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宮田村春季スポーツ大会
宮田村春季スポーツ大会が3日開かれ、村内の3会場でソフトボール、ソフトバレー、ゲートボールがそれぞれ行われた。ソフトボールは宮田球場で行われ、参加者は強い日差しも気にせず、元気いっぱいでグラウンドを駆け回った=写真。時折、凡フライを・スばんざい・スするなどエラーも出たが、「ドンマイ」と仲間同士で声を掛け合いながら、和気あいあいでプレーを楽しんでいた。
上位は次の通り。
▼ソフトボール(1)新田(2)大田切(3)北割、南割▼ソフトバレー(1)町三(2)新田(3)町一、つつじが丘▼ゲートボール(1)町一(2)新田(3)大原、北割 -
祇園ばやしけいこ
あばれみこしで知られる宮田村伝統の津島神社祇園祭りの祇園ばやしを演奏する「子ども祇園ばやしの会」のけいこが始まっている。7月21、22日の本番に向けて3日、2回目のけいこが津島神社境内にある町二区公民館で行われた。小学1年縲恍・w3年までの約30人が参加し、祇園ばやしの会(川手友幸会長)の会員らの指導を受けながら『あげは』『花ばやし』などの曲を熱心に練習した=写真。けいこは週に1回程度行っていく。
子ども祇園ばやしの会は将来に伝統を引き継ごうと82年に発足し、毎年の祭りを盛り上げてきた。25周年を迎えた今年は記念として6曲を収めた自主製作のCDを制作し、関係者に配布した。 -
ローメンの日
伊那市のローメンズクラブは「ローメンの日」の4日、加盟する31店で通常価格を400円に下げて提供した。地元をはじめ、県内外からローメンファンが詰めかけた。
名物料理ローメンは、蒸しためんに、マトン、キャベツなどを入れたもので、客は酢やニンニク、ソースなどでそれぞれ自分の好みに合わせて味付けて食べた。
秋田県や愛知県、東京都などから来たツーリンググループはローメンを目当てに来伊。スープ風と焼きそば風の2店舗を食べ比べた。「めんが独特。変わった味だが、ニンニクを入れたりすると、味が変わる」と平らげた。
50年ほど前からローメンを食べているという諏訪市の福沢千秋さんは「やみつきになる味。上伊那に住んでいたときは、3日に1度は食べていた」と話した。
先月11日、ローメンを考案した「万里」社長の伊藤和弌さんが死去。「万里」の有賀金一店主は「社長が築いた味を落とさず、守っていきたい」と気持ちを新たにした。
ローメンは55(昭和30)年に誕生。店によって味が異なり、根強いファンを持つ。
「ローメンの日」は「蒸(6)し(4)めん」のごろ合わせから設定。10周年を記念し、食べた人に100円の割引券を配った。 -
手良保育園でポニーと子牛とのふれあい
本物の馬や牛ってどんな感触?竏秩B伊那市の手良保育園(伊藤正子園長)の園児約70人が4日、同地区の酪農家・酒井秀明さん(35)が飼育するポニーと今年4月に生まれたばかりの子牛と触れ合った=写真。
触れ合い体験はなかなか触れ合う機会のない大型動物との触れ合いを楽しんでもらおう竏窒ニ、昨年から始まったもの。今年も、中央酪農会議から酪農教育ファームの認定を受けている酒井さんが協力し、牧場で飼育しているポニーと子牛を連れて同園を訪れた。
園児たちはポニーに代わる代わる乗馬し、子牛がミルクを飲む様子を見学。「優しくしなきゃだめだよ」「気持ちいい」などと子牛の頭や体をなで、動物の温かさを肌で感じていた。
伊藤園長は「大きい動物と触れ合うのは子どもにとっても良いと思う。また、普段は見ることができない働くお父さんの様子を知る良い機会」と話していた。 -
長谷でシコクビエの機械栽培開始
昔ながらの雑穀で地域おこしを竏秩B伊那市長谷のレストラン経営・吉田洋介さん(39)と農業・春日孝徳(72)などが4日、イネ科の雑穀・シコクビエの本格栽培を開始した=写真。移植作業から脱穀、除草まで各工程で既存の機械を用いることで省力化を実現。増加する高齢農業者にも取り組み易い作物となっている。また、水田をそのまま利用することができるため、遊休農地の解消や転作田の有効活用にもなると期待している。
取り組みは健康志向の広まりとともに付加価値が高まっている“雑穀”に着目したもの。今は途絶えてしまった在来の雑穀を復活させるとともに特産品化を図り、地域振興につなげていこう竏窒ニ、信州大学農学部の井上直人教授の研究室とともに昨年から試験栽培を進めてきた。
その結果から本年度は、機械化し易く、有害鳥獣被害もなかったシコクビエを本格的に栽培していくことになった。
この日は約12アールの水田にシコクビエの苗を田植え機で移植。井上教授によると、シコクビエはビタミンやミネラルが豊富なほか、肌の代謝に有効なパントテン酸も多く含まれているという。そのほかにも今年はモチアワ、アマランサスなどを栽培する。
一方、販路拡大は今後の課題となるが、吉田さんは「現在日本国内に出回っているシコクビエのほとんどが輸入品。需要はあるが供給が追いついていない状況にある」と期待を示す。
