-
箕輪東小で読書集会
図書委員がペープサート発表箕輪町立箕輪東小学校の図書委員会(委員14人)は16日、読書週間に合わせた読書集会で、全校児童の前でペープサートを発表し、本の楽しさを伝えた。
図書館にある本「へんしんトイレ」をペープサートで発表。図書委員が6月に入ってから毎朝練習を重ねた。発表前日は放課後も練習して本番を迎えた。
トイレに入ると変身してしまうという楽しい話で、女の子のまこちゃんがコマに、ノートが殿にと次々に変身。見ていた児童は、次は何に変身するかと予想しながら乗り出すように見入り、トンボがボトンとウンチになって出てくると笑って楽しんでいた。
図書委員は、12日からの読書週間中に図書館に来た児童に手作りのしおりを配ったり、ポスターを作るなど活動。「おもしろい本がたくさんあるので、いっぱい図書館に来てください」と呼びかけた。
週間中は朝読書、校長による大型紙芝居、図書館司書の読み聞かせ、本年度同校に着任した教諭5人が毎日交代で昼に10分間の読み聞かせなど、本に親しむ企画が毎日あり、廊下には「先生のおすすめ本」コーナーも設けた。 -
箕輪町消費者の会
マイバッグ作りの準備作業箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は16日、不用傘からマイバッグを作る活動で、役場で住民から集まった傘の骨と布を分ける作業に取り組んだ。
不用傘をマイバッグに作り直す活動は各地であるが、消費者の会は本年度初めて、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、会の事業として大々的に取り組んでいる。
6月上旬のフリーマーケットで町民に協力を呼びかけ不用傘を回収。約200本が集まった。
この日は会員8人が参加。小ばさみ、カッターで傘の骨と布を分ける地道な作業で、傘の山を前に黙々と取り組み、「出来上がるのが楽しみ」「布の色合わせ、柄合わせも楽しみ」と話していた。傘の布は会員が分担して洗濯し、9月の学習会でバッグを作る。
会員の中にはすでに傘をリサイクルしたマイバッグを愛用している人もいる。小さくたたんで持ち運べる、防水性があり濡れた物も入れることができる、丈夫など利点があり、買い物用としてだけでなく、温泉用の袋などさまざまな活用方法があるという。 -
長野県知事選立候補予定者マニフェスト型公開討論会
7月16日・県松本文化会館で開催日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会は、長野県知事選の立候補予定者マニフェスト型公開討論会を7月16日午後7時から、松本市の県松本文化会館で開く。16日、箕輪町内で会見し発表した。
同協議会は00年、02年の県知事選で公開討論会・合同個人演説会にかかわっている。8月の県知事選に向け、地域主権実現の第1歩として立候補予定者が政策などを盛り込んだ「ローカルマニフェスト」を参加者に配り具体的な政策などをみてもらう公開討論会を開く。公開討論会支援NGOリンカーン・フォーラム、特定非営利活動法人Rights(ライツ)後援。
マニフェスト型公開討論会は3回開く計画で第2回、第3回は告示後の7月下旬、開催地に北信で長野市、南信で飯田市を検討。主催は立候補者で、同協議会は企画運営団体としてかかわる考えを示した。
協議会の塩沢和彦会長は、「マニフェスト型公開討論会はこれからの地方分権の時代に必要。開催により県民の県政、選挙への参加意識を高められる」と話した。 -
川上一巳さんが伊那谷の子どもたちを描く
子どもたちの純真な表情を描き続ける画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の作品展「伊那谷の子どもを描く」が16日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホール」で始まった。伊那谷の豊かな自然と共に育った子どもをモデルとした水彩スケッチ約80点が、訪れた人の心を和ませている。
