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認知症を正しく知り、地域で支えることを考える講演会
認知症を正しく理解してもらおう竏窒ニ、駒ケ根市は17日、「認知症に関する講演会」を市役所南庁舎で開いた。上田市の宅老所「もくれん」の所長・中沢純一さんを講師に迎え、認知症という症状の根幹にあるもの、地域で支えるためにはなどを学んだ=写真。
講演会は市内で要介護認定を受けている人の2割が認知症である中、一人でも多くの人に認知症を正しく理解してもらおうと企画。認知症を支える家族や介護事業者、一般などが集まった。
中沢さんは「私たちは認知症を大きく誤解している」とし、認知症は高齢者だけでなく、だれもがなりうる可能性がある病気であることを説明。
認知症という症状は脳の神経細胞が死に、脳が萎縮した結果、「分かる」という認知機能が悪くなり、最近の出来事などを記憶を留めておくことができなくなるが、昔の記憶は残っているため、本人はその記憶に基づいて生活しようとする一方、介助者は、現代生活の中で生活させようとするため、ずれが生じ、問題が発生していると指摘し、「その“ずれ”を何としてもなくしたい。ずれが生じるということを理解してほしい」と語った。
また、認知症患者を介護することは家族にとって大きな負担になるが、その中から家族みんながさまざまな経験を得て、成長している実情を示し「認知症を正しく理解し、頑張って介護した家族は、人生が深く、大きくなる。ぼくたちはこれまで『サービス』という言葉に頼り、それを避けてきたが、そのことについて、ぼくらは考える時期にある」と語った。 -
暫定税率の影響額1千万円
小坂樫男市長は16日、道路特定財源の暫定税率が4月の1カ月間失効したことによる市財政への影響額について、計約1千万円と見込まれる竏窒ニした。6月定例市議会で飯島進議員の一般質問に答えた。
小坂市長は「減収額は国が補填する。税率廃止の影響で道路工事などが一時ストップしていたが、(暫定税率復活で)順次手を付けている。本年度の計画事業は予定通り進める」として、今後の事業には影響がないとする見通しを明らかにした。
急激な原油の高騰による一般会計予算への影響については「本年度は昨年度実績より約3700万円余分にかかるとみている。灯油は今後の状況によってさらに不足することも予想され、経費節減で対応したいが、学校の暖房など、削減が適当でないものもあり、補正予算も考えたい。灯油券など、きめの細かい支援策を実施していかねばならない」として、本年度も引き続き支援していきたいとする考えを示した。 -
市議会が戸草ダム建設促進組織結成へ
国土交通省中部地方整備局が16日に戸草ダム建設計画を見送る方針を打ち出したのを受け、伊那市議会の全6会派の代表は18日、代表者会を開き、ダム建設促進に向けて活動する組織を結成する方向で意見がおおむね一致した。
しかし、組織のあり方については、特別委員会か、議員連盟か竏窒ネど、さまざまな意見があって結論に達しなかったため、20日に再度会議を開く。会議は非公開だったが、議長の中村威夫座長が取材に応じた。
中村座長は「市議会として、建設を進める態度を明確にするための組織を結成しようと提言した。戸草ダムは長良川の河口ぜきと違い、住民の生命、財産を守る極めて重要な施設。計画見送りに反対し、建設を促進するための実効行ある組織をつくり、関係方面に働きかけていきたい」としている。
市議会は07年12月議会で、議員提案による「戸草ダム建設推進を求める意見書」を賛成多数で可決している。 -
アトリエROSE主宰
伊那市
飯田恵理さん大好きなバラをアトリエの名前にし、自宅で教室を始めたのは05年。パンの花、ビーズアクセサリー、フリーメタリコを指導し、今年で3年目を迎えた。
「好きなバラを作りたい」と17年前、パンの花を習い始めた。バラは一番神経を使う難しい花とされ、「教えていただくまでに10年かかりました」。いつかは大輪のバラを作りたいと夢見て習い続け、ようやくバラが出来るようになったが、最初の作品は「なんでこんなに下手なんだろう」と思ってしまうような出来だった。いくつもいくつも作り、ようやく自分なりに納得できる作品が作れるようになったといい、アトリエのプレートはバラで飾っている。
ビーズは、楽習フォーラムで06年にビーズスキル認定、07年にビーズアートステッチ技能認定を受けた。「きれいなもの、かわいいものが好き」で、ビーズアクセサリー作りを始めたのは学生のころ。「スワロフスキーなど、とてもきれいなものに触れていることがうれしい。それがまたネックレスなどの形になっていくことがうれしくて」。ビーズ歴は30年近くになる。
フリーメタリコとの出合いは04年。雑誌を見ていて、すっかりその魅力にはまった。フリーメタリコは、イタリア生まれの銅線をカラーコーティングして編んだ筒状のリボンで、ビーズなどと組み合わせてネックレスやコサージュなどを作る。
