-
KOA07年3月期決算発表
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は23日、07年3月期の連結決算を発表した。売上高は560億500万円(前年同期比53億8700万円増)、営業利益は62億3600万円(21億3100万円増)、経常利益は71億6200万円(22億1800万円増)、純利益は50億3600万円(20億8100万円)となった。
当期は、電子部品業界の経済がデジタル機器や車載向けなどを中心に活発な需要があり、おおむね好調に推移したのを受け、中国生産拠点における新工場棟の建設など国内外で生産能力拡大の設備投資をした。収益性の向上を目指し固定費の抑制、高付加価値製品の拡販、品質向上などを進め、製品開発でも車載用途向けの開発に注力した。
次期は、徹底した汎用品のコストダウンを図ると同時に、より高付加価値な製品、サービスを市場に提供することが不可欠とし、「クオリティ・ファースト」「収益性の向上」「事業構造改革」の3つを基本奉方針に掲げ業績向上に努める-とする。 -
南箕輪村議会議員選挙 新議員10人決定
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙は22日、即日開票し、新議員10人が決まった。議員定数6減の今回は定数1超の少数激戦。現職で再選を目指した有賀彰司氏(67)=南殿=が981票で連続トップ当選し、ベテラン議員の大熊恵二氏(65)=中込=が338票で涙をのんだ。当選者の内訳は現職8人、新人2人。党派別では無所属8人、共産党2人となった。
上位は、地元票を固め他地域で上積みした有賀氏に続き、現職の原悟郎氏(61)=大泉=も同じく票を固め前回に続き2位を獲得した。続いて、新人の山本昭子氏(66)=北殿=が知名度を生かし772票で3位。無所属の女性候補として戦い当選したのは村内で初めてとなった。
定数大幅削減で村民の選挙意識が高まることを予想し、上位陣は千票以上の獲得を見込んだが当日の投票率は67・31%と低く、過去最低だった前回の73・84%を6・53ポイント下回った。各陣営とも地元票を中心に支持をねらったが新興住宅が増えている村内では・ス都市化・ス傾向が進み、まとまった票の確保は難しくなってきている。
地域別にみると、久保は、引退議員の後継者として地域をまとめ、立候補した新人の山口守夫氏(65)が646票で当選した。地元の有権者数が少ない中込では、大熊氏が他地区への遊説にも力を入れたが当選ラインに届かなかった。3人が立候補した激戦区の北殿は、山本氏が地元票を固めたため、地元固めに苦戦した原司宣氏(68)は393票で最下位。三沢澄子氏(57)は組織票を中心にまとめ当落ラインに近い9位で議席を守った。
南殿は有賀氏が圧勝した。立候補者2人の田畑は、孕石勝市氏(66)、小坂泰夫氏(40)の両氏とも地元票を中心にまとめ、それぞれ4位の当選。前回最下位だった小坂氏は、地元に密着した活動で地域のネットワークを広げ、票を大幅に伸ばした。神子柴は、高見利夫氏(60)が政党を離党して地域の後援会の後押しを受けて立候補。「地元から議員を」との周りの結束が地元票をまとめ上げた。南原は、久保村義輝氏(63)が組織票に地元票を上乗せして当選した。大泉は、原悟郎氏が875票で2位。他陣営の切り崩しを受けたが確実に地元を守り上位当選となった。
23日、村役場で当選証書付与式があり、清水眞選挙管理委員長が当選証書を手渡した。初議会は5月8日にあり、正副議長などを決める。 -
第74回郵政記念日
中川村片桐の田島郵便局(井口正弘局長)で23日、第74回郵政記念日表彰があった=写真。
加藤久美主任は日本郵政公社信越支社長表彰と、南信北連絡会所属長表彰(貯金・一般業務)をダブル受賞した。
非常勤職員の幸村富市さんも南信北連絡会所属長表彰を受賞、それぞれ井口局長から伝達された。信越支社長表彰は管内で37人、所属長表彰は10人のみ。 井口局長は「職員3人という小規模局で、2人が受賞したことは大変栄誉なこと。加藤さんは貯金関係が特に優秀。非常勤職員が表彰されることは珍しく、幸村さんは特に優秀だったのでは」と話していた。 -
飯島町消防団が春季訓練・観閲式
飯島町消防団は22日、雨のため、飯島体育館で、団員160人が出動し、春季訓練と観閲式が行われた。
午前中は新入団員を交えて、停止間や行進間など小隊編成訓練、中隊編成訓練、ラッパ訓練、救護訓練などを行い、観閲式に備えた。
式では、町や上伊那消防協会、村議会、消防委員会、日赤奉仕団ら来賓30人余を前に、小隊訓練、中隊訓練、ラッパ隊訓練、救護隊訓練に続き、分列行進で訓練展示を締めくくった。
