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伊南安協駒ケ根支会交通安全マレット大会
高齢者に交通ルールをしっかり身に付けてもらおうと伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は29日、高齢者交通安全マレットゴルフ大会を菅の台の駒ケ根高原マレットゴルフ場で開いた。約60人の高齢者が参加。参加者は決められたホールで交通事故やルールについてのクイズに答えたり、横断歩道を渡ったり、夜行たすきを肩に掛けたりと交通安全にちなんだ関門を通過しながらプレーを楽しんだ。
設けられた関門は(1)クイズに答える(2)横断歩道で手を上げて渡る(3)一時停止し、左右を確認する(4)夜行たすきを掛ける(5)コースの右側を歩く竏窒ナ、答えを間違えたり、一時停止をうっかり通り過ぎたりするとそれぞれ5打付加の罰則が与えられる。
3番ホールではクイズが5問出題された。「高齢歩行者の事故は70%が自宅から1キロ以内で起きている竏窒ヘ○か×か?」などの問題に参加者は「こりゃ難しい…」とプレーそっちのけで頭を抱えていた。 -
農事組合法人「北の原」設立総会
より効率的な組織を目指して駒ケ根市の北の原営農組合(小原恒敏組合長)が5年かけて準備してきた農事組合法人「北の原」が29日、発足した。会員など約60人が出席して設立総会が駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれ、定款、規約、事業計画、収支計画書、役員などが承認された。初代組合長には営農組合組合長で発起人代表の小原恒敏さんが選出された。小原さんはあいさつで「農地管理のためだけでなく、一定の収入を確保できる農業を目指さなければ法人化の意味はない」と述べた=写真。
設立時の組合員はJA上伊那を含む73人。水稲、麦、ネギを18ヘクタールで栽培し、07年度の売上高3355万円、経常利益515万円を見込んでいる。
役員は次の皆さん。
▽代表理事・組合長=小原恒敏▽副組合長・麦作部長=中坪博和▽会計=河合龍夫▽機械部長=小澤浩▽稲作部長=大宮昇▽葱作部長・推進員=小澤章二▽推進員=戸枝庸悟▽青年部長=大宮雅登▽監事=藤木清一、松崎正志 -
パートナーシップ南みのわ
きのこを使った料理講習南箕輪村のパートナーシップ南みのわは27日夜、「秋を美味しくいただこう!-きのこを中心に扱った料理講習-」を村公民館の調理室で開いた。手軽に家庭で作れる献立で、会員が和気あいあいと調理し、秋の味覚をたん能した。
会員同士の交流を兼ねた料理講習で昨年に続いて開いた。会員23人が参加し、村の食生活改善推進協議会の会員が調理指導をした。
献立は「野菜たっぷりのハンバーグ煮込み」「きのこご飯」「きのこのみどり酢あえ」の3品。キノコはエリンギ、マイタケ、シメジ、エノキを使い、ハンバーグにはエリンギを混ぜ込み、ご飯はマイタケとシメジを一緒に炊いた。
会員は、各家庭とは違う味付けなども覚えながら、慣れた手つきで楽しく調理した。 -
広域連合ごみ処理施設用地候補の一案示す
伊那市美篶下川手区の臨時総会が28日夜に開かれ、上伊那広域連合が計画しているごみ処理施設の用地候補の一案として、伊那中央清掃センターに隣接する南側を示した。「意見統一には勉強不足」として、次回以降の臨時総会で区としての方向を出すことになった。
用地候補として複数区で説明会が開かれているが、下川手区で区民を対象にした説明会は初めて。非公開だった。
広域連合の斎藤秀夫事務局長らが説明に当たり、メリットとして▽現施設の敷地を利用でき、建設コストが安くなる▽循環型の施設を建設した場合、補助金が活用できる竏窒唐ー「広い見地に立って考えてほしい」と要望した。
終了後、区関係者によると、用地選定に対して区内には賛否両論ある。判断材料が足りず、出席も266戸のうち84戸で、委任状が3分の2を占めたことから、個々で判断する期間を置いた。次回(10月)の臨時総会には、区内25班の班長を通じ、区民に出席を呼びかける。
