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【記者室】小田切さん「こたぎり」か「おたぎり」か
新聞では普通名前に振り仮名は書かないので、取材した方の姓名の読み方を確認しなくても特に支障はないのだが、時に「こたぎりさん」と呼び掛けて「違う、おたぎりだ」などとおしかりを受けることもある▼読み方が二通りある姓は思いつくままに挙げるだけでもほかに気賀沢(けがさわ、きがさわ)水上(みずかみ、みなかみ)熊谷(くまがい、くまがや)吉川(よしかわ、きっかわ)竏窒ネどがある▼だが、よく考えてみると戸籍には読み方の記載欄はないのだ。大切な姓なのに、一族代々の口伝え程度の根拠しかないのかと考えると何だか心もとない。それでも自分の姓名にこだわりを持って名乗る方々には尊敬の念を覚える。蛇足ながら筆者は「しろとり」です。(白鳥記者)
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宮田小6年が宮田高原でキャンプ
宮田村の宮田小学校6年生は4、5日、宮田高原でキャンプを行っている。野外で寝食をともにし、友情をさらに強くした。
約3時間かけて、標高1650メートルの高原まで歩いて移動。休む暇なくテントを設営して、夕食の準備に取りかかった。
前日に買い物した食材で、各班ごとに調理。協力しあいながら、飯ごうでご飯も炊いた。
火力や水の吹きこぼれに注意を払い、見事に美味しいご飯が完成。輝く白米に子どもたちは「ヤッター」と歓声をあげた。
1組1班の木下穂澄君、斉藤拓也君も上手にご飯が炊けて満足顔。
ソーセージやジャガイモ、ニンジンがたっぷり入った具だくさんカレーをかけて、楽しく会食していた。
食後はみんなが楽しみにしていたキャンプファイヤー。歌ったり、踊ったり、そして語り合い、子どもたちの夜は更けていった。 -
奏者、裏方心ひとつに準備着々、アンサンブル演奏会8日に
宮田村を拠点に国内外の若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の4回目の定期演奏会が8日に迫り、住民有志でつくる支援組織も成功させようと準備を進めている。最高の音楽を届けようと、奏者も裏方も心はひとつだ。
同合奏団は、子どもたちに一流の音楽を聞かせたいと願った「アンサンブル信州in宮田を育てる会」が支援して設立。
賛同した東京音楽大学前学長の兎束俊之さんが音楽芸術監督を務め、今年も伊那市出身の宮坂千夏さん=バイオリン=ら新進気鋭の24人の奏者が集まった。
裏方の育てる会も準備に余念がない。多くの人に演奏を聴いてもらおうと、広報活動にも力を入れる。
当日はチャイコフスキーやモーツァルトなどクラシックの名曲を演奏するが、午後2時からの昼の部は小中学生を無料で招待。
午後6時からの夜の部は一般が対象で、前売り券(3千円)を村民会館、駒ケ根市文化会館、県伊那文化会館、飯島町文化館などで発売中。当日券(3500円)も用意する。
また、宮田村民会館で行うリハーサルも無料で公開(6日午後1時から5時半、7日午前9時半から午後5時半)する。
問い合わせは昼の部が宮田中学校の瀧澤教諭85・2004、夜の部は育てる会事務局の加藤さん85・4220まで。 -
事務事業内部評価2次評価がスタート
宮田村が本年度から導入した事務事業の内部評価制度は、各担当部署の1次評価を終了し、4日から庁内の評価委員会による2次評価に入った。今月末まで対象となる67事業を個別に判定。廃止や継続も見通す形で、来年度以降の各事業のあり方を客観的な立場で精査していく。
同制度はまず、各担当が評価シートを作成。コスト面や住民ニーズなどを考慮に入れ、必要性、優先性などを4段階で判定する。
