性の活躍を推進する男女共同参画の事業の一環として南箕輪村が開いたもので、今年で3回目となりました。
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春富中 フィンランドの学生とオンライン交流
伊那市の春富中学校の生徒は17日、フィンランドの中学生とオンラインで交流しました。
春富中学校の1年生と2年生の4人が、オンラインビデオ通話でフィンランドの学生と英語で交流しました。
フィンランドからは、ヨエンスー市のウイマハルユ学校の生徒40人が参加しました。
生徒たちは、お互いの学校生活などについて質問しあっていました。
春富中の生徒は、好きな教科を質問され、「体育と数学が好きです」と英語で答えました。
今回の交流は、5月に行われた伊那市のフィンランド視察時に市の職員が、現地の学校の教員と意気投合したことがきっかけで行われました。
両校の生徒は、これまでに、自己紹介動画を贈りあうなど交流を進めてきました。
伊那市では、今後ほかの中学校などでもこうした交流を行っていきたいとしています。
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南箕輪小6年4組 炭わさびのパッケージデザイン
南箕輪村の「わさび田」を活用した取り組みを行っている、南箕輪小学校6年4組は、炭を使ったわさび商品のパッケージデザインを行います。
17日は、6年4組の28人が、パッケージデザインのラフスケッチを行いました。
炭を使ったチューブわさび「炭わさび」のデザインを行います。
南箕輪村地域おこし協力隊の青木風人さんが指導を行いました。
南箕輪村観光協会と安曇野市の株式会社マル井が、わさびと大芝高原のアカマツの炭を使った肉専用の炭わさびを開発し商品化します。
南箕輪小学校では、総合学習の時間で、4年前から学校近くのわさび田でわさび作りに取り組んでいます。
子どもの活動を知り、村観光協会がデザインを依頼しました。
考えたデザインから2種類が採用されます。
事業に国の交付金が活用されます。
次回、考えたデザインの本番の絵を描くということです。
デザインしたパッケージが使われる炭わさびは、今年度中の発売を予定しています。
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インフルエンザ 上伊那増加
長野県のインフルエンザの1医療機関あたりの届け出数は46.64人で、前の週の57.04人から減少しました。一方、上伊那は63.50人と前の週の47.38人から増加しました。
県の発表によりますと8日から14日までの全県の1医療機関あたりの患者数は、前の週の57.04人から46.64人に減少しました。
上伊那は47.38人から63.50人に増加しました。
上伊那の63.50人は県内12地域で上田の91人に次いで2番目の多い数字となっています。
県では、日頃から体調に気を付け手洗いや室内の換気、場面に応じたマスクの脱着など基本的な感染対策を心掛けるよう呼び掛けています。
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伊那中央病院の頭痛専門外来で新薬処方開始
伊那市の伊那中央病院に4月から開設された頭痛専門外来で、17日から、12月に使用可能となった新しい内服薬の処方が始まりました。
17日は、伊那中央病院で記者会見が開かれ、頭痛専門外来の花岡吉亀医師が説明しました。
伊那中央病院では、今年4月に新たに頭痛専門外来を開設しています。
12月から国内で使用可能となった内服薬の処方が17日から始まりました。
これまでは片頭痛の予防薬として注射薬を処方していました。
内服薬は、片頭痛に特化して開発されたもので、痛み止めとしても予防薬としても使用できます。
注射に抵抗がある人に精神的な負担がかからないことや薬物乱用頭痛にならないというメリットがあるということです。
これまでの注射薬と内服薬を併用して使うこともできるということです。
伊那中央病院では、最新医療でより多くの患者を助けられるとしています。
頭痛専門外来は、基本的には紹介状が必要としていて、月曜日と金曜日の午後2時からの診察となっています。
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ルビコン 伊那市へ30万円寄付
伊那市西箕輪の電子部品メーカー・ルビコン株式会社は、伊那市が行う「子どもの未来応援事業」に役立ててもらおうと、30万円を17日に贈りました。
17日はルビコンの赤羽宏明社長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
