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村井知事が百歳の平田作市さんを祝賀訪問
「敬老の日」の18日、村井県知事は百歳を迎えた中川村大草の平田作市さんを訪問、県知事の祝状、祝品を贈り、長寿を祝った。
村井知事は祝い状を読み上げ、祝品の金杯を手渡し「お酒は飲みますか」と尋ねると、平田さんは「酒もタバコもしません」ときっぱり。村井知事は「それが長寿の秘訣かも知れませんね」。
また、大の甘党で「「あんこもちは18個平らげた。今でもこの記録は破られていない」と自慢。村井知事は「あんこもち記録保持者ですか」とびっくり。 「88歳で西駒登山し、中岳のほこらに札を納めた」と話すと、村井知事は「しっかりしていらっしゃる」としきりに感心していた。
長男の妻、久子さんは「砂糖1斤ぺろっ食べても、太りもしないし、糖尿病にもならない。耳が遠い以外は至って健康。唯一病気は本人曰く『いうこときかん病』です」と笑顔。
久子さんの話では、なんでも好き嫌いなく、よく食べ、若い頃から山仕事や農業に精を出し、95歳まで畑仕事をしていたとか。 -
自慢の歌声で伊那と木曽が交流
伊那市のカラオケ教室「歌謡アカデミー」(今井ひろし主宰)は17日、伊那市駅前ビルいなっせで、「伊那路・木曽路カラオケ交流大会」を開いた。会場には約80人の観客が集まり、出演者約40人が歌などを披露した=写真。
権兵衛トンネル開通を記念した上伊那と木曽の愛好者の交流を目的とした初企画。それぞれが日ごろの練習の成果を発揮する計40プログラムの演歌を歌い上げた。
呼び掛けに応じて木曽からは3人が出演、上伊那の愛好者とデュエットを熱唱。関係者は「木曽としても、これをきっかけに交流を深めていきたい」と積極的な意見が聞かれた。
出演者たちは豪華な衣装に身を包み、演歌歌手の石川さゆり、天童よしみ、鳥羽一郎などの曲で自慢の歌声を会場に響かせた。観客からは大きな拍手がわいていた。 -
いなっせで仲間とともにファインアート写真展
伊那市境東の「キタハラカメラ」を利用する、上伊那の写真家や愛好者の作品が集まる「コンセプチュアルアート&ファインアート写真展」は24日まで、市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。
写真家の山村晃弘さん(53)=同市荒井区=が「よくある風景写真ではない展示会を」と仲間7人に呼び掛け、初めて企画した展示。それぞれ5縲・0点の力作、合計約100点を並べている。
作品は中国の街並みや、セネガル人の女性、子ども、老人のポートレート、猫の暮らしに目を向けた写真などを出品。「伊那谷レベルの高い写真家の作品が集まった見ごたえある展示」(山村さん)。
コスモス、アジサイ、ツユクサなどの接写の写真は、花それぞれの色を鮮やかに写し出していて、会場を華やかにしている。作者は「接写をやると、普段とは違った見方で花を見ることができておもしろい」と話していた。 -
サンハート美和で長寿のお祝い
伊那市長谷の特別養護老人ホーム「サンハート美和」(西村美里施設長)で17日、長寿のお祝い会があった。利用者やその保護者など約100人が集まり、愛好者による太鼓の演奏などを楽しんだ。
施設では百歳以上の7人、白寿(99歳)3人、米寿(88歳)7人の計17人に記念品を贈呈。入所者の中で職員の手伝いをしてくれたボランティア協力者21人に対しては感謝状を送った。
太鼓演奏は同市富県の「丹生山太鼓」のメンバー6人が、秩父の「屋台はやし」などの3曲を披露。元気に暮してほしいとの願いを込めた、力強く、リズミカルな音色を会場に響かせ観客を喜ばせた。
西村施設長や丹生山太鼓の関係者は「これからも元気に長生きを」とあいさつで呼び掛けた。
この日は保護者らも多く駆け付け、各家族ごとでも長寿を祝う姿が施設内で見られた。 -
小中学生「トスカ」出演へ
10月19日公演のハンガリー国立歌劇場オペラ「トスカ」(県伊那文化会館など主催)に出演する、上伊那を中心とした小中学生で結成した合唱団の練習に熱が入ってきている。
