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みやだ夏まつり1900人の踊りの輪
宮田村のみやだ夏まつりは16日、1900人余りの踊りの輪が中心商店街に広がった。子どもたちや各地区、団体の出し物も多彩。夏の到来を賑やかに飾った。
まつりは17回目だが、隔年開催となってからは2回目。
宮田小学校5年1組の「どんどこ幸せ隊」をはじめ地元の子どもたちも数多く出演し、太鼓や踊りなどで会場を沸かせた。
また、町1区の江戸神輿(みこし)、町2区有志らによる長持ち行列、町3区の竜の舞など、地区の伝統芸能もまつりを盛り上げた。 -
地域のニューヒーロー、どんぶりレンジャー誕生
宮田村にニューヒーロー、どんぶりレンジャー見参‐。村の新たな魅力をつくろうと名物丼の開発に取り組む村商工会青年部が、PRにと発隊したもので、16日のみやだ夏まつりに初登場した。今後も部員扮する4人の隊員が出動し、地域活性化に一役買う。
レッド、ブルー、グリーン、ピンクの各隊員の頭には、隊のシンボルでもある丼(どんぶり)が。
洗面器とヘルメットを使ったもので、部員手づくり。多くの人で賑わう夏まつりでは寸劇仕立てで、隊を披露した。
子ども用の自転車や三輪車に乗ってユーモラスに登場。揃いのポーズもバッチリ決まり、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
青年部が進める名物丼プロジェクトは、新たな味で村をアピールしようと計画。
本年度中に完成を予定しているが、どんぶりレンジャーという強い味方の誕生で、部員たちの意気もますます高まっている。 -
県中学総体バレーボール・女子は辰野が初優勝
第45回県中学校総合体育大会は15、16日、各地で各競技があり、北信越大会出場を目指した熱戦を展開した。伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などではバレーボール競技があり、女子辰野が決勝で裾花(長野市)の12連覇を阻み、初優勝した。
バレーボールは男女各16チームがトーナメントを繰り広げ、上伊那勢は女子の辰野が北信越大会(8月8竏・日・富山県)への初出場を決めた。
男子の箕輪は出場権を賭けた代表決定(3位決定)戦に敗れ、涙を飲んだ。
辰野は1、2回戦をセットカウント2竏・で勝ち上がり、準決勝では高山(高山村)を2‐1で撃破。決勝は全国大会2連覇中、県大会12連覇を狙う強豪・裾花に対し、第1セットを25竏・7で奪うと、第2セットを25竏・4とし、ストレート勝ちした。
顧問の上沼隆光教諭は「準決勝の高山との対戦の方がプレッシャーがあった」と振り帰る。「決勝はチャレンジャーとして、のびのびと対戦できた。結果はできすぎ」とし、「北信越でもう一度、裾花を破り、本当の勝利を得たい」と意気込みを語る。 -
全国大陶器市に20万点がそろう
伊那市の鳩吹公園で23日まで、全国大陶器市振興会主催の第6回伊那全国大陶器市が開かれている。高級美術品から日常食器まで約20万点の焼き物がそろい、初日から夫婦連れなどでにぎわった。
日本には伊万里、備前、信楽、美濃など焼き物の産地が多く、陶器市では各産地の陶磁器を集めて展示即売している。今回は14店舗が出店。業務用にも対応できる。
来場者は皿、茶わん、きゅうす、湯のみ、つぼなどが並ぶ会場をじっくりと回り、目当ての焼き物を買い求めた。価格は100円から。
中には、人間国宝で「白磁の巨匠」と呼ばれる井上萬二の有田焼の花入れ、藤原啓のとっくりとおちょこなどもある。
事務局の小原淳子さんは「大きい器を料理の3点盛りで使うなど食卓を楽しくする人が増えているのでは」と話し「地元にいながら各産地の焼き物と出合える機会」と来場を呼びかけている。
会場の一角では、北海道の海産物を販売している。
時間は午前10時縲恁゚後6時。 -
あんざんコンクールに小中高生56人が出場
