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母の日に向け カーネーション出荷ピーク
母の日(11日)に向けたカーネーションの出荷が最盛期を迎え、南箕輪村田畑にある「清花園」(加藤隆志代表)のハウスでは早朝から、村内の栽培農家4家族が選花や箱詰めなどの作業に追われている。
清花園では、赤、ピンク、緑色など人気色を中心に、母の日に向けて約30種類のカーネーションを栽培。1日から8日までの間に4回、例年より少なめの約5万本を関東を中心に関西、中京方面などの市場へ出荷する。
栽培農家の一人は「花は景気に左右される。ガソリン価格が30円高くなれば、花を買う人も減ってしまうのでは」。結婚シーズンなど、これからカーネーションの用途が増えていく時季への影響を心配している。 -
こどもの日歩行者天国
伊那大道芸フェスタ2008こどもの日歩行者天国「伊那大道芸フェスタ2008」(伊那市商店街活性化委員会主催)が5日、通り町3丁目から入船交差点の間で繰り広げられた。7組の大道芸や商店街のイベントがあり家族連れでにぎわった。
大道芸は2会場で、笛師九兵衛の楽器演奏、田楽座の太鼓や南京玉すだれなどがそれぞれオープニングを飾り、ゴンベエワールドのバルーンアート、一輪車に乗りながらのジャグリング、ハンドベルなどを演奏する音楽的道化などが次々とあり、大人も子どもも歓声を上げ、拍手をしたり、アンコールしたりと楽しんでいた。
会場では子どもたちによる「ロックソーラン節」、ゲームなどもあった。 -
高遠パターゴルフ愛好会08年度開幕
伊那市の高遠パターゴルフ愛好会(丸山義貞会長)は4日、長藤四日市場の信州高遠グリーンパークで08年度の開幕式をした。汗ばむ陽気の中、会員30人が参加しシーズン最初のプレーを楽しんだ。
開幕式で丸山会長は、「暑さに負けず、楽しく最後まで出来ますように、ルールを守ってやっていただきたい」とあいさつ。来賓の伊東義人高遠町総合支所長は、「農業も大事だけど運動を続けることが健康管理になる。地域が活性化するには、今までやってきた良いことの火が消えないよう続けていくこと。継続してやってほしい」と話した。
伊東総合支所長と丸山会長の始球式の後、会員は3、4人ずつに分かれて18ホールを回った。
会員は40歳代から80歳代の70人。5月から11月までがシーズンで、例会13回、大会が2回ある。今年は伊那市民大会の開催も計画している。会員も募集中。年会費は1500円。問い合わせ、申し込みは高遠グリーンパーク(TEL96・2324、火曜定休)へ。
結果は次の通り(敬称略)。
(1)広瀬良治62(2)山崎喜代次65(3)芹田久雄66(4)小松登貴子67(5)矢島鉄男67(6)宮下文子68(7)矢沢一男68(8)山崎広美69(9)遠藤すすむ69(10)池上岩多69
▽ホールインワン=白鳥育広(No6) -
伊那市マレットゴルフクラブ
伊那毎日新聞社杯争奪大会伊那市マレットゴルフクラブ(根津昌行会長)の伊那毎日新聞社杯争奪大会は5日、伊那市西箕輪のマレットパーク羽広で開き、会員50人が熱戦を繰り広げた。
36ホール、パー144のストロークプレー。会員はそれぞれが優勝を目指し、慎重にコースを読みながらプレーに熱中した。
同クラブは市内在住の84人で構成。月3、4回、主に土・日曜日に例会を開く。月例大会は年間10回。5月から11月はマレットパーク羽広、冬期は榛原河川敷のマレットゴルフ場でプレーしている。
結果は次の通り(敬称略)。
▽男性 (1)平沢義郎121(2)清水安雄123(3)北林秋雄125(4)浅井和夫(5)清水松男(6)下山啓一
▽女性 (1)浅井フミ子123(2)北原重子127(3)藤沢しげ子131(4)黒河内加奈子(5)平沢祐子(6)池田紀子
▽ホールインワン 浅井和夫、宮下清士、伊藤和子、加塩けさ子 -
宮田観音恒例奉納子ども相撲、豆力士がハッケヨイ
宮田村北割区の真慶寺(赤尾義道住職)は5日、宮田観音例大祭にあわせて奉納子ども相撲大会を開いた。・ス観音様・スが見守る前で、31人の小学生が学年別に対戦。力の入った取り組みに歓声がわいた。
たくましい成長を願い、毎年子どもの日に行う大会は今年で29回目。宮田観音横に設ける土俵で熱戦を繰り広げた。
出場者のうち11人は女子。男子に負けず劣らず巧みな技も披露し、土俵を割る最後まで気の抜けない好勝負が続いた。
例大祭では法要が行われ多くの参拝者が。手づくりの品を用意したフリーマーケットもあり、家族連れも目立った。
相撲大会の上位は次ぎの通り。
