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上伊那郡町村会長に宮下市蔵長谷村長
上伊那郡町村会は12日、役員改選を行い、新会長に宮下市蔵長谷村長を、新副会長に矢ヶ崎克彦辰野町長を選出した。
前会長は先日辞任直後に逝去した矢田義太郎前宮田村長。5月9日会長に選出されたばかりだった。
郡町村会は、国政・県政に対する町村長の意見取りまとめなどを任としてきたが、広域市町村合併に進展に伴い県内に町村の存在しない地域も生まれることを背景に、県の町村会が06年度から直接各町村長と連絡をとる運営方針に転じたことから、その任の必要性が乏しくなり、05年度末に解散することが決まっている。 -
西春近短歌会31周年記念歌会
発足31年を記念して13日、伊那市の西春近短歌会は、同地区深妙寺などで記念歌会を開いた。見ごろを迎えたアジサイを見学した後、沢渡の会場へ移動し、それぞれが作った短歌を批評しつつ、31年を振り返った。
「伊那市の歌」を作詞した宮脇至氏に短歌を習ったことをきっかけに、数人のメンバーが会を結成。現在は、宮脇瑞穂氏に指導を仰ぎながら、月に一度、それぞれの作品を評価し合い、腕を磨いている。30周年となった昨年は歌集も出した。
途中参加の人もいるが、31年前から続けているメンバーも多く、最盛期は30人前後になったこともあったが、会の高齢化に伴いメンバーは減少。現在は13人ほどで活動を続けている。
この日会員たちは、更なる会の継続を胸にしつつ、それぞれ長年続けてきた短歌の腕前を確かめ合っていた。< -
高校野球・辰野高校
【長野オリンピックスタジアム】<br><br>長野商業<br>300130110-9<br>022002112×-10<br>辰野<br><br> 辰野は初回、3点を追う劣勢から、相手投手を攻めたて2、3回に4点をもぎ取り1点をリード。しかし、同点にされると、5回、主戦宮川が死球、四球などで3点を取られ、逆に2点のリードを追う展開となり主導権を譲り渡す。<br> 辰野は6回、2点を返し1点差とするが、その後、両者とも2点づつを加え、最終回を迎える。<br> 辰野は中盤で主戦・宮川から継投した、多彩な球種を兼ね備える小林(朋)が長商下位打線を3者凡退に打ち取り、逆転勝利を狙う。先頭鮎沢が右翼前打で出塁。犠打や、相手の後逸、四球などで2死1、3塁の好機をつくる。池田監督はここで、4番北村を代え、ピンチヒッターに樋口を送り、勝負に出る。樋口は、真ん中へ甘く入った初球を迷わずスイングし、打球を右中間へ運ぶサヨナラ打で逆転。「1球目からいくつもりで勝負した。開ぅ哀薀狆って楽しくやろうと思っていた」と、辰野は、重要な場面で勝負強さを見せた樋口の、公式戦初打席初安打で勝利をつかんだ。<br> ○…池田剛幸監督<br> 7、8、9回で3点差以内なら、子供たちを信じて逆転できると思っていたので試合の流れとしては計算道理だった。樋口には、1回1打席の練習を続けさせてきたので準備は万端。期待に答えてくれて嬉しい。とにかく挑戦し、諦めず、みんなでつなぎ、次の試合も勝利したい。
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箕輪の竜東線の未来を考える会
箕輪の竜東線の未来を考える会(杉本正樹委員長)は12日、第3回会議を町文化センターで開いた。竜東線バイパス案も含め今後の竜東線について会を構成する町内5区ごとに案をまとめることを確認した。<br> 会は04年12月に発足。竜東線沿線の福与、三日町、長岡、南小河内、北小河内区の関係者、町議会議員、公募委員で構成する。竜東線の理想的で現実可能な道路計画を住民側で検討し、関係機関に提言、具体的な実施を目指す。<br> 04年度は北小河内区の交通安全対策事業現地視察、交通量調査、県への要望などを実施した。<br> 今後の活動は、・茲領掬貔・侶弉茲砲弔い椴掬貔・丱ぅ僖弘討盍泙甞洞茲埜‘い祁弉莪討鬚泙箸瓩襦・・醗貊錣妨鯆摸鳴敢困鮗損椶景擦擦篤始・慮従・眥敢困垢襦D敢詐貊蠅六案・ス・茵・戚汎始・覆匹・・笋傍鵑・辰討い襦まbr>
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上伊那針灸マッサージ師会が南箕輪老人ホームを慰問