日本珠算連盟伊那支部のあんざんコンクールが15日、伊那商工会館であった。6部門に、小中高生56人が出場した。
競技はかけ暗算、わり暗算、みとり暗算で、それぞれ問題の正解率を競った。
中学生・高校生の部1位の矢島翼君(13)=箕輪町=は、出場しなかった前回を除き、小学校4年生から各部門で1位を獲得。小学校1年生から珠算教室に通っている。コンクールに向け「教室がないときも家で練習した。うれしい」と結果を喜んだ。
学年別の1位は全国一決定審査問題にも取り組んだ。結果は後日届く。
結果は次の通り(敬称略)。
▽小学2年生の部(1)小沢奈々(箕輪中部)(2)高岡明歩(南箕輪)(3)井上仁(同)▽3年生の部(1)唐沢希(伊那北)(2)御子柴妃奈(伊那東)(3)神田朋美(同)▽4年生の部(1)有賀友哉(箕輪中部)(2)杉山花純(同)(3)上柳凌平(伊那東)▽5年生の部(1)沢島里奈(箕輪中部)(2)鈴木一朗(西箕輪)(3)宮脇里歩(伊那)▽6年生の部(1)福沢奈緒(伊那)(2)杉山美咲(箕輪中部)(3)郷頭愛(伊那東)▽中高生の部(1)矢島翼(箕輪中2)(2)上柳梨沙(伊那東部中2)(3)松田理沙(辰野中2) -
みのわ舞踊研究会
日本舞踊菊間流師範の菊間明誉司(向山喜通)さんが指導する、日本舞踊の愛好家の集まり。会員は15人。毎週火曜日の夜、箕輪町文化センターの和室でけいこしている。
師範の向山さんが踊りを始めたのは35年ほど前。青年会のころに演劇や踊りなどをやっていた縁で、菊間流に入った。20年前に師範の資格を取り、箕輪町富田の自宅や駒ヶ根で教えていたが、15年前に「みのわ舞踊研究会」を作った。町文化センターができて町の社会教育登録団体になり、町文化サークル連絡協議会に所属。現在は、みのわ芸術文化協会にも所属して活動している。
会員は箕輪町民を中心に駒ヶ根市、辰野町の人もいる。最年少は10歳の小学生。大人と一緒にけいこに励んでいる。
大きな活動は、菊間流の発表会「舞踊おさらい会」「おどり初め」、みのわ芸文協主催の「みのわ芸術祭」での発表。研究会は会費制で、ボランティア活動を主にしていることもあり、地域の敬老会やデイサービスセンターなどを訪問して踊りを披露したり、町の行事にも積極的に参加している。
発表会は、皆で踊る美しさから群舞が多く、「武田節」「大黒舞」などを踊った。菊間流の踊りは「形がよく、きれいな踊り。衣装は質素できれいな振りで踊ると評判がいい」という。
けいこは、師範がこれまで勉強した160曲ほどの中から、初心者から名取まで会員に合った曲を選び、振りを教える。長唄、端唄などは難しいため、敬老会などで楽しんでもらえるように歌謡舞踊を練習することが多い。
流派の形を崩さないよう基本をしっかりと指導。「懐手にして右、左」「鬢(びん)を直してくるっと回る」など、師範の言葉と動きを見聞きして振りを覚え、曲に合わせて練習する。
「踊りはストレス解消になるし、結構な重労働なんです」と師範。反射神経がよくなったり、覚える力も高まるという。また、例えばひざが痛いなど屈伸が大変な場合は、立ったままで踊れる曲を習うなど、高齢になっても続けることができる良さもある。
けいこは真剣そのものだが、研究会は「趣味で、楽しみでやってるから気楽な会」。忘年会や新年会など会員のお楽しみもあり、和気あいあいと活動している。
今年は、流派の発表会、芸術祭共にすでに終わり、次は29日の「みのわ祭り」に芸文協として参加する。箕輪町内には研究会を含め菊間流の教室が3つあり、箕輪天竜音頭のほか、今年初めてパレードに盛り込まれた伊那節を踊る。(村上裕子) -
ふきはら大学
身を守る方法学ぶ箕輪町公民館の学級「ふきはら大学」は14日、箕輪町警部交番の倉田所長を講師に招き、犯罪や事故から身を守る方法を学んだ。
箕輪町内でも振り込め詐欺やひったくり事件などが発生しており、学生の希望で講座を計画した。
所長は、「事故や犯罪の被害にあわないことが一番。もし被害にあった場合はすぐに110番して」と話した。
