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小学生防犯写生大会審査
10月4日の小学生防犯写生大会で描かれた作品の審査会が31日、市役所であった。
作品点数は36点で、警察や消防、小学校の図画工作担当教諭ら4人が審査した。
審査の結果、伊那東小学校1年の山田都子さんの作品が低学年の部で最優秀に選ばれた。
高学年の部では、伊那東小学校5年の井口槙君の作品が最優秀賞に選ばれた。
これら入賞作品は、11月から12月にかけて市内の大型店や市役所で展示される。 -
伊那商工会議所女性会が寄付
伊那商工会議所女性会は30日、福祉活動に役立ててもらおうと、使わなくなった古布2千458枚を伊那市社会福祉協議会に寄付した。
今日は女性会の小林旬子会長ら4人が伊那市まちづくりセンターを訪れ、古布を手渡した。
女性会では環境、福祉の両面で地域に貢献していこうと、このような寄付活動を行っている。
古布は、女性会の会員46人が家庭で不要になったものを集め、使いやすいよう縦・横30センチに切った。
小林会長は、「まだ捨てるにはもったいないものはたくさんある。地域の福祉に少しでも役に立てればうれしい」と話していた。
伊那市社協では、古布を伊那市内のデイサービスセンターやホームヘルパーなどに利用してもらう計画。
なお女性会ではこの日、フィリピンへの支援活動を行っている南信美装伊那にTシャツ645枚を、伊那市に物産展の売上金の一部3万円を手渡している。 -
地域がん診療連携拠点病院
県が伊那中央病院を国に推薦県は、がん診療連携の中核となる「地域がん診療連携拠点病院」として伊那中央病院を国に推薦した。
県内では現在、佐久総合病院や諏訪赤十字病院など6つの病院が国の指定を受けている。
指定されると地域住民は質の高いがん医療が受けられるほか病院は、国からの補助が受けられる。
県は、9月に医療関係者で組織する検討委員会を開き、今月現地調査をして推薦する病院を決定した。
今後は、厚生労働省が検討会で審査をし、2月に指定するかどうかを決定する。
今年4月1日現在、地域がん診療連携拠点病院に指定されているのは、全国で304ある。
伊那中央病院を運営する組合の組合長を務める小坂樫男伊那市長は、「現在でも設備、人員も整っていて経験も豊富だが、指定されれば病院のさらなる充実につながり、一方で責任も重くなる」と話している。 -
中尾歌舞伎秋季公演 稽古に熱
11月2日に伊那市長谷で行われる中尾歌舞伎の公演を目前に控え、稽古に熱が入っている。
中尾歌舞伎は、伊那市長谷の中尾地区で江戸時代から行われている。太平洋戦争で中断したが昭和61年に復活し、現在は中尾歌舞伎保存会が受け継いでいる。
今回は、追っ手を逃れて旅をする2人と、途中で一泊する家の娘の悲恋の物語を描いた「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
稽古は2ヶ月前に始まり、現在は毎晩通し稽古が行われている。
出演者は、台詞の言い回しや手の動きなどを確認しながら稽古していた。
関係者は、「娘の悲しい恋の物語ですが、脇を固める役のひょうきんな動きにも注目して欲しい。観客と演者の両方が楽しめるものにしたい」と話していた。 -
箕輪写友会が写真展開催
箕輪写友会による写真展が31日、町文化センターで始まった。
会場には会員15人の作品30点が並んでいる。
箕輪写友会は、町内にある写真店に集まる人たちで結成されていて、今年で6年になる。
会員は40代から70代後半で、定期的に作品を持ち寄って構図などを勉強しあっているという。
作品展も勉強の一環で、お互いに刺激しあい、年々レベルも上がってきている。
作品は風景を写したものがほとんどで、今回展示されたものは、県内を中心に遠くは高知県や秋田県で撮影したものもある。
会員の1人は、「いい写真が撮れたときの嬉しさは病みつきになる。失敗することもありますが、いいものを求めて写真を撮り続けています」と話していた。
写真展は11月9日まで。 -
グアテマラ訪問団報告会
国際協力機構「JICAグァテマラ訪問団」の報告会が30日夜、伊那市のいなっせで行われた。
グァテマラは発展途上国の一つで、JICAが生活改善のための支援活動を行なっている。
昨年11月、JICAの事業の一環として、グァテマラから12人の研修生が伊那市を訪れ、生活改善の手段として直売所経営や女性の地位向上に向けた取り組みなどを学んだ。