上伊那針灸マッサージ師会は12日、南箕輪養護老人ホーム南箕輪老人ホームを訪問し、お年寄りらに健康になってもらいたいとボランティアで利用者や職員をマッサージした。<br> 何十年も続くボランティアで、会は上伊那郡内の福祉施設などを訪問している。南箕輪老人ホームには年1回訪れており、この日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の会員8人とボランティア1人が訪問した。<br> 施設利用者と職員の希望者がマッサージを受け、全身を丁寧にほぐしてもらい、「楽になった」「気持ちよかった」と喜んでいた。会員は午前中いっぱいマッサージをし、「喜んでもらえてうれしい」と話していた。<br>
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箕輪町共通商品券「プレミアム商品券」8月7日発売
箕輪町商工会商業部会は8月7日、10%お得な町共通商品券「プレミアム商品券」を発売する。商品券の取扱い事業者募集の第1次締切は15日まで。<br> 中心市街地活性化に取り組む「箕輪町TMO構想」に基づき昨年に続いて実施。町内の登録店で商品券で買物をしてもらうことで、個人消費の喚起と現金の町外流出を防ぎ、地域商業の活性化を図る。<br> 商品券は千円券11枚1セット(1万1千円分)を1万円で販売。1人10セットまで購入できる。販売総額は2千セット、2200万円分。<br> 発売は午前9時から町商工会館前。商品200個限定で空くじなしのスピードクジを実施する。商品券1-4セット購入者クジ1回、5-9セット購入者クジ2回、10セット購入者クジ3回。<br> 登録店に掲示するポスター2種類も完成。商品券の購入を呼び掛けると同時に、会員事業所に取扱い事業者登録を呼び掛けている。第1次締切7月15日まで。第2次締切7月20日。<br><br>
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南箕輪村と住民の裁判和解案まとまる
不動産総合企画事業の城南物産(本社・南箕輪村神子柴、埋橋常人社長)と埋橋常人氏(70)が、南箕輪村が97年に着工した神子柴自然公園建設工事により井戸水が濁ったとして村を相手に損害賠償を求めていた問題で、東京高等裁判所は13日、最終の和解案をまとめた。原告側は「これ以上長引いては仕事に支障をきたす。やむなく和解する」、唐木一直村長は「できるものなら和解したほうがいい」とし、8年に及ぶ係争が終結する。<br> 97年1月、村が公園建設に着工。原告は同年3月、井戸水が濁った-と抗議し、99年1月に地方裁判所伊那支部に提訴した。02年1月の一審判決で村が全面勝訴し、原告は同年2月に東京高裁に控訴。05年5月末、東京高裁の裁判長から和解勧告があった。<br> 和解案は、▽村が原告側に解決金として450万円の支払い義務を認める▽原告が水道管を自宅まで埋設する許可申請をした場合に村は許可事務を行い、できる範囲内で必要な協力をする-など。<br> 原告は「水道をひく費用は自分持ち。納得いかないがやむなく和解する」と話した。村長は、「裁判所は、井戸水が濁ったのは事実だが因果関係はわからないとしている。村民相手の裁判をこれ以上続けることはどうかと思う。和解勧告の受け入れが妥当と判断した」とした。村は27日の村議会に和解案と解決金450万円の補正予算案を上程する。<br>
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記者室
駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するという改革案が県教委から示されたことにより地元関係者の間からは怒りの声が噴出している。署名運動を起こそうとの動きも出てきた▼事の是非はともかく、展開が先ごろの伊南市町村合併論議に似てはいないか。一方は財政危機に軸足を置いて合併の利点を力説し、片や話が一方的で納得できないと猛烈な反対運動を展開する窶煤B合併問題では議論は最後までかみ合わないままだったが今度はそうならないことを願う▼国にも県にも市町村にも金がないことは分かるが、あえて言うなら教育だけは何をおいても優先させるべきだ。目先の金に振り回されて判断を誤ると数十年先になって手痛いしっぺ返しを食らうことになるだろう。(白鳥記者)<br>
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予告・KOMA夏! 第3話
