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馬込勇ファゴット奏法セミナー
ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーは23日、伊那市の県伊那文化会館であった。中学生と高校生の7人が、吹き方や指使い、姿勢など基本から指導を受けた。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担うが指導者が少ないため、世界的に活躍し、後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろうと年2回開き、今回12回目。塩尻志学館から3人、伊那東部中学校と箕輪中学校から各2人が参加した。
受講生は、ファゴットはまっすぐよりも少し下を見る、ろうそくをふっと消すように吹く-などアドバイスを受け、繰り返し練習に励んだ。
セミナーの最後には玄関ホールでアンサンブルコンサートを開き、来館者を前に練習を生かして熱心に演奏した。 -
箕輪町交通少年団がレター作戦
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通安全協会は24日、町交通少年団のレター作戦を町内沢上地籍の153号バイパスで行った。団員が手紙をドライバーに手渡し、安全運転を呼びかけた。
町交通少年団は町内小学校の5、6年生有志56人が所属。レター作戦は長年続く恒例の活動。
手紙は、夏休み中や休み開けに団員が1人5枚ずつ書いた。「スピードを出さないでください」「事故を起こさないように安全運転をしてください」などの言葉を書いた手紙と児童への返信用はがき、交通安全パンフレット、4色ボールペンの325セットを配った。
団員が大きな声で「安全運転をお願いします」と手紙を差し出すと、ドライバーは「ありがとう」と受け取っていた。 -
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ秋季大会
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ秋季大会は24日、大芝高原マレットゴルフ場赤松コースであった。66人が、好成績を目指して臨んだ。
大会は春季、夏季、秋季、納会の年4回。通常80人くらいの参加があるが、今回は農繁期のため、出場者は男性36人、女性30人だった。同好会で週2回プレーしているホームグラウンドでの大会で、慣れたコースではあるが、一打、一打を慎重にプレーしていた。
結果は次の通り。
▽男性 (1)有賀寅一88(2)倉田喜隆91(3)小池清史、伊東幸人、荻原文博93(4)根橋宗男、深見高、羽生剛94(5)福田岩雄、清水喜代人、星野宗直97(6)伊藤寅男、伊沢文雄98
▽女性 (1)伊藤久子89(2)北沢ヒデ子91(3)武村八千江93(4)吉江とも子、山崎節子、大槻キサエ94(5)小松みさえ95(6)深見フサエ、池上和子、松田洋子、星野愛子96
▽ホールインワン 有賀寅一、小松みさえ、上条孝子 -
上伊那少年野球連盟秋季大会
54回目となる上伊那少年野球連盟の秋季大会が24日、高遠町の総合グラウンドなどであった。16チーム約290人の小学生が、白熱した試合を繰り広げた。
大会は春秋の2回あり、連盟に所属する31チームがA、Bの2ブロックで対戦する。各ブロック上位3チームが、10月に伊那市である選手権大会の出場権を得る。
監督や保護者の、気合がこもった声援が飛び交うグラウンドで選手らは、日ごろの成果を存分に出し合っていた。
結果は次の通り。
◇Aブロック
【1回戦】▼伊那中部スポーツ少年団20窶・高遠スポーツ少年団、守屋スネークス14窶・中川ベアーズ、辰野エンゼルス11窶・手良スポーツ少年団、箕輪彗星クラブ14窶・西春近スポーツ少年団
【準決勝】▼伊那中部スポーツ少年団7窶・守屋スネークス、辰野エンゼルス5窶・箕輪彗星クラブ
【決勝】▼伊那中部スポーツ少年団6窶・辰野エンゼルス
◇Bブロック
【1回戦】▼辰野ニュースネークス2窶・伊那スターズ、美篶スポーツ少年団10窶・河原町リバース、箕輪中部ヤンキース14窶・富県スポーツ少年団、辰野ヤンガース9窶・片桐ヤンキース