その後の様子を確認するため、今年8月に受け入れに関わった伊那市内の訪問団が現地を訪れ、この日はその4人が現地の様子などを報告した。
報告者の一人で直売所を経営する小林史麿さんは「現地では広大な農地を原始的な道具で耕していた。まるで日本の江戸時代のようで驚いた」と話し、作業の改善の必要性を訴えた。
また、去年の研修でアマランサスの栽培方法を研修生に教えた信州大学農学部の根本和洋助教は、「研修生の中には、早速地元に帰り、アマランサスの栽培を始めた人もいる。アマランサスは栄養価が高い作物。アマランサスを通して現地住民の栄養改善を進めたい」と話した。
根本助教によると、もともとアマランサスは重要な作物としてグァテマラで栽培されていたが、スペインの植民地化政策によってほとんど栽培されなくなったという。
そのほかにも、伊那市の美篶小学校の児童とグァテマラの子どもとの間で、アマランサスを通じて交流が始まっていることなども報告された。 -
地産地消セミナー
太巻きなど作る地元産の食材を使った料理教室が30日、伊那市のいなっせで開かれた。
この料理教室は、女性農業者グループでつくる農村女性ネットワークいなが開いたもので、今年で3年目。
伊那市を中心に一般12人が参加し、地元産の米・野菜・卵をつかった太巻き、すまし汁に挑戦した。
参加者は、「子どもが小さな頃は、太巻きをよく作ったが、最近は、買ってきて済ます事が多い。手作りはやっぱり美味しいので、家で試してみたい」などと話していた。
女性ネットワーク伊那の登内糸子さんは、「地元のお米で楽しみながら巻いてもらえれば」と話していた。
この料理教室は、次回12月4日に開かれる予定で、今度は「花寿司」に挑戦する。 -
伊那市が自己啓発ゼミ開始へ
伊那市は、業務上の知識や伊那市の歴史、文化を職員同士で学びあう自己啓発ゼミナールをスタートさせる。
ステップアップいなゼミと題しスタートする職員の学習会は、市民ニーズの多様化により求められる職務内容が複雑化している中で、担当業務以外の情報や仕事内容を共有していこうというもの。
1カ月2回のペースで、勤務時間終了後の午後6時から7時までの1時間、講師は職員が当番制で務める。
第1回目のゼミは11月5日、高遠町総合支所市民生活課長の伊藤亨さんが講師をつとめ、高遠町にゆかりのある保科正之について学習することになっている。
伊那市では、担当業務のみでない幅広い知識と柔軟な考え方で市民サービスにつなげていきたい竏窒ニしている。 -
中国における知的財産の権利と模倣被害対策学ぶ講習会
中国における知的財産の戦略と模倣被害対策を学ぶ中小企業などを対象にした講習相談会がこのほど、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。経済のグローバル化が進むなか、国際的視野で自社の製品、サービスを知的財産化していく必要性が高まっており、特許庁の委託事業として発明協会が開催。上伊那地方の企業を中心に経営者や技術者50人が参加し、市場拡大や模倣品被害対策などに理解を深めた。
知財に関する訴訟実務に数多く携わる中国法事務弁護士の何連明さん(TMI総合法律事務所)が講師。中国の法律から説明し、「中国は香港、マカオ、台湾と司法が分かれており、地域ごとに契約をつくる必要もある。地域を分けて法律を考えなければいけない」とも話した。
訴訟事例を示しながら模倣被害対策にふれ、参加者は組織的に対応する必要性など知的財産に関する権利執行の方法を学んでいた。 -
暴行で少年5人再逮捕
伊那警察署は、伊那市などに住む少年5人を、集団で中学生に乱暴した疑いで30日再逮捕した。
伊那警察署の発表によると、逮捕されたのは伊那市や上伊那郡に住む17歳から18歳の少年5人で、うち3人は高校生。
少年らは9月上旬、伊那市内の公園で中学生に酒を飲ませ体を触るなどのわいせつな行為をし、全治1週間の怪我を負わせた疑いで10月10日に逮捕されていた。
被害関係者からの届出により、伊那署が調べを進めたところ、少年らは共謀し集団で乱暴したとして再逮捕された。 -
保科正之公像など建立
江戸時代の高遠藩主・保科正之の像と生母・お静の地蔵を建立しようと30日、伊那市観光協会が実行委員会を立ち上げた。
高遠町総合福祉センター「やますそ」で開かれた実行委員会で、建立が決まった。