伊那市では、食料支援を必要とする子育て世帯を応援する、「子どもの未来応援事業」を行っていて、ルビコンでは6年前から寄付を行っています。
また、伊那市社会福祉協議会が13日に開いたクリスマスプレゼント会には菓子セット550個を提供し、フードドライブには社員から集めた食料品も合わせて贈りました。
赤羽社長は「今後も継続し、支援を続けていきたい」と話していました。
白鳥市長は「支援の手を差し伸べていただき、ありがたいです」と感謝していました。
ルビコンでは、工場のある南箕輪村にも寄付金を贈るという事です。 -
箕輪町 女性対象の起業相談窓口を開設
箕輪町は、起業を考える町内の女性を対象にした「箕ル起業」相談窓口を開設しました。
相談に応じるのは、箕輪町の多様性社会推進コーディネーターの千田るみ子さんなど2人です。
起業することに関心がある町内の女性を応援するために12月に、窓口を開設しました。
相談の日時や場所などは役場に限らず状況に応じて決めるということです。
現在起業している人の相談も受け付けています。
1回につき、30分から1時間程度で相談料は無料です。
相談は事前予約制です。
12日までに3件の予約が入っているということです。
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信州おもてなしマイスター 南信初のサミット
長野県が認定している、信州おもてなしマイスターの第7回サミットが、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで12日に開かれました。
サミットには県内のおもてなしマイスターと、マイスターに関心のある一般の参加者、合わせて50人ほどが出席しました。
今回のサミットは、2028年の信州やまなみ国スポ、全障スポーツ大会の開催を前に、自分たちが出来ることを再確認し、おもてなしの機運を高めようと、南信で初めて開催されました。
信州おもてなしマイスターは、各業界・各地域のおもてなし向上をけん引するリーダーを育てようと、2014年から県が認定している制度です。
現在218人が認定されていて、伊那市では2人、箕輪町で1人がマイスターとして活動しています。
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富県小学校 児童会イベントデー
伊那市の富県小学校児童会が企画する全校児童参加のイベントが17日、富県小学校の校内で開かれました。
富県小学校の全校児童およそ120人が縦割り班に分かれ、校内で様々なイベントに参加しました。
整美委員会は、ぞうきんがけリレーを企画しました。
班ごとにタイムを計測して順位をつけていました。
ボランティア委員会は、空き缶を的にして、射的大会を企画しました。
図書委員会は、3つのヒントで本を探す企画を行いました。
どの企画も参加すると、児童会が折り紙で作った景品がもらえます。
このイベントは、学校生活の魅力を高め、学年を越えて交流を深めようと、富県小学校で毎年開かれています。
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ミカドテクノス ものづくり大賞でグランプリ
真空熱加圧装置などを製造販売する箕輪町三日町のミカドテクノス株式会社が、優れた技術力を持つ県内の企業を表彰する「第16回ものづくり大賞NAGANO2025」でグランプリに選ばれました。
ミカドテクノスの「スタンピング式真空めっき処理装置」です。
従来の技術では、めっき液が入った槽の中に製品を沈めて加工しますが、この装置では、ヘッドにめっき液が入っていて、スタンプを押すようにめっきを施すことができます。
これにより、使用するめっき液は30分の1に、製品を洗浄する水も8割削減できるほか、加工時間も短縮できるということです。
トヨタ自動車のめっき技術にミカドテクノスの真空状態でプレスする技術を組み合わせたもので、気泡を防ぐなど、より精密な加工が可能になるということです。
ものづくり大賞NAGANOは、県や経済団体などで作る懇話会が、優れた技術力を持つ県内の企業を表彰するものです。
ミカドテクノスはこの装置の開発が認められ、グランプリに選ばれました。
なお、この装置は、革新的な製品や技術を県が認定する「NAGANOものづくりエクセレンス」でも「エクセレンスゼロカーボン部門」として認定されました。
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伊那LC 利用者にXmasプレゼント