「同じ作品を作ったとしても、リボンの広げ方で個性が出る。世界に一つしかない形を表現できるのが魅力」。07年夏に教授資格「プロフェッソーレ」を取得した。地元ではまだフリーメタリコの知名度は低く、上下伊那で資格を取った最初では-という。
ビーズもフリーメタリコも、「楽しいですね。1日でもやっています」と、とにかく作ることが好き。「皆さん作る時間がないとおっしゃるけれど、私は作りかけのものを近くに置いておき、家事の合間に3分でも5分でも座ってやるんです。食後にちょっとお茶を飲む時間にも、ビーズステッチを1センチでも作りたい。常に触っていたいんです」。主婦なので家事も決しておろそかにせず、手際よく片付けて自分の趣味の世界を楽しんでいる。
「パンの花は1輪でもいい。作ってみたいという方がいらっしゃるとうれしい。ビーズももちろんですけど、フリーメタリコも、ぜひ皆さんに知ってほしい。気軽に教室をのぞいていただきたい」
多くの人に魅力を伝えたいと、和やかな雰囲気の教室で指導するほか、作品は販売もする。ブライダルのブーケやティアラなど一生の記念に残る作品も注文に応じて手がけている。(村上裕子) -
ONE・碗展
伊那市高遠町西高遠のギャラリーみなと屋で22日まで、「ONE・碗(わんわん)展」が開かれている。中堅の陶芸作家7人が作った、さまざまな碗150点がそろう。
上伊那の出展者は伊那市の宮崎守旦さん、林秋実さん、伊藤真一さん、駒ケ根市の湯沢千春さん。ほかは、奈良県、京都府など。
題名の通り、茶碗、湯飲み茶碗、抹茶碗、どんぶり碗、コーヒー碗など用途ごとに並ぶ。白、赤、青など模様の染付けや彫り込みなど作家の個性が出た手作りの一点もの。ゆう薬のかかり具合、微妙な形の違い、重さなど手に取って楽しむことができる。
みなと屋の杉村嘉勇さんは「手にどうなじむのか1点1点の違いを確かめ、マイカップを持つ楽しさを味わってほしい」と話す。
営業時間は午前10時縲恁゚後6時。
問い合わせは、みなと屋(TEL94・1201)へ。 -
「常和の命水」が四ツ星
伊那市山寺の建設業「織建」が設立した、水製造・販売の有限会社「いすゞ」(織井常和代表)の南アルプスの深層水「常和の命水(ときわのめいすい)」が、「最新ミネラルウォーター完全ガイド」(大和文庫)で「四ツ星」として紹介された。
「最新竏秩vは、生命の水研究所の松下和弘所長が書き下ろした。全国に千種以上あるといわれる市販のミネラルウォーターの中から136種を選択。「カラダにいい水・脳にいい水」として▽油分をとかす力が高い▽酵素活性を高める▽水分子の集団が小さい竏窒フ3点から、総合的に三ツ星縲恁ワツ星で判定した。五ツ星は13、四ツ星は34、三ツ星は89で、そのうち県内は四ツ星が1、三ツ星が2だった。
命水は、信州大学と民間企業の共同研究で「老化促進やがん化にかかわるとされる活性酸素の消去機能が極めて高いと思われる」と認められ、「酵素活性」の点では五ツ星だった。
昨年6月に宝島社が発行した「食品のカラクリ5 からだに良い水」でも全国53選の一つに入っており、織井代表(69)は「飲んだ人から、体の調子がよくなったと手紙をいただく。水が見直される時代で、健康に良い水が伊那市にあるとPRになれば」と話した。
命水は、織井代表の自宅敷地内の地下100メートルからくみ上げ、非加熱ろ過充填したもの。05年6月から富県の「いすゞ」のほか、中・北信の大型店、インターネットで販売している。
問い合わせは、「いすゞ」(TEL0265・77・9113)へ。 -
ハーモニカ教室が開講
伊那市高遠町公民館の初心者向けハーモニカ教室が17日夜、開講した。受講生の半分以上が子どもろのころに吹いた経験があり、初回から童謡などに挑戦した。
教室には「子どものころに吹いたままで、60年ぶり」「歌が下手で、ハーモニカを吹きたいと思っていた」という50縲・0代の10人が申し込んだ。地元長藤のハーモニカ愛好家藤原善信さんを講師に迎え、12月まで月1回のペースで全7回、町総合福祉センター「やますそ」を会場に開く。
藤原さんからハーモニカの吹き方など基本を習い、音を出した。
楽譜を読めない人がいることから、「ドレミ」の順に1から数字をふった楽譜を用意。短時間で「キラキラ星」や「春の小川」などを合わせ、楽しんで吹いた。
矢野やよ江館長は「音色の美しさに感動し、本年度新たに設けた。ハーモニカを演奏することで生活が豊かになれば」と話し、童謡・唱歌を歌うグループとの交流やハーモニカ演奏を通じた地域貢献につなげたいとした。 -
新テッポウユリ出荷始まる
種から育てる新テッポウユリの出荷が飯島町本郷で始まった。
伊南管内では飯島町七久保を中心に約10軒が栽培、関西、関東、中京方面に出荷している。
飯島町本郷の林茂雄さんは45アールで栽培、現在、据え置き(2年目)のユリの出荷作業に追われている。つぼみのふくらみ加減を見ながら、2縲・日後に開花しそうなものを選び、切り取っている。