事務局の説明によると、地元に像を造り保科正之を顕彰するため、立像の建立などを計画したという。
計画では、保科正之の像は高遠で過ごしたころの青年像。また、お静の地蔵は、正之の大願成就を祈願した東京都目黒区にある成就院の「お静地蔵」と呼ばれている地蔵3体のレプリカ。
費用が300万円必要になるため、実行委員会では伊那市を中心に寄付を募っていくことも決めた。
建立する場所は高遠町歴史博物館の庭園内で、来年3月までに完成する予定という。 -
台湾の高校生がそば打ち体験
修学旅行で長野県を訪れている台湾の高校生が30日、伊那市みはらしファームの名人亭でそば打ち体験をした。
そば打ちをしたのは、台湾南部の嘉義市にある私立の職業高校、東呉高職高級中学の2、3年生33人。
28日から5泊6日の日程で奈良、長野、東京などを訪れる計画で、30日、伊那市に到着した。
名人亭では、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長たちが指導した。
生徒たちは、麺棒で生地を四角い形に薄く伸ばし、慎重に麺を切っていた。
生徒の一人は、「台湾の麺は太いのでそばと違う。切るところが難しかった」と話していた。
海外からの修学旅行は、長野県と長野県観光協会が誘致している。長野県観光協会によると、今回のそば打ち体験は、長野県らしい体験をしたいという学校側の要望にこたえて実現したという。 -
箕輪町交流広場完成でLED点灯式
箕輪町文化センター一帯の地域交流広場の整備がほぼ完了し29日夜、敷地に埋め込まれているLEDライトの点灯試験が行われた。
新しい消防署の建設と併せて、地域交流広場の整備は今年6月から着工し、現在ほぼ工事が完了している。
建設に伴い、広場には52基のLED(発光ダイオード)が文化センターから放射線状に設置された。
29日は、事業に協力した箕輪町商工会の会員企業が点灯状態を確認し、子どもたちがさっそく点滅するライトで遊んでいた。
埋め込まれたLEDはフルカラーで、点滅のパターンはプログラム次第で無限に設定できるという。
またLEDのため消費電量は少なく、52基すべてをあわせても電球1個分ほどしか電力を消費しないという。
箕輪町では、お祭りやクリスマスなどのイベント時はパターンを組み合わせて賑やかに活用したい考え。
なお、交流センター・地域交流広場の竣工式は11月1日に行われる予定。 -
園児と高校生がサツマイモ掘り
伊那市の西春近北保育園の年長児は30日、近くの伊那西高校の1年生と園の畑でサツマイモの収穫をした。
保育園と高校の交流は、学校が近いことから世代を超えた交流をしてもらおうと行っている。
サツマイモは6月に園児たちが植えたもので、掘り出した中には園児の顔の大きさほどのものもあった。
子どもと一緒に作業をした高校生は、「イモが取れた時に、素直に喜んでいる表情を見て自分も嬉しくなった」と話していた。
今回収穫したイモは、来月行われる焼きイモ大会や給食などで味わうことにしている。 -
年賀はがき発売
年賀はがきが30日から発売になった。伊那郵便局では、さっそく年賀はがきを買い求める人の姿が見られた。
郵便局によると、今日1日で千枚ほど販売したという。
中には、予約などですでに売り切れの種類も出ていた。
今年、伊那郵便局は48万2千通の年賀状を配った。年賀状の数は年々減少傾向にあるということだが、来年用は50万通の配達を目標にしている。
また、パソコンの普及で販売される7割ほどがインクジェットプリンター用だという。
郵便局では、年賀はがきの予約を受け付けていて、必要があれば無料で配達するサービスも行っている。
なお、年賀状の受け付けは12月15日から始まる。 -
きたっせで菊の展示会
伊那市山寺のきたっせで、地元住民が育てた菊の展示会が開かれている。
菊を展示しているのは、山寺の「高尾町菊づくりの会」のメンバー。会場には、今年会員が丹精込めて育てた40点が並んでいる。
菊づくりの会は3年前に3人で発足し、今年は20人まで増えた。
花の出来は、日のあたり具合、水や肥料の加減によって左右するというが、今年はボリュームのある見事な菊に成長した。
会代表の白鳥松子さんは「高尾町を菊の花でいっぱいにし、協力して育てていくことで地域のつながりも広げて行きたい」と話していた。
高尾町菊づくりの会による菊の展示会は、伊那市山寺のきたっせで11月1日まで開かれている。 -