理事者や課長らでつくる評価委員会は、そのシートを基に改めて審査。客観的な意見を盛り込みながら、事業の妥当性を検証する。
その結果を受けて、改めてシートは各担当に差し戻され、来年度以降の方向性を確定。
予算や村の実施計画などに反映させる。
村の事務事業は全225事業に及び、評価は3年間で一巡させる計画だ。
1次から3次まで全ての評価シートは、10月ころに公表予定。
村総務課は「評価の経過も全て示すことで、予算などにどのように反映されているか、住民の皆さんにとっても分かりやすく指し示すことができるはず」としている。 -
保育園プール開き
宮田村西保育園(吉川美幸園長)は4日、プール開きをした。久しぶりに水の感触を満喫。ルールを守って、9月初めまで楽しむ。
年長園児の代表によるテープカットや、塩をまいてお清めも。
「約束を守り、水と仲良くなって元気いっぱい遊びます」と、全園児がプールに向ってあいさつした。
この日は梅雨の中休みとなり、夏本番を思わせる陽気に。
園児たちは水をかけあったり、プールの中を駆け回ったりして、シーズンの到来を喜んでいた。
村内では同日に東保育園もプール開き。中央保育園や小、中学校は既に6月中に終えており、真っ黒に日焼けした子どもたちに出会えそうだ。 -
JA上伊那、処理不可能乳の解消を目的に子牛用飼料として全粉乳を酪農家が買い戻す取り組みを実施
牛乳や乳製品の需要減少に伴う処理不能乳の発生を緩和するため上伊那農業協同組合(JA上伊那)と同酪農部会はこのほど、余剰生乳を飼育用全粉乳として酪農家に買い戻させた。
年々減少の一途をたどってきた生乳需要だが、乳製品に加工するなど、さまざまな企業努力で乗り切ってきた。しかし、ここへ来て一気に4%前後の需要が落ち込んだことと、学校給食のなくなる年度末が重なり処理不可能乳が発生。そこで、酪農家それぞれの出荷量に応じて処理不可能乳でつくった全粉乳を飼育用に買い戻してもらうという苦肉の策を講じた。
学校が始まった現在は、需要が回復しているが、夏の長期休業中は再度処理不可能乳が多くなることも考えられるという。
JA上伊那の担当職員は「牛乳は太る、骨が太くなるなど、誤った情報から、お茶や清涼飲料を好んで飲む人が増えている。風潮に踊らされず、重要な成長期にある子どもには牛乳を飲ませてあげてほしい」と話す。
処理不可能乳の増加により、最も懸念されるのは生産調整の問題。近隣4県でつくる東海酪農協同組合連合会の一員である長野県の場合、連合の割り当て分を更に地域へと落としていくことになる。現状では生産調整はまったくかかっていない。しかし、消費減少、高齢化に伴う飼育頭数の減少が続く中、生産調整がかかれば、それぞれの酪農家に何らかの影響がでることも懸念される。
JA上伊那は、東海酪連の割り当てられた余剰分バターの消費拡大として、生産者やJA役職員が購入する取り組みを始めている。しかし、一般消費者の需要減少は、全国規模の問題であり、抜本的な問題解決には混迷を極めている。 -
上伊那ミニバスケットボール交歓大会
第12回上伊那ミニバスケットボール交歓大会が2日、箕輪町社会福祉体育館など3会場であった=写真。選手らはプレーを通じて、友情を深め、技術の向上を目指した。上伊那バスケットボール協会の主催。
試合機会を増やそう竏窒ニ始まった恒例大会に、男子9(7団体)、女子17(15団体)の計26チームが参加し、各チーム2試合ずつの試合を戦った。
選手らは日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った連携プレーを披露。保護者たちからは「頑張れ」「打て」などの応援も飛び、攻守の入れ替わりの早い試合を繰り広げた。
大会実行委員長の松永義夫さんは「スポーツを通じて、自分の個性を出していってもらいたい。技術を学びながら、仲間とのコミュニケーションを深め、感情豊かな子どもに育ってもらえれば」と話した。 -
