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仙丈小屋荷下し
来月2日に今シーズンの営業終了する伊那市営の仙丈小屋で28日、ヘリコプターを使っての荷下げ作業が行われた。
午前11時頃、伊那市長谷の歌宿と南アルプス仙丈ケ岳の山頂近くに建つ市営仙丈小屋を、ヘリコプターが往復し、荷物を下ろす作業が行われた。
雲もなく南アルプスが一望できる状態で、順調に作業が行われた。
また、南アルプスの長衛荘の老朽化した水道の工事に使う資材も運ばれた。
仙丈小屋は、今シーズン6月15日から来月2日までの営業。21日までに2593人が訪れ、昨シーズンに比べ既に340人の増となっている。
伊那市では、天候に恵まれた事や鹿の食害から高山植物を守る防護柵の設置作業などが利用の増加につながったとみている。 -
みどりの少年団枝打ち
伊那市の西春近北小学校の「みどりの少年団」が28日、春近共有林で枝打ち作業に取り組んだ。
5、6年生の児童およそ70人が、ヒノキの枝を切る作業を体験した。
枝打ち作業は学校の伝統行事で、体験を通してふるさとの自然を愛し守る心を育てる願いがある。
作業したのは、8年前にヒノキを植えたおよそ2・5ヘクタールの一帯。児童は、西春近財産区の議員に教わりながら、手持ちのこぎりや高い枝を切るのこぎりを交代に使って枝打ちしていた。
児童は、「枝打ちは楽しい」「森を大切にしたい」と話していた。 -
消火通報コンクール
消火や119番通報の方法を競う消火通報コンクールが28日、伊那市で行われた。
コンクールには、伊那消防組合管内の事業所などから18チームが参加した。
これは、火事の対応方法を身につけてもらおうと、事業所などでつくる伊那防火管理協会が毎年行っている。
競技は、消火と消防署への通報を行うもので、かかった時間と、その一連の動きが審査される。
今回は伊那市役所チームとして、初めて市内の保育士が参加した。練習は2回で、放水も初めてということだったが、手際よく競技を行っていた。
競技の結果、消火器操法の部は伊那バス株式会社、屋内消火栓操法の部では(株)IHI回転機械が1位になった。 -
伊那市消防団音楽隊が中学生と合同練習
伊那市消防団音楽隊は、来月行われるコンサートを前に27日夜、中学生と合同練習をした。
今回、合同演奏するのは伊那東部中学校の吹奏楽部の生徒達。
伊那市消防団音楽隊は演奏活動を通じて防火防災の広報活動をおこなっていて今年創立20周年を迎えた。
コンサートは、消防団の活動を知ってもらおうと昨年から行われていて、中学生との合同演奏もしていまる。
この日は東部中の生徒との初めての合同練習だった。
演奏する曲はスポーツアニメのメドレーなど2曲。
本番に向け全体での曲合わせやパートごとの練習が行われ、息のあった音色を響かせていた。
伊那市消防団音楽隊のファミリーコンサートは11月2日午後1時30分から伊那市民会館で行われる。
音楽隊では、多くの来場を呼びかけている。 -
南大東島の子どもが来伊
沖縄県南大東島の小学生が伊那市を訪れ28日、伊那西小学校の児童と交流した。
伊那に来たいという南大東小学校の児童が多いため、今回は抽選で5人が伊那を訪れ、伊那西小学校でゲームや飯ごう炊さんをした。
伊那西小学校と南大東小学校は、伊那市の青パパイヤの会が島と交流を始めたことがきっかけで、おととしから交流が始まり、毎年、南大東島の児童が数人伊那市を訪れ、ホームステイしながら稲刈り体験やコンサートで交流してきた。
この日は、いろいろな種類の葉っぱを集めるゲームをしました。
南大東島の子どもたちは、葉っぱの名前を聞いたりしながら、林の中を歩き回っていた。
その後、飯ごう炊さんをして、お昼を作った。ご飯を炊いたり、伊那西小の児童が林で採ったナメコ、クリタケ、シイタケが入ったきのこ汁も作った。
出来上がると校庭でお昼を食べた。
子どもたちは秋の味覚を味わいながら、交流を深めていた。
南大東島の子どもたちは29日、ロープウェイで駒ケ岳に登る予定で、30日まで滞在する。 -
南原保育園建て替え検討委員会
老朽化に伴い来年度建て替えを予定している南箕輪村の南原保育園の建築に関する検討委員会が27日夜、開かれた。
検討委員会は、使いやすく過ごしやすい保育園作りを目指そうと設置した。
委員は、区長や保育士・保護者会など11人で構成し5回にわたって検討する。
