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そば打ち名人の会発足10周年式典
伊那市そば打ち名人の会(小林史麿会長、67人)の発足10周年記念式典が10日、信州伊那セミナーハウスで開かれた。会員ら40人余が集まり、10周年の節目を祝った。
冒頭、小林会長は「そば打ちの行為が地域のほか、国内外に影響を与えている。これほど社会とかかわりある趣味の会はほかにないだろうと思う」と経緯や取り組みを交えてあいさつ。
名誉会長の小坂市長は、本年度中の権兵衛トンネル開通に触れ、さらなる裾野の広がりに期待した。
功労者として、発足当初から役員を務め、みはらしファーム内そばの家「名人亭」の支配人を1月に退職した滋野博義さんを表彰。本年度名人認定証の授与もあった。
名人の会は94年、信州博でのそば打ちの実演をきっかけに発足。各種イベント、福祉施設へのボランティアなどでそばを振る舞っている。技術向上のため、名人認定制度を設け、52人が認定証を手にしている。
※ ※
そば打ち名人の会は11月、イタリアで開かれる国際文化交流フェスティバル「第30回ジャパンウイーク2005イタリア・ナポリ」に初参加する。
国際親善協会からの要請を受け、発足10周年記念事業として位置づけた。会員20人が出向き、県内産のそば粉を使ったそばを提供する。
海外へ赴くのはドイツ、台湾に続き、小林会長は「信州そばを世界に紹介するチャンス」と、パスタの本場での交流を楽しみにしている。
フェスティバルは11月21窶・9日。ジャパンウイークは郷土芸能、工芸、スポーツなどを通じて日本を紹介するもので、市民レベルで交流を深める。
会員はそばを打つほか、ナポリやローマでの観光も楽しむ計画。詳細は今後、煮詰めていく。 -
花のヨーロッパ視察参加者の会ドウダンツツジ定植
高遠町の「花のヨーロッパ視察参加者の会」は11日、ナイスロード沿いに、ドウダンツツジ10本を定植した。 会は、花を通じたまちづくりや交流を支援している「日本花の会」の事業の一環として、1989年縲・7年の間、フランスやオランダをはじめとするヨーロッパで、花づくりを視察してきた57人が結成。
5年ほど前から、町内で花づくりに関する活動を続けており、毎年この時期は草取りをしたり、チューリップの球根配布などをしている。会員それぞれは、個人的としても花づくりに取り組んでおり、町の中、さまざまな場所で、花を目にすることができる。
20人ほどが参加したこの日は、以前に植えたツツジ並木で、枯れたりして欠損した箇所に、もう一度ツツジを定植。今後も、研修会などを行いつつ、町の花づくりを進めていく。 -
伊那保健所夏季食品一斉取締り
食中毒などが発生しやすくなるこの時期に合わせて11日、伊那保健所は、アピタ伊那店で、夏季食品一斉取締りを実施した。
食中毒の未然防止や食品衛生の向上を目的として年に2度行われる取り締まりは、添加物の適正利用・表示や、保管・加工の衛生状況を確認する。今回は8月10日までの間に、58施設で監視指導を実施する予定で、この日はその初日だった。
点検にあたった2人の職員は、表示や食品の陳列温度などをを確認したり、細菌や添加物について検査するための検体抽出にあたった。今後、10日までの間に、57検体を抽出検査をする。
昨年県下で検査した検体は973。上伊那でないが、大腸菌が検出されるなどして不適となった検体も5つ検出された。また、立ち入り検査した7068施設中、約1割の施設が指導対象となった。 -
信大外国人留学生、地域支援者との交流会
南箕輪村の信州大学農学部で11日、外国人留学生と、その支援者との交流会が開かれた。行政や学校関係者、団体など、地域の人80人と、アジアを中心とした留学生約20人が参加し、自国の話題をしながら交流を深めた。
現在農学部の留学生は59人。国費留学生以外にも、財団などから奨学金を受けている私費留学生も多い。また、慣れないこの地で生活する留学生にとって、地域支援者の助けは精神的にも大きな支えとなっているという。
農学部は、地域支援者と留学生の関係を深めるための交流会を毎年開いている。
留学生は自己紹介の後、自国の話や日本でのエピソードを披露。90・ス以上がイスラム教徒だというバングラディッシュ出身のマハムド・エムディ・アリフさんが「日本で食事をする時は、おいしそうなものでも豚肉が入っていれば食べられないのでがっかりする」と話すと、会場から笑いがおきた。
その後、留学生らが手作りしたお国料理などを並べて懇親会が開かれた。地域からは、伊那市そば打ち名人の会が留学生にそばを振舞った。 -
夏の高校野球開幕 上伊那勢4校が初戦突破
