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【記者室】野菜作りで食育
ソラマメの季節がやってきた。我が家に届いた春。信州もようやく春らしくなってきたが、ソラマメの産地九州はすっかり春だ。季節のものを食すことが体にいいとはよく言われるが、食材で季節を感じるのも小さな幸せ▼箕輪町は、食育で保育園での野菜栽培を推進する。これまでも園ごとに取り組んでいるが、今回営農センターが地元のたい肥と苗や種を全園に提供。食べることはもちろん栽培体験、自然体験などさまざまな要素を含む取り組みだ▼店では年中手に入る野菜も多く、旬が分かりにくい。栽培で季節を感じ、旬を知り、自分で育てた野菜を味わう喜びを知る。嫌いな野菜も自分で育てると食べられる子が多いという。苦手野菜克服も期待できるかも。(村上記者)
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新作花火コレクション06(全国新作花火競技会)で最優秀、堀内煙火の柴田武晴さん
「ちゃんと開いてほしいとだけ願って打ち上げた。いきなり最優秀、周りも自分も驚いた」-。飯島町田切の伊那火工堀内煙火店の花火職人、柴田武晴さん(30)=飯島町上の原=は若手花火作家が全国から集い、新作花火を競う「新作花火コレクション06(全国新作花火競技会)」に初出場し、最優秀の金賞に輝いた。受賞作品「夜桜吹雪」は22日の千人塚桜まつりで披露される。
競技大会は3月18日、秋田県大仙市(旧大曲市)で開かれ、24人がエントリー、4号10発、5号5発を1分以内に打ち上げ完成度を競った。
「夜桜吹雪」は小さな玉をたくさん詰め込む千輪タイプ。「春まだ浅い北国だから、一足早く暖かい春の便りを」とテーマに「桜」を選んだ。金茶色の幹を伸ばし、枝を広げ、花開き、やがて、花吹雪:という組み立て。
「配合粉だけで燃焼させたり、粉を固めた状態や小さな玉で打ち上げるなど、色合いや燃焼時間、開き方などを観察し、玉の大きさも試行錯誤するなど、完成までに1カ月余要した。開花は点滅を使った配合で表現した」と工夫を。
父が花火職人、高校卒業後、同社に入社、花火職歴12年。「1-2カ月掛かって、夢を仕込んだ花火も、打ち上げれば、数秒で消える。華麗さとはかなさ、それが花火の魅力」と話している。 -
春の光と風の道「杣雅司展」
飯島町七久保の小蕪亭で、春の光と風の道「杣雅司展縲恊・剄K春と共に縲怐vが25日まで、開かれている。
手づくりの額に納まった野の花、心に咲く花の油彩と、川杉幸春さんの詩のハーモニーが東洋的な空間を創っている。
「貧しさをあかりとして、闇を照らす人」と表現された「ピエロ」。可れんな深山スミレに添えられた詩は「野の花のしらせを封書を開けるように:」。 名もなく、華やかさもなく、心象風景に咲く花たち「花は人の魂の最も秘めたものの中に咲く。宇宙の言葉の顕れである」-など小品を中心に約百点を展示した。
詩があって、絵が生まれた。絵があって、詩が添えられた。額が作られ、それに合う絵が描かれた。額と絵と詩が渾然一体となった作品群が見る人を魅了する。
期間中の15日午後1時から、「杣さんと草木を編む」を開く。会費千円。
詳細は小蕪亭(TEL86・5890) -
梅公園で初の花見イベント9日に
住民有志が手作りした宮田村新田区の梅公園で9日午前10時から午後2時まで、初めてのお花見イベントが開かれる。お茶やコーヒー、豚汁などの無料サービスがあるほか、軽食販売の出店も。宮田太鼓、よさこいソーラン踊りの信州みやだ梅舞会も出演し、会場を盛り上げる。
公園を昨年開園させた村おこし事業実行委員会が、「多くの人に公園を訪れてほしい」とイベントを企画。準備を進めてきた。
同公園には約30本の梅が植えられているが、標高が若干高いため、見頃はこれから。中央アルプスの残雪と紅梅のコントラストが楽しめそう。
お花見イベントでは、太鼓、踊りが花を添え、焼きそばやフランクフルト、飲み物などを会場で販売。お茶の野点(のだて)など無料サービスも用意し、来場を呼びかけている。問い合わせは同実行委員会事務局の村商工会85・2213まで。 -
北中信へ観光PR
