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はなまる地域探検隊 絵手紙に挑戦
伊那市の小中学生を対象に体験活動の場を提供する「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)の絵手紙教室が9日、市役所であった=写真。児童ら約80人が集まり、サツマイモ、トウモロコシなどの野菜を題材に、贈る相手を思い気持ちを込めて制作した。
同探検隊では3年目の恒例行事。日本絵手紙協会公認講師の三沢和子さん=同市西春近=を招き、クレヨン、水彩絵具、色鉛筆で思い思いの絵を描いた。三沢さんは「じっくり見て自分の心で感じたままを描いて」と子どもたちに助言していた。
題材となる野菜や花などは、すべて参加者の持参。中にはカブトムシ、クワガタ、バッタなどを持ってくる男子児童もいて、周りから注目を浴びていた。ツユクサを描いた伊那小の塩谷和士君(8)は「葉っぱの色が難しい」と、何度も色を調合して試していた。
一人ひとりが約5枚ずつ作ったが、その内1枚は10月13縲・3日、市役所ホールで展示。残りの作品は家族、担任教師などへ送ることにしている。 -
長谷の官公庁職員・ソフトボール親ぼく
第39回長谷親ぼくソフトボール大会が9日、伊那市長谷の長谷総合グラウンド、長谷中学校校庭であった=写真。同地区の官公庁で働く職員ら約100人が集まり、年に一度の恒例行事で運動不足を解消し、交流も深めた。
参加者は長谷総合支所、長谷中学校、国土交通省三峰川総合開発工事事務所など10チームの職員やその家族。2会場を使って、トーナメント戦と敗者同士の対戦を展開し、全チームが2試合以上戦った。
それぞれ女性職員や小学生なども混じりチームを構成し、和気あいあいとプレー。山々に囲まれ、近くにダムを眺める南アルプスの懐で、仲間を思いやる声や歓喜の雄叫びを響かせていた。
試合後は長谷公民館で表彰式と懇親会を開いた。表彰では優勝チームのほか、個人賞として「ホームラン賞」「珍プレー賞」「最優秀選手賞」などの授与もあった。 -
宮田村の農園でブドウ狩り始まる
宮田村駒ケ原にある平沢秋人さん、明子さん夫妻のブドウ農園が収獲期を迎え、12日から直売、収獲体験を始めた。例年以上に出来が良く、甘さも抜群。さっそく客も訪れ・ス実りの秋・スを味わった。
たわわに実った、色鮮やかなナイアガラ。通りかかった人たちが足を止め、買い求める姿があった。
「孫が来るので食べさせてやりたいと思って」と村内の常連客から、偶然通りかかった村外の人まで。
平沢さん夫妻との会話を楽しみつつ、もぎたてのブドウに舌鼓を打った。
期間中、村デイサービス利用者を招待するなど、園内は連日にぎやかに。
開園時間は午前9時から午後4時で、1キロ500円で販売。9月末まで営業を予定するが、ブドウがなくなり次第終了する。
問い合わせは平沢さん85・2744、090・9359・7757まで。 -
高遠小の高遠囃子クラブ「灯篭祭り」に向け練習に熱
伊那市高遠町で23日にある高遠灯篭(とうろう)祭で、地元の伝統芸能「高遠囃子(ばやし)」を演奏する高遠小学校の伝承クラブが、本番に向けて練習に熱を入れている。
高遠囃子は各町内にそれぞれ異なる囃子が伝わり、現在、本町や仲町、霜町など8町内会で保存されている。クラブは、譜面が残り「曲が短くて、わかりやすい」(保存会)ことから、鉾持(ほこち)町内の曲を演奏する。
当日は本町交差点から鉾持神社までの本通りおよそ400メートル間を往復。往路を本囃子といい「松囃子」を、復路を帰り囃子といい「唐子」を奏でながら巡行する。
クラブは発足7年目。3縲・年生の有志でつくる。祭りには発足当初から出演し、保存会の桜奏会(小松友衛会長)と婦人部(堀井美代子部長)の指導を受ける。
三味線、横笛、太鼓、大皮、鼓で構成し、担当楽器ごとに練習を重ね、全体で音合わせをする。豪雨で中止となった7月の高遠城下祭りにも出演する予定だったため、6月から週2回励んでいる。
