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車いすダンススポーツ世界選手権大会に出場、小田切元治さん
昨年12月の車いすダンス全日本選手権で初優勝を果たし、10月14、15日にオランダで開かれる世界選手権に出場。車イスの障害者とペアを組み、3回目の世界の舞台だ。前回東京大会の準決勝を上回り、狙うは決勝進出。「健常者も障害者も区別なく、一緒に踊り、楽しむのが理想。いつかは特別視しない世界になれば」と、車いすとダンスの垣根を取り除こうと取り組んでいる。
社交ダンスの優雅さに興味を持った学生時代。社会人となり、初心者のダンスサークルに参加した。
それからはダンスに没頭。宮田村に帰郷した後も続けていたが、ある日専門誌に健常者と障害者がペアを組む車いすダンスの記事が掲載された。
「自分の経験が生かせるんじゃないか」。そんな想いが強くなった時に偶然、ダンス仲間から誘いがかかった。「車いすダンスの大会があるんだけど、出場してみない」。
10年ほど前の出来事だが、始めて2カ月の大会で見事に6位入賞。その後は全日本選手権などで活躍し、2002年のポーランド大会、2004年の東京大会と連続して世界選手権にも出場した。
ペアを組むのは中野市の長島はつみさん。上肢も下肢にも障害がある重度のクラスだ。
彼女は脊椎(せきつい)損傷で自分の体を支えきれない。それでも良きパートナーを得て優雅にダンスを踊ることは可能だ。
「ここまでなら体を支えられるっていう範囲がある。状態を把握できれば、基本的な踊りは健常者も障害者も一緒」。
前後や回転はできても、横には動けないのが車いす。相手との距離感など、言葉でいうほど簡単ではない。
が、「難しいからこそ面白い。普通のダンスもそうだけど、言葉じゃなくて、心で伝わらなければうまくいかない」。
現在は村内の社交ダンスサークルに加わる
ほか、箕輪町や飯田市で車いすダンスを指導する。障害者はリハビリを兼ねて参加する人も多く、一方で健常者はボランティア活動をやっていた人などが中心。ダンスの経験が全くない人がほとんどだという。
「経験があってもなくても入口は一緒。踊ってみたいという気持ちだと思う」。
車いすダンスには車イス同士の部門もあり、全国的にはかなりの競技人口もいる。所属する県支部の「ハンドトゥハンド」も100人くらいが加入する。
だが、一般向けのダンスパーティーがあっても、車いすの人は皆無だ。
「私の中ではダンスはひとくくり。ただ組んで踊る人が車いすに乗っているだけ。障害者でも普通に参加でき、一緒に踊れるパーティがいつか開ければ」。 -
6年1組洗濯上手に
宮田村宮田小学校で27日、家庭科の研究授業があり、6年1組(山田智寿教諭)が「洗濯上手になろう」をテーマに授業を公開。今までの学習や家族に聞いた知恵を生かして、汚れた靴下を様々な方法で手洗いした。工夫する楽しさを感じつつ、家事の大変さや喜びも学んだ。
上伊那一円の技術家庭科教諭ら約50人が参観。児童は想いおもいに工夫を凝らして、泥や土などで汚れた自分の靴下を手洗いした。
洗濯板を活用したり、固形石けんで汚れをじかに落としたり。
水、お湯、洗剤と3度に分けて洗う女子の姿も。頑固な汚れに「何でうまく落ちないのかな?」と頭をひねる児童もいた。
洗って、すすいで、干した後は、全員でまとめの意見交換。
「手で洗うと時間がかかるけど、細かい所まで汚れが落ちる」「靴下同士でこすりあわせたら汚れがとれた」「洗濯板のほうが、早く落ちる」など、工夫の成果を発表しあった。 -
上農生が地元林業士からチェーンソーを使った間伐方法を学ぶ
上伊那農業高校緑地工学科2年生34人が27日、伊那市小沢川上流にある演習林でチェーンソーによるカラマツの間伐実習をした。生徒らは、初めてのチェーンソーを地元林業士の指導を受けながら操作した=写真。
