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ふる里あったかとお・ジュニアリーダー養成講座
ジュニアリーダー養成講座「半熟のつどい」が5日、伊那市高遠町の高遠城址(し)公園であった。初回は参加者らが自然の中でゲームを通じて交流を深めた。法人自然学校「ふる里あったかとお」(丸山宏一代表)主催。
市内の中高生を対象に、ボランティア活動を通じて仲間づくりを手助けする講座。小学生向けの自然体験活動などを展開している「ふる里あったかとお」としては、初めてのプログラムとなる。
第1回講座は同市西箕輪中学校1年の男子生徒2人が参加。講師の5人を交えて、互いの緊張を解きほぐすためのゲームをしたり、抜け替ったばかりのシカの角を探しに山へも出かけた。
フラフープが皆の指から離れないように上下に移動させるゲームでは協力しながら満喫。参加した澤田翔太郎君は「人と協力することは大変だと思った。ゲームを通じて仲良くなれて楽しかった」と息を弾ませていた。
「ふる里あったかとお」では地域の老人ホームや保育所でのボランティア体験や、自分たちで活動プランを立てたりなどの全4回の講座を予定。事務局長の村田喜直さんは「学区外での活動が少ない中高生には、仲間づくりの場が必要とされている」と参加を呼びかけている。
問い合わせは、「ふる里あったかとお」事務局(TEL94・2428)へ。 -
ベル伊那「板橋順二・山下貞治油絵2人展」 9日まで
「板橋順二・山下貞治油絵2人展竏柱ツ性派の競演竏秩vは9日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
3縲・5号サイズの新作を中心にそれぞれが10数点ずつの合計23点を展示。重厚なタッチでヨーロッパ風景などを描く板橋氏と、奥入瀬渓谷を中心に描き続ける山下氏の両者の魅力が光る展示即売会となっている。
板橋氏は「アトーチャの通り」「オカーニャ村」「赤富士」「マジョリカ壷とバラ」など12点を出品。山下氏は奥入瀬渓流の春と秋を描いた11点を並べる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
中学生サッカー「INA CUP」
第5回中学生サッカー大会「INA CUP」が4、5日、伊那市陸上競技場、富士塚スポーツ公園など7カ所であった。伊那東部中サッカー部・FC伊那東部の主催。
大会を通じて伊那地区のサッカー技術の向上を目指すとともに、他地区との交流、健全な青少年育成、伊那市の地域振興に貢献することを目的として、本年で5回目。
県内31チームと東京、三重、愛知からの4チームの合計35チーム(前年32チーム)、約800人の選手が出場。1日目は予選リーグ、2日目は決勝トーナメントと親善試合が組まれ、それぞれのチームが熱戦を演じて優勝を目指した。
五月晴れの下、選手たちは声を出し合いながらフィールドを駆け抜け、大人顔負けのプレーを披露。会場には、わが子の頑張る姿を応援する保護者たちの「シュート、シュート」などの声援がとんだ。 -
伊那市さくら写真展
伊那市役所1階の市民ホールで12日まで、「さくら写真展」が開かれている。「天下第一の桜」で知られる高遠城址公園をはじめ、勝間、美和ダム湖、春日公園、六道の堤など市内にある桜の名所を紹介している。
写真展は、市秘書広報課が新市の魅力を再認識する機会になればと企画。本年度、撮影した30点=四ツ切=を展示した。
作品は、高遠城址公園から花見客でにぎわう園内、ライトアップされたタカトオコヒガンザクラ、水面を覆った薄紅色の花びらなどを映し出す。「同じ桜でも時期や時間帯が違うと、さまざまな表情を見せる」(市秘書広報課)。また、桜をバックに、まんじゅうの大食い大会、伊那節まつりなどのイベントの様子も並ぶ。
来庁した夫婦連れは「高遠城址公園の無料入場券をもらい、何十年ぶりかで行った。この写真の通り、本当にきれいだった」と見入っていた。
開庁時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。休日でも見ることができる。
