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箕輪町地域づくり懇談会
箕輪町の各区は、箕輪町第4次振興計画に盛り込んだ地域づくりの具体的な取り組みのため、行政との地域づくり懇談会を開いている。
振興計画では、第7章「それぞれの個性を生かし、うるおいのある地域づくり」に、各区ごとに現状と課題、目指す姿、施策の展開を掲載。各区で目標実現に向け協議したり、実施計画を作るなど取り組んでいる。懇談会は6月末に始まり、8月末までに全区が終了する予定。
上古田区(唐沢利文区長)の懇談会は11日、区公民館であった。区民21人が参加し、役場職員3人と懇談。施策展開の項目ごとに町への要望を挙げたほか、現在の取り組み状況などの報告もあった。
同区は、振興計画策定時の検討グループを継続し、定期的に例会を開いて活動。「古田の里赤そばの会」など住民による団体も組織して地域づくりに取り組んでいる。
区民からは▽不法投棄防止のため林道にゲートの設置▽放置自動車対策▽住民ニーズを取り入れた福祉施策の計画-などの要望があった。町は、放置自動車対策で罰則を含めた条例制定を検討していることなどを説明。滞在型体験農業の受け入れに協力できる区民がいた場合に知らせてほしい旨も伝えた。 -
富県グリーンツーリズムが長谷の農家民宿で郷土料理の研修会
都会から田舎を訪れる人たちをもてなす方法を学ぼう竏窒ニ、伊那市の富県グリーンツーリズム推進委員会は13日、女性を対象とした視察研修会を伊那市長谷の農家民宿「みらい塾」で開いた。約30人が参加し、田舎料理を使ったもてなし方法や、宿泊者を受け入れるためのノウハウを学んだ。
同会は、伊那市富県地区の高烏山を背景に、農産物の収穫体験などをグリーンツーリズム事業の一環として展開している。昨年から、女性を対象とした郷土料理研修会を月に一度開催。地元農産物を使った郷土料理を学んでもらうことを目的としており、最終的には都会からの観光客を農家民泊でもてなせるようにしていきたいと考えている。
しかし、富県の住民は外部の人を自宅でもてなすことに慣れていないという実情もあり「まずは農家民泊を知り、その考え方に慣れてもらおう」と、今回の研修を企画。地元でも先進的に農家民宿をしてきたみらい塾を訪れた。
参加者は、蔵を利用した宿泊施設や、いろりなど、昔ながらの概観を生かした宿泊施設を見学。その後、地元農産物などで作られた郷土料理を試食した=写真。みらい塾の女将、市ノ羽幸子さんの立ち居振舞いなどから、客人との触れ合い方などをじかに学んだ。 -
日本電産サンキョーと伊那市土地開発公社
事業用地売買契約調印伊那市土地開発公社は13日、システム機器関連事業などを手がける日本電産サンキョー(本社諏訪郡下諏訪町、安川員仁社長)と事業用地の売買契約を締結した。
同社伊那事業所の新工場(第4工場)建設に伴い、事業用地を拡張する。用地は、市内美篶の上の原工業団地にある伊那事業所隣接地1万1千平方メートル。新工場は鉄骨一部2階建てで、延べ床面積9500平方メートル。今月に着工し、11月のしゅん工予定。12月から操業するが、本格稼働は07年春を目指す。投資総額は約25億円。
第5工場建設計画もあり、正社員80人、外部委託160人ほどを雇用する見込み。正社員は新卒者を考えているという。
新工場建設は、半導体ウエハー搬送用ロボットの事業拡大、液晶ガラス基板搬送用ロボットの増産に対応するため。産業用ロボットの生産は伊那事業所で月産350台だが、新工場の稼働後は600台に能力を高める。
調印式で、小坂市長は地元からの雇用を願い、永守重信会長は「世界で事業展開しているが、地元企業として事業を拡大し、雇用し、税金を払って貢献させていただく」と述べた。 -
チーム小池工房のトライアスリート
伊那市
鈴木進一さん(60)
小池夏樹さん(37)朝は仕事に行く前に走り、夜はジムのエアロバイクでトレーニング。二人の1日の日課だ。「よくやるね」と言われることもあるが、トレーニングは生活の一部だから、仕事が忙しくて練習できない時の方がストレスはたまる竏秩B口をそろえる。
水泳、自転車、ランニングの3種目で競うトライアスロンを通して知り合った二人は今、小池さんが代表を務める「小池工房」で共に働くパートナーであり、トライアスロンに励む「チーム小池工房」の仲間でもある。まだ面識が無かったころ、別々でエントリーして立川のデュアスロン大会に参加したことがある。鈴木さんは、そこで小池さんの存在を知った。「上位者が掲載された雑誌に『伊那市出身』ってあって、伊那にもすごい奴がいるんだなって思ったよ」と振り返る。
◇ ◇
共に、最初からトライアスロンをしていたわけではない。
