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田楽座 伊那養護学校で特別公演
伊那市のまつり芸能集団「田楽座」は、去年開いた創立60周年記念公演で協力してくれた伊那養護学校の生徒に感謝の気持ちを伝えようと19日に特別公演を行いました。
19日は、田楽座のメンバー7人が伊那養護学校を訪れ、特別公演を行いました。
田楽座では、去年10月創立60周年記念企画「感謝カンレキあめあられ」を開きました。
その際、当日限定のオリジナルグッズとして、伊那養護学校の高等部の陶芸班の生徒に湯飲みの製作を依頼し販売しました。
湯飲みは、田楽座の十八番演目の「鳥さし舞」のロゴと、田楽座の「楽」というロゴのついた色違いの2種類です。
来場者に好評で、60個つくり、完売しました。
今回はそのお礼をしようと、特別公演を企画したものです。
今日は小学部・中学部・高等部の児童と生徒およそ160人が伝統芸能を鑑賞しました。
田楽座では、「得手不得手がありながらも一つの目標に進んでいく田楽座と伊那養護学校の子どもたちの作品には共通点がある。今後も身近な存在でありたい」と話していました。 -
伊那東小学校 プールの掃除
伊那市の伊那東小学校の6年生は、プール掃除を19日に行いました。
19日は、6年生およそ90人が1・2時間目に高学年用プールと低学年用プールの掃除を行いました。
児童らは、溜まった落ち葉やヘドロを取り除いた他、たわしやデッキブラシを使って汚れを落としていました。
経年劣化により小プールの床の塗装が剥がれたことから、業者に見てもらうため今年は例年より1週間ほど早く水を抜き掃除をしました。
伊那東小学校の水泳の授業は、6月中旬から夏休み前までを予定しています。 -
カメラリポート 天竜川の通船
明治時代の盃です。
天竜川通船業 迅速勉強
開始披露 と記されています。
天竜川通船を明治時代末期まで行った伊那市坂下の中村奥治郎が、開業を祝い配ったものです。
伊那市坂下の飯田線踏切近くにある中村さん宅。
中村奥治郎の子孫にあたり、今でも大切に当時から伝わる資料を保管しています。
水量が豊富な天竜川では、江戸から明治にかけて、交通・輸送の重要な手段として、舟で人や物を運ぶ通船が行われていました。
天竜川は、岡谷市の釜口水門から伊那谷、愛知県をかすめ、静岡県の遠州灘に注ぐ延長213キロ、日本全国9位の長さです。
下る舟は、川の流れにまかせ、上流に上げるには、帆を張り、人力も使いました。
帆を張って上げるのは、春先から夏ごろまでが多く、下流から吹き上げる風が最もよかったようです。
伊那谷からの下り荷は、米、大豆、漆、柿、酒など、遠州からの上り荷は、砂糖、塩、綿、煮干し、海老、みかんなどでした。
辰野町平出から飯田市時又までの天竜川。
午前7時15分辰野朝日橋を出た舟は、8時35分伊那町大橋着。
時又を目指して南に下っていきます。
午前7時15に辰野を出発した舟が飯田市時又に着くのは、午後3時。およそ8時間の船旅でした。
大洪水があった1904年、明治37年以降孤軍奮闘した中村奥治郎でしたが、1906年、明治39年5月末に通船は途絶えます。
天竜川上流に白帆の影は消え、今では、観光舟による川下りが残るのみとなっています。
天竜川通船の歴史は、江戸時代以来、挑戦、開業、休業、廃業の繰り返しでした。
陸上交通がない時代、遠州まで下る天竜川の存在は、大きな魅力だったにちがいありません。 -
クラフト作家6人による作品展
県内外のクラフト作家6人による「手しごと 春の6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場では、伊那市の他、宮田村、安曇野市、飯田市、山梨県北杜市の6人の作家の作品が展示・販売されています。
毎年春と秋の年2回開かれていて、今年で11年目です。
伊那市ますみヶ丘の工房廣兵衛の三沢廣光さんは、色の異なる2つの木を組み合わせた木工作品を展示・販売しています。
木の板を1枚1枚丁寧に貼り合わせて作るため、1つの作品が完成するのに10日ほどかかるということです。
三沢さんは、「種類や技法が異なる6人の作家の作品を同じ会場で見ることができるので、是非多くの人に足を運んでもらいたいです」と話していました。
手しごと春の6人展は、22日木曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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南箕輪村田畑 平澤さん宅のシャクナゲ見ごろ
南箕輪村田畑の平澤孝夫さん宅ではシャクナゲが見ごろとなっています。
平澤さん宅の庭には3本のシャクナゲが植えられています。
30年ほど前に友人からもらった10センチほどの枝を挿し芽をして育ててきたということです。