宮田村観光協会(会長・清水靖夫村長)は本年度、今まで手薄だった北中信方面へ積極的に観光宣伝を行う。権兵衛トンネル開通にあわせ木曽地域へもPRを行いたい考えだが、村内だけでなく近隣の観光地も含めて広域的な連携で取り組む方針。
北中信方面で発行されている観光情報誌に村の情報を掲載するもの。上伊那他市町村の情報も載るが、協会事務局の村産業課は「村だけでなく、上伊那全体として観光をアピールできれば」と話す。
このほど開いた協会総会でも、「点から線、さらに面への観光地づくりを目指す」と再確認。駒ケ岳などの豊かな自然を最大限に活かし、誘客に取り組もうと話し合った。 -
賃金実態調査上伊那地区概況
県南信労政事務所はこのほど、05年長野県賃金実態調査上伊那地区概況を発表した。
建設業、小売業などの7職種で、労働者5人以上民間事業者790とその労働者を対象とし、05年6月30日現在(労働日数、時間数、賃金は6月1日縲・0日)の雇用形態や勤続年数、平均月間賃金などを性別、年齢、職種別に調査したところ、350事業所、6264人から回答を得た(回答率44・3%)。
労働日数は、事業所規模、男女の違いによる格差はないが、総実労働時間は、事業所規模が小さくなるほど男性の総実労働時間が多くなっている。月間賃金は、男性が約34万円と県平均を1万円弱上回る一方、女性は約21万円と県平均を下回る。
女性労働者の約60%はパートタイム労働者で、平均年齢は47・8歳。一般より6歳ほど高いが、月間所定内賃金は一般より10万円近く低い。女性一般労働者は、30代で一端減少するM字型グラフを描くが、パートタイムは20代から40代にかけて増加している。 -
高遠写真コンク作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で30日まで、「美しい高遠風景写真展」が開かれている。旧高遠町が昨年度、全国公募した写真コンクールの応募作品の中から34点を飾った。
満開の桜、赤や黄色に色づいた美しい紅葉、雪化粧した桜の木や高遠閣など四季折々に高遠城址公園の様子を撮影した作品が中心。高遠城下まつりやだるま市といった行事のほか、東高遠の花園「ポレポレの丘」、勝間薬師堂のしだれ桜などもあり、どれも高遠の魅力を存分に写し出している。
同美術館は「観桜客に、高遠の行事や四季の風景など、桜だけではない高遠の素晴らしさを広く知ってもらいたい」と話している。
コンクールは町内の風景を撮影した作品を募集し、上伊那をはじめ、東京、千葉、愛知など県内外から52点が集まった。
午前9時(8竏・6日は7時)縲恁゚後5時まで。
問い合わせは、信州高遠美術館(94・3666)へ。 -
北原・伊東旧高遠町長2人がさくら功労者表彰
旧高遠町の町長として桜のまちづくりを推進し、保護・育成に尽力した功績をたたえ、財団法人・日本さくらの会は北原三平さん(80)=伊那市高遠町長藤=と、伊東義人さん(73)=同小原=を表彰。6日、高遠城址公園の開園式上で、県上伊那地方事務所の牛越徹所長が伝達した。
1972(昭和47)年から7期28年間にわたって町長を務めた北原さんは、町のシンボルに桜を掲げ、後に町桜憲章を制定するなど町全体での保護・育成を図った。
高遠城址公園に次ぐ高遠第二の桜の名所を目指し、現在では100種以上、3千本の桜が咲き誇る東高遠の「花の丘公園」整備を進めたほか、町を会場に桜のサミットや国際シンポジウムを開くなど、桜の町を全国に広めた。
92年に助役に就任、00年から今年3月まで町長を務めた伊東さんは、古木を保護する桜守の採用や小学校の新入生への苗木の配布など保護・育成に尽くし、桜の町のより一層の発展に努めた。
北原さんは「新市となったが、これからも桜を大切にし、後世に引き継いでいってほしい」と述べた。 -
観光バスに対応、大駐車場を整備
中川村は本格的な観桜期を前に、大草城址公園南に大駐車場を整備した。
公園整備事業で、公園南の多目的広場、約3千平方メートルに、大型バス用10台、一般用65台の駐車場を整備した。 また、公園からの連絡道も新設した。
総事業費1800万円。 -
交通事故防止グッズ配布