48歳までマラソンをしていた鈴木さん。日本無線に勤め、実業団並みの厳しい練習を重ねていたが、記録が伸びないことに悩んでいた。そんな時、トライアスロンと出合う。人に勧められ、いきなり出場した大会で総合6位に入賞。それにはまり、この世界にのめり込む。
50歳から51歳にかけて参加した佐渡、神奈川、伊良子、野尻湖などの9大会では、いずれもベスト3以内に入賞。一種目だけだとなかなか縮まらない記録の差も、3種目あると得意、不得意の差で縮まる。年齢、性別に関係なく、鍛えた分だけ成果に出る竏窒サの面白さを知った。
◇ ◇
小池さんは自転車から入った。大学時代に奈良県から京都府まで4時間ほどかけて自転車で通ったこともある。大学卒業後は東京で就職。勤めながらも自転車競技をしてきたが、会社の同僚に誘われてトライアスロンを始めた。「記録が伸びずに嫌気が差すこともあったけど、仲間と一緒に練習するのは楽しかった」。
伊那市で小池工房を始めてからも、トライアスロンは続けていた。鈴木さんとは共に働くようになった6年前から一緒に練習するようにもなった。走りはもともと独学だったが、「フォームが悪くても早いからフォームが良ければもっと早くなる」と話す鈴木さんの指導でフォームの改善に努めたところ、ぐんぐんとタイムが伸びていった。
昨年は長野県縦断駅伝で、上伊那の走者として13区を走った。沿道には、小池工房のお客さんも応援に駆けつけてくれ、嬉しかった。
◇ ◇
小池さんの成長を間近で見てきた鈴木さんには目標がある。「小池君を長野マラソンで6位以内に入賞する選手にしたい。小さいけどパワーがあり、筋力もしっかりしている。フォームがきれいになったら必ずいくと思っている」。自分が果たせなかった夢を託す。それに対し小池さんも「できるところまでやってみたい」と、意気込みを見せる。 -
アートギャラリー・ミヤマ 橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工・橋爪まさゆきさん(54)の陶芸展は17日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている=写真。生活を彩る日常雑器や花入れなど100余点を展示即売。個性的な形と落ち着いた色合いの器が並んでいる。
湯のみ、コーヒーカップ、皿、スプーンなどのほか、楊枝入れ付きの箸立てなどのアイデア商品も出品。「使い手が思わず手を出したくなる」(橋爪さん)作品が、来場者の目を楽しませている。
つや薬を使わない「無釉焼締」を中心に、ニーズに応じた釉薬を塗った陶器もある。焼いた時の温度の違いで、灰の色合いに表情が出る焼締の魅力が詰まった展示会になっている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年に独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開く。毎年恒例の同ギャラリーでは、11回目を迎える。
橋爪さんは「器を使った時に楽しんでもらえれば」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。 -
君島龍輝の木版画展 ベル伊那・18日まで
新進気鋭の木版画家・君島龍輝氏の個展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。日本の伝統工芸の魅力と、海外の感性とが醸し出す38点の作品を展示販売している。
米国のニューヨークと栃木県の那須のアトリエをベースに、創作活動を展開する作家。近年は国内で展示の場を設けているが、県内では初めての個展となった。
女性や、干支(えと)のイノシシや鳥などの動物を題材にした作品を出品。「木の温もりが感じられる日本の伝統工芸」(関係者)が見所の展示会となっている。
会場では「絵はがきセット」も売っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
東伊那小4年生 「那須屋興産」などに社会科見学
伊那市大坊の中間ごみ処理業「那須屋興産」(池上幸平社長)のリサイクルセンターに12日、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生17人が社会科見学に訪れた。リサイクル過程などを見学した児童は、各家庭でのごみの分別の大切さに理解を深めた。
同小4年生が訪問するのは本年で3年目の恒例。この日は、「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪れ、ごみの減量に向けた生活を見直すことを学んだ。