甲子園出場をかけた第87回全国高校野球選手権長野県大会が開幕し、上伊那勢は2日目の10日から登場。伊那弥生ケ丘は長野南に快勝したが、伊那北は蓼科に8回コールド負けを喫した。11日は、駒ケ根工業、赤穂、高遠がともに初戦を突破した。
◆10日
【松本市野球場】
長野南
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62000015X窶・4
弥 生
弥生打線は初回から猛威を奮う。3四球に長短打を絡め、先発出川を攻めたて一挙6点を先制。序盤から主導権を握り、試合を優位に進めて快勝。優勝候補の一角、創造学園が待ち構える2回戦に向けて、大事な初戦をコールド勝ちで飾った。
○…初回、弥生打線は一死から安打と2つの四球で満塁とすると、主将の丸田が中前に落ちる適時打で1点を先制。「あの場面では、どんな形でも安打で先に点がほしかった。あの1点は大きい」とする監督の期待に応えた。続く池上は右越え二塁打で2点を追加。勢いずいた打線は、さらに3点を加え、打者一巡する快進撃をみせた。
2、7回にも加点し、5点をリードして迎えた8回、一死二、三塁から中西が自身も生きるスクイズで1点を追加。その後満塁として、1番高重が右翼席へ運び、花々と試合を締めくくった。
○…先発右横手の主戦小田切はカーブやスライダーなどの変化球を織り交ぜ、緩急を生かして長南打線をほんろう。5回まで投げ、被安打3の無失点に抑える好投をみせた。
しかし継投の橋本が6回、一死から満塁とされると、そこから3点を奪われて早々と降板。公式戦初登板となる2年生の原がマウンドを引継ぎ、なんとか危機を乗り切った。
原は続く7回に1点を許すも、徐々に本来の調子を取り戻し、堂々としたピッチングを披露した。
○…原登監督は、橋本、原の継投策に対し「3、4点取られるのは覚悟していたから気にはしていない」と平然とした口調で述べ、「原が公式戦では初めてにも関わらず、本来の投球ができていたことがなによりの収穫」と若い力の出来映えに喜んだ。
2回戦の強豪・創造学園戦については「一泡ふかせたい」とし、「気持ちで負けることはない。選手たちが普段通りにプレーできれば勝てる」と意欲をむき出しにした。
◆11日
【諏訪湖スタジアム】
中 条
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駒ケ根工
駒工は初回から敵失にも乗じて先制すると、2回以降も毎回ランナーを出す猛攻をみせて中条を寄せ付けずに圧勝した。
○…駒工は初回、四死球で一死一、二塁に、4番主将の宮内が右翼手の頭を大きく越える適時二塁打で2点を先制。主軸の期待通りのバッティングでリズムをつかむと、続く2回は打者一巡の猛攻をみせる。
一死一塁から鳥海、松・ス、久保村、大澤の4連打に敵失も絡み、4点を追加。さらに、宮下、小椋の長短打などでこの回一挙7点を奪い中条を突き放した。
○…先発小椋は初回を2者連続三振と持ち味の直球を生かして簡単に抑えたが、「考えて投げすぎた」2回以降は制球が定まらず、投球に苦しんだ。四死球や失策から一時は満塁のピンチを迎えるも、バックに助けられ、危機を乗り切る。5回まで無失点で終わらせたが、次への課題を残した。
○…山岸智昭監督は打線について「初回に宮内が打ったことで勢いずいた。中軸が打ってくれないと形ができないし、先制点の安打は大きい。選手たちも今日はよく打った」とするも、「小椋がきっちりとした投球ができなかった。守備もエラーが絡んでピンチを迎えた。集中力が欠けたことを次までに修繕したい」と顔を強張らせた。
【長野オリンピックスタジアム】
高 遠
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10000窶・
屋代南 -
無免許運転
伊那署は9日午後1時59分、無免許運転の疑いで、伊那市東春近中殿島の自営業・矢花顕二容疑者(56)を現行犯で逮捕した。<br> 調べによると、矢花容疑者は、免許が無いのに自宅から軽4乗用自動車を乗り出した疑い。<br>
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県が中小企業新事業活動促進法を説明
上伊那地方事務所商工雇用課は6日、県伊那合同庁舎で中小企業新事業活動促進法説明会を開いた。上伊那の企業などから約50人が参加、中小企業の経営革新の意義と、それに対する国・県の支援策の概要などを聞いた。
従来から中小企業の経営革新に関しては(1)中小企業経営革新支援法(2)中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法(3)新事業創出促進法-の3法があり、支援策などが定められていたが、このほどこれらが統合されて中小企業新事業活動促進法が制定された。