6日、伊南交通安全協会と地域交通安全活動推進員、駒ケ根署は伊南4市町村の10小学校の入学式に合わせ、新入学児童543人全員に交通安全グッズを配布した。配布したのは通学かばんなどに付ける反射材、ワッペン、下敷き、神社のお守りの4種類。駒ケ根市の東伊那小学校を訪れた安協役員と署員らは入学式を終えたばかりの児童らのかばんに反射材を一つ一つ丁寧に取り付けた=写真。「交通事故に気をつけて学校に来てね」と呼びかけられた児童らは初々しい声で「はーい」と元気に返事をしていた。
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駒ケ根市内小中学校入学式
駒ケ根市内全小中学校で6日、入学式が行われた。5小学校は午前、2中学校は午後に式を行い、それぞれ初々しい新入生を迎えて新学期をスタートさせた。
生徒数が減少している東中学校(小木曽伸一校長)には1学年2学級維持のための市教委の措置を受けて赤穂地区から今年度初めて入学した5人を含む43人が入学。地域を越えた新しい一歩を踏み出した。小木曽校長は式辞で「中学生時代は一生の中で心も体も最も大きく成長する時。心を磨き、体を鍛え、多くの知識を習得して将来に備えてほしい」と激励した。新入生代表の福沢亮馬君はあいさつで「緊張と不安の気持ちと期待が入り交じっている。早く一人前の生徒になれるよう先生や先輩の指導を受けながら、勉強や部活動に全力で取り組みたい」と決意を述べた。 -
駒工入学式
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は6日、入学式を行った。機械、電気、情報技術の3科に計113人が入学し、希望を胸に高校生活のスタートを切った。新入生を代表して情報技術科の川頭匠君は「自分で選んだ学校。目標に向かって一歩一歩進んでいきたい。誇りを持って勉学することを誓う」と力強く宣誓した。
本間校長は式辞で「これから始まる3年間の高校生活は生涯の考え方を培う重要な時期。入学を機会に決意を新たにしてほしい。一人ひとりの夢や希望を達成するため、資格取得やクラブ活動、生徒会活動などに積極的に挑戦し、精進することを期待する」と激励した。 -
高齢者クラブが新入児童にリボンをプレゼント
宮田村町3区の高齢者クラブ・寿会(丸山恵三会長)は6日、宮田小学校の入学式で手作りのリボンを新入児童にプレゼントした。
リボンは村の高齢者クラブ連合会が毎年つくっていたが、解散したため、数年前から寿会が受け継いでいる。
有志15人ほどが約3時間かけて手作りし、入学式に向うピカピカの1年生一人ひとりの胸につけていった。
丸山さんや同会女性部の南澤ひで子さんは「子どもたちの成長は私達にとっても生きがい。立派に大きくなってほしい」と目を細めていた。 -
土地開発公社理事長に小林村助役
宮田村土地開発公社は6日に理事会を開き、任期満了に伴う役員改選をした。小林修村助役が理事長、小林茂村議会議長が副理事長に就任した。任期は2年。
理事長は従来、村長が「充て職」で兼務。しかし、国は行政トップの充て職を自粛するよう各自治体に求めており、清水靖夫村長はその指導に沿って理事長職の留任を辞退した。
小林理事長は「村は人口1万人構想を掲げており、基本計画に沿って公社の事業も展開していきたい」とあいさつ。
公社理事は村議、役場の課長8人で構成。専務理事には矢田典和村総務課長がついた。 -
宮田中の入学式
宮田村の宮田中学校は6日、入学式を迎えた。97人が真新しい制服に身を包み、希望をたずさえて登校。義務教育最後の3年間が始まった。
新入生代表の石井那苗さんは「何もかもが新しい気持ちで一杯。部活動が楽しみ。ひとつひとつの学習もしっかりとやりたい」と抱負。
在校生代表の松澤祐希君は「一緒に参加することでコミュニケーションがとれ、楽しい学校生活になるはず。
壁もあるが、最後まであきらめず、全員の力で乗りきりましょう」と激励した。
新津吉明校長は「初心を忘れず、宮田中の生徒としての自信と誇りを持ってください」とあいさつ。自らを大切にして、目標にむかって前向きに取り組んでとも呼びかけた。 -
宮田小、中学校の転入職員
宮田村宮田小、中学校の転入職員は次の皆さん。カッコ内は前任。
