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いも焼酎南箕輪会が焼酎用サツマイモ収穫
「いも焼酎南箕輪会」が17日、地元ブランドの焼酎に使うサツマイモを収穫した。
朝からおよそ20人が集まり、トラクターで掘り起こしたイモを、手作業でコンテナに詰めた。
南箕輪会は「自分のいもで作った焼酎を飲んでみたい」と考える有志が集まり、去年から活動している。
栽培したイモは南箕輪村ブランドの焼酎「大芝の華(はな)」を造るために出荷していて、今年はおよそ15トンの収穫を見込んでいる。
藤澤久人会長は「今年は春先からの天候がよく、サツマイモの出来もよい。ぜひ多くの人に焼酎を味わってもらいたい」と話していた。
収穫作業は今後も行う予定で、20日には南箕輪村の小学生も収穫作業を手伝うという。 -
古流松應会伊那支部が「いけばな展」
古流松應会伊那支部のいけばな展が17日から、伊那市通り町の西沢デパートで始まった。20日まで。
古流は、江戸時代から続く生け花の流派で、伊那支部は、伊那市を中心に13の教室があり50人が学んでいる。
いけばな展は2年に1回で、今回が22回目。秋の花がテーマ。
会場には、古典的な生け花と自由な発想で生けるものの2種類があり、支部長の大石理峯さんは、「その違いを楽しんでほしい」と話している。
一角には、会員全員で製作した合作があり、竹と柿のコンビネーションが楽しめる。
竹の葉は青々として瑞々しく、柿の色とのコントラストが美しい作品に仕上がっている。 -
高遠城址公園の花見客消費額は560円
伊那市が消費増へ検討高遠城址公園に訪れる花見客が使う金額は、入園料とは別に一人あたり560円であることが伊那市が行なったアンケート調査でわかった。
伊那市では、予想以上に少ない結果と受け止めていて、来年に向け対策を検討している。
これは、伊那市が今年花見シーズン中に行なったアンケートの分析結果から明らかになった。
さくらまつりは、以前から「30万人訪れるが経済効果は少ない」と言われてきたが、それを裏付ける結果となった。
さらに、公園を訪れる花見客が食べる弁当は、ほとんどが市外の業者により調達されていることもわかり、その数は10万食に上るものとみられている。
伊那市では、この分析結果から、さくらまつりは、伊那市にとっての経済効果は薄いとして、来年に向けて戦略を練っている。
白鳥孝副市長をリーダーに、行政改革推進チームが具体策を検討していて、周遊ルートのプラン作りを進めている。
魅力ある食事スポットや観光ポイントを盛り込んだ周遊ルートを的確に花見客に紹介することで伊那市での滞在時間を長くし、消費を増やしてもらうという狙い。
また、改善して欲しいことの1位になったトイレ問題については、設置場所の見直しも含め、効率的に配置するよう検討が進められている。 -
村収納対策課上半期成果まとめる
滞納整理の推進などを目的とする南箕輪村の収納対策課は17日までに、上半期の差押実施状況をまとめた。
収納対策課は財源確保や納税者の公平性を保つことなどを目的として今年4月に新設された。
対策課によると、4月から9月までを対象とした上半期の差押件数は33件。
内訳は預金、給料などの債権が26件、土地などの不動産が7件で、上半期だけで前年度実績のおよそ7割に達している。
また、差押金額ではすでに前年度実績の140万円を上回る210万円となっている。
実績が上がった要因としては、土地などの差押に力を入れたことなどを挙げている。
そのほかにも、昨年度から今年度までに新たに発生した滞納分を徴収するために、8月から9月に関係部署の職員で行った集中滞納整理では、およそ950万円を徴収した。
収納対策課では今後も、滞納者の状況に応じて差押などを進め、財源確保に努めていきたいとしている。
村の累積滞納税額は、19年度末まででおよそ2億2600万円となってる。 -
長期熟成ビールを商品化、南信州ビールが発売へ
地ビール製造の南信州ビール(駒ヶ根市)は、2年もの間熟成させたプレミアムビール「ヴィンテージクリスマス」を11月6日から同市内で開く中央アルプス山麓美酒フェスタにあわせて発売を開始する。7.5%の高アルコール度数ながら、コクのあるまろやかな味わいを実現。これだけ高アルコール、長期熟成したビールは珍しく、新たなビールの楽しみ方が広がりそうだ。
