-
小学生親子がブルーベリー狩りを楽しむ
JA上伊那宮田支所・村学校給食を育てる会は23日、駒ケ原ブルーベリー団地で小学生親子を対象に、夏の収穫体験を行った。
自然に触れ、自分で汗して、収穫した野菜や果物を味わう、初めての企画に15組、約40人が参加し、ブルーベリー狩りを楽しんだ。 ほ場では園主の小田切多門さんが「黒く完熟した実は触っただけでポロっと取れる」と説明。子どもたちは真っ黒に色づいた実を次々とほおばり「甘い!」「おいしい」と口に運んでいた。
また、お持ち帰り用もせっせと摘んだ。
長男、長女の3人で参加した向山雅恵さんは「とても甘い。店で買って食べたのとは全然違う」と話していた。
次回の収穫体験は30日、ジャガイモとスイートコーンを予定する。 -
マレットパークはびろ 一部ホール使用禁止
24日午前、伊那市西箕輪のマレットゴルフ場「マレットパークはびろ」のホール一部が、梅雨前線の影響で使用できなくなった。営業は継続しているが、天候が落ち着くまで全ホール使用の見通しはついていない。
24日朝、コースを管理する宿泊施設・羽広荘から市へ連絡があり判明。マレットゴルフ場の西側を流れる大清水川の増水で、斜面が崩れ落ちたため、隣接する「天竜コース」の12番ホールの使用が禁止になった。
市ではコース使用に支障はないが、危険個所へ近づくと危ないと判断し、12番ホールを封鎖。コースが接する河川側の木々にロープを張るなどの安全対策を講じた。
マレットパークはびろは「天竜」「仙丈」の2コースで、それぞれパー36。昨年の利用者は2万1530人だった。 -
伊那剣心館「「親子夏期レクリエーション合宿」
伊那剣心館(熊谷進会長)は22、23日、伊那市西町伊那部の長桂寺で恒例の「親子夏期レクリエーション合宿」を開いた。1泊2日の寺の生活を体験する中で、クラブ員らは親ぼくを深めた。
日本の古い武道を極めるため、禅を学び精神修行をする目的で始まった合宿で、23回目の恒例。今回は小学校1年生縲恍・w校3年生のクラブ員50人や保護者など計、約80人が参加した。
初日は、花火大会や保護者が調理したカレーライスを食べて満喫。座禅体験では、長桂寺の内藤英昭住職を講師に、クラブ員らは座禅の方法を学び、仏教についての講話に耳を傾けた。
座禅体験は約40分間続いた。内藤住職は座禅中「社会のルールを守らなければ本当の自由ではない。深い縁の中で生きているからこそ、勝手気ままには生きられない」などとクラブ員らの気を引き締めていた。
伊那剣心館は小学生縲恍・w生を対象とした剣道クラブ。子どもたちは、伊那市武道館を中心に週2回のけいこに励んでいる。 -
休耕田でハスを栽培 茅原英男さん(69)
伊那市山寺区前橋町のJR飯田線沿いに広がる、休耕田のハスの花が見ごろを迎えている。白や赤、ピンク色の直径20センチの大輪の花が咲く、8・2アールの肥よくな土地。花の香り漂う田んぼには、メダカやトンボもいて、見物人が集まる、街中の憩いの場になっている。
「尖った錐(きり)のような芽を伸ばすと、蕾(つぼみ)を膨らませる。季節を感じて花を咲かせる生物の生命力に元気をもらう」
◇ ◇
ハスの栽培に興味を持ったのは、1996(平成8)年元旦のことだった。茨城県土浦市の友人が毎年、送ってくるレンコンに舌鼓を打ちながら決意した。早速、友人から取り寄せたレンコンの苗8株を自宅東側のほ場の一角へ植えた。
2年後には、水田の生産調整対策によりすべてを休耕田に。再び、友人から取り寄せた苗に園芸品種などを加え、全面に栽培し始めた。
ハスの地下茎はレンコン。その繁殖力は驚くほど旺盛で、1年で田一面に広がった。花茎は2メートル近くまで伸び人の背丈を越え、深緑色の葉は直径50センチと顔を覆う大きさ。季節になると次々と花が咲く様子は毎年、感動するという。 -
児童ら 工夫こらして作陶に夢中