伊那ライオンズクラブから伊那市内の障害者多機能型事業所の利用者へクリスマスプレゼントが16日に贈られました。
この日は伊那ライオンズクラブの原広典会長ら3人が福祉まちづくりセンターを訪れ、代表の利用者およそ20人にクリスマスプレゼントを渡しました。
プレゼントは障害者多機能型事業所ゆめわーく、輪っこはうす・コスモスの家、さくらの家の利用者160人分で菓子が入っています。
利用者からはお礼に、施設で製造や販売をしている自主製品がライオンズクラブへ贈られました。
プレゼントは各施設のクリスマス会で利用者へ配られるということです。 -
上農調理部 文化祭での売り上げを寄付
南箕輪村の上伊那農業高校の部活動の一つ、調理部は、文化祭での売り上げを伊那市荒井の交流拠点施設、伊那まちBASEに15日に寄付しました。
15日は上農高校調理部の部員4人が伊那まちBASEを訪れ、平澤正貴副理事長に文化祭での売上金を手渡しました。
調理部は、今年10月に行われた文化祭で、自分たちで考えたそうめんを販売しました。
部長の竹松友吾さんは、JR伊那北駅周辺で行われたイベント、17とりどり祭で実行委員長を務めました。
イベントで平澤さんと出会い、伊那まちBASEの活動を知ったことから、今回寄付をしたということです。
寄付金は1万8,267円で、子どもたちのおやつ代に使われるということです。
平澤さんは「子どもたちも喜んでくれる」と話していました。
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大芝荘 将来的に郷土館として活用の考え
2021年6月から休業している南箕輪村の大芝荘について、藤城栄文村長は、将来的に、郷土館として活用していきたい考えを16日に示しました。
これは、16日に役場で開かれた村議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
2021年6月から休業している大芝荘は、公募した民間3事業者の提案事業すべてが不採用になるなど、活用方法が未定となっています。
藤城村長は「宿泊施設としての再開は修繕が必要で慎重な判断が求められる」とし、今後は文化財を管理・保存する場にしていくほか、災害ボランティアの休憩スペースにしたいとしています。
将来的には、文化財の展示を行う郷土館として活用していきたい考えを示しました。 -
図書館でフィンランド体験
月に1回フィンランドを身近に感じてもらう企画「月1モイmoi」のフィンランドの暮らし体験イベント「クリスマスウィーク」が伊那市の伊那図書館で行われています。
会場では、訪れた人がゆっくりくつろぐことができます。
フィンランドの冬の伝統的な飾り、「ヒンメリ」を作れるコーナーが用意されています。
藁に糸を通し、立体的な形を作ります。
完成品は天井につるすと、揺れる影が楽しめるということです。
また、17日は高遠町のコーヒー店の協力で、手網焙煎したコーヒーを飲み比べるイベントが行われます。
フィンランドには仕事の合間にコーヒー休憩をする文化があるということです。
参加費は500円で、午前11時からと、午後1時からの2回行われます。
伊那市は森と学びを軸としたフィンランド連携を進めていて、フィンランドの暮らしを身近に感じてもらうイベント「月1モイmoi」を去年12月から行っています。
月1モイmoiフィンランドのクリスマスウィークは20日(土)まで行われています。 -
第12回上伊那ハーモニカ演奏会
上伊那のハーモニカ愛好グループが一堂に集い演奏する上伊那ハーモニカ演奏会が、6日に南箕輪村大芝高原内にある森の学び舎で開かれました。
演奏会には上伊那の8団体が出演し、童謡唱歌や歌謡曲を発表しました。
独奏の発表も含め、17のプログラムが披露されました。
演奏会は毎年開かれていて今回で12回目です。
会場には、演奏者が50人、来場者を含めると100人ほどが訪れました。
伊那市のみすずアンサンブルの演奏では木魚も登場し、証城寺の狸ばやしが演奏されました。
演奏会実行委員長の高田 豊さんは「ハーモニカは小さな楽器だが、演奏法で様々なことが出来る。練習した成果を披露しあいたい」と話していました。
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正月に向けて 寄せ植え講座
箕輪町公民館は、正月に向けた寄せ植え講座を、地域交流センターみのわで7日に開きました。
講座には町内外から17人が参加しました。
講師を務めたのは、伊那市美篶の園芸店、矢島園芸の矢島修さんです。
矢島さんが用意した万両、十両、南天、葉牡丹を使って寄せ植えを作りました。
