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飯島町新年祝賀会
飯島町は4日、07年新年祝賀会を文化館で行った。村や議会、総代会、商工会、JA、行政委員など各界の代表約100人が出席し、新春を寿ぎ、町の発展を誓った。
「町歌」斉唱で開式、高坂町長は、町発足50周年事業やひょう害、豪雨災害、ランドセル引ったくり事件、有害自販機撤去などを挙げて、06年を振り返り「実質的な自立の2年目の年、伊南バイパス関連や循環バス、子育て支援、若者定住促進住宅への重点配分など、メリハリのある予算編成を行っている」と編成方針に触れ「住民と行政が痛みを分かち合い、協働の力で持続可能な自立のまちづくりを目指すことが、行政と住民の責務。全職員一丸になって努力したい」と新年の決意を述べた。
野村議長は「今年は協働のまちづくりの定着と前進させる年。議会は町とは対立でなく、緊張関係を保ちながら、一丸となって町民の付託に応えたい」とあいさつした。
この後、町民憲章朗読、祝宴に移った。 -
宮田村消防団7日に出初式
宮田村消防団(平澤成己団長)は7日、出初式を行う。午前10時から村内中心部を分列行進し、清水靖夫村長が観閲。式典は10時半から村民会館で開き、のべ78人の団員と第2分団、第3分団を表彰。団活動に協力したり、防火優良の村内3事業所も表彰する。受賞者は次の皆さん。
◆県消防協会長表彰▽退職者感謝状=有賀健一▽功績章=平澤成己▽功労章=上條雅典、倉田康秀▽努力章=小澤敏博、唐澤忠▽精績章=武井克憲、酒井靖浩▽技術章=春日真一、北原憲明▽精勤章=川手哲弘、酒井豊典、小田切真次、小林泰幸、三浦隆、本田宏行、牧田久孝、小田切俊一、北原修一、飯島保
◆上伊那消防協会長表彰▽優秀章=第2分団▽無火災章=第3分団▽功労章=山下秀樹、小林一男▽精勤章=春日政浩、三浦博文、武井元、宮本雄一、春日政信、田中慶一、中原淳、加藤輝明、清水悦史、上野則秋
◆村長表彰▽15年勤続章=春日直明、浦野正敏、春日昇、永谷和春、白鳥義典、小田切浩明▽10年勤続章=武井克憲、酒井靖浩、田中英治、宮本雄一、山岸誠司、小林一男、加藤輝明、飯島保、清水悦史、北原修一、春日学、北原洋介、有賀光行、小木曽章典、三浦信之、小田切豊、渡辺悟、有賀哲也、豊岡聖之、小田切晃、田中洋利▽5年勤続章=小池晃、拓植高光、小田切俊一、小椋学、高橋耕学、小牧秀徳、庄野延幸、佐藤王成、近藤偉、伊東真一、小田切忠、小川堅一、保科靖国、山本謙吾、中塚英介
◆村消防団長表彰▽防火優良事業所=テーケー、宮田アルマイト工業▽消防団協力事業所=タカノ南平工場 -
保健補導員の発足会
宮田村保健補導員会の2007年発足会は5日、村老人福祉センターで開いた。新たな会長に鈴木初美さん=町三区=、副会長に唐澤艶子さん=同=、清水時江さん=町一区=が就き、さっそく情報交換。30人の補導員が地域密着で保健活動を展開するが、今年は国の医療制度改革をにらんで若年からの健康づくりを年間通じて学習する。
高齢になってからの医療費抑制を目標に、比較的関心が薄いとされる若い世代の健康増進が今年のテーマ。研修会などを通じて学習を深め、意識高揚にも力を入れていく考えだ。
発足会で鈴木会長は「昨年も自分たちの健康は自分たちで守ろうと取り組んできた。今年1年間も皆さんの協力を」と呼びかけた。
村の保健補導員は地区ごとに2人から6人が選出され、任期は2年。新年に半数を改選している。
この日は、昨年の活動状況を交えて情報交換。また、村保健補導員が編み出したオリジナルのズンドコ節を踊って、1年目、2年目の補導員がともに汗を流して交流を深め、業務を始めた。
07年の保健補導員は次の皆さん。
【町一区】清水時江、友野悦子、酒井啓恵【町二区】小木曽通代、代田香代子、倉田照子、渡辺まさ子【町三区】小田切由美子、鈴木初美、唐澤艶子、藤田和子、丸山美代子、近藤静子【北割区】加藤フサ子、櫻井明美【南割区】川手秀子、北澤登志子、斎藤孝子【新田区】小田切悦子、米田留美子【大田切区】佐藤千子、田中としゑ【大久保区】加藤ちづ子、小松ユミ子【中越区】小田切房世、小林敏子【つつじが丘区】清水典子、原茂代【大原区】横山正子、小松ゆき子 -
