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3年間・高尾公園の整備ありがとう
伊那市山寺の高尾公園の整備を3年間取り組んできた伊那小学校6年学組に対し、公園の管理をする伊那商工会議所山寺支部(高山光春支部長)は25日、児童たちに感謝状などを授与した。役員4人が学校を訪れ、記念メダルを一人ひとりに受け渡し、感謝の気持ちを伝え合った。
学組(鈴木秀實教諭・32人)は、4年生の時から、「昔の公園のにぎわいを取り戻そう」と、高尾公園の整備に取り組む。南側の斜面から公園へ通じる林に遊歩道を設置し、ツツジやサツキなどの植物を植えてきた。11月には公園に、これまで世話になった同支部会員や地域住民らを招き、学習のまとめとして「秋祭り」も開いた。
高山支部長は「自然を愛する自主的な活動が素晴らしかった。3年間ご苦労さま」とあいさつ。学級長の宮澤拓人君は「活動の達成感が得られる授与式でした。活動が皆さんに喜ばれていたことがうれしい」と気持ちを伝えた。
学組は、これから卒業までの間、公園内に設置した手作りベンチの安全面について話し合うなど、今後の公園の維持管理方法を協議する。鈴木教諭は最後の活動として、卒業記念樹の植樹も考えている。
感謝の気持ちを込めた記念メダルを受け取る児童 -
東春近郵便局の移転新築完成
伊那市東春近中殿島の東春近郵便局(小林眞由美局長)の新築落成式は23日あり、関係者約80人で新築移転を祝った。前局前の県道拡幅工事の実施に伴い局舎を移転。来年1月15日から、業務取り扱いを開始する。
新局舎は、鉄骨造2階建て延べ319・44平方メートル、1階前面延べ109・99平方メートルを郵便局専用として新築。住民による活用を目的とした多目的ホールが2階にあり、駐車スペースは以前の約5倍に増えた。総工事費は約1億円。
無集配特定郵便局として、47(昭和22)年に仮局舎で業務を開始し、翌年に局舎を新築した同郵便局。その後、改築2回などを経て、4月から始まった工事で県道を挟んだ西南側へ移築した。47年から現在までの郵便局長は6人。
小林局長は「業務スペースは小さくなってしまったが、住民の皆さまに利用してもらえるようホールを造った。地域貢献ができれば」と話している。 -
いいずら杯小学生ドッジ 県内27チーム熱戦
第3回いいずら杯小学生ドッジボール大会は24日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。南信地区を中心に県内から27チームが集まり熱戦を繰り広げた。県ドッジボール協会南信支部主催。
出場チームが7ブロックに分かれ、それぞれで予選。各ブロックの上位計13チームがトーナメントへ出場し、上位3チームで決勝リーグを開いた。
結果は次の通り。
(1)豊田クラブ(諏訪市)(2)南小ハトポッポ(南箕輪村)(3)座光寺DBCリアル1(飯田市) -
ミニコンサートで音楽を楽しむ
中川村の中川西小学校は21日、音楽室でミニコンサートを開き、各学年や有志のグループ、教諭らが合唱や合奏を披露し、演奏する喜び、聴く楽しさを味わった。
2年生の合奏「シンコペーテッドクロック」でスタート。続いて、4年生が「自由に空に飛べるはず」と「空も飛べるはず」を響かせた。
6年生有志4人がトランペットのソロを入れた「ハトと少年」を演奏、気賀沢校長の指揮で、教諭らが年末恒例の「歓びの歌」を演奏。
1年生は飛び上がったり、手をつないだりして、元気いっぱいのステージ「うちゅうじんあらわれる」を、5年生はリコーダーとカスタネットで歯切れよく「ポラリスの大地」、ハンドベルによる「きよしこのよる」もあり、多彩な11プログラムを楽しんだ。 -
トマトからウサギが
「あれまーかわいい!」-。真っ赤なトマトから耳の長いウサギが顔を出しているような奇形のトマトが見つかり、中川村片桐のたじまファームのレジ脇に置かれ、来場者の目を楽しませている。
この思わずほほずりしたくなるほど、かわいらしいトマトは1週間前、村内の出荷者が持ち込んだ。その時は耳の部分が緑色をしていたが、今は赤く色づいた。ちゃんと目もあり、来場者は自然の造形の妙にしきりに感心していた。 -
山岸めぐみ門下生クリスマスコンサート