本番は2列で練り歩くため、2週間前から、校内外を歩きながら演奏する実践練習にも取り組む。前後列の間隔やリズムに狂いが生じるなど難しく「演奏のテンポが早いからもう少しゆっくり」などと指導を受ける。
三味線を担当する6年の畑和輝君(11)は「掛け声も大きく出るようになってきたし、息も合ってきたと思う。絶対に成功させたい」と意気込む。
祭りは地区内各所にあるお宮が鉾持神社に合祀(し)された明治以降、記念の秋祭りとして続けられている。当日は午後2時に出発する。 -
税についての作文上伊那審査会
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は11日、伊那市の伊那公民館で上伊那の各中学校から募集した税についての作文の審査会をした。飯島中3年の片桐梨奈さんと西箕輪中3年の丹優美さんの作品を県審査へ出品することを決めた。
本年度は11校から208点(昨年比10点増)の応募があった。題材は自由。体験談や授業で学んだことなど、自らの意見や感想を1200文字以内でまとめる。
連合会はじめ、税務署や上伊那地方事務所など関係機関の10人余が、一点一点に目を通し、文章の構成、意見や体験の表れ、個性的な内容、説得力の有無などを基準に審査した。
租税教育の一環で、税についての知識や関心を高める狙い。全国納税貯蓄組合連合会主催で、1976(昭和51)年度から続く。作品は地区、県、関東信越の各審査を経て、全国で入選を決定する。 -
南信高校新人体育大会ソフト熱戦
南信高等学校新人体育大会ソフトボール競技の女子の部が9、10日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校グラウンドであった。同地区から7校が出場し、県大会の組合せのためのシード順位を決めた。
男子1チーム(伊那弥生)と女子全7チームは23縲・5日、伊那市の富士塚スポーツ公園などである県大会へ出場する。
結果は次の通り
(1)飯田女子(2)飯田風越(3)赤穂、伊那西 -
JA上伊那箕輪地区生活部会「いこいの夕べ」
JA上伊那箕輪地区の生活部会は8日、「いこいの夕べ縲恊gも心も野良休み縲怐vを松島コミュニティセンターで開き、約240人がマリンバ演奏と講演を楽しんだ。
農繁期の夕方のひととき、少し野良休みをしてリフレッシュしよう-と毎年開いている。
演奏会は、コダマ楽器マリンバ講師の菊池はるかさん=諏訪市=、「すわっこ教室」でマリンバを学んでいる菊池さんの妹かおりさん、かなえさん、高木美咲さんが出演。高木さんの母で、辰野町でピアノ教室主宰の高木礼子さんが伴奏を務めた。「ます」「序奏とロンドカプリチオーソ」「ふるさと」など9曲を披露した。会員はしばし忙しさを忘れ、マリンバの美しい音色と華麗な演奏を満喫した。
講演会は健康・体力づくりアドバイザーの牧内隆雄さんが、若さと元気を取り戻す体の手入れの仕方を紹介した。 -
第1回わくわくクラブ杯囲碁・将棋の集い
南箕輪わくわくクラブの第1回わくわくクラブ杯「囲碁・将棋の集い」は9日、村民体育館のクラブ談話室で開いた。小学3年生から大人まで30人が囲碁と将棋に分かれてリーグ戦で対戦した。
わくわくクラブの囲碁・将棋教室は月1回、子どもと大人が自由に打ち合っている。大会で互いの腕を競い合おうと初めてクラブ杯を計画した。
将棋は小学生の部9人、一般の部11人。囲碁は小学生の部5人、一般の部4人。会員以外の参加もあった。
結果は次の通り(敬称略)。
【将棋】▽小学生の部=(1)埋橋直也(南箕輪小6年)(2)堀隆雄(同)(3)行田祐斗(同)▽一般の部=(1)酒井昭二(神子柴)(2)赤羽国治(南原)(3)野沢勝(北殿)
【囲碁】▽小学生の部=(1)大塚智哉(南箕輪小6年)(2)山崎洸(同)(3)原諒太(南部小6年)▽一般の部=(1)小口博司(伊那市)(2)酒井久男(岡谷市)(3)渡辺和夫(神子柴) -
シルバー人材センターボランティア