のびのび書き初め、宅幼老所わが家
宮田村町一区の宅幼老所・わが家は4日、新春恒例の書き初めを行なった。1年の抱負などを頭に浮かべ、利用者が力強く筆を走らせた。
気恥ずかしさから「筆を持ったことがないもんで」と、はじめのうちは遠慮気味だったおじいちゃん、おばあちゃん。
しかし、いざ半紙に向うと、伸び伸びと力強く書く姿が。新年にふさわしく気合が入った素晴らしい書き初めに仕上がった。
職員が「上手に書けたねぇ」と声をかけると、みんな柔和な表情に。書をたしなみ、笑い初めもした。 -
伊那市・親子スキー教室 繰り返しシュプール描いて
伊那市教育委員会は5日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートで、小学生と保護者を対象とした恒例のスキー教室を開いた。暖冬の影響で積雪は少ないものの天候には恵まれスキー日和。市内から5家族14人が受講し、白銀のゲレンデで雪の感触を味わいながら技術習得を目指した。
初心者から何度か滑ったことのある経験者までをレベルに合わせ2班に分け、市体育協会スキー部員2人が指導。昨年と同様、少人数参加だったため受講生らは指導をみっちりと受けた。
初めてスキーを習う人たちは用具の使い方から学習し、経験者は板をハの字にして滑るプルークボーゲン、板を平行にして滑走するパラレルを学習。それぞれ滑り方のコツをつかむと繰り返しゲレンデにシュプールを描いて楽しんだ。
小学校4年生の二男と参加の40代女性は「初めて滑る息子の上達ぶりに関心。今シーズンも機会があれば家族で滑りにきたい」と話していた。 -
赤羽栄子押花絵作品展 ベル伊那・8日まで
伊那市美篶の押し花インストラクターの赤羽栄子さんの作品展「水に魅せられて」は8日まで、同市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。同ホールでは3回目の個展。風景画を中心とした新作70点を含む115点を展示販売している。
永遠のテーマである「水」を題材とした渓谷や滝を表現した新作を出品。「しなやかでたくましい水は、いやしと元気を与えてくれる」と赤羽さん。上田市の巣栗渓谷、茅野市の大滝など、本物と見間違えるほどの力作に人々の足が止まっている。
身近な山や自分の庭で採集した草花を使って四季折々の風景を描写した。紅葉したカエデやハゼの葉を使った「赤富士」などの作品もある。赤羽さんは「植物の命を頂いて、それを永く生かすことが押し花の魅力」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
小正月の伝統「繭玉づくり」
養蚕の降盛を願う小正月の風物詩「繭玉(まゆだま)づくり」竏秩B5日、伊那市美篶笠原北村の会所「広得館」で、地域の児童や保護者ら約40人が集まり、忘れ去られつつある伝統行事を皆で体験した。
「子どもたちに伝統を伝承しよう」と、同地区のボランティアグループと高齢者クラブが始めた恒例行事。メンバーの諸田秀さん(77)によると「昔はどの家でもお蚕さまを飼っていたため、繭玉づくりは各家庭で行われていた」という。
熱湯で練った3キロの米の粉を食紅で色付けし、紅白の繭玉を約150個仕上げ、高さ2メートルほどのソヨゴの木の枝に刺した。中には本年の干支(えと)のイノシシ型のユニークな繭もあり、熱心に作業する子どもたちの表情は笑顔で絶えなかった。
この日は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願った、もちを短冊形に切った「稲穂」もつくった。これらは7日、地元のどんど焼きで各家庭のしめ縄などと一緒に焼いて、それぞれの願いを天に届けるという。 -
初日の出に歓声
天候に恵まれた元旦、宮田村内では南アルプス方面から昇る初日の出を拝もうと、眺望スポットに人が集まった。高台にある太田切川の駒ケ根橋には30人ほどが訪れ、天高く燃ゆる鮮やかな陽光で新春の朝を迎えた。
快晴に恵まれ午前7時すぎ、山の頂上がオレンジ色に染まると、「ワーっきれい」と歓声も。
昇ってゆく太陽に向って拝んだり、写真撮影する姿があった。