南原保育園は昭和51年に建てられたもので、村内の保育園では一番古い建物。
検討委員会では、村側から保育園の概要について説明があった。
それによると、保育園は現在と同じ位置に建て替える計画で、敷地は保育園西側をこれまでより広げる予定。また、柱などには大芝の間伐材を使用する計画という。
次回の検討会は、11月に予定されていて伊那市の上の原保育園などを視察する計画。 -
JA上伊那フォトコン審査会
伊藤好幸さんが最優秀賞JA上伊那が農業と暮らしをテーマにしたフォトコンテストの審査会が27日行われ、伊那市山寺の伊藤好幸さんが最優秀賞に選ばれた。
最優秀となった伊藤さんの作品は、テーマが「新鮮に育ってます」。冬の時期にハウスの前で撮影したもので、写っている人の表情が生き生きしていること、季節感が出でいることなどが評価された。
今回のコンテストでは、上伊那を中心に松本や下伊那から47人、85点の応募があった。
これらの作品は、11月8日・9日に行われるJA上伊那まつりの会場に展示される。 -
信州機能性食品研究会 第2回研究会を開催
信州機能性食品研究会(会長=塚越寛伊那食品工業会長)は10月28日、2008年度第2回研究会を伊那技術形成センターで開いた。約50人が参加。
第一講演では、(社)食品需給センター調査研究部の長谷川潤一主任研究員が、農林水産省が進める食料産業クラスター事業の理念・制度内容・推進方法・先行事例などを説明し、食品産業を中心に、農業生産者・商工業者・運輸業者・大学など研究機関が連携して、「食」を基軸にした地域振興を進める際に、食品産業クラスター事業を有効に活用するべきことを訴えた。
石川県で進む伝統野菜中島菜を利用した産学官連携の取組みなどが事例紹介され、参加した食品関連企業の関心をひいた。
第二講演では、信州大学繊維学部応用生物学系の野末雅之准教授が、「植物ポリフェノールと酸化酵素」と題して、昨今注目が集まっている植物成分ポリフェノールの植物や人体に置ける役割や、その効果が現れる仕組などについて説明。食品産業において、この有効成分を活用することを訴えた。
講演の後に、信州大学農学部の教員による研究内容の発表もあった。発表内容は、(1)大谷元教授による「食品素材の免疫調整機能の解明と利用技術の開発を目指した産学官連携研究例の紹介」、(2)中村宗一郎教授による「アルツハイマー症を含むコンフォメーション秒予防抑制物質の構造機能相関に関する研究」、(3)藤田智之教授による「酵素阻害物質を中心としたきのせい食品素材の探索」「高圧処理装置を用いた食品などの加圧処理」、(4)藤井博教授の「機能性分子によるゲノム情報の発言および機能抑制に関する研究とその応用」、(5)濱渦康範准教授の「貯蔵・加工による果実の機能性成分の制御と利用」、(6)中村浩蔵准教授による「スプラウトを活用した新食品開発」。
いずれも専門的な先端研究だが、食品分野で新たな商品開発を目指す意欲的な企業は、それぞれの発表に熱心に聞きいっていた。
機能性食品研究会は、県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターと信州大学農学部が約20社の企業と連携して設置している。事務局は伊那テクノバレー地域センターにある。 -
伊那市商工業振興審議会
伊那市商工業振興審議会は29日、同市役所で開いた。15人の委員を委嘱し、会長に伊那商工会議所工業部会の川上健夫さん、副会長に伊那市商工会の飯島明さんを互選。さっそく市の担当者から商工業施策の説明を受けたが、先行きが見えない経済情勢から産業立地への影響を懸念する質問もあがった。
市側が商工業、中小企業、企業誘致などの概略を説明した後に質疑し、ある委員は「経済状況が激変し、産業立地の引き合いにも影響があるのでは」と質問。産業立地推進課は「引き合いが全くないわけではないが、企業立地の面からみても厳しい状況にある」との認識を示した。
また、制度資金のうち業況の悪化している業種に対する支援措置が対象となるセーフティーネット保証制度5号認定分については、9月末現在で前年度実績10件を上回る24件の申請があり認定したと市は説明した。
川上会長はあいさつで「近年は新しい企業が伊那市に進出し、市の活力にもなっている。より活性化できるようつとめていきたい」と話した。 -
マルイチ産商にふるさと企業大賞総務大臣賞、伊那支社整備の地域振興で