日ごろ世話になっている地域への感謝の気持ちを込めて駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)の赤穂地区委員会(堀弘地区委員長)は9日、JR駒ケ根駅一帯のボランティア除草作業を7月の第1回に続いて行った。会員約70人が参加し、歩道や植え込みや緑地帯などの雑草を取り除いた=写真。
真夏のような日差しが照りつける昼下がりの駅前で、参加者らは「草はすぐ伸びるなあ」などと話しながら、慣れた手つきで手早く雑草をむしっていた。 -
地震活動講演会
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館は9日、駒ケ根ふるさと講座の06年度第1回を赤穂公民館で開いた。約20人が集まり、信州大理学部教授の角野由夫さんの講演「日本列島の地震活動竏駐穴C地震に備えて」を聴いた。
角野さんは「日本の大きな地震は約100年ごとに起きていて、次の大地震は今後50年以内には絶対起こるだろう。日本の伝統的な建物は揺れに強いが、一つの地震でも地盤によって各地の被害は大きく違ってくる。伊那谷は比較的強いが、御岳周辺は弱い」などと説明した=写真。
第2回講座は11月11日午後1時。信州大理学部部長の伊藤健夫さんを講師に迎えて「遺伝子DNAは語る竏宙笂`子組み換え食品の問題点」と題した講演を聴く。 -
宮田村子どもまつり、ゲームラリーでチビッコ全力
第27回宮田村子どもまつり(村青少年健全育成協議会主催)は9日、新田区のふれあい広場で開いた。10種目のアトラクションで得点を競う「ゲームラリー」に282人の小学生と園児が挑戦。楽しみながら全力で挑んだ。
スリッパ飛ばしや空き缶積み、輪投げなどユニークな競技が目白押し。チビッコたちは真剣な表情でチャレンジした。
好記録が出ると「すごい」「やるなぁ」と歓声も。目標に向って争う、競技の醍醐味も満喫した。
表彰式の後は全員でゴミ拾い。心も体もリフレッシュして、秋の1日を楽しんだ。
上位の結果は次の通り。
【低学年男子】(1)山中伸晃(2)池田拓郎(3)伊藤椋馬(4)三浦捷(5)下井颯太(6)橋爪優【同女子】(1)田中里奈(2)伊東未貴(3)小田切楓(4)横山弥央菜(5)芦部里紗(6)小木曽弥月【中学年男子】(1)和出竜之介(2)小林祐(3)本山柾成(4)横尾拓未(5)橋爪黎(6)平沢賢【同女子】(1)小木曽梨香(2)宮下結里香(3)浦野優花(4)小木曽結衣(5)田中翔子(6)唐木なつ美【高学年男子】(1)伊藤健太郎(2)田口真(3)久保田裕己(4)宝沢雅也(5)酒井悠希(6)西出伊吹【同女子】(1)滝口玲奈(2)夏目玲(3)市瀬里緒(4)竹村萌(5)永谷香奈(6)宮井七海
【部門別チャンピオン】▼ホールインワン=片山馨悟▼はし使い名人=夏目玲▼足ふりふり=本山柾成▼バランス=小木曽梨香 -
飯沼の棚田で稲刈り
中川村大草飯沼地区の棚田で10日、稲刈りがあった。
飯沼地区農業活性化研究会(入田護会長)の会員ら約20人が4台のコンバイン、2台のバインダーで50アールに実った酒米ミヤマニシキを刈り取った。
同会は5月14日に田植え機で植え付け。順調に生育、秋陽気に恵まれまずまずの出来。
収穫した米は村内の米沢酒造に玄米で持ち込み、特別純米酒「おたまじゃくし」になる予定。
入田会長は「ずっしり重く、粒も大きく、酒米としても上出来」と話していた。 -
9年ぶりに長い冬眠から覚め、大蛇復活
さわやかな秋晴れとなった10日、駒ケ根市の赤穂中学校(諏訪博校長)は伝統の大運動会を同校グラウンドで開いた。上伊那で唯一開。今年は9年振りに競技「大蛇」が復活、「心と手をつなぐ赤中生」「暴力やいじめのない学校」を内外にアピールし、興奮と感動を呼んだ。
「ひろがれ!赤中PEACE」をスローガンに、生徒、教諭ら約千人が紅白に分かれ、13プログラムを繰り広げた。