また、表彰もあり、前分団長をはじめ退団者18人に感謝状が贈られた。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
▽前分団長=伊藤万博、吉瀬直和、筒井克師、小林浩幸、林成昭▽前副分団長=竹沢隆宏▽前部長=小林芳明、唐沢領ニ、久保田宏明▽元班長=宮沢正一、宮下峰式、小林淳彦、市村雅洋、宮下孝幸▽10年以上団員=横山晋悟、三室博、湯沢昌喜、熊谷塁 -
宮田村消防団が春季訓練・観閲式
宮田村消防団は22日、村中央公園で、団員136人、12機関と初参加のバイク隊が出動し、小雨がぱらつく中、春季訓練と観閲式が行われた。
午前中は新入団員を交えて、停止間や行進間など小隊訓練、中隊訓練、ラッパ訓練、救護訓練、分列行進のほか、数年ぶりで大隊訓練も実施し、観閲式に備えた。
式では、村や上伊那消防協会、村議会、駐在所、日赤奉仕団ら来賓を前に、機械器具の点検、小隊編成訓練、中隊編成訓練、大隊訓練、救助訓練、ラッパ訓練などをほか、最後尾にバイク5台が勇姿を連ねた分列行進も行なった。
また、表彰もあり、平沢団長に日本消防協会表彰が伝達され、退団した白鳥賢嗣前本部長と小口貴司前部長に感謝状が贈られた。 -
中川村消防団が春季訓練・観閲式
中川村消防団は22日、サンアリーナで、団員150人、11機関が出動し、春季訓練と観閲式が行われた。
午前中は制服姿がまだ板についていない新入団員を交えて、停止間や行進間など小隊訓練、中隊訓練、ラッパ訓練、救護訓練などを行い、観閲式に備えた。
式では、村や上伊那消防協会、村議会、駐在所、日赤奉仕団ら来賓20人余を前に、機関点検、小隊編成訓練、中隊編成訓練、救助訓練、ラッパ訓練などをほか、今年初めて背負い式水のうによる残火処理訓練を披露した。
また、表彰もあり、前団長をはじめ前部長まで退職者7人に感謝状が贈られた。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
▽古沢信彦、伊藤耕一、谷川正和、大嶋純、北沢剛、新井卓美、小林誠
) -
伊那市地蜂愛好会総会
地蜂(じばち)の保護、増殖を願う、伊那市地蜂愛好会(会員約100人、小木曽大吉会長)は22日、伊那市の羽広荘で、07年度総会を開いた。上伊那を中心に県内外から集まった約60人の会員に対し、増殖のために越冬させた女王蜂約1万匹を配布した。
総会では、新年度事業計画などを承認。今年度は、10月21日に「第10回地蜂巣コンテスト」の開催があるほか、親子などを対象とした蜂追い体験学習会などで一般にもPRしていく。
例年の倍近い約1万4千匹の女王蜂の発生に成功前年と比べ本年は・スまずまずの繁殖数・ス。小木曽会長は「あと二月もすれば、楽しい蜂追いが始まる。平成生まれの世代にも楽しんでもらえるよう、地蜂を保護していきたい」と話した。
愛好会は、地蜂とのかかわりを楽しみながら蜂資源の増殖を図るため、1997年に発足。会員に配布した女王蜂は各会員がそれぞれの野山へ放し、蜂追いを楽しむ。
また、総会では04、05年度の地蜂巣コンテストで優勝した、富士見町の中山一さんの講演があり、会員らは地蜂の飼育方法などを学んだ。
越冬した女王蜂を会員へ配布 -
ママさんバレー NEC杯リーグ
ママさんバレーボールの「第12回NEC杯スプリングリーグ」は22日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など3会場であった。上伊那家庭婦人バレーボール連盟主催。
上伊那地区のチームを中心に諏訪、飯伊地区から計24チームが参戦。1会場(=1ブロック)につき8チームが2コートに分かれ、それぞれ総当りを戦い、3ブロックごとの優勝チームなどを勝ち点、セット率、得失点率で決めた。
選手たちは息の合ったコンビネーションで激しい攻守戦をみせた。会場から送られる家族や我が子からの「ママ頑張って」などの声援を力に代えて熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
▽第1ブロック (1)あすか(上伊那)(2)空木(同)(3)さわやか(同)
▽第2ブロック (1)とまと(飯伊)(2)べガ(諏訪)(3)リュシオール(上伊那)
▽第3ブロック (1)飯伊(飯伊)(2)松尾(飯伊)(3)南箕輪(同)
息の合ったコンビネーションで強烈スパイク -
駒ケ根市新入社員激励大会
駒ケ根商工会議所(渋谷敦士会頭)と駒ケ根市は19日、第40回新規学卒者新入社員激励大会を駒ケ根商工会館で開いた。市内の21の企業などに就職したばかりの男女約60人が出席し、緊張した表情で商工会議所などの関係者から激励を受けた。渋谷会頭は「景気は回復傾向にあるが地域間格差があり、都市部に比べて地方の回復は遅い。その中で駒ケ根市に職場を求めた皆さんの賢明な判断に敬意を表する。今後の活躍を祈る」と激励した。新入社員を代表して駒ケ根自動車産業の田中克明さんは「社会に出たばかりで未熟だが、先輩の指導で会社だけでなく、社会に貢献できる人材になれるよう職務に精励していきたい」と力強く決意を述べた=写真。出席者には冊子『見て分かる基本のビジネスマナー』が贈られた。
