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筑波大学生が南箕輪の子どもの運動生活を調査
筑波大学(茨城県)の学生が学校体育経営実習の一環で、児童、生徒たちの運動生活の様子を調べるため、6、7日、南箕輪村内の3小中学校を訪問。初日は南箕輪南部小、南箕輪中の2校で、体育の授業や部活動を参観し、子どもたちに運動に対してのアンケート調査をした。
学生の研究能力を育てるための授業。南部小の尾台良左校長が内地留学を利用し、同大学で学んでいたのをきっかけに、毎年実施の実習が本年、初めて同村内で開かれた。
同大学人間総合科学研究科の学生、助教授ら約20人が訪問。ソフトバレー、水泳などの体育の授業を参観し、児童たちの友達や先生との関わり回数や、運動時間などを調査し、先生の指導方法なども記載用紙に記した。
調査結果は12月、報告書にまとめ、各学校へ提出する予定。尾台校長は「教師が子どもの可能性を引き出すための運動経験を提供できるよう、結果を活用していきた」と話した。
7日は南箕輪小を訪れ、ハンドボールの体育授業を観察し、児童たちにアンケート調査する。 -
マツクイムシの新たな防除方法の実験進む
拡大の一途をたどる松くい虫被害。新たな防除対策として県は「誘導抵抗性林分の造成」という研究をしている。毒性の弱いマツノザイセンチュウを健全な松に事前接種して免疫をつくり、松枯れを防ごうとする手段で、これまでの予防方法の一つ、薬剤の樹幹注入に比べ、樹木1本当たりにかかる費用を半分以下に抑えられるため、効果への期待も高まっている。
空中散布による防除に変わる手段を模索してきた長野県で、弱毒性のセンチュウの接種により抵抗性が誘導されることが紹介されたのは04年。上伊那ではその翌年から、実際の松林を使った実証実験をしている。
場所は飯島町日曽利、駒ヶ根市東伊那にある被害地区の一部で、昨年度は約100本、本年度は約260本に接種。センチュウを媒介するマツノマダラカミキリは風の通り道ができる河川、道路沿いを風に乗って北上する傾向にあるため、カミキリの飛来しやすい風上の林縁部に接種し、その奥の樹木を守る防護帯としての役割も検証している。
飯島町日曽利の場合、昨年8月の段階では接種したマツに影響はなかったが、10月には3本の枯損を確認。最近の状況を調査した関係者の話では、接種した樹木の枯損がわずかながら増えていたが、接種しなかった部分では被害拡大が明確であったのに対し、接種部分では被害の拡大が少なかった。
しかし、実験はまだ途中の段階であり、効果に継続性があるかどうかは結果を待たなければ分からない。今後県は、08年度まで実験を続け、手段の有効性を検証していく。 -
富県でグリーンツーリズム講演会
被害が深刻化する松くい虫と有害野生獣類被害の防除対策を学ぶ講演会が5日夜、伊那市の富県ふるさと館であった。約60人が参加。信州大学農学部付属施設アルプス圏フィールド科学教育研究センターの中村寛志教授と泉山茂之助教授を迎え、それぞれ生態や対策方法を学んだ=写真。富県グリーンツーリズム推進委員会など主催。
中村教授は「松枯れ病を媒介するマツノマダラカミキリは弱った松にしか卵を産まないため、昔はほとんど存在しなかった」と語り、県内では1989年から95年の間に被害が急増してきたことを示した。それに伴う被害木の伐倒・くん蒸、薬剤に樹幹注入などの対策を説明。また、現在実験中の誘導抵抗性林分に、一定の効果が見られたことなどを示した。しかし、決定的な解決手段の確立には至っておらず「被害拡大が防げない現状にある」と付け加えた。
泉山助教授は、野生獣類の棲息と被害防止について講演。「それぞれの動物によって生態・生活の方法が異なるため、防除方法も代えていかなければならない」とし、冬場は人間が畑に捨てた残飯などが動物の食糧となっていることなどを示した。また、具体的な防除については「さまざまな主体が連携して長期的、短期的防除を組み合わせて対策を講じていく必要がある」と呼びかけた。 -
みはらしファームのブルーベリー園、8日からオープン
伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームは8日から、ブルーベリー園の収穫体験を始める。
年々体験者が増えているため今年は、昨年よりほ場を約1ヘクタール拡大。1日の受け入れ可能人数が350人に増えた。また、昨年は体験日を限定していたが、今年は1週間を通して開放していくという。