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第19回クリスマスピアノコンサートを駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約60人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでステージに登場してピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、聴衆から大きな拍手を受けていた。親子で仲良く連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
クリスマススペシャルとして、出演者全員による賛美歌「いざ歌え」の合唱も披露された。
客席の保護者らは「失敗しなければいいが…」とささやき合いながら心配そうな表情で出演者を見つめたり、演奏する姿をビデオカメラで撮影したりしていた。 -
国際ソロプチミスト寄付
女性だけで組織する社会奉仕団体の国際ソロプチミスト伊那(下島康代会長・22人)は22日、同会が20日に開いたクリスマス会でのチャリティ・オークションの売上金の一部3万円を駒ケ根市に寄付した。下島会長ら2人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「毎年の寄付に感謝する。弱い立場の人たちの福祉増進のために有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同会は伊那市、箕輪町にも同様の寄付をすることにしている。 -
箕輪工業高校の新しい多部制・単位制高校の構想、保護者などには好感触
高校改革プラン実施計画に伴い08年度開始となる多部制・単位制高校の設立準備を進めている箕輪工業高校(荒井和人校長)は22日夜、地域住民などを対象とした新高校の概要説明会を町文化センターで開いた。08年度入学予定の中学生と保護者、教職員など約40人が参加。新高校の教育目標や特色、多部制・単位制の実施形態などが示された=写真。
同校は新高校のビジョンとして▽多様な選択科目の設置▽少人数編成授業の実施竏窒ネどを提示。多部制・単位制の特色を活かし、進学から基礎力養成まで、幅広いニーズに対応できる体制づくりの実現を目指していることを示した。
県の実施計画では新高校への設置が示されなかった総合工学科については、「箕工の総合工学科を残してほしい」という地元の根強い要望を県にあげていたが、県からも前向きな返答がきており「ほぼ確実に設置できると思う」としている。
校名の決定は来年1月ころとなる見込み。また、来年4月以降に上伊那の中学校全校を訪問し、PRを図りたいとしており、3月には新高校の全容が決定する。
参加者からは、単位選択のフォローアップ体制や不登校生徒への対応に関する質問などがあったが「単位選択は入学後に生徒の進路希望に応じた指導を行いたいと思っている。4年で卒業する子には心のケアが大切。心のケアに当たる体制を整えながら対応したい」と回答。説明会に参加した保護者の一人は「のびのびとやっていけそう。うちの子の場合、こういう形でなければ絶対だめだと考えていたため、説明会を聞いて絶対ここだと思った」と話していた。 -
みはらしの湯でゆず湯
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は24日まで、男女ともの露天風呂にゆずを浮かべ、「ゆず湯」としている。さわやかなゆずの香りが、入浴客を楽しませている=写真。
本来ゆず湯は冬至の日に入るとその冬を健康で過ごせるというが、みはらしの湯では「より多くの人に楽しんでもらうおう」と冬至に一番近い土日を選んでゆず湯を実施している。
ゆずは下伊那産。それぞれの浴槽には30縲・5個のゆずが浮かんでおり、入浴客からも「香りが良くていいお風呂だった」などと好評だという。
来月はみはらしファームで夏の間に収穫したラベンダーを使った「ラベンダー風呂」を実施する予定。
みはらしの湯の営業時間は入浴が午前10時縲恁゚後9時半、食堂が午前11時縲恁゚後8時。
問い合わせはみはらしの湯(TEL76・8760)へ。 -
殿島橋の仮歩道 25日から供用開始