地元の子どもたちに本格オペラ劇場との共演を楽しんでもらうための初企画。8月に募集したところ、上伊那、飯田市、高森町から小学2縲恍・w1年の17人(男5・女12)が集まり、9月上旬から練習に励んでいる。
「トスカ」はプッチーニ作曲の歌劇で、1800年のローマを舞台に繰り広げる男女の愛と死のドラマ。合唱団は全3幕中、第1幕に2度登場し、「聖歌隊」として、ナポレオンに勝利した歓喜の歌をイタリア、ラテン語で歌う。
指導する県少年少女合唱連盟理事長の三澤照男さん(63)=駒ヶ根市=は「第1幕は一番華やかになるので表現力が試される」とし、笑う練習も熱血指導。最初は緊張していた団員たちも日に日に、顔に表情が出てきたという。
ハンガリー国立歌劇場オペラ「トスカ」は県伊那文化会館で午後6時30分開演。チケットの問い合わせは、同文化会館(TEL73・8822)へ。 -
伊那市民吹奏楽団有志が金管アンサンブル
伊那市民吹奏楽団有志による「金管アンサンブルの夕べ」が16日夜、伊那市生涯学習センターであった。元NHK交響楽団首席トランペット奏者北村源三さんを特別ゲストに迎え、一緒に演奏を楽しんだ。
「金管竏秩vは不定期で開いているが、今回は市内の元N響メンバーを通じ、北村さんの出演が決まったことから日程を組んだ。
北村さんとの共演は初めてで、団員の金管奏者約30人は演奏曲目のうち「トランペット吹きの子守唄(うた)」など4曲を一緒に演奏。一曲ごとに、観客から温かい拍手が送られた。
曲の合間には、トランペットなど楽器や曲目の紹介もあった。
市民吹奏楽団の定期演奏会は10月に予定している。 -
プラムの里で敬老会
108歳で上伊那最高齢の平澤由子さんが生活する宮田村新田区の介護老人保健施設プラムの里で16日、敬老会が開かれた。平澤さんを含め100歳以上が3人と、元気で長寿の同施設。白寿1人、米寿6人、喜寿5人にも記念品を贈り、祝福した。
平沢さんは会に出席しなかったが、100歳の小野菊子さんが元気にあいさつ。同施設を運営するしなのさわやか福祉会の鷹野準理事長から記念品を受け取り「多勢の方に来て頂き恐縮の至り。ありがとうございます」と感謝した。
鷹野理事長、来賓の清水靖夫村長らは「健康に留意して、今後も楽しい生活を送って下さい」と、会場に集まった多くの利用者を激励。
駒ケ根市の詩吟グループ「青藍之会」は歌や演舞を披露し、地域と施設が一緒になって、利用者全員の長寿を祝った。
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上伊那地方事務所厚生課によると、管内で9月末までに100歳以上となる高齢者は男性7人、女性41人の計48人。県内では男性88人、女性579人の計667人。 -
北信越高校野球県大会南信予選決勝は決着着かず再試合へ
第115回北信越地区高校野球県大会南信予選6日目は17日、県営飯田野球場で決勝戦と3位決定戦があった。決勝の伊那弥生ケ丘竏註z訪清陵は、延長15回終わって両者無得点で引き分け、大会規定によって再試合となった。
伊那弥生は主戦平澤が一人で投げ抜き、197球を投じる力投。11安打を浴び、再三得点圏に走者を背負う苦しい展開を強いられたが、好守に助けられたほか、要所で踏ん張り決定打を許さなかった。打線は諏訪清陵の投手陣の前に散発6安打に抑え込まれ、平澤を援護できなかった。
弥生は諏訪清陵の主戦後藤の前に4回まで沈黙。ようやくのチーム初安打は5回、一死から有賀が中越え二塁打を放ったが、後続を断たれた。8回には敵失と2死球で一死満塁の好機をつかんだが併殺に終わって逸機。15回は、二塁打で出塁した平澤が滝沢の中前打で本塁を狙ったが好返球に阻まれた。 -
伊那弥生が再試合で涙
第115回北信越地区高校野球県大会南信予選は18日、前日の決勝戦引き分けによる再試合が県営飯田野球場であり、伊那弥生ケ丘は諏訪清陵に9竏・で敗れた。
【県営飯田野球場】
諏訪清陵
011304000竏・
000100000竏・
伊那弥生
○…前日の死闘とは一転した試合展開となった。伊那弥生は準決勝から連投した主戦平澤に代わってマウンドに立った投手陣が崩れて大量失点。打線も決定打を欠くなど5安打にとどまって完敗した。