盗難防止のため▽自転車やバイクは必ず鍵をかける▽バイクはハンドルロックの機能なども使う▽自動車は鍵を抜きドアロックを確実にする-ことを説明。自動車の盗難は2次犯罪に使われる危険性があることも話した。
振り込め詐欺や架空請求などは▽一人で判断しない▽家族などに確認、相談する-ことで、被害にあわないよう注意を呼びかけた。
襲われそうになった場合の対処法は、「助けてー」と大きな声を出し、初歩的な方法としてハンドバッグなど持っているものを振り回す、噛み付く、蹴るなどの方法を紹介した。 -
伊南市町村議員研修会と親ぼく球技大会
伊南市町村議会議員研修会が14日、飯島町役場防災集会室であった。4市町村の全議員と事務局職員ら約70人が、郷土史家の桃沢匡行さん(本郷)の「伊那谷の歴史と風土-伊南を視点において」と題した講演に耳を傾けた。
桃沢さんは日本最古の通貨、和同開ちんやふほん銭が下伊那で発見されたことに触れ「奈良と大阪でしか発見されなかったものがなぜ、伊那谷で見つかったのか」と話し始め、東国平定を進める日本武尊は、碓氷峠から伊那に下り、駒ケ根市の大御食神社で赤須みこからもちをごちそうになり、たくさん食べたので「大御食神社」と呼ばれるようになったと紹介。また、東海道と並び重要な道として位置付けられた東山道の通過地が5カ所あり、当時、伊那谷は地理的にも重要な場所だったとした。
「源氏の分かれ、片桐氏は、平安から鎌倉時代まで、宮田から松川までを治めた。800年前から伊南はひとつだった」と話した。
講演はしばしば脱線し、「清和天皇を祖先とする家系図はほとんど偽物」「信玄文書も、物や所領を与えると書かれたものはあやしい」などと話したほか、わら人形に5寸くぎを打ちこんでのろい殺す「丑の刻参り」の作法も伝授するなど、ユーモアに富んだ講演に、議員らは楽しく、伊那谷の歴史に理解を深めた。
昼食後、場所を飯島運動場に移し、恒例の親ぼくソフトボール大会。駒ケ根市議会は初戦の飯島町議会を破り、宮田村議会と決勝を戦った。因縁の対決は今年は8対1で駒ケ根市が圧勝した。
3位決勝戦では飯島町は中川村に、逆転サヨナラを喫し最下位に甘んじた。 -
東部保育園園児がアマゴを放流
天竜川漁業協同組合飯島分会と田切クリーンセンター(飯島町田切、前田英司社長)は13日、東部保育園児ら45人を招待し、郷沢川下流で体長10センチのアマゴの稚魚1000匹を放流した。
管理型最終処理場を運営する同社が、地域の環境保全を願い、毎年、漁協に協力して実施する放流は、今年で10年目。川や水に親しんでもらおうと、今年も園児を招待した。
園児らは持参したビニール袋に5、6匹ずつ分けてもらい、川岸から「大きくなって」「元気に泳いで」と声を掛けながら放した。 冷たい水に放たれた飯島産のアマゴは、銀鱗を踊らせ、たちまち流れに消えた。 -
【記者室】熱中症と水分補給
梅雨が明けないまま蒸し暑い日が続く。気温だけでなく湿度も高いこんな時季には熱中症に注意が必要だ。日本気象協会によるとここ数日の県内の熱中症ランクは5段階のうち4に当たる「厳重に警戒」だという▼熱中症はただの暑さ負けとは違う。体温調節ができなくなって頭痛や吐き気、けいれんや失神などの症状が起こり、場合によっては死亡に至る。予防には水分補給が最も大切だが、汗とともに失われた塩分も同時に取る必要がある▼昔は運動中に水を飲もうとすると「根性がない証拠だ」「余計汗をかく」などと言われて納得していたものだが、今では水分は積極的に補給すべき竏窒ニいうのがスポーツ医学の常識だ。こまめな水分補給でこの時季を乗り切ろう。(白鳥記者)
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駒ケ根市小学生相撲大会
第14回駒ケ根市小学生相撲大会が15日、同市北割一区の切石公園で開かれた。市内の豆力士約300人が参加し、学年別・男女別の個人戦と団体戦で手に汗握る熱戦を展開した=写真。土俵の周囲を埋めた多くの保護者や同級生らは「頑張れ」「負けるな」「そこだ」などと大きな声援を送った。勝負がつくと勝った児童は誇らしげに勝ち名乗りを受けて笑顔で手刀を切っていた。負けた児童はそれぞれ残念そうな表情で土俵を降りたが、中には悔しさのあまり思わず泣き出す児童の姿も見られた。