当初、07年度の稼働を目指していたが、用地選定が難航し、遅れている。
昨年12月、6区1常会の執行部らでつくる中央清掃センター地元対策委員会で「地元での建て替えはないのか」と意見が挙がったことから、広域連合は8月、対策委員会へセンターに隣接する案を示した。
地権者はすべて下川手区の区民10人余で、ほとんどが水田。
広域連合は清掃センターの敷地面積1万平方メートルで、新しい処理施設は2万5千平方メートルを確保したいとしている。
用地選定から稼働まで4縲・年かかるという。 -
サンライフ伊那受講者作品展
伊那市西春近の伊那中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」は10月1日まで、06年度前期の趣味創作教室受講生とクラブ会員による作品展を開いている。受講者248人とOBが手掛けた約260点の作品が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
今回作品を出展しているのは4月縲・月を同センターで学んだ前期受講者で、伊那市内だけでなく周辺市町村から通っていた人もいた。全体的に女性受講者が多いが、盆栽、水墨画などは男性人気が高いのが特徴。
手編教室の展示ブースでは、寒くなるこれからの季節に着用できるカーディガンやベスト、セーターなどが並んでいる。
午前9時縲恁゚後8時(最終日は3時まで)。 -
かんてんぱぱで伊那技術専門校卒業生の作品展
県伊那技術専門校木工科のOB18人による「木にたずさわる18人の手仕事展」が10月1日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。テーブルや食器棚などの大型家具から、時計、食器類などの小物まで約100点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
かんてんぱぱでの合同展は3回目。今回は「職人達とあなたが創る木の家」と題した特別企画を開催。8人の職人が、来場者の意に沿った内装、キッチン、洗面所、収納家具などを提案し、住みやすい木造の生活環境を提案するほか、ペーパー竹とんぼにペイントを施す「ペーパー竹とんぼアートを楽しもう」も企画。さまざまな楽しみ方ができる展示会となっている。
代表の田中伸生さんは「18人それぞれの個性がある。今回は相談コーナーなどもあり、各作家も会場にいるので、ぜひ一度直接話しをして、自分のほしいものを手にいれてほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。 -
箕輪工業高校の未来を育てる会が新たに設置する多部制・単位制高校について知事などに陳情
箕輪工業高等学校の未来を育てる会(会長・平澤豊満箕輪町長)は29日、長野県庁を訪れ、高校改革プランに基づき箕輪工業高校へ新たに設置する多部制・単位制高校に関する陳情書を、村井知事と県教育委員会に提出した。
陳情事項は(1)充実した施設・設備整備に向けた十分な予算措置(2)午前部に工業科1学級を設置すること竏窒フ2点。
県教委は実施計画の中で、新しい多部制・単位制には「普通科」を設置し、教育課程の中で工業科目などの専門科目が履修できるようにする案を示している。しかし未来を育てる会は、工業が盛んな上伊那地域では、即戦力となる人材の育成が必要であると判断。最先端技術などが習得できる環境を整えるためにも、工業科の設置が必要竏窒ニした。また、十分な施設整備には、県教委が箕工の増設費用として試算する1億7千万円という額は不十分と認識し、十分な配慮を求めた。
陳情を終えた平澤会長は「施設整備には最低でも5億は必要だと考えている。陳情に対しては知事、県教委とも好意的だった」と手ごたえを語っていた。
今後未来を育てる会は、構想する高校の実現に向けた具体的バックアップをしていく。 -
しんでん6連覇、女子バレーリーグ戦に歴史
12チームが半年にわたって熱戦を展開した宮田村女子バレーボール会(小田切千恵子会長)のリーグ戦が28日、村農業者体育館で閉幕した。新田区の「しんでん」が全勝優勝で6連覇を達成。22季目を迎えるリーグ戦に、また新たな歴史をつくった。