写真展は市役所に続いて高遠町、長谷でもある。
今後もイベントなどをとらえ、写真展を開いていきたいという。 -
伊藤環雪さんが中国画展
伊那市日影区在住の伊藤環雪(本名常良)さんによる中国画展が6日、県伊那文化会館で始まった。四季を通じた中国の風景(山水画)を中心に、新作130点が並ぶ。16日まで。
伊那文での個展は01年以来5度目。今回は喜寿の祝いを兼ねた。
伊藤さんは65歳のとき、中国の上海師範大学へ留学し、3年間、中国画を学んだ。中国画最高峰である中国一級芸術委員の称号を持つ。今でも年5回ほど中国に滞在。スケッチしたり、写真を撮ったりして、帰国後、イメージが残るうちに絵を書き上げている。
作品は、標高3千メートル級の岩山を描いた江西省の「三清山」をはじめ、朝日で染まる空をバックに、漁舟が浮かぶ「滴江朝陽」や「紅白梅」「美人画」など。
伊藤さんは「日本にない風景。スケールの大きさ、また筆の腹を使って描く勢いある中国画にひかれる」と話し、墨と自らが調合した岩絵の具で描き出す。
開館時間は午前10時縲恁゚後6時半(最終日正午)。8、15日休館。 -
「2006大道芸フェスタ」 伊那市に芸人大集合
「子供の日」の5日、伊那市の中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」があった。地元のバルーンドリーマー・ゴンベエワールドなどの大道芸人たちが、家族連れなど多くの人を楽しませた。市商店街活性化イベント委員会の主催。
フェスタは新市誕生と権兵衛トンネル開通を記念し、恒例の「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直したイベント。正午から約4時間、歩行者天国となった全長約800メートルの同商店街の各所で、ジャグリングやアクションスタント、民俗芸能など8人(団体)のステージが次々と披露された。
それぞれの場所では、大道芸人の回りに魅了された約30人の群集の輪ができた。高さ約2メートルの一輪車に乗って火のついたバトンを回すジャグリングや、河童(かっぱ)に扮したこっけいな舞踏、模造刀を使ったチャンバラなどの芸に観衆は大きな拍手を贈った。
各商店街では輪投げやヨーヨーつり、消防車展示などもあり、八幡町実業団協同組合は鉄道模型の運転会を企画。収集歴40年の尾崎晃一理事長(64)所有の「HOゲージ」20数両が青空の下で披露された。中には1983年に廃車となった飯田線の旧車両もあり「懐かしい」と周りを和ませた。
宮田村の酒井徹さん(35)は息子2人と妻の4人家族で休日を楽しんだ。「子どもたちは大道芸のお手玉を見て喜んでいた。身近な場所でゴールデンウィークを満喫できてよかった」と笑顔だった。 -
「菖蒲の湯」でくつろいで みはらしの湯
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯は大型連休中の5日、子供の日に合わせたイベント「菖蒲の湯」で利用客を歓迎した=写真。同施設では連休中、一日平均1100人の県内外の人が集まりにぎわいでいる。
イベントは子どもが菖蒲のようにすくすくと真っ直ぐ成長してほしい竏窒ニの願いを込めた恒例。長さ60センチの菖蒲45本を布の網に入れて、男女それぞれの露天風呂に浮かべた。年に一度は訪れる愛知県の男性(29)は「珍しいものが見れて良かった」と、くつろいでいた。
みはらしの湯によると、連休中の利用客は県外からの家族連れが中心となっている。通常の土・日曜日は中京方面からの利用が多いのに比べて、連休中は関東方面からの人が増えている。
4日は、一日の利用客数が1997年の開館以来、2番目に多い2114人を記録(最高記録2552人=98年1月)。権兵衛トンネル開通による影響で木曽、松本、安曇野などからの利用が増えているのも理由の一つだという。
唐澤壽男支配人は「権兵衛トンネル開通による利用客増加を維持することが今後の課題になる。伊那市だけでなく上伊那が一丸となって魅力ある取り組みを展開していかねば」と話していた。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(76人、松田八重子会長)は6日、06年度総会を町社会福祉センターで開き、事業計画案や予算案を承認した。
