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箕輪町男女共同参画いろはかるた応募作品展
箕輪町の男女共同参画いろはかるたに応募のあった作品の展示が、町役場ロビーで始まった。多彩なかるたに来庁者が関心を寄せている。
「あなたが考える男女共同参画の姿や願いを寄せて」と、町のパートナーシップみのわが募集した。
応募作品は103点。「ぬくもりを めざして進む みのわ町 一人ひとりが主人公」「明日また みんなで約束 仲良し小道」などがある。理想の箕輪町、理想の社会、男女の姿、家族の姿、子育て、地域の輪、慣習、人権、福祉など項目ごとにまとめて展示した。
応募作品は現在選考中で、12月末には終了予定。その後、イラストを書いて07年2月ころ、かるたの完成を目指す。
展示は今月27日まで。 -
国保運営審議会
飯島町は19日、役場で飯島町国民健康保険運営協議会を開き、平均で15・9%、7年ぶりの改定を諮問した=写真。
飯島町は現行の国保税では07年度収支は介護分1400万円不足し、医療分を合わせると、約3200万円不足する見込みで、財源確保のため07年4月1日に税額を改正する。 諮問案では医療費分の所得割1・0%増、被保険者割3000円増、世帯平均割2000円増、介護納付金分は所得割0・52%増、資産割0・07%増、被保険者均等割2300円増、世帯別平等割400円増。これにより、医療費分の引き上げ額は3100万円、介護保険760万円とし、1世帯当りそれぞれ1万8796円、8789円、平均で15・9%増となる。
高坂町長は「6年間改定しなかったが、医療費の高騰で引き上げが必要となった。08年度に医療改革の抜本的組換えを控え、健全運営に必要な最小限の改定を」と諮問した。
答申は来月中旬の予定。 -
飯島町地域情報化計画策定委員会が初会議
飯島町は19日夜、役場で飯島町地域情報化計画(07-11年度)の策定に向け、公募を含む10人を策定委員に委嘱し、初会議を開いた=写真。
知識経験者や団体推薦、公募、役場の各課代表を委員に委嘱した後、山田助役は「町の中期総合計画の中で、情報化の推進が位置付けられている。どのように進めたらよいか、ともに考え、より良い計画の策定を」と期待を込めた。
この後、委員会構成を行ない、委員長に松村澄人さん(知識経験者)、同副に佐藤幸宏さん(エコーシティー駒ケ岳)を選び、事務局から策定の考えた方、計画策定の方法などの説明を受けた。
同計画は住民や地元企業、地域レベルの情報化と行政情報化-を対象に、情報の利用、提供、共有、基盤利用の方法について方向性を示し、情報化の視点から地域活性化、協働のまちづくりの一翼をになう目的で策定。
検討する素案の項目は「現況と課題」「目標と重点課題」「展開施策」などで、展開施策は具体的に▽ケーブルテレビの活用▽地域ポータルサイトの構築による情報発信場所の確保▽防災行政無線の更新と活用▽地域情報化への支援-などを掲げている。
委員会は月1から2回のペースで開き、来年3月下旬までに計画を策定し、町長に報告する。 -
バンビーニのクリスマス会
中川村片桐のつどいの広場バンビーニで18日、一足早くクリスマス会を開いた。鈴の音を響かせ、お母さんたちが扮した、サンタクロースとトナカイが登場し、オープニング。トナカイ姿の竹入サリーさん(中田島)は腹話術人形のタロー君を子どもたちに紹介し、折り紙の星探しや英語の歌「きらきら星」で会を盛り上げた。
また、絵本の読み聞かせ、ハンドベル体験もあり、習い覚えたばかりのハンドベルで「ジングルベル」などクリスマスソングを演奏した。
10月オープンしたバンビーニは現在の登録者は87人と予想を上回る利用で、うち村外者は約3割。飯島町や駒ケ根市、豊丘村、松川町など。 -
不審者女子児童を撮影か