5点を追う4回、二死一塁から緑川の左中間を破る二塁打で一走の春日が一気に本塁を突いて生還。その後は2安打に終わって、反撃の糸口はつかめなかった。4人の投手陣も合わせて11四死球出し、10安打を浴びた。 -
「敬老の日」市長ら高齢者宅訪問し長寿祝う
伊那市は「敬老の日」の18日、市内在住の99歳(白寿)以上の高齢者宅を訪問して長寿を祝った。
年度内に105歳となる最高齢者、長谷の小松はるのさん=杉島出身=のもとには小坂樫男市長が訪問。「日本一を目指して、達者で長生きを」と声をかけ、花束などを手渡した。
また、富県出身の画家で、全日本肖像美術協会副会長の三浦輝峰さんから、最高齢者の肖像画を揮ごうしたいと申し出があり、知人である高遠町弘妙寺の田中勲雄住職による仲介で、小松さんの肖像画が贈られた。
小松さんは8年前に特別養護老人ホーム「サンハート美和」に入所。耳は遠いが、歩行器を押して歩いたり、身の回りのことはほぼ自分でこなすという。食事もよく食べ、煮物や漬物のほか、甘いものが好物。長寿の秘訣は「ぜい沢をしないこと」。
市内の99歳は21人(男3、女18)、100歳は女性8人、101歳以上は23人(男6人、女17人)。 -
秋の味覚を味わう会
蜂の子料理をはじめとする秋の味覚が並ぶ伊那市地蜂愛好会(小木曽大吉会長)の「秋の味覚を味わう会」が18日夜、内の萱公民館であった。関係者や地元住民など約30人が集まり、めったに口にできない珍味や季節の味を楽しんだ=写真。
小黒川キャンプ場の管理所に蜂の巣ができたことをきっかけとして始まった会で7年目。今年は、春先の天候不順などが影響して、例年に無くクロスズメバチをはじめ、アカバチ、アシナガバチなどのハチの巣が不作が指摘されており、会の開催も危ぶまれていたが、会員らの尽力があり、開催を実現。提供者の中には、一人で90個の巣を確保した人もいた。
今年は、蜂の子のつくだ煮や成虫の唐揚げ、地域の郷土料理コブナのつくだ煮、しし鍋などに加え、なかなか食べられないドジョウの唐揚げ、シカ肉を使った「もみじ丼」、なども並んだ。
参加者は、酒とともにさまざまに味付けされた蜂料理を楽しみながら会話の花を咲かせていた。 -
宮田小運動会
宮田村宮田小学校は16日、運動会を開いた。途中雨にも降られたが、子どもたちは競技に集中。練習の成果を発揮し、校庭には歓声がこだました。
かけっこや大玉送りなど多彩な24種目。訪れた家族や地域の人たちの応援を背に、全力を尽くした。
団結力が試される綱引きは、低、中、高学年ごと対戦。力の入る接戦の連続となった。
5、6年生の対戦前には雨も降り出したが、子どもたちの熱気で吹き飛ばした。 -
かんてんぱぱで井波彫刻の作家3人による作品展
富山県南砺市井波で引き継がれている「井波彫刻」を、現代に伝える3人の職人による「木彫展竏猪リ彫りの詩竏秩vが18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。仏像彫刻からオリジナル作品まで約25点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
井波彫刻は、戦国時代に焼失した浄土真宗大谷派井波別院瑞泉寺の再建に関わった京都本願寺の御用彫刻師・前川三四郎の技術に端を発する。現在も師弟制度のもと、その技術が継承されており、作品を出展する杉本英樹さん、半井淳士さん、関・ス雲さんは、井波でともに修行時代を過ごした同志。今回は、駒ヶ根市出身の杉本さんの地元ということで、かんてんぱぱホールでの展示会が実現した。
一人の職人がすべての工程を手掛ける井波彫刻は、職人それぞれの思いまでも表現し、木の素材が生かされている。今回は、一般の人にも親しんでもらえるよう、動物から仏像まで、さまざまな作品をそろえた。
出展者の一人、関さんは「海外の彫刻金との違いを見てもらい、温かさや良さを感じる心を取り戻してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
信大で防災における住民・行政・研究者のかかわりを考える公開シンポジウム、30日に
