-
県が「牛の舌草刈りで郷耕し事業」の実施地区を募集
県は7月6日まで、農地保全と野生獣害の軽減を目的とする「牛の舌草刈りで郷耕し事業」を実施する地区を募集している。
中山間地の遊休農地に放牧を行ことを通して、遊休荒廃農地の保全や獣害低減、畜産経営改善などを目指す取り組み。実施主体となる集落関係者などは、放牧範囲に牧さくなどを設置して繁殖和牛を借り入れ、一定期間放牧。農地・景観保全や野生獣被害の発生状況に対する効果、課題などをまとめる。県は放牧する繁殖和牛(2頭1組)の借入を仲買するほか、移動式ソーラー電気牧さく一式(1ヘクタール用)を無償貸与。各地区に2人のアドバイザーを配置し、対象農地の取りまとめや牛の管理方法に関するアドバイスをする。
募集地区は15地区程度。実施主体は集落組合、農業者集団、市町村、農業委員など。
実施集落には、実施農地に関する合意形成と電気牧さくや給水そう、日よけ施設などといった放牧受け入れ準備のほか、放牧後は毎日牛の状態を観察することが求められる。
問い合わせは上伊那地方事務所農政課(TEL76・6813)へ。 -
駒ケ根市町一区子ども会七夕会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は23日、七夕の会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約60人が集まり、短冊に願いを書いたり、折り紙で作った色とりどりの飾りを作っては楽しそうに笹に結び付けた=写真。短冊には「ぷーるがじょうずになりたい」、「さっかーせんしゅになれますように」などと無邪気な願い事の数々が書かれていた。
飾り作りの前には、七夕まつりの由来を知ってほしいと母親らが紙芝居を上演。織姫と牽牛の話を子どもたちに語って聞かせた。
町一区子ども会は区内の全児童を対象に1975年に創設されて以来、30年以上にわたって独自の活発な活動を続けている。七夕の会は新たな取り組みとして昨年から始めた。 -
駒ケ根市立図書館イメージキャラクター入選者表彰式
イメージキャラクター「よみーくちゃん」のデザインを募集していた駒ケ根市立図書館は23日、入選者表彰式を同館で開いた。各部門の入選者14人のうち12人が出席し、表彰状と副賞を受け取った。
18歳までの248人が応募した272作品の中からキャラクターに採用されたのは中沢小3年の北原咲来さんの作品=写真。「本をいっぱい読んで、若葉が育つように心もどんどん大きく」との思いを込めたという。
キャラクターの「よみーく」は、「読育」(よみいく)に掛けたもの。同館は「このキャラクターにどんどん活躍してもらい、読書推進に貢献してほしい」と話している。
入選者は次の皆さん。
◆幼児の部▼がんばったで賞=金井実佑乃、小林かんろ、岡田桃、清水里彩子
◆小学校低学年の部▼特賞=北原咲来▼入選=白川みほ、村上詩織
◆小学校高学年の部▼特賞=村上ゆき乃▼入選=宮脇文香、森岡里奈
◆中学・高校の部▼特賞=亀田明希▼入選=宮沢菜那、堀川佑香里
◆アイデア賞=竹村健人 -
【記者室】プールの安全管理あらためて徹底を
日増しに加わる暑さに合わせるように、各地の小中学校でプール開きが行われて水泳シーズンが幕を開けている。式では校長らが子どもたちの安全を祈って酒と塩で清めの儀式を行うのが常だが…▼昨年7月、埼玉県のプールで小2女児が吸水口に吸い込まれて亡くなったことは記憶に新しい。事故を受けて全国の施設で設備を点検したところ、多くのプールでふたの固定が不十分だったことが明らかになった▼管理者はそれぞれ対策を施したはずだが、昨年やったからと言わず、今季もあらためて点検と整備を徹底してほしい。プール開きで初泳ぎする子どもたちは、誰もが明るい笑顔ではじけるような歓声を上げている。ずさんな管理でこの笑顔を曇らせてはならない。(白鳥文男)
-
南箕輪村土砂災害警戒区域等指定説明会