真っ向、力勝負の「綱引き」。なじみの全校女子の校歌ダンス「すずらんの舞」。男子全員が力と力でぶつかりあい、火花を散らす「棒倒し」。迫力ある女子同士の戦い「騎馬戦」と続き、いよいよ、注目の「大蛇」。出陣太鼓に、長い冬眠から目覚めた大蛇4匹が東西から「ノッシ、ノッシ」と登場、次々と寝転び、とぐろを巻いて完成。2回戦は逆におき上がる「脱皮」をした。入場から退場まで手はつないだまま。 97年の運動会で「大蛇」にかかわり、いじめや暴力事件が発生したことを受け、学校側から、いじめや暴力を許さない学校の雰囲気になるまで冬眠させられた「大蛇」。生徒会は8月に「赤中人権宣言」を策定し、伝統種目を甦らせた。
「大蛇」を見に集まった市民らは「昔と比べると迫力が欠けるが、復活してよかった」「冬眠や復活の経過を思うと、感慨深い」と話していた。 -
町長が高齢者敬愛訪問
「敬老の日」を前に
11日、飯島町の高坂町長は、米寿(88歳)を迎える43人の高齢者宅を訪問し、町からの福祉金を贈り、長寿を祝った。
このうち、高坂町長の訪問を受けた大木島琴さん(岩間)は「少し耳が遠い程度で、至って健康。野菜づくりや田んぼでヒエ抜きもしている。好き嫌いなく、若い人よりもたくさん食べている」と笑顔。
高坂町長は「顔の色つやもよく、お元気そうだ。一生懸命働いているのが長寿の秘訣では。冬が近づくが、体に気をつけ、元気で長生きを」と激励した。
なお、町内の敬老行事は各区、耕地による敬老会など。町内の最高齢者は101歳の女性(飯島区)、高齢化率は26%。 -
敬老会各区で
宮田村の各区では10日、それぞれ区や分館が中心になって敬老会を開き、70歳以上の招待者の長寿を祝い、心づくしの料理や演芸で、長年にわたり村や区の発展に尽力した高齢者の労苦を労った。
このうち、町3区は老人福祉センターで開き、招待者300人余中、100人余の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。
会には招待者をはじめ、小原県議や地元村議らが出席。着席したお年寄りを前に、宮脇正明分館長は「大正、昭和と激動時代を乗り越え、町3区を築き、守っていただいた」と感謝し「長年の経験と知識を生かし、町3区の発展に力添えを」とあいさつした。
祝宴では、趣味のグループや個人が歌やおどりを披露し、盛り上げた。
一方、町2区は宮田小学校体育館で開き、招待者161人中、50人が出席した。
式では主催者あいさつに続き、来賓の雨宮駐在所長は祝辞の中で「05年中の村内で発生した人身事故は40件、今年は今日までに既に38件と危機的状況にある。そのうち、約半数は高齢者がかかわった事故。一歩、家から出れば、交通戦争の戦場であることを意識して」と、交通安全を訴えた。
演芸は祇園早囃子保存会の祇園囃子でスタート、趣味のグループや個人、行政役員らがステージを彩った。
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中国研修生が宮田観光ホテルでボランティア活動
宮田村の外国人受入企業の会(原田和愛会長、10社)の中国研修生ら32人は10日、宮田観光ホテルで建物周囲の草刈、ごみ拾い、窓拭きなどのボランティア活動に精を出した。 中国から研修生受入は今年で6年目。村の支援、協力に感謝の気持ちを込め、同ホテルで、10、17日の両日、2班に分かれ、奉仕活動をする。
原田会長は「研修生同士が交流を深めながら、伸び伸びと作業をしている。今後も年1回の奉仕活動を続けたい」と話していた。
ホテル側も「日頃、手が届かない場所をきれいにしていただいた」と感謝。
作業終了後、研修生らは昼食をごちそうになり、入浴も楽しんだ。 -
平和の火リレー
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広島平和公園に燃え続ける反核「平和の火」を手に、県と県内自治体に平和行政を要請する第19回反核平和の火リレーは11日、中川村役場に到着、曽我村長や村職労の歓迎を受けた。自治体職労や社民党、社青同などでつくる県平和友好祭実行委員会主催。
松川町から引き継いだ火は国道153号を沿道の人々に、スローガン「走りつづけよう、ヒロシマ・ナガサキ・オキナワの心を」をアピールしながら北上、飯島町、駒ケ根市、宮田村を経て伊那市役所に向かう。