西箕輪小児童と信大留学生交流
文化の違いを学ぼうと伊那市の西箕輪小学校の児童が29日、南箕輪村の信州大学農学部の留学生と交流した。
バングラデシュ、中国、インドネシア出身の留学生4人が西箕輪小学校を訪れた。
交流はさまざまな文化や考え方を子どもたちに知ってもらうため、毎年行っている。
顔合わせ式では、全校生徒が留学生の前で合唱を披露し、その後、3年生から6年生までの児童がそれぞれの教室で個別に交流を深めた。
そのうちインドネシア出身のヘリ・クリニアンタさんは、6年ひのき組と交流し、あいさつや数字などの簡単なインドネシア語を子どもたちに紹介した。
子どもたちは、なじみのないインドネシア語に最初は戸惑い気味だったが、ヘリさんがインドネシア語で質問すると、少し恥ずかしそうに習ったばかりのインドネシア語で答えていた。
子どもたちが「日本に来て、最初に困ったことは何ですか」と質問すると、ヘリさんは「最初は料理がまったく食べられなくて困った。インドネシアは温かい国なので、冬の寒さは今でも苦手」などと笑顔で答えていた。 -
上伊那教育会が少年の塔慰霊祭
戦争中、満蒙開拓義勇軍として満州で命を落とした若者の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が27日、伊那市の伊那公園で行われた。
慰霊祭は、上伊那教育会が毎年行っているもので、今年は役員など26人が集まった。
北原和俊会長は「多くの若者が義勇軍として満州へ渡り、若き命を散らせた。私たちはこの負の遺産を風化させることなく、永久に語り継ぎたい」と話した。
また、実際に満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡った伊那市の北原和夫さんは「終戦後は強制労働を強いられた。生活は飢えと病気との闘いで、本当に今思い起こしても言葉に詰まる」と当時を振り返った。
上伊那教育会の保存資料によると、昭和12年から昭和19年までに送り出された上伊那出身の青少年義勇軍は507人。終戦後、強制労働に就き、伝染病などで命を落とした若者は89人に及んでいるという。
戦争が進むに連れ、14歳から19歳までの青少年団員も満州へと送り出されるようになった。
参列者は少年の塔に花を手向け、平和への願いを強くしていた。 -
飯島町商工会4年ぶりの企業文化展、各社意欲的にPR
飯島町商工会は31日から2日間、地元43社の出展で「企業文化展2008inいいじま」を同町文化館で開いている。製造業にとどまらず、情報産業関連、建設、小売、飲食など幅広い業種が参加し、自社製品や技術力、サービス内容をPRしている。一段と厳しい経済情勢にあって4年ぶりの開催。「こんな時だからこそ地元企業が元気なところを多くの人にアピールしたい」と各担当者は意気込み、一般住民にも分かりやすく業務内容を伝えた。
同商工会青年部が中心となり2004年に開いた企業文化未来展。それ以来の開催だが、同商工会事務局長の生田順市さんは「製造業の取引相手は町外が中心で、地元にあっても地元の皆さんと関わる機会が乏しかったのも現実。だからこそ、各企業がどんな仕事をやっているか知ってもらおうと企画しました」と経緯を説明する。
開催を告知するチラシは新聞折込で一般家庭に配ったほか、町内の飯島小・中学校、近隣の赤穂高校、駒ヶ根工業高校、松川高校には全生徒分配布した。「長い目線で優秀な人材を確保したい」(生田事務局長)。将来も見据えた想いもにじませる。
異業種の参加により、会場には年代や職業などを問わず多くの人が来場。小学生が団体で見学に訪れる姿もみられた。出展した製造業の担当者は「情勢が厳しいのは当たり前だが、地元にも私たちの仕事を知ってもらうなかで次へのステップにしたい」と話し、小売業の男性は「業種を超えて連携することで、相乗効果にもなる」と接客に汗を流した。
1日は午前10時から午後4時まで開場し、入場無料。特産品の抽選会や飲食コーナー、午後0時45分からはライブ、同2時からは放送作家加瀬清志さんの講演会もある。 -
大清水川ふれあい水辺会議
護岸工事や広場整備の基本計画を了承伊那市西箕輪を流れる大清水川の整備について考える会議が29日、伊那市西箕輪支所で開かれ、護岸工事に加え広場などをつくる基本計画が了承された。
会議には地元区長や伊那養護学校の代表などが集まり、県が示した整備計画について協議した。