宮田村にある駒ケ岳醸造所でステンレスの樽に寝かせ、低温3度で丸2年間熟成。竹平考輝同醸造所長は「バーレーワインという紹興酒にも似たアルコール度数が10縲・2度のビールはあるが、ビールの味わいそのままにした高アルコールの製品はあまりない」と説明する。
同社は、もっと地域の人たちにビールを楽しんでもらおうとさまざまな取り組みを進めているが、熟成タイプも試験的に研究を進め、製品化にこぎつけた。「まろやかな味わいに仕上がった。長期熟成したことで、カドがとれて芳醇さが増した」と竹平さんは胸を張る。
美酒フェスタで披露し、350本限定だが330ミリリットル瓶600円で小売店でも市販。同社が駒ヶ根高原で直営するレストラン味わい工房でも提供する予定だ。 -
【カメラリポート】シベリアの友へ 菊に込められた想い
伊那市小沢の国道361号線沿いでは、今年も見事な菊が咲いている。
伊那市の辻本武良さん、83歳。
終戦後、シベリアの抑留生活で多くの仲間を亡くした。
「シベリアで死んでいった仲間たちに花を手向けたい」
そんな思いから、毎年丹精込めて手入れをし、自宅近くの田んぼの脇にきれいな菊の花を咲かせる。
今年もそのかいあって、辻本さんの菊は今、ちょうど見ごろを迎えている。 -
保育園入園説明会で新山保育園入園児募集
園児数が20人に満たない場合来年度休園を予定している伊那市の新山保育園について、市は、市内全域からの入園を呼びかけている。
16日から始まった来年度の保育園入園説明会で、新山保育園への入園を募集するチラシが、参加者全員に配布された。
新山保育園は現在、園児数が全体で10人で、このままいくと来年度休園となる。
伊那市は、休園の理由として、少人数では集団生活の中での社会性を身につけることが難しいこと、効果的な保育園運営が難しいことを挙げている。
地元から存続を求める活動も起きる中、市も新山保育園のあり方を模索していて、今回、市内全域から園児を募集することになった。
もともと保育園は、市内のどの地域の園にも通うことが可能だが、こうした呼びかけをするのは異例のこととなる。
伊那市の保育園の入園の受付は11月からの予定。 -
伊那西町クラブソフト全国大会出場へ
伊那市の65歳以上の男性でつくるソフトボールチーム「伊那西町クラブ」は、18日から山口県で開かれる全国大会に出場する。
16日、西町クラブの伊藤易明監督、矢澤広人キャプテン、三澤幸栄コーチの3人が市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場の報告をした。
出場するのは、65歳以上の選手が参加するハイシニアの全国大会。
西町クラブは7月に行われた県大会で優勝し、3年連続の全国大会出場を決めた。
チームの持ち味は、県大会ではほとんどエラーがでなかったという守備力の高さ。
初戦は、東京と岡山の勝者と対戦することになっていて、強豪チームとの初戦が予想されることから、伊藤監督は、「まずは1勝を目指している。全国のチームと交流することも楽しみ」と話していた。
酒井副市長は、「ソフトボールの街・伊那市をPRしてきてください。よい結果を期待しています」と激励した。 -
箕輪町臨時議会
選挙事務費など補正予算案可決箕輪町は、衆議院の解散総選挙を想定し選挙にかかる事務費用などをもった補正予算案を、16日開いた町臨時議会に提出し可決された。
提出したのは、県の選挙委託金を歳入とする1300万円の補正予算案。
町では、今年中に選挙が行なわれるのは確実な情勢だとして、この日の臨時議会にあわせ、補正予算を提出した。
1300万円は、投票所の数などから試算されている。
なお、伊那市では5000万円、南箕輪村では900万円ほどを見込んでいて、選挙が決まり次第、対応していきたいとしている。 -
伊那北高校2年知久俊彦君
全国高校総合文化祭で文部科学大臣賞今年の全国高校総合文化祭の写真部門で、伊那北高校2年の知久俊彦君が最高賞を受賞し日本一になった。
知久君は、伊那北高校写真部に所属し、高校に入学してから本格的に写真を撮り始めたという。
今回、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した作品は、昨年の夏、帰宅途中の神社でさい銭箱の上にいる猫を写したもの。
審査では、カメラの方を見つめる表情や目の力、構図、色彩などのバランスが取れ、全体が一枚の絵画のように見える点が評価されたという。 -