地域総合整備財団(ふるさと財団)のふるさと融資制度を活用して伊那市に支社を整備したマルイチ産商が、同財団が表彰する本年度のふるさと企業大賞総務大臣賞に選ばれた。地域振興につながった功績が認められたもので、30日に東京都内のホテルで表彰式が行われる。
同大賞は、経済や雇用、イメージアップなど魅力ある地域づくりに特に貢献した同融資活用事業者が対象。マルイチ産商は平成7年度に、同融資を用いて伊那市西春近に伊那支社を整備した。 -
伊那中病経営改革プラン素案まとまる
伊那中央病院は平成22年度を目途に単年度の経常損益を黒字化とする経営改革プランの素案をまとめ、この素案は、27日開かれた伊那中央病院運営審議会で承認された。
経営改革プランは、国が示した公立病院改革ガイドラインに沿って策定。
同プランでは、今年度はおよそ2億6千万円の赤字となる見通しだが、経営改革により平成22年度には1000万円、また平成23年度には8400万円の黒字を見込む。
改革の主なものとして、特殊勤務手当の見直しや、コンサルへの委託による診療材料費の削減などをあげている。
また業務の効率化を図るため電子カルテシステムを導入するほか診療費の未収金対策にも力をいれていく方針。
他には分娩料について、県内の同規模病院と比較しても低額で、一回の出産に対し数万円の赤字が出ていることから、それを補う分の値上げも計画。
伊那中央病院では改革プランについて運営審議会の意見を参考にし、年度内にまとめることにしている。 -
長谷常福寺で「晋山式」
伊那市長谷溝口の常福寺で、26日、新しい住職の就任を祝う「晋山式」が行われた。
5代目の住職には、伊那市教育委員長も務める、松田泰俊さんが就任。
松田住職はH15年に住職に就任しましたが、正式に住職になる準備が整った今年、晋山式を行った。
この日は、地域住民や上伊那の寺の住職約100人が行列を作り、本堂までの道のりを歩いた。
常福寺で晋山式が行われるのは、明治41年以来100年ぶりだという事。
松田住職は「皆さんのご指導を頂き、よりいっそう頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。 -
伊那市保育料体系一元化へ
伊那市保育園運営協議会は来年7月から旧3市町村の保育料体系を、伊那地区を基準に一元化するとの検討結果を小坂樫男市長に答申した。
協議会の平岩国幸会長が、27日、検討結果を小坂樫男市長に答申。
保育料体系の一元化は、現在ある旧3市町村それぞれの階層区分を統一して13の階層にする。
新しい基準を適用すると階層が変わる高遠・長谷地域の5人が、40円から2千円の引き上げになる見込み。
新しい保育料体系について伊那市では、来年度までに保護者に十分周知し、理解を得たい考え。 -
箕輪産ブドウで作ったワインお披露目
箕輪産ブドウで作ったワインのお披露目会が25日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。
お披露目会は、このワインを作った「もみじ湖夢くらぶ」が企画したもので、およそ30人が出席。
地元有志でつくる「もみじ湖夢くらぶ」は6年前から、町内でブドウを栽培し、オリジナルワインづくりに取り組んできた。
木が大きくなるまでたくさんのブドウを収穫することはできない為、実際に自分たちのブドウだけでワインを作ることができたのは去年が初めて。
このワインを1年間熟成させ、この日初めてお披露目された。
参加者は赤、白、両方のワインを飲み比べ、味の違いを楽しんでいた。
このワインは契約しているワインオーナーに配布するほか、Aコープ東箕輪店でも限定660本を1本2千円で販売される予定。 -
伊那市御園区民祭
地域で秋の収穫を祝う御園区民祭が、26日行われた。
会場の御園公民館には、雨にも関わらず、この日1日で600人が訪れた。
御園区民祭で毎年人気なのが,だいこんの煮こごりと餅のサービス。材料は、区の農家が提供し、訪れた人全員に配られた。
また、公民館の教室や一般の区民による作品展も行われ、盆栽や写真、パッチワークなど様々な作品が並んだ。
宮下重雄区長は「区民祭は、運動会と並んで大きな行事の一つ。みんなで集まりコミュニケーションを図る事で、いつでも協力し合える地域づくりをしていきたい」と話した。 -
伊那市新年度予算編成会議
伊那市の部課長以上の職員を対象とした新年度予算編成会議が27日に開かれ、小坂樫男市長が子育て支援や教育などに重点を置いた予算編成にするよう指示した。
