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街頭犯罪抑止呼びかける
伊那署は、地元の防犯ボランティアの協力を得て、「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店などで実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど1600枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店には、伊那市防犯協会女性部員らボランティア約30人が参加。自転車の盗難や車上狙い防止などを訴える狙いのチラシを配布し、市民に犯罪抑止を呼びかけた。
同署によると管内で発生した07年の1縲・月までの刑法犯罪は222件で前年同期と比べて42件の増加(22・3%増)。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで1年間の犯罪抑止につなげたい」と話した。 -
有毒植物による食中毒に注意
山菜取りシーズンを迎え、県は有毒植物による食中毒に注意するよう呼びかけている。
県内でも1976年縲恪Nの間に有毒植物による食中毒が13件発生。上伊那でも、行者ニンニクと間違えてバイケイソウまたはコバイケイソウを食べたと思われる駒ヶ根市内の男女各1人が食中毒となり、一人は死亡、もう一人は入院した事例が05年に発生している。
食中毒を防止するためのポイントは▽よく分からない植物は絶対に採らない、食べない(新芽や根だけで種類を見分けることは困難)。山菜採りの時に有毒植物が混ざらないよう注意する▽専門家の指導などに従って山菜の正しい知識、類似する有毒植物との鑑定法をマスターする▽スイセン、スズラン、フクジュソウ、レンゲツツジなど、身近な植物にも有毒成分を含むものがあるため、食べたことのない植物はむやみに食べない竏窒ネど。
また、中毒だと思ったらすぐに医師の診断を受け、食べたものが残っている場合は受診時に持参する。
過去に誤食事故があった有毒植物は次の通り。
◇ハシリドコロ▼中毒症状=中枢興奮、瞳孔散大▼間違えやすい植物=フキ、タラノメ
◇トリカブト▼中毒症状=けいれん、呼吸麻ひ▼間違えやすい植物=ニリンソウ、ゲンノショウコ
◇バイケイソウ▼中毒症状=おう吐、下痢▼間違えやすい植物=ギボウシ、行者ニンニク
◇ドクセリ▼中毒症状=オオゼリ、イヌゼリ▼間違えやすい植物=セリ
◇スイセン▼中毒症状=おう吐、下痢▼間違えやすい植物=ニラ、ノビル
◇スズラン▼中毒症状=心不全▼間違えやすい植物=行者ニンニク
代表的な山菜と有毒植物の鑑別方法は県のホームページで見ることができる。アドレスはhttp://www.pref.nagano.jp/eisei/yakumu/yudoku/yudoku.htmへ。 -
花ろまん(14)
スイセン、菜の花、桜、コブシを巡りて、花の中で1日は終る-。駒ケ根市観光協会の「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」の春の運行が4月8日から始まり、市内を中心に、観光客など多くの花好きの人気を集めている。各地のシダレ桜の銘木の下で「ここの花は:」「今年の花は:」と盛んに花評定。ひと山コブシの壮観に息を飲み、菜の花畑ではむせかえるような甘い香りに包まれ、チョウになって、ミツバチになって飛びまわる。バスの中は気のおけない同士が花談義で盛り上がる。花めぐりバスは今日も走る、花を求めて:(大口国江)
##(中見出し)
今年は春、秋2シーズン、毎日運行
駒ケ根市内の花の名所をバスで巡る花めぐりバスは春(4月8日縲・月15日)と秋(10月10日縲・1月10日)の2シーズン毎日運行する。春は山里の桜、花桃、菜の花、コブシ、スイセンなど、秋は赤ソバの花、コスモス、キクなど、その日の天候や開花状況から1番良いスポットを、ボランティアガイドの案内でバスで巡る。
時間は午前10時縲恁゚後3時まで、駒ケ根ファームス内駒ケ根市観光案内所前発着。昼食は東伊那の駒ケ根シルクミュージアムで、農村女性グループ百笑塾のメンバーが腕によりを掛けたおふくろの味をたん能する。料金は3500円(昼食料を含む)完全予約制。
##(中見出し)
昨年は38便を運行、延べ460人が乗車
花めぐりバスは昨年4月、早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭企画としてスタート。初年度は週2縲・回、4月12日縲・1月19日、60本の運行を計画。実質38本運行、乗車人員は1人から44人まで、延べ460人が利用した。