式典後、記念講演として大法寺の藤塚義誠住職による「若さというもの」が行われ、出席者は真剣な表情で話に聞き入っていた。 -
伊南防犯女性部委嘱式
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は18日、任期満了に伴って改選された伊南防犯女性部員の委嘱式を駒ケ根署で開いた。66人のうち各地区の正副部長ら26人が出席し、中原会長から委嘱状を受け取った=写真。任期2年。役員を選出したほか、部員の任務について駒ケ根署の担当者から説明を聞くなどの研修を受けた。
中原会長は「地域の安全・安心は住民と行政が一体となって進めていかねばならない。犯罪のない平和で明るい社会の推進の重要な担い手として、皆さんの活動に大いに期待する」と激励した。
役員は次の皆さん。
▽部長=片桐明子(駒ケ根市)▽副部長=宮下伊穂子(飯島町)小松清美(中川村)田辺良子(宮田村) -
かんてんんぱぱで宮崎守旦作陶展
伊那市高遠町で製作活動を続けている宮崎守旦さん(59)による作陶展が30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。花器や器、皿など、日常使いできる作品を中心とした約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
宮崎さんは東京都の出身。京都で河合武一氏に師事した後、地元に戻って作陶活動をしていたが、で1999年から高遠町の芝平に移り、引き続き製作に取り組んできた。かんてんぱぱホールでの展示会は昨年に続き2回目。今回はサクラの季節に合わせてサクラを模った皿や花見の席を思わせるとっくりとちょこなども多くそろえた。
ろくろ、型物、手びねりなど、さまざまな手法を駆使して作陶しているが、ろくろで原型を作り、その後さらに手を加えるなどした作品もある。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会総会
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会総会が21日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、07年度事業計画などの承認をした。
県の行政改革に従い、同賛助会でも昨年度から会員が主体となって会の運営を行うようになった。それに伴い本年度は、会員募集強化事業を新たに展開。従来は県老人大学の卒業生の入会希望者を会員としてきたが、本年度からは公民館活動の参加者や高齢者クラブなどの参加者にも呼びかけを行い、会員加入を促していく。
そのほかにも、生き生き料理教室、高齢者ニュースポーツ交流会、信州ねんりんピック大会への参加を予定している。
高橋大八会長は「06年度は会員が主体となって賛助会の運営をしてきたが、初めてということで問題や困難もあった。しかし、役員の手助けとみなさんの協力があって計画通り実施することができた。みなさんの協力をいただきながら07年度も上伊那地域の高齢者の生きがいづくりに全力をつくしたい」と語った=写真。
また、あららぎ歯科医院の橋場正尚院長が「口腔衛生とボケの予防」をテーマとした記念講演とマジックを披露し、会員を楽しませた。
現在の会員数は542人、約30組のグループが書道やちぎり絵などに取り組んでいる。 -
JA上伊那のあぐりスクール開講
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が地元小学生を対象として開講している「あぐりスクール」の伊那校の開校式が21日、伊那市狐島のJA本所などであった。ともに学ぶ86人の児童が集まり、新しい友人とともに農業の大切さを学ぶことを約束した。
年間を通じてさまざまな農業体験などに挑戦する同スクールは、子どもたちに農業を体験してもらいながら食物や農業の重要さをじかに感じてもらおう竏窒ニ昨年度からJA上伊那が取り組んでいるもの。スクールは12月までの間に月1回ずつ開講し、田植えやいちご狩り、サツマイモの収穫など、季節にあった農業体験などに取り組んでいく。好評だった昨年の声を受け、本年度は駒ヶ根校も開講することとなった。
宮下勝義組合長は「いい思い出をたくさん残すような体験をして下さい。豊かな人間性を育てていくには食が大切だと言われているが、特に小学生の時が最も大切。食を通じて農業の大切さを感じてもらいたい」と生徒と保護者に呼びかけた。