「今年の開花は遅れ気味だが、まずまずの出来」と話している。
新テッポウユリは12月にハウスに種まき、翌年の8月から開花。秋には球根ができ、2年目の花は7月に咲き始める。花が終わるとその球根は廃棄される。
##(写真)
新テッポウユリが出荷はじまる -
南箕輪村公民館「父の日の親子工作講座&遊び講座」
南箕輪村公民館は15日、「父の日の親子工作講座&遊び講座」を南箕輪村民センターで開いた。村内の子どもや保護者など16人が参加。みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さんから指導を受け、手づくり玩具に挑戦した。
まず最初に作ったのは、紙で作ったプロペラを割り箸に挟んだ輪ゴムで飛ばす玩具。参加者たちは佐野さんに教わりながら、慎重に作っていった。
佐野さんが「忘れないうちに今度は、自分だけで作ってみよう。妹や弟やクラスの子にも教えられるようにね」と言うと、子どもたちは「大丈夫かな」と心配そうな顔。最初に作ったものを参考にしたり、保護者に聞いたりしながら、なんとか完成。
続いてトイレットペーパーの芯を使った風車風の玩具に挑戦。トイレットペーパーの片端に9カ所の切れ目を入れてねじり、先端に紙片で羽を付けていく。
父親にトイレットペーパーの芯を押さえてもらい、ハサミで切れ目を入れていく子どもや、「なんか違うなあ」と完成品を見てどこが間違っているのかと、首をひねる子どもの姿もあった。
参加者たちはほかにも、クルクルと回りながら飛んでいく紙飛行機にも挑戦した。 -
後期高齢者医療制度で箕輪町は人間ドック補助継続
16日の箕輪町議会6月定例会一般質問で、平沢豊満町長は後期高齢者医療制度に切り変わり、人間ドックに対する補助が受けられなくなった75歳以上の高齢者に対し、町として人間ドックに対する補助金制度を設けていくる考えを示した。次の議会で補正予算を提出する。
4月から適応されている75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度は長野県ではすべての市町村が加入している長野県後期高齢者医療広域連合が運営している。広域連合は同制度による人間ドックの対応をしないという方針で、4月まで国民健康保険、社会保険に加入していた高齢者たちが、保険が切り変わったことにより、人間ドックにおける補助を受けることができなくなった。
下原甲子人議員から、人間ドック補助金の継続について問われた平沢豊満町長は「4月にさかのぼって補助をしていく方針。広域連合が実施しない間は、町内の75歳以上の方に今まで通り人間ドックの補助をしていく方針」と答えた。 -
21日、22日に「2008信州反核平和自転車リレーいっちょこぎますか!」開催
長野県民主医療機関連合会に加盟している病院の有志職員らが21、22日、自転車をこぎ平和を訴える反核平和自転車リレー「いっちょこぎますか!」を行なう。長野市の長野中央病院から飯田市の健和会病院まで217キロを走る。
同イベントは松本市の松本協立病院に勤務する浅井弘道さんが中心となり、昨年から始まった。昨年は10月に安曇野市の老人保健施設「あずみの里」から下諏訪町の諏訪共立病院までの50キロを約50人が疾走した。
今年は規模を広げ、2日間にまたがり県内を縦断。実際に走るメンバー、裏方を務めるメンバーなど、総勢200人ほどがイベントに参加する。
21日は長野中央病院を午前7時半に出発し、上田生協診療所、松本協立病院などを経由し、午後6時半に塩尻協立病院へ到着予定。22日は塩尻協立病院から諏訪共立病院、上伊那生協病院を経由し、健和会病院に午後5時45分到着予定。
217キロ走破を目指すメンバーや、一定区間を走るメンバーなど、走行距離は各自さまざま。全員が同イベント用のそろいの白いTシャツを着て走る。
各病院など引き継ぎポイントでは引き継ぎ式を予定。それぞれの地区の病院に勤めるメンバーが考案した、コーラスグループやラッパ隊の演奏、手打ちそばなどのイベントを行なう。上伊那生協病院には正午に到着予定(昼休み、引き継ぎ式あり)。
実行委員の小池智さんは「もし沿道で見かけたら平和のために何かしなくてはいられなくなった若者の行動を、ぜひ応援してください。参加者も今こういうことができるという平和の喜びを感じ取れれば」と想いを語る。
諏訪市や松本市のメンバーを中心とした実行委員は、春から定期的に打ち合わせをして企画を煮詰めてきた。
打ち合わせでは深夜の0時過ぎまで話し合うこともしばしば。このイベントのために自転車を買うメンバーもいるなど参加者の意気込みは大きい。
小池さんは「全県でやるのは今回初めてなので、ぜひ成功させて来年は盛大にやりたい」と話していた。
上伊那での予定コースと時間は次の通り。
