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納税表彰式
駒ケ根市内の小・中学校児童・生徒を対象に募集した税に関する書道、作文、標語の入選者表彰が税を考える週間(11縲・7日)に合わせて18日、市役所で行われた。入選者には中原稲雄教育長らから賞状が贈られた=写真。書道の部には小学4縲・年生から970点、作文、標語の部には中学生からそれぞれ418点、42点の応募があった。
入選者は次の皆さん。
◆書道の部▼伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=下平達也(赤穂小6年)増田あやね(赤穂東小6年)西村亮太郎(赤穂南小5年)下平侑奈(中沢小4年)竹村知世(東伊那小6年)▼同銀賞=福島春奈(赤穂小6年)高橋啓明(同6年)小林千夏(同5年)井上あずさ(同小4年)馬場さくら(赤穂東小6年)山崎真緒(同6年)春日ともえ(同4年)清水はるな(赤穂南小6年)中村周平(同6年)小田原史弥(同4年)宮脇結佳(中沢小6年)赤羽佳子(東伊那小4年)▼駒ケ根市長賞=浦上華奈子(赤穂小6年)熊谷里奈(同5年)清水孟(同4年)宮脇弓弦(同4年)戸枝実理(赤穂東小6年)本多結衣(同5年)堀内香奈子(赤穂南小5年)田口実央梨(同4年)林将太(中沢小5年)滝澤裕也(東伊那小5年)
◆作文の部▼伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=宮脇智遥(赤穂中3年)唐澤友美(東中3年)▼同銀賞=工藤由紀、滝澤大敬、山本誠治(以上東中3年)▼同奨励賞=中嶋智貴(赤穂中3年)春日翔平、篠原靖雄、遠山奈緒(以上東中3年)
◆標語の部▼伊那税務署長賞最優秀賞=水上真央(赤穂中3年)滝澤拓也(東中1年)▼同優秀賞=松村沙織(赤穂中3年)赤羽優希(同2年)伊東愛香(東中2年)▼上伊那地方事務所長賞=滝脇勇人(赤穂中3年)小林純平(東中1年)▼関東信越税理士会伊那支部長賞=北原梨奈(赤穂中1年)小鍛冶美貴(東中2年) -
西春近商工祭
伊那市西春近商工会館で20日、第8回西春近商工会があった。天気に恵まれた会場は多くの地域住民でにぎわい、商工会女性部のうどんや石狩鍋、伊那西高校吹奏楽部の演奏などが会場をわかせた。
地域の活性化や交流を目的として西春近商工会(野溝和男会長)が例年開くもので、西春近公民館の文化祭JA上伊那西春近支所の支所祭も同時開催する。
それぞれで祭りをしていた時もあったが、3つが一角に集中していたため、同じ時期にするようになった。
訪れる人が楽しめるように窶狽ニ例年と異なるイベントも企画。「名前は知っているが、見たことがない」という声があり今年は、箕輪町の「古田人形」の公演を企画。
恒例のうどんや石狩鍋なども人気で、多くの人がその味を楽しんでいた。 -
伊那市でエイズ予防・性教育講演会
伊那市役所で20日、「エイズ予防・性教育講演会」があった。在日ブラジル人や市の保健員など約70人が集まり子どもへの性教育のあり方やエイズとの向き合い方を学んだ。
市内には多くの日系ブラジル人が在住しているが、エイズ予防や性教育について学ぶ機会は少ない。家庭を持ち、子育て中の母親なども多くいるため市は、ポルトガル語に日本語の同時通訳を付けた講演会を昨年から始めた。
昨年同様、HIV感染者のジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさんの講演があり、市内のブラジル人学校に勤める心理カウンセラー小田ダニエル・定男さんが、子どもへの性の伝え方などを話した。
子どもは発達段階に応じ、いろんな形で性を認識し、関心を示すが、モラル的側面から家庭や学校は、性的行動をタブー視し、抑圧する傾向にある。しかし、そうした接し方は子どもに「性は恥ずかしいもの」と認識させ、将来成長しても性と向き合えなくしてしまう。露出など、社会的に認められていない行動はきちんと教える必要はあるが、“性”はありのままを話し合うべき窶狽ニし、異質さばかりが強調されがちな同性愛なども、歴史的宗教感などの中で築かれた価値観だと指摘した。 -
