-
日本語ボランティア講座
外国人に日本語を教えるボランティアを養成する講座(全5回)が16日、駒ケ根市のふれあいセンターで開講した。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)の共催。駒ケ根市や伊那市などの約30人が参加し、日本語を外国人に分かりやすく教える方法を学んだ。講師は同ネットワークの唐澤隆子さん。日本に滞在する留学生などの外国人向けの日本語講師を約10年間務めてきたと言う唐澤さんは「皆さんにとって日本語は母国語なので日常無意識に使っているが、言葉の分からない外国人に教えようとすると意外に難しいもの。分かりやすく教えるためには、日本語がどんな言葉なのか改めて意識する必要がある」と話した。参加者は真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
講座は2月13日まで週1回ずつ開かれる。 -
箕輪町議会臨時会
介護予防拠点施設の下古田公民館建設事業費など可決箕輪町議会臨時会は16日開き、地域介護・福祉空間整備等事業費などを盛り込んだ06年度一般会計補正予算案、町道の廃止と認定、バイオディーゼル燃料化事業への支援を求める要望書の提出の4議案を原案通り可決して閉会した。
一般会計補正予算は、歳入歳出に各2億9405万8千円を追加し、総額を85億7424万1千円とする。
歳入は、介護予防拠点施設として、老朽化している下古田公民館を建て替えるための国庫支出金で地域介護・福祉空間整備等交付金7千万円、下古田公民館建設事業の区負担金832万円、ソフト事業にあてる地域介護・福祉空間推進交付金400万円、災害復旧費県補助金1億790万5千円、財政調整基金繰入金1億円など。
歳出の主なものは、地域介護・福祉空間整備等事業費8712万6千円。内訳は下古田公民館の整備工事、土地購入費、介護予防拠点施設の運動メニューシステムなど。南原工業団地拡張用地取得など9586万5千円。
町道の廃止と認定は、南原工業団地拡張予定に伴う路線変更。町道648号線の延長662・68メートルと649号線の延長586・47メートルを廃止。町道648号線の延長520メートルと649号線の延長220メートルを認定する。
バイオディーゼル燃料化事業への支援を求める要望書は、県知事に提出。町が06年度から本格実施している同事業に対し(1)BDF精製施設拡充のための助成(2)安定してBDF精製作業に従事するための経費の支援-を求める。 -
箕輪町中原「中原区民いこいの森」完成お披露目
箕輪町中原区が05年度から2年間かけて整備してきた「中原区民いこいの森」が完成した。14日、お披露目会があり、関係者が完成を祝った。
区内に公園がほしいと考え、05、06年度、町の地域総合活性化事業交付金を受け、帯無川南側の中原区の林野を整備し、あずま屋、焼肉ハウス、河川敷にミニグラウンドを造った。上の沢公園の名称を新たに「中原区民いこいの森」にし、看板も立てた。広さは約4千平方メートル。
公園にはモニュメントを2つ設置。信州美術会の柳沢照治さんが「序の舞」、同会の唐沢正和さんが「絆」を寄贈。ステンレス製のモニュメントで、台座の石は05年度区会と06年度区会がそれぞれ寄贈した。
お披露目会は、平沢豊満町長、中原区に隣接する松島区と富田区の区長をはじめ、区会役員らが出席。完成した公園を見て歩き、記念撮影をした。
中原公民館での式で向山今朝位区長は、「立派なモニュメントが2つ出来上がり、あずま屋など施設も出来た。ますます中原の夢の実現に向け頑張っていく」とあいさつした。
平沢町長は、「行政は材料費だけのバックアップ。区民が総力を結集しての結果。これから真心を持ち、きずなを結び合い、公園を愛していただければ立派に育つと思う。心のよりどころになる場に仕上げていただけると確信している」と祝いの言葉を述べた。 -
かんてんぱぱで書二人展
南信地区の高校にで教べんをとる2人の教諭による作品展「石原寛也・小木曽毅士第6回書二人展」が19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。さまざまな願いが込められた作品16点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展を開く飯田風越高校の石原寛也教諭と諏訪実業高校の小木曽毅士教諭は、2年に1度のペースで二人展を開催しており6回目。