【準決勝】▼美篶スポーツ少年団15窶・辰野ニュースネークス、箕輪中部ヤンキース13窶・辰野ヤンガース
【決勝】▼美篶スポーツ少年団12窶・箕輪中部ヤンキース -
伊那西高校インターアクトクラブ、信大留学生と交流会
さまざま国の人とと交流を深めよう窶狽ニ24日、伊那西高校のインターアクトクラブ(IAC北澤陽夏部長)のメンバー23人が、南箕輪村の信州大学農学部の留学生13人と同校で交流した。
手話を学ぶなど、福祉分野での取り組みを中心に活動するIAC。海外研修などを通して国際交流にも取り組んでいるが、研修は一部の部員しか参加できないため「部員全員が交流できるように」と、3年前から交流会をしている。
今年は留学生に日本の文化を体験してもらおう窶狽ニ企画。生徒らは、留学生を中心とする班ごとに分かれ、弓道や茶道、華道などの伝統文化を一つ一つ紹介した。
茶道で留学生らは、茶道部のお手前でもてなしをうけた後、実際にお茶をたてることに挑戦。アドバイスを受けながら、手際良くお茶をたてる留学生もいた。バングラディッシュの留学生は「バングラディッシュのお茶は、砂糖やミルクを入れるので、日本に着いたころは戸惑ったが、今日は大丈夫。自分のたてたものの方が苦い」と話していた。 -
伊那こども公民館で防犯講話
伊那市の伊那公民館が主催する、市内の小学生や保護者を対象とした教室「伊那こども公民館」が24日あった=写真。今年度4回目の教室は、伊那署生活安全課の西澤忠篤課長が地域犯罪や交通事故について講話。参加した13人は、防犯意識などを高めた。
犯罪や事故に遭わないための対処法をまとめたビデオの鑑賞、子供でもできる護身術の実践学習もあった。西澤課長は不審者の対応について、知らない人に声をかけられたら「行かない」「(車に)乗らない」「大声を出して」「素早く」「知らせる」とし、・スイカノオスシ・スと覚えることを呼びかけた。
護身術の手引きでは、片手を掴まれたら、後ろから抱き付かれたら窶狽ネどのケースに応じた対処を伝授。まず最初に、不審者から届かない距離を保つための・ス間合い・スが重要と話した。
3年目の取り組みとなる同教室は、6月から11月の毎月1回の実施。学校週5日制の土曜日を利用し、スポーツや工作などを通じて親子の交流を深めている。 -
健康寝具の体験会
伊那市日影のベルシャイン伊那店は寝具製造卸メーカー「京都西川」(本社・京都市)の協賛を得て24日から、同店の2階文化ホールで健康体験会「カラダにやさしい健康寝具」を開いている=写真。26日まで。
掛け布団を中心に、血行促進、不眠症解消などの効能効果がある敷き布団や、オーストラリア産の生後8カ月のヒツジの毛からできた敷き物などを紹介している。
掛け布団は羽毛や真綿など13アイテムを展示。極寒に生息する「アイダーダック(毛綿鴨)」の羽毛布団は高級品で、寒さから体温を守るための羽毛はフワフワと弾力性に富み、保温性にも優れているという。
関係者は「1日8時間の睡眠を取るとしたら、人生の3分の1を布団の中で過ごすことになる。正しい寝具の選び方、健康について話し合い、寝具の大切さを理解してもらえれば」と来場を呼びかける。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時30分)まで。 -
三峰川まつり
三峰川みらい会議(織井秀夫代表)主催の「三峰川まつり」が24日、伊那市東春近の榛原河川公園付近の三峰川サイクリング・ジョギングロードなどであった。市内、高遠町などから小学生や保護者ら30人が参加。自然を観察し、ネイチャーゲームなどを楽しんだ。
川について認識を深めようと初の試み。川を横目に見ながら、河川公園を出発し、高遠大橋上流の弁財天駐車場(高遠町)まで約10キロを歩き、三峰川本流からの農業用水取水口を見たり、川の歴史についても知識を養った。
ネイチャーゲームは「フィールドビンゴ」などをした。ビンゴ用紙には、クモの巣、きのこ、水の音、いいにおい窶狽ネどと記され、体全体の感覚を使い見つけてはマスを埋めた。
