-
伊那の降雨量400ミリ超える
伊那市の定例記者会見が25日開かれ、小坂市長らが梅雨前線の影響による被害状況などを報告した。
小坂市長は「避難勧告や避難指示を出したが、幸い人身が1件もなかった。災害で感じたのは、避難所によってテレビやケーブルテレビがないところがあり、不安解消のため、避難者は情報がほしいだろうと思う」と述べた。反省材料に、災害場所を確認して指示を出す、国・県・市の役割を明確にするなどを挙げた。
また、自主的な避難で強制力のない避難勧告と、強制力がある避難指示の基準がなく、今後、住民に理解してもらう必要があるとした。
そのほか、土砂崩落のあった西春近沢渡柳沢、橋脚の一部が沈下した殿島橋、高遠町藤沢松倉など写真を示しながら現状を報告した。
避難勧告の対象者は3565世帯9900人、避難指示は2102世帯5412人だった。
浸水被害(24日現在)は、床上浸水が2、床下浸水が56、庭先のみ13。半数以上が山寺区だった。
農作物被害は調査中。
東春近にある伊那観測点(アメダス)の降水量は15縲・1日で416ミリ、15縲・4日で437ミリ。西春近は、これ以上降ったのではないかとみている。 -
伊那商工会議所が大雨災害対策特別相談室を設置
伊那商工会議所は25日、伊那地域大雨災害対策特別相談室を設置した。災害を受けた事業者の金融相談、経営相談の窓口となる。
伊那商議所関係の浸水被害は、把握分で21件。
主な支援内容は▽国民生活金融金庫=災害貸付・融資限度額3千万円、返済期間10年以内、年利率2・65%縲怐、長野県融資制度=経営健全化資金(災害対策)設備資金3千万円、期間10年、年利率1・8%▽経営相談助言事業=経営課題に対する専門家のアドバイス竏窒ネどがある。
相談時間は平日の午前8時半縲恁゚後5時15分。メールやファクスは24時間受け付けている。
問い合わせは、伊那商議所の無料直通電話(0120・72・7143、0120・72・7145)へ。 -
立候補届出手続き説明会に12派
中川村選挙管理委員会は25日、8月23日の任期満了に伴い、1日告示6日投開票で行なわれる中川村議会議員選挙の立候補届出関係書類の事前審査を役場で行なった。定数10に対し、予定の12派(現職8、新人4)が出席し、審査を受けた。
定数16から10に大幅削減されて初めての選挙、現在も態度を明確にしていない現職や、新人擁立を模索している地区もあることから流動的な部分を残している。
立候補予定者の地区別では、片桐地区では南田島3人、中央、田島が各1人、大草地区は美里、柏原が各2人、中組、沖町、三共が各2人となっている。 党派別では共産党2人で、後は無所属。 -
東伊那小児童会夏祭り
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)児童会は24日、児童会夏祭りを開いた。全校児童が縦割りの10グループに分かれ、児童会の各委員会が趣向を凝らして用意したアトラクションやゲームなどを楽しんだ。
校内の各教室や体育館などには伝言ゲーム、音楽クイズ、ボール投げ、お手玉など、7つのコーナーが設けられ、児童らがグループごとに会場を回ってはそれぞれのゲームに挑戦した。みどり委員会の「お手玉何回まわせるかな?」は1分間に連続して投げたお手玉の回数に応じてチームに得点が与えられるゲーム。児童らは1回でも多く成功させようと真剣な表情でお手玉を投げ上げた=写真。中には70回以上成功させた児童もいて、グループの皆から「天才!」「さすが」などと祝福を受けていた。
児童会が夏祭りのテーマに掲げた「全校のみんながあいさつし合い、仲良く助け合って友達の輪を広げよう」の通り、1年生など低学年の児童を高学年児童が助けたり励ましたりしながら楽しくゲームに取り組む微笑ましい姿が校内のあちこちで見られた。 -
県道仮復旧、ロープウェー再開も雨で再び運休
豪雨で決壊した宮田村黒川平の県道駒ケ根駒ケ岳公園線が仮復旧。24日朝の始発から県道を通る路線バスと、接続する駒ケ岳ロープウェーは1週間ぶりに運行を再開したが、再び降り始めた雨による通行規制で同日午前9時半に再び終日運休した。規制前に4人の客がロープウェー終着の千畳敷にいたが、1人は下山、3人は駒ケ岳宝剣山荘へ向った。
