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伊那商工会議所新入社員激励会
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が15日、伊那商工会館で開かれ、この春入社した127人が出席した。
伊那商工会議所では市内の企業を対象に毎年、合同の激励会を開いている。
激励会の中で向山公人会頭は、「不況の中で企業は皆さんに期待を寄せている。早く職場に慣れ、なくてはならない人になってほしい」と呼びかけた。
また小坂樫男市長は、「新しい発想と能力を発揮し地域の発展のため活躍してほしい」と激励した。
これを受け、新入社員を代表して南信化成の北村春菜さんは、「会社の新しい原動力になれるよう、初心を忘れず真摯な姿勢で仕事に取り組んでいきます」と誓いの言葉を述べた。
今年度の参加者は30社127人で、昨年度は28社138人だった。
伊那商工会議所では、「不況になる前に企業が採用を決めたため例年通りの人数だったが、来年は大幅に減少する可能性もある」と話していた。 -
勝間のしだれ桜
伊那市高遠町勝間の薬師堂のしだれ桜が見ごろとなっている。
薬師堂の桜は樹齢およそ130年といわれている。
高遠城址公園の桜より数日遅れて見ごろとなり、公園の桜を見た帰りに訪れる人も多くいる。
周辺のガードレールは景観にマッチするよう、木製のものが使われている。
しだれ桜周辺は勝間の住民らでつくる「薬師堂の桜を守る会」がガードレールやお堂の清掃、桜の管理などを行っている。
会では、「ここ数年桜の名所として、有名になった。訪れた人たちに楽しんでもらえるよう、しっかり守っていきたい」と話している。 -
桜の下でD51の乗車体験
桜が満開となった伊那市の伊那公園で12日、公園内に置かれている蒸気機関車D51に乗車する体験会が開かれた。
これは、桜まつりの一環として今年初めて行われた。
家族連れなど約300人が、D51の運転席などに乗車した。
電車の普及により、D51などの蒸気機関車は昭和51年に完全に廃止された。
その当時、国鉄が使わなくなった蒸気機関車を全国の各市町村に貸し出したため、伊那市も35年前にD51を借り受け、伊那公園に配置したという。
35年を経過し、伊那公園のD51は老朽化も進んでいるが、今の電車にはない独特な風貌は今でも人気で、訪れた人は周囲を歩いたり、運転席に上がるなどして楽しんでいた。
イベントを企画した桜愛護会では、この日にD51と一緒に撮った写真を募集し、写真の展示会を行う予定。 -
伊那市長杯マレットゴルフ大会
伊那市長杯マレットゴルフ大会が12日、美篶の南割マレットゴルフ場で開かれ、集まった参加者が日頃の成果を競い合った。
参加者約80人が4人1組で54ホールを回った。
大会は、伊那市マレットゴルフ協会が毎年この時期に開いている。
協会では、1年に4回、大会を開いているが、春に開くこの大会の参加者が最も多いという。
この日は天候にも恵まれ、参加者は球の転がるコースを読みながら、競技に励んでいた。
大会の結果、総合優勝は中央区の松坂昭一さんだった。 -
上伊那消防団幹部が教養訓練
上伊那消防協会は12日、消防団幹部を対象とする訓練を行った。
消防団幹部を対象とした訓練は、災害現場における現場指揮者の指揮能力を高めるためのもので、年に1度行っている。
この日は、上伊那8市町村の消防団幹部ら約500人が集まり、基本動作の確認、災害時に迅速に対応するために必要となる小隊の編成などを訓練した。
また、新入団員などを対象とするラッパ手訓練も行われ、上伊那消防協会の講師を務める小林孝行さんから、音の出し方など基本的な実技指導を受けていた。
下平昌男会長は、「今日の訓練を生かし、災害時に迅速に対応できるよう取り組んでほしい」と話していた。 -
みのわ健康アカデミー入学式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の入学式が14日、箕輪町地域交流センターで行われた。
「みのわ健康アカデミー」は、1年間かけて健康講座やマシントレーニング、在宅トレーニングなどに取り組む。