国が林業後継者の育成を目的として本年度新たに始めた事業の一環。上伊那農業高校では普段生徒が体験することがないチェーンソーによる間伐を要望し、県や上伊那林業士会などの協力を得て、取り組みが実現した。
生徒は3、4人ずつで8班に分散。チェーンソーの使い方や注意点を学び、丸太の切断などでチェーンソーに慣れてから実際の伐倒に挑戦した。
初めての体験に緊張した面持ちを見せたが、木が倒れる瞬間には「おー」と歓声を挙げていた。
作業に参加した有賀卓馬君(16)は「のこぎりとなたで間伐をしたことはあるが、チェーンソーを使ったのは初めてで緊張した。倒れた木が、別の木に引っかからないようにできたらもっと良かった」と話していた。
実習は28日も行う。 -
第18回光風会工芸部長野支部展
伊那市の県伊那文化会館で10月1日まで、第18回光風会工芸部長野支部展が開かれている=写真。陶芸、七宝、染色などの一線で活躍する県内作家の作品約60点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
隔年で開催する支部展を県伊那文化会館で開くのは3回目。東京都美術館で開かれる光風会展に出展した作品が中心で、一人が1、2点を出展ている。
1912年から続く光風会からは、多数の著名作家も輩出されており、若手からベテランまでが活躍している。各作家は、作品製作を通して新らたな分野に挑戦しており、個性豊かな作品が並んでいる。
和泉清支部長は「地方ではなかなか見られない大きな作品もそろっているので、ぜひ大勢の人に見に来てほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
上川手地区とすずたけが防災協定
伊那市美篶の上川手地区と老人保健施設すずたけが27日、災害値における協力応援体制に関する協定を結んだ=写真。こうした協定の締結は、地区にとっても、すずたけにとっても初の試み。上川手の北原伍区長は「高齢者や障害者の優先的な受け入れを行ってもらうことで、かなりの災害弱者の安全が確保できると思う」と語った。
例年すずたけでは、年に1度の防災懇談会を開催しており、周辺地区や消防団への有事協力を依頼していた。今年も6月に懇談会を開催。その時に、上川手地区から、より強固な連携を図るために協定の締結を提案。互いの協力関係を示した協定の締結が実現した。 協定は、地震などの災害時に、施設入所者の安全確保にかかる誘導・避難などに上川手地区の住民が協力する一方、上川手地区内で避難が必要な事態が発生した場合、高齢者や身体障害者など、普通の避難所での生活が困難な住民を、優先的にすずたけに誘導することなどを規定。有効期限は07年3月31日までとするが、その後も1年ごと更新していく。 -
県絶滅危ぐ種のアカショウビンを保護
駒ケ根市南割の山中で21日、県絶滅危ぐ種2類に指定されているアカショウビンが保護され、市内福岡の鳥獣教護ボランティアの小口泰人さんが養生している。
ブッポウソウ目カワセミ科のアカショウビンは夏鳥。全長28センチ、羽根を広げると40センチにもなる大型。くちばしが長く、全身が朱色と赤紫色の毛でおおわれている。個体数が極めて少なく、深い山の中に、ひっそりと生息しているため、目にすることは極まれ。
保護された時は、傷つき、空腹状態だったため、魚などのえさを与え、現在ではかなり回復してきたという。 小口さんは「渡りの途中で、けがをしたものと思われる」と話していた。 -
宮田大昭クラブ40周年