新法では特に、新たに事業を起こす「創業」、企業活動の合理的発展を目指す「経営革新」、他業種などとの新たな企業コラボレーションの道を開く「新連携」-などに重点をおいて様々な支援策が盛り込まれていると政府は説明している。
説明会では、県商工部ビジネス誘発課の伊藤正智氏が、「経営革新」に焦点をあてて解説。経営革新計画を作成し承認を受けることは、「支援が受けられる」ということだけでなく、自社の現状と課題を見極め、計画的かつ積極的に事業活動の取り組む良い機会になると話した。
また、県中小企業振興公社の新事業支援チームの大口昭次氏が他業種の企業などとの新しい連携が新たなビジネスチャンスを産むと考えられると説明した。 -
第3回春風会書展
伊那市中央区の福沢ミチエさんが主宰する春風書道会は9、10日、第3回春風会書展を県伊那文化会館美術展示ホールで開いている。「夢」をテーマにした作品をはじめ中央展の入選作や近作、力作がそろい、関心を集めている。<br> 1年おきに開いている書展で、今回は福沢さんの作品と、伊那市、駒ヶ根市、宮田村の教室で学ぶ生徒25人が出品。かな書を中心に漢字、漢字かな交じり書などの72点を飾っている。<br> 高校生から80歳代までが楽しみながら学び、今回の書展に向けて自由に作品を書いた。テーマ「夢」の作品は、生徒一人ひとりがそれぞれの「夢」を工夫して書き、一つのコーナーに展示。書体、紙、字の色など生徒の個性があふれている。<br> 10日は午前9時-午後4時。入場無料。<br>
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ファミリークッキング
南箕輪村食生活改善推進協議会と村役場保健福祉課は9日、小学生と保護者を対象にファミリークッキングを村保健センターで開いた。子どもたちは進んで包丁を使ったり、洗い物をして楽しんでいた。
小学生14人と大人7人が参加。メニューは、子どもたちも楽しくできるように丸める、切る、煮るなどいろいろな作業行程を入れ、ファミリーにちなんだ「親子巻き」、野菜たっぷりの「ミネストローネ」、デザート「かぼちゃ入り白玉」の3品を作った。
子どもたちは、お母さんや食改の会員らに教わりながら、包丁を握り“猫の手”で野菜を切ったり、ピーラーでニンジンなどの皮をむいたり、薄焼き卵を作った。
大泉区の清水博美さん(南箕輪小4年)、幸希君(同2年)姉弟は母ゆみ子さんと一緒に参加。保育園のころから包丁を持っているとあって、「料理は好き。楽しい」と、慣れた手付きで調理していた。 -
箕輪町赤十字奉仕団救命救急講習会
箕輪町赤十字奉仕団(唐沢美鶴委員長)は05年度事業の一つとして、6月から7月にかけて救命救急講習会を分団ごとに開き、止血法や傷病者の安静確保の方法などを学んだ。<br> 全団員が参加する講習で、第6分団は6日夜に北小河内公民館で開き、26人が参加。日本赤十字社救急法指導員の福島朝雄さんが講師を務めた。<br> 人間の全血液量は体重の約8%で、3分の1の血液を失うと生命が危険であることを学び、多量の出血の場合の止血法として、頭や腕、足など出血した場所ごとの止血点を学んだ。<br> 三角巾のたたみ方や、ひざをけがした場合の三角巾での包帯の仕方、傷病者が意識がないときの体位変換や毛布による保温も練習。団員は、手本を見ながら熱心に覚えていた。<br> 福島さんは、包帯をする前にきずを覆うための滅菌ガーゼがない場合に、ハンカチのたたんである内側の多少でもきれいな面をライターなどであぶり、その面を傷口に当てて代用できることも教えた。<br>
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伊那郵便局で「あなただけの絵手紙」作品展13日まで
伊那市坂下区旭町の伊那郵便局(藤原良明局長)は13日まで、局内で町内の住民が製作した絵手紙22点を飾った「あなただけの絵手紙」作品展を開いている。利用客からは「一人ひとりの絵心がすばらしく、待ち時間も楽しく過ごせる」と、好評をはくしている。<br> 旭町内会の年間行事として、6月26日、同郵便局で開いた「あなただけの絵手紙」教室に参加した、21人(小学生以下5人含む)の作品を厳選して展示。トマト、スイカ、アスパラガスなどの夏野菜を中心にした絵に、心温まる一言をそえている。<br> 同教室の講師を務めた同局員の松澤潤子さんは「みなさん絵が上手で、子供たちは大胆で発想が豊か」と話している。<br>
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ハッチョウトンボの湿地帯を一部開放