19日午後3時ごろ、駒ケ根市北割一区にある馬場クラブの公園で赤穂小学校の2年生女子児童2人がブランコに乗って遊んでいたところ、軽トラックに乗って来た2人の男が相次いで写真を撮って走り去った。児童の証言によると男は40歳くらいで白いジャンパー、黒いズボン姿で白いマスクをしていた。ポケットからナイフらしい物を取り出してちらつかせたというが真偽は不明。後から来た別の男は40歳くらいで四角い眼鏡をかけ、口ひげを生やしていた。
同小は20日、各家庭に警戒を呼びかける文書を配布した。駒ケ根署は現場付近をパトロールするなどして警戒に当たっている。 -
異例、委員会審議覆す
伊那市議会は12月定例会最終日の20日、入笠山、鹿嶺高原周辺で民間企業2社が検討している風力発電計画に中止の陳情を採択した総務委員会の審議結果を少数差で否決、委員会の審議結果が本会議で覆される異例な結果となった。一方、議会閉会後の全員協議会で小坂樫男市長が見解を述べ、計画に反対の姿勢を示した。
本会議では、総務委員長の報告に続く討議で、賛否の観点からそれぞれ3人が意見。採決はきっこうし、議長を除く25人のうち中止を求める陳情を賛成11人、反対14人で否決、推進の陳情を賛成14人、反対11人で可決し、市議会として推進の方針を打ち出した格好となった。
しかし、全員協議会で小坂市長は計画に対し「観光や地域活性化の起爆剤になるとは一概には言えない」と否定。景観面からも「高台に巨大な建造物を立てるのはいささか疑問を抱く」と非難した。
市議会での結果を受けて、鹿嶺高原から入笠山の尾根伝いにかけて検討している三峰川電力の大西英一所長は「市議会の決定を真摯(し)に受け止めたい。反対意見にも耳を傾け、懸念される点について配慮しながらこれまで通り検討を進めたい」とした。
反対署名3万余人分を集めた山岳団体や自然保護団体などでつくる署名連絡会事務局の北原功さんは「市長が広い見識で決断されたことを歓迎する。賛否が問われる大きな問題で、計画には反対」と述べた。 -
漆戸醸造で東京農大の学生が日本酒の仕込みを実習
日本酒の仕込みが始まっている伊那市の漆戸醸造(漆戸正彦社長)で22日まで、東京農業大学の学生が仕込み作業を学んでいる。
実習に訪れているのは応用生命科学部醸造学科の3年生2人。醸造現場の実情を学ぶことを目的とした実習で、学生らは全国各地の醸造所で2週間を過ごしながら、仕込み作業を手伝う。漆戸醸造が学生を受け入れるのは5年目。
学生らは、杉玉づくりから始め、蒸し米、麹(こうじ)、水を混ぜる櫂(かい)入れなど、仕込み作業全般を体験。実習生の田中慎之介さん(23)は「大学でも小さい規模で作ったことがあるが、実際は力仕事がほとんどで大変。教科書に書いてあることを実体験を通して学べて良かった」と語った。
漆戸社長は「今は醸造を学んだからといって醸造の仕事に就く人は少ない。こういう仕事もあるんだと学んでもらえれば」と話していた。
漆戸醸造では3月までに200石(約2万本)の日本酒を仕込むという。 -
宮田村の小田切元治さん・スラストダンス・スで全日本連覇
宮田村南割区の小田切元治さん(50)は、中野市の障害者とペアを組んで出場した車イスダンススポーツ全日本選手権(17日・東京代々木)で連覇を達成。同大会限りで競技の第一線から引退したが、全力尽くして有終の美を飾った。今年は世界選手権にも日本代表として出場。傷んだ体をかばいながらのシーズンだったが「納得して辞めることができる」と笑顔をみせた。
10月の世界選手権は準決勝に進出したが、世界の壁も痛感。帰国後も休む間なく練習を積み、一緒に世界も戦った長島はつみさんと組んで最後の大会に臨んだ。
健常者と障害者によるペア・スタンダードの部。世界との差を感じたスピード感、表現力などを少しでも縮めようと、数分間の演技を終えた。
「上をみればきりがないですけど:」と振り返りつつ「今までにない豊かな表情で、緩急つけて踊ることができた」と満足感漂う。
全日本選手権は昨年初優勝し、3回目となる世界選手権の切符も手にした思い出深き大会。今回は日本チャンピオンの称号を再び得て、10年余りの競技人生にピリオドを打つ場所となった。