コースは春は大沼湖のザゼンソウ、ミズバショウ、吉瀬・栖林寺・西光・蔵沢寺・光前寺など各地のシダレ桜、馬見塚公園の桜とツツジ、花桃の里、宮田村北割の菜の花、中沢中曽倉の芝桜、オープンガーデン、松川町の泉龍院の藤。夏は伊那市のかんてんぱぱガーデン、伊那市深妙寺のアジサイ、南割公園のハッチョウトンボ、光前寺、養命酒、オープンガーデン。 秋は中川村の赤ソバ、飯島のコスモス畑、道の駅花の里いいじま、光前寺、オープンガーデン、しらび平、吉瀬のキク、養命酒などを巡った。
##(中見出し)
コブシ、スイセン、シダレ桜、花桃、菜の花、百花繚(りょう)乱の春コース
この日(4月24日、26日)は20数人が乗車し、午前10時に駒ケ根ファームス前を出発。一路中沢中山のこぶしの里へ。ひと山、数百本のコブシが1度に咲く壮観に、参加者は「話には聞いていたが、すごい本数だね」と感嘆の声を上げた。
この後、バスは百々目木川に沿って、中沢中割のすみよしや休み処(宮下秀春店主)へ。一目500本の花桃が満開。宮下店主が川沿いに植栽した赤や白、ピンク、源平シダレが花のじゅうたんを作り、黄色のレンギョウ、芝桜の桃紫色が修景を整える。
花見客や写真マニアの多さに驚きながらも「物語に出てくる桃源郷とはこのような所かも」の声も。
中曽倉の人々が協力しあって植えた芝桜公園を見て、昼食場所の東伊那の駒ケ根シルクミュージアムへ。駒ケ根市の農村女性グループ「百笑塾」が手作りした昼食を囲んだ。この日のメニューは満開の桜をイメージした花巻き寿司、季節の天ぷら、アルプス地鶏の唐揚げ、季節の野菜の煮物、果物、澄まし汁など、彩りよく、栄養バランスにも配慮したおふくろの味に舌鼓を打った。
満腹で眠けを誘う午後のバス、1面黄色の波うつ菜の花畑に、一同覚せい。花畑にたたずんで「甘い香り、ミツバチになったみたい」とうれしそう。
車窓から光前寺参道に植えられた数百万球のスイセンや、35アールに100種類20万球が植えられた見本園も見て、「スイセンのまち、駒ケ根」を実感した。
この後、全国的に有名な光前寺のシダレ桜を見たり、苔むした石垣を覗きこんで、光りゴケも観察した。ボランティアガイドの説明で、七堂がらんの由緒ある建造物(仏)にも理解を深めた。
最後は桜吹雪の大沼湖へ。残雪の中央アルプスを眺めながら、ゆっくりと池の周りを散策。大きな葉を伸ばすザゼンソウ、白いさじ形の包が可れんなミズバショウ、別荘地のカタクリの群生も目にした。
飯島町から参加した山本幸子さんは「知ってはいたが、場所がわからなかった花の名所に来られて、本当によかった。お昼もおいしかった」。
名古屋市から友人と、花めぐりバスに乗るために来たという山口時代さんは「タウン誌で見て参加した。道中の芽吹き、花桃の里は最高だった」。
団体で参加した駒ケ根消費者の会の皆さんも「花桃の里が良かった。みんなでわいわい、言いながら楽しかった」といずれも好評。
ボランティアガイドの宮内栄一さんは「参加者は地元の人が中心。グループでおしゃべりを楽しみながら、1日花を見て歩き、リフレッシュしている。百笑塾の昼食も評判がいい」。山宮貞夫さんは「参加者は50代縲・0代後半の女性が多い。これからは中曽倉の芝桜、光前寺のシャクナゲが見頃になる」と話していた。
観光協会事務局の菊池由美子さんは「情報収集して、その日、1番良い花を案内するようにしている。ボランティアガイドは花の説明だけでなく、地域の特色、歴史など交えて、参加者に喜ばれている」と話す。
詳細・申込は駒ケ根ファームス内駒ケ根観光案内所(TEL81・7700) -
・スみやだ・スの農産物好評、愛知県田原市の農業祭で
宮田村は29日、友好都市の愛知県田原市で開かれた農業祭に参加。アスパラガスやシメジなど高原の豊かな産物を販売し、生産者らが市民と交流を深めた。
生産者代表の樋屋速水さん=大田切区=と村職員2人が参加。
毎年売り切れ必至のアスパラは昨年よりも30束多い120束を用意したが、1時間足らずで完売した。
樋屋さんから熱心に栽培法を聞く来場者の姿も。リンゴオーナーで宮田村を訪れる市民も多く、気軽に声をかけあった。
両市村は1999年に友好都市提携を結び、交流を開始。田原市の農業公園サンテパルクたはらで開くこの農業祭にも毎年参加している。
この日は、農事組合法人ひかりのシメジやフルーツファームひおくのリンゴジャム、ブルーベリージャム、リンゴチップスなども好評を博していた。 -