伊那市上新山西平の湿地で、大量発生しているハッチョウトンボ。見物客が押し寄せ、生息環境が脅かされるのを防ぐため、地元住民や地権者でつくる「新山山野草等保護育成委員会(北原重利委員長)は9日、入り口付近を部分開放するための整備をした。一般公開は10日から。<br> この日は、トンボが生息する湿地帯1・3ヘクタールのうち、0・2ヘクタールを一般開放するため、入れる場所と、入れない場所を電気牧柵で仕切り、車両などで進入できないよう、横110センチ、縦65センチの説明板を入り口に設置。湿地全体が荒らされるのを防ぐための「苦肉の策」となった。<br> 北原委員長は「湿地帯にはヤゴや、貴重な草花も生息しているので、節度を守ってもらいたい」と話している。<br> ハッチョウトンボは、環境省が自然環境の良好度の指標として指定した10種の「指標昆虫」の一つ。成虫の体長は2センチほどと小さく、雄は羽化後、体の色が次第に真っ赤になり、雌は茶、黒、白色のしま模様。
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箕輪南小で運動あそび
箕輪町立箕輪南小学校(北原文雄校長)の1、2年生が、柳沢運動プログラムの運動あそびに取り組んでいる。<br> 町内の保育園に最初に運動あそびを導入し、全町に広がるきっかけをつくった鳥山整形外科医院の故・鳥山治康医院長が、子どもたちの運動能力などの向上を願い、運動あそびが保育園だけで途切れることなく小学校でも継続してできるようにと、春にホッピングマットやウレタンマット、移動式三角鉄棒などの器具を南小に寄贈した。<br> 南小では保育園で運動あそびを経験している1、2年生が、柳沢運動プログラム指導者の桜井誠一さんに月1回指導を受けている。<br> 5日は3回目の運動あそび。くまさん歩きで前進したり、少し難しい後ろ向きや、片足のくまさん歩きなどのほか、空気の入ったホッピングマットの上を両足をそろえてジャンプしながら前進したり、友達と向かい合って手をたたきながら横向きジャンプで進むなど、児童は時折笑い声を上げながら、次々と違う運動に楽しく挑戦していた。<br> 南小では、「月1回だが道具に親しんでやることで、だんだん広がっていけば」と話している。<br>
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大芝荘ロビーに大型模型
南箕輪村大芝高原の大芝荘ロビーの壁に、村イメージキャラクターの「まっくん」と、カブトムシ、クワガタムシの大きな立体模型が登場し、利用客を迎えている。<br> 夏の盛りを間近に控え、大芝高原の中で「まっくん」がカブトムシやクワガタムシと仲良く遊んでいるイメージで飾っている。<br> 模型は、発泡スチロール製。「まっくん」は身長1メートル、カブトムシとクワガタムシは体長70センチといずれも大きい。箕輪町木下の看板業「アトリエとんぼ」の小林正利代表が制作した。<br> 大芝荘では、「オオシバアントニオカブトムシ」「コウゲンオオクワガタ」と、それぞれに名前も付けている。「大芝高原ではこれからカブトムシやクワガタムシが捕れるので模型を飾った。都会から来る子どもたちにも楽しんでほしい」と話している。<br>
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中部電力・飯田支店と長野支店が統合
中部電力は1日、経営の一層の効率化を推進するため、組織改定の一環として、県内の飯田支店と長野支店を統合した。飯田支店は、長野支店「飯田営業所」「伊那営業所」「飯田電力センター」として生まれ変わった。<br> 統合により、飯田支店の総務、経理などの中間管理部門を長野支店に一本化し、営業、配電部門などはそのまま残し、飯田営業所とした。伊那電力センターについては廃止し、業務を分割して「諏訪電力センター」(分割区域=伊那市以北)と、「飯田電力センター」(宮田村、駒ヶ根市以南)に統合。伊那営業所の業務についてはそのまま変らない。<br> また、飯田支店ではこのたび、53年の歴史を記録として残すために、記念誌「飯田支店の歩み」を発行した。飯田支店の高木元明支店長のあいさつ文から始まり、従業員らの働く様子をとらえた写真や、同支社発足からの歩みを解説した年表などを掲載。A4判、150ページ。<br> 飯田支店(設立当初は飯田支社)は、電気事業再編成による中部電力発足の翌年、1952年3月に開設。以来50年余にわたり、天竜川上流部の水力発電を一貫管理する拠点、南信地域における電力の販売と流通の拠点として重要な役割を果たしてきた。