【小学校】▽教頭=高橋聡(上田市立清明小教諭)▽教諭=原一彦(伊那東小)渡辺喜久道(箕輪中)瀧澤明美(塩尻市立宗賀小)小野教子(赤穂東小)片桐義和(上水内郡三水第一小)▽講師=飯森玲子(伊那東小)▽非常勤講師=星野茂子(飯島小)▽事務=城倉恵子(村住民福祉課高齢者福祉係)▽心の相談員=田中元子(新任)▽給食調理員=小原明子(宮田中)▽臨時給食調理員=平沢容子(新採用)
【中学校】▽教頭=唐澤久樹(須坂市立井上小教頭)▽教諭=米山香織(赤穂小)木下久資(赤穂中)曽根原浩(中沢小)星野泰志(駒ヶ根東中)坪野さやか(新任)佐藤桂治(同)▽講師=酒井麻美(小諸市立芦原中)▽非常勤講師=高見親久(宮田中)▽臨時給食調理員=佐藤晴江(宮田小) -
宮田小入学式
宮田村の宮田小学校は6日、入学式を開いた。97人が希望に胸ふくらませ元気に登校。新生活をスタートさせた。
上級生に迎えられて入場した新入児童。大きな声で「ドキドキの1年生」を合唱した。
野溝和人校長は「学校はとっても楽しい所。勉強や行事もいっぱいあります。友人と仲良くして、毎日元気に登校してください」と呼びかけた。
児童会長の竹内一奈さんは「学校は保育園と違って、お兄さん、お姉さんたちと一緒に活動する行事があります。分からないことがあったら聞いてください」と歓迎した。
「よろしくお願いします」と新入児童はしっかりとあいさつ。
さっそく各学級に分かれて、新たな仲間とのふれあいを始めていた。 -
箕輪町消費者の会
マイバッグ啓発へのぼり旗作成箕輪町消費者の会(53人、唐沢順子会長)は、活動の一つであるマイバッグ啓発のため、のぼり旗を作成した。今後、町内大型店でのキャンペーン時に活用し一層の啓発を図る。
マイバッグ啓発活動は8年目。年2、3回、町内大型店2店舗で買物時のマイバッグ持参を呼びかけるキャンペーンとアンケートをするほか、フリーマーケットや会活動でも積極的に啓発している。より効果的な活動のため、今回初めてのぼり旗2種類計6枚を作った。
旗は「マイバッグキャンペーン実施中」「お買い物には買い物袋マイバッグを持参しましょう」と印刷された2種類。縦150センチ、横40センチ。
唐沢会長ら06年度役員3人が6日、平沢豊満町長に旗の完成を報告。町長は「非常にいい話。バックアップします」と活動に期待を寄せ激励。スーパーからトレーなどの包装をなくす働き掛けを会で取り組む提案もした。
唐沢会長は、「今はごみの戦国時代。私達は出陣しようという意気込みでいる」と意欲を見せた。本年度は、ふれあい広場など町のイベントに積極的に参加したいという。
マイバッグ啓発活動は会員の口コミが主。家庭にある袋を活用してもらうよう呼びかけ、需要があれば会でもマイバッグを譲っている。昨年度は積極的な働き掛けにより関心のある人が増え、近年例になく106枚もマイバッグを買い求める人がいた。 -
高遠城址公園さくら祭り開幕
全国有数の桜の名所、伊那市高遠町の高遠城址公園で6日、公園開きがあり、新伊那市として初めての「さくら祭り」が開幕した。関係者約120人が式典に出席し、権兵衛トンネル開通などによる一層のにぎわいを期待した。
1500本のタカトオコヒガンザクラのつぼみも膨らみ、開花を待つばかり。長野地方気象台の開花予想は9日、見ごろは14日前後とみている。今季は木曽谷にPRするなど誘客に力を入れ、昨季を上回る32万人の人出を見込む。
式典で伊東義人伊那市長職務執行者は「新市誕生にふさわしいさくら祭りとし、観桜客にまた来たいと思われるようにしたい」とあいさつ。高遠町3保育園の年長児約50人を先頭に参列者が桜雲橋を渡り、問屋門をくぐって公園開きを告げた。
さくら祭りは5月5日まで。期間中は高遠ばやしの巡行、高遠町商工会女性部による桜茶のサービス、高遠まんじゅう大食い大会などの催しを予定している。
また、これまでは入園券で無料入館できた町歴史博物館は今年から割引の別途料金にしたことから、サービスの低下を補うため、高遠閣に大型モニターを設置し、開花前に訪れた観桜客に対して満開時の様子を上映している。
さくら祭りは83年の有料化以降、24年目。「天下第一の桜」とうたわれ毎年、全国の花見客を魅了。有料入園者数は初年度の13万5千人を皮切りに、昨年度で600万人を突破した。 -
大芝高原音頭普及チーム初会合