リンゴオーナー収穫祭
農家と栽培契約を結んでいるリンゴオーナーらの収穫祭が20日、中川村で開かれた。約160家族・800人のオーナー家族らが関東や中京方面などからバスやマイカーで訪れ、色づいた実がたわわに実ったリンゴ園で「うわあ大きい」「おいしそう」などと歓声を上げながら大きな実を次々にもぎ取った=写真。東京都府中市から家族6人で訪れた市ノ瀬光司さん(62)は「オーナーになって今年で4年目になるが、ここのリンゴは味が最高だ。スーパーで売っているリンゴはとても食べる気になれないよ」と満足そうに話し、孫たちがもぎ取ったリンゴを段ボール箱に丁寧に詰めていた。
オーナー契約栽培を始めて11年目という片桐中通の栗山農園の主栗山寿さん(66)は「今年は天候がよかったせいか、色づきがよくて数も多い。評判が良くてうれしいね」と話した。 -
飯島公民館文化祭
飯島町の飯島公民館は20日、05年度文化祭を飯島成人大学センターで開いた。絵画、書道、手芸、陶芸、写真など区民らによる作品が会場いっぱいに展示されたほか、ミニライブやバザー、ビンゴ大会、福引などが多彩に催され、訪れた家族連れなどで終日にぎわった=写真。
展示コーナーには一般の作品のほか、保育園児や小・中学生による書道や絵も多数展示され、会場のあちこちで「なかなか大したもんだ」などと作品の出来栄えに感心する声が上がっていた。
バザーコーナーでは衣料品や日用品、野菜などが格安値で販売され、来場者は先を競って何点も買い求めていた。 -
えびす講青空市
宮田村商工会、仲町商栄会は20日、えびす講青空市を津島神社境内で開いた。五平もちやおやき、フランクフルトなどの屋台が立ち並び、バナナ・ミカンの叩き売りや宝投げなどが行われて、訪れた家族連れなどで終日にぎわった。
宝投げには約200人が詰め掛けた。威勢の良い掛け声とともにもちや景品引き換え券などがばら撒かれると、待ち構えた人たちは争うようにして取り合った=写真。
会場ではお札くじ引きやポイントシールの交換会なども行われたほか、豚汁やわたあめなどが無料で振る舞われた。 -
収穫祭で留学生が餃子屋台
宮田村と友好宣言をしている縁で5年前から村のリンゴオーナー収穫祭に参加している日本福祉大(愛知県美浜町)の留学生らによる屋台が今年も登場してイベントを盛り上げた。20日、来村したリンゴオーナーでにぎわうふれあい広場に同大の中国・韓国人留学生25人が水餃子を販売する屋台を出店。本場仕込みの餃子を販売した=写真。学生らは手分けして手際良く調理するが、作る端から売れていくため、休む間もなく忙しそうに働いていた。値段は5個入り300円の格安とあって屋台の前には順番待ちの長い列ができていた。
留学生らによる屋台はカレーやチヂミなど毎年違った味を提供してリンゴオーナーらの好評を博している。 -
クラフト展アートパル
駒ケ根市の駒ケ根高原にあるペンション・コーヒーハウス「ウッド・イーン」で20日、クラフト展「アートパル・ウッドイーン」が開かれた。工芸作家によるレザークラフトやナイフのほか、一般家庭の女性らが趣味で作った七宝焼き、シルバー、ビーズのアクセサリーなどが並び、観光客らが立ち寄って買い求めていた。
訪れた若い女性らは手づくりのブレスレットやネックレスなどのアクセサリーを代わる代わる手に取っては「かわいいね」「これもいいよ」などと話しながらじっくりと品定めをして楽しんでいた=写真。
クラフト展は今年4月から月1回ずつ同会場で開催している。奈良定守さん=伊那市=は「できれば今後さらに出展者を増やし、手づくりの良さを互いに楽しみながらクラフトの輪を広げていきたい」と話している。 -
きたっせでカラオケショー開催
伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」で20日、伊那市旭町のカラオケ喫茶「ニューつむぎ」(丹羽貴士店主)の主催するチャリティーカラオケショーがあった。辰野町出身の演歌歌手・大和田健さんや地元住民らが、自慢の歌声を披露し、訪れた人を楽しませた。