第7回まちじゅう美術館審査会
伊那市内の商店街に園児の作品が並ぶ「まちじゅう美術館」の審査会が16日、伊那市の伊那商工会館で開かれた。
商工会議所の商業連合協議会の会員8人が審査した。
まちじゅう美術館は、伊那市内の商店街に園児の絵を飾り、商業活性化につなげようと毎年開いているもので、今年で7回目になる。
作品は、伊那市内全30の保育園と幼稚園の年長児が、「わたしの好きなお店」「わたしの家族」というテーマに沿って描いたもので、およそ700点が集まった。
審査員は、明るさや子どもらしさなどをポイントに審査していた。
審査委員長を務めた日本美術家連盟会員の須澤重雄さんは、「今年の作品は、色が豊かで創造性にも富んでいて素晴らしく、選ぶのが難しい」と話していた。
審査の結果、最高賞となる会頭賞には、緑ヶ丘敬愛幼稚園のはらだ・こうせいくん、上の原保育園のろくはら・りなさん、西箕輪南部保育園のくしや・りょうすけくん、高遠第一保育園のさいじょう・りささん、竜西保育園のみわ・はるなさんの5人が選ばれた。
入賞作品の表彰式は25日に行われる予定で、全作品が11月1日から25日まで伊那市内の商店55店舗に飾られる。 -
伊那東保育園保護者会が工場見学
アルミ缶回収で活動費を捻出している伊那東保育園の保護者会は12日、リサイクル業者を訪問し工場で空き缶の分別を体験した。
伊那東保育園の保護者会は、活動経費をアルミ缶回収でまかなおうと、5月から保育園横の駐車場に収集場所を設け、地域にも呼びかけて資源回収に取り組んでいる。夏祭りの資金はすべてこのアルミ缶回収から捻出した。
この日の体験会は、集められた空き缶がその後どのように処理されているか、園児や保護者にも知ってもらおうというもので、年長の親子20組50人が参加した。
保育園の空き缶を収集している伊那市新山のリサイクル業、ファットエバー本社工場では、リサイクルの流れを聞いたり缶の分別を体験した。
保護者会では、今後もこの活動を続けていきたい考えで、絵本などの備品購入にあてたいという。
保護者会長の鈴木英仁さんは「子どもたちがリサイクル活動に携わることで環境学習にもつながる」と手ごたえを感じている様子だった。 -
伊那マジッククラブ恒例のマジックショー
伊那マジッククラブは12日、毎年恒例のマジックショーを伊那市のいなっせホールで開いた。
プロ顔おまけの衣装を身にまとった会員が日ごろの練習の成果を発揮し、会場からは大きな拍手が起きていた。
手品愛好者でつくる伊那マジッククラブは、1972年に発足し、現在は40代から70代まで約20人の会員がいる。
伊那公民館で定期的に練習していて、マジックショーは今回で36回目を迎えた。
ステージでは、生け花やステッキを使ったものなど多彩な手品が披露され、成功するたびに会場からは、驚きの声や拍手が寄せられていた。 -
【カメラリポート】世界的評価ガイド「ザガット」
長野県版が来年3月創刊レストランを一つ星、二つ星、三つ星と評価するミシュランと並び称される世界的な評価ガイド「ザガットサーベイ」。その長野県版が、来年3月に創刊されることになった。
ザガットは、世界88都市のレストラン、ホテルなどの格付けを行っていて、日本では、東京・京都・大阪・神戸版がある。今回の長野県版は、地方版としては初となり、関係者からは大きな期待が寄せられている。 -
振り込め詐欺警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日をATM集中警戒日に指定していて、県下の銀行などで一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
日本犬ミニサミット開催
伊那市で北海道犬の訓練をしている元北海道大学助教授、鈴木延夫さんの呼びかけで12日と13日に日本犬ミニサミットが開かれた。
日本犬の専門雑誌に鈴木さんが紹介されたことがきっかけで問い合わせが相次ぎ、全国から日本犬の愛好者が集った。
12日は、伊那市高遠町鍛冶村にある北海道犬訓練センターで、北海道犬のほか、紀州犬や四国犬など中型の日本犬とその飼い主が対面した。
鈴木さんは、「日本犬の本来持っている性格や能力が消滅してきつつある。日本犬の過去、現在、未来を考えていかねばならない」と話していた。 -
芸大生が高遠高校生徒を指導
