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クリスマスケーキづくり楽しむ
クリスマスのデコレーションケーキを作るスイーツ講座が27日、伊那市の女性プラザで開かれた。
スイーツ講座は毎年恒例で、この日は20人がケーキ作りを楽しんだ。
指導したのは、伊那市山寺のフランセ板屋の福澤豊さんら3人。
一人一つずつ用意されたココアの丸いスポンジにチョコレートクリームで飾り付けをした。
泡立てて、チョコレートを混ぜたクリームをスポンジに塗り、イチゴを並べ、さらにクリームを塗る。
福澤さんが、鮮やかな手付きでクリームを塗る手本を見せると、参加者は感心していた。
仕上げはクリームを絞り出したり、イチゴやサンタクロースなどで飾る。
参加者は、それぞれ工夫してケーキを仕上げていた。
ある参加者は、「クリームのきれいな塗り方がわかってよかった」と喜んでいた。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
アマランサス調理講習会
保育園の給食に活用してもらおうとアマランサス調理講習会が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那地域アマランサス研究会が開いたもので、市内の保育園の栄養士や調理師が参加し、アマランサス入りの野菜コロッケとカップケーキを作った。
研究会は今年、食育に役立ててもらおうと市内の保育園にアマランサスの苗をプレゼントした。
今回は、調理方法を覚えて保育園で味わう機会を作ってほしいと、講習会を計画した。
講師を務めたのは、大阪府の常磐会短期大学准教授の川西正子さん。
川西さんは、「子どもたちが自分で育てたものを食べられることがとてもいい」と話し、子どもたちが好きで食べやすいメニューを紹介した。
コロッケは、加熱したアマランサスをジャガイモなどの具と一緒に混ぜ、衣にもパン粉にポップしたものを加えている。
カップケーキは、ポップと葉を生地の中に入れた。
調理師たちはレシピを見ながら手際よく調理し、できたてを試食すると、「アマランサスのつぶつぶが残って触感がおもしろい」「しっかり主張があっておいしい」と好評だった。 -
ティービーエムにグッドカンパニー大賞優秀企業賞
発電用タービンブレードの製造を主力に機械部品加工を手がけるティービーエム(宮田村、山田益社長)が、社団法人中小企業研究センターが設ける今年度のグッドカンパニー大賞優秀企業賞に選ばれた。経済的、社会的に優れた成果をあげた企業に贈られるもの。同社は世界的なエネルギー事情にも関わる原子力発電用のタービンブレードを中心に事業を拡大。27日には地元の宮田村議会が今年から稼動を始めたばかりの同社伊那工場を視察し、郷土から世界へはばたく高精度の技術力にふれた。
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内にある伊那工場。新興国などでも建設が進む原子力発電所で使われるタービンブレードの生産に対応するため、最新鋭の加工機械がほぼ24時間体制でフル稼働する。
視察した宮田村議を前に唐澤敏治副社長は「競合企業はもちろんあるが、大手を除く出先企業の中では設備的にも最も充実しており、量的な加工も一番こなせる。シビアな納期などへの対応も強い」と胸を張った。
世界最大手の電機メーカー米国のゼネラルエレクトリック(GE)社とも直接取引でタービンブレードを加工するなど、世界的なエネルギー事情にあわせてますます存在価値も高めている。
「日本国内ではアレルギーがあるのも確かだが、後処理をきちんとすれば効率もよく環境にもやさしいのが原子力」と唐澤副社長。世界的な金融不安による影響についても「心配する部分はあるが、現状のままでいけば来年も100%稼動の予定」と説明した。
同賞は毎年、経済産業省、文部科学省、商工会議所などの推薦をもとに審査し42回目。上伊那からは、06年度に伊那食品工業(伊那市)がグランプリ、ミカドテクノス(箕輪町)が特別賞に輝いている。今年度の優秀企業賞は8社で北陸甲信越地区からはティービーエムのみ。グランプリには諏訪市の小松精機工作所が選ばれ、長野県の技術力が高い評価を受けた。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園で文化祭
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園の文化祭が23日、開かれた。