上位は次の皆さん。
◆男子▼1・2年(1)井口翔太(赤穂2)(2)吉澤篤希(同)(3)小原慎平(赤穂東2)小林天馬(赤穂2)▼3・4年(1)日下風馬(赤穂南4)(2)石川来輝(赤穂3)(3)北原凛太郎(赤穂東3)馬場信介(東伊那3)▼5・6年(1)横山利輝(赤穂6)(2)佐々木塁(赤穂東5)(3)村松杜志(赤穂南5)山岸翼(赤穂東6)
◆女子▼1・2年(1)斎藤咲恵(赤穂2)(2)金山和(同)(3)石川美結(赤穂1)廣野美咲(赤穂南2)▼3・4年(1)横山芽似美(赤穂3)(2)三輪優奈(赤穂4)(3)佐々木来那(赤穂東3)宮崎沙織(東伊那4)▼5・6年(1)真木史奈(東伊那6)(2)熊谷里奈(赤穂6)(3)久保田なぎさ(東伊那5)田中玲野(赤穂南6)
◆団体▼1・2・3年(1)赤穂A(2)赤穂南B▼4・5・6年(1)赤穂A(2)赤穂南A -
ピンホールカメラ教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は15日、親子ピンホール写真機教室を同館で開いた。約10人の親子らが参加し、大学講師の石倉馥さんの指導でピンホールカメラ作りと現像などに挑戦した。
カメラの原理について石倉さんに「暗い箱に開けた小さな穴から光が入ると外の景色が映る」と説明を受けた参加者は早速カメラ作りに取りかかった。アルミカンを切った板に針で小さな穴を開け、内側を黒く塗ったボール箱に貼り付けるなどして完成。出来上がったカメラを持って外へ出た参加者は建物や風景など撮影したい物を決めると穴をふさいだテープをはがし、カメラを固定したまま数十秒かけて撮影=写真。暗室で現像にかかり、印画紙にネガ画像が浮かび上がると「できた」と大喜び。「次は何を撮ろうかな」とうれしそうに飛び出して行った。
教室は16日も開かれる。現像の続きを行うほか、通常のフィルムカメラでの写真撮影などを楽しむ予定。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は15日、06年度第1回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民など約100人が集まり、同大教授の廣瀬昭夫さんの「私が担当した卒業研究の成果と思い出竏茶Aロマセラピー、自律訓練法、玄米食、健康に良い水、死生観」を聞いた。開学時から同大の教壇に立つ広瀬さんは「98年度の第1回卒業生から今年度までの学生らと取り組んできた成果」として、綿密なデータに基づいた研究結果などについて詳しく説明した=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
公開講座は今年さらに2回が予定されている。第2回は9月30日に前田樹海助教授が「県内の看護職者はどんなふうに働いているのか竏抽ナ護人的資源統計の課題と展望」について、第3回は12月16日に田村正枝教授が「がん患者と家族を支える看護」についてそれぞれ講義する。申し込み・問い合わせは同大(TEL81・5100)へ。 -
駒ケ根市民吹奏楽団が小学生を指導
駒ケ根市近郊の音楽愛好者らでつくる駒ケ根市民吹奏楽団(村山修団長)は15日、赤穂南小学校金管バンドの児童らに演奏の指導をした。団員約20人が同小を訪れ、トロンボーン、トランペット、ホルン、チューバ、パーカッションなどの各パートごとに分かれて、約20人の児童らにそれぞれ良い音の出し方や楽器の取り扱い方などの基本を丁寧に教えた。団員らは「楽器の動く部分にはできるだけ毎日油を差すこと」「吹奏楽の楽器は息を大きく吸い込むことが一番大切。腹式呼吸を覚えると大きくて長い音が出せるようになるから毎日練習して」などと熱心に指導した=写真。児童らは楽団員の出す音の大きさに「すごい」と驚いていた。パート練習の後は、児童らが取り組んでいる『この星に生まれて』(NHKテレビ『生き物地球紀行のエンディングテーマ曲)を全員で演奏した。