「体の痛みもあり以前から辞めようと考えていたが、何とか全日本選手権までとやってきた。今後はマイナーなこの競技を少しづづでも広めたい」。
競技からは退くが、障害者が特別視されない環境を目指して、今後も積極的に後進の指導にあたる。 -
不妊治療に助成
宮田村は子育て支援策として、来年度から不妊治療費の助成を始めようと検討している。年間10万円、最長5年間の補助を予定。同額助成している県の補助対象者に上乗せて支給する計画だ。
村内では3人程度が県の不妊治療費助成を受けているとみられ、村の補助対象者も同数程度を見込んでいる。
1回の不妊治療で数十万円かかるといわれるが、県と村の助成により、悩み治療を受ける村民にとって年間20万円の負担軽減になる。
補助対象者の条件などは3月までに練り上げ、4月から実施する予定だ。 -
駒工生が宮田村の学童保育で紙飛行機づくり指導
駒ケ根工業高校情報技術科3年の生徒6人が19日、宮田村の学童保育の児童に紙飛行機づくりを指導した。11月に宮田小学校3年生と行なった交流が縁で、児童たちの熱い・スラブコール・スを受けて実現。ものづくりの楽しさを味わいながら、ゲームや雑談も楽しみ、年齢を超えてコミュニケーションを深めた。
学童保育を利用する宮田小3年生の児童が、11月の交流時につくった紙飛行機を仲間の前で紹介したのがきっかけ。3年以外の児童も興味を深め「ぜひ高校生のお兄さんたちに、教えてもらいたい」という話になった。
交流を行なっている、連携授業班、ラジコン班の生徒たちは申し出を快諾。村を訪れ、心待ちにしていた小学校1年から4年までの児童19人を懇切丁寧に指導した。
つくりながら、生徒と児童はすぐに仲良しに。心も体も寄り添ってふれあいの時間を過ごした。
神林伸也君(17)は「みんな素直で本当にかわいい。交流を重ねる中で、コミュニケーションの大切さを感じています」と話した。 -
宮田駅前周辺整備に研究会発足
宮田村のJR宮田駅前の整備活性化に向けて19日夜、「中心市街地研究会」が発足した。地権者、借地借家の代表者5人で構成し、事務局は村産業建設課が担う。当面は権利関係など諸課題を精査。人が集える駅前も目指して事例研究も進め、長年の懸案になっている空洞化早期解決の糸口を探る。
村は昨年末から5月にかけて、駅前周辺の関係住民を対象に懇談会を実施。出席者は総意で、整備活性化に向けた具体的検討を進めるための研究会発足を承認していた。
初回のこの日は、代表世話人に宮下進八郎さんを選任。検討の進め方について議論した。
当面は駅に近い1万平方メートルについて調査。対象区域は10人の地権者となるが、借家など権利関係も入ってくることから、現状の把握に力を入れる。
同規模の駅前開発や市街地活性化など先進事例の研究も進め、地域の特性にあった手法を模索する。
話し合いでは、住民本位の形で事業を進めるのが前提とする声も。「きれいになっても、人が歩かないような街ではさみしい」との意見もあった。
今後は月に1回程度開くが、実行に移せる部分は早期に取り組む考え。必要に応じて専門家や多くの人の意見も参考にしていく。 -
遊ゆう広場、初めてのクリスマス
宮田村町2区仲なかふれあいセンター内にある乳幼児親子交流施設「遊ゆう広場」は20日、クリスマス会を開いた。28組の親子が参加。地域のボランティアの協力で、紙芝居やリトミック、バルーンアートを満喫した。
次々と創り出されるバルーンアートに子どもたちも大喜び。犬やトナカイまで飛び出し、親子自身も風船を使って動物をつくった。
クリスマスソングの演奏にあわせて体を動かしたり、静かに紙芝居に耳を傾けたり。仲間と一緒に、一足早い聖なる日を楽しんでいた。
同センターは今夏開設。現在は80組にまで利用登録世帯が増え、1日平均10組ほどの利用と若い親子に支持されている。 -
伊那東部中・PTA親子文庫 読み聞かせ
伊那市の東部中学校のPTA親子文庫「すず竹文庫会」の会員と地域ボランティアの5人は、前年度から、学校で朝の読み聞かせ会を開いている。秋の読書旬間(4日縲・最終日の20日、本年度最後の読み聞かせをした。