利用者への日ごろの感謝を込めて、店主の丹羽さんが企画。約70人が来場した。歌を披露する地元住民は24人集まり、天童よしみや五木ひろしなど、それぞれ得意とする歌手の曲目を披露。プロ並みの歌声で、観客を沸かせる人もいた。
丹羽さんは「多くの人に来場してもらい、ありがたい」とイベント成功を喜んでいた。
チャリティー収益金は市内の福祉関係施設などに寄付する予定。 -
箕輪町子どもスポーツ大会
箕輪町子どもセンター主催「子どもスポーツ大会」は19日、町民体育館と武道館であった。地区子ども会単位で作るチームが、長縄跳びの2種目で記録に挑戦した。
順位を競うのではなく、皆で楽しくスポーツに親しむねらい。小学校低学年、高学年、中学生に分かれ、(1)5分間で低学年は6人、高学年と中学生は各10人のチームで連続何回跳べたか(2)1分間に連続で何人跳べたか-の2種目に臨んだ。出場チーム数は(1)種目は低学年6、高学年9、中学生5、(2)種目は低学年7、高学年10、中学生4。
長縄を中学生が回し、「1、2、3…」と皆で声を合わせて回数を数えながら、縄に足を引っ掛けないようにひざを曲げて高くジャンプ。連続跳び回数が30近くになってくると声も次第に大きくなり、周囲の大人も一緒になって応援していた。 -
箕輪町議会臨時会
箕輪町議会臨時会は21日開き、町一般職員の給与に関する条例の一部改正案、条例改正に伴う05年度一般会計などの補正予算案6件を可決、教育委員会委員の任命に同意した。
町一般職員給与の一部条例改正は、国の人事院勧告に基づき、月例給の引き下げと勤勉手当の支給率変更など。
町教育委員は、井内吉彦さん(66)=沢=を再任した。東京学芸大学教育学部卒。61年から県内小中学校で教べんをとり、99年箕輪中部小学校長を最後に退職。町嘱託職員(社会教育指導員)、町子どもセンター主任企画員を務め、01年11月から教育委員、04年12月から教育委員長。 -
長谷村と福島県只見町がテレビ電話会議
長谷村と福島県只見町をテレビ電話でつなぎ地域医療の今後のあり方を探るテレビ電話会議現地研修会が20日、長谷村公民館と只見町朝日地区センターであった。自治医科大学と連携し地域社会における保健・医療・福祉事業の充実のため調査・研究する地域社会振興財団の事業の一環。両町村の医療従事者、行政関係者、地域住民が意見を交わした。
長谷村の美和診療所は、パワーリハビリテーションや心理カウンセリングの取り組み、西洋と東洋の医学の融合など長谷モデルを紹介。只見町の朝日診療所は、03年の常勤医師不在の事態を町民や町当局が会を組織して署名運動などにより医師を確保した経緯があり、診療所の再構築や遠隔医療システム整備などを話した。
長谷村会場では「医療と保健福祉を一体となって進めていることに感謝している」、只見町会場では「住民が研修会などに参加し住民の目線で診療所の運営や医療に反映できたら最高」と住民が発表。只見町の高校生が「手術や入院は都市と農山村の地域格差があるが、予防医療ができれば格差がなくなる。地域医療は、早期発見、早期治療の予防医療を推進してほしい」と発言すると、両会場から拍手が起きた。
早稲田大学の春木豊名誉教授は、「医療は行政がかかわらないと本当の力は沸いてこない。行政のバックアップがあってできること」と強調。財団の伊東紘一研修委員長(自治医科大教授)は、「地域医療は継続が力。住民意識を継続し高めることが大切」と話した。 -
女性懇話会が国際交流会
箕輪町の女性懇話会(46人、斉藤喜久子会長)は19日、箕輪町国際交流協会日本語教室の生徒を招いて国際交流会を町文化センターで開いた。手作りの料理を囲んで語り合い、楽しいひとときを過ごした。
昨年に続いて2回目。懇話会23人、日本語教室の生徒25人が集まった。
懇話会の役員が鍋でおでんを食べる楽しさも知ってほしいと、各テーブルに前日に煮込んだおでんを鍋に盛ってふるまった。大根と柿の酢漬け、そばサラダも用意した。
日本語教室の生徒は中国、ブラジル、パラグアイ、インドネシアの出身。「だんだん日本語がしゃべれるようになってきた」「日本での経験を自分の国に帰って生かしたい」などと自己紹介。テーブルごとに料理を味わいながら、日本の文化や習慣、日常生活で感じていることなどを自由に話した。