中村琢二氏に師事し、日展評議委員などを務める川上さんは、国内屈指の人物画家。金銭には代えられないものごとの価値を伝えたい竏窒ニ、教員だった20代のころから子どもをモデルとした人物画を描き、作品を子どもたちに寄贈してきた。
同じく中村氏の師事した竹内徹さんがいる上伊那との縁は深く、「たかとほは 山裾のまち古きまち ゆきあふ子等のうつくしき町」とした田山花袋の詩から、この地の子どもを描きたいと感じるようになった。
伊那食品工業(塚越寛会長)は、川上さんの活動や思いに共感し、作品展の実現に向けた協力してきた。
作品に描かれた子どもたちはみな、真剣にこちらを見つめており、幼少期ならではの純真さと、成長の過程で見せる大人びた一面をのぞかせている。
夏の間、さらにモデルを募り、さらに60点ほどの作品を仕上げる予定で、9月には100点以上の作品を一同に展示する展覧会を企画している。
展覧会の終了後、作品は子どもたちに寄贈する。
入場無料午前9時縲恁゚後6時。22日まで。 -
人物画モデルとなる子ども募集
伊那食品工業(本社・伊那市)は、人物画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の人物画モデルとなる子どもを募集している。
豊かな自然の中で育つ子どもたちの姿を描きたい竏窒ニいう川上さんの思いに共感した同社が、夏休み中の小学生を対象として企画したイベント。描き上がった作品は、9月29日縲・月3日、かんてんぱぱホールに展示し、それぞれの子どもに寄贈する。
川上さんは「今の子どもたちに喜びや楽しさを伝えていくことは自分にとっても価値のあること。お金では測れない素晴らしい出来事を知ってほしい」と話している。
対象は5歳以上。作品を描くのは7月25日縲・月16日。一人にかかる所要時間は50分程度。費用は3千円。定員60人(応募多数の場合は抽選)。
問い合わせは伊那食品工業総務部(TEL78・1121)へ。 -
日本一のさくらの里を目指してプロジェクト立ち上げ
新伊那市の発足後、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」が立ち上がった。年度中に桜をはじめとする花づくり構想をまとめ、小坂市長に提案する。
これまで地元の市民団体「三峰川みらい会議」などから、三峰川沿いに桜を植える提案が出されていた。「花」をテーマに、新市のまちづくりを全市的に考えようと市役所の建設課、商工観光課など関係課職員12、13人で自発的にプロジェクトを組んだ。
プロジェクトでは、植栽場所や花の品種など構想をまとめ、その構想に基づいて徐々に植栽していきたいとした。
16日の市議会一般質問で、市民との協働による旧3市町村を結ぶ桜並木づくりを尋ねた春日晋治議員に、小坂市長は、プロジェクト発足を紹介。「高遠城址公園を核に、伊那公園、春日公園、美和ダム沿岸などを結びつける」とし「民間の英知をいただきながら、植樹を考えていきたい。プロジェクトを中心に、市民と協働していければと考える」と民間主導の取り組みに期待した。 -
伊那市出身・斉藤浩明さん 世界ベテラン卓球で活躍
日本発条(ニッパツ)本社・横浜市に勤める斉藤浩明さん(44)=伊那市出身=が5月にドイツのブレーメンであった、第13回世界ベテラン卓球選手権大会(国際スウェスリングクラブ主催)に出場した。初出場の2年前の横浜大会で出場権を獲得し、シングルスとダブルスで活躍した。
大会は世界64カ国から3700人の40歳以上の男女が、年代別のシングルス、ダブルスで競った。
斉藤さんはシングルスは予選リーグを敗退したが、ドイツ国籍のハム選手と組んだダブルスでは、予選リーグを3勝0敗で1位通過し、決勝トーナメントを2回戦まで進んだ。