◇22日▽荒神山公園(辰野町)11時15分着、引き継ぎ式後発縲恟繹ノ那生協病院(箕輪町)正午着、引き継ぎ式・昼休み後発縲怎TークルK伊那中央第一店(伊那市)午後1時半着縲恚{田村役場セブンイレブン宮田北店(宮田村)午後2時10分着縲怎}ルダイストア(飯島町)午後3時10分着、セブンイレブン信州中川村店(中川村)午後4時10分着竏秩B -
プール開き
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梅雨の晴れ間となった18日、中川村の中川東小学校(井上康良校長)でプール開きを行った。8月末の水泳記録会(水泳学習のまとめの会)まで水泳授業を行う。
プールサイドに水着で集合、児童を代表し、6年生の小池魁舟君が「それぞれ目標を持って事故のないように楽しく泳ごう」と呼び掛け、井上校長は「水泳は身体を鍛えるのに適したスポーツだが、危険はつきもの。準備運動をする、先生の指示に従う、ラリーを組んだ友だちを確認するなどルールを守って、自己の記録を伸ばそう」と話し、楽しいプール学習になるように希望した。
また、井上校長や児童の代表らはプールの四隅に塩をまいて、水泳の上達と安全を祈願した。
6年生の模範泳に続き、全員で25メートルを初泳ぎした。 -
飯島町の新ふるさと大使に津田令子さんを委嘱
飯島町は17日、役場で町にゆかりがあり、旅行ジャーナリストとして活躍している津田令子さん(東京都出身)を新たに飯島町ふるさと大使に委嘱し、飯島町の魅力のPRやまちづくりへの意見、助言を期待した。
津田新大使は内堀醸造やアグリネーチャーいいじま、道の駅など町内視察を終え、役場で開いた委嘱式に臨んだ。
式には町議や観光協会会員、町幹部職員ら約40人が出席した。
高坂町長は津田さんに委嘱書と観光名刺を交付した後「飯島町が住んでみたくなる、行ってみたい町になり、ふるさと納税がどんどん入ってくるように、全国に情報発信していただくとともに、有益な情報や助言を」と期待を込めた。
「土曜あさいちばん(NHKラジオ第1放送土曜日午前5時縲・時30分)のコーナー「旅ガイド」出演中の津田さんは「第1回のふるさと納税は飯島町に払わせていただく。機会があれは飯島町から旅ガイドの中継もしたい」と申し出て、参加者を喜ばせた。
引き続き、行われた講演会では「景色、味、温泉は当たり前、人を呼ぶ観光地にはホスピタリティーが大切。県内外に飯島の名を知らしめるには、中途半端ではだめ、みんなが一丸にならなくては」と話し、具体的な企画として「アグリネーチャーで全国の大学生を対象に『手作りポスターコンクールin飯島』を実施する。泊まって、作って、表彰式まで行う完結型で」と提案した。 -
宮田小2年1組、スイカの受粉作業を体験
宮田村宮田小学校2年1組は17日、栽培に取り組んでいるスイカの受粉を体験した。今後の成長を占う大切な作業。雄花を雌花にすりあわせて交配させ「美味しいスイカになあれ」と・ス魔法・スをかけた。
南割区の小田切靖子さんの協力で、スイカ栽培に挑戦する同学級。4月末に植えた苗は順調に育ち、小さな実がみられるようにもなった。
「赤ちゃんスイカだ」と歓声をあげる子どもたち。
「美味しくなるには、しっかり花粉をつけないと」と小田切さんから話しを聞き、さっそく受粉作業に汗を流した。
雄花と雌花の見分け方も学び、「これで立派なスイカができるかな」と満面の笑顔。花や育った苗の様子を熱心に写生する姿もあった。 -
保育園日曜参観
宮田村の3保育園は15日、日曜参観を行った。子どもたちと保護者がふれあう多彩な内容を用意。友人に囲まれながら親子一緒に楽しい時間を過ごした。
中央保育園では「なかよしウォーキング」を行い、園児と保護者が同園から小田切川に沿って・スお散歩・ス。
途中にクイズや宝探しなどのコーナーを設けて、親子で楽しみながら関門をクリアした。
東保育園はミニ運動会。玉入れや障害物リレー、フォークダンスなど、親子で楽しめる多彩な種目を用意し、にぎやかに汗を流した。 -
伊那ナイターソフトボール 春季トーナメント決勝
伊那ナイターソフトボール連盟(秋山道夫会長)の「春季トーナメント大会」は16日夜、決勝と3位決定戦の計2試合を伊那市営野球場で行い、アスターが加城を10竏・で破り初優勝した。3位は昨年度優勝のインターフェアだった。
16チームが参加し4月中旬から始まったトーナメント決勝は、いずれが勝っても初優勝となる熱戦となった。アスターは自慢の守備からリズムを作り、小気味よく毎回得点し計10得点。新メンバー加入で打撃力を上げている加城は、4回の3点本塁打などで5点を返したが逆転できなかった。
アスターの滝沢克美監督(45)=駒ケ根市=は「チームが発足して30年だが初めてのタイトル獲得となった。(トーナメントの)一発勝負の緊張感の中で選手たちはよく頑張ってくれた。この勢いでリーグ戦、秋季トーナメント戦を制覇し3冠を手にしたい」と話していた。
結果は次の通り。
##(スコア)
▽決勝
加城
00032=5
2512×=10