現在は早生品種の「スパータン」が色付き始めている。大粒でほど良い酸味があるのが特徴。5円玉ほどの大きさになる実もある。開園を前に、すでに70組ほどの予約が入っており、期間中は中京圏などから多くの観光客が訪れる。体験期間は8月20日までを予定しており、順をおってさまざまな種類のブルーベリーが色付いていく。
採れたブルーベリーを使ったジャムと、みはらしファーム「麦の家」で作ったパンをセットにして販売していくことも計画している。
受け入れ時間は午前9時縲恁゚後3時。小学生未満は無料。小学生500円、中学生以上千円。
また、ジャム用の量り売りも行う予定で、自分で収穫した場合は1キロ1500円、園主が用意したものは1キロ2千円としている。 -
KDDIが伊那市高遠町長藤に携帯電話基地局
KDDIが伊那市高遠町長藤地籍の市道小豆坂線に、住民説明をせずに携帯電話基地局を建設している問題に対して、同社は5日夜、町老人福祉センターで住民説明会を開いた。基地局から発する電波の安全性などについて話し合ったが、住民を納得させる解答には至らなかった。
小中学校の児童、生徒、保育園児の通学路の近くに設置することを望まない「三義子供会」が地権者の市へ、説明会の実施と工事の一時停止を同社へ求める陳情書を提出したのがきっかけ。集会には同会員や地域住民約40人が集まり、KDDI名古屋エンジニアリングセンター関係者約10人が説明した。
同社はスライドで、高遠地区を訪れる観光客らの要望でサービスエリア拡大のためとし、場所の選定は「長藤地区が見渡せ、電波が飛ばしやすい場所だった」竏窒ネどと説明。電波の安全性については「基地局電波は国の基準値の何十万分の一の値。人体に影響がないという定め内のサービス」とした。
住民説明の問題に対しては、「総務省から住民への周知、理解を得よとの要請は受けたが、説明会を実施せよとの指導ではなかった」とし、「建設地近隣には人が住んでいないので、(社内基準で判断し)長藤区長、隣りの地権者には説明し、承諾を得た」と返答。しかし、同区長は基地局建設との認識では話されていない竏窒ニし、互いの理解が合致していことが分かった。
出席者からの「子供の脳の方が電波の影響を受けやすいのでは」との質問には、「100パーセント安全ではないが、国の基準値を守っているので安全といえる。責任が認められれば、誠意を持って対応したい」とした。
工事期間は8月上旬を予定しているが、三義子供会の要望である、一時中止はしていない。同会の鄭震雄会長は「説明会があれば、あそこに建設されていない。大人として子供の立場に立って、(建設場所の是非を)社内で話し合ってほしい」とし、検討結果をまとめた報告書の提出を約束。会では、同地区と今後の方針を決めていく。 -
NPO法人「樹」グループホーム立ち上げを目前に学習会
9月を目標にグループホーム設立の準備を進めているNPO法人「樹」は3日夜、新しいグループホームの紹介を兼ねた学習会を開いた。約40人が集まり、駒ヶ根市の県西駒郷地域生活支援センターの山田優所長と、同市のグループホーム・大原ハイツで世話人を務める林俊子さんを迎え、グループホームの意義や世話人としての役割などを学んだ。
山田さんは「施設で暮らす障害者の多くが利用者自らが希望した施設に入所しておらず、応援があればグループホームで暮らしてみたいと感じている」と語り、県モデルとして障害者福祉を創り上げてきた西駒郷の地域移行について紹介。必要な支援があれば障害がある人でも地域で自律的に生活していくことができることを示した。
また「グループホームの世話人は入所者対職員といった明確な関係性を持ちにくい難しさがあり、世話人が悩みなどを抱え込んでしまわないよう、地域との関係を築いていくことが重要」と語った。 -
親子一緒にリフレッシュ体操
宮田村中央保育園の園児と保護者は5日、室内でも気軽に楽しめる体操に挑戦。親子仲良く、全身使ってリフレッシュした。
保護者会主催の学習会で、今年は飯田市の健康運動指導士、牧内隆雄さんが講師。心と体をほぐし、元気な成長にもつながる柔軟体操を教えた。
「飛行機」や「考える人」「命」など、さまざまなポーズをとり、全身使ってストレッチ。
遊び心満点の楽しい運動に、親子は笑顔で取り組んでいた。
この日は保育参観、栄養士講話、給食試食会などもあった。 -
宮田村の名水地ビール「伊勢滝の風」が7日発売
7日に発売される宮田村の名水を使った特注地ビール「伊勢滝の風」のビン詰め作業が5日、製造元の南信州ビール駒ケ岳醸造所(同村新田区)で行われた。2年目の今季も1000リットルを生産。新鮮な味わいを楽しんでほしいと、全量を1度にビン詰めせず、数回にわけて出荷する。
村酒販店活性化委員会(細田健一会長)の企画で、加盟7店舗で販売。生樽も出荷し、村内の飲食店などでも味わえる。