伊那市の西箕輪公民館事業の陶芸教室が22日、同公民館であった。恒例事業に本年も多くの小学生らが集まり、それぞれ趣向を凝らした作品づくりに取り組んでいる。
小学校の週休2日制対策として、6年目を迎える。毎年定員20人のところ、参加者の応募が上回る人気の教室。本年は園児から70歳以上の高齢者までの25人が受講している。
この日は本年2回目。粘土を練って、紐(ひも)状にして皿などをつくる技法「ひも作り」を、同公民館サークルの陶芸クラブ代表で辰野西小学校教諭の野口輝雄さん(54)=西箕輪大萱=から学んだ。
野口さんから「粘土を乾かさずに素早く巻く」ことを知った受講生らは、頭の中のイメージを膨らませ、皿や花瓶づくりに夢中。西箕輪小5年生の原朱花ちゃんは表面が滑らかな皿を製作し「自分でつくった料理を乗せたい」と喜んだ。
陶芸教室は月平均2回で、11月までの全7回。同教室で手掛けた作品は10月に素焼きし、11月に本焼をする。次回9月9日は「タタラ作り」による皿物をつくる予定となっている。 -
上空から土砂崩落現場などを視察
伊那市で23日、自衛隊のヘリコプターによる上空からの土砂崩落現場などの視察があった。地域住民に避難勧告が出ている高遠町藤沢松倉地区で、新たな崩落個所は見つからなかった。
ヘリには小坂市長をはじめ、消防や広報担当者らが搭乗。土砂流出があった西春近の前沢川、橋脚が一部落下した殿島橋、松倉地区などを約1時間かけて回った。
中央道下を横切って流れる前沢川は、中央道から上流約1キロにわたり、川沿いに細く土石流や流木があった。中央道で土石流を食い止めたことで、西春近柳沢地区への被害が大きくならなかった様子を確認した。
そのほか、犬田切川上流などでも小規模な崩落があった。長谷に被害はなかった。
小坂市長は「総体的に見て西春近の被害が甚大である。早急に対応しなければ、また崩れてしまう」と話した。
視察は、自衛隊の災害地における対策の一環。避難勧告などに役立ててもらうねらいで、上伊那3市町であった。 -
おはなしドキドキぱーくINみなみみのわ
南箕輪村の村民センターで23日、おはなしドキドキぱーくINみなみみのわがあった。子どもや親子が大勢訪れ、マジックショーを見たり、たくさんの絵本やお話にふれた。県教育委員会、県立長野図書館、南箕輪村教育委員会、村図書館などの主催。
「魔法使いアキット パフォーマンスショー」は、SBC「Uパレード」にレギュラー出演している橋本アキットさんが、最高7個までのボールでジャグリングをしたり、子どもを風船で作った剣などで剣士に変身させたり、マジックを披露するなど会場を楽しませた。魔法を教えるマジック講習会もあった。
「世界のおはなし会」は外国語で絵本を読み聞かせた。ポルトガル語は「赤いさる」、英語は「ガンピーさんのふなあそび」、中国語は「紅いカニ」。親子は、外国語で読まれるお話にじっと耳を傾けていた。
暗い部屋で「こわーいおはなし会」を聞いたり、インドネシアや南アフリカなど「世界のあそび」も体験。「おはなしパケット号」で1200冊もの絵本を自由に読むなどして楽しんだ。 -
春近大橋に歩行帯を確保
伊那建設事務所は8月上旬までに、伊那市の春近大橋両側の路肩(歩行帯)を広げる。梅雨前線の影響で、殿島橋(歩行者専用)の橋脚が一部落下したことに伴う対応。
天竜川にかかる春近大橋は、91(平成3)年に建設。殿島橋から200縲・00メートル上流部にある。長さ300メートル、幅員8メートル。
車道を3・3縲・・4メートルを2・75メートルに狭め、路肩60センチを1・25メートルに広げ、橋の両側にそれぞれ歩行帯を確保する。歩行帯をグリーンで塗り、車道と路肩を区別する白線を引き直す。
春近大橋の西側は国道153号とつながり、十字路になっている。信号機があるものの、歩行者用の信号機や横断歩道はない。伊那署によると、新たに設置するという。