25日の伊澤修二先生記念音楽祭に出演する高遠高校の生徒らが15日、東京芸術大学の学生から事前指導を受けた。
指導を受けたのは、高遠高校の音楽専攻の生徒と合唱部の生徒28人、辰野高校合唱部の4人。
東京芸術大学からは、指揮科4年生の道端大輝さんが訪れた。
高校生たちは音楽祭で演奏するドヴォルザークの「スタバト・マテール」を実際に合唱し、道端さんから、「歌詞の意味を理解しながら歌ってください」などとアドバイス受けていた。
高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことを縁に、交流を続けている。
高遠高校の生徒が記念音楽祭に参加するのもその一環で、去年からは上伊那のほかの高校にも参加を呼び掛けている。
今年は高遠高校のほか辰野高校、伊那西高校の生徒が音楽祭に参加を予定している。
第22回伊澤修二先生記念音楽祭は今月25日、伊那市の県伊那文化会館で行われる。 -
高遠第2・3保育園でマツタケ狩り
伊那市の高遠第2第3保育園の園児は15日、地域のお年寄りと一緒にマツタケ狩りをした。
園児29人が、地区のお年寄りの案内で区の所有するマツタケ山に入った。
保育園とお年寄りは、2カ月に1回のペースで交流している。今回は、園児達にきのこ狩りを体験してもらい、とれたてを味わってもらおうと、お年寄りから呼びかけがあった。
園児達はキノコを見つけると、おじいちゃん、おばあちゃんに嬉しそうに見せ、食べられるものかどうか聞いていた。
一日で、松茸のほかにアミタケやコムソウ茸などさまざまな種類のキノコがとれた。
松茸は近いうちにおにぎりにしてみんなで味わい、ほかのキノコは家に持ち帰って家族で楽しむという。 -
竹林間伐し楽器作り
竹を材料に楽器や炭作りを体験しようと12日、伊那市西春近で竹林の間伐作業が行われた。
舞台芸術を通じて子どもの健全育成を図ろうと30の団体が加盟しているNPO法人が、全国各地で展開している活動で、県内では初めての開催。
この日は、県内外から集まった100人の親子が、伊那市西春近の竹林で間伐作業をした。
関係者によると、護岸整備を目的に竹林が増えたが、手の入らない個所が多いということで、国がこうした活動を補助して竹林の整備を促している。
この日間伐した竹は、1メートルほどに切って炭にしたり、竹の木琴などの楽器にして楽しんだ。
NPOでは、「尺八などの材料となっている竹と音楽の関係を楽しみながら知ってもらえたら」と話していた。 -
強盗致傷 男が嘘の被害届け
伊那市の20歳の男が15日、強盗にあったと伊那警察署に嘘の被害届けを出した。警察では動機などについて調べを進めている。
伊那警察署の発表によると、嘘の被害届けを出したのは市内の20歳の飲食店店員。この男は、3人組の男に現金を要求され刃物で傷つけられたと、午前4時ころ伊那警察署に被害届けを出した。
伊那署では、およそ50人体制で犯行があったという「いなっせ」周辺で捜査にあたり、犯人の行方を追っていた。
その後、事情を聞いていた捜査員に嘘だったと供述したという。
伊那署では、なぜこの男が嘘の供述をしたのかなど詳しい話を聞いている。 -
南箕輪村新エネルギーアンケート
住民8割が環境問題に関心新エネルギーについて南箕輪の住民を対象にしたアンケートが行われ、およそ8割が環境問題について関心があるとの結果がまとまった。
アンケート結果は15日、南箕輪村役場で開かれた新エネルギービジョン策定委員会で示された。
このアンケートは村がCO2の削減などを目指す環境基本計画の取組みの一環として行ったもので、村民1000人にアンケート用紙を配りそのうち728人から回答があった。
環境問題については「関心がある」との回答がおよそ8割で、内容については地球温暖化が最も多かった。
一方、太陽光発電やペレットストーブ、クリーンエネルギー自動車など各家庭での新エネルギーの導入については、「考えたことがない」がおよそ5割。「検討したが導入しなかった」という人が2割ほどで、維持費や、メンテナンスなどの問題から各家庭での新エネルギーの普及は簡単ではない竏窒ニの結果が出た。
委員会ではアンケートの結果を参考に住民の環境意識を高めるための方策を検討していくことにしている。 -
イーナちゃん駅伝カーニバル
伊那市内の各地区対抗イーナちゃん駅伝カーニバルが13日、伊那市横山の鳩吹公園で行われた。