この日はタンクの中の新鮮さそのままに、初回出荷分の300リットルをビン詰め。昨年は8月末には完売しており、細田会長は「新鮮な味わいを楽しんでもらえれば」と期待を込めた。
標高1900メートルの伊勢滝近くに湧き出る水が原料。6月に酒販店主や住民有志が現地に足を運び、協力して採水した貴重な水だ。
硬度12度の「超軟水」をいかして、スッキリとしたのどごしが特徴。今年はさらにコクが加わり、より味わい深くなった。
将来的には地元産の麦も使いたいと、夢は広がる。「酒販店の皆さんの努力は、私たち現場の人間にとっても励みになる。地元のメーカーとして、今後も協力していきたい」と同醸造所の竹平考輝所長は話した。
330ミリリットル瓶1本500円。入田細田酒店、伊東酒店、正木屋本店、正木屋バイパス店、こいち、喜多屋酒店、Aコープ宮田店で取り扱う。問い合わせは入田細田酒店85・2105まで。 -
童門冬二講演会
駒ケ根市、駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根が地元企業の経営者、管理者らを対象に開く駒ケ根経営講座の06年度第1回講座が5日、駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開かれた。会員約60人が集まり『上杉鷹山』などの著作で有名な作家童門冬二さんによる講演「歴史に学ぶ経営術」を聞いた。
童門さんは「バブル期ごろから日本的経営が軽視されてきたが、私は年功序列や終身雇用制度に基づいた日本型経営に大賛成だ」とした上で「今の時代に当てはまるような歴史上の時代はないが、あえて挙げれば下克上の戦国時代、激動の幕末・開国時代。先見力、情報力、判断力、決断力、実行力、体力をもって、自信を持って経営に当たればいい」と呼び掛けた=写真。 -
駒ケ根高原にリゾートホテル7日開業
駒ケ根市の駒ケ根高原、駒ケ池のほとりに新築されたリゾートホテル「中央アルプス駒ケ根高原リゾートリンクス」=写真が7日、開業する。マンションや戸建住宅の開発・分譲などを手掛ける愛知県のフジケン(牧甫社長、本社岡崎市)が経営。ヨーロッパ調の外観と料理、割安感のある料金などが特徴。環境に配慮した県下で初めてのオール電化ホテルでもある。予約状況も好調で、すでに満室の日もあるという。同ホテルは「インターチェンジから数分。観光にもビジネスにも気軽に利用できるホテルを目指す」と話している。
同ホテルの敷地面積は約7900平方メートル。鉄筋3階建てで述べ床面積約350平方メートル。部屋は全て洋室で70室。男女それぞれの大浴場と露店風呂(温泉は露店風呂のみ)がある。料金は2人1室・1泊2食付きで1人1万500円から(11月下旬縲・月初旬)。レストランは80席のビュッフェ式。迎賓館やホテルオークラで料理長を務めたシェフが腕を振るう。料金は夕食2625円から、とリーズナブルな設定。
7日には開業記念に「足長おじさんの七夕会」として、本社のある岡崎市の児童擁護施設「岡崎平和学園」の児童と保護者ら約40人を同ホテルに招待。同時に豊岡村の児童擁護施設「慈恵園」の児童らを姉妹ホテルの三河湾リゾートリンクスに招待する企画を実施する。 -
駒ケ根市高連市長杯争奪ゲートボール大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長))は5日、第20回市長杯争奪ゲートボール大会を同市東伊那のアルプスドームで開いた。各地区から16チームが出場して総当りリーグ戦を行った結果、下平チームが前年度に続いて優勝を果たした。
不慣れな参加者も楽しめるように竏窒ニ、第1ゲートを2回通過できなかった選手は3回目を通過とし、得点に計算しない竏窒ネどとする特別ルールが採用された。参加者は仲間同士で相談しながら、笑顔で楽しそうにプレーしていた。
朝からの雨により、会場は予定の市営グラウンドからアルプスドームに変更となった。
上位は次の通り。
(1)下平(2)中山A(3)町三区 -
箕輪町で益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演会
栃木県益子町に窯をかまえ、独自の作品づくりを続けてきた益子焼陶芸作家・香取甫(はじめ)さんの講演・と実演会が5日、町文化センターであった。陶芸を志す人や一般など約100人が集まり、香取さんの陶芸にかける思いを聞いた。公民館と町教育委員会主催。
講演会は町が年に数度開く「元気の出る講演会」の一環。長年陶芸にかけてきた香取さんの人生観などにふれ、生きがいづくりにつなげてもらおう竏窒ニ企画した。
