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小学生防火作品コンクール審査会
伊那防火管理協会は19日、伊那公民館で、伊那消防組合管内の小学生を対象とした防火作品コンクールの審査会を開いた=写真。ポスターと書道の部の各最優秀賞1点ずつを選び、ポスターは伊那東小4年の小林莉歌ちゃん、書道は同小6年の郷頭愛(まな)ちゃんの作品に決まった。
防火意識を高めるための恒例事業。ポスター、書道、作文の部へ管内の小学4縲・年生から342点の応募があった。この日は、最優秀賞のほか、小学校教諭らが審査をし、ポスター19点、書道14点の優秀賞も決めた。
ポスター、書道の部の優秀賞以上の入賞作品は、「春の火災予防運動」期間中(3月1日竏・日)、各市町村の役場や大型店などで展示。作文の部は後日、審査があり、入選作品は有線放送で発表する予定。 -
米倉斉加年「憂気世絵展」 ベル伊那・23日まで
名優として舞台・テレビなどで活躍する一方で、自らを浮世絵ならぬ「憂気世絵師」と称する米倉斉加年(まさかね)氏の作品展は23日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。同店では初めての開催。
日本や西洋の女性、子どもをモチーフとした肉質画、版画の計40余点を展示販売している。版画は「レフグラフ」と呼ばれる、日本の伝統工芸品である越前和紙の上に最新デジタル技術によって画像処理した世界で初めての技術だという。
「花のスカーフをした女」「春を待つ女」など会場に並んだ作品それぞれは、色彩豊かな色の表現。「鋭く幻想的で美しい女性や、かわいい子どもたちを描いた作品などが見る人を魅了している」(関係者)。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
もっと輝け!中小企業(2)
長野県商工部 山極一雄部長に聞く信州、あるいは上伊那の産業の目指すべき方向について「信州ものづくり産業戦略会議」や「上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会」が提言を発表してからすでに4年が経過した。この間、長野県では知事の交代劇があり、昨年11月には県の産業振興策を検討する懇談会が立ち上がるなど、新たな動きも見え始めた。上伊那の産学官が両提言に基づき「伊那谷のビジネスモデル」に選んだ元気でユニークな中小事業所の経営者たち(※注)にとっても次の展開は大いに気になるところだ。村井新体制になって、中小企業を盛り上げるための県の施策はどうなっていくのか。県商工部の山極一雄部長に聞いた。
※注 上伊那の産学官が03縲・5年に展開した「輝く経営者キャンペーン」で選ばれた優秀な中小企業経営者。同キャンペーンは、上伊那で輝いている中小企業経営者の・ス元気・スの秘訣を探り、地域産業の活性化に結び付けよう竏窒ニ、産業界、信州大学、県などでつくる推進委員会が中心となり、約100人の「輝く経営者」を伊那毎日新聞紙面やケーブルテレビ3局を通じて紹介するとともに、シンポジウムなどを開催。優れた経営者らの経営手法、経営理念などを通じて上伊那および信州の産業のあるべき姿、進むべき道を探った。昨年夏に、100人を一挙に掲載した単行本「信州伊那谷からの挑戦」を「いなまい叢書2」として発刊。
竏柱ァ内の中小企業を取り巻く環境で最も問題(課題)と思われることは何か?
山極一雄氏 日本経済は、「いざなぎ景気」を超えて、戦後最長の景気回復局面と言われているが、地方経済の実態は必ずしもそうではない。現実には地域の産業特性がうまく機能しているところと、機能していないところがあり、そのまだら模様の中でそれぞれが熾烈な競争をしていると思う。その縮図の一つが長野県。
製造業は、デジタル家電、半導体、自動車関連向けなどを中心に回復してきているが、鉱工業生産指数を見ると、水準的にはまだまだ低い。観光関係では、観光地の延べ利用者数が、平成2年から長野五輪が開催された平成10年頃まで年間1億人を超えていたが、五輪が終わった後は1億人を下回ったまま低迷している。特にスキー客は、昔はスキーブームで団体客が大勢長野県へ来たが、スキー離れが続いて、平成4年のおよそ4割の水準まで落ち込んでいる。
全国レベルの好景気が反映されない背景には、長野県の産業構造の特徴が影響していると思う。例えば、製造業では、長野県の場合、出荷額の半分近くが電気機械関連業種によるものだが、平成12年のITバブル崩壊後の落ち込みが非常に大きく、また、ちょうどそのころから海外シフトが高水準にあり、景気拡大が県内での製造活動にそのまま反映されにくい構造になってきている。
建設業については、長野県の場合、五輪などの大型基盤整備があったため、平成7年ころまでは良かったが、その後、建設投資が急速に減少している。平成3年のいわゆるバブル崩壊後も、五輪などの特殊要因があって下支えしてきたが、それらが一度に無くなってしまい、回復の実感も乏しいのではないか。まさに産業構造の変革期にあったが、対応が遅れている、あるいは、地域を担う新しい産業の姿が見出し得ないことが問題だと思う。
竏酎コ井新体制になって、新しい産業振興策を検討されているが、どのような背景や経過があるのか?