大清水川は、普段水は流れていないが平成16年の台風で土砂が崩れたことから、河川整備が課題となっていた。
計画ではおよそ970立方メートルの土砂に対応できるよう川幅を広げるほか、流木を止める壁を造る。
またおよそ200メートルにわたり石のブロックを積み上げる護岸工事もする。
県では工事を進めるにあたり、近くに伊那養護学校や身体障害者療護施設大萱の里があることから、利用者に川に親しんでもらおうと広場や遊歩道も造ることにしている。
広場は今ある樹木をそのまま生かしたつくりにするほか、遊歩道は車イスでも安心して通れるように整備するという。
会議出席者からは「向こう岸に渡れるように橋を作ってほしい」という要望や「コンクリートが見えるものではなく景観に配慮してもらいたい」という声が上がっていた。
この整備基本計画は会議で了承され県では今後、広場全体の詳細な設計に入るほか用地交渉を進めていく。 -
マルイチ産商がふるさと企業大賞受賞
伊那市西春近の食品卸会社マルイチ産商は地域に貢献している企業に贈られる「ふるさと企業大賞(総務大臣賞)」を受賞した。
マルイチは魚介類を中心とした食料品の卸売り会社で、長野市に本社がある。
伊那に支社ができて14年目で支社ではおよそ30人が働いている。
今回受賞したふるさと企業大賞は財団法人地域総合整備財団の融資制度を活用した企業のなかで地域振興に功績のあったところに贈られる。
マルイチは地元流通の発展や人材の雇用、また小学校の社会見学を受け入れるなど地域に密着した事業活動が認められた。
ふるさと企業大賞の表彰は30日、東京で行われる。 -
美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定
伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。
「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。 -
公共物の落書き消し作業
地元の塗装業者が29日、箕輪町の地下道や高架橋下で、ボランティアの落書き消し作業をした。
作業したは地元の塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合の11人。
組合では毎年11月16日の「いい色塗装の日」にちなんで上伊那各地の公共物に書かれた落書き消し作業を行っている。
今年は箕輪町で落書きがあった2カ所で作業した。
参加者はまず、壁の色を確かめながら塗料の色を調整し、それを丁寧に塗り重ね、元通りの美しい壁に仕上げていた。
落書き消し作業は今年で6年目になるが、これまでに作業した場所では、新しく落書きが書かれたことはないという。
櫻井高文理事長は「地域のために、毎年取り組んでいる。塗装に少しでも関心を持ってもらいたい」と話していた。 -
長野県戦没者遺族大会
長野県戦没者遺族大会が29日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。今年で56回目となる大会には、県内各地からおよそ千人の遺族が集まった。
意見発表では、サイパン島で父親が戦死した上伊那郡遺族会の牛山敞司会長が「戦争は人の殺し合いで、共存、共生の手段ではない。遺族の方々には、家族の戦跡を訪ね、遺骨の収集に積極的に参加してほしい」と訴えた。
また今年の大会では▽総理大臣などが靖国神社に参拝することを定着させること▽靖国神社に変わる新しい戦没者追悼施設の建設を阻止すること▽遺骨収集を拡充していくこと竏窒ネどを決議した。
遺族会の運営などに尽力してきた人の表彰も行われ、表彰された一人、駒ヶ根市の北村四郎さんは「戦争を知らない世代が増えてきているが、私達遺族があの戦争の悲惨さを伝えていかなければならない」と話した。
30日は追悼式が行われる。 -
大芝高原味工房の建設進む
南箕輪村が大芝高原に建設している新しい大芝高原味工房の工事が、計画のおよそ半分まで進んでいる。
28日、南箕輪村議会議員が既存の味工房に隣接する建設現場を視察した。
新しい施設にはパン、おやき、アイスクリームなどの工房や売店、軽食喫茶、足湯などを設ける計画になっている。
施設は木造平屋建て、建築面積はおよそ500平方メートル。総事業費はおよそ1億7千万円。
議員は説明を受けながら、工房やトイレなどの場所を確認していた。
