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第6回 漸進展
伊那市出身者などが油絵作品を展示する漸進展が、伊那市のいなっせで開かれている。会場には14人の作品14点が並んでいる。
この作品展は、東京で行われる展覧会に出品している人が集まり、年1回開いている。
作品はどれも展覧会の応募規程に沿った縦が1・6メートルほどの大きな作品ばかり。
この展示は、参加者が年1回集まり、批評し合って意見を取り入れ、制作の糧にしていくための場だという。
それぞれの作品は個性的で、名前を見なくても誰のものか分かるくらいだという。
関係者は、「いろいろな枠にとらわれずに活動している。個性的な作品を一つひとつじっくり楽しんでほしい」と話していた。
漸進展は10日(土)まで。 -
花・植物の情景写真展
植物のさまざまな表情をとらえた「花・植物の情景」写真展が6日、伊那市の伊那図書館で始まった。
植物の写真を撮り続けて12年という駒ヶ根市の堀亮さん(67)の写真展。堀さんは写真愛好家のグループで学んだ後、去年から一人で活動している。
伊那図書館での写真展は2年目で、今回は四季折々の写真30点を展示している。
作品の多くは地元で撮影したもので、何度も歩いて通い、じっくりと植物を見て撮っているという。
植物は、いろいろな写真の撮り方が楽しめるのが魅力ということで、「撮影のバリエーションを見てほしい」と話していた。
この「花・植物の情景」写真展は11日まで。 -
美篶地区安全祈願祭
地区の交通安全や防犯を願う安全祈願祭が7日、伊那市の美篶公民館で行われた。
この日は美篶地区の交通安全協会や消防団などの関係者およそ90人が集まった。
安全祈願祭は美篶地区で活動する各団体が、毎年この時期に行っている。
神事では、美篶地区各種団体協議会の橋爪英峯区長会長が、「この地域を守るための対策を常に考えていくことが大切。すべての人が安心して生活できる社会を構築できるよう取り組んでいきたい」と述べた。
その後、各団体の代表者などが玉串を捧げ、だるまの目入れを行うなどして今年1年の地区の安全を願った。
現在、地区独自でこうした安全祈願祭を行っているのは伊那市内では美篶地区だけという。 -
新手のカード詐欺 初公判
伊那市などで発生した警察官や金融庁の職員を騙り、キャッシュカードを騙し取る詐欺事件の犯行グループ3人の初公判が8日、開かれた。
長野地方裁判所伊那支部で初公判が開かれ、詐欺の罪に問われている東京都葛飾区の中倉俊也被告と、東京都江戸川区の斉藤正被告、住所不定の高田光伸被告の3人が出廷した。
2008年10月22日に伊那市長谷の女性に対し、警察官などを名乗ってキャッシュカードを騙し取った罪について3人は、「間違いありません」と起訴事実を認めた。
起訴状によると、中倉被告は運転手を、斉藤被告はキャッシュカードの受け取り人、暴力団構成員の高田被告は、警察官を騙り被害者を騙したほか、本部との連絡係を務めたとしている。
山梨県で、同様の手口で犯行におよんだ件については、中倉被告のみ起訴事実を認めているが、斉藤・高田両被告は、罪状認否を留保した。
地検伊那支部では、松本市や埼玉県などの事件で追起訴する方針。
次回の公判は3月12日に予定されている。 -
保育園入園前の心得学ぶ
4月から保育園や幼稚園に入園する子どもを持つ親を対象にした入園前の心得を学ぶ講座が8日、伊那市の富県子育て支援センターで開かれた。
この講座は、子育て支援センターを利用している保護者の希望で、初めて開かれた。
伊那市の保健師北原純子さんが話をした。
北原さんは、「4月までに、お母さんが焦ると、子どもが緊張感を持って過ごしてしまう。今出来ないことを入園までに出来るようにしようと頑張りすぎないようにして」と話した。