駒ケ根市の夏を彩るKOMA夏! 第3話「En★joy★N!(エンジョイン」は23日、中心商店街を舞台に開幕する。一般参加17団体・総勢約650人によるダンスパレードや、早太郎伝説から生まれた「スピード太郎」と敵役「ヒッヒー」のほかローカルヒーロー・カッセイカマンが出演するショーなどが多彩に催される。<br> 主な日程は次の通り。<br> ▽午後2時=すずらん通り交通規制開始、「ヒッヒーの館」開館▽3時=物販・食販出店・パフォーマンス披露(すずらん通り)▽4時=国道交通規制開始、ローカルヒーローショー(広小路・仲町交差点特設ステージ)▽4時30分=ダンスパレード参加チーム受け付け▽5時5分=自由曲によるダンス披露(国道・広小路)▽5時55分=開会セレモニー▽6時=ダンスパレードスタート▽8時15分=パレード終了▽8時30分=フィナーレ(ダンスタイム・表彰式)▽9時商連ちゃん宝くじ抽選会▽10時=交通規制解除<br>
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護身術
駒ケ根市の赤穂公民館は14日、第5回女性セミナーを同公民館で開いた。テーマは「護身術」。駒ケ根警察署の生活安全刑事課の刑事らを講師に招き、襲われた時の対処法について実技を交えて学んだ。<br> セミナーには約15人が参加。駒ケ根署の前島昭文係長は「相手の方が力が強ければ抵抗するのは大変だが必ずチャンスはある。あきらめずに試してほしい」とさまざまな護身術の方法について詳しく説明し、実際にやって見せた。参加者らは2人一組になり、前島係長らの指導を受けながら、腕をつかまれた時に腕を大きく回転させて振りほどく方法や、後ろから抱きすくめられた時に相手の指をつかんでねじり上げる方法などさまざまな護身術を何度も繰り返し練習していた。
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第2回
押し寄せるIT化の波
-ネット利用で地方の経営はどう変わる?【上】伊那毎日新聞創刊50周年記念企画の1つ、上伊那「経済時事対談」。第2回のテーマは、インターネット時代に地方企業はどう対応していくべきか。大手企業の情報システム担当者・コンピューターシステム業者・積極的にネット利用を進める地元企業担当者の3人に語り合っていただいた。
【出席者】
●遠藤和夫さん(55)KOA株式会社経営管理イニシアティブ情報システムセンターゼネラルマネージャー/長野県経営者協会上伊那支部情報委員会
●丸山慎一さん(38)株式会社仙醸企画主任
●小林正信さん(43)
有限会社キャリコ社長 -
伊那消防組合構成市町村議会議員ソフトボール大会
伊那消防組合は13日、同組合を構成する市町村の議会議員や理事者の親ぼくを深めることを目的としたソフトボール大会を開いた。
伊那市営球場と県営球場を使って6つの市町村チームと理事者チーム一つが、トーナメント形式で対戦。全9試合が行われた結果、高遠町が優勝。準優勝が辰野町、3位が伊那市となり、試合を通して参加者たちは親ぼくを深めた。 -
おはなしドキドキぱーくin大芝公園
850冊の絵本をのせた自動車「おはなしぱけっと号」がやってくる、おはなしドキドキぱーくin大芝公園は10日、南箕輪村大芝公園の屋内運動場であった。親子連れが大勢訪れ、絵本を読んだりゲームや工作などを楽しんだ。村教育委員会内みなみみのわ実行委員会主催。<br> 「おはなしぱけっと号」の絵本は、自由に好きなだけ読むことができ、子どもたちはたくさんの絵本の中からお気に入りを見つけ、お母さんに読んでもらったり、自分でページをめくって読んだり、本に親しんでいた。<br> 運動場内は、イベントブースがいっぱい。読み聞かせ・紙芝居・パネルシアターや「ゴンベエ・ワールド」のバルーンアートを楽しんだり、丸木を切って名札を作ったり、ぬり絵をしたり、お手玉やけん玉、ゲームにも挑戦。子どもたちはブースを次々と回って遊んでいた。<br>
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伊那東部地区を対象にシルバー技能アップ講習を実施
伊那市と市交通安全協会は8日、70歳以上の高齢者を対象とした、「シルバー技能アップ講習」を市内美篶の伊那自動車教習所で開いた。参加者らは自身の運転技術を見直し、交通安全意識を高めた。
高齢者の事故防止を目的に、同講習を毎年実施。今回は「高齢者交通安全モデル地区」に指定されている同市東部地区(日影、上の原)の高齢者が参加した。
この日は、70歳-83歳の自動車を運転する15人が集まり、坂道、車庫入れ、踏み切りなど、場内の教習コースを運転し、指導員から適切なアドバイスを受けた。