斉藤会長は、「これをきっかけに町で出会ったときにあいさつできればうれしい」と交流が深まるよう期待を寄せた。 -
避難所マニュアルまとまる
伊那市の避難所マニュアルの検討結果がまとまった。避難所開設の流れ、避難勧告などの発令基準、避難所運営体制などを記した。市は、避難所一覧を付け、年内中に区・町内会へ冊子を配布する。
避難所マニュアルは地震、風水害を想定し▽避難所の開設▽避難所の運営▽避難所の閉鎖窶狽フ3章で構成。昨年10月の台風23号の際、避難所運営などに混乱があったことから、避難所のかぎ所有者の把握のほか、避難者らで組織する運営委員会の避難所運営体制づくり、避難所の状況を報告する災害本部への連絡などを明文化した。
また、様式集として避難所となる建物被災状況チェックシートなどをつけた。
これまで地域防災計画に避難所の項目はあったが、初めてのマニュアルを作った。
区長会長、市役所関係課職員ら13人で構成する作成委員会が6縲・0月にかけて検討し、マニュアルの検証を含めてまとめた。
21日、作成委員会の中村孝夫委員長ら2人が市役所を訪れ、小坂市長に検討結果を報告。
中村委員長は、マニュアルが自主防災会で生かされるように要請し「避難所の中に土砂崩れなど危険区域に指定される可能性がある。安全を確保してほしい」と加えた。
小坂市長は「作成しただけでなく、絶えず訓練をしていく必要がある」と述べた。
市では冊子=A4判、80ページ=のほか、ダイジェスト版も作る計画。 -
東春近少年柔道大会2005
伊那市の市武道館で19日、東春近少年柔道大会2005があった。春富地区(東春近、西春近、富県)から小中学生18人が参加し、日ごろの練習の成果を披露した。東春近公民館と東春近柔道教室の主催。
男女混合の小学生1・2年、小学生3・4年、小学生6年、中学生の4部門に分かれ、それぞれが総当り戦を展開。参加者は自分の背丈を越える選手と対戦しても、おそれず正面からぶつかり力を試していた。
女子選手が男子を相手に、背負い投げで一本勝ちする試合もあり、会場にかけつけた保護者からは、大きな歓声がわいていた。
東春近柔道教室は、同公民館の分館・田原公民館で10年ほど前から始まった。本年は週1回の練習で少年少女らが技術を磨いている。
保護者会の西村新介会長(47)=東春近田原=は「柔道を通じて粘り強さ、人を敬う心などを学んでくれれば」と話す。
結果は次の通り(上位3位まで)。
【小学1・2年の部】
(1)鈴木実(2)鈴木祐輔(3)伊藤壮瑠
【小学3・4年の部】
(1)松沢勝治(2)酒井貴幸(3)伊藤航平
【小学6年の部】
(1)田中壮渡(2)西村洋慶、竹沢幸紀、伊藤匠(3)原寿々子、平沢幸紀
【中学生の部】
(1)稲村立吉(2)松島弘晃 -
第54回県縦断駅伝競走「上伊那」が王者奪還
アンカー・守屋智春(46)=嬉楽Q=がゴールテープを切ると、選手らが前日1位チームとの差25秒をカウント。勝利を確認すると胴上げで祝福し、歓喜の声を上げた窶煤B
第54回県縦断駅伝競走(県陸上競技協会など主催)は19、20日、長野市から飯田市までの20区間(218・4キロ)で競った。上伊那は1日目のトップ「全諏訪」と25秒差の2位でスタート。選手が一丸となってたすきをつなぎ、最終区で逆転。3年ぶり、33回目の総合優勝を果した。
優勝タイムは2位の全諏訪と1分18秒差の11時間51秒44だった。
2日間の区間優勝数は全諏訪が最多の6区間に対して、上伊那は3、10区の2区間のみ。チームの総合力で勝利を手にした。 -
飯島第6砂防堰堤完成、現地視察としゅん工式
国土交通省天竜川上流河川事務所が16年の歳月と30億円余の巨費を投じて飯島町の与田切川に建設した飯島第6砂防堰(えん)堤が完成、21日、現場視察としゅん工式が行われた。
天竜川との合流点から上流10キロ地点に建設、高さ40メートル、堤長114メートル、計画貯砂量59万5600立方メートルの重力式コンクリート砂防堰堤。天竜川支流では最大規模。