リサイクルセンターでは、ペットボトル、ダンボール、空き缶などの廃棄物を圧縮し、リサイクル原料に向けて処理される工程を見学。空き缶の分別について子どもたちは、家庭でアルミとスチールを仕分けず出されることが多いことを知った。
那須屋興産の関係者は「廃棄物も皆の協力で分別してもらえることで、早く生まれ変われる」と呼びかけた。 -
高遠北小で音楽会 練習の成果・美しい音色響く
伊那市の高遠北小学校(宇治正隆校長・61人)で12日、校内音楽会があり、各学年の合唱、合奏のほか、プロのマリンバ奏者の特別演奏など全14プログラムを披露。会場には約80人の保護者らが集まり、我が子の活躍を目を細めて見守った。
児童たちは日ごろの練習の成果を発揮しようと一生懸命に取り組んだ。各学年の児童数は少ないものの、澄み渡った歌声と、躍動感あふれる楽器演奏の音色が会場に響き渡った。
特別演奏にはプロの演奏家の音楽を聞かせようと、マリンバで日本クラシックコンクール打楽器部門で4位になった伊藤聡さん(24)=同市境区=ら3人が出演し、マリンバやピアノなどで、ジャズ、アニメソングなど計5曲を披露した。
恒例となっている地元サークル「ドレミファファミリーズ」メンバー5人の大正筝の合奏もあった。
児童たちは、友だちのステージや普段聞くことが少ないプロの演奏をじっと鑑賞。会場からは、次々と繰り広げられる我が子の勇姿に、温かい拍手が沸いていた。 -
【記者室】灯ろうまつり
大芝高原の七夕灯ろうまつり。手作りの灯ろうが水の広場や歩道にずらりと並び、明かりがともった様子はなんとも言えず幻想的だった▼灯ろうを事前に作って持っていく参加型の祭り。和紙に絵や短歌を書いたり、キラキラ光るように内側にアルミはくを張ったりと、一つひとつに作り手の工夫が。初参加した女性はゆらゆらと揺れる明かりに「心和みますね」と話した▼小学生のリコーダー演奏などが前段にあるが、主は灯ろうを眺めて自由に散策する祭り。みこしや踊りでにぎわう夏祭りとは一味違い、のんびり、ゆったりとした祭りもいいもの。七夕に合わせた祭りなので、光の道はちょうど天の川。子どもたちが灯ろうに書いた願いごとは天に届いただろうか。(村上記者)
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都市再生整備計画ワークショップ
飯島町役場で12日夜、「都市再生整備計画」に住民の意見やアイデアを反映させ、実効ある計画案とするために「循環バスの運行全般」「町道堂前線周辺の土地利用や活用について」をテーマに、第1回ワークショップを行なった。8月末まで全3回開き、グループごとの最終案をまとめる。
同計画は国交省のまちづくり交付金を活用し、地域の居住環境の向上と活性化を図るために策定する。
ワークショップは区や耕地、商工会、関係各団体の代表、公募を含む住民30人と役場職員6人が参加、4グループに分かれグループ討議する。
初回はワークショップの目的や導入の経緯、都市再生整備計画素案の概要などの説明を受けた。
素案では、計画期間は07-11年度の5年間。計画に位置づけるまちづくりの目標に「だれもが安心して住むことができるまちづくりの推進」-を掲げ、整備方針に▽高齢者等交通弱者の交通手段の確保▽防災のまちづくり▽国道153号伊南バイパスの流入交通処理▽地域コミュニティーの活性化-を挙げた。
引き続き、計画目標の「だれもが安心して暮らせるまち」をテーマにグループ討議。参加者からは「防犯機能の高いまち」「高齢者に優しいまち」「災害に強いまち」など、様々な意見やアイデア、課題などが挙げられた。
次回からは具体的テーマの、07年度から導入する循環バスの運行全般についてや、国道から伊南バイバスに接続する東西幹線、町道堂前線周辺の環境保全や土地利用について検討する。 -
飯島町保育園審議会
飯島町は8日、役場で保育園運営審議会(宮下覚一会長)を開き、「第2子以降の児童の保育料は3分の1軽減する」改定案を示し、了承された=写真。
この改定により、町の負担金は1億3080万円余で、国の基準より軽減率は25・3%。保育料徴収額は△12・6%、7月改定で試算すると、町の負担額は前年比940万円の増額になる。 このほか、2人以上同時在園の保育料軽減措置は継続する。土曜日の延長保育の新設、1時保育の改定などが示された。
また、飯島東部保育園建設(3園統合)計画について▽通学路の安全確保や送迎バス、待合所、統合までの日程の説明があった。
説明では▽新飯島東部保育園建設工事10月末完成▽解体工事、東部保育園06年12月完了、田切・本郷保育園07年3月完了▽閉園、東部保育園06年11月、田切・本郷保育園07年3月▽開園、東部保育園06年12月、田切・本郷保育園07年4月-とした。 -
網の目状の地域の目で子どもを守れ!