【1年】(1)小松好乃夢(2)小原渓遼(3)太田惟尋【2年】(1)保科拓真(2)斉藤文香(3)太田萌佳【3年】(1)横山弥央菜(2)三浦龍(3)大野勇斗【4年】(1)本田圭佑(2)伊藤椋馬(3)三浦捷【5年】(1)横山拓弥(2)小田切みのり(3)本田峻太【6年】(1)本山柾成(2)斉藤優(3)伊藤楓馬 -
開幕控えて審判講習、宮田村女子バレーボール
24季目を迎える伝統の宮田村女子バレーボールリーグ戦の開幕を8日に控え、参加全チーム対象の審判講習会が村農業者トレーニングセンターで開かれた。円滑な試合運営ができるよう審判としての資質も身につけた。
対戦チーム以外の選手たちが主審、副審、線審、点つけを担う同リーグ。毎年開幕を前に講習会を開き、レベルアップを図っている。
この日は実際に試合を行いながら、ルールなどを確認。公正な・ス笛・スになるよう繰り返し練習した。
今季は昨年度と同じ12チームが参加。しんでんが7連覇中だが、他チームも底上げを図って虎視眈々と上位を目指す。 -
初のハーフマラソン大会に過去最高、例年の2倍、883人が健脚を競う
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「子どもの日」の5日、中川村まなびの里牧ケ原文化公園内のサンアリーナを発着点に、第1回信州なかがわハーフマラソン大会があり、全国から幅広い年代層の883人がエントリー、ハーフマラソン、5キロ、3キロ、ペア3キロの4種目13部門で健脚を競った。中川村ランナーズクラブ・村スポーツ団体連絡協議会・伊那毎日新聞など共催。
ハーフマラソン大会は第26回中川ウォークマラソンをパワーアップし、10キロに替えハーフマラソンコースを新設、特別ゲストに「トラックの女王」弘山晴美さん(資生堂ランニングクラブ)、なじみの横溝三郎さん(パナソニック陸上部顧問)王華碧さん(スズキ自動車陸上部コーチ)を迎え、リンゴの花が咲き、新緑まぶしい村内をさわやかに走り抜けた。結果は横溝杯(男子総合優勝)西尾修一さん(1時間15分11秒、岐阜県)が、弘山杯(女子総合優勝)に西村直子さん(1時間37分54秒、岐阜県)が輝いた。 -
千人塚祭りにぎやかに
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飯島町七久保の千人塚公園で5日、恒例の千人塚まつりがにぎやかに開かれた。
小雨がぱらつくあいにくの空模様だったが、町内外からどっと家族連れが訪れた。
城ケ池周辺には、たこ焼きや焼きそば、おもちゃ、昔懐かしい飴や、お面など20軒余が軒を並べた。
午後からは、改修したばかりの水上舞台で演芸会。趣味のグループの踊り、カラオケなどが舞台を飾り、最後は千人塚音頭で盛り上がった。
【千人塚のいわれ】 船山城主片桐氏の臣下、上沼氏が居住していたが、天正10年織田信忠のために本城とともに落ちたと伝えられている。
天明年間に北村集落に悪疫が流行し、僧侶を頼んで法要を行なったが、なおたたりが続き、天保15年6月にたたりを恐れ碑を建て、春秋の年2回「千九人童子」の供養を行ったという。 -
駒ケ根警察署長
渋谷明署長(59)事件を門前払いするのではなく、困っている人がいた時には腰を引かず、積極的に関わっていくことが大切竏秩B
今年の3月、駒ケ根警察署長に着任し、約2カ月が過ぎた。駒ケ根市の印象については「松本辺りとは違い、ぎすぎすした感じがなくて人が丸い。古里に帰ってきた感じがする」と語る。
伊那市高遠町出身。警察官になったのは18歳の時。機動隊を経て、念願の白バイ隊へ。その後、警部補になってからは汚職事件を扱う捜査二課で事件解決のため、尽力してきた。
汚職は被害者の見えない犯罪だけに、立証も難しい。大きな贈収賄事件に関わることも多く、夜を徹し、逮捕まで持ち込んだこともざらにあった。
「やっぱり『分からなければ良い』なんてことがまかり通るのは許せない。『負けてたまるか』という思いでやってきた」と振り返る。
駒ケ根市に住むようになって感じていることは、古き良き地域社会の関係が、ここには残っているということだ。
「消防団なども欠員がなく『自分たちの地域は自分たちで守ろう』という思いが強い。警察署としても、そういった消防団や外郭団体などうまくタイアップしながら地域の治安などを守っていきたい」と語る。
現在は単身赴任の身。
「晩酌にちびりとお酒をするのが楽しみだね」と顔をほころばせる。
家族は妻、長男、長女の4人。 -
森のギャラリー「Komorebi」で池田恭一さんのパステル画展
退職後、パステル画制作に取り組んでいる駒ケ根市の池田恭一さん(67)によるパステルスケッチ展「フランスの美しい村々を訪ねる旅」が31日まで、駒ケ根高原大沼湖畔にある「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で開かれている。何世紀も前の面影をそのままに残したフランス南西部の田舎街や、パリの街並みを描いた作品17点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