シャクナゲは毎年この時期が見ごろで今週いっぱいまでは楽しめるということです。
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上農生 春日公園に設置するウッドステージ製作
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、2021年から伊那市の春日公園噴水跡地をリニューアルする取り組みを行っています。
19日は、校内で里山コースの3年生20人が木材を決められた長さに切断する作業を行いました。
生徒たちは、長野県建築士会上伊那支部の会員から教えてもらいながらノコギリを使い、切っていきました。
使っている木材は上伊那木材協同組合から寄付された上伊那産のヒノキ材230枚です。
上農高校では、2021年から春日公園噴水跡地を野外コンサート会場にリニューアルする取り組みを行っています。
これまでにはブロックを敷き詰め、地面を整備しました。
最終年度の今年度はウッドステージを製作し、コンサート会場の完成を目指します。
長野県建築士会上伊那支部では「地域のためにステージをデザインした経験を活かして今後の進路選択の1つにしてほしい」と話していました。
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べとリンピック8年振りに復活
水を張った田んぼで様々な競技を行う「べとリンピック」が18日に南箕輪村で8年振りに行われました。
のイベントは、2017年までNPO法人南箕輪わくわくクラブが行っていました。
村の中でも人気だったイベントを復活させようと年間を通して米作り体験を行う「まっくん田んぼ体験隊」が引き継ぎました。
準備には、南箕輪村の地域おこし協力隊の髙(たか)橋(はし)真(ま)優(ゆ)さんをはじめ、信州大学農学部の学生や、過去にスタッフを務めた経験者たちが参加し、協力してきました。
イベントは、春日街道大泉南交差点東側近くのおよそ30アールの田んぼで行われ、村内を中心に子どもから大人まで10人が参加しました。
このうち旗を奪い合う「田んぼフラッグ」では、子どもたちが泥の中、懸命に走っていました。
大人たちも、子どもたちに負けじと楽しみながら汗を流していました。
また、4人一組で往復200メートルを走るリレーも行われ休日の一日を楽しんでいました。
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伊那市長谷でウォーキングイベント
初夏の風景を楽しみなが歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが伊那市長谷を会場に、18日に行われました。
ウォーキングカーニバルには市内を中心に過去最高となるおよそ450人が参加しました。
今年は、長谷小学校を発着点に14キロを歩く健康ウォークの部、子どもと一緒に3キロを歩くてくてくウォークの部、クイズやゲームを楽しみながらグループで8キロを歩くウォークラリーの部が行われました。
このうち健康ウォークの部は、コース途中にチェックポイントが設けられ、参加者はスタンプを押していました。
参加者は、家族や友人と会話を楽しみながら歩いていました。
長谷公民館近くでは、キッチンカーが今年初めて出店しました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、生涯スポーツの一環として地域の歴史に触れながらウォーキングを楽しんでもらおうと伊那市や伊那市スポーツ推進委員会などが毎年開いています。 -
伊那市消防団 水防訓練
出水期を前に、伊那市消防団の水防訓練が18日行われました。
訓練には、伊那市消防団の団員およそ220人が参加しました。
訓練では、ロープの結び方や、土嚢の積み方、倒木を撤去するためのチェーンソーの使い方などを確認しました。
今回は、水防工法のひとつ、「シート張り工」の訓練を5年ぶりに行いました。
シートに竹や土嚢を取り付けて堤防ののり面などに設置し、崩壊や浸水を防ぐものです。
団員は、設置の手順などを確認していました。
水防訓練は、梅雨の時期を前に災害に対応できる技術を学ぼうと毎年行われています。
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入笠山開山祭 登山の安全を祈願
伊那市と富士見町にまたがる、標高1,955mの入笠山の開山祭が今日、富士見町の富士見パノラマリゾートで行われました。
開山祭は毎年、入笠山登山口で行われますが、雨のため富士見町の富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅で行われました。
伊那市、富士見町の関係者に加え、入笠山の環境保護を行っている入笠ボランティア協会の会員などが参加しました。