当面は吉田さんが経営するレストランで調理に用いたりホームページを通じて販売していく。
収穫は10月下旬の見込み。 -
西箕輪景観ウォーキング
地元住民らが西箕輪地区の景観のよさを歩いて確かめる企画「景観ウォーキング」が3日、同地区内であった。景観保全活動を支援する県景観条例「景観育成特定地区」の指定を目指す地元地権者らでつくる「西箕輪ふるさと景観住民協定者会」(小池知志会長)などの企画。地元の景観の素晴らしさを再認識するため会員ら約30人が集まった=写真。
ウォーキングは、指定を受けるに辺り、故郷の景観を住民が共通理解することが大前提となるため企画した。コースは吹上、大泉新田、大萱の地域を歩く約10キロコースで実施。吹上神社にある推定年齢千年のサワラ古木、大萱の「富士塚」などの各地域の魅力を参加者らで語り合った。
イベントは、同市と隣接する市町村境を歩く新市誕生イベント「平成の大検地」に関係した企画で、市町村境5カ所での撮影検地もあった。
同会は、法的規制力のある景観育成特定地区の指定による地域の景観保全を目指す。今後は、景観現状調査(住民アンケート含む)や土地所有者の3分の2以上の同意獲得などの手順を踏んで指定を受ける。
ウォーキングは10日、羽広、上戸、中条、与地の各地域を歩く約9キロコースも実施する。 -
南信地区中学校総体陸上競技結果
◆南信地区中学校総体陸上競技決勝記録(2日・伊那市陸上競技場)=上伊那関係分
【男子】
▼1年100メートル (2)唐沢玄(南箕輪)13秒51(3)亀井佳吾(西箕輪)13秒63(5)小林渡(伊那東部)13秒85(7)渡辺真也(箕輪)14秒03▼2年100メートル (1)稲見正麻(南箕輪)12秒68(5)小田部宙(春富)13秒02▼3年100メートル (1)加藤一樹(赤穂)11秒83(2)原翔太(伊那)12秒15(4)蟹沢恭吾(伊那東部)12秒66(5)山口雄己(箕輪)12秒75(6)金子義朗(箕輪)12秒90▼200メートル (2)松尾駿輝(赤穂3)24秒31(3)田畑勇貴(伊那3)24秒55(5)白鳥克弥(西箕輪3)25秒00(7)北原蒼士(駒ヶ根東3)26秒33▼400メートル (1)大野裕紀(赤穂3)52秒04(3)富田将平(伊那東部3)56秒60(4)高島一貴(南箕輪3)56秒72(5)小田切隼人(宮田3)57秒74(6)米沢祥吾(駒ヶ根東3)57秒98(7)福沢大輔(赤穂2)58秒10▼800メートル (4)大沢知真(伊那東部3)2分18秒13(5)天野進(駒ヶ根東2)2分18秒16(7)下平庸介(駒ヶ根東2)2分24秒11▼1年1500メートル (2)久保田隼(飯島)4分48秒19(7)大蔵孝明(駒ヶ根東)5分02秒84▼2・3年1500メートル (1)小林純平(駒ヶ根東3)4分20秒55(6)竹村亮作(駒ヶ根東2)4分33秒92(7)樋口正晃(宮田3)4分34秒34▼3000メートル (1)福沢潤一(駒ヶ根東3)9分05秒38=大会新(3)白鳥敦(箕輪3)9分37秒91(5)南沢延輝(中川2)9分44秒47(6)久保田光(駒ヶ根東3)9分53秒80▼110メートル障害 (1)森雅貴(赤穂3)15秒82=大会新(4)小椋渉(赤穂3)19秒64(7)蟹沢勇斗(伊那東部2)20秒90▼低学年400メートルリレー (3)伊那東部(小林渡、フジウラアキオ、北原魁人、櫛笥大夢)51秒99(4)駒ヶ根東(所河右京、竹村悠太、矢沢亮太、竹村亮作)53秒23(6)赤穂(小林智哉、中原祐吾、宮入光平、福沢大輔)54秒02(7)南箕輪(唐沢玄、稲見正麻、原智也、諏訪間和也)54秒54(8)箕輪(山口高広、黒河内康介、唐沢祐太朗、渡辺真也)55秒98▼400メートルリレー (1)赤穂(松尾駿輝、加藤一樹、大野裕紀、森雅貴)44秒92=大会新(4)箕輪(山口雄己、市川誠、白鳥敦、金子義朗)48秒71(5)駒ヶ根東(真木啓佑、米沢祥吾、鰍沢将平、北原蒼士)49秒42(6)春富(白鳥周作、小田部宙、竹松高彬、春日太陽)49秒85(7)伊那(林義隆、廣田裕貴、田畑勇貴、原翔太)49秒93(8)伊那東部(中島和希、蟹沢恭吾、池上陽祐、富田将平)50秒36▼走り高跳び (2)瀧沢俊輝(中川3)1メートル60(4)真木啓佑(駒ヶ根東2)1メートル60(5)中嶋慎也(赤穂3)1メートル55(7)清水智成(南箕輪2)1メートル50▼棒高跳び (1)春日太陽(春富3)3メートル90=大会新(4)黒河内岳(伊那東部2)2メートル20(5)白鳥颯人(伊那東部2)2メートル20▼1年走り幅跳び (1)中山和樹(西箕輪)4メートル75(3)宮沢拓人(伊那)4メートル70(6)原智也(南箕輪)4メートル41(7)所河右京(駒ヶ根東)4メートル37▼2・3走り幅跳び (1)竹松高彬(春富2)5メートル67(4)市川誠(箕輪3)5メートル35(5)更科剛(辰野3)5メートル31▼砲丸投げ (2)鰍沢将平(駒ヶ根東2)9メートル45(4)安藤純(箕輪2)9メートル06(6)米山雅人(中川3)8メートル76(8)蟹沢良介(辰野3)8メートル04▼4種競技 (2)宮坂佳裕(辰野3)1723得点(3)村沢和樹(宮田3)1705得点(4)北原浩士(伊那東部3)903得点(5)濱丈地加(南箕輪1)737得点(6)竹村正彦(駒ヶ根東2)701得点(7)清水泰志(南箕輪1)642得点