南箕輪村、伊那建設事務所、上伊那地方事務所は、南箕輪村内の9地区を対象に、土砂災害警戒区域等指定説明会を開いている。北殿区では21日夜、公民館に区民50人が集まり、区内の警戒区域指定カ所の説明を聞いた。
県は、住民の生命、身体を土砂災害(がけ崩れ、土石流、地滑り)から守る目的で、土砂災害発生の恐れがある土地の区域を明らかにするため、土砂災害防止法に基づいて基礎調査をしている。村の調査が終了し、警戒区域、特別警戒区域の指定に伴い、18日から28日まで各地区の説明会を設定した。
警戒区域は土砂災害の恐れがある区域で、危険の周知、警戒避難体制の整備を図る。特別警戒区域は建物が破壊され住民に大きな被害が生じる恐れがある区域で、建築物の構造規制などをする。
村内の指定区域は地滑り4カ所、がけ崩れ57カ所の計61カ所。北殿区は、がけ崩れ9カ所。住民は指定区域図の説明を聞いて指定カ所を確認した。
征矢忠典区長は、「危険カ所を把握し防災に対する心構えを持つことが大事。今日の話を参考にしてほしい」とあいさつした。
村は、天竜川浸水区域のハザードマップを9月までに作成して配布。土砂災害のハザードマップは来年着手する予定。 -
第53回ペン祭
伊那市の伊那北高校で23日、第53回ペン祭が始まった。日ごろの取り組みなどをまとめた展示や、屋台、イベントなどが、来場者を楽しませている。
初日は「考える企画」としてSBCラジオを中心として活躍するフリーアナウンサー・大岩堅一さんによる自由をテーマとした講演会で開始。大岩さんは、部室の使い方などといった身近な話題から「本当の自由とは何か」を問いかけ、「自由というのはただ自分の思ったことをしゃべったり行動するものではなく、責任が伴なうもの」と語った。また、将来の夢についても触れ「夢はないよりあったほうがいいが、それは必ずしも叶うものではない。しかし、それが叶わなかったとしても次の一歩を踏み出すことが大切。開き直ったりあきらめたりすることは、自分で自分の人生をつまらなくする」と将来について考えている学生たちに呼びかけた。
また、同校同窓生らによる美術作品展「薫ヶ丘美術展」も同窓会館であり、訪れた人の目を楽しませていた。
24日の一般公開は午前9時半縲恁゚後4時で、まちづくりワークショップ(午前10時縲・や吹奏楽部による演奏会(午前10時半縲・などがある。 -
農林産物直売所たかずやで6周年祭り
伊那市富県の農林産物直売所「たかずや」は23日、6周年祭りを開いた。店頭には地元で採れた新鮮な季節野菜が並び、朝から多くの客でにぎわいを見せた=写真。
祭りは直売所を開設した6月に記念として開催しているもの。今年は涼しい期間が続き、トウモロコシなどといった一部の夏野菜が出遅れているが、トマト、キュウリ、キノコなど100種類以上が並んだ。
現在70人の生産者が同直売所に出荷しているが、いずれも市価より安く販売しているほか、その日の朝に収穫した新鮮な野菜ばかり。買い物客は地域住民が中心だが、徐々に他地域にも存在が知られるようになり、諏訪、茅野方面から訪れる人もいるという。
また、手打ちそばや豚汁の無料サービスもあり、買い物客を楽しませていた。
今後は、各月にイベントを開催していくことを予定しており、埋橋一代表は「富県というところは空気もきれいで良い所。ぜひ、一度来ていただければ」と話していた。
たかずやの営業時間は午後1時縲恁゚後6時。 -
伊那市安全会議
伊那市安全会議(会長=小坂樫男市長)は22日、市役所であり、産業災害、交通事故、火災などの災害事故防止のために協議した=写真。関係者約30人が出席し、交通安全、産業安全部会など全6部会の07年度事業計画などを決めた。
園児、児童、生徒の安全教育などを推進する「子ども安全部会」は本年度、市内の全中学校6校を含む11小中学校に自動体外式除細動器(AED)を設置する予定。いずれも7月上旬から取り付け始める。小学校は優先度調査の結果から3年間で全校に行き渡る計画だ。