斉藤さんは96年3月までニッパツ駒ヶ根工場で勤務し、同年4月から本社へ異動。その後も上伊那卓球連盟主催の大会へは、年2回出場し、地元の卓球愛好者との交流を広げ続けている。
次回の世界大会は2年後、ブラジルのリオデジャネイロで開催。今大会でも出場権を得た斉藤さんは、「できれば出場したい」と考えている。
「世界各国の卓球愛好者との交流を深められたことはとても有意義だった。今後、もっと多くの上伊那の卓球愛好者の皆さんが世界に飛び出していけたらすばらしいと思う」(斉藤さん)。 -
華道池坊伊那支部青年部・花展開催
華道池坊伊那支部青年部(宮澤京子部長、90人)の花展が16日、伊那市駅前ビルいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。「父の日によせて縲恪Kせの黄色いリボン」と銘打ち、テーマカラーの黄色を花や花器に取り入れた約50点を並べた。
青年部は20代から40代の会員で構成。2年に1度の花展を今回初めて「父の日」に合わせた。作品一つ一つには、会員がつづった父へのメッセージを添えている。
ヒマワリ、キンケイギク、バラといった黄色の花を基調に、ユリやデルフィニウム、アレカヤシなどの草花を組み合わせ、花の個性や形姿を生かして飾り付けている。色鮮やかに華やかさをもたらした癒(いや)しの空間を演出している。
宮澤部長は「若い感性で生けているので、どれもかわいらしく、親しみやすい作品にまとまっている。ぜひ、楽しんでいただきたい」と来場を呼びかけている。 -
湯沢千春さん作陶展 ベル伊那・20日まで
駒ヶ根市東伊那に工房「鉢栗窯(ばちぐりがま)」を構える陶芸家、湯沢千春さん(53)の作陶展は20日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
志野、黄瀬戸、織部といった美濃物のほか、信楽などの茶陶、花入れ、日常食器など新作約200余点を展示販売。1600年前後の安土桃山時代の古陶再現をテーマにした、自由さ、おおらかさを感じさせる作品ばかりが並ぶ。
1979年、自宅近くの鉢栗窯で作陶を始める。01年に日本陶芸財団茶陶部門に入選して以後、陶芸会館展覧会「花の器コンテスト」「抹茶茶碗コンテスト」、信州美術館主催「食の器コンテスト」などに入選する活躍。ベルシャイン伊那店では、2年振り5回目の作品展となった。
湯沢さんは「6年間で5回の作陶展ができたのも、周りで支えてくれた人たちのおかげ。来場してくれた皆さんには、陶器のよさを肌で感じてもらえればうれしい」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後3時)。 -
クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
伊那技専・企業と個別面接式説明会
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)は15日、同校で、合同就職説明会を開いた=写真。直接面接によって企業の概要などを知ることで、学生らは目的を持った就職活動への意識を高めた。
求人募集している企業を同校に招き、個別説明による相互理解を深める目的。これまでは職安主催の説明会への参加や、学生が企業を訪問するなどの就職活動の機会しかなく、初めての試みとなった。
上伊那を中心に県内外からメカトロニクス、ソフトウェア設計関係の32社が参加。今年度の修了生ら79人が個別面接で、業務や採用内容の説明、就職活動に役立つ情報などの助言を受けた。
伊那技術専門校の昨年度の就職率は80パーセント以上で、石川校長は「就職に向け、具体的にどんな勉強について学べばよいかを面接で知ることで、就職意識は向上し、就職率に反映できれば」と期待。来年度以降の合同説明会の定着を目指している。 -
【記者室】「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位?