参加者は、植物を思い思いの配置で植えていました。
矢島さんは「土は詰め過ぎず、水が巡る隙間を作りましょう。」と指導しました。
作った寄せ植えは、冬の間は玄関などで鑑賞して、春になったら屋外に植え替えるなどして楽しむことが出来るということです。
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アルプスバラ会 冬のバラ管理講習会
南信地域のバラ愛好家でつくる、アルプスバラ会の管理講習会が、伊那市のセントラルパーク周辺で7日に開かれました。
講習会には、アルプスバラ会の会員と、一般の参加者、合わせて24人が参加しました。
参加者は、セントラルパーク近くの伊那橋にあるバラの剪定と土替えを行いました。
バラ会技術部の阿部吉三枝さんが指導しました。
伸びすぎた枝を切り落としていきます。
根の土を払い、肥料を加えて新しい土を入れていきます。
アルプスバラ会によると、鉢植えのバラは冬に植え替えを行うことで根がしっかりと育ち、春には元気な花を咲かせるということです。
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電話でお金詐欺被害件数 去年の約4倍
伊那警察署管内では11月末現在、電話でお金詐欺の被害件数が去年と比べ4倍近く増えています。
伊那署では、特に警察官を装う手口が増えていることから注意を呼び掛けています。
伊那署管内で発生した電話でお金詐欺の被害件数は、先月末現在、去年の同じ時期と比べ16件多い22件となっています。
被害額は、去年の5倍以上となる6,900万円に上ります。
22件のうち10件はオレオレ詐欺で、そのほとんどが警察官を装う手口だということです。
警察官などを名乗って電話をかけ、身分保障などを名目に金銭を要求するものです。
中には、SNSのビデオ通話に誘導し、警察手帳や逮捕状を見せて信じ込ませるケースもあるということです。
伊那警察署の伊藤瑞也防犯指導係長は、「お年寄りだけでなく、若い人も含め幅広い年代層で被害が起きている。警察では、SNSやビデオ通話を通じて金銭を要求することは絶対にない。そのような電話がかかってきたら、1人で判断せず、家族や警察にすぐに相談して欲しい」と話していました。
また15日は、年金支給日に合わせ、伊那署の署員と防犯ボランティア伊那エンジェルス隊の隊員が、街頭啓発活動を行いました。
金融機関の入り口に立ち、詐欺被害防止を呼び掛ける卓上カレンダーを手渡していました。
実際に不審電話がかかってきた経験がある人は、「電話が使えなくなると強い口調で言われた。詐欺に遭わなくてよかった」話していました。
伊那署では、「年末は特にお金が動く時期です。特殊詐欺に加え窃盗被害にも十分注意して欲しい」と呼び掛けています。
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箕輪町でクリスマスコンサート
箕輪町内の合唱団体などが歌声を披露する「クリスマスコンサート」が14日に、町文化センターで開かれました。
コンサートには、箕輪町内の合唱団体を中心に、ビデオ出演を含め14団体が出演しました。
毎年クリスマスシーズンのこの時期に実行委員会が開いているもので、今回で14回目です。
箕輪中部小学校PTA同好会でつくる「藤が丘コーラス」は、「花は咲く」を歌いました。
昭和34年の発足から60年以上にわたり活動している「やまなみコーラス」は、「ふるさとは今もかわらず」など2曲を披露しました。
実行委員長の唐沢史比古さんは、「あふれる歌声の歓びを、会場にいる全ての人と分かち合える素晴らしいコンサートになった」と話していました。
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バスの窓に絵を描いて伊那市内を一周するイベント
子ども達がバスの窓に絵を描いて伊那市内を一周するイベントが、14日、伊那バス本社で行われました。
イベントは、午前と午後の2回行われ、合わせておよそ40組の親子が参加しました。
地域の探究学習を支援する一般社団法人ひつぐまるが、伊那バスやKOAなどと共催したものです。
参加者は、クレヨンを使ってクリスマスや正月にちなんだ絵などをバスの窓に描いていました。
この車両は普段、駒ヶ岳ロープウェイの利用客を乗せる路線で実際に使われているものです。
自分が描いた絵が街を走るという特別な体験を通して、子ども達に達成感や地域社会への信頼感を育んでもらおうと、今回初めて開かれました。
絵を描き終えると、参加者を乗せて市街地循環バスと同じルートを走りました。