宮田村の40歳以上でつくる軟式野球チーム「宮田大昭クラブ」は23日、発足40周年と会員最高齢90歳の加納義厚さんの卒寿を祝い、祝賀会と記念試合を開いた。同クラブには小田切行雄元県議をはじめ歴代村長、村議らも在籍。そうそうたる0Bも久しぶりに顔をあわせ、新旧一緒にクラブの節目を喜んだ。
祝賀会では92歳の小田切元県議と、加納さん、そして小原勇県議ら現役メンバーが仲良く肩を並べた。
小木曽光明監督は「偉大な先輩が築いた歴史を次代につないでいきたい」とあいさつ。
小田切元県議は冗談も交えながら思い出話に花を咲かせ、「宮田っていう所は、昔から野球が盛んだった。今後も45年、50年と続けていって」と話した。
同クラブは村の自立の礎を築いた青年の手により1964年に発足した大正ホエールズが前身。昭和生まれの加入も増えたことから、66年に現在の「大昭」に名称変更するなどして再出発した。
かつては村の早起き野球に参加。今もお父さんの甲子園と呼ばれる「全日本生涯野球大会」に毎年出場し、昨年は優勝を果たしている。 -
浦野紙器からユーエスアイへ
社名変更、環境配慮の新工場も完成ダンボール製造や金属加工の浦野紙器(宮田村新田区、浦野勇社長)は10月1日、社名をユーエスアイに変更する。建設を進めていた環境配慮型の新工場も完成。26日から精密切削の金属加工部門が操業を開始した。新エネルギーの太陽光発電に、水や断熱など省エネ対策を組み合わせたシステムで消費電力、燃料・水道使用などの軽減を図る。
太陽光発電は840枚のパネルを工場屋根に備えつけ、県下最大規模。新しく掘った井戸水で用水をまかない、工場建物には断熱効果の工夫を各所に施した。
社名変更は、事業の実態にあわせて変更するもの。紙器で創業したが、現在は精密金属加工の出荷シェアが6割にのぼっている。
1962年の創業以来使ってきた会社名、取り扱う紙器、精密金属部品、そして愛される企業を目指した理念のそれぞれの頭文字を取って、新社名にした。
「金属部門の仕事が増えたが、紙で始めた会社。両業種を組み合わせた名前で、今後も成長していきたい」と、同社担当者は話す。 -
宮田村保健補導員のズンドコ節
県研究大会へむけ、練習に熱地域に根ざした活動を展開する宮田村保健補導員会(新谷秀子会長)は、県補導員等研究大会(10月4日松本市)で取り組み事例を発表することになり、健康体操として編み出した「ズンドコ節」を会場で披露しようと、練習に励んでいる。
ズンドコ節はおなじみのヒット曲を2002年度の保健補導員がアレンジ。
歌詞も健康に関することを数多く盛り込んだ替え歌にし、気軽に踊れ、楽しく体を動かせる振り付けを考案した。
現在の補導員も継承。さまざまな機会を通じてズンドコ節を広めている。
大会出演に向けて準備は着々。02年度の会長だった下井由紀子さん、副会長の松田壽子さん、保科節子さんらも応援に駆けつけるなどして、歌や振り付けに磨きをかけている。 -
伊那市の新市旗 市役所に掲揚
新伊那市の市旗掲揚式が27日あった。市役所正面玄関前の掲揚塔前に職員約40人が集まり、小坂樫男市長ら助役、収入役ら3人が旗を塔の上へあげた=写真。
あいさつに立った小坂市長は新しい市章を「かわいらしく、色鮮やかで職員らの評判も良い。伊那市と共に新しい市章も愛していってほしい」と職員らに呼び掛けた。
市は絹製の屋内用、化学繊維で耐水性のある2種類の大きさの屋外用市旗、計3種類、74枚を作成(製作費用約59万円)。この日は屋外用の小さな縦1メートル、横1・5メートルの旗を掲げた。
これらの市旗は本庁舎のほか、高遠町、長谷の総合支所、支所、小中学校などに配布することになっている。 -
新伊那市の市章バッチが完成
新伊那市の職員が付ける市章バッチが完成し、10月1日の衣替えに合わせて全職員約930人に貸与される。