会社四季報などを発行する東洋経済新報社が独自にまとめた今年の「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位にランクされた。1位は福井市。県内では諏訪市43位、茅野市53位、松本市79位など▼全国779市と東京都区部全体の計780都市を対象に(1)安心度(病院のベッド数など)(2)利便度(金融機関数など)(3)快適度(下水道普及率など)(4)富裕度(一人当たり所得額など)(5)住居水準充実度(一世帯当たり住宅面積など)竏窒]価した総合点だというが…▼市民の喜びに水を差すようで心苦しいが、住民の実感を表したものとは思えない。なぜなら評価項目の中に自然環境や気候、物価などの要素が一切見られないからだ。町村が対象外だということも見逃せない。(白鳥記者)
-
大芝高原まつりポスター、うちわなど図案決定
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案選定会が14日夜、村役場であり、最優秀賞などが決まった。最優秀ポスター賞は南箕輪中学校の的野真由美さん(3年2組)、最優秀うちわ賞は竹沢藍さん(同)、最優秀パンフレット賞は北原麻衣さん(3年1組)の作品を選んだ。
応募は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者から18点。まつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
ポスターは200枚作り、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配る。完成は7月20日ころ。パンフレットは昨年度と同じく総合的なパンフレットで、最優秀賞の図案は表紙に使う。完成は7月末の予定。
今後、村役場ロビーと大芝の湯で応募作品展も計画している。
優秀賞と佳作は次の皆さん。
▽優秀賞=池上友美(3年3組)鹿角桃(2年2組)山崎真奈美(3年4組)竹松愛美(2年3組)▽佳作=倉田愛実、小松紘子(1年1組)薄田葵(1年2組)有賀千夏、金井蘭、溝口結稀、木川玲菜(2年2組)倉田萌、倉田梨名(2年4組)山・ス友衣、清水里音(3年3組) -
南箕輪村のブルーベリー狩り7月8日オープン
南箕輪村内4カ所にあるブルーベリー観光農園で、今年もブルーベリー狩りが計画されている。ブルーベリー観光農園組合(組合員4人、田中実会長)、JA上伊那、村開発公社の運営委員会が14日、農園で今年の出来栄えを調査し、開園の打ち合わせをした。ブルーベリー狩りは2年目で、今年は7月8日(土曜日)に始まり8月上旬まで開く。
ブルーベリーの生育状況は、低温の影響で昨年より三日ほど遅れているが、木が大きくなり実も多くついているので「期待できそう」と関係者。昨年は組合員2人の園のみだったが、今年は4園でもぎ取りができそうだという。
チケット販売は大芝高原味工房、大芝荘のほか、今年は各農園でも扱う。料金は昨年と同じく1時間以内の食べ放題で中学生以上1千円、小学生500円。中学生以上にはパックのお土産付き。入園時間は午前10時縲恁゚後3時。今年は各農園でパックの直売りも予定している。
昨年の入園者数は153人。今年は入園者500人、売上40万円を目指す。 -
中央高速バス箕輪停留所利用者の駐車場整備
箕輪町は、中央高速バス箕輪停留所利用者の専用駐車場を新たに2カ所整備した。
駐車場は中原の中央高速道路西側にあるが、週末や大型連休などは町道への路上駐車が多かったこともあり、路上駐車をなくすと同時に利用者の便宜をはかる目的。
場所は、既存駐車場の西と南。町有地とJA上伊那の土地を借りて整備した。砂利舗装で2カ所の面積は918・9平方メートル。区画ロープを張ってある。駐車場への上り口56・9平方メートルはアスファルト舗装した。1カ所に2基ずつの防犯灯は、高速バスの運行会社が設置した。駐車場はすでに利用が始まっている。町の総事業費は155万4千円。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で15日、2日目の一般質問が行われた。