小学生らはバッタ、トンボ、ススキ、クズの実、魚などを見つけては大喜び。「いつもよりじっくり三峰川を見ることができた。また遊びにきたい」と話していた。
織井代表は「子供たちには三峰川の環境を習ってもらいたい。一人でも多く、川の自然を味わってほしい」と話していた。 -
水彩画グループ「葦の会」作品展
伊那市を中心とした水彩画愛好者でつくるグループ「葦の会」の恒例の展示会は10月5日まで、中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
メンバー20人が、一人1窶・点ずつの計22点を出品。日々感性を磨きながら水彩画の魅力を楽しみ、自由に描く仲間たちの作品展窶狽ニ、会員らは話す。
作品はシクラメン、ベゴニア、アジサイなどの花のを中心に静物、風景画。メンバーそれぞれの視点、タッチ、画法、彩りはさまざまで個性豊か。「水彩画を通じて、作者と見る人の気持ちが伝わってもらえれば嬉しい」と来場を呼びかけている。
葦の会は伊那公民館水彩画教室の修了生が「2年間の受講期間終了後も続けたい」と、92(平成4)年に発足。現在は、現代美術画家・碓井伍一さん=伊那市高尾町=の指導で毎月2回、同公民館で水彩画を学ぶ。24日には年に1度のスケッチ旅行を企画している。
土・日曜日、祝祭日休館。午前8時30分から午後5時10分まで。 -
中村早恵子さん3教室合同展
和紙ちぎり絵講師の中村早恵子さん(73)=伊那市御園=指導する3教室の7回目の合同作品展が24、25日、伊那市通町の西沢デパート4階催事場で開かれている=写真。入場無料。
教室は県老人大学伊那学部の卒業生でつくる「七絵会」「二千絵会」と、中村さんの自宅で開く「御園教室」。上伊那地域を中心に諏訪、岡谷など計70人ほどの会員が一人2窶・点の合計180点を出品。和紙独特のやわらかさで表現した、温かみが伝わる作品を、多くの来場者たちが楽しんでいる。
アジサイ、アマリリス、バラ、つゆ草などの花を中心に風景、人形などが題材。生徒各自のテーマに沿った創作作品も多数並び、「年々創作作品も増えてきている。これだけ立派な作品がそろうなんて」と、中村さんも喜んでいる。
会場には初めての試みとなる、製作風景の写真も並び、教室でちぎり絵を学ぶ生徒の様子も紹介している。
25日は午前10時から午後5時まで。 -
伊那弥生は長聖に完敗
第113回秋季北信越高校野球県大会2日目は24日、県営上田、長野オリンピックスタジアムで準々決勝があった。伊那弥生ケ丘は、優勝候補の強豪佐久長聖に5窶・1で敗れた。
【県営上田球場】
伊那弥生
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16110002X窶・1
佐久長聖
弥生は、終盤の集中打で反撃したが、序盤に許した大量失点が最後まで響き、強豪の前に敗れた。
弥生打線は1点を先制されて迎えた2回、二死二塁から敵失と四球で満塁の好機を迎えたが、続く原が三振に倒れた。
その裏、弥生先発原は無死から長短打などで2点を追加された後も、二死一、三塁から四連打を浴び、この回長聖の打者一巡の猛攻で、一挙6点を奪われ序盤から苦しむ。
3回にも追加点を許した弥生は4回、一死から小島、赤羽、大久保の三連打でようやく1点を返す。続く原が四球を選び満塁としたが、後続を断ち切られ好機を逸した。
長聖の主戦・左腕の萩原を打ち崩せず、嫌なムードを断ちきりたい弥生は、両校とも1点ずつを加えて迎えた7回、2四球で二死一、二塁に小島が二塁打を放ち、一走が一気にホームを突き2点を返して反撃。なおも続く赤羽の適時打で加点して徐々に追い上げるが、8回から継投した長聖松浦に抑え込まれた。 -
スポ少交流事業報告
第32回日独スポーツ少年団同時交流事業でドイツを訪れていた駒ケ根市スポーツ少年団剣道団シニアリーダーの大学生米山久美子さん(19)=駒ケ根市赤穂=が22日、市役所を訪れ、中原稲雄教育長に帰国の報告をした。「異文化を体験したくて応募した」という米山さんは「ドイツではスポーツが生活の中に溶け込んでいる。日本でも子どもたちにスポーツをもっと身近に感じてもらえるように、ドイツのいいところを取り入れていきたい」と話した。