伊駒流舞・現代舞踊発表会 華麗な衣装で優雅に
日本舞踊の伊駒流舞踊会(宗家家元・伊駒寿宜)は2日、県伊那文化会館で、創立18周年の現代舞踊発表会を開いた。社中らが豪華な衣装に身を包み、これまでの練習の成果を披露した。
上伊那の24団体から80余人が出演し、65曲の演目を披露。会場に駆け付けた、ほぼ満員の観客からは、舞台が終わるごと大きな拍手が贈られた。
伊駒流は伝統芸術を基本に、新しい創作舞踊を取り入れているのが特徴。舞台では「みれん海峡」「古城の舞」「さざん花の宿」などのほか、オリジナルの「伊駒音頭」を優雅に踊った。
魅了された観客は目をうっとりとさせ、次から次へと繰り広げられるステージを満喫。一つひとつの舞台が始まる度に、カメラのフラッシュが出演者に向けられた。 -
伊那市・美篶地区子供球技大会
伊那市の美篶小学校校庭で2日、同地区子供球技大会があった。小学生ら約170人が集まり、男女混合のキックベースを楽しんだ。美篶青少年育成会(畑房男会長)の主催。
スポーツを通じて地区、学年を越えた交流を深める目的の大会。1989(平成1)年ごろからの恒例行事で、当初はソフトボールやバレーをプレーしていたが、近年はキックベースをしている。
参加チームは、地区内を東部、中部、西部の3つに分け、その中から14チームを構成。2リーグに分け、1チームが2試合ずつを戦い、勝率、得失点差で総合順位を決めた。各リーグの上位2チームが決勝トーナメントを戦うはずだったが、天候悪化で日程を短縮した。
校庭には約50人の保護者らが駆け付け、雨の中の応援にも熱が入っていた。
優勝したチームの唐木巧君(11)は「チーム内でもめたりもしたが、最終的には仲良くプレーできてよかった。決勝戦はできなかったが優勝できて嬉しい」と満足していた。
畑会長は「子どもたちの盛り上がりが、美篶地区全体の活性化につながる」と話した。 -
英語弁論大会でモンゴルのことを語り全国大会出場権を手にした
上伊那農業高校生物工学科2年
伊那市美篶
御子柴すみれさん(16)今、モンゴルの人の半分は遊牧生活をやめ、都市へと移り住むことを選んでいます。しかし、都会の方が本当に楽しいのでしょうか。どうして彼らは何千年も続けてきた遊牧生活をやめなくてはならないのでしょうか竏秩B
6月23日、上伊那農業高校で開かれた第26回英語弁論大会の長野県予選で、モンゴルでの経験から感じた思いを英語で聴衆に訴え、見事全国大会への切符を手にした。昨年も出場したが、惜しくも最優秀賞を逃した。その悔しさも後押しし、膨大な思いを制限時間内で話せるよう、しっかりと文章を練り込んだ。原稿ができたのは本番の約1週間前。そこからスピーチを必死で練習し、なんとか本番に間に合わせた。「いろんな先生方がすごく熱心に指導してくれたおかげです」と笑みを浮かべる。
◇ ◇
「スーホの白い馬」を読んで以来、憧れていたモンゴルを初めて訪れたのは中3の夏休み。大草原を駆け抜ける馬、長年引き継がれてきた遊牧生活への期待を胸に、首都・ウランバートルに到着。そこには想像を超えた世界が広がっていた。高層ビル、コンビニエンスストア、何の不自由もない都市の生活竏秩B衝撃を受けた。しかし、最も衝撃的だったのは自分とあまり年の変わらない子どもが、物乞いをしている姿だった。モンゴル最大のデパートを訪れた時、親を無くしマンホールで生活する“マンホールチルドレン”と呼ばれる子どもたちが物乞いをしていた。何かしてあげたい気持ちはあった。しかし通訳に「きりがないから」と止められた。テレビの中でしか見たことのない世界を目の当たりにし、自分の置かれた環境の豊さを思い知る。
◇ ◇
