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箕輪西小学校で青空学級
箕輪町の箕輪西小学校で25日、縦割りグループの青空班でのジャガイモの植えつけと児童会のイベント「青空フェスティバル」があった。
同校では青空班として、毎年1縲・年生の縦割りグループでの活動に取り組んでいる。
今年度の新グループ(112人、18グループ)での最初の活動として同校近くの畑にジャガイモの種芋を植えた。ジャガイモは7月の「カレー会・キャンプ」で食べる。
ジャガイモの植えつけの後は、学校敷地内で児童会主催の青空フェスティバルを開いた。
児童会役員が校舎外に隠した「箕輪西小青空学級」と1文字ずつ書かれた石をグループごとに探し回った。
年少の児童たちは年長の児童について歩きながら、「ないなあ」「ここにもない」と植木の下をのぞいたり、草をかきわけて調べていた。 -
伊那ライオンズクラブ45周年記念総会
伊那ライオンズクラブは27日、結成45周年を記念して諏訪中央病院名誉院長、チェルノブイリ連帯基金理事長で「がんばらない」(集英社)などの著者鎌田実さんの講演会を県伊那文化会館で開いた。
鎌田実さんは1948年東京都に生まれ、東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県諏訪市の諏訪中央病院で地域医療に携わる。88年に同病院の院長に就任。91年からチェルノブイリ救援活動に参加。05年に同病院を退職し、非常勤医師として働く。06年に「がんばらないレーベル」を立ち上げ、CDジャズアルバム「ひまわり」をプロデュース。日本テレビの「世界一受けたい授業」、NHK「クイズ日本の顔」「紅白歌合戦(審査員)」などに出演。著書に「がんばらない」(集英社)、「あきらめない」(同)、「雪とパイナップル」(同)などがある。
鎌田さんは、黒柳徹子さんと共同の著書「トットちゃんとカマタ先生の ずっとやくそく」(ソフトバンククリエイティブ)を書くにあたってのエピソードや、海外に医療支援に行った時の話、父親から学んだことなど、自身の体験を交えながら「人間はみんなちょっとずつ変わっている。時代や地域によっては生きづらい人だっている。でも、その時に誰か一人でも、わかっていると言ってくれる人がいれば救われる。みんなが一生の間に1回、誰かに、その人にとって大事な役割をしてあげれば、世の中はもっと温かくなるんじゃないかと思う」「人道支援は困っている子どもや死にそうな子どもを救うこと」「一度失敗した人が再チャレンジができる、子どもたちがいつも可能性を与えられている、この国のために苦労して働いたお年寄りが最後まで命が終わるまでちゃん補償してくれる、そんな温かな血が通った国でないといけない」などホスピタリティ(心のこもったもてなし)の重要性などについて語った。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(会員60人)は26日、総会を箕輪町の松島コミュニティセンターで開き、08年度の事業計画と予算案を承認した。
08年度の新規事業として、毎月第3土曜日(午前11時縲恁゚後3時)に定例会を開き、会員間での情報交換や親睦を図る。最初の定例会は5月17日で日帰りバスハイクを予定(昼神温泉、昼神の森)。
そのほか主な事業計画は▽母子生活自立支援講習会(7月26日・駒ケ根市総合文化センター)▽県母子寡婦福祉大会(10月19日・松本市音文センター)▽親と子のいきいき講座(11月30日)竏窒ネど。また町のふれあい広場や文化祭にも参加する。
松田八重子会長はあいさつの中で「昨年の総会時に、上伊那郡下において母子寡婦福祉協議会が、飯島と中川と箕輪の3町村になったことをお知らせしたが、今年度さらに中川が抜け、飯島と箕輪の2町となった。社会の母子家庭は年々増えていく中で、この会が減少していく方向にあるということは寂しく、残念。いきいきとした暮らしをしていくためにも、母子家庭、介護福祉の増進と生活基盤の安定充実を図るため、会員相互の絆を深め、活動の組織の拡充、強化を目指していかなくてはならない」と話していた。 -
赤穂小3年生がJICA駒ケ根訓練所を見学
駒ケ根市の赤穂小学校(馬場澄博校長)3年生116人が28日、国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を訪れ、実際に海外で国際協力に携わった元隊員の話などを聞いた=写真。
赤穂小学校の3年生は例年、春の遠足の一環として毎年同訓練所訪れている。