また、市内の保育園25カ所、子育て支援センター4カ所、母子通園訓練施設「小鳩園」の計30カ所に「110番通報システム」を今年度中に設置する予定。このシステムにより、ボタンを押すだけで緊急時に警察署へ連絡することが出来るという。 -
南信中学校総体9競技で熱戦
南信地区中学校総合体育大会は23日、バレーボールや剣道、バドミントンなど9競技を各地で繰り広げた。県大会の進出権を懸けた熱戦が本格的に始まった。全14競技のうち10種目の代表が24日までに決定。ソフトテニスと卓球、サッカーは30日、水泳は7月1日に決まる予定だ。
軟式野球は、県営伊那球場と駒ヶ根アルプス球場の2会場で1、2回戦があり、上伊那など3地区の代表12校から24日の準決勝に進む4校が決まった。選手らは、仲間や保護者の応援を力に一生懸命、白球を追った。
県大会出場を懸けて始まった軟式野球(阿智竏駐・・輪、23日・県営伊那球場) -
「シャガール版画展」 ベル伊那・26日まで
「マルク・シャガール版画展竏鋳ヌ憶と郷愁・その愛と芸術竏秩vは26日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。「色彩の魔術師」と称されるシャガールの版画40余点を展示販売している=写真。
死ぬ直前まで手掛けていたという・ス最後の版画15点・スの一つ、「画家と燭台」の限定50部の中の1部など、男女と動物を描いた人気作品を出品。そのほか「女曲馬師」「にわとりのいる風景」などを並べている。
シャガール(1887竏・985)はロシア生まれのフランス画家、版画家。ユーモアと幻想性のイメージは詩的な発想に満ちているという。
午前10時縲恁゚後6時。 -
子ども科学工作教室でソーラーカー作る
県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターの子ども科学工作教室「ソーラーカーをつくって走らせよう!」が23日、伊那技術形成センターであった。小学校4年生以上の37人が集まり、自作のソーラーカー(太陽光で発電して走る自動車)を走らせた。
同センターは、事業テーマの一つに「人材育成」を掲げていることから、子どもたちにものづくりや科学に興味を持ってもらおうと趣旨に賛同する企業で上伊那子供科学工作教室推進研究会を組織、初めて企画した。
上伊那の製造業を中心に企業8社が協力。はんだづけができる技師を中心に25人が指導に当たり、小学生は配線やボディー加工など手順を教わりながら、夢中になってキットを組み立て、完成させた。
理科が好きで参加したという伊那小学校6年生の岩崎年示さん(12)は「(ソーラーバッテリーとモーターを)コードでつなぐところが難しかったけど、頑張ったかいがあった」と走るソーラーカーに喜んだ。
推進研究会では「電気や工作の知識を持つ若年社員が減っている。子どもたちにまず興味を持ってもらいたい」と話した。
製作に先立ち、電気とは何か、ソーラーカーの仕組みなどの講義があり「知ることは楽しいこと。知ると同時に、分からないことも発見できる」とものづくりのおもしろさを伝えた。また、地元企業2社の紹介もあった。 -
伊那草友会が山野草展示会
上伊那の山野草愛好者でつくる「伊那草友会」(中山和幸代表、13人)は23、24日、伊那市民会館2階で第18回山野草展示会を開いている。ウチョウランを中心に、各種山野草、ふ入り葉物、古典園芸植物など250鉢をそろえた。
ウチョウランは中川村小渋産をはじめ、花びらが濃い紫色の「王妃」、真っ白い「千羽鶴」、「赤花」など100点。毎年、来場する常連も多く、花の色や形が異なるウチョウランを見比べた。
中山代表によると、暖冬だったものの、花芽が出る3月ごろが寒く、昨年より開花が1週間遅れ、展示会に間に合わせるのに苦労したという。
会場には、ヤブレガサ、フウチソウ、シナノコザクラ、チョウセイランのほか、人気が高くなっている高さ15センチほどのイチョウやモミジなどミニ盆栽も並ぶ。