山岸めぐみ門下生春のピアノ発表会
駒ケ根市のピアノ講師山岸めぐみさんが主宰する音楽教室は29日、門下生らによる発表会「第19回春の祭典」を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約50人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮する見事な演奏を披露した。
出演者らは名前を紹介されてステージに登場した時には緊張気味の表情だったが、ピアノの前に座ると落ち着いた様子でそれぞれの曲の演奏に没頭。懸命に弾き終って聴衆から大きな拍手を受けるとほっとしたように微笑を浮かべていた。2台のピアノを使って親子3人で連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
客席の保護者らは出演者よりも緊張した表情でステージを見つめ、演奏にじっと耳を傾けたり、カメラを構えて晴れ姿を写真やビデオに収めたりしていた。 -
市場割区敬老会
駒ケ根市の市場割区分館(小林秀夫分館長)は29日、07年度の敬老会を同市のアイ・パルいなんで開いた。招待された75歳以上のお年寄り206人のうち73人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには原寛恒副市長が記念品を一人一人に手渡した=写真。代表者の村沢正一さんは「年を取ると足腰が痛いが、動けるだけ動いて区のために切磋琢磨して頑張っていきたい」と謝辞を述べて大きな拍手を受けた。
演芸会では有志のグループや個人がステージに登場して厄除けの神楽、歌や踊り、楽器の演奏などを次々に披露。お年寄りたちは芸をさかなに和やかに歓談しながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
堺沢光雄、大口四郎、北沢武和、渋谷つなゑ、田畑富佐子、林重成、松村道子、気賀沢治門、石沢みつ子、斎藤久子、松尾三四子、村沢正一、小椋和子、小林きくみ、小池祥運、矢沢もとゑ、山崎悦子、米沢スミ子 -
箕輪町の運動あそび4年目
運動保育士2人体制でスタート箕輪町が“一味ちがう箕輪の子ども”を育成しようと導入している、柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムが4年目を迎えた。町は07年度、運動保育士を1人増員し2人体制で事業の充実を図る。1日、松島保育園で本年度最初の運動あそびが始まった。
運動保育士は唐沢由紀さん、大槻佳奈さん。心身ともに健康な子どもを育てる目的で、運動が好きな子どもになるよう支援する。
松島保育園ではこの日、年長から年少まで各1クラスが運動あそびをした。年長児は運動あそびも3年目になり、準備運動もスムーズにこなし、運動保育士がヘビ、アザラシ、くまさんなどの指示を出すと、ヘビのまねをして床をはうように進むなど夢中になっていた。皆より少し遅れた友達がいると、「頑張れ、頑張れ」と手拍子して応援する姿もあり、クラス皆で楽しそうに取り組んでいた。
唐沢さんは、「今までは担任の先生に補助してもらっていたが、今年は2人なので、担任の先生はクラス全体を見ることができるようになる。子どもが待つ時間も減り、やる回数が増えるので経験も増えると思う」と話している。 -
出張ミニ博物館
ながた荘で「みのわの伝説」パネル展箕輪町郷土博物館は7日まで、出張ミニ博物館として、ながた荘で「みのわの伝説」パネル展を開いている。
本年度の「町内まるごと博物館事業」の一環。博物館の中を見てもらうだけでなく、町全体を大きな天然の博物館と捉え、各地で見て、体験してもらう企画。
出張ミニ博物館は、町を知ってもらう目的で、ながた荘で年3回のほか町内5小学校でも計画する。
今回は、昨年秋の特別展「みのわの伝説」で紹介した伝説の中から「夫婦火」「こぶとり医者」「秋葉三尺坊」の3話を選んだ。原文に忠実に4コマ漫画風に挿絵を入れて話を紹介したパネル、伝説の場所の地図、解説文などを展示している。 -
緑色の桜咲く
伊那市の春日公園内にある緑色の桜「ウコンザクラ」が見ごろを迎えている=写真。
6年前に公園を管理している伊那市振興公社職員によって植樹されたこの桜は白色からピンク色の花を咲かせる「サトザクラ」の園芸品種。葉と花が同時に出るものが多く、一見すると花が葉のように見えるため、密かに咲いている花の存在に気付かないこともある。
しかし、咲き始めは濃い緑色をしている花は徐々に淡い黄緑色に変化し、最後は薄いピンク色になる。途中の黄緑色がウコンの根茎で染めたような色であることがその名の由来となっている。 -