同小金管バンドの顧問鈴木宏平教諭は「音楽家にならなくてもいい。音楽を好きになることで子どもたちの将来が明るいものになってくれれば何よりうれしい。楽団にはできれば今後も指導を継続してほしい」と話している。 -
かんてんぱぱでマザーグースパッチワークキルト展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで15日から、「マザーグースパッチワークキルト展」が開かれている。色鮮やかな生地を縫い合わせてつくられさ大判のタペストリーからバック、小物など約120点が、訪れた人を楽しませている=写真。
マザーグースパッチワークスクール(村上光子代表)の辰野、伊那、駒ヶ根教室で学ぶ受講者35人の作品展。総勢約60人が同スクールで学んでおり、松本市などでも作品展を開いているが「地元の人に気軽に見にきてもらえるように」と、南信地区の作品展を開くようになった。かんてんぱぱでの展示は一昨年に続き2回目。
受講者は平均して10年近くパッチワークをしているベテランが多く、細かな布を張り合わせてつくった2メートル四方のベッドカバーなども多数並ぶ。また、それぞれのパッチワークを張り合わせてつくる「フレンドシップキルト」は、花をテーマとしており、さまざまな花がずらりと並んでいる=写真。
村上さんは「手作りの良さを知ってもらうと共に、1点1点には作者の気持ちがこもっているので見てほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。入場無料。17日まで。 -
南箕輪村の南原地区でヒヤリ地図作り
南箕輪村交通安全協会南原部会と南部小学校PTAは15日、南原コミュニティセンターで、地区内で歩行者や運転者がヒヤリとする危険カ所を地図に示す「ヒヤリ地図」作りをした。役員と6年生計25人が地図を完成させ、危険な場所、足型マーク設置を希望する場所などを確認した。
村安協の働きかけもあり、南部小PTAと協力して計画。南部小学区の南原地区が取り組みの最初で、今後沢尻、神子柴の両地区でも作る。
児童を代表して6年生と、PTA3役、校外指導部、育成会、安協の役員、南部小の教諭が参加。事前に小学生のいる家庭に区内の地図を配り、親子で歩くなどして調べた危険な場所を、歩いていて自動車にヒヤリは赤、自転車に乗っていてヒヤリは緑というように色分けして大きな地図にシールを張った。
中央道西側の通学路、公民館や南原グラウンド近くの交差点などは危険な場所としてシールの数が多かった。
今回作ったヒヤリ地図は学校または公民館など皆が見ることのできる場所に掲示。足型マークの設置は今後、村安協、村駐在所と相談する。
PTAでは、「個人や一つの家庭だけでは分からない危険な場所も確認でき、情報の共有化になる。縮小した地図を各家庭に配布したい」としている。 -
ガールスカウトが信州高遠青少年自然の家でキャンプ
自然の音を聞いてみよう竏窒ニ、ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は15日、夏のキャンプを伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家で開いた。小学校低学年以下を中心とした21人が参加し、自然の中で食事作りなどに挑戦した=写真。
夏のキャンプは毎年の恒例行事。今年は、全体のキャンプを控えた小学校高学年は参加しなかったため、食事作りからイベントまで、小学4年生以下でつくるブラウニー部門の児童らが中心となって取り組んだ。
1日目のお昼は、子どもたちが考えた煮込みうどんとマカロニサラダづくりに挑戦。包丁を握り、リーダーや保護者に教えてもらいながらニンジンやネギを慣れない手つきでゆっくりと刻んだ。