その後、遊牧民の生活を体験するために都市部からはなれたボルノール村へ。そこでは、母親・モギーをはじめとする大家族のゲルに泊り込み、仕事を手伝いながら共に生活を送った。「言葉が通じないことが最初は不安だったけど、簡単な英語は伝わったし、ほとんどはジェスチャーで伝わって。言葉は通じないのにコミュニケーションがとれるのは楽しかった」。他人の子、自分の子という分け隔てはなく、一家の周りには当たり前のように多くの子どもが集まっていた。
ものすごく寒い夜があった。その日はほとんど眠ることができなかったが「寒かった」ということは言わなかった。しかし次の日、モギーは一枚の毛布を持って、そっと掛けてくれた。人の温かさが溢れた生活。物質的な豊かさはない。しかし、厳しい自然環境が人の絆を一層強くしているんだ竏秩B強い感動した。
◇ ◇
「私自身、都会への憧れがあったりするから、モンゴルの人が都会の生活へと移っていくのも分かる。でも、マンホールチルドレンや黒い煙、ゴミの山を生む都市の生活と、無駄が無く人の温かさがある遊牧生活、どちらが本当に幸せなんだろうって思う。豊かさを求めすぎた結果、その国の文化が消えていってしまうのは寂しい。そう思うんです」。 -
不法残留で逮捕の中国人を再逮捕 偽造旅券など使用
伊那署は6月9日、不法残留で逮捕した中国籍の男2人を4日、偽造有印公文書行使などの疑いで、再逮捕した。陳建春(チェン・ジェンチュン)らによる身分証明書等偽造事件を捜査中の警視庁、県警察の合同捜査本部は、2人が使用した旅券などは陳容疑者らが偽造したものとみて捜査している。
再逮捕したのは箕輪町の派遣社員、リュウ・イエンシン容疑者(24)=偽造有印公文書行使、偽造有印私文書行使罪=と伊那市美篶の派遣社員、フー・チョアトン容疑者(29)=偽造有印私文書行使罪=の2人。
リュウ容疑者は本年5月1日ごろ、市内の人材派遣会社の採用面接の際、不法滞在者であることを隠し、他人名義に偽造された外国人登録証明書と旅券を呈示。フー容疑者は本年1月29日ごろ、前者と同様、偽造された旅券を呈示した疑い。 -
県下初の民間事業所が防犯ボランティア組織
伊那署は4日、上伊那の事業所でつくる「県自動車整備振興会伊那支部」(杉本廣志支部長)の同署管内の25業者65人を、自主防犯パトロール隊員に委嘱した。この日は各業者の代表約20人が訪れ、小嶋惣逸署長から委嘱状を受け取った。
同支部は「自分たちも子どもを守る活動に積極的に参画しよう」と、同署の委嘱でパトロール隊を結成。署によると、民間事業所が防犯ボランティア団体を組織するのは県下で初めてとなる。
委嘱状の交付後、隊員で「こどもを守るオアシスパトロール隊」を発足。今後は7月中旬までに、青色回転灯を25業者50台に設置し、▽児童の登下校時の巡視▽事件、事故発生時の巡視竏窒ネどの業務を通じて、防犯活動を実施していく。
同支部長の杉本代表は「地域の安心、安全に寄与することを誓う」と決意表明。小嶋署長は「県下では初めてのケースなので、今後の活躍が期待される。大きな味方ができたと心強い」と激励した。
現在、駒ヶ根署管内の県自動車整備振興会伊那支部内の業者も、同様の活動を展開しようと話し合いを進めている。 -
警察署に県知事選の事前運動取締本部設置
第17回県知事選挙の実施に伴い、4日、県警察本部及び、県下25警察署に事前運動取締本部が設置された。同日午前10時、伊那署内にも同本部が設けられた=写真。
前回の県知事選挙では管内で違反行為はなかった。刑事課の相澤光宏課長は「公正な選挙の確保、実現に向け、小さな違反も見逃さず、厳正に取り締まっていく」と目を光らせている。
第17回県知事選挙は20日告示、8月6日投開票。13日には、各署などに違反取締本部が設置される。 -
【目指せ!甲子園】上伊那農業チーム紹介
選手個々の明るさが活気をもたらし、チームのまとまりが爆発力に変わる。昨年とは一変して、今年は打撃力が持ち味だ。一方で、タイプが違う投手4人を有すが、投手力の向上が課題に上る。
