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名物丼が給食に
特産山ぶどうワインを味付けに使う宮田村の名物丼が20日、宮田中学校の給食に出された。「地産地消にこだわって誕生した名物丼を子どもたちに食べさせたい」と、学校栄養士と給食調理員が春から構想をあたため、味にもこだわった力作。食べ盛りの生徒たちは「お店とはまた違った味で美味しい」と舌鼓を打った。
油で揚げた鶏、豚肉に、村内で収獲したばかりのタマネギ、シメジと栄養満点。
ワインに加え、エキスが詰まった山ぶどうの皮を下味に使用するこだわり。昆布だしの汁と調合し、ショウガが入ったしょう油ベースで炒めて仕上げた。
名物丼は3月末に村内12店舗で発売を開始し、店舗それぞれで味が違うのも特徴。
1年1組の男子5人は総合学習で名物丼を調査し、食べ比べを行っているが、メンバーの1人でもある酒井悠希君(12)は給食の名物丼について「今まで3軒で食べたが、今日のが一番山ぶどうの風味が口に残った」と話した。
この日は、清水靖夫村長や名物丼の開発に携わった商工会青年部の小田切等部長らを給食に招待。
小田切さんは「名物丼が子どもたちに注目されることは非常にうれしい。給食としても長く愛してもらえれば」と話した。 -
法務大臣メッセージ村長に伝達
罪を犯した人たちや非行少年の更生を支える宮田村の保護司の山田好子さんと鈴木幸雄さんは20日、来月の社会を明るくする運動への協力、理解を求め、清水靖夫村長に法務大臣メッセージを伝達した。
「犯罪が出ないためにも地域の力添えを」と2人。暖かい見守り、声をかける地域づくりが犯罪抑止、更生援助にもつながると説明し、関係機関と連携する機会を持ちたいとも要望した。
村長は「皆さんの活動が社会を支えている。機会を通じて行政としても意識の高揚を図っていきたい」と話した。
社会を明るくする運動は57回目。本年度の重点目標には地域住民の参加と理解が盛り込まれ、伊南地域では6月30日に中川村文化センターで大会を開く。 -
西駒山荘へ荷上げ
夏山シーズンに向け、20日、中央アルプス北部に建つ市営西駒山荘への荷上げ作業があった。食料や燃料など1・2トン分を鳩吹公園から山荘までヘリコプターで運び、登山者を受け入れる準備を整えた。山荘の営業期間は7月14日縲・0月8日。
荷上げは当初、19日だったが、悪天候のため、順延。
荷作りした米や野菜、発電機などを2回に分けて運び、山荘で市職員、管理人の3人が入り口の雪かきや荷物の整理などに当たった。
昨年7月、豪雨災害の影響で利用者数が落ち込んだが、市観光課は例年並みの400人を見込む。
収容人数は40人。料金は1泊2食付きで大人7500円、小学生6300円。
周辺にはコマクサの群生地などがある。
予約は、市観光課(TEL78・4111)へ。 -
箕輪東小で祖父母交流会
箕輪東小学校で20日、祖父母参観があった。約140人が訪れ、児童の活動の様子を見学するとともに交流を深めた。
祖父母参観は普段はなかなか学校を訪れる機会の少ない祖父母に学校を訪れてもらうとともに、祖父母と一緒に暮らしていない児童らにお年寄りとの交流を深めてもらおうと毎年行っているもの。同時に、地域の人たちにも学校を開放し、学校の様子を知ってもらう機会としている。
交流会では、学年ごとに授業の中で学んできたことや音楽、歌を披露。また、児童らの登下校を見守っている「安全見守り隊」のメンバーとの顔合わせもあり、児童代表の井沢治樹君は「雨の日も雪の日も見守っていただきありがとうございます」と感謝の言葉を贈った。それに対し見守り隊代表の中村武二さんは、横断歩道での左右の確認など、気を付けてほしいこと3点をあげ「これからも見守っているので元気よく学校に行ってほしい」と語った。 -
箕輪町議会一般質問(3)
◆伊那生協病院西側の道路拡幅工事の進行状況と完成の見通しについて小島常男議員が質問した。
平沢豊満町長は、「06年度に測量した。07年度は県道から北へ約70メートル工事する。長くても10年度までにやる計画。可能な限り前倒しでやる」と述べた。