大会には、オープン参加も含め子どもから大人まで39チーム、およそ450人が参加した。
この日は晴天にも恵まれ、多くの市民が会場に足を運び大きな声援を送っていた。
子供の部は、公園内のグラウンドを1周するコースで、園児から小学生までの5人がたすきをつなぎタイムを競った。
また、地区の部では公園一周およそ500メートル30周を9人で走った。
ルールは1人5周以内で、30周目は2人でたすきを持ってゴールした。
大会の結果、子どもの部・地区の部を合わせた総合優勝は西箕輪、2位が手良、3位が富県だった。 -
殿村八幡宮奉納相撲大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭恒例の奉納相撲大会が12日に開かれ、豆力士たちの力強い取組みが披露された。
本殿脇に設けられた土俵では、学年別に力の入った取組みが行なわれていた。
殿村八幡宮の奉納相撲大会は、大正時代最も盛んだったという。
その後第2次世界大戦などで中止となっていたが、1988年に復活し、現在は奉納相撲奉賛会が運営している。
近年はイベントも多く参加する小学生も減少傾向という。
この日は、50人ほどが参加し、高学年の取組みでは、両者一歩もひかない熱戦が繰り広げられていた。 -
振り込め詐欺防止で警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと、市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日に合わせ金融機関で一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。 -
諏訪圏工業メッセ開幕、上伊那の企業も豊かな技術PR
県内外の企業が最新技術や製品を紹介する諏訪圏工業メッセ2008は16日、諏訪市の諏訪湖イベントホール(旧東洋バルヴ諏訪工場跡地)で開幕した。7回目を迎え過去最大の262社が出展し、上伊那や飯田下伊那地方の企業も多数参加。新たな受注機会につなげようと、伊那谷で培った技術力をアピールしている。18日まで開く。
技術開発に積極的な伊那市の企業集団「ニューフロンティア伊那」は7社で共同出展した。ユーザーの要望に柔軟に応えて多品種、少量生産を実現する精密金属加工や、3次元のCADデータを用いた光造形で、より実際に近いプラスチック試作品の提供を実現するなど高精度の加工技術を紹介。ホームページのアクセス解析システムや印刷技術を駆使したマーケティング支援などソフト面の提案もしている。
宮田村のマスダは超微細な加工技術を顕微鏡映像など用いてプレゼンテーション。光学機器の部品加工をはじめとして短納期で小口注文から量産まで対応する技術力をアピールした。
画像処理のアルゴル(南箕輪村)は、毎分3000個以上の検査能力を持つ超高速のプレス部品検査装置などを出品した。また、画像処理から派生的に生まれた新製品のフルカラーLED照明は、1670万もの発光色を実現。今後さまざまな分野への活用も期待され、訪れた人たちは上伊那の企業の豊かな発想と技術開発力に目を凝らした。
精密プラスチック成形加工の南信化成(伊那市)取締役の塩谷武さんは「すぐに受注というわけには簡単にはいかないが、このような展示会でアピールすることで次へのステップにつながってきている」と話す。精密金属加工のテク・ミサワ(同)三澤俊明社長も同様の展示会をきっかけにした顧客が全体の2割を占めていると語り、この日も関心を寄せた来場者と接点を深めていた。 -
医療シンポジウム
医療の実態考える医師不足などの上伊那の医療問題や実態について考えるシンポジウムが13日、伊那市で開かれた。
シンポジウムは、医療を提供する医師と受ける側の住民が医師不足などの問題の背景や実態について共に考える機会にしようと上伊那広域連合などが開いた。
最初に、埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏さんが「地域の医療を守るための処方箋」と題し講演した。
本田さんは、「日本の医師数は26万人と言われているが、80代90代も含んでおり65歳以下だと22万人。医師の養成には10年から20年の歳月が必要で団塊世代に医療が必要となる時期に備え今が手を打つ最後のチャンス」と話した。
パネルディスカッションでは、上伊那地域の医療や医師不足について意見交換が行われた。