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前田麻里新作版画展はじまる
現代洋画壇で人気の若手女流作家・前田麻里の版画展「前田麻里新作版画展縲怏ヤと夢と愛縲怐vは12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。<br> つぶらな瞳の少年、少女をはじめ、動物や花などを、可愛らしく表現した20余点を、1万9千円から8万4千円で販売している。<br> 作品は、ピアノを弾く女性の周りに鳥たちが集まる「森で奏でる」、花かごに乗った2人の男女が空を飛ぶ「夢をのせて」、女性が花飾りを頭に付けた「花の精」のほか、「オカリナを吹く少年」「花のメロディー」などがある。<br> 午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。
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伊那飲食店組合の大腸菌検査の判定会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる「伊那飲食店組合」(平沢希柾組合長、加盟380店)は7日、市内の飲食店で数日前に実施した大腸菌検査の判定会を開いた。加盟店と非加盟店の467店分の検体を、衛生部を中心とした役員約20人がじっくりと確認し、食品衛生の意識を高めた=写真。<br> 検体は、5日に各店舗のまな板や調理師の手から検出した細菌を、専用の検査薬を使って調べ、菌の数を4つのランクに判定。20日、同組合の役員会で、検査結果を伝達する。<br> 平沢組合長は「自主検査を相互で励まし合いながら実施することが、組合員の食品衛生に対する意識の向上につながる。食品の取り扱いについても、組合で勉強会を開き、安心な食の提供をしていきたい」と話す。<br> 同組合では、国の食品衛生法に基づき、年間6回以上の自主検査を以前から実施。今年は、大腸菌検査4回、ブドウ球菌検査4回を交互に、計8回の細菌検査をする。
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「北小河内ふれあいの路」がアダプトシステムに調印
信州ふるさとの道ふれあい事業で、箕輪町内の主要地方道伊那辰野停車場線など約2キロの美化活動に取り組むため8日、「北小河内ふれあいの路」(136人、藤森清治代表)が道路管理者の伊那建設事務所、支援者の箕輪町とアダプトシステムに調印した。北小河内公民館での調印式で協定書にサインし、握手を交わした。<br> アダプトシステムは地域住民団体などが道路の一定区間の「里親」としてボランティアで歩道や植樹帯などの美化活動をする。<br> 「北小河内ふれあいの路」は、5常会の沿道住民と企業を主体に構成。以前から定期的な清掃活動をしているが、町の第4次振興計画の中の地域づくり計画の一環として、区内をきれいにして人を集め、町を活性化させたい-と会を組織した。<br> 協定の対象区間は、伊那辰野線辰野町境の北小河内漆戸から宮下の信号まで延長約1・69キロと、一般県道南小河内伊那松島停車場線の伊那路橋から宮下の信号まで延長約0・46キロの合計2・15キロ。<br> 道路や側溝の清掃、除草や土の排除、ミニパークや歩道への花の管理などをする。<br> 10日午前6時から、調印後初の作業がある。今後、約2カ月おきに活動を予定する。<br> 伊那建設事務所の松下泰見所長は地域全体の取り組みに感謝し、「これが自主・自立、地域づくりの契機になれば」。平沢豊満町長は、「町の見本として推進していただき、トップランナーとして頑張ってほしい」と話した。<br> 藤森代表は、「住んでみたい北小河内区づくりをする。後退せず前進する考えで取り組む」とあいさつした。<br>
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消防団員をかたり消防費徴収
箕輪町内で、消防団員を装った男性に消防費をだまし取られる被害が発生し、町消防団本部は注意を呼び掛けている。
消防団は町民からの消防費によって活動している。分団や区によっては、団員幹部が各戸を直接訪問して徴収しているが、身分をはっきりさせるため法被または消防作業服姿で、分団長および会計(副分団長)連名の領収書を渡している。
団によると6月末、町内の民家にワイシャツ姿の男性が訪問し消防費をだまし取られた-と報告があった。支払いの際、領収書は渡されなかったという。
消防団本部は、「消防費支払いのときは、はっきりと消防団の身分を確認してください」と注意を呼び掛けている。 -
社会人権教育研究協議会