新春に合わせて吉語をメーンとした小木曽さんは、落語「寿限無(じゅげむ)」の一節を大胆に書いた大作をはじめとする6点を、石原さんは自身の思いを認めた詩を作品とした「光」「抽象」など10点を展示しており、それぞれが一つひとつの言葉に合わせた表現を追求している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。 -
亥年に入り、ししカレーの日も開始
今年のえと・亥(イノシシ)のパワーに授かろう竏秩B伊那市役所の食堂「アザレア」で16日、亥(いのしし)年に入って初めての「ししカレー」が並び、お腹を空かせた職員らがその味を楽しんだ=写真。
同食堂では昨年7月から、しし十六(4×4=16)にちなんで、毎月16日を「ししカレーの日」として猪肉カレーを出している。肉に限りがあるため、毎回20食ほどに限定しているが、人気も上々。この日も18食が出た。
カレーを頼んだ職員は「全然くせがなくておいしい」「でも、普通の肉とはやっぱり違う」などと話しながら味わっていた。
現在は猪肉を使った新メニューも考案中だという。 -
凍み大根作り懐かしく
伊那市高遠町上山田の農業平岩兼雄さん(74)宅で、凍み大根作りが進んでいる。
大根が豊作だったため、昨年の2倍の200本を凍み大根用に使う。厚さ2センチほどの輪切りにして、ゆでた大根の中心にビニールひもを通し、水で冷やしてから軒下につるす。日陰に干すと、白いままだという。
5、6月ごろに、みそ汁や煮物にして食べる。
平岩さんは「子ども時分から、手伝わされた。いろりの近くで、夜なべ仕事にやったもんだ」と懐かしむ。
近年、地元でも作る家庭が少なくなっているそうだが「煮物にすると味がしみてうまい」と作り続けている。町内の農産物直売所に出すと、すぐに売り切れるほど人気がある。 -
7市町村で児童手当てに過払い
地事所の行政指導に誤りも2003年4月に上伊那地方事務所が行政指導を誤ったことも重なり、箕輪町を除く管内7市町村で、児童手当てが一部の受給者に1カ月分過剰に支払われていたことが分かった。伊那毎日新聞の取材に対し、竹松政博同地事所長は「各職員の資質向上とともに、このような間違いを防ぐ仕組みを組織的に考えたい」と話した。
過払いの件数は85件。児童手当は申請により誕生日の翌月から支給されるが、各月の1日生まれの一部を誤って誕生の当月分から支給していた。
いつ頃から過払いが発生していたか不明だが、4年前の市町村担当者会議で当時の同地事所厚生課職員が、1日生まれは当月分から支給するとした間違った見解で指導していた。
竹松所長は「どのような経緯で指導したのか分からないが、結果的に是正できず、誤った認識を追認する形になってしまった」と説明。15、16日には各市町村を訪問し、首長らに事情を話して謝罪した。
過払い分の対応は各市町村に委ねられるが、今後の支給分から1カ月分を削るなどの調整方法が考えられる。 -
宮田小3年2組、スーパー経営の前林さん迎え働く意味理解深め
農産物を栽培し、消費者への販売も経験した宮田村宮田小学校3年2組は15日、販売に協力した近くのスーパー「こいち」の前林裕一さんを迎え、仕事の厳しさ、楽しさなどを聞いた。表には見えない苦労があることを学習。一方で客の喜ぶ姿が働く意欲になっていることも知り、社会に生きる一員として仕事の使命を感じた。
開店数時間前の早朝には出勤し、閉店後も夜遅くまで働いていることを知った児童たち。
商品を陳列するだけでなく、市場への買い付け、賞味期限のチェック、配達や広告の企画など、商店を運営していくには多くの仕事があることも学んだ。
「そんなに大変な仕事だとは思わなかった。眠かったり、寒くてもさぼらずにすごい」など、一人ひとり感想を発表した。
「冬なんかは寒くて嫌だなと思う時もあるけど、それでは店が開かない。適当にやっても1日だけど、どうせやるなら一生懸命やったほうがいいでしょ」と前林さん。
喜んでくれる買い物客の笑顔が仕事の原動力になっているとも紹介し、「お客様にほめられると、疲れも苦労も全て吹き飛んでしまいます。スーパーってそんな仕事です」と働く充実感を伝えた。
小学校の社会科では3、4年に仕事の使命などを学ぶが、自分たちも実際に汗を流して働く意味を考えてきた同学級。1年間の学習も終盤に入ったが、今後も地域に目を向けて考えを深めていく。 -