参加したお母さんたちからは、「保育園に1人で行くことがわかっていないと思うので、どうなるか不安」などの声があった。
北原さんは、入園後は、園長や担任と親がよく話をして親しくなること、子どもは疲れて帰ってくるので甘えさせてあげることなどをアドバイスしていた。 -
高齢者学級「ゆずり葉学級」がニュースポーツ楽しむ
南箕輪村公民館が主催する高齢者学級の講座で8日、ニュースポーツを楽しむイベントが行われた。
村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」では毎月2回、さまざまな講座を開いている。
寒さで体を動かす機会の減るこの時期にあわせ、今回はニュースポーツを企画した。
用意したのは、黒と白の玉を囲碁のように並べる囲碁ボール、輪投げなど3種類。参加者は、お互い励まし合いながら楽しそうに体を動かしていた。 -
佐野さんが園児と正月あそび
伊那市の竜東保育園で8日、園児が正月のあそびを楽しんだ。
この日は竜東保育園に、西箕輪みはらしファーム内にある体験工房COO代表の佐野博志さんが訪れた。
佐野さんは、こま回しなどさまざまな技を持っていて、遊びの名人と呼ばれている。
保育園では正月明けのこの時期、カルタ取りやけん玉など伝承あそびを楽しんでいることから、佐野さんが招かれた。
佐野さんは、手の上でこまを回したり、保育士と羽子板で駒を打ち合ったりする技を披露した。
子どもたちも興味津々で、技が繰り出されると身を乗り出していた。
糸を伝わせてこまを受け取ることに成功した園児は、誇らしげな表情を浮かべていた。 -
北小河内漆戸大文字の飾り作り
箕輪町北小河内の漆戸常会は7日夜、9日行われる小正月の伝統行事「大文字」に向け、常会35軒が集まり、大文字の飾りを作った。
作ったのは笹竹につける花飾り。
女性が大小さまざまな色紙にはさみを入れ花の形に切り取り、男性は障子紙を小さく切り、こよりを作る。
花の形に切り取られた色紙を重ね合わせ、こよりを通して花を作り、げじげじとよばれる紙で出来上がった花を笹竹に巻きつけて、飾りを完成させる。
この飾りは大文字を倒したあと、各家庭が3つずつ持ち帰るということで、130本作った。
漆戸常会の大文字は、江戸時代から伝わるとされていて、町の無形民俗文化財にも指定されている。
漆戸常会では、9日早朝に約10メートルの大文字を建て、12日に下ろす作業を行うという。 -
県内中小企業の14%が人員削減、今後も2割が予定
長野県が県内中小企業578事業所を対象に行った緊急経営実態調査で、人員削減について14.2%が10月から11月にかけて実施し、今後3月までにさらに22.3%が行う予定であると回答していたことが分かった。特に製造業の削減が目立ち、同業種の4割にのぼる91事業所が今後の削減を示唆している。全体の6割が資金繰りの厳しさを訴えており、必要な施策としては47.8%が金融支援をあげた。
調査は昨年12月8日から19日にかけて、県職員による聞き取りで実施。10、11月の売上高が昨年同期と比べて減少した事業所は68%にのぼり、10縲・0%減が29.1%で最も多かった。今後についても7割は減少すると答え、そのうち37.7%は10縲・0%を見込み、1割は「予想できない」答えた。
資金繰りでは「最近特に苦しくなった」と20.8%が回答。受注減などで先行きを不安視する声が寄せられており、7割が今後3月までの売上げも落ち込むと予想している。金融機関との取引状況は11.4%が「変化あり」とし、「借入時の審査、返済条件が厳しくなった」「「融資姿勢が後ろ向きとなったようにみえる」といった声もあった。
新規採用については2009年4月採用は25.8%で、2010年4月採用は25.1%が予定している。 -
伊那三曲協会が始業式で演奏
琴や尺八の演奏グループが8日、伊那市の東春近小学校で、始業式に合わせて日本伝統の曲を披露した。
