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ながたの湯ロビーで井上秀芳さんパステル展
箕輪町長田の「ながたの湯」ロビーで19日まで、春陽会会友の井上秀芳さん=松島=がパステル展を開いている。
ながたの湯ロビーでは、MAながた会のメンバーが交代で作品展をしている。
井上さんは主に油彩画に取り組んでいるが、今回は1年以内に描いたパステルの作品15点を展示した。「御岳山」「経ヶ岳」など山の絵、「向日葵」「ポピー」「コスモス」などの花のほか、昨年7月豪雨災害の箕輪町内の災害現場を描いた「爪跡」もある。
「パステル画はあまり展示されることがないので、発色のよさなどパステルのよさを気軽に見てほしい」と話している。 -
宮田村の辰野さんが県社会福祉事業団の理事長に
県立の知的障害者援護施設「西駒郷」(駒ケ根市、宮田村)などを管理する県社会福祉事業団の理事長に、宮田村大原区在住の辰野恒雄さん(68)が就任した。西駒郷の次長や県飯田児童相談所長を務めた元県職員で障害者、児童福祉の現場に精通。西駒郷では利用者が地域のグループホームなどで暮らす・ス地域生活移行・スが進むが「移行した人たちの老後の支援体制づくりも急務」と多忙な身を削って想いをめぐらす。
同事業団は移行した人たちの受け皿となる通所授産施設を箕輪町や長野市で経営するほか、県内18カ所にグループホームを設置して運営している。
「地域で暮らすことは誰が考えても素敵なこと。ただ、同じグループホームで生涯暮らすことは難しい。地域に出ると同時に、老後の受け皿も確立しておかないと大変なことになる。地域での生活経験がその人の厚みになるように支援していかないと」と辰野さん。
高齢化社会に障害者であるゆえに乗り遅れることがあってはならないと、自戒もこめて警鐘を鳴らす。
15年もの間勤務した西駒郷。生業部長を務めた当時、3年がかりで利用者が地域で暮らせるか調べ、目標を持って可能性を広げられるように個人別のプログラムを立ち上げた。
現在の自活訓練に通じ、地域生活移行の思想の先駆け。今のようにグループホームや生活寮がない時代だったが、利用者が出身地近くの施設に移れるよう配慮もした。
3月末に突然理事長就任の打診があり「寝耳に水だった」と笑うが「仕事が自分を選んでくれた。一生懸命取り組みたい」と話す。 -
地域づくり支援事業一次分26件全て認定
宮田村は13日、住民の自主的なむらづくりに15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」で、申請があった26件全てを一次分として認定した。5月末まで二次募集する。
継続事業は3年が限度。事業導入から4年目を迎え、今回の認定では花壇整備(街並みづくり事業)を除くと、区の事業が大半を占めた。
事業費は今回の認定分を除くと115万円ほど残っており、村総務課では「地域に根ざした活動に積極的に活用してもらえれば」と、二次分への応募を幅広く呼びかけている。
一次認定の団体、事業内容は次の通り。
▽地域情報誌「おおはらを発行する会」=地域情報紙発行(継続)▽町2区=自主防災組織充実と環境美化(新規)▽北割区=道路整備(継続)▽南割区=自主防災組織充実(新規)▽大田切区=歩行者安全確保(同)▽大久保区=水路改修(同)▽つつじが丘区=道路安全確保(同)▽大原区=環境美化と公園の安全確保(同)
【花壇整備(街並みづくり事業)】花と緑のある街づくりの会、大久保ふれあい花壇ボランティア、おおはら花の会、米松会、三班辰巳会、里宮花の会、楽友会、いきいきサロン、大田切曙会、北割寿会、つつじが丘景観委員会、北割5班婦人部、一輪の会、町三区、河原町通り景観委員会、三一会、仲町モール商店街(以上継続)新田5班(新規) -
坂本勇さん絵手紙展
伊那市美篶下川手の洋画家坂本勇さん(62)の絵手紙展は21日まで、同市境東のギャラリーカフェ「カレッタ」で開いている。春の季節を意識した近作を中心に33点を出品。心温まる絵と一言が見る人を和ませている=写真。