小坂市長は「先行き不透明な経済状況の中、弱者対策も考え、予算編成を進めてほしい」と指示した。
来年度予算は、これまで通り「子育て支援」「教育」「産業立地」の3本柱に重点的に予算配分し、小中学校の耐震化、保育園の改築などを行う予定。
歳入については、景気後退による市税の減収や地方交付税の削減により一般財源が5億円の減額となる事が見込まれる。この事から今年度当初予算と比べ、部局ごと3%から5%の予算削減が必要となる見込み。
また、小坂市長は会議で新ごみ中間処理施設の建設についてもふれ、「先進地の視察などをして理解を進めていき、環境アセスメントの調査をする事について今年度内に候補地となっている地元の了解を得ていきたい」と話した。 -
農地有効活用で確認書取り交わし
箕輪町の酪農家と食品会社「わかばフーズ」、箕輪町営農センターの3者が27日、農地の有効利用を図っていこうと確認書を取り交わした。
箕輪町では現在、営農センターを中心に遊休農地の有効利用を進めていて、今回の取り組みもその一環。
岐阜県に本社を置くわかばフーズは、現在箕輪町内の約70ヘクタールで大根を栽培しいて、10月から翌年4月までは何も栽培していない。同社では、この間の農地の有効利用を模索していた。
一方、箕輪町では酪農家が多く、家畜のえさとなる飼料の値段が高騰、厳しい経営を強いられていた。
酪農家自身が生産する「自給飼料」が重要な役割を果たしていて、今回、わかばフーズが農地を使わない間、酪農家が牛のえさとなるライ麦を生産できるよう、確認書を取り交わした。
これにより、酪農家は自給飼料をより多く確保でき、わかばフーズは連作障害を防ぐことができるため、双方にメリットがある。
試験的にライ麦を栽培する面積はおよそ5ヘクタール。栽培期間は今年の10月1日から来年5月10日まで。ライ麦の種はわかばフーズが購入し、酪農家に支給。ライ麦の栽培、収穫は酪農家が行い、収穫したライ麦は家畜のえさに当てる。
こうした農地利用に関する確認書を取り交わすのは町、わかばフーズとも初めて。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが26日、伊那市のみはらしファームで行われた。
コンテストは、地蜂(クロスズメバチ)の巣の重さを競うもので、伊那市地蜂愛好会が毎年行っている。
11回目となった今回は、伊那市を中心に諏訪や大町市などから24人がエントリーした。
今年は、夏場にエサとなる虫が少なく、例年より小さいという事だが、訪れた人達は出来栄えに感心していた。
また、今回は初めて、見るだけでなく味も楽しんでもらおうと、抽選で3人に、蜂の巣がプレゼントされた。
審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんが、5.6キロで優勝。藤森さんは、「去年は4位だったので、今年は優勝できてうれしい」と話した。 -
初の人材確保・育成支援施策説明会に15社参加
上伊那地方事務所は27日、地元企業など対象に「人材確保・育成支援施策説明会」を伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開いた。企業側から「県など各機関の支援施策を詳しく聞きたい」という要望が強く初めて開催し、製造業を中心にした15社と市町村、商工会関係者ら約40人が出席した。先行きが見えない経済情勢を受けて、新規採用にも厳しい影響を及ぼす見方があるなか、出席したある企業の担当者は「厳しいことは確かだが、将来を考えれば新しい人材を採用して技術研さんも図っていかなければ」と話した。
県商工労働部は、県外からのU・Iターン希望者や新規学卒者らを対象に登録制で情報提供したり、ガイダンスや相談会なども実施していると説明。Iターン希望者の登録者数は今年度445人で、うち上下伊那地域への希望者は91人にのぼるとも話し、「潜在的な就職希望者は多い」と続けた。
昨年度の上下伊那へのIターン希望登録者は82人。うち上伊那で8人、飯田市下伊那は2人が実際に就職した。県商工労働部は「全県的にみても少ない数字ではないが、もっと県の施策などを活用してさらに伊那谷への就職を促進できれば」と話す。