アスター
▽3位決定戦
下県フェニックス
00000=0
05400=9
インターフェア
春季トーナメントを制したアスターの選手のみなさん -
青年海外協力隊として今月24日にケニアに発つ駒ケ根市出身の秋田ミラ流氷さんが表敬訪問
今月24日に国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてケニアに発つ駒ケ根市出身の秋田ミラ流氷さん(23)=が16日、杉本幸治市長のもとを表敬訪問し、抱負を語った=写真。
父親がJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所の職員だった秋田さん。幼いころから協力隊員の姿を間近で見てきたが、実際に活動する隊員らの姿に感動を覚え、自身も協力隊員となることを志願するようになったという。
派遣後は、理数科教師としてナイロビの中学校に勤務する予定で、2010年6月に帰国を予定している。
秋田さんは「新卒なので、困ること、迷惑をかけることもあると思うが、現地の人と仲良くなりたい。日本ではできない経験をたくさんして帰ってきたい」と語った。
杉本市長は「駒ケ根市の代表として、文化を伝えてきてほしい。健康には十分気を付けて、一回りも二回りも大きくなって帰ってきてください」と語った。
また、駒ケ根協力隊を育てる会(高坂保会長)は同日、秋田さんの激励会を開き、現地での活躍に期待するとともに無事に帰国することを願った。 -
下平幼稚園の園児がフナを放流
駒ケ根市の下平幼稚園(米山さつき園長)の園児約45人が17日、約7アールの水田にフナ15匹を放流した=写真。園児らは「かわいい卵を産んでね」などと呼びかけ、フ放流したナに手を振った。
フナの放流は市内の農家らでつくる駒ケ根オーガニック会議(中坪宏明会長)の協力のもと、昨年から取り組んでいる。フナは今後卵を産み、幼魚が9月ころには食べごろに成長する。それを再び園児らにつかまえてもらい、味わってもらう。
園児に自分たち自身で命を育て、それを食してもらう中で、命の大切さなど学んでほしいという願いが込められており、フナの放流のほか、ジャガイモやトウモロコシなどの野菜も育てて収穫する。
今年はフナ専用の水田を用意。オーガニック会議の中城多喜男さん(70)が園児らの指導に当たり「また、フナにえさをやりながらちょくちょく見に来て、秋のお祭りころにはみなさんでとりに来てください」と呼びかけた。
米山園長は「子どもには私たち自身の命がこういう命をいただいてあるということを知り、命の大切さ、感謝する気持ちを育んでほしい。また、地域の人たちとの交流も大切にしていければ」と話していた。 -
75歳以上の人間ドッグ助成 南箕輪村続ける
南箕輪村は17日、後期高齢者医療制度の導入で75歳以上の人が人間ドック費用の助成を受けられなくなったことに関し、制度導入の4月にさかのぼり、該当となる全村民に対し、村が助成していく方針を示した。村議会一般質問の際、唐木一直村長が高見利夫議員の質問の答弁で明らかにした。
唐木村長は「高齢者に優しい村づくりを進めるため」と説明。助成規模は国民健康保険で行っていた同額となり、人間ドック1泊3万円、同日帰り1万5千円(健康センターは1万円)、脳ドック2万円の経費助成をする考え。
村住民福祉課によると、制度導入前の07年度、75歳以上国保加入者の人間ドッグ利用人数は17人で助成額計46万円。村内の該当者は4月1日現在1440人おり、本年度の助成額は昨年度の2倍以内を見込んでいる。
村の助成制度は7月上旬に開く村議会臨時議会で可決後、スタート。該当者には人間ドッグを受けた後、申請してもらう考え。 -
【記者室】労災減少の実現を
手に血の付いたタオルを巻いて病院を訪れた男性。受付で「労災」という言葉が聞こえた。病院に行くことは滅多にないのだが、その日は2人も「労災」と話す男性を見た。
過日開いた伊那地区産業安全大会。07年の労働災害は、長野県全体では減少したが、上伊那は増加したとの報告があった。休業4日以上の労働災害は前年より3人増加し、1人が死亡。災害発生状況は転倒、墜落・転落、はさまれ・巻き込まれが多かった。今年はすでに3人死亡し、25%の増加だという。
懸命に働く人たちに、けがをしたり、命を落とすなんて悲劇はあってほしくない。全国安全週間は7月1日から。「つみ取ろう職場の危険」。スローガンが言葉だけで終わらないことを切に願う。(村上裕子) -
信毎上伊那販売店会マレットゴルフ大会
信毎上伊那販売店会のマレットゴルフ大会が15日、伊那市西箕輪の「マレットパークはびろ」であった。上伊那の信濃毎日新聞の販売店に勤める従業員やその家族など約170人が出場した。
同大会は従業員の福利厚生と親睦を兼ね毎年開いており、今年で17回目。天竜、仙丈の両コースを使い、和気あいあいとマレットゴルフを楽しんだ。
大会結果は次の通り(カッコ内は販売店)