今回は昨年9月までニカラグアから帰国したばかりの関理恵子さん(30)=箕輪町=が、現地の子どもたちの生活と、あちらでの活動体験を分かり易く紹介。ニカラグアの子どもたちは1日7円程度のお小遣いをもらい、学校であめなどを買っていることを関さんが紹介すると児童らは「いいな」「楽しそう」と声を挙げたが、一方で学校には半日しか行けず、残りの半日は生活費を稼ぐために働いていること、寝る場所がなく、道路で寝ていることなど、自分たちの生活とはかけ離れた現地の生活の厳しさを知らされ、真剣にその話に聞き入っていた。
最後に関さんは「あちらの子どもたちからものすごくたくさんのことを教えてもらい、毎日を楽しく生きることの大切さを学んだ」と児童らに語った。 -
中川村葛島の宅幼老所「かつら」でかつら祭
中川村葛島の宅幼老所「かつら」(伊佐栄豊理事長)で29日、「かつら祭り」があった。さまざまな催しが行われたほか、屋外には出店が並び、利用者やその家族、地域住民を楽しませた=写真。
祭りはもともと利用者家族対象に開催することを想定していたが、地域の壁を取り除き、地域の中でお年寄りたちを支えてもらおう竏窒ニ、地域住民にも開放している。3年目を迎えた今年も、家族連れなど120人以上の地域住民でにぎわった。
催しでは、遊びを通じて地域の文化や習慣などをともに学んできた「寺子屋塾かつら」の子どもたちが、これまでの成果を発表。また、三遊亭円楽最後の門下で二つ目の三遊亭楽王さんによる落語や、若手演芸家に贈られる「岡本マキ賞」を過去に受賞したことのある講談師・神田ひまわりさんによる講談もあり、お年寄りから子どもまで、訪れた多くの人が祭りを楽しんでいた。 -
母の日の贈り物
母の命日に、母を偲び、白いカーネーションを友人に配ったフィラデルフィアの少女、アンナ・M・ジャービス。カーネーションデイとも呼ばれる「母の日」の始まり。今年の「母の日」は5月11日。1本のカーネーションもいいけれど、いっぱい、いっぱい、ずーと感謝したいから、近年、長く楽しめる鉢物を贈る人が増えてきた。今回は「母の日」に向けてカラーの鉢物を生産する富永園芸(中川村)とヒペリカムを生産する信州ナーセリー(駒ケ根市)、また、贈って喜ばれるかごアレンジについて、ベルシャイン駒ケ根店内のフラワーショップニチノウの中村さや香店長にお聞きした。
◇花も実も長く楽しめるヒペリカム
駒ケ根市南割の信州ナーセリー
同社では今年から「母の日」のギフトに向け、4月末から出荷を始めた。6種類2万鉢を生産、高級感を演出するために、15センチの深鉢で出荷する。鉢色も実の色との調和で、薄ピンク、ベージュ、薄ブルーなどおしゃれな6色を用意した。
品種はオレンジがかった明るいピンクのキャンディー、赤色のエンビーフレア、黄色のハニーフレアなど、ミックス植えもある。昨年1月挿し芽、4月にポット上げ、6、7月に定植。ピンチを3回行い、ボリウムをアップさせる。翌年4月末から出荷している。
「母の日」は花の1大イベント、今年から、「母の日」に間に合うように生産、出荷を早めた。
全国のシェア8割を占める同社のヒペリカム、専務の上田真義さんは「母の日といえば、カーネーション、アジサイ、カラーが定番だが、花も実も長く楽しめるこの花は、珍しさで注目されるのでは」と期待する。また、「色も明るいピンクからシックな赤茶色まで多彩、若い20代のお母さんから、60代以上の高齢なお母さんたちにも喜ばれると思う」。
なお、同社では1鉢1500円で直売、ミックス植えもある。「母の日」の前日、10日のみラッピングサービスもある。同社(TEL82・2893)写真
◇母の日には高級感のあるカラーを
中川村葛島の富永園芸(富永宏克代表)
同園は人気のピンクと黄色を中心に、清そな白、神秘的なブラックの4色を合わせて2万鉢を生産する。「母の日」需要が中心で、4月26日縲・月初旬の2週間で約7割を出荷する。最盛期には関東、中部に向け、毎日3、4千鉢が送られる。
輸入球根を年末に、4-5号鉢に1、2球植付け、3-5輪咲いた鉢を選び、透明紙を巻いて出荷している。
富永克之専務は「『母の日』に出荷のタイミングを合わせるのが難しい。カラーは花の色が鮮明で、高級感があって、母の日ギフトに最適」と話している。
◇「定番のカーネーション、アジサイ、バラがおすすめ」フラワーショップニチノウ
駒ケ根市北割1区のベルシャン駒ケ根店内にある、おしゃれなフラワーショップ。ラッピングやリボンで飾られたコチョウラン、デンドロビューム、大輪のガーベラ、ミニバラなど多彩な鉢花が目を引く。
中村店長は「定番のカーネーション、庭に下ろせば毎年咲くアジサイやミニバラが人気。色はピンクと赤が中心」とか。また「若いお母さんにはバラやカーネーション、カラーを、お年を召した方には高級感があり、長く楽しめるラン類が喜ばれるのでは」。
(7)シックな赤紫色のカラー、ミニバラ、カランコエのアレンジかご -
春季北信越高校野球県大会南信予選・開幕