運行する中央アルプス観光によると、同日午前7時駒ケ根駅発のバス、同8時からロープウェーを再開。午前9時半までにそれぞれ5便を運行したが、乗客は4人のみだった。
25日以降は天候が回復し、県のパトロールが終了次第、運行を再開する予定。
ロープウェー、バスは17日から雨量規制で運休になり、19日には黒川平の土砂崩落で県道が寸断。しかし、南側のヘリポートを迂回路にする仮復旧が整い、バス運行の再開が可能になった。
県道はロープウェーに通じる唯一の路線。夏の繁忙期を迎えている周辺観光の生命線ともいえ、長引く運休は地域経済の痛手にもなっている。 -
中沢が総合優勝
駒ヶ根市体育協会などが主催する第34回駒ヶ根市民総合体育大会が23日開かれ、16(区対抗13、個人3)種目が21会場で行われ、区の名誉をかけて、競い合い、さわやかな汗を流した。市内最大のスポーツの祭典に選手、役員など2000人の市民が参加、白熱したプレーが展開し、ギャラリーの声援が大会を盛り上げた。結果は野球、ソフトボール、マレットゴルフ、ゴルフの4種目で優勝、陸上駅伝、ゲートボール、綱引などで準優勝した中沢が総合優勝した。
結果は次の通り
◇総合優勝=中沢(2)東伊那区(3)福岡区(4)北割2区(5)町2区(6)下平▽特別賞=上赤須
◇陸上駅伝(1)東伊那(2)
中沢(3)北割1区◇野球(1)北割2区、中沢(2)町1区、町2区◇ソフトボール(1)南割、中沢(2)下平、東伊那◇バレーボール男子(1)北割2区(2)福岡(3)上赤須、東伊那◇同・女子(1)北割2区、東伊那(2)下平、北割1区◇卓球(1)福岡(2)町2区(3)市場割・中南割◇バドミントン(1)市場割上赤須合同(2)東伊那(3)町2区、下平◇バスケットボール(1)市場割上赤須合同(2)東伊那(3)小町屋、上穂◇女子バスケット(オープン)(1)福岡(2)中沢(3)北割2区◇弓道(1)東伊那(2)福岡(3)小町屋◇テニス(1)福岡(2)町4区(3)町2区、上穂◇ゲートボール(1)下平(2)中沢(3)市場割◇マレットゴルフ(1)中沢(2)上穂(3)福岡◇綱引(1)北割1(2)中沢(3)北割2区・東伊那◇ゴルフ(1)中沢(2)中割(3)町4区
◇個人・アーチェリー(1)菊沢章吾(2)浦野裕之(3)後藤真偉人◇弓道(1)外園公毅(2)高仲成人(3)小沢剛志◇ソフトテニス男子(1)原勇輝・下村洋祐(2)中山弘樹・島崎力斗(2)増沢良雄・山岸朋博◇女子(1)増沢愛子・小鍛冶輝子(2)北沢由依・登内夏実(3)平沢明子・山岸弘子◇剣道・小学4年以下・男子(1)気賀沢仁哉(2)酒井健一郎(3)馬場信介・松村青◇同・女子(1)森岡里奈◇同・小学5年以上男子(1)唐木瞭(2)下平勇斗(3)岩本拓也、石沢宇志◇同・女子(1)春日ともえ(2)田畑野乃夏(3)真木史奈、竹沢萩野◇同・中学生男子(1)竹入省吾(2)倉田廉(3)宮沢圭太朗、寺平達◇同・女子(1)下井雪乃(2)宮沢夢美(3)(3)竹沢穂波、熊沢洋乃◇同・高校一般・男子(1)伊藤直広(2)熊沢竜作(3)米山弘、御子柴誉幸◇同・女子(1)春日敏子(2)気賀沢紀穂 -
「カイコを育ててみよう」教室
カイコって、かわいいね-。駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムで23日、小学生を対象にした「カイコを育ててみよう」教室があり、郡内の3組約10人の親子が参加した。
ミニシアター「カイコの不思議」で、カイコの一生や絹製品について学んだあと、宮崎久美学芸員からカイコの飼い方の説明を受けた。
この中で、宮崎さんは「カイコには朝、昼、晩と夜の4回新鮮なクワを与える。途中で、クワが無くなったら追加する。クワは冷蔵庫の野菜室に保存する」と説明した。
この後、子どもたちは5齢のカイコ10頭を分けてもらい、大切に持ち帰った。