7月の豪雨災害で、天竜川にかかる伊那市の殿島橋(歩行者専用)落下に伴う仮歩道のがほぼ終了し、25日、供用開始となる。22日は区関係者、小中学校PTA、県・市職員ら約40人が集まり、現地確認した。
小中学校の子どもたちは3学期から、仮歩道を使って登下校する。
整備区間は、春近大橋と周辺道路の延長700メートル。歩道幅員は1・3縲・・5メートル。春近大橋は片側(南側)1・5メートルで、車道より20センチ高くし、段差をつけた。天竜川西側の犬田切川、戸沢川にそれぞれ延長16縲・7メートルの仮橋を架け、国道153号と県道南箕輪・沢渡線が交わる沢渡信号機には歩行者専用信号機を取り付ける。凍結対策として、日陰や急こう配な個所は凍結抑制舗装とした。防犯灯は来年1月中旬ごろまでに、犬田切橋付近など3カ所へ設置する。事業費は3千万円余。
地元関係者は整備区間を歩いたあと、西春近支所で整備内容、大雨・大雪時の交通規制、除雪体制など説明を受けた。
参加者から子どもの安全確保、除雪の対応などに要望や質問が出され、伊那建設事務所は対応できるところは改善するとした。
仮歩道は東春近小学校(対象12人)が来年1月10日の下校から、春富中学校(228人)が1月11日登校から使う。
殿島橋の新橋は08年度中の完成を見込んでいる。 -
クリスマス商戦 おもちゃ店にぎわう
クリスマスを前にした23日、上伊那のおもちゃ店はクリスマスプレゼントを買い求める母親らの姿が目立った。男女関係なく、ゲーム機「DS Lite(ライト)」、据え置き型ゲーム機「wii(ウィー)」は圧倒的な人気で、入荷すればすぐ売り切れてしまうほどだ。
ベルシャイン伊那店のおもちゃ売り場は11月中旬からプレゼント用の賞品が売れ始め、23、24日がピーク。キャラクターが分散しているため、少量多品種を用意している。
孫の要望にこたえようと商品名を書いたメモを持ってくる祖父母や、店内に並ぶ商品を見ながら間違えのないように携帯電話で確認する母親の姿が目立つ。
売れているおもちゃは、男の子が戦隊ボウケンジャーの合体ロボット、女の子がアニメキャラクター「きらりん☆レボリューション」の着せ替えができるカードゲーム。
景気がよくなってきているとはいえ、価格が安いものだったり、ボリュームが減ったりしているという。
一方、ハローマック伊那FC店では「DS」「wii」を除く人気のおもちゃは、男の子が仮面ライダーかぶとの変身ベルト、女の子が「きらりん竏秩v。
「wii」は毎日、問い合わせの電話があるものの、品切れ状態のため「手に入れるのは難しく、苦労されているのではないでしょうか」と話していた。 -
箕輪中部小5年3組
米作り学習のまとめ「もちもちフェスティバル」箕輪町の箕輪中部小学校5年3組(39人、星野慎教諭)は22日、米作り学習のまとめで、田の様子を見てもらうなどお世話になった人や家族を招いて「もちもちフェスティバル」を体育館で開いた。手作りのもち米料理でもてなし、学習の様子や感想を発表した。
フェスティバルは▽もち米料理を振舞う▽米の販売▽活動の様子発表-の3本立てで計画。すり鉢と一升瓶を使うもみすり、精米の体験コーナーも設けた。
料理は事前に何品も作り、上手に出来たメニューの中から4品に決めた。4色おはぎ、もちピザ、みそ味としょう油味の雑煮、山菜おこわ。朝から児童全員で調理した。児童がもみすりと精米をした玄米に近い味がするという米と、機械精米の米で同じメニューを作り、食べ比べてもらった。
米作り学習ではもみで300キロ収穫。田起こしに始まり田植え、農薬作り、稲刈り、脱穀、精米などを体験した。農薬はニンニク、唐辛子、木酢液などを混ぜて手作りした。
学習発表では、「手作り農薬はとても臭くて大変だった」「大きな達成感を得ることができた」「もみすりは思ったより難しかった」「苦労したけど思い出になった」と一人ひとり話した。
家族は、「料理は上手に出来ていてびっくりしました。おいしいです」「米作りを頑張った様子がわかりました」と話していた。 -
クリスマスのおはなしむら&贈り物作り
南箕輪村公民館と村図書館は23日、12月のいろいろ物作り体験会とおはなしむら合同企画「クリスマスのおはなしむら&贈り物作り」を村民センターで開いた。子どもたちが夢中になってサンタクロースとクリスマスツリーを作った。