ひつぐまるでは、今後も上伊那の企業と一緒になってイベントを企画していきたいとしています。
なお、描いた絵はイベント終了後に消したということです。 -
高遠町山室で薪を焼く火事
14日午後6時10分頃、伊那市高遠町山室で薪を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは高遠町山室のファミリーホーム「うずまきファミリー」です。
午後6時10分頃、この施設の代表者が、薪置場の薪が燃えているのに気づき、消防に通報したということです。
火はおよそ40分後の午後6時47分に消し止められました。
けが人はいませんでした。
伊那署では、薪置場付近から出火したものとみて、調べを進めています。 -
信大農学部 山ぶどうワイン販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインが完成し、15日から販売が始まりました。
ワインには、農学部の2・3年生が実習の一環で育てた「五一アムレンシス」という山ぶどうの品種が使われています。
今年は適度な雨と長い日照時間により過去最高のおよそ4.9トンの山ぶどうを収穫し、そのうち五一アムレンシスを1.4トン使ってワインにしました。
糖度も高く山ぶどうの特徴の酸味とのバランスが良くまろやかなワインに仕上がっているということです。
信大農学部の山ぶどうワインは全部で1,520本が販売されます。
価格は720ミリリットル入りが2,200円、半分の360ミリリットル入りが1,300円で、農学部の生産品直売所で購入することができます。
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上伊那高校生読書大賞「52ヘルツのクジラたち」
上伊那の高校生が選ぶ、今年の読書大賞が決まりました。
大賞には、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」が選ばれました。
「52ヘルツのクジラたち」は、都会から田舎に移住をし孤独を抱えた主人公が、虐待されて声を奪われた少年と出会い、少年を救うことで再生の道を歩む物語です。
13日は、上伊那8校の図書委員が集まり、候補作を読んだ感想などを発表しました。
読書大賞は、上伊那8校の生徒が候補作5作を読み、5段階で評価します。
毎年テーマを決めて候補作を決めていますが、今年はテーマを設けず、昨年度読んで面白かった本の中から5作を決めました。
読書大賞は、本を通して各校の交流を深めようと、上伊那高等学校図書協議会が毎年行っていて、今回で17回目となりました。
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伊那北高校音楽部の卒業生が歌う会
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の開校を控え、伊那北高校の音楽部の卒業生は、解体が予定されている音楽室で歌う会を14日に開きました。
14日は、1978年度から1998年度までの音楽部の卒業生が集まり歌を歌いました。
音楽室は、部活で練習を重ねてきた思い出の場所だということです。
歌う会は、音楽室が取り壊される前に、卒業生が集まり歌う機会をつくろうと、今回学校の協力を得て企画したということです。
卒業生たちは協力して連絡を取り合い、県内外から37人が集まりました。
伴奏は、ピアニストの小沢さちさんが担当しました。
全員でコンクールや文化祭で歌った6曲を歌いました。
14日は、当時顧問だった田中真郎さんも訪れました。
伊那北高校敷地内では、再編統合に伴う解体工事が始まっています。
音楽室は2026年に取り壊される予定です。
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10メートルのクリスマスツリー点灯
伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷でクリスマスイベントが13日に行われました。
午後5時30分からクリスマスツリーの点灯式が行われ、最初に長谷中学校音楽部の生徒と教諭6人がハンドベルでジングルベルを演奏しました。
演奏が終わるとクリスマスツリーの点灯のカウントダウンを行いました。
このイベントは、冬の長谷を盛り上げようと、伊那市の地域おこし協力隊や地元住民で作るハセクリ実行委員会が2018年から行っています。
クリスマスツリーは高さおよそ10メートルで、4,000個のLEDライトが飾られています。
イルミネーションは、来年1月19日まで、午後4時30分から午後11時まで点灯しています。