事業計画は、日帰りバス旅行、親と子の生き生き講座、さくらんぼの会、バザー、母(父)と子の集い、研修会、交流会、社協リサイクル運動への参加、みのわ園ボランティアへの参加など。
松田会長は、「箕輪町は会員数が郡下で一番多い。同じ境遇の者同士、顔をあわせ話し合い、励まし合い、情報交換してどんな小さなことでも活動していこう。やがては大きな活動につながる。福祉の向上、自立に向け頑張り、笑顔を絶やさず楽しい会に盛り上げていこう」とあいさつした。 -
北割区敬老会
宮田村北割区の敬老会はこのほど、真慶寺で開いた。70歳以上134人のうち66人が出席。区民のあたたかなもてなしで、長寿を祝った。
同区の最高齢は97歳で、元気な高齢者が多い。この日は区と公民館分館が協力して開き、長年の労をねぎらった。
保科武夫区長は「今私たちが平和に暮らせるのは、皆さんがた先輩のおかげ。今後も区の発展のためにご指導を」とあいさつ。
高齢者を代表して春日好章さんは「微力ではあるが地域のために協力していきたい」と返した。
美味しい料理と酒を酌み交わしながら、団らん。カラオケなどを楽しんだほか、子どもたちをはじめ地域の人たちの余興もあり、和やかに時間が過ぎていった。 -
防犯指導員会
宮田村防犯指導員会はこのほど開き、新たな会長に増田忠直さん(町3区)、副会長に細田泰寛さん(大久保区)を選任した。
各地区から選ばれた14人の委員に委嘱状を交付。本年度はPTAと協力して子どもの安全対策を進めるほか、地域の防犯環境整備推進を図る。
さっそく研修会を開き、駒ヶ根署の長沼秀治生活安全刑事課長から昨今の犯罪情勢について聞いた。
防犯指導員は次の皆さん。
【町1区】木下正夫、小田切保鉱【町2区】倉田昌彦、黒岩崇【町3区】増田忠直、縣忍【北割区】三好吉郎【南割区】城倉照男【新田区】小林庸助【大田切区】後藤元紀【大久保区】細田泰寛【中越区】近藤浩祥【つつじが丘区】川上勝【大原区】山岸隆夫 -
宮田村の安協新支会長に橋爪さん
宮田村の伊南交通安全協会宮田支会はこのほど定期総会を開き、新たな支会長に橋爪利夫さん=北割区=を選んだ。
高齢者をはじめ、悲惨な交通事故の撲滅に向けて全会員が団結するよう、さらなる協力を要請。交通弱者の見守りなど、きめ細かな活動を展開していく本年度の事業計画を決めた。
役員は次の通り。
▽支会長=橋爪利夫▽副支会長=伊藤源ノ丞▽女性部長=黒河内美智子▽女性副部長=加藤千里▽理事=南澤功、小田切高史▽支部長=中原憲一(町1区)橋爪成(町2区)太田博善(町3区)天野哲郎(北割区)近藤浩二(南割区)三沢賢治(新田区)清水正康(大田切区)宮下清人(大久保区)久保田昭治(中越区)宮沢次郎(つつじが丘区)瀧澤智恵子(大原区)▽事業所=桑沢繁夫(日発)福沢宏之(JA)鰍沢英夫(郵便局)米山淳一(タカノ)▽交通指導員=小田切隆幸 -
今年最後の花見
5月に入って、今年最後の花見をと駒ケ根高原の古城公園に出掛けた。染井吉野の大ぶりな薄紅色の花がシラカバの白い幹、芽吹きの萌黄色に映えて風情ある里山の花見になった▼気になったのは枯れ枝が多く、所々てんぐ巣病も発生し、樹勢が弱ってきたこと。標高が高い古城では染井吉野は適していないのではと思った▼戦後、成長が早い染井吉野は一斉に植栽され、代表的品種になった。染井吉野は成長が早い分、老化も早く寿命は約60年とか。その頃植えられた木の樹齢は50縲・0年と、世代交替の時期を迎える。植える場所の気候に適した種類、何百年も咲き続ける長寿の里桜などに1部樹種転換するなど、そろそろ世代交替の準備を進める時が来たのではと感じた(大口記者)
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中ア駒ケ岳 島田娘くっきり
ここ数日の暖かさで中央アルプス駒ケ岳の雪解けが進み、やや細めながら島田娘などの雪形がくっきりと現れてきた=写真。駒ケ根市内の眺めのよい場所には訪れたアマチュアカメラマンや観光客らがカメラを構えて並び、さかんにシャッターを切っていた。