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選(県校野連南信支部主催)は29日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場で開幕し、1回戦5試合を行った。上伊那勢は赤穂が岡谷工と対戦し1竏・、駒ヶ根工が諏訪二葉と戦い4竏・で敗れた。
大会第2日の3日は、諏訪湖スタジアムで上伊那農竏樗ム田(午前9時)、辰野竏註z訪清陵(午後2時)、県営飯田球場で伊那弥生竏瀦x士見(午前9時)がある。
▽第1日・1回戦
【諏訪湖スタジアム】
赤穂
100000000=1
02101002×=6
岡谷工
【赤】鈴木、田中竏註剿{
【岡】市川、鷹野原、小松竏忠膜エ
▽本塁打=村山(岡)▽三塁打=小尾、沢口(岡)▽二塁打=高嶋、小林(赤)小尾、鷹野原、村山(岡)
○…赤穂は初回2死一、三塁の場面、土橋が二盗する間に高嶋がホームへ生還して先制するが、2回に逆転を許す。その後は好機をつくれず反撃できなかった。
▽同
【県営飯田球場】
諏訪二葉
001050001=7
001000300=4
駒ヶ根工
【諏】池上竏昼{坂
【駒】伊藤好、平沢竏注ラ川
▽三塁打=林、清水(諏)▽二塁打=林(諏)
○…駒ヶ根工は同点の5回、制球難の主戦伊藤好、継投の平沢が崩れ、3連続押し出しなどで5点を失う。7回、内城の適時打などで3点を返すが逆転には及ばなかった。
【諏訪二葉竏昼蘒枕ェ工】駒ヶ根工は7回、宮脇の二ゴロの間に稲毛が3点目を返す。 -
受粉用の花が咲き、花つみ始まる 中川村
中川村小平の果樹園で、リンゴの受粉用の木「メイポール」が濃いピンクの花を咲かせ、傍らでリンゴの花つみ作業が始まった。
幹も枝も真っ直ぐ伸びて、びっしりと大きい花を咲かせるメイポール。この珍しい受粉用の木が植えられているのは下平政美さんの果樹園。白いリンゴの花の中で、鮮やかなピンクの花の柱は一際目を引く。
下平さんは高所作業車に乗り、中心花を残して残りを摘み取る花つみ作業をしながら「早く咲くメイポールにはミツバチが集まり、、ほかのリンゴの受粉を助けてくれる。風で花粉が舞って、自然と受粉もできる」と話している。 -
中尾歌舞伎 春季公演
伊那市無形文化財に指定される中尾歌舞伎の春季公演が29日、長谷の「中尾座」であった。演目は「恋女房染分手綱(そめわけたづな)重の井子別れの段」。観客300人が詰めかけ、地元の保存会員の熱演に見入った。
初公演の「恋女房竏秩vは、由留木家の息女・調姫の乳母・重の井が、お家の存続にかかわる調姫の縁談などから、生き別れた馬子の息子・三吉に名乗ることができず、泣く泣く別れる親子の悲哀を描いた作品。
子役の登場に、観客は拍手を送ったり、おひねりを投げたり。縁談を嫌がっていた調姫がすごろくに勝って「はよ、行こう」と機嫌を直す場面など所々で笑いを誘い、会場を沸かせた。見どころの子別れは、涙を流す親子の姿でしんみりとさせた。
中尾区に住む70歳の女性は「子役も上手で、泣かされた。勤めのあいさにけいこするのは大変だろうけど、毎回楽しみにしている」と話した。
会場では、中尾歌舞伎のオリジナル手ぬぐいが販売された。
中尾歌舞伎は江戸時代から歴史があり、一時、戦争で途絶えたが、86年に復活。例年、春と秋に定期公演を開いている。 -
西箕輪高原マラソン大会に200人
伊那市の第19回西箕輪高原マラソン大会(実行委員会など主催)が29日、西箕輪中学校グラウンドを発着点に開かれた。地元の小・中学生を中心に、塩尻市や南箕輪村を含めて約200人が参加した。
コースは、西箕輪中学校グラウンドから伊那インター工業団地周辺を折り返す3キロと4・5キロ。
参加者はスタートの合図で、一斉に走り出した。青空が広がり、東に南アルプスを望みながら、自分のペースでゴールを目指した。
結果は次の通り。
◇3キロ▽小4男子(1)原洸14分58秒(2)三沢惇太15分14秒(3)原佳輝15分46秒▽小4女子(1)北原瑛理香18分12秒(2)山岸さくら18分12秒(3)伯耆原さえ18分13秒▽小5女子(1)金沢聖恩16分35秒(2)金沢聖耕16分51秒(3)中山美来17分34秒▽小6女子(1)唐沢和季14分01秒(2)杉山黎華14分02秒(3)杉山舞華14分17秒▽一般男子(1)溝上晴斗15分51秒(2)田中弘徳16分53秒(3)中村義直17分12秒▽一般女子(1)原妙子16分03秒(2)河合夏海17分20秒(3)名取素子17分21秒▽家族(1)丸山元資21分18秒