南箕輪村の「大芝高原音頭」をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」を村民に広める普及チームが5日夜、村役場で初会合を開いた。だれでも踊れる簡単な基本の振り付けを業者委託する方向を決めた。
大芝高原音頭のアレンジ曲は、老若男女が踊れる曲にしようと制作。3月末の大芝高原まつり実行委員会で披露した。
アレンジ曲と振り付けの普及を目的に普及チームを組織。アレンジ曲制作プロジェクトチームメンバー、南箕輪村商工会青年部、上伊那農協、まつりパレード参加企業代表、学校、保育園の関係者19人で構成。リーダーに原志津男さんを選出した。
アレンジ曲の振り付けについては、アレンジ曲制作時の業者プレゼンテーションで振り付けを提案した業者もあるため、プレゼンテーションを基に事務局が業者選定して依頼。基本の簡単な踊り1パターンを作ることを確認した。
メンバーからは、「各団体ごと踊りを考えてコンテスト方式にしたらどうか」「基本の踊りがあって、あとは団体ごとに自由にアレンジしてもらえばいい」などの意見が出た。
事務局は、20縲・0代くらいまでの若い年代層の祭り参加を掘り起こしたい考えで、次回会議は普及策を検討する。 -
公衆衛生専門学校入学式
伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校で6日、入学式があり、歯科衛生士を目指す新たな19人が、入学許可を受けた。
渡辺庸子校長は「学生のみなさんは受身ではなく、探求する精神で学んでほしい」と激励。2年生代表の湯沢涼子さん(伊那市)は「聞いたこともない言葉や機具に最初は不安を覚えるかもしれない。専門的な技術を身に付けるには努力が必要で、患者さんとのコミュニケーションの大切さも学ぶと思う。目標に向かって充実した学生生活を送ってほしい」と呼びかけた。
新入生の中村はつきさんは「一生使う歯を守る仕事は素晴らしいし、やりがいもある。専門技術などを身につけるのは容易ではないが、仲間と励まし合いながら自分たちの目指す歯科衛生士になりたい」と語った。
今年の入学者の内訳は上伊那11人、下伊那、諏訪、松本地域が合わせて8人となっている。 -
伊那市となって初めての入学式、高遠、長谷で
旧高遠町・長谷村の小学校3校、中学校2校で6日、新伊那市となって初めての入学式があり、新入生と共に新たな一歩を踏み出した。
長谷小の新入生は8人。一人ひとり、原孝壽校長から名前で呼ばれ、元気よく「はい」と返した。原校長は「みなさんはもう、長谷小学校の一員。うるわしき長谷の自然の中、頑張ってください」と激励。児童会長の白川翼君は「全校で集まる楽しいイベントもある。悲しいこと、困ったことがあったら相談してほしい」と新入生を温かく迎え入れた。
PTA会長の中山和文さんは「伊那市となった長谷小がスタートし、不安な声も聞かれるが、長谷小は村だった時から教育に対しては格別の思いで取り組んできた。そういう思いがある限り、長谷小は大丈夫なので安心してほしい」と新入生の保護者に呼びかけた。 -
「春の全国交通安全運動」始まる
06年度「春の全国交通安全運動」が6日、全国一斉に始まった。15日までの10日間、県や警察が協力して「自転車の安全利用の推進」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」を重点テーマに交通事故防止を呼びかける。
伊那市では初日、市役所前の環状南線(通称・ナイスロード)に交通指導所を開設した。伊那警察署、上伊那地方事務所、市、市交通安全協会連合会などの関係者約80人が啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「春の交通安全期間中です。お気をつけて」と呼びかけて無事故を祈った。
伊那警察署の小嶋惣逸署長は「年間の交通事故抑止を占う重要な季節の安全運動となる。この運動がさらなる地域安全につながるよう皆さんにお願いしたい」とあいさつし、参加者の士気を高めた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(5日現在)は、145件で昨年同期と比べて24件減。半数が交差点付近の事故で、夜間や高齢者の関わる事故が目立つという。