同市西町の公園の桜や黄金色の鮮やかな花が咲くサンシュユなどの花をテーマに「春日公園も満開だ。良い木になってきたね」、「春をつげる黄色は元気のでる色」などと言葉を添える。作品には、日ごろの生活で感じた思いが込められている。
油絵を中心に創作活動に取り組む坂本さんが絵手紙を描き始めたの約10年前のこと。文章を考えて描くことにより、物事の見方や感じ方が以前より豊になったという。現在は、上伊那を中心に、油絵や絵手紙などの絵画教室も開いている。
坂本さんは「最近は言葉を考えるのがおもしろくなってきた。普段気になることを文にしてみるのが楽しい。素直な気持ちで描いた作品を見てほしい」と来場を呼び掛けている。
定休日は15、16日。午前11時縲恁゚後6時。 -
オールドノリタケ名陶展 ベル伊那・17日まで
明治中期から大正初期にかけ、日本から米国向けに輸出された磁器の展示販売会「オールドノリタケ名陶展」は17日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
当時の日本の職人たちが海外からの受注で丹精込めてつくった磁器「オールドノリタケ」。花瓶、ティーセット、飾り皿など、すべての作品に24金が使用された、あでやかな約100点を並べる。
絵柄はバラ、ポピーなどの花柄や風車がある風景、貴婦人などさまざま。西洋磁器のスタイルを取り入れながら日本人の細やかな装飾技術が光る名陶が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
箕輪町立候補届出書類事前審査会に17派
箕輪町選挙管理委員会は12日、4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(17日告示、22日投開票)の立候補届出書類事前審査会を町役場で開いた。定数15に対し同日までに立候補を表明している17派が訪れ、審査を受けた。
出席したのは、立候補を予定する現職10派、新人7派。党派別では共産党2、公明党1、無所属14。 -
夢少年育成会議講演会
「考えよう、われわれ大人たちの役割とは竏窒モるさと愛を持った夢少年を育むために」をテーマに駒ケ根青年会議所は10日夜、第1回夢少年育成会議を駒ケ根商工会館で開いた。会員や一般市民など約50人が参加し、市教育委員会の中原稲雄教育長の基調講演を聞いたほか、意見交換などを行った=写真。
中原教育長は「子どもが育つ家庭づくり・地域づくり」と題して豊富な教育経験から子育ての現状やあり方などについて語った。
会議は以前同会議所が設置を手掛けたちびっこ広場の大幅改修などを盛り込んだグランドデザイン(全体構想)を策定しようと11月にかけて5回のワークショップを開くことにしている。事前ガイダンスとして14日にちびっこ広場の補修と清掃などを子どもたちとともに行うほか、20日夜には青木村教委の小岩井教育長を招いてい基調講演を聞く。 -
駒ケ根RCが社会貢献顕彰
駒ケ根ロータリークラブ(中島清一会長)は9日夜、陸上競技をはじめスポーツの振興に貢献したとして上伊那陸上競技協会会長などを務める城田忠承さん(66)=駒ケ根市福岡=を表彰した。城田さんは「長年無我夢中でやってきたが、今回こうして地元で認めてもらったことがうれしくてならない。いろいろな面で今後も頑張りたい」と礼を述べた=写真。
城田さんは阿南町出身。教員として赤穂高など県下各地の高校に勤務。退職後も駅伝などの指導と普及に務めてきた。
同クラブは社会奉仕に貢献のあった人を毎年表彰している。 -
駒ケ根市壮年ソフトボール大会開会式
壮年、実年、シニアの3クラスで優勝を争う第25回駒ケ根市壮年ソフトボール大会の開会式が10日夜、駒ケ根市営グラウンドで開かれた。選手ら約200人が出席し、シーズンの開幕を祝った。選手代表の林秀也さん(下平シニア)は「壮年は壮年らしく、実年は実年らしく、シニアはシニアらしく試合することをを誓う」と宣誓した=写真。主催者を代表して市壮年ソフト連盟の横山幸男会長はあいさつで「いよいよ始まる。今年は3つのスローガンを掲げた。試合中けがをしない、慰労会の帰りに飲酒運転をしない、社会貢献のために献血をする竏窒セ。1年楽しく、優勝目指して頑張って」と激励した。