参加した男性(76)は「指導員に注意してもらったことをふまえながら、これからも安全運転を心がけたい」と話していた。
伊那署によると、今年(7日現在)、管内で発生した人身事故319件のうち、高齢者が第一当事者の事故は55件(前年同期比9件増)、高齢者が関係した事故は88件(同15件増)。
市安協は、同モデル地区を対象とした、交通安全講話やアトラクションなどの内容の区民大会を11月13日、実施する予定。 -
箕輪少年野球連盟主催箕輪大会
箕輪少年野球連盟主催の05年度箕輪大会は10日、番場原第1、2球場であった。上伊那郡下の16チームが出場し、2ブロックに分かれて優勝を競い合った。<br> 郡下の各チームが集まり交流を深める大会は、春季、秋季、箕輪大会、辰野大会の年4回。今大会は05年度の2回目。<br> 各チームは、日ごろの厳しい練習の成果を発揮。ベンチや家族の応援を受けながら、熱闘を繰り広げた。<br> 結果は次の通り。<br>◇Aブロック (1)箕輪中部ヤンキース(2)南小ドラゴンズ(3)西友クラブ、ヤングホープス<br>◇Bブロック (1)伊那ドリームズ(2)箕輪ジャイアンツ(3)辰野ヤンガース、箕輪彗星クラブ<br>
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ポカミス防止セミナー
上伊那産業振興会が主催する製造業の品質管理に関わる講習会=「ポカミス防止と見える化セミナー」の第1回が12日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センターであった。当初20人の定員だったが、60人もの応募が殺到し、開催数を2回にして開かれた。
「顧客クレーム0」が多くの製造業企業の目標になっているが、現実的には、どんなレベルの作業員が生産ラインに入っても100%良品が造り続けられる工程を、管理監督者や技術スタッフが用意することが問われている。
セミナーでは中部産業連盟主席コンサルタントの中山賢一さんが、ポカミスを交通違反になぞらえつつ、最大の要因は「目学」(=自分だけの浅い知識と経験による勝手な判断)とずるさだと指摘。ポカミス防止のためには(1)作業条件の明確な提示(2)手順・方法をマニュアル化することによる作業の標準化(3)適度の緊張感を持続させるための管理監督窶狽ハじて、作業工程全体を基準化することが重要などと話した。
管理監督の徹底のために作業の進展状況を一目瞭然で掌握できる工程全体の「見える化」が必要だ窶狽ニも。
単純作業による大量生産の工程でも、製造機械組立などの「一個造り」の工程でも、ポカミスを防止することは現在、重要な課題となっている。特に、組立などの作業工程においては、ポカミス防止のために作業員の熟練工化に力点を置く主張と、作業監督者による作業工程のマニュアル化と管理徹底に力点を置く主張とがあり(中山氏は後者の立場)、その方法が模索中でもある。こうした中、伊那谷の企業でもポカミス防止には強い関心が寄せられており、参加者はメモなどとりながら熱心に講演に聞き入っていた。<br> -
新山小6年生が記念植樹
伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。<br><br><br>新山小6年生が記念植樹<br><br> 伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。
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高遠町、長谷村へ伊那まつりをPR
<br><br><br> 伊那市の「第33回伊那まつり」(8月6、7日)をPRするため、酒井茂同市助役、中村孝夫実行委員長、林政喜実行委員会市民おどり委員長ら5人は12日、高遠町、長谷村役場をキャンペーンに訪れ、住民への参加の呼びかけなどの協力を依頼した。<br> そろいの法被(はっぴ)で高遠町役場を訪問した酒井助役らは、祭りの特徴や歴史などを伊東義人高遠町長に説明。中村実行委員長は「高遠町から、大勢の人たちが参加するよう協力を」と訴え、伊東町長は「全面的にお祭りに協力したい」と返答した。<br> 来春の3市町村合併をひかえ、市民踊りや祭りへの参加をPRするため、今年初めてPRキャンペーンを実施した。<br> 各市町村の交流を図るため、同祭りの「市民おどり」(8月6日)には、同町から30人、同村から50人の、住民と職員でつくる踊り連が参加。また、同市からは同町の「城下まつり」(23日)に50人以上でつくる踊り連が参加する。