3年連続で全勝優勝の「しんでん」。30代、40代が主力となり、家事や仕事などやり繰りしながら偉業を達成した。
「チームワークの良さが勝因。楽しむところから、パワーが出る」と平澤美登里主将は話した。
今季は1チーム減ったが、高いレベルでの好試合が続出。10月5日からは短期のトーナメント戦で、再び熱い戦いを繰り広げる。
リーグ戦最終順位は次の通り。
(1)しんでん(2)ツーオー(3)若葉(4)ミューズ(5)里宮(6)みなみ(7)大田切(8)駒ケ原(9)美北(10)河原町(11)ひまわり(12)エアロール -
「天竜川水系健康診断」84河川・99カ所で補完調査
民間中心の企業・団体が水質検査をする「天竜川水系健康診断」が28日から始まった。初旬予定が天候不良で中止となり、測定回数、場所などを変更しての取り組む。リサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などが主催し10回目。
これまでの水質調査結果をまとめるにあたり、今回は補完することを目的に調査。諏訪湖から遠州灘に至る水系を対象に、今まで調査のない河川を含む84河川、99カ所を、40企業・団体の110人が10月1日までに1回測定する。
毎年参加の上伊那農業高校生は、従来の24時間・2時間おきの13回連続観測をした。伊那市の小沢川で、午前10時から測定を開始した。測定値を初回と正午で比べると、COD(化学的酸素消費量)が8以上から4に減ったことが分かり、「朝の生活排水が流れ込んだ影響があったのでは」と分析した。
生産環境科3年生の阿部玄太さん(17)ら3人は、水質向上に向けて、下水道の完備や、自分たちで川のごみ拾いをすることが必要だと話していた。 -
新三峰川講座
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所主催の第11回新「三峰川講座」が24日、伊那市役所であった。約30人が、「地層が語る伊那谷の生い立ち」を地質区分ごとの岩石などを写真で見ながら学んだ。
講師は元中学校理科教諭で伊那谷自然友の会会員の寺平宏さん。
糸魚川静岡構造線、中央構造線、仏像構造線を説明し、自身が撮影した写真などを映しながら領家帯には花崗岩や片麻岩、三波川帯には緑色片岩や黒色片岩など、地質区分ごとに岩石を紹介した。
約250万年前に伊那谷・天竜川が誕生し、年代に新しくなるにつれ南アルプス、中央アルプスの隆起、段丘の形成などがあったことなども話した。 -
初めての体験ヨガ講座
箕輪町は25日夜、「健康づくり週間」(25日縲・0月1日)の一環で「初めての体験ヨガ」講座を町文化センターで開いた。23人が参加し、全身のしなやかさとバランス、持続力を重視し、なるべく負担をかけずにおこなうヨガ健康法を体験した。
国際ヨガ協会の池上みな子さんが指導。参加者は、池上さんの指導に沿って足を開いて座り上体を左右にひねったり、前屈をするなど体をゆっくりとほぐし、仰向けになって股関節を回す、両足を曲げて左右に倒すなどした。
「体が気持ちいいなという状態を作ってあげる」「きちっと背筋を伸ばしながら体をひねる」などアドバイスを受けながら、無理をせずそれぞれができる範囲で挑戦していた。 -
【おもしろかっぱ館館長 小平容大さん】
第4代のかっぱ館館長を務める。かっぱにちなんだ陶芸や水墨画講座のほか、昆虫の観察、天体の観測などの各種の講座の企画・運営を精力的にこなす一方で、持ち前の穏やかな物腰で来館者に展示物の解説をしている。
「元気に楽しくやっています。やりたいことを思い通りにできることが楽しいですね」
◇ ◇
貧しい農家に長男として生まれ、姉と2人の妹に囲まれて育った。
「女の子たちとゴム跳びや石蹴りをして遊ぶことが多かったですね。ほかの男の子がするような運動はあまり好きではなかったな」
赤穂高校卒業と同時に駒ケ根市役所に就職。中でも福祉畑には通算11年間籍を置いた。