今回の「おはなしむら」は、地元ボランティアの協力で英語による「クリスマスの贈り物クイズ」。動物の鳴き声やシルエットから動物を当て、子どもたちがプレゼントの入った袋の中からクマに靴、ダチョウに靴下などクリスマスの贈り物をして楽しんだ。
サンタとクリスマスツリーの飾り作りは、画用紙で円錐形を作り、緑色の紙をツリーに見立てて毛糸や綿、折り紙などできれいに飾りつけた。赤い紙はサンタクロースで、眉毛やひげ、ベルトなどを付け、目を書いて作り上げた。
メッセージカードはサンタクロースあてに書く子どもが多く、中は「秘密」。書き終わるとサンタクロースにカードを背負わせた。
子どもたちは、「ちょっと難しいけど、うまくできた」「玄関に飾りたい」と話していた。 -
「高遠石工」で地域起こし
江戸時代の高遠石工の活躍が知られる伊那市高遠町は、町内にある石造物をかたどった工芸品を売り出そうと考えている。先人が培った貴重な文化遺産を掘り起こし、地域おこしにつなげる狙いだ。
守屋貞治をはじめとする名工を生み、その作品は全国でも高い価値を得たとされている。町内には2229基の石造物があり、それを題材にペーパーウエイトやペン立てなどに仕立てる。
第1弾は、長藤板山にある、二神が手を握り合っている道祖神(縦45センチ、横28センチ)と、三義山室川辺にある猫の石造物。西高遠の工芸家、鈴木岬さん(64)に製作を依頼し、現在は試作品を作っている。
粘土でかたどり、素焼きした後、色づけをして仕上げる。いずれの作品も現物を高さ10センチほどに縮小した形となる。千円前後に価格を設定する予定で、年度内にも高遠歴史博物館で販売する。
第2弾以降は「反応を見ながら考えていく」(市高遠町総合支所)。 -
ノロウイルスなど予防・対応学ぶ
上伊那地方事務所福祉課と伊那保健所は23日、伊那市役所で、両所管内の社会福祉施設などの関係者を対象とした、ノロウイルスやインフルエンザの発生防止のための研修会を開いた。参加者は、保健師らから健康危機管理について聞いたり、おう吐物の処理方法を学んだりした。
高齢者介護施設、保育所などから栄養士、看護師ら約80人が参加した。ノロウイルスの説明で保健師は、症状は1、2日で治まるが、人に感染して病気がまん延すると指摘し、感染者の便やおう吐物から感染すると伝えた。
おう吐物の処理では、「素手で触れない」とし、使い捨てビニール手袋を着けた上で、新聞紙で取り除き、塩素系漂白剤を湿らせた紙で拭き取ることを学習。使い終わった手袋や新聞紙はビニール袋で密閉し処分するとの指導も受けた。
伊那保健所によると、11縲・7日、県が指定した上伊那の5つの医療機関から報告があった、ノロウイルスを含む感染性胃腸炎の患者数は272人。一機関平均は54・4人で、昨シーズンのピーク時の数値を上回っているという。
おう吐物の処理方法を学ぶ社会福祉施設関係者ら -
2006ラスト絵画バザール
中央画壇で活躍する作家の日本画・洋画・版画が集まる展示即売会「2006ラスト絵画バザール」は26日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
奥村土牛の「富嶽」(シルクスクリーン)、中島千波の「不二」(木版)、片岡球子の「めでたき百寿の富士」(リトグラフ)など約70点を出品。そのほか伊東深水、平山郁夫らの作品もそろっている。
関係者は「特別価格にて展示販売します。年内最後のお客さま感謝セールなので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
箕輪町図書館でクリスマスのしおりプレゼント
箕輪町図書館は22日、クリスマスプレゼントで本の利用者に手作りのしおりを贈った。利用者は思いがけないプレゼントを喜んでいる。
クリスマス時期の恒例。町のキャラクター「もみじちゃん」がサンタクロースに扮したデザインで、図書館職員が色を塗り、リボンをつけ、200枚用紙した。
24日も本の貸し出し利用者にプレゼントする。23日は休館。 -
昭和伊南総合病院の上半期純損失2億円
伊南行政組合議会第6回定例会は22日、本会議を開き、地方公務員法の改正に伴う人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定など条例案件2、06年度一般会計補正予算1の計3議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