宮田村に北川製菓が新工場
宮田村新田区の旧マウンテンバイク場一帯の村有地と民有地に、ドーナツなど製造の北川製菓(駒ケ根市赤穂、北川浩一社長)が新たな工場を建設する。土地売買の契約が正式に成立し1日、契約調印式が村役場であった。駒ケ根高原に近いエリアを観光活性に役立てたい村の考えと、将来的には直売施設などを設けたい考えもある同社の思惑が一致した。
敷地面積は6600平方メートルで、村有地と民有地の売却総額は約5500万円。
2階建ての工場は総床面積1400平方メートルで2階が製造ライン。1時間あたりリングドーナツ1万2800個、焼き菓子1万2600個が製造可能な設備にする。
1階は包装部門と事務所が入り、完成は8月末を予定する。
一帯は駒ケ根高原に近く、多くの人が集まる村のふれあい広場や梅公園に隣接。清水靖夫村長は「産業と観光を連携させ、さらに活性化につなげたい」と期待を寄せる。
北川社長も「将来的には“観光工場”を視野に入れ、この地を選んだ」と話し、長期的な計画のなかで直売施設を設けたい考えも示す。
一部に、工場の進出による周辺環境への影響を懸念する住民の意見もあったが、契約では同社、村、地元新田区が環境に最大限配慮する旨の協定や覚書に調印した。
##写真
契約を交わし、握手する北川社長(中央)、清水村長(左)、加藤勝彦新田区長 -
【登場】西春近北小学校校長 酒井照明さん(56)
教員生活35年目、校長職は初めてとなる。地域住民との関係を生かしながら地域全体で学校をつくることが願い。「権現山」を背にした自然環境に育まれた素直で純朴な同校の児童たちとの学校生活が始まった。
「私自身も、子どもたちも、職員も一人では生きていけない。地域のいろいろな人たちに支えられ、互いに支え合って学校をつくっていきたい」。
組織(学校)とは石垣のイメージだという。遠くから見ると一つだが、近くで見るとさまざさな石が組み合わさり、一つの石垣を作り上げていることが分かる。いろいろな人の持ち味を生かしていける教育現場にしたい竏窒ニの理念がそこにはある。
1973年、長野市の湯谷小学校で教員生活をスタート。15年間、4つの小学校で教べんを取るが中学校の美術教師を目指すため、武蔵野美術大学の通信教育を受けた。「中学校で、小学校を卒業していった児童たちはどのような生活をしているのか」との疑問が教員としての転機になったという。
反発する思春期の生徒たちに対し、始めは思うような指導ができなかった。教育方法や美術の授業のあり方などを自分に問うた。悩んだ時期があったからこそ、教育論や生きるための現在の考え方が生まれたと振り返る。
趣味は油絵を描くこと。伊那美術協会展、上伊那教職員美術展に毎年、作品を出品する。県展にも入選するほどの腕前を持つ。 -
伊那市で県労連系メーデー
労連系の第78回メーデー伊那中央大会が1日、伊那市民会館でああった=写真。「働くものの団結で、生活と権利・平和と民主主義を守り安心して暮らせる社会を実現しよう!」をスローガンに労働条件の改善などを訴えた。
上伊那地区労働組合連合会でつくる実行委員会(北沢仁一実行委員長)の主催。一昨年まで労連、連合系は統一開催してきたが昨年から個別で開いている。この日は、約10単組400人が参加者した。
北沢実行委員長は「残業手当縮小を狙うホワイトカラー・イグゼンプションを導入するなど、これ以上の労働情勢の悪化を許すわけにはいかない。労働者の団結、行動で閉そく感に満ちた生活を変えようではないか」と訴えた。
同大会では、各単組で製作した「格差社会はもうごめん」「サービス残業反対!」「やめて!箱モノ行政」などのプラカード紹介があり、参加者はそのプラカードを掲げて市内行進した。 -
生きている水 珪藻からのメッセージ
第1回目の『朝の学舎』に登場するのは、珪藻研究者の飯島敏雄さん(諏訪市在住)と伊那市新山小学校の子どもたち。水の中に生きる小さな珪藻を出発点とした食物連鎖や、珪藻が生きている水の環境、さらに水源から河口まで水を介してつながってゆくさまざまな自然の営みについて、飯島さんが子どもたちに語った。
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赤とんぼ会母校に植樹
宮田村の宮田小学校を1958(昭和33)年度、同中学校を1961(昭和36年)度に卒業した同窓生でつくる「赤とんぼ会」は29日、還暦を祝って両校の庭に記念植樹をした。