松川町走者から、引き継いだ火を先頭に、勢いよく走りこんできた一行を迎えた中川村の歓迎式で、実行委員会代表は、有事の際でも基本的人権を侵害しない、平和憲法擁護などを盛り込んだ要請書を手渡した。
曽我村長は「核は過去の問題ではない、今進んでいる問題。平和護憲運動をどう伝え、共有するかが課題。暑い中、平和のために頑張って」と、激励し、新しい走者にトーチの火を移した。 -
【記者室】みのわアイスが食べたい
みのわアイスを作ろう-。牛乳の消費が伸び悩む中、箕輪町酪農振興協議会の有志が、生産者自らが牛乳を売る道を模索し始めた。箕輪の新ブランドとして、また次世代の新たな産業として、ぜひ誕生させたい-と熱い思いを抱いている▼上伊那には駒ヶ根と南箕輪にアイスクリームとジェラートがある。3番目となると「これがみのわアイス」と言える、「箕輪に行って食べたい」と言わせるアイスクリームの開発が必要になる。おいしいのは当たり前で、本当においしくなければ人は来ない▼起業のことは正直わからないが、実現までには課題が山ほどある。今はやる気のある仲間探しが始まったばかり。みのわアイスが食べられる日を楽しみに今後を見守りたい。(村上記者)
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全日本ポニーレース大会第5回パカパカ杯
箕輪町木下一の宮の伊那ハーレンバレーパカパカ塾主催「全日本ポニーレース大会第5回パカパカ杯」が10日、パカパカ塾の馬場であった。県内外から集まったポニーが10種目のレースに出場。たてがみを風になびかせ疾走するポニーもいれば、コースを逆走してしまうポニーもいて、観客は応援したり、笑ったりとレースを楽しんだ。
決勝レースは、速さを競う「ポニーレース」、牝馬でジョッキーも女性という女の戦い「パカパカオークス」、コース途中のパンと人参を騎手と馬が食べきってゴールする「パンと人参」、2カ所のかごにボールを入れてゴールする「上手に入れて」など速さ、技、馬の頭のよさなどを競う。
競走レースでG1ポニーの走りを見せる一方で、騎手の頑張りとは裏腹にのんびりコースを歩いたり、騎手を振り落として走ったり、ポニーを引く大人のほうが必死に走っていたりと、観客は愛きょうあるポニーの様子や意外なレース展開を楽しんでいた。 -
南箕輪村長杯少年野球大会
箕輪彗星クラブが優勝
南箕輪少年野球連盟主催の第9回南箕輪村長杯少年野球大会は10日、大芝公園の大芝野球場であった。8チームが熱戦を繰り広げ、箕輪彗星クラブが優勝した。
伊那市スポーツ少年団から4チーム、箕輪少年野球連盟から4チームが出場し、トーナメントで戦った。監督やコーチから厳しい指示が飛び交う中、選手はマウンドに響く大きな声を出し合って白球を追い、熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
◇準決勝
南小ドラゴンズ3-2西南ブルース
箕輪彗星クラブ7-6伊那中部スポーツ少年団
◇決勝
箕輪彗星クラブ9-2南小ドラゴンズ -
第59回長野県美術展
第59回長野県美術展(県、県教育委員会、信州美術会主催)の伊那会場が10日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。入選作品をはじめ審査員、無審査、遺作の計599点を一堂に展示。2年ぶりの伊那会場の開催で、南信各地から訪れた人々がじっくりと鑑賞している。
作品は日本画、洋画、彫刻、工芸。県内の居住者及び出身者からの応募数は4部門で912点。昨年と比べ日本画はわずかに減少したが、全体では11点多かった。約6割の547点が入選した。審査員作品30点、無審査6点、遺作5点も展示している。
上伊那地区の受賞者は、2部(洋画)で信州美術会賞に丸山栄一さん=南箕輪村、SBC賞に竹内みどりさん=辰野町、NBS賞に宮沢かつ子さん=辰野町、4部(工芸)で信州美術会賞に吉田冴子さん=箕輪町。