大手製陶所に弟子入りし、益子焼の伝統的な手法を学んできた香取さん。それだけでは自分のやりたいことが十分に満たせないと感じ、自らで釉薬(ゆうやく)から手がける独自作品の制作を始めた。その種類はいまや約千種類にもなるというが、そのうち実際に使うことができるのは10種にも満たないという。
香取さんは「この道に入ったのは誰にもできないものをつくりたいと考えたから。たかが60、70年の人生。人の真似をして同じようなことをする必要はないんじゃないかと思った」と自身の作品づくりにかけてる思いを語った。
その後、ろくろの基本的扱い方などの実演もあり、参加者を楽しませた。 -
大芝高原まつり8月26日開催
実行委員会で内容協議南箕輪村の第21回大芝高原まつり実行委員会は4日夜、村民センターで開き、祭りの内容を協議した。
今年は8月26日の土曜日開催。大芝高原音頭Newヴァージョンの完成により、パレードの統一曲ができたことやステージでの発表など新たな団体参加や祭りの盛り上げに期待を寄せる。
大芝高原まつり運営規約の改正は、役員で従来の実行委員長1人、顧問10人を、実行委員長1人、副実行委員長3人、顧問7人に改正。実行委員長を補佐し、職務代理の職にある副実行委員長を設けた。副実行委員長は村商工会長、当年度の区長会長、村助役があたる。
イベントは次の通り。
▽ゲートボール午前8時縲・0時半・屋内運動場▽マレットゴルフ午前9時縲恊ウ午・マレットゴルフ場▽おまつりステージ午前10時縲恁゚後7時半・大芝湖西▽クラシックカーフェスティバル午前10時縲恁゚後3時・大芝の湯駐車場▽フリーマーケット午前10時縲恁゚後3時・第1駐車場西歩道脇▽防災コーナー午前10時縲恁゚後2時・大芝の湯駐車場▽乗馬体験午前10時縲恁゚後2時・ロータリー北▽地場農産物即売会午前10時縲恁゚後1時・ロータリー南▽ふるさとの味午前10時縲恁゚後3時半、大芝湖南▽親子ふれあい木工午前10時縲恁゚後2時・旧多目的広場▽闘鶏大会午前10時縲恁゚後2時・旧多目的広場▽ふるさとの味午前10時縲恁゚後9時・愛の鐘南▽福祉ボランティア午前10時縲恁゚後4時・車いす専用駐車場▽出店コーナー午前10時縲恁゚後3時半・野球場東▽木曽の物産展午前10時縲恁゚後3時半▽たらい体験・レース午前10時半縲恁゚後1時・大芝湖東▽おまつりパレード午後2時縲・時・プール南▽民謡踊り午後4時縲・時半・西大芝湖南▽花火大会午後7時半縲・時 -
南箕輪村大芝高原のブルーベリー狩り8日オープン
南箕輪村大芝高原のブルーベリー観光農園のブルーベリー狩りが8日から始まる。ブルーベリー観光農園組合(組合員4人、田中実会長)の農園4カ所で楽しめる。
ブルーベリー狩りは2年目。今年は低温が続いたため開園が少し遅れていたが、いよいよオープンし、8月上旬まで開く。
農園は西天竜より西側。昨年は組合員2人の園のみだったが、今年は4園で面積も95アールに拡大。5年から8年生の木がもぎ取り可能という。
チケット販売は大芝高原味工房、大芝荘のほか各農園でも扱う。料金は昨年と同じく1時間以内の食べ放題で中学生以上1千円、小学生500円。中学生以上にはパックのお土産付き。入園時間は午前10時縲恁゚後3時。各農園で直売もする。駐車場も数台分ある。
問い合わせは味工房(TEL76・0054)、大芝荘(TEL76・0048)へ。 -
アイガモ農法の水田を幼稚園児が見学
箕輪町認定農業者協議会内の箕輪ブランド研究会(根橋英夫会長)が本年度、試験的に募集した「信州・みのわ米オーナー」に申し込んでいる伊那市の緑ヶ丘幼稚園・敬愛幼稚園(宮原満生園長)が、箕輪町内のアイガモ農法自然栽培をしている水田を訪れ、米作りの様子を見てアイガモと触れ合っている。
幼稚園は、園外活動の一環でオーナーに参加。低農薬の米作り、アイガモが虫や草を食べることなどを定期的に水田を訪れて視覚で学び、園で絵を描くなどの活動につなげる。オーナーは米約50キロを収穫できる予定で、一部をもち米と交換しておはぎ作りやもちつきをやる予定。
このほど、敬愛幼稚園の年長児が水田を訪れた。園児はアイガモ24羽に興味津々で、水田の周囲に張り巡らした網に張り付くようにしてアイガモを眺めた。実際にアイガモを触らせてもらうと、「あったかい」「ふわふわ」と笑顔で話した。
根橋会長は、「小さいときから米作りを見てもらうことでお米を食べることへの理解が深まり、気の長い話だが米の消費拡大になれば」と期待を寄せている。 -
【目指せ!甲子園】辰野チーム紹介