宮田村宮田小学校PTAの呼びかけで12日夜、「子どもの安全を考える会」が同小で開かれた。地域全体で児童、生徒らを守ろうと、小中PTA、区長、防犯担当者、村、警察など約50人が出席。課題などを出しあったが「情報交換による意識の底上げで、網の目状の防犯体制を築こう」と、今後も考える会を継続的に開くことを確認した。
宮田小、中学校の担当者が現状の安全の取り組みについて説明。
2人以上の登下校、教職員による巡視などを強化していると話したが「地域の皆さんに頼らざるえない」と改めて協力を求めた。
宮田村駐在所の雨宮則彦所長も「地域の活動に支えられ、村内では子どもたちが不安になる事例が最小限にとどまっている。今後も関心の目を少しでも向けて」と話した。
宮田小PTAの小野章会長は、あいさつが交わせる地域関係が防犯につながると指摘。
「村の大人全員が父親、母親という立場で、子どもたちに接してほしい」と続けた。
また、危険個所の把握など含め情報共有化の大切さも意見として挙がり、村教委が呼びかけて発足した子どもの安全見守り隊との連携強化などを呼びかける声もあった。 -
心こめた製品、兄弟の結婚式に
通所利用者の手作りの品を製品化し、販売している宮田村福祉作業所。昨年から通う20歳の男性は、近く結婚する兄弟のために、式の引き出物に使ってもらおうと、ハンディモップ40個を心こめて仕上げた。作る喜び、使ってもらえる幸せ。黙々とものづくりに励む利用者にとって、今回の出来事は新たな意欲にもつながっている。
アクリル毛糸を使ったハンディモップ。作業所の人気商品のひとつで、この男性が主に製作を担当している。
兄弟の結婚式用とはいえ、今回のような大量注文は作業所にとっても初めて。
普段よりラッピングを華やかにするなど、工夫も凝らした。
「自分のつくったものを贈れるのは、本当にうれしい」。
毛糸を均等に切り、しばりつけていく根気のいる作業だが、喜んでもらおうと、一つとして妥協はない。
「今回は家族のためだが、目的があって誰かのために作るということは利用者にとっても張り合いになる」と作業所のスタッフ。
古布の再生、香り袋、ビーズアクセサリー
など同作業所は利用者の創作意欲を伸ばして製品化しており、今後は記念品用としても幅広く受注していきたい考えだ。
製品に関する問い合わせ、注文などは同作業所85・5808まで。 -
国交省「観光地域づくり実践プラン」で駒ヶ根市など全国4地域を選定
国土交通省は13日、06年度「観光地域づくり実践プラン」で全国で駒ヶ根市など4地域を選定したと発表した。
実践プランは、観光立国実現に向け、地域特性を踏まえた観光戦略に基づき、多様な地域資源を活用し、地域の幅広い関係者が一体となって進める観光地域づくりを、国交省が支援する。
選定地域は駒ヶ根市、兵庫県宝塚市、徳島県三好市、長崎県雲仙市。地域観光振興に関する有識者らで構成する観光ルネサンス事業検討会に諮り、決定した。
駒ヶ根市は、もてなしのまちづくり協議会が、地域の歴史文化の見直しによる埋もれた地域観光資源の再発掘と、「食」を基軸とした健康保養型観光の展開を図る。 -
伊那市内のパチンコ店で財布盗む
伊那署は12日午後3時05分、窃盗の疑いで、南箕輪村久保の衣料品店店員清水浩平容疑者(41)を逮捕した。
調べによると清水容疑者は本年2月26日午前11時45分ごろ、伊那市のパチンコ店内で、他の客が落とした現金6万円入りの財布1個を盗んだ疑い。 -
おはなしこんにちは
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、「おはなしこんにちは」を町文化センターの和室で開いた。0歳児からを対象にした絵本の読み聞かせで、上郷図書館長の下沢洋子さんによるお話会を親子で楽しんだ。
子どもに絵本やお話の世界の楽しさを味わってもらうことで、子どもと本との出会いや親子の読み聞かせのきっかけを作り、子どもたちに豊かな心を育てたい-と、町内のボランティア団体らが実行委員会を発足。子ども夢基金助成活動の助成を受けて06年度中に4回催しを予定する。