読み聞かせを通じて地域の人と出会い、心を育てようと始めた事業。今年度は、ボランティアが5縲・2月の毎週、順番に各クラスを回り、詩や絵本などを朗読した。同旬間中は毎日訪れ、3年生を対象にブラックシアターも披露した。
この日は、代表の金丸恵美子さんら3人が2クラスを訪問。金丸さんは、人間とキツネが雪遊びする話、宮沢賢二の「雪渡り」を読み聞かせた。生徒らは音を立てず、静に物語を聞き入った。
同中学校図書館司書の高見さゆりさんは「生徒たちに変化が出てきている。最初は騒いでいた子どもたちも今では聞く態度が整ってきた」とし、図書館を利用する回数も増えているという。
図書委員長の3年、白籏沙也加さんも「人の話をよく聞けるようになった」と話す。
金丸さんは「中学生の感性豊かな時期にいろんな本を読んでもらいたい。なかなか読み聞かせが出来ていない親が増えているなか、私たちが一冊でも多く読み聞かせれれば」とし、来年度も継続した活動にしたいという。
生徒に本を読み聞かせる親子文庫の金丸さんら -
田楽座が富県小公演
伊那市富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団・田楽座は20日、同地区の富県小学校体育館で公演を開いた。小学生向けに演目を組んだ新作公演「おまつりてれんどろん」を披露。獅子舞や太鼓演奏など、座員が繰り広げる民俗芸能が児童約150人を魅了した。
小学生向けの新作公演のお披露目の場として恒例になっている同小学校での公演。今回は7月、4年振りの開催予定だったが、豪雨災害の影響で延期になっていた。座員の訪問を児童たちは、待ちに待っていた。
新作「おまつりてれんどろん」は、座員を身近に感じれるよう、会場中央にステージを設置したのが特徴。演目は8つあり、太鼓と語りに合わせユーモラスな舞い、迫力ある曲芸獅子舞などを披露した。
演目の中には、観客参加の「盆踊り体験」もあった。児童たちは見て聞くだけでなく、座員と一緒に手を叩き、声を出して公演を満喫した。 -
上伊那中部校長・教頭会が合同研修
上伊那の伊那市、南箕輪村の小中学校の校長、教頭らは16日、同市駅前ビルいなっせで、年に一回の上伊那中部校長教頭合同研修会を開いた。元県中学校長会長の毛涯章平さん(84)=豊丘村=の講演を通じて、学校運営者に何が求められているかを確認した。
研修会には、約50人の校長、教頭が参加した。県内の小中学校長を歴任し、豊丘村教育委員長も務めた毛涯さんは「教師・その憧れと自戒」と題して、自分の教職生活で学んだことを坦々と話し、教育者に必要なことを伝えた。
毛涯さんは、教師として歩み出した時の目標を振り返り、教師に対する憧れとして掲げた▽不易なるもの▽豊かな人間性▽円熟への憧れ竏窒フ3つについて講話。円熟への憧れではユーモアが必要とし「子どもの悩みをちょっと高みから眺め、子どもの緊張を受け流す能力が大切」と話した。
また、それらの憧れに対しての「肩書きに合う中身を持て」との自戒の重要性も訴えた。
上伊那中部の小学校校長教頭を前に話す毛涯さん -
父と子の冒険隊そば打ち
飯島町の飯島町中央公民館(宮脇公子館長)が5月に開講した「父と子の冒険隊」は17日、第7回講座を町文化館で開いた。10組の父と子が参加し、初めてのそば打ちに挑戦した。参加者はいずれもそば打ちは初めてとあって親子でそば粉と格闘し、なかなかうまくいかずに苦労していたが、地域の講師らの指導を受けながらようやく完成にこぎつけた=写真。今回初めての試みとして母親を昼食に招待。父と子で作ったそばを一緒に味わった。
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わら細工体験会
ミニチュアわら靴作り箕輪町郷土博物館は17日、わら細工体験会を開いた。13人がミニチュアわら靴作りに挑戦した。
郷土の身近な伝統技術に親しもうと初めて計画。わら細工に親しんでいる南小河内の大槻博一さんが指導した。