◇4・5キロ▽小5男子(1)山口健斗19分27秒(2)富沢正二郎19分54秒(3)村沢任21分06秒▽小6男子(1)河合直哉21分38秒(2)落合恒輝22分19秒(3)池上裕介24分31秒▽中学生男子(1)宮沢佳樹18分33秒(2)浦野理史18分41秒(3)有賀誠19分05秒(4)竹内雄也19分12秒(5)城取良樹19分21秒(6)白鳥克哉19分30秒▽中学生女子(1)落合悟花20分21秒(2)山口聖21分22秒(3)村上森花21分46秒(4)塩沢愛花21分50秒(5)松田愛菜23分12秒(6)小池美沙季23分22秒▽一般男子(1)延藤浩毅17分38秒(2)西広雄仁18分08秒(3)矢崎貴臣19分43秒▽一般女子(1)三沢喜予20分49秒(2)青木美恵25分24秒(3)大日向里美29分13秒▽40歳以上男子(1)富沢博之15分04秒(2)山田健一18分40秒(3)天野哲郎19分30秒 -
福与城址まつり
第12回福与城址まつりが29日、県史跡に指定されている箕輪町の福与城址で開かれた。多くの家族連れなどが集まり、暖かな日差しが降り注ぐ高台の城址で春のひとときを楽しんだ。近くの箕輪南小学校の児童らによる勇壮な城山太鼓の演奏や三日町保育園の園児らの歌と踊りなども披露され、詰め掛けた来場者を楽しませた=写真。会場には地元住民の屋台やフリーマーケットなども出店したほか、綿あめや豚汁などが無料で振る舞われてにぎわった。祭りにはその昔、この地から移住し、現在も「福与」姓を名乗る静岡県大井川町在住の12人もはるばる訪れ、箕輪町民らとの交流を楽しんだ。
城址の一角には、昨年秋に「福与城址を守る会」が植えたスイセンも美しい花を咲かせ、有志が寄贈した多くのこいのぼりが青空にはためいていた。
福与城は諏訪氏一族の藤沢頼親の居城だったが戦国時代の1545年、攻め寄せた甲斐武田軍2万人が城を包囲。4月29日、壮絶な戦いがあったとされるのを記念して毎年この日に祭りが開かれている。 -
第33回わんぱく広場
遊びを通して子どもたちの創造性と連帯感をはぐくもうと、伊那市青少年団体連絡協議会加盟の7団体でつくる実行委員会(清水剛委員長)と伊那市教育委員会は29日、第33回わんぱく広場を伊那市西町の春日城址公園で開いた。多くのちびっこたちが訪れ、汗ばむほどの陽気となった晴天の下で、歓声を上げながらさまざまな遊びを楽しんだ。
伊那青年会議所は輪ゴムで飛ばす紙飛行機やプラ板で作る竹とんぼなどの製作を指導した。作った竹とんぼを飛ばすコンテストやシャボン玉作りなども行われ、ブースの周辺は笑顔の子どもたちでにぎわった。ボーイスカウト伊那第1団が設置した、ロープで作った吊り橋を渡る「モンキーブリッジ」や、ロープにぶら下がって谷を滑り降りる「ロープケーブル」などは順番待ちの長い行列ができるほどの人気コーナーとなった。はなまる地域探検隊は空き缶を利用した竹馬や鳥の巣箱作りなどを指導。子どもたちは苦労して自分の手で作った竹馬で夢中になって遊んでいた=写真。 -
市町村対抗駅伝選手激励会
駒ケ根市教育委員会は28日夕、第18回県市町村対抗駅伝競走大会、第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会(5月6日、松本市)に出場する駒ケ根市代表選手らの激励会を市役所南庁舎で開いた。中原稲雄教育長は選手らにユニホームと激励金を手渡し「日ごろの練習の成果を十分に発揮して頑張って」と激励した=写真。決意表明で監督らは「優勝目指して精いっぱい頑張る」「まず上位入賞が目標だが、展開次第ではその先(優勝)も狙いたい」、選手らは「自分の走りをして上位に食い込みたい」「実力以上の力を出してチームに貢献したい」「優勝に結びつく走りをしたい」などと1人ずつ力強く述べた。
市町村対抗駅伝は8区(39・3キロ)、小学生駅伝は4区(6・0キロ)で優勝を争う。駒ケ根市チームは小学生が第1回大会から2年連続優勝。昨年10位に終わった悔しさを晴らそうと返り咲きを狙っている。一般も95、98年に優勝し、昨年まで2年連続2位の好成績を収めている。
選手は次の皆さん(○数字は出場予定区間)。
【第18回県市町村対抗駅伝競走大会】▽監督=下島修▽選手=(1)寺沢尚之(東中3年)(2)湯沢ほのか(東中2年)(3)天野進(東中3年)(4)福沢奈津美(東海大三高3年)(5)北原英一(トーハツマリーン)(6)木村和也(トーハツマリーン)(7)小林太一(内堀醸造)(8)松崎雄介(駒ケ根市役所)補欠=竹村亮作(東中3年)福沢志穂(東中3年)田中秀一(トーハツマリーン)滝沢勉(ジェルモ)
【第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会】▽監督=林正俊▽選手=(1)八木絵璃奈(赤穂南小6年)(2)菅沼諒太(中沢小6年)(3)蟹沢紗希(赤穂東小6年)(4)井口龍輝(赤穂小6年)補欠=堀内智加(中沢小4年)安藤拓真(赤穂小6年) -
南箕輪村
息吹俳句会「五七五の17音で簡潔にやさしくすれば俳句はいい。なんでも詰め込むと感動的な句はできない」
毎月1回、南箕輪村公民館での句会。村文化団体連絡協議会に所属する「息吹俳句会」が開いている。