小学1年の長男と参加した伊那市のお母さんは「息子は虫が好きで、参加した。自分もカイコを育てたことがないので、子どもと一緒に育ててみたい」と話していた。 -
リンゴオーナー630本を契約
宮田村とJA上伊那宮田支所は23日、りんごオーナー契約会を村ふれあい広場などで開いた。愛知県など県外から家族約千人が宮田村に訪れ、農園で実が6センチ前後に肥大したリンゴの木を品定めし、630本の契約が成立。
契約会は1昨年から果実の生育がわかる夏の時期に実施している。
また、近くのほ場ではジャガイモやトウモロコシなど野菜収穫体験もあり、訪れた家族連れは農村の休日を楽しんでいた。
愛知県愛知郡から家族4人で参加した竹内智武さんは「子どもたちがリンゴが大好きなどで参加した。収穫が楽しみ」と話していた。 -
小学生親子がブルーベリー狩りを楽しむ
JA上伊那宮田支所・村学校給食を育てる会は23日、駒ケ原ブルーベリー団地で小学生親子を対象に、夏の収穫体験を行った。
自然に触れ、自分で汗して、収穫した野菜や果物を味わう、初めての企画に15組、約40人が参加し、ブルーベリー狩りを楽しんだ。 ほ場では園主の小田切多門さんが「黒く完熟した実は触っただけでポロっと取れる」と説明。子どもたちは真っ黒に色づいた実を次々とほおばり「甘い!」「おいしい」と口に運んでいた。
また、お持ち帰り用もせっせと摘んだ。
長男、長女の3人で参加した向山雅恵さんは「とても甘い。店で買って食べたのとは全然違う」と話していた。
次回の収穫体験は30日、ジャガイモとスイートコーンを予定する。 -
マレットパークはびろ 一部ホール使用禁止
24日午前、伊那市西箕輪のマレットゴルフ場「マレットパークはびろ」のホール一部が、梅雨前線の影響で使用できなくなった。営業は継続しているが、天候が落ち着くまで全ホール使用の見通しはついていない。
24日朝、コースを管理する宿泊施設・羽広荘から市へ連絡があり判明。マレットゴルフ場の西側を流れる大清水川の増水で、斜面が崩れ落ちたため、隣接する「天竜コース」の12番ホールの使用が禁止になった。
市ではコース使用に支障はないが、危険個所へ近づくと危ないと判断し、12番ホールを封鎖。コースが接する河川側の木々にロープを張るなどの安全対策を講じた。
マレットパークはびろは「天竜」「仙丈」の2コースで、それぞれパー36。昨年の利用者は2万1530人だった。 -
伊那剣心館「「親子夏期レクリエーション合宿」
伊那剣心館(熊谷進会長)は22、23日、伊那市西町伊那部の長桂寺で恒例の「親子夏期レクリエーション合宿」を開いた。1泊2日の寺の生活を体験する中で、クラブ員らは親ぼくを深めた。
日本の古い武道を極めるため、禅を学び精神修行をする目的で始まった合宿で、23回目の恒例。今回は小学校1年生縲恍・w校3年生のクラブ員50人や保護者など計、約80人が参加した。
初日は、花火大会や保護者が調理したカレーライスを食べて満喫。座禅体験では、長桂寺の内藤英昭住職を講師に、クラブ員らは座禅の方法を学び、仏教についての講話に耳を傾けた。
座禅体験は約40分間続いた。内藤住職は座禅中「社会のルールを守らなければ本当の自由ではない。深い縁の中で生きているからこそ、勝手気ままには生きられない」などとクラブ員らの気を引き締めていた。
伊那剣心館は小学生縲恍・w生を対象とした剣道クラブ。子どもたちは、伊那市武道館を中心に週2回のけいこに励んでいる。 -
休耕田でハスを栽培 茅原英男さん(69)
伊那市山寺区前橋町のJR飯田線沿いに広がる、休耕田のハスの花が見ごろを迎えている。白や赤、ピンク色の直径20センチの大輪の花が咲く、8・2アールの肥よくな土地。花の香り漂う田んぼには、メダカやトンボもいて、見物人が集まる、街中の憩いの場になっている。
「尖った錐(きり)のような芽を伸ばすと、蕾(つぼみ)を膨らませる。季節を感じて花を咲かせる生物の生命力に元気をもらう」
◇ ◇
ハスの栽培に興味を持ったのは、1996(平成8)年元旦のことだった。茨城県土浦市の友人が毎年、送ってくるレンコンに舌鼓を打ちながら決意した。早速、友人から取り寄せたレンコンの苗8株を自宅東側のほ場の一角へ植えた。