建設水道課によると、バイパスを補完する生活道路の整備で、対象は町道517号線、518号線、519号線。本年度の計画は519号線の県道美篶箕輪線から北へ約70メートルの区間。519号線の整備計画区間は伸光製作所本社北側の道までの約700メートル。 -
中川村で自動車運転の男性死亡
20日午後5時45分ごろ、中川村葛島の無職下平昭三さん(79)が普通乗用車を運転して帰宅した際、自宅敷地内の住宅外壁に衝突した。下平さんは駒ケ根市内の病院に搬送されたが、頚椎(けいつい)損傷で同日午後11時27分に死亡した。駒ケ根署が事故の状況を調べている。
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上伊那岳風会が温習会
上伊那岳風会(堀内岳茂会長)は17日、日ごろ鍛えた吟技を発表する「温習会」を宮田村民会館で開いた。独吟のほか、合吟や家族での競演もあり、剣舞、扇舞などでも研さんの成果を披露した。
日本詩吟学院岳風会傘下の同会は、昨年創立40周年を迎え、ますます会員が意欲的に技術向上にまい進。
この日も159にも及ぶ出吟があり、朗々で優雅に、時には猛々しく、会場一杯に詩吟の世界を響き渡らせた。 -
南箕輪・沢尻でアパート火災
18日午後10時41分、南箕輪村沢尻のアパート「ハイツウイン」2階の205号室から出火、同アパート2階部分2室(約44平方メートル)を焼き、同11時19分に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署の調べによると、205号室から出火し、隣室に延焼。現在、出火原因を捜査している。 -
信州太極拳気功協会、北京から老師を迎えた特別講習を開催
本場、中国の講師から太極拳を学ぼう竏窒ニ信州太極拳気功協会(三沢清美代表)は17日、中国北京で活躍している太極拳の老師・劉慶洲さんを迎えた特別講習会を伊那市民体育館で開いた。受講者約80人が集まり、簡化24式太極拳の基礎を学んだ=写真。
同協会が10周年を迎えたことを記念して企画した講習会。講師に招いた劉氏は、24式太極拳を作った李天驥老師の愛弟子で、世界各地で太極拳を教えている。劉氏の指導を受けようとこの日は、初心者からベテランまで集まった。
劉さんは参加者らの簡化24式太極拳の動きを一通り見た後、基本的な動きの中で意識する点などを説明。手や首、姿勢の落とし方などを実際の動作を見せながら細かく指導し、「太極拳は滑らかな動きが大切」と参加者に語っていた。 -
伊那北高校吹奏楽部定期コンサート
伊那北高校吹奏楽部(栗林みな美部長)による第52回定期演奏会が17日、伊那市の県伊那文化会館であった。1縲・年生の87人が多彩な曲目でコンサートを繰り広げ、集まった観客を楽しませた=写真。
県伊那文化会館を会場として開く定期演奏会は3年目。第1部では本年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲「ブルースカイ」やコンクールの定番曲など4曲を演奏。第2部では、「美女と野獣メドレー」「タイプライター」など、誰もが一度は耳にしたことのあるポピュラーな曲目をそろえた。
また、第3部の現役高校生とOB、OGによる合同ステージでは、同校のOBで現在上田高校の吹奏楽団顧問を務めている山岸明さんがゲスト指揮者として登場。喧そうと静寂が対比する交響詩「ローマの祭り」を曲目として迫力のステージを展開。観客は、異国の祭りに思いをはせながら演奏に聞き入っていた。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
南箕輪村消防団は17日、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を村役場駐車場で開いた。各分団から17チームが出場。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3部門に分かれ、日ごろの訓練の成果を競い合った=写真。
有事に安全で敏速な行動がとれるようになることを第一の目的として毎年開催しているもの。日々の訓練で習得した技術力を競い合うことを通して、団員同士の結束を強め、さらなる研鑚意識を高めている。