演奏したのは、上伊那地域を中心に活動している伊那三曲協会の会員8人。
東春近小では、子どもたちに新年にちなんだ音楽を生で聴いてもらおうと、毎年3学期の始業式に合わせて演奏会を開いているす。
この日は会員が「春の海」や「春よこい」など合計6曲を演奏した。
最後の曲「富士山」では、子どもたちが演奏に合わせて一緒に歌っていた。
伊那三曲協会の福澤雅志世さんは、「日本の伝統音楽を聴いて、日本に生まれて良かったと感じてもらえたらうれしい」と話していた。
伊那三曲協会では、小学校での琴の指導や公民館での演奏など、今後も普及活動を行っていくという。 -
3学期スタート
小・中学校で始業式冬休みが終わり、7日から上伊那の一部の小中学校で3学期が始まった。
伊那市の伊那中学校では7日、3学期の始業式が行われ、全校生徒447人が体育館に集まった。
式では、それぞれの学年の代表が目標を発表した。
卒業を間近に控えた3年生の松澤優花さんは「図書館の本を300冊借りることを卒業までに達成したい」と話していた。
白鳥彰政校長は「一つでもいいので具体的な目標を決めて、最後まで貫き通す3学期にして下さい」と呼びかけた。
伊那中学校の3学期は3月17日までの48日間。 -
無病息災を願いどんど焼き
南箕輪村北部保育園で7日、どんど焼きが行われ、今年一年の無病息災を願った。
この日は、園児たちがそれぞれの家から、正月に飾ったしめ飾りや両目を入れたダルマなどを持ち寄った。
それらを積み重ねて火をつけると、炎はみるみる大きくなり、園児たちは歓声を上げ、その様子に見入ってい
た。
その後、おきの上で持ち寄った餅を焼き、自分のもちが焼きあがると、さっそくほうばって笑顔を見せていた。
北林礼子園長は、「日本には昔ながらの良い行事がある。子どもたちにはそれを知ってもらい、今年1年を健康に過ごしてほしい」と話していた。 -
立春朝搾り 仕込み体験会
日本酒がどのように造られるかを学ぶ仕込み体験会が7日、伊那市の宮島酒店で開かれた。
この体験会は、消費者や酒販店の人たちに酒造りに関わってもらうことで、日本酒の良さを改めて感じてもらおうと、宮島酒店が開いた。
今回で4年目となる体験会には、地元をはじめ県内外から6人が参加し、酒蔵の中を見学したり、実際に仕込みなどの作業をした。
蒸した酒米に麹菌を入れる工程では、集まった人たちが興味深そうに作業に見入っていた。
使われている酒米「美山錦」は宮島酒店が農家と提携して無農薬で作ったもので、草取りも手作業で行ったという。
この日は、米と麹、水などを均等に混ぜ合わせる櫂入れと呼ばれる作業も行われ、参加した人たちが実際に体験していた。
今回仕込んだ酒は、2月4日の立春の日に合わせ「信濃錦 立春朝搾り」として限定販売されることになっている。
体験会に参加した人たちは販売当日、酒ビンにラベルを貼ったり出荷作業も手伝う予定という。
宮島酒店の宮島敏社長代行は、「立春朝搾りは、当日できたものをその日のうちに届ける、おめでたいお酒。ぜひ味わってもらいたい」と話している。
立春朝搾りは、1・8リットル入り3150円、720ミリリットル入り1575円で伊那市の正藤酒店、酒文化いたや、思い出酒店で販売する。 -
南宮神社 山車飾り準備進む
箕輪町の木下山車飾り保存会による山車の飾り付け作業が7日、箕輪町の南宮神社で行われた。
この日は保存会会員およそ20人が南宮神社に集まり、今年の初祭りで奉納される山車を飾り付けた。
山車飾りは100年あまり続く伝統行事で、町の民俗無形文化財に指定されている。
今は地区の住民有志でつくる保存会が毎年、山車を製作して伝統を受け継いでいるほか、地区の子どもたちも作品を出品している。
今年は源氏物語や豊臣秀吉の出世話の一場面を表現した山車などを展示する。
山車のうち、たらいで登城する大久保彦左衛門は、将軍の家来が、かごではなくたらいに乗って城に向かう場面を表現している。