山極氏 長野県は他県と比べても、いいものはたくさんあるが、それがグローバル競争など、めまぐるしい環境変化の中で、他県との競争にも遅れを取っているといった、長野県経済の憂うべき状況を、村井知事は、知事選を通じて、県内の経済界や商工団体、さらには、中小企業の方々から聞いてきた。
そこで、これから長野県経済がどのように時代と市場の要請に対応すべきか、またどのような方向付けをし、どのような取組みが必要なのか、といった総合的な対応が急務となっている。
行政や大学など関係機関がどのような支援を行えば、長野県内企業が従来から備え持つ能力を活かし、企業の絶え間ない努力や英知に応えられるのか、また、力強い長野県経済を再構築していけるのか、その道筋を示すために、産業界や大学、シンクタンクなど経済関係の有識者にお集まりいただき、「長野県産業振興懇談会」を昨年11月に設置。産業振興戦略プラン(仮称)を策定し、具体的な施策レベルまで提言いただきたいと思っている。
竏窒サのような振興策は何を狙い・目的としているのか?
山極氏 長野県民220万人が約8兆円の付加価値を生んでいるが、その中で非常に大きなウェイトを製造業が占めている(長野県の産業で製造業の占める割合は26・5%、全国では20・8%)。しかし、一人当たりの県民の所得を他県と比較した場合、長野県の製造業における要素所得が他県を下回っている状況にあり、これが結果的に県民所得の順位を下げている。だから、長野県の相対的なポジションを左右するにあたっての製造業の役割は非常に大きい。
長野県は、明治時代から輸出用生糸の生産が盛んとなり、最盛期にはわが国生糸生産量の約3割を占め製糸王国として知られていた。これに伴い、現在の長野県製造業の中核となる機械関連技術の基礎が培われた。
戦争と、その後のエネルギー革命、石油化学の発展に伴い製糸業は衰退したが、その一方で、航空機部品、光学機器、時計など疎開してきた工場が地元に定着し、あるいはそれが引揚げても疎開工場の残した技術が地元に根づいたことから、諏訪地域に代表されるカメラ、腕時計、オルゴールなどの精密機械工業が発達したほか、県内各地に電気機械、一般機械、輸送用機械など加工組立型産業が生まれた。
その後、オイルショックを経て軽薄短小化の波に乗り、また、情報化の波に乗り、現在の産業集積に至っている。地理的な要因もあり県内各地に製造業が分散しているが、全体としては、製造品出荷額の7割を電気機械、一般機械など加工組立型産業が占めており、長野県はこの比率が全国トップ。
このように、本県は、歴史的に見ても、他県以上に、製造業、特に加工組立型産業の重要性は高く、この製造業の良し悪しによって、長野県経済も左右されることから、この「長野県産業振興懇談会」では、製造業をベースにし、今までの長野県特有の技術の集約をもっとも効率的に付加価値に結びつけるようなものにポイントを置いて、プランを策定していただきたいと考えている。
特に、今後長野県産業が目指すべき旗印を明確にし、どのようにしたらそのような成長分野の産業を集積させることができるか、また、既存企業の経営基盤をいかにして充実・強化させるか、あるいは、次世代の人づくりをいかに行うか、ということなどを柱に検討していただいている。
竏窒サの振興策は、いつごろまでに策定し、どのように進めていくのか?
山極氏 財団法人長野経済研究所の平尾勇理事を委員長とする12人の外部有識者によって、この懇談会は開催されるが、今年度内、計6回開催し、本年3月末を目途に策定していただきたいと思っている。
これまで開催した3回の産業振興懇談会では、長野県経済の現状と課題、旗印・指針となる産業分野、企業誘致策、既存産業の育成策、創業支援策、次世代の人づくりに関して、長野県がこれまで培ってきた技術的な優位性、強みをいかに集積させて施策展開を図るか、本県の自然環境や地域特性を活かした産業分野は何なのか、などが論議されている。
この懇談会で論議されている御意見の中からすぐに取組みが可能な施策については、現在、作業を進めている平成19年度当初予算においても、企業誘致の推進強化、中小企業融資制度資金の充実、技術開発支援機能の拡充強化など、成長産業の集積や既存産業の充実・強化に結びつく有効な支援施策が実施できるように取組んでまいりたい。
竏衷、業や観光などの振興策はどのように考えるか?
山極氏 商業については、小売業の年間販売額、従業員数とも昭和57年を上回って推移しているが、事業所数は昭和60年以降減少を続けている。これは、小規模店舗が減るとともに大型店が増加していることを示している。また、小売業の売場面積における大型店の占める割合も上昇を続け、平成18年3月には約6割に達していることから、中小小売業の経営環境は厳しいものが窺える。
商業振興施策には、「これ」といった決定打がないのが実情だが、商店街は「まち」の重要な機能の一つでもあることから、商業振興は、商業者と地域住民と行政とが一体となって取り組むべきものと考えている。
一方、商店街ににぎわいを取り戻すためには、個店の活性化をはじめ、自らの問題であるとの強い自覚をもって、自助努力をしていくことが求められている。
これらを踏まえ、県としては、「まちづくりの一環としての商業振興」との考え方に立った、まちなか再生に必要な施策及び、意欲のある商店街が行う主体的な取り組みに対する、より実効の上がる支援策を検討したい。
観光関係では、長野県内には多数の温泉があり、温泉地数では北海道に次いで全国第2位、高原、湖沼など美しく豊かな自然環境にも恵まれているが、先程述べたように、観光地の延べ利用者数が、五輪が終わった後は1億人を下回ったまま低迷している。特にスキーについては、スキー客は平成4年のおよそ4割の水準まで落ち込んでいる。このような背景から、観光に携わる事業所での経営環境は、大変厳しい状況にある。
このような状況を踏まえ、本年から団塊の世代が退職期を迎えることや、本県を主舞台としたNHK大河ドラマ「風林火山」が放送されることから、大きな旅行・観光マーケットが生まれるものと予想されており、これを千載一遇のチャンスと捉え、県が主体となり、官民一体となった全県挙げての「信州キャンペーン」を推進し、誘客促進に取り組む。
また、引き続き、市町村や観光関連事業者と連携を密にし、地域の地理的・文化的な特色を活かした、市町村を広域的につなぐ旅行商品の造成・販売や、都市圏での観光PRイベントなどによる県外への情報発信を積極的に行い、誘客促進に努めていく。
特に、「スキー」産業については、長野県の重要な観光資源であり、この産業が元気を取り戻さなければ、観光立県として長野県の将来発展性はない。そのため、引き続き、「スキー王国NAGANO構築事業」を強力に推進していきたい。特に、子どもたちのスキー場利用を優待する『信州スノーキッズ倶楽部』を充実するなどし、子どもたちが大人になって再びスキー場を訪れ、ファミリーでスキーを楽しみ、そしてさらに、その子どもたちへと受け継がれるような、10年・20年後の長期的なスキー振興の戦略をもって、ウィンター・リゾートの再生に努めたい。
竏註M州の中小企業経営者にいま最も求められているものは何か?