村公民館の俳句講座で学んだ仲間の有志が92年に発足させた。会員は村内に暮らす12人。今年は林剛さんが代表、永田政枝さんが会計を務める。
毎月の句会では、兼題と雑詠を2句ずつ作り合評する。4月の兼題は蜂、蜂の子、蜂の巣、蜜蜂、働蜂、女王蜂など。兼題は前の月の句会で皆で決める。
「批評しあったほうがいい句ができる」と、俳歴の長い荻原文博さんが先生役を務める。兼題、雑詠共に票を投じた人が選んだ理由や句のいい所などを話すだけでなく、よりよい句になるように皆で話し合い手直しもする。
荻原さんを除いては、皆公民館講座から俳句を始めた人ばかり。「自分で生み出す苦しみというか楽しみというか、試行錯誤する時間が楽しい」「俳句の魅力は言葉で表現できること。旅に行っても俳句を作っておけば後でこんな風だったと思い出せる」という。
俳句を通して物を見る目が変わった人、季節を先取りするようになった人がいる。「辞書を調べたり季語を考えたり。凝縮された文芸なので、日常にも生かされる。手紙を書くにも簡潔な言葉を選んだり、頭の訓練にもなる」とも。
楽しみと苦しみの両面あるのが俳句のようで、「私は作るのが苦しくて苦しくて。でも何か一つのことに取り組めばボケ防止になってありがたい」と話す人もいる。
「締め切り間近になると、夜眠れなくなる」。そんな声に荻原さんは、「1カ月の余裕がある。一夜漬けではだめ。全部できなくてもメモしておいて、つなげればいい」とアドバイスする。「人の句を鑑賞することが勉強になる。私の勉強は小説を読むこと。そこからヒントを得る」ともいう。
男性は2人だけと少し寂しいが、「皆人柄がいい。集まって句会をするのが楽しい」と林代表はいう。
「紙と鉛筆があればいい」。次の句会に向け12人が、それぞれの心で俳句を詠む。(村上裕子) -
みちくさの会がジャガイモ植え
南箕輪村の女性たちでつくる「みちくさの会」(会員12人)の「はぐくみ会」6人は27日、南箕輪村大芝の畑にジャガイモを植えた。
みちくさの会にはこれまで「食の会」「歩こうの会」「花いっぱい」などのグループがあり活動してきた。今年3月に地元の保育園児たちに地元で作った野菜を食べてもらいたいという思いから「はぐくみの会」を結成。
今回村内の5つの保育園にジャガイモを提供するため、ダンシャクを8キロ、メイクインを4キロの計12キロの種芋を地元の農家から借りた約10アールの畑に植えた。
みちくさの会の山本昭子会長は「村で作った食材で子どもたちを育んでいければと思う。村のみんながそういう気持ちを持ってくれるのが夢。趣旨に賛同し、会に入って協力してくれる人や、別の会でこういった活動をしてくれる人が増えてくれればと思う」と話していた。
「はぐくみの会」ではジャガイモのほかに、ニンジンの栽培も予定している。 -
ジャガイモオーナー農場
箕輪北部営農組合が主催するジャガイモオーナー農場のジャガイモの植えつけが26日、箕輪町沢(愛来里の北側)であった。
同組合では遊休荒廃農地の解消、生産性の向上を高めるなどの目的から、組合員所有の遊休農地10アールを使い、ジャガイモ栽培のオーナーを一般から募集。今回、町内外の約30組がオーナーとして、1区画につき20個の種芋を植えた。
種芋はくぼみが少なく、味が良いと評判のキタアカリ。
「収穫が楽しみ。うまくとれればいいけど」と参加者の声。諏訪市や駒ケ根市から来た参加者もいた。
箕輪北部営農組合はほかにもオーナー制によるサツマイモの栽培やダイコンやハクサイの堀採りイベントも企画している。サツマイモの植えつけは6月に予定。 -
親子で収獲体験、地元の農業に関心深め
宮田村営農組合、村学校給食を育てる会、JA宮田支所は29日、宮田小学校児童親子を対象にアスパラガスと花の収獲体験を行った。3年目を迎え、希望した15組約40人が参加。自らの手で収獲し、安全安心な農産物を届ける地元生産者とのふれあいも深めた。
大田切区のビニールハウスでは、アスパラを収獲。給食を育てる会のメンバーで園主の樋屋喜代美さん(48)から説明を受け、さっそく成長の具合をみながらハサミや鎌で刈り取った。
北村駿君=1年、新田区=は母親の忍さんと、竹井竜輝君=同、北割区=、朋弥君=保育園年長=兄弟は父親の信司さんと一緒に参加。「アスパラはみんな大好きな野菜のひとつだけど、こんな風に育つなんて初めて知った」と歓声をあげた。
樋屋さんは「アスパラは村の野菜で最も生産量が多いが、そのことすらあまり知られていない。体験することで、少しでも農業に関心を深めてもらえれば」と、喜ぶ参加者の姿に目を細めた。
一行は駒ケ原の花卉団地に移り、芦部清志さんのハウスでアリストロメリアの花摘みも楽しんだ。
この日は、村のリンゴオーナー制度で契約するめいきん生協(名古屋市)の12家族も収獲体験し、後藤忠久さん=大田切区=が受け入れた。 -