文化祭は52回を数える伝統行事で、園内はPTAの出店などでにぎわっていた。
文化祭では、毎年テーマを決めて展示を行っていて、今年は「世界ふしぎ発見」をテーマに作品展が開かれた。
年長児は、海の中をイメージして作品を作った。
引っ張ると動くクラゲや、中を通り抜けられる秘密の通路などがあり、展示物で遊べる仕組みになっていた。
年中児は、恐竜をテーマに作品を作った。
大きな恐竜のはりぼてもあり、子ども達が背中に乗って楽しんでいた。
運動会が終わった10月から制作を始めたということで、園児らの力作が並んでいた。 -
模様入りデザインアップル
上農生が収穫南箕輪村の上伊那農業高校で26日、模様入りのリンゴ“デザインアップル”の収穫と箱詰め作業が行われた。
デザインアップルは、日光を当てない部分にシールははってリンゴの表面に模様をつけたもの。
このリンゴを育ててきた園芸科学科食用植物コースの2年生12人が、収穫したリンゴを箱詰めした。
デザインアップルは贈答用に作られたもので、毎年上農高校で農作業を通した交流をしている東京都の武蔵野市立第3中学校に贈る。
この日は100キロほどを収穫し、大きさや模様など一つひとつ確認しながら丁寧に並べて箱に詰めた。
このリンゴは今年5月、摘果作業を第3中学校の生徒と一緒に行ったもので、交流した時の写真や手紙を添えて送るという。
なお2年生は来月、沖縄県への修学旅行を予定していて、現地で交流する高校生にも、このリンゴをお土産としてプレゼントするという。 -
新ごみ中間処理施設の用地選定
住民グループの公開質問状に伊那市が回答伊那市は26日、新ごみ中間処理施設の用地選定について美篶地区の住民グループが出していた公開質問状に対し回答した。
公開質問状に対する回答は伊那市役所で行われ、住民グループ11人と市職員など5人が出席した。
質問は6つで、候補地選定にあたり、なぜ「気象」を評価項目から外したのか竏窒ニいう質問には、「環境影響評価アセスメントの段階で実施される気象調査に委ねる」と回答している。
また、美篶地区がアセスメント実施の合意形成の対象地区になっていないのはなぜか竏窒ニいう問いには、「候補地の地元、北新区と桜井区の合意が得られてから着手し、関係地域の意見を聞き評価方法などを決める」としている。
他に用地選定にあたり住民の聞き取り、現地調査をしないで決めたのはなぜか竏窒ニいう質問には、「用地選定委員会で現地調査を行ったほか、委員会全てを公開し、住民から寄せられた質問、意見は全て委員会で協議した」としている。
施設の安全の根拠については、伊那中央清掃センター周辺住民に健康被害がないこと、また水害に対しては、天伯水源付近の堤防は計画高水位より高いことなどを挙げている。
他に、なぜ竜東地区だけが今まで同様ごみの排ガスの下で不安に暮らさなければならないか竏窒ニの質問には、「特定の地区を想定して選定したのではなく、客観的な評価で決めたもの。排ガスの排出基準には厳しい基準があり、施設が住民や環境に悪い影響を与えることはない」と回答している。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
「ふるさと便」出荷作業
箕輪産リンゴに児童の手紙添えて箕輪産のリンゴに町内の児童の手紙などを添えて贈る「ふるさと便」の出荷作業が26日、箕輪町中原の果実選果場で行われた。
ふるさと便は、箕輪産の農作物に町を紹介する便りや絵を添えて贈るもので、箕輪町観光協会などが行っている。
この日は担当者がリンゴを詰め込んだダンボールにパンフレットや手紙などを入れる作業にあたっていた。
今回は箕輪南小学校の児童から絵が18点、作文が30点寄せられたという。
リンゴは遠くに住む友人や親戚などに贈られるということで、心温まる贈り物として喜ばれているという。
箕輪の選果場は今が出荷のピークで今シーズンはおよそ4万ケースを出荷する計画。 -
宅地基準地価、伊那市、駒ヶ根市で16%台の下落
県固定資産評価審議会は、2009年度の固定資産税算定評価基準となる「基準地価格」を承認、決定した。宅地価格は前回06年度の評価替え時と比較して、地点変更した10市町村を除く71市町村全てが下落。県平均下落率は11%で、上伊那では伊那市(通り町2丁目)が16.9%、駒ヶ根市(中央広小路下部)が16.5%下落などとなった。