「福祉の仕事は性格に合っていたし、好きでした。市役所の仕事は本来定められた規則通りにやるべきものだが、市民の相談を受けた時などには住民サービスの原点を考え、直感で判断して仕事をした。そうしたやり方でも結果として人のためになりましたからね。だから周りの人たちからは、市役所の人にしてはユニークだ、公務員の良くないイメージがない竏窒ネどとよく言われたものです」
その後、赤穂公民館の主事を6年務めた。社会教育に携わる中で、福祉にもある意味で通じていると感じた。
「ノーマライゼーションという言葉がある。すべての人が住み慣れた地域で人として尊重され、普通の生活を送れることこそがノーマル(正常)であり、望ましい社会だ竏窒ニする考え方ですが、そこに到達できていない人を手助けするのが福祉であり、社会教育。ノーマライゼーションを目指す地域、ぬくもりのある地域づくりを目標にして仕事をしました」
市民課長を最後に市役所を退職し、03年4月にかっぱ館へ。
「今までの仕事の総決算という感じです。かっぱはきれいな水に住むというが、みんなに自然を好きになってもらい、自然の中で生かされていることに気づくような環境教育の手伝いができたらいいなと思ってやっています」
◇ ◇
「容大」は「大きな心でゆるす」という意味を込めて名付けられたものだという。
「そんな人間に少しでも近づけるよう、これからも努力していきたいですね」
(白鳥文男) -
市役所職員でつくる自転車愛好者グループが本州1周達成に向けて伊那市を出発
自転車で本州1周を目指してきた伊那市役所職員の自転車愛好家グループ「Cycle倶楽部R」の5人が28日早朝、本州最後のツーリングを行うため、伊那市駅から昨年の終着点、青森県野辺地駅へと出発した=写真。92年に青森駅をスタート。「ツールド・本州」と名付け、本州の海岸線沿線を毎年少しずつ走り進めてきたが、15年目となる今年、ついに本州1周、約6千キロを走破する。代表の中山一成さん(54)は「今年も楽しむぞ」と意気込みを語った。
30代縲・0代の男性約10人でつくる同グループは、青森県から秋田県、秋田県から新潟県の海岸線をツーリングしたことをきっかけに「どうせならその先に進もう」と本州1周を決意。毎回都合のつくメンバー数人が参加し、前年の終着点から次の目的地に走り進めてきた。大雨や台風、自転車の故障などさまざまなアクシデントに見舞われることもあったが、仲間同士の支え合いでカバー。個人で本州を完走するのは、代表の中山さんと牧田豊さん(44)の二人で、牧田さんは「よく続いた。それでも、初めて道やその時にしかない出会いは楽しかった。仲間がいたから続けてこれた」と振り返る。
今回は、野辺地から六ヶ所村へと進み、下北半島を半時計回りに走行。5泊6日かけて約450キロを走り、92年に出発した青森駅を目指す。ゴールは10月2日を予定している。
今後は、北海道、四国、九州にも挑戦したいとしている。 -
伊那市要保護児童対策地域協議会
伊那市は26日夜、要保護児童の早期発見や適切な保護を図ることを目的とする伊那市要保護児童対策協議会を発足し、会長に人権擁護委員協議会の宮下茂人さんを選出した。宮下さんは「新聞やテレビで児童虐待などの報道がされている。横の連絡をとりながら地域の子どもを守っていこうという取り組みが始まるのは喜ばしいこと。みなさんの協力のもと、がんばっていきたい」と語った。
協議会は、04年に改正された児童福祉法に位置付けられたもので、児童福祉、保健、医療、教育、警察などといった関係機関の間にネットワークを築き、連携を図りながら要保護児童の早期発見、育児不安にある母親らの適切な支援を講じていく。協議会の開催は年に2、3度となるが、個別ケースに対応する下部組織を設置し、さまざまな事態に備える。 -
駒ケ根市で国体など全国大会出場者激励会
駒ケ根市教育委員会は28日夜、第61回国民体育大会(9月30日縲・0月10日、兵庫県など)の4競技に出場する6人と第19回全国スポーツレクリエーション祭種目別大会(10月21日縲・4日、鳥取県)の年齢別バドミントンに出場する2選手の激励会を市保健センターで開いた。選手らは「まず1勝したい」「決勝に進みたい」「精いっぱい頑張りたい」などと決意を述べた。市体育協会の小山典男理事長と市教委の片桐利和生涯学習課長がそれぞれ激励金を手渡しけんの代表としてぜひ良い成績を」と激励した。