どこからでも得点できる切れ目のない打線に、確実性のある安定した守備で、あらゆる展開に応じた戦いが可能。県内でも上位に位置する攻守ともにバランスのとれたチーム力を誇る。4強入りした春季大会がそれをもの語り、周囲から優勝の期待も高まっている。
投手陣は右上手投げの主戦宮川と右下手投げの宮澤。両投手とも安定した投球に加え、完投能力も十分だ。展開によってはタイプの違いを利用した継投策で敵陣をほんろうさせる。宮川はベスト8入りした昨夏の全試合で先発を担い、豊富な経験量で堂々とした投球をみせる。宮澤は球種は少ないが緩急を使った組み立てがうまい。
制球力の良さで打たせて取る投手陣を堅実な守備がバックアップする。豊富な練習量で能力が高まり、内外野ともに充実。最後まで集中力をもって臨みたい。堅守に定評のある遊撃上原の復帰も、チームに活力を見出している。スターティングメンバーに限らず、控え選手も結果を残せる層の厚さも強みだ。
総合力のある打線は、出塁率の高いレギュラーで唯一の2年生平島、長打力に加え勝負強さも兼ね備える主砲北村、器用な打撃ができる勝本が中軸で引っ張る。上位から下位まで個々の技術が高く、どこからでも得点機を演出できるため、多彩な攻撃術で着実に得点を稼ぎたい。
◆稲毛涼主将
守備で流れをつくって攻撃につなぐ。終盤でも攻めの姿勢を見せられる粘り強い辰野野球を全うし、一試合一試合を決勝だと思って戦う。お世話になった多くの人に恩返しができるように、長野県を制して甲子園に行きたい。
甲子園出場をかけた夏の全国高校野球長野県大会は8日に開幕する。県営上田球場を主会場に県内6球場で熱戦が繰り広げられる。 -
伊那市と新宿区が友好提携
伊那市と東京都新宿区の友好提携の調印式がこのほど、区立新宿文化センターであった。同区と提携していた旧高遠町の合併に伴い、新市として改めて調印し、長年の交流を継続して、よりきずなを深めていくことを確認し合い、災害時の相互援助協定を取り交わした。
両市区の関係者100人余が出席。中山弘子区長は「未来の希望を胸に、飛躍の出発点となり、強いきずなで結ばれた両市区が発展することを願う」とあいさつ。入院中の小坂樫男市長に代わり酒井茂助役が「首都圏の中核都市の新宿と二つのアルプスを有する伊那市の提携で、互いに活性化が図られることを確信している」と述べた。
旧高遠町と同区は、高遠藩主・内藤家が新宿御苑に下屋敷を構えた縁で、1986(昭和61)年に友好提携を結び、今年で20周年。相互の祭りに招待し合うなど交流を深めてきた。この日も、伊那市の羽広獅子舞保存会と高遠囃子(ばやし)保存会、新宿区の区民謡連盟、新宿ほのぼの会が伝統芸能を披露して、新たな出発に華を添えた。 -
高遠高校福祉コース3年生が養護学校で交流
高遠高校福祉コースの3年生20人は4日、授業の一環で伊那市西箕輪の県伊那養護学校を訪れた。高等部生徒約70人が日ごろ取り組んでいる作業学習に加わって交流した。
高遠高は年2回の学習訪問に加え、養護学校の夏のスポーツイベントや文化祭などへのボランティア参加を通じ、長年にわたって同年代交流を継続。養護学校に対する理解を深めている。
本年度の第1回は、高等部の週3回の作業学習に参加し、陶芸、木工、縫製、薪(まき)、生活、農芸の6班に3、4人ずつ分散。各自が胸に名札を付け、名前を呼び合って仲を深めた。
木工班は文化祭などで販売する机やいすを製作。卓上ドリルを使った穴開けや、やすりがけなど、高等部の生徒が高遠高の生徒に手ほどき。互いに会話も楽しみながら協力し合って制作に励んでいた。 -
サークル「クローバー」初の単独作品展
ネイチャープリントサークル「クローバー」(西村みち子代表)の作品展は9日まで、伊那市立図書館で開いている。サークル単独では初となる展示。草花などを画像にして、扇子や布のタペストリーに張り付けたオリジナル作品が会場を華やかに彩っている。
ネイチャープリントは、写真や押し花を特殊なシートへ加工し、それを紙や陶器などにアイロンなどで転写し、作品づくりを楽しむ新しい手芸。約3年前に、箕輪町、伊那市で2教室を立ち上げ、現在は30竏・0代の生徒たちが月一回、学んでいる。
作品展は2教室のメンバー約20人が一人10点ずつの計約200点を出品。色鮮やかな草花や、愛犬の写真などを額装、軸装、パネルのほか、時計、植木鉢、ガラス製品などに転写している。
西村代表は「華やかな雰囲気と、生徒たちの創造性豊かな作品を見て楽しんでもらえれば嬉しい」と来場を呼びかけている。
期間中は毎日、人数限定で無料体験会を実施中。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時まで)。 -
リラクゼーションスペース「くぇーぶぅ」 桜井沙織さん