山極氏 長野県の産業構造は、時代の変遷とともに、生糸から精密加工へ転換でき、現在のような切削とかプレス、メッキ、金型など、ものづくりの基盤となる多種多様な技術を持つ企業が集積し、地域経済に活力を与えている。この間、長野県経済は、オイルショック、円高不況、バブル崩壊等、様々な困難に直面してきたが、先見性に満ちた企業家の存在、そして多くの経営者の大変な御努力によって、乗り越えてきた。県内中小企業の皆様方には敬意を表する。
県内の中小企業経営者に今、最も求められていることについては、私の方から、これが足りないとか、こういった経営が良いといったことを言える立場ではないが、企業訪問した中で、独自性というか、先見性というか、やる気というか、一言では表現できない素晴らしい経営者がいる。その経営者の共通項としては、自社の強み・弱みをしっかりと認識していることだと思う。そして、強みを発揮するためには、その強みを発揮できる分野を認識し、目標に向かって、明確な経営理念や戦略を掲げ、それを目指すマネジメントが極めて大切だと思う。
南信地域に関しては、ハイブリッド自動車用の角度センサ、半導体製造用の部品など、国内外で高いシェアを誇る企業も多数あり、昨年4月に経済産業省が発表した「元気なモノづくり中小企業300社」にも選定されている。
その背景には、駒ヶ根市の「テクノネット駒ヶ根」や、伊那市の「伊那異業種交流研究会」など、異業種、異分野の交流が盛んであること、また、伊那市では、創業塾や経営革新塾が活発に開催され、起業チャンピオン賞の授与等も行い、創業や経営意欲をかき立てる支援が活発に行われている。さらに、伊那市や駒ヶ根市では、市役所内の企業誘致の独立したセクションを新たに設け、積極的に誘致活動を進められていることなどが挙げられる。
こういった地域の取組の中から、地域内の企業が互いに切磋琢磨し、経営力を向上し、特色ある企業群が形成されているのではないかと思う。
中小企業は、経営者の力の及ぶ範囲が広いことから、経営者の資質や力量、熱意に大きく影響を受ける。このような活動が活発に行われ、今後の地域経済がさらに活性化することを期待したい。
竏注ナ後に2007年の抱負をお聞かせ願いたい。
山極氏 産業振興は、自治体の力だけでできるのではなくて、企業の皆さんの力による所が大きい。だから、企業の経営者には、熱意を持って、頑張っていただくことがまず第一。
県内中小企業経営者一人ひとりが、他社との競争の中で、勝ち抜ける、あるいは、自社以外にはできるところはないというオンリーワン企業を目指し、そういった企業の集積が、県内経済の強さになっていくのではないか。
その中で、行政は、企業が目標へ向かって進む障害を取り除く、後押しをする、あるいは手を取って一緒に進むということが求められるし、大学や支援機関、金融機関との連携も一層重要になってくる。
県としても成長が期待できる分野に対しては、工業技術総合センターやテクノ財団をはじめ、中小企業振興センターなど、商工関係機関並びに、大学や銀行等との連携のもと、経営や技術課題の解決や産学官連携の促進に努め、挑戦する企業への支援に積極的に取り組み、県内産業の飛躍の年・ス産業振興元年・スになることを期待する。 -
福祉作業所で書き初め
宮田村福祉作業所は18日、書き初めを行った。利用者は新年の抱負も頭に浮かべつつ、筆を走らせた。
好きな言葉や頭に浮かんだ語句を半紙にのびのびと。それぞれ個性が出て、味のある作品が仕上がった。
同作業所は毎月1回、近くに住む伊東諄一さんを講師に迎えて習字に挑戦。村の文化祭などで力作を発表している。 -
上の原保育園の園児らがお年寄りと交流
伊那市の上の原保育園の園児らが17日、地元の高齢者でつくる「菊の会」や上の原地区社会福祉協議会のメンバーなど約15人と正月遊びをしながら交流を深めた。
年に4回ほどのペースで交流をしている同園と菊の会。昨年は運動会や観劇にも招待された。
年明けということで今回は、こま回しやカルタ、百人一首などといった昔ながらの正月遊びに挑戦=写真。お年寄りが読み上げるカルタを園児らが拾ったり、男性参加者から難しい綾取りの方法を習う園児の姿が見られた。
また、年長園児は生活発表会で演奏した和太鼓も披露し、お年寄りらを楽しませた。
核家族化により自分の祖父母と一緒に住まない園児らも増えているが、交流会を重ねるほど園児たちもお年寄りに懐き、互いに顔を覚えるようにもなってきているという。 -
いきいき塾で正月遊び
箕輪町の75歳以上を対象にしたミニデイサービス「いきいき塾」は17日、いきいきセンターで大型かるたやお手玉などの正月遊びを楽しんだ。
小河内地域の12人がボランティアと一緒に大型かるたに挑戦した。デイサービスセンターゆとり荘の利用者が作ったかるたで、ルールは通常のかるた取りと違い、絵札を囲んでいすに座り、読み上げられた札に大きなお手玉を投げる。紅白の2チームに分かれ、それぞれ赤色と白色のお手玉を投げ、絵札を持ち上げたときに上に乗っているお手玉の数で紅白の勝敗を決める。