当時将軍から、かごで城に入ることを許されていなかったこの家来は、たらいに乗ることで反骨精神を示したと伝えられている。
このほか境内には趣向をこらした6つの作品が並べられる。
山車が披露される南宮神社の初祭りは今月10日、11日に開かれる。 -
【カメラリポート】2006年7月豪雨災害から2年半
架け替えの新殿島橋完成間近2006(平成18)年7月豪雨により橋が傾いた伊那市の殿島橋。2年半に及ぶ架け替え工事で、新殿島橋がその姿を現している。
新殿島橋は延長232メートル、幅4メートル。自転車、歩行者専用の橋として架け替え工事が進められており、今年3月から利用が可能になる。
事業費は約7億円で、東春近側は旧殿島橋と同じ地点、西春近側は旧殿島橋より40メートルほど上流の地点を結ぶ。 -
養護老人ホームみすず寮改築へ
伊那市美篶の養護老人ホームみすず寮の改築工事が、来年度事業で行われることになった。これは7日開いた、みすず寮を運営する上伊那福祉協会の地域協議会で確認された。
養護老人ホームみすず寮は1972(昭和47)年に建設され築37年。
老朽化による雨漏りや、廊下が狭く歩行器を使ってのすれ違いができないなどの不都合な点があることから、建て替えが決まった。
上伊那福祉協会では、上伊那8市町村の代表などで組織する建設委員会を近く立ちあげ、施設の概要などを検討していく計画という。 -
剣道連盟上伊那支部初稽古
県剣道連盟上伊那支部の新春初稽古が4日、伊那市の伊那市民体育館で行われた。
初稽古には、上伊那の小学生から70代までの生徒や指導者約120人が集まった。
稽古は、基本となる素振りから始まり、年代別での打ち合いなどを行い、最後は大人から子どもまで年齢を分けずに稽古した。
参加したある小学生は、「最初は動きづらかったけれど、段々動けるようになった。今年は次の段を取れるように頑張りたいです」と話していた。 -
県中小企業融資制度資金に緊急借換対策枠
急激な経済情勢悪化をを受け長野県は2月1日から、県中小企業融資制度資金の中小企業振興資金の中に新たに別枠で「緊急借換対策枠」を設ける。3月末までの取り扱いで、貸付利率は年2・5%で期間は7年以内、限度額は3千万円。詳細は今後県のホームページなどで告知する。問い合わせは県商工労働部経営支援課026・235・7200。
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2008年交通事故・火災発生件数まとめ
2008年の交通事故と火災の発生件数がまとまった。伊那警察署管内の交通事故件数と、伊那市、箕輪町、南箕輪村の火災発生件数は、ともに前年の2007年より減少した。
伊那警察署によると、交通事故は3318件で、前年より30件減り、4年連続減少した。
このうち人身事故は472件で54件減少。死亡は5人、負傷は585人だった。
事故の発生場所は交差点が多く291件。
65歳以上の高齢者が関わる事故は235件あった。
伊那警察署では、「譲り合いの心を持ってほしい」と話している。
火災の発生件数は、伊那消防組合によると、伊那市は29件で前年より2件減少した。
内訳は建物火災が17件、枯草を焼くような火災が8件などで、主な原因は焚き火、たばこの不始末、コンロの消し忘れなど。
箕輪町の火災は7件で前年より2件減少した。内訳は建物火災が4件、車両火災が3件で、主な原因はコンロや風呂のかまどの消し忘れなど。
南箕輪村は6件で前年より4件減少した。内訳は建物火災4件、車両火災2件で、主な原因は焚き火やたばこの不始末。
火災による死者は南箕輪村で1人だった。
伊那消防組合では、空気が乾燥し火災が発生しやすい状態になっているため火災予防を呼びかけるとともに、「住宅用火災警報器を早めに設置してほしい」と話している。 -
7日は七草粥