上伊那で宅地の下落率が最も高かったのは辰野町(本町2丁目商店街)の17.2%。箕輪町(松島通町付近)15%、南箕輪村(伊那インター下アクセス沿い)11.6%、宮田村(津島神社付近)11.3%、飯島町(国道153号沿い)6.8%、中川村(片桐中央国道153号沿い)6.2%それぞれ下落と続いた。 -
定額給付金について箕輪町長考え示す
国の定額給付金について平沢豊満箕輪町長は、「所得制限は無理。一律に配布する」として、所得制限は設けない考えを示した。25日の定例記者会見で質問に答えた。
定額給付金そのものについては「いいのでは」と話し、一定の評価を示した。
配布方法については「商品券のような形にすることは考えていない」と述べた。
また定額給付金の対応は、「プロジェクトチームを編成して対応しないといけないと思う」と話した。 -
ミツロウで来年の干支「牛」の置物
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、ミツロウを使って来年の干支、牛の置物を作っている。
小松さんの作業所にはいろいろな形をした来年の干支「牛」の置物が並んでいる。
干支の置物作りは今年で14年目。今年は5種類の牛の置物を制作している。
ミツロウの置物はミツバチの巣を溶かして作る。溶かしたものにクレヨンを入れ、色を付けたあとシリコンで出来た型に流し込む。そして2時間半から3時間で完成する。
小松さんは養蜂園で使う蜂の巣箱の組み立てを伊那市の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」などに依頼している。
この置物はそのお礼にと、この時期に施設の利用者にプレゼントしていて、今年は350個ほどを作る予定。
ミツロウの置物作りは、来月10日頃まで行なわれるという。 -
新山ミズバショウ群生地とトンボの楽園整備
伊那市新山の山野草等保護育成会は23日、地区のザゼンソウ群生地とトンボの楽園の整備をした。
新山には、ミズバショウやザゼンソウの群生地がある。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金から17万円の補助を受け、群生地までの道120メートルと、橋を整備した。
23日は、山野草等保護育成会のメンバーが、木を削り、橋を渡す作業をした。
これにより、小川の向こう岸のザゼンソウも観察できるようになる。
また、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息しているトンボの楽園の整備もした。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物を好むということだが、楽園ではアシなど長い植物が繁殖し始めていて、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、去年に引き続き今年もモミジを植樹した。
今回は、30本のモミジを植え、春に植えたオオヤマザクラ、秋には紅葉と、シーズンを通して楽しめるようにする計画。
保護育成会会長の中山智さんは、「ハッチョウトンボが生息する環境、ザゼンソウの自生する環境を、次の世代につなげることが原点。その上で、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
田畑区民祭 チェーンソーアートも
南箕輪村田畑の区民祭が23日、公民館で行われ、宮下秀志さんがチェーンソーアートのデモンストレーションをした。
区民祭では、豚の丸焼きがふるまわれたほか、さまざまなブースが設けられ多くの人で賑わった。
今年は初めて、区民の宮下秀志さんが、チェーンソーアートを披露した。
宮下さんは、器用にチェーンソーを操り、丸太からふくろうを削りだしていた。
宮下さんは、耳が聞こえない。3年前にチェーンソーアートの競技を目の当たりにし、その迫力に圧倒され、2年前、自身もその競技の道に入っていった。
各地で開催される大会に参加していて、全国的にも活躍している。
「チェーンソーアートに出会って、人生が変わった」という宮下さん。「このアートは、スポーツの芸術だ」と話す。
宮下さんが作品を彫り上げると会場から拍手が起きていた。
デモンストレーションは2回行われ、作品は田畑公民館に寄贈された。 -
豪農屋敷「箕澤屋」で邦楽演奏
箕輪町沢に残る江戸時代の豪農屋敷「箕澤屋」の公開にあわせ、琴や三弦、尺八の演奏が行われた。
箕澤屋は、江戸時代に酒造りで栄えた小原家が住んでいた屋敷で、江戸時代の貴重な資料が保管されている。