出場者は次の皆さん。
【第61回国民体育大会】◆水泳少年女子B100メートルバタフライ、同200メートル個人メドレー▼小松原彩香(赤穂高1年)=上赤須◆ソフトボール成年男子▼坂井比呂六(KOA)=東伊那◆弓道成年男子監督▼外薗公毅◆同少年女子▼池上智美(赤穂高3年)=北割一◆クレー射撃成年男子=矢澤秀宗(矢澤興産)=下平
【第19回全国スポーツ・レクリエーション祭種目大会】◆年齢別バドミントン▼西永秀子=北割一、松原登子=町二= -
駒ケ根市家族経営協定調印式
駒ケ根市の農業従事者らでつくる家族経営協定友の会「ゆずり葉の会」は27日、新たに協定を結ぶ1家族(村沢邦雄さん・房子さん夫妻と長男の博さん=市場割)の調印式を市役所で開いた。急な都合で出席できなくなった夫妻に代わって博さんが3部の協定書に調印した=写真。調印を終えた博さんは約20人の会員を前に「協定を結ぶに当たっていろいろな点で仕事を見直したが、決めた通りにやるのはなかなか難しいと思う。しかし家族で協力して頑張っていきたい」と決意を語り、大きな拍手を受けた。村沢さんはアルストロメリアやユリなどの栽培をハウス35アール、露地50アールで行っている。同会の会員は32世帯となった。
家族経営協定は、農業の後継者不足に歯止めをかけ、農業への取り組み意欲の増進を図るなどの理由により、労働報酬などについて家族内で結ぶ協定。 -
国体出場あいさつ
第61回国民体育大会秋季大会(9月30日縲・0月10日、兵庫県など)に出場する南箕輪村在住の選手が27日、村役場を訪れ、唐木一直村長、伊藤修教育長に出場あいさつをした。
選手はソフトボール成年男子の宮下真さん(KOA)、宮城勲さん(キューズ)。宮下さんはセカンド、宮城さんはDH。1回戦は京都府と対戦する。ソフトボール成年男子は2年連続出場で、昨年は初戦で敗退した。二人は「初戦を突破したい」と力強く語った。
唐木村長は「村から国体に選手が行ってくれるのは光栄。頑張って1回戦を突破して」と話し、激励金を手渡した。
村からはサッカー競技に南箕輪中学校3年の永井鷹也君も出場する。 -
【記者室】
箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと、住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」が、整備計画案を策定するなど活動している。計画案は天竜川上流河川事務所に提出。回答を待っている▼この計画案に照明設置が盛られたことに端を発し、今度は自然エネルギー活用の廉価な照明装置を開発しようと、町内の事業者有志が「箕輪ブライトプロジェクト」を立ち上げ、研究開発を始めた▼住民の中で産声を上げた堤防道路整備の夢は、照明装置開発という工業分野にも発展。人が動き、活動が広まれば、地域も活性化する。「自分たちで出来ることは自分たちでやろう」。自立の町が目指してきた姿が、ここにもある。(村上記者)
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赤ちゃんとお話しましょ、ベビーサイン体験
赤ちゃんとお話しよう‐。宮田村住民福祉課は28日、まだ上手に話すまでに育っていない乳児と簡単な手話やジェスチャーでコミュニケーションを図る「ベビーサイン」の体験教室を開いた。南信では初の開催となり、村内外37組の親子が参加。子育ての新たな楽しさを発見し、乳幼児期のふれあいの大切さを再認識した。
言葉が話せない乳児でも、教えることによって手やジェスチャーを使って積極的に表現するようになる新たな育児法。日本ベビーサイン協会認定講師の坂井理恵さんを迎えた。
簡単な歌や体操に手遊びを取り入れながら、我が子と向き合いふれあうなかで、手に意味を持たせて会話する方法を体感。