【女子】
▼1年100メートル (3)加藤未理百(箕輪)14秒59(5)坂井聖奈(辰野)14秒97(8)倉科千紘(伊那)15秒37▼2年100メートル (1)征矢萌唯(箕輪)13秒32(2)中村夕貴(赤穂)13秒66(6)北原夏帆(駒ヶ根東)14秒45▼3年100メートル (3)アルッガマゲ左諭(赤穂)14秒23(4)中原里奈(春富)14秒47(6)小林由佳(中川)14秒66(7)茅野万里奈(辰野)14秒74▼200メートル (2)宮下杏香(駒ヶ根東2)28秒39(7)湯沢澪(西箕輪3)29秒19▼800メートル (1)北原成美(駒ヶ根東2)2分24秒08(2)蟹沢未来(赤穂2)2分24秒35(3)湯沢ほのか(駒ヶ根東1)2分27秒27(5)山田咲織(赤穂2)2分28秒34(8)鈴木麗央奈(伊那東部3)2分39秒17▼1500メートル (1)篠田美樹(駒ヶ根東3)4分55秒55(3)森田遥(赤穂2)4分57秒74(4)福沢志穂(駒ヶ根東2)4分58秒44▼100メートル障害 (1)杉江美沙(南箕輪2)17秒76(4)牧野りく(駒ヶ根東3)18秒41(8)平沢麗華(宮田3)19秒41▼低学年400メートルリレー (3)赤穂(望月愛里、松井早希、高倉菜摘、北原亜美)57秒12(4)箕輪(日野奈都子、飯沢美咲、青木友里恵、征矢萌唯)57秒42(5)春富(丸山晴香、松島愛、中原遥菜、伊沢楓)57秒65▼400メートルリレー (2)駒ヶ根東(吉沢文香、宮下杏香、下島瞳、小池麻美)54秒13(3)赤穂(高山理奈、中村夕貴、小林有希菜、アルッガマゲ左諭)54秒29(5)伊那(曽我香凛、金子美穂、春日智香、伊藤美智花)55秒08(8)春富(下島鈴花、有賀みづき、有賀楓子、中原里奈)56秒62▼走り高跳び (1)有賀楓子(春富2)1メートル54(4)白沢美雪(中川3)1メートル35(5)馬場和香子(伊那東部2)1メートル35(6)松島愛(春富2)1メートル30▼棒高跳び(オープン) (1)伊沢楓(春富2)2メートル30(3)田畑みなと(春富2)2メートル10▼1年走り幅跳び (1)青木亜里沙(辰野)4メートル14(5)北原和香菜(駒ヶ根東)3メートル67▼2・3走り幅跳び (2)桐山明日香(宮田3)5メートル07(4)小池麻美(駒ヶ根東3)4メートル54(5)大久保萌花(伊那東部2)4メートル52(6)春日智香(伊那3)4メートル35(7)小牧柚香(春富2)4メートル23▼砲丸投げ (2)村田彩香(南箕輪3)10メートル63(3)大沢樹里(駒ヶ根東3)9メートル41(4)宮下花歩(中川3)9メートル27(5)宮下摩衣(駒ヶ根東3)9メートル16(6)村田名(中川2)8メートル86(7)藤沢茜(箕輪3)8メートル64▼4種競技 (1)中谷一恵(辰野3)1987得点=大会新(2)伊藤美智花(伊那3)1659得点(3)渋谷多江(駒ヶ根東3)1442得点(5)有賀みづき(春富2)1039得点
※各種目上位6人(学校)は県大会(7月1日・松本平広域運動公園陸上競技場)に出場 -
みはらしファームで「花馬まつり」にぎわう
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは3日、「馬の観音様」として有名な同地区にある仲仙寺へ馬とともに参拝する企画「花馬まつり」を開いた。アルストロメリアなどの花を背中に飾った木曽馬とポニーそれぞれ1頭を先頭に、市内を中心とした約100人が参加した=写真。
企画は、五穀豊穣(ほうじょう)や馬の健康を願うため農家が農耕馬を連れて参拝していたのがいわれ。現在の形式はで始めたのは5年ほど前から。毎年、県内から集まった参加者が約2キロの道のりを歩き、それぞれが願いを書いた短冊を寺に納める。
西箕輪小学校3年の唐沢真奈ちゃん(8つ)は母親と弟とともに初めて参加した。「皆が元気に過ごせますように!!」と、丁寧な字でゆっくりと願い事を短冊に書き込んでいた。 -
箕輪町消防団懇親会「赤魚会」
箕輪町消防団の伝統行事「赤魚会」が3日、町役場北側駐車場であった。唐揚げにしたイモリなどの珍味など数種を持ちよって交流を深める懇親会。正副分団長会(山岸健彦会長)の企画で、全6分団から正副分団長やOB消防団員、来賓ら約80人が集まった=写真。
天竜川に生息する赤魚(ウグイ)を酒のさかなにして懇親会を開いていたのがはじまり。毎年、珍味や山、川の幸を各分団が持ちより、町長や小中学校長ら来賓を持てなし、日ごろの消防団活動への理解や協力に感謝した。
