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麦秋、大麦の刈り取り
中川村片桐田島の天竜川右岸に広がる転作田で大麦の収穫作業が8日から始まった。黄金色に実った麦畑で、コンバインが軽快なエンジン音を立てて、刈り取っていく=写真。
大麦は六条大麦系の「ファイバースノウ」が主体。中川村ではアグリカルチャー片桐を中心に約6ヘクタールを作付け。コンバインで収穫した麦は、宮田村のカントリエレベーターで乾燥、うどんなどの食用として出荷される。
上伊那全体では大麦は約129ヘクタール、小麦は196ヘクタール作付けされている。 -
手作りパン教室
普段は中々つくる機会の少ないパン作りに挑戦しよう竏窒ニ4日、手作りパン教室が伊那市駅前ビル・いなっせであった。親子連れなど約20人が集まり、パン作りの基礎を楽しく学んだ。
伊那市西春近のミサワ燃料(三澤いさを社長)が年に何度か企画する催しの一環。今回は、西春近で唐木グリーンパン教室を開く唐木芳子さんを講師に迎え、代表的なパンの一つ、「テーブルロール」を作った。
参加者は、正確な計量や温度管理などが大切であることを学び、生地づくりに挑戦。初めてパンを作ったという中村麻理さん(26)は「今まで触ったことのない触感だった」と話していた。
また、パン生地を休ませている時間を使い、ムースやグリーンサラダづくりに取り組み、全員で出来上がった料理を味わった。 -
伊那市有害鳥獣対策協議会総会
伊那市有害鳥獣対策協議会(小坂樫男会長)は5日、伊那市役所で総会を開いた。旧伊那市の協議会を解散し、新伊那市の対策協議会を発足。06年度事業計画を承認した。
3地区で確認した昨年度の鳥獣被害想定額は約4千万円。一昨年度より約300万円減少した。
想定被害額が約3400万円だった伊那地区は、カラス、ドバトなどによる鳥害が占める割合が高く、約1500万円。中でもカラスは、一昨年より1・5倍多い約1500羽を駆除したが、被害額は増加した。
鳥害がほとんどない高遠地区、長谷地区は、獣類の被害が中心。サル、シカの被害が大幅に減少した高遠地区の被害は460万円と減少。長谷地区は、イノシシ、サル、シカによる被害が増加。想定被害額も昨年より約10万円増え、約150万円となった。
本年度は、各地区ごとで駆除班を編成し、計画に基づく駆除を進める。また、情報収集や状況分析、一般への広報活動などを行い、被害防止に努めていく。 -
地球環境にやさしいまちづくりへ
箕輪町が環境委員会設置箕輪町は地球環境にやさしいまちづくり推進のため環境委員会を設置し6日、第1回会議を町役場で開いた。環境への取り組み状況を説明し、「箕輪町環境基本計画」の見直しを3小委員会に分かれて調査研究することを確認した。
町民参加の協働で取り組む委員会で、区長会、衛生部長会、議会、女性団体連絡協議会、消費者の会、JA上伊那、商工会、中部電力、小中学校PTA連合会、保育園保護者会、小中学校、公募、県地球温暖化防止推進員の計16人で構成。平沢豊満町長が委嘱した。委員長は小林求さん(区長会)、副委員長は荻原弥生さん(女団連)。任期は07年5月11日まで。
委員会は、00年度に町が策定した「箕輪町環境基本計画」を見直す。調査研究の小委員会各テーマは▽自然環境▽ごみ▽地球温暖化-。07年2月中に中間報告する予定。
環境への町の取り組み状況は▽役場地球温暖化対策実行計画策定▽げんきセンターに太陽光発電装置と雨水貯留槽設置▽中部小学校の省エネ共和国建国とキッズISOの取り組み▽地域新エネルギービジョン策定▽協働による廃食用油リサイクル推進事業▽LED(発光ダイオード)照明の利用▽エコアクション21の取得-など。新エネルギーの教室や講演会、セミナーなどもやった。
課題に新エネルギーの普及、省エネルギーの実践、地球温暖化対策について町全体の推進体制、ごみの排出、処理・処分段階の最終処分場のひっ迫-などを挙げている。 -
駒ケ根署員に腹話術披露