池田さんが個展を開くのは初めて。今回は昨年11月に訪れたフランスの風景を描いた作品を並べた。中でも、国が「美しい村」として認定した小さな村の風景を描いた作品は、村に残る何世紀も前の建築物をテーマとしたものも多く、その時代の面影を残す美しい村の情景が色鮮やかに描き出されている。
池田さんは「フランスの田舎やパリの雰囲気をそのままに感じてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。火、水曜は休日(祝日は除く)。場所は「森の喫茶店エーデルワイス」の隣となる。
問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
リンゴ畑でコンサート
中川村葛島の片桐農園のリンゴ畑で4日、サックス奏者の高橋宣成さんら東京のミュージシャンによるコンサートがあった。葛北の高校一年生、橋枝紗知子さんもピアノでゲスト参加。豊かな自然と軽快なリズムのセッションに、約150人が酔いしれた。
「リンゴ畑deコンサート」と銘打ち、天竜川を望む段丘上の農園で屋外ライブ。
オリジナルのジャズ感漂う心地良いナンバーから、「涙そうそう」など耳なじみの曲まで10曲ほどを演奏した。
高橋さんから音楽を教わる橋枝さんもセッションに参加。師弟共演を実現し、会場からは大きな声援が飛んだ。
「こんなに多くのお客さんが来てくれるとは」と園主で農家民宿を経営する片桐正勝さん(68)。
高橋さんが常宿にしている関係から意気投合して初開催にこぎつけたが、会場の熱気に目を細めていた。 -
大型連休 キャンプ場や公園などにぎわう
大型連休を利用し、上伊那のキャンプ場や公園などに家族連れや若者らが訪れ、にぎわいを見せている。
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は桜の花と新緑、残雪の両アルプスが楽しめる場所として人気で、3日からキャビン、オートキャンプサイトは満杯状態。5日以降のオートとフリーテントサイト30区画は余裕がある。
利用者は中京方面が中心。家族連れが大半を占め、バーベキューをしたり、小川で水遊びをしたりと思い思いに楽しんでいる。
佐久市の家族連れは2泊3日の日程で訪れた。テントを張り、夏を思わせるような暑さの中で煙を上げながら肉を焼き、子供たちは次々と口へ運んでいた。
キャンプ場内の釣り堀も親子らの姿が目立ち、釣り糸を投げ入れ、ニジマスが食いつくと「釣れた」と喜びの声が上がった。
利用者の希望で、炭火焼きやくん製にすることもできる。
営業時間は午前9時縲恁゚後5時。
問い合わせは、伊那市振興公社(TEL78・5010)へ。 -
【登場】
東伊那小学校校長
今村貴美子校長(54)最初に子どもたちと顔を合わせた時も「学校のお母さんだから、安心して学校に来てね」って話したんです。そんな家族のような温かな学校をつくっていければ竏秩B
豊丘村出身。旧南信濃村(現在は飯田市)の木沢小学校を皮切りに、上下伊那の小学校や県飯田養護学校で教員として勤務した。上伊那でも飯島小、中川小、伊那西小などで計12年間を勤めたが、駒ケ根市の小学校は初めて。
着任して1カ月。
「やっと落ち着きました」と笑顔を見せる。
東伊那小は全校でも約120人の小規模校だが、保護者や地域の人たちが学校に寄せる温かな思いをひしひしと感じている。
「保護者や地域の方も学校にすごく協力的で『地域で子どもを育てる』という思いも強く感じます。学校としても、その思いに応えていきたい」
今後は、前任の校長が力を入れてきた体験学習や食育、読書などを引き継ぎながら、「心と体を育む学校」にしたいと考えている。
「とにかく子どもたちが本当に素直。自分としてはやっぱり、子どもと離れないようにして、子どもたちの今の姿をとらえながらやっていきたいです」
豊丘村在住。現在は約40分近くかけて通勤している。趣味は舞台鑑賞にJリーグ観戦。しばらく離れていた書道や茶道も、再開しようと考えている。家族は夫、長男、長女、次女の5人。子どもたちは県内外の大学へ進学中のため、今は夫との二人暮し。 -
家族旅行村春まつり、6日まで
駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村で6日まで、「家族旅行村春まつり」が開かれている。食べ物やおもちゃ、植物などを販売する「テント村」や、フリーマーケット、魚つかみ大会など、さまざまな催しが開かれ、訪れた観光客たちを楽しませている。