(1)唐木美津子(松島 井桁屋)57(2)小林進(竜東 山田)58(3)有賀健一(宮田 中谷)62(4)毛利福美(伊那北部 中川)62(5)大槻松三(伊那 販社)66(6)西沢茂成(竜東 山田)67(7)城取定行(伊那北部 中川)70(8)有賀富昭(伊那 販社)70(9)田中勲(竜東 山田)71(10)平沢晟(竜東 山田)71 -
伊那市消防団ポンプ操作法、ラッパ吹奏大会
伊那市消防団08年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が15日、市役所西側駐車場であった。
ポンプ操法はポンプ自動車の部と小型ポンプの部で、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的を倒すまでの時間など、ラッパ吹奏は吹奏と規律の総合で競った。
ポンプ自動車操法は10チーム、小型ポンプ操法は26チーム、ラッパ吹奏は7チームが出場。訓練の成果を披露した。
優勝チームは7月13日、上伊那大会に出場する。
結果は次の通り。
▽ポンプ車 (1)竜東分団第2部(2)伊那分団第1部(3)三義分団第1部
▽小型ポンプ (1)竜東分団第3部(2)手良分団第1部(3)手良分団第2部(4)美篶分団第2部下大島A班(5)高遠分団第1部
▽ラッパ吹奏 (1)伊那・西箕輪分団(2)河南・長谷分団(3)高遠・三義分団 -
戸草ダム建設見送り
国土交通省中部地方整備局は伊那市長谷の三峰川上流部に計画していた戸草ダムの建設を見送る方針を明らかにした。今後30年間の河川整備計画の指針となる「天竜川水系河川整備計画」の策定に当たって学識経験者の意見を聞く「天竜川流域委員会」の第5回会議(16日、名古屋市)で説明した。
説明の資料として示した「たたき台(骨子)」の中で、今後の治水目標として挙げた5つの選択肢のうち「現時点での河川管理者の選択」として「河道整備と美和ダム等既設ダムの洪水調節機能強化を行い、戸草ダムの建設を見送る」としている。
治水目標は、50年に一度の大雨で想定される水害を防ぐ目的で設定。堤防かさ上げや河床掘削などの河道整備とともに行う事業として(1)河川の狭い部分の大規模な掘削、または放水路トンネル掘削(2)戸草ダム建設(3)美和ダム等、既設ダムによる洪水調節機能強化竏窒唐ーた。事業費は(1)が400縲・00億円、(2)が1千億円、(3)が300億円。
国土交通省天竜川上流河川事務所はダム建設見送りの理由として、限られた予算の中で早期に効果を出す必要竏窒唐ーる。同事務所の北沢利実副所長は「06年7月豪雨災害が起きたことなどにより、治水安全度向上対策の早急な見直しが必要となっている中で治水、利水、社会情勢などを総合的に判断した結果。ダムでの発電から県が撤退したことで、事業としての優先順位が下がった。財源の問題もある」と説明。その上で「計画は中止ではない。当面先送りするということ。治水の必要性は変わっておらず、基本方針の中では戸草ダムも有力な候補のまま。関係住民の理解が得られるよう努力したい」としている。
整備計画は今年中に策定される予定。住民の意見を聞く河川懇談会は18日に伊那市で、19日に辰野町で開かれる。伊那市など関係市町村長の意見を聞く機会も、早ければ6月中にも開かれる見込み。
戸草ダムは洪水調節などの治水、発電などの利水を目的とする重力式コンクリートダム。三峰川総合開発事業の一環として88年に旧建設省が事業に着手した。建設予定地は伊那市長谷の美和ダムのさらに上流で、完成すれば高さ140メートル、幅300メートル、貯水量6100万トンの大規模ダムとなる。
国内有数の急流河川である三峰川は「暴れ川」と呼ばれ、流域は何度となく洪水の被害を受けてきた。水害を防止しようと59年に美和ダムが完成。戸草ダムは84年に実施計画調査が始まり、89年に「三峰川総合開発事業」として美和ダムの再開発とセットで建設が進められることになった。用地買収も順次進み、ダム建設で水没する長谷地区の住民4世帯が移転した。
01年、利水事業者として事業に参加してきた県は「水需要の伸びが期待できない」「当初計画の単価では売電が困難」などを理由に、ダムの発電と工業用水の使用権を取り下げた。これにより、当初の多目的ダムとしての位置付けは崩れ、建設計画は見直さざるを得ない状況となった。その後、国の経済状況が悪化する一方、大規模工事への風当たりも強くなる中、ダム本体の建設工事に着工されないまま20年が過ぎている。
建設を推進してきた地元伊那市の住民の間からは突然示された方針転換に「寝耳に水」「そんなばかな」など、戸惑いと怒りの声が上がっている。
◆伊那市の小坂樫男市長は「災害はいつ起きるか分からない。住民の安全のために水、土砂をせき止めるダムは必要。地域住民の要望も多い。計画を変更し、規模が小さくても建設してもらいたい。美和ダムの下流はいいとしても、上流の住民のことは考えないのか。住民の安全をどうガードしていくかという視点が欠けている。今まで気配は感じていたが、ここまではっきり言うとは予想していなかった」と困惑顔を見せている。