信州大学農学部山岳科総合研究所は、災害時における住民、行政、研究者のかかわりについて考える公開防災シンポジウム「平成18年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を、30日に開く。
各地に深刻な被害をもたらした7月豪雨は上伊那地区に、土石流の発生、川の増水による破堤など、甚大な被害を与え、多くの住民に避難勧告・指示が発令される事態を招いた。
同研究所は、住民、行政、研究者は、それぞれの立場からこの災害と係わってきたが、その実態を改めて検証し、住民がなすべき災害時の対応や行政、研究者の役割、連携についてを考えるため、今回のシンポジウムを企画した。
当日は、治山工学などを専門とする北原曜教授が、上伊那の土石流災害について基調報告を行うほか、市町村職員や地区代表、消防関係者などが、当時の現場状況を報告する。また、パネルディスカッションによる意見交換も行う。
場所は農学部30番講義室で、午後1時半縲恁゚後3時40分。
問い合わせは、信大農学部農村計画研究室(TEL77・1537)内川さんへ。 -
南箕輪村商工会商業部会が村に寄付
南箕輪村商工会の商業部会(池上武志部会長)は15日、大芝高原まつり「味コーナー」の売上金の一部5万円を「大芝高原の活性化のために使ってほしい」と村に寄付した。池上会長ら役員が村役場を訪れ、唐木一直村長に手渡した。
商業部会は毎年、大芝高原まつりで「味コーナー」を出店している。今年は完売し、昨年以上の売上になったことから寄付した。
唐木村長は「大芝は村の顔。商工会に協力いただけることは大変ありがたい。活性化のため寄付金の使い道を検討したい」と感謝した。 -
箕輪中学校職場体験
箕輪町立箕輪中学校の2年生は14、15日の2日間、町内外の公共施設や企業など95カ所で職場体験学習をした。箕輪消防署で体験学習を受け入れて以来初めての女子生徒2人を含む5人が救急、放水、救助訓練などに励み、消防署の仕事を学んだ。
体験訓練1日目は、消防署の仕事について説明を受け、消防車両や積載機械器具を学んだ。規律訓練に励み、普通救命講習も受講した。
2日目は、消火器や消火栓の取り扱い、放水訓練などの後、救助器具の取り扱いや救助ロープ結策を訓練し、実際にモンキーやセーラーという方法でロープを渡る救助訓練もした。
地面に水平に張った長さ約18メートルのロープを渡る訓練で、生徒は「死ぬ気になればなんでもできる」と声を掛け合い、腕力、腹筋力、背筋力、バランスなどあらゆる能力が要求される訓練に果敢に挑戦した。
初の女子生徒、高木瞳さんと荒木祐衣さんは、「将来、消防士になりたい」と体験を希望した。「疲れるけどやりがいがある」「大変だけど楽しい」と熱心に学んでいた。 -
駒ケ根市戦没者公務殉職者追悼式
駒ケ根市は16日、06年度戦没者公務殉職者追悼式を市文化会館で開いた。遺族など約250人が出席。1分間の黙とうをし、祭壇に花をささげて、戦争と公務で亡くなった788柱の霊を慰めた。中原正純市長は「戦後の平和と生活水準の向上は英霊のおかげ。世界の恒久平和に向けてたゆまぬ努力を続けることが、英霊に報いる唯一の道」と式辞を述べた=写真。市遺族会会長の北村四郎さんは「駒ケ根市が目覚しい発展を遂げて素晴らしいまちとなったのは、英霊の尊い犠牲があったからこそ。二度と戦争を繰り返さないことを誓い、戦争の悲惨さを後世に語り継ぐことが私たちの責務だ」と追悼の言葉を述べた。
市は会場での黙とうに合わせ、行政無線を通じて市内全域の住民に黙とうを呼び掛けた。 -
駒ケ根市5小学校で運動会
駒ケ根市内の5小学校は16日、それぞれの校庭で運動会を開いた。児童らは玉入れ、綱引き、騎馬戦などのほか、かけっこやリレーなど次々に行われる競技に張り切って登場し、応援に訪れた保護者らの大きな声援を受けながら精いっぱいの頑張りを見せた。
綱引きや騎馬戦など団体種目での楽しそうな笑顔とは打って変わって、各学年ごとに行われるかけっこでスタート順を待つ児童らの表情は一様に緊張気味だったが、号砲とともにスタートし、夢中で走ってゴールした後には、一転して満足感と達成感で輝く笑顔がこぼれていた。
訪れた保護者らは、懸命に競技に取り組む児童らの表情を残そうとカメラやビデオカメラのレンズを向けたり、頑張るわが子に届けとばかり「いけ」「そこだ」などと大きな声援を送っていた。