移動手段の確保充実がトップ、宮田村の障害者意識調査で
宮田村の障害者が充実を望む保健、福祉医療サービスで、最も回答が多かったのが所得保障の充実とともに移動手段の確保であることが分かった。村は本年度中に策定する「村障がい者福祉計画」に向けて意見を聞こうと、村内の身体、知的、精神の障害者全346人を対象に意識調査。就労やまちづくりなども聞いており、集まったこれらの意見をもとに計画策定していく。
10月から11月にかけて、35の設問から成る記入選択方式のアンケート調査を実施。回収率は55・2%だった。
サービス充実については13・1%が「福祉バスや福祉タクシーなど移動手段の確保、移送サービス」と回答。
さらに仕事する時に困っていることについて聞いた設問では24・1%が「通勤が困難」と答え、改めて・ス足・スの確保の必要性の高さが浮き彫りになった。
外出時の困ることについては、21・4%が「自分で運転できないために自由が利かない」とも回答。
44・9%は「ほぼ毎日外出する」と答えたが、外出する機会がほとんどない56人中、6人は「外出したいが交通手段がない」、13人は「外出したいが介助者がいない」とした。
調査結果は16日に初回を開いた「村障がい者福祉計画策定員会」で公表。委員からは「障害者の要望の強いものを支援していくことが大切。経済的な問題もあるが、移動手段についても検討を」と意見があった。
同委員会は民生児童委員、社協、医師、さらに身障者福祉協会、介護者ら12人で構成。ただ、知的、精神の当事者がメンバーに含まれず、委員からは意見も出た。 -
高遠小で2分の1成人式
伊那市高遠町の高遠小学校(白鳥彰政校長)で16日、20歳の半分を祝う「2分の1成人式」があり、4年生2クラス37人が将来に向けて飛躍することを誓い合った。
旧高遠町から続く行事で、7年目。児童自らが式典などを計画し、進行を務めた。
児童たちは一人ずつ夢や目標を発表。「プロ野球選手になるために練習して、日本一の投手になりたい」「もっと勉強して教師になり、子どもたちに夢を与えたい」「レスキュー隊員になって一人でも多くの人を助けたい」「父のような警察官になりたい」など、堂々と実現に向けて決意を新たにした。出席した保護者らも我が子の成長に目を細めていた。
来賓の伊東義人高遠町総合支所長は「家族や先生方の愛情で日々成長してきたことに感謝し、これをバネにこれからも頑張ってもらいたい」と祝辞。白鳥校長は「多くの人に感謝する気持ちを忘れず、自分の夢に向けて知恵と努力する力を身につけてほしい」と激励した。
4年生は3月に、夢や希望を記した作文や保護者が寄せた手紙、思い出のものをタイムカプセルに収め、10年後の成人の年に掘り起こす予定という。 -
大芝高原松くい虫対策募金に協力
南箕輪村の信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長、約140人)は、村の大芝高原のアカマツを守る松くい虫対策事業費にあてるために村森林セラピー協議会が始めた募金に協力。16日、4万5千円を届けた。
親交会は4年前から、大芝高原の緑を維持するための一助になればと「緑の基金」として、4月から11月まで月4回開く例会の毎月最終日に募金箱を設置、会員に協力を求めて集まった善意を村に寄付している。本年度は松くい虫被害対策募金にした。
北原会長と事務局長の荻原文博さんが村役場を訪問。「いつまでも大芝高原の緑を守りたいので、少しでも役立ててほしい。今後も一生懸命協力していきたい」と、協議会の大熊恵二会長に寄付金を手渡した。
大熊会長は「これをきっかけに、大芝の緑を自分たちで守ろうという村民の意識がさらに高まれば」と感謝した。 -
上農高校で国際教育実績発表会
高校生の海外研修や外国人との交流の体験を発表する、本年度の県国際教育実績発表会が16日、南箕輪村の上伊那農業高校であった。県高等学校国際教育研究協議会の主催。
上農高校をはじめとする、県内5校の生徒18人が意見発表の部、記録研究発表の部に分かれ、それぞれの思いを話した=写真。県教委など6人の審査員が発表内容、態度などを評価した。