その後、畑に移動して早速ジャガイモとトウモロコシの種まきに挑戦。児童たちは土の感触を楽しみながら丁寧に種をまきつけていた。
駒ヶ根校の開講は28日。 -
南箕輪村観光パンフレット完成
南箕輪村の新しい観光パンフレットが完成した。「信州大芝高原」の文字と大芝公園の写真が目を引く表紙で、村の見所や四季のイベント、体験、特産品などを紹介している。
パンフレットは02年度作成以来。今回は、雑誌風の組み立てで、「癒し」「観る」「体験」の項目を設けた。「癒し」では、森林セラピーロード認定を受けた大芝高原みんなの森と、大芝の湯をPR。「観る」は、四季ごとにイベント情報や桜、ユリノキ並木など見所を紹介する。
「体験」は、ページが観音開きになり、大芝高原の地図と各施設を案内。イチゴやブルーベリー狩り、権兵衛峠遊歩道ハイキング、リンゴオーナーなど体験イベントを載せた。
特産品のほか、寺社、新四国霊場など歴史と文化も紹介。村の地図、交通案内もある。
初の試みで、経ヶ岳登山コースと権兵衛峠遊歩道コースを載せたA4サイズ1枚の地図も挟み込んでいる。
A4版16ページ。4万部作成し村内は役場、大芝荘、大芝の湯などのほか、希望のあったスーパー、コンビニエンスストア、飲食店などに置いている。木曽の町村にも配り、県外では信州観光情報センター(東京都、大阪府、愛知県)にも置く予定。 -
グッドカンパニー大賞の受賞祝賀会
県経営者協会上伊那支部(向山孝一支部長)は21日、昨年11月に社団法人・中小企業センターの「グッドカンパニー大賞」のグランプリとなった伊那食品工業(本社・伊那市、井上修社長)と特別賞となったミカドテクノス(本社・箕輪町、伊藤英敏社長)の受賞祝賀会を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。関係者など約50人が集まり、上伊那の栄誉として2社の受賞を祝福した。
同賞は優れた中小企業を全国の中から発掘し、日本経済の発展に寄与することを目的として1967年から行われている。これまででに約500社を表彰したほか、初代グランプリは京セラ(本社・京都市、川村誠社長)が受賞しているなど、飛躍的な発展をした企業も多い。
昨年度は48期連続増収増益の実績を持つ伊那食品工業が最高賞を受賞したほか、将来性のある企業などに贈られる特別賞をミカドテクノスが受賞。2社の栄光を支部全体で祝福する運びとなった。
伊那食品工業の塚越寛会長は「会社が表彰されたということで社員一同で喜んだ。最初の20年くらいは無我夢中で人並み以上の努力をしてきたが、多くの人に支えられて歩んできた。これからも何らかの形で地域のためになることをしていきたい」と語った。また、ミカドテクノスの伊藤社長は「身に余る光栄。自分の生きがいとなる会社とは何だろうと考え『文化的な価値を創造するような会社になろう』を社是としてきた。これからはよい会社づくりに努めていきたい」と語った。 -
芝桜まつり始まる
芝桜の「花富士」をメーンとした伊那市の花公園で21日から、第8回芝桜まつりが始まった。5月6日まで。
当初、29日からまつりを予定していたが、暖冬で開花が昨年より1週間ほど早まったため、前倒しした。見ごろは5月の連休を見込む。
1千分の1の富士山(高さ3・7メートル)をはじめ、天竜川、仙丈岳や間ノ岳など南アルプスの山並みなどを白、ピンク、薄紫の3色で表現。開花が進むにつれ、西暦の「2007」と、えとであるイノシシが徐々に浮かび上がる。
小沢区の有志らでつくる「小沢花の会」が手入れしており、池田清和会長は「花で人が集まってくれることはうれしい」と喜ぶ。
高遠城址公園などから花公園に立ち寄る県外の観光客が目立ち「少し早いけど、これだけ芝桜があると見事」と散策したり、写真に撮ったりした。
28、29日ごろ、公園内の一角にある水田に水を入れるほか、5月3縲・日午後7縲・時にライトアップする。
また、2日まで甘酒・茶のサービス、3縲・日はおにぎり・豚汁の販売がある。本年から「芝桜まんじゅう」も売り出し中。
芝桜苗は1ポット80円。
花公園は広さ約30アールで、広域農道の中の原信号機南側にある。 -
中尾歌舞伎 29日に春季公演
伊那市長谷の中尾座で29日午後1時から、中尾歌舞伎保存会(西村篝会長、30人)の春季定期公演がある。演目は「御所桜堀川夜討(ごじょざくらほりかわようち)弁慶上使(じょうし)の段」で、4年ぶり。本番に向け、けいこは最終段階に入っている。
あらすじは、源義経の正室・卿(きょう)の君が平家一族、平時忠の娘であるため「卿の君の首をはねて渡せ」と頼朝が弁慶を卿の君の守役・侍従太郎の館へ向かわせる。弁慶は卿の君の身代わりを立てるが、それが自分の娘だと知る。父親と名乗りたい気持ちを抑え、殺してしまう。弁慶が忠誠心を見せる場面が見どころ。上演時間は70分。