会員が育てたウチョウランなどの山野草を100円から販売している。
24日は午前9時縲恁゚後4時。 -
【駒ケ根市外国語指導助手 マシュー・チャールズ・リトルさん】
昨年8月に着任し、市内の小、中学校で児童、生徒に本場の生きた英語を教えている。任用期間は1年だが、向こう1年間の再任用が既に決まっている。
英国ポーツマス市の出身。ヨーク大学で英国史を学んで卒業後、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)により来日した。
「東京に住んでいるおじさんが日本の伝統的な祭りや街の様子を話してくれて、文化や歴史などに興味を持っていた。日本に来て英語教師をやりたいと思ったのは、大学の友達からJETの話を聞いたから。でも、その友達が来日するのは今年の夏。影響を受けた僕の方が先に来たんだよ」
外国人に比べて日本の子どもは引っ込み思案だといわれるが「そんなことないよ。みんなフレンドリーだし、積極的に話し掛けてきてくれる。いい子たちだ」。
日本で暮らすのは初めて。一度、オーストラリアへの旅行の帰りに飛行機の待ち合わせで立ち寄っただけだという。慣れない生活の中で戸惑った経験も数知れない。特に困ったのは、学校で行われるさまざまな式や行事がどう進んでいくのかまったく分からないことだった。
「予備知識がないから、次に何が起きるのか見当もつかないんだ。普段いろいろと教えてくれる先生も式の最中に付きっきりで僕に説明なんかしていられないからね。あと、印刷物を読めないから学校の予定が分からないのにも困るね」
当初はほとんど分からなかった日本語だが、簡単な日常会話ならこなせるようになり、カタカナとひらがなも何とか読めるようになった。
「だけど漢字は難しくていまだに読めない。僕の日本語レベルはまあ中学2年生の英語能力程度かな」
暇をみては日本のあちこちを旅して回っている。東京、京都、広島、能登竏秩B札幌の雪祭りには特に感動したという。
「雪をあまり見たことがなかったせいもある。ポーツマスは冬でも暖かいんだ。だから駒ケ根の寒さはこたえたよ。教員住宅はボロだしね」
来日以来、一度も故郷に帰っていない。
「日本での生活が楽しいから別に寂しいとは感じていない。でも両親が10月に来るかも知れないんだ。僕が日本に行きたいと言った時、両親は『外の世界を見るのは良いことだ』と言って励まし、快く送り出してくれた。久しぶりに会えるのはやっぱりうれしいね」
(白鳥文男) -
駒ケ根市議会6月定例会閉会
駒ケ根市議会6月定例会は22日、本会議を開き、総務産業、文教厚生各委員会に付託されていた条例改正案、07年度一般会計補正予算案など10議案を可決したほか、議員提案による市議会議員の報酬を引き下げる条例改正案を否決して閉会した。
議員の報酬については3月定例市議会で引き上げに関する条例改正案が可決され、4月30日に施行されている。共産党の2議員は報酬を改正以前の金額に戻す改正案を今議会に提案していた。 -
テクノネット駒ケ根の10年の歩みが本に
駒ケ根市の中小企業が地域の活性化を目指して1996年に組織したテクノネット駒ケ根のこれまでの歩みをまとめた書籍が『地域を育てる普通の会社 ドメイン経営/地方小都市からのメッセージ』として刊行された=写真。テクノネットで研究会の講師を務めてきた経営コンサルタント塩谷未知さんと、駒ケ根市職員でテクノネット事務局の小原昌美さんの共著。
・ス「元気なまち」を我らの手で竏茶rジネスの生存領域をあらわす「ドメイン」を軸に、地元企業43社、経営コンサルタント、市のスタッフが10年にわたり取り組みつづけてきた地域再生の記録・ス(帯から)。テクノネットが約10年間一貫して追い続けたキーワード「ドメイン」については、序章『「ドメイン」とは何か』に始まり、『経営におけるドメインの意義と効用』、『ドメイン検討の視点』と3章にわたって解説。会員企業43社のさまざまな活動についてはそれぞれ2縲・ページを費やして詳細に紹介している。