旧市の記章は黒地に金色だったが、今回は3色のカラーで表現。桜の花びらの「ピンク」、肥よくな台地の「緑」、二つのアルプスの「青」色が新市のシンボルになっている。
記章のサイズは縦10ミリ、横20ミリで、数量は1500個(事業費約22万円)を用意。ロータリーネジ、管ピン式など、衣服への取付方法が異なる3種類から職員が好みで選ぶ。
小坂樫男市長は「色合いがよい。前のは黒かったので、配色が浮き出ている」と感想。職員の評判もよいとのことだ。 -
「ポコリットみなみみのわ」 初の単独演奏会
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)の演奏会が26日夜、同村の大芝の湯であった=写真。利用者らが集まる交流室で季節の音楽、懐かしい演歌などを披露し観客を楽しませた。
団体発表や福祉施設でのボランティア演奏などで腕前を披露してきたが、単独で「第1回演奏会」を企画。メンバー13人が「旅愁」「故郷」など17曲を合奏、独奏などで披露した。
深まりゆく秋の様子を演出した「里の秋」「村祭り」など4曲の秋の歌メドレー、「大芝高原音頭」「南箕輪村民の歌」なども演奏。心和む音色に、自然と歌を口ずさむ観客の姿もあった。
「ポコリットみなみみのわ」は公民館事業「初心者ハーモニカ教室」修了の有志で04年、発足。会員16人が村の文化祭、福祉施設などで演奏活動を展開している。 -
まほらいな市民大学 7期生61人修了
伊那市のまほらいな市民大学第7期生の修了証書授与式が26日、市駅前ビルいなっせであった。生涯学習を目的に勉学に励んできた市民61人(男25・女36)が、2年間の受講を終えて卒業した。
修了生一人ひとりに証書を手渡した小坂樫男市長は「育んできた学ぶ仲間との心のきずなは一人ひとりの宝になったと思う。これからも積極的に学ぶ姿勢を大切に」と式辞を述べた。
在学生代表の堀米昭利さん(77)=荒井区=は「皆さんとの思い出を胸にさらなる市民大学の発展に励みたい」と感謝の言葉。修了生代表の唐木利章さん(73)=坂下区=は「皆さんとの心の交流は大きな収穫があった。2年間ありがとうございました」と答辞した。
7期生は2年間で高遠町、長谷の歴史、文化を学んだほか、市内の寺社めぐり、修学旅行、学生交流会を実施。平均取得単位数は全45単位中約33単位で、精勤者は11人だった。最高齢者は81歳男性、最年少者は58歳女性。 -
伊那市男女共同参画推進会議
伊那市は25日、新市となって初の男女共同参画推進会議を開き、伊那市公民館運営協議会の城取茂美さんを会長に選出した。
推進会議は新伊那市男女共同参画実施計画を本年度中に策定するほか▼お出かけ講座や男女共同参画社会づくりをめざす伊那市民のつどいの開催▼女性のための相談室の設置▼女性団体の活動支援竏窒ネどを通して男女が互いの人権を尊重し合いながら、あらゆる分野でそれぞれの個性と能力を十分に発揮できる環境の実現を目指す。 -
田舎料理や渓流釣りなどが楽しめる「山荘森樹」が伊那市西春近にオープン
田舎料理や釣りを楽しみながら、渓流や森林など、周囲にある豊かな自然を満喫してほしい竏窒ニ22日、伊那市西春近小屋敷の小黒川沿いに、「癒しの森・山荘森樹」がオープンした。季節の野菜を使った田舎料理などが楽しめる食事処のほか、渓流や釣ぼりでの釣りが楽しめる。森樹を営む伊藤岬さん、妙子さん夫妻は「サルもいるし釣りぼりもある。自然を体験しに来てほしい」と来場を呼びかけている。
伊藤さん夫妻は「自然の中で何かやりたい」と、森樹のオープンを決め、1年ほどかけて屋外食事処や釣りぼりの準備をしてきた。仮オープンを終え、本格営業の準備が整ったため、親しい知人を集めたお披露目式を企画。伊那市に住むのシンガー・ソングライターの海老原美恵さんを招いたミニコンサートも催した=写真。