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南箕輪村北殿
向井松代さん(64)花をいっぱい家に飾ることが夢-。そんな夢のとおりに、本物と見間違えてしまうほど美しく作られたパンフラワーが家中に飾られている。
「作っているときは夢中。どんなお花になるかなと考えながらやるんです。手間はかかりますけど、出来たときはすごくうれしい」
『世界に一つだけの花』の歌が好きで、その歌詞にある“オンリー・ワン”を思いながら花びら1枚1枚に心を込め、1輪の花を作り上げていく。
「生の花もパンフラワーも、いろいろな花がなんでも好き。好きだから楽しいです」。主婦業の合間の制作だが、ついつい夢中になりすぎてしまうほど。1週間はパンの花、次の1週間は庭の花の手入れをする生活だ。
パンフラワーとの出合いは新聞で見た展示会。伊那市荒井区の赤羽弘美さんが主宰する「ルナ・フローラ伊那川北教室」に通い始め13年目を迎えた。
パンフラワーには小麦粘土のパンの花、布と粘土の染の花、本物調のリアルアート・フラワー、陶器風仕上げのラペリスフラワー、ハーブの香りの石けん粘土で作る香りの花石けんなどがある。月2回のレッスンでパンの花と石けんの花を中心に学んできた。
カラー、バラ、マツムシソウ、スイートピー、ジャスミン、キキョウ、野イチゴ、野ブドウ、アケビ…。手掛けた作品は数え上げたらきりがない。専用の部屋に置き、季節ごとに飾る花を変えて楽しんでいる。
最初に作ったのはカラー。伸ばし棒という丸い棒一つで粘土を扱い、花びらの柔らかなカーブを作り出すのだが、「フリルがなかなか出ないんです。難しかった」と振り返る。
花は色、動き、表情を自分で作っていく。生の花や本を見て研究し、つぼみから3分咲き、5分咲き、満開などさまざまな表情を作り出す。ツタを作るときは本物の葉で葉脈を模ったり、濃淡や陰影、つやなどを何色もの絵の具で表現する。
普通は1種類の花を数本作る程度だが、海外旅行で見たホテルのロビーに飾られた豪華な花のイメージから、「だんだん花の数が増えちゃう」。今制作中のガーベラも、わずか1週間で20数本を作り上げた。
手間と根気のいるパンの花。完成すると嬉しさのあまり、帰宅する家族皆にお披露目するのだという。
「家族の協力がなければここまで出来なかった」。車の免許を持っていないので、夫がレッスンの送り迎えをしてくれる。都合がつかないときは、娘夫婦が運転手を務める。「本当にお陰様でやらせてもらっています」
花と旅は夫と共通の趣味。以前は体が弱く大病もしたが、今は丈夫になり、夫婦で海外旅行にも出かける。「元気でいることが幸せ。花からパワーをもらって頑張っています。健康でないと旅もパンの花も、何もできないですもんね。本当に健康に感謝です」
染の花や陶器調の花を作ってみたい、孫娘のためにお嫁入りのときのブーケのセットも作ってあげたい-と夢は膨らむ。
村内の銀行ロビーで初の個展を開いたばかり。教室の作品展「パンの花 ルナ・フローラ展」(8月6-17日、かんてんぱぱホール)にも出品する。 -
県看護大学のサモア研修生、中病で実習
駒ケ根市の県看護大学へ研修に訪れているサモア独立国の看護研修生2人が13日、伊那中央病院で病院実習をした。
異文化看護の視点を養うことを目的として同大学は、昨年から生徒同士の交換実習をしており、サモアの生徒が実習に訪れたのは今年が初めて。
ファアレガ・マプさん(27)とヘンリー・テイラーさん(23)は、今後2週間、県内医療施設などで実習や見学を行う。二人には日本の生徒が一人ずつ付ぅ肇鷓い、施設を一通り見学したり、患者の身体を清潔にするケアを実際に行った。
ファアレガさんは「サモアは、看病は家族が中心にするものだが、ここは看護婦が中心でやっており、文化の違いを感じた」と、実習の感想を話した。
サモアは発展途上国だが、90%を越える識字率に比例して保健衛生の水準は高い。しかし、物価水準の違いから、海外へ出る人が多く、看護士も例外でない。サモアがこのプログラムを助成するのは、サモア国内に看護士をとどめる意図もあるという。 -
9面記事・闘犬の雄叫
夏が来た。近くのせせらぎの近くをホタルが舞っている。幻想的な光を放ちながら天空を泳ぐ蛍を見ていると、子供の頃その蛍を追っかけて小川へ転げ落ちた思い出がよみがえる。そして少し大きくなり物心が付き、いわゆる大人になり・ス変心・スが芽生え、職場の女の子を誘って川べりを蛍と一緒になって歩いたことも…。
梅雨の時期と一緒に蛍もやってくるし、懐かしい思い出もまたやってくる。めでたし、めでたし!