同イベントはゴールデンウィークに合わせて毎年開催しているもので、今年はフリーマーケットを新たに加え、子どもたちが楽しめるイベントを多数用意した。
晴天に恵まれた5日は初夏の陽気となり、カスケード広場で開かれた「魚つかみ大会」も大盛況。集まった子どもたちは夢中になって水遊びを楽しんでいた=写真。
魚つかみ大会は4日の午後1時半からも実施する(雨天中止)。また、午前10時から午後4時まで、カスケード広場で「ふれあい動物園」を開催するほか、午後2時からは地元のアルパ奏者・エレナ富岡さんによるハープ演奏が野外音楽堂で開かれる。
クラフト竹笛作り、シイタケの菌打ち体験、テント村は6日まで。
問い合わせは駒ケ根高原家族旅行村アルプスの丘(TEL83・7227)へ。 -
春季北信越高校野球県大会南信予選・第3日
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選は第3日の4日、諏訪湖スタジアムと県営飯田球場で2回戦6試合を行った。上伊那勢は岡谷東と対戦した上伊那農が8竏・で勝ち、県大会出場を決める準々決勝へ進出。高遠は諏訪二葉と対戦し0竏・、シード校・伊那北は飯田風越と戦い2竏・で敗れた。
上伊那農は大会第4日の6日、諏訪湖スタジアムで午後0時半から飯田長姫と戦う。
【第3日】▽2回戦・諏訪湖スタジアム
高遠
000000000=0
00101202×=6
諏訪二葉
【高】小牧、伊藤哲竏昼{下瞭
【諏】池上竏昼{坂
▽三塁打=折井(諏)
○…高遠は先頭打者に出塁を許し、犠打で手堅くつなげられるなどし、6回までに4失点する。7回、2死から大野田一、桜井、伊藤哲の連打で満塁とし、反撃のチャンスをつくるが得点できず、8回にも失点を許してしまった。
▽2回戦・県営飯田球場
飯田長姫
000040200=6
000200000=2
伊那北
【飯】岡島竏猪q田
【伊】近藤、宮原、丸山竏昼{島
▽二塁打=竹折、南2(飯)
○…伊那北は4回、先頭・宮島の左前打をきっかけに小林の内野安打などで1死満塁にすると、連続死球で2点を先制。しかし、5回に3連打を浴びるなどで4失点し、逆転を許す。7回にも2点を失い、その後は好機をつくれず反撃できなかった。
▽2回戦・県営飯田球場
岡谷東
00010000=1
00200132=8
上伊那農
(8回コールド)
【岡】川窪、三沢竏註エ水
【上】藤森竏駐vリ
▽三塁打=小島(上)▽二塁打=石本、唐沢孟、大槻2(上)
○…上伊那農は3回、右中間越三塁打を放った小島を大槻が犠飛で返して先制すると、石本、唐沢孟の連続長打で2点を加えた。4回に1失点したが6回、四球で出塁し、三盗を決めた清水を藤本がきっちり犠飛で還す。その後も勢いに乗り、7回に3点、8回に2点を加えてコールドにした。
【岡谷東竏衷繹ノ那農】上伊那農は6回、藤森の犠飛で清水が生還する -
今日立夏
子どもの日の5日は二十四節気の一つ、立夏。「初めて夏の気配が現れる日」で、暦の上では今日から夏となる。
「春」最後の4日は朝から快晴の青空が広がり、強い日差しも照りつけて気温はぐんぐん上昇。最高気温は伊那市で午後1時に29・0度(アメダス)を記録するなど、あわや真夏日(最高気温30度)の暑い一日となった。
暦より一足先の夏の到来に、道行く人の服装にも半そでが目立った。伊那市役所横にある「せせらぎの小径」では、はだしになって流れに入り、気持ちよさそうに水と戯れる子どもたちの姿も見られた。
気象庁によると、5月の関東甲信地方の平均気温は、平年に比べて「高い」「平年並み」の確率が共に40%で「低い」が20%。しばらくは平年並みか、それ以上の陽気が続きそうだ。 -
伊那で連句会
数人が集まり、五、七、五の長句と七、七の短句を交互につないでゆく連句の会が4日、京都市の連句愛好会「連の会」会長久保田堅市(雅号・夜虹)さん(79)=京都市=方の伊那市西箕輪にある山荘で開かれた。久保田さんと、連句仲間で大阪府や兵庫県、滋賀県などから集まった同好の士7人が南アルプスを眺めながらのんびりと風流の世界に浸った=写真。
最初に詠む「発句」は通常の俳句と同様の五、七、五。客を代表して小池正博さんが「井月の句碑を巡りて夏来たる」と、午前中に皆で巡った井上井月の句碑と季語を詠み込み、2番目の「脇句」は亭主の久保田さんが「まずはビールで歓迎の杯」と明るく受けた。第3句以降は全員がそれぞれ1句ずつ詠み、最もふさわしいものをまとめ役の「さばき手」が選んでつなぐ形で進められた。36句で完成だが、参加者は時間を気にせず、月、花なども織り込みながら和気あいあいで句作を楽しんだ。
久保田さんは景色の良さなどにひかれて約40年前に山荘を建て、毎年数十日間滞在している。「連句は展開の面白さが魅力だ。この顔ぶれでここで連句会を開くのは6年ぶり2回目。今後は春夏秋冬の季節ごとに開ければいいね」と話した。 -