会場は、伊那や飯田地区の人が見やすいように洋画の関係地区分を1階に展示し、彫刻は周囲の壁を取り払い会館の大きな空間の中で鑑賞できるように配置するなど、展示方法にも工夫を凝らしている。
事務局では「多くの方に見に来ていただき、美術に興味を持ってほしい」と話している。
会期は17日まで。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。入場料は一般500円、高校・大学生300円、身障者、小学生無料。 -
三峰川みらい会議水チームが7月豪雨の影響から、三峰川の治水を改めて検証
三峰川みらい会議水チームは10日、7月豪雨の影響で変容した三峰川から、改めて治水のあり方を考える検証会を河川流域で開いた。関係者など15人が参加。自然の流れに沿った治水の必要性を認識した。
ダムの影響もあり、1983年の58災害以降、大きな水害がなかった三峰川だが、今回の雨では、流道の変化や大量流木の発生など多くの変化があった。
ジョギング・サイクリングロードが流出した伊那市富県の左岸には、流出した後から大きな白岩が出現。本来この白岩は、川との境界となっていたが、大きな流れが発生しなくなると同時に白岩の周りに土砂が堆積。その上にサイクリングロードが作られていたため、今回の流出を招いた。参加者からは「これが昔ながらの姿。このままに留めた方がいい」「川の流れを変えてここにサイクリングロードを作ってもまた同じように流される。もともと変化の大きい三峰川の流れを固定するのは無理」などの声が挙がった。
一方、流木の大量発生は58災害時には見られなかった。20年近く大きな氾濫が無かった三峰川では、外来種樹木などが巨大化し、川本来の姿が失われていることが問題視されている。国やボランティアが除伐を試みた部分もあるが、そうした部分はごく一部で、今回の災害では片付けられないほどの大量流木が発生した。水チームの前林賢一代表は「今回は流量が少なかったからこのくらいで済んだが、今後また、こうした流れがあれば流木が橋に引っかかり、欠損する危険性もある」と指摘。樹木を放置は、治水の観点からも危険が高まることを認識した。 -
長谷地区で新「伊那市」誕生記念タウンウォッチング
南アルプスに抱かれた自然豊かな長谷を知ろう竏窒ニ、新「伊那市」誕生記念タウンウォッチングの第1弾「行こう遊ぼう僕らの南アルプスへ」が10日、伊那市長谷であった。家族連れなど117人が参加。長谷ならではの明所などを訪れ、地域の魅力を再発見した。
合併に伴い、新伊那市となった旧3市町村の魅力を地域住民に感じてもらうための試み。今回は、長谷地区が誇る南アルプスや重要文化財に指定されている熱田神社、総合的な保険予防の拠点としたさまざまな事業を展開している美和診療所・長谷健康増進センターなどを見学。
気の里ヘルスセンター栃の木では、山岳写真家・津野祐次さんが「東駒と仙丈ケ岳」をテーマに講演。津野さんは「この地に合わせて生き抜いてきた珍しい植物も多い」と、多様性に富んだ南アルプスの特徴を美しい写真の数々と共に説明しながら、南アルプスの四季の変化をとらえたスライド写真を披露し、参加者を楽しませた。
10月下旬には高遠会場と伊那会場での実施を予定している。 -
第13回伊那市郵便局長杯さわやかママさんバレーボール大会
第13回伊那郵便局長杯さわやかママさんバレーボール大会が10日、伊那市民体育館であった。伊那市ママさんバレーボール協議会に所属する8チーム約120人が参加し、熱戦を試合を繰り広げた。伊那郵便局主催。
バレーボールを通じて互いの親ぼくを深めたり、友情の和を広めていくことを目的として年に一度開く大会。2ブロックで1チーム2試合ずつ対戦し、各ブロックの1位同士で決勝戦を、2位同士でが3位決定戦を行った。
今年は、一昨年、昨年と2年連続で優勝した「コスモス」と、同じく、2年連続で3位に入賞した「たんぽぽ」が、決勝で対戦。2セットを制しコスモスが3年連続の優勝を飾り、たんぽぽは準優勝となった。3位にマザーズが入賞した。 -
伊那弥生ヶ丘高校のPTAセミナーでノンフィクション作家・家田荘子さんが講演