『恋にこがれて鳴くせみよりも、鳴かぬホタルが身をこがす』夏も真っ盛り、せみの声が聞こえてくる。ホタルもセミもこの前も書いたが生涯の大部分を土の中で過ごし、明るい地表へ出てきてわずか3縲・日で死んで逝く…。そのわずかの日々を精一杯鳴き続け、光り続け、燃えて燃えて燃え尽きるのだと思う。この燃え尽きるということが大事なことで人間、何時どこで燃え尽きるかが問題なのだ。中途半端な燃え方ならば燃えない方がいい。そうかと言って燃えなくては感動も興奮もなにもない。仕事に燃え、恋に燃え、燃え尽きて死んでゆきたいものと誰しもが考えているんだろうと思う。
昨日は医者と一緒に一日を過ごした。ロータリークラブの用事で二人で丸子という所まで車で往復したので車の中でいろいろ話した。内科医の権威で年は74歳。つやつやとした顔で、若々しい。私の主治医というか、カゼかなと思うと飛び込んで行く開業医の先生である。その先生と話の流れの中で意気統合したことは、男は幾つになっても子供っぽいし寂しがり屋のいくじなしだということだ。女は強い、生きる勢いがあるとも。
そして燃えて尽きたいという話になって、後何年の命なのか、何年生きたいのか、自分自身の目標は何なのか、やりたいことがあるのか棚卸しをしようと言うことになった。あまり欲の皮を突っ張ってもだめ、そうかといって欲がなければ生きる価値がない。自分の能力のちょっと上あたりを目指すのだという。目標が決まったら一目散に突っ走る、女房、子供の批判もあろう、しかしだ80までの時間だ、持ち時間が少ないのだから多少の障害は覚悟しろ、真剣にならざるを得ない、すれば回りの者も理解してくれるものだという。
医者の世界と小生の生きる世界とはまるっきり違うが、同じ人間なんだという気持ちが伝わってきた。勉強になった一日であった。 -
県が水防法改定説明会
県土木部は7日、飯田市の飯田消費生活センターで水防法などの改定に関する説明会を開いた。天竜川と木曽川の流域の建設事務所と各市町村から実務担当者、約70人が参加した。
04年に全国的に台風被害が続出したことを受け、国会が水防法などを改定、5月から公布された。特に04年の災害では、従来実効的な対策が十分でなかった中小の河川での被害が大きかったため、改定法では、主要には県が管理する中小河川などで避難に有効な情報を集約・伝達することや、それを受けた市町村が迅速に避難などの対策を立てることが重視されている。
説明会では、県土木部の村山幸男企画員が(1)大河川の洪水予報などの充実(2)浸水想定区域の調査・設定対象を中小河川にまで拡大しハザードマップを作成(3)災害時の指示伝達系統の整備やハザードマップの周知徹底をはじめ警戒避難体制の充実(4)水防団の退職報償金制度の創設などによる水災防止体制の強化-などのポイントを話した。
当面は国や圏の支援のもとに、各市町村ごとに浸水想定区域の調査とハザードマップ(災害時避難地図)の作成を進めることになる。
04年の経験にもとづいて国・県・市町村が真剣に取り組むべき課題だが、説明の途中から居眠りを始める参加者の姿が目立った。 -
七夕灯ろうまつり
大芝の夜を灯ろうで飾る七夕灯ろうまつりが10日、大芝高原多目的広場であった。園路に並んだ239個の灯ろうはまるで天の川のようで、幻想的な明かりが園内を包んだ。<br> みどり塾有志、上伊那農業高校、村開発公社(大芝荘・大芝の湯)、青少年育成村民会議の主催。4年前から大芝の湯周辺に灯ろうを飾っている。<br> 村内保育園、南箕輪小学校と南部小学校の各5年生、村社会福祉協議会、JA上伊那などが灯ろうを作って参加。灯ろうに保育園児は自分の顔や「パン屋さんになりたい」などの願いごと、小学生は「くらいよる きれいにひかる とうろうが」などの俳句などを書いた。<br> 参加者は、灯ろうに使う蜜ろうキャンドルを大芝屋内運動場で作り、辺りが暗くなるまで「水のひろば」周辺でミニミニコンサートを楽しんだ。<br> 灯ろうに火がともると、広場には柔らかな光の道ができ、子どもたちは自分の灯ろうを探したり、キャンドルが照らし出す灯ろうの絵や文字を眺めて楽しんだ。<br>