安全祈願の神事が行われ、伊藤徹伊那副市長、名取重治富士見町長などが玉串を捧げました。
伊藤副市長は、「入笠山の素晴らしい自然を観光に活かすだけでなく、保全し後世に伝えていきたい。」と挨拶しました。
開山祭では他に、諏訪アルプホルンクラブによる演奏が披露されました。
訪れた人には、開山祭記念バッジがプレゼントされました。
入笠山では今後、スズランなどを含む様々な山野草が咲き始めるということです。
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上戸地区で水ぎょうざづくり
伊那市西箕輪の上戸環境保全会は、地元でとれた小麦を使った水ぎょうざ作りを、上戸集落センターで17日に行いました。
この日は、上戸地区の保育園児から70代まで、21人が参加しました。
中国ハルピン出身の伊藤百恵さん一家が講師となり、水ぎょうざを皮から作りました。
皮に使われたのは、上戸地区の遊休農地でとれた小麦「ハナチカラ」です。
生地をこねたあと平たくのばし、具を詰めていきました。
最後に、ゆであがったぎょうざを食べました。
上戸環境保全会では、今後も地元でとれた食材を使った料理を行うということで、夏に収穫されるハナチカラを使ったパン作りや、秋にはりんごを使ったスイーツを作る計画です。
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40代女性500万円詐欺被害
上伊那郡内の40代の女性が500万円相当の暗号資産、仮想通貨をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと
被害にあった女性は去年12月、SNSで知り合った男を名乗る相手から送信された「あなたを旅行に連れて行ってあげたい」「コロナ禍の時に暗号資産を始めて今は儲けがでている」などのメッセージを受信しました。
相手の指示に従い500万円相当の暗号資産「イーサリアム」を購入し今年3月、暗号資産取引用アプリに送りました。
その後アプリ内の暗号資産が失われたため弁護士に相談し被害に気付いたものです。
伊那署ではSNSやインターネットでの儲け話は詐欺を疑うよう呼びかけています。
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笹川農林水産副大臣伊那市を視察
笹川博義農林水産副大臣は米国の関税措置への対応や地方創生などに関する実態把握や関係者との意見交換を目的に伊那市をきょう訪問しました。
笹川副大臣は、はじめに、西箕輪の味噌・醸造製品メーカーハナマルキ株式会社で関係者と米国関税措置に関する意見交換を行った後、伊那市西箕輪の産学官連携拠点施inadani sees を訪れました。
ここでは、白鳥孝市長が、モバイルクリニックや人工知能AIを使って自動配車する「ぐるっとタクシー」などの取り組みを紹介しました。
また、伊那市で作られている経木や麦ストローなども紹介し、笹川副大臣は関心を寄せていました。
この後行われた、農林業に取り組む企業や団体との意見交換会は冒頭のみ公開されました。
最後は、伊那市高遠町の上伊那森林組合バイオマス工場を視察しました。
職員が、需要が高まっている木質ペレットについて説明をしました。
視察を終え、笹川副大臣は「行政も積極的にやっている。様々な関連事業者のみなさんも頑張っている。そういった事が横展開できれば大きな地方創生につながる。今回は勉強になった視察だった」と話していました。
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遠照寺 ぼたん祭り
ぼたん寺で知られる伊那市高遠町の遠照寺でぼたん祭りが10日から行われています。
遠照寺の境内には180種類2,000株のぼたんが植えられています。
5月8日頃に咲き始め、現在見ごろを迎えています。
花を日差しや雨から守るために傘が取り付けられています。
訪れた人は写真を撮って花を楽しんでいました。
ぼたんは42年前に先代の住職の妻が3株の苗をもらって植えたのが始まりということです。
まだつぼみの花もあり、5月下旬まで楽しめるということです。
拝観料は500円、高校生以下は無料です。 -
フルート奏者今村麻子さん ケアセンターふれあいの里で演奏会
高齢者福祉のサービスを行っている、箕輪町木下の、ケアセンターふれあいの里で今日、箕輪町在住のフルート奏者、今村麻子さんによる演奏会が開かれました。
ふれあいの里の庭で行われた演奏会では、利用者およそ30人が今村さんの演奏に聞き入っていました。
会ではクラシックやポップスなど10曲が演奏されました。
今村さんは奈良県出身で、現在箕輪町在住です。上伊那地域と東京でフルートの演奏会や、小中学生への音楽指導などを行っています。
ふれあいの里が20周年を迎えることを知った今村さんが提案し、演奏会が実現しました。