新評論発行。ハードカバー222ページ。2500円+税。 -
参院選日程変更の影響 駒ケ根市
開会中の国会の会期延長に伴って参院選の投開票日が当初予定の7月22日から29日に変更されることから、駒ケ根市選挙管理委員会は対応に追われている。29日には市民総合体育大会の開催が予定されているが、会場となる市民体育館、市武道館、赤穂小学校体育館は、投票日にはそれぞれ開票所や投票所として使用する必要があるため、大会の日程を1週間後の8月5日に繰り下げる方向で市体育協会に調整を依頼。しかし、そうなった場合でも小中学校が夏休みに入るため、新たな影響もありそうだ。ほかの投開票所については特に問題はないという。
各投開票所に配置が必要な立会人の確保もあらためて確認する必要があるほか、約160人体制で投開票業務に当たる市職員の中にも、すでに29日に予定を組んでいる職員もあり、人員の見直しを迫られている。
選挙用ポスターの掲示板は「22日」で印刷が終了しているため、「29」のシールを貼ることで対応したい竏窒ニしている。 -
竹内徹さん、森一義さん、高遠町長藤婦人部が、デイサービスセンター「くつろぎの家」に絵画や液晶テレビなどを寄贈
高遠美術館の竹内徹さん(70)、東高遠の森一義さん(63)、高遠町長藤婦人部(北原澄子代表)らが22日、伊那市高遠町のデイサービスセンター「くつろぎの家」に絵画や液晶テレビなどを寄贈した=写真。
寄贈者の一人、森さんは5月に他界した母親が「くつろぎの家」を利用していたため、同施設に対して何かお礼になることをしたいと考えていた。そんな時、竹内さんが自身の作品を寄贈しようとしている話があることを知り、今回その絵の額縁などを寄贈することにした。また、高遠町長藤婦人部はそれまで婦人部として展開していた貸衣装事業を閉じることとなり、それに伴なって生じた精算金で額縁費用の一部を負担。また、液晶テレビ、冷蔵庫を購入し、同じく「くつろぎの家」へ寄贈した。
寄贈した作品「倉軒の朝」(F50)は、竹内さんが15年ほど前に手掛けたもので、県展にも出展している。
伊那市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「利用される方々も昔を思い出し、安らぎを与えてくれると思う」と感謝の言葉を述べた。 -
07年度教科書展示会
伊那市の生涯学習センター4階にある上伊那教科書センターで7月9日まで、07年度の教科書展示をしている=写真。
展示会は小中学校や高校で使用されている教科書広く知ってもらうための機会として例年行っている。今回は小学校で現在使用されている9科目11種目の295冊、中学校で現在使用されている9科目16種目の117冊を展示している。また、高校については08年度からに新たに発行される教科書の一部、18科目61種目の一部、223冊を展示。文部科学省が3月に公表した教科書検定の結果、沖縄戦の集団自決で日本軍が関与した記述を削除した日本史の教科書なども含まれている。
午前9時縲恁゚後5時(27、30日、7月1、4日は除く)。 -
伊那北高校ペン祭、23、24日に
伊那市の伊那北高校で23、24日、第53回ペン祭の一般公開がある。
今年のテーマは「自由」。各クラスやクラブが展示や催しを企画。喫茶や屋台なども並ぶほか、23日はFM長野の朝の人気番組「タブロイド・ラヂオ縲怎激bツ午前中!」ほか、さまざまなラジオ番組の司会をしてきたフリーアナウンサー・大岩堅一さんによる記念講演会「自由、それは常識を疑うことから始まる」もある。午前9時半から(開場は午前9時20分)。場所は小体育館。
一般公開の時間は23日が午前11時半縲恁゚後4時。24日が午前9時半縲恁゚後4時。
各クラブ、団体の催しは次の通り。
◇薫ヶ丘美術展=23、24日の午前10時半縲恁゚後3時。薫ヶ丘会館講堂特設会場
◇音楽部定期演奏会=23日午後12時半から(開場は正午)。小体育館