この日は県のほかに、伊那公共職業安定所や県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターなども支援策を紹介。すべての説明を聞き終えたある製造業の人事担当者は「人材という面では、大手も派遣や期間労働者に頼るなど厳しいのが実情ではないか」と漏らす。その一方で「他社との競合などに勝ち抜くためにも有能な人材を登用していかなければ」とも。「行政の支援なども活用しながら、人材育成を進めたい」と話した。 -
八幡町ハロウィン
伊那市の伊那北駅前広場で八幡町ハロウィンが25日、開かれた。
魔女や海賊など思いおもいに仮装した子どもたちが集まり、仮装コンテストが行われた。
このイベントは、八幡町ロマン通り商店会が、商店街の振興を願って始めたもので7年目になる。
コンテストに続いて、会場に並んだカボチャちょうちんに明かりが灯り、訪れた人たちはさまざまな顔のちょうちんと明かりを楽しんでいた。 -
伊那谷うまいもん市
地域の農産加工品を紹介し消費者と交流を図ろうと、伊那谷うまいもん市が25日、伊那市のアピタ伊那店で始まった。
14団体が出店し、おやき、みそ、パン、漬物など手作りの加工品を販売した。
伊那谷うまいもん市は、地域の農産物を生かした特産品の研究や加工、販売に取り組んでいる「のうさん味ネット上伊那」が開いている。
3年目の今年は、下伊那や木曽からも参加があった。
各団体は試食品を用意していて、買い物客は味見をしながら気に入った品を買い求めていた。
のうさん味ネット上伊那の伊藤道子副会長は、「地元産の安全安心なものを食べてほしい」と話していた。
伊那谷うまいもん市は26日まで。 -
Jリーガー三澤慶一さんを応援
サッカーJリーグ1部のヴィッセル神戸に去年入団した伊那市福島出身の三澤慶一さんを応援しようと、サポーターが25日、横断幕を作った。
横断幕には三澤慶一さんの名前などを書く計画で、南箕輪村内の駐車場で布に丁寧に文字を書いていた。
横断幕を作ったのは、サッカーチーム松本山雅のサポーター集団「松本山雅南信・上伊那ペーニャ」。
天皇杯4回戦で松本山雅とヴィッセル神戸の対戦が決まったことから、地元出身の三澤さんを応援する横断幕づくりを考えたという。
サポーターは、「松本山雅が勝つことを願いながら、三澤選手に出場してもらって、いいプレーをしてほしい」と話していた。
横断幕は11月2日、天皇杯4回戦が開かれる兵庫県神戸市のホームズスタジアム神戸で、地元サポーターに渡すという。 -
伊澤修二先生記念音楽祭
旧高遠町出身で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる記念音楽祭が25日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊澤修二先生記念音楽祭には、東京芸術大学音楽部のオーケストラのほか、市内の小学校や中学校、高校が参加し発表した。
伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学初代校長を務めた事が縁で始まったこの音楽祭は、今年で22回目を数える。
今回の音楽祭では、この日の為に結成された合唱団や市内の中学生がオーケストラと共演した。
また、市民合唱団とオーケストラの演奏で指揮をした芸大4年の道端大輝さんは、「芸大にとっても思い入れのある公演なのでいつまでも続いてほしい」と話していた。 -
木のアウトレット市
薪や板材などの木材が安く販売される木のアウトレット市が25日から、伊那市高遠町の上伊那森林組合中部支所で始まった。
このイベントは、地元の木材を多くの人に利用してもらおうと毎年、春・秋の2回開催している。
会場には、良い木材を安く仕入れようと、多くの人たちが集まっていた。
薪の掘り出し市では、通常1万円のところ5千円で軽トラックの荷台につみ放題ということで、訪れた人たちが工夫しながら積み込んでいた。
岐阜県からインターネットを見て訪れたという人は、「薪にするにはもったいないような木がこの値段で手に入るとは思わなかった。また来たい」と話していた。
26日は午前10時から午後3時まで。 -
丁石お披露目ウォーキング
伊那市西箕輪の仲仙寺へ続く、はびろ道の道沿いに置かれた丁石をめぐるイベントが25日にあった。およそ80人が伊那市坂下区の常円寺近くを出発し、仲仙寺の参拝に利用されてきた道、はびろ道の散策を楽しんだ。
途中、丁石の横では伊那市文化財審議委員会の小林一行さんらが、丁石の説明をした。