初戦の中条を破れば、早くも2回戦で強豪松商学園が立ちはだかる。春季大会で南信予選を勝ち上がったものの、県大会初戦で松商にコールド負けを喫している。守屋監督も「本当の意味での挑戦ができれば」と闘志を燃やす。雪辱を晴らし、一気に目標のベスト8以上までのし上がりたい。
投手陣は右上手投げの桑沢と栗田、右横手投げの宮下、左上手投げの有賀。先発は調子の良さや敵陣の特徴によって決める。桑沢は制球力があり、球種が豊富。宮下は切れのあるスライダーを武器に、栗田と有賀は長身から投げる直球を主体に組み立てる。タイプの異なる投手陣の継投策も一つの見どころ。
捕手伊東、二塁松沢、遊撃丸山、中堅加藤のセンターラインを軸とした失策の少ない守備がバックアップする。課題とする打者に応じたポジショニングや個々の役割を認識して試合に臨みたい。
打線は、丸山、加藤、唐沢、松沢のいずれも長打力を誇るトップから4番の活躍が最大の鍵。「上手く機能してくれれば」(守屋監督)と期待をかける粘り強さが備わった下位が上位へのバトン渡しを成功できれば、力のある打線がさらに勢いを増す。自慢の攻撃力を前面に打ち出したい。
◆松沢浩平主将
明るく楽しく野球をやるチーム。打線は1番から4番、守備は遊撃と中堅が中心となって、全員が心を一つに戦いたい。 -
明るい選挙推進協議会
中川村明るい選挙推進協議会(松村正明会長、17人)が3日夜、中川文化センターであった。8月6日投票の中川村議会議員一般選挙に向け、合同個人演説会の実施や、申し合わせ事項を盛り込んだ「要望書」について話し合った=写真。
任期満了に伴う中川村議選は7月19日立候補予定者説明会、25日立候補届出書類事前審査受付(予定)、8月1日告示、6日投開票で執行される。
合同個人演説会は8月3日午後7時30分か
ら、文化センター大ホ
ールで行なわれる。主催は候補者個人だが、協議会が実質運営する。立候補者の演説は5分間、交代は1分間。
また、立候補予定者への「要望書」には、公職選挙法に基づいて、選挙が明るく正しく行なわれるように▽法律で禁止されている飲食の提供を一切やめ、陣中見舞は極力自粛する▽合同個人演説会の開催▽氏名の連呼行為や、文書による他人の誹謗や選挙運動を妨害する行為はやめる-など6項目の申し合わせ事項を盛り込んだ。
協議に先立ち、西村仁成選挙管理委員長は「今回の選挙は定数是正で、激戦が予想される。違反のない明るい選挙になるように協力を」と呼び掛けた。
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AED(自動体外式除細動器)を贈呈
昭和36年(61年)に飯島中学校を卒業した還暦同年会(下平憲夫代表幹事)は3日、飯島町役場で、記念事業の余剰金で購入したAED(自動体外式除細動器、70万円相当)を贈呈した=写真。役場総務課に設置し、イベントなどで有効活用を図る。 同会は記念事業として、会員の1人、日本画家の千村俊二さんが下絵を描いた扇子「福寿草」「桜」を制作、会員に記念品として配布したほか、広く一般町民に販売。用意した「福寿草」50本、「桜」100本は完売し、余剰金が生まれた。実行委員会で協議し、役場にAEDを贈ることにした。
役場には下平代表幹事ら役員3人が訪れ「祭りなどのイベントで、有効活用してほしい」と手渡した。
高坂町長は「高価な楽器に続き、心のこもった記念品をいただいた。AEDは町内3小中学校には設置したが、住民対応まだできていない。使い方をマスターし、有効活用したい」と感謝した。
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箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)の06年度総会は29日、みのわ温泉ながた荘で開き、事業計画案や予算案などを承認した。