「ここから眺めるのが最高だと聞いてきた。日の出は一瞬だったがきれいだった」と村内の男性は話した。 -
宮田村仕事始めの式
宮田村役場は4日、07年新年の仕事始めの式を開いた。清水靖夫村長は「目標に向って挑戦して」と約100人の職員を激励。地域に出て住民と一緒に知恵を出し合う「宮田らしさ」の構築も求めた。
「今年は亥年だがただ走るだけでなく、目標に向って前進することが我々の責務」と話し、切磋たく磨して挑戦する・ス未来志向・スで取り組んでと要望。
住民協働のむらづくりを推進するために「もう一度自覚を」と喚起した。 -
宮田村商工会仕事始めの式
宮田村商工会は4日、新年の仕事始めの式を開いた。前林善一商工会長は経営指導など日常業務の再点検を事務局職員に呼びかけ、激励した。
二極化が激しく「景気回復の実感がわかない」と指摘。そのうえで経営指導、相談など会員企業への支援充実に協力を求めた。
「凡事全力」と言葉を掲げ、「平凡な仕事でも、普段手を抜くと大事な時に力が出せない。会員のために日常の業務にまい進して」と話した。 -
JA宮田支所のだるま貯金
宮田村のJA上伊那宮田支所は4日、来客者に縁起物の福だるまを配る「正月だるま貯金」でにぎわった。
だるま約550個を用意。・ス初貯金・スを終えた人たちが次々と受け取り、午前中だけで終了した。
お年玉を貯金しようと訪れた子どもも多く、干支のイノシシをかたどった貯金箱をプレゼントした。
同支所の初貯金は昨年並みの5千万円。「天候にも恵まれ好調な出足」と、忙しさを喜びに感じて職員は仕事に追われていた。 -
駒ケ根市仕事始め式
駒ケ根市は4日、新年の業務開始に当たっての仕事始め式を市役所で行った。職員ら約130人が出席。全員で駒ケ根市の歌を歌い、市民憲章を朗読して気持ちも新たに1年をスタートさせた。
中原正純市長は式辞で「市長に就任して既に5期目。今年はその最後の締めくくりの年に当たる。それだけに決意新たにしっかりやっていきたい」とした上で「今年は元気のある、税収の上がる、力量のある市にしていくため、将来の明るい展望を開くための第一歩となる年にしたい。一方で常に市民の立場に立って物事を考える心が行政運営には何よりも望まれる。そのために職員一丸となって今年も頑張ろう」と力強く呼び掛けた=写真。 -
昭和病院仕事始め式
駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は4日、新年に当たっての仕事始め式を行った。職員約50人が出席し、中原正純組合長らの式辞を聞いた=写真。中原組合長は「病院を取り巻く環境はかつてないほど厳しいものだ。今年は新たな経営計画にのっとり、何としても医師、看護師の確保に努めたい。モットーの和顔愛語のとおり、患者に親切で心の通ったサービスをする病院だと言ってもらえるよう、真心を込めて取り組んでほしい」と激励した。
千葉院長は「地域の人がいかに病院を信頼してくれるかが基本。その気持ちを忘れずに頑張っていこう」と呼び掛けた。 -
光前寺で摩利支天像公開
今年のえとの亥(いのしし)にちなんだ木像が駒ケ根市の古刹光前寺の本堂で5日まで公開されている。像は陽炎(かげろう)を神格化したという三面六臂(ろっぴ)の「摩利支天(まりしてん)像」=写真=で、イノシシの背に乗り、6本の手にはそれぞれ弓や槍などを持っている。厄除け、蓄財、開運などのご利益があるといわれるため、訪れた参拝者は正月から縁起が良い竏窒ニ神妙に手を合わせて拝んでいる。
同寺は大みそかから正月三が日にかけて多くの参拝者らでにぎわった。寺ではこの間、昨年を1万人上回る約5万人の人出があったとみている。 -
JAだるま貯金
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は4日、「だるま貯金」を上伊那管内で一斉に実施した。午前8時の開始とともに、多くの人が訪れ、新しいダルマを持ち帰った=写真。
貯金した人を対象に、新しいダルマ1つを進呈する正月の恒例イベント。今年は各支所の金融店舗など37カ所に窓口設置。9850個のダルマを用意した。