殿島橋は春富中学校に通う生徒も使っていたが、橋脚の落下で、市がマイクロバスで移送。春近大橋は交通量が多いことから、通学について検討している。 -
上伊那サッカー協会設立総会
上伊那地域のサッカーの指導者らが連携し選手強化を図っていこうと23日、シニアからキッズまでのチーム代表者や指導者らが上伊那サッカー協会を設立した。伊那市のセミナーハウス伊那で開いた総会で、役員を選出し定款を決めた。
これまで上伊那全体での連携や交流は少なく、04年から上伊那の指導者交流会やフォーラムなどを開く中で、すべての指導者が今後の上伊那のサッカーを考え、縦の連携を図り、サッカー人口の増加と選手強化の第1歩として、種別や年代を超えて自分達で上伊那を変えよう-と、協会の設立に至った。長野県サッカー協会に加盟し、県内で17地区目になる。
協会には53チームが加盟。今後、ホームページを立ち上げ、各カテゴリーの試合結果を掲載する。
役員は、会長は宮下一郎衆議院議員、副会長は向山公人県議、理事長は杉本雅史さん(トップストーン)。理事15人、顧問1人、事務局1人。
設立記念事業で8月10日、元Jリーガーでスポーツジャーナリストの中西哲生さんをコーチに迎えるサッカークリニックを伊那市陸上競技場で開く。 -
箕輪町災害支援ボランティアセンター設置
箕輪町社会福祉協議会は24日、災害支援ボランティアセンターを沢のニューライフカタクラ跡地に設置した。ボランティアの事前登録を受け付けている。
ボランティアの作業場所は、土石流災害のあった北小河内中村地区が中心。作業内容は土砂の片付け、土砂が入った屋内の片付け、食事の用意、避難者の話し相手などの予定。ボランティアは手弁当、無報酬。町の避難勧告解除後に活動を始める。
事前登録は24日までに個人8人、企業や市民団体など6団体が登録している。
ボランティアセンターには、NPOや県社会福祉協議会、量販店などから町社協に送られた支援物資を運び込んだ。物資は飲料水のほか作業に使うスコップ、水切りモップ、デッキブラシ、ホース、ジョウロ、長靴、タオルなど。
ボランティア登録を受け付けるのは町内の人で、受付期間は8月11日まで。受付時間は午前9時縲恁゚後4時。ファックスは毎日24時間受け付ける。登録の連絡先はTEL090・2149・3551、FAX79・6770へ。総務はTEL090・4011・6157、ボランティアのニーズはTEL090・5753・7530へ。 -
北小河内久保南部竹の腰地区住民に避難勧告
箕輪町は24日午前7時、雨により土砂災害の危険があるとして、新たに北小河内久保南部竹の腰地区に避難勧告を出した。8世帯29人。午前10時、復旧作業をしていた中村地区と竹の腰地区の住民に避難を呼びかけ、南小河内公民館に避難した。午後3時、南小河内公民館を閉鎖し、北小河内公民館のみ開設している。
上古田地区では23日午後7時から24日午前8時まで、長雨による地盤の緩みから送水管が破損する恐れがあるため、町が給水を止めた。対象は237世帯785人。町は水の汲み置きなどの協力を求めたほか仮給水所を設置。上古田水源とは別の箕輪ダムからの水源を引く対応で、実際に給水が止まった世帯は少なかったという。 -
りんごオーナー園開園祭
箕輪町りんごの木オーナー園が23日、開園した。オーナーは、町内4カ所の園で好きな木を選んで名札を取り付けた。
オーナーの申し込みは146人、187本。開園祭には67人のオーナーが家族と共に訪れた。
今年でオーナー3年目という岐阜県の家族5人は、実が多く着いている木を探して園内を歩き、気に入った木に名札を縛り付けた。「去年はものすごく収穫できた。みつが入っていてとてもおいしかった。今年も楽しみ。期待しています」と話していた。
園主によるとリンゴの生育具合は、「実の大小の差があって心配していたが、平年以上の出来になってきて今のところ順調。台風がなく、ずっと天候がよければ去年より期待できそう」という。