釣りぼりは岬さんが、食事づくりは妙子さんが担当。季節の野菜を使った田舎料理が中心で、地元食材が中心となっている。当面は釣りぼりと食事処の運営のみとするが、将来的にはキャンプ場の貸し出しもしたいと考えている。囲炉裏(いろり)のある食事処は予約制となっており、宿泊も可能となっている。営業は午前9時縲恁゚後6時。
問い合わせは山荘森樹(TEL76・2563)へ。 -
ふれあい広場
伊那市社会福祉協議会主催の第25回ふれあい広場は24日、伊那市役所であった。市内各団体のステージ発表、福祉展、体験や即売のコーナーがあり、多くの人でにぎわった。
人と人との豊かなふれあいを通して「ともに生きる福祉のまち」をつくろう-と開催。
即売コーナーは共同作業の家などの自主作品、伊那養護学校の生徒作品をはじめ布製品、木工、菓子、野菜など多彩な品物を販売。福祉展コーナーは、デイサービスセンターや子育てサークルなどによる手芸品や絵手紙、文化刺しゅうなど力作の展示や、介護用品、補聴器、生活支援機器なども並んだ。
来場者は手話や点字などを体験したり、ステージで繰り広げられる太鼓演奏や合唱、ダンス、寸劇などを楽しんでいた。 -
中込区で恒例の祭り
南箕輪村中込区で24日、恒例の祭りがあった。子どもみこしが区内を練り歩き、祭り会場の公民館広場では出店も並び、景品をかけてゲームで盛り上がった。
みこしは小学生用と幼児用があり、子どもたち55人が「わっしょい、わっしょい!」と元気に区内を練り歩いた。
公民館広場には、中学生が絵を描いた祭りゲートが立ち、区民有志による飲食の出店が並んだ。今年は村消防団も初参加し、中込だけでなく他地区の団員も協力して出店。消防車両も展示し、子どもたちが乗車体験をした。
尻相撲や保育園児対象の福袋のほか、米をはじめ食料品などが当たる参加者全員でのビンゴゲームも大いに盛り上がった。 -
秋季スポーツ大会
宮田村公民館(白鳥剛館長)は24日、秋季スポーツ大会を開いた。村内の3会場で軟式野球、ソフトバレーボール、マレットゴルフが行われ、各競技とも村内11区ごとに編成したチームが出場。村民400人以上が参加してスポーツの秋を楽しんだ。
上位は次の通り。
◆軟式野球(1)南割(2)北割(3)町一、町二
◆ソフトバレーボール▼青年の部(1)北割(2)つつじが丘(3)大原、町三▼壮年の部(1)大久保(2)南割(3)つつじが丘、北割▼熟年の部(1)大原(2)町三(3)中越、新田
◆マレットゴルフ(1)町一(2)町二(3)町三(4)南割 -
事故無し、違反無しを願い、ナシをプレゼント
飯島町の伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫支会長)は秋の交通安全運動期間中の26日、駒ケ根署員、役員ら20人余が参加し、国道153号の本郷道の駅前で交通指導所を開設。飯島町の特産品である二十世紀梨をドライバーにプレゼントし「事故無し、違反無し」を呼び掛けた。
「無し」に「ナシ」を掛け、交通安全と町特産品をPRする、ナシプレゼントは今年で4回目゜百個用意し、チラシやティッシュなど交通安全グッズを添え「事故ナシです。気を付けて運転を」と手渡した。
思いがけないプレゼントにドライバーは、顔をほころばせ「ありがとう」と受け取っていた。 -
中川東小で交通安全教室
中川村の中川東小学校で秋の交通安全運動期間中の26日、全校で交通安全教室を開いた。1、2年生は校庭で自転車の乗り方の基本と、校庭の模擬道路で安全走行を、3-6年生は学校周辺道路で交通ルールや正しい自転車の乗り方を実習した。
1、2年生を前に、大草駐在所の深沢所員は「自転車は左端を走行し、押す時は右側を歩く。右足はペタルに、左足は地面に付け、後ろの安全を確認してからスタートする。止まる時も右足はペタルに、左足は地面に着ける」と乗り方の基本を説明した。