自身の気持ちや動物の真似などを、オリジナルのジェスチャーで表現し、「1カ月ほど続けて一緒の目線で話しかければ、どの子でもサインをするようになります」と坂井さんは話した。
米国発祥で国内に紹介されたのは4年前と歴史は浅いが、「一方的な育児ではなくなり、絆も強くなる」と坂井さん。
6ヵ月の長男凌君と参加した井出弘美さん=飯島町=は「今でも楽しい子育てなのに、話ができたら、もっともっと楽しいと思う」と話した。 -
台風シーズン前に災害危険個所を確認
伊那市の災害危険個所パトロールが28日あった。7月豪雨災害の被害地域、県が指定する土砂災害防止指定個所の西箕輪などの数個所を市関係者や消防団、伊那警察署などの約20人が見学。県伊那建設事務所などの現場管理者らを迎え、災害を最小限に抑えるための対策について話し合った。
今回の災害で県内で最も多い、7万4千立方メートルの土石流が発生した、西春近の前沢川の現場では、同事務所が応急対策や今後の本復旧工事について説明。12月からの施工で、中央道から上流200メートルに砂防ダムを設置したいとの報告があった。
ダムは上流に残る不安定土砂2万3千立方メートルの流出を抑えるなどの目的。ダム下流には約150メートルの水路を設け、その下に砂を貯める「遊砂地」を造る。ダムの高さ14・5メートル、幅70メートルで、07年度中の工事完了を予定している。
パトロールは台風シーズンに備え、災害危険個所を確認し、関係者の共通認識を図るための恒例事業。高遠町、長谷地区は6月中旬に終え、旧伊那市地区は豪雨災害後の復旧現場の見学などを盛り込んで開いた。
総括で参加者からは「それぞれの機関の関係を密にして、正しい情報をいち早く市民へ伝達することが必要」との意見が多かった。 -
クイズに答え交通安全意識高揚
第13回伊那市高齢者交通安全マレットゴルフ大会が26日、同市西箕輪のマレットパークはびろであった。プレー中、コース上で交通安全にかんするクイズを出題するなどして、安全意識を高めた。市、市交通安全協会連合会など主催。
市内の高齢者約100人が集まり、4人一組になって18ホール、パー72のコースをプレー。3つのホールでの交通安全クイズの不正解回数もスコアに含む競技方法で競った。
クイズは「飲酒運転による交通事故の罰金」「事故発生時のシートベルト着用時に対する非着用時の死亡率の倍率」など。高齢者事故発生場所で自宅付近が全体の7割りを占めていることを知って驚く参加者の姿もあった。
市安協連合会の堀内四郎会長は「昨年は交通事故が全体的に減ったが、高齢者の事故は増加傾向にある。これを機会に交通安全の認識を改めてほしい」と話していた。 -
箕輪、南箕輪の交通死亡事故の現地診断
27日、箕輪町、南箕輪村で発生した交通死亡事故2件の現地診断がそれぞれの自治体主催であった。伊那署、県警本部、道路管理者、交通安全協会関係者らが各現場に集まり、死亡事故の再発防止のために対策を話し合った。
同村南原の国道361号で6日に発生した事故は、道路脇の案内板標識の支柱に車両が正面衝突し、運転手の伊那市の男性(60)が死亡。同署によると、男性はシートベルトを非着用、現場にはブレーキ跡もなかったという。
現場は伊那市方面に向かって長い直線の下り坂のため、スピード抑制の路面標示の設置を検討。冬場に向け、凍結注意を促す標識や水はけのよい道路舗装などの必要性も意見として出た。
車が衝突した支柱は路肩50センチ幅内の設置で、地域住民から危険との要望があり県伊那建設事務所が移設工事をする矢先だった。事故発生を受けた同事務所は検討会で、国道沿いにある、他の危険な支柱1本を用地買収ができ次第、移設したいとした。
一方、箕輪町松島の伊那西部広域農道と町道が交わる信号機のない交差点で13日に発生した事故では、2台の車両が出合い頭に衝突し、町内の女性(50)が死亡、3人が重軽傷を負った。
町道を走る運転手らによると・ス一本道に見える・ス見通しの悪い交差点のため、町と公安委員会が発生後に一時停止と速度抑制を促す、道路標識、滑り止め舗装などを設置。検討会では加えて、遠くから見ても交差点だと分かるための標識の設置を検討した。