出場するのは壮年(40歳代)15チーム、実年(50歳代)12チーム、シニア(60歳代以上)11チームの計38チーム。市内4会場で10月まで6カ月の長丁場を戦う。 -
湯めぐりスタンプラリー開始
上伊那の温泉施設や観光施設をめぐる「信州上伊那温泉街道湯めぐりスタンプラリー」の本年度受付が始まった。
上伊那の観光PRを目的として10年前から続くもので、上伊那各地にある温泉、観光施設でスタンプを集めた応募者に抽選でさまざまな賞品を進呈している。
今回は、開始10周年と権兵衛トンネル開通1周年にちなんで賞品を80品目増やしたほか、これまでの上伊那20施設に加えて木曽町の「道の駅日義木曽駒高原」と「塩尻市の「木曽くらしの工芸館」も特別参加。また、木曽の特産品が当たる「木曽路賞」を新たに設けた。
各賞によって集めるスタンプ数が決まっており、上伊那の特産品などが当たる「季節賞」は年4回抽選を行うため、当選する確率も高くなっている。旅行券や上伊那にある宿泊施設の宿泊券などが当たる特賞から4等までの抽選は08年の3月中旬となる。
前年比で64%増となった昨年の応募総数は2748通。東海方面を中心に県外からの応募も増えているという。
実施期間は08年の2月12日まで(応募は当日の消印まで有効)。
問い合わせは上伊那広域連合湯めぐりスタンプラリー係(TEL78・2500)へ。 -
かんてんぱぱで手染めの衣展
安曇野市の宮沢千夏さん(37)による「手染めの衣」展が12日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。天然染料などで染めた綿のブラウスやバッグなど40点が、訪れた人の目を楽しませている。
白い布を染め上げ、その布を使って洋服や小物を製作している宮沢さん。南信地域での作品展は3年ぶり。今回はこれからのシーズンに羽織れるような綿のブラウスなどを多くそろえた。
染色は柿渋や墨などの天然染料を用いることが多く、アクセントとして化学染料を使うこともあるが、全体的にはほかの洋服と合わせやすい色調に仕上げている。また、服の形についても体のラインが美しく見えるようなデザインを心がけているという。
宮沢さんは「手染めの深い味わいと手触りを楽しんでもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時半縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。16日まで。 -
タカトオコヒガンザクラが満開
「天下第一の桜」と称され、県の天然記念物に指定される高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが12日、満開となった。県内外から花見客が訪れ、連日、にぎわいを見せている。
公園内には、樹齢130年を超える古木を含めて1500本以上がある。木が高く伸び、薄紅色のやや小ぶりな花が咲くのが特徴。
桜守・稲辺謙次郎さんによると、雨が降らなければ1週間ほど花持ちする。花びらの色の濃さの違いをそれぞれ見て歩く楽しみ方もある。
穏やかな天候で、家族連れなどが桜を見ながら飲食を楽しんだり、人気のカメラスポットの一つ、桜雲橋付近で盛んにシャッターを切る花見客が目立つ。
入園料は一般500円、小中学生250円。 -
エネルギー有効利用事例発表会
上伊那電気主任技術者協会(壬生善夫会長)は12日、第19回やさしいエネルギー有効利用事例発表会を伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開いた。各企業が取り組むエネルギーの有効利用に関する事例発表を通して、具体的な成果と今後の課題について話し合った=写真。
コスト提言や品質向上、CO2の排出削減などを目的としてエネルギーの利用効率向上などを研究している同協会は、年に1回ずつ事例発表会を開き、情報交換や新しい技術の習得に努めている。