丁石は江戸時代、仲仙寺までのおよそ7キロの道のりに、参拝までの道しるべとして109メートル間隔で置かれていた。
当時は54置かれていたが、現在確認されているのは34の丁石のみ。
仲仙寺には馬の神様が祭られており、これにちなんで木曽馬も一緒に歩いた。
終点の仲仙寺に到着すると、師田香雪住職から寺の歴史などが説明された。
イベントを企画した伊那市観光協会では、「歴史に触れながら散策できる道として、はびろ道をウォーキングコースとして広めていきたい」としている。 -
「障害者の日」記念事業でコンサート
「障害者の日」記念事業のコンサートが25日、伊那市役所の多目的ホールで開かれた。伊那市内の障害者団体など、およそ100人が会場を訪れた。
記念事業は、毎年12月の世界障害者記念日に合わせて開いていたが、今年は日程を早めて開催した。
コンサートでは、京都府在住の障害者通所施設の所長でミュージシャンの中島光一さんが、施設での体験を歌にしたオリジナルの曲を披露した。
訪れた人たちは、静かに中島さんの弾き語りに聞き入っていた。
中島さんは、「歌でみなさんを元気にできたらうれしい。そして今度はその元気を私がもらって、歌を続けていきたい」と話していた。 -
箕輪西小学校50周年記念式典
箕輪町の箕輪西小学校で25日、箕輪中部小学校からの独立50周年を祝う記念式典が行われた。
式典には、西小に通う児童やその保護者、地域住民等が出席し、50年の節目を祝った。
式典は歴代のPTA会長や理事、各区長などで記念事業実行委員会を作り、準備を進めてきた。
実行委員長の唐沢良二さんは「節目の50年を迎えた事に感謝し、西小の飛躍を願い、次の50年へつなげていきたい」と挨拶した。
中村正昭校長は「誇りを持ち、地域を愛し、希望を持って育ってほしい」と子供たちに呼びかけていた。
児童会長の唐沢陽祐君は、「学校の歴史をかみしめ、誇りに思い、これからの西小をみんなで支えていきたい」と話した。 -
木下区民文化祭
箕輪町の木下公民館で25日、区民文化祭が始まった。
文化祭は、木下区民の作品の紹介や、公民館クラブの発表の場にしようと毎年開いている。
会場には、陶芸や手芸などのクラブ会員の作品、小中学生の習字や水彩画などおよそ千点の作品が並んでいる。
地元にある箕輪進修高校のコーナーでは、生徒が作ったロボットやポスター、習字などの作品が並んでいる。
木下区民文化祭は26日まで開かれ、午後1時からステージ発表やトン汁の無料サービスが行われる予定。 -
伊那小学校5年秋組が南信協同に演技学ぶ
伊那小学校5年秋組の児童たちは、来月の演劇発表を前に24日、県伊那文化会館の附属劇団南信協同のメンバーから演技指導を受けた。
5年秋組は、総合学習の一環で4年生の時から演劇を勉強してきた。
南信協同の公演を見たり、出掛けて指導を受けたことはあるが、メンバーを学校に招いて指導を受けるのは初めて。
子どもたちは、場面ごとに区切って演技を披露。
南信協同のメンバーは、「演じたいキャラクターをイメージして体の使い方を考えて」「『怖い』と感じたときに、普段、心や体がどんな感覚になるのか思い出して」などアドバイスしていた。
指導を受けた児童は、「同じ動きだけでなく、いろいろな動きをして、堂々と演じてみようと思いました」と話していた。
5年秋組の演劇発表は、11月7日に伊那小学校第一体育館で行われる。 -
宮田村議会が北川製菓を視察
宮田村議会は23日、新田区にある北川製菓駒ケ岳工場を視察した。駒ヶ根市福岡に本社がある同社が宮田村に進出して1年が経過。議員たちは同工場が立地する西山山麓地域の観光や村の産業振興も含め今後の活性化のあり方を探ろうと、熱心に見学した。
同工場は全国菓子組合連合会が認証する高度な管理衛生システム「HACCP」(ハサップ)で、全国8番目の認証工場。視察した議員一行は主力商品のドーナツ製造ラインを見学し、徹底された機械化や衛生面などの工場環境に関心を寄せた。
山田一三工場長は「競争は激しいが、良質で安全な製品づくりに努めている」と説明。新たな製品開発も積極的に展開している企業風土も紹介した。
同社は観光面への寄与も視野に入れて同地に進出した経緯もあり、松田英俊議長は「今後とも宮田村を応援していただきたい」と呼びかけた。
視察は議会改革の一環として取り組んでいるもので、昭和伊南総合病院をはじめ課題となっている現場へ直接的に足を運び理解を深めている。