第1回は0・1歳児、2歳児以上に対象を分けて開催。0・1歳時向けには25組の親子が集まった。
下沢さんが、「じゃあじゃあびりびり」「がたんごとんがたんごとん」などの絵本を開いて読み聞かせをすると、子どもたちはお母さんのひざの上に座ったり、畳の上ではいはいしながら絵本を見てお話を聞いた。
下沢さんが「わんわん」と読むと、子どもが「わんわん」とまねをしたり、お母さんの顔を見て笑ったり。親子でゆっくりと絵本の世界を楽しんだ。 -
南箕輪小6年
大芝高原音頭を練習南箕輪村の南箕輪小学校6年生は11日、大芝高原まつりで踊る大芝高原音頭Newヴァージョンを体育館で練習した。
6年生の4クラス129人が、踊りに参加する。初の講習会で村からインストラクター6人が指導に訪れた。
児童は、みこしを担ぐ、村を一望する、祭りを楽しむなどそれぞれに意味のある振付を、インストラクターの動きを見ながら少しずつ練習。サンバのステップなど難しい部分に苦労しながらも、何度も繰り返して覚えた。
祭りでは竹の鳴り物を持って踊るが、これから鳴り物として作る竹を手に、手をたたく振りで竹を打ち鳴らしながら、音楽にのって元気に踊った。
児童は覚えが早く、振付のほとんどを習得。今後は学級などで練習する。祭り当日に着る衣装の準備にも取り組む。 -
ながた荘にAED導入
みのわ振興公社が救命講習箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘に自動体外式除細動器(AED)を導入したことに伴い、みのわ振興公社は11日、社員16人がAEDの使い方を含めた普通救命講習をながた荘で受講した。
ながた荘は本年度、AED1セットを導入。不特定多数の人が利用する施設ではAEDを導入した場合、施設の従業員が講習を受けることが義務付けられている。
箕輪消防署員が、AEDを用いた応急手当、心肺そ生法などを指導した。
社員は、倒れている人を発見してからの手当ての流れを学び、実際に人形を使って人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの操作などを練習。救急車が現場に到着するまでに全国平均で6分程度時間がかかることから、救助隊員に傷病者を引き継ぐまでの6分間、一人で心肺そ生法を続ける練習もした。
振興公社では救命講習の受講は2回目。社員は、万一のときに的確な対応ができるよう真剣に学んでいた。 -
南箕輪わくわくクラブ
小学生卓球チームが全国ホープス卓球大会へ出場南箕輪わくわくクラブ「卓球スクール」の小学生チームが、長野県ホープス卓球大会兼第24回全国ホープス卓球大会県予選会(9日・須坂市民体育館)の男子ホープス以下団体で優勝し、全国大会初出場を決めた。11日、選手の南箕輪小学校6年太田誠君(11)5年平石聖亜君(10)4年伊藤力斗君(9)が唐木一直南箕輪村長を訪ね、全国大会での活躍を誓った。
県大会は、「元気よく出来はよかった」と倉田亜来夫監督。予選リーグ1位で決勝トーナメントに進出。順調に勝ち進み、決勝戦は前年度優勝の若穂ジュニアを破って、2度目の出場で初優勝を飾った。
全国大会は8月29縲・1日、東京体育館である。
卓球スクールは週5日、南箕輪小体育館で練習している。ドライブが得意という3選手。「とにかく勝ちたい」「皆の力を合わせていいチームにして全国で通用する試合にしたい」「1勝したい」とそれぞれ抱負を語り、「長野の名前、わくわくの名前が残せるよういい所までいきたい」と力強く語った。
唐木村長は、「皆で応援しているのでがんばって」と激励した。 -
駒ケ根市の中原市長が全国市長会副会長に
駒ケ根市の中原正純市長は12日、東京都で開かれた全国市長会の理事・評議員会合同会議で、13日で退任する腰原愛正大町市長の後任として北信越市長会の推薦を受け、全国市長会副会長に選任された。中原市長は「大変名誉なことだが、同時に責任も重いものがある。分権時代における基礎自治体である市町村、とりわけ市長会の代表として努力していく」とするコメントを発表した。任期は14日から07年6月までの1年間。