与田切川は中央アルプス南駒ケ岳に源を発し、急しゅんで脆弱な地質構造、流域には百間ナギを代表とする崩壊地が多い。堰堤は上流部から流出する土砂を調節し、土砂災害から流域の暮らしと自然を守ることを目的に建設された。
飯島町と伊南地域総合開発期成同盟会与田切部会が主催し、文化館で開いたしゅん工式で、来賓の国土交通大臣政務官、吉田博美さん、宮下代議士らを前に、高坂町長は「流域住民は出水のつど、土砂災害の脅威にさらされてきた」と振り返り「堰堤の完成で住民の安全が確保できた」と感謝した。 -
飯小タイムでの活動を発表
飯島町の飯島小学校は14日、体育館で「飯小タイム(クラブ)」の発表会を行い、3-6年生まで児童290人や、地域講師らを前に、作品披露や活動内容を発表した。
「飯小タイム」には4-6年生が参加。バドミントンや演劇、花とともだち、囲碁・将棋、習字・絵手紙など運動系3、文化系8の合わせて11クラブ。教諭や多くの地域講師が指導に当り、5月から全10回、20時間活動してきた。
このうち、バドミントンクラブは、ネットを張り、練習の様子や模擬試合を展開し「初めは全然、打てなかったが、サーブもうまくなりました」と、活動成果を披露した。
演劇クラブは「来月11日に文化館でクリスマスキャロルを上演します。ぜひ見に来て」と公演をPRした。
リースやフラワーアレンジなど作品を手に登場した「花とともだち」クラブは、「花の名前を覚えたり、リースやフラワーアレンジを作ったりと、楽しい活動ができた」と笑顔を見せた。 -
入笠山周辺の風景美しく
駒ヶ根市中沢の池田豊さん(55)の写真展が30日まで、高遠町の高遠さくらホテルロビーで開かれている。入笠山周辺の風景をとらえた20点を並べる。
かれんに咲き誇るスズラン、入笠山から眺める茅野市の街並みと遠望には八ケ岳が写し出された初夏の風景、赤や黄に色づいた木々が秋風に揺れる様子など、四季折々の「身近に広がる自然の美しさ」をとらえた作品を展示。ポジフィルムをスキャナーで呼び込んだ画像とデジタルカメラの画像をプリンターで印刷して飾った。
15年ほど前から写真を撮り始め、県内外に足を運んで風景を中心に撮影している。93年には県展にも入選。現在は、キャノン製品を使用する写真愛好家が集う「キャノンクラブ伊那谷支部」に所属する。
池田さんは「見る人が安らぐような写真を目指して撮ってきた。入笠山は植物もきれいで、美しい風景が広がっている。写真を通して素晴らしさが伝わればうれしい」と話している。 -
頑張ろう長谷・高遠!キャンペーン
合併後の新市のまちづくりについて考えるまちづくりアカデミーは20日、「頑張ろう長谷・高遠!キャンペーン」と題したイベントを高遠町総合福祉センター「やますそ」で開いた。第1弾で、駒ケ根市の中高年バンド「駒ケ根ベンチャーズ」を招いてライブをした。60年代にエレキブームを巻き起こした米国のバンド「ベンチャーズ」の曲目を中心とした27曲の演奏があり、会場を沸かせた。
まちづくりアカデミーは「高遠町の自立をめざす会」として活動して、まちづくりのあり方などを考えてきた住民グループが前身。3月の合併を目前に方向転換を図り「地元のことは少しでも地元で」という理念に基づき、合併後のまちづくりを考えるため10月、7人で活動を開始した。
今回は、まちづくりを担う中高年世代を元気付けよう窶狽ニ、青春時代に聞き入った60縲・0年代サウンドの公演を企画。一世を風靡(ふうび)したベンチャーズの曲を中心に演奏するバンド・駒ケ根ベンチャーズを招いた。
3月までに、まちづくりに関する取り組みを進めていく。 -
【記者室】観光客を受け入れる準備は
伊那市出身のジャーナリスト河野実さん著の「愛と死をみつめて」。63年に発刊され、ベストセラーになり、一大ブームを巻き起こした。河野さんと、軟骨肉腫と闘いながら21歳の若さで亡くなった大島みち子さんの手紙をまとめた実録。これまで描かれていなかった新事実を加え、来年2月、42年ぶりにテレビ放送される▼河野さんをサポートする市内の関係者は、放映で「信州伊那はどこか」が話題になるのではないかと予想。まちの活性化のため、観光客の受け入れ体制の必要性を挙げる▼来年は、伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛トンネルの開通や、市町村合併を控えている。滞在型観光を目指し、花を飾るなどの取り組みがされているが、市全体の迎え入れ準備はどうか。(湯沢記者)