5年目の今年は、町内の56歳から74歳までの42人が入学した。
式で平澤豊満町長は、「大きな目標を持って継続し、いい仲間を作ってこれからの人生を楽しく過ごせるよう頑張ってください」とあいさつした。
式のあと、信州大学教育学部・医学部大学院の寺沢宏次教授による講演会が行われた。
寺沢教授は、コミュニケーションが脳を維持するために大切なことを説明し、「このアカデミーで愛情たっぷり、思いやりたっぷりのコミュニティを作ってほしい」と話していた。
学生は今後、体力測定や健康診断を行い、6月からトレーニングを始めるという。 -
伊那節まつり
伊那節を歌い継ぎ後世に伝えようと14日、伊那公園で伊那節まつりが行われた。
まつりは伊那公園にある「伊那節発祥の地」の石碑の前で毎年行われるが、この日はあいにくの雨で、公園内にある伊那東大社で行われた。
まつりは伊那商工会議所などが開いているもので、商工会議所や市の関係者など30人ほどが参加した。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「伊那節は伊那谷を代表する民謡。50回の祭りを機に全国に響き渡り、伊那市も発展していくことを願いたい」とあいさつした。
また、まつりでは伊那節保存会が歌と踊りを奉納した。
伊那節は、江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに歌われた馬子唄で、正調のほか、与地の伊那節など節回しや踊りが少し変化したものも伝えられている。
この日は神社の拝殿での奉納ということで、厳粛な雰囲気の中、歌と踊りが披露されていた。 -
伊那エンジェルス隊が防犯呼びかけ
連日花見客で賑わう高遠城址公園で13日、防犯ボランティアグループ「伊那エンジェルス隊」のメンバーなど26人が防犯パトロールをした。
これは、高遠城址公園に訪れた花見客にスリや置き引きなどに注意をしてもらおうと実施した。
メンバー達は3班に分かれて夕方6時から公園内をパトロールし、花見客にスリなどに注意するよう声をかけていた。
伊那警察署によると、さくら祭りが始まった4月1日から13日までに公園内でスリや車上荒らしなどの事件は起きていないという。 -
地域づくり支援金選考会
住民が主体となった活動を支援する地域づくり支援金事業の選考会が14日、伊那市役所で開かれた。
地域づくり支援金は応募のあった団体の中から伊那市が採択した活動に対して支援金を交付するもので、支援金は1団体上限を50万円としていて、今年度は21団体からの応募があった。
選考委員会は市議会議員や地域協議会会長など8人で構成され、応募のあった団体を絞り込んだ。
伊那市では団体を今月中に決定し、ホームページなどで発表するという。
昨年度の地域づくり支援金事業には29団体の応募があり21団体が採択され、事業費は約400万円だった。 -
信州花便り
国宝松本城の本丸庭園では、恒例の夜桜会が開かれ、ライトアップされた桜が訪れた人を楽しませている。
夜桜会はライトアップされた松本城の桜を楽しみながら文化財保護への関心を高めてもらおうと、市と教育委員会が開いているもので、今年で10回目。
この夜桜会には、毎年およそ3万人が訪れていて、松本城の花見の名物として定着してきている。
庭園内にはシダレザクラやヒガンザクラなどおよそ300本の桜が咲いていて、県内外から訪れた人たちが夜空に浮かんだ桜を写真に収めるなどして楽しんでいる。
また会場にはお茶席が設けられ、ライトアップされた松本城を眺めながらお茶を楽しむことができるほか、天守閣の月見櫓では、琴や雅楽などの演奏も行われている。
この夜桜会は16日木曜日まで午後5時半から8時半の間、また15、16日は午後9時まで開かれている。 -
韮崎市文化協会が高遠城址公園で交流
山梨県韮崎市の文化協会が14日、高遠城址公園を訪れ、伊那市と交流した。
文化協会の会員など90人ほどが参加して、公園内にある新城藤原神社で神事を行った。
交流は、韮崎と高遠が武田信玄の一族を通じて戦国時代からつながりを持っていることから行われている。