伊那西小学校で防犯訓練
伊那市の伊那西小学校は2日、不審者が校内に侵入したことを想定した防犯訓練をした。
スクールサポーターの倉田富夫さんが不審者役となり、偽の包丁やナイフを持って校内に侵入。
校内では放送により職員たちが児童たちを教室のひとつに避難させ、入口に机や椅子でバリケードを築いた。
さすまたを持って不審者のもとへ駆けつけた職員たちは、不審者を包囲し、制圧。
訓練終了後、学校職員は倉田さんや伊那警察署員からさすまたの使い方やバリケードの築き方について、指導を受けた。
伊那署員は「一番は子どもたちの安全。次に自分たちの安全。犯人を取り押さえるのは二の次、三の次です」と不審者への対応を学校職員に話していた。 -
箕輪町郷土博物館電気機関車「ED19‐1」内部一般公開
箕輪町郷土博物館は3日、博物館前に展示してある電気機関車「ED19‐1」の内部を一般公開した。町内外から家族連れや鉄道ファンなど130人余が訪れ、機関車の内部を見学。機関士の制服を着て運転席に座り、33年ぶりに息を吹き返した汽笛を鳴らした。
電気機関車ED19形は米国のウエスチングハウス社が製造し、1926年に日本に輸入した車両で、「ED19‐1」縲怐uED19‐6」まで6両が存在し、・ス晩年・スは全車両が伊那松島機関区で運行していた。代替機「ED62形」の投入に伴い、1976年までに全車両が廃車。その際、車両を保存しようという話があがり、「ED19‐1」を車輪と上部を切り離し箕輪町郷土博物館へと運搬した。
「本当はここに屋根があれば保存にもずっといいんだけど」と33年間同車両の手入れをしてきた地元の国鉄OBでつくる機関車保存会のメンバー。同会はこの日のために、汽笛を調整し、外部にコンプレッサーをつないで汽笛を蘇らせた。「汽笛を分解し、中をきれいにすれば、もっといい音が鳴るという意見もあったけど、ネジが潰れる可能性もあったから」と話す。
機関車保存会の会員は25人。「ハナちゃん」や「ナベちゃん」と、昔からの愛称で呼び合いながら、訪れた人たちに車両の構造などを説明していた。
機関車に乗り込んだ子どもたちは「どこでシューってするの」「高縲怩「」と運転席に座って汽笛を鳴らしたり、窓から顔を出したり。機関車に乗った子どもたちの写真撮影をする保護者の姿も多く見られた。
また無料開放した博物館内には、車両を運んだときの写真やナンバープレート、機関士の帽子や腕章など約30点を展示。来館者たちは「こんなことがあったんだ」と写真を眺めていた。 -
「絵手紙で伊那市をPR」展
東京都中野区の中野ブロードウェイ商店街で23日から1カ月間、伊那市の魅力を発信する絵手紙展を開く「伊那谷絵手紙の会」(倉科照子会長)は、展示する作品を伊那市民にも見てもらおうと「絵手紙で伊那市をPR」展を伊那市役所1階ロビーで17日まで開いている。
日本絵手紙協会公認講師らでつくる「伊那谷絵手紙の会」会員の作品、会員が指導する講座生らの作品のほか、伊那市民から寄せられた作品など大小約270点を展示。仙丈ケ岳、西駒ケ岳などの自然や、五平もち、高遠まんじゅう、ローメン、そばなど、伊那市の名物をテーマに描いた作品など、温かく、ほのぼのとした作品の数々が並ぶ。訪れた人たちは「伊那の良いところがアピールできればいいね」などと話しながら、1枚1枚じっくりと鑑賞している=写真。
中野の住民がサクラをテーマに描いた作品約230点も併せて展示している。
中野での絵手紙展は、同商店街の管理組合理事長で伊那市荒井出身の伊那市ふるさと大使、久保村昭衛さんとのつながりから実現の運びとなった。商店街では現在、伊那市を紹介するパネル展も開かれている。倉科会長は「この絵手紙展を機会にさらに交流が深まってくれればうれしい」と話している。 -
伊那図書館子どもの日スペシャル
伊那市の市立伊那図書館(平賀研也館長)は4日、開設15周年プログラム「図書館をもっと知ろう、楽しもう第1弾! ゴールデンウィーク特集」として「子どもの日 工作教室」と「お話の広場 子どもの日スペシャル」を同館で開いた。
工作教室には市内の親子らが参加。ごく薄いビニール袋を利用した投げると飛ぶこいのぼりや、新聞紙を折って作るかぶと、千代紙を折って立体的に表現したこいのぼりを貼り付ける「こいのぼりカード」などを職員のアドバイスを受けて作った。ビニール袋のこいのぼり作りに挑戦した親子らは、好きな色のフェルトペンで目やうろこを描き込んだり、色紙をはさみで切って胸びれを作ったりして楽しく作業に取り組んだ=写真。
お話の広場では、絵本の読み聞かせやパネルシアター、紙芝居などが上演され、訪れたちびっこらを楽しませた。 -
