-
新体操クラブチーム「ポーラ☆スター」発表会
新体操のクラブチーム「ポーラ☆スター」の発表会が21日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。幼児から高校生までのメンバーら約250人が練習の成果を披露した。
競技種目の一つでリボンなどの道具を使わない徒手団体では、小学生のメンバーが息のあった演技を見せていた。
ポーラ☆スターは、新体操の普及発展と長野県の技術力向上を目的に平成3年に発足した。
現在は、伊那と塩尻の2教室あり、子どもたちはほぼ毎日練習しているという。
代表の橋爪みすずさんは、「発表会では練習の成果を出し、楽しんで演技をしてほしい」と話していた。 -
箕輪町有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成
箕輪町の有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成祝賀会が21日、長岡の長松寺で開かれた。
延命地蔵尊は、高遠石工守屋貞治の作で、1827(文政10)年に作られた。
これまで延命地蔵は山門の横にあったが、堂宇が老朽化したことから、長松寺の境内を管理する長松寺地蔵尊保存会が、新しい堂宇の建設と移転を行った。
堂宇の建設と移転費用は約230万円で、檀家などの寄付のほか町から110万円の補助を受けている。
この日は、檀家や工事関係者など15人が参加し、移転工事のために魂を抜いた地蔵に再び魂を込める開眼式や、完成した堂宇の清めなどの儀式が行われた。
長松寺の山崎義芳住職は、「立派な建物に延命地蔵を移すことが出来うれしい。これからも地域をしっかり見守ってもらいたい」と話していた。 -
東京の演歌歌手らが保科正之をテーマとした歌のCDを寄贈
東京を中心に活動する作詞家の岩田道之輔さんや演歌歌手の今井イワオさんらが24日、伊那市役所を訪れ、「保科正之公の大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男市長に、保科正之をテーマとした歌を収録したCD100枚を手わたした。
詩を書いた岩田さんは、知人から保科正之の大河ドラマ化を応援してほしいと依頼を受け、音楽仲間とともに、今回の歌を作詞した。曲のタイトルは「名君保科正之公、武士の花道」。この日は、その曲も披露された。
市では、このCDを保科正之公の大河ドラマ化に向け、活用していく。 -
伊那中央病院の19年度決算、およそ4億5千800万円の赤字
伊那中央行政組合議会の12月定例会が24日、あり、伊那中央病院の平成19年度事業決算が約4億5千800万円の赤字決算となったことを示された。赤字額は前年度より約9千万円減少した。
報告によると、診療や入院などといった病院事業による収益は約87億800万円で、前年度比3.8%の増加。
収益が増加した半面、支出額も増加しており、前年度比2.6%増の約91億6千万円となっている。
支出が増加した要因としては、医師、看護師の増員に伴う人件費の増加、病棟の改築費などを挙げている。
決算審査を行った監査委員は「経営の資金繰りの目安となる流動比率などが高く、赤字にも関わらず比較的良好な経営状況」と総評したが、今年度の赤字を含む、繰越欠損金は24億5千万円になり、平成20年度も赤字決算が見込まれることから、開院当初からの目標である、平成22年度までに黒字となるよう、経営改善を求めている。
伊那中央病院の小川秋實院長は「中央病院の経営改革プランの中では、平成22年度に黒字となるよう見込みを立てて取り組んでいくことになっている。経営的にはぎりぎりだが、黒字化に努めていきたい」と語った。
また、中央病院の分娩料値上げについても、今日の議会に提出され、賛成多数で可決した。 -
上伊那地方事務所が県営住宅の緊急相談窓口を設置
上伊那地方事務所は24日、解雇などで住居を失った人のための緊急相談窓口を県伊那合同庁舎2階の建築課内に設置した。
これは、今年10月1日以降に解雇され、来年1月末までに住む場所がなくなってしまう人に対し、県営住宅の一次使用を認めるもの。窓口では、解雇により、社員寮や社宅から退去せざるを得ない人や住宅手当が貰えず、家賃が支払えない人などを対象に相談を受け付ける。