議会全員協議会では昭和伊南総合病院の上半期業務状況が報告された。4縲・月の実績をもとに減価償却費などを含めて計算した純損失は約2億円でほぼ昨年並み。述べ患者数は入院が4万7千人で微増だが、外来は7万8千人で昨年比2500人の減。
同病院は累積欠損金39億8千万円(05年度末時点)の解消のため、9月に同額の資本剰余金を取り崩してこれに充てた。同月末の剰余金の残高は5億1千万円となっている。同病院は90年度から10期連続で赤字を計上。以降、01年度のみ黒字となったものの、02年度から再び4期連続の赤字経営を続けている。 -
アイデア貯金箱
駒ケ根郵便局(等々力勉局長)は22日、駒ケ根市の赤穂小学校を訪れ、児童が夏休みに製作したアイデア貯金箱の入選者表彰を行った。駒ケ根郵便局長賞1・2年の部に入選した石澤孔君(2年)、同5・6年の部入選の小池翼君(6年)、努力賞3・4年の部の大前翔君(4年)にそれぞれ賞状と副賞の図書券が贈られた=写真。等々力局長は「家に帰って家族に話し、一緒に喜んでください」と話した。作品を出品したすべての児童には後日各小学校を通じて参加賞が贈られる。
同局区内ではほかに赤穂東小2年生の下島頌皓君が努力賞に選ばれた。
同局区内の3小学校から寄せられた作品は214点。9月に同局で審査が行われ、上伊那、諏訪・岡谷地区審査に送る作品が1・2年生の部、3・4年生の部、5・6年生の部からそれぞれ5点ずつ選ばれた。 -
善意の竹筒募金寄付
駒ケ根市北町の焼肉店「やぶ」の店主藪原勇さんは22日、市役所を訪れ、店のカウンターに置いた「福祉善意の筒」への寄付金2万3千円を「福祉のために役立てて」と市に寄付した=写真。「福祉善意の筒」は重い腎臓病にかかった薮原さんの長女弥生さんが介護者慰労金などで市に世話になったことへの感謝の思いを込めて始めたもの。弥生さんは12年前に亡くなったが、寄付はその後も続けられ、今年で24年目になる。藪原さんや家族のほか来店客が小銭を入れるなどして募金に協力している。
受け取った中原正純市長は「毎年の心のこもった善意に感謝する。福祉のために志に沿った使い方をしたい」と礼を述べた。募金は市社会福祉協議会の善意銀行に積み立てられる。 -
飲酒運転防止パトロール
忘年会などで酒を飲む機会の多い年の瀬の21日夜、伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)と駒ケ根警察署は飲酒運転防止のためのパトロールを駒ケ根市内の繁華街などを中心に行った。駒ケ根駅前交番(野口博美所長)前に整列した安協会員と駒ケ根署員ら13人に対し野口所長は「飲酒運転は相変わらず多い。酒を飲んだら絶対車に乗ってはならないことを強力にアピールしてほしい」と訓示した。会員らは数人ずつの班に分かれて飲食店が建ち並ぶ駅前の繁華街や駐車場などをパトロール。安全運転を呼び掛けるステッカーなどを店舗に配布したり=写真、駐車場の車の窓ガラスにチラシを挟むなどして飲酒運転の撲滅をアピールした。
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地域交流センター等建設事業基本構想を中間報告
箕輪町は21日の町議会全員協議会で、都市再生整備まちづくり交付金事業「地域交流センター等建設事業」基本構想の中間報告をした。既存の町文化センターを中心とした地域交流施設の整備で、交流広場、地域交流センター、箕輪消防署の建設・整備計画を説明した。
町は、地域交流センターと交流広場の整備で子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点にし、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげる目的。
交流広場、地域交流センター、消防署は町文化センター南側に建設、整備する。