米山さんは南バーテン州などドイツ南部を中心とした数カ所の町に計23日間滞在し、現地の家庭にホームステイするなどしてドイツの文化に親しんだ。
同時交流事業は日独相互交流を目的に毎年実施されている。全国から応募した17窶・1歳のシニアリーダーが書類審査などの選考を経て派遣され、事前に決めたテーマに沿って研究発表や討論などを行う。今年は7月から8月にかけ、日独のスポーツ少年団員らそれぞれ約120人が互いの国を同時に訪問して友好と親善を深めた。 -
認知症講演・フォーラム
「ぼけ老人を抱える家族の会」長野県支部(関靖代表)は19日、認知症についての講演とフォーラムを駒ケ根市の県看護大講堂で開いた。約120人が参加し、認知症への理解を深めた。
講演では県看護大で老年看護学を教える奥野茂代教授が「認知症高齢者ケアの動向」について話した。「認知症は以前は痴呆症と呼ばれていた。脳の機能が低下することにより物忘れや判断力低下などの症状が起きる。しかし、何もかも分からなくなるわけではなく、通常の人と変わらずにできることも多い」とした上で「大切なことは一人の人間として尊重し、前向きな気持ちで接すること」と訴えた=写真。
講演後、駒ケ根市の福祉担当者や介護の専門職らによる討論なども行われた。
参加者には「認知症サポーター」の証としてオレンジ色の腕輪が主催者から配られた。 -
東小緊急交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は同校の1年生児童が重傷を負う交通事故が8・9月に連続して発生したことから20日、1・2年生を対象にした交通安全教室を校庭で開いた。自動車が人形をはねる実験などを目前で見た児童らは恐怖の悲鳴を上げ、事故の恐ろしさを実感していた様子だった。
駒ケ根警察署、伊南地域交通安全活動推進協議会委員ら約10人が同校を訪れ、時速約30キロで走る車で人形をはねる▽トラックの内輪差により交差点で歩行者が巻き込まれる▽停車中の自動車の間から人が飛び出すのが遠くから見えるか確認する窶狽フ3種の実験をしてみせた。
実験を目の当たりにした児童らは「飛び出しは絶対にしません」と誓っていた。熊谷校長は「低学年児童は話だけではなかなか実感がわかない。こういう実験でショックを与えることも必要と思う」と話した。
2件の事故はいずれも道路を横断しようとした児童が停車中の車の陰から飛び出したことが原因で起きている。 -
4500個のアケビ鈴なり
駒ケ根市東伊那のマルカワ果樹園の庭先でアケビの実が4500個以上もたわわに実り、訪れる人の目を楽しませている=写真。
園主の白川泰章さん(68)は「10年ほど前に、日よけになれば窶狽ニ思って家の山から株を4本持ってきて植えた。特別な手入れは何もしていないが、よく育ってここ数年はたくさんの実をつけるようになった。今年は特に多いから数えてみたが、4500まで数えたところでいやになってやめたよ」と笑う。
園を訪れた客の中には鈴なりの実をいくつももぎ取って口に入れ「子どものころ食べた味だ」と懐かしがる人もいるという。 -
箕輪町内一周駅伝大会
「木下A」10連覇箕輪町公民館主催の町発足50周年記念事業第46回町内一周駅伝大会が23日、分館単位で編成するチームのほか、友好交流都市の静岡県浜松市庄内地区からも出場し、29チームが健脚を競い合った。「木下A」チームが1時間29分35秒で優勝、10連覇を成し遂げた。
選手は小学生以上の町民。八十二銀行箕輪支店南側を勢い良くスタートし、役場前駐車場ゴールを目指して総延長26・9キロ、12区でたすきをつないだ。
「木下A」は今年、「松島A」との接戦を制して優勝を決めた。監督兼選手の矢萩英俊さん(42)は、「選手は10代から40代までそろい、刺激しあって木下全体で競争意識が芽生えた。小・中学生、高校生の保護者や分館の皆さんの熱心なサポートがあって10連覇でき、非常にうれしい」と語った。
浜松市庄内地区は第40、42、43回に続き3年ぶり4回目の出場。見事5位入賞を果たした。
結果は次の通り。
◇総合成績
(1)木下A(2)松島A(3)沢A(4)大出A(5)庄内(6)北小河内A
◇区間成績