会員は2月中旬から、けいこを開始。週2回集まって台本の読み合わせ、立ちげいこ、ステージ上での通しげいこをこなし、完成度を高めている。
平日の夜は2時間程度、役者らがそろい、浄瑠璃と三味線に合わせ、本番さながらの演技を見せる。
合併を機に、ゲスト出演する市職員細谷誌帆さん(28)は、伝統文化に触れる機会を喜びつつ「せりふが独特の節回しで、まねするのも難しい」と苦戦。「舞台を壊さないように、できる限りのことをしたい」と初舞台に臨む。
公演は入場無料。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 きょう投開票
◆駒ヶ根市
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。 投票は市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。市選挙管理委員会は午後10時から20分ごとに開票速報を発表する予定。大勢判明は10時半から11時ごろと見られる。
16日から行われている期日前投票では20日現在、有権者の約5・3%に当たる1469人が投票を済ませている。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
市議選には定数15に対し、16人が立候補している。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。 -
女性の変死体
21日午前7時55分ごろ、南箕輪村沢尻の水路内(通称・西天竜用水路)で女性の変死体が浮かんでいるのを通行人が見つけ、110番通報した。伊那署は、女性の死因や身元などについて捜査している。
調べによると、変死体は70歳過ぎの女性。身長は140センチくらい、やせ型、細面で髪の毛は白髪混じり。紫色の柄物の上着、黒色のオーバーズボン、茶色の婦人靴を着用。その他の特徴としてペースメーカーを付けている。
うつ伏せ姿で用水路内を流れていくのを通行人が発見。警察が引き上げたところ、すでに死亡していた。外傷や着衣のみだれは特にない。当時の水深は70センチ。
女性の変死体を発見した南箕輪村の用水路 -
【記者室】選挙ポスターは人柄を表しているか
駒ケ根市、箕輪町、南箕輪村の各市町村議選の投票日が迫った。皆さんはすでに投票する候補を決めただろうか。多くの候補者の中から1人を選ぶに当たっては限られた情報を頼りにするしかないが、選挙ポスターなどの写真の印象から人柄を推し量って決める竏窒ニいう人も多いようだ▼だが候補者の素顔を一般の皆さんより多少詳しく知る者として言えば、写真の顔だけで選ばない方がよい。写真そのままの人物だという場合もあるが、中には写りが悪くて大損をしている気の毒な出来のポスターもあるのだ▼逆に、人の良さそうな人物に見えるが実物は全然違う竏窒ニいう人も少数だが確かにいる。それがどの候補なのか知りたいでしょうが、残念ながら書けません。(白鳥文男)
-
駒ケ根市議選 明日投開票
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。定数15に対して16人が立候補し、連日激しい選挙戦を繰り広げている。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
落選の憂き目を見るのはただ1人とあって、ほとんどの陣営は当選への最低条件ともいえる地元地区の票固めに必死だ。一方で有権者数が少ない地区を地盤としている候補者は少しでも票の上積みを図ろうと、地元から候補者が出ていない町一区、二区(有権者数合計約3800)や、候補者が1人の中沢(同約2500)、東伊那(同約1600)などを中心に市内全域を回って遊説活動を展開している。出馬表明が遅かった候補者らも出遅れを取り戻そうと目の色を変えて知名度アップに走り回っている。
争点の一つは5期20年にわたる中原正純市長体制に対する姿勢だが、市政の刷新を訴えているのは共産党の2人のほか1、2人といったところで、新人を含めたほとんどの候補が批判的な立場は取っていない。各候補とも教育、福祉の向上や産業振興などを公約に掲げてはいるが、有権者の注目を集めるような特徴的なアピールは少なく、おしなべて市民の関心は高まっているとはいえない。市町村合併への賛否が大きな争点だった4年前の前回選でさえ投票率は過去最低の75・43%と低迷したが、こうしたことから今回はさらに低くなることが十分に考えられる。
仮に投票率を75%と想定すると投票総数は約2万640で、候補者1人当たりの票数は1290となり、前回選の860の約1・5倍となる。前回の得票数はトップ当選者が1407、最下位当選者が586だったことなどを考え合わせると、当落ラインは900縲・千程度と予想される。 -