信州箕澤屋の会が屋敷を管理していて、今回3年ぶり5回目の公開を行った。
公開にあわせ琴・三弦・尺八の会が演奏を披露した。
演奏したのは筝曲「黒髪」など4曲で、屋敷の雰囲気に合うよう江戸時代の曲を選んだ。
幕末に活躍した武士、勝海舟が書いたとされる掛け軸の前で厳かに演奏が行われ、訪れた人達が聞き入っていた。
また、会場には日露戦争で使われた軍服や生活用品など貴重な資料が展示され訪れた人が見学していた。 -
箕輪ブライトプロジェクトが光のドーム製作
箕輪町商工会に加盟する企業などでつくる箕輪ブライトプロジェクトは23日、光のドームの組み立てを行った。
メンバーは去年、徳島県阿南市を訪れた。阿南市では、発光ダイオード・LEDを使ったさまざまなイベントなどを行っていて、光の町としてPRしている。
ブライトプロジェクトのメンバーが現地を訪れた際、阿南市にある光のドームを見て、箕輪町にも作りたい竏窒ニ考えるようになったという。
この日、組み立てが完了し、12月初旬に電飾を設置。12月19日に完成する予定。
メンバーは、「箕輪町も光の町となるよう、ドームを名物にしていきたい。光を通して、若者が集う活気ある街づくりをするのが夢」と話していた。
なお、ドームは太陽発電など自然エネルギーで運用する予定。 -
ふるさと芸能祭
県伊那文化会館の開館20周年記念事業「ふるさと芸能祭」が23日に開かれた。
芸能祭には、伊那市を拠点に活動している3つの団体が出演し、躍動感あふれる太鼓演奏や地域に古くから伝わる伝統芸能を披露した。
創作和太鼓集団「大太」は、さまざまな種類の太鼓の共演で観客を魅了。迫力ある太鼓の音色と躍動感あふれるパフォーマンスで、見せ場になると会場からは、大きな拍手や歓声が送られていた。
また、ひもを結んだ玉で大太鼓を鳴らすユーモラスな演出でも会場を沸かせていた。
芸能祭では、伝統ある笠原の獅子舞や山寺の義士踊りも披露され、観客たちは照明や背景にも工夫されたステージを楽しんだ。 -
年末ジャンボ宝くじ発売
1等・前後賞合わせて3億円の年末ジャンボ宝くじの販売が、25日から始まった。
ジャスコ箕輪店にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
今年の年末ジャンボ宝くじは、1等2億円が70本、2等1億円が140本。また、ジャンボ宝くじ発売30周年を記念した賞が100万円で7千本用意されている。
ジャスコ箕輪店にあるこの売り場では、3年前の年末ジャンボで1等が出ていて、それ以来買いに来る人が増えているという。
岡谷市から買いに来たという男性は、「30年くらい前に一千万円当てたことがある。今度当たったら、孫に分けてあげたい」と話していた。
年末ジャンボ宝くじの販売は来月19日(金)まで。抽選は大晦日に行われる。 -
美篶保育園で棟上を祝う会
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の統合に伴い現在、建設が進められている新しい保育園で25日、棟上を祝う会が行なわれた。
新しい保育園は、旧農協倉庫と旧美篶支所の跡地を使って建設が進められている。
この日は、中央保育園と東部保育園の園児や地域住民などが参加して建物の無事・完成を願う棟上を祝う会が行なわれた。
祝う会では、建物の屋根から建設業者や市の職員が餅やお菓子をまいた。
園児達は、歓声を上げながらお菓子などを両手いっぱいに拾っていた。
現在建設が進んでいる新しい保育園の広さは1364平方メートル。定員は150人で年少、年中、年長それぞれ2クラス編成。
伊那市内の保育園では3番目に大きい施設となる。
新しい保育園は、ペレットボイラーを使って全館の給湯・暖房・未満児施設の床暖房を完備しているのが特徴。
事業費はおよそ4億円で、来年2月末に完成を予定している。
また来年度新しい保育園の隣に、現在ある中央保育園を取り壊し、園児とお年寄りが交流出来る施設を建設する計画。
東部保育園の後利用については、現在検討が進められている。 -
南箕輪村未収金対策
個人村民税徴収率アップ村税などの滞納対策を行う南箕輪村の未収金対策チーム会議が26日、村役場で開かれ、これまでの滞納整理の状況などが報告された。
収納対策課の報告によると、10月末現在、個人村民税の徴収率は52・7パーセント。前年同時期より5パーセントほど徴収率が上がっている。
法人村民税の徴収率は94・2パーセントで、前年並みとなっている。
庁舎内の職員を総動員して取り組む年末の集中滞納整理は、税金のほか保育料などの料金も対象。