イモリの唐揚げは毎年の恒例珍味で、1週間ほど前に沢から採集してきた50匹を「カラッ」と2度揚げして皿に盛った。味見した団員によると「香ばしく、少し苦味がある」との感想。先輩団員らに勧められ、やむを得ず口にする姿が笑いを誘っていた。 -
県高校総体各競技結果
◆県高校総体各種結果=上伊那関係分
【フェンシング】(2竏・日・箕輪町民体育館)
☆男子▽フルーレ個人 (1)白鳥佑弥(伊那北2)(2)今井康友(上伊那農業1)(3)大槻仁志(伊那北1)▽エペ個人 (1)那須野将(伊那北2)(2)太田聖也(同)(3)大槻仁志(伊那北1)▽サーブル個人 (1)白鳥佑弥(伊那北2)(2)丸山章大(同)(3)今井康友(上伊那農業1)
▽フルーレ団体 (1)伊那北A(2)伊那北B(3)伊那北C
☆女子▽フルーレ個人 (1)栗原夏佳(伊那北3)(2)三沢杏奈(赤穂3)(3)野村恵美(赤穂1)▽エペ個人 (1)三沢杏奈(赤穂3)(2)松原優里花(伊那北2)(3)栗原夏佳(伊那北3)▽サーブル個人 (1)北原彰子(赤穂3)(2)野村恵美(赤穂1)(3)橋本彩(伊那北2)
▽フルーレ団体 (1)赤穂A(2)赤穂B(3)伊那北
※男女各フルーレ個人上位2人、団体上位1校と男女各エペ、サーブル個人上位1人は全国大会(8月7竏・1日、滋賀県・嬉野市体育館)に出場
※男女各フルーレ個人上位3人、団体上位1校と男女各エペ、サーブル個人上位1人は北信越大会(15竏・7日、石川県・白山市若宮体育館)に出場
【新体操】(2竏・日・長野市ホワイトリング)
☆女子▽個人総合 (2)中沢歩(伊那西)26・775点(3)長田朋恵(伊那西)24・295点▽種目別ロープ (2)中沢歩(伊那西)13・660点(3)長田朋恵(伊那西)12・415点▽同フープ (2)中沢歩(伊那西)13・115点(3)大沢ひとみ(伊那西)12・265点
▽団体 (1)伊那西(長田朋恵、大沢ひとみ、中沢歩、笠原基衣、百瀬礼、野村香菜)13・945点
※団体上位1校は全国大会(8月3竏・日・佐賀県)に出場。個人総合上位3人、団体上位2校は北信越大会(16竏・7日・富山県)に出場
【弓道】(2竏・日・長野運動公園弓道場)
☆女子▽個人(12射) (3)萩村美海(赤穂)9中▽団体(20射) (3)伊那西
※団体上位3校は北信越大会(16竏・7日・福井市)に出場
【ソフトボール】(2竏・日・伊那市富士塚運動場など)
☆男子
◇決勝▽伊那弥生15竏・飯山北
☆女子
◇1回戦▽赤穂5竏・上田千曲▽上田染谷丘10竏・伊那西
◇準々決勝▽長野商7竏・赤穂
※男子上位2校は北信越大会(16竏・7日・佐久市)に出場
【バスケットボール】(1竏・日・上田自然公園体育館など)
☆男子
◇1回戦▽伊那北107竏・6小諸▽赤穂91竏・7大町▽松本美須々107竏・7上伊那農業
◇2回戦▽伊那北97竏・8長野東▽佐久長聖103竏・8赤穂
◇準々決勝▽松商学園110竏・4伊那北
☆女子
◇1回戦▽伊那弥生64竏・8松本美須々▽豊科86竏・0赤穂▽上伊那農業69竏・3松本蟻ケ崎▽小諸102竏・1伊那北▽小諸商65竏・4伊那西
◇2回戦▽佐久長聖111竏・5伊那弥生▽長野吉田102竏・7上伊那農業
【バレーボール】(2竏・日・岡谷工業高校体育館など)
☆男子
◇1回戦▽箕輪工業2竏・長野吉田▽伊那北2竏・篠ノ井▽創造学園2竏・伊那弥生
◇2回戦▽丸子修学館2竏・箕輪工業▽伊那北2竏・小諸
◇準々決勝▽創造学園2竏・伊那北
☆女子
◇1回戦▽飯山2竏・伊那西▽伊那北2竏・田川
◇2回戦▽伊那北2竏・野沢北
◇準々決勝▽飯山2竏・伊那北 -
南箕輪公民館「森林に親しむ講座」はじまる
南箕輪村公民館の事業「森林(もり)に親しむ講座」が3日、同村の大芝高原みんなの森で開講した。子供連れなど約10人が参加。鳥のさえずりが響き渡る中で安らぎながら、インストラクターによる同森内の樹木の説明に耳を傾けた。
森林セラピーロードに認定された「みんなの森」で開く、2年目の取り組み。森林インストラクターの平林和彦さん=大芝=を今年も講師に迎え、11月までの全6回の講座で植物の種類や名前、森林の働きなどについて学習する。
初回は、コナラやヤマウルシなどについて学習。平林さんは、地面から伸びる若葉を指差し、コナラのドングリから毎年、芽が出ているんですよ竏窒ネどと呼びかけ参加者にさまなまな樹木を説明した。「今は関心が薄くなってきているので森のよいところを紹介したい」と話した。
平林さんと一緒にドングリを拾う参加者ら -
伊那署協議会 委員委嘱
伊那警察署協議会の委員委嘱式が1日、同署であった。委員の任期(2年)満了に伴う式で、再任7人、新任8人の計15人に対し、県公安委員会の委嘱状を小嶋惣逸同署長が受け渡した=写真。