倫理経営講演会
県伊南倫理法人会(小林義徳会長)は18日夜、倫理経営講演会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約120人が集まり、倫理研究所法人局常任理事で局長の中西浩さんの講演「日本創生の心竏瀦翌Nこす」を聴いた。
中西さんは製品のサイクルが極端に短くなった現代の経済状況を説明し「速い変化に対応できなければ企業はつぶれるこの時代の中でどうやって生き残るかが経営者の腕の見せどころだ」とした上で、創業数百年という日本橋の老舗商店の経営術を例に挙げ「商売は大きくしすぎることなく、身の丈で。いちかばちかの変化でなく、毎日少しずつ進化すること。そして時代に合ったマネージメントに取り組みながら、常に前向きな姿勢を忘れないことが大切だ」と呼び掛けた。
参加者は熱心にメモを取りながら真剣な表情で話に耳を傾けていた。 -
高齢者介護施設「こまちの家」オープン
駒ケ根市小町屋の医療福祉総合モール「こまちや東クリニックモール」内に20日、小規模多機能型居宅介護施設「こまちの家」=写真(折山たつ美施設長)がオープンした。高齢者の在宅介護をサポートするため、通い、訪問、泊まりのサービスを提供していく。認知症専門のデイサービスセンター「こまち」も併設する。定員はそれぞれ25人、12人。運営するのは宮田村で介護老人保健施設「プラムの里」を運営するしなのさわやか福祉会(鷹野準理事長)。
施設は木造平屋建て、述べ床面積約450平方メートルで、宿泊室9室、居間、食堂のほか、ヒノキやサワラの浴槽を備えた浴室などがある。敷地面積は870平方メートル。総事業費は1億5800万円。
オープンに先立って19日、しゅん工式が施設内で行われた。関係者約30人が出席し、施設の完成を祝った。鷹野理事長はあいさつで「国の政策が大きく変わり、介護施設は従来の大規模型から地域密着の小規模型となってきている。プラムの里の運営経験を生かしたきめ細やかな心遣いで、地域の皆さんに喜んでもらえる施設にしていきたい」と述べた。 -
信州大学農学部で派遣型高度人材育成協同プラン「長寿長野を支える機能性食品の開発人材養成」の成果発表会
南箕輪村の信州大学農学部が地元企業と連携して進めてきた派遣型高度人材育成協同プラン「長寿長野を支える機能性食品の開発人材養成」の成果発表会が20日、同学部であった。プロジェクトに参加した3人の修士課程1年生が研修内容を報告=写真。大学の中では体験できないさまざまな事柄から習得した成果を示した。
文部科学省の06年度採択事業として昨年9月からスタートした同プロジェクトは、地元企業での研修を通して技術以外の企業活動を経験させるとともに経営感覚を併せ持った広い視野の機能性食品高度技術者の育成を目指す取り組み。
本年度は、伊那市の伊那食品工業と駒ヶ根市の養命酒製造の協力を得て、3人の学生を10月から12月にかけて派遣。研修の中で企業理念の習得や商品の販売促進の企画・実践、マーケットリサーチに基づく商品企画などに取り組んだ。
養命酒製造でオリジナル製品の販売促進企画などを経験した後藤裕亮さんは、商品の内容や味、飲み方が客に対して十分伝わっていない現状を認識。オリジナルカクテルの提案や商品を説明するディスプレイの設置により、売り場全体の雰囲気を作り、販売率を上昇させた取り組みを紹介した。最後に「自分から行動して企画する力がついたと思う。ものを売ることの難しさ、売れた時の楽しさを知った」と感想を語った。
学生を受け入れた企業関係者からは「今の企業は『考えて行動する』ということを求めている。それを体得してくれ、人生の中でかけがえのないものを得たのではないかと思う」などと話していた。 -
伊那市農業委員会定期総会
第20期伊那市農業委員会は20日、07年度定期総会を伊那市役所で開き、本年度事業計画を承認した。
市町村合併に伴い伊那市農業委員会では、6日に発足総会を開催し、旧3市町村の農業委員会を統合した新体制でスタートした。今回の総会は新体制の事業計画の承認を得るために開催。
農業、農村の振興に関する事業としては▽担い手経営安定対策に伴い発足した集落営農組織のステップアップ▽遊休農地対策としてバイオエネルギー燃料の原料となる作物の研究と関係機関との連携▽関係機関との連携による有効な有害鳥獣対策検討竏窒ネどが盛り込まれている。
第20期役員は次の通り。
▼会長=北原孝治(上大島)▼副会長=北原彦郎(山室)▼農地部会長=那須野要助(野口)▼農地副部会長=酒井保彦(諏訪形)▼農業振興部会長=有賀芳雄(小出島)▼農業振興副部会長=市ノ羽茂則(黒河内)▼選任=平沢喜美子(野底)中川みほ江(北福地)矢野源嗣(上川手)伊東千元(榛原)酒井富貴(下殿島) -