今回は14人の担当者がエネルギーの有効利用に関するさまざまな事例を発表。
エプソンファシリティ・エンジニアリング松島グループの廣田誠一さんは、老朽化していたコンデンサー(圧縮機)の更新に伴い、効率的なコンデンサーを導入、供給系統全体の見直しを行い、年間で19万7千キロワットの電力量と71トンのCO2削減に成功した事例を紹介。金額にすると250万円の削減につながった一方、もろもろを含めた工事費は3200万円になったことも示した。
そのほかにも、太陽光システムの導入の成果や凍り豆腐の乾燥にマイクロ派加熱を併用した試行などが紹介され、お互いに関心を深めた。 -
フェアトレード支援
南箕輪村
赤羽稔さんイヌやネコなど動物の形をしたビーズ細工のストラップ。ベトナムのホーチミン市7区にある「セント・ビンソン・チャリティ小学校」の児童が職業訓練として作ったもので、フェアトレードで収益金を児童の生活費と学校の運営費に充てるために販売している。この活動に共感し、日本国内でビーズ細工の販路を広げようとボランティア活動を始めた。
南箕輪村でアパートを経営。1年半前、不動産投資を考え下調べのためにベトナムを訪れた。土地価格の高騰で不動産投資は断念したが、「30年前の日本が感じられる、貧しくても元気があり、その日をとにかく生きようという活力がある」ベトナムに魅せられ、1年のうち8カ月はベトナムに滞在し春とお盆に帰国する生活になった。
06年秋、日本人がよく利用する喫茶店で、たまたま隣に座った男性が話しかけてきた。「セント・ビンソン・チャリティ小学校」を設立した藤牧勝久さんだった。
小学校は、藤牧さんがベトナム人のオアン夫人と1999年1月に設立。近隣の公立小学校の私設の分校(定時制)としてベトナム政府の正式な認可を受けている。このため、子どもたちの将来に必要な正式な卒業証書の授与ができる。
格差社会のベトナムで、職を求めて都会に流入する家庭の子どもや貧しい家庭の子どもなど、だれでも小学校教育を受けられるよう学費は無料、慈善授業で運営。現在児童数は130人。新たにホーチミン市初の無料の全日制私立小学校を創立する計画をしている。
藤牧さんから小学校の話を聞いて活動や思いに共感し、学校運営を支援する「セント・ビンソン チャリティクラブ」でフェアトレード活動に加わることを決めた。
「ボランティアはしてあげるものではない。させてもらってる、その場を与えてもらってる、その感覚にならないとだめ」。藤牧さんが学校運営の資金調達のために1年のうち半年は日本に戻り建築現場で働いていることも知り、心打たれた。 小学校も2回訪問し、子ども達に会った。「学校に来る子は家が無く、川沿いに小屋を建てて暮らしている。目が澄んでいて、きれい。とても頭がいいんですよ」。子ども達の将来のために、学校がどうしても必要だと実感した。
「子ども達が私の心の光のように感じる。藤牧さんに声を掛けてもらったこと、子ども達から本来のボランティア精神を教えられたことに感謝しています」
今年3月に帰国。地元でフェアトレードのビーズ細工を扱ってくれる店を探した。箕輪町のぷち・らぱん、伊那市のラクシュミー、飯田市のアジアン・ロータスが協力してくれることになった。
日本国内で同じく活動している人はわずか数人。「まずは自分の地元で広め、全国に広めていきたい」という。(村上裕子)
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ベトナム滞在中に、日本でフェアトレード活動に協力してくれる上伊那の人を探している。問い合わせは赤羽さん(TEL090・2175・7225、Eメールszram2004@yahoo.co.jp)へ。 -
地域交流センター等建設予定地で発掘調査始まる
箕輪町の地域交流施設整備で、地域交流センターと箕輪消防署建設予定地の町文化センター南側駐車場で、記録保存のための発掘調査が始まった。