箕輪町文化センターで8日、05年度社会人権教育研究協議会が開かれた。
幅広い人権教育のさまざまな取り組みを学び、今後の活動に役立ててもらおう窶狽ニ、上伊那・諏訪地区の学校関係者や市町村の担当者などを対象に伊那教育事務所が主催。会は、福祉施設などで腹話術を通じたボランティア活動をしているNPO「腹話術友の会おかや」の腹話術で始まった。堀内一光さんは、冗談を交えながら人形とのやり取りを披露。腹話術は人の中に入って行く手段の一つ窶狽ニいう堀内さんは、腹話術を通して心を開くようになった認知症患者の話も発表した。
また、伊那教育事務所の山越和男所長は「近年のいじめは、携帯やパソコンを使ったものも多く、大人の目が届きにくくなっている。また、大人が中心となってメディアから流入する知識について考え、新しい人権侵害につながらないようにしていかなくてはならない」と話した。 -
弥生・伊那西文化祭
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校と伊那西高校で9日、文化祭が開かれ、一般公開された。
今年の弥生祭は、正門前に3年E組が製作した浅草雷門をまねた「浅草雷E門」が登場。また、2学年全クラスが、沖縄に関する展示などを行っており、それぞれ違った角度から、沖縄を伝えている。本部企画として大体育館渡り廊下に展示された弥生生808人の顔写真は、大切な人へのメッセージが添えられている。自分の子どもや孫、友達はどんなことを書いているのか窶狽ニ探す来場者も多く見られた。
10日は、午前10時縲恁゚後3時半が一般公開。
伊那西高校の西高祭は、野外ステージで生徒らがライブ演奏を披露したり、バスケットボールや卓球などの招待試合が行われた。中でも、10日午後1時から、4年連続全国大会出場の新体操部が披露する模擬演技は、西高祭、目玉の一つ。10日はそのほかにも、さまざまな曲を手話で表す方法をインターアクトクラブが披露したり、昨年冬から練習を重ねてきた2年5組の迫力ある和太鼓演奏も行われる。
公開時間は午前9時半縲恁゚後3時。また11日は、午前10時半から(開場は15分前から)立命館大学国際平和ミュージアムの安齋育郎館長を招き「イラク戦争から血液型占いまで窶舶ス和の現代的意味を考える窶煤vをテーマとした講演会も開かれ、一般の人も聴講できる。 -
伊那ローターアクトクラブが創立25周年で記念式典
伊那ローターアクトクラブ(平澤亜矢会長、9人)は9日夕、創立25周年記念式典を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。県内外のクラブ会員や関係者ら約60人が出席し、節目を祝った。
平澤会長はあいさつで、活動経過を振り返り「さまざま活動を通して、喜びや感動を分かち合い、学び、人として成長していくクラブ。今後、発展し継続していけるよう頑張りたい」と述べた。
記念事業は、9月に伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」で奉仕活動をするほか、ジャパン聴導犬協会への協力など。会員の増員にも力を入れ、発足当時の半数の20人を目指す。
ローターアクトクラブは、地域の人材育成を目的に18歳から30歳までの若者をメンバーに奉仕活動を中心に活動を展開。企業経営者らでつくるボラティア団体「国際ロータリー」がスポンサーを務める。
世界156カ国約17万人、国内425クラブ約5600人規模で、県内では7クラブ約90人が活動を繰り広げている。伊那クラブは80年6月に県内では3番目に発足。道路や河川清掃などをして、地域に貢献してきた。 -
旧高遠藩主・保科正之のNHK大河ドラマ実現に向けて、NHKに3度目の申し入れ
旧高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化実現に向けて100万人署名活動を展開している高遠町の代表者ら関係者は7日、東京都のNHK本社に3度目の申し入れに出向いた。
保科正之が1643年、会津藩23万石の城主となったことを縁に00年、親善交流関係を結んだ福島県会津若松市の菅家一郎市長も新たに加わり、伊東義人町長をはじめ、活動に協力する小坂樫男伊那市長、宮下市蔵長谷村長らとともに訪問した。
今回は初めて、訪問直前までに集めた14万2千余人分の署名簿も添え、「保科正之は名君として名を残した。ドラマ化してもらう意義は大きい」として要請した。
これに対しNHK側は「熱意があることを受けとめたい」とするも、「ドラマづくりは今後検討」とするに終わった。
町は「中間報告に過ぎない」とし、引き続き署名活動を続けていく方針を示している。さらに、会津地方の27市町村でつくる「全会津間連盟」が町側を全面的に協力し、活動を強めているという。 -