131人の同窓生のうち13人が参加。記念標柱も立て「子どもたちと一緒に元気に育てよ」と願いを込めた。
小学校にはオオヤマザクラを植え、当時の恩師である柄山祐希さん=伊那市中央区=が即席授業。木の特徴などを、還暦を迎えた教え子たちに話した。
同席した清水閣成校長は「皆さんの学校を想う強さを感じる。私たちも大切に育み、子どもたちに伝えていきたい」と話した。
中学校にはオオモミジを植樹。同会は還暦記念事業として昨年、小学校に回転式書架、中学校にはDVDレコーダーを寄贈している。 -
親子で収獲体験
地元の農業、農産物に関心を深めてもらおうと、宮田村営農組合、学校給食を育てる会、JA宮田支所は29日、宮田小学校低学年の親子を対象にアスパラガスと花の収獲体験を行なった。昨年に続いて2年目。7家族20人ほどが参加し、自らの手で収獲する喜びを味わった。
大田切区の樋屋喜代美さん方のビニールハウスではアスパラの収獲体験。
参加した親子は「こっちのほうが美味しそう」「あれのほうが大きいんじゃない」と、選びながら作業も楽しげ。
同区の3年生浦野咲紀さんも「夕飯はアスパラをベーコンで巻いて食べるよ」と大喜び。母親の良子さんも「普段の生活のなかで収獲を体験することもないし、ビニールハウスの温かさを知ることもない。貴重な体験になった」と話した。
一行は駒ケ原の花卉団地に移り、芦部清志さんのハウスでアリストロメリア、小野完さん方ではカーネーションの花摘みも行った。
学校給食を育てる会の吉澤小百合さんは「親しんでもらうことで、大切な食を育む農業を少しでも理解してもらえれば」と話した。 -
アマランサス研究会が一般を対象としたアマランサスの栽培講習会を開催
伊那地域アマランサス研究会(登内英雄会長)は27日夜、一般を対象としたアマランサスの栽培講習会を伊那市の伊那商工会館で開いた。
同研究会は昨年春に発足し、04年から一部地域で栽培されるようになったアマランサスの新たな販路を見出すため、アマランサスを使った商品の開発などに取り組んできた。生産については、伊那市高遠町の「信州高遠花摘み倶楽部」と伊那市内に住む個人が一部で生産しているが、一般農家まで波及していない。そこで、アマランサス栽培への関心を高めてもらう中で生産者の拡充を図ろうとは種時期を前に今回講習会を企画。伊那市内を中心に辰野町から駒ヶ根市までの約40人が集まった。
講習ではアマランサスの栄養価や収穫までの流れをビデオで上映し、高遠花摘み倶楽部のメンバーで同研究会栽培部会会長の北原康弘さんと信州大学農学部の根元和洋助手が栽培のポイントや注意点を説明=写真。栽培に関しては専用の機械がなく、すべて手作業でやっている現状なども示した。
研究会では、収穫の季節の前には収穫講習会などを開くことも検討している。 -
駒ケ根市消防団春季訓練・観閲式
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は29日、春季訓練と観閲式を同市の市営グラウンドで行った。団員約600人のうち370人が参加し、中原正純市長はじめ来賓らの前で日ごろの訓練の成果を披露した。
整列した団員らは来賓らの閲団を受けた後、救護、ラッパ、チェーンソーなどの特科訓練や分列行進に取り組み、引き締まった表情できびきびとした動きを見せた。災害時の救助活動などのため本年度新たに創設されたバイク隊が勇姿を披露した=写真。
中原正純市長は「常日ごろの訓練を通じておう盛な消防精神を高めながら、市民の安全・安心確保のために精進してほしい」と訓示した。
06年度末での退団者らに感謝状が贈られた。
感謝状を贈られたのは次の皆さん。
宮沢勝人、小沢敏樹、佐藤和樹、北原晋也、倉田卓哉、福沢源吾、小池純、春日公博、久保田浩人、大島晴仁、中谷貴宏、北沢浩、小山功志、小原徹史、気賀沢政徳、小林明夫、鹿嶋勝宏、矢崎貴紀、水上貴久、松原博人、北沢一浩、片桐光、小原信秀、桐山大、赤須丈浩、宮脇哲也、吉瀬誠、春日広志、下島右文、下平徹 -
駒ケ根高原記念植樹
駒ケ根高原を桜と楓の名所にしようと1999年に始まった毎年恒例の記念植樹が29日、駒ケ根高原の太田切川左岸にある森と水のアウトドアゾーンで行われた。セレモニーには木を寄付した団体や市の観光関係者ら約40人が出席し、シャベルを振るってカエデの苗木40本を植えた=写真。98年に植樹のきっかけとなる100万円の寄付をした駒ケ根ライオンズクラブは今年も10万円を寄付した。
記念植樹を主催する桜と楓の名所づくり実行委員会の山浦義人委員長は「今後も継続して植樹していけば紅葉の名所になるだろうと確信する。さらにオンリー・ワンの観光都市となることを願う」とあいさつした。