同事業は、地域交流センターと交流広場の整備で子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点にし、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげることをねらう。
調査面積は、約千平方メートル。昨年7月の試掘の結果、住居跡のような保存の必要なものが出ているという。
安全対策で駐車場の周囲にロープを張り、重機でアスファルトをはがした後、砂や土を取り除く作業を進めている。発掘場所の周囲はさらにフェンスを立て、来週ころから調査員が入って作業を進める。調査終了は5月の連休明けの予定。 -
箕輪町保育研究会救急講習
箕輪町保育研究会(唐沢郁子会長)は9日から11日までの3日間、救急講習会を松島コミュニティセンターで開き、町保育園の職員が心肺そ生法などを熱心に学んだ。
万一事故が起きた際に対応できるよう救急法を身に付ける目的で、毎年1回、春に講習会をしている。
箕輪消防署員が、AEDの使い方、心肺そ生法、やけどやハチに刺されたときの対処法などを指導した。AEDの使い方は初めて講習を受けた職員もいて、機械音声に従ってパッドを装着したり、心電図解析のボタンを押すなど注意事項を聞きながら一連の流れを覚えた。
異物の除去は、これまでは指でかき出すなどの方法を学んだが、今回はみぞおちの下に握りこぶしを作って圧迫し異物を出す方法を人形を使って練習した。 -
【記者室】展示会場に音楽
あっ、音がある-。県伊那文化会館美術展示ホールで現在開催中の「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」。訪れた方は、いつもの展覧会との違いに気づいただろうか。そう、会場内に音楽が流れているのだ▼プラネタリウム担当職員と学芸員に音響担当職員が協力し、展示会場に音楽を流す“ささやかな提案”だという。本格的な機材を入れ、決して邪魔にならないように音量は極控えめ。心地よい音楽を感じながら、天体写真を見る。プラネタリウムのCDコンサートに少し似た感覚だろうか▼通常の展覧会で音楽を流すことはない。しーんと静まり返った会場で鑑賞に浸る。しかし、音のある空間で鑑賞する“提案”を体験するのも面白い。(村上裕子)
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ジャスコ「幸せの黄色いレシートキャンペーン」贈呈式
イオングループ全店で取り組んでいる「幸せの黄色いレシートキャンペーン」で、ジャスコ箕輪店は11日、06年度キャンペーンに登録した箕輪町内の5団体への商品贈呈式を町福祉センターで開いた。
社会貢献活動の一環。ボランティア活動をしている団体が登録対象で、11日のイオンデーに買い物客に黄色いレシートを発行して登録団体から選んで各箱にレシートを入れてもらい、1年間のレシートの買い物金額の1%相当額を団体に希望を聞いて商品で還元する。
06年度は06年2月21日から07年2月20日までの1年間。参加率は05年度の3倍だった。
沖剛一店長が各団体に商品を手渡し、「皆さんの活動に対し形あるものでお渡しできることがうれしい。これからも活動を頑張っていただきたい」とあいさつした。
団体は、すまいる、ひまわりの会、虹の会、ほっとワークスみのわ、みのわ腹話術研究会。ウィンドブレーカー、Tシャツ、DVDプレーヤー、パネルシアターなどの商品を受け取った。団体の代表は、「キャンペーンをやっていただいていることがとてもありがたい。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
07年度は、6団体がキャンペーンに参加登録している。 -
宮田村商工会青年部に新たな力、史上2人目の女性部員も
名物丼の開発をはじめ地域の活性化にも力を注ぐ宮田村商工会青年部に、一挙7人もの新部員が加わった。うち1人は史上2人目の女性。フレッシュな力を加え、小田切等部長以下53人の部員はさらに結束を強めている。