上伊那農業の生物工学科2年の御子柴すみれさんは「モンゴルへ行って見えてきたこと」と題して、体験談を発表。大自然の中で家畜と共に毎日を一生懸命生きている魅力的な姿がある一方で、都市部では貧富の格差が生じ、マンホールで暮す人々がいる現状について語った。
御子柴さんは「遊牧民の生活は本当に素晴らしく、現代人が失った尊い何かを持っていた。複雑で解決しなければならない問題がありそうだが、私にできることはモンゴルで見てきたことを大勢の人に伝えることだと思う」と訴えた。
各賞を受賞したのは次の皆さん。
▽県教育委員会賞=高橋彩夏(北佐久農業2年)▽国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊訓練所長賞=御子柴すみれ(上伊那農業2年)▽JA長野中央会長賞=松田香菜絵、中島実可子、山口勝博、峰崎龍大(須坂園芸)▽県高等学校国際教育研究協議会長賞=古田みずほ、竹内健二(上伊那農業)▽伊那ライオンズクラブ会長賞=太田覚、寺島学、塩原章太、吉田知宏、岩岡史、岡村まどか(南安曇農業) -
伊那JC 新春会員大会
伊那青年会議所(JC)の新春会員大会は13日夜、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。会員やOBら約80人が出席し、設立40周年の年度として、新たな目標に向かって事業展開していくことを決意した。
斉藤明理事長は「設立当時の志を再認識し、一人ひとりが誇りを持ち、未来のために明確なビジョンを定め心を一つにして運動を展開したい。豊かな町づくりに向け、住民と行政、企業が手を取り合う協働の町づくりが重要。住民、企業の声を生かし、どのように行政に反映させていくか検討していきたい」とあいさつ=写真。
本年度は「足元を固め、遠くをはかり、新たな一歩を踏み出そう!」をスローガンに掲げる。設立40周年記念事業として、式典と講演会、桜の植樹のほか、4・6・10月の公開例会を予定する。 -
南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会は14日、村民体育館であった。スクールの会員や指導者、保護者ら約200人が皆でもちをつき、おしるこなどを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。すでに今年の活動が始まっているスクールもあるが、多くはこれから本格的に始まる。
新年のあいさつと、スクールの一つ「CoCo龍」の演奏で開会。白毛もちの米30キロが蒸し上がると、用意した4つのうすで、希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
もちは、おしるこ、きなこ、ごま、大根おろしを用意した。子どもたちは、つきたての粘りのあるもちをお代わりして食べていた。 -
伊那少年剣道クラブ鏡開き
伊那少年剣道クラブ(伊藤節男代表)は14日、鏡開きを伊那市の伊那公民館で開いた。06年度の新入部員8人が基本けいこを披露し、皆でおしるこを味わった。
式で伊藤代表は、「中学生らしく、小学生らしく、自分の目指す剣道に一生懸命取り組んでいる。体、技、気合のこもったけいこができている。自分のけいこができるよう風邪、けがをしないように皆で頑張ろう」とあいさつした。
中学2年の桑原静香さん(13)と小学6年の伊藤智弘君(12)が、「先生方の教えを守り、しっかりけいこし、どんなときも頑張ることのできる明るい大人になります」と誓いの言葉を述べた。
本年度の新入部員は年長児から小学6年生までの8人。指導者や仲間、保護者が見守る中、大きな声を出して前進・後退の面打ち素振り、こて・面の二段技など基本けいこを披露した。
クラブ員は約60人。毎週月曜日と金曜日、伊那東小学校体育館で練習している。今年は12日に初けいこをした。 -
中曽根の獅子舞
箕輪町中曽根で14日、中曽根獅子舞保存会(60人、唐沢幸明会長)による獅子舞の奉納があった。区内の八幡社に舞を奉納した後、07年度の区長宅や区内の辻で舞い、無病息災と平穏無事な1年を願った。
中曽根の獅子舞は、約200年ほど前、伊勢の舞方囃子(はやし)方の羽広獅子舞(伊那市西箕輪羽広)に影響を受けて始まったと推測され、今日まで継承されてきた。04年、町の無形民俗文化財に指定された。
雌獅子2頭による舞で、肇国の舞・剣の舞・豊穣の舞・浄の舞・悪魔払いの舞の5つの舞で構成している。辻には区民が集まり、保存会員による風格ある雌獅子の舞に見入った。