箕輪町で発生した本年の交通死亡事故件数は伊那署管内5件(26日現在)中3件。いずれも町民が関わっているため、継続的な安全運動活動で地元に啓発する重要性があるとの意見もあった。 -
KOA新入社員が稲刈り
KOA(本社伊那市、向山孝一社長)の新入社員20人はこのほど、伊那市美篶の水田で稲刈りをした。
米作りは10年目の取り組み。借り受けた水田18アールで、コシヒカリを栽培した。
参加者の大半が稲刈り体験が初めて。慣れないながらも協力し合い、稲刈りがまで稲を1株ずつ刈り取って、はざかけにした。
途中で雨が降り出したため、昼食時間もとらず、急いで作業をこなした。
参加者は田植えに続く作業で、手間ひまかかる農家の大変さを実感した様子だった。
10月10日前後に脱穀し、11月に開く収穫祭で収穫した米を五平もちやおこわなどにして来場者に振る舞う。 -
改選後、初の農業委員会総会
中川村の農業委員会
は27日、役場で改選後初の総会を開いた=写真。委員長に大島澄男さん(61、2期目)=小和田=、職務代理に竹沢久美子さん(58、議会推薦)を選んだ。
大島さんと竹沢さんはそれぞれ「農業の知識も浅く、未熟ですが、みなさんの協力で、元気の出る農業を進めたい」とあいさつした。
この後、事務局から農業委員の報酬、担当地区、会議規則などの説明を受けた。 -
県最古、最大の慈梨(ツーリー)たわわに
1912年(明治45年)に中国から渡来し、県内外で栽培されたが、戦後、ほとんど切られてしまった中国梨「慈梨(ツーリー)」-。飯島町本郷の桃沢晴香園(桃沢匡行園主)では、幻の梨、慈梨の巨木が今年も収穫の季節を迎えている。
樹齢80年余、幹周2・2メートル、枝張は南北15・5メートル、東西15・7メートルと県最古で最大の巨木。全国的に見ても、これほどの巨木は極まれ。1個500グラム前後の大きな実を千個余り実らせている。
実は短びん型で、肉質は粗いが香りがよいのが特徴。未熟果は渋味があるが、完熟すると甘みと酸味のバランスがよく食味がいい。
先代の桃沢匡勝さんが25年に約20本定植し、東京市場に千ケースを出荷しシェア7割を占めたが、戦後、売れなくなり、同園も1本を残し、全て切り、樹種転換した。
桃沢さんは「花は品がよく、最高にきれい。実はなんともいえないいい香りがする」と話す。 -
国体出場者あいさつ
第61回国民体育大会秋季大会(9月30日縲・0月10日、兵庫県など)に出場する箕輪町在住の選手が26日夜、出場あいさつで小林通昭教育長を訪ね、健闘を誓った。
県代表として出場する選手は7人。ソフトボール成年男子は浦野幸一さん、唐沢秀和さん(ともにKOA)、バスケットボール少年女子は秋山有可さん、小平恵里さん(ともに東海第三高)、フェンシング成年男子は大野寛務さん(伊那北高教員)三沢高志さん(箕輪消防署)、空手道成年男子は今村哲也さん(日本ピスコ)。
選手3人と保護者2人が訪れ、教育長が激励金を手渡した。 -
県議選 林県議出馬表明
駒ケ根市区選出の県議会議員林奉文氏(60)=無所属、南割=は26日、同市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた県政報告会の席で、来春の県議選に再選を目指して立候補する考えを明らかにした。林氏は集まった支援者ら約100人を前に「今こそまともな県政が必要。7期28年の市議と3年6カ月の県議の経験を生かし、市民の願いに応えるために全力を尽くして頑張りたい。皆さんの支援を得て必ず勝ち抜きたい」と述べた=写真。
林氏は村井県政について「福祉、教育、環境などへの取り組みが昔に戻ってしまわないよう、是々非々で県民のためにやっていきたい」と述べ、支持者から大きな拍手を受けていた。
同市区ではこのほか前県議の佐々木祥二氏(54)に立候補の動きが見られる。 -
エーデルこまがね敬老祭
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂の「エーデルこまがね」(福澤亘施設長)は敬老の日にちなんで24日、敬老祭を開いた。ケアハウスに入居するお年寄り約50人が出席し、職員らの心づくしの祝福を受けた。