年初めの縁起ものを手に入れようと毎年訪れる人も多く、正月祝いにもらったお年玉を貯金するため、親や祖父母とともに訪れる子どももいるという。
年が明け、久々に会った知人と新年のあいさつを交わす姿も多く見られた。 -
長谷成人式
伊那市長谷地区の07年成人式は1日、長谷公民館であり、思い出話に花を咲かせながら喜びを分かちあった=写真。
長谷地区では例年、多くの人が出席できる正月に成人式を実施。今年は、対象者23人のうち20人が式に参加した。
長谷公民館の伊藤智良館長は「長谷の地に生まれ育ったことを誇りとし、夢を胸に歩んでいってほしい」とあいさつ。
新成人を代表して城口権二さんが「私たちはこれからさまざまな困難と喜びが隣り合わせの人生を歩んでいく。一人ひとりがそれぞれの道を選び、歩んでゆくので、これからも指導をお願いします」と新しい出発への思いを述べた。
その後、成人者らの中学校時代の担任・中村昭彦教諭が講演。「カブトムシを取ってきたり石を投げて池のコイの様子をうかがったりとやんちゃな子どもたちだったが、地域のみなさんも子どもたちの活動を見守ってくれ、温かさを感じた」と当時の思い出話を交えながら、はなむけの言葉を贈った。 -
アマチュア・マジシャン
箕輪町松島
有賀哲哉さん観客の前に登場したアマチュア・マジシャン「アリック」。鮮やかな手つきでカードを扱い、見る人を巻き込んで次々と繰り広げる手品に、「どうなってるの?」「すごいね」と拍手が起きた。
「どこで何をやったか忘れるくらい緊張している。でも、楽しんでもらうために、喜んでもらえることを考える。場をこなさないとうまくなれない。呼ばれたら飛んで行きますよ」。アリックの名を刺しゅうしたジャケット姿で、驚きと感動を届ける。
大学に進学し、友達がやっていた手品に魅せられてサークルに入った。「勉強はしなかった。授業中もずっとトランプをやっていた」というほど手品にのめり込み、トランプを扇子のように美しく開く扱いも20歳のときには習得していた。
学生時代、アマチュア・マジシャンとして名高い故高木重朗氏に直接指導を受ける機会もあった。初めて手品をやった小学3年の学芸会。ダンボール箱の中で人が入れ替わる手品は、高木氏の本を見て挑戦した。「俺が読んだ本の人がここにいるんだって感激しました。すごかったですね」と振り返る。
卒業後しばらくは独学で手品を勉強していたが、2000年に箕輪町に戻るまでの10年間はほとんど手品をすることはなかった。地元で旧友に会う機会が増えると同時に手品を披露する場ができ、再び練習を始めた。
手品には4つの楽しみがあるという。(1)見る楽しみ(2)種を知る楽しみ(3)練習してできるようになる楽しみ(4)皆に見せて喜んでもらえる楽しみ-。4つの段階をしっかり踏むと、自分にとってもお客さんにとっても素晴らしい、最高の手品になる。
「まずは見て感動。何でもそうだけど、自分が感動しないとだめ」。次にどうやっているのかを推測する。長年やっているとある程度は分かるといい、後は自分なりにアレンジする。「練習あるのみ」と、暇を見つけては練習に励む。
手で練習する以上にもっと練習することがある。それは「頭の中でストーリーを描く」こと。何度も何度もストーリーを組み替えて練習する。例えば手品を披露する場が自分の想定と違っていても、頭の中で経験しているとすぐに切り替えができるなど、スムーズに対応できる。これは手品のみならず、人生にもいえることだという。
得意とするのはカードマジック。「トランプには種がない。自分がやりながら種を仕掛けていく。これはすごいですね」。カードマジックという「52枚が繰り出す芸術」に魅力を感じている。
「本当にすごい手品は観客が『うっ』と一瞬止まる。拍手を忘れる。我に返るまでの時間が『何なの今の?』となる。それをどこまで追求できるかなので、飽きることはないですね」。何かをやっているという動きを極力排除し、いかにシンプルに美しくやるかが課題となる。
人を楽しませるという最大の喜びのためにやっている手品。目指すは、「疑う余地なし」の究極の手品だ。(村上裕子) -
・ス学問の神様・ス大原天満宮の初詣でにぎやか
宮田村大原区の大原天満宮は二年参りや三が日にかけて、初詣に訪れた多くの参拝客で賑わった。