お正月に鑑賞できるミニチュアわら靴。大槻さんの説明と作り方の図を見ながら、制作に取り掛かった。「左右で大きさが違うぞ」「難しい」と力の入れ具合で大きさが異なってしまう人もいて、苦戦しながらも熱心に作り、完成したわら細工は各自持ち帰った。
わら草履を作った経験はあるが、わら靴は初めてという松島の安積三郎さん(78)は、「肩が凝った。せっかく作った貴重品。出来の悪い子ほどかわいい。これを見ながら一杯飲みたい」と話していた。 -
桜大学・文学講座
「里」の価値を学ぶ伊那市高遠町公民館の第28回桜大学、伊那市公民館運営協議会の第18回文学講座は17日、高遠町総合福祉センターやますそで開いた。立教大学大学院教授の内山節さんが、『「里」の価値』をテーマに、「生と死のすべてが包まれている場『里』をどうやって作っていくか、真剣に考える時代に来ている」と語った。
『里』について、「里は生きていく場であるとともに死んでいく場。自然も同じ。人間も自然の生き物も生きて、死ぬ。すべてを許容する所」と定義。都市は生きている人がもっと元気に生きるために開発してきたが、「亡くなる人にも納得のいくのが本当の社会」とし、これからの地域づくりは「すべてが里づくりである」と話した。
フランスの農山村を例に、日本より一つの村がとても小さく、行政の仕事は住民が受持ち、NPO団体を作って行政を動かしていること、村に都市から移住する人が増え、その理由に▽自然と共に生きる暮らし▽一人ひとり役割をもって地域社会で生きていくことに価値がある人間的な生き方-を挙げていることを紹介した。
日本で里を考える場合、行政単位ではなくもっと小さい単位で、行政の中にいろいろな里があることを提案。地域住民が地域をつくる仕組みを作る、行政のあり方を抜本的に変えるなど、「住民も行政も大きな決断をする時代」と述べた。 -
ナンテン出荷始まる
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中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷が始まった。実ナンテンは12月中旬、枝ナンテンは下旬以降がピークで、28日までに、美里、南陽、渡場地区から数千本がJAを通じて、関東、関西に出荷される。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花や門松に、実ナンテン(房)は仏花として用いられる。
南斜面の畑(4アール)でナンテンを栽培する寺沢長五さん(84)=南陽=は「今年は花はしっかり咲いたが、その後の長雨で実付きがよくない。栽培に手間がかからず、軽作業で高齢者向き」と話していた。 -
ボーイスカウト美化活動
ボーイスカウト日本連盟駒ケ根第1団ボーイ隊(吉澤一美隊長)は17日、駒ケ根市総合文化センターのすずらん公園内にある公衆トイレの清掃ボランティア作業を行った。小学5年から中学2年の6人が参加し、トイレの内外を隅々まできれいにした。参加者は「汚いな」「臭い」などと顔をしかめながらもブラシなどで便器や壁を清掃=写真。皆で協力してトイレを美しく磨き上げた。
同団は入団者の募集を随時受け付けている。問い合わせは事務局小池譲さん(TEL82・6165)へ。 -
駒ケ根JC募金を寄付
駒ケ根青年会議所(加藤道生理事長)は「みなこいワールドフェスタ 第13回協力隊週間2006inこまがね」のメーンイベントとして10月22日に駒ケ根市の広小路、銀座商店街を会場に開いた「駒ケ根国際広場」に出店したブースでの売上金のほか、各地のイベントなどで協力を呼び掛けて集まった募金計3万円を、駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)が青年海外協力隊員を支援する事業「小さなハートプロジェクト」に寄付した。18日、加藤理事長ら2人が市役所を訪れ、寄付金を中原市長に手渡した=写真。中原市長は「国際協力に向けたいろいろな活動に積極的に取り組んでもらっていることに感謝する」と礼を述べた。