県営住宅は駒ヶ根市や飯島町、宮田村など5つの団地の7世帯分が充てられる。
窓口は30日まで。
また、中小企業の資金融資に関する相談についても、年末休み期間中、伊那合同庁舎3階の商工観光課で受け付けている。
県営住宅の入居に関する相談、資金融資に関する相談の休み期間中の窓口設置は、27日から30日までで、時間は午前8時30分から午後3時15分までとなっている。 -
荒井区クリスマス会
子ども達が企画・運営する、伊那市荒井区のクリスマス会が23日、伊那中学校体育館であった。はおよそ300人の子ども達が集まり、マルバツゲームやビンゴなどを楽しんだ。
荒井区では例年、クリスマス会を自分たちで考えて実施してもらおうと、毎年地区の小学6年生に企画運営を任せている。会場では6年生30人が、司会進行や道具の準備など、それぞれ役割をこなした。
ある地区役員は、「子ども主体のクリスマス会は荒井区の伝統。楽しみながら自主性を学んでもらいたい。」と話していた。 -
味工房のテナントに城山決まる
南箕輪村開発公社が募集していた大芝高原味工房内の喫茶軽食コーナーのテナントに、南箕輪村の株式会社城山が出店することが決まった。
地域食材の加工や販売をおこなっている味工房は現在、建て替え工事が進められている。味工房を運営する村開発公社ではこれに伴い、喫茶軽食コーナーを民間に業務委託することにし、業者を募集していた。
応募は城山1件で、公社の審査基準に合格したことから、出店が決まった。城山は主に県内外のイベント会場などで飲食コーナーを出店していたが、地元での募集ということと、これまでの経験を活かすことができるとの考えから、味工房での出店を決めた。
城山の小林和秀社長は「地元に根を張り、大芝高原のPRにも一役かいたい」と話している。 -
美篶小学校の児童が酒造会社「仙醸」を見学
伊那市の美篶小学校3年2組の児童22人が25日、高遠町の酒造会社「仙醸」を見学した。
3年2組の児童は今年、総合学習の取り組みでアマランサスについて学んでいる。仙醸では、アマランサスを使った甘酒づくりをしていることから、加工から完成までにの作業を学ぶため、今回の同社を訪問することを計画。
児童らは、伊藤好専務から説明を受けながら、加工工程を見学。
同社では、アマランサスの種子からごみを取り除いたり、ポップする作業を行っており、児童らは興味深そうにその様子に見入っていた。
児童たちからは「甘酒にはどのくらい種子が入っているのか」、「作るにはどのくらい時間がかかるのか」など、質問が出された。
仙醸の伊藤専務は「子ども達に地産地消など、食について学んでもらう良い機会になったと思う。」と話していた。
3年2組では、3学期に自分たちで収穫したアマランサスを食品に加工する予定。 -
伊那広域シルバー人材センター伊那地区の会員が伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区会員が25日、伊那市に約13万6千円を寄付した。
この日は、シルバー人材センター伊那地区の増田幸佑代表らが、市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の、60歳以上の人たちで組織し、各種の仕事を請け負っている。支え合い募金は、毎年この時期の実施しているもので、集まった募金は各市町村に寄付している。
増田さんは「地域の高齢者福祉に役立ててもらいたい」と話していた。 -
伊那市緊急経済年末相談窓口設置伊那市役所
伊那市は27日から、中小企業の融資に対する相談、解雇により住まいを失った市民の相談に応じる年末の相談窓口を設置する。
窓口では▽中小企業を対象にした緊急保障制度に関する認定▽市の制度資金の利用▽解雇により住まいを失った市民を対象に住宅や生活竏窒ネどについての相談に応じる。また、必要に応じて、ポルトガル語通訳の派遣もする。
市によると、これまでに解雇による居住の問題についての相談は寄せられていないという。
設置期間は30日までの4日間で、市役所3階の商工振興課で受け付けている。 -
南箕輪村ブランド芋焼酎「大芝の華」試飲会
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が完成し、関係者らが出来を確かめた。
「大芝の華」は、地元で作った焼酎用のサツマイモ、黄金千貫を醸造して作る焼酎。