▽1区2・5キロ=(1)柴勇一郎(中曽根)7分18秒(2)野竹俊希(大出A)(3)原宏典(松島A)▽2区2・5キロ=(1)佐々木跡武(木下A)8分58秒(2)千葉健太(松島A)(3)柴田一樹A(庄内)▽3区2・5キロ=(1)小河匡史(北小河内A)8分10秒(2)北川裕之(大出A)(3)藤沢真司(三日町)▽4区1・5キロ=(1)渡辺礼夢(松島A)5分27秒(2)小池ゆかり(木下A)(3)倉田好美(南小河内A)▽5区1・6キロ=(1)有賀智美(木下A)6分00秒(2)有賀香織(松島A)(3)唐沢由花(上古田A)▽6区1・8キロ=(1)有賀寛(松島A)5分49秒(2)野竹克也(大出A)(3)矢萩英俊(木下A)▽7区1・3キロ=(1)有賀友昭(松島A)4分41秒(2)金子快冬(沢A)(3)伊藤大輔(木下A)▽8区2・8キロ=(1)唐沢純一(木下A)9分57秒(2)藤沢誠一(三日町)(3)伊藤誉倫(大出A)▽9区1・7キロ=(1)林正則(沢A)5分36秒(2)浦野章彦(木下A)高田悠太(庄内)▽10区1・9キロ=(1)浦野和豊(松島A)6分25秒(2)唐沢俊樹(上古田A)永井正(木下A)▽11区4・1キロ=(1)丸山信一(木下A)11分29秒(2)長命直樹(沢A)(3)坪井洋(庄内)▽12区2・7キロ=(1)岡部泰典(庄内)7分38秒(2)唐沢尚徳(木下A)(3)丸田哲也(松島A) -
中国の西安幼児園から訪日団
姉妹園の村内保育園運動会を視察南箕輪村保育園の姉妹園である中国陝西省西安幼児園の訪日団が22日から、南箕輪村に滞在している。23日、西部保育園の運動会を視察し、一緒に競技に参加したり、拍手で園児を応援した。
西安幼児園との交流は89年、村在住の伊那日中友好協会理事・有賀士郎さんの紹介で始まった。教育学習資料や幼児の作品などによる交流を続け、95年に姉妹園議定書を締結。その後3回ずつの訪日、訪中を重ねている。
第4回訪日団は、保育園の運動会を見たい-との希望で訪れた。張培華(チャン・ペイホワ)園長はじめ教師ら5人が来村し、絵本や教本、園児の絵などが贈られた。
訪日団員は、園児と一緒に準備体操をしたり、パン釣り競争、玉入れなどにも参加。園児が元気いっぱいにかけっこしたり、リズムダンスをする様子を笑顔で見守り、声援を送った。
24日の南部保育園運動会、村内施設や郡内を視察し26日に東京へ出発。3都市を視察し10月3日帰国する。 -
県書道展伊那地区展
第58回長野県書道展伊那地区展が23日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。小学生から一般までの力作、秀作がそろい、関心を集めている。
展示作品は、伊那地区関係分の小学校の条幅346点、半紙182点、中学校の条幅149点、半紙48点、高校の条幅136点。一般は特選1点、秀作2点、褒状2点、入選59点、審査員1点、委嘱4点、会友1点の計931点。このほか県巡回作品の当番審査員作品48点、高校特選50点もある。
地区主任の千葉耕風さんは、「今年は一般の80%が入選。通常65%くらいの入選率を大きく上回り、県内でもトップクラスの成績でレベルが上がっている。作品も多様化し、読める書、見る書という作品が増えている」と説明。小・中学生は氏名をしっかり書く、自分の国の文字を書く-ことを大切にし、氏名がしっかり書けているかどうかも選考基準になったという。
会期は25日まで。午前9時半-午後5時(最終日午後4時)。 -
高遠灯ろう祭り
秋の実りを感謝する高遠町鉾持(ほこち)神社の秋の例祭「灯ろう祭り」が23日、あった。花笠(かさい)をかぶった人たちが、三味線や横笛、堤太鼓でお囃子(はやし)を奏で、2台の山車(だし)と共にほうずきちょうちんの連なる町内をねり歩いた。
春から秋に移り、豊作を感謝する祭へと変化。今年はお囃子に3連、山車に2連が参加。連は町ごとでつくる。お囃子連が奏でる「高遠囃子」は、元禄の能文化が変化したものとも言われ、各連のお囃子は、それぞれ異なるという。
本町連は、お囃子と山車に1年ごと交互に参加。山車の今年は、2台の山車が人々を楽しませていた。
地元の文化を引き継ごう窶狽ニ4年前から参加している高遠小学校児童らのお囃子もあった。油井瞳さん(11)は「小学校最後の思い出として初めて参加した。日本の文化を学びたいと思った」と話していた。