今村さんは今後も上伊那の施設で演奏を行っていきたいということです。
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伊那60歳ソフト リーグ戦開幕
60歳以上のソフトボールリーグ、伊那60歳ソフトボール連盟のリーグ戦が15日夜に開幕しました。
伊那市の美篶六道原運動場で開会式が行われました。
開会式では、昨シーズンの入賞チームから優勝旗やトロフィーが返還されました。
伊那60歳ソフトボール連盟の横田勉会長は「今年一年楽しいソフトボールができ、よい成績を残せるよう健闘を祈ります」と話していました。
選手を代表して、伊那西町クラブの唐澤康博さんが選手宣誓をしました。
今シーズンのリーグ戦は、昨シーズンより1チーム少ない5チームの総当たり戦で、7月中旬まで行われます。 -
那須さん お地蔵様のイラスト展示販売
伊那市西町のアーティスト那須寿美さんのイラストの展示販売が伊那市西町の着物を楽しむ店 萌黄屋で行われています。
会場には、那須さんのオリジナルキャラクター「ありがとうお地蔵様」が書かれたはがきやトートバッグなどおよそ50点が飾られています。
那須さんは2年前に筆文字を習い始め、お地蔵様もその中で誕生したということです。
那須さんの作品には全て「ありがとう」の文字が書かれています。
展示販売会「愛と平和といやしのありがとうお地蔵様展」は23日金曜日まで萌黄屋で開かれています。
18日には予約制でお地蔵様を書くワークショップが開かれます。
予約は萌黄屋 電話09033155386 -
長谷浦でヤギ飼育 トカラのおうち
伊那市長谷浦の林さん夫妻は、ヤギの魅力を多くの人に知ってもらおうと、ヤギ牧場「トカラのおうち」を営んでいます。
伊那市の中心市街地から車でおよそ1時間のところにある、伊那市長谷浦地区。
現在7世帯ほどが暮らすこの集落で、神奈川県から移住した夫婦が、ヤギを飼育し、販売・レンタルを行っています。
仙丈ヶ岳を望むことができる、標高1,150mの場所にある牧場「トカラのおうち」です。
ここには、24頭のヤギが暮らしています。
トカラのおうちの林清美さんです。
10年前に神奈川県から移住した清美さんは、夫の整さんとトカラのおうちを営んでいます。
当時飼っていた犬と遊ぶための別荘地を探していた清美さんは、長谷の自然に魅了され、この地を選びました。
ヤギをペットとして1頭飼いはじめたことがきっかけで飼育を始めました。
林さんにヤギを紹介してもらいました。
「大きく2種類のヤギがいます。一般的に思い浮かぶ白いヤギのザーネンヤギと、黒や茶のトカラヤギです。トカラヤギはザーネンヤギよりも少し小さいのが特徴です」
ミックスのヤギの赤ちゃんもいます。
林さんによりますと、ヤギは穏やかな性格で人懐っこいのが特徴だということで、ペットとして飼ったり、雑草を食べてもらったり、家畜としてミルクを搾乳することもできます。
トカラのおうちでは、ヤギの販売やレンタルを行っています。
詳しくは、インターネットで「トカラのおうち」と検索し、ホームページからお問い合わせください。
※事前連絡が必要です。ふれあい体験などは行っていません。
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タイ料理店GUUUT 三浦さんが料理本出版
箕輪町沢のタイ料理店GUUUTの三浦俊幸さんは、タイ料理や発酵食品のレシピなどをまとめた料理本を出版しました。
GUUUTの店主、三浦さんです。
三浦さんは、今月『イノベーティブタイ料理「GUUUT」の料理と手仕事』を出版しました。
店で出しているタイ料理や、発酵食品・調味料のレシピなど、幅広いジャンルの料理に活かせるアイディアが掲載されています。
三浦さんは、伊那市出身で、20年間東京で和食料理店を営んでいました。
地元の食材を使うことを大切にしていて、夏の気候が伊那谷に似ているタイの料理がマッチすると考え、2018年に箕輪町でGUUUTを開業しました。
14日は、町文化センターで出版記念講演会が開かれました。
三浦さんは、本の紹介のほか食材の説明をしました。
現在は、50種類の野菜や、米を自身で栽培しているということです。
三浦さんは、身近にある食材の活用方法など、レシピを考えるための参考書として読んでもらいたいと話していました。
『イノベーティブタイ料理「GUUUT」の料理と手仕事』は、1冊税込み2,970円で、町内の書店やインターネットで販売しています。 -
常福寺でぼたんが見ごろ
伊那市長谷溝口の常福寺のぼたんが現在見ごろを迎えています。
常福寺には、赤や白、ピンクのぼたんおよそ300株が植えられています。
30年ほど前にうえはじめ、境内のいたるところで花を咲かせています。
常福寺のぼたんは、今週いっぱい楽しめるということです。