今年は、小型ポンプ操法に9チーム、ポンプ車操法に4チーム、ラッパ吹奏に4チームが出場。そのうち小型ポンプ操法の部では、各分団の団員が5人一組でチームをつくり、指示に従ってホースの出し入れから放水などといった一連の動作を迅速かつ的確に実施。4月から入団した新入団員らも先輩団員らに混ざり、2カ月の訓練の成果を披露していた。 -
駒ケ根市の東中 耐震工事遅れ
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)体育館の耐震補強工事の計画が大幅に遅れている。当初計画では6月中旬に着工し、9月末に完成する予定だったが、入札の不調から工事業者がいまだに決まらない事態となり、完成は早くても約1カ月遅れの10月末となる見通しだ。工事は基礎や鉄骨はりの増強など体育館全体に及ぶため、工期中は安全面の問題から使用ができない。生徒会の最大行事である文化祭(10月12、13日)をはじめ、学校運営への影響が心配されている。
入札は5月8日に14社が参加して行われたが、いずれも予定価格を上回り、落札されなかった。これを受けて市教育委員会は見積もりを委託した業者に積算の見直しを指示。その上で6月25日に2回目の入札を行う。
同校では工事による生徒への影響を最小限にとどめようと、今年に限り、夏休みを例年より4、5日長い29日間としたり、体育館を使う授業を水泳に振り替えたりするなどの調整を図っているが、工事の遅れにより影響はさらに大きくなりそうだ。特に文化祭は体育館なしでは例年並みの開催は困難。このため学校は日程を繰り下げることも考えたというが「3年生の高校受験への影響を考慮するとそうもいかない」とため息をついている。
学校は18日にPTA評議員会で経緯について説明したが「工期が決まってこないことには対応のしようがない」と工事の遅れに戸惑いを隠せない。市教委は工事業者が決定次第学校に説明し、今後の日程について理解と協力を求めることにしている。 -
駒ケ根ソースかつ丼会総会
駒ケ根市内の飲食店などで作る駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)は18日、07年度総会を同市の商工会館で開いた。会員など約20人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案、役員人事を承認した=写真。
ソースかつ丼の認知度アップのため同会が3年越しで取り組んできた「駒ケ根名物ソースかつ丼」、「駒ケ根ソースかつ丼」の商標登録については、再三の申請にもかかわらず許可が下りないため登録は見込み薄竏窒ニの判断から今後申請しないことが報告された。商標登録に代わる新たな方法として何らかの地域ブランドの取得を研究、検討していく。
自慢のソースかつ丼を引っさげて同会が今年初めて参加したB級グルメの全国フェスティバル「第2回B竏・グランプリ」(静岡県富士宮市)で8位と健闘した模様が現地での映像を交えて報告され、会員らはソースかつ丼の好評ぶりを見て将来の展開にあらためて自信を深めていた。 -
箕輪町議会一般質問(2)
◆ごみ減量化対策強化のための生ごみ回収について丸山善弘議員が質問した。
平沢豊満町長は、「環境委員会で十分検討いただき、モデル地域を作って町全体に通用するシステムづくりが必要と思う。シミュレーションをしないと問題が見えない。現段階では先進地を勉強し、システムづくりをしていく」と答えた。
◆雨水排水対策について複数の議員が質問した。春日巌議員が尋ねた木下南部信号機付近の対策について町長は、「1千万円の予算で排水路も含め今年改修する。大変遅くなって申し訳ない」と述べた。07、08年度に全町的な雨水排水計画をまとめ09年度から取り組む計画だが、「緊急性の高いものは計画を立てながらでも対応する」とした。 -
南箕輪村図書館06年度利用まとめ
南箕輪村図書館は、06年度の利用状況をまとめた。利用者数、貸し出し数などいずれも前年度をわずかだが上回り、多くの住民が利用した結果となった。
所蔵資料は6万9348点。開館日数は291日。