03年7月、伊那市荒井区の国道361号線「室町」交差点横に、リラクゼーションスペース「くぇーぶぅ」をオープンした。英国式リフレクソロジー(足裏健康法)を中心としたマッサージを提供。わずか7坪の店は、日常の生活に疲れた現代人のくつろぎの場所になっている。
足裏健康法のほか、肩、背中の「オイルトリートメント」、モグサの熱でツボを温め、ビワ葉の成分を肌から浸透させる「びわキュー」竏窒ネど、メニューはさまざま。体の痛みを和らげ、披露回復、ストレス解消など、健康の増進を手助けする。
「肩の力を抜いて、緊張をほぐす、癒しの空間にしたい。お客さんが笑って帰れる店づくりを心掛けている」
◇ ◇
短大を卒業して企業へ就職。仕事の疲れを癒すため、友人の紹介で足裏マッサージの店へ足を運ぶようになった。初日の夜はぐっすりと眠れた。2、3回と通うにつれ、体も気持ちも楽になっていくことを実感した。
「人を癒したい」竏秩B2年半勤めた会社を辞め、東京で足裏健康法について学ぶことを決意。講師の下、マンツーマン授業で集中的に学習し、帰郷してすぐ、自分の技術を提供できる場所を探した。
その決断、行動に迷いはなかった。
「いろんな人にリフレクソロジーの良さを知ってもらいたかったから」
◇ ◇
一人ひとりに合った施術を提供し、それぞれの人の満足を追求する。
「人それぞれ痛いところや気持ち良いところがあり、来店する目的も違う。その人それぞれの自分では手が届かないところへ、手を届かせたい。しかも、口に出してもらうのではなく、自分がその人の足や体をさわって、何も言われないのに手が届くような施術をしたい」
オープンして4年目を迎える。振り返って感じることは、人と人とのつながりだ。
「自分が一人でやってこれたのも友人や家族、そして、お客さんの支えがあったからこそ。ここを必要としている人たちがいるから、もっと、もっと質の高いサービスを提供していきたい」
◇ ◇
「ここでしか味わえないもの」。同業種の店が増えているが、「店は小さいけど、自分の手でしか味わってもらえないものを求めてきてくれれば嬉しい」と笑顔が輝く。
窮屈(きゅくつ)な現代社会に生きる人々を元気にしてくれる、そんな店だ。 -
伊那西高校第22回西校祭8日から
伊那市西春近の伊那西高校で7月8日から始まる第22回西高祭。4日間に渡る日程で、9、10日は一般に公開する。
今年のテーマは西高生のさわやかさ、すがすがしさを表した「爽SOH縲恚Pかそう私の三原色縲怐v。
改築中に伴い1日目の開祭式、オープニングセレモニーは伊那市民会館で開き、芸術鑑賞には信州大学グリークラブ、伊那フィルハーモニー交響楽団、西高音楽系クラブのジョイントを実現。
9、10日の一般公開は例年どおり伊那西高校で開催。10時半からお琴クラブ「桜ゆらら」が、誰もが知っている「桜」をアレンジした曲をホールで演奏した後、3年1組による文化祭限定劇「迷宮の国のアリス」の公演がある。その後も、3年5組による和太鼓演奏、合唱クラブ、演劇クラブ、吹奏楽クラブの発表が続く。
一般公開2日目の10日は、ジャーナリスト・江川紹子さんを招いた講演会を企画。オウム事件などで注目された江川さんが、最近の10代の若者の話しなどを交えながら「夢の探し方」について講演する。時間は午前10時半から。 -
子どもに木の温もりを感じてもらう子どもの城、公開へ
地域材の温かさを子どもたちにじかで感じてもらおう竏窒ニ、伊那市美篶の信州国産材開発協同組合(玉田隆理事長)は、長野県産カラマツでつくったログハウスの中に、木のおもちゃや絵本などを置いた「子どもの城」を7月下旬から公開する。
同組合は、長野県産のカラマツの製材に取り組んでおり、ほとんどが輸入材でつくられているログハウスを、国産材でつくる取り組みもしている。
昔の木造家屋は、柱そのものに木の原型が感じられる温かなものが多かったが、現代は家を新築しても内面を加工版やコンクリートで覆うことがほとんど。子どもたちが本当の木に触れる機会はほとんどなくなってしまった。
そんな状況を知った玉田理事長は「本当の木の温もりを小さいうちから知ってほしい」と考え、楽しみながら木と触れ合える「子どもの城」を公開することを決意した。
現在はログハウスの名前を募しており、名前発表の時にはログハウスの色塗り体験会も合わせて行いたいと考えている。
名前の応募先は信州国産材開発協同組合(TEL78・6688)へ。 -
「天竜川流域侵略植物駆除大作戦」30日に