この後、実習に移り、児童らは教諭や安協役員の指示に従いながら、自転車の乗り方、止まり方の基本や、安全走行を身につけた。 -
日方磐神社秋の例祭
飯島町田切の日方磐神社の秋の祭典は南割耕地が年番で、23日宵祭り、24日本祭りでにぎやかに繰り広げた。 秋の日が傾き、神社前にそろいの衣装で勢ぞろいした踊り子は、扇をかざしてしし招き踊りを披露。ひょっとこはささらを鳴らして、たくみにししを境内に誘い入れ、花火大会に移った。
午後8時30分、約60人の競い隊が玉箱を担いで境内に繰り出し、ほどなく、全ての灯りが消され、やみと緊張に包まれた境内に、150メートル離れたケヤキから綱火が走り、爆発音とともにし掛けに点火「祝祭典田切の里」の焼き文字が浮き上がり、そして消え、再び綱火で大三国に点火した。
情け容赦なく降り注ぐ火の粉を浴びながら、競い隊は玉箱をたたき、おんべを振って「わっしょい、わっしょい」と気勢を挙げ、年番耕地の心意気を見せつけた。 -
猫の迷子石
以前迷い猫の話を書いたが、くだんの猫、元の飼い主は心配しているだろうに、そのまま居着いてしまい、2匹の家猫よりも堂々と暮らしている。3匹に増え、餌代もさることながら、同性の「トラ」が家出をしてしまうのではと心配している▼猫が家出をすると、探すてだてはほとんどない。猫の迷子石というのはどうだろうか。江戸時代には迷子がたくさんあって、各地の迷子石に親が迷子になった子の特徴を記した紙を張りつけ、子どもを保護した人も特徴や保護した場所を書いて張る。石の情報で、子どもは無事親元に帰ることができた▼動物病院の待合室や役場内に迷い猫情報掲示板を設置すれば、飼い主は愛猫と再会でき、猫の野良化や、その害も減るのでは(大口記者)
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[地ビール丼」「鶏の山ぶどう酒煮丼」みやだの・ス名物丼・スさあどっち?
食べくらべで最終決着へ村民からアイデアを得てオリジナルの名物丼開発に取り組む宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は26日までに、数回の選考を経て公募作品169点の中から「地ビール丼」と「鶏の山ぶどう酒煮丼」の2点に絞り込んだ。10月1日の村商工祭(会場・新田区のふれあい広場)で先着100人に食べくらべてもらい、得票の多い作品が宮田の・ス丼・スになる。
最後の選考に臨む2点は、いずれも村を代表する名産品の酒類を材料に使用。オリジナル性が高く、アピール度も兼ね備えている。
鶏もも肉にしみ込む山ぶどうワインの風味が絶妙な酒煮丼。奇抜ながら牛肉とのマッチングで味わい深い地ビール丼か、甲乙つけがたい対決だ。
商工祭当日は、食べくらべのために試食用のミニ丼を100セット用意。当日午前10時から整理券を広場入口芝生付近で配布し、10時半に試食を開始する。
食して好みの丼に投票してもらい、その結果で選考。12月に開く青年部主催の歳末慈善パーティーで、・ス至極・スの名物丼1点を披露する。
「ぜひ、実際に食べて、皆さんの手で宮田の名物丼を決めてほしい」と同青年部は、来場を呼びかけている。 -
協力隊でマラウイ派遣の唐沢さんあいさつ
青年海外協力隊でアフリカ南部のマラウイに派遣される飯島町田切の唐沢国洋さん(26)は25日、飯島町役場に訪れ、高坂町長から激励を受けた。
高坂町長は激励金を手渡し「町出身者の隊員は男性では初めて。マラウイの子どもたちの教育向上のために頑張って」と期待を込めた。