この9年間で高原に植えられた木はサクラ396本、カエデ7043本。 -
光前寺春の例大祭
駒ケ根市の古刹光前寺(吉澤道人住職)で29日、春の例大祭が行われた。あでやかな衣装を身にまとった子どもたちによる稚児行列のほか、本堂では住職らによる大般若経転読などが行われた。
稚児行列には地域の保育園児や小学生など男女25人が参加。サクラの花びらがひらひらと舞い散る中、仏教婦人会のご詠歌に先導されながら付き添いの保護者らとともに大講堂から本堂までの参道をしずしずと進んだ=写真。見守る家族や観光客は「かわいいね」「きれい」などとささやき合い、カメラを構えて盛んにシャッターを切っていた。 -
駒ケ根市こどもまつり
第33回駒ケ根市こどもまつり「わんぱくランド2007」が29日、駒ケ根市文化センター一帯で開かれた。すずらん公園の広場や文化センターの館内には各種団体などが企画する体験コーナーやゲーム施設など12のブースが並び、訪れた子どもたちや親子連れでにぎわった。
ボーイスカウト駒ケ根第1団が企画した「タイムトンネル」は段ボール箱を利用した延長50メートルにもなる迷路トンネル。先を争って挑戦した子どもたちは苦労しながら何とか出口にたどり着くと「もう1回」と笑顔で再挑戦していた=写真。
文化会館小ホールでは駒ケ根VYS会が透明なビニールを使った簡単たこ作りを指導した。出来上がったたこを持って外に出た子どもたちは早速たこ揚げにチャレンジ。風を受けてたこが揚がると「揚がった」と大喜び。糸を握り締めて夢中で走り回っていた。
すずらん公園の広場では赤穂中学校吹奏楽部による演奏などが行われ、楽しいまつりの雰囲気を盛り上げた。 -
電気機関車(ED19-1)と関連部品
箕輪町郷土博物館で一般公開6日箕輪町郷土博物館は6日、同館前庭に屋外展示している電機機関車(ED19-1)と関連部品を一般公開する。
電気機関車の外側塗装作業の終了に合わせ機関車の写真撮影、運転席への乗車、関連部品の見学を計画した。元国鉄OBの箕輪町内在住者らを中心とした機関車保存会が協力する。
機関車への乗車や写真撮影だけの場合は無料。関連部品見学は入館料大人100円、小中学生無料。時間は午前9時縲恁゚後4時。雨天でも実施。車での来館は町役場駐車場を利用する。 -
わんぱくひろばにぎやか
伊那市の春日公園で29日、第32回わんぱくひろばがあった。バルーンアートなど多彩な催し物が繰り広げられ、子どもたちのにぎやかな声が響いた。市青少年団体連絡協議会でつくる実行委員会主催。
ひろばでは、ネイチャーゲーム、巣箱作り、スーパーロデオ、ミニSLなどのコーナーが設けられ、行列ができるほどの人気。
バルーンアートは、膨らませた細長い風船をひねりながら、犬やネズミなどを作った。風船が割れる場面もあったが、小学生は夢中で、出来上がると大喜びだった。
市学校栄養職員は食育コーナー「手づくりおやつを味わおう」で、ナスの薄焼きや干し柿などの試食を兼ねて紹介。おやつは「食べ過ぎないように時間と量を決める」「栄養のバランスを考える」など促した。また、スナック菓子に含まれる油や塩分の量を示し、子どもたちは「こんなに入ってるの」と驚いていた。 -
伊那ビデオクラブが作品コンククール
伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長、33人)は29日、伊那市西箕輪の羽広荘で第10回ビデオ作品コンクールの表彰式を開いた。市長賞に、南箕輪村の北原正さん=南箕輪村=の「激走!春の高校伊那駅伝」が選ばれた。
コンクールは1年間の勉強した成果を発表する場で、今回は昨年並みの34点の応募があった。昨年秋、木曽で撮影会をした奈良井宿をはじめ、山登りを通じた夫婦愛、すず竹細工などを題材にした作品がそろった。1作品5分以内で、飯島町在住の映画監督後藤俊夫さん、市関係者、会員らが撮影や編集技術、音の使い方などを基準に審査した。
市長賞は、伊那市のイベント、高校伊那駅伝を題材に、高遠町まで伸びた新コースや、沿道の応援を受けながら走る選手たちの姿をとらえた作品。
表彰式で、入賞作品を1点ずつ放映し、会員は仲間の出来栄えに見入った。
飯島会長は「100点満点中70点以上が80%で、甲乙つけがたかった。団塊世代の定年退職で、ビデオを始める人が増えると思う。生きがいに通じるクラブ活動ができれば」と話した。
市長賞以外の入賞作は次の通り(敬称略)。