住民一人あたりの利用率は2・46(前年度2・42)。1日平均利用者数は120人(前年度118人)。村民1人あたりの貸し出し数は8点(前年度7・8点)。1日平均の貸し出し数は388点(前年度378点)。
利用の傾向は幼児、中学生が減少し、20、50、60歳代が増えた。貸し出しは前年度と比べビデオが減り、本が増えた。図書館では「若いお母さん、団塊世代の利用が多くなった」とする。
同館の利用率は県内図書館の中で上位に位置し、開館以来、利用率を維持している。図書館では一層の利用を呼びかけている。 -
クジャクサボテン栽培
南箕輪村
北原喜美子さん玄関ポーチの両側にクジャクサボテンの鉢植えがずらりと並び、手のひらほどもある大輪の花が、訪れる人を出迎えてくれる。
「花はいいよね。育てればそれだけ答えて咲いてくれる。家族だけでなく、来た人が見て『いいね』と言われるとうれしい」
花が大好きで、何種類もの花の鉢植えが並び、庭も花や木々、山野草であふれている。その中でも一際目を引くのが、今を盛りと咲くクジャクサボテン。花芽が1鉢に15個から20個つき、1輪は3日間咲く。今年は例年より10日ほど開花が遅れたというが、次々と咲き、華やかな雰囲気を作り出している。
育て始めたのは10年以上前。購入した1鉢を大事に育て、挿し木を繰り返し、今では50鉢にも増えた。この間、サボテンの花の豪華さを知り、欲しいという人にわけてあげた。今年もすでに幾鉢もあげたという。
「あまり過保護に育てるとよくない。1鉢にいくつもつぼみをつけるようにするのはズクがいるけど、育て方は私流。一つは勘かな」
水遣りは根腐れしないように3、4日に1回。11月から3月ころまで水遣りを一切止め、家の中で管理する。水を切るタイミングを失敗すると花芽がつかなくなり、見極めは経験がものを言う。
「大変なのは冬の管理。寒さに弱いから、あまり寒いときは花のためにヒーターをつけることもある。人間は寒さを我慢してもね」
温度変化にも敏感で、鉢を外に出す時期が早いと、せっかくのつぼみが落ちてしまう。「花が落ちるのは本当に切ない」ので、時期にも注意を払う。
鉢の植え替えや、冬越しのため鉢を2階の部屋に運んだり、春に下ろすのも大変な作業。「肩が痛くてね。痛いとか、重いとか言いながらやるの。私が目をかけないとだめになってしまうからね」
以前、月下美人を育てていた。一夜限りの花。「1日ではかわいそうでね。クジャクサボテンは3日は咲くから、これのほうがいいかな」と、今はクジャクサボテンに専念。4種類あるが、中でも淡いピンク色の花がお気に入り。「優しくて、ちょっと品があるでしょ」と、愛しそうに見つめる。
「孫が花を見たら喜んでね。自分の子育てのときは子どものけがより花のほうが大事なときがあったけど、孫はかわいくて…」。今年は孫と接する時間が長く、花にかける時間が少なかったというが、クジャクサボテンは、優しい光となって家族を包むかのように切れ間なく花開いている。(村上裕子) -
練習成果を壮行会で披露・伊那消防署
伊那消防署で19日、同署から県消防救助技術大会(23日・長野市、県消防学校)に出場する選手のための壮行会があった。出場者らは4月中旬から積み重ねてきた練習の成果を伊那消防組合長の小坂樫男伊那市長らの前で披露した=写真。
2人が空気呼吸器を装着し、塔上のスタート地点より下り、要救助者を抱えて搬送・救出する5人一組の「引揚救助」を発表した。同署は昨年、安全・確実性、所要時間を評価する同競技で県内8本部中4位を獲得している。
小坂市長は「大会で日ごろの練習成果が十分に生かされることを願う」と激励。救助隊の山岸浩示隊長は「伊那消防署の名に恥じない成績を残してきたい」と決意表明した。
壮行会では、高遠消防署の「ほふく救出」に出場する選手らの紹介もあった。
伊那市など4市町村でつくる伊那消防組合管内の署から県大会の種目「引揚救助」「ロープブリッジ救出」「ロープブリッジ渡過」「ほふく救出」など4種目に5チーム、13人が出場する。 -
記者室大口