地域と子どもたち、歌とお手玉でコラボ17日に
宮田村の音楽指導者らでつくる宮田ミュージックサークル(MMC、瀧澤智恵子代表)は17日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを飯島町文化館で開く。MMCが教える地域の子どもたちが、伊那谷お手玉の会と共演。当日は交流を深めている地元施設の高齢者らも招待し、昔懐かしいわらべうたを楽しく披露する。
子どもたちは宮田村の「サタデーシンガーズ」と、飯島町の「音のカーニバル」。小学生から高校生までの16人が本番に向けて練習を積んでいる。
伊那谷お手玉の会も15人ほどが出演予定。亀山福治会長は「このような機会を設けて頂き本当に楽しみ。ぜひとも子どもたちと一緒に成功させたい」と意気込む。
先日は合同の練習もあり、高校2年の長坂朋美さんと宮田中1年の小田切めぐみさんは「会場に来てもらう人と一緒に、本番は自分たちも楽しみたい」と話した。
コンサートは3部構成で」、子どもたちとお手玉の共演は2部。
1部は唱歌など日本の四季をイメージした編成、3部はクラシックが中心で、MMCのメンバーが歌や楽器で多彩に披露する。
チケットは大人800円、中学生以下は500円(未就園児は無料)。問い合わせは飯島町文化館86・5877へ。 -
南小ドラゴンズが9年ぶり優勝、学童軟式野球春季上伊那大会
県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会は3、4日、宮田村の宮田球場を主会場に開いた。南小ドラゴンズ(南箕輪村)が1999年春季以来、9年ぶりに優勝を果たした。6月7、8日に茅野市で開く南信大会に出場する。
15チームが出場。実力伯仲の熱戦となったが、ドラゴンズは自慢の守備力でピンチを防ぎながら勝ち進んだ。
決勝は8‐1で辰野ヤンガーズに快勝。「もともと打てるチームではないが、守り勝つうちに徐々に攻撃にもリズムがでてきた」と原秀紀監督。
主将の原志門君は「南信大会も全員野球で戦いたい」と次なる目標に闘志を示した。 -
第61回県陸上競技伊那大会 6種目で大会新
第61回県陸上競技伊那大会(長野陸上競技協会など主催)は3日、伊那市陸上競技場で行い、男女計42種目のうち6種目で大会新記録が生まれた。上伊那勢は、一般男子棒高跳びの松沢ジアン成治(高遠高)が4メートル80、中学女子棒高跳びの伊沢楓(春富中)が2メートル80の大会記録をつくった。
結果は次の通り(1位、上伊那関係分)。
【男子】
▽100メートル (1)三村瑞樹(伊那北高2)11秒03(5)原翔太(高遠高1)11秒42▽400メートル (1)唐沢和也(伊那弥生高3)52秒48(2)村井大介(駒ヶ根工高3)53秒30(3)小林圭輔(伊那北高3)53秒57(4)赤沢侑生矢(駒ヶ根工高3)54秒42▽1500メートル (1)村上剛(伊那北高3)4分15秒49(2)北原弘司(伊那北高2)4分15秒62(3)小林祐作(伊那弥生高3)4分19秒44(5)渋谷宥介(伊那弥生高1)4分28秒20▽5千メートル (1)倉沢昇平(高遠高3)15分58秒90(2)高橋聡(伊那弥生高3)16分48秒39(3)中村英雄(伊那北高2)17分09秒32(4)春日隆大(伊那北高3)17分18秒98(8)宮下暢央(伊那弥生高3)17分57秒23▽110メートル障害 (1)赤羽巧(伊那北高2)15秒94▽走り高跳び (1)小林夏樹(諏訪二葉高2)1メートル85(2)宮崎友宏(赤穂高2)1メートル75(3)稲村立吉(高遠高3)1メートル70(7)古河原達哉(伊那弥生高2)1メートル50▽棒高跳び (1)松沢ジアン成治(高遠高2)4メートル80=大会新(2)矢野祐貴(高遠高2)3メートル80(3)正木豊(高遠高2)3メートル60(4)倉田健斗(伊那北高2)3メートル60(5)北原渡(伊那北高2)3メートル20▽走り幅跳び (1)三村瑞樹(伊那北高2)6メートル46▽円盤投げ (1)藤沢聡(STAS)24メートル95(2)福島健一(駒ヶ根陸協)22メートル73▽1600メートルリレー (1)伊那弥生高(唐沢和也、小林祐作、野坂大樹、古河原達哉)3分34秒81(4)駒ヶ根工高(村井大介、森嵩貴、芦部友哉、赤沢侑生矢)3分39秒84(8)高遠高(正木豊、松沢ジアン成治、倉沢昇平、稲村立吉)3分44秒45▽高校砲丸投げ (1)伊藤諒(諏訪二葉2)10メートル39(2)堀井裕介(伊那北3)10メートル17(8)村沢和樹(伊那弥生1)7メートル23▽中学生100メートル (1)内堀直也(小諸東3)11秒27(6)小田部宙(春富3)11秒70▽中学生3千メートル (1)南沢延輝(中川3)9分33秒67(7)天野進(駒ヶ根東3)10分2秒85(8)竹村亮作(駒ヶ根東3)10分12秒42▽中学生110メートル障害 (1)東山由輝(上田第五3)15秒71(3)小椋渉(赤穂3)17秒78(7)小林渡(伊那東部2)18秒56▽中学生走り高跳び (1)佐藤滉太(仁科台3)1メートル65(6)清水智成(南箕輪3)1メートル55(7)竹松高彬(春富3)1メートル50▽中学生棒高跳び (1)竹村昴浩(永明3)3メートル80=大会新(5)白鳥颯人(伊那東部3)清水泰志(南箕輪2)2メートル40(8)三沢拓弥(春富2)2メートル20▽中学生走り幅跳び (1)中山昴平(望月2)6メートル25(6)宮沢拓人(伊那2)5メートル45▽中学生砲丸投げ (1)佐藤高央(岡谷東部3)11メートル84=大会新(3)安藤純(箕輪3)10メートル67=大会新(4)鰍沢将平(駒ヶ根東3)10メートル23=大会新▽中学生400メートルリレー (1)小諸東(児玉翔、内堀直也、遠山直希、小森佳樹)44秒84=大会新(5)駒ヶ根東(真木啓佑、竹村悠太、所河右京、鰍沢将平)48秒06
【女子】
▽100メートル (1)仲田千秋(中京女子大2)12秒08(5)赤羽優希(伊那弥生高2)13秒03(6)神林風香(伊那弥生高2)13秒21▽400メートル (1)橋井千紘(丸子修学館高3)60秒76(7)池田杏奈(伊那弥生高2)64秒27(8)服部景(伊那北高3)64秒71▽100メートル障害 (1)小沢あゆみ(伊那西高3)17秒00(6)大倉未来(伊那西高3)17秒91▽走り高跳び (1)今村久美子(佐久長聖高3)1メートル65(2)伊藤美智花(伊那弥生高1)1メートル40(3)下島千歩(伊那北高2)1メートル40▽棒高跳び (1)鹿野恵理(伊那弥生高3)3メートル00(2)青木亜由美(伊那西高3)2メートル80(3)伊藤真夕佳(高遠高2)2メートル60▽走り幅跳び (1)下平侑美(伊那西高3)5メートル27▽砲丸投げ (1)山下弓乃(阿南高3)9メートル00(3)村田彩香(辰野高1)8メートル65(5)大沢樹里(辰野高1)7メートル50(6)大場沙奈(伊那弥生高2)6メートル59(7)伊藤美智花(伊那弥生高1)6メートル58▽円盤投げ (1)岸さつき(丸子修学館高2)35メートル17(6)小林愛美(辰野高2)18メートル08(8)神林風香(伊那弥生高2)16メートル57▽やり投げ (1)岸さつき(丸子修学館高2)38メートル63(3)マリーニョ・アナパウラ(高遠高)31メートル41(4)村田彩香(辰野高1)31メートル07▽400メートルリレー (1)飯田風越高(宮沢彩実、南島彩乃、原舞美、南島瑞紀)51秒59(2)伊那弥生高(大場沙奈、赤羽優希、神林風香、馬場彩香)51秒77▽中学生800メートル (1)北原成美(駒ヶ根東3)2分23秒62(2)福沢志穂(駒ヶ根東3)2分25秒95(4)湯沢ほのか(駒ヶ根東2)2分29秒22(5)蟹沢未来(赤穂3)2分31秒01(7)森田遥(赤穂3)2分32秒27▽中学生100メートル障害 (1)高橋美由紀(仁科台3)15秒96(4)有賀菜央(辰野1)16秒27(7)杉江美沙(南箕輪3)17秒16▽中学生走り高跳び (1)有賀楓子(春富3)1メートル54(3)松島愛(春富3)1メートル50(5)中原遥菜(春富2)1メートル40▽中学生棒高跳び (1)伊沢楓(春富3)2メートル80=大会新(2)田畑みなと(春富3)2メートル60(4)増島桃子(春富2)2メートル20▽走り幅跳び (1)溝口悠季乃(丸子北3)4メートル98(2)大久保萌花(伊那東部3)4メートル92(3)青木亜里沙(辰野2)4メートル91(5)小牧柚香(春富3)4メートル67▽砲丸投げ (1)降幡はづき(仁科台3)9メートル96(2)村田名(中川3)9メートル32(3)篠原皐(駒ヶ根東2)8メートル57(4)森本若菜(伊那3)8メートル24 -
宮田小でクラブ発足会
宮田村宮田小学校は2日、クラブ発足会を開いた。今年度は「創作小説・マンガ」を新たに加え、文化系12、運動系6の計18クラブ。4年生以上の全員でにぎやかに年間12回の活動をスタートさせた。
「創作小説・マンガ」は6年3組の日野綾香さん、篠田師季さん、林悠衣さんの強い希望で発足。5年の田中哲平君、4年の町田笑子さんも加わった。
さっそく好きな作家を発表し、お気に入りのキャラクターをイラストに。
「みんなで楽しく自由に書こう」と目標を決めて、小人数で和気あいあいと活動を始めた。 -
北割区敬老会
宮田村北割区の敬老会は29日、真慶寺で開いた。分館と区の主催で、70歳以上140人のうち72人が出席。地域のあたたかなもてなしを受け、戦争をはじめとした苦労の体験を今後の生活にも活かしていこうと気持ち新たにした。