韮崎市文化協会は、昭和49年から毎年公園を訪れていて、今年で35回目。また、伊那市は秋に韮崎で行われる祭りに行き、交流している。
神事の中で、韮崎の甲斐岳風会の会員が桜にちなんだ詩吟を奉納した。
そのあと高遠閣に移り、舞踊団体が韮崎で踊られている踊りを披露した。
ある参加者は、「天気のいい時は桜の下で踊った。外で踊れないのは残念だが、雨に濡れた桜も心に染みます」と話していた。 -
振り込め詐欺防止ATM集中警戒
振り込め詐欺を未然に防ごうと、伊那警察署は15日、防犯ボランティア団体「伊那エンジェルス隊」と、現金自動預け払い機「ATM」の集中警戒を伊那市内の金融機関で実施した。
そのうち八十二銀行伊那支店前では、伊那エンジェルス隊のメンバーと伊那署の警察官が、チラシを配りながら振り込め詐欺への注意を呼び掛けた。
お年寄りの振り込め詐欺被害が後を絶たない中、伊那署では去年から、年金支給日にATMの集中警戒を実施している。
国の定額給付金の支給が始まり、それをだまし取ろうとする詐欺が全国的に増加していることから、この日はその注意も併せて呼びかけた。
昨年、伊那署管内で発生した振り込め詐欺の被害件数は11件。今年に入ってからは15日現在まで、被害の届け出はないという。 -
新規就農実践塾開講式
新たに農業を始めた人たちに、実践的な技術や農業経営を学んでもらおうと15日、「新規就農実践塾」が伊那市の伊那合同庁舎で開講した。
今年度講座を受講する新規就農者など8人が、開講式に参加した。
農業への関心が高まる中、新たに農業を始めようと考える人は増加傾向にある。
上伊那農業改良普及センターでは、こうした人たちの疑問や不安に応えようと講座を開き、新規就農者のサポートを行っている。
第1回目のこの日は、Iターンで就農し10年目となる小野恵子さんの体験談もあった。
夫婦で農業をしている小野さんは、「私たち夫婦は、ピンチの時励まし合いながら、一つ一つ問題をクリアしてきた。それがこの10年につながった。農業には何が正しいということはない。Iターンならではの生活スタイルを作り上げてほしい」と話した。
ある参加者は、「3月に脱サラして、この4月から農業を始めた。米作りの技術などを学びたい」と話していた。
講座は来年3月まで開かれ、受講者は農業技術のほか、農村で生活するための生活術などを学ぶ。 -
唐木一直さんに当選証書付与
南箕輪村選挙管理委員会は13日、無投票当選した唐木一直氏に、当選証書を授与した。
この日は役場で当選証書付与式があり、南箕輪村選挙管理委員会の清水真委員長が、唐木氏に当選証書を手渡した。
唐木氏は「責任の重さを感じる。住民の声を聞きながら、覚悟を新たに、行政運営に努めたい」と話した。
唐木氏の初登庁は16日。この日に村長就任式が行われる。 -
権現桜 見頃
箕輪町中曽根の権現桜が、ここ数日の温かさで花が開き見頃を迎えている。
中曽根公民館の北側にある権現桜は、長野県の天然記念物にも指定されているエドヒガンザクラ。高さ18メートル、幹の太さ10メートルで、樹齢はおよそ千年と言われている。
東西に大きく枝が分かれ、開花の時期や、花の色が違う事から、二本の桜の木が癒着したとも言われている。
町観光協会によると、今年は、温かい日が続いたこともあり、ここ数日で開花が進み、8分咲きとなった。明日は満開になる見込みだという。
権現桜は、夜桜を楽しんでもらおうと、花が散るまでの期間、日没から午後10時半まで、ライトアップが行われている。 -
伊那市にマロニー(株)が進出
女優・中村玉緒さんのコマーシャルで知られている大阪に本社を置く食品メーカー・マロニー株式会社=本社・大阪、河内幸枝社長=は、伊那市に工場を建設する。
将来的に生産、開発の拠点にしたい考え。
この日は、市役所で工場用地提供に関する調印式が行われ、小坂樫男市長、マロニー株式会社2代目の河内社長が覚書を取り交わした。
マロニーは大阪、福岡、浜松に続き、小沢の小黒原工業適地に2万1千平方メートルを取得予定。工場の延床面積4000平方メートル。
小坂市長は「伊那工場を拠点に全国に世界にはばたいて欲しい」と語った。