▽ケーブルテレビ賞=小坂友信(伊那市山寺)▽監督賞=飯島尚美(川北)▽市教育委員会賞=河野恆(池田町)▽会長賞=白鳥節夫(美篶)▽中日賞=小山喜美子(同)▽信濃毎日新聞社賞=武田忠芳(横山)▽伊那毎日新聞社賞=平沢三千人(南箕輪村)▽長野日報社賞=市川東明(箕輪町)▽みのわ新聞社賞=石川はつめ(伊那市美篶)▽有線放送賞=赤羽仁(同)▽上伊那教育会長賞=小島勇男(南箕輪村)▽特別賞=小山喜美子・市川東明(共同制作)▽NHK長野ビデオクラブ会長賞=赤羽伊三夫(伊那市西春近)▽奨励賞=向山雄一(箕輪町)▽新人賞=前田耕一(伊那市高遠町)▽努力賞=鵜生川寿和(辰野町)平沢正憲(伊那市野底)有賀光代(川北)城倉広夫(高遠町)中村勝(日影) -
中尾歌舞伎の春季公演
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会(西村篝会長、30人)の春季定期公演が29日、文化伝承施設「中尾座」であった。県内外から約300人が詰めかけ、会員の熱演に見入った。
演目は、4年ぶりとなる「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」。弁慶が自分の娘を刺し殺し、主君である源義経に忠誠心を見せる話。
浄瑠璃と三味線に合わせ、弁慶が娘を身代わりにしたことを悔やんで男泣きしたり、偽者と疑われないために源義経の正室「卿(きょう)の君」の守役・侍従太郎が切腹したりと迫真の演技を見せた。
見物人から、盛んにかけ声やおひねりが飛んだ。
旧長谷村出身者でつくる「東京長谷人会」のメンバー18人も鑑賞。
大羽繁会長(74)は「延々と築いてきた文化に触れ、感動した。さらにふるさととのきずなを深めていきたい」と話した。
中尾歌舞伎は市無形文化財指定。江戸時代からの歴史があり、一時、戦争で自然消滅したが、86年に復活。例年、春と秋に定期公演を開いている。 -
田原区が有害鳥獣被害防止のための電気牧さく設置
有害鳥獣の農作物被害が深刻化する伊那市東春近の田原区(林一夫区長)と田原集落営農実践委員会(「伊東由和委員長)は29日、畑に隣接する山すそ約5キロに電気牧さくを設置した。地元農家や住民など100人以上が集まり、協力しながら作業に取り組んだ=写真。
田原区では上段地域を中心シカなどによる農作物被害が増加しており、被害が大きい上段地域は家庭菜園にまで及んでいる。作っても食べられてしまうという現状から、耕作を放棄する農業者も増えており、田原集落営農実践委員会が中心となって対策を検討。その結果、イノシシやシカの侵入を防ぐには効果の高い電気牧さくを設置することを決めた。 この日は、ステンレス線の電気牧さくを南福地区との境から駒ヶ根市との境まで設置。資材費、約150万円は県、市、農業共済、東春近地区農業振興センターの補助でまかなった。
隣接する富県地区などでは中山間地対応の補助を受けて既に電気牧さくが設置している。農業者だけでなく、住民全体で有害鳥獣対策に取り組むのは珍しく、関係者は「区民全体に有害鳥獣被害の深刻さに対する認識が広まっているのだと思う」と話していた。 -
【高校野球】北信越県大会南信予選・3日目
高校野球の第116回春季北信越県大会南信予選は29、30日、県営飯田球場と諏訪湖スタジアムであり、1回戦4試合、2回戦7試合があった。30日、上伊那勢は辰野が下伊那農業に10竏・、伊那弥生が赤穂に4竏・、駒ヶ根が飯田に8竏・で勝利。高遠が岡谷南に3竏・1、上伊那農業が諏訪清陵0竏・2で負けた。
大会4日目の5月3日は、県営飯田球場で辰野竏宙ノ那北戦(午前10時)、伊那弥生竏忠ェ谷南戦(午後0時30分)、諏訪湖スタジアムで駒ヶ根工業竏樗ム田長姫戦(午前10時)がある。
○…辰野は2回、先頭打者が出塁すると連打で4点を先制する。3、4回は連続三者凡退したが5回、2死から打線が爆発。長打や相手四死球などで小刻みに得点すると最後は唐沢が右前安打を放ち2試合連続コールド勝利を収めた。
○…伊那弥生は5回、1死から白鳥が左前安打で出塁すると唐沢の中前安打で先制点を獲得。8回にも長打などで好機を広げると3点を加点し、勝負を決めた。赤穂は6、8回、得点圏にランナーを進めるも、あと一本が打てず無得点に終わった。
○…高遠は初回、1点を先制されるもその裏、相手失策で出塁した北原が山浦の中前安打で生還し同点。2回にも2点を加点されるがすぐさま追いつき粘り強さをみせた。しかし、その後は好機をつくれず5、8回の連打を受けてコールド負けした。
結果は次の通り。
【30日・県営飯田球場】
駒ヶ根工業
000002420-8
001000010-2
飯田
諏訪清陵
011010-12