横山信之議員が市税などの滞納状況について質問したのに対し、市は05年度末の見込みについて、市税、国民健康保険税、水道料、保育料、介護保険料など約75億1260万円の税収全体のうち滞納額は約5億4920万円(収納率92・69%)であることを明らかにした上で、収納率は県下では良い方ではあるが毎年悪化していることから、不公平の解消に向け、滞納者の状況に応じての差し押さえや、部課長も動員しての一斉滞納整理を行うなどの改善対策に一層努力したい竏窒ニ回答した。
塩澤崇議員は、グレードの高い魅力あるまちづくりのため「花の名所づくり推進プロジェクト」を提案。中原純市長は「観光面だけでなく、これからの地域づくりに欠かせない要素。現在進めている施策をさらに充実させ、観光に生かしたい」と述べた。
宮下治議員が庭木のせん定などで出た枝などの処理方法について質問したのに対し中原市長は「現状の焼却以外の処理は残念ながら極めて難しい」と答弁した。 -
県警逮捕術大会で駒ケ根署が準優勝
14日に長野市で行われた06年度県警察逮捕術大会で駒ケ根署はC組(小規模署)準優勝を飾った。大会を終えて夕方署に戻った選手ら7人は早速山本修作署長に成績を報告し、準優勝カップを手渡して喜びを共に分かち合った=写真。山本署長は「警察官には犯罪者をはじめ何事にも負けない強さが求められている。そんな地域の期待に応える素晴らしい成績だ」と選手らを褒め称えた。
大会には県警本部の各部署や県内各地の警察署から37チームが出場。部署や警察署の規模別に、徒手や警棒などを使った競技で順位を競った。 -
消防救助技術大会査閲
第25回県消防救助技術大会(24日、長野市)が行われるのを前に伊南行政組合消防本部は15日、大会に出場する救助訓練班(小原克幸班長)の査閲を南消防署で行った。竹上俊隆消防長はじめ幹部が見つめる中、訓練班員は垂直はしごを15メートル登る「はしご登攀」と、狭いトンネルの向こうの要救助者を2人一組で救出する「ほふく救出」の2種目を披露。きびきびとした素早い動きで、いずれも標準所要時間を大幅に破る好タイムを出してみせた=写真。小原班長は「大会のプレッシャーの中で、冷静に日ごろの力を出し切ることを目標にしたい」と決意を述べた。
竹上消防長は「訓練の成果をいかんなく発揮して悔いのない戦いを」と激励した。
県大会での優勝者(チーム)は8月に札幌市で行われる全国大会に出場する。
県大会出場者は次の皆さん。
▼はしご登攀(とうはん)=林剣谷消防士▼ロープ応用登攀(とうはん)=赤須一郎消防士長、高柳盛一消防士▼ほふく救出=小林啓志消防士長、藤根正和消防副士長、竹上誠消防副士長 -
宮田小、中学校の自律学級が交流
宮田村の宮田小、中学校自律学級は15日、交流会を開いた。駒ヶ根市の森と水のアウトドア体験広場に出かけ、野外遊びを満喫。学校、学年の枠を超え、互いの絆を深めた。
時折雨がぱらつく天候だったが、子どもたちは元気一杯。遊具で遊んだり、太田切川の河原で石を拾って工作したりと楽しんだ。
駒ヶ根ファームではお楽しみのアイスクリーム。食べながらにぎやかに談笑していた。
時には中学生の先輩が後輩の小学生の世話を焼く姿も。担任教諭らは「互いのことを理解し、つながりを持つ良い機会になった」と話していた。
昨年は養護学級も交えた交流会を開いたが、小中の交流は今年度初めて。 -
天竜川にかかる吊り橋「北の城橋」点検へ
建設から半世紀、疲労状況など調査全国的にも珍しい自動車が渡れる木製主体構造の吊り橋、宮田村中越区の北の城橋が、建設から半世紀近く経ち、村は大規模な点検調査を計画している。村議会6月定例会に300万円の費用を本年度予算に補正して提出。「文化財的な価値もあり、橋としての機能を今後も存続させるために安全性を確認したい」としている。
北の城橋は天竜川にかかる村道で、1958年(昭和33年)に完成。1980年代後半に床板の全面張り替えを行うなど、定期的に部分改修も行ってきた。
しかし、一部の床板の腐りが目立ち、今年4月には通行中の自家用車の底にはがれた床板が当たる事故も発生している。
村は、全面張り替えするかどうかも含め、橋を吊っているワイヤーのサビの状況なども点検調査する予定。
床板は幅20センチ、長さ3メートルで、総延長58メートルの木製の橋げたの上に1枚つづ張り合わせた構造。