雪形は例年4縲・月に現れ、かつては農民らが田植えの時期の目安としていたという。 -
みはらしファームのチューリップ見ごろ
ゴールデンウィークに入り、連日のにぎわいを見せる伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの花畑が見ごろを迎えている。
園内に植えられているのはチューリップやスイセン、パンジーなど。雪の残る青い仙丈ヶ岳を背景に、花々の色合いは美しく際立ち、訪れた家族連れなどは、写真撮影をしたり、芝生に寝転んだりしながら穏やかな休日を満喫している。 -
シルクの里「花まつり」
駒ケ根市東伊那の農林業体験宿泊施設ふるさとの家と駒ケ根シルクミュージアムの周辺で駒見シルクの里「花まつり」が5日まで開かれている。好天に恵まれた4日は多くの家族連れなどが訪れ、竹トンボ作り、キノコの駒打ち、そば打ちなど各種の体験や串焼き、焼き鳥、お焼きなどの食べ歩きを楽しんだ。市内竜東地区の花の名所9カ所を訪ねる「竜東花巡りバス」は乗車無料とあって2回の運行とも満員となるなど訪れた人の人気を集めていた。
ユリの球根やベゴニア、ヒャクニチソウの苗を無料で配布するサービスも行われ、観光客らが争って持ち帰っていた。 -
銘仙撮影会
大正から昭和にかけて大衆の間で流行した明るく美しい模様が特徴の和服「銘仙」を集めて開催中の第11回特別展「銘仙展」に合わせて駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは4日、銘仙を希望者に貸し出しての写真撮影会を同館で開いた。応募した南信各地の中学生から60歳代の女性19人が色とりどりの華やかな着物姿でカメラの前に立った=写真。
着付けを済ませた順に1人ずつミュージアム館内の2カ所で撮影したのに続き、全員がそろってミュージアム正面で撮影。参加者は屋外の強い日差しに汗ばみながら、照れくさそうな笑顔でポーズを取っていた。ミュージアムを訪れた入館者らも華やかな和服姿の競演に思わずカメラを向けてシャッターを切っていた。 -
新しい大芝高原音頭振り付けに向け懇談会
南箕輪村の新しい「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付け制作業者と大芝高原音頭普及チームメンバーらの懇談会が3日、フォレスト大芝であった。振り付けを担当する宝塚歌劇団OGの可奈潤子さんが、踊りに対するチームメンバーの思いなどを聞き、歓談した。
新しい大芝高原音頭の振り付けは4月19日のプレゼンテーションで、イベント企画制作のサクセス(岡谷市)に決定。企画制作会社トリニティ(飯田市)、オフィスITOSAN(飯田市)が携わる。
可奈さんは兵庫県宝塚市在住。スタジオ・グランパレ主宰。毎年、宝塚音楽学校に募集人数約50人のうち10数人の合格者を送り出すダンススタジオとして知られる。
懇談でメンバーは、だれでも踊れる振り付け、ざん新な振りが一つでも入っていればいい、この辺にないすばらしい踊り-など、それぞれの意見を話し、唐木一直村長は「一体感を持って皆が踊り、楽しんでもらえればありがたい」と思いを語った。
可奈さんは「プロではなく皆さんがいいと思ったことが一番。楽しく、皆が見ていて踊りたいと思えれば大当たり。でも、それが一番難しい」と話し、メンバーの話を熱心に聞き、村の様子を知るため祭り会場の大芝公園なども見学した。
振り付けの参考にと、4月下旬には村内の園児や文化団体が踊ったり、振り付けイメージを語ったものをビデオに収録し、可奈さんに送っている。
8日の普及チーム会議で振り付け第1稿の提案があり、メンバーの意見を聞く予定。 -
箕輪町の総合パンフレット改訂版完成
箕輪町の総合パンフレットが完成した。名所の写真を大きく使い町の魅力が伝わる出来上がりになっている。
03年に小規模改訂したパンフレットを今回、全面改訂した。
「手に取りたくなるようなパンフレット」をテーマに、視覚重視で表紙にライトアップした「中曽根のエドヒガン」、見開きに「赤そばの里」の写真を使い、これまでの冊子型を観音開きにした。町のガイドマップはやわらかい印象を心がけクレヨンタッチ。町内の観光名所や文化財21件を写真付きで紹介し、場所がわかるようにガイドマップに番号を記している。