期間中は各地で交通指導所が開設され、小学校では安協女性部による登下校時の街頭指導などが計画されている。 -
原付バイクの高齢者乗用車と衝突死亡
6日午前10時20分ころ、伊那市福島上手の県道伊那辰野線(通称・竜東線)の交差点で、諏訪市渋崎の会社員・有賀仙太郎さん(37)が運転する普通乗用車と、同市手良沢岡の無職・小松かつ江さん(78)が運転する原動機付自転車が衝突。この事故で小松さんが全身打撲などのけがで死亡した。
事故は信号機のない4差路交差点で発生。県道を箕輪方面から伊那方面に向けて進行中の有賀さん運転の自動車と、同県道と交差する市道を直進中の小松さんのバイクが出会い頭に衝突した。小松さんは市内の病院へ搬送されたが、午前11時05分に死亡。有賀さんにけがはなかった。
県道の道幅は約8メートルで制限速度50キロ、はみ出し禁止規制。小松さんが通っていた市道の道幅は約5メートルで、一時停止規制だった。
伊那署管内の交通死亡事故は本年に入って初めて(昨年11月上旬以来)。
前年の交通事故件数618件中、29・3パーセントを占める181件は高齢者がかかわる事故。交通死亡事故全5件のうち、2件で高齢者2人が死んでいる。
この日は「春の全国交通安全運動」(6縲・5日)の初日。伊那署交通課の中山邦夫課長は「期間中だけでなく、常に交通安全意識を再確認し、運転に臨んでほしい」と管内の住民に呼びかけている。 -
伊那市議選は少数激戦
新市発足に伴い、23日告示、30日投票の日程で行われる伊那市の市長選・市議選の立候補届出手続き説明会が6日、市役所であった。市長選に1派、市議選(定数26)に34派が出席。告示まで、あと16日と迫り、市議選は選挙戦が確実となった。
【市長選】
出馬を表明しているのは、前伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=のみ。
市民有志は「擁立に向けて検討中。できるだけ早い時期に結論を出したい」としている。
一部では「無投票になるのではないか」という見方も出ている。
【市議選】
旧市町村を区域とした選挙区別の定数は伊那18、高遠5、長谷3で、立候補予定者はそれぞれ21、8、4となっている。
伊那、高遠の各選挙区は、これまで出馬を表明していた立候補予定者らが説明会に顔をそろえた。長谷選挙区は前職4人のほか「出馬未定」という竹内修さん(54)と、前職が引退した非持から「だれか擁立したいが、どうなるか分からない」という住民も説明を受けた。
◆伊那市
出馬表明しているのは前職18人、元職1人、新人2人。
地区別でみると、伊那8、富県1、美篶3、手良2、西箕輪2、東春近3、西春近2。
西箕輪では、前職5人のうち3人が引退することから「地区内で何とか立てたい」と新人擁立に動いていたが、出馬表明するまでに至っておらず、説明会に姿はなかった。
単純に有権者数を立候補予定者数で割った場合、伊那が1人当たり3094人と最も多く、手良が970人と少ない。東春近や美篶でも2千人を割る。
東春近は、立候補予定者が2から3に増えたことで、獲得票を求め、周辺地域へ範囲を拡大している傾向がある。西箕輪には、他地域からの攻め込みがあるようだ。
中には、根強い地縁、血縁を頼りにする地域選挙にこだわらず、全域から支持を集めたいと動く新人もいる。
また、多選の前職に対し「世代交代するべきだったのではないか」と冷ややかな声もあり、どう票に結びつくのか注目される。
党派は無所属16、共産党3、公明党2。
3月2日現在の有権者数は、4万9361人。 -
市役所にマイカップ式の自動販売機を設置
伊那市は4月、飲料自動販売機を紙コップ式から自分のコップが使えるマイカップ式に切り替えた。庁舎内2カ所(2・4階)に設け、ごみの減量化につなげる。
利用する際に自動販売機の「マイカップ」のボタンを押し、取出口から自分のカップを入れ、コーヒーなどほしい飲み物を選ぶと、注ぎ込まれる。
紙コップでも、マイカップでも料金は同じだが、市役所総務課は職員に積極的な利用を呼びかけたという。
マイカップを利用した職員は「コップを置く位置によって、中身がこぼれてしまったが、これで紙コップ1個減らせれば」と話していた。