中原市長は1994年6月から1期1年間、全国市長会の理事を務めた。 -
中学生も鑑賞『松竹大歌舞伎』
駒ケ根市文化センターの開館20周年を記念して駒ケ根市文化財団は12日、松本幸四郎・市川染五郎親子が共演する松竹大歌舞伎を文化会館で開いた。昼の部の公演には伊南地区の中学3年生約680人が招待され、一流の伝統芸能に親しんだ。
開演に先立って舞台に松本幸四郎が登場すると満員の観衆から大きな拍手と歓声が起こった。松本さんは「弁慶を初めて演じたのは皆さんと同じ中学生の時だった。歌舞伎は決して難しくない。楽しんでください」とあいさつした。
歌舞伎の成り立ちや歴史を分かりやすく見てもらおうと松本さんが監修したという「歌舞伎噺(ばなし)」には客席の中学生2人が飛び入りで登場。それぞれ役をもらい、せりふや立ち回りを演じて見せた=写真。堂々とした演技に、見守る同級生からは大きな笑いと拍手が送られていた。 -
中沢小児童会チャレンジ祭
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で12日、児童会チャレンジ祭が開かれた。学年を縦割りにした8つの仲良し班がそれぞれ趣向を凝らして企画・運営する楽しいゲームやアトラクションが学校中を舞台に展開。児童らは限られた時間内に全部のコーナーを回ろうとチャレンジカード(スタンプラリーの台紙)を手にして校内を急ぎ足で歩き回っていた。
体育館では、壁に貼った1縲・の数字にサッカーボールをけって当てる「キックターゲット」、バスケットボールをゴールに投げ入れる「フリースロー」のほか、障害物競争が催された。障害は(1)ぞうきんがけ(2)跳び箱(3)マット上で前転(4)平均台(5)縄跳び竏秩B児童らは少しでも速いタイムを出そうと障害物に懸命に挑戦していた=写真。視聴覚室では「お化け屋敷」、音楽室では「宝探し」など、今年が初めての試みとなるアトラクションも催され、児童らの人気を集めていた。 -
インドネシア青年らが駒ケ根市で研修
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年ら22人が12日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に訪問のあいさつをした。代表のヌルル・イマン・ニラム・サリさん(内科医師)は「駒ケ根でのさまざまな経験を国に持ち帰り、地域の発展に役立てたい」とあいさつし、伝統的な影絵芝居に使う水牛の皮で作った操り人形の土産を中原市長に手渡して握手を交わした=写真。中原市長は「長寿国日本においてもこの地域は特に長寿。予防医療などの取り組みについて見ていってほしい」と歓迎のあいさつを返し、市のピンバッジと協力隊を育てる会のバンダナを一人一人にプレゼントした。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。18日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で市保健センター、県看護大、昭和伊南病院などを視察するほか、赤穂東小学校の児童との交流も予定している。 -
伊那東小学校2年生が三峰川で地域探検学習
伊那市の伊那東小学校2年生(3クラス・106人)は11日、同市東春近の三峰川左岸にある榛原河川敷公園で地域探検学習をした。日差しが照りつける中、水着姿の児童たちは川遊びを楽しみながら、地元に流れる河川と親しんだ。
三峰川の浅瀬で泳いだり、公園内でハンカチ落しなどのレクリエーションをして満喫。丸い形の石や水生昆虫採集、魚釣りなどを楽しむ児童たちの顔には、笑顔が広がっていた。
水中や水辺の草むらで、ゲンゴロウ、ミズカマキリ、バッタなどの昆虫を発見し、虫取りあみで捕まえると「見つけたー」と興奮。子どもたちは水槽に入れて、じっくり観察していた。