町内観光施設のほか、中京や東京方面の信州の観光事務所、アンテナショップなどに置く。
A4版。1万5千部作成。事業費は155万円。 -
上伊那農業、辰野が県大会進出
第114回北信越高校野球県大会南信予選第4日は4日、代表決定戦(準々決勝)が県営飯田野球場と諏訪湖スタジアムであり、上伊那勢は上伊那農業と辰野が県大会への切符を獲得した。
上伊那農業は阿南に序盤からたたみかけ、最後まで試合を優位に進めて、13竏・の7回コールド勝ち。上伊那勢同士の戦いとなった辰野と伊那弥生は、辰野が序盤に許したリードを粘り強く盛り返し6竏・で逆転勝ちした。準決勝は6日、県営飯田野球場で行われる。
【諏訪湖スタジアム】
上伊那農
1400224竏・3
1000302竏・
阿南
(7回コールド)
○…上伊那農は同点で迎えた2回、四死球で二死満塁の好機に唐澤が左中間を破る二塁打で2点を追加。続く4番松澤の適時打で2人が返り、一挙4点を奪って主導権を握ると、その後も試合を優位に展開。5点をリードした7回には、二死2塁に代打の倉田、丸山、加藤、唐澤の4連打の猛攻で駄目押しの4点を加え、試合を決めた。
【県営飯田野球場】
弥生
101200000竏・
00030102X竏・
辰野
○…4点のリードを許し、苦しい展開となった辰野は4回、平島の右中間を破る三塁打などで3点を返上して追撃。同点として迎えた8回には、一死から主砲北村が中前打で出塁後、敵失と安打でつかんだ満塁の好機に、赤羽が中前にはじき返す2点適時打で一気に形成逆転。先発の宮川も5回以降調子を取り戻して弥生打線を封じた。 -
山寺の住民有志がビオラ100本を植える
伊那市山寺上村町の住民有志がこのほど、地区内の道路沿いにビオラ約100本を植えた。しばらくの間、楽しめる。
JR伊那北駅周辺が整備されたことから、花を植えて環境美化に努めようと福沢八千代さん(64)の呼びかけで集まった住民が昨年から取り組んでいる。
ハナミズキやドウダンなど街路樹のあるスペースを生かし、伊那北駅西バス停縲怦ノ那北高校入り口の片側約200メートルに、高さ15センチほどの苗を6本ずつ植えた。オレンジ、黄、紫と色とりどり。
福沢さんらは「住民らが足を止めて休む通りになれば」と話している。
秋にはマリーゴールドを植える計画。
近くに住む柴多賀男さん(80)が沿道に植えたチューリップ200本余も見ごろを迎えている。 -
【権兵衛トンネル開通から3カ月】(1)
増加する大型車利用供用開始から3カ月経過した権兵衛トンネルを平日に利用する大型車が増加している。4月に記録した大型車の平日利用平均453台は、2月平均の2倍以上におよび、1カ月の大型車利用は1万台を越えた。全体に占める大型車の割合は8%から16・7%に増加。交通量の増加と共に大型車の利用も着実に増加しており、権兵衛峠道路周辺に及ぼす影響などが懸念される。
木曽建設事務所の集計データによると、トンネルの交通量は4月に初めて10万台を突破した。小型車の数は、3カ月とも8万縲・万の間で増減しているが、大型車は4千台、6800台、1万2千台と増加し続けている。
中でも、平日利用の増加が顕著。4月の大型車混入率を見ると、平均6%程度に留まっている休日に比べ、平日は16・7%、休日の2・5倍以上にもなっている。 -
地球に接近「シュワスマン・ワハマン彗星」に歓声
伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」(野口輝雄代表)は3日夜、伊那市の伊那西小学校校庭で、地球に接近しているシュワスマン・ワハマン第3周期彗星(S・W3彗星)を一般住民と共に観察した。
観察会には親子連れを中心に、上伊那などから約60人が集まった。会員の天体望遠鏡6機を使って、東の空に位置していたS・W3彗星のほか、月や土星なども観察。参加者らは、かすんだ長細い光の彗星を確認すると「わぁー」と歓声をあげた。