交流広場と地域交流センターは1階で一体的に整備し、文化センターと吹き抜けの渡り廊下で接続する。主な施設は交流センター、多目的交流ホール、研修室、会議室、トイレ、倉庫。箕輪消防署は2階スペースで町道6号線へ直接出入りする。主な施設は事務室、車庫、初の個室化の仮眠室、会議室、食堂、倉庫、訓練棟など。災害に対応できる体力錬成、訓練ができる訓練棟は建物西側に高さ20メートルと、防災倉庫上に高さ7メートルの2棟。7、8項目の訓練ができる。
町道6号線は現在のままで、歩道を幅3・5メートルに拡幅して見通しをよくする。
敷地面積約4664平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造2階建(一部鉄骨造)。建築面積約1100平方メートル。延床面積は1階交流センター約600平方メートル、2階消防署約1100平方メートル。交流広場は約3千平方メートル。工事費の予算総額は6億9700万円(税込み)。
事業日程は、07年3月までに設計、4月から埋蔵文化財調査、6月ころに地域交流センターと消防署の建設工事着工、08年3月完成を目指す。消防署の移転後、現消防署を解体し交流広場を整備。08年10月完成予定。 -
南箕輪村水田農業推進協議会
南箕輪村水田農業推進協議会が21日、村役場であり、06年度の水稲作付け・転作状況や07年度の事業方針などが示された。
南箕輪に示されていた来年度当初配分数量は1698トン。作付け面積に換算すると約258ヘクタールとなり、本年度実績の268ヘクタールを下回る。しかし上伊那では、米を中心とした産地作りを進めるために本年度の生産実績を来年度の当初目標として調整する合意がされており、不足分となる10ヘクタールは地域間調整や加工米で対応していく。
また、国の新しい経営所得安定対策に伴い南箕輪村では、担い手に位置付けられているまっくんファーム加入者への土地集積や作業依託を進め、転作田の解消、作業の効率化を図る方針。担い手育成に重点を置いた事業展開を図る。
唐木村長は「11月に一村一営農組織であるまっくんファームが設立した。これからはまっくんファームを中心として担い手の問題などに取り組んでいってほしい」と語った。 -
青パパイアの会が南大東島を訪ねる第3次伊那市民訪問団を募集
沖縄県南大東島と民間レベルの交流を続けている市民有志による「青パパイアの会」(小林史麿代表)は、2月始めに南大東島へ派遣する第3次訪問団の参加者を募集している。小林代表は「民間レベルの交流も新しい段階へと向かっている。化石の上につくられた小さな島との交流は魅力的。ぜひ訪問してほしい」と呼びかける。
南大東島の特産品である青パパイアをきっかけに、05年から交流を深めている両者。今年の10月には、島の小学生が伊那西小学校を訪れるなど、交流の輪は広がっている。
今回第3次訪問団は、新しい交流の形として農産物流通の可能性などを模索。また今後、伊那市の小学生を南大東島に派遣する構想もあり、前段として島の児童と交流している伊那西小の太田宏教頭が同行し、現地の小中学校を視察する。さらに、これまでの訪問団が持参した伊那谷の特産品が好評だったため、今回は伊那谷伝統のもち「白毛もち」を持参し、もちつきを体験をしてもらう。白毛もちを生産・販売する上伊那農民組合産直センターの渡辺光博事務局長が同行する。
募集人員は25人。日程は2月1縲・日の2泊3日。旅行代金は11万8千円、申込金3万円。
申し込み・問い合わせは青パパイアの会(TEL74・5351)へ。 -
伊那市で遊休農地解消と地元ブランドワインの生産に向けた土壌調査始まる
遊休農地解消と地域ブランドの特産品開発を目的とする「ヤマブドウワイン構想」の実現に向け伊那市は、市内の遊休農地の土壌調査を開始した。
市内でも深刻な問題となっている遊休農地を、ヤマブドウの栽培に活用するとともに、そのヤマブドウでワインをつくり、伊那市ブランドの特産品開発につなげようという試み。その前段として、信州大学農学部の協力のもと、ヤマブドウの栽培に適した環境があるか調査。山際の遊休農地など9カ所の土を採取し、養分やphの状態などを調べる。
土壌調査に当たる信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターの春日重光助教授は「ヤマブドウの栽培には排水が良く、あまり肥沃でない土地が向いている。この辺はニホンヤマブドウの自生があり、作ってつくれないことはないと思う」と語る。