お年寄りらは互いに注ぎ合ったり職員のしゃくを受けたりしながらビールや酒、ウーロン茶などを飲んだり、演芸を楽しんだりして和やかなひとときを過ごした。
演芸会では職員による歌や踊りなどが披露され、普段部屋に閉じこもりがちなお年寄りらの心を慰めた=写真。米寿、喜寿を迎えた利用者には祝い品が贈られた。
米寿、喜寿を迎えたのは次の皆さん。
▽米寿=熊谷満恵、小林せつ子、赤羽和喜子▽喜寿=上島ハル江、安藤清子、小林利子、伊東サダ子、斎藤かよ -
エコアクション21箕輪町自治体イニシャティブ・プログラム
第1回全体研修会環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証取得を地域内の企業が一斉に取り組む箕輪町自治体イニシャティブ・プログラムの第1回全体研修会が27日、町商工会館であった。町内11事業所がそれぞれ環境経営システムを構築、運用し、07年6月の認証取得を目指す。
エコアクション21は、国際標準化機構のISO14001規格をベースに、中小事業者でも取り組みやすい環境経営システム。
自治体イニシャティブ・プログラムは、自治体主導で地域内の多くの事業者が一斉に取り組むことで、地域全体の二酸化炭素、廃棄物などの排出削減、エネルギーコストなどの削減を実現し、併せて「環境経営」の証が得られる。専門家の無料派遣があり、事業所の費用負担の軽減や、事業所間の情報交換でよりよい取り組みができるなどの利点がある。
箕輪町が本年3月に県内の自治体として初めてエコアクション21を取得したこともあり、町と町商工会が連携してプログラム参加事業所を募集。エコアクション21中央事務局に申請し、本年度は長野県内では箕輪町のみが採択された。
認証取得に向け▽環境への付加、取組のチェック▽環境方針作成▽環境目標及び環境活動計画の策定▽計画実施▽取り組み状態の確認・評価▽全体評価と見直し▽環境活動レポート作成と公表-などが必要となる。
プログラムでは、エコアクション21審査人を講師に全体研修会が4回あり、毎回課題が与えられる。年内に環境方針と活動計画を策定し、07年1月から3カ月間で実施した活動を基にレポートを作成し、5月に認証取得の審査申請をする予定。
第1回全体研修会ではプログラム説明、課題の環境負荷と環境取組チェックなどの説明、事例発表があった。
エコアクション21は箕輪町内で5社が取得済み、4社が取り組み中。全国で1022、県内55、上伊那地域で11の事業所が取得している。 -
伊那・駒ケ根地区の電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会伊那と駒ケ根地区協会は27日、伊那市の「かんてんぱぱホール」で電話応対コンクールの地区大会を開いた。上伊那の11事業所から22人が出場、青木智さん=伊那食品工業=が優勝を決めた。
コンクールは、企業の顔となる電話受け付けの対応の重要性を認識し、営業やコミュニケーションスキルの向上を図るねらい。
信越放送テレビ編成局アナウンス室長ら4人が音声表現力、コミュニケーションスキル、営業スキルなど5項目で「顧客満足度」を審査した。
競技時間は3分間で、参加者は模擬セットを使い、客からのクレームに対して謝り、営業につなげる応対に当たった。
初出場で優勝した青木さんは「賞をいただけると思っていなかった。練習を重ね、いい応対を心がけたい」と信越大会への抱負を語った。
審査委員長の那須重信さん=NHK文化センター講師=は、講評で▽文章の意味を伝える▽書き言葉でなく、話し言葉で会話する竏窒ネどをアドバイス。「相手に伝わる会話を考えてほしい」と呼びかけた。
上位3位の入賞者は10月18日、新潟市で開かれる信越ブロック大会に出場する。
優勝以外の結果は次の通り(敬称略)。
(2)金子英明(中部電力長野支店伊那営業所)(3)有賀香奈子(トヨタUグループ)(4)中村一美(ルビコン)(5)畠中より子(中電長野支店伊那営業所)(6)井原直子(ルビコン)