7人もの新入部員を迎えるのは約10年ぶり。11日の青年部本年度通常総会で正式入部し、代表して綿内信幸さんが「部の活動を通じて地域のために励みたい」とあいさつ。
小田切部長は「まずは行動して早く溶け込んで」と激励した。
男性ばかりの青年部に・ス紅一点・ス飛び込んだ下平裕美さん(26)=町2区=は「女性が他にいないのは寂しいが仲間を増やしたいと思い入部した。分からないことばかりだが頑張りたい」と話した。
青年部は新年度を迎え、2年任期で役員体制が一新。総会では前林裕一前部長から小田切部長への引き継ぎもあった。
本年度の事業計画も承認。名物丼やよさこいソーランなどの活性化事業を継承し、地域に根づいた活動を展開していくと確認した。
席上、小田切部長は各企業の基盤確立のための学習も進めるとあいさつし「全ての根底にあるのは人とのつながり。失敗をおそれず、チャレンジしよう」と呼びかけた。 -
ポルトガルのワインを飲み比べ、山ぶどうワインの関係者が意欲高め
4年連続で高品質を示す県の原産地呼称管理制度に認定された宮田村の山ぶどうワイン「紫輝」「駒ケ原」を生産販売する関係者は12日、500年の歴史を持つポルトガルのワインを試飲し、知識を学ぶ講習会を行った。現状に満足せず、さらに上のレベルを目指そうと開いたもの。・ス世界基準・スのワインとその根底にある文化の奥深さを感じつつ、生産販売意欲を高めた。
山ぶどうの里づくり推進会議(会長・清水靖夫宮田村長)の主催で、栽培組合、酒販店、飲食店組合など約30人が参加。
「紫輝」などを醸造する本坊酒造の橘勝士顧問が「風土を磨こう」と題して講演した。
国内外のワインに精通している橘さんは、日本に最初に伝来したとされるポルトガルのワインの現状を紹介。
風土、気候の違いを巧みに利用し、新しい技術も導入しながら特色あるワイン文化が各地で確立されていると伝え、参加者は代表する6銘柄を試飲した。
「外に目を向けることで見えてくる部分も多い。勉強になった」とある栽培者。
橘さんは宮田村の風土に期待を寄せ「この地域は文化をつくるのが上手。ぜひ作るだけでなく、ワインを使い楽しむ習慣が定着できたら」と話した。 -
宮田村の梅公園見ごろ、14日に花見イベント
宮田村新田区の梅公園で、遅咲きの梅が満開を迎えている。14日午前10時からは園内で花見イベントも行われ、中央アルプスの残雪との見事なコントラストが楽しめそうだ。
園内の梅はピンク、赤、白と色彩も豊か。シダレ梅などもある。
花見イベントは公園を手づくりした村おこし実行委員会が主催し、昨年に続き2回目。
焼きそばやフランクフルトなどの軽食や飲み物の販売もあるほか、お茶やコーヒー、豚汁、抹茶の野点無料サービスなども。
午前10時からは宮田太鼓、11時半からは信州みやだ梅舞会によるソーラン踊りの出演もある。
問い合わせは実行委員会事務局の村商工会85・2213 -
宮田小防犯教室
宮田村宮田小学校は12日、全校対象の防犯教室を同校体育館で開いた。村駐在所の中田祐記さんと廣田哲也さんを講師に、不審者に遭遇した場合の対処法を実践交えて学習。万が一の場合「助けて、助けて」と繰り返し大声で周囲に知らせることが大切と学んだ。
中田さんは「助けて」と1回叫ぶだけではダメと指摘。周囲に分かってもらうまで「大きな声で助けを求め続けて」と話した。
学年ごと「助けて」と発声したり、携帯している防犯ホイッスルを吹いてみる練習も行った。
「お父さんが交通事故にあったから一緒に病院に行こう」と迫ってくる不審者を想定して、児童の代表が対処してみる場面も。
手をつかもうとする相手に「イヤだ」と断わり、迅速に逃げる対応をみせた。
中田さんは児童の質問にも答え「何を言われても知らない人にはついていかない。連れ去られそうになったら、すぐに近くの家へ逃げ込み、助けを求めて」と呼びかけた。
全校児童はこの日の下校時に、地域に点在している「安心の家」をまわってあいさつし、何かの場合に逃げ込む意識を再徹底した。 -
手良小学校の学童クラブ開所
伊那市内で12番目となる学童クラブが開所した手良小学校で11日夜、同クラブの入所式が開かれた。入所した1年生を中心とした児童17人とその保護者ら計約40人が集まり、開所を祝った。