◆地元住民でつくる三峰川事業総合開発対策協議会長谷地区協議会会長で、旧長谷村の議会議長だった佐藤八十一伊那市議は「美和ダムができて以降も、その上流では災害が何度も起きている。つい一週間ほど前にも建設予定地の近くの船形沢で大規模な崩落が起きたばかり。上流部の地質はもろく、崩れやすい。だからこそ戸草ダムが必要と訴えてきたし、建設を確信しながらやってきた。そもそも国土交通省が造ると言い出したのに、今になって一方的にやめるとは何ごとだ。移転で出た人も気の毒。信頼関係がパーだ」と強い憤りをあらわにしている。
◆旧長谷村の助役だった中山晶計長谷総合支所長は「悲痛な思い。ぜひ撤回してほしい。これまで村を挙げて全員賛成で推進してきた。民有林の買収も99%終わっている。今さら中止では、水没で移転した人をだましたのも同じこと。市全体の問題として建設に向けた対策を考えていかなければならない」。 -
箕輪町社会福祉協議会「園芸福祉基礎講座」
箕輪町社会福祉協議会は15日、園芸福祉基礎講座の第1回目を開いた。「野菜」と「花」の2コースがあり、前半は箕輪町の「ゆとり荘」で講義を、後半は野菜コースは松島の畑で、花コースはゆとり荘南側で実習をした。
同講座は地域の園芸福祉グループなどの中心となれる人材の育成や団塊世代の退職後の趣味づくりなどを目的に、今年度から始まった。県の「地域発 元気づくり支援金」に選定されている。
花コースには町内在住者を中心に10人が参加。「花が好きだし福祉に役立てていけるなら」「老人ホームで働いているので、そちらで役立てようと」など講座に申し込んだ理由を話していた。
長野県園芸福祉ネットワーク代表の藤田政良さんの指導のもと、ゆとり荘南側の土壌を使っての実習。第1回目は地面に線を引いて通路を作り、区画を分け、石灰をまくなどの土壌づくりと、種を苗に育てるため、セルプランターにサルビア、ナスタチウム、ジニア、リネアリスなどの種を蒔いた。
次回の園芸福祉基礎講座は花コースが22日、野菜コースが28日にそれぞれ予定している。
##写真(たてよこ) -
県宝宮田宿本陣でそば囲み夢ふくらませ
県宝に指定される宮田村の宮田宿本陣旧新井家住宅で16日夕、村内の女性グループが手打ちしたそばや地元産食材の料理を振る舞い、指定管理者のシルバー人材センターと村の関係者が囲んで懇談した。江戸時代の歴史的建造物でもある本陣の利活用促進も目指した初の試み。周辺一帯の西山山麓は観光振興を模索する動きが進んでおり、「これをきっかけに何か広がれば」と夢をふくらませた。
かつて大名や旗本が宿泊した一室に所狭しと並ぶ心づくしの料理。そば打ちに励む村の女性有志「そばの実の会」が用意したもので、清水靖夫村長ら村の理事者、課長らとシルバー人材センターの会員が舌鼓を打った。
ろうそくとあんどんが灯る非日常的空間。「この雰囲気にお母さんたちの素朴な料理が絶妙。週末だけでもいいので、ここにそば屋でを開店したら」と歓声もあがった。
身分の高い武士が宿泊した本陣。旧新井家住宅は伊那街道沿いで唯一現存する貴重な文化財だが、年間の来場者数は200人から300人ほどと少ない。
「今までも利活用の構想はあったが、具体的に形にならなかった。村だけではどうしても限界もあって」と村教育委員会の小池孝文化財主任。
今年度から駒ケ根伊南広域シルバー人材センターが指定管理者として村教委から管理委託を受けるようになり、施設利用度を高める動きは加速。今回の懇談にもつながった。
「一回で途切れては価値がない。利用したいという希望があれば応えていきたい」と同センター宮田管理室長の鈴木末男さん。
清水村長は「知恵を活かし人を呼びこむきっかけにしてもらいたい」と期待を寄せた。 -
挿し木講座
飯島中央公民館初の
挿し木講座が10日、飯島文化館で始まった。約20人が参加し、11月まで3回開き、信州飯島桜守の林公明さん(本郷)を講師に、緑枝挿し、その後の管理、ポット上げなどを実習する。
開講式で講師の林さんは「挿し木で植物を増やすことは、次世代までも楽しんでもらえる。手法さえ正しければ、百%根付く」と話した。
この後、早速、鹿沼土をふるって挿し床を作った。それぞれ家から持ち寄ったアジサイやツツジの新梢を水切りし、発根剤を切り口につけて挿し穂を作り、挿し床に丁寧に挿した。
最後に、植物活性剤入りの水を与え、発根を促した。
挿した鉢は半日陰に置き、1日置きに潅水すると、20日位で発根するという。
参加者は挿し穂を互いに交換しながら、数種類を挿し「挿し木は思ったよりも簡単、根が出るのが楽しみ」と話していた。
次回(7月6日)は挿した鉢を持ち寄り、発根状況を確認し、ポット上げする。
##(写真)
挿し床に挿す参加者 -
旧庄屋屋敷の現状調査