2年後には、水田の生産調整対策によりすべてを休耕田に。再び、友人から取り寄せた苗に園芸品種などを加え、全面に栽培し始めた。
ハスの地下茎はレンコン。その繁殖力は驚くほど旺盛で、1年で田一面に広がった。花茎は2メートル近くまで伸び人の背丈を越え、深緑色の葉は直径50センチと顔を覆う大きさ。季節になると次々と花が咲く様子は毎年、感動するという。 -
児童ら 工夫こらして作陶に夢中
伊那市の西箕輪公民館事業の陶芸教室が22日、同公民館であった。恒例事業に本年も多くの小学生らが集まり、それぞれ趣向を凝らした作品づくりに取り組んでいる。
小学校の週休2日制対策として、6年目を迎える。毎年定員20人のところ、参加者の応募が上回る人気の教室。本年は園児から70歳以上の高齢者までの25人が受講している。
この日は本年2回目。粘土を練って、紐(ひも)状にして皿などをつくる技法「ひも作り」を、同公民館サークルの陶芸クラブ代表で辰野西小学校教諭の野口輝雄さん(54)=西箕輪大萱=から学んだ。
野口さんから「粘土を乾かさずに素早く巻く」ことを知った受講生らは、頭の中のイメージを膨らませ、皿や花瓶づくりに夢中。西箕輪小5年生の原朱花ちゃんは表面が滑らかな皿を製作し「自分でつくった料理を乗せたい」と喜んだ。
陶芸教室は月平均2回で、11月までの全7回。同教室で手掛けた作品は10月に素焼きし、11月に本焼をする。次回9月9日は「タタラ作り」による皿物をつくる予定となっている。 -
上空から土砂崩落現場などを視察
伊那市で23日、自衛隊のヘリコプターによる上空からの土砂崩落現場などの視察があった。地域住民に避難勧告が出ている高遠町藤沢松倉地区で、新たな崩落個所は見つからなかった。
ヘリには小坂市長をはじめ、消防や広報担当者らが搭乗。土砂流出があった西春近の前沢川、橋脚が一部落下した殿島橋、松倉地区などを約1時間かけて回った。
中央道下を横切って流れる前沢川は、中央道から上流約1キロにわたり、川沿いに細く土石流や流木があった。中央道で土石流を食い止めたことで、西春近柳沢地区への被害が大きくならなかった様子を確認した。
そのほか、犬田切川上流などでも小規模な崩落があった。長谷に被害はなかった。
小坂市長は「総体的に見て西春近の被害が甚大である。早急に対応しなければ、また崩れてしまう」と話した。
視察は、自衛隊の災害地における対策の一環。避難勧告などに役立ててもらうねらいで、上伊那3市町であった。 -
おはなしドキドキぱーくINみなみみのわ
南箕輪村の村民センターで23日、おはなしドキドキぱーくINみなみみのわがあった。子どもや親子が大勢訪れ、マジックショーを見たり、たくさんの絵本やお話にふれた。県教育委員会、県立長野図書館、南箕輪村教育委員会、村図書館などの主催。
「魔法使いアキット パフォーマンスショー」は、SBC「Uパレード」にレギュラー出演している橋本アキットさんが、最高7個までのボールでジャグリングをしたり、子どもを風船で作った剣などで剣士に変身させたり、マジックを披露するなど会場を楽しませた。魔法を教えるマジック講習会もあった。
「世界のおはなし会」は外国語で絵本を読み聞かせた。ポルトガル語は「赤いさる」、英語は「ガンピーさんのふなあそび」、中国語は「紅いカニ」。親子は、外国語で読まれるお話にじっと耳を傾けていた。
暗い部屋で「こわーいおはなし会」を聞いたり、インドネシアや南アフリカなど「世界のあそび」も体験。「おはなしパケット号」で1200冊もの絵本を自由に読むなどして楽しんだ。 -
春近大橋に歩行帯を確保
伊那建設事務所は8月上旬までに、伊那市の春近大橋両側の路肩(歩行帯)を広げる。梅雨前線の影響で、殿島橋(歩行者専用)の橋脚が一部落下したことに伴う対応。
天竜川にかかる春近大橋は、91(平成3)年に建設。殿島橋から200縲・00メートル上流部にある。長さ300メートル、幅員8メートル。
車道を3・3縲・・4メートルを2・75メートルに狭め、路肩60センチを1・25メートルに広げ、橋の両側にそれぞれ歩行帯を確保する。歩行帯をグリーンで塗り、車道と路肩を区別する白線を引き直す。