新田区敬老会
宮田村新田区の敬老会は27日、村文化会館であった。分館と区が主催し、70歳以上の対象者117人のうち65人が出席。地域のあたたかなもてなしで長寿を祝った。
みんなで記念撮影し、平澤彦蔵分館長、田中英男区長らがお年寄りたちの労苦をねぎらった。
地元有志による歌や踊りの演芸は多彩ににぎやかに。フラダンスやバンド演奏などもあり、手をたたいて喜ぶ
お年寄りたちの姿も。
最後に地元の小学生高学年が「世界に一つだけの花」「ふるさと」を合唱し、おじいちゃん、おばあちゃん一人ひとりに花束を手渡した。 -
南割区敬老会
宮田村南割区の敬老会は27日、区集落センターであった。分館と区が開き、70歳以上の217人のうち46人が出席。みんなで笑顔広げて地域とともに長寿を祝った。
美味しい料理を囲みながらの余興は盛りだくさんの内容。
駒ケ根市出身の落語家昔昔亭健太郎さんが一席もうけ、お年寄りたちの笑いを誘った。
地元の保育園年長園児10人が踊りを披露すると、目尻を下げて喜ぶおじいちゃん、おばあちゃん。
そのほかにも地元のグループが多数出演し、景品抽選会などでも盛りあがった。
保科忠雄分館長、小林研二区長は出席者の長年の労苦をねぎらい、「皆さんの意を受け継ぎ今後とも区の発展につとめる」とあいさつした。 -
福岡区十二天の森を守る会総会
駒ケ根市福岡区にある平地林「十二天の森」の保全活動に取り組む「福岡区十二天の森を守る会」の定期総会が29日、福岡の公道館であり、会長には城田嘉一さんを再任した=写真。城田さんは「なかなか思うように動けないが、努力をさせていただきたい。みなさんの協力をいただければ」と語った。
市が生涯学習の場として「十二天の森」の整備を始めたのは94年。同会はその翌年、福岡区の役員などを中心に発足し、間伐、橋のかけ替え、植生復活のための植樹などに取り組み、平地林内の環境整備に努めてきた。現在の会員は約80人。
新年度事業としては、これまでの活動を継続しながら子どもを対象とした森林活動への協力を積極的に進めていく。
新役員は次のみなさん。
◇顧問=中村源三
◇会長=城田嘉一
◇副会長=笹井良彦
◇総務幹事=小林国愛
◇会計幹事=唐沢忠利
◇監事=森田秀臣、福沢千里 -
駒ケ根ロータリークラブ、顕彰「社会奉仕表彰」をねずみ川愛護会に授与
駒ケ根ロータリークラブ(福沢晴海会長)は28日、地元で社会奉仕活動に取り組む団体を表彰する顕彰授与式を駒ケ根商工会館で開き、本年度は駒ケ根市内を流れる天竜川の支流「鼠川」の環境保護活動などに尽力してきた「ねずみ川愛護会」(粥川一寿会長、会員75人)に顕彰を授与した=写真。粥川会長は「みなさまの協力がなければできない取り組みだが、今年も75人の協力を得ることができた。子どもに川の喜びを養ってもらおうと活動している。今日はありがとうごさいました」と語った。
小町屋区民でつくるねずみ川愛護会は94年、当時の区長の呼びかけで「荒れるねずみ川を守る会」として発足。その後、同河川の環境整備、水質保全活動、アレチウリ駆除などを展開してきた。また、「ねずみ川セセラギサイエンス」の開催を通して子どもたちに川が親しむための活動も実施。現在、鼠川の保全を目的として各団体が活動を展開しているが、その連絡会的役割を担っている。
授与式の後、同会の活動に関する粥川さんの話もあった。 -
伊那まつり実行委員会第1回
「第36回伊那まつり」は8月2、3日竏秩B伊那市の夏を彩る大イベント、伊那まつりの第1回実行委員会が28日、伊那市役所であった。委員など約120人が出席し、日程と基本コンセプト「躍る」、テーマ「和」、キャッチフレーズ「熱、夏、竜」(A竏探SU・NA竏探SU・TA竏探SU)などを承認した。互選により、各委員会の正副委員長などを選出した。
市民踊りは2日に中心市街地で行い、ダンシング・オン・ザ・ロード、伊那節、勘太郎月夜唄を踊る。花火は3日。天竜川・三峰川合流点、市役所西、天竜川中州で打ち上げる。昨年に続き、市民から記念花火を募集する。おまつり広場はセントラルパークで開き、ローメン横丁、酒蔵横丁などを催す。
主な役員は次の皆さん。
▼実行委員長=丸山敞一郎▼総務広報委員長=藤沢秀敬▼同副委員長=小平恒夫、泉沢勝人▼市民おどり委員長=有賀昭洋▼同副委員長=飯島尚幸、唐木孝之、北條俊宏、高山光宏、中村登美子▼おまつり広場委員長=中村弘人▼同副委員長=柴宏治、小池秋男▼遊ingビレッジ委員長=唐沢幸利▼同副委員長=田中直美、黒河内直明▼花火委員長=川上健夫▼同副委員長=横森孝心、鈴木一比古、黒河内浩、春日州一、唐木一平▼交通委員長=堀内四郎▼同副委員長=内山寿、秋葉松美、唐沢賢治▼保安救護委員長=伊藤仁▼同副委員長=伊藤岩雄、戸田政光、宮下由紀夫▼事務局長=小池真一▼同次長=竹松慎一▼監査委員=伊藤正、森本光洋 -