23日夜は南箕輪村の大芝荘で試飲会が開かれ、関係者などおよそ30人が新酒を味わった。
いも焼酎南箕輪会では、去年の焼酎の人気が高かったことなどから、栽培面積を広げ生産量を増やした。
今年は14トンのサツマイモを収穫していて、去年の倍となる2千6百本を造った。
南箕輪ブランドの焼酎「大芝の華」は、1本720ミリリットル入り1250円で、村内の酒屋などで販売される。 -
アルパコンサート開かれる
インディアンハープ・アルパのコンサートが23日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市のアルパ奏者、エレナ冨岡さんが、南米パラグアイの音楽祭で2位に輝いた腕前を披露した。
会場にはおよそ300人が集まり、アルパの奏でる音楽を楽しんだ。
アルパはハープの一種で、南米パラグアイで生まれた楽器。
冨岡さんは、地元を中心に海外などでも演奏活動をしていて、アルパの普及活動に努めている。
先月パラグアイで開かれた音楽祭のアルパコンクールでは、見事2位に輝いた。
この日は、コンクールで演奏したラテン音楽「カスカーダ」など10曲を披露した。
冨岡さんは、「多くの人に来てもらいありがたい。アルパの良さを感じてもらいたい」と話していた。
演奏を聴いていたある男性は、「引き込まれるような気持の良い音色だった。アルパがもっと普及したらいいと思う」と話していた。
なおコンサートでは、長野県出身で全国的にも活躍するアルパ奏者、上松美香さんの演奏もあった。 -
雇用維持と安定に緊急メッセージ
急激な景気悪化に伴う雇用不安に対し24日、長野県と労働局、経済、労働団体は共同で雇用安定に向けた緊急メッセージを発表した。村井仁県知事、小池國光長野労働局長、安川英昭和県経営者協会長、近藤光連合長野会長の4者連名。県内企業に雇用維持と安定に向けて最善の努力を求めた。
-
伊那技術専門校見学会
南箕輪村にある伊那技術専門校で、来年度の入学希望者を対象にした学校見学会が21日、開かれた。
この見学会は、入学前に学校の雰囲気や訓練内容について理解を深めてもらおうと、毎月開催されている。
伊那技術専門校によると、景気の後退もあり、最近は入校についての問い合わせも増えているという。
この日は、20代縲・0代の男女13人が参加し、職員の話に耳を傾けていた。
参加したある女性は、「技術が無いと仕事が無い時代。入校してパソコンの技術を身につけたい」と話していた。
見学会では、担当の職員が最初に「伊那技専に入るのが目的では無く、ここで努力し技術を身につけるという自覚を持つことが大切」と話し、訓練内容や取得できる資格のほか入校条件などを説明した。
次回の見学会は、来年1月11日に開催される予定。 -
西春近の鈴木康夫さんが絵画寄贈
伊那市西春近山本に住む鈴木康夫さんは24日、西春近公民館に自作の絵画を寄贈した。
寄贈したのは、フラメンコの練習の様子を描いた100号の油絵。
鈴木さんは12年ほど前から絵を始め、今回寄贈した作品は実際にスペインを訪れたときの様子を描いたという。
情熱的な踊りに魅かれたということで、フラメンコをテーマにした作品はこれが4作目となる。
「踊っている人の躍動感を表現するのが難しかった。この絵を見た人が元気になってもらえれば」と話している。
この作品は西春近公民館のホールに飾られるという。 -
高遠小で母親たちが大型紙芝居上演会
伊那市の高遠小学校で24日、親子文庫の母親たちが手作り紙芝居などを披露した。
親子文庫の母親たち20人ほどが、日本の昔話「カエルの雨乞い」と「ことろのばんば」を上演した。
「カエルの雨乞い」では、物語に登場するカエルの格好をして登場し、子どもたちと一緒にカエルの鳴き声で雨乞いをしたり、雨音を鳴らしたりした。
もう一つの物語「ことろのばんば」では、母親たちが10月くらいから制作してきた大型紙芝居を披露した。
「ことろのばんば」は、子どもを捕まえる老婆「ばんば」に捕まった男の子を助け出すため、女の子がばんばのもとへ向かい、つぼを割って男の子や一緒に捕まっていた子どもたちを助け出すという物語。
母親たちの迫力ある紙芝居に、子どもたちは熱心に聞き入っていた。 -
東京農大ですんきシンポ