春近大橋の西側は国道153号とつながり、十字路になっている。信号機があるものの、歩行者用の信号機や横断歩道はない。伊那署によると、新たに設置するという。
殿島橋は春富中学校に通う生徒も使っていたが、橋脚の落下で、市がマイクロバスで移送。春近大橋は交通量が多いことから、通学について検討している。 -
上伊那サッカー協会設立総会
上伊那地域のサッカーの指導者らが連携し選手強化を図っていこうと23日、シニアからキッズまでのチーム代表者や指導者らが上伊那サッカー協会を設立した。伊那市のセミナーハウス伊那で開いた総会で、役員を選出し定款を決めた。
これまで上伊那全体での連携や交流は少なく、04年から上伊那の指導者交流会やフォーラムなどを開く中で、すべての指導者が今後の上伊那のサッカーを考え、縦の連携を図り、サッカー人口の増加と選手強化の第1歩として、種別や年代を超えて自分達で上伊那を変えよう-と、協会の設立に至った。長野県サッカー協会に加盟し、県内で17地区目になる。
協会には53チームが加盟。今後、ホームページを立ち上げ、各カテゴリーの試合結果を掲載する。
役員は、会長は宮下一郎衆議院議員、副会長は向山公人県議、理事長は杉本雅史さん(トップストーン)。理事15人、顧問1人、事務局1人。
設立記念事業で8月10日、元Jリーガーでスポーツジャーナリストの中西哲生さんをコーチに迎えるサッカークリニックを伊那市陸上競技場で開く。 -
箕輪町災害支援ボランティアセンター設置
箕輪町社会福祉協議会は24日、災害支援ボランティアセンターを沢のニューライフカタクラ跡地に設置した。ボランティアの事前登録を受け付けている。
ボランティアの作業場所は、土石流災害のあった北小河内中村地区が中心。作業内容は土砂の片付け、土砂が入った屋内の片付け、食事の用意、避難者の話し相手などの予定。ボランティアは手弁当、無報酬。町の避難勧告解除後に活動を始める。
事前登録は24日までに個人8人、企業や市民団体など6団体が登録している。
ボランティアセンターには、NPOや県社会福祉協議会、量販店などから町社協に送られた支援物資を運び込んだ。物資は飲料水のほか作業に使うスコップ、水切りモップ、デッキブラシ、ホース、ジョウロ、長靴、タオルなど。
ボランティア登録を受け付けるのは町内の人で、受付期間は8月11日まで。受付時間は午前9時縲恁゚後4時。ファックスは毎日24時間受け付ける。登録の連絡先はTEL090・2149・3551、FAX79・6770へ。総務はTEL090・4011・6157、ボランティアのニーズはTEL090・5753・7530へ。 -
北小河内久保南部竹の腰地区住民に避難勧告
箕輪町は24日午前7時、雨により土砂災害の危険があるとして、新たに北小河内久保南部竹の腰地区に避難勧告を出した。8世帯29人。午前10時、復旧作業をしていた中村地区と竹の腰地区の住民に避難を呼びかけ、南小河内公民館に避難した。午後3時、南小河内公民館を閉鎖し、北小河内公民館のみ開設している。
上古田地区では23日午後7時から24日午前8時まで、長雨による地盤の緩みから送水管が破損する恐れがあるため、町が給水を止めた。対象は237世帯785人。町は水の汲み置きなどの協力を求めたほか仮給水所を設置。上古田水源とは別の箕輪ダムからの水源を引く対応で、実際に給水が止まった世帯は少なかったという。 -
りんごオーナー園開園祭
箕輪町りんごの木オーナー園が23日、開園した。オーナーは、町内4カ所の園で好きな木を選んで名札を取り付けた。
オーナーの申し込みは146人、187本。開園祭には67人のオーナーが家族と共に訪れた。
今年でオーナー3年目という岐阜県の家族5人は、実が多く着いている木を探して園内を歩き、気に入った木に名札を縛り付けた。「去年はものすごく収穫できた。みつが入っていてとてもおいしかった。今年も楽しみ。期待しています」と話していた。