駒ケ根警察署中沢駐在所の井川久巡査長夫人の朋香さん(38)は6日、山本修作署長らの招きで同署を訪れ、特技の腹話術を約30人の署員の前で披露した=写真。保育園児や小学生向けの交通安全教室などでは年に30回以上も交通ルールを教えているという朋香さんはいつもと勝手が違う「観客」への戸惑いも感じさせず、人形のケンちゃんを生き生きと操って「横断歩道では手を上げて渡るんだよ」「どうして?」などと軽妙な掛け合いを演じ、見つめる署員らの爆笑を誘っていた。
同署は、駐在所の夫妻が二人三脚で地域の安全活動に取り組む姿勢をぜひ署員に見せたかった竏窒ニ話している。
朋香さんは交通巡視員として駒ケ根署に勤務していた約20年前、上司に腹話術を教えられ、子ども向けの交通安全教室などで披露していた。結婚のため退職した後は演じる機会がなくなったが、久さんが駐在署勤務となったのを機に夫婦で地域の安全教室などに出向き、特技を生かして再び安全意識の啓発に努めている。 -
駒ケ根市高連チャリティマレット大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は6日、第19回チャリティマレット大会を駒ケ根市の菅の台マレットゴルフ場で開いた。開会式では、参加者から800円ずつ徴収して集めた6万円の寄付金を市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付。受け取った竹内会長は、社会福祉のために大切に使う竏窒ニ感謝の意を示した。
競技には112人が出場。27ホール・パー108で優勝を競った=写真。
上位は次の皆さん。
▽総合優勝=小出旭87▽男子 (1)北村積善88(2)中島貞美88(3)原弘志89▽女子 (1)北村みゆき98(2)長野文子98(3)松崎冨美子99▽ホールインワン=横山博美、池上唯夫、小林雅寛、白鳥育良、双松繁一、吉沢規寿子、宮沢友好、熊沢チヨミ、中島保利 -
プロドライバー事故防止コンクール表彰
県警察本部交通部、国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局などが行った第28回プロドライバー事故防止コンクール(対象期間05年7月1日縲・2月31日)で優秀・優良事業所に選ばれた駒ケ根警察署管内3事業所の代表者らが7日、同署を訪れ、山本修作署長から表彰状を受け取った=写真。各事業所とも毎年のように表彰されていて「従業員の教育をはじめ、職場ぐるみでの地道な努力の積み重ねが大切」と話していた。
最優秀事業所に選ばれた伊南乗用自動車は5月30日に長野市で行われた表彰式に出席、表彰状を受け取っている。
表彰されたのは次の事業所。
▼最優秀=伊南乗用自動車▼優秀=赤穂タクシー▼優良=セブン自動車、丸正タクシー -
宮田中「ワールドカップ給食」
間もなくドイツでサッカーワールドカップが開かれるのにちなみ、宮田村の宮田中学校(新津吉明校長)で7日「ワールドカップ給食」が昼食のテーブルに上った。生徒たちは「ドイツで日本代表を応援しているつもりで食べようぜ」などとワールドカップの話題に花を咲かせながら「おいしい」とほお張っていた=写真。
メニューはジャガイモとウインナーソーセージ入りのドイツ風スープ▽豚肉のソテーきのこソース掛け▽グリーンピース、ササゲと白アスパラのサラダ▽ソフトフランスパン▽牛乳▽グミキャンデー竏秩Bいずれもドイツの特徴的な食材を使ったもので、栄養士の小原啓子さんがカロリーなどを考慮して決めた。「初めて作るメニューなので1週間前に調理して試食してみた。塩加減などを少し手直しした」という。
小原さんは4年前のワールドカップで特別メニューを出さなかったのが心残りで今回は満を持しての挑戦。「今回のような機会があるごとに外国の食材や料理を出すことで、生徒たちの食文化への理解が少しでも深まればうれしい」と話している。 -
箕輪町地域間交流推進協議会総会
箕輪町地域間交流推進協議会(会長・平沢豊満町長)は5日、町役場で総会を開き、06年度事業計画案などを承認した。
主な事業計画は、みのわ祭り、庄内地区・箕輪町中学生交流会(会場・箕輪町萱野高原)、町内1周駅伝大会、豊島区ふくろまつり出店参加、ふくしまつり出店参加、浜松市農林水産まつり、庄内公民館まつり、りんごオーナー園など。交流地域へのツアー開催による町民参加・新たな交流地域の創出も検討する。