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栃若さん飲酒運転撲滅CD寄贈
元大相撲幕下力士で歌手の栃若清光さん(71)=宮田村大田切=は17日、宮田村の村民会館大ホールで開いた新曲発表会の席上で、飲酒運転の撲滅をテーマにしたオリジナル曲『「飲酒運転撲滅編」飲んだら乗らぬが人の道』入りのCD600枚を伊南交通安全協会(玉木武春会長)に寄贈した=写真。栃若さんは「飲酒運転防止に何か力になれることはないかと考えたが、自分には歌しかできない。皆にこの曲を聴いてもらい、飲酒運転について考えてほしい」と話した。伊南安協は今後の交通安全運動などに活用していきたいとしている。
曲は「ほろ酔いでアクセル踏めば愛車が凶器に早変わり」「勧めた君も重たい罪よ」などと飲酒運転の戒めを明るい演歌調で訴えたもの。CDにはほかに『新宮田音頭 絶唱・宮田村』『頑張れ中小企業の仲間達』『大西郷』の3曲が収録されている。 -
大田切区育成会収穫祭
宮田村の大田切区育成会(新谷好弘会長)は17日、収穫祭を大田切集落センターで開いた。親子ら約70人が集まり、今年栽培したトウモロコシ、ダイコンなど、収穫した野菜を豚汁にして食べたほか、もちつきなどをにぎやかに楽しんだ。正月を前にしめ縄作り講座も開かれ、子どもたちが地域の敬老会員ら約10人の指導を受けながらしめ縄作りに取り組んだ=写真。お年よりらは「家族を幸せにしてくれる大切な飾りだ。心を込めて作るんだぞ」と呼び掛けていた。
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社協もちつき大会
飯島町社会福祉協議会は17日、年末恒例のもちつき大会を地域福祉センター石楠花苑で開いた。福祉関係者ら約150人が参加し、つきたてのもちを食べて楽しんだ。もちつきには寄付されたもち米約30キロを使い、社協役員らが交代できねを振るった=写真。木枯らしの吹く肌寒い陽気の中、威勢の良い掛け声が辺りに響き、湯気のたった熱いもちが次々につき上がった。参加者はつき上がったもちにきな粉やあんこ、大根おろしなどをまぶしておいしそうにほお張っていた。
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七久保育成会しめ縄作り
正月を前に飯島町の七久保育成会(新井政夫会長)は17日、小学生の親子を対象にしたしめ縄作り教室を七久保林業センターで開いた。親子ら約60人が参加し、しめ縄作りを毎年末に教え続けて20年以上になるという紫芝修一さん(88)の指導でしめ縄作りに取り組んだ。最初に作ったのは四手。紙の折り方や切り方がなかなか分からず、失敗してやり直す児童もいたが、最後には全員がきれいに完成させて笑顔を見せていた=写真。紫芝さんは「しめ縄は店で買ってくるのもいいが、自分の家で作ることによって、さらに良い正月が迎えられるような気がする」と話していた。
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認知症グループホームしゅん工式
空家となっていた民家を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)が借り上げて改修し、07年1月に開所する認知症高齢者向けのグループホーム「いなほ」の改装工事が終わり19日、しゅん工式が同市市場割の現地で行われた=写真。関係者約30人が出席し、テープカットを行って工事の無事完成を祝った=写真。
「いなほ」は木造平屋建て167平方メートルの瓦ぶき。洋室、和室各3部屋のほか居間、台所食堂、事務室、浴室などを備える。定員は6人。施設整備事業費は2860万円で、うち市の補助金は1500万円。
名称は市社協が7、8月に行った公募の中から、稲穂のように実り豊かな人生を送れるように竏窒ニの思いを込めて決められた。
同施設は24日午前10時縲恁゚後3時に一般にも公開される。 -
「食は上伊那にあり」情報交換・試食会