保存会は、2カ月おきに日を設けて練習を重ねている。昨年は東京の中曽根人会などイベントに呼ばれて獅子舞を披露した。 -
箕輪町木下の南宮神社祈年祭
山車飾り鑑賞会も箕輪町木下の南宮神社祈年祭は13日宵祭り、14日本祭りの日程で、農作物の豊凶や世の中を占う「御筒粥」の神事や厄除け祈願祭などがあった。「御筒粥占」の結果、今年の世の中は7分だった。木下山車(だし)飾保存会による町民俗無形文化財の山車飾りの奉納と鑑賞会もあり、多くの人が訪れてにぎわった。
木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台は、「猪突猛進」「勧進帳」「和睦」「修禅寺物語」「富士の巻き狩り」の5舞台。小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」は「かちかちやま」の2場面。「和睦」は、地元の福与城の顛末に関係した場面で、作家の小沢さとしさんの著書「和睦」を基にした。14日の鑑賞会には90人近く訪れ、人形や背景など舞台をじっくり見て、小沢さんによる福与城顛末の説明も開いた。
「御筒粥占」の結果は次の通り。
▽苗代=上々▽早生大麦=下▽大麦=下▽早生小麦=下▽小麦=下▽早生稲=中▽中生稲=中▽晩生稲=下▽ソバ=上▽大豆=極上▽モロコシ=上々▽アワ=中▽小豆=下▽たばこ=上々▽サツマイモ=極上▽ジャガイモ=下▽ニンジン=極上▽ゴボウ=上々▽大根=下▽カブナ=中▽ナス=下▽キュウリ=下▽トマト=下▽ネギ=下▽タマネギ=下▽白菜=中▽キャベツ=極上▽蚕=上々▽クリ=上▽リンゴ=下▽ナシ=上々▽カキ=極上▽春気候=中▽夏気候=下▽秋気候=上▽冬気候=極上▽世の中=7分 -
山車飾りクイズ抽選会
箕輪町木下の南宮神社祈年祭に奉納した山車飾りにちなんだクイズの抽選会が15日、神社の祭典準備室であった。祭典実行委員長らが抽選し正解者531人の中から20人が当選した。
クイズは、木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台の一つ「和睦」からの出題。問題は「福与城の開城は今からおよそ何年前の出来事か?」。答えは3択で、正解は2番の460年前。
境内の一角にクイズのコーナーを設け、訪れた人が応募した。
抽選者は実行委員長、山車飾保存会長、公民館長、町商工会南部支会長、常会長会長の5人。応募箱を開けて正解を確認し、正解者の中から20人を抽選した。応募総数は569、正解531、不正解38。
当選者にはアルバムと今年の全舞台の写真を贈る。電話確認後、木下公民館の事務所に取りに来てもらう。 -
「SO竏鱈AB」ライブ
上伊那を中心に活躍する邦楽バンド「SO竏鱈AB(ソーラボ)」の新春ライブが14日、伊那市生涯学習センターのホールであった。邦楽にロックやジャズの要素を組み合わせた邦楽のイメージを変える独特のサウンドで、新曲やオリジナル曲など12曲を熱演した。
ソーラボは尺八、箏(こと)、十七絃、ギター、パーカッションの奏者5人で構成。2000年夏に結成し、ライブは4回目。
「ホテル・カリフォルニア」の演奏で始まり、メンバーの弟子の結婚式で演奏した「花」、その弟子のために作った新曲「恋心」、オリジナル曲1作目の「風来」、童謡「チューリップ」を編曲し軽快に仕上げた「SA・I・TA」などリズミカルな曲、しっとりとした曲など、多彩な表情の曲を見事に演奏し、観客を魅了した。 -
宮田村各地でしし追い
農作物に害を与える動物を追い払い、豊作を祈願する小正月の伝統行事「しし追い」、「鳥追い」が14日夜、宮田村内の各地で行われた。小学生らは手に持った羽子板をクワやヤナギの木などの棒で打ち鳴らして「カンカン」と乾いた音をたてながら区内の家をくまなく回り「ししやーい、鳥やい」と大声でしし追い歌を歌っては、訪れた家の人から礼のお菓子を受け取ってうれしそうな笑顔を見せていた。
町二区では夕闇迫るころ、小学生約30人が津島神社境内の公民館に集合。全員で歌の練習をした後、5班に分かれて出発した。子どもたちは寒さをものともせず、家から家を次々に訪れては門前で元気にしし追い歌を歌って厄を払っていた=写真。 -
宮田村剣道部初けいこ