◇演劇部「猫の佐藤さん縲恃Lは猫でも猫でない縲怐v=23日午後3時から(開場は2時半)。小体育館
◇まちづくりワークショップ=24日午前10時縲恊ウ午。同窓会館
◇吹奏楽部演奏会=24日午後10時半から(開場は午前10時)。小体育館
◇ギター部=午後1時半から。小体育館 -
アルプス中央信用金庫通常総代会
アルプス中央信用金庫の第57期通常総代会が22日、伊那市内であった。代表役員の変更、06年度決算などを報告した。
業務純益は、前期並みの13億1700万円。経常利益は6億2700万円(前期比4億5400万円減)、当期純利益は4億2600万円(同5億9100万円減)。
資産の健全性確保のため、個別貸倒引当金7億1900万円の積み増しで資産の純化に努めた。その結果、不良債権比率は12・24%となった。
期末残高は、預金積金2794億7900万円、貸出金1509億4100万円。貸出金は企業誘致による設備投資や住宅などで前期と比べて1・56%増えた。
渋谷敦士理事長は、元職員の長期着服などの不祥事で、法令上の届け出義務を認識しながら、関東財務局への報告を怠り、今月中旬、業務改善命令を受けたことを報告。経営責任を明確にするとして退任した。
新理事長には、専務理事の大沢一郎氏(62)が就いた。任期は、渋谷氏の残任期間(来年6月まで)。
記者会見で、大沢氏は「不祥事件を教訓とし、法令遵守態勢の確立を最重点課題に、信用、真実、親切の『3S』を経営方針に定め、信頼回復に努めたい」と述べた。
理事長を除く役員は次の通り(カッコ内は旧職、いずれも新任)。
▽専務理事(常務理事)清水純一▽常務理事・審査部長(常勤理事)小山重治▽同・総務部長(同)飯島寛▽監事=池上唯夫▽相談役=渋谷敦士
大沢一郎氏 中央大学卒。68年、赤穂信用金庫に入庫。東(現赤穂東)支店長などを経て、97年から理事。03年7月の赤穂信用金庫と伊那信用金庫の合併時は常務理事、06年から専務理事を務めていた。下伊那郡松川町。
※ ※
理事長の渋谷敦士氏は22日付で退任した。会長職は辞退したが、相談役として残る。
記者会見で、渋谷氏は関東財務局から業務改善命令を受け「経営管理上の責任を取り、理事長を退任する決断をした」と述べた。駒ケ根商工会議所会頭の任期が10月31日まで残っており「辞めると混乱が起きるため、相談役として残る」とした。 -
「食と健康」をテーマに、地域振興を図る
伊那市は地域振興を図るため、総務省の「頑張る地方応援プログラム」(07縲・9年度)を活用し、「南アルプス山麓『食と健康』プロジェクト」に取り組む。高遠町・長谷の振興策として、ジビエ加工保存施設や「パノラマ信州めん街道」の整備などを盛り込んでいる。
このプログラムは「魅力ある地方」を目指し、前向きに独自の施策を展開する市町村に対して地方交付税などの支援措置をするもの。1市町村につき年間3千万円。
健康への関心は高く、市は「食と健康」をテーマに、自然環境、歴史、文化など地域資源を生かし、地場産業強化、交流人口の増加を図る。
具体策は、地場産品ブランド化事業、歩く道整備、体験事業で▽有害鳥獣対策に合わせ、捕獲したニホンジカやイノシシの肉を安定供給するための施設を整備し、ジビエのブランド化を図る▽高遠そば、行者そばなどのそば、ローメンなどめん街道として売り出す▽入笠山縲恷ュ嶺高原のトレッキングコースを整備し、観光振興につなげる竏窒ネど13項目。
そのほか「環境にやさしい自然エネルギー普及プロジェクト」「産業立地プロジェクト」も挙げた。
市政策推進課は、プロジェクトを地域振興の基礎としたいと話す。
内容は市のホームページで公開している。 -
南箕輪村議会6月定例会閉会
南箕輪村議会6月定例会は22日開き、議案4件、請願3件と陳情1件の採択に伴う意見書の提出4件を可決した。議員提出の追加議案で3月議会の決定により改選後に引き上げた議員報酬を引き上げ前の額に戻す条例の一部改正案は賛成少数で否決し、閉会した。