実施期間は例年より半月ほど長く、来月15日から来年1月16日までの1カ月を予定している。
今年の夏にも1カ月間、集中滞納整理を行ったところ、給料日をはさむこととなり、スムーズに滞納金を徴収できるなどのメリットがあったという。
また今回は、近隣市町村に引っ越した滞納者まで対象を広げ、滞納整理を進める予定。 -
信州そば品評会で木曽屋が農水省局長賞、沢製麺が県知事賞
県など主催の第51回信州そば品評会で、上伊那からは木曽屋(伊那市高遠町)の絵島八割蕎麦が農水大臣賞に次ぐ農林水産省総合食料局長賞、沢製麺(箕輪町中箕輪)の更科そばが県知事賞にそれぞれ輝いた。
出品総数206点で、県工業技術総合センターや信州そば協同組合などの関係者が審査にあたった。上伊那から入賞した2点はそば粉配合率70%以上の乾そば。全体的に南信地方からの出品は36点と少なかったが、そのなかで木曽屋と沢製麺のそばは高い評価を受けた。 -
宮田村商工会と村議会が懇談、厳しいからこそ地元の手で企業育てる「地産地消」の支援策を
宮田村商工会(前林善一会長)と同村議会(松田英俊議長)の懇談会は25日開き、金融不安に伴う景気の落ち込みを中心に意見交換。同村内では生産が冷え込む自動車関連の製造業も多く、商工会員の経営者からは先が見通せない現状に不安の声が相次いだ。今後さらに厳しさが増すのではという意見も多かったが、「このような時だからこそ頑張る企業に支援を」と村側に地元企業が活性化する仕組みを積極的に構築してほしいと要望。緊急経済対策の実施や見本市、展示会への助成継続、金融機関への協力要請なども求めた。
商工会側は理事役員や工業、商業、建設の各部会長、副部会長らが出席し、村議会産業文教委員と懇談。
「先送りや減産といった話しばかり。このような状態になると派遣社員を整備したり、賃金カットするなど立場の弱い人にしわ寄せがいってしまう悪いスパイラルに入り込んでしまう。行政にどんな要望、要請したら良いかも思い浮かばないほど厳しい」など急速な景気の低迷に閉塞感を訴える意見が出された。
そのうえで村に対し、物品購入や工事発注などで村内業者を優先する仕組みを構築してほしいと要望。「村の企業を上手に育て、村も村民も地元の企業や商店を積極的に利用する“地産地消”を確立して」と求めた。
議員からも「村全体で村の経済を動かすような機運を行政が高めていく必要がある」などの声があがり、金融機関に対する要望や制度資金の拡充など、商工会と一緒になって検討を深めて対応していくべきとの意見もあった。
12月8日には商工会と村長の懇談会も予定している。 -
クリスマスお菓子づくり
クリスマスまであと1カ月。伊那市のいなっせでは25日、クリスマスのお菓子を作る教室が開かれた。
教室では、小さなシュークリームを積み重ねたツリーを作った。
これは、伊那市でスポーツの講座を開いている伊那市総合型地域スポーツクラブが、会員向けのプレゼント企画として行った。
講師は、南箕輪村に住むお菓子研究家の新久代さん。
参加者は、シュー生地と中に入れるカボチャ豆乳クリームを作った。
シュークリーム作りは初めてという人も多く、焼きあがった生地はあまり膨らんでいなかったが、おいしくできているということで、参加者は中にクリームを詰めてツリーのように重ねて飾った。
ある参加者は、「上手に膨らまず悔しい。でも、味はよかったので、リベンジしたいです」と話していた。 -
宮田村内で大豆「ナカセンナリ」の収穫、美味しいとうふの原材料に
宮田村では、今月末ころまで大豆「ナカセンナリ」の収穫が行われている。乾燥した後に村内の宮田とうふ工房で加工され、豆腐製品として販売される。今季の新大豆の出来ばえは良好で、栽培農家は大地の恵みを喜びつつ作業に汗を流している。
同村内では5戸ほどの農家が大豆を生産するが、全て品種はナカセンナリ。10年前に村内の製造業マスダ(増田清社長)が宮田とうふ工房を開設し、そこでつくる豆腐製品の原材料として供給している。
栽培農家で最大規模の保科治男さんは、コンバインで刈り取り作業。「昨年よりもさらに良い大豆ができそう」と話した。
地元産のおいしい食品をと農工が一体となって取り組む豆腐づくり。生産者の想いがいっぱい詰まった一丁の豆腐は、安全安心な食品として消費者の手元に届けられる。 -
さくらホテルでカニバイキング
3980円でカニ食べ放題のバイキングが23日から、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで始まる。