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校は9日、『極道の妻たち』(文芸春秋)などで知られるノンフィクション作家・家田荘子さんを迎えたPTAセミナーを開いた。生徒や保護者地域住民が集まり、「生きるということ」を演題とし家田さんの講演に耳を傾けた。
もともと口下手で人とのコミュニケーションに悩んでいた家田さん。「女優としてなら人と上手に接する人気者になれるのでは」と女優を志す。なかなか芽が出ず、待っているだけではだ竏窒ニ自身の売り込みを始めたところ、出版社から当時の作家にはタブー視されていた“風俗”を書くことを勧められ、それが作家になる転機になったという。
家田さんは「今はそれぞれ夢をもっており、それに向かってがんばっていくのは素晴らしいこと。必ずしもそれは実現できるわけではないが、自分の何が向いているのかも分からないのも事実。遠回りして、一生懸命に頑張ることも大切」と語り、一歩一歩を確実に積み上げ、偏見や自分の価値観で人を見るでなく、それぞれの個性を認めることの重要性を訴えた。 -
生徒900人分の情報紛失
伊那市教育委員会は11日夕方、伊那市内の中学校男性教員が所有する現任、前任校など延べ約900人分の生徒の成績などが入った個人用パソコンが車上狙いにあったことを発表した。
北原明教育長ら3人が会見で「私たちの指導、監督不行き届きだった。深くお詫び申し上げます」と謝罪。関係生徒、保護者へ文書などで説明するともに、今後の防止策を話し合っていきたいとした。
紛失した情報は現任校と市外の前任、前々任校の3中学校分で、氏名やテストの点などを含む担当教科の成績や、氏名、電話番号が入った部活動の連絡網のほか、学校行事の写真など。各学校の市町村名、それぞれ対象生徒人数などの詳細は未発表で「前任校などへ迷惑がかかる」とした。
事件は8月27日、男性教員が学校で深夜まで仕事をした後、南箕輪村のコンビニエンスストアに5分ほど寄った際に、バックに入れて助手席に置いてあったパソコンを盗まれたもの。車のドアの鍵は開いたままだった。28日、学校長へ報告し、伊那警察署へ盗難届けを提出した。
事件発生後から報告が遅れたことについて北原教育長らは「本人のデータ内容に関する記憶があいまいで中身を確認するのに時間がかかった」と説明した。
この中学校では成績処理などは学校のパソコンですることを原則としていたが、校長の許可を得て個人パソコンを持ち出すことはできた。しかし、事件当日、許可は受けていなかったという。
同教育委員会は今後、臨時学校長会を開き、各学校の情報管理の徹底について周知。▼個人情報や学校管理に関する情報を校外へ持ち出さない▼人事異動に伴う児童、生徒の個人情報を私物パソコンで持ち出さない竏窒ネどを盛り込むことにしている。 -
国道361号・案内標識移設始まる
6日に交通死亡事故が発生した、南箕輪村南原の国道361号で、現場に設置している案内標識の支柱が国の原則基準に従がっていないため、県伊那建設事務所は11日、移設工事を始めた。
県は地元住民などから支柱が危険だという指摘を受け、移設工事を中旬から予定していた矢先に事故が発生。事故にあった伊那市の男性(60)は木曽側から伊那市方面へ進行中、左側の支柱と衝突、胸を強く打ち死亡した。
現場は歩道のない片側約3メートルの車道で、案内標識の支柱は路肩部の幅約50センチに同事務所が1998年3月に設置=写真。支柱は高さ約10メートル、直径約30センチの鉄製だった。
支柱は国の道路標識設置基準では、歩道のない道路の場合、車道や路肩の外側に設置することが原則となっているが、但し書きの示す「外側に余裕がない場合は、車道部端(路肩含む)の内側50センチ以内」との解釈で設置した。
当時の担当者らの話では、道路脇の畑の用地買収がうまくいかず、やむを得ず但し書内の路肩に設置したとのこと。05年12月には運転者の注意を促すため、支柱手前約20メートルに4本のポール、支柱に反射材を施すなどの危険標示をした。