出席した高齢者を代表して小田切藤彦さんは「100歳まで生きるような気持ちでがんばりたい。自分も他人も大切にし、生きがいを持って心豊かに暮らそう」とあいさつ。
悲惨な戦争を絶対に繰り返さないよう、若い世代に伝えていかなければとも語った。
「苦労されてきた皆さん。これからの人生は多いに楽しんでください」と伊藤広和分館長。
唐木登区長は「まだまだ私たちは未熟。先輩の皆さんがたの知恵と力をかしてほしい」と祝辞した。
演芸では地元グループの踊りなどもあり、歌や体操などで体を動かしながら楽しむ場面もあった。 -
市町村対抗駅伝・小学生駅伝 6日号砲
第18回県市町村対抗駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は6日、松本市の松本城太鼓門を出発し、松本平広域公園陸上競技場に到着の8区間39・3キロコースで熱戦を展開する。また、第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会は同日、同競技場発着の6・0キロコースで競う。
一般チームはエントリー56チームが、前回大会から変更となった松本城をスタートし、市街地を通って競技場へゴールするコースで競技。上伊那勢は2大会連続で総合2位の駒ヶ根市、前回大会で町の部3位の辰野町、同4位の箕輪町など全8市町村が出場を予定する。
小学生は一区間1・5キロずつを男女各2人ずつの計4人でたすきをつなぐ。エントリー数は57チームで、上伊那からは全8市町村が出場を決めている。
市町村対抗駅伝は午前8時40分、小学生駅伝は同9時45分のスタート。
出場市町村と選手のみなさんは別表の通り。 -
ごんべえ号運行開始1カ月
権兵衛トンネルを経由して伊那市と木曽町を結ぶ連絡バス「ごんべえ号」が4月1日に試験運行を開始してから1カ月竏秩B伊那市がまとめた4月の集計によると、利用者総数は544人で、平均利用者数は一日当たり18・1人、一便当たり2・27人だった。市の担当者は「思ったよりも伸びていない。利用者が増えるよう、関係者と相談しながらダイヤ改正なども含めて利便性を図っていきたい」としている。
バスは伊那市の伊那バス本社前と木曽町の県立木曽病院を約1時間15分で結ぶ。運行本数は一日8本。初日の4月1日こそ計100人が利用したが、2日11人、3日6人と減少。その後も高遠城址公園の花見などが要因とみられる増減はあるものの、おおむね横ばい状態が続いている。 全240便のうち、一便当たりの利用者数が最も多かったのは29日午前8時56分木曽発3便の33人。次いで1日の同便と午前6時55分伊那発2便が同数の22人だった。利用者数が二けた台に乗ったのはほか4便と合わせて計7便のみで、ほとんどの便は一けた。ゼロだった便も81あり、全体の約3分の一を占めている。 -
青年海外協力協会(JOCA)事務部駒ケ根事業課広報担当
駒ケ根市赤穂
北原照美さん(39)自分は伝えたいものをたくさん抱えてモルディブから戻ってきた。それを駒ケ根の、特に子どもたちに伝えたいと思ってました竏秩B
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてモルディブでの任務を終えた後、協力隊員のOB、OGなどで組織する青年海外協力協会に就職。現在駒ケ根市にある青年海外協力隊訓練所に勤務し、協力隊事業の側面的支援をするとともに地元小学校などでの出前講座、施設見学の実施などを展開し、地域に根ざした国際交流活動を推進している。
「モルディブに行く前は駒ケ根市内の幼稚園で6年間働いていました。その中で地元の人たちにすごくお世話になったので、やっぱり地元に還元したかった」と語る。 -
駒ケ岳神社里宮で例祭
伊那市荒井区の駒ケ岳神社里宮で3日、例祭があった。内の萱・天狗の地域住民ら20人余が集まり、五穀豊じょうと駒ケ岳登山者の安全を祈った。
西駒ケ岳の開山式も兼ね、いよいよ夏山シーズンが到来する。内の萱口から西駒へ登る桂木場ルートの利用者は近年、減っているが、登山口下にある小黒川渓谷キャンプ場に泊まってから登る人もいるそうだ。ルートは、例年より多く雪が残っているという。
本殿前の神事で、参列者は玉ぐしを供えたりして農産物の豊作などを祈念した。
終了後、神楽殿で直会(なおらい)を開いた。里宮に隣接して蚕玉さまがまつられていることから、サカキに刺した繭玉を飾り、タラの芽やセリ、ワラビなどの天ぷら、お浸しを味わった。
神社周辺のしだれ桜やオオヤマザクラが散り始めで、風が吹くと桜びらが舞い落ち、参列者は歓声を上げた。
1885(明治18)年、西駒ケ岳にある駒ケ岳神社の里宮として本殿と神楽殿を建立。本年は神楽殿の屋根を塗り直した。