今年は、東京箕輪会がツアーでみのわ祭りに訪れる計画もある。
新規事業でながた荘への宿泊提携の準備を進めている。東京箕輪会、中京箕輪会、庄内地区が対象で、ながた荘の1泊2食付き宿泊料金1割引のサービスをする。7月1日の予約から受け付ける。割引サービスは休前日、ゴールデンウィーク、盆、正月などの繁忙期を除く。
平沢会長は、「視野を広くし地域の活性化につなげる重要な協議会。外部に積極的に関心を伸ばし、一つひとつ行動に結びつく推進をお願いしたい」とあいさつし、交流方法などの改革検討も提案した。 -
名水地ビール2年目へ
昨年初めて発売し、飲みやすいと好評だった宮田村の伊勢滝近くの湧水を使った地ビール「伊勢滝の風」が、今年も来月初旬に発売される。酒販業界活性化とむらづくりの両面で、村内の酒販店や南信州ビール、住民有志らが協力。7日には幻の名水ともいわれる標高1900メートルの湧水まで足を運び、1500リットルを採水した。
酒販店8店でつくる「村酒販店活性化委員会」が企画。村内に醸造所がある南信州ビールで生産し、330ミリリットル入り瓶詰で約3千本を村内各店舗で7月7日から発売する。
採水作業は、未舗装の林道を車に揺られること約1時間。山中からコンコンと湧き出でる水を、10人の参加者がバケツリレーで汲み上げた。
汗を流した後の水の味はまた格別。活性化委員会の細田健一委員長は「昨日の天候で濁りなども心配したが、水質も味も抜群。今年もおいしいビールができそう」と話した。
アルプスから湧き上がるこの水の硬度は12度。「超軟水」の部類に入る。
昨年は水の特性を活かし、クセのないスッキリとした味に仕上げたが、今年も多くの人が親しめる飲み味を検討中だ。 -
物を大切にした縄文人、壊れた石器も再利用?
宮田村の田中下遺跡から、約6千年前の縄文時代前期の住居跡2戸が新たに見つかった。1戸からは壊れた土器を再利用し、生活に欠かせない火種をおいた炉(ろ)とみられる遺物も発見。縄文人の物に対する意識の高さが伺える貴重な資料で、村教育委員会は10、11日に発掘現場を一般公開する現地説明会を開く。
炉とみられる遺物は、土器の底の部分を利用したもの。住居内の床に埋め込まれる形で発見した。
村教委の小池孝文化財主任は「普段使っていた土器が壊れてしまったため、一部をリサイクルする形で炉として使ったのでは」とみる。
炉は縄文中期には土器を使ったケースが多い。一方で同前期は、ただ穴を掘っただけのものや、石で囲うなどが主流だという。
同遺跡は村北端に位置し、町1区、町2区、北割区、南割区の境界上。住居跡は以前に縄文前期の2戸、奈良平安期の7戸が見つかっている。
昨年10月には墓とみられる縦穴から、磨製石斧が縦に2本突き刺した極めて珍しい状態で出土。
今回の発掘は日本発条の工場拡張にともなうもので、5月15日から調査。土器や黒曜石などもみつかっており、破片などから現場で黒曜石を加工していたことも分かっている。
説明会は10日が午後1時から5時。11日が午前9時から正午まで。問い合わせなどは村教委85・2314まで。 -
みのわ温泉ながた荘
女性限定「初夏のお姫様ご膳」8日から箕輪町のみのわ温泉ながた荘は8日から、女性限定プラン第2弾「初夏のお姫様ご膳」を始める。予約を受け付けている。
平日の昼間、温泉に入り、ゆっくり食事をしてくつろいでもらおうという企画。
料理はメーンが牛肉・アボカドはさみのイタリアン風。有田焼の引き出し3段式の器に盛り込んだ焼き物(白身魚の自然じょ焼き、カマンベールチーズの味噌漬けほか)、煮物(竹の子と鶏肉の煮物、肉じゃが風豚の角煮ほか)、カツオのたたき。手まり寿司5種類、サラダ、茶わん蒸し、とろろウニそば、吸い物、漬物、アイスクリーム、ロゼワイン。食べやすく一口大で、味付けは関西風のヘルシー料理。
期間は8日から7月7日まで。1日25食限定。利用は午前10時縲恁゚後3時。2人以上、宴会用個室利用、温泉入浴サービス付きで料金1人3千円。土・日曜、祝日の利用は4千円。