19日夜、そのカニバイキングの試食会が開かれ、ホテルを運営する伊那市観光株式会社社長の小坂樫男伊那市長やホテル従業員が料理を味わった。
カニバイキングは、一年間の感謝を込めて安い値段で豪華料理を楽しんでもらおうと毎年行われているもので、今年で3回目になる。
メーンのカニは、北海道やロシアで採れたもので、塩ゆでのみの調理で、カニのそのままの味を楽しむことができる。
カニバイキングは23日から12月7日まで。料金は1人3980円、プラス6300円で宿泊と朝食を付けることができる。
丸山拓料理長は、「市外から来る人が多いが、ぜひ地元の人たちにも味わってもらいたい」と話している。 -
JA上伊那西箕輪支所で支所祭
JA上伊那西箕輪支所で22日、支所祭があり、様々な催しが訪れた多くの人を楽しませた。
地区の営農組合によるブースは、地域で収穫した野菜や果物、手作りのコンニャクなどを販売。大萱地区のテントでは、収穫したばかりのリンゴが人気で、昼前には用意した、250キロが完売した。
また、支所内に設けた展示スペースには、女性組合員や家族でつくる生活班が、手工芸品などを展示。環境について考えようと新聞を利用したエコバックを作る体験コーナーも設けた。
会場では西箕輪中学校の3年生が、総合学習で学んできた太鼓を披露。祭りムードを盛り上げていた。
支所祭は23日も開かれる。 -
みはらしファームで野沢菜、羽広カブの収穫体験
季節の野菜、野沢菜と羽広カブの収穫を体験できるイベントが22日から、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で開かれている。
初日の今日は、畑いっぱいに広がった野沢菜や羽広カブを収穫しようと朝早くから多くの人が訪れてた。
畑を管理する羽広菜生産加工組合によると、今年は天気が良く、早い時期からある程度の冷え込みもあったため、出来はまずまずだという。
収穫した野沢菜は1キロ50円、羽広カブは1キロ100円。
訪れた人は「食べることはあっても収穫することはないので、良い体験ができた。」と話していた。
体験イベントは23日も開かれる。 -
信大農学部でブータン記念シンポジウム
ヒマラヤ山麓に位置するブータン王国の山菜の調査をしてきた信州大学の研究グループが22日、成果をまとめた図鑑の刊行を記念したシンポジウムを開いた。
同学部では、長野県と似た自然環境を持つブータン王国について2005年から調査を開始。ブータン王国はヒマラヤ山麓にあり、国土は九州ほどの広さ。約67万人が暮らしている。
「持続的な森林との共生 ブータン王国における野生植物の利用」をテーマとしたシンポジウムでは、ブータン王国農業省アール・エヌ・アール研究所の キレン・ツェリンさんが講演。
「人口の3分の1が貧困状態にあり、森林に自生する山菜を食料としているばかりで無く、医薬品や香料などの生活に利用してきた。しかし、急速な近代化により、森林と共生する生活が失われつつある」とし、長期的かつ持続的に自然資源を守る為の管理が必要と語った。
信州大学農学部の食と緑の資料館「ゆりの木」では28日まで、刊行した図鑑や、ブータン王国についての特別展を開いている。 -
箕輪町でやまなみコーラス演奏会
箕輪町の主婦らでつくる「やまなみコーラス」の、発足50周年記念演奏会が22日、箕輪町文化センターであった。
「やまなみコーラス」は、昭和34年に町公民館の同好会として発足。名前には、“どこまでも続く山並みのように”と願いを込めた。50年の間に約130人が所属し、歌や交流を楽しんできた。
この日は50年の歩みを振る返えり、初めてコンクールに出場した時の曲など31曲を披露。会場には、美しいハーモニーが響きわたり、訪れた人たちは懐かしそうに歌声に聞き入っていた。 -
殿島城址について学ぶ講演会
伊那市東春近に残る歴史を学ぶ講演会が22日、春近ふれ愛館であった。地区住民などおよそ50人が、伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの講演に耳を傾けた。
講演会は、地域にある歴史文化を多くの人に知ってもらおうと、東春近公民館が開いたもの。
久保村さんは東春近の殿島城址で発見された石碑から、殿島城以外にも繁野城と呼ばれる城が存在したのではないかと推測。「ここを弓矢の名手として知られる木曽義仲の義理の兄弟が治めていたのではないか」語った。
また「地域に残る貴重な歴史を多くの人に知ってもらいたい。」と話した。