「変な山、腰を下ろせばマツタケが」「友達と海辺で楽しくスイカ割り」などと読み上げると、利用者は目的の絵札目掛けて次々とお手玉を投げた。お手玉が軽いため思うように絵札に届かなかったり、せっかく絵札に乗っても別のお手玉に押し出されたり。「なんで近いのに入らないの」「あれ、外に出されちゃったよ」と皆で笑いながら夢中になっていた。 -
駒ケ根市保健補導員連合会総会
駒ケ根市は18日、07年の第1回保健補導員連合会総会と研修会を市役所で開いた。保健補導員約200人が出席し、06年の事業・会計報告、07年の事業計画・予算案を承認したほか、連合会長に和田佳代子さん=町一=を選出した。総会に先立って新任の補導員の代表者に中原正純市長から委嘱状が手渡された=写真。中原市長は「市民挙げての健康づくりのために先頭に立ってリーダーシップを発揮し、市の取り組みに力添えを願いたい」とあいさつした。
総会後、伊那保健所健康づくり支援課長の会津敏男さんによる講演「明るく楽しく健康づくり」が行われた。
選出された役員は次の皆さん。
▽会長=和田佳代子(町一)▽副会長=気賀澤たつ子(上穂)中原富美江(福岡)▽書記=福澤英子(東伊那)▽会計=小町谷名津子(下平) -
小学生が「能装束鑑賞ワークショップ」
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」の一環として16日、伊那市の富県小学校3年生(平松市枝教諭、22人)を対象に「能装束鑑賞ワークショップ」を同館で開いた。同館に展示している能装束についての解説を学芸員に受けた児童らは、雲、巴、鳥、火、チョウ、花など、目を引かれた文様を思い思いに選び、クレヨンで画用紙に描いた。出来上がった絵は同館の松井君子副館長が「色遣いが素晴らしい」「構図が良い」「中学生と同じくらい良く描けている」などと講評=写真。褒められた児童らは、照れくさそうな笑みを浮かべながら無邪気に喜んでいた。
同館では特別企画展「能装束展」が3月4日まで開かれている。入場無料。午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
中学生が「地球のステージ」鑑賞
駒ケ根市文化会館は18日、開館20周年記念事業の一環として市内2中学校の1・2年生を招待して、国際救援活動などで活躍する桑山紀彦さんのコンサート「地球のステージ」を同館大ホールで開いた。大スクリーンには世界各地の子どもたちの生きざまなどの映像が次々に映し出され、桑山さんが歌と演奏で平和への思いとメッセージを語りかけた=写真。生徒らは映し出される映像を息をのんで見詰めながら、ユーモアたっぷりの桑山さんの語りや世界平和を訴える演奏を楽しんだ。
精神科医師でもある桑山さんは国際医療救援活動などで世界53カ国を訪れてきた。地球のステージの公演は通算千回を超えている。
同館は19日にも市内の小学5・6年生を招待し、女性として世界で初めて地球最高峰のエベレストに登頂を果たした登山家の田部井淳子さんによる講演会を開く。 -
長谷を賑やかにする会がまちづくり放談会開催
伊那市長谷の住民有志でつくる「仮称・長谷を賑(にぎ)やかにする会」(羽場政光代表)は17日夜、道の駅・南アルプスむらの活動拠点施設メルシーで「新春まちづくり放談会」を開いた。地元住民らが意見を交わして、地域活性化への方策を探った。
同会は昨年12月、道の駅関係者や地域住民の有志で発足。合併によって懸念する地元の寂れや「取り残される不安」の解消を目指している。第一ステップとして、地域に参加を呼びかけ、活力あるまちづくりに向けて模索する機会にするべく、放談会を計画した。
放談会で会側は、長谷の情報発信基地とする道の駅から活性化の輪を広げていくことを提案し、メルシーの機能性の向上策について意見を求めた。参加者からは「まずは地域を盛り上げていこうという賛同者で組織を立ち上げることが第一歩。その組織で会議を重ね、知識を出し合って、年間の企画を考案していったらどうか」などの意見が出た。
放談会後の取材に羽場代表は「どうやって活性化に結びつけていくか手探り状態だったが、放談会によって今後の方向性が見えてきたように思う」と手ごたえを話した。
今後も月1回開催していきたいという。 -
伊那西高校の合唱コンクール
伊那市の伊那西高校は18日、合唱コンクールを伊那市民会館で開いた=写真。3学年17クラスが、課題曲の「ローレライ」と自由曲の2曲を合唱。自由曲で「一詩人の最後の歌」を歌い、美しいハーモニーを披露した3年5組が、見事優勝に輝いた。
クラス対抗で行われる年に一度のコンクール。それぞれのクラスで自由曲を決め、11月ころから早朝や放課後空き時間に練習を重ねてきた。
各クラスは、指揮に合わせて今までの練習の成果を披露。また今年は、吹奏楽部、合唱部の発表に加えて同校の卒業生で昭和音楽大学短期大学部を卒業した有賀みなとさんによるピアノ演奏もあり、観客を楽しませた。