・ス学問の神様・スとして有名な京都・北野天満宮の分社でもあり、受験生をはじめ子どもたちが参拝する姿も。村外から訪れる家族もあった。
12月31日から元旦にかけての二年参りは区民ら約50人が集まり、みんなで揃って年越し。新年を迎える午前零時とともに、社殿に向って一斉に参り、お神酒なども振る舞われた。
たき火を囲みながら隣近所が迎春のあいさつ。「今年も良い年でありますように」と年始に語り合った。 -
洋画作家による漸進展
伊那市出身・在住の洋画作家による「漸(ぜん)進展」が4日、駅前再開発ビル「いなっせ」2階ギャラリーで始まった。中央展入選の実績を持つメンバーがほとんどで、写実、具象、抽象など新作16点(遺作1点含む)が並ぶ。9日まで。
いなっせのオープン記念として始まり、本年で4回目。メンバーは50縲・0代が中心で、昨年の市町村合併で高遠町の4人が新たに加わった。所属を超え、画風が異なる作品がそろうのは珍しく「刺激を受ける」(竹村新太郎実行委員長)という。
作品は、市内手良から西駒を望んだ「山嶺雪霞」、柿取りの「里の秋(高遠)」、「月と女曼陀羅(まんだら)」「木洩(こも)れ日」「大地」など作者なりの世界が描き出される。サイズは100号前後と大作ばかりで、見ごたえがある。
開館は午前10時縲恁゚後5時(最終日4時)。入場無料。 -
河原町リバース元旦から始動
恒例のマラソン、お雑煮でスタミナつけて宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は1日朝、恒例の元旦マラソンを行なった。約30人の選手たちが元気に・ス走り初め・ス。初詣もして必勝を祈願した。
町三区公民館から南割区の姫宮神社まで往復4キロほどの道のり。元旦の朝にも関わらず大半の子どもたちが参加し、白い息をはきながら力走した。
神社で上條途夢主将、小林安彦監督が「1勝でも多く勝とう」と話し、全員で祈願。
保護者が用意してくれたお雑煮でスタミナをつけ、復路も全力で走った。 -
高遠地区成人式
合併後初となる伊那市高遠町の成人式が2日、高遠さくらホテルであり、対象者87人(男47、女40)のうち79人が顔をそろえた。新成人たちはスーツや華やかな振りそで姿で式に臨み、関係者から祝福を受けて人生の新たな門出を祝った。
小坂樫男市長は「社会の一員として権利と義務を与えられ、個人として責任ある行動が期待される。伊那市の新しいまちづくりにも力を貸していただきたい」と祝辞を述べた。
新成人を代表して2人が意見発表。小松渉さんは「さまざまな経験から得たことを今後に生かしていきたい」と、大人としての新たな人生に抱負を語った。中学校時代の当時の担任らも出席し、新成人の成長に目を細め、激励の言葉を寄せた。
新成人たちは式後に、音楽ステージなどを盛り込んだ祝宴を企画。ビールやジュースで乾杯し、記念撮影をしたり、会話を楽しんで、友との再会を喜んでいた。 -
84人が大人の仲間入り
中川村は「成人の日(8日)」に先立ち3日、文化センターで07年成人式を開いた。新成人84人(男40、女44)のうち、76人が女性は華やかな振り袖で、男性はスーツ姿で出席し、村理事者や村議会、恩師らの祝福を受けた。
村公民館と新成人などでつくる実行委員会が企画、進行したこの式典で、松村正明公民館長は「成人式は社会を担う一員として公に認められた節目の式。父母や地域社会、自然に感謝し、21世紀を担う大事な1人として、心と体の健康に留意し、村や日本、世界の発展に貢献して」と期待した。曽我村長は「困難に遭った時、よく考え、自ら動くことが大切。普段の生活では積み重ねにより、自分にいい癖をつけて」と激励した。
引き続き、新成人の代表に村からは記念写真と小皿セットが贈られた。
また、新成人を代表し、北島想さんは「これからの行動の全てに自分の責任が発生する。夏の参議院選挙に参加することや、村を大切にしていくのも私たちの責任。責任ある大人になるために日々努力したい」。片桐麻衣子さんは「自分の行動に責任を持ち、今までに会った人、これから会う人も尊重し、1歩1歩成長したい」とさわやかに、成人の決意を述べた。