伊那市行政改革審議会
伊那市の行政改革について審議する市行政改革審議会(中村威夫会長)は25日夜、08年度の第1回会議を市役所で開いた。本年度の新たな取り組みとして、一般競争入札制度に総合評価方式を導入するなどの入札制度の改善を行政改革大綱の項目に追加することを了承した。
市は、07年度の行政改革の進ちょく状況についても報告。具体的な取り組みとして掲げた90項目のうち未着手の項目はなく、71項目が「実施」「一部実施」だった。予定より進んでいるのは34項目、予定通りが44項目、遅れているのは「公社・第三セクターの経営状況の把握と公表」「公会計の整備」「地域協議会との協働」などの12項目。市は、予定より遅れている事項は積極的に取り組めるよう促進を図るとともに、予定通りの事項についてもさらにスピードアップを図っていきたい竏窒ニしている。
現委員の任期は6月30日で切れるため、同じ顔ぶれでの審議は今回が最後となる予定。小坂樫男市長はあいさつで「意見をいただいて進めてきたが、一定の成果が挙がった」と感謝した。 -
第34回駒ケ根市こどもまつり
子どもが自然の中で遊びながら、たくましい体と豊かな心を育む「第34回駒ケ根市こどもまつり(駒ケ根 わんぱくランド2008)」が27日、8年振りに菅の台ちびっこ広場周辺でにぎやかに開かれた。市内の各種団体でつくる実行委員会主催。
「チーム・ナマステ」がJICAシニアボランティアが考案し、ネパールで普及を図る「ナマステ体操」を披露し開祭、子どもたちは各団体が工夫を凝らした13の広場に散らばった。
ストラックアウトや火起し体験、輪投げなどに多くの子どもたちが熱中。アフリカンドラム、食育カルタ、ネイチャーゲームにも興味を示し、子どもたちの輪ができた。
こおばしい匂いにつられ、ボーイスカウトのポップコーンには長い列ができた。 -
こまゆき荘が感謝祭
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宮田村新田の温泉交流施設「こまゆき荘」は27日感謝祭を開いた。村の友好都市、愛知県田原市の海産物には長蛇の列ができ、農村女性グループ「野ひばりの会」の五平もち、山菜、農産物も人気を集めた。
感謝祭は毎年この時期に開催、田原町の海産物は毎回人気、アサリ、甘夏、小魚はたちまち売れきれた。
このほか、本坊酒造・南信州ビールが山ブドウワイン「紫輝」「地ビール」、村内の飲食店、菓子店なども焼きそば、イカ焼き、菓子を並べ、来場者の食欲を誘った。
また、オープニングセレモニーでは、開設から11年目に同施設入場者が30万人に達成。ちょうど30万人目の初沢麗子さん(東台東区)、前後賞の小田切重広さん(宮田村)、佐竹利信さん(板橋市)に記念品が贈られた。 -
あぐりスクール駒ケ根校開校
JA上伊那はさまざまな体験学習を通じて、農業と食への理解を深めてもらおうと27日、小学2縲・年生を対象にした農業体験講座「あぐりスクール」駒ケ根校が開校した。駒ケ根市、宮田村、中川村の5小学校の児童約50人が参加。12月まで全9回の講座で、田植え、イチゴ狩り、野菜の収穫、ラッカセイ、リンゴの収穫など農業体験のほか、しめ縄づくり、五平もちづくりにも挑戦する。
初回は東町の畑でジャガイモの植え付け。 児童らはうねに沿って並び、JA職員に教わりながら、ジャガイモの芽を確認し、うねの中央に種イモを並べ、丁寧に土をかぶせた。
引き続き、トウモロコシとニンジンの種まきを体験した。
子どもたちは「いつ、芽が出るのだろうか」「大きなイモが獲れるといいね」と話しながら、作業を進めた。 また、お昼にはみんなで長い巻き寿司づくりも楽しんだ。
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箕輪町で長野県市町村対抗駅伝競走大会・小学生駅伝競走大会出場激励会
箕輪町の町文化センターで25日、5月6日に松本市で開催される長野県市町村対抗駅伝競走大会と、同小学生駅伝競走大会に出場する選手たちの激励会があった。
市町村対抗駅伝競走大会は松本城太鼓門発、松本平広域公園陸上競技場着の8区間39・3キロコースで行われ、県内54チームが出場する予定。
「箕輪町」チームは今回、出場選手の顔ぶれを大幅に変更。補欠を含め12人中7人を新しい選手で構成し、ベテランと若手をほどよくマッチングさせた、将来性重視のチームにした。
チームを代表してアンカーを走る浦野武さんは「日ごろの練習の成果を出して、少しでも上位に入れるよう努力したい」と決意表明した。
市町村対抗小学生駅伝競走大会は同競技場発着4区間一人1・5キロの計6・0キロコースで、県内の小学生4縲・年生による57チームが出場予定する。
箕輪町から出場する「箕輪もみ児ーず」は、昨年秋と今年春の2回町内のランニングチームが開いた「小学生かけっこ大会」で、やる気のある児童たちを選出。駅伝大会に向けて3月から毎週日曜日に箕輪天竜公園で練習してきた。