手良地区の住民からの要望で学童クラブを開所。留守家庭児童の保護と健全育成のため放課後の同児童たちの居場所づくりを目的に設けた。同小学校体育館のミーティングルームを改修し、クラブの教室を設置している。
入所式で北原明教育長は「上級生が先頭になって楽しいクラブをつくって」とあいさつ。植木行雄校長は「クラブが充実するよう地域、市、学校が連携を取っていきたい」と話した。
クラブ指導員の女性は「上級生が小さな子の面倒をよくしてくれる」と感想。クラブの教室で宿題をこなし、学校の体育館や校庭で野球やドッジボールなどをして遊んでいるという。
児童クラブは、1983(昭和58)年に伊那小学校で初めて開所。現在、高遠町、長谷を含む全15小学校のうち、伊那西、新山、高遠北小学校を除いた12校に同クラブがある。
体育館に表札を設置する北原教育長と植木校長ら -
さくら功労者 伊那市役所訪問
桜の保護、植栽などの活動に対し全国表彰する、日本さくらの会の「さくら功労者」に選ばれた伊那市内3団体の代表者が11日、市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞を報告した。昨年より1団体多い3団体の受賞に、小坂市長も「伊那市からこれほど選ばれるのはすごい」と喜び、それぞれの活動を称えた。
受賞したのは、自分たちの学校や美和湖周辺などの木の治療に2年半の間従事した「伊那小学校6年勇組」と高遠の花の丘公園で約15年間、桜の保護育成活動に取り組む「高遠地区区会」「JA上伊那東部支所」の計3団体。4日、東京都であった第42回さくら祭り中央大会に参加し、表彰状や桜の絵柄の入った湯のみのを受け取ってきた。
勇組の34人は、本年度中学校へ進学したが自分たちで育て、三峰川沿いに植樹した桜の苗を管理するためサークルを結成した。この日は、サークル正副長や元担任教師4人が訪問。サークル長の宮島優哉君(12)は「これまでの活動が評価されたのでこれからも活動を続けたい」と感想を述べた。
高遠地区区長会の飯島明会長は「先輩たちのやってきた功績が認められてうれしい」。JA上伊那東部支所の伊藤昭人支所長は「今まで以上に活動に取り組みたい」と話した。
「さくら功労者」を受賞した3団体の皆さん -
おひさまクラブ・春の油彩画展
伊那市を中心とした上伊那の油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」(有賀恵治会長、16人)の油絵展は6日、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで始まった=写真。メンバー12人が一人1縲・点の計24点の新作を出品している。27日まで。入場無料。
会社員、主婦、定年退職者など20縲・0歳代の幅広い年代の会員が集まり、身近な山や田園風景、ユリの花などの静物を描いた力作を出品。各メンバーが題材に対して感じた思いをキャンバスに向かって表現している。
「おひさまクラブ」は、市駅前ビルいなっせであった油絵教室の卒業生らで04年に発足。月2回の教室で、造形画家碓井伍一さん(71)=同市山寺=の指導を受けながらメンバーらの交流も深めている。同ギャラリーでの展示は、今回で5回目となる。
碓井さんは「初めて筆を握った人もいたが、次第にそれぞれが自分の絵を描けるよう成長している」と評価。有賀会長(67)=同市西春近=は「展示会の回を追うごとに作品が充実してきた。見てもらうことで励みになる」と来場を呼び掛けている。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
春祭り花で彩りを
宮田村大久保区で花いっぱいの地域活動をしている「おおくぼふれあい花壇ボランティア」は、14、15日に控えた区内の熊野神社例祭を花で彩ろうと、4ヶ所の花壇にパンジーを植えた。
花壇は、14日の宵祭りで子どもたちと保存会による祭囃子と獅子が練り歩く沿道に点在。「せっかくだから賑やかにしたい」と、当初の予定を前倒しして作業した。