06年度は、観光PR事業でホームページを作成する。このほかの主な事業は各種観光資源のPR、萱野高原山開き、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便、写真コンテスト・写真展の開催、観光イベントへの協力と関連事業への補助、先進地視察など。予算総額は620万円。 -
南ア登山中の男性死亡
2日午前8時23分ごろ、伊那市長谷の南アルプス小仙丈ケ岳(2855メートル)付近の登山道で、南箕輪村の無職男性(67)が登山中、意識不明で倒れた。地区遭難対策協会隊員や警察官、同行登山者によって収容したが死亡が確認された。
この日男性は、長衛祭記念登山に参加し、仙丈ケ岳を目指していた。 -
駒ケ根市で市制施行52周年記念式典
駒ケ根市は3日、市制施行52周年を記念する式典を市役所で開いた。中原正純市長が「これからも市民とともに手を携えて前進していきたい」と式辞を述べたほか、功労者の表彰などが行われた=写真。職員ら約100人が出席。市民憲章を朗読し、駒ケ根市の歌を全員で歌った。
中原市長は式辞で「1954年に大きな期待のもと、市制が敷かれてから半世紀を超えた。歴史の重みを思うと感慨深い。人口も当時の2万7千人から現在は約3万4千400人となるなど、着実な発展を続けてきた。これからも新たな決意のもとで、市民と手を携えて着実に前進していきたい」と述べた。
表彰されたのは次の皆さん。
◇市民功労表彰▽文化功労=小島利昭▽社会功労=齋藤亘、久保田元次、福澤美恵子、故春日一男、福澤信、熊澤チヨミ▽教育功労=小出勉、宮北修冶郎、小出勇▽産業功労=戸枝鉄雄、火山農産物直売所生産者組合▽スポーツ功労=小出庄一
◇多額寄付者功労=光前寺 -
中川東小校内音楽会
中川村の東小学校(久保村和子校長)は2日、06年度校内音楽会を開いた。この日のために練習を積み重ねてきた児童らは各学年ごと代わる代わるステージに登場し、それぞれ2、3曲ずつを披露した=写真。
3年生は『雨降り水族館』の斉唱と『村祭り』の合奏。和太鼓も登場し、祭りの雰囲気を表現した。6年生は最上級生らしくビゼー作曲の『カルメン』に挑戦。難しい曲にもかかわらず、息の合った見事な演奏を響かせて、訪れた保護者らの大きな拍手を受けていた。職員らは『わたしはだれでしょう』をユーモアたっぷりに披露して児童らをわかせていた。 -
宮田村大久保区が天竜川清掃
宮田村の大久保区(細田泰寛区長)は2日、区内の天竜川河川敷の清掃作業を行った。区の役員のほか、村職員、天竜川上流工事事務所員ら約20人が参加し、空き缶やペットボトルなどのごみを拾い集めたほか、アレチウリの駆除作業も併せて行った。
参加者らは2班に分かれ、大久保橋と大久保ダムからそれぞれ中間地点に向かって河川敷や土手を歩きながら落ちているごみを拾っては袋に入れた=写真。作業開始直後から強い雨が降り出したため、参加者はびしょぬれになりながら懸命に作業に当たった。川の流れや風に乗って打ち寄せられたたくさんのごみは2トン車いっぱいにもなった。
作業は十数年前から毎年この時期に行われている。 -
津島神社祇園祭準備作業
宮田村津島神社の祇園祭を2週間後に控え、祭典委員会と氏子総代は2日、祭りの準備作業を神社境内の町二区公民館で行った。約40人が参加し、みこしを彩る3色の縄を編む作業や、境内を飾る市松灯ろう、大ちょうちんの補修などに当たった。
縄編みは3本のロープにそれぞれ赤、黄、白のさらしを巻き、1本にきつくより合わせる力仕事。参加者は汗を流しながら懸命に作業に取り組んだ=写真。市松灯ろうの障子紙もすべて新しい物に張り替えるなど、祭りに向けて準備が整えられた。
一年祭典委員長の遠山俊幸さんは作業に先立って「梅雨の中で天気が悪いが、祭りの前祝いのつもりで景気よくやろう」と参加者にげきを飛ばした。 -