子どもの頃、池の側に古いバラの木があった。花は大輪、桃紅色の花びらが幾重にも重なり、香りも強く、とげも大きかった。先日、思い出の中に咲くバラとそっくりの花を見かけた。オールドローズの1種かと思うが、剣咲高芯のモダンローズを見慣れた目には、ひどく新鮮で懐かしく写った▼花を買う余裕などない貧しい家庭だったが、ある日、3人の娘に母は好きな色のバラの苗を買ってくれた。1番上の娘は黄色、真中は真紅を、1番下の甘ったれはピンクを選んだ。歳月が流れ、母が亡くなり、3人は集まり「あのバラ、どうなったのだろう」という話に。そんなバラにまつわる素敵な話を聞かせてもらった▼バラは素敵。それぞれのバラ物語があればもっといい(大口国江)
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園児をイチゴ狩りに招待
中川村横前のアクアロマン(宮崎博美社長)は18日、片桐保育園の園児約70人をイチゴ狩りに招待した。
年中、年長園児は園から歩き、年小組はバスでイチゴ園に到着。 早速、ハウスに入場、緑濃い葉を茂らせ、白い花咲く中で真っ赤に熟したイチゴ「章姫」を摘み取りほおばった。
園児らは手を伸ばして、3L、4Lと大きいイチゴを見つけては、「甘いね」「おいしいね」と次々と口に運んだ。
また、へたを入れた紙コップを見せ合い「こんなにたくさん食べた」「もう、お腹がいっぱい」と大満足のようすだった。 -
宮田村が正規職員の採用を再開、保育士は6年ぶり
宮田村は一般事務職を2年ぶり、保育士は6年ぶりに正規職員の採用を再開する。村の財政事情や行政改革に伴い臨時職員などで補ってきたが、年齢構成などを加味。「組織、サービスを維持していくため、今後も隔年採用程度で対応していければ」と村は話している。
現在、村の保育士は正規職員25人に対し、臨時職員15人、パート12人の構成。正規の大半は30歳以上となっており、今後に向けた採用となる。
受験資格は保育士、一般事務ともに村内居住者または両親などが村内に居住し、採用後に村内に住むことが確実な人。
保育士は1984年4月2日から88年4月1日までに出生の有資格者(取得見込み含む)、一般事務職は84年4月2日から90年4月1日までに出生の高卒程度で、ともに採用人数は若干名。
教養、作文などの一次試験は9月16日、二次試験は面接で10月11日に行う。
受け付け期間は8月1日から14日までで、村総務係に備えつけてある申込書、履歴書などを同係に持参、または郵送する。 -
ツバメの生活見て感じて、宮田小2年2組
宮田村宮田小学校2年2組は、ツバメの調査を始めている。19日には学校近くのスーパー「こいち」の軒先にある巣を双眼鏡などを使って観察した。
ヒナのために絶え間なくエサを運び込む親鳥。子どもたちは「口を開けて待ってるよ」「親が来なくなった」と、つぶさにツバメの行動を見続けた。
「4羽いる」「いや5羽だよ」。目で見て、肌で感じた鳥の様子を熱心にスケッチする姿が。一方ではずっと双眼鏡をのぞき込み、放さない児童も。
入学当初の昨年から野鳥観察に取り組む同学級。担任の原一彦教諭は「子どもたちのモノを見る目はこの1年で大きく成長したと思う」と話す。
ヒナが巣立つまで観察を続ける予定。さらにアンケート調査などを通じて、村内のツバメの巣マップも作りたいと夢も広がる。 -
宮田小PTA、子どもの人権考えるワークショップ
子どもたちの人権をその立場になって考えるワークショップが18日夜、宮田村宮田小学校であった。同小PTA父親母親委員会(奥原忍委員長)の主催で保護者ら約70人が参加。日常生活を取り巻くあらゆる・ス暴力・スについて理解を深め、子どものSOSを感じ取る大切さを学んだ。
人権問題を考える中南信の市民グループ「CAPかたつむり」が、簡単な劇などをはさみながら子どもを取り巻く問題を提起。
参加者は小学校4年生になりきり、いじめなどの暴力について考えを深めた。
人間には危険を避け、自分を守る能力が生まれた時から備わっていることも再認識。
言葉や行動などで危険信号を出している子どもに対し、大人がいかに耳を傾け、一緒に考えることができるか自身に置き換えて見つめ直した。 -
おいしい名水地ビールに期待ますます、梅が里麦酒仕込み