園主によるとリンゴの生育具合は、「実の大小の差があって心配していたが、平年以上の出来になってきて今のところ順調。台風がなく、ずっと天候がよければ去年より期待できそう」という。
オーナーは梨選果場で、五平もち、トウモロコシ、ブルーベリーを味わって交流。ブルーベリー狩りの体験もした。収穫祭は11月19日を予定している。 -
第22回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部は23日、第22回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市のサンライフ伊那で開いた。
年5回ある大会の1回。先着32人による斉藤杯のトーナメント戦と、変則リーグ戦による一般碁会で、小学2年生から一般までの39人が対局した。
結果は次の通り(敬称略)。
◇斉藤杯トーナメント戦=(1)北村俊郎8段(2)寺田昭一5段(3)辻耀4段(伊那東部中2年)(4)井坪光夫初段◇Aクラス(3段以上)=(1)福沢秀伸5段(2)熊谷悦朗4段(3)梁取孝雄7段◇Bクラス(2段以下)=(1)渡部光彦2段(2)山崎洸5段(南箕輪小6年)(3)荒井保美2段 -
ブルーベリー園開園
飯島町上の原のブルーベリーもぎ取り農園「ベリーヒル(市村茂園主)」が開園した=写真。8月20日ころまで開く。
ベリーヒルは50アールに、デキシーやエイトブルなど中晩生種を中心に1200株を栽培。 開園は午前9時から午後4時まで。入園料大人千円(250グラムパック付き)。中学生以下300円、3歳以下無料。
市村さんは「完熟のブルーべリーは、酸味がなく格別甘い。店頭ものとは一味違う」と来園を呼び掛けている。
) -
天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事完了
堤防高さ確保の工事へ国土交通省天竜川上流工事事務所は、箕輪町松島の天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事が、21日午後7時半に完了したと発表した。現場では引き続き、決壊前の堤防の高さなどを確保するための緊急復旧工事が進んでいる。
応急復旧工事は、河岸侵食の拡大を防ぐため、大型土のうや根固ブロックを投入した。今後も根固ブロック投入などの工事をする。 -
大雨に伴う農業経営者の相談窓口設置
上伊那地方事務所は20日、大雨の影響で被害を受けた農作物の対処方法を相談できる技術・経営相談窓口を伊那市の県伊那合同庁舎内の上伊那農業改良普及センターに設置した。
21日までに入った相談内容は、家庭菜園的なものが多いが、深刻な被害があると想定される場所には県の方から出向き、状況把握、技術アドバイスに努めている。特に深刻な被害を確認しているのは辰野町、箕輪町、伊那市など。土石流被害のあった伊那市柳沢地区などは、水田、畑とも土砂が流れ込んでしまったため、基盤整備から考えなければならないところもあるという。
相談窓口は当分設置する予定で、7月中は緊急対応として土日も開設する。
開設時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。来所、電話などで相談を受け付ける。
問い合わせは上伊那農業改良普及センター(TEL0265・76・6842)へ。 -
【記者室】豪雨竏樗ス省と教訓残せ
豪雨による災害で犠牲になった方々に心から哀悼の意を表したい。自然の猛威が過ぎ去ってみるとまるでうそのような平穏さだ。被害に遭った人にすれば、何事もなかったかのように動き始めた世の中と、以前と違ってしまった自分の暮らしの対比が一段とつらく悲しく感じられるのではないか▼この数日間というもの、国や県、各市町村の防災関係者らの苦労は大変なものだったろう。特に災害現場で対応に当たった多くの消防団員の働きは目立たないが大きかった。一息ついて英気を養ってもらいたい▼だが反省と教訓は残さなければならない。被害が起きるにはそれ相応の原因があるはずだ。今回経験した不安と緊張の気持ちを忘れず災害の予防に力を注いでほしい。(白鳥記者)