しかし、ヤマブドウは一般的なブドウより手間はかからないものの施肥の管理やつるの処理などが必要となるため、その作業を担う農業者をいかにして確保していくかを考える必要もあるという。 -
ながた荘年末恒例
日本酒と和食を楽しむ会箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は19日夜、年末恒例「日本酒と和食を楽しむ会」を開いた。町内外から50人近くが参加し、年末の慌ただしさを一時忘れ、こだわりの酒と特別料理を堪能した。
伊那市の漆戸醸造の後援で、入手困難な貴重な酒も含め、新酒など6種類の酒を出した。会場には杉玉を飾り、枡酒で乾杯。味わった酒を4種類の中から当てる利き酒コンテストもあった。
料理は、楽しむ会のためだけに料理長が考えた特別コースで、「アワビ ウニソース」、和風の「フカヒレ姿煮」など凝った料理が並んだ。
NHK文化講座津軽三味線講師の小野寺晴山さんらによる津軽三味線演奏も楽しんだ。 -
区長会が村長要望、村議会定数削減の必要性盛り込む
宮田村区長会(会長・太田照夫町二区長)は、取り組むべき地域の課題5項目を清水靖夫村長に要望。村議会定数削減の必要性も盛り込んだ。
要望には区行政を運営するなかで気にかかったものを取り上げ、特に緊急を要するものをまとめた。
村議会の定数については「さらに削減を行なう必要があるのでは」と投げかけた。
太田会長は「議員数がまだ多すぎるとする区長の総意で要望に盛り込んだ。村が自立していくうえでさらなる削減が必要という考え方」と説明する。
村議会は先日、削減などを前提にしない形ながら、議員定数の適正規模を検討すると確認。今後内部的な研究に入るとみられるが、今回の要望のように住民からの意見をどのように反映していくかも注目される。
村内11区の区長は年末までが任期。毎年区長会は提言や要望を取りまとめ、村長に提出している。 -
米国人のサンタさん、西保育園のクリスマスに
サンタさんはやっぱりお鼻が高いんだ‐。宮田村西保育園は22日、クリスマス会を開いた。米国出身で駒ケ根市で英会話を教えるラルフ・グリーンさんが、妻のなおみさんとともにサンタクロースに扮して来園。大喜びの園児たちと握手を交わし、プレゼントを手渡した。
鈴の音とともに現れたサンタさんに、子どもたちはビックリ。「何歳ですか」「どうしてヒゲがあるんですか」と次々に質問をぶつけた。
真っ赤な衣装に身を包んだラルフ・サンタはやさしく笑顔で受け答え。一緒に歌ったり、踊ったり楽しい時間を過ごした。
お楽しみのプレゼント。サンタさんの温かで大きな手を握り、子どもたちは満面の笑顔で受け取っていた。 -
パーティー収益33万円余りを村商工会青年部が寄付
宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は22日、先日開いた歳末慈善パーティーの収益金から33万8600円を村へ寄付した。
前林部長ら役員4人が役場を訪れ「住民の皆さんのため、本当に必要な部分に使ってほしい」と善意を手渡した。
清水靖夫村長は「毎年本当にありがとうございます。教育と福祉に有効に使わせて頂きます」と感謝した。
地域に還元する形で開く恒例の慈善パーティーをはじめ、同青年部は多彩な活動を展開。最近も名物丼の開発に取り組むなど、村おこしにも力を入れる。 席上、清水村長は若者たちの積極的な取り組みを高く評価し「もっと若い人が連携して何かが生まれてくるよう、我々も協力したい」とエールを送った。 -
クリスマス目前で洋菓子店は大忙し
各地でイルミネーションがともり、クリスマスムード一色。洋菓子店はクリスマスケーキ作りに追われている。
伊那市上牧の「菓匠Shimizu」は、いちご生クリームや生チョコ、レアチーズのホールケーキ、3種のロールケーキなど10種類を用意する。
なかでも、大粒のイチゴを敷き詰め、練乳ババロアを流し込んだ16センチ四方のスペシャルケーキが人気。限定200個で、すでに今月上旬に予約完売した。
ホールケーキは、8縲・0人分にあたる6号(直径18センチ)が売れ筋という。
ケーキ作りのピークは22、23日。従業員たちはケーキにサンタクロースやトナカイ、柊の葉を飾り付けて、手際よく黙々と仕上げている。