追加議案は村議会委員会条例の一部改正、村議会会議規則の一部改正。議員報酬等に関する条例の一部改正は「村民への負担増、職員・特別職の給与を抑制している中で議員報酬を引き上げる理由がなく、村民の批判も強い」と提案理由の説明があった。採決は賛成2人で否決となった。
請願・陳情の採決は次の通り。
◇採択=▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する陳情書
◇閉会中の継続審査=▽久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書 -
第22回大芝高原まつり8月25日
実行委員会で内容決定8月25日に開く南箕輪村の第22回大芝高原まつりに向け、まつり実行委員会は21日夜、村役場で会議を開き、新企画の縁台将棋をはじめとするイベント内容や時間などを決定した。
昨年に引き続き土曜日開催。雨天は翌26日。雨天延期の場合は午前6時ころ防災行政無線で、開催の場合は午前8時に合図花火で告知。昨年の祭りは花火大会のみ延期となったが、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
開会式は午前10時から湖上ステージ。新イベントは縁台将棋で、そのほかは例年通り。
イベントはゲートボール、マレットゴルフ、おまつりステージ、クラシックカーフェス、フリーマーケット、防災コーナー、乗馬体験、地場農産物即売会、ふるさとの味、親子ふれあい木工、闘鶏大会、福祉ボランティア、出店コーナー、木曽の物産展、たらい体験・レース、おまつりパレード、民謡踊り、花火大会、ゆかた着付(女性のみ)、縁台将棋。
実行委員長の唐木一直村長は、「祭りで大切なのは大勢の皆さんに参加してもらい、楽しんでもらうこと。上伊那最後の祭りが素晴らしくなるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。 -
県消防救助技術大会
箕輪消防署の出場選手を激励第26回長野県消防救助技術大会(23日、長野市の県消防学校)に出場する箕輪消防署の救助隊が22日、平沢豊満箕輪町長の激励を受け健闘を誓った。
今年から各消防組合ごとに代表1チームを選出することになった種目・ロープブリッジ救出は、5月の伊那消防組合選考会で箕輪消防署のチームが出場を決めている。
出場はロープブリッジ救出(小平秀明さん、市村裕一さん、小森和弘さん、小平秋さん)、ロープブリッジ渡過(小口大輔さん)、ほふく救出(工藤健介さん、北原義明さん、荻原大輔さん)。
小林厚生救助隊長は、「3種目とも標準タイムを切っている。2カ月以上の訓練の成果を生かし、是非入賞して賞状を獲得したい」と抱負を述べた。町長は、「日ごろの訓練の成果を十二分に発揮し、好成績が取れるといいと思う。頑張って」と激励した。 -
消費者の会交流会
立科町が箕輪町を訪問箕輪町消費者の会と北佐久郡立科町の消費者の会が21日、箕輪町福祉センターで初の交流会を開き、終始和やかな雰囲気の中で互いの活動を報告し、意見を交わした。
06年度に箕輪町の会が取り組んだ不用傘をリサイクルしたマイバッグ作りを新聞記事で知った立科町から交流の申し入れがあり実現。立科町から会員7員、役場職員2人、一般参加者13人の計22人が訪れた。
箕輪町は消費者だよりの発行、フリーマーケット、ボカシ作り、マイバッグなどの活動を発表。立科町はマイバッグ作りやリサイクル小物作りの学習会、町の健康祭りや商工祭への啓発参加などを紹介した。
箕輪町の若林博会長は、「交流は互いに学べるいい機会。立科町は一般の人を公募して交流会に来ている。そういう動きが大事だと思う」と話した。 -
伊那テクと箕輪町が環境技術活性化懇談会
県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター(向山孝一会長)は22日、伊那谷を環境技術集積地として活性化させるコンセプトに基づき、行政と連携できる課題を研究し推進するため、箕輪町役場を訪れて町理事者らと初の懇談をした。