また、河内社長は「伊那市と末永いおつきあいができるよう、長野県の方にたくさんマロニーを食べてもらいたい」と話した。
マロニーの今期の売り上げは、昨年2割増の28億円を見込んでいる。自動車産業をはじめ、製造業が軒並み減産を余儀なくされている中、「マロニー」は、生産が追いつかないほどの人気ぶりで、マロニー株式会社では、一部の工場で2交代制を敷いている。
マロニーは北海道産のジャガイモやトウモロコシから採れるでんぷんを原料とするでんぷん麺。今から45年前の1964(昭和39)年に発売された。
今では、乾燥はるさめも含めた部門で国内トップシェアの座を獲得している。
伊那市が平成16年から進めている企業立地は、マロニーで22件目。市では、今の不況をチャンスととらえ、さらに元気の良い企業を伊那に呼ぼうと招致活動を積極的に展開している。
マロニーが工場を建設する場所は、小黒川パーキングの北西側。市では、企業立地を後押しすべくスマートインターチェンジ化も継続して推し進めている。
100年に一度といわれる不況の中、企業立地を重点施策の3本柱に位置づける伊那市は今年度、最低でも5社の誘致を目指している。
マロニーの伊那工場は、2011年に着工し、2012年の夏ごろの稼動を目指しており、初期段階として地元で50人の雇用を予定している。 -
春の伝統行事、やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる春の伝統行事・やきもち踊りが12日、山寺の白山社・八幡社合殿で行なわれた。羽織、はかまに身を包んだ保存会のメンバー36人が、集まった見物客の前で、ユーモラスな踊りを披露した。
やきもち踊りは、白山社・八幡社の春の例祭で毎年奉納されているもので、200年ほど前から踊り継がれている。県の無形民俗文化財に指定されており、足を振り上げ、飛び跳ねるユニークな動作などが特徴。前踊り、中踊り、後踊りに分かれていて、途中、2回、宴を挟み、魚の塩焼きを食べながらどぶろくを酌み交わし、キセルでたばこを吸う。
酔いが回り、足元がおぼつかなくなった踊り手に、観客からは「もっと足を上げろ」などとげきが飛んでいた。
最後の後踊りが終わると、踊り手は一斉に境内から逃げ出す。逃げ遅れて最後になった人には、1年間、厄がついて回ると言われているため、踊り手は下駄も履かずに飛び出す。
しかし、近年は、保存会の会長、原長四郎さんが、立場上、逃げ遅れ役をしており、今年も原さんが最後になった。
原さんはこのあと行われた直会で、厄落としをしたという。 -
満開の桜を見ながらウォーキング
満開の桜を見ながらウォーキングを楽しむイベントが11日、伊那市の三峰川サイクリングロードであった。
これは、市民グループ「三峰川みらい会議」が企画しているもので、今年で3年目。
この日は伊那市内を中心におよそ20人が参加し、伊那市役所から高遠町までの8キロを、2時間ほどかけて歩いた。
三峰川堤防ではこの日、ソメイヨシノなど100本以上の桜が見ごろを迎えており、参加者の目を楽しませていた。
三峰川みらい会議では「参加者には桜をきっかけに三峰川に親しんでほしい」と話していた。 -
箕輪町でさくらの観察会
花見とは違う角度で桜を楽しむ観察会が11日、箕輪町のながた自然公園で開かれた。
これは桜の知識を深め、身近な桜にも目をむけてもらおう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館が開いたもので、地区住民ら11人が参加した。
箕輪町在住の樹木医、唐澤清さんが講師を務め、公園内を歩きながら説明。
園内にはソメイヨシノやエドヒガンザクラ、オオヤマザクラなど、6種類が植えられているが、中でソメイヨシノは、日本で最も親しまれている桜で、広く普及している半面、病気にかかりやすく、管理がとても難しい品種だという。
また、箕輪町のもみじ湖周辺に多く植えられているオオヤマザクラは、標高の高い場所や、寒冷地でよく見られる桜で、濃いピンクに大きな花が特徴だという。
唐沢さんは「1年間で花の咲くこの時期が一番種類を見分けやすい。桜の名所だけでなく、地域の桜にも目を向けてほしい」と話していた。 -