予約制。前日午後5時までにながた荘(TEL79・2682)に申し込む。 -
マタニティスクール春コース閉講
南箕輪村のマタニティースクール春コースの最終回が4日、保健センターであり、3組の夫婦が妊婦体験をし講話を聞いた。
マタニティスクールは住民福祉課の事業で、妊娠5カ月からを対象に夫婦学級として年4回開く。1回は4回シリーズで、これまで妊娠・出産の話、妊婦の歯や食事と栄養の話と調理実習、保育とお風呂の入れ方を学んできた。
最終回は「健やかな育ちを願って」と題して村公民館の堀薫館長が講話。当たり前のことを当たり前にできることの大切さを話し、「大きな木がどっしり育つには、深くしっかり張った根が大事。子どもは上へ上へばかりでなく、深く広く張った根を、どっしりした中で立派な成人になるように育ててほしい」とし、子どもが生きるために必要な見本として親自身の育ちの大切さも強調した。 -
伊那少年剣道クラブが30周年記念して写真撮影
伊那市の伊那少年剣道クラブ(伊藤節郎代表)は本年、創立30周年を迎える。2日夜、同市の伊那東小学校体育館で節目を祝う記念撮影があり、剣道着を身に付けたクラブ員やOBなど約75人が集まり、写真を撮った。
同クラブは1977(昭和52)年に発足し、現在のクラブ員は保育園年長児縲恍・w3年生の男女約70人。同体育館である毎週2回のけいこで、心身の鍛錬に励んでいる。
7月8日、記念式典と祝賀会が午後6時から、JA上伊那本所「フラワーホール」である。保護者や指導員、OBらが集まり節目を祝う。同日午後1時30分から、クラブ員によるキンボール大会もある。撮影した写真は、この日に配る予定となっている。 -
向山和秋さんの油絵「わしゅう(和秋)心の世界展」
箕輪町長岡の瓦製造業・向山和秋さん(57)の油絵展「わしゅう(和秋)『心の世界』展」は20日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。
20号以下の作品を中心に、海を題材にした風景や女性の裸婦画など6号から50号サイズ13点を出品。力強いタッチと躍動感あふれる・ス生・スへのこだわりを表現した見応えある個展となっている。
女性の美しさや太陽、月、山などが持つ生命力を表現している。満月と街明りの共演が和む「満月と地上の星たち」、朝陽が辺りを赤々と照らし出す「旭日・師崎港」などのほか、大学を卒業する長女のはかま姿を描いた作品もある。
向山さんは画家になろうと、50歳の時に本格的に志し、その年の高遠の四季展に入選するほどの実力。個展は同ギャラリーで毎年開き、今回で5回目となる。「暗い社会のなかで自分の絵を通じて、明るさと希望を与えられたら」と来場を呼びかけている。
休館日は土、日曜、祝祭日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
中央道環境対策協議会
中央自動車道周辺の中南信地域の16市町村で組織する、中央道環境対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長)の定期総会が2日、伊那市役所であった=写真。06年度事業計画、予算などの4議案を原案通り可決、承認した。
本年度事業計画は、関係市町村間及び長野道など他の協議会との情報交換、各地域における騒音、振動、薬害、病害虫など沿線環境対策要望のとりまとめ竏窒ネどの4つを盛り込んだ。
総会後は、中央道を管理する中日本高速道路関係者へ、要望や質問が投げ掛けられた。出席者は「伊北インターチェンジ内にある立ち木に夜、鳥が集まり地域住民が迷惑しているが対策を」「岡谷ジャンクションであった事故で、車両が道路下へ落下したが安全対策はできていたか」などと直接訴えた。
中央道環境対策協議会は、高速道路より発生する公害などを防止し、地域住民の快適な生活環境を保全する目的で設置している。 -
ローズパーティー好評
さまざまなバラに囲まれ、優雅に食事を楽しむ至福のひととき-。駒ケ根市北割五十鈴神社下の手づくりガーデン・喫茶プチ(中城澄子店主)で、「ローズパーティー」が開かれている。