現場は2月に権兵衛トンネルが開通し、交通量も増加。大型車両のサイドミラーが支柱に接触するとの苦情を受けた建設事務所は、8月中旬に畑の所有者から了解を得て、移設工事を始めるところだった。
付近には、但し書内の路肩に支柱が設置している場所が数個所あるため、道路脇の所有者の了解をもらい、移設工事を進めていきたいという。 -
災害復興記念の花火大会
7月豪雨災害復興祈念の伊那市花火大会が9日夜、市役所南側であった。人出は約3万人。打ち上がる5千発の花火を楽しみつつ、災害復興を願った。
8月の「伊那まつり」中止を受け、イベントの一つだった花火大会は災害復興記念に切り替えた。プログラムは番付84のままで、花火と映画音楽などを組み合わせた「音楽花火」、空中ナイヤガラ、スターマイン、孫の誕生などを祝う記念花火など色鮮やかに夜空を彩り、会場から拍手と歓声が沸いた。
市役所西側駐車場の3カ所には、災害復興のための募金箱を設置、来場者から義援金を募った。
また、ローメンなど約30の出店が並び、にぎわいを見せた。 -
阿竹晃子さん(63)、
絵も陶芸も根っこは同じ、表現方法が違うだけ。心の趣くままに描き、造形する-。
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1943年、名古屋市で彫刻家の故・中村喜平さんの長女に生まれ。子ども時代は川口市で過ごす。父の彫刻は売れず、母が和裁で一家を支えた。「父が好きで、まつわりついていた。父のモデルも務めた。父は生きていくにはお金は必要。85%はお金でカバーできる。残りの15%はお金では満たされないとよく言っていた」と父の思い出を。
偉大な彫刻家の父の背を見て育ち「気がついたら描いていた」と10代から独学で絵を描き始めた。「人物画はものすごく好き、モデルを見ると燃える。色彩は明るく、鮮やかな色に引かれる。冬は景色、粉雪が降る景色がいい」。父から母に毎日のように届く絵手紙を見て、絵心を誘われたとか。
25歳で夫の実さんに出会い、大恋愛の末、結婚。工業デザイナーを目指し勉学中の夫を支え、2女に恵まれた。次女のおむつを取れた時「むしょうに手が乾く。何かやってみたいと、父に相談すると、陶芸を勧められた」という。
陶芸家、岡村昭男さんに師事。「なにものにも捕らわれず、好きな物を好きなように作る」それが身上。「いいこともいやなことも、泣きたいことも作品にして吐き出す。絵を描くように、自由に形づくる。絵と陶芸、材料が違うだけ」とか。
陶芸はお金にしやすい」と、経済的に困窮すると、陶芸の個展を開催。「いい友達に恵まれ、友達が心配して買ってくれるから、ほとんど完売する」とか。
50歳から俳句をはじめ、60歳には盆栽にも目覚め、昨年から亡き父の工房(駒ケ根市福岡)に移転し、釜を構え、創作活動に励む。
「駒ケ根市は自然がきれいで幸せ。冬もいい。歩いて、氷や雪をすくって食べる」と寒さも楽しんでいる。「釜を持って、独立したら、自分に腕がないのに、愕然とした。穴があったら、作品を埋めたい。原点に返って、どうして焼物を始めたのか、自分はどういう物を作りたいのか、考えていきたい」と話す。
陶芸教室は毎週金、日曜日午後2時、7時。1人暮らし、(大口国江)
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かかしでスズメを追い払い
総合的学習の一環で米づくり取り組む中川村の中川西小学校5年生(高橋初男教諭、30人)は6日、体験田にかかし6体を立てた。 体験田は周囲の水田よりも一足早く出穂したため、格好のスズメの標的になり、田の東側から食害が出始めた。同クラスでは班毎、材料を持ち寄り、かかしを製作した。
かかしは麦わら帽子をかぶり、Tシャツを着た素朴なものや、スズメを思い切りおどかそうと、ビーチボールの頭に、キラキラ光る反射テープの髪、ボデーにCDを付けるなど工夫した。
また、田全体にスズメおどしの反射テープを張るなどした。
子どもたちは「かかしを立てたら、スズメが来なくなった」「かかしの効果は抜群」と満足そう。