最後は全校生徒約500人で課題曲を合唱。美しい歌声が場内に響き渡った。
コンクールの結果は次の通り。
(1)3年5組(2)2年5組(3)3年1組、3年3組 -
人事評価制度の説明会
伊那市は17、18日、人事評価制度(能力評価のみ)の試行に向けた説明会を市役所で開いた。部長・課長を集め、導入スケジュールや能力評価シートについて説明した。
人事評価は、人材育成の観点から職務の遂行の貢献度を数値で評価するもの。
29日縲・月20日、部長や課長の管理職66人を対象に試行。07年度から業績評価を加える。評価は部局長が理事者、課長は直属の部長が当たる。
7月から課長補佐・係長で試行。管理職の試行で浮き彫りになった問題点を改善し、08年度、一般職を含めて本格導入する。
あいさつに立った酒井助役は「住民の視点に立った行政運営が大切。長野県一のまちづくりには、行政組織のグレードアップが必要と考える」と述べ「評価される人が納得できる形で、公平性、信頼性がなければならない。甲乙をつけるものでなく、職員の長所を伸ばし、短所を直していくもの」と理解を求めた。
そのあと、総務課人事係の担当職員が、決断力、構想力、統率力など階層別の能力評価の要素などを説明。
期待される職員像として▽奉仕者として、市民の視点に立つ▽視野を広げ、職務に反映させる▽迅速に対応する竏窒ネどを位置づけている。
県内19市のうち、13市が導入・試行している。 -
伊那と南箕輪の議員が懇談
伊那市議会と南箕輪村の懇談会が17日、伊那市の羽広荘であった。市議26人、村議13人が出席し、自由に意見交換した。
議題には、議員定数の削減、西部1号線沿いの景観形成住民協定の締結、風力発電事業をめぐる議会と理事者とのねじれなどが挙がった。
自立の道を選んだ南箕輪村の村議は、合併後の総合支所や地域協議会の機能、住民の反応などを尋ねた。高遠町・長谷地域の市議は「職員の人事交流で、総合支所の顔ぶれが変わり、あいさつしてくれる人が少なくなった」「合併して良い、悪いの効果は、そう表れていない」と答え「住民が合併して良かったと思えるように、取り組むことが大切」とした。
「近い将来、上伊那一本の話が出てくるのではないか」との意見もあった。
懇談会は、上伊那北部6市町村で合併研究会を持つなどしたが、枠組みが崩れ、5年ほど中断。隣同士で関わりが深いことから、懇談の機会を設けた。 -
伊那商工会議所がIT研修
伊那商工会議所は17日、伊那商工会館でIT(情報技術)活用研修会を開いた。商業関係者を中心に約30人が集まり、インターネット・メールの活用方法を学んだ。
本年年、伊那商議所が会員を対象にした情報化の実態を把握するアンケートから、メールの活用は全体で74%と高かったが、観光接客業、商業は50縲・0%にとどまる結果が出た。メールの利便性を理解してもらい、さらに事業効果を上げていこうと県経営者協会上伊那支部情報委員会などの協力を得て研修の場を持った。
講師は、プログラム作成やネットワークのシステム構築などを手がける「キャリコ」(駒ケ根市)社長の小林正信さん。インターネットとメールの活用方法、ネットショップの概要や事例などを解説した。
ネットショップの流通量は年間、部品の調達など業者間が100兆円、業者と消費者間が1兆円で、どんどん伸びている状況という。
「リアルタイムで情報発信できる、地域が限定されないなどの特徴を持つが、膨大な労力がいる」と成功例の少なさを指摘。「運用を外部の専門業者に委託しているところも多い」とした。
必要な条件として▽手間、または金をかける▽個人情報の漏えいなどセキュリティーを確保する▽ほかよりも優れたサービスを提供する竏窒ネどを挙げた。 -
西春近商工会が臨時総会
伊那市の西春近商工会(野溝和男会長、240人)は18日、西春近商工会館で臨時総会を開いた。高遠町商工会、長谷村商工会と合併する議案1件を承認。3商工会でいずれも承認されたことになり、4月1日、伊那市商工会がスタートする。
野溝会長は、合併に至るまでの経過に触れ「補助金の削減で、合併せざるを得ない」苦渋の決断と述べ「さらに発展するための事業を考え、関係機関の協力を得ながら頑張っていきたい」と同意を求めた。
出席者約50人は合併理由やこれまでの経過など説明を受け、賛成多数で承認した。
合併は長谷、西春近を解散し、高遠町を存続する定款変更合併で、組織の経済基盤の確立や経済環境の変化に対応した小規模事業者の経営指導などに当たる。高遠商工会館に事務所、長谷、西春近に各支所を置く。
10年4月を目途に商工会と商工会議所の統合を予定し、補助金減額に対応するため、3年間、3商工会の拠出金で補てんする。 -
高校生の就職内定率は91・4%
伊那公共職業安定所はこのほど、高校生の就職内定状況(11月末)をまとめた。学校や職安の紹介で就職を希望した生徒の内定率は91・4%で、前年同期に比べて1・7ポイント下回った。