伊那中央病院の小川秋實院長は、「医師の病院勤務の過剰労働を少しでも減らさなければならない。休日・夜間の1次医療は開業医や診療所で看てもらいたい」と述べた。
また、昭和伊南総合病院の長崎正明院長は、「上伊那地域の住民の生命・健康を守るには公立3病院の連携・機能分担を病院間で検討していく必要がある」と話した。
また、これからの上伊那の医療について、渡辺庸子衛生部長は、「病院の機能を保ち、3病院がお互いに協力していく方向が望ましい」。安心して安全な出産が出来る環境を考える会代表の須田秀枝さんは、「医療を守るにはみんなでこの地域の病院を大切にして上手に利用しなければならない。上伊那全体の医療のあるべき姿を考えることが必要」と話していた。
コーディネーターを務めた伊那保健所長の山崎宗廣さんは、「病院・行政・住民が問題意識を共有することが、この地域の医療について冷静で新しい話し合いスタートの第一歩になる」とまとめた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市民安全大会
暴力や交通事故のない平和で安全な住みよい社会を築いていこうと、暴力追放・交通安全伊那市民安全大会が12日、伊那市で開かれた。
大会には、関係する団体約700人が参加して、暴力追放や交通事故防止の推進を誓う大会宣言を採択した。
伊那市民会館で開かれた大会で小坂樫男市長は、「平和で安全な伊那市実現のため、市民をあげて暴力追放と交通安全につとめなければならない」とあいさつした。
大会では、伊那市防犯協会女性部が、最近問題になっている振り込め詐欺についての寸劇を披露。詐欺にあわないため▽本人に確認すること▽金融機関が歯止めになること竏窒ネどが寸劇を通して紹介されていた。
大会終了後は、参加者が市内中心部をパレードし、安全で平和な社会づくりをアピールした。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ノルディックウォーキング講習会
通常のウォーキングに比べ、カロリー消費が20パーセントから40パーセント増え生活習慣病予防により効果的とされるノルディックウォーキングの講習会が12日、伊那市の榛原河川公園で開かれた。
講習会には、上伊那地域を中心に54人が参加し、クロスカントリーの元オリンピック選手、畔上大地さんから歩き方の指導を受けた。
この講習会は、長野県スキー連盟と中ア山麓スキー学校が開いたもので、南信では初めての開催となる。
参加者たちは、専用のストックを両手に持ってウォーキングを楽しんでいた。
ノルディックウォーキングは、フィンランドのクロスカントリーチームが夏場のトレーニングとして行なったのが最初とされていて、現在では、30カ国600万人に広がっていると見られている。
ストックを持って上半身の筋肉も使うため、カロリー消費量も多く、健康に良く、歩く姿勢が美しくなるという。
県スキー連盟では、「誰でも手軽に出来ることができる。長く続けて欲しい」と参加者に呼びかけていた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
諏訪社奉納花火大会
伊那市美篶青島区で11日、地区内の神社への奉納花火大会が開かれた。三峰川沿いの田んぼから、およそ40発の花火が打ち上げられた。
花火大会は、始めは夏の納涼大会で市販の花火を使っていたが、地区内に花火師がいることなどから、10年ほど前に神社に奉納するというかたちになった。
花火は、孫の誕生や結婚を祝うもの、企業の発展を願うものなどさまざま。
この日は、少し寒い秋の夜空を色とりどりの花火が彩っていた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
無量寺の仏像県宝に
箕輪町北小河内の無量寺にある仏像2体を県の宝・県宝に指定することが14日に開いた県教育委員会定例会で決定した。
指定が決まった仏像は、木造観音菩薩立像と木造地蔵菩薩立像の2体。
無量寺の中川弘道住職によると、これらの仏像は、阿弥陀如来坐像の両脇にあり、そこから推測して、平安末期に作られたものではないかという。
中川住職は、「地区の皆さんに守られて、火事などもなく、無事にきたことがうれしい。これからも多くの人に見てもらい、少しでも心が和らいでもらえれば」と話していた。
【伊那ケーブルテレビジョン】