オーナーは梨選果場で、五平もち、トウモロコシ、ブルーベリーを味わって交流。ブルーベリー狩りの体験もした。収穫祭は11月19日を予定している。 -
第22回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部は23日、第22回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市のサンライフ伊那で開いた。
年5回ある大会の1回。先着32人による斉藤杯のトーナメント戦と、変則リーグ戦による一般碁会で、小学2年生から一般までの39人が対局した。
結果は次の通り(敬称略)。
◇斉藤杯トーナメント戦=(1)北村俊郎8段(2)寺田昭一5段(3)辻耀4段(伊那東部中2年)(4)井坪光夫初段◇Aクラス(3段以上)=(1)福沢秀伸5段(2)熊谷悦朗4段(3)梁取孝雄7段◇Bクラス(2段以下)=(1)渡部光彦2段(2)山崎洸5段(南箕輪小6年)(3)荒井保美2段 -
ブルーベリー園開園
飯島町上の原のブルーベリーもぎ取り農園「ベリーヒル(市村茂園主)」が開園した=写真。8月20日ころまで開く。
ベリーヒルは50アールに、デキシーやエイトブルなど中晩生種を中心に1200株を栽培。 開園は午前9時から午後4時まで。入園料大人千円(250グラムパック付き)。中学生以下300円、3歳以下無料。
市村さんは「完熟のブルーべリーは、酸味がなく格別甘い。店頭ものとは一味違う」と来園を呼び掛けている。
) -
天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事完了
堤防高さ確保の工事へ国土交通省天竜川上流工事事務所は、箕輪町松島の天竜川堤防決壊個所の応急復旧工事が、21日午後7時半に完了したと発表した。現場では引き続き、決壊前の堤防の高さなどを確保するための緊急復旧工事が進んでいる。
応急復旧工事は、河岸侵食の拡大を防ぐため、大型土のうや根固ブロックを投入した。今後も根固ブロック投入などの工事をする。 -
大雨に伴う農業経営者の相談窓口設置
上伊那地方事務所は20日、大雨の影響で被害を受けた農作物の対処方法を相談できる技術・経営相談窓口を伊那市の県伊那合同庁舎内の上伊那農業改良普及センターに設置した。
21日までに入った相談内容は、家庭菜園的なものが多いが、深刻な被害があると想定される場所には県の方から出向き、状況把握、技術アドバイスに努めている。特に深刻な被害を確認しているのは辰野町、箕輪町、伊那市など。土石流被害のあった伊那市柳沢地区などは、水田、畑とも土砂が流れ込んでしまったため、基盤整備から考えなければならないところもあるという。
相談窓口は当分設置する予定で、7月中は緊急対応として土日も開設する。
開設時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。来所、電話などで相談を受け付ける。
問い合わせは上伊那農業改良普及センター(TEL0265・76・6842)へ。 -
【記者室】豪雨竏樗ス省と教訓残せ
豪雨による災害で犠牲になった方々に心から哀悼の意を表したい。自然の猛威が過ぎ去ってみるとまるでうそのような平穏さだ。被害に遭った人にすれば、何事もなかったかのように動き始めた世の中と、以前と違ってしまった自分の暮らしの対比が一段とつらく悲しく感じられるのではないか▼この数日間というもの、国や県、各市町村の防災関係者らの苦労は大変なものだったろう。特に災害現場で対応に当たった多くの消防団員の働きは目立たないが大きかった。一息ついて英気を養ってもらいたい▼だが反省と教訓は残さなければならない。被害が起きるにはそれ相応の原因があるはずだ。今回経験した不安と緊張の気持ちを忘れず災害の予防に力を注いでほしい。(白鳥記者)
-
豪雨被害調査中の村職員がクマと遭遇