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拾い集めたギンナンを販売
宮田村宮田中学校の自律学級「若草」「若梅」の2学級は19日、JA宮田支所の農業祭でギンナンを販売した。汗を流して拾い集めた実を袋詰めにして用意。生徒たちは会場で自ら接客し、買い求める人たちとのふれあいも楽しんだ。
「買ってって」と、会場内をまわり積極的に呼び込みをする女子生徒。「ありがとうございます」と丁寧にあいさつし、購入した客にお釣りを渡す男子の姿もあった。
「たくさんの人が買ってくれてうれしい」と2年の加藤佑介君、1年の薮本貴広君は手放しで喜んだ。
両学級の9人は協力して、中学校校庭のギンナンを拾い集めた。
学級の活動資金にしようと、先日開かれた村の文化祭でも販売。完売する人気で、子どもたちは大きな自信をつけた。
「自分たちが拾ってきたものが形になる喜び。多くの人とのコミュニケーションもできて、本当に良い機会になったと思う」と両学級の相談員は話していた。 -
暴力追放功労で表彰
伊南防犯女性部(片桐明子部長)は17日に上田市で開催された第15回暴力追放県民大会で功労団体として暴力追放県民センター理事長、県警本部長から表彰を受けた。片桐会長と小田切久美子副部長が18日、駒ケ根署を訪れ、向山静雄署長らに表彰の報告をした=写真。
片桐さんは「日ごろの地道な活動が評価されてうれしい」と喜びを語った。向山署長は「街頭や暴力追放大会などでの熱心な活動には本当に頭が下がる」と感謝の意を表した。 -
えびす講
商売の神・えびす様をまつり、商売繁盛を祈願する恒例の「えびす講」が20日、伊那市西町の恵比寿神社であった。
地域で昔から奉納してきた「おやき」の屋台などが並び、宝投げや福引きもあり、多くの人でにぎわいをみせた。
宝投げは、特に多くの人が集まった。ミカンや景品などが投げられると、大人も子どもも懸命に手を伸ばし、宝をつかみ取っていた。 -
宮田村マレット唐沢さんが年間総合優勝
宮田村マレットゴルフ同好会は16日、今季の最終記録会を開き、唐沢治男さんが年間総合優勝を決めた。
今季は4月から記録会を8回開き、総合得点で優勝者を決定。最終戦も制した唐沢さんは2位以下を離した。
年間成績は次の通り。
(1)唐沢治男(2)羽場勝美(3)山口勇(4)小田切宏子(5)新井謙治(6)有賀武士(7)今井麻男(8)御子柴清美(9)太田正(10)森田孝司(11)唐木米蔵 -
つくしグループが寄付
駒ケ根消費者の会のつくしグループ(赤須和子会長)は10月22日に駒ケ根市文化センターで開かれた「第19回消費生活展&環境・健康フェスティバル」でのバザー売上金の一部3万円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。17日、会長の赤須さんと会計の渋谷ちよみさんが市役所を訪れ、「社会福祉のために役立てて」と中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「市民を代表してご厚意に心から感謝する。有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同会が行ったバザーには約100人の会員らが持ち寄った衣類や日用品など多彩な品が出品され、訪れた市民らの好評を博した。 -
チャリティ芸能祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は17日、第8回チャリティ芸能祭を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約300人が集い、単位クラブごとに歌や踊りなどを披露し合って楽しんだ=写真。開会に先立って、会員らの参加費から経費などを差し引いた6万円が駒ケ根市社会福祉協議会に寄付された。