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上伊那家庭婦人バレーボール第16回かがやけ大会
上伊那家庭婦人バレーボール連盟主催の第16回かがやけ大会は10日、南箕輪村の村民体育館と南箕輪中学校体育館であった。熱戦を繰り広げ、辰野町のリュシオールが優勝した。<br> 連盟には17チームが登録。上伊那の1位を決める今大会には13チームが出場した。2会場でトーナメント方式で競技。ギャラリーからは子どもたちの応援もあり、ネット際の攻防を繰り返し白熱したゲーム展開となった。<br> 結果は次の通り。<br> (1)リュシオール(辰野町)(2)どんぐり(飯島町)(3)コスモス(伊那市)空木(駒ヶ根市)<br>
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教育フォーラム講演会
箕輪町女性団体連絡協議会主催の教育フォーラム講演会は10日、町文化センターであった。「みんなで育てよう 未来の宝 子ども達を」と題した信州大学教育学部伊藤武廣教授の講演に町民らが熱心に聞き入った。<br> 女団連は、町発足50周年の今年、皆が共に学び希望あふれるまちづくりをしよう-と、講演会を計画した。<br> 伊藤教授は、今の子どもと40年前の子どもを比較すると今の子どもは脳の発達が4、5年遅れていること、普通の子が突然おかしな行動をとる原因に前頭葉発達の不健全があるとする意見などを紹介した。<br> 社会全体に進んでいる孤立化現象が前頭葉や全ての年齢層によくない-と指摘。「いろいろな人に会って刺激し合い、批判しあっていいアイデアが出る。刺激がないと人間の頭は働かない」とし、脳の発達の不健全の原因に子どもが遊ばなくなったことを挙げた。<br> 解決すべきこととして、▽子どもをどうやって遊ばせるか▽高齢者をいかに孤立させないか-という2点を示し、「我々大人が本当に心して行動し模範を示さないと、子どもは目指すものがなくなる」とも話した。<br>
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伊那北、初戦突破ならず
【長野オリンピックスタジアム】
伊那北
00010100-2
00111134X-11
蓼科
伊那北は初回、2回とランナーを三塁まで進める好機を得点につなげれず、3回、蓼科に1点を先制される。4回に同点に追いつき、その裏、守備を安定させるため、高めに浮く玉を狙われていた主戦・山口を、制球力のある2年の森に継投するが失策。ランナーが溜まると初球の甘い玉を狙われ、6回まで毎回、追加点を奪われ、主導権をつかめないまま試合が進む。
7回にも3点取られ、右翼の守備に入っていた主戦・山口をマウンドに戻すが、8回、満塁本塁打をゆるし、コールドで惨敗した。
◆久保村智監督
初戦の試合でチーム全体が堅くなっていたことは事実。練習で取り組んできたバントなど、一つひとつが試合で決めていけば、自分たちの形に出来たが、ペースをつかめなかった。選手はよくやった。試合の結果は残念だが、2年中心のチームを引っ張ってくれた3年生を労いたい。 -
赤穂、8回に同点、勝ち越し本塁打で初戦勝利