-
豪雨被害調査中の村職員がクマと遭遇
豪雨被害の調査で山林に入っていた宮田村職員3人が22日正午過ぎ、子連れのクマと遭遇。数メートルの所まで接近したが、危うく難を逃れた。想定外の・ス二次災害・スに、「もうダメかと思った」と肝を冷やした。
村西側の林道を約2キロ入った地点。1人の職員が黒い物体を見つけ「あれクマじゃないの」と話した矢先、飛びかかってきた。
斜面上部に逃げた職員を親グマが追ったが、この職員はかつて県縦断駅伝にも出場した元陸上選手。
背後に迫るが何とか振りきり「もう足が動かない。へぇやられたと思った」と話した。
役場に戻った3人から話しを聞き、他の職員もビックリ。「彼じゃなかったら、逃げきれなかったかも。何事もなくて良かった」と、胸をなでおろしていた。
現場周辺に人家はない。 -
駒ケ岳ロープウェーに通じる県道週明けにも仮復旧へ
集中豪雨で大規模崩落した宮田村黒川平で22日、復旧作業が急ピッチで進み、寸断されている県道駒ケ岳公園線が仮設道路の設置で週明けにも仮復旧する見通しとなった。天候によっては遅れる可能性もあるが、中央アルプスの玄関口で夏の繁忙期を迎えており、関係者の努力が続いている。
22日午前までに、県道に流出していた川の流れを元に戻す作業が完了。午後からは流木などの片付けも始まり、道路復旧に着手した。
この日は雲の切れ間から青空も広がり、工事関係者は「天気が良いうちに、出来る限り進めたい」と作業に徹した。
県道は駒ケ岳ロープウェーへ通じる唯一の路線。寸断により接続するバスとともに運休し、周辺の宿泊施設はキャンセルが相次いでいる。
伊那建設事務所は「大雨注意報、雨量規制の解除も前提となるが、週明けには仮復旧でき、バスを通すことが可能になると思う」と話した。 -
宮田高原キャンプ場今季の営業断念
豪雨による林道の寸断で通行不能となった宮田村宮田高原キャンプ場は22日までに、今シーズンの営業再開を断念した。同高原の牧場には放牧牛が取り残されており、早期に下山させたい考えだが見通しは立っていない。
高原に通じる寺沢林道は、3カ所で道本体が崩れてなくなるなど、各所で寸断。週明けにも村は再び現地調査するが、復旧の見通しは全く立っていない。
同高原は標高1650メートルに位置し、村が7月から9月末までキャンプ場を営業。宿泊客だけでシーズン中に1500人ほどの利用がある。 -
早生(わせ)モモの出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で21日から、早生(わせ)モモの選果、出荷作業が始まった。初日は町内や中川村など20軒が1000キロを持ち込んだ。
モモは早生(わせ)系で実が大きく、着色のいい「山梨」。実は小さめだが、甘みが強い「たまき」。
目視でキズ、色、形で3ランクに分け、選別機で大きさで分けられ、5キロずつ箱詰され、徳島方面に出荷された。
共同選果は31日まで、月、水、金曜日の週3回、出荷のピークとなる2日以後は連日行われる。
「山梨」に続き、8月から「あかつき」が収穫され、20日ころまでに、1万1千ケースが選果、大阪や中京方面に出荷される。
JA上伊那果実課の吉川順平課長は「作柄平年並み。糖度も乗って、おいしい」と話していた。 -
KOMA夏!第4話「祭りだよ!全員集合」
駒ケ根市の夏を彩るKOMA夏!第4話&ゆかたまつり「祭りだよ!全員集合」は22日、市内中心商店街を舞台に開かれた。一般市民らによる20チーム・総勢約700人によるダンスパレードが歩行者天国となった広小路など中心商店街を舞台に華やかに繰り広げられたほか、光前寺の霊犬早太郎伝説から生まれた地元のヒーロー「スピード太郎」と敵役「ヒッヒー」の楽しいショーなどが多彩に催された=写真。
ダンスパレードではテーマソング『GO OVER』のリズムに乗せて各チームがそれぞれ趣向を凝らした振付やコスチュームのダンスを披露。沿道を埋めた市民は手拍子を取りながら個性あふれる踊りを楽しんでいた。
銀座通りやすずらん通りには多くの屋台が軒を並べ、繰り出した家族連れなどで夜遅くまでにぎわった。