川環境の回復を目指す天竜川ゆめ会議(福澤浩会長)は「天竜川流域侵略植物駆除7・30大作戦」として30日に天竜川流域などの8カ所で一斉にアレチウリ駆除を実施する計画で、当日の参加者を広く募集している。事前申し込みは不要で当日各会場で受け付け。服装は長靴、長袖、長ズボン、帽子、皮手袋または作業用ゴム手袋、首にタオル。日程は▽午前7時受け付け開始▽7時30分開会式・作業説明▽8時作業開始▽9時30分作業終了・閉会式▽10時解散竏・中川村会場のみ午前9時受け付け開始縲恊ウ午解散)。
実施場所(上伊那関係分)は次の通り。
▽辰野町・みつい渕▽宮田村・大久保地区▽駒ケ根市=新宮川合流点▽中川村・田島やな場周辺
問い合わせは実行委員会(緑地計画内)TEL83・7744へ。 -
駒工を育てる会
伊南4市町村の教育関係者らでつくる駒ケ根工業高校を育てる会(会長・中原正純駒ケ根市長)は3日夜、会議を駒工で開いた。約30人が出席し、今後の方針などを確認した。
中原会長は「赤穂高校への統合はひとまず回避できたが、将来どうなるかは未知数。この会は当面続けるが、存続のために学校と地域の人たちで組織するワーキンググループをつくり、より魅力ある高校づくりを図ってはどうか」とする方針案を提案。全会一致で了承された。
05年6月に県教育委員会が発表した高校改革推進プランの中で、駒工を赤穂高校と統合する案が示されたことを受けて、同会は駒工存続に向けて署名運動などの活動を行ってきた。今年3月、県教委は改革プラン実施計画を示し、駒工の統合を見送る結論を発表したが「必要に応じて自校の将来像を検討するための組織を設置するなどして竏・中略)魅力づくりに関する検討を進めていくことが大切である」などとして、今回の再編整備案の対象とならなかった学校についても魅力的な学校づくりを推進することを求めている。 -
駒ケ根ベンチャーズコンサート
駒ケ根市近郊のアマチュアオヤジバンド「駒ケ根ベンチャーズ」は2日夜、駒ケ根市のアイ・パルいなんで第4回コンサートを開いた。60年代に世界中でエレキブームを巻き起こした米国バンド「ベンチャーズ」の曲を中心に約30曲を演奏=写真。集まった約300人の観衆に懐かしい「テケテケ…」サウンドをたっぷりと聴かせた。観衆は手拍子を取ったり、体を揺らしたりしてリズムに乗りながら、迫力あるバンドの演奏を楽しんでいた。
02年に厄年を機に高校の同級生らと結成した同バンドは毎年夏に単独コンサートを開いてきたほか、伊南各地のイベントなどにも出演する「売れっ子バンド」。今回のコンサートからはキーボードに紅一点の佐藤美也子さんが加入し、さらにサウンドに厚みが増した。 -
南箕輪村森林セラピー協議会発足
南箕輪村の信州大芝高原「みんなの森」が林野庁などで構成する森林セラピー実行委員会からセラピーロードに認定されたことを受け、村は3日夜、森林セラピーのメニュー作りなどに取り組む森林セラピー協議会を発足した。第1回会議を役場で開き委員を委嘱。森林セラピーの内容を紹介し、今後の予定などを協議した。
森林の持ついやし効果の解明や健康増進に向けた森林の活用などを研究する森林セラピー実行委員会が、全国10カ所(セラピー基地6カ所、セラピーロード4カ所)を認定。4月に認定発表があり、6月27日に認定証・盾授与式が東京であった。認定は2年間。07年4月1日が全国一斉森林セラピー基地・ロードのグランドオープンで、06年度中は準備期間となる。
村は、大芝高原の森を総合的に活用した健康づくりを推進し、村民らの健康増進をはじめ、森林セラピーの役割や重要性の理解を促進し、観光振興にもつなげることを目的に、協議会を設置した。委員は14人。会長は大熊恵二さん(村議会経済常任委員長)、会長代理は堀正秋さん(村商工会副会長)。任期は2年。
グランドオープンに向けメニュー作りの検討、人材育成、森林整備、看板設置の4項目を中心に準備を進める。10月29、30日には森林セラピーモニターツアーも予定する。
協議会は主に、村の特長を生かした宿泊プラン、日帰りプランなどの具体的な森林セラピーのメニューを考える。観光、食事、運動、温泉、医療、森林など独自のメニューに盛り込む項目を検討し、実際に「みんなの森」も歩く予定。 -
みのわ祭り実行委員会第2回詳細決定
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会は3日夜、第2回会議を町役場で開き、祭りの詳細を決定した。
祭りは29日午後1時半縲・時。マスつかみ大会は午前9時半縲・1時、みのわ天竜公園。本会場は153号線バイパスで町道6号線交差点まで拡大する。バイパスの交通規制は正午縲恁゚後10時。花火に伴う十沢線、農免道路の交通規制は午後6時半縲・時半。
開幕式典は午後1時半から。時間を短縮して5分間で終了し、1時35分からオープニングパレードを始める。パレードは伊那節が初参加する。