花見客に高遠そばをPR
花見客に高遠そばをPRしようと、伊那市そば打ち名人の会が8日、高遠城址公園の花見客に手打ちそばを販売した。
そば打ち名人の会が観桜期に合わせて手打ちそばを販売するのは、今回初めての試み。高遠そばの味を県内外から訪れる花見客に知ってもらおうと企画した。
昼時になると、高遠町歴史博物館の中庭に設けたブースに観光客が集まり、名人の会のメンバーが作った手打ちそばを味わっていた。
手打ちそばの販売は15日までの1週間行われる予定で、名人の会では今年の秋に開催する「麺街道フェスタ」のPRにもつなげたい竏窒ニしている。 -
推奨みやげ品登録授与式
伊那市観光協会が推奨するみやげ品として、新たに登録された商品の製造者に8日、認定書が授与された。
今回新たに推奨みやげ品に登録されたのは、アマラサンスを練り込んだ「アマランサスそば」や、木のオカリナ「ユカイナ」、スモークチーズなど3団体が提案した5品。
新規に商品が登録された団体が認定書を受け取った。
授与式では、ユカイナの演奏披露も行われた。
みやげ品を選ぶ選考会では、安心、安全な素材を使っているか、伊那市らしさがあるかなどといった点が審査された。
ユカイナを製造・販売するユカイナ倶楽部の加納義晴さんは、「ユカイナは木の優しい音がする癒しの楽器。その楽しさを伝えながら、普及させていきたい」と話していた。
今回の登録で、観光協会の推奨みやげ品は52品となる。 -
園児がヨモギ摘み
伊那市の竜南保育園の園児たちが10日、地元のお年寄りと一緒にヨモギ摘みをした。
年長、年中の園児約60人が、地元の老人クラブのメンバーや園児の祖父母と保育園近くの畑でヨモギを摘んだ。
竜南保育園では、1年間を通して地元のお年寄りと交流している。
この日は今年度初めての交流で、子どもたちは、お年寄りに教わりながら摘んだヨモギを袋の中へ入れていた。
摘んだヨモギは、5月に草もちにして食べる予定で、草もちの作り方もお年寄りに教わるという。 -
人権擁護委員委嘱
人権についての相談に応じたり、啓発活動などを行なう人権擁護委員の委嘱式が10日、伊那市役所で開かれた。
新たに委嘱されたのは、平澤光子さんと原弘幸さんの2人。
伊那市では、10人の人権擁護委員が、毎週各地の公民館で相談室を開くなどの活動をしている。
最近は、近所や夫婦の問題、外国人との関係など相談が多様化しているという。
委嘱された平澤さんは、看護師として勤めてきたことから、子どもの虐待やハラスメントなどの相談に応じてきた経験があり、「少しでも困っている人を手助けしたい」と話していた。
この日は任期を終えた2人の退任式もあり、2期6年務めた守屋幸子さんと三澤満男さんに感謝状が送られた。 -
グラウンドを花見客に貸し出し
高遠城址公園の花見客が最も多くなる土日に合わせ、伊那市の高遠高校は11日、訪れた花見客に学校のグラウンドを駐車場として貸し出した。
グラウンドの貸し出しは高遠高校が毎年行っているもので、この日も午前8時半からグラウンドを無料で開放し、生徒や保護者、教諭らが車の誘導や案内図の配布を行った。
高遠高校では、主に諏訪方面からの花見客の受け入れを行っていて、300台分の駐車スペースは2時間ほどで満車になった。
ある生徒は、「高遠の桜は満開もきれいだし、散っているところもきれい。遠くから来てくれている人たちに、花見を楽しんで帰ってもらいたい」と話していた。
グラウンドの貸し出しは、来週の土日も行う。 -
高遠さくらまつり号運行
高遠城址公園のさくら祭りの集客アップを図る、高遠さくらまつり号が運行を始めた。
11日は約160人を乗せた松本駅発のさくらまつり号が午前11時に伊那北駅に到着した。
さくらまつり号は、新宿駅からの特急あずさと岡谷駅で乗り換えができるようになっていて、関東方面からの花見客の集客アップを図ろうと企画された。
さくらまつり号は伊那市とJR東日本、JR東海、JRバス関東が行ったもので、行政と交通機関が連携してこのような取り組みをすることは全国的に珍しいという。
伊那北駅の外では列車に乗った人限定で、シャトルバスの乗車券と高遠城址公園の入園券が販売された。