キャンプは1泊2日で行い、宿泊は保護者が同行しない。木部団委員長は「子どもにとっても、親にとっても親離れ、子離れの機会になっている。思いリュックを背負った自分の子どもの姿を見て、子どもの成長を実感する保護者もいる」と話していた。 -
大芝高原&まつりPR用Tシャツ予約注文受け付け
南箕輪村開発公社は19日まで、今年の大芝高原&まつりPR用Tシャツの予約注文を受け付ける。
大芝高原音頭Newヴァージョン2006の完成を記念し、大芝高原のTシャツデザインを決めた。
左胸に南箕輪村キャラクター「まっくん」のイラストと、「信州大芝高原」の文字が入る。背中は、大芝の「大」の字をイメージした「アカマツくん」、「芝」の字をイメージした「ひのちゃん」が、大芝高原音頭Newヴァージョンを踊っている様子のイラストに、踊りの中にあるかけ声「ハイハイハイ」と、「踊!!大芝高原音頭」の文字が入る。「踊!!」は、かけ声「ヨッ」をイメージした。
サイズはS、M、LLL、3L、ジュニア(110、130、150)。色はホワイト、ブラック、オレンジの3色。価格は1枚1500円(税込)。
公社では、「このTシャツを着て、大芝高原音頭Newヴァージョン2006の踊りをきめちゃおう」と話している。
予約申し込みは村開発公社(TEL76・0048、FAX76・9655)へ。 -
勇壮無比あばれ神輿ここにあり、宮田村津島神社祇園祭
・ス天下の奇祭・スとも呼ばれる宮田村津島神社祇園祭宵祭りが15日あり、名物のあばれ神輿(みこし)が神社周辺の中心商店街を勇壮に練り歩いた。梅雨空も吹き飛ばし、会場を埋めた観客も巻き込んで熱気に満ちた。
あばれ神輿は5時間近く練り歩き、男たちが神社石段から神輿を投げ落とす「打ち壊し」で最高潮。
壊れた神輿の破片は厄除けになるともされ、見物客も一緒になって奪い合う光景が今年もみられた。 -
津島神社祇園祭、子どもたちが屋台巡行
350年の歴史があるとされる、宮田村津島神社祇園祭宵祭りが15日あった。浴衣やハッピに身を包んだ子どもたちが祇園囃子の屋台を巡行。本格的な夏の訪れを告げた。
みんなで力をあわせて綱で屋台を引っ張り、神社周辺の中心商店街を巡行。小学生から高校生まで50人ほどで囃子を編成し、笛や太鼓で涼しげな音色を響かせた。
また、浴衣を着た子どもたちが各所で踊りも披露。蒸し暑さも吹き飛ばす、爽やかな風を吹き込み、観衆の目を楽しませていた。 -
循環型エネルギーの普及を目指す「薪(まき)の会」設立に向けた総会
循環型エネルギーである「薪(まき)」を通して、個人レベルで環境問題に取り組んでいくNPO法人「薪の会」の設立総会が15日、伊那市長谷の溝友館であり、理事長に山野勉さんを選出した。 山野さんは「楽しみながら環境問題を考えていける組織にしたい。温暖化の原因である化石燃料の使用を減らす一方で循環型エネルギーの普及に努め、個人レベルで温暖化対策に寄与できれは」と語った=写真。
同会は、薪ストーブ用の薪を生産したり、薪エネルギーの利用促進に努めてきた「薪ストーブの会」を前身とする組織。薪生産用機械の所有権などの問題が出てきたことを機に、「薪ストーブに限定せず、循環型資源としての薪の役割を広く普及していこう」と、NPOの発足に至った。
今後は(1)薪を利用する暖房機器の普及促進(2)間伐材の薪利用(3)効率的な薪生産にむけた生産プラントの設置(4)小中学校の野外活動サポート(5)林業体験を兼ねた薪狩りツアー竏窒ネどを行い、薪の利用促進に努める。
生産プラントは、08年度を目指して長谷地区に設置したいとしている。任意組織だったころは、長谷村民限定の組織だったが、今後は幅広い地域から会員を募っていく。
正式発足は10月半ばころ。
問い合わせは(TEL98・2867)山野さんへ。 -
伊那市の合併記念式典
伊那市合併記念式典が15日、県伊那文化会館であった。友好都市や国・県関係者、区長など約1千人が出席。合併を祝い、長野県一のまちづくりに向けた発展を願った。