材質は稀少なクリの木で、全面張り替えになると概算で1600万円ほどの経費がかかるという。
同橋は伊那市東春近方面から、宮田、駒ヶ根市街地を結ぶ最短ルートともなっており、かなりの交通量がある。 -
地域づくり支援事業新たに2件認定
宮田村は、住民の自主的なむらづくりを助成する「地域づくり支援事業」に大原区の公園整備、中越区のゴミ不法投棄防止事業を追加認定した。本年度は今回分も含め33事業を認定したことになり、現在申請、協議中の1件を入れて、予算化した290万円分がほぼ全て終了する。
大原区の事業は、遊具や砂場を整備するもので7万円を交付。
中越区は不法投棄防止用のネット設置を計画しており、15万円を助成する。
同事業は区や地域性の高い団体を支援する制度で15万円が上限。本年度は花壇整備に17件、地域安全確保、公園整備、道水路整備各3件、その他地域活性事業6件を認定。
交付金で物品を購入し、住民が協力しながら自主的な活動を展開している。 -
信大でミツバチの管理方法などを学ぶ実習体験
信州大学農学部で15日、ミツバチの管理方法などを学ぶ体験実習があった。食料生産学科2年生と地域住民約30人が参加。伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)を講師に迎え、みつ採取を体験したり、ミツバチの生態などを学んだ。
家畜管理など学ぶ食料生産学科が例年行っている実習。今年は、地元の人にもミツバチを知る機会を提供したい竏窒ニいう小松さんの提案で、一般からも参加を募った。
小松さんは、構内に設置した木箱から蜂の巣を採取。学生たちは、その巣からみつを搾り出す作業を体験。甘い香りに歓声を挙げながら、遠心分離機を回した。また、みつロウのキャンドルづくりにも挑戦した。
小松さんは「西洋ミツバチは日本ミツバチと違って人に慣れる性質があるため、養蜂ができるようになった。花粉の交配、みつの採取など、さまざまな場面で使われてきた」と、ミツバチと人の歴史を語った。 -
青年新規就農者の激励会
地域農業を担う若手農業者を励まそう竏窒ニ15日、今春上伊那で新しく就農した7人を囲んだ激励会が伊那市西箕輪のトマトの木であった。先輩農家や就農を目指して上伊那で農業を勉強している研修生など約50人が集まり、情報交換をしながら交流を深めた。
地域のことをよく知らない新規就農者が、情報交換をしたり、志を同じくする農業者とのつながりをつくるための取り組み。今年はIターン者が最も多く5人。学卒で実家を継いだUターン者もいた。分野は野菜、果樹、畜産、水稲など。
上伊那農業改良普及センターの石原貞治所長は「耕作放棄地は年々増えており、新しい担い手の確保が必要となっている。一方で、就農を目指す若者が増え始めていることも実感している。がんばってほしい」と挨拶。
新規就農者らは「経営を安定させたい」「お客を増やしたい」など、それぞれの夢や将来について語った。
上伊那の新規就農者の定着率は9割前後で、リタイヤ者は少ないという。 -
南箕輪村でキッドビクス講座開講式
親子で体を動かして楽しもう竏窒ニ14日、南箕輪村公民館で親子キッドビクス講座が開講した。約30組の親子が集まり、馴染みの曲などに合わせて存分に体を動かし、汗を流した=写真。
キッドビクスは子どもの基礎体力やリズム感、協調性を養うことを目的として開発された子ども用のエアロビクス。親子で一緒に楽しめる講座を設けていた近隣市町村の取り組みを知った村内の母親たちから多くの要望が寄せられ、保育園児がいる家庭を対象とする講座が実現した。子どもと一緒に体を動かす母親も、母親同士の親ぼくを深めたり、子育てのストレス発散などができるという。
講師に迎えた日本キッドビクス協会の公認コースディレクター・春日絵理加さんは「お母さんもダンスを楽しんでほしい」と語り、「手のひらを太陽に」などの音楽で、無理なく親子一緒に楽しめるさまざまなダンスを指導。
参加した母親は「子どもと一緒に体を動かせる機会も少なくなってきているけど、こうして一緒に動けるのは楽しい」と話していた。 -
副市長制の導入へ
伊那市の小坂市長は15日、副市長制の導入について「できるだけ早い時期に任命したい」と考えを改めて示した。
市議会6月定例会一般質問で、中村威夫議員の質問に答えた。