【県営飯田球場】<br>赤穂<br>000000030-3<br>100001000-2<br>上田<br><br> 赤穂は初回、6回に得点を許し、2点を追う展開。4回以降毎回ランナーを得点圏に出すものの、後続がなく、7安打で無得点。主戦・熊谷が打たせて取る投球で絶えしのぐ。<br> 赤穂打線は8回、継投した上田・大久保を攻める。先頭の宮下が四球で出塁し、二死二塁から丸山(剛)が、内角のカーブを「(配球を読んで)思いっきり打った」右翼席への2点本塁打で同点。息をつかせず、岩見が二死から、内角の直球をバックスクリーンに飛び込む本塁打を放ち、形勢逆転。岩見は後談で「高校生活で1番の当たり」とし、2人の公式戦、初本塁打で勝負を決めた。<br> その後、8、9回を主戦熊谷から継投した丸山が、危なげないピッチングで上田打線を抑えた。<br> ◆真野義英監督<br> 中盤までは嫌な展開で、熊谷を中心に本当によく辛抱して守った。2本のホームランにはビックリしたが、赤穂は打力のあるチームではないので、守ってリズムをつかみながら次の試合も勝ちたい。<br>
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環の農業者セミナー開講
持続可能な農業や食の安全を担うエコファーマーを目指す地域農業者に、環境負荷の少ない農業技術を学んでもらおう窶狽ニ12日、上伊那農業改良普及センターは、上伊那の農業者を対象にした「環(わ)の農業者セミナー」を開講した。新規就農者から農林水産省の有機JASを取得した人まで、さまざまな農業経験者約30人が参加した。
初顔合わせとなるこの日は、自己紹介の後、長野県農業改良協会の竹内洋夫事務局長がエコ農業やエコライフについて講演。竹内さんは「現実のとギャップが大きいのがこの世界だが、エコファーマーであることに誇りを持ち、自然を調和する農業の実現を目指してほしい」と話し、効率を求めた結果、環境汚染や地力の減退などの弊害が生じてきたことを指摘。エコ農業を進めるためには、自然の力や資源の循環を生かしつつ、極力農薬の予防散布をしないことなどに務める必要があることを提言した。
セミナーは、3月まで定期的に行われ、品目別講習も行われる。 -
みはらしの湯1943804人達成
97年10月にオープンした伊那市の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の入館者が10日、194万3804人を達成した。「いくよ、みはらし」のごろ合わせ。ピタリ賞1人、前後賞4人に記念品がそれぞれ渡された。
ピタリ賞は、塩尻市の無職藤田修二さん(66)。定年後、長野県に移り住み、温泉が大好きで県内30数カ所を回ったという。「みはらしの湯」は南アルプスの眺望が気に入り、月1、2回のペースで利用。この日は他の温泉施設に行こうか迷ったが、雨がやんだことから、足を運んだという。
羽広荘の高木伸治支配人が羽広荘のペア宿泊券、みはらしの無料入浴券(6回分)を贈呈。「ラッキーですよ。いいお風呂に入れます」と喜んだ。
前後賞にはみはらしいちご園のいちごワイン、入浴券(6回分)、みはらしパノラマ写真を渡した。
達成日を当てるクイズの抽選会は後日、開く。
11月前後には200万人を達成する見込みで、唐沢寿男支配人は「安心してゆっくり楽しんでいただける施設づくりに努力したい」と話した。 -
上伊那消防ポンプ操法
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が10日、伊那市役所駐車場であった。団員906人が参集。上伊那10市町村の代表チームが出場し、日ごろの練習成果を発揮した。
ポンプ操法は、消防署員が審査員を務め、規律とタイムの速さを審査した。水槽から火点(標的)まで延長55メートル。団員はきびきびとした動作でホース3本をつなぎ、指揮者の指示に従って放水した。
各種目の優勝チームは24日、千曲市で開かれる県大会へ出場する。
入賞は次の通り。
▽ポンプ車操法の部(1)南箕輪村(2)辰野町(3)宮田村(4)箕輪町(5)伊那市▽小型ポンプ操法の部(1)宮田村(2)伊那市(3)辰野町(4)中川村(5)南箕輪村▽ラッパ吹奏の部(1)辰野町(2)箕輪町(3)駒ケ根市(4)伊那市(5)中川村