小学生の頃から、いつかは青年海外協力隊に参加したいと考え、県内の中学校で3年間、理数科講師として実務体験を積み、応募した。任国では政府系のチェロ中等学校(日本では中3から高校)で理数科を教える。
唐沢さんは「以前から、開発途上国のアフリカで何ができるか,考えていた。早く行って活動し、マラウイの教育向上に貢献したい」と張り切っている。
高坂町長は「学校で教えるだけでなく、地域の人々の中に入り、いろいろと体験してほしい。病気にならないように体に気をつけて」と話した。
唐沢さんは10月2日に出国し、マラウイに向かう。派遣期間2年。 -
箕輪町「健康づくり週間」
リラクゼーション講座箕輪町の「健康づくり週間」が25日、始まった。10月1日まで、健康セミナーや健康相談など各種事業がある。
週間は、生涯を通じていきいきとその人らしい生活を送るため、自分の健康について関心を持ち、考える機会にする。
事業の一つ「リラクゼーション講座」は25日、保健センターであった。「心と身体をいやすハンドトリートメント体験」で、アロマテラピーと手のトリートメントを体験した。
講師は諏訪市にあるヒーリングサロン・ランコントレの山口礼子代表ら。「やさしいアロマテラピー」と題して、精油で心や体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法のアロマテラピーのメカニズム、活用法、精油の注意事項、10種類の精油などを学んだ。
トリートメント実習では参加者が2人組になり、ラベンダーなどの精油をブレンドしたオイルで互いの手のトリートメントを体験した。さする、もみほぐす、ポイントを刺激する-の3パターンでトリートメントし、「気持ちがいい。家でもやってみたい」と話していた。 -
箕輪ブライトプロジェクト第1回製品試作会
自然エネルギー活用で廉価な照明開発へ天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置を開発しようと、箕輪町の事業者有志が立ち上げた「箕輪ブライトプロジェクト」(小池茂治会長)が25日夜、第1回製品試作会を町産業会館で開いた。開発は太陽光、小水力、風力など各部会に分けて研究していく方針で、今後さらに業種にこだわらず仲間を募る。
町には、天竜川堤防道路を親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」があり、国土交通省に提出した実施計画案に、夜間照明の設置を盛り込んでいる。
計画案の照明装置は将来的に企業協賛を想定していることもあり、町内事業者らがそれぞれの技術などを持ち寄って自ら開発しようと8月、ブライトプロジェクトが発足した。
廉価で耐久性があり、地元でメンテナンスできる照明装置の開発が目的。自然エネルギー利用で価格は10万円以下を想定。試作製品を天竜川護岸道路のモデル区間(町田橋縲恂・輪橋)に設置し性能を検証する。製品の一般家庭などへの普及も研究し、町内全体のエコロジーの取り組みにする。同事業は町の中小企業融合化促進助成事業の補助金(30万円)も受けている。
試作会は、ソーラーパネルやランプなどを会員が持ち寄り実験をしながら協議。早期に試験機を作り、町商工会館近くの場所に設置することを決めた。
今後、現在の会員7人を発起人として趣意書を作り、小水力発電に取り組む箕輪ニュービジネス研究会など自然エネルギー利用をテーマに活動する町内の団体なども含め広く仲間を募り、本年度中のモデル機設置を目標にそれぞれが蓄積したノウハウを基に研究開発を進める。 -
伊那市手良で木曽馬の大捕物
伊那市手良野口の民家で飼われていた5、6歳の木曽馬が26日、山中へと逃げ込み、10時間に及ぶ大捕物が繰り広げられた。