中城さんが設計から土づくり、植栽まで全て手作りしたガーデンは、200種類のバラ、ベル型を中心にした30種類のクレマチス、早春から晩秋まで咲き続ける様々な山野草などを無農薬で栽培するこだわりの庭。数年前から「花を見ながら、ほっとできれば」と庭を開放し、喫茶「プチ」をオープンした。
ツルバラやミニバラ、オールドローズ、スタンダード仕立てなど多彩なバラが庭を彩る6月。「ローズパーティー」と銘打ち、通年のランチやディナーのほか、セットメニューを用意。内容は地元産の材料、ヘルシー志向にこだわった、サラダスパゲティー、季節の野菜料理、ごま豆腐、ケーキとドリンクで1300円。
また、13日午後6時から、グリーンオックス料理長、宮下学さんによるディナー「バラを楽しむ会」もある。
水、日曜日休業、営業時間午前10時から、詳細・予約は(TEL83・3829) -
アグリネーチャーは出産ラッシュ
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飯島町上の原のアグリーネーチャーいいじまは今春、出産ラッシュ。4月初めにサフォークが全身真っ黒の雄2頭を出産。続いて、トラネコの「ミーちゃん」が縞模様の5匹を産んだ。2匹はもらわれたが、残る3匹は里親募集中。
5月中旬にはポニーの「アイちゃん」が雌を出産。「メイちゃん」と名付けられ、お母さん馬の後について、一緒に草を食み、一緒におしっこもする。
かわいい盛りの「メイちゃん」に哀れ、ナンバーワンアイドルの座を奪われたのが、日本で1頭しかいないといわれている「テキサスロングホール(牛)」の「トニー君」。
昨年6月、生後3カ月で、同施設の動物たちに仲間入り。豹柄で名の通り、角が長いのが特徴。1歳になった現在、自慢の角も伸びて、つぶらな瞳で「かわいさ」アピール。 -
サツマイモの苗植え
中川村のおおくさ保育園では6日、全園児が近くの畑に繰り出し、サツマイモ「ベニアズマ」の苗百本を植え付けた。
園児らは城田瑞穂保育士から、「茎からたくさんの根が出るので、苗を寝かせて、土をしっかり掛けて」と、植え方の説明を受けた後、うねに沿って並び、横長に穴を掘り、苗を植付け、土を丁寧にかぶせた。
植え付け終了後、「大きく、大きくなりますように」と、近くの用水路から汲んできた水をたっぷりと掛けた。
潅水や草取りなどの管理は、年長組が担当し、秋には全員で芋掘りを楽しむ。 -
箕輪町でさわやかパートナー講座
箕輪町教育委員会主催の「さわやかパートナー講座」が8日、町文化センターであった。行政関係者や区長など約50人が参加。長野県男女共同参画センターの井澤和子所長の話から、男女共同参画社会について考えた。
井澤さんは、少子高齢化が進む中、子育てしやすい労働環境や女性労働者が働き続けられる社会の必要性を訴え、老後を元気に暮らすためにも、それぞれが経済的、精神的、身体的に自立していることが重要であることを説明。
しかし、現実には男性が外で働き、女性が家事、地域活動などの無償労働を担う家庭が多く「構造を変えるには男性の働き方自体も見直す必要がある」と提言した。
また、住んでいる地域ごと抱える課題は異なるため、まずは周囲を見回し、ワークショップなどによりさまざまな人の意見や知恵を提案してもらい、輪を広げていくことが重要であることを語った。 -
千人塚城ケ池にフナ放流
飯島町振興公社は5日から9日ころまでに、七久保千人塚の城ケ池に諏訪湖産のフナ約百キロを放流する。初日は3人の職員がバケツなどで、体長10-30センチのフナ30キロを放した。
フナは諏訪漁協が前日、投網で諏訪湖から捕獲した。
諏訪からトラックで運ばれた大小のマブナ、ヘラブナは湖の岸から放たれると、銀鱗を踊らせ、たちまち、エメラルドグリーンの水の中に消えていった。
城ケ池ではフナやコイ、ボラ、シナノユキマスなどが釣れ、土日曜日は家族連れでにぎわう人気の釣り場。
公社職員は「城ケ池に子どもや大人など多くの釣り人が訪れ、楽しんでもらえれば」と話していた。 -
箕輪町水防協議会