07年3月に高校を卒業する予定の高校生1660人のうち、就職希望者は302人(公務員など除く)。
就職内定者の内訳は、管内238人、県内27人、県外11人。職種は製造業が8割を占め、そのほかは卸売・小売業、飲食店などだった。
求人状況は155社、614人で、前年と比べ、15社、122人の増加。職安は、景気回復や、団塊世代の退職に伴い、人材育成に力を入れる企業があることが要因とみる。
学校と連携を図り、早期の就職内定を目指す。
長野労働局職業安定部によると、県全体の求人倍率は1・55倍で、就職決定率は81・1%。 -
高遠高校1年董永超さんが欧州へ語学研修
高遠高校振興会の海外短期派遣事業で、20から17日間の日程でオーストラリアのブリスベンに語学留学する同校進学コース1年の董永超さんが17日夕、伊那市役所に振興会長の小坂樫男市長を表敬訪問した。
事業は7年目。市と同窓会で構成する振興会が、渡航や研修費用の約半額を補助し、意欲ある生徒を語学留学に送り出している。
董さんは中国出身で、01年に来日。中国語と日本語の読み書きができ「将来は通訳になって人の役に立ちたい」と英語の習得を目指している。
現地ではホームステイをしながら英語学校に通う。「生活習慣の違いが不安だが、英語をしっかり学んで、友達もたくさんつくりたい」と抱負を語った。
小坂市長は「元気で頑張ってきて。土産話を楽しみにしている」、北原明教育長は「色々な発見があると思うし、これからの英語の勉強にも刺激になると思う」と激励した。 -
高遠第一保育園でもちつき大会
伊那市の高遠第一保育園で17日、もちつき大会があり、園児たちがきねと臼を使った昔ながらのやり方で体験した。
高遠町の3保育園は毎年、JA上伊那東部支所から米の消費拡大としてもち米の提供を受け、小正月の時期に各園ごとでもちつき大会をしている。
第一保育園はもち米15キロを使い、年少児から年長児60人が挑戦。3人一組になり「よいしょ、よいしょ」と大きな掛け声とともに一生懸命きねを振り下ろした。
園児たちは「すごく伸びるもちになった」と大喜び。給食にあんこやきなこ、ごまなどをつけてお腹一杯に味わった -
不審声かけ、児童が安心の家に助け求め
16日午後3時ころ、宮田村のJR宮田駅前で、下校途中の宮田小学校の女子児童2人が不審な中年男性に「何年生?」と声をかけられ、後を付けられる事案が発生した。2人は機転を利かして、緊急時に助けを求められる「安心の家」に駆け込み、無事だった。警察や村などは引き続き付近のパトロールを強化している。
安心の家は昼間でも家人や従業員がいる村内の民家、事業所など35カ所を委嘱。旗などを設置して子どもたちにも所在を分かりやすくしている。
さらに昨年には同小PTAでつくる「子どもの安全を守る会」が各安心の家を訪問して写真を撮影。
学校玄関に掲示し、日常的に「何かあった場合はすぐに駆け込むように」と指導している。
駒ケ根署は「安心の家の存在と日ごろの指導が、今回の適切な対応につながった」と説明する。
中年男性の特徴はやせ形で、灰色系の帽子、白マスク、灰色のジャンパーを着用。
児童が駆け込んだ後に安心の家の家主が外に出たところ、既に人影はなかったが、2人が声をかけられる1時間ほど前にも、不審な男性を周辺で見かけたという情報もある。 -
新年に懐メロで歌い初め
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田学級」(保科百子学級長)は18日、新年初めての講座を村民会館で開いた。村内で音楽を指導する鷹野綾子さんを講師に迎え・ス歌い初め・ス。懐メロから最新のヒット曲までを合唱し、楽しい歌声を響かせた。
ドレミの歌で口慣らし。「リンゴの歌」「青い山脈」など、学級生が青春を謳歌した当時の名曲の数々を歌った。
2部合唱にも挑戦するなど、今も若かりし頃に負けない元気、ハツラツとした歌声が。
最新ヒットチャートで1位を獲得した「千の風になって」も歌い、楽しい歌の世界を広げていた。
同学級は毎年この時期に、鷹野さんを迎えて合唱に取り組んでいる。 -
人権擁護委員が宮田村の施設を視察研修
伊南4市町村で構成する伊那人権擁護委員協議会南部部会(福澤輝夫部会長)は18日、研修会を宮田村で開いた。社会福祉施設など同村内4カ所を視察。高齢者、障害者、子育て支援と、地域の幅広い参加も得て家庭的な雰囲気で行なわれている同村の事業に関心を寄せた。
約10人の委員が村の福祉交流施設なごみ家などを訪問。職員から事業内容など説明を受け、理解を深めた。
村福祉作業所では利用者の日常生活を見学し、生産販売しているモップやビーズ製品なども手にとった。
喫茶も開くなど意欲的に取り組む利用者の姿にふれ「アイデアも良く、素晴らしい」と感心していた。
長野法務局伊那支局の牛房秀雄局長を講師に迎え、「人権審判事件」について講義も受けた。 -
イチゴ狩りにぎわう