ワクワクダンシング午後3時縲・時半、20分間の準備時間をはさんで箕輪天竜音頭民踊流し午後4時50分縲・時。箕輪みこし大行進は午後6時縲・時半までだが8時まで余裕をもたせている。
みのわ太鼓は(1)午後2時半縲・時(2)4時半縲・時50分(3)6時縲・時半-の3回ステージ。「みのわ太鼓ジュニアチーム」の踊りも取り入れたプログラム構成で演奏する。みのわ御棒サ!は会場南端で午後2時半縲・時。一般の部のほか今年は小学生の部も設ける。
納涼花火大会と手筒花火は同時開催で午後7時半縲・時。打上花火会場は天竜側十沢橋上流、手筒花火会場はみのわ天竜公園。手筒花火は発足5周年記念イベントで上清内路煙火同士会協賛による大三国煙火、噴上げ煙火を披露し、昨年より5プログラム増やす。
店舗売り出し、フリーマーケットは午後1時半縲・時。商工会青年部の子どもイベントは松島交差点の南側。
今年は、中原区が毎年正月に上げている全長300メートルの連凧をみのわ祭りで上げたいと申し入れがあり委員会で了承。会場などは今後検討する。
踊り部会の講習会はワクワクダンシングが10日と18日の午後7時半から、箕輪天竜音頭・民謡流しが18日午後8時半から。会場は町民体育館。
広報宣伝部会のPRキャンペーンは22、23日のいずれも午後4時から、ジャスコ箕輪店でインストラクターがワクワクダンシングを実演し、祭りへの来場を呼びかける。 -
箕輪町
県職員と滞納整理へ箕輪町は、県が今年4月に設置した県税収納推進センターと業務協定し、県職員と町職員が協力して県町民税の滞納整理に取り組む。3日、平沢豊満町長がセンターの県職員1人に町職員の辞令を交付した。併せて、滞納整理のための税務職員交流研修で、上伊那地方事務所県税チームの職員2人にも辞令を交付した。
県税収納推進センターは、04年度末の個人県民税滞納額が25億円に達し、県税滞納額の43%を占めることから、未収金解消のため設置。職員は、希望する市町村に協力し滞納者との交渉もする。
町の税、使用料などを含めた滞納総額は05年度当初で約4億円。町民税は約1億円で、県民税も合わせると約1億3千万円に上る。県職員と協力した住民税の滞納整理では大口滞納者を対象にする。
滞納整理の交流研修は2年目。地方税収の確保と徴収事務の知識の習得、技術の向上を図ることを目的に、県から2人、町から1人を互いに派遣する。
町は、センター業務との協定や交流研修により、「県職員が一緒に滞納整理することで収納率を上げたい」としている。
センターとの業務協定は19市町村が予定。上伊那では南箕輪村も業務協定している。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場設置
箕輪町は3日、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画設置した。6月末に駒ヶ根署管内で整備したのに続く設置で、伊那署管内では初となる。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待。高齢者の交通事故が多いことから事故防止につなげたい-とする。
業者が、優先駐車場にする各区画に1メートル四方のシートを路面にはった。シートは、紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの両施設の利用を考え、役場玄関近くに1区画、庁舎前で文化センターにも近い場所に4区画整備した。 -
第3回南信宅幼老所の集い
長野県宅老所グループホーム連絡会主催の第3回南信宅幼老所の集いが1、2日、南箕輪村の大芝荘であった。実践発表や講演などがあり、参加者は情報交換し、互いに学び合った。
34団体の81人が参加。今回は東信、中信からの参加もあった。実践発表は、伊那市の宅幼老所もくれんの家、駒ヶ根市のこまネット「梨の木」宅老所が発表した。
04年11月に開設したもくれんの家は、1人で立派に暮らし99歳で亡くなった利用者の例を挙げ、楽しみの入浴など本人の希望に沿うように介助してきたことなどを話し、「ほんの少し娘さんのお手伝いをしただけだが、たくさんのことを学んだ」と話した。
こまネット梨の木は04年3月に開設。半年前に家族会を立ち上げ、家族が自分だけが苦労しているのではないということがわかり、仲間ができたことを話した。「家族を巻き込んで介護できる形にしたい」とし、「家族会に出てきてもらえない人達をどう掘り上げていくかが課題」と語った。
講演は、矢島診療所・グループハウス「遊子舎」所長の矢島嶺さんの話を聞いた。