同協議会は、警察が住民の声に基づいて行動するような仕組みを確立するため、01年6月に発足した制度。委員委嘱した地域住民の警察に対する要望や意見を反映させながら業務運営を改善するなどの目的がある。
委嘱式の後、本年第1回目の協議会を開催。「大量退職時代を迎えての優秀な人材の確保と若い警察官の育成」について、住民の意見を聞いた。協議会は年間4回あり、その都度、テーマを設けて話し合う。 -
信濃教育会定期総集会
信濃教育会定期総集会は2日、伊那市の県伊那文化会館で開いた。約千人が参加し、講演やパネルディスカッションを通して学校づくりを考えた。
パネルディスカッションは「今、職能に何が求められているのか」-改めて、授業づくり・学校づくりを考える-をテーマに討論した。
パネリストは、信濃教育会教科書編集部部長、小学校教頭、小・中学校教諭、講演会の講師を務めた国際基督教大学の藤田英典教授の5人。コーディネーターは信濃教育会教育研究所の牛山栄世副所長。
パネリストは、「スキルトレーニングに走っているが、人間として根っこになる見えない学力をつけないといけない。学校の中で根っこを育てることを研修し意図的に話していく必要がある」「子どもと感動体験を共有できる教師になることが大切な一つの要素」など意見を述べた。コーディネーターは、「教師自身の探求心、それを体でつかみ取っていく授業づくりを大事にしていきたい。各自の問題意識を学校の中で響かせ合う、生の話し合いが求められている」と述べた。 -
麦秋、大麦の刈り取り
中川村片桐田島の天竜川右岸に広がる転作田で大麦の収穫作業が4日から始まった。黄金色に実った麦畑で、コンバインが軽快なエンジン音を立てて、刈り取っていく=写真。
大麦は六条大麦系の「ファイバースノー」が主体。コンバインで収穫した麦は、宮田村のカントリエレベーターで乾燥、うどんなどの食用として出荷される。
上伊那全体では150ヘクタールが作付けされ、750トンの収量を見こむ。
上伊那農協の関係者の話では作柄は平年並とか。 -
ブーゲンビリア満開
駒ケ根市南割の園芸農家、北村信之さん花育苗ハウスでは、ブーゲンビリアが満開、濃いピンクの花がハウスを占領している。
8年前、約30センチ前後の鉢植えをもらって育てた。どんどん成長し、夏には華やかな花をつけていたが、今年2月の強風でハウスの屋根が飛び、南国の花、ブーゲンビリアはすっかり葉を落した。
北村さんは「寒さで枯れてしまったと思ったが、5月中旬になって、今まで咲かなかった枝の先まで見事に咲いた。寒さに当てたことが良かったのでは」と話している。
ブーゲンビリア 原産地は中央アメリカなどの熱帯雨林。花びらのように見える部分は花を取り巻く葉(包葉)で、実際の花は花の中央部にある白い小さな花。 -
お粥(かゆ)ポットを贈呈
離乳食はお粥(かゆ)ポットで炊いた愛情いっぱいのおかゆを-。上伊那農協は4日、中川村に、食卓「愛」の運動として、お粥ポット20個とお米券(1キロ引換え券)20枚を贈った。
同運動は、おいしいおかゆをつくるお粥ポット(行平なべ)を離乳の初めから使い、米の味や栄養価を見直し、温かいお母さんの手作りの味を覚え、合わせて米の販路拡大にと、伊那保健所とタイアップし、88年から始まり、今年で19年目。
役場には松下弘毅理事が訪れ「上伊那は米どころ、品質もいい。小さい時からお米の味に親しんで」と述べ、曽我村長に手渡した。
同席した村栄養士の米山ゆみさんは「1昨年、行平なべからお粥ポットに代わり、ご飯と一緒に炊けて使い勝手がいいと、喜ばれている」と感謝した。
お粥ポットとお米券は4カ月児健診の離乳食指導に合わせ、ポットは第1子に、お米券は希望者に贈られる。
この日、飯島町にもお粥ポット10個とお米券25枚が贈られた。 -
【記者室】耳で聞くお話
南箕輪村図書館で「お話を語る」講座が始まった。まず聞き手の楽しさを理解するためお話を聞くことから始め、次にお話を選び、覚えて語ることを学ぶ▼講師によれば、お話を語るというのは、語る人と聞き手が一緒に作り上げる世界だという。取材だけでは“一緒に作る世界”までは理解できなかったが、本で読み知っているお話でも、語りで聞くとまた違った世界が自分の中に広がる感覚を味わった▼耳で聞くお話は視覚的な情報がないため、どんどん想像が膨らみ自分で自由に世界を作り出していく。これがお話を聞く魅力だろうか。皆に知ってほしいという講師。もし機会があれば聞いてみてはいかがだろう。不思議な魅力がある世界を味わえるかもしれない。(村上裕子)
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伊那市長杯争奪バドミントン大会
第48回伊那市長杯争奪バドミントン大会は3日、伊那市西春近のサンビレッジ体育館であった。高校生から一般までの約80人が参加し、男女別のシングルス、ダブルスで優勝を競った=写真。市、市教育委員会、市体育協会の主催。