施設は南箕輪村開発公社が管理運営し、軽食喫茶コーナーは民間委託する計画。
工事は来年2月末に完了し、3月中旬にオープンを予定している。 -
もみじ湖夢まつりにぎわう
箕輪町で26日、もみじ湖夢まつりが行われた。
もみじ湖夢まつりは、農業を通じて地域の活性化を図ろうと活動している「もみじ湖夢くらぶ」が毎年行っている。
祭りのメーンは、酪農用のワラをたばねた300キロのロールを転がし順位を競う「ロール転がし大会」。今年は町内を中心に12チームが参加した。
コースは25メートルの往復となっていて、途中、折り返してきたチームとぶつかり、立ち往生してしまう場面もあった。
大会の結果、箕輪東小学校のPTAでつくる「長岡abcクラブ」が優勝した。 -
園児がバイオリンの生演奏楽しむ
伊那市の上の原保育園で29日、バイオリンのミニコンサートが行われた。
伊那フィルハーモニー交響楽団などで活動している伊那市の北原よし子さんが保育園を訪れて演奏した。
上の原保育園では、子供達が生の演奏にふれる機会を作ろうとこのコンサートを企画した。
この日は、保育士もバイオリンやピアノで共演し、アニメの主題歌などを演奏した。
子供達は、一緒に口ずさみながら楽しんでいた。
上の原保育園では今後、機会があれば定期的にこのような演奏会を開いていきたいということで、池田敏美園長は「テレビやCDでは味わえない本物の音色に、小さい頃から触れてもらいたい」と話していた。 -
上伊那が県内最多の7件、今年上半期の工場立地
上伊那地方の今年上半期(1縲・月)の工場立地件数は7件で、県内で最多だったことが29日、県が公表した2008年上期工場立地動向調査で分かった。1千m2以上の用地取得が対象。前年同期に比べると2件減だが、県内他地域に比べると依然高い水準で推移しており、県商工労働部経営支援課は「関東、中京圏双方に近い交通至便な立地条件などが受け入れられている」と分析する。全県の立地件数は前年同期を5件下回る19件で、上期としては4年ぶりの減少。地域別では上伊那に続いて北信が5件、佐久が3件と多かった。飯田下伊那は立地がなかった。
上伊那の立地件数は昨年1年間だけで17件に達するなど、近年順調に伸びを示してきた。同課は「立地的環境のほかに、上伊那の各自治体が特に誘致に力をいれてきた部分も大きい」と話す。
今回の調査でも県内立地の36・8%を占める堅調さを示したが、「企業全体の設備投資意欲が落ち込んでいる」(同課)状況にあり全県的な傾向として立地件数は減少に転じ始めている。また、金融危機に端を発した不透明な経済情勢も重なり、上伊那地域にも例外なく先行きの厳しさが見込まれる。 -
伊那商工会議所「経営革新塾」開講
伊那商工会議所主催で4年目を迎えた「経営革新塾」が28日夜、全9講義の日程で開講した。新規ビジネスで成功した著名な経営者や経営コンサルタントら多彩な講師陣を招き、今年も上伊那地方の企業家ら約30人が受講。厳しい時代にあって、マーケティング、現場改善と幅広く生き残りの戦略を学んでいる。
初回は既存の自動車板金業から客が修理点検などを自ら行うシステム「レンタルガレージ」に大転換を図り成功を収めた栃木県の有限会社ジュントオルの谷田貝孝一社長が、「お金をかけず、モノも売らずにもうける方法」と題し講義した。
客とつながる方法をみつけることが、経営革新の第一歩であることを説明。つながりを持った客から広がるクチコミやたえずアンテナを張った新たな発想と実行力が、マスコミも動かして経費をかけずに大きな宣伝効果を生み出すとも紹介した。
「明確な目標を持つことが大切」と繰り返し指摘。「目標のために何をするのか。お金をかけずに経営するにはどうやっていくのかと考え戦略を練ることこそが経営革新。お金をかけないなら頭を使って工夫するしかない。体を使って行動すること」と話した。
最終講義は11月28日。その後12月にはフォロー講座として、個別相談会も行う。 -
伊那千秋会が菊花大展示会開催
菊の愛好家でつくる伊那千秋会の菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。
会員が丹精込めて育てた大輪菊、盆栽菊、だるま作りなどおよそ500鉢が会場に並んでいる。
会によると、今年は夏の暑さで栽培に苦労したが、努力のかいあってきれいに花が咲いたという。
菊花大展示会は11月3日正午まで。