チームを代表して唐沢祐輝選手が「小学生という小さい体での大会ですが、そんな中でも上位に入れるようがんばりたい」と決意表明した。
##写真(たてよこ) -
2年振りに水中花火
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800本のソメイヨシノが散り始めた飯島町七久保の千人塚公園で26日夜、2年振りに水中花火大会が行われた。
水中花火は1昨年まで桜祭りのメーンイベントとして開催されていたが、昨年から休止。「水中花火を楽しみたい」と言う声を受け地元七久保区地域づくり委員会が復活を決め、地区内を中心に寄付を募り、水中花火や打ち上げ花火など約300発を打ち上げた。
この夜は強風も吹き、気温も低く、おまけに冷たい雨も降り出すというあいにくの天気だったが、水中花火や打ち上げ花火、両岸から光の橋を掛けた花火などが夜空と水面を彩り、約500人の観客を喜ばせた。
七久保の宮下夕梨花さん(中学2年)は「すごくきれいで、良かった」と満足そう。 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会、候補地の認識に誤り - 上山田区域には下山田区域を含んでいた -
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地の一つとして、伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が検討してきた高遠町上山田区域。その建設用地として市が見積もった2万9千平方メートルのうち、約1万3千平方メートルは隣接区の下山田地籍であることが28日までに分かり、市は同日の委員会で「これまで十分に確認してこなかった事務局のミス」と陳謝した。これを受け委員会はこの日予定していた候補地の絞り込みを延期し、事務局が下山田に対し改めて候補地だったことを説明した後、候補地の絞り込みを進めることで合意。最終候補地の決定も延期せざる得ないことになった。上山田は候補地の中でも評価点数が高く、住民の反感が少ないなど、有力候補地の一つだったため、下山田の今後の動向が注目される。
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説明によると、当初市では対象候補地北側にある市道押出・小原線を両区の境界だと認識していたが、実際は候補地のほぼ中央を流れる水路が区境となっていることが今月25日に地域住民からの指摘で判明。市ではその翌日、下山田区長を訪問し、陳謝するとともに状況を説明した。
下山田区長は▽区民に下山田が候補地であることを周知した上でなければこれ以上話を進められないこと▽下山田区に対し、正式に候補地とし連絡することから始めること竏窒ネど、9項目にわたる意見を提出。
委員会では「これまで積み上げてきた経過もあり、事務局から改めて候補地としての説明をしてもらい、慎重に取り組むべき」といった意見に賛同し、これまで各候補地に対して行ってきた手続きを下山田に対しても行い、候補地の絞り込みを行うことで合意した。
これまで隣接地として見られていた下山田には、各候補地を示した地図が送付されていないほか、点数評価項目の確認もしていない。下山田からこれまでにない新たな情報が出てきた場合、内容によっては評価点数が変わることもある。
また「住民の理解度」を評価する項目については、委員会として市民全体に意見を求めるような意向調査などを行っておらず、また、あくまで評価は客観的に進めたいとの判断から、評価項目から除外することになった。 -
小沢花の会「芝桜祭り」
伊那市小沢の住民有志による小沢花の会(池田清和会長)の「芝桜祭り」が、同会が管理する広域農道沿いの花公園で始まった。県内外から観光客が訪れ、愛らしい花の中を歩いたり写真を撮ったりとにぎわっている。
広さ30アールの公園には実際の富士山の千分の一サイズで作った名物花富士をはじめいくつかの富士があり、「2008」や今年のえとのネズミを花でデザイン。白と藤色の花で天竜川も作り、ピンクの花の間にはスイセンも咲き、公園は一枚の絵のように見える。
北側の芝桜の開花はこれからで、満開になるのは5月の連休ころの見込みという。花の時期は長く1カ月くらい楽しめる。
26、27日の週末には乗用車だけでなく中京方面からの大型観光バスが9台も訪れた。今年は大型バス用駐車場も整備している。
ライトアップは5月3日から5日の午後7時から9時まで。29日から公園隣りの田に水が入り逆さ富士も楽しめる。3日から6日は、ちんどん屋も来る。
会場ではお茶と漬物を無料サービス。芝桜の苗、芝桜まんじゅう、甘酒の販売もある。