外は1面の雪の原、、暖かいハウスの中で真っ赤に熟したイチゴが-。中川村横前のアクアロマン(宮崎博美社長)イチゴ園は新春からイチゴ狩りと直売が始まり、おだやかな陽気に誘われ、地元や中京方面からの団体、個人客でにぎわっている。
来場者は20度前後に保たれたハウスに入場、緑濃い葉を茂らせ、白い花咲く中で真っ赤に熟したイチゴ「章姫」を摘み取りほおばった。
来場者は4L、5Lと特別大きいイチゴを選んで、次々と口に運んでいた。
施設事務所では取り立てのイチゴのパック入りが販売され、イチゴ狩りの入場者や近隣の主婦が2、3パックとまとめて買い求めていた。
同園の大場敏春専務は「好天が続き、甘みは十分、粒もそろっている」と話している。
イチゴ狩りの入場料は昨年と同じ、1月末まで小学生以上1500円、園児1000円。2月1日-5月10日まで、小学生以上1200円、園児1000円。5月31日まで小学生以上1000円、園児800円。6月1日から終了まで小学生以上、園児ともに500円。1月末まで要予約。
詳細は同園(TEL88・4115) -
投機の対象
300年前、ヨーロッパの人々を狂わせた羽のような、炎のような模様のパロット系チューリップ。ミステリアスな花の歴史に引かれ、花屋をはしごして探したが見つけることは出来なかった。栽培農家に聞くと、球根が高く需要が少なく、採算が取れないからとか▼当時、美しさ故に投機の対象になり、1球が豪邸と交換され、多くの人がチューリップ投機で破産の憂き目に遭ったという。今でもその子孫の球根は一般的な種類の10倍から20倍はする▼最近のニュースで絵画のレンタルを巡る詐欺事件が発覚した。花でも絵でも、美しい物は「きれいだなあ」と愛で、鑑賞するのが無難。古今東西を問わず、金もうけの材料にしようとすると、ろくなことにはならないようだ(大口国江)
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農地・水・環境保全向上対策に関する意見交換会
飯島町は「農地・水・環境保全向上対策」に関する意見交換会が17日、農村環境改善センターで開いた。区会や耕地総代、水利組合、地区営農組合など約40人が出席し、活動組織づくりに向けた構成員の範囲と役割、活動計画について意見交換した。
「農地・水・環境保全向上対策」は農地・水・環境の良好な保全と質的向上を図る地域共同の取り組みを支援するもので、共同活動(資源保全)と営農活動の支援がある。
共同活動(資源保全)への支援は(1)農業者だけでなく、地域住民などが参加する活動組織を作成する(2)現状維持に留まらず、改善や質の向上を図る活動計画を作成する(3)市町村と協定を締結し、地域協議会に申請(4)活動組織が活動する区域の農地面積に応じて支援(基礎支援)が受けられる(交付金の交付)。 意見交換会では「組織の構成員に消防団を入れた方がいいか」「老人クラブは入れてもいいか」など組織に関する質問や「水利補修にかかわる町の補助と交付金との関係は」「農道とはどの部分をさすのか」「水利の草刈は年何回すればいいのか」など活動に関する具体的な意見、質問が多く出された。
町は「現在実施している組織(団体)が継続的に事業を行なっていくことをベースに考えてほしい」などアドバイスしていた。 -
西箕輪中で熱戦! 百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校は18日、全校生徒180人を対象とした新春恒例の百人一首大会を開いた。体育館に集まった生徒たちは、クラスの枠を超えてグループを作り、それぞれで熱戦を繰り広げた=写真。
全生徒を1グループ5縲・人ずつの27グループに分けクラスマッチ形式で対戦。各クラスの総合獲得枚数をクラス人数で割った平均枚数で競い合い、上位3クラスのほか、各グループの最多獲得者を表彰する。
本年に入ってから国語の授業で学んできた学習の成果が試された。札が少なくなるにつれて激しさは増し、一枚の札に何人もの手が伸びてもつれ合い。詠み手が詠んだ瞬間、各グループで歓喜の声がわいた。
グループの中には、各クラスの実力者を集めた選抜グループも3つ構成。その一つのグループで最多獲得(27枚)の2年西組の千代苑加さん(14)は「すべての句をひたすら暗記するのがコツ」と話していた。 -
おはなしこんにちは
箏演奏楽しむ箕輪町図書館の「おはなしこんにちは」は13日開き、約50人の親子が箏の演奏や十二支が登場するパネルシアターなどを楽しんだ。
町図書館読み聞かせボランティア「虹の会」の担当で、1月の恒例となった箏演奏で始まった。子どもたちに箏を紹介し、「雪」「富士山」「きらきら星」「むすんでひらいて」を演奏。子どもたちは箏や演奏の様子を興味深く見つめ、音色を楽しみながら一緒に歌ったり、手遊びをした。
パネルシアター「十二支でおめでとう」では、今年の干支のイノシシが登場し、来年の干支のネズミに年賀状を出し、次はネズミが牛にというように順番に登場。子どもたちは動物が出てくると「トラ」「ウサギ」と元気に名前を言いながら見入っていた。 -
駒ケ根市農政組合長会第1回