この後、成人者は輪になって1分間スピーチ、最後に記念撮影を行い、思い出深い節目の式を閉じた。 -
飯島町の仕事始め式
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本日入れ、
(本文)
飯島町は4日、防災集会室で、職員ら100人余を集め、仕事始め式を行い、07年度業務をスタートさせた=写真。
「飯島町歌」を歌って開式。高坂町長は町発足50周年記念事業やひょう害、豪雨災害、ランドセルひったり事件など、激動の06年を振り返り、来年度事業について「子育て支援センターは4月開所に向け、準備を進めている。乳幼児から中学生まで子ども行政の1本化を図るために、仮称子ども室の新設を教委の中に位置付け、具体的に進めている」と述べ「住民あっての行政、常に住民の目線に立ち、事に当ってはイノシシのように、わき目を振らず、猪突猛進の気概を持って」と訓示した。 -
新たな門出 自覚新たに・南箕輪村で成人式
南箕輪村の成人式は3日、村民センターであり、116人の新成人(対象者175人・前年比11人減)が出席した。晴れやかな振り袖や新しいスーツに身を包んだ若者たちは、久しぶりに合う友人との再会を喜び、新たな決意とともに成人としての新たな門出を祝った。
式典で唐木一直村長は「自分の行動、責任、義務を持つことが大人になること。今日まで育み暖かく見守ってくれた家族や恩師に感謝の心を持って、歩んだ20年間を思い返してほしい。これからの村づくりを地域住民の一人として、一緒に担っていってもらいたい」と式辞を述べた。
新成人代表の瀧澤瑠璃さんは「私たちにも20回目の春がやってきた。地域の方、恩師、家族に感謝の気持ちでいっぱい。成人となり発言、言動にも慎重にならなければならないが、自分の行動次第では違った未来も開けるのだと思う。これからも多くの人に見守っていってもらいたいと思う」と謝辞を述べた。
田本昌也さんは成人者代表として、命の尊さについて意見発表。「子どもとかかわり合って生きることの大切さを語れる大人になれば命の尊さを軽視することはない。これは一つの方法でしかないが、これらの積み重ねが今後の明るい未来につながっていく」とした。
祝賀会はジュースやビールで乾杯(南箕輪村) -
伊那リゾート 年末年始まずまずのにぎわい
伊那市西春近の中央道伊那スキーリゾートは、年末年始の休みを満喫する県内外の利用客でにぎわっている。今シーズンは、暖冬の影響で人波が少ないものの1縲・日は4千人以上が利用。3日は、今季最多の約2千人が同スキー場を訪れたという。
上伊那の地元客や愛知県、岐阜県、三重県の中京方面から訪れる人が中心となって、スキーやスノーボードなどを思い思いに楽しんでいる。先シーズンに新設した砂場感覚で遊べる「雪の公園」が今季も人気を集め、そり滑りや雪遊びを楽しむ人が増えているという。
関係者によると、暖冬により昨年12月16日のオープン以来、利用者数が伸び悩んでいが、ここ数日の冷え込みで利用者の気運が高まってきたという。「寒さがずれ込んだ分、人の入りもずれ込んでもらいたい」と期待している。
平日は午前8時30分縲恁゚後4時25分、土日・祝日は午前8時縲恁゚後4時15分の営業時間。ナイター営業もしている。問い合わせは、中央道伊那スキーリゾート(TEL73・8855)へ。
地元や中京方面の家族連れでにぎわう伊那スキーリゾート(4日) -
改革も積極的に 宮下一郎代議士後援会新年会
宮下一郎衆議院議員の後援会の新年祝賀会は3日、伊那市上牧の同事務所であった。後援者約800人が集まるなか、宮下代議士が新年のあいさつをした=写真。
宮下代議士は「美しい日本を立て直すため、この改革にも積極的にかかわりたい。美しい日本を目指すためには、伊那谷の温かみのある人柄、歴史と文化があるだけで素晴らしくなると思う。皆さんには、ますます元気に活動してもらいたい」とあいさつ。
また、今年の参議院議員選挙で吉田博美氏を推していく考えで「美しい日本を目指すためにも重要な参議院選挙が控えている」とした。
激励のあいさつに立った宮下創平氏(元衆議院議員)は「政治家は問題提起していく力が必要とされる。一石を投じられるような代議士になれるよう親としてではなく、元政治家として期待したい」。後援会長の三澤岩視氏は「若い政治家として安倍内閣の下で一生懸命頑張っている。皆さんの熱い支援をお願いします」と述べた。 -