大芝の湯入場者150万人達成
南箕輪村の大芝の湯は20日、入場150万人を達成した。150万人目と前後の入場者に記念品を贈った。
150万人目は駒ヶ根市中沢の菅沼フジエさん(76)。夫の正章さん(82)と訪れた。「夢のよう。最高ですね」と喜んだ。「広々として泉質もよく、のんびりできる」と夫婦で週1回は訪れ、食事をしてゆっくり過ごしているという。
149万9999人目は下諏訪町の太田守さん。150万1人目は南箕輪村大泉の唐沢てる子さん。
唐木一直村長が、150万人目に大芝荘ペア宿泊券と信濃グランセローズグッズ、前後者に入浴回数券と信濃グランセローズグッズを贈った。
02年5月1日のオープンから1585日目の達成。1日平均947人が利用している。
150万人達成記念で23日は、入館料を大人500円を200円、子ども300円を100円にする。
5月1日から、大芝の湯開館5周年記念イベントも計画している。 -
駒ヶ根市、箕輪町、南箕輪村議会議員選挙 あす投開票
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は22日、投票が行われる。定数15に対して16人が立候補し、連日激しい選挙戦を繰り広げている。立候補者は現職9人、新人7人。党派別では共産党2人、公明党1人、無所属13人。女性は現職2人、新人1人の計3人。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万7520(男1万3345、女1万4175)人。
落選の憂き目を見るのはただ1人とあって、ほとんどの陣営は当選への最低条件ともいえる地元地区の票固めに必死だ。一方で有権者数が少ない地区を地盤としている候補者は少しでも票の上積みを図ろうと、地元から候補者が出ていない町一区、二区(有権者数合計約3800)や、候補者が1人の中沢(同約2500)、東伊那(同約1600)などを中心に市内全域を回って遊説活動を展開している。出馬表明が遅かった候補者らも出遅れを取り戻そうと目の色を変えて知名度アップに走り回っている。
争点の一つは5期20年にわたる中原正純市長体制に対する姿勢だが、市政の刷新を訴えているのは共産党の2人のほか1、2人といったところで、新人を含めたほとんどの候補が批判的な立場は取っていない。各候補とも教育、福祉の向上や産業振興などを公約に掲げてはいるが、有権者の注目を集めるような特徴的なアピールは少なく、おしなべて市民の関心は高まっているとはいえない。市町村合併への賛否が大きな争点だった4年前の前回選でさえ投票率は過去最低の75・43%と低迷したが、こうしたことから今回はさらに低くなることが十分に考えられる。
仮に投票率を75%と想定すると投票総数は約2万640で、候補者1人当たりの票数は1290となり、前回選の860の約1・5倍となる。前回の得票数はトップ当選者が1407、最下位当選者が586だったことなどを考え合わせると、当落ラインは900縲・千程度と予想される。 -
箕輪町運動保育士
大槻佳奈さん「子どもがいつも笑顔で楽しんでくれるような活動ができる保育士でありたい」
今年4月、箕輪町の運動保育士に採用された。町は、柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムを取り入れた運動あそびを導入し4年目の本年度、運動保育士を1人増員し、2人体制にした。
「保育園の先生がすごい好きだったんです」。年少のときに先生にあこがれ、大きくなったら保育士になりたい-と小さな胸に抱いた夢は、成長しても色あせることはなかった。
箕輪中学校時代の職場体験学習は、迷うことなく保育士を選んだ。松島保育園の2歳児と散歩をしたり、遊んだり。「子どもと関わることが好きなので、楽しかった。あぁ、保育士になりたい!と思った」。夢はますます膨らんだ。
高校生のとき、柳沢運動プログラムを新聞で知り、「保育士を目指すなら運動あそびを学びたい」と、柳沢教授のゼミに入ることを目的に松本短大幼児保育学科に進学した。
ゼミでは、毎週1回、短大の体育館で2歳から小学1年生までの子ども達に運動あそびを展開。隔週で岡谷市の幼稚園にも行った。
「運動が好きな子がもっと好きになる以上に、運動に抵抗がある子に好きになってもらうことが目標」
1年生のときは、先輩の運動あそびの指導補助をしながら、段階を踏むことを大切にした指導法や、話を聞くことが出来ずに走り回る年少児にどういう言葉掛けをすればいいのかなど子どもとの接し方も学んだ。
2年生では、運動あそびをやろうとしない子を、いかに引き付けるかを考え、卒業論文の研究でも取り組んだ。「くまさん歩き」でサイコロを使う、導入に音楽と歌を入れるなど、「子どもがやりたいと思ってやってくれることが大切なので、喜んでくれるように」工夫し、展開と反省を繰り返した。