パンジーが加わり、花壇はより一層充実。地域が集う・ス春祭り・スを色鮮やかに引きたてる。 -
トンボの池整備作業
駒ケ根市のハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)は8日、ハッチョウトンボが生息する同市南割のトンボの池周辺の整備作業を行った。会員ら約10人が参加し、池の中に繁茂している水草や藻を取り除いたり、周囲の土手の草取りなどに汗を流した=写真。会員らは「ハッチョウトンボにはこの良い環境の中でもっともっと増えてほしい」とこれからの繁殖シーズンを楽しみにしている。
作業後、総会と昨年秋に完成した木道の完成祝賀会がアイ・パルいなんで開かれた。 -
駒草会民謡発表会
駒ケ根民謡友の会、三味線晴駒会、雪輪民謡会主催の第21回駒草会民謡発表会が8日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた=写真。約50組の出演者は緊張した表情で次々にステージに登場し、三味線や尺八、笛太鼓などの伴奏に合わせてそれぞれ自慢ののどを披露した。この道数十年というベテランから今日が初舞台という初心者まで、日ごろのけいこの成果を発揮しようと精いっぱいの歌を響かせた。客席の参加者らは時折手拍子を取ったりながら歌声に聴き入っていた。
上伊那各地の民謡クラブの賛助出演などもあり、ステージと客席が一体となって民謡づけの一日を楽しんでいた。 -
県下弓道大会駒ケ根大会
第16回県下弓道大会駒ケ根大会(駒ケ根市体育協会弓道部主催)が8日、駒ケ根市弓道場で開かれた。個人戦の高校男子、同女子、一般の3部と団体戦に県下各地から計216人が出場し、日ごろの修練の成果を競った=写真。競技は個人戦が1人8射、団体戦は予選が3人24射、決勝は同12射、同中の場合は競射で争われた。
上位は次の皆さん。
◆個人▼高校男子 (1)岩波哲也(諏訪二葉)7中(2)木下拓馬(飯田工)7中(3)新井士人(伊那弥生)7中▼高校女子 (1)原久可(飯田女子)7中(2)小林彩香(岡谷東)7中(3)下沢栄(飯田女子)7中▼一般 (1)今井文明(山二発條A)8中(2)渡辺純(信州大農学部)7中(3)森田慶一(東伊那A)6中
◆団体 (1)山二発條A(志村仁・今井文明・長屋麗子)10中(2)岡谷南高(宮沢知生・北沢卓也・時田真志)10中(3)東伊那A(森田慶一・前沢秀夫・湯沢敬二)8中 -
英語で観光ガイドクラブが高遠城址公園でお花見研修会
上伊那在住の有志でつくる英語で観光ガイドクラブ(会員20人、倉田嘉明代表)は10日夜、高遠城址公園で現場研修を開いた。高遠町のボランティアガイドに取り組む「高遠ふきのとうの会」の北村勝彦会長を迎え、タカトオコヒガンザクラのゆえんや高遠城址の歴史について学んだ。
同会は外国人旅行者などに地元の名所や歴史を英語で案内できる人材を育てる目的で今年1月に発足。自分たちが知らない地元の歴史を学んだり観光案内用の英文翻訳などに取り組みながら英語で観光案内するノウハウを学んでいる。
現場研修は今回が初めて。高遠城址は日本有数のサクラの名所として知られる地元観光名所の一つだが、歴史などについては会員たち自身が知らないことも多いため、改めて歴史的背景などを学ぶ研修を企画した。
北村さんは、公園内に約1500本近いサクラが植樹されていることや、エドヒガンザクラの交配種で、この地の固有の種類であることから「タカトオコヒガンザクラ」と名付けられたことを説明。
参加者から「伝説でタカトオコヒガンザクラの色が赤いのは血を吸った色だと言われるが」といった質問がでると、「ここは織田勢と仁科五郎盛信の激戦となった場所で、たくさんの人が自沈している。そういう血がサクラの色になっていると小さい時から聞かされた」と応えていた。
同クラブは現在会員を募集している。
申し込み・問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。