「信州木曽から植物性乳酸菌の宝庫『すんき』の魅力を発信」と題されたすんきシンポジウムがこのほど、東京世田谷区の東京農業大学世田谷キャンパスで開催された。同大・木曽町・王滝村・木曽町商工会などの主催。木曽すんき研究会などが共催。
シンポジウムでは、日本で唯一の無塩漬け物であるすんきの特性の解説、すんき製造に適した乳酸菌株の解説、すんき乳酸菌の機能性の紹介竏窒ネどが行なわれ、すんき乳酸菌の機能性研究の展望が示された。
権兵衛トンネルの向こう側では、このような地域の伝統食品を活用する産学官連携の取組みが進んでいる。 【関連詳細記事 ゴーシュホームページに】 -
「南極でこうや豆腐はできますか?」
信州の伝統食品であるこうや豆腐。かつてその産地だった諏訪の清陵高校の生徒たちが提案した「南極でこうや豆腐を作って!」という実験が、南極観測隊に採用され、注目を集めている。この実験を考えた清陵高校生、畑中美帆さんと清水恒平君が、担当の清水久樹教諭と連れ立って、このほど、伊那市でこうや豆腐を作る登喜和冷凍食品を訪ね、提案した実験の方法と結果の予測について、専門家からの意見を聞いた。
提案した実験は、極寒の地である南極で、豆腐を屋外に置いておけばこうや豆腐になるのか?を試すもの。
「こうや豆腐はただ寒ければできるのか?」「南極で作ればどうなるのか?」竏窒ネどの高校生たちの質問に、登喜和冷凍食品の登内英雄社長らは、「凍結と溶解を繰り返さないと乾燥しない。南極で溶解するのかが問題」「凍ったまま風にさらせば乾燥するかも。自分たちも結果を知りたい」などと熱心に議論していた。
こうや豆腐は、日本のシェアのほとんどを長野県の食品製造会社が占めている。業界では、伝統食品としての普及と同時に、調理済み製品にしたり、機能性を発展させた新食品にしたり、新たな試みが続いている。
こうした状況下で、高校生の素朴な疑問を解決するために協力するのも、伝統食を継承する重要な試みだといえよう。【詳細解説記事はゴーシュホームページに】 -
県が緊急経済総合相談窓口開設、初日相談50件
急激な景気悪化と雇用不安を受け長野県は24日、緊急経済対策総合相談窓口を県庁に開設した。失業者の生活資金関連の16件、中小企業の資金繰り関連14件をはじめ、初日は50件の相談が寄せられた。県の出先機関でもある上伊那地方事務所でも27日から30日まで年末相談窓口を開設し、中小企業者の資金や経営相談、公営住宅入居に関する相談に応じる。
この日、県庁の窓口に寄せられた相談はほかに福祉資金関係が6件、労働関係が5件、住宅関係が3件などだった。相談窓口(電話026・232・6203)は年内は30日まで、年明け5日以降の平日も開設。午前8時半から午後5時15分まで中小零細企業の資金繰りから、解雇や雇止めの労働相談、生活困窮者や消費相談にも応じる。
上伊那地方事務所の年末相談窓口は商工観光課(0265・76・6829)、建築課(0265・76・6831)で午前8時半から午後5時15分まで。 -
県営住宅を失業者に提供へ
長野県は、急激な景気悪化に伴う解雇や雇止めで社員寮や社宅などから退去を迫られた失業者の救済策として、県営住宅の提供を始める。24日から申請受付を開始。県全体では42団地、98戸、上伊那は5団地で7戸分を確保している。
今年10月1日以降に県内の雇用先から解雇、雇止めされ、来年1月末までに社員寮や社宅などの住居から退去を余儀なくされた場合が対象。必要書類の審査を行い、完了者から先着順で入居が可能になる。原則1年間の使用で、最も低額の家賃相当額の3分の1を減免した額を毎月の賃料とする。
上伊那で提供される団地は馬見塚、湯舟、旭、陣場、大原。申請、問い合わせは県緊急経済対策総合相談窓口026・232・6203、上伊那地方事務所建築課0265・76・6831へ。 -
アマランサス研究会 「地域発 元気づくり大賞」受賞
伊那市のアマランサス研究会は、県が行っている地域づくり支援金事業で優れた成果を上げたとして、第一回「地域発 元気づくり大賞」に選ばれた。
22日、長野市の長野県庁で贈呈式が行われ、村井仁長野県知事から賞状などが伊那地域アマランサス研究会会長の登内英夫さんに手渡された。
地域発元気づくり大賞は、県が初めて事業の中からすぐれた団体を選定したもので、平成19年度は県内の4団体が選ばれた。