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会と村内酒販店が共同企画した名水地ビール「梅が里麦酒」の仕込みが16日、製造委託先の南信州ビール駒ケ岳醸造所=新田区=であった。麦芽の甘い香りが立ちこめ「お酒の神様が降りてきた。美味しいビールに仕上りそう」と、企画スタッフも作業に加わった。
同委員会の田中一男さんと、酒販店活性化委員会の細田健一さんが醸造所を訪れ、仕込みに立会った。
近くにある梅公園で湧く地下水をタンクに貯蔵。沸騰させて粉砕した麦芽を混ぜた。
作業を見守った田中さん、細田さんは「夢が実現できるのかと思うと、本当に楽しみ」と話した。
梅が里麦酒は、昨年7月豪雨の通行止めで採水困難により今期は製造を休止した「伊勢滝の風」に続く、村内名水地ビールの第2弾。
7月6日に発売するが、来年以降は梅が里を春の花見時期に、伊勢滝の風を夏に販売しようと夢もふくらんでいる。
価格は330ミリリットルで500円。取り扱いは村内の酒販店6店舗のみで、3千本を限定販売する。 -
問屋の歴史後世に
明治初期まで高遠藩の命により旧伊那街道・伊那部宿の問屋役を務めてきた家系の根津さつ子さん(85)=伊那市西町=が19日、屋号札などの所蔵品を同市に寄贈した。親せきらと一緒に市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄贈品約40点を披露=写真。市はこれらの品を同地区の旧井沢家住宅で保管していく考え。
根津家は1691(元禄4)年から明治初期にかけて問屋役を務めた家系。その役割として、大名、旗本、幕府人などの通行人や公用の荷物、文書の伝達をした。郵便制度が制定された1872(明治5)年には、伊那地区最初の郵便取扱所になったという。
寄贈品は屋号札をはじめ、「問屋印」「郵便御用辞令(書状)」「製薬秘伝書」などの貴重品ばかり。大名や旗本の宿泊所として利用のあった問屋ならではの品として、飯田藩主や伊那県初代知事などの名前が入った「宿札」も寄贈した。
根津家11代目の夫・清志さんが昨年秋に他界し、さつ子さんは今後の活用方法として所蔵品の保存、管理、活用を依頼する形になった。さつ子さんは「後世に問屋の歴史が有効活用されれば本望。主人が残してくれた品を皆さんに見てほしい」と話した。 -
ミヤマシロチョウを守れ!!
伊那市は18日、同市高遠町の入笠山で、県天然記念物のミヤマシロチョウ(シロチョウ科)の食草であるメギの苗木100本を植栽した。高遠、高遠北小学校の4年生計65人と県自然観察インストラクターの征矢哲雄さん(77)=南箕輪村=らが実施。児童たちはメギ特有の鋭いとげに注意しながら丁寧に植えていった=写真。
ミヤマシロチョウは絶滅が危惧(ぐ)される標高1400メートルから1800メートルに生息する高山蝶(ちょう)。7月中旬から8月中旬まで舞い、1匹辺り150個を産卵する。幼虫期にはメギやヒロハヘビノボラズの歯を食べて成長する。
征矢さんによると、7年前、動植物や地質などの自然環境基礎調査で入笠山に生息するミヤマシロチョウの激減を確認。5年ほど前から旧高遠町と協力し、環境保全への意識を高めるための学習会を開始し、毎年、100縲・00本のメギの苗木を植栽してきた。
「入山する観光客が増え、とげのあるメギが伐採されたことやミヤマシロチョウが乱獲されたことが減少の原因」と征矢さん。「直ぐ蝶は増えないかもしれないが、行動を通して郷土の自然の大切さを実感してほしい」と呼びかけた。
児童たちは、掘った穴の中に肥料を施し、高さ50センチほどの苗木を植栽。高遠小学校の米山優哉君(9つ)は「ミヤマシロチョウは図鑑でしか見たことがなかったので、これできっと本物が見れるはず」と話した。 -
ギンリョウソウが群生
花のオバケ!?竏秩B伊那市西箕輪の経ヶ岳植物園に向かう道沿いで、腐生植物の希少種「ギンリョウソウ」が群生している=写真。
“ユウレイタケ”の別名を持つギンリョウソウ。葉緑素を持たず、自身で栄養素を構成することができないため、根の回りに菌糸をすみつかせ、その消化物を栄養としている。
近くに住む白鳥由利さんが写真仲間とともに経ヶ岳植物園に入ったところ、大量に群生するギンリョウソウを発見した。場所は羽広荘から約200メートルほど林道を進んだ右手で、ちょうど今が見ごろだという。