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やまびこソフトボール リーグ戦開幕
40歳以上のソフトボールリーグ、伊那市やまびこソフトボール連盟のリーグ戦が14日夜に開幕しました。
伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で開会式が行われました。
開会式では、昨シーズンの入賞チームから優勝旗やトロフィーが返還されました。
やまびこソフトボール連盟の橋爪博会長は「優勝を目指して楽しく元気に戦い抜いてください」と話していました。
選手を代表して、城南クラブの原辰徳さんが選手宣誓をしました。
開会式後には、早速リーグ戦がスタートし、2試合が行われました。
今シーズンのリーグ戦は、昨シーズンと同じ5チームの総当たり戦で、9月まで全部で20試合行われます。
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補正予算案の修正動議可決
南箕輪村役場で15日開かれた村議会臨時会で今年度一般会計補正予算案に対する修正動議が議員から提出され賛成多数で可決されました。
修正動議は百瀬輝和議員ら3人が提出したものです。
補正予算案では1着3万円の計算で消防団の活動服の購入を70人分、総額210万円としていました。
修正案ではこれを全団員と予備を合わせて190人分、総額570万円としています。
増額分の360万円については予備費をあてるため補正予算案の総額に変更はありません。
修正案の提出について百瀬議員は「活動服の機能性は向上していてより安全に団員が活動し士気向上を図るためにも全員分を一括で購入すべき」などと説明しています。
採決の結果賛成7、反対1で修正案は可決されました。
また修正部分以外の一般会計補正予算案のほか2議案は提案通り可決されました。
消防団の活動服購入を70人分としていたことについて村は「財政全体のバランスで、3年かけて全員分を揃える計画だった」としたうえで、議員の意見を尊重していきたいとしています。 -
出水期前に天竜川を合同巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県、市町村の担当者が天竜川の危険箇所を確認する合同巡視が15日、辰野町から南箕輪村の間で行われました。
このうち箕輪町では平成18年豪雨で決壊した北島地籍などを巡視しました。
合同巡視は天竜川上流河川事務所が毎年この時期に行っていて、市町村の担当者などと危険箇所の確認を行いました。
町内の天竜川沿いでは26か所が重要水防箇所に指定されています。
天竜川上流河川事務所の担当者は「いざというときは各機関の連携が大事になる。効率的に水防活動ができるよう備えておかなければならない」と話していました。
合同巡視では水防倉庫で出水時に使う備蓄品も確認していました。
合同巡視は上下伊那の14市町村で30日まで行われます。 -
伊那西小学校 児童製作の映画を絵本に
2021年度に当時の伊那西小学校の4年生が製作したショートムービーを基にした絵本が完成しました。
絵本のタイトルは森のえほん「5人の小人と森の宝」です。
2021年度に当時の4年生6人が学校林の魅力を伝えるためにストーリーを考え製作した映画が基となっています。
フルカラーの32ページです。
絵は伊那市のイラストレーター芦たくみさんが担当しました。
基となった映画は、およそ8分間あり、学校林を舞台に、魔女から小人たちが盗まれた宝を取り戻すという物語です。
13日は、当時の4年生で、映画を製作した現在伊那中学校2年生の生徒に完成した絵本が贈られました。
絵本の出版を企画した元地域おこし協力隊の石田健祐さんです。
14日は伊那西小学校で贈呈式が行われ、石田さんから全校児童76人に1冊ずつ贈られました。
絵本は田舎暮らしモデル地域の補助金を活用して100冊作り、発行は伊那市役所地域創造課が行いました。
絵本の題字は現在の4年生から募集し、4つの中から選ばれました。
背表紙には4つの題字も掲載されています。
絵本はおよそ1年かけて完成したということです。
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南箕輪村議会 臨時会 肉付け予算案提出
南箕輪村議会臨時会が14日、役場で開かれ村長選挙後の肉付けとなる今年度の一般会計に5億5千万円を追加する補正予算案など3議案が提出されました。
村長選挙後の肉付けとなる一般会計補正予算案は5億5千万円を追加するもので、総額は85億2千万円としています。
主な新規事業は村民センターの舞台照明のLED化事業に1億1千万円、村民体育館の改修や避難所として必要な機能整備事業に1億2千万円、合葬式墓地の整備事業に4千9百万円、大芝高原のユニバーサル化に向けた案内窓口の設置や電動車椅子の購入に1千4百万円となっています。