ステージには会員らのグループが次々に登場して民謡や歌謡曲、童謡などを歌ったり曲に合わせて踊ったりしたほか、大正琴や三味線などの見事な演奏を披露した。演奏が1曲終わるごとに会場のあちこちから「うまい」「いいぞ」などと大きな声援と拍手が飛んでいた。 -
【南大東島再訪記】広がる子どもの交流〈中〉
伊那西小の太鼓の話に大歓声「このビデオの中には、伊那西小の運動会でやられた南大東をイメージしたダンスや、大東太鼓に負けるなと音楽会で初めてやった太鼓の演奏のシーンがはいっています」
南大東島に伊那のコメを届けた一行の一人斧研つね子さんは、そう言って、伊那西小から託されたビデオを同島の小学生に手渡した。友好米の給食を食べる会の席上だった。
「2年生がね、島の太鼓を聞いて、かっこいいから自分たちもやろうと、初めて挑戦したんですよ」
説明に、島の子どもは「すごい!」「俺たち、やるじゃん」などと言って歓声を上げて喜んだ。
「それでね、2年生は13人いるんだけど、1人は体が不自由で車椅子に乗っているの。でも、その子も一緒に演奏したいって、頭でシンバルを演奏して頑張っています。そこもちゃんと見てあげて」
思いがけない言葉に、島の子どもは水を打ったように静かになり、目を丸くして聞き入った。
「そういう子も一緒の学校に行っているんだね」「その子も一緒に演奏しているってすごいことだよね」……
一緒に給食を食べていた中学生からささやき声が聞こえた。誰からともなく静かに拍手が広がった。
3月に島を訪れた伊那市教育委員の伊藤晴夫さんが、土産にもらったサトウキビを届けたことなどをきっかけにして、伊那西小では学校を挙げて島の子どもとの交流をはかってきた。各学年ごとに、西小を紹介するプレゼントを作り、手紙と一緒に送ったのは初夏のことだった。
「コメ作りのこととか、昆虫の話とか、子どもは大いに興味を持って手紙を読んでいました」と宮城盛夫同島小中学校長は話す。
その後島の小学校から返事が着き、8月に島民が伊那を訪ねた際にも、伊那西小を見学し、何人かの子どもたちが一緒に飯盒すいさんを楽しんだ。
こうした交流の中で、伊那西小の子どもたちは島やそこに住む人々の生活のイメージをふくらませ、創作ダンスや太鼓など新たな試みをはじめた。そして西小からのメッセージは、いままた、南大東の子どもたちに新しい何かを伝えた。
「ねぇ、おばちゃん。南大東小学校のこと、西小にまた伝えてね」。斧研さんらは、いつまでも子どもたちに取り囲まれていた。
(毛賀沢明宏) -
中沢地区文化祭
駒ケ根市の中沢地区文化祭が中沢公民館で20日まで開かれている。館内には書道、手芸、陶芸、絵画、生け花などの作品が数多く展示され、訪れた人は「こりゃ立派なもんだ」などと感心しながら一つ一つの作品をじっくりと眺めていた。
2階研修室では抹茶体験コーナーが設けられ、茶道教室「空木会」の会員らが着物姿で菓子と抹茶を振る舞った=写真。茶を味わった来場者は「ああ緊張した。でもうまかったな」などと笑いながら話し合っていた。
20日は午後1時から芸能発表会が開かれ、小学校合唱団や地元のグループによる歌やおどりなどが披露される。作品展示は午後3時まで。 -
少年補導功労で表彰
伊南少年友の会会長の小田切洸さん(71)=宮田村町二区=は少年の非行防止と健全育成活動に功労があったとして関東管区警察局長、関東管区地区少年補導員等連絡協議会長の表彰を受けた。18日、駒ケ根警察署の向山静雄署長が同署で表彰状を伝達した=写真。小田切さんは「防犯の会はいくつもあるが、それぞれが単独で動いていては十分な活動ができない。今後は横の連携を取ってさらに効果的な活動を進めていきたい」と意欲を語った。
小田切さんは1980年に伊南少年友の会での活動を始め、02年4月からは会長を務めている。深夜、駅前などにたむろする少年らの指導に当たって成果を挙げてきたほか、村青少年健全育成協議会の設立に尽力するなどの功績が評価された。