逃走した馬は、那須野智博さん(75)が、農業用のたい肥をつくるため飼育していたもので、体長2メートル、胴丈約160センチ。普段は小屋に入れ、錠をかけて管理していたが、脱走前日の25日については「施錠を外したままになっていたと思う」という。
26日の午前5時半ころ、家の付近にいる馬を隣の住民が発見。那須野さんに連絡し、捕獲を試みたが、山の方へ逃げ込んでしまった。午前9時ころからは市役所職員なども捜索に協力。足跡をたどり、午前11時ころ、尾根の反対側の蟹沢地籍にいる馬を発見した。 -
南箕輪村むらづくり委員会が第4次総合計画の基本計画を答申
南箕輪村むらづくり委員会(55人、唐沢俊男会長)は25日、南箕輪村第4次総合計画の基本計画と都市マスタープランなど3つの計画の素案を唐木一直村長に答申した=写真。
答申は▽基本計画(ずく出しプロジェクトを含む)▽都市計画マスタープラン▽緑の基本計画▽環境基本計画竏秩B
基本計画の目標年度は10年後の2015年、都市計画マスタープラン、緑の基本計画の目標年度は20年後の2025年となっている。
唐木村長は「できる限り答申に基づいてやっていきたいが、今後は財政との整合性を取らなければならない。協働のむらづくりなどは難しい課題だが、専門委員会の設置などを行いながら、できるものから実施していきたい」と語った。
また、部会からの報告の中でも「村民のむらづくりに対する意識が薄いことが最大の課題」として、村からの働きかけを求める声があった。 -
伊那市の織井潤さんが青年海外協力隊の派遣に伴う表敬訪問
青年海外協力隊員として9月27日にエチオピアに出発する伊那市東春近の織井潤さん(27)が25日、出発のあいさつのため小坂樫男伊那市長を訪れた=写真。現地で幼稚園教諭を目指す学生の指導に当たる織井さんは「生きる楽しさを分かち合いたい」と抱負を語った。
織井さんは3月までの5年間、東京都の幼稚園で勤務していたが「幼稚園で働いてきたことをどこか別の場所で生かせないか」と、以前から関心のあった青年海外協力隊に応募。試験合格後は、福島県二本松市の研修所で70日間の研修を行ってきた。
首都・アディスアベバで2年間の任務に就く織井さんは、実践と座学の講師として学生らの指導に当たる。「何の情報もなく手探りの状態。とにかく現場を見て、たくさんの子どもたちに会いたい。前の幼稚園で取り組んでいたきめ細かな情操教育などを現地でも実践したい」と語っていた。 -
日独スポ少交流剣道団員帰国報告
スポーツを通じた日独の相互交流を目的とする第33回日独スポーツ少年団同時交流事業(日本体育協会日本スポーツ少年団など主催)でドイツに派遣されていた駒ケ根市スポーツ少年団剣道団の松崎睦美さん(17)=北割二、米山由希子さん(17)=上穂町=(共に赤穂高校3年)が25日、小町谷良一団長とともに市役所の教育長室を訪れ、中原稲雄教育長らに帰国の報告をした。2人は「来年は大学受験なので少しちゅうちょしたが、思い切って行った。なかなかできない経験ができてよかった」と笑顔で報告した=写真。中原教育長は「良い経験をしてよかったね」とねぎらった。
2人はドイツのシュツットガルトなど2家庭にホームステイするなどして約3週間滞在。ドイツスポ少との交流行事などに参加した。「食事は肉が中心だと思っていたが、野菜が多かった」「食事をする部屋にはテレビはなく、家族がよく会話をしている」「夜9時過ぎまで明るいので、家族が夕食の後、そろってスポーツ施設に出掛けていた。日本に比べてスポーツがより身近だと感じた」など、文化や習慣の違いに驚いたことなどをハキハキとした口調で話した。
交流事業は日独のスポ少団員それぞれ125人ずつを同時期に派遣・交換する同時交流形式で毎年行われている。派遣資格は17縲・2歳のスポ少シニアリーダー認定者で、各都道府県スポ少の推薦が必要。