やなぎ組の倉島大輔君は「深くておぼれそうになったけど、友だちと一緒に遊べて楽しかった」と感想を述べていた。
2年生は今秋、地域探検学習で市内の公民館などの公共施設を見学する。 -
TOSCクラブマネージャー 山岸孝太朗さん(25)
3年目を迎える伊那市総合型地域スポーツクラブ東部地区クラブ(TOSC)。本年4月から、2代目のクラブマネージャーを務めて、会員の活動を支援する仕事に力を注いでいる。
会員412人が集う、市内でも大きな地域スポーツクラブのマネージャー。「キッズビクス」「ベビースイミング」「ジュニアフットサル」などの5講座を運営するほか、東部中学校の部活動や地域の少年スポーツ活動の支援などにも当たる。
「会員を中心に、地域の体育指導員、スポーツ少年団関係者、小中学校の教員などの運営委員からアンケートを取りながら、講座、イベントの企画を立てるのが一番の苦労」
数々の関係者と連絡を取り合い、講座募集のための広報活動、会場確保などの仕事にも汗をかく。
◇ ◇
大学卒業後、帰郷し、事務機器を販売する会社へ就職するが、友人の前クラブマネージャーに代わって仕事を引き受けた。「スポーツ関係の仕事がやりたかった」竏窒ニの思いもあり、2年間勤めた職業を迷いなく転職した。
小学校3年から現在までの15年間、部活動などでサッカーに携わってきた。子どもたちのサッカー技術の向上へつなげるため就任後「ジュニアフットサル」講座を企画、開講。自ら、受講生の指導もする。
サッカー王国ブラジルの名選手と言われる「ロナウジーニョ」「ロビーニョ」も幼いころはフットサルで技術を磨いていたという。
「ブラジルサッカーは判断の早いプレーや個人の技術が秀でている。狭いコートの中でマークを外し、精度の高いパスを出すことは、子どものうちから必要な技術だと思う」
これまでの経験を仕事に生かそうと努力する、アイデアマンでもある。
◇ ◇
TOSCのコンセプトは「いつでも どこでも だれとでも」。地域スポーツクラブの発足理念である、単一種目ではない多種目を多世代で楽しむこと、それを含めてスポーツを通じて人との係わり合いによる地域づくりを目指している。
子どもから大人までが気軽にいろいろなスポーツを経験でき、レベルに応じた「生涯スポーツ講座」と、技術向上のための「競技スポーツ講座」を両立させることが理想の形となる。
少子化でスポーツ少年団の加盟者も少なくなっている時代。「今の子どもたちは運動能力が低下してきているので、小さいうちからスポーツを楽しむことを覚えてもらいたい。そして、世代を越えた地域の人とのつながりの中で交流を広げ、成長した時に地域を盛り上げてくれる存在になってくれれば」と願う。
現在は高齢者から小学生までが一緒にプレーできる「ふわっとテニス」講座で活動の枠を広げようと試みる。通常より大き目のゴムボールを使う、誰もが簡単に楽しめる競技をクラブの柱にして、多世代の交流を活発化させる狙いだ。
◇ ◇
「今までは競技者としての立場だったが、スポーツを支える立場の仕事も魅力がある。会員がいろいろな種目を楽しんで、地域間に多くのふれあいを生んでもらえれば嬉しい」
◎各講座内容などについての問い合わせは、伊那市総合型地域スポーツクラブ東部地区クラブハウス(TEL71・8175)へ -
信州大学農学部名誉教授・俣野敏子さん初の写真展
信州大学農学部名誉教授の俣野敏子さん(74)=南箕輪村=の初めてとなる写真展「ヨーロッパ 人と街角」は21日まで、伊那市荒井区の立図書館で開いている。撮影者の人柄がにじみ出た、心温まる人々の表情を捉えた写真が会場にあふれている。
2竏・0年前にソバの研究、調査で訪れた、オーストリア、ポーランド、チェコ、イタリアなどで撮影した29枚を展示。カメラを持参し、仕事の合間に散歩する中で、レンズを相手に向けた瞬間の笑顔などにシャッターを切っている。
レストランのウエートレス、絵画を売る露店の店主の表情や、石垣の街並み、教会、犬と飼い主の足などの写真を出展。親子をメーンに雑踏を写した作品は構図に優れ、「絶妙なバランス」との反響を呼んでいる。