箕輪町水防協議会(会長・平沢豊満町長)は2日夜、町役場で開き、06年度町水防計画書案を協議し承認した。今後、県に申請し承認を受けて完成する。
水防協議会は、町の水防に関する重要事項を協議する。水防関係団体代表者や知識経験者を委員に委嘱した。
町水防計画は、県水防計画と町地域防災計画に従い、水防事務の円滑な実施に必要な事項を定める。町内の河川などの洪水による水災害を警戒、防御し、被害の軽減を目的とし、毎年作成する。
計画書は水防事務の処理、水防本部の設置・組織・事務分担、水防本部係員の非常参集、出動及び防災作業、消防団の受持ち河川区域、水防警報、水防信号、通信連絡、水防資器材、重要水防個所などを盛り込んでいる。
水防本部の活動体制が警戒、非常、緊急の3体制に変わったほか、05年7月1日の水防法改正に伴い設けられた天竜川伊那富水位観測所の新たな特別警戒数位2・6メートルを追加掲載した。
町の重要水防個所は昨年度と同じで、ランク重要1カ所、ランクA(水防上最も重要な区間)5カ所、ランクB(重要な区間)23カ所。地図も載せている。 -
南箕輪村6団体親ぼくマレットゴルフ大会
南箕輪村の6団体親ぼくマレットゴルフ大会は3日、大芝公園マレットゴルフ場であった。関係者73人が団体対抗でプレーして心地よい汗を流し、バーベキューで親ぼくを深めた。
村議会、区長会、教育委員会、農業委員会、生産森林組合、村理事者管理職会の6団体が親ぼくを図る恒例のイベント。昨年まではソフトボールだったが、今年は皆が無理なく楽しめるようにとマレットゴルフにした。
各団体混合で3、4人ずつのグループに分かれ18ホールを回った。照りつける日差しをさえぎる林間での大会は「涼しくていい」と好評。大会後のバーベキューを楽しみに、和気あいあいとプレーしていた。 -
彫塑講座開講
南箕輪村公民館の06年度新講座「彫塑講座」が3日、開講した。頭像などを制作する講座で、3人が楽しく作品づくりに取り組んだ。
講師は、彫塑歴40年以上という小倉孝一さん=北殿。「彫刻に比べ彫塑のほうが初心者が取り組みやすい。彫塑に楽しく取り組むことでほかのものを見る目が違ってくる」と話した。
初回は彫塑の基礎から勉強。支柱の棒に頭の芯になるようにビニールひもを丸く巻き付け、その上に粘土をつけて頭を形作っていく。参加者は、耳が中心にくるようにして顔が前に出ていることを意識しながら、目や鼻の位置を決め、粘土を着けたり、へらで削ったりして制作に熱中した。
講座は全14回。焼いて仕上げる粘土、ブロンズ粘土の2種類で人物の頭像を学び、動物なども作る。作品は村の文化祭に出品する。受講者は随時募集。問い合わせは村公民館(TEL76・7007)へ。 -
箕輪町赤十字奉仕団研修総会
家庭看護法学ぶ箕輪町赤十字奉仕団(小林節子委員長)は4日、06年度研修総会を松島コミュニティセンターで開き、家庭看護法を学んだ。
正副分団長を中心に約70人が参加。小林委員長は、「6月から救急講習、奉仕活動が始まっているが、人々の幸せを願い、有事のときには先頭に立って活動してもらうことに通じる。家庭看護法は、すぐに役立つ講習。しっかり学び覚えて、各分団で機会があったら団員に教えてあげてほしい」とあいさつした。
家庭看護法は、諏訪赤十字病院の浜さつきさん、諏訪赤十字看護専門学校の小栗ひろみさんが指導。日常生活での介助で、片まひの人が一人でベッドから起き上がる方法、部分的に介助して移動する方法を教えた。講師は、「移動が介護の基本。自立への第1歩で、介護者の負担減にもつながる」とし、「介助は自分の力ですべてやろうとせず、要介護者の力をうまく活用し、必ず声をかけてから動かして」と話した。
団員はベッドから起き上がる、ペアになって要介護者を手前に向けるなどの方法を練習して覚えた。 -
森林(もり)に親しむ講座開講
大芝高原みんなの森を散策南箕輪村大芝高原の「みんなの森」で森林について学ぶ村公民館の新講座「森林(もり)に親しむ講座」が4日、始まった。14人が参加し、森林インストラクターの説明を聞きながら、さわやかな「みんなの森」の中を歩いた。