県はアマランサス研究会を選んだ理由として、市内の保育園や小学校の給食に活用され、地産地消が進んでいること、アマランサスを活用した加工食品が年間を通してレストランや商店で提供される体制が整っていることなどから、取り組みの成果が地域に根付き、継続して効果を発揮することが期待できることを挙げている。
アマランサス研究会の登内会長は「地道にやってきた活動が大きな形で評価されうれしい。仲間と共にこの受賞を喜びたい」と話していた。 -
グアテマラへ美篶小児童が手紙送る
伊那市の美篶小学校3年2組の児童は22日、アマランサスを通して交流している中米の国グアテマラの子どもたちへ手紙を送った。
3年2組の子どもたちは、学校近くにある美篶郵便局を訪れ、全員の手紙が入った封筒を郵便局員に手渡した。
3年2組では、給食でアマランサスが出たことをきっかけに、総合学習の一環でアマランサスについて学んでいる。
子どもたちはこれまでに、学校横の空き地を使い栽培をしたほか、原産国の一つグアテマラの子どもたちと、アマランサスを共通の話題にして手紙での交流をしている。
今回出す手紙には、種まきや花、収穫作業などの絵と一緒に思い出などを書いた文章が添えられた。
担任の千賀義博教諭は、「アマランサスからグアテマラという国に興味をもち、互いの文化を理解するきっかけになればうれしい」と話していた。
3年2組では今後、収穫したアマランサスで加工食品のを作るほか、グアテマラの子どもたちとテレビ電話を使い交流する計画。 -
年越しアマランサスそばが登場
年の瀬となり、伊那市役所の食堂「アザレア」は22日から、アマランサス入りの年越しそばの提供を始めた。
訪れた職員たちが早速アマランサスそばを注文し、その味を楽しんだ。
アザレアでは、伊那市が特産品として売り出している「アマランサス」を練りこんだそばを、去年から期間限定で提供していて、年越しそばは今年で2年目。
アマランサスは鉄分やカルシウムが豊富なことに加え、今年は今の不景気を頑張って乗り切ってもらおうと、もちを入れた「力そば」にした。
年越しアマランサスそばは今日から1週間提供する予定で、価格は600円。1日に提供できる量に限りがあるため、なくなり次第終了となる。 -
死亡ひき逃げで19歳少年逮捕
伊那警察署は21日、20日未明に伊那市山寺の市道で起きたひき逃げ事件の容疑者として、市内に住む19歳の少年を逮捕した。
自動車運転過失致死及び道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、伊那市に住む飲食店店員の19歳の少年。
伊那署によると、容疑者の少年は、20日午前3時40分頃、伊那市山寺の市道において、上伊那農業高校方面から伊那北駅方面へ軽4乗用車を運転中、車道にいた伊那中央病院の医師飯島智さんと衝突し、逃走した疑いがもたれている。
飯島さんは、市内の病院に運ばれたが骨折や肺損傷などの外傷性ショックで死亡した。
警察は70人態勢で現場鑑識や聞き込み捜査をし、目撃情報などから少年の犯行が明らかなり、21日午後11時50分に少年を逮捕した。
少年は警察の調べに対し、概ね容疑を認めていて、「犯行時は怖くなり逃げ出した」と話しているという。 -
「宅配サンタ」 ボラ団体笑龍が企画
伊那市のボランティア団体がサンタクロース姿に扮し、依頼のあった家にプレゼントを届ける「宅配サンタ」と題した企画が21日夜、行われた。
これは、地域を元気にしようと伊那市で活動をしているボランティアグループ「笑龍」のメンバーが、サンタクロースの格好をして依頼者の家にプレゼントを届けるもの。
この夜は、伊那市の伊藤直哉さん宅にサンタクロースが現れ、4歳の優作くんと2歳の穂くんにプレゼントを届けた。
穂くんは少し驚いた表情を見せていたが、優作くんは喜んでプレゼントを受け取っていた。
この日はメンバーが8件の家をまわっていて、23日までの期間中、合計で23件の家をまわることになっている。
企画した笑龍では、「サンタクロースの存在を信じていない子ども達にも夢を与えられたらうれしい」と話していた。 -
保科正之に宛てたとされる書状公開
保科正之に宛てたとされる江戸時代の書状が22日、公開された。
書状は、1640年頃に徳川家の茶道指南役だった小堀遠州が保科正之に宛てたとされるもの。伊那市美篶出身で、商社の会長である堀内功さんが所有している。
郷土史を研究している堀内さんは3年前、京都の古書店で、この書状を購入した。