白鳥さんは「最近ではあまり見られなくなっていたが、今年の数は昨年の倍はある。1本や2本くらいなら自宅の裏山でも見ることがあったが、あれだけ一度に見られるのは珍しい」と話していた。 -
詩吟楠洲流竜西吟詠会第45回発表会
詩吟楠洲流竜西吟詠会の第45回発表会が17日、伊那市のJA上伊那本所であった。伊那市竜西地区の会員165人が日ごろの成果を発表。互いの吟を披露し合った=写真。
毎年同流派が地区ごとに開催している大会で、それぞれのレベルに応じた各部門ごと、上位入賞者を決定する。
今回は16縲・8歳の参加者が出場。特別吟の部では記念大会や全国大会に出場、入賞した各地区の吟者が吟じたほか、5年前から詩吟を続けているという高校生の唐木さやかさん(16)は、「九月十三夜陣中の作」を披露し、会場を楽しませた。
そのほかにも、吟とともに剣や扇を持って踊る剣詩舞などの発表もあり、見る人を楽しませていた。 -
第83回伊那美術展
伊那美術協会による第83回伊那美術展が24日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。日本画、洋画、彫刻、工芸の各部門に寄せられた203点の作品が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同美術展は上伊那地区の高校生以上を対象として開く公募展。全国展に出展するための作品を出展している人も多く、展覧会のレベルは年々上がっているという。
今回最優秀の伊那美術協会賞を受賞した箕輪町の柴光子さんの油彩「大地・私のふるさと」は、自然の生命力をテーマとした作品。130号の画面の中に、チョウやその幼虫などが力強く生きる姿を映し出している。
また、高校生の作品には、その世代の気持ちや思いを率直に表現した作品も多く見られた。
入賞者は次のみなさん。
◇伊那美術協会賞=柴光子(箕輪町)
◇伊那市長賞=唐沢弥生(伊那市)
◇伊那市教育委員会賞=伊藤園子(伊那市)
◇会員佳作賞=湯沢ふき子、伊東慶久、小林洋子(以上伊那市)
◇奨励賞=下島広子(駒ヶ根市)竹中俊、堀川卓司、松沢武代(以上伊那市)木下美喜男(箕輪町)
◇新人賞=畑斡子、田畑朝子、三沢正博(以上伊那市)新村雅子(辰野町)竹内義浩(駒ヶ根市)
◇ジュニア賞=野口真優子、高島千晶、伊東圭太、宮下あかね(伊那市)松田恵(宮田村) -
箕輪町図書館で朗読講座
箕輪町図書館で17日、第1回朗読講座があった。伊那朗読の会会長・小林豊子さんを講師に迎え、朗読の基礎的な技術と口のトレーニング方法などを学んだ。
同講座は朗読の基礎的な技術を習得するとともに町の朗読ボランティアなどとして活躍してもらうことなどを目的として毎年開催しているもの。今年は幅広い年齢層の主婦など17人からの応募があり、初心者も多かった。
受講者は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や太宰治の「富獄百景」などの一節を使って読み方を練習。小林さんは息の使い方や語尾を延ばさないように意識することなどを指摘し「朗読は聞く耳を肥やすことが大切。人の読みを聞いて『こういう読みが素敵だな』と感じたら、次に自分が読む時にそれをイメージしながら読んでほしい」とアドバイスした。
講座は8月までの間に全3回開かれる。 -
伊那市ママさんバレーボール夢気球杯大会
第31回伊那市ママさんバレーボール夢気球杯大会が17日、伊那市の県勤労者福祉センター体育館であった。伊那市ママさんバレーボール協議会に登録する市内8チームが出場し、白熱した試合を展開。結果、マザーズが2年連続優勝を飾った。伊那市体育協会バレーボール部主催。
中部電力の協賛で毎年開催している大会で、予選ブロックの上位チームがトーナメント戦に進み、1位から3位までを決める。
決勝戦では、一昨年の優勝チームコスモスが優勝旗奪還を目指しマザーズと対戦。結果、2竏・でマザーズが勝利し、優勝を勝ち取った。また、3位決定戦はめぐみと東春近が対戦。2竏・で勝利しためぐみが3位となった。
結果は次の通り。
▽優勝=マザーズ▽準優勝=コスモス▽3位=めぐみ