【新年号】年男年女
伊那市社会福祉協議会福祉活動専門員
南箕輪村北殿
中川峻介さん(23)地域に根ざした福祉を広めるため、昨年4月から災害マップ作りや赤い羽根共同募金の取りまとめなどをしてきた。
「福祉に関する複雑な知識や理念を日々取り入れていかなきゃいけないのは大変です」と振り返る。
大学で心理学を専攻していたが、社会福祉士の資格を取得するため卒業後、専門学校へ1年通った。
「心理学は対人面ですごく役に立つと思った。それに何か人のためになる仕事をしたかったんです」
現在は、「さまざまな人が地域の中で安心して暮らしていくためには何ができるか」を考えてながら動き回る日々。さまざまな人との交流を通じて、徐々に見えてきたこともある。
「単純にあいさつを交わしたり、会話をする中で、さまざまな人が一生懸命生きていることを感じる。その姿を見られるのは嬉しいです。来年は社会福祉士として成長できるよう、いろんな経験を積みたいです」 -
村井知事に聞く(下)
竏注mZの問題で教育委員会がだいぶもめているようだが、それについてはどうか。
村井知事 高校の問題は教育委員会の話だが、知事の立場としては、それぞれの地域の生徒さんの将来に関わることだから、安心できる体制を整えていただきたい。
しかし、少子化は避けがたい現実。長野県平均では、一人あたりの高校生の費用というのは91万6600円かかって、そのうち4万1300円が県の負担で、75万7千円が、国から来る地方交付税など。11万8千円が父兄の負担と、こんな割合になっている。ところが、これが2クラスという学校になると、一人あたりの単価が197万円かかる。これから91万円差し引くと、106万円ほど、県の負担が上乗せされる。これは全部まるまる県が出さなくてはだめ。そればかりではない。高等学校に行くと、理科一つとっても、物理、化学、生物、地学と分類が出てきて、教師に専門性がある。俺は生物はうんと好きだけど、物理はちょいと苦手だという先生もいるという世界になるから、小さい学校だったら、物理の不得意な教師に物理までやらせるようなことになりかねない。これはやっぱりワンセットそろえられるには、適正規模が必要。私はそういう意味では高校再編に関する基本的な県教育委員会の考え方というのは、基本的には正しいと思っている。進め方に問題があったのだと思う。
竏窒竄驍フなら一斉に進めるべきであって、一つの高校の同窓会など、学校周辺の声に甘んずることなく、やるときは平等にやるべきとの声もあるが、その点はどうか。
村井知事 一つのご意見だと思う。ただやはり、高等学校は地域でそれなりの存在感があるから、それをめぐって、いろんな議論がある。そこのところをあまり無視するわけにはいかない、ということではないか。私はもう一つ、県議会が(昨年)6月に条例改正して、県議会の同意を得るということにしてしまわれたので、そういう意味で民意、反対が多いと県議会の皆様方にしてみると、あれだけ地元で反対と言っている以上、賛成できないなという話になってしまう。それは避けがたい現実。そういう意味で、あの条例改正が本当に適切な条例改正だったかという問題は、議会の問題だから、私が言ってはいけないことなのかもしれないが、筋論から言うならば、教育委員会の、教育の政治的中立性という観点からするならば、若干問題のある点ではないかと。
竏酎コ井県政として初めての通年予算となる19年度予算案の特色と重点事業は(基金残高や県債発行額など財政見通しも含めて)。
村井知事 平成19年度当初予算については、極めて厳しい予算編成になるものと考えている。予算や重点事業については、2月定例会に向けて検討しているところであり、その具体的な内容については今は申し上げる段階にはないが、県の果たすべき役割を踏まえ、全ての事業の再検討・再構築を通じ徹底した支出削減と歳入確保に努めていかなければならないと考えている。一方で、県債残高を増やさぬよう元金償還の範囲内において起債を行い、重要な財源の一つである県債を有効に活用しながら、経済再生のための産業活性化、防災や福祉・医療など安全・安心のための施策、道路など必要な社会資本の整備、未来を担う人づくりなどに重点的に取り組み、明るく活力ある長野県づくりを進めてまいりたい。併せて、国庫補助金の有効活用にも最大限の努力を図って参りたい。