駒ケ根市総合文化センター開館20周年
駒ケ根市総合文化センターが1986年に開館して今年で20年になるのを記念して駒ケ根市と駒ケ根文化財団(渋谷敦士理事長)は2日、文化会館で記念式典と公演会を開いた。中原正純市長は式辞で「地域における教育、文化、生涯学習の拠点として20年。これを契機にさらに充実を図り、文化の殿堂として住民皆が集う施設にしていきたい」と述べた。センターを管理・運営する文化財団の渋谷理事長は「20年の実績を基に伝統文化を大切にし、さらに質の高い文化を市民に提供するよう努力していきたい」とあいさつした。
開式に当たり、駒ケ根太鼓子ども連による勇壮な太鼓の演奏が披露された=写真。
記念公演では花柳太昌一門による日本舞踊、駒ケ根太鼓保存会による演奏、駒ケ根豊年踊り保存会による踊りなど、市内の各団体による踊りや演奏が披露され、集まった市民らを楽しませた。 -
ビーチバレー県予選
第20回ビーチバレージャパン大会、レディース2006大会(いずれも県バレーボール協会主催)が2日、駒ケ根市の森と水のアウトドア体験広場内のコートで行われた=写真。男女各5チームが出場してトーナメントを戦い、男子は「N・FOVA」(小松・丸山ペア)が、女子は中田・川越ペアが優勝。それぞれ全国大会(男子=7月17縲・0日・神奈川県、女子=8月11縲・4日・大阪府)に出場する。
試合は強い雨と風の中で行われた。近づいた雷鳴のため、一時競技を中断するほどの悪コンディションだったが、選手らは特に気にするでもなく、懸命にボールを追っていた。選手らは「ビーチバレーは海岸の砂浜で行われることが多いから、これくらいの風は大したことない。ボールが水を吸って少し重いのが気になるくらい」と淡々と話していた。 -
全日本バレー小学生長野県大会
サントリーカップ第26回全日本バレーボール小学生大会長野県大会(日本バレーボール協会など主催)が2日、駒ケ根市の市民体育館など3会場で行われた。県内4地区の予選を勝ち上がった男子8チーム、女子16チームが出場し、トーナメントで優勝を争った=写真。上伊那勢は男子は辰野クラブ、女子は駒ケ根すずらんと辰野クラブが出場したがいずれも初戦で敗退した。
優勝して全国大会(8月、東京都)の切符を手にしたのは男子が若穂ジュニア(長野市)、女子が小布施スポーツ少年団(小布施町)。共に1セットも落とず、安定した戦いぶりをみせた。
上伊那関係分の結果は次の通り。
◇男子▼1回戦=辰野クラブ0竏・八千穂クラブ
◇女子▼1回戦=駒ケ根すずらん0竏・小布施スポーツ少年団、辰野クラブ0竏・須坂南部 -
第56回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会
飯島町文化館で1日、百人余が参加し「第56回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会」が「ふれあいと対話が築く 明るい社 会伸びよう伸ばそう青少年」をテーマに開かれた。保護司会や青少年健全育成協議会などでつくる実行委員会主催。
開会行事に続き、県作文コンテスト中学生の部最優秀の伊藤泉美さん(前飯島中3年)が「大切な人の存在」と題した作文を発表した。この中で、伊藤さんは「常に人として正しい道を歩んでいくには、自分にとって大切な人の存在を大事に想い、考えていくことが1番必要なのではないかと思います」と訴えた。
また、児童養護施設たかずやの里の鹿野博愛施設長が「子どもとの生活の中から」をテーマに話し、広報ビデオ「二つの道」の鑑賞もあった。
このほか、飯島中学吹奏楽部が「ジョン・ウイリアムス・イン・コンサート」「ラタン・ゴールド」などを演奏し、研修会を盛り上げた。 -
宮田中学校PTA学習会