他に役場庁舎と保健センターの長寿命化に向けた調査・設計費に2千万円などとなっています。
村議会臨時会は15日までで15日は議案の討論と採決が行われます。 -
信州高遠美術館で刺しゅう講座 ブローチづくり
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、刺しゅうブローチづくりの講座が、11日に開かれました。
講座には、伊那市を中心に8人が参加しました。
参加者は、これから花が見ごろとなるラベンダーのブローチを作りました。
大鹿村在住で、飯田市など3か所で刺しゅう教室を開いている中村鹿林さんが講師を務めました。
参加者は、10色ほどある紫色の糸から好きなものを選び、直径5センチほどのブローチを作りました。
ある参加者は、「刺しゅうは数十年ぶりだったが楽しかった。忘れないうちに他の作品も作ってみたい」と話していました。
信州高遠美術館での刺しゅう講座は、昨年度に続き2回目で、来年度も計画しているということです。 -
伊那新校 校名案募集を7月から
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校名案募集が7月から始まります。
13日は、伊那合同庁舎で伊那新校再編実施計画懇話会が開かれました。
伊那新校は、2028年度の開校を予定しています。
校名案募集は、7月から8月の1か月程度、インターネットと郵送などで行います。
両校の在校生と教職員、懇話会の委員は全員参加するほか、地域住民からも募集します。
校名案は、両校のこれまでの歴史や伝統がイメージされ、生徒が誇りを持てるものであることなどとしています。
一次選考は、長野県教育委員会と両校の教職員でつくる伊那新校設立準備委員会が行い、数点に絞り込みます。
絞り込んだ校名を一般に公開し投票を10月頃に行います。
投票結果などを参考に、候補名を決定し、年内の懇話会で報告を行うということです。
募集時期については、県教育委員会のホームページで周知するということです。
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新型コロナ週報 上伊那12人感染
14日発表の新型コロナウイルス感染症の5日から11日の週報です。
上伊那は12人、全県は123人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり1.52人です。
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箕輪町公民館大学・教室 開講式
箕輪町公民館の大学、学級の合同開講式が、町文化センターで14日に行われました。
開講式には、今年度受講するおよそ80人が出席しました。
箕輪町公民館の大学、学級は学びながら地域の人々の交流を深めるために公民館が開いているものです。
今年度の受講生は、2年制のふきはら大学が14人。3年制のふきはら大学院が29人。
大学院を修了した人が受講できるけやき学級が24人。
成人男性が対象のおやじ学級が21人、成人女性が対象のなでしこ学級が21人で、総受講者は109人です。
箕輪町公民館の市川英明館長は「つながり、やりがい、あなたらしさを、大学・学級での活動を通して見つけてほしい」と話しました。
受講者を代表してふきはら大学院3年の藤枝久美子さんが挨拶しました。
大学、学級はおおむね月に1回講座を開き、受講生が自分たちで決めたテーマを学んでいきます。
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伊那市の川柳作家 川合大祐さん句集出版
伊那市東春近在住の川柳作家川合大祐さんの3冊目となる句集「ザ・ブック・オブ・ザ・リバー」が今月7日に出版されました。
伊那市東春近の川柳作家、川合大祐さん51歳です。
7日に自身の3冊目の句集「ザ・ブック・オブ・ザ・リバー」を出版しました。
砂漠から巨大舞妓が立ちあがる
落盤のあとから白湯がおもしろい
鉄下駄をためし買いする雨の日々
ガチャピンに追われて投げる目つぶし粉
ゴダールの画面のそとにぐりとぐら
17章あり、架空のキャラクターを詠み込んだ章や、殺人事件のストーリー仕立ての連作になっている章など、バラエティに富んでいます。
4年間で書き溜めた3万5千句の中から2,025句を厳選しました。
川合さんは、2001年から川柳を作り始めました。
川合さんは「現代川柳をポップなカルチャーとして楽しんでほしい。川柳というと風流ですねとか、堅苦しいと思われるんですが、斬新なエンターテイメントとして楽しんでいただければ」と話していました。
川合さんの現代川柳の句集「ザ・ブック・オブ・ザ・リバー」は、336ページ税抜き2,200円で、全国の書店やネットショップなどで購入できます。