昔は外部から参加する連もあり、にぎわった灯ろう祭りも、徐々に参加が減少し、メンバーも高齢化している。そのため町全体で、伝統文化を残す取り組みを積極的に進めている。 -
上伊那地区高校演劇合同発表会前に練習に励む
上伊那の高校演劇部の合同発表会が25日、伊那市の県伊那文化会館である。本番を目前に控え、出場校演劇部の練習も熱を増している。
県高校文化連盟演劇部会などの主催する発表会で、今年は4校が出場する。県の審査に進む1校を決める。
駒ケ根市の赤穂高校演劇部(10人)は、2年生の久保田優香さん(16)が脚本・演出を手がけた独自作品「アカルイ場所へ」で発表に臨む。
物質的豊かさの反面、空虚さや孤独感を感じる人も少なくない現代社会。主人公は二重人格者。それぞれの人格を別の役者が演じ、内なる自分との葛藤(かっとう)を怪奇に表現している。久保田さんは「異質な事件が報道されることも多いが、実はこうしたものは身近に存在することを感じてほしい」と話す。
主人公の一つの人格を演じる小澤里佳さん(16)は「自分に起きたことのないテーマで、少し不安もあるが、役に入り込んで演じている」と話している。
授業のある日は、連日午後9時ころまで練習するという。
合同発表会は、午前9時10分からで、発表校の演目と発表時間は次の通り。
▼伊那弥生=「幸(さち)縲恷クいかけた希望縲怐v午前9時半縲怐・伊那西=「推定相続人」午前10時50分縲怐・赤穂=「アカルイ場所へ」午後12時50分縲怐・上伊那農業=「ハックルベリーにさよならを」午後2時10分縲怐B -
NPO法人「まほろば」
4月にNPO法人の認可を受け、移送サービスを主に事業展開する「まほろば」。
障害者や高齢者など交通弱者の行動を支え、生活支援の継続・安心のサービスの提供に務め、だれもが住みやすいまちづくりに尽くすことを目的としている。伊那市から重度身体障害者移動支援事業の一部委託を受ける。協力員は利用者、ボランティアを合わせて約150人。
98年の長野パラリンピックを機に、障害者やボランティアらでふれあい委員会を組織したのが始まり。01年3月に「友の会」を立ち上げ、04年には「できる人が、できるときに、できることをする」精神で集まった仲間と一緒に「移送サービス信州」と名称を切り替えた。
車いす2台が乗車できる福祉車両やリフト車、普通車を所有し、ボランティア約10人が運転手を務める。利用者(会員制)の通院や買い物、筋力トレーニングの送迎など伊那市を中心に活動する。
事務所の電話にはリンリーン、リンリーン…とひっきりなしにかかってくる。予約はあるものの、ほとんどが直前の申し込み。「買い物に行きたいんだけど」「今、○○にいるから、来てくれない」…。事務所では運転手の手配、調整などに追われる。
ご飯の時間が不規則になるなど自分の時間はなかなか取れないが、それでも「利用者から『感謝してるよ』と言われると、やめられないのよね」と三沢尚子理事長。
04年3月、国土交通省から「福祉有償運送及び過疎地有償運送にかかる道路運送法第80条第1項による許可の取り扱いについて」の通達があり、道路運送法上の許可が必要であることが明確化された。
三沢理事長は「規制がかかると、困っている高齢者がはじき出されてしまうのではないか」と危ぐする。「国民年金だけでは、病院に行くことができない」と話す高齢者を何とかしたいという思いがある。「離れて暮らしていた父も、近所の人たちのお世話になった。亡くなった父にできなかったことをしたい」。
「まほろば」の事業の中には、協力者に限らず、家族や地域住民を巻き込んで辰野町の「かやぶきの館」や霧ケ峰などへ出かけるバスハイク、月2回の食事会、野菜づくりなども企画している。
25日、市役所で開く「第24回ふれあい広場」に、栽培したジャガイモのくし焼きゆずみそ風味などを販売する。竹ぐし作りや調理など手間のかかることだが、協力者同士のふれあいの場を兼ねている。
「まほろば」は「よいところ」という意味。高齢者、障害者らが気軽に集う場になればと願いが込められる。
送迎以外の協力員を募集している。問い合わせは「まほろば」(TEL090・7014・5051)へ。 -