宮田村剣道部(松崎友善部長)は14日、今年の初けいこを宮田勤労者体育センターで行った。小学生から一般の部員と指導者ら約30人が参加し、気合を込めて竹刀を振るった。穏やかな晴天で冷え込みはさほどないものの、はだしの部員らには床の冷たさがこたえる様子。部員らは寒さを吹き飛ばそうと大声で「面」「胴」などと掛け声を掛けながら、きびきびと素振りや打ちこみなどのけいこに励んでいた=写真。
松崎部長はあいさつで「今日の良い天気にありがたいと感謝する気持ちが大事。そして感謝に報いようと互いに努力することが剣道では大切だ。自分の目標に近づくようしっかり頑張れ」と呼び掛けた。部員を代表して小松弘明君(6年)が「一日一日のけいこを大切にして剣道に励もう」と新年に当たっての決意を述べた。 -
飯島の道の駅で鏡開き
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で行われていた新春恒例の「ジャンボ鏡もち重量当てクイズ」が14日締め切られ、もちの計量と当選者発表が行われた=写真。計量の結果、正解は20・2キロ。535通の応募のうち、ピタリ賞は同町などの5人だった。当選者には賞品として切りもち2・4キロとリンゴ3キロ(計約2万3千円相当)が贈られる。
100号の鏡もちは計量後、早速小さく切り分けられ、汁粉にして来場者らに振る舞われた。折り良く訪れた家族連れなどが思わぬご馳走に舌鼓を打ちながらもちをほお張っていた。 -
「金のえと」クイズ当選者に賞品贈呈
飯島町のショッピングセンター・コスモ21(宮沢和男理事長)は14日、イノシシを描いたパネルに貼った硬貨の総額を当てる「金のえとクイズ」の当選者への賞品贈呈式を同店内で行った。正解の2万3千円を当てた応募者はなかったため、正解を超えないうちで最も近い金額を回答した同町内の小林百合子さん(75)にパネルがプレゼントされた。小林さんは「縁起が良いのでこのまま部屋に置いて飾りにするつもり」と話している。このほか、正解に近い金額を回答した応募者にCDラジカセ、オーブントースターなどの賞品が手渡された。
-
【記者室】たこ揚げ、たこ作り
南箕輪村公民館は毎年1月、たこ作り教室を開く。今年は参加者がわずかだったが、皆でダイヤだこ作りに熱中した。家で挑戦したがうまくいかず、作り方を学びにきた親子。5歳の女の子が、紙を張ったり竹ひごにボンドを塗ったりと、とても楽しそうにしていた▼ダイヤだこは、障子紙と竹ひごなど身近な材料で、障子紙の切り残しなどの無駄もなく手軽に作れるという。たこを買ってしまえばそれまでだが、作ることがまた面白い▼近年「たこ、たこ、揚がれ」の歌を耳にすることが少なくなった。子どもがたこ揚げする姿を見ることも極まれ。寂しい気がしていたが、自らたこを作って遊び楽しんでいる親子がまだまだいるんだなと、ちょっぴりうれしくなった。(村上裕子)
-
飯島町消防団出初め式
消防団(下平昌男団長)は14日、出初め式を行った。暖かな日差しが降り注ぐ中、下平団長以下団員180人がJR飯島駅前から町文化館までの通りで勇壮な分列行進を行い、町民に団の意気を示した。広小路では高坂宗昭町長らによる観閲を受け、一糸乱れぬきびきびとした歩調を見せた=写真。
町文化館で開かれた式典では消防功労者らに対する表彰が行われた。高坂町長は式辞で「分列行進での規律正しい団員の姿に心強さを覚え、感動した。皆さんの日ごろの活動に心から敬意と感謝を表する。団の活動は安心・安全のまちづくりに欠かせないもの。そのために今後もより一層の精進をお願いしたい」と激励した。 -
中沢区設立記念式典
1月1日に12区を1区に統合した中沢区(木下眞区長)は14日、設立記念式典と祝賀会を中沢公民館で開いた。関係者約90人が出席して、統合までの苦労を振り返るとともに、新しい区のスタートを祝った=写真。木下区長は式辞で「明治27年に設立して以来113年の歴史がある中沢の区制を発展的に解消し、幾多の困難を乗り越えてようやく新区が誕生した。だが目的は統合ではない。これからの区の発展のため、多くの課題に正面から取り組んでいきたい」と決意を述べた。記念公演として中沢小学校合唱団がステージに立ち、童謡や合唱曲など7曲を歌って、めでたい門出を祝った。
中沢地区では人口減少や道路整備の遅れなど、旧区ごとの格差が大きくなったことなどから、従来からあった統合に向けての議論が04年から本格化。区制検討委員会、統合推進委員会、区設立委員会と段階を踏んで話し合いを進め、今年1月に統合にこぎつけた。 -