赤穂小では午後からの雨を予想して綱引きや大玉送りなど一部競技を中止して予定を繰り上げ、午後3時終了予定のところ、正午すぎに閉会式を行った。 -
西原ぶどう祭にぎわう
中川村片桐の西ケ原ぶどう生産組合(西村宗俊組合長、15軒)のブドウ園内の農村交流施設で17、18日、ぶどう祭を開催。村内外からぶどう狩りに訪れた来場者でにぎわっている。
現在、早生系の藤稔(ふじみのり)、安芸(あき)スイートが中心で、初日は関西、中京方面から観光バス13台が来場。ツア客らは大房をはさみで切り取り、園内でほおばったり、5キロ、10キロと買い求めていた。
施設内では豚汁が振舞われ、ブドウと豚汁で、「食欲の秋」をたん能していた。
17日も豚汁サービス、焼肉コーナー(自費)を行う。ぶどう狩りは10月22日まで、早生系に続き、玉豊、中性種のシナノスマイル、ピオーネ、ナガノパープル、晩生の高妻、ロザリオビアンコと続く。入園料(食べ放題)は大人千円、小学生未満半額。直売は1キロ800円。 -
牧ケ原祭盛大に
文化の秋、感動の秋、青春の熱き祭典始まる-。中川村の中川中学校の文化祭「第31回牧ケ原祭」は「ジグソーパズル」をテーマに16、17日開催。開祭式では、テーマのジグソーパズルを披露。全校の集合写真をパソコンでモザイク処理した206ピースを全生徒で完成させ、ステージを飾った。引き続き、恒例の郷土学習発表。1年1組は村の歴史やハチ博物館について、2年2組は寸劇仕立てで方言について調べたことを発表。3年1組は福祉やボランティアについての活動をまとめた。
また、選択技術では個性豊かなロボットが勢ぞろいし、コンテストで盛り上がり、2年の選択音楽はクラシックギターで「愛のロマンス」を響かせた。
2日目各種展示のほか、午前中は吹奏楽部の発表、青春企画。午後は校庭(雨天サンアリーナ)で「生徒の集い」閉祭式は午後2時30分から。一般公開は17日午前9時-午後3時まで -
【記者室】料理で国際交流
日本の家庭料理を作ろうと、箕輪町女性懇話会と日本語教室で学ぶ外国人との国際交流料理教室があった。例年の会員手作りの料理を囲む交流会から一歩進み、「会話をしながら調理ができ交流が深まった」と双方に好評だった▼過去にベトナム、ガテマラ、スリランカの人にそれぞれ料理を教わったことがある。食文化に触れる楽しさに加え、料理を通して会話が広がる良さがある。ただ同じ場に居合わせても話しずらいものだが、料理は食いしん坊でなくとも参加しやすく、人と人との距離も縮まりやすいように思う▼せっかく日本に来ている人に、もっと日本を知ってほしい。料理も交流の一手段として有効。気軽に顔を会わせ親しくなれる場がもっと増えるといい。(村上記者)
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雨にも負けず…小学校運動会
伊那市、箕輪町、南箕輪村の21小学校で16日、運動会があった。児童たちは毎日の練習を重ねてきた競技やダンスなどの種目を披露。悪天候に悩まされプログラムを一部変更する学校もあったが、友達や保護者らの応援を受けて、元気いっぱい走り回った。
伊那小学校(北原和俊校長、756人)は、全校児童を4チームに分けた対抗戦。全校参加の大玉送りやリレー、棒倒し、組体操など全26種目で「スポーツの秋」を満喫した。
2学年ごとの合同綱引きでは、それぞれ4チームがトーナメント戦。「せーの!」の掛け声と共に縄を全力で引き合う児童、中には勢い余って尻もちをつく姿もあり、周囲を和ませていた。
来入児による「まわれ、まわれ、かざぐるま!」では、園児たちがはじける笑顔で校庭を走り回った。北原校長は「元気な姿を見て、来年皆と仲良くなれることを確信した。入学するのを首を長くして待ってる」と呼び掛けていた。 -
雑穀アマランサス・キノアのシンポジウム
「第10回アマランサス・キノアシンポジウム」が16日、南箕輪村の信州大学農学部であった。地元をはじめ、大阪府、茨城県、栃木県などから大学の研究者、農業従事者など60人が参加。「地域でアマランサスをどういかすか」をテーマに、加工食品の開発など事例を聞いた。17日まで。