伊那西小で合同運動会
運動会シーズン真っただ中窶煤B23日、伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、83人)で、地元住民、保育所がと合同による恒例の運動会があった。約300が集まり、競技を通じて地域の交流を深めた。
運動会は、地域の和を大切にしよう窶狽ニ始まり、40回目。学校と地域が協力して、種目の企画などの準備を進めてきた。
校庭を発着点に学校敷地内の林の中を走る「全校持久走」、袋から引いたひもの長さで勝負が分かれる一般種目の「運だめし」など、競技は児童、園児、一般別の全27種目。採点種目もあり、児童は紅白、一般は学区内の地域対抗で競った。
本年度着任したばかりの臼井校長は「地域が一緒になって学校を盛り立てている、学社連携の理想の地」と、地域一丸となって運動会を楽しんでいる様子を喜んでいた。 -
伊那・南箕輪防犯協会女性部が合同研修で護身術学ぶ
伊那市防犯協会女性部はこのほど、南箕輪防犯協会女性部と合同の研修会を市役所多目的ホールで開いた。自分の身を守るための知識を養う目的の研修会に、両女性部から約60人が参加した。
年1回の恒例。伊那署生活安全課の署員が指導する護身術講習や、ストーカー、痴漢(ちかん)などの対策方法をまとめたビデオの上映をした=写真。
護身術の講習では、不審者との間合いの取り方、片手、両手を掴まれた場合、後ろから抱き付かれた場合などの対処方法を習った。
西澤忠篤生活安全課長は席上、「護身術など、すべてをマスターすることはできないが、一つでも多く習得して、各地区に戻ったとき皆さんに教えてあげてください」と話し、管内の犯罪については「減ってきてはいるが気を許すことはできない。特に自転車盗、自販機荒らしなどの街頭犯罪が後を絶たない。地域ボランティアとして今後も安全なまちづくりに協力を」と呼びかけた。 -
上伊那少年サッカーフェス・9団体で熱戦
第13回上伊那少年サッカーフェスティバルが23日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場であった。上伊那各地から9団体が参加。サッカー少年・少女が、日ごろの練習の成果を発揮し、フィールドを力いっぱいかけ回った。
上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOA、上伊那ケーブルテレビ協議会協賛。
砂煙を立てながら熱戦を繰り広げた1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲームは、各学年(1・2年は混合)ごとに予選リーグ・決勝トーナメント。4窶・年それぞれのPKトーナメントも、手に汗握る勝負を展開した。
心配された天候も試合中は良好。日傘を差して我が子の勇姿を見守る保護者やチームメイトの応援が飛び交った。
結果は次の通り。
【ミニゲーム】▼1・2年(1)飯島B(2)トップストーンA(3)南箕輪▼3年(1)トップストーンC(2)南箕輪(3)箕輪B▼4年(1)トップストーンB(2)トップストーンA(3)南箕輪B▼5年(1)南箕輪A(2)飯島(3)伊那少年▼6年(1)飯島A(2)箕輪C(3)飯島B
【PKトーナメント】▼4年(1)東春近(2)南箕輪(3)伊那少年▼5年(1)駒ヶ根(2)南箕輪(3)飯島▼6年(1)東春近(2)伊那少年(3)南箕輪 -
宮田村中越区と大久保区で敬老会
敬老の日にあわせて宮田村内では、町2区、町3区、大田切区、つつじが丘区、大久保区、中越区でそれぞれ敬老会が開かれた。各公民館分館が主催。余興や美味しい食事でもてなし、ともに長寿を祝った。
中越区は集落センターで開き、70歳以上の80人のうち50人が出席。分館が中心となり、手作りでアットホームな雰囲気を演出した。
踊りや歌などの演芸も。子どもと若い母親たちがダンスを披露すると、参加者は目を細め、手をたたいて喜んでいた。
近藤健一分館長は「これからも人の絆を大切にして、中越をみんなでつくっていきましょう」とあいさつした。