岡谷市から家族4人で参加した40代男性は「めずらしい彗星だと聞いていたので、ぜひ見たいと家族を連れてきた。街の明りではっきりしなかったが見れてよかった」と目を輝かせた。
S・W3彗星は1930年、ドイツで発見されたほうき星。5・4年周期で地球に接近し、1995年に近づいた際には4個に分裂し増光した。それから2回目となる本年は、地球に大接近し、肉眼でも分かる彗星となって流れるという。
野口代表によると大接近する12日は、地球と月との距離38万キロの約30倍となる1200万キロまで接近するが、近くで光る満月の影響で観察は難しい。大型連休中は月の影響は少ないので見ごろだという。 -
伊那市立図書館で展示中 フォトクラブ「サンライズ」
銀塩フィルムを支持する写真愛好者でつくるフォトクラブ「サンライズ」(岩瀬健二会長)。写真は陰影が豊かな日の出とともに撮影するのが基本といわれるため、クラブ名は「サンライズ(日の出)」と命名した。
伊那市内の40縲・0代の男女8人で本年1月に発足したばかりのクラブだ。会員は会社員や主婦、定年退職者などさまざま。写真歴も1年足らずの初心者から20年のベテランまでと幅が広い。伊那市野底の「暁写真」を経営する河野宏光さんを講師に、月一回の例会を開いている。
「周りに目が向くようになった。日常生活の中で、皆が見逃している場所に気づける幸せがある」「撮影場所では他のカメラ愛好者とコミュニケーションがとれ、交流が広がった」「自然の美しさを求めて撮った作品を、人に見てもらえることが楽しみ」と会員は口々に写真の魅力を語る。
「良い写真を撮ろうという圧迫を感じるのでなく、楽しんで撮らなければならない。しかし、長続きさせるには楽しい中にも基礎的な知識を学び、それぞれの感性を伸ばしていく必要もある」(河野さん)。
デジタルカメラ(デジカメ)では表現できない銀塩フィルム式カメラ(銀塩カメラ)の魅力の下に皆が集まる。銀塩はデジカメと比べると、画質の大きな要素の1つとなる解像度に違いがあると言われる。低感度の35ミリリバーサルフィルムの解像度は2千万画素以上に相当し、一般用途のデジカメは500縲・00万画素。また、コントラストや明るさ、色の微妙な変化を表現できる良さがある。
写真の色彩などを簡単に加工できるデジカメとは異なり、修正の効かない銀塩カメラ。会員は被写体の美しい一瞬に思いを込めてレンズを向ける。それらの写真には「本当の美しさ」が写し出されている。
クラブ発足後、初めてとなる写真展を伊那市立図書館の広域情報コーナーで13日まで開いている。伊那市高遠町の夜桜、中川村のかやぶき民家など上伊那の風景のほか、国内外で撮影した写真26点を出品。会員それぞれの視点で写した作品は個性豊かで、美しい色彩が来場者の目に飛び込んでくる。
銀塩カメラをすたれさせないよう、会員は自分たちの作品を通して魅力を伝える。「サンライズ」。希望に満ち、これからの活動が開けるようにと会員は願っている。 -
マスダカメラで利用客の写真展示
伊那市西町区のマスダカメラ(増田稔社長)では、利用客が撮った写真を周期的に入れ替えて展示している=写真。店内には外国の風景やサクラの花の写真などが飾られ、来店客の目を楽しませている。
マスダカメラではこれまで利用客の個展をしていたが、4月中旬から多くの人の作品を一度に見られるように変更した。現在は、伊那市や駒ヶ根市在住の写真愛好者6人が、一人数点ずつの合計26点を出品している。
作品は伊那市高遠町勝間のシダレザクラや同市で恒例の「春の高校駅伝」の選手らを写した、季節を告げる写真が多数。アイスランドや台湾などの海外旅行先の風景も並び、珍しい光景に関心が集まっている。
自分で撮っては楽しんでいるという利用客の70代女性は「訪れたことのない場所の風景やいろんな人の作品が見られて楽しい」と眺めていた。 -
第59回県陸上競技伊那大会決勝結果(上伊那関係分)
【男子】