上伊那の食と農の距離縮めよう竏窒ニ19日、「食は上伊那にあり」が伊那市狐島のJA上伊那本所であった。生産者や学校給食関係者など約120人が参加。全国学校給食甲子園に優勝した長谷学校給食共同調理上の紹介や地域食材料理の試食会があり、地域食材を給食に活かす方法を考えた。県など主催。
上伊那の農畜産物の料理方法や情報を消費者に届けることを通じて、地産地消の推進を図る試み。今回は学校給食に焦点を当てた。
早くから長谷地区の野菜を学校給食に使う取り組みをしてきた長谷学校給食共同調理場の埋橋恵美栄養士は「生産者、栄養士、生徒の3者の顔がそろうことが大切」とし、互いの顔が分かれば、愛情のこもった給食が提供され、生産者や調理師の思いを知る生徒は愛着を持って給食を食べることを示した。
また、特産品化を目指して生産している各地の農畜産物を使った料理の試食会を実施=写真。アマランサスやシカ肉を使った料理が登場した。
参加した保護者の一人は「学校給食へのさまざまな思いを知った。伊那市では共同調理案が出ているが、子どもが調理現場を知れる今の関係は大切」と話していた。 -
こどもたちのクリスマス会
伊那市の子育て支援グループ「子どもネットいな」は19日、就園前の親子を対象としたクリスマス会を伊那市の生涯学習センターで開いた。約200組の親子が集まり、一足早いクリスマスを楽しんだ。
子どもネットいなが管理する「ちびっこ広場」には、就園前の親子が遊びに来る機会が多く、こうした親子にクリスマス会を楽しんでもらおう竏窒ニ、始めた取り組みで3年目。
トーンベル演奏や手品、パネルシアターなどの催しの後、2人のサンタクロースが登場。「トナカイさんはどこにいるのですか」といった子どもからの質問に、「トナカイは温かい所が苦手なので山のふもとに置いてきた」などと返し、会場を楽しませた。
その後、クリスマスをテーマとした歌を合唱。会場を出る時、サンタが一人ひとりにプレゼントを手渡したが、恐くて泣き出してしまう子どももおり、サンタも苦笑いしていた。 -
感染性胃腸炎患者、上伊那で急激に拡大
ノロウイルスが原因の一つでもあり、下痢や嘔吐(おうと)などを起こす「感染性胃腸炎」の上伊那地方の患者数が、県内他地域と比較しても突出して急激に増えている。宮田村健康づくり推進協議会で、伊那保健所が報告。村内診療所の医師も「例年の同じ時期に比べて約2倍の毎日20縲・0人の患者が来院している」と話した。
伊那保健所は管内5カ所の病院で定点調査しているが、12月4日から10日の1週間で1病院あたり43人の患者報告数があった。
前週(11月27日縲・2月3日)前々週(11月20日縲・6日)も20人台と多かったが、急激に患者が拡大していることが分かる。
県平均は1地点あたり25人程度で、上伊那が突出した形。伊那保健所も「過去と比べても各段に多く、うなぎのぼりで増えている」と協議会で説明した。
村内外から患者が訪れる村内の診療所の医師も「きょうも朝から10数人の患者が来て、点滴した。同じ家族が入れ替わりで通院するケースも多い」と話した。
管内で集団感染の報告はないが、保健所などは、手洗いの励行や嘔吐物の正しい処理など、感染予防の徹底を呼びかけている。 -
南箕輪村の年賀状
残りわずか南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と大芝高原をデザインした村の年賀状が残りわずかとなった。南箕輪郵便局で販売しており、村は「購入はお早めに」と話している。
広報活動の一環で毎年作っている年賀状。例年は写真を使っていたが、今年は子どもから高齢者まで幅広い年代に使ってもらえるように淡い色調のイラスト画にした。
村のイメージキャラクターになりデザインを一新した「まっくん」を村内外に広めたいと、羽織袴姿のまっくんと、来年の干支(えと)のイノシシの親子を描き、背景は村の財産である大芝高原で自然の豊かさをアピールしている。
イラストは、はがきの下3分の1ほどの大きさ。文字の縦書き、横書きの両方に対応できる。