豪雨被害の調査で山林に入っていた宮田村職員3人が22日正午過ぎ、子連れのクマと遭遇。数メートルの所まで接近したが、危うく難を逃れた。想定外の・ス二次災害・スに、「もうダメかと思った」と肝を冷やした。
村西側の林道を約2キロ入った地点。1人の職員が黒い物体を見つけ「あれクマじゃないの」と話した矢先、飛びかかってきた。
斜面上部に逃げた職員を親グマが追ったが、この職員はかつて県縦断駅伝にも出場した元陸上選手。
背後に迫るが何とか振りきり「もう足が動かない。へぇやられたと思った」と話した。
役場に戻った3人から話しを聞き、他の職員もビックリ。「彼じゃなかったら、逃げきれなかったかも。何事もなくて良かった」と、胸をなでおろしていた。
現場周辺に人家はない。 -
駒ケ岳ロープウェーに通じる県道週明けにも仮復旧へ
集中豪雨で大規模崩落した宮田村黒川平で22日、復旧作業が急ピッチで進み、寸断されている県道駒ケ岳公園線が仮設道路の設置で週明けにも仮復旧する見通しとなった。天候によっては遅れる可能性もあるが、中央アルプスの玄関口で夏の繁忙期を迎えており、関係者の努力が続いている。
22日午前までに、県道に流出していた川の流れを元に戻す作業が完了。午後からは流木などの片付けも始まり、道路復旧に着手した。
この日は雲の切れ間から青空も広がり、工事関係者は「天気が良いうちに、出来る限り進めたい」と作業に徹した。
県道は駒ケ岳ロープウェーへ通じる唯一の路線。寸断により接続するバスとともに運休し、周辺の宿泊施設はキャンセルが相次いでいる。
伊那建設事務所は「大雨注意報、雨量規制の解除も前提となるが、週明けには仮復旧でき、バスを通すことが可能になると思う」と話した。 -
宮田高原キャンプ場今季の営業断念
豪雨による林道の寸断で通行不能となった宮田村宮田高原キャンプ場は22日までに、今シーズンの営業再開を断念した。同高原の牧場には放牧牛が取り残されており、早期に下山させたい考えだが見通しは立っていない。
高原に通じる寺沢林道は、3カ所で道本体が崩れてなくなるなど、各所で寸断。週明けにも村は再び現地調査するが、復旧の見通しは全く立っていない。
同高原は標高1650メートルに位置し、村が7月から9月末までキャンプ場を営業。宿泊客だけでシーズン中に1500人ほどの利用がある。 -
早生(わせ)モモの出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で21日から、早生(わせ)モモの選果、出荷作業が始まった。初日は町内や中川村など20軒が1000キロを持ち込んだ。
モモは早生(わせ)系で実が大きく、着色のいい「山梨」。実は小さめだが、甘みが強い「たまき」。
目視でキズ、色、形で3ランクに分け、選別機で大きさで分けられ、5キロずつ箱詰され、徳島方面に出荷された。
共同選果は31日まで、月、水、金曜日の週3回、出荷のピークとなる2日以後は連日行われる。
「山梨」に続き、8月から「あかつき」が収穫され、20日ころまでに、1万1千ケースが選果、大阪や中京方面に出荷される。
JA上伊那果実課の吉川順平課長は「作柄平年並み。糖度も乗って、おいしい」と話していた。 -
KOMA夏!第4話「祭りだよ!全員集合」
駒ケ根市の夏を彩るKOMA夏!第4話&ゆかたまつり「祭りだよ!全員集合」は22日、市内中心商店街を舞台に開かれた。一般市民らによる20チーム・総勢約700人によるダンスパレードが歩行者天国となった広小路など中心商店街を舞台に華やかに繰り広げられたほか、光前寺の霊犬早太郎伝説から生まれた地元のヒーロー「スピード太郎」と敵役「ヒッヒー」の楽しいショーなどが多彩に催された=写真。
ダンスパレードではテーマソング『GO OVER』のリズムに乗せて各チームがそれぞれ趣向を凝らした振付やコスチュームのダンスを披露。沿道を埋めた市民は手拍子を取りながら個性あふれる踊りを楽しんでいた。