選手らのレベルに応じ、それぞれの種目に初級、中上級を設け、予選リーグ、決勝トーナメントを展開。本年は大会運営組織の強化により、本年は選手参加の呼びかけや登録方法を改善し、昨年より出場が増え、大会も盛り上がったという。
結果は次の通り。
☆男子
【ダブルス】▽初級 (1)田口悠貴・竹村一高(上伊那農業高)(2)樋口毅知・桜井良輔(上伊那農業高)(3)栗原宏樹・山岸哲(中地区)▽中上級 (1)小野幹雄・春日浩隆(中地区)(2)水口正敬・武井俊文(Laugh)(3)長尾賢史・豊田泰久(WEEB)、小林正幸(富県)・根津仁志(ラフ)
【シングルス】▽初級 (1)網野成巳(上伊那農業高)(2)羽生友多(上伊那農業高)(3)辰野宏介(上伊那農業高)、栗原宏樹(中地区)▽中上級 (1)小林正幸(富県)(2)小野幹雄(中地区)(3)春日浩隆(中地区)、長尾賢史(WEEB)
☆女子
【ダブルス】▽初級 (1)小松友紀恵・塩沢夏那子(伊那弥生高)(2)伊井島里佳・伊藤奈美江(Laugh)(3)小椋美智香・唐沢由香(上伊那農業高)、福村恵・小林明日香(伊那弥生高)▽中上級 (1)清水絵美・春日志保(中地区)(2)佐藤志乃・中村由香里(JOY)(3)大西響・原春美(WEEB)、稲田亜美、下島祐美(伊那弥生高)
【シングルス】▽初級 (1)小平真衣(上伊那農業高)(2)稲田亜美(伊那弥生高)(3)根津志保美(伊那弥生高)、清水陽香(伊那弥生高)▽中上級 (1)清水絵美(中地区)(2)春日志保(中地区)(3)原綾子(伊那弥生高)、玉木愛実(伊那弥生高) -
大田切の県単農道2車線と歩道確保へ
宮田村大田切区と新田区をつなぐ県単農道事業で、広域農道と国道153号を結ぶ大田切の区間は全線で2車線と歩道を確保して整備される見通しになった。県は2003年、財政難を理由に同区間の事業縮小を発表。しかし、地元や村などは、当初計画通りの整備を県に求めていた。村は引き続き、貴重な動植物保護を理由に中止となった広域農道から西側の331メートルの区間についても再考を県に要望する。
全幅9・2メートル(うち歩道は2・5メートル)の2車線道路として01年度に着工。しかし03年に全線の2車線確保は見直され、区間の一部は待避所などを設ける「1・5車線」に格下げされた。
・ス復活・スとも言える今回の事業見直しにより、全線でほぼ当初計画通りの幅員に。数十メートルのみ幅員が狭くなるが、2車線と歩道は確保できるという。
03年に事業縮小が明らかになって以降、地元住民や地権者らでつくる整備推進委員会は、1・5車線では安全面、経済効果などに影響が大きいと懸念。
村とともに県へ再考を促し、昨年には三者立会いのもと、現地調査にこぎ着けていた。
JR飯田線と農道が立体交差する線路高架橋が5月末までに完成。本年度末までに広域農道から国道の全区間が完工する運びだ。
4日の村議会6月定例会冒頭、清水靖夫村長は経過を説明した。 -
「信州風景絵画展」 5日まで
「信州風景絵画展」は5日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。伊那谷や安曇野など、県内の風景を画題とした油絵、日本画など40余点を展示販売している=写真。
中川紀元、石井柏亭、小山敬三、丸山晩霞ら有名作家を中心に約40人の作品が並ぶ。関係者は「さまざまなジャンルの画家が描く信州の風景を楽しんで」と来場を呼びかける。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
環境保全に関するポスターの入選作品展示
6月の環境月間に合わせて市民団体や事業者、市町村などでつくる「豊かな環境づくり上伊那地域会議」は15日まで、06年度環境保全に関するポスターの県内入選作品を伊那市の県伊那合同庁舎2階ホールに展示している=写真。
ポスターは自然保護や生活環境に関する認識を深め、環境保全意識高揚を図る目的で小学生縲怦齡ハを対象として毎年この時期に募集している。全県で3143点の応募があった昨年度は、上伊那地区からも618点の応募があり、優秀賞1点、入選5点が選ばれた。
今回展示している作品は最優秀賞から入選まで14点。宮田小学校の松浦玲菜さんの入選作品なども含まれている。
近年は温暖化防止を呼びかける内容のものが多く、かわいらしいイラストとともにごみの減量化やマイバックの利用を訴えた作品もあった。 -
伊那市で新たな1家族が家族経営協定を締結
農業に取り組む家族同士が、経営における役割分担などのルールを決めて協定を交わす「家族経営協定」の協定式が1日、伊那市役所であった。果樹や野菜などを中心とした農業経営に取り組む伊那市横山の中村健さん一家が新たに協定を交わしたほか、富県の橋爪公明さん家族が契約見直しの締結を交わした=写真。