式辞に立った小坂市長は、合併経過に触れ「旧3市町村の宝物を守り育て、一体感のあるまちをつくることが私に課せられた使命」とし「地方財政は厳しさを増すが、市民がまちづくりに参画し、行政が市民の負託にこたえることができれば、新市の将来像『二つのアルプスに抱かれた自然共生都市』が実現できると確信している」と支援を求めた。
そのあと、合併功労者の総務大臣表彰5人(旧町村長・3市町村議長)、市章採用作品応募者1人をそれぞれ表彰。
また、伊那市消防団音楽隊、伊那フィルハーモニー交響楽団と市内の伊那・東部・春富の3中学校合唱部約140人の演奏などもあり、式典に花を添えた。
新伊那市は、伊那市・高遠町・長谷村が合併し、3月31日に発足。人口7万4千人。面積は668平方キロで、県内3番目に広い。
◇ ◇
市章採用作品を応募したデザイナー伊沢亮之さん(30)=高遠町東高遠=は、式典会場のステージや入り口などで、自らデザインした市章を目にし「本当に決まったんだ」と実感した。
7、8点を応募したが、桜の花びらをデザインしたのは採用作品のみで、一番気に入っていたという。
「これからも市のために仕事ができたらと思う」と話した。 -
三峰川でせせらぎウォッチング
伊那市の第18回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が15日、三峰川であった。小中学生ら52人が水生生物を調査。「きれいな水」を1から順に5段階で評価し、三峰川上流を「1」、下流を「3」と判定した。
「せせらぎ竏秩vは川に親しみながら環境を考えようと10年以上続く催し。
学校教諭ら5人を講師に迎え、子どもたちは水素イオン濃度(pH)を調査したり、川に入って石を動かし、夢中になって川の生き物を採った。
三峰川橋下の三峰川は、きれいな水にすむヒゲナガトビゲラ、ウズムシ、少しきたないところにすむヒラタドロムシなどの生き物がいた。川の中州、岸など場所によっても異なった。
東部中学校1年生の伊藤駿君は「生き物の種類がいっぱいあって驚いた」と話した。
観察会を前に、市役所で水槽に入ったヨシノボリ、イワナ、アカザなど実物を見ながら生態についての説明を受けた。
観察場所はこれまで三峰川、小黒川などだったが、合併したことで三峰川に変更した。 -
伊那西町クラブが優勝
伊那西町クラブが8竏・日、上田市武石総合グラウンドであった、第1回全日本ハイシニアソフトボール県大会で優勝した。県代表として、10月13竏・5日、徳島県徳島市である全国大会への出場する。
65歳以上の選手らで競う初の大会。県大会へは県内から7チームが出場し、代表チームを決定するため、トーナメント戦を繰り広げた。
伊那西町クラブは「初戦突破」を合言葉に大会へ参加。決勝戦までのいずれの試合も5点差以上の得点で圧勝し、「全員のチームワーク」(伊藤易明監督)で初優勝を飾った。
伊藤監督は「ソフトボールが好きな熟年パワーを発揮し、チームワークで初戦突破したい」と意気込んでいる。
伊那西町クラブのメンバーは次の皆さん
▽代表=大木島登(西春近)▽監督=伊藤易明(西町)▽主将=矢沢広人(西町)▽コーチ=三沢幸栄(西春近)溝上昭平(西箕輪)▽選手=加藤尚(緑ヶ丘)井口勝義(福島)原壮内(西町)堀内四郎(下新田)花崎功(西町)城倉誠也(西春近)春日良一(西箕輪)溝上達(西春近)北原徳二(西春近)竹内勇(西町)梶村隆志(南箕輪村)▽スコアラー=宮沢みゆき(西春近) -
宮田中1年宿泊学習
宮田村宮田中学校の1年生は13、14日、松川町の県松川青年の家で宿泊学習をした。力をあわせて寝食をともにし、友情を深めた。
班ごとに夕食の準備。調理、火の管理など役割分担し、野外での料理を満喫した。
ウォークラリー、キャンプファイアー、川遊びなど、ふれあいながら友人の新たな一面を垣間見る場面も。自然体験のなかで協力する大切さも感じ取っていた。 -
チャリティゲートボール寄付