高遠町の歴史研究家矢沢章一さんに解読してもらったところ、「加々爪甲斐守と相談した上で、明後日の朝に保科正之のところにうかがう」という内容が書かれているという。
堀内さんは今回、保科正之の顕彰の参考になればとの思いで書状を公開した。
伊那市には保科正之に関係する文書が残っていないということで、「高遠にとって貴重な資料。将来は市に寄贈してもいいと思っている」と話していた。 -
橋爪まんぷさんがチャリティーまんが展
来年の干支、丑をコミカルに描いたチャリティーまんが展が、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれている。
このチャリティーまんが展「Happy モウ Yearまんがカレンダー展」を開いているのは、漫画家の橋爪まんぷさん。
まんぷさんは、7年前からこのチャリティー展を開いていて、展示している原画や卓上カレンダーの売上の一部を伊那市社会福祉協議会へ寄付している。
みはらしの湯ロビーには、牛を題材にした漫画22点が展示されていて、来年が良い年であるようにとの願いと、来年の干支丑をかけて、タイトルは「Happy モウ Year」としている。
作品には牛にからめて、大黒様に扮した牛、おばあさんが牛にひかれて善光寺へ行く様子など縁起ものなどと一緒に牛がコミカルに描かれている。
まんぷさんは、「一カ月間見るカレンダー。最近は暗い話題が多いが、絵で楽しんでもらいたい」と話していた。
チャリティーまんが展は来年1月31日まで。 -
伊那東小合唱団がクリスマスコンサート
クリスマスを前に22日、伊那東小学校の合唱団がクリスマスコンサートを開いた。
コンサートは、歌を気軽に楽しんでもらおうと休み時間を利用して開かれた。
合唱団のおよそ50人が、この日のために練習してきた「サンタが街にやってくる」など4曲を披露した。
合唱団のメンバーは、サンタクロースやトナカイの格好をしたり、鈴などを使って合唱を盛り上げていた。
集まった子どもたちも、さまざまなクリスマスソングに聞き入り、一曲終わるごとに拍手を送っていた。 -
商工会青年部がパーティーオークションの売上げを村へ寄付
宮田村商工会青年部は22日、約200人を集めて6日に開いた歳末慈善パーティーのオークション、入札の売上金23万7588円を「福祉に役立てて」と全額、同村へ寄付した。小田切等部長と、副部長の吉沢賢治さん、花井祐治さんが村役場を訪問。清水靖夫村長は若者の呼びかけで集まった多額の善意に感謝した。
パーティーは今年で43回目を迎え、恒例のオークションと入札には約60社が協賛。ワインやとうふ、そばなどを詰め合わせた村の特産品セットなど多彩な出品があり、参加者が楽しみながら競り落とした。
収益は村などへ毎年寄付しており、善意を受け取った清水村長は「みなさんの想いが地域に広がり、つながっている」と小田切部長らに声をかけた。
村内の風倒木をリサイクルし、地元にある県の知的障害者総合援護施設・西駒郷の利用者と共同製作した「エコはし」を会食に用いたことで盛り上がった今年の慈善パーティー。清水村長は「知恵と行動力があれば我々も色々できることを皆さんが証明してくれた。今後も刺激になるような活動をお願いしたい」と、さらなる青年部の活躍に期待を寄せた。 -
県が70億円規模の緊急経済対策実施へ
景気と雇用情勢の悪化を受けて長野県は22日、公共事業の前倒し発注や中小企業融資の拡充、失業者向けの融資制度創設などを盛り込んだ総額70億円規模の緊急経済対策を決めた。仕事量の確保で需要を喚起し、相談窓口を開設するなどして差し迫った年末の生活や事業活動についても緊急対応をとる。
県有施設の耐震化や県営住宅の建て替えなど、生活安定の面を考慮に入れながら前倒しで社会資本整備を実施。中小企業融資では借り換え制度創設など貸付条件の緩和を図る。失業者対策は低利で長期の融資制度を創設するほか、解雇などで住居退去を余儀なくされた人たちに対して県営住宅を一定期間提供するなど、居住安定の確保も盛った。
資金繰りや雇用、当面の生活などの相談に応じる窓口は24日から30日まで県庁に開設(電話026・232・6203)。27日から30日までは上伊那地方事務所など県の現地機関にも設ける。
また、県は対策の実行を図るため24日、県内の経済各団体に緊急協力要請も行う。