同協定はそれぞれの役割があいまいになりやすい家族経営において、それぞれの役割や労働報酬、休日の暮らし方ルールを文書で取り交わし、一人ひとりが経営の主体となって魅力ある農業を目指すために始まったもの。伊那市でも96年から始まり、これまでに66組の家族が協定を交わしているが、今回は1年ぶりの締結となった。
今回新たに協定を結んだ中村さんの父・新一さんは「これからもいろんな形態を模索していきたいと考えている。協定は一つの基準。これをもとにして話し合いの場をもつようにしていくことが大切だと思っている」と話していた。 -
南箕輪村南部小6年生を「わが家のセーフティーリーダー」に委嘱
伊那署は1日、健全育成活動を推進し子どもの規範意識、防犯意識を育てる「わが家のセーフティーリーダー」に、南箕輪村立南部小学校6年生42人を委嘱した。
セーフティーリーダーの任務は▽決められたルールを守る▽みんなの手本になる行動をとる▽悪いことをしている人を注意する-。亘浩幸生活安全課長が、氏名と任務を書いた「証」を児童一人ひとりに交付した。
児童代表の中嶋健太君は、「最高学年の自覚を持ち、登下校の安全を守れるよう見本を見せたり、生活の中で安全の大切さを忘れないようにし、時にはお父さん、お母さんにアドバイスしたい」と決意を述べた。
亘課長は、「あいさつ、朝ごはんを毎日食べる、家の仕事を手伝う3つのお願いを守って立派な大人になってほしい」とあいさつした。
伊那署管内では本年度、伊那西小学校児童も委嘱する。 -
「お話を語る」講座開講
南箕輪村図書館の「お話を語る」講座が1日夜、村民センターで始まった。受講者は、講師が語る昔話に静かに聞き入った。
南部小学校司書の藤沢薫さんを講師に、お話を聞くことから始め、話を選び、少しずつ覚えて語ることを学ぶ全6回。昨年に続き2年目。
藤沢さんは、お話を語ることについて「言葉だけだが自分の世界を作れる。不思議な魅力を感じる」と説明。「自分が楽しい気持ちが意欲につながる。語る人と聞き手が一緒に作り上げる世界なので、まず聞き手の楽しさをわかってほしい」と、初回は「お話を聞く」をテーマに、日本の昔話「くわずにょうぼう」、グリムの昔話「熊の皮を着た男」など3つのお話を語った。
覚え方についての質問には、自分の頭に浮かんだイメージ“絵”を見ながら覚える方法をアドバイスした。
受講者は継続参加の人もいて、「子どもたちに語れるようになりたい」「今年はもう少し長いお話を覚えたい」などと話した。 -
箕輪町焼酎いも生産組合
一般参加の「いも焼酎を愛する会」が苗植え箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)が一般に参加を呼びかけた、焼酎用サツマイモの栽培体験をする「いも焼酎を愛する会」が2日、木下の畑でサツマイモの苗植え作業に精を出した。
住民参加型のサツマイモ生産により地域の活性化、遊休農地の解消を図ると共に、栽培体験を通して地産地消の意義を啓蒙しようと、昨年に引き続いて「-愛する会」の仲間を募り、箕輪町、伊那市、南箕輪村から18人が参加した。
焼酎いも生産の取り組みは3年目。今年は町内全体で約3ヘクタールにコガネセンガン4万4千本、ベニアズマ1万本を植える計画。今年は地産地消のねらいから、一部を除き地元産の苗を使っている。
この日の作業は、南部営農組合が管理する畑20アールで、一般と組合役員ら26人が、畝に穴を開ける、苗を挿しこむ、土をかける3工程を分担。大人は作業に対してプレゼントされるいも焼酎「みのわ」を楽しみに、子ども達も畑の中を行き来して作業を手伝い、約2時間かけてベニアズマの苗約5千本を植えた。
会員は10月中旬ころに収穫作業をする。その間は組合で管理する。いも焼酎は喜久水酒造(飯田市)で醸造し、今年も試飲会イベントを開く予定。 -
青年海外協力隊帰国隊員
箕輪町
北原明子さん05年4月、青年海外協力隊員として南米のパラグアイに派遣された。野菜栽培を指導する農業技師で、現地の高校生に土作りの基礎から教え、2年間の活動を終えた07年3月、帰国した。
大学在学中、青年海外協力隊の経験者から話を聞き関心を抱いた。観光で訪れたカンボジアで、貧しさや地雷被害がある中で生きる人々を見て、役に立つ仕事がいつかできたら-と漠然と思ったことが隊員を目指す入り口となった。勤めていた会社を辞め、大学の農学部で学んだ経歴を基に協力隊に志願した。
派遣先は、ルケ市にあるファビアン・カセレス学校。幼稚部から高等部までの一貫校で、農業科の高等部を受け持った。
パラグアイは野菜を食べないことが国家レベルの問題で、国のプロジェクトとして学校に農業科があり、家庭菜園も推奨しているという。
食べる野菜はトマト、レタス、キャベツだけ。「生徒のほとんどがキュウリを見たことがない。ブロッコリーを食べていたら気持ち悪いと言われたほどです」。そのため、スープなどトマト味の料理があり、生徒も興味を持っているトマトをカリキュラムの中心にし、毎日畑に出て土の耕し方、種のまき方から収穫までを同僚の教諭とチームを組んで教えた。