駒ケ根市スポ少交流大会
駒ケ根市スポーツ少年団は14日、第18回交流レクリエーション大会を駒ケ根市民体育館で開いた。12団から団員ら約450人が参加し、団対抗でキンボールを楽しんだ。団員らは団の練習とは違った気楽な表情で、歓声を上げながら楽しそうにボールを追っていた=写真。競技終了後には各団が入り交じって景気よくもちつき。日ごろ顔を合わせることのない他団の団員らとの親ぼくを深めた。
競技に先立って開かれた開会式で、駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)から活動費10万円が団に寄付された。 -
伊那市の「羽広の獅子舞」 優雅に雌雄舞い合わせ
雌雄2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が14日早朝から、伊那市西箕輪羽広地区であった。出発点となる羽広観音仲仙寺で、舞い合わせを披露。訪れた見物人の目を楽しませた=写真。
家内安全や五穀豊穣(じょう)などを願う羽広の獅子舞は、400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺より南地区が雄獅子、北地区が雌獅子を操り、舞い合わせの後、1頭ずつに分かれて各地区の個人宅でも舞を披露して歩く。「剣の舞」「豊穣の舞」など5つの舞で構成され、派手な動きが多い雄獅子に比べ、雌獅子はゆっくりとした動きが多いという。
日の昇る前の寒い時間帯にもかかわらず、2頭の舞を一目みようと地域住民やアマチュアカメラマンなどが大勢駆けつけ見入った。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年は雄と雌の息も合っていて、よい舞だったと思う」と話した。 -
獅子舞 担い手不足が深刻
伊那市高遠町上山田引持(伊藤裕偉常会長、34戸)で、獅子舞の担い手不足が深刻になっている。13日夜のお日待ちに合わせた獅子舞では、初めてOBの協力を得て舞った。「地域の宝」を守ろうと、本年中の保存会立ち上げに向けて動き出す。
獅子舞は、地元に住む30歳以下の男性が祭事のメンバーとなり、地域の祭りや敬老会などで披露。年々、メンバーは減少し、昨年は2人のみで、舞えなくなった。そこで、30縲・0歳代のOBに声をかけ、人員を確保。仕事の都合もあり、1週間前の日曜日を利用してけいこした。
お日待ちの会場となった地元集会所には、地域住民40人余が集まった。
無病息災や五穀豊穣を願い、悪魔払いを披露。ひょっとこが登場し、笛と太鼓に合わせた舞いに、会場から「花」が飛んだ。
祭事長の前田健次さん(28)は、メンバー全員が獅子を操れるわけではなく、舞い手がいなくなれば、後に続かない実態を指摘する。
伊藤常会長は「年齢を問わず、幅広く会員を募りたいと考えている。本年中に形づくりたい」と述べ、近く、常会内に専門の委員会を設置する考え。
十数年前、獅子舞を復活させた飯島町の梅戸神社獅子舞愛好会。笛や太鼓は、ほとんど子ども衆が担っている。会員確保は課題で、宮下千昭会長は「伝統を守るには、氏子の協力がなければできない」と話す。 -
羽広の獅子舞
2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が14日早朝、伊那市西箕輪羽広地区であった。出発点となる羽広観音仲仙寺では、雄雌2頭の獅子が舞い合わせを披露。訪れた見物人の目を楽しませた=写真。
家内安全や五穀豊穣などを願う羽広の獅子舞は、同地区で400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺より南地区が雄獅子、北地区が雌獅子を操っており、舞い合わせの後、1頭ずつに分かれて各地区の個人宅でも舞を披露して歩く。「剣の舞」「豊穣の舞」など5つの舞で構成されており、派手な動きが多い雄獅子に比べ、雌獅子はゆっくりとした動きが多いという。
日の昇らない寒い時間帯であるにも関わらず、2頭の舞を一目みようと地域住民やアマチュアカメラマンなどが大勢駆けつけ、舞に見入っていた。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年は雄と雌の息も合っていて、よい舞だったと思う」と話していた。