銀座通りやすずらん通りには多くの屋台が軒を並べ、繰り出した家族連れなどで夜遅くまでにぎわった。 -
花いっぱい推進協がサルビアなど植える
南箕輪村花いっぱい推進協議会は22日朝、大芝高原周辺の花壇でサルビアとマリーゴールドの苗を植える作業に精を出した。
みちくさの会、老人クラブ、商工会女性部・青年部、郵便局、信州大学農学部の学生、村の互助会などから約70人が参加した。広域農道沿い、屋内運動場駐車場近く、愛の鐘の3カ所の花壇で作業した。
花苗は上伊那農業高校の生徒が育てた赤色のサルビア3千本、マリーゴールド2千本。広域農道沿いの花壇には、穴を掘る、苗を配る、植えるなど作業を分担し、3列で道路側にサルビアを2列、残り1列にマリーゴールドを並べ、花が咲くのを楽しみに丁寧に植えた。 -
かんてんぱぱで笑顔を届ける絵手紙展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日から、ゆう絵画教室(坂本勇代表)の「笑顔を届ける絵手紙展」が開かれている。日常の出来事などをテーマとした163人の1080点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
これまでも、各教室ごと作品展をしてきたが、教室開始10年を迎え、箕輪町から駒ヶ根市にある16教室の合同展を決めた。これほど大規模なものは初めて。
受講者は40縲・0代の主婦が中心で、公民館で講師を務めるベテランから、はじめて半年の初心者までさまざま。はがきだけでなく、巻紙やカレンダー、扇面など身近なものに描いた作品が一堂に並んでいる。
テーマには、季節の訪れや孫の愛らしさなどを取り入れており、それぞれの思い入れが感じられる。
坂本さんは「一人ひとりの個性も出てきた。手紙としてだけではなく、こんな楽しみ方もあるんだということを見てほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。30日まで。 -
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ夏の大会
南箕輪わくわくクラブのマレットゴルフ夏の大会は22日、大芝高原マレットゴルフ場であった。
赤松・白樺コース27ホールで72人がプレー。コースを見ながら1打1打慎重に打ち、競技に熱中していた。
結果は次の通り(敬称略)。
▽男子 (1)池上辰夫89(2)池上智志90(3)清水喜代人、伊沢文雄、荻原文博、戸塚久雄91(4)高木芳直、永田博一92(5)林剛、羽生剛93(6)深見高、松本孝志94
▽女子 (1)小松みさえ84(2)小沢かほる90(3)武村八千江、北沢ヒデ子92(4)伊藤久子、原幹子、伊藤茂美、大槻キサエ93(5)松崎久子95(6)根橋栄、深見フサエ、松田洋子、池上保子96
▽ホールインワン 池上辰夫、小沢かほる -
北小河内中村地区
住民とボランティアが土砂の除去作業土石流災害のあった箕輪町北小河内中村地区で22日、ボランティア約250人が住民と共に土砂などの除去作業に取り組んだ。
ボランティアは、北小河内区民200人余と、県が災害支援のため派遣した県職員40人。竹の腰グラウンドの200メートル手前までしか重機が入れず、生活道路約500メートルの間で作業した。
個々の住宅敷地内に入り込んだ土砂をスコップ、くわ、バケツなどでボランティアが道路までかき出したり、水路にたまった土砂を引き上げ、町建設業協会の重機でトラックに積んで北小河内神社脇に運び出した。布団や畳、屋内や庭のごみなどは空き地に運んで分別した。
被災した施主を心配してかけつけた工務店も、急ぎ社員や外注業者を集め20人余が土砂除去作業に協力した。
区役員は、「土砂で家に入れない人もいた。土砂があるだけでも滅入ってしまう。ボランティアの協力で少しでも元の生活に戻れるようになれば」と話した。