俣野さんは「たくさんの辛口なコメントと、一個だけ『続けてごらん』といってもえれると嬉しい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時)。 -
伊那公民館高齢者教室公開講座
伊那公民館の高齢者教室オープン講座が12日、同館であり、前信州高遠美術館館長・堀井英雄さんが、江戸時代の大奥で、門限を破ったことから高遠藩内藤家のお預けとして生涯を閉じた「絵島」の人生について講演した=写真。
同クラブは、老後の生きがいづくりや交流を目的として5月縲・月にマレットゴルフや唱歌を歌うなど、多彩な活動を展開しおり、1度公開講座を開いている。今回は、3月に合併した高遠町の歴史を学ぶ講演会を企画。
絵島は、当時仕えていた月光院の代参で墓参りに行った帰り、歌舞伎役者・生島新五郎の芝居見物に訪れ、大奥の門限に遅れて帰城した。そのことをとがめられ、高遠藩への永遠流に処されたが、堀井さんは「少し前の時代なら、それほど大きな罪ではなかった。絵島は権力争いの犠牲となり、このような罪人となってしまった」と、当時時代背景を説明。高遠での絵島の人生を語った。 -
KOAがバザー売上金10万円を寄付
KOA(本社伊那市)は12日、箕輪町にある特別養護老人ホーム「みのわ園」を訪れ、10万円を寄付した。
寄付金は、6月に上伊那生産拠点「パインパーク」で開いた感謝祭のバザー売上金のすべて。
施設には、バザー担当者ら4人が訪問。
総務センターゼネラルマネージャー米沢英俊さんは、感謝祭の様子などを紹介し「有効に使っていただければ」と利用者に寄付金を手渡した。
小池喜志子施設長は「車いすがほしいと思っていた。ありがたいこと」と感謝。寄付金でリクライニング式の車いすを買い、送迎用に使いたいとした。
バザーは12回を数え、例年、福祉施設などに寄付している。今回も上伊那福祉協会に要望を聞いた。バザーには社員152人からタオル、陶器、おもちゃなど約570点が集まった。格安とあり、大盛況だった。 -
伊那まつりPRに大あんどん2基を設置
伊那市役所と駅前再開発ビル「いなっせ」入り口に12日、「第34回伊那まつり」(8月5・6日)で使う大あんどんを1基ずつ設置した。まつり前日まで飾り、夜間点灯してまつりをPRする。
あんどんは高さ4・5メートル、幅1メートル、奥行き0・6メートル。まつり当日、大あんどんの設置・撤去に当たる市職員や業者約20人が練習を兼ね、あんどんを組み立て、例年通り側面に竜の水墨画や「商売繁盛」「五穀豊穣」の布などを取り付けた。
あんどんは8月5日、歩行者天国(県道南箕輪・沢渡線の春日公園下交差点縲怦ノ那北駅前交差点)の両端に置く。メーンの一つ、市民おどりの折り返し地点となる。8月6日は、市役所駐車場で開く「遊ingビレッジ」の会場に運び込む。 -
本郷地区伊南バイパス沿道景観形成等住民協定に県が認定
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飯島町の「本郷地区伊南バイパス沿道景観形成・土地利用住民協定(松下寿雄協定運営委員会委員長、33人)」に対し11日、県庁で田中県知事が認定書を交付した=写真。
協定は伊南バイパス本郷地区住民らが工事着工を前に、無秩序な開発を抑制し、自然豊かな田園風景と地域環境、優良農地の保全を目的に締結。
協定区域は南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・88ヘクタール、協定者は協定区域内の土地所有者と建築物の所有者、並びに賃借人で対象者は107筆、33人。
土地利用基準は建築物、屋外広告、自販機、土木構造物などそれぞれに基準を設けた。具体的には▽建物は高さ12メートル以内、容積率百%以内、建ぺい率60%以内▽野立て看板は原則禁止▽自販機は景観、環境を阻害するような物品の販売機は設置しない-など。
認定は町内では昨年5月飯島地区に続き2件目。