駒ケ根市は16日、07年第1回の農政組合長会を市役所南庁舎で開いた。市内の34農政組合から新組合長が出席し、代表者が中原正純市長から委嘱状を受け取った=写真。担当の市職員らと初顔合わせをしたほか、営農センター事業や07年度の生産調整、災害時の対応などについて詳しい説明を受けた。赤穂地区、中沢・東伊那地区の各正副会長らによる選考の結果、会長に宮下貞義さん=町四、副会長に山口雄二さん=永見山=がそれぞれ選出された。
農政組合長は次の皆さん。
◇赤穂▽南割=竹上一彦▽中割=山本吉彦▽北割二=池戸功▽北割一=横山潔▽小町屋=小林紀充▽福岡=赤羽根明博▽市場割=田村良則▽上赤須=斉藤敏文▽南下平=松崎賢一▽北下平=小出一益▽町一=中島勇▽町二=山本幸績▽町三=平賀泰司▽町四=宮下貞義▽上穂町=山田唯人
◇中沢▽吉瀬=林恒平▽永見山=山口雄二▽菅沼下=浅原隆一▽菅沼上=井口保裕▽下割=竹村誠▽中割下=野村満▽中割上=工藤和彦▽上割=木下浩一▽中山=竹村雅男▽大曽倉=春日昌義▽中曽倉=竹村正宣▽本曽倉=竹村邦人▽原=下島健一▽南入=北原衛
◇東伊那▽伊那耕地=春日成浩▽栗林=木下武敏▽火山=下平正樹▽塩田=馬場光治▽大久保=小川元 -
駒ケ根市環境美化推進連合組合長会
駒ケ根市は16日、07年第1回の環境美化推進連合組合長会を市役所で開いた。市内各区の新組合長ら27人が出席して市職員らと初顔合わせをし、中原正純市長から委嘱状を受けた=写真。出席者はそれぞれ自己紹介をした後、市の担当者から廃棄物の処理体制などについて詳しい説明を受けた。選考の結果、同組合長会の会長に矢花尚利さん=下割、副会長に小池孝夫さん=町四、監事に篠原道明さん=小町屋=がそれぞれ選出された。
環境美化推進連合組合長は次の皆さん。
◇赤穂▽南割=林博文▽中割=梅澤正春▽北割二=伊東寛治▽北割一=福澤猛▽小町屋=篠原道明▽福岡=宮下和教▽市場割=坪木茂▽上赤須=北澤武▽下平=中原英二▽町一=小平榮一▽町二=中坪三郎▽町三=吉川大吉▽町四=小池孝夫▽上穂町=加納守
◇中沢▽吉瀬=北澤整▽永見山=林兼司▽菅沼=山口久人▽下割=矢花尚利▽中割=宮下敏雄▽上割=小松義明▽中山=竹村正司▽大曽倉=▽下平寿晴▽中曽倉=下平誠▽本曽倉=竹村雅章▽原=原一彦▽南入=水野保
◇東伊那▽東伊那=寺澤昇 -
常会加入促進方策検討委員会初会合
箕輪町は、地域活動の基盤となる常会への加入を促進するため、加入促進方策検討委員会を設置し16日夜、松島コミュニティセンターで初会合を開いた。松島区をモデルに現状や課題を話し合い、常会加入を促進する資料作りに反映する。
町の第4次振興計画で常会未加入を課題に挙げ、より多くの住民がコミュニティ活動に参加する支援の取り組みを掲げていることから、検討委員会を設置。現在、住民登録した人に役場窓口で常会加入の理解と協力を求める文書を渡しているが、より具体的な資料作りを目指す。
各区と行政の地域づくり懇談会で、松島区で常会加入が課題に上がったこと、町内15区の中で最も大きい区で課題も多いと考えられることなどから、松島区をモデル地区にした。委員会は松島区長の推薦者、町議会の推薦者、町職員の計10人で構成。委員長は宮坂光男さん、副委員長は丸山善弘さん。
第1回は「常会活動の課題把握と整理」をテーマにワークショップをした。町の常会加入率は、常会長を通じて住民に届ける広報配布のみで算出した場合、06年4月1日現在71・3%。松島区は56・3%となっている。委員は、現状を確認しながら身近に感じている課題と原因を自由に出し合った。
課題は▼集合住宅などの一時居住者の未加入が多い▼常会には加入しないのにごみだけ出すなどメリットだけを享受している▼常会が理解されていない▼地域で転入者を受け入れる体制やPRができていない▼未加入者への災害時の対応▼人間関係や近所付き合いが希薄になっている社会背景-などが出た。
委員会は3月末までに全3回開く。第2回は常会活動の必要性やデメリットについて協議、第3回は加入促進に向けた方策を検討する。 -
上古田保育園お楽しみ会
箕輪町の上古田保育園は16日、地域のお年寄りを招待してお楽しみ会を開き、園児がオペレッタや楽器あそびを発表した。お年寄りは、園児の愛らしい姿に目を細め、大きな拍手を送っていた。
地域の長寿者クラブのお年寄りと園児が交流するふれあい保育で、1年に4、5回開く。今回は、昨年12月の生活発表会で各クラスが発表したオペレッタなどをお年寄りに披露した。
忍者やお姫様が登場し風の術や水の術などを見せた「なかよし忍者」、シロクマやペンギン、トナカイなどの格好をした園児が太鼓やタンバリン、カスタネットなどをたたきながら踊る楽器あそび「雪まつりのマーチ」など、元気いっぱいにステージで発表した。
お年寄りは18人訪れ、「みんな上手でかわいい」「1年間でこれだけのことを覚えるなんてすごいね」と話し、ステージを下りて歩いてくる園児に「よかったよ」「上手だったよ」と声を掛けていた。