竏秩u市町村が主役の輝く県政」の具体化のため、19年度に力を入れる点は(権限移譲のスケジュールや作業手順も含めて)
村井知事 権限の移譲については、市町村や地域住民の意向を尊重し、市町村が自らの責任で主体的に施策を展開していくために必要と判断された権限を移譲していくことが大切と考えている。「ボイス81」などの機会を通じ、市町村長をはじめとする市町村の皆様のご意見を伺いながら権限移譲のあり方についても検討を進めてまいりたい。
竏駐・k格差をどう是正するか。
村井知事 住民に最も身近な基礎自治体である市町村への権限移譲とともに、併せて県の現地機関の自立性を高めていくこと等により、それぞれの市町村において地域のことは地域で解決し、地域住民の要望に沿った行政サービスを提供できる体制づくりが進めば、県庁が長野市にあるなどの理由により、とりわけ中南信の皆様にとって県政が身近に感じられないといったような問題は徐々に解消していくものと考えている。一方で、交通基盤の整備など個別の問題に関しては、地域における必要性、重要性、緊急性などを勘案してその優先度を判断しつつ事業を進めているところでありますが、今後予定している「中期総合計画」の策定に際しては、行政サービスにおける地域格差の解消という観点も踏まえつつ行ってまいりたい。 -
もう1つのテーマは「平和への祈り」
新春インタビューで劇映画「ビューティー」の後藤俊夫監督のお話を聞いているうちに、映画の主テーマは、伊那谷の四季折々の美しさと村歌舞伎を守る人々の美しさ、もう1つのテーマは、美とは対極にある戦争のむごたらしさ「不戦、平和への祈り」ではと感じた。
冬季撮影はシベリアの捕虜収容所シーンを撮る。昨年、シベリア抑留体験者の話を聞いたが、零下30度、想像を絶する寒さ、餓死と隣合わせの極度の栄養失調、厳しい看視の中、ノルマが課せられた強制労働、果てしない雪原を2人引きノコギリを手に、とぼとぼと歩む幽鬼のような捕虜の隊列:。映画ではどのように表現するのだろうか。
命も財産も、文化も多くを失った敗戦体験から、改憲などありえないと思っていた「憲法9条」問題、ゆらぐ核三原則、どこか危うげな年の始めだ。
声高に不戦を唱えるよりも、映画を通じて訴えることは観る人の心に染み渡る。完成が待たれる(大口国江) -
飯島町長選挙11月29日が任期満了
任期満了(11月29日)に伴う飯島町長選挙は11月中にある見込みで、現職の高坂宗昭氏(65)=七久保=にとって1期目の最終年度を迎えている。
03年11月に実施した前回は、現職の熊崎安二氏が8月、健康上の理由で引退表明、これを受けて、前助役の高坂宗昭氏が出馬表明した。告示まで1週間を切っても対抗馬がなく、無投票かと思われたが、告示日の前日、元共産党の町議で副議長を務めた林英彦氏が「本日未明に出馬決意した」と衝撃の立候補表明。無投票が一変し、市町村合併問題を争点に激しい選挙戦になった。林氏は高坂氏を激しく追撃し、善戦するも、764票差で涙を飲んだ。
次期選挙(2期目)の出馬について、高坂氏は「まだ、何も考えていない。残された任期を町政進展のために全力を尽くしたい」と態度を明確にしないものの、大方の見方では、健康上も家庭的にも(出馬することに)支障がなく、これといった失政も見当たらないことから、高坂氏の出馬はほぼ確実視されている。
一方、共産党の三浦寿美子議員は「緊張感を持って町政運営するためには、選挙の洗礼は必要、無投票は阻止したい。前回の出遅れの反省の上に立ち、夏頃までに候補が擁立できればいいが:」と話している。
厳しくとも自立を選択し歩み始めた飯島町。多様化、高度化する行政課題に、どう対処し、住民や地域と連携、協働し、生き生きとした活力ある町づくりに、町長の手腕が問われている。
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