懇談会には伊那テク側5人、町側は町理事者や課長、商工会の7人が出席。伊那テクの事業方針、箕輪町の環境事業、町内企業15社で組織するブライトプロジェクトの取り組みなどを発表しあった。
伊那テクは、「伊那テクを環境技術集積地に」をテーマにし、具体的な事業の方向性にエネルギー、食糧、水、人材育成の4項目を挙げる。特にエネルギーで小水力・マイクロ発電を行政と取り組みたい考えや、人材育成で次代を担う子ども対象のクリーンエネルギーの発電コンテストの検討などを説明。向山会長は、「伊那テクが進めるテーマと重複する部分があれば、行政とも手を取り合ってやっていける課題を研究したい」と話した。
平沢豊満町長は、「行政の役割は採算が合わなくても自然エネルギーを世の中に啓蒙し先導していくこと。いい機会ができたので是非前向きに検討させてもらう」と述べた。
今後、より実務的な話し合いを進めるため2、3カ月ごとに打ち合わせの場を設けることを確認した。
伊那テクは伊那市、飯田市ともすでに各2回の懇談をし、研究を進めている。 -
宮田村商工会シニアクラブが再出発
15年余り休眠状態だった宮田村商工会シニアクラブが20日夜、総会を開いて再出発した。同青年部出身者を中心に気運が高まり、40歳以上の商工会員ならば参加できるよう規約などを改正。情報交換や親睦の場にして、地域経済の活力にもつなげていく。
多彩な活動で知られる村商工会青年部。しかし、40歳で同部を定年退部すると、異業種間などの交流の機会が乏しくなり、OBの間で復活を望む声が高まった。
昨年に会議を開き、規約などを手直し。青年部OB以外も加わり、総勢85人で改めて始動することになった。
総会で平澤由幸代表世話人は「今も青年部の柔軟な発想が村内外から注目されている。この会も世代、職種を超えて友情が深まり、新たなビジネスチャンスにもつなげていければ」とあいさつした。 -
母親は救急講習、子どもたちは消防車に夢中、公民館子育て学級
宮田村公民館子育て学級は19日、救急講習会を開いた。伊南広域消防本部の署員を講師に、母親たちは心肺蘇生法を学習。子どもたちは消防ポンプ車を見学し乗車体験もした。
講習では心肺停止を想定して、母親たちが人工呼吸、心臓マッサージを実際に体験。さらに各地で配置が進むAED(自動体外式除細動器)の使用法も学んだ。
子どもたちの万が一のことも考えながら熱心に挑戦。体で覚えようと繰り返し学ぶ姿がみられた。
講習が終わるのを待っていた子どもたち。ごほうびにポンプ車に乗せてもらい、消防隊員の気分を味わっていた -
交流協会総会
宮田村交流協会(会長・小林茂村議会議長)は20日夜、総会を役場で開いた。本年度も友好関係にある愛知県田原市、日本福祉大学など村内外の交流を推進することなどを決めた。
昨年度は新たに信州梅が里宮田太鼓が田原市民まつりに参加。両市村間の友好をさらに進める取り組みとなった。
今年度の事業計画では、同市との交流事業をはじめ、地域間交流や日本福祉大学の研修生受け入れなど、村や各種団体の取り組みを支援していく。
役員の改選も行い、小林会長、前林善一、原田博安両副会長は留任した。 -
宮田中自律学級、炭火の手づくり五平餅に挑戦
宮田村宮田中学校「自律学級」は21日、村の福祉交流施設なごみ家を訪問。炭火で焼く五平餅づくりに挑戦した。
施設を利用する高齢者らと一緒にご飯をつぶして餅状に。ワイワイにぎやかに調理した。
なごみ家自慢のビッグな火鉢が登場。炭をひいた網の上で、生徒たちがじっくりと焼いた。
味噌をふんだんに塗り、「香ばしくていい匂い」と歓声も。こんがりキツネ色に仕上り、子どもたちもニンマリ。さっそくみんなで舌鼓を打った。
地域にふれる総合学習「プラムデー」の時間を使い、同施設を利用する高齢者らと5月にも交流。この日も食後は前回に引き続き、生徒たちが講師になって陶芸を教えた。