大久保区の敬老会は70歳以上の66人が出席。小学生が作文を発表するなど、住民一緒になって高齢者に感謝の気持ちを伝えた。
また、地区に伝わる獅子舞や各グループの出し物もあり、参加者はご馳走を口にしながら楽しんでいた。
村内の他地区は春に敬老会を行なっている。 -
宮田村がアスベストの相談窓口各係に設置
宮田村はアスベスト(石綿)問題に関する住民の相談窓口を、各担当係に設置。22日までに3件の相談があったが、すべて建物に関するもので、健康被害などの報告はない。
村総務課生活環境係によると、3件はいずれも自宅にアスベストが使われているか不安に感じて相談してきたという。
村内ではアスベスト含有製品の製造企業などは確認されていない。小学校や文化会館などで、アスベストを含むロックウールが使われていた可能性があるが、現在調べている。
健康相談は住民福祉課保健予防係(85・4128)、建物に関しては産業建設課建設林務課係(85・5863)、環境相談や便乗商法などは総務課生活環境係(85・5865)が窓口。
適切なアドバイスをするほか、必要性があれば他の各関係機関に連絡するなど、対応を図る。 -
宮田中の教職員がAEDや心肺蘇生の講習を受講
宮田村の宮田中学校はこのほど、教職員を対象に心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学ぶ講習会を開いた。3時間にも及んだが、技術を習得しようと熱心に取り組んだ。
同校にAEDは配備されておらず、講習も初めて。しかし、配備が徐々に進み効果も高いことなどから、安全確保のために習熟したいと実施した。
伊南広域消防本部の署員が指導。心臓マッサージや人工呼吸などもあわせながら、使用方法を学んだ。
講義を聞くだけでなく、26人全員が実技。少しでも理解しようと、身をもって励んだ。
「学校は部活動や授業で事故がおこる可能性があり、そばに技術を持った人がいれば万が一の時の対応も違うはず。今後も継続していきたい」と松本文一教頭は話していた。 -
自閉症講演会開催
自閉症への理解を深めてもらおう窶狽ニ24日、南箕輪村の大芝荘研修センターで、講演会があった。約50人が集まり、実例から、自閉症者への配慮の方法や思いの受け止め方などを学んだ。
自閉症児を持つ親の中には、子どもの行動が理解できずに悩む例も多い。こうした親が、悩みを相談し合うため結成した「伊那ピノキオ」(小林孝子会長)が講演会を準備。講師には飯田市で自閉症者の支援などをしている知的障害者入所更正施設「明星学園」の宮下智園長を迎えた。 事あるごとに「服を脱ぐ」という行動をとっていた自閉症女性。彼女のその行動には、伝えたい全く別のメッセージがあり、それを理解して対応してあげれば、行動は納まった窶狽ニいう事例を紹介。宮下さんは「自閉症の子どもの障害は自分の感情を出しにくいこと。彼らの行動に込められた本当の思いを理解してあげ『その行動には何かあるんだな』と思うことで、自分たちの考えにも折り合いをつけることができる」と語った。また、不安要因が多く、それによってパニックになることも多いことから「相手の不安を知り、分かりやすく説明してあげることも重要」と話し、スケジュールボードで示す方法などを提案した。 -
大宮五十鈴神社祭典きょう
23日に行われる大宮五十鈴神社の秋の例祭に向けて22日、年番を務める北割1・2区の役員らの手で準備作業が行われた。境内には呼び物の大三国煙火のためのやぐらが組まれ、参道にはいくつものテントが設置されたほか、約10メートルおきにあんどんが立てられ、電線で結ばれていった。あわただしい雰囲気の中で忙しそうに立ち働く役員らの表情には緊張と祭りへの期待感がみなぎっていた。
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農道で正面衝突
21日午後5時19分ごろ、飯島町七久保の広域農道で伊那市伊那部の会社員田中宏さん(26)運転のライトバンと松川町元大島の会社員中平勇さん(23)運転の乗用車が正面衝突した。田中さんはあごの骨を折るなどの重傷、中平さんは胸を強く打つ軽傷を負った。
現場の道路は緩やかなカーブ。駒ケ根署は田中さんがセンターラインを越えたものとみて原因を調べている。