住民の男性(67)は、「日にちと時間の感覚がなくなってしまった。今は、開き直って後のことは考えないようにしている。避難所で食事のお世話をしてもらって、区の方も手伝ってくれて申し訳ない」と話していた。
北小河内公民館では18世帯54人が避難生活を続けている。23日は、町消防団第6分団が作業する。 -
ヘリコプターで被災状況を確認
箕輪町は22日、町内の被災状況を自衛隊のヘリコプターで上空から確認した。
平沢豊満町長、福島朝雄消防署長、防災、林務、広報の各担当職員の計5人が搭乗。箕輪中学校グラウンドから離陸し、約30分間の飛行で、土石流が発生した北小河内中村地区をはじめ桑沢川、深沢川、箕輪ダム、林道日影入線、林道中樽線などを確認した。
町によると中村地区は、竹の腰公園東側の山で中の沢から土石流が発生。もう一つの沢からも土石流が中の沢に入り込み、同じルートで公園に向かって流れた。箕輪ダム近くや林道日影入線と日向入線の合流点近く、大出深沢線などでも崩落個所があったという。 -
伊那市高遠町藤沢 御堂垣外に避難指示解除 松倉は避難勧告に切り替え
伊那市は22日午後1時、高遠町藤沢の御堂垣外地区(91世帯225人)に出していた避難指示を解除した。松倉地区(40世帯117人)は避難勧告に切り替え、避難場所を藤沢多目的集会施設から松倉生活センターに変更した。
県は松倉川上流に土石流感知センサーを設置する方向。国交省は上流部に照明車2台・衛生通信車を配備して映像で監視し、消防団・行政などが現場に詰めている。今後、雨の降り方、監視の状態を見ながら、必要な対応策をとる。
午前中、信州大学農学部森林化学科の北原曜教授らが松倉川沿いの危険個所2カ所を調査。
崩落が懸念される下流部に問題は見られなかったが、松倉地区から1・1キロほど離れた上流部では、松倉川の斜面を数百メートル上がったところに、クラック(割れ)が2本あった。クラックは長さ50縲・0メートル、最大落差2メートルで、地盤がずり落ちた感じという。
北原教授は、川のこう配が緩く、広いたい積地があるため、それほど大きな被害は発生しないと予測するが、大雨で崩れる危険性はあるとした。
松倉地区でも松倉川の水面から高さ10メートル以下は危険だが、高台にあるところは問題ないという。
22日現在で、避難勧告が出ているのは松倉地区のほか、高遠駅付近の2世帯4人。 -
床上・床下浸水住宅の消毒始まる
箕輪町は22日、床上・床下浸水被害のあった住宅に、病原菌などへの対応のため消毒作業をした。
浸水被害のあった家屋は、赤痢などの感染病の発生を防ぐため、消毒が必要になる。山から流れた水は、山中には動物の死骸などがあり病原菌の心配があるという。
区を通しての取りまとめと、町広報の呼びかけで申し込みがあったのは19件。
町保健福祉課職員が下古田地区から作業を開始。住宅の周りに噴霧器で消毒液を散布し、その上から石灰をまいた。沢、長岡、木下、富田地区でも作業した。 -
中央道、杖突峠など通行止め解除
梅雨前線の影響で、一部区間で通行止めとなっていた中央自動車道、長野自動車道が22日午前6時半、解除された。一部で車線の規制があるため、注意を促している。また、国道152号(杖突峠)は解除になっているが、雨量によって規制がかかる。
上伊那の交通情報は次の通り。
【通行止め】
◇国道▽153号(辰野宮所)▽152号(分杭峠)
◇県道▽中山松倉線▽車屋大久保線▽高遠芝平線(宮下縲恍C尾)▽伊那駒ケ岳線(ねずみ平のバス停縲恣烽フ萱バス停)
◇市町村道▽沢渡北丘線(西春近郵便局西側)▽稲持大松河原線▽三峰川線▽黒河内線▽女沢線▽棚沢川南線(伊那北保育園北側)▽吹上大泉新田河原線(清水工業前)▽白沢9号(小出三区集落センター前)
◇橋▽殿島橋▽小屋敷橋
【JR飯田線】
◇伊那新町縲怏ェ谷間運休