14日、第12回ゲートボール愛好者チャリティ大会を市営グラウンドで開いた駒ケ根市体育協会ゲートボール部(小原淳一部長)は、市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に同大会で集まった参加費の一部5万円を寄付した。小原会長と松尾安彦副会長が市社協を訪れ、竹内会長に寄付金を手渡した=写真。竹内会長は「志に感謝する。善意銀行に積み立て、社会福祉のために有効に使いたい」と礼を述べた。
同大会には約110人が参加した。 -
純白とピンクのハス涼しげに
飯島町赤坂のふれあい農道沿い休耕田でピンクと白のハスが見ごろを迎えた。
ハスは八重で、近くの農業、小山重美さん(69)が3年前に、15アールの田に白1株、ピンク5株を植えたところ、繁殖し、今年は6月末から次々と開花し、今が見ごろ、今月末まで楽しめる。
小山さんは「どんな生物が生育するか調べるために水張り田にしている。ハスは農道を通るみなさんの目の保養になれば」と話していた。 -
宮田小5年1組、夏まつりに向け最後の稽古
昨年から太鼓演奏に取り組む宮田村宮田小学校5年1組「どんどこ幸せ隊」は16日、みやだ夏まつりに出演する。大きな舞台は昨年の村商工祭以来だが、自分たちでアレンジを加えた2曲を披露するなど、成長した姿を多くの人に見てほしいと期待を寄せている。
昨年は村内の宮田太鼓の指導を仰いだが、今年はビデオなどを見て独学で練習。
竜神太鼓の2曲に挑戦し、かけ声や叩き方、フォームなど、36人全員で話し合いながら手を加えた。
4月から週1回、2時間と限られた期間だったが、子どもたちは集中。
14日の最終練習も最後までより良い演奏にしようと、本番さながらの緊張感で調整を続けた。
夏まつりは2年に1度のため、5年1組にとって来年はないが、それだけに全員やる気満々。
当日は津島神社前で午後4時前後と午後6時頃からの2回公演する。 -
福祉大生が祇園祭を全世界へインターネットで生中継
宮田村津島神社の祇園祭宵祭り(15日)の模様を、今年も日本福祉大学の学生がインターネット放送で生中継する。13人がカメラ5台を駆使。正午過ぎの祭りの始まりから、午後10時過ぎのあばれ神輿の打ち壊しまで、余すことなく全世界に向けて配信する。
同村と同大学が友好協力宣言を結んでいる縁で、7年前から中継を開始。今年は中心だった情報社会科学部だけでなく、様々な学部、大学院生、卒業生と有志が集まり、4月から準備を進めてきた。
「地域の皆さんが温かく迎え入れてくれ、毎回満足いく取材ができる」と話すのは6回目の中継となる大学院生の棚田一諭さん。
中継では今まで撮りだめてきた村の紹介なども放映する。
放送を見るためのアドレスはhttp://www.475.jp/miyada2006/ -
赤穂東小児童「安心の家」「サポート隊」と初の顔合わせ
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)で14日、「子どもを守る安心の家」「子どもを守るサポート隊」の市民と児童らの顔合わせ会が初めて開かれた。顔合わせは4つの地区ごとに分かれて行われ、各地区の市民らは児童に対して一人ずつ自己紹介。「何かあったらすぐに声を掛けるんだよ」などと児童らに呼び掛けた。児童らは「よろしくお願いします」と声を合わせて頭を下げた。
児童との顔合わせ会後にはPTA校外指導部、学校との意見交換会が開かれ、出席した「竏宙タ心の家」「竏茶Tポート隊」の市民らからは「会員同士の横のつながりがない」「それぞれ情報交換する必要がある」「もっと地域の活動などを通じて子どもたちと顔見知りになる努力が大切」などの意見が出された。スクールガード・リーダーの小出光恵さんは「下手に声を掛けると子どもたちに不審者と思われる恐れがあるが、今日の顔合わせはその意味で大変良い機会だ。できることなら地域の人全員がサポート隊員になってほしい」と述べた。熊谷校長は「東小の通学区内の安心の家は2年前に24軒だったが、現在は166軒に増えている。地域の皆さんで協力して子どもたちを側面から支え、育てていただきたい」とあいさつした。