▼一般100メートル(6)三村瑞樹(辰野中3)(8)白鳥徹也(上伊那陸協)▼一般400メートル(6)渡邊洵己(信州大2)(8)池田涼太(上伊那農業高2)▼一般1500メートル(3)北原健介(上伊那農業高3)(4)増澤真吾(信州大2)(5)加藤真彰(信州大1)(6)徳永吉彦(上伊那陸協)(7)宮下大夢(上伊那陸協)(8)福澤一樹(上伊那農業高3)▼中学3000メートル(2)大蔵孝典(赤穂中3)(6)小田原佑樹(赤穂中3)(7)赤澤竜太(赤穂中3)▼一般5000メートル(3)佐々木跡武(上伊那農業高3)(5)唐木智充(伊那北高3)(7)大村英樹(高遠高3)▼中学110メートルハードル(2)赤羽巧(辰野中3)▼一般110メートルハードル(6)森崇貴(駒ヶ根工業高1)▼中学4×100メートルリレー(1)赤穂中(野坂大樹、松尾駿輝、大野裕紀、加藤一樹)46秒49=大会新(5)辰野中(赤羽巧、一ノ瀬黎、林亜希彦、三村瑞樹)▼一般4×100メートルリレー(4)伊那弥生ヶ丘高(中平英貴、北原涼平、唐澤和也、春日徹也)(8)高遠高(野溝亮太、城取寛幸、高橋昌弘、春日豪)▼中学走高跳(3)宮崎友宏(中川中3)(7)瀧澤俊輝(中川中2)▼一般走高跳(3)稲村立吉(高遠高1)▼中学棒高跳(1)松澤ジアン成治(春富中3)3メートル80センチ=大会新(4)春日太陽(春富中2)(5)矢野祐貴(伊那東部中3)(6)正木豊(伊那東部中3)(7)伊藤雅恭(南箕輪中3)稲垣侑希(辰野中3)▼一般棒高跳(2)城取寛幸(高遠高2)(3)松崎孝紀(伊那北高3)▼一般走幅跳(6)北原涼平(伊那弥生ヶ丘高3)▼中学砲丸投(1)中谷俊貴(辰野中3)11メートル29センチ(3)三村瑞樹(辰野中3)(7)中塚渓滋(中川中3)▼一般円盤投(3)福島健一(駒ヶ根陸協)▼一般やり投(5)福島健一(駒ヶ根陸協)(8)加納拓馬(伊那北高2)
【女子】
▼一般100メートル(2)菊池真奈美(伊那弥生ヶ丘高3)(4)林恵理香(伊那西高2)▼一般400メートル(1)仲田千秋(伊那弥生ヶ丘高3)60秒72(3)北原瑞季(伊那弥生ヶ丘高3)(4)栗林夏美(辰野高2)(6)倉田好美(伊那西高2)▼中学800メートル(1)青木美智子(駒ヶ根東中3)2分28秒92(2)池田杏奈(箕輪中3)(4)福沢志穂(駒ヶ根東中1)(5)篠田美樹(駒ヶ根東中2)(6)加納寛子(赤穂中3)▼一般3000メートル(6)井沢里紗(伊那西高3)(7)山田香織(赤穂高2)(8)寺平稚博(駒ヶ根東中2)▼中学100メートルハードル(2)大場沙奈(赤穂中3)▼中学4×100メートルリレー(2)赤穂中(松井萌、大場沙奈、アルッガマゲ左論、赤羽優希)(8)駒ヶ根東中(下島千歩、小池麻美、下島瞳、吉澤文香)▼一般4×100メートル(1)伊那弥生ヶ丘高(北原瑞季、菊池真奈美、小澤智代、仲田千秋)51秒41(3)伊那北高(保科亜希、肥野沙也加、河野千穂、市川ゆう)(4)伊那西高(平澤成美、伊東かほり、中泉有紗、林恵理香)▼中学走高跳(4)金倉和帆(中川中2)(7)下島千歩(駒ヶ根東中3)▼一般走高跳(3)小口紗也加(伊那西高3)(8)山崎愛里(伊那弥生ヶ丘高1)▼一般棒高跳(1)丸山恵理子(伊那北高3)2メートル20センチ▼中学走幅跳(2)桐山明日香(宮田中2)▼一般走幅跳(5)中泉有紗(伊那西高2)▼中学砲丸投(7)宮下花歩(中川中2)(8)宮下摩衣(駒ヶ根東中2)▼一般砲丸投(1)征矢絵莉奈(上伊那農業高2)9メートル36▼一般やり投(1)小林知恵実(伊那西高2)30メートル96センチ -
伊南交通安全協会飯島支会が定期総会
伊南交通安全協会飯島支会(今井豊支会長)の定期総会が28日夜、文化館であった=写真。約100人が出席し、05年度事業報告、決算報告を承認、06年度事業計画、予算を決め、役員改選も行った。
06年度事業計画は▽高齢者交通安全講習会の実施▽夜間外出時の夜光反射タスキの着用指導-などを重点目標に掲げ、重点事項は▽高齢者の交通事故防止▽シートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒運転・夜間の交通事故防止-などとした。
05年度限りで退任する今井支会長は「シートベルト着用指導を繰り返し実施、ようやく90%以上の着用率となった。高齢者事故抑止にも取り組み、高齢者の関心も高まり、交通安全教室への参加も増えた」と、会長任期の4年間を総括した。
新役員は次のみなさん(敬称略)