副市長制では、収入役を置かず、助役に代わる副市長2人を考えている。行政改革や企業誘致など対外的な仕事は急を要し、仕事内容から見て1人だけでは難しいという。2人体制のままいくのではなく「合併直後で、新しい方向を踏み出すときに、今の状況から2人は必要である」と述べ、議会の理解を得て任命したいとした。
地方自治法の改正で、副市長の職務は首長の補佐などに加え、首長から事務執行の権限の委任を受け、政策、企画の責任を負うことなどを明記。07年4月1日から施行される。 -
伊那市美篶上川手区 出前講座で・ス減災・ス知識学ぶ
伊那市美篶の上川手区(北原伍区長)は13日夜、同地区の第3公民館で、市社会福祉協議会の出前講座「災害マップ」を利用した区民の分散勉強会を始めた=写真。27日までに各地で5回の分散会を開き、区民に理解を深めてもらう。
同区は本年度中に災害マップを制作するため、市社協の出前講座を活用した。初日は同公民館の近くに住む区民約40人が、地震などの災害被害を最小限に抑えるための「減災」の知識を学んだ。
社協関係者は避難所の設備は充実しているか、避難経路、危険箇所を把握しているかなど、災害事例から分かった抑えるべきポイントを説明。「阪神大震災では助かった人の75パーセントが顔見知りに救出された」とし、地域の助け合いが必要なことを強調した。
質疑応答では、一人暮しの高齢者や障害者ら災害弱者の場所を地図に盛り込むことは、プライバシー侵害になるとして、開示方法に工夫が必要との課題が上がった。
北原区長はあいさつで「地図が完成しなくても、災害時に地域で助け合うことができればそれでよい。普段から近所付き合いを深め、災害に備えるきっかけにしてほしい」とした。
各分散会後に区民にアンケートを取り、災害マップの制作、開示方法などを検討。9月にある上川手の防災訓練までに、区役員や民生委員らで完成させ、同訓練では大規模地震を想定し、マップに添った救助を実践することになっている。 -
それぞれ独自のテーマ追求 伊那谷写友クラブ作品展
伊那市を中心とした写真愛好者でつくる伊那谷写友クラブの第16回写真展は25日まで、伊那市荒井区錦町の市立図書館広域情報コーナーで開いている=写真。
発足13年目の同会の年一度の恒例展示。会員17人が、一人約3点ずつの約50点を出品。会員それぞれが独自のテーマを追求した写真に来場者の足が止まっている。
祭りに参加する人々の生き生きとした表情、高遠城址公園に咲いた満開の桜、南アルプスの山々に積もった雪など、季節を告げる写真が中心。ハエトリクモ、アカスジキンカメムシなどの昆虫や、ミヤマカタバミ、シナノコザクラなどの花の写真もある。
会員の撮った写真にコメントを載せた、月刊の会報も展示場に飾っている。
午前10時から午後7時(最終日は午後5時)。入場無料。 -
東伊那小でプール開き
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で14日、市内で初めてのプール開きが行われた。午前11時の気温、水温は共に24度。真夏を思わせるような強い日差しの下で児童らは早速大きな水しぶきと歓声を上げていた=写真。
小川校長は清めの塩とお神酒で水の安全を祈願し「目標を持って楽しく、安全に泳ごう。たくさん泳いで夏の終わりには素晴らしい体をつくってください」と児童らに呼び掛けた。 -
駒ケ根で重体事故
13日午後8時15分ごろ、駒ケ根市赤穂町四区の国道153号線伊南バイパスの信号機のない交差点で、駒ケ根市の建設作業員の少年(16)が運転するオートバイと同市下平の会社員小田切利文さん(45)の普通乗用車が衝突した。少年は頭などを強く打って意識不明の重体。小田切さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、国道を南に向かって直進していた小田切さんの乗用車が交差点で右折したところへ、対向車線を直進してきた少年のオートバイが衝突した。同署が原因を調べている。 -
宮田村議会6月定例会開会
宮田村議会6月定例会は14日、開会した。村は歳入、歳出に2403万2千円を追加する本年度一般会計補正予算案、国民保護協議会条例など13件を提出した。
会期は23日までの10日間。一般質問は20日で、最終日に議案討論、採決する。