子どもの中には、一つほめられる度に体育館で見守る母親に必ず報告に行く子もいた。「子どもは、ほめると次はすごいやる気になってやってくれる。できない子は、1回成功したら、そのたった1回をすごくほめてあげるようにした」。こうして、参加しなかった子どもが展開に入ってくるなど効果も実感した。
ゼミの2年間。「最初は自分の目の前にいる子どもしか見られなかったけど、視野が広くなって、周りを見てできるようになった。余裕が出てきた」と、自分自身も成長した。
「せっかく運動あそびを学んだので、普通の保育士に出来ないことをしたいと思って、運動保育士を目指した。採用されて、すごく嬉しかった」
町の運動あそびは、9保育園と5小学校の1・2年生が対象。26日から始まる。
「今まで勉強してきたことが本当の現場で生かせるのか、身に付いているのか、緊張するけど、やりながら子どもから学んでどんどん力にしていきたい」
(村上裕子) -
林野火災予防パレード
上伊那地方事務所などは19、20日、上伊那管内の山際を中心に、林野火災予防パレードを展開している。地域住民の山火事予防意識を高めるねらい。
出発式で、宮坂正己上伊那地方事務所長は「山火事の原因はたき火や土手焼き。わずかな不注意で、先人が守り育てた森林が一瞬のうちに消滅してしまう。行楽の時期を迎えるが、防火意識を高め、防ぎたい」とあいさつした。
19日は、森林や消防関係者7人に、各市町村の職員が加わり、2班に分かれて上伊那北部を回った。山火事が多発する時期で、広報車で回りながら、地域住民に▽たき火の場所から離れる際の完全消火▽強風時や乾燥時のたき火の中止▽たばこの吸い殻の投げ捨て防止竏窒ネどを呼びかけた。
20日は上伊那南部を回る。
06年の山火事発生件数は4件で、被害面積は22アール。本年は2件が発生している。 -
南箕輪村議会議員選挙・終盤情勢
南箕輪村議会議員選挙は投票日まで、あと1日となり、各派は最終局面を迎え最後の追い込みに必死だ。議員定数16から10に削減した今回は、定数1超の少数激戦。立候補者11人は、地元や支持母体を中心に票を固めつつ、立候補者のない地区を中心に進出している。
終盤の情勢は上位、下位それぞれに3、4人の名前が上がり、当落線上は小差の接戦になる見込み。定数大幅減で当落ラインは上昇するが、上位当選者が票を多く抱え込めば、450票以上で安泰か。
議員定数の削減により当落ラインが上がるなどの要因で、現職が引退した地区などでは新人の擁立が進まなかった。40、50歳代はそれぞれ1人、60歳代は9人の立候補となり、立候補届出時点の平均年齢は61・6歳(前回は58・7歳)となった。
地区ごとの立候補者数が減少したため、「自分の地区から代表者を」竏窒ニ結束を図り、地縁血縁のつながりを重視とする地域選挙を中心に展開。票の上乗せのため他地区への食い込みにも力を入れる。
地区別の動きは次の通り(カッコ内は有権者数)。
▽久保(891人)
引退議員の後継者として新人の山口氏が立候補。区議会で同氏を地区推薦するなど地区の結束力を図る。「予断は許されない」が地元固めは順調
▽中込(380人)
地元の有権者数が少ないため大熊氏は苦戦。5選を目指す今回、初めてとなる辻演説で実績・政策を訴え村内からの票を集める
▽北殿(2233人) 立候補者3人のいる村内の激戦区。もともと票が他地区へ逃げる傾向のある草刈り場。
原(司)氏は「地元でどれだけ取れるかがカギ」とし、地区内の票固めを目指す。新人の山本氏は「村内での知名度はあるが新人なので基盤がない」と気を引き締め、地元中心に他地区で票の上積みを図る。三沢氏は組織票を中心に子育てや福祉政策を訴え、女性などの個人票の上乗せを目指す。
▽南殿(796人)
前回トップ当選の有賀氏。楽観視を警戒。地元の票を順調に固め、他地区全体からの上積みを目指す
▽田畑(1573人)
孕石氏は、地元で確実に票を取ることがカギ。候補者を立てない地区などでも積極的に政策を訴え、票を伸ばしたい。小坂氏は4年間の実績や、明確な政策などを地元中心に訴え集票を目指す。前回と比べ選対組織は整ったが戦況は楽ではない
▽神子柴(1084人)
政党を離党し、地域中心の後援会に推されて出馬した高見氏。「地元から議員を」と地域もわいているが、新興住宅が多く投票率が低くなることを懸念する
▽南原(752人)
久保村氏は、組織票に地区票の上乗せを目指す。前回と比べ地元立候補者が1人になったため地元を固める。「前回の倍の票が必要」と懸命に村内でも遊説する
▽大泉(922人)
原(悟)氏は、他派からの切り崩しがあり地元票の集票に苦戦。地区からの立候補者が減ったことに楽観視はできず、地元の結束を図る
選挙ポスター