伊那市では、将来的には東京から直通の電車を走らせ、観光や商業の発展につなげていきたい竏窒ニしている。
この高遠さくらまつり号は12、18、19日も運行する。 -
一の宮介護予防拠点施設竣工式
箕輪町木下一の宮に建設が進められていた介護予防拠点施設の工事が完了し、11日竣工式が行われた。
この介護予防拠点施設は、一の宮公民館が改築から50年が過ぎ老朽化していたことなどから建替えられることになり、昨年10月に着工、今年3月に完成した。
事業費は約4400万円で、国からの地域介護福祉空間整備等事業交付金3000万円や町の補助、地元負担金などが充てられた。
竣工式で平澤豊満箕輪町長は、「地域に住む人が集まって、語り、体を動かし、病気にならない体制作りのため、施設を活用してほしい」と話していた。
箕輪町では、国の地域介護福祉空間整備等事業交付金などを活用して、平成13年から各地に介護予防拠点施設を整備してきた。
昨年度事業では、一の宮のほか上古田と三日町にも介護予防拠点施設が完成している。
これにより、建て替え・改築を行ってきた箇所は17カ所、トイレや部屋の整備を行った箇所を加えると町内32カ所に拠点施設が整備されている。 -
桜満開で花見客入りこみピーク
高遠城址公園の10日の満開宣言で、花見客の入りこみがピークを迎えている。
11日は満開直後の週末ということもあり、高遠城址公園に向かう道路では車の列が出来ていた。
伊那インターチェンジの出口付近は、午前中に一時渋滞したが、ETCの普及のせいかスムーズに流れ大きな混雑はなかった。
しかし、アクセス道路から昨年開通した環状北線は終日混み合った。
車の列は、国道153号から361号へと続き、伊那インターから公園まで2時間かかった人もいたという。
また、ナイスロードも混雑し、のろのろ運転が続いていた。
臨時駐車場となっている山田河原は、シャトルバスが運行されていてバスを待つ人たちが行列を作っていた。
駐車場にはマイカーや観光バスが並び係員が対応に追われていた。
伊那市観光協会高遠支部によると、1日から始まったさくらまつりの入場者数は、10日現在で約2万8千人だという。 -
良い戸の日ボランティア
上伊那建具協同組合青年部は11日、伊那市内の保育園で建具の修繕などの奉仕作業をした。
これは、語呂合わせで「良い戸の日」となる4月10日付近に青年部が取り組んでいる事業で、25年近く続いている。
この日は伊那市の3つの保育園で作業が行われ、組合員約20人が参加した。
このうち竜東保育園では、建てつけが悪く動きにくくなっていたリズム室などの戸を修理した。
組合員たちは、レールや戸車を交換し、戸がスムーズに動くように、また外れることがないように調整していた。
青年部では、「建具の技術を生かして地域に貢献できたらうれしい」と話していた。 -
伊那谷新酒まつり
桜が満開となった伊那市の春日公園で11日、伊那谷新酒まつりが開かれた。
これは花見を楽しみながら、地元の酒蔵が造った新酒を楽しんでもらおうと、伊那市西町の商店主らでつくるルネッサンス西町の会が開いた。
新酒まつりは今回が7回目で、伊那谷の蔵元8蔵とビールメーカー1社が丹精こめて作り上げた自慢の酒を持ち寄った。
このイベントは、グラス付きのチケットを購入して各酒蔵のブースを回って酒を味わうもので、千円分のチケットが600枚用意された。
新酒まつりは気軽に日本酒が楽しめることから年々ファンも増え、西町の会によると、今年は女性の来場者が多かったという。
ルネッサンス西町の会の向山等会長は、「お酒を楽しみながら味わってもらう場として定着したイベントになった。地元の活性化のためにも続けることに意義がある」と話していた。 -
伊那市小沢で山林火災
10日午前11時頃、伊那市小沢で山林火災があり、下草や落ち葉などを焼いた。この火事によるけが人はいない。
火事があったのは、伊那市の小黒川パーキングエリア近くの伊那市土地開発公社が所有する山林。近くを通りかかった男性が火が出ているのに気づき、消防に通報した。
火は約3時間半後に消し止められたが、下草や落ち葉など約1100平方メートルを焼いた。
出火原因については、警察と消防で捜査を進めている。