高遠町の伊東町長らが三宅島を訪問
高遠町の伊東義人町長や町会議員ら21人は6日、友好町村盟約を結ぶ三宅島(東京都・三宅村)を訪問した。被害・復興状況を視察し、支援金を贈って、復興を進める村民を激励した。
町は非難解除となった2月から6月までの間に支援募金を募り、町内2000戸余のほか、町議会議員、町職員(公社・社協職員含む)町三宅村友好協会、高遠そばの会など各種団体から174万3千円が集まった。
伊東町長は「非難生活で苦労されたと思うが、避難解除が出てなにより。三宅島の完全復興を町民全員で祈っています」と述べ、町民らの善意を平野祐康村長に手渡した。
訪問団によると、村内は未だガスマスクを要する状況にあり、復興は徐々に進んではいるが、被害の凄まじさを実感させられる光景はまだ残っている。
両町村は、疑獄事件(江戸時代)で大奥女中の絵島が高遠、歌舞伎役者の生島が三宅島と、2人の流刑先だったことで、1970(昭和40)年4月に友好町村盟約を締結。以降、相互の祭り行事などに参加して交流を深めていたが、00年7月に三宅島の噴火が発生したため、今回は6年ぶりの訪問となった。 -
みのわ祭りうちわ完成
みのわ祭りうちわ完成
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りのうちわが完成した。
涼しげな薄い水色の地で、中央に図案を配し、「みのわ祭り」の文字や期日などを記している。図案はコンクールで選ばれた箕輪中学校2年の山岡桃子さんの作品を採用している。
うちわは4500本作成。昨年同様に全戸配布はせず、祭りイベントの参加者に配る。 -
三峰総が南大東島児童にパンフレット寄贈
沖縄県南大東島と伊那市民との交流の動きが広がっている。国土交通省三峰川総合開発工事事務所(榎村康史所長)は5日、島民を伊那祭りに招く実行委員会(小林史麿代表)の要請に応えて、南大東島の小中学生(4年生以上)に同事務所発行のパンフレット「はじめての三峰川探検」を145冊寄贈した。
パンフレットは100頁カラーで、三峰川の歴史・自然・人の生活などが分かりやすく解説されている。実行委員会に参加した矢島信之さん(伊那市美篶在住)や丸山宏一さん(高遠町西高遠在住)らが、「渓流を見たことのない島民に伊那に来てもらうのだから、日本を代表する渓流・三峰川のことを知ってもらわなければ」と、三峰総などに働きかけた。
パンフレット寄贈のほかにも、8月初めの伊那谷訪問時に、美和ダムや周辺施設の見学も受け入れることになった。
榎村所長は「川を見たことがない島の人に、三峰川の自然の豊かさ、水の美しさを見てほしい」と話した。
伊那市内の大手製造会社に勤めた経験のある男性が島で作る青パパイアが縁で広がった交流。8月の伊那まつりにあわせて南大東村助役の仲田建匠さんを団長に38人の訪問団が伊那谷を訪れる。5日には伊那市教育委員会共催の島唄コンサートが開かれるほか、6日の伊那踊り、7日の遊ingゾーンなどでも物産販売や島唄披露が行われる予定。
既に伊那西小が同島小学校に交流のための手紙などを送っているほか、通り町商店街や伊那節の愛好者の中からも、交流を求める動きが始まっている。
詳しくは同実行委員会(TEL74‐5351グリーンファーム・小林、72‐2650井地)まで。 -
北小を考える会が要望
箕輪町立箕輪北小学校の「北小を考える会」(会長・浦野金治沢区長)は6日、平沢豊満町長に学校施設改善などの要望書を手渡した。同じ要望書を井内吉彦町教育委員長あてにも届けた。
同会は年1回、教育活動などのため要望事項を協議し、町に要望書を提出している。
浦野会長、副会長の北川新一大出区長と武井皓一八乙女区長、北小の長田伊史校長が役場を訪れた。
要望は▽中校舎西側外壁の修繕▽職員室西側に外来者受付用窓口の設置▽児童玄関全面に屋根の設置▽南校舎2階西端に非常階段を-など7項目。
平沢町長は要望項目の内容を聞き、「検討したい」と答えた。 -
新規採用教員の初任者研修
伊那教育事務所は5日、05年度新規採用教員の初任者研修を箕輪町の箕輪東小学校を会場に開いた。初任者26人は、6年生の授業や帰りの会をメモを取りながら参観し、指導法などを熱心に学んだ。<br> 初任者研修は1年間を通して計画されている。今回は、授業参観や授業研究会を通して専門職としての基礎的研修をし、実践的指導力の向上を図る目的で開催。テーマは「子どもと共に創る小学校の授業から学ぶ」。上伊那地区の公立小・中学校の24人と自律学校小中学部所属の2人が参加した。<br> 名越朝介教諭が授業する6年生の社会科(歴史)は、源頼朝が弟の義経を自害に負い込んだことについて児童が感想を発表。「なぜ自害に負い込んだのか」という疑問から学習問題を作り、答えを予想。学習問題を調べる方法を明確にしたあと、各自が調べ学習に取り組み、分かったことを発表した。<br> 初任者は、児童の発言を基に授業が組み立てられ進んでいく様子を参観し、調べ学習をする児童の様子も興味深く見ていた。<br> 初任者研修は年14回ある。今後は、夏にレポートを持ち寄っての研修、秋はコミュニケーションやカウンセリング、来年1-2月には初任者自身が授業を提案して学ぶ予定。<br><br>