森林セラピーロードに認定された「みんなの森」で、散策しながら森林の働き、樹木の名前などを学ぶ全8回の講座。島・ス山林塾で学んだ森林インストラクターの平林和彦さん=大泉=が講師を務める。
初回は赤松を中心に森林のしくみ、効用を紹介。「尾根松、谷杉、中ヒノキ」という特徴を説明。「松は日当たりのいい開けた場所を好み、種からどんどん生えてくる」と話し、実生の赤松を観察し松の年齢の数え方を教えた。森林の水源涵養機能と水の浄化機能も説明した。
平林さんは、「森林に関心をもってもらうことが一番。月1回森林に入るのが2回に増えるというように、興味が増えてくれたらうれしい」と話した。 -
明るい県政を進める会
知事選について県議と懇談上伊那の住民有志でつくる市民団体「明るい県政を進める会」(桜井伝一郎会長)は5日夜、伊那市内で開いた役員会で県知事選候補について伊那市と上伊那郡選出の県議4人と懇談し、県議が候補擁立に動くことを要請した。
向山公人氏(政信会)は「個人的には県政の正常化には阿部さんがいい」と、総務官僚で前県副知事の阿部守一氏(45)の名を挙げた。阿部氏について、清水洋氏(志昴会)は「意欲はある」、小原勇氏(県民協働・無所属ネット)は「県政に対する思いは強い」とした。木下茂人氏(緑のフォーラム)は「個人的に思っている人はいる」としたが具体的な氏名は言及しなかった。
桜井会長は、「県議が前面に出て(候補擁立を)やってもらいたい」と強く要請した。 -
伊南金融機関防犯連絡協議会
伊南地区の銀行、郵便局などの金融機関37店舗でつくる伊南金融機関防犯連絡協議会は5日、駒ケ根警察署で研修会を開いた。各店舗の代表者ら24人が参加し、強盗事件などが発生した際に犯人や車などに投げつけるカラーボールの実技体験を行ったほか、実際に起きた強盗事件を元に制作されたビデオを見て事件発生の対応などについて学んだ。
カラーボールの実技体験では、参加者が代わる代わるボールを手にして目標に向かって投げた=写真。ボールが地面や人形に当たって砕けると鮮やかなオレンジ色の塗料が辺りに飛散。強烈な色に、見守る参加者からは「おおー」と驚きの声が上がった。参加者らは「実際に投げたこともないし割れたところを見たこともなかったが、こんなに目立つ色なら確かに有効だろうね」などとうなずきながら話し合っていた。
防犯用カラーボールは野球のボール程度の大きさの薄いプラスチック製で、中には洗っても落ちにくい性質を持った鮮やかな色の蛍光塗料が入っている。 -
駒ケ根市環境市民会議
駒ケ根市は5日、06年度第1回の環境市民会議を市役所南庁舎で開いた。一般市民からの公募6人を含む30人の委員のうち約20人が出席し、市の担当者から各種関係条例や会議の位置付け、今後の進め方などについて説明を受けた。互選により座長に小原茂幸さん、副座長に水野益男さんと木下さちゑさんが選出された。
協議に先立ち、新委員7人を代表して牧野郁生さんが中原正純市長から委嘱状を受け取った=写真。
会議は来年3月まで月に1回程度の割合で開かれ、市環境基本計画などについて審議していく。
新委員は次の皆さん。
牧野郁生、宮脇正武、小原茂幸、水野益男、赤須昌子、大沼光明、堺澤政江、城田嘉一 -
日系2世女性 着物、ドレスなど寄贈
日系2世で米国カリフォルニア州立大教授の伊奈さつきさん(62)が5日、駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムを訪れ、母の故静子さんが絹業博覧会(1939年、米サンフランシスコ)で着用した着物5着、ドレス2着などを駒ケ根市に寄贈した=写真。3年前に制作した日系人収容所のドキュメンタリー映像を収めたDVDも寄贈し「戦争のため、収容所で苦しんだ日系人がいたことを知ってほしい」と話した。
岡谷市の片倉製糸に数年間勤務していた静子さんは博覧会でファッションモデルと座繰りの実演を務めるために渡米。博覧会で出会ったいたるさんと結婚したが太平洋戦争が起きたため米国内の強制収容所に入れられ、終戦までを過ごした。さつきさんも収容所内で生まれたことなどからドキュメンタリーを制作した。
シルクミュージアムは寄贈された品を今後順次公開していきたいとしている。