アマランサスなど雑穀の普及に取り組む日本アマランサス・キノア研究会主催。従来、学術研究が中心だったが、昨年から伊那地域でアマランサス栽培が始まったことで、一般の人にも知ってもらおうと市民フォーラムのような形を取った。
アマランサスは中南米産のヒユ科の穀物。鉄分やカルシウムが多く、たんぱく質は白米の2倍と栄養価値が高い。
大阪市立大学大学院生活科学研究科の小西洋太郎さんは、アマランサスの機能性と食品素材としての可能性を話した。
種子は直径1ミリほどで、加熱するとはぜるのが特徴。クッキー、ギョーザ、酒、酢、茶など幅広く料理に使うことができる。雑穀は健康食品というイメージが強いものの、実際に食べている人は少ない実態。コレステロール値を下げる機能を持ち「健康志向から、雑穀が見直されている」とし、普及のために▽栽培を含めて食教育に生かす▽情報発信を続けていく竏窒ネどを挙げた。
そのほか、アマランサスによる地域おこし、栽培が盛んな岩手県北地域の取り組みなど5人が活動を紹介した。
展示ブースには、せんべいやパンなどの加工品、アマランサス栽培法の様子の写真などが並んだ。
17日は、伊那市高遠町のアマランサス畑の見学、アマランサスを使ったパスタやコロッケなどの試食がある。 -
高遠高校・英語クラブ ALTと留学生の歓迎会開く
伊那市の高遠高校の英語クラブ(魚谷沙央里部長)は14日夕、同校のALT(英語指導助手)と短期留学中の学生の2人のために歓迎会を開いた。ALTの出身国の家庭料理をつくり、皆で国際交流の和を広げた=写真。
歓迎を受けたのは7月に赴任した南アフリカ出身のALT、ニール・マルガンさん(34)と、9月上旬から2週間の日程で留学しているタイのプラチャクル・シャマイポンさん(17)の2人。
この日は、部員やクラブ顧問の中西温子教諭ら約15人集まり、マルガンさんの母親のレシピでアフリカの家庭料理「ミルクタルト」を調理。小麦粉、バター、卵などを混ぜて焼くといった簡単な料理だが、手順などを聞くのはすべて英語で会話が進んだ。
生徒たちは中西教諭の手助けをもらいながら積極的に質問するなどして交流。マルガンさんにでき上がった料理の味を聞くと「家に帰った気分になる」と笑顔を生徒たちに見せていた。
シャマイポンさんは「制服のスカートの丈や、箸を使う文化に最初は驚いたが、皆が親切に接してくれてうれしい」と感想。魚谷部長は「歓迎会をきっかけに英語や異国文化についてふれあう機会にしたい」と話していた。 -
中電「米村でんじろうのおもしろ実験室!!」
中部電力の小学生サイエンスクラブ「エルゴン友の会」プレミアムイベント「米村でんじろうのおもしろ実験室!!」が16日、県伊那文化会館であった。南信地区を中心とした会員と、その保護者ら約400人が会場に集まった。
身近なものを使って科学の楽しさを提供する、米村さんの今年で7年目を迎えるサイエンスショー。伊那のほか、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県などの7会場で、科学に関心を高めるための楽しいショーを繰り広げている。
「光と視覚」をテーマに、実験キットによる観客参加型のステージを展開。オープニングは水素、酸素の混合ガスの点火により、一瞬で爆発する「エアバズーカ」で会場をわかした。
イベント定番の「風船まき実験」では、直径1メートル以上ある各色の風船数十個が会場に登場。子どもたちは歓喜の声をあげながら遊び、普段意識することのない空気の重さを体験した様子だった。 -
創業塾が開講
伊那商工会館で16日、創業希望者を対象にした「創業塾」が開講した。伊那市を中心に、南信から21人の申し込みがあり、それぞれサービス業や製造業などの創業を目指す。
小規模事業者を取り巻く経営環境は厳しく、開業率よりも廃業率が上回る状況で、創業を実現できるように支援し、新規開業の促進、地域雇用の創出などを図る。
初回、講師に経営コンサルタント星井あき子さん=飯田市=を迎え、成功する創業の心構え、ビジネスヒントとアイデアの発想方法などを聞いた。