宮田村宮田中学校のPTA学習会が30日にあり、手話やお菓子づくりなど4つの講座を開講。本年度初めて希望する生徒も参加し、父母らと同じ目線で取り組んだ。
村内などから講師を招き、アロマテラピーやヨガ、スクラップブッキングなど、趣向を凝らした内容も。
保護者、生徒は自分の希望する講座を自由に選び、挑戦した。
部活動などと同時間に行われたため、生徒の参加は限られたが、新津吉明校長は「ともに学ぶことも大切な機会と思う」と話した。 -
かんてんぱぱで第27回長野県陶芸展
長野県陶芸作家協会は9日まで、第27回長野県陶芸展を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。県内で活躍するベテランから若手まで、23人の陶芸作家が手がけた約千点の多彩な作品が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
年に1度、県内各地で開催してきた作品展でかんてんぱぱホールでの開催は3年目となる。さまざまな作家の作品を一堂に並べることで、会員相互の製作意識を刺激すると共に、学びあう場として開催してきた。
つぼや皿、ティーセットなどといった生活に身近な作品が中心で、作家それぞれの個性が楽しめる展示となっている。上伊那からは伊那市長谷、駒ヶ根市から3人の作家が作品を出展している。
協会顧問で出展者の一人でもある村越久子さん(85)=上田市=は「みなさん一人ひとりの違いを真剣に見てくださっている」と話し多くの来場を呼びかけていた。
作品はその場で購入することもできる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後男4時)。 -
JA上伊那伊那支所、七夕に合わせて浴衣でキャンペーン
伊那市室町の上伊那農業協同組合(JA上伊那)の伊那支所は3日から、来店者に願い事を下げてもらうための七夕飾りを設置している=写真。
取り組みはJAバンクが一時金が支給されるこの時期に実施している「ワンモアボーナスキャンペーン」をPRするために伊那支所独自で行っているもの。7日までに来店した人には、七夕に願い事を下げてもらうと共に、大当たり賞、七夕賞などが当たる空クジなしのくじを引いてもらっている。また、6、7日には支所内の女性職員が浴衣で窓口対応することも予定している。
浴衣対応や七夕飾りなどは例年行っているサービスだが、「涼しげでいいね」などと来店者からも好評。お盆の時期にも浴衣による窓口対応を行うが、その時はスズムシなどをプレゼントするサービスもしているという。 -
南大東島と伊那市の交流が行政レベルへ
青パパイヤを通じて民間同士の親交を深めてきた南大東島と伊那市の交流が、行政レベルの交流に発展しようとしている。南大東村教育委員会の宮城克行社会教育主事は3日、10月に予定している「南大東島と伊那の小学生の交流事業」の打ち合わせのため、伊那市を訪れた。5日まで滞在し、伊那西小学校の訪問、市教育委員会との打ち合わせなど行いながら具体的な内容を検討していく。
これまで南大東村では、環境の類似する八丈島と小学生交流事業をしてきたが、島と違った環境にある自然、農業などを体験する中で郷土を見直し、生きる力を養ってもらうことを目的として、昨年度から民間レベルの交流を深めてきた伊那市に小学生の受け入れを依頼。村として予算措置も講じた。
宮城教育主事は「稲刈りなど、島では体験できない農業、自然体験通して、改めて島の良さを知ってほしい。まったく違う環境での体験が、子どもたちの自信、成長につながると思う」と話す。
村の子どもが交流する伊那市側の小学校には、青パパイヤの取り組みを知り、校独自で島の児童と交流してきた伊那西小学校を希望している。
訪問団は小学5、6年生10縲・5人、引率3人の予定で、10月の4縲・日までに来伊したいとしている。