「問題は私の語学。伝えたいことはたくさんあるけど、最初は生徒に理解してもらえなかった」。生徒60人のうち農作業の経験者はわずか2人。実際に手本を見せて指導した。
学校に予算がなく農薬も肥料も購入できない。「虫が来れば来放題、病気が出れば出放題。それを生かして害虫や病気を教えたけど、なかなかうまくいかなかったですね」。しかし作業をしながら家庭や友達の話をすることで生徒の生活が見え、距離が縮まった。
「なめられないようにきちっとするところはして、でも最後まで生徒とは友達みたいでした」
一番驚いたのは、雨が降ると学校に来ないこと。「傘がないからと言って来ない。先生が来ないことも。本当にのんびりしてました」。最高気温は40度から45度。本当に暑い日も生徒は来なかった。
「とんちんかんなことをするのは日常茶飯事。伸びる芽の一番上を取ってしまうこともあった。『ぼくはやってない』と、絶対謝らないです。面白かったですね」
なかなか謝らない頑固な面もあるが、友達になったら一生友達という情が厚い国民性。「悩むこともあったけど、周りの人がすごく親切にしてくれ、サポートしてくれた。先生も嫌なことを言う人はいなかった。うまく話せなくても話しかけてくれて、温かく包んでくれたので活動ができた」と振り返る。
貴重な経験だったという2年間。「自分に出来たことは何もなかったのではと思うけど、この子達が日本に少しでも興味を持ち、そこから世界を少しでも見てくれたら。私が与えた影響が、この子達の中で考える材料になってくれたらうれしい」(村上裕子) -
伊南安協がマスコット寄贈
交通安全啓発に役立ててほしいと伊南交通安全協会女性部(小町谷美枝部長)は31日、部員らが製作したハッチョウトンボをかたどったマスコット100個を駒ケ根駅前交番(伴野達也所長)に寄贈した。小町谷部長は「地域を巡回する時に高齢者宅を訪問したら、お年寄りに配布して事故防止を呼び掛けてほしい」と手渡した=写真。伴野所長は礼を述べ「交番を訪れる人たちにも配布したい」と話した。
マスコットはライトに照らされると光る夜光反射材をトンボの形に切って作る。大きさは体長6センチ、羽の幅8センチ。交通安全をアピールしようと安協会員らが10年前から製作に取り組み、施行錯誤を繰り返して現在の形が完成した。ハッチョウトンボは駒ケ根市の昆虫でもある。 -
駒ケ根市で水源祭
水道週間(1縲・日)に合わせ、駒ケ根市水道指定店組合(ヤマウラ・沢田英明組合長)は2日、市内北割一区の切石浄水場で07年度の水源祭を行った。組合員のほか市の関係者ら約30人が参列。神職が水神に向かって玉ぐしをささげるなどの神事を行って水道水の安定供給を祈願した=写真。沢田組合長は「今年の水道週間のスローガンは『水道がうるおす日々の健やかさ』。いかなる場合でも安全、安心な水を安定的に供給するのが使命だ」とあいさつした。
市の上水道事業は1954年に赤穂上水道として創設。翌年通水を開始して以降、段階的に規模を拡大し、現在1日当たり最大約2万立方メートルの給水能力がある。
切石浄水場は施設の老朽化などのため、09年度をめどに全面的に更新される見通し。総事業費は16億円。これにより、水道料金は10年度から2段階に分けて5%程度の値上げが見込まれている。 -
くらふてぃあ杜の市
「手づくり工芸展in駒ケ根Vol11くらふてぃあ杜の市」が駒ケ根高原の2カ所の特設会場で3日まで開かれている。全国各地から集まった約300人の工芸作家らが木工、陶芸、染色、ガラス、皮革、彫金などそれぞれ得意の作品や技を各ブースで披露。訪れた家族連れなどの買い物客らはずらりと並んだブースをゆっくりと歩きながら品定めをして歩き、時折気に入った作品を見つけると作家らと言葉を交わしながら買い求めていた=写真。
杜の市は今年で11回目。初回の市に参加した工芸作家らは約160人だったが年々増加している。
3日は午後5時まで開催。問い合わせは駒ケ根ファームス内の実行委員会(TEL83・7680)へ。 -
藤沢城跡を整備・保存
伊那市高遠町の御堂垣外地域活性化委員会(保科鈴夫委員長、10人)は、藤沢城跡の整備・保存事業に取り組んでいる。近く、山道を整備し、秋にはモミジなど苗木150本を植える。
藤沢城跡は、市指定文化財(史跡)。「高遠風土記」によると、元暦・文治年間(1184竏・0年)に、この地域の領主だった藤沢盛景が、天文18(1549)年には保科正直が住んだといわれる。主郭などの堀、土塁の跡が残る。
昨年1月、御堂垣外区の町内代表者で活性化委員会を組織。城跡の雑木林が茂り、神木の赤松が見えなくなったため、地主の了解を得て伐採するなど整備した。
伐採した場所には、四季を通じて景色を楽しめるように、イワヤマツツジ、モミジ、タカトオコヒガンザクラの苗木各50本を植栽する。
県の地域発元気づくり支援金で84万円の予算がついた。
保科委員長は「地域の貴重な文化財。多くの人に親しんでもらい、後世に伝えていきたい」と話している。