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かいご家たより33
かいご家で働いている看護師は私も含め5人。宅老所で5人の看護師がいるなんて、本当に貴重としかいいようがない。だって、募集しても看護師はなかなか見つからないのが現状だから……。
他の事業所からは「いいね」なんて羨ましがられている。
個性豊かなナースたちだから年功序列なんて関係なく、お互い言いたい放題。でも、基本的な理念はしっかりもっていて看護師である前に人として本当にいいケアをしてくれている。
私からみれば総婦長的なKは、ホントに良く気がついて、入浴前や食事前後のトイレ誘導は見事なもの。よく似合う短パン姿で入浴介助も颯爽とこなし、汗にまみれたお化粧も抜け目なくサッと直すのを見ると、さすがKさんって感じ。そして、いつも自家製の美味しいお漬物をもってきてくれるので利用者さんやスタッフからもホントに喜ばれているお母さん的な存在だ。
次の大御所はI。以前外科で働いていたこともありテキパキと仕事をこなす。どうしても入浴が嫌という利用者さんもIの妖艶なお誘いにかかってしまうと何故かすんなりと入ってしまう程、不思議な力を発揮してくれる。また、時には厨房担当で美味しいお料理も作ってくれたり。万能選手っていってもいいかもしれない。
看護師の中では、一番若くて天然ボケも入っているW。利用者さんからすると孫のような存在で可愛がられている。就職した当初はホントに大丈夫かなぁと心配になってしまう面もあったが、今ではそんな心配も一切ない。常に利用者さんと同じ目線で接しているのを見ていると、この仕事が好きなのがよくわかる。いろんな事を経験しながらWがどんな風に育っていってくれるのかこれからが楽しみだ。 そして、他県からたった一人でこの地にきて頑張ってくれているO。おっとり型の性格が功を奏してか健康チェックしながら利用者さんの話にじっくりと耳を傾け、聞き上手になっている。最初のころは土地のことも解らずどう会話して良いのか戸惑い悩んだらしいが今ではしっかりなじみの関係になり、娘の様に思われ世話を焼かれている姿もチラホラ。W同様、天然ボケも入る。とことん追求していく姿をこれからも持ち続けてくれたらと思う。
皆、看護師という専門的な分野を持ちつつも介護スタッフと同じ目線で同じ気持ちで仕事ができていることを誇りに思っている。
専門的であるがゆえに責任という重圧も決して欠かすことはできないが、かいご家のスタッフとして一人ひとりの心のケアを一番大切にできる看護師であって欲しいし、私自身そうありたいと思う。
かいご家 看護主任 田本真喜子 -
食べたよ!青パパイア(5)
私は食いしん坊で、実家に帰るといつも母(井地千代子さん)が作るパパイア料理を楽しんでいたんです。味噌汁に入れたりサラダにしたりしているうちに、もっといろいろ使えないかなって思ったんですよ。肌もつやつやしてくるみたい。
弟が亡くなってかなり落ち込んでいた母も、青パパイア料理に出会って、やっと何か打ち込める物を見つけ、立ち直った感じでした。平安山さんたちのおかげだと思っています。ありがとうございました。
【ボロジノ・ヨーグルト】
(1)青パパイアを1センチ角のさいの目に切り、水・砂糖で煮る。南大東島特産黒糖を使うと気分もバッチリ。最後に香りつけにブランデーを少々。島で生産が始まった黒糖ラム酒でも良いでしょう。煮えたら冷ます。大きさや味付けはお好みで。
(2)市販のヨーグルト(もちろん自家製でも可)を器に盛り、煮た青パパイアをトッピング。イチゴやオレンジなど好みのフルーツを添えても良いです。
(3)後は食べるだけ。青パパイアはナタデココのような食感で、繊維質も多いし、煮ても壊れない特殊なビタミンCも豊富だそうです。
※ボロジノは南大東島の別名
【パパイアフライ】
(1)青パパイアは皮を剥き、縦に2つに割って種を取ってから、約1センチ幅にスライス。
(2)普通にフライを揚げる要領で衣を着け、やや低めの温度からじっくりと揚げます。最後は高温でカラっと。
(3)油を切ったら、盛り付けて、飾りの緑を少々。ウスターソース、トンカツソース、ほかにおろし酢醤油なども合います。