紙コップはこれまで市のごみとして片付けていたが、業者が専用回収箱を設けた。導入により、1カ月間で約1400個の紙コップを削減できるのではないかという。
市は、透明性や還元金による増収をねらい、設置業者を一般競争入札で決めた。その条件に、ごみの減量化につながるものを盛っていた。 -
通り町商店街振興組合がシャラをプレゼント
伊那市の通り町商店街振興組合(竹田一麿理事長)は6日から、商店街を訪れた人にシャラの苗木をプレゼントしている。10日まで。
伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの開通、伊那市・高遠町・長谷村との合併に加え、3月末に供用開始となった通り町の旧庁舎跡地公園「セントラルパーク」の完成を祝って企画した。
シャラは夏場に白い花を咲かせるナツツバキ。6日が子ども連れ、7日が孫連れ、8日が夫婦、9日が家族、10日が1人の利用客を対象に、高さ80センチの苗木を1日先着30人にプレゼントする。
店主らは「数カ月間、工事していたが、駐車場が使えるようになったことを知ってほしい。ぜひ、買い物に出かけて」と呼びかける。
初日、商店街を訪れた女性は「早速、鉢に植える。今から花が咲くのが楽しみ」と喜んでいた。 -
高遠花の丘マレットゴルフ場今季オープン
伊那市高遠町東高遠の花の丘マレットゴルフ場の今季の営業が6日、始まった。オープンセレモニーに関係者30人余が出席し、利用者の増加に期待した。
同マレットゴルフ場は月蔵と三峰の2コース、各18ホール。八重桜や山桜、大島桜などがあり、多くの観桜客が花見も楽しんでいる。高遠マレットゴルフ協会(松川正一会長)に管理を委託し、12月上旬まで営業する。
伊東義人伊那市長職務執行者は「マレットゴルフを通して親ぼくを深め、健康増進を図ってもらい、さらにこのマレットゴルフ場を愛してもらいたい。今年も無事故で多くの人に利用してもらえることを願う」とあいさつした。
伊東市長職務執行者による打ち初めをし、早速、同協会の会員約30人が今季の初打ちを楽しんだ。
利用料は大人200円、中学生以下100円。午前8時30分縲恁゚後5時まで。桜の最盛期には一時休業する。
同マレットゴルフ場は02年にオープンし、毎年4千縲・500人が利用している。昨年は全国各地から愛好者が集い、第1回NPO法人マレットゴルフ選手権大会が行われた。 -
七久保小入学式
飯島町の飯島小学校と七久保小学校で6日、06年度入学式が行われ、新入児童ら85人は心躍らせ、希望に満ちた義務教育の一歩を踏み出した。
このうち、七久保小学校(細川道子校長)では新1年生25人(男15、女10)は、在校生らの温かい拍手に迎えられて、手をつないで入場。
君が代斉唱の後、細川校長は新1年生に「元気良くあいさつ、よく見て、よく聞いて、自分の意見を言える人になりましょう」と呼び掛け、保護者には「全職員が一丸になって、ひとり一人の花をさかせるべく努力します」と誓った。
在校生らは「春が来た」を歌い「みんなで仲良く勉強しようね」と七久保小の新しい仲間を歓迎した。
最後に、新1年生は歌「一年生になったら」を響かせ、式を閉じた。 -
飯島中学校入学式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)は6日、新入生109人を迎え、06年度入学式を行った。真新しい制服に身を包んだ新入生は、在校生や保護者の拍手の中、不安と期待を胸に、緊張した表情で入場した。
竹沢校長は「中学校の3年間は心も身体も一生のうちで最も成長する時。大きく成長するには、さまざまな活動に自分から進んで、本気で取り組むことが大切。スタートラインに立った今の『頑張ろう』という気持ちを持ち続け、先輩に学び、一流の中学生になって」と式辞を述べた。
生徒会長の北村優汰君は「分からないことがあったら、気軽に、先輩や先生方に声を掛けてください。時に友とぶつかっても、それを乗り越え、真の友情を築いて」と歓迎の言葉を贈り、新入生代表の那須野弘子さんは「中学の3年間で思い出をいっぱいかばんに詰め込めるように頑張りたい。先輩のみなさん、先生方ご指導よろしくおねがいします」とあいさつした。