ナズナなど店頭に並ぶ7日は無病息災などを願って七草粥を食べる日とされている。
伊那市の産直市場グリーンファームでは、春の七草、地元伊那産のナズナやセリを販売している。
この冬は雪が少なく比較的穏やかな気候のため、ナズナは例年より早く、昨年末から店頭に並んだという。
七草粥は、食べると邪気をはらい、無病息災、富を得られると伝えられていて、正月料理で疲れた胃を休める意味もある。
ナズナとセリは入荷量も安定して多く、雪が降らなければ春まで継続的に販売するという。 -
まゆ玉づくり
伊那市美篶笠原で6日、伝統のまゆ玉づくりが行われ、子どもたちが一足早い小正月の行事を楽しんだ。
伊那市美篶笠原の北村では、北村シルバークラブのメンバーらが昔からの生活文化を伝えて行こうと、地区の子どもたちにまゆ玉作りを教えている。
この日は40人が参加してまゆ玉作りに挑戦した。
子どもたちは、水と食紅を混ぜ合わせてこねあげた白とピンクの2色の米の粉を手のひらでまるめて、まゆの形に作り上げていった。
出来上がった100個以上のまゆ玉は、用意されたそよぎに飾られた。
カラフルに仕上がった飾りは、10日まで廣徳館に置かれ、11日に笠原で行われるどんど焼きで、作ったまゆ玉を焼いて食べるという。 -
伊那三曲協会がデイで演奏
お年寄りたちに邦楽の演奏を楽しんでもらおうと6日、伊那市のデイサービスセンターみその園で琴や尺八の演奏会が行われた。
演奏を行ったのは上伊那を中心に活動する伊那三曲協会のメンバー。
伊那三曲協会は、地域の小学校で邦楽教室を開くなど、日本古来の音楽の普及活動も行っている。
みその園での演奏会は8年目。この日はメンバー6人が、お正月にちなんだ8曲を演奏した。
会場には、琴や尺八の音色が響き、お年寄りたちは手拍子をしたり、歌を歌ったりして楽しい一時を過ごしていた。
みその園の平沢恵美子所長は、「生の演奏を聞く機会がないのでお年寄りたちも喜んでいる」と話していた。
伊那三曲協会は、9日と15日にもみその園で演奏会を予定している。 -
晴れの成人式
平成生まれが大人の仲間入り2009年を迎え、上伊那各地では成人式が行われ、新成人たちが志を新たにした。
今年は1988(昭和63)年の4月2日から1989(平成元)年の4月2日までに生まれた人たちが、新たに大人の仲間入りをする。
〈伊那市長谷〉
長谷地区では1日、成人式が行われ、男性16人、女性13人が成人を迎えた。
式典では、中学校時代の恩師小松淳さんが「みなさんには長谷という故郷があり、温かい思い出がある。厳しい世の中だからこそ、自分に与えられた使命を着実に果たし、一歩一歩進んでほしい」と新成人を激励した。
新成人を代表して中山康利さんが、「これからは責任ある行動が求められる。自分のことだけでなく、広い視野を持って行動できるようになりたい」と決意を述べた。
式が終了した後、小学校へ移動し、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルが姿を現すと歓声が上がり、中からは、当時使っていたノートやテスト、20歳になった自分を想像して描いた自画像などが出てきて、新成人たちは、当時の思い出話に花を咲かせていた。 -
初日の出に合格祈願
新年の幕明けを初日の出とともに迎えようと1日、箕輪町の萱野高原では、初日の出を見るイベントが行われた。
早朝からおよそ150人が萱野高原に集まり、日の出を待った。
初日の出に合格祈願をしようと、箕輪町の学習塾、松進学院の受験生およそ50人もイベントに参加した。
受験生たちは、日の出時刻の少し前に展望台へ移動し、日の出を待った。
山頂から光が差し太陽が昇り始めると、志望校合格を願い、一斉に手を合わせていた。 -
二年参りにぎわう
大みそかの31日夜から元旦にかけ、各地のお寺や神社では、二年参りに訪れる人たちで賑わいを見せた。