星井さんは「創業は決して楽ではないが、楽しいこと。『やる』ことを決断することが大切」と前置きし「自分はどういう価値があるのか。だれかにとって貢献できるビジネスである心構えを持ってほしい」と事例を交えながら話した。
創業塾は10月上旬まで5回の日程で、マーケティング戦略や資金繰りの考え方、事業計画書の作成などを学ぶ。終了後、個別に作成した事業計画を発表するプレゼンテーションがあり、優秀なビジネスプランに「起業チャンピオン賞」を贈る。
創業塾は3年目の取り組みで、これまで旅行業、飲食業、製造業などを創業した受講者がいる。昨年は3件だった。 -
大芝高原まつり実行委員会が近隣3市町に豪雨災害義援金届ける
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は14日、8月26日の大芝高原まつり会場などで寄せられた7月の豪雨災害の義援金を、被害を受けた辰野町、箕輪町、伊那市に各5万円届けた。
実行委員会は、大芝高原まつり当日、会場に義援金箱を設置。祭り客が善意を寄せた。祭り後も小学生やグループ、企業、役場職員から協力があり、総額15万円になった。 -
演劇舞台技術セミナー
伊那市の県伊那文化会館は10日、演劇舞台技術セミナーを開いた。南信の高校生が「舞台転換」をテーマにパネルの仕込みや転換の技術を学んだ。
上伊那地区高校演劇合同発表会(24日)を前に開く恒例のセミナー。今年は3年計画の最終年で、演劇で非常に重要な舞台転換を伊那文化会館の舞台担当職員が指導した。赤穂、弥生、上伊那農業、辰野、伊那西高校の5校から演劇部員約50人が参加した。
昨年のセミナーで学んだパネル作りから発展し、今回はパネルを舞台上に置く、バトンにつるす2種類の技術を学んだ。つり込みでは、バインド線に強度を持たせるため2本をよる方法、パネルに釘を打ちつけて線を通すガイドの作り方などを練習した。
舞台転換は、明かり、音、無音などの異なる条件で転換をし、観客に与える印象の違いやその効果を考えた。
舞台職員は「舞台転換は作品でとても重要。演技の中で考えてほしい」と話した。 -
駒ケ根高原マラソン採火式
24日に駒ケ根市で開かれる第24回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会の開催に先立って15日、晴天に恵まれた中央アルプス千畳敷の駒ケ岳神社前で聖火の採火式が行われた。
大会実行委員など関係者ら約10人が出席し、レンズで集めた日光の熱で木の皮に着火。聖火を無事トーチに移した=写真。聖火はランプに移され、大会前日に駒ケ池広場で行われる前夜祭での聖火リレーと点火式までの間、駒ケ根市役所で慎重に保管されて出番を待つ。
駒ケ岳神社は前身の駒ケ岳登山マラソンのゴール地点でもある大会ゆかりの地。出席者は神社に向かって手を合わせ、大会の成功を祈っていた。大会は招待選手に名古屋国際女子マラソン優勝の弘山晴美さん(資生堂ランニングクラブ)を迎え、ほぼ昨年並みの約2850人が参加して行われる。 -
宮田村で初、キョーシン精工がエコアクション21認証取得
プラスチック製品、成形型製造のキョーシン精工(保科直良社長、宮田村新田区)は、環境省策定のガイドラインに基づく環境経営システム「エコアクション21」の認証、登録を受けた。宮田村内では初めて。業界全体が環境問題に厳しくなっている側面はあるが、同社は「環境対策は企業として当然の社会的責務。品質改善、会社の経営改善にもつながる」と話す。
取引きの大半が環境問題に厳しい自動車関連という同社は、昨年末から認証のための準備に着手。
廃プラスチックを材料として再生するリサイクル計画も盛り込んだ廃棄物対策、電力、水の使用量削減、紙の再利用について、本年度は前年度比5%の削減目標を立てた。
3年後には各10%の削減を掲げシステムを立案。厳しい審査を経て認証された。
同社の長崎紀夫専務は「環境は生産活動全般に関わる問題。無駄なものを省くことは当然で、取り組みを始めて社内の雰囲気も確実に変わった」と話す。
エコアクション21は、国際規格のISO14001をベースに、中小事業者でも取り組みやいように設定。
今年3月には全国の自治体として初めて箕輪町が認証を受けて話題になったが、上伊那では11事業者が登録を済ませている。