支会長=下平憲夫(南実町)▽同副=鎌倉修一(新屋敷)、座光寺正司(赤坂)▽監事=小林博昭(北町)、荒山正弘(春日平)▽参与=今井豊(北町)▽女性部部長=林孝子▽同副=笠原貞子▽青年部部長=山内克文▽同副=新井雅博▽飯島支部長=城取啓治▽田切支部長=細田勝美▽七久保支部長=松村芳彦▽本郷支部長=塩沢正吉 -
第26回高松宮賜杯全日本学童野球大会兼第25回県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会
宮田村新田の宮田球場で3、4日、13チームが出場し、「第26回高松宮賜杯全日本学童野球大会兼第25回県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会」が行われた。
2日目は箕輪中部ヤーキース対箕輪彗星クラブで準決勝が行われ、2対8で箕輪彗星クラブが圧勝し、決勝戦に駒を進めた。
箕輪ジャイアンツ対辰野ヤンガースも、16対4で箕輪ジャイアンツが圧勝した。
箕輪勢同士で戦った決勝戦は8対1の5回コールドで箕輪ジャイアントが優勝。6月3、4日諏訪市で開く南信大会へ駒を進めた。
結果は次の通り
▽優勝=箕輪ジャイアンツ(2)箕輪彗星クラブ(3)辰野ヤンガース、箕輪中部ヤンキース -
こまゆき荘10周年イベント
宮田村新田区の農業体験実習館「こまゆき荘」は3日、オープン10周年記念イベントを同館で開いた。地元農産物や名産品、友好都市の愛知県田原市から直送された海産物などの即売もあり、長蛇の列もできた。
村内の農業女性グループ野ひばりの会は、焼きたて五平餅や梅おこわなど販売。追加でつくるほどの人気を集めた。
スモークウッド・くるみのチーズ燻製なども好評。採れたての山菜や野菜の販売もあり「新鮮でこんなに安い」と買い求める姿がみられた。
田原市の直売コーナーには多くの人が列をつくって並び、販売開始5分ほどで夏みかんが売り切れ。120キロ用意したアサリも10分ほどでなくなった。
村民有志でつくる「信州みやだ梅舞会」のソーラン踊りもあり、来場者を楽しませた。
同館は温泉併設の村の公共施設だが、3年前から第3セクター宮田観光開発に運営を委託。本年度からは同社が指定管理者となり、地域にも根ざした施設として営業している。
この日は村民が入浴半額になるなどのサービスもあり、1日で約1500人ほどが訪れた。 -
声にして「伝えたい」
選んだ楽曲とともに、想い言葉に宮田村福祉作業所は2日、想っていることを言葉に出してみようと「伝えたいコンサート」を開いた。利用者一人ひとりが思い入れのある歌を選曲。歌に関する自身のエピソードを語り、全員でCDを鑑賞した。思い出を振り返ったり、他人の気持ちを思いやったり。声にすることで、閉じこもりがちな心を通い合わせた。
音楽を通じて、利用者の声、そして心の内面をみんなで感じようと企画。ボランティアや住民含め約20人が参加した。
クラシックの名盤からポップスまで多彩な選曲。
ウルフルズの「笑えれば」を選んだ男性は、「自分が以前仕事をしていた頃によく流れていた。聴くと、また仕事をしたいという想いが強くなる」とコメントした。
80年代後半にヒットしたKANの「愛は勝つ」を選んだ女性は、「この歌を聴くと元気になる」と紹介。
「どーんなに困難でくじけそうでも、信じることさ、必ず最後に愛は勝つ」とCDから曲が流れると、参加者から自然と拍手が沸いた。
「そうさそうさ、信じることだ」と話す姿もあり、みんな笑顔で心と心をふれあわせていた。 -
つつじが丘区の健康教室
宮田村つつじが丘区の保健補導員はこのほど、区民対象の健康教室を村研修センターで開いた。村住民福祉課の三浦典子保健師を迎え、脳を刺激する簡単な体操など、楽しみつつ自分の体と向き合った。
三浦さんは、村内の介護保険を受給している高齢者の疾患原因を説明。脳卒中や骨折転倒が多いと指摘した。
さっそく参加者全員で体操に挑戦。手や顔、舌を動かしたり、歌にあわせて指を動かしたり。新聞紙を足の指先でつまんだりと、ゲーム感覚で笑顔も広がった。
「体全体をしっかり使うと、認知症予防にもなる。脳の刺激になり、疾患や転倒予防にもつながります」と三浦さんは話していた。