南箕輪村の恩徳寺は、家族や友人とともに参拝する人で賑わった。
訪れた人たちは手を合わせたり、除夜の鐘を付くなどして、今年1年の家族の健康などを願っていた。
家族と一緒に訪れたある女性は「不景気だが、明るく仲良く暮らせる年にしたい」と話していた。 -
元旦からイチゴ狩り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは大みそかの深夜から、公園で年越しをしようとする人々で賑わった。
新年を迎えるカウントダウンに続いて、みはらしファーム収穫体験年間パスポートや紅白餅などの新春宝投げが行われた。
みはらしファーム内の各施設も特別営業し、元旦の午前0時に開園したみはらしいちご園では、家族連れが真赤に実ったイチゴの味を楽しんでいた。 -
新年初打ちダルマ大会
伊那市マレットゴルフ協会の新年初打ちダルマ大会が4日、伊那市美篶の南割河川敷マレットゴルフ場で開かれた。
今年の初打ちとなる大会には、50代から80代の80人ほどが参加した。
この大会は、一年間健康でマレットを楽しもうと開かれているもので、20年ほど続いている。
参加者は4人1組になり、27ホールをまわった。
この時間の気温はマイナス2度で、コースのほとんどが凍っていた。
参加者は、「地面が固くなっていて思うように転がらない。今日はさっぱりです」と話しつつも、初打ちを楽しんでいた。
大会が終わると、参加者全員に縁起物のダルマが配られた。
マレットゴルフ協会では、「絆を深め、輪を強め、ダルマのように目を開いてがんばって欲しい」と話していいた。 -
伊那市仕事始め式
伊那市役所で5日、各課の代表300人が出席して仕事始め式が行われた。
小坂樫男市長は今年の伊那市の課題として▽地元の合意を得て、新ごみ中間処理施設の環境アセスメントに着手すること▽リニア中央新幹線のBルート実現に向けた運動の展開▽戸草ダムの建設推進▽保科正之の大河ドラマ化▽伊那中央病院を含めた上伊那公立3病院それぞれの再構築竏窒フ5点を挙げ、「行政改革を目標に、工夫をこらしながら自分達の仕事のあり方を考えてほしい」と呼びかけた。
職員は最後に万歳三唱をし、新たな気持ちで1年の業務をスタートさせた。 -
小寒
上古田スケート場 全面結氷いつ?5日は二十四節季の一つ小寒。
一年の中で、最も寒い季節に入るころとされ、「寒の入り」とも呼ばれているが、今年は少し違うようだ。
10日にオープンを控えた箕輪町の天然リンク、上古田スケート場は、いまだにリンクの一部が凍っていない。
年明けに全体が凍っていないのは珍しいという。
訪れた職員は「今年は水も温かい。今後の冷え込みに期待したい」と話していた。
11日の親子スケート教室は中止となるが、スケート場自体は一部開放という形で予定通り10日にオープンするという。 -
戸草ダム見送りから建設へ
30年間建設見送りの方針が示されていた伊那市長谷の戸草ダムについて、建設する方向で調整が進められていることが4日分かった。これは、伊那市内で同日開かれた小坂樫男伊那市長の後援会の新年会で、宮下一郎衆議院議員が明らかにした。
宮下衆議院議員は、昨年末に国土交通省の関係者と会い、「整備計画案にダム建設を盛り込む方向でまとめていると聞いた」と話した。
5日、国土交通省天竜川上流河川事務所の北澤利実副所長は取材に対し、「現時点では調整中としか言えない」と内容を明らかにしないものの、否定はしなかった。
宮下衆議院議員によると、経済、社会情勢の変化で設計変更は伴うが、整備計画案には、見送るとする表現から、建設に向けた方向づけが明確に位置づけられる表現へと変更されるという。
昨年6月に建設見送りが発表された戸草ダムだが、180度方向性が変わり建設へと進むことになりそうだ。
これを受け、
戸草ダム整備も関係する天竜川河川整備計画は、当初昨年中に策定される計画だったが、作業はずれ込んでいる。