00000-0
上伊那農業
(5回コールド)
【30日・諏訪湖スタジアム】
下伊那農業
00000-0
04006-10
辰野
(5回コールド)
赤穂
000000000-0
00001003×-
4
伊那弥生
岡谷南
12003005-11
10200000-3
高遠
(8回コールド)
29日、上伊那勢は赤穂が阿南に3竏・、高遠が岡谷東に3竏・、上伊那農業が阿智に8竏・でそれぞれ勝った。
【29日・県営飯田球場】
阿南
000002000-2
00020001×-3
赤穂
岡谷東
000000000-
0
03000000×-
3
高遠
【29日・諏訪湖スタジアム】
阿智
0000000-0
010250×-8
上伊那農業
(7回コールド) -
【記者室】市民活動の実態は
不要傘を買い物袋にリサイクルするなど活発に活動する箕輪町消費者の会。総会で、「役員だけでなく会員をもっと働かせることを考えたほうがいい」との声。もちろんすべてではないだろうが、一般会員の活動があまりされていないらしい発言に驚いた▼活発に見える組織でも主に動くのは役員で、役員の負担は大きいようだ。率先して役員が動くことは大切だが、会員皆の支えが無ければ組織そのものも先細りになる▼本年度、初の男性会長が誕生した。「全員が会長の気持ちで活動を」とのあいさつは、会の現状を表したものだったのだろう。より活発な活動を求める意見に「受けて立つ」とも。いささか荒っぽい気もするが、これからどんな活動がされるだろうか。(村上裕子)
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福与城址まつり
箕輪町の福与城址で29日、第11回福与城址まつりがあった。箕輪南小学校の児童らによる太鼓演奏などがあり、訪れた地域住民を楽しませた。
福与区と三日町区の有志でつくる「福与城址を守る会」の主催で毎年行われているもので、今年は木下和紙保存会がNHKの大河ドラマにちなんで制作した風林火山をテーマとした山車飾りも展示。また、同地から移り住んだと言われている静岡県大井川町に住む「福与」姓の人たち16人も祭りに駆けつけた。
松崎久司実行委員長は「守る会の役割は先人から引き継いだ素晴らしい城址をこのままの姿で引き継いでいくことと、この城跡を通じて地域を活性化すること。城址周辺をスイセンの里とする計画もあり、今年から徐々にスイセンを植えていきたいと考えている。この城址を中心として地域、まちの活性化につなげていきたい」と語った。
スイセンは守る会のメンバーと箕輪南小学校の児童が今年の秋ころに植えること植えることを予定している。 -
箕輪町消防団春季訓練
箕輪町消防団(平沢久一団長)は29日、本年度の春季訓練を箕輪中部小学校のグラウンドで開いた。団長以下188人が参加し、動作一つひとつの動きをしっかりと確認。有事に備えた。
平沢団長は「訓練は災害時に規律ある団体行動をとるためのもの。有事には自らの安全を確保しながら町民の被害が最小限に留まるよう、力を発揮してほしい」とあいさつ。
その後、分団ごとに分かれて機械点検や規律訓練、分列行進などを実施。団員たちは各分団長の支持に従いながら、きびきびとした動作で訓練に取り組んでいた。
また、功績のあった団員に対する表彰状の伝達と感謝状の贈呈もあった。
表彰、感謝状の贈呈は次のみなさん。
◇日消功績章=平沢久一
◇日消精績章=春日秀雄
◇町長感謝状=石田博史、平出貴浩、唐沢晋一、向山聡史、北原雅志、岡孝之、春日秀雄、三井博幸、佐藤好統、唐沢貴幸、原伸一朗、唐沢智之、田中裕一、花岡慎吾
◇団長感謝状=桑沢国一 -
メーデー
連合系(連合長野上伊那地域協議会、上伊那地区労組会議、上伊那地区労福協)の第78回上伊那地区メーデーが29日、伊那市民会館であった。77単組約1500人が集まり、豊かで公正な社会の実現と格差是正、労働条件の改善などを訴えた=写真。
昨年に続き今年も連合系、労組系は別々にメーデーを開催。連合系のメーデーでは、福島敬実行委員長が「ここ数年、強い者はより強く、弱い者は切り捨てるといった二極化が進んでおり、私たちの生活が根底から脅かされている。今こそパートや派遣、契約労働者とも手を組んで格差是正を訴えていく時。行政改革の名のもと、規制緩和が進み、働く者の生活環境が以前より不安定になっている。ゆとり・豊かさ・公正な社会をつくるため、ともにがんばりましょう」と呼びかけた。
その後、市内でデモ行進を行い、ホワイトカラー・イグゼンプションの反対、働く者のためのワークルールの実現などを訴えた。