伊那市富県にある江戸時代末期に建てられた旧庄屋屋敷で14、15日、建物の現状調査があった。「1日も早い応急手当てが必要」で、今後、改修内容や方法を検討。かやぶき屋根は傷みが激しく、ボランティアを募ってふき替えたいと考えている。
旧庄屋屋敷を保存活用し、地域文化の再創生の拠点にしようと、新しい日本を創造するネクストリーダー養成学校NPO法人一新塾(東京都)の21期生有志でつくる地域生活文化道場「伊那庄屋館」プロジェクトチームが本格的に動き出した。10月まで月1回のペースで、イベントを組む。
旧庄屋は築200年で、間口23メートル、奥行き14メートル。市内山寺の埋橋さち子さんが所有し、3年前から空き家になっていた。
第1弾は「古民家の調査実測研修と地元の古老といろりを囲む夕べ」。プロジェクトチームのメンバーや地元住民ら約20人が集まり、建物の現状調査のほか、旧庄屋の歴史を学んだり、タケノコの梅酢づけやセリの漬け物など郷土食を味わったりした。
建物の現状調査は日本民家再生リサイクル協会の協力を得て、間取りや柱の傾きなど図面を引いた。応急措置として、雨もりがする屋根部分には板をはめ込んだ。
プロジェクトリーダーの八木晴之さん=神奈川県=は「古民家の保存だけでなく、伊那谷の文化継承、都市と農村を結ぶ場として地域の活性化につながると思う」と話し、広くスポンサーを募りたいとする。
問い合わせは、八木さん(TEL・ファクス046・633・7464)へ。 -
伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会
伊那北高校吹奏楽部(山下祐里奈部長)の第53回定期演奏会が15日、県伊那文化会館大ホールであった=写真。
演奏会は3部構成で、08年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲「天馬の道」やヒット映画音楽メドレーなどを演奏。メーンの「翠風(すいふう)の光」は23分間の大曲で、初夏の光景を表現した。
会場に詰めかけた観客は、部員約80人が心を一つにして奏でる音色に聞き入った。
吹奏楽部は1956(昭和31)年に発足。吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテスト出場のほか、文化祭や地元の敬老会などで演奏している。 -
宮田小耐震改修の建具に村内産間伐材を
宮田村は県の森林づくり県民税(森林税)により創設された推進支援金を活用し、村有林の間伐材を用いて公共施設に備えつけるテーブルやイスを整備する。普通教室棟の耐震改修に着手する宮田小学校では、新装する戸棚にこの間伐材を活用。宮田中学校は生徒が授業で製作する「本立て」の材料に用いる。村内の木工業者から寄せられた提案を生かした取り組みで、多くの人に「村内産材」にふれてもらうなかで、森林を見直すきっかけにしていく考えだ。
「ふるさとの山の再生に森林税を有効に活用して」と、木工業を営む三浦敏夫さん(54)=南割区=が提案。
それも受けるなかで村は、子どもたちの手にふれる学校への活用や、多くの村民が利用する公共施設に設置しようと計画を練った。
事業費は59万3千円を予定し、テーブルやイスは役場、村民会館、小中学校に備えて住民に利用してもらう。
全ての材はヒノキを基本として、新田区の旧宮田養魚場近くの村有林で間伐。今月末にも事業を開始する。
同村は山林が深く搬出が困難なことから、切ったままで活用しない・ス切り捨て間伐・スも多いのが実情。
今後は宮田高原へむかう寺沢林道沿いなど比較的搬出が容易な場所は集積などを進め、間伐材の有効活用を進めていく。 -
住基カードに図書館カード機能搭載へ
上伊那の各公立図書館のカードの機能を住民基本台帳カードに搭載する情報システムの構築事業が本年度中の運用を目標にスタートする。
各種証明書の自動交付や印鑑登録証としての機能を持つ住基カードの独自利用領域に各図書館の利用者登録番号を記憶させることにより、住基カード1枚で上伊那すべての図書館が利用できる。
導入により、住基カードの発行枚数増加が期待できる。利用者側の利点として、各図書館がそれぞれ発行しているカードを住基カード1枚にまとめることで使いやすくなるほか、図書館の職員がカードを受け取ってバーコードを読み取らせる作業がなくなり、所有者がカードを読み取り機にかざすだけで済む竏窒ネどがある。現行の図書館カードもそのまま併用できる。
システム構築には、各自治体とそれぞれの図書館でソフト、ハード両面の整備が必要。事業は上伊那の8市町村で取り組むが、代表自治体として伊那市が主体となって進める。伊那市は6月定例市議会に事業費4500万円を計上した一般会計補正予算案を提出。可決後、システムの整備に着手する計画。
総務省の外郭団体・地方自治情報センターの「住基カードの広域での多目的利用促進事業」に採択されることにより、必要経費のかなりの部分が助成される見通し。