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宮田大学がコケ玉づくり
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」は16日、コケ玉づくりに挑戦。山野草を組み合わせるなど、オリジナルの作品を完成させた。
約40人の学級生の大半が初体験。白鳥剛公民館長の指導で、団子状に丸めた土の表面に、コケを丁寧に張りつけていった。
持参した山野草などを植え付け、独創性あふれる仕上がりに。「形をつくるのが難しかったけど、人ぞれぞれで面白い」と他人の作品と比べながら、ワイワイにぎやかに取り組んでいた。
作品は11月5、6日に開く村の文化祭に出品する予定。「玄関に飾る。家でもつくってみたい」と、意外と簡単にできるコケ玉は好評だった。 -
県伊那文化会館プラネタリウム担当
松尾美恵さん(25)有賀鮎子さん(24)
ドームに映し出される満点の星空。まるで宇宙に抱かれているようなプラネタリウム。9月から秋番組「プラネテス縲恚罇ッの空縲怐vを投映している伊那市の県伊那文化会館プラネタリウムの“星空案内人”だ。
「小さいころから星が好きで、学校の自由研究も星を選んでいた」という松尾美恵さん。文学少女で神話から星の世界に入った。中でもアルゴ星の話が好きで、「星座は分からなくても、神話だけは知っていた」。空を見上げては三ツ星やカシオペアを探していた。
この仕事は3年目。イベントの仕事をしたいと同館に職を求め、プラネタリウムの話をもらった。「星好きの私がプラネタリウムに引き寄せられたのかな」という。
88年8月に開館したプラネタリウム。当時小学1年生で、4年生ころまでずっと通っていた有賀鮎子さん。「暗いところが好きだったので、暗いドームに絵が出てきてきれいだったのを覚えている。印象に残っているのは、神話をやっていてカシオペアが出てきたこと」。星ブームで、小学校の授業も星の勉強時間が長く、流星群は毎年見ていた。
大きくなってプラネタリウムのことは忘れていたが、求人を見て「やってみたい」と応募。2年目になる。
イベントの企画、番組決め、準備、投映など、プラネタリウムの仕事全般を受け持つ。幅広い年齢層が利用するため、年4回の番組に子ども向け、大人向けなど一つずつニーズに合った番組を選ぶ。
星空の生解説もする。初めは「緊張した」「手が震えた」という二人。今は、「お客様の反応を見ながら話すことを少し変えたり」と余裕も見せる。知っている星座の話は客の反応もよく、夏はさそり座が特に好反応だったという。
「興味を持ってもらえるように、面白く、分かりやすくを心がけている」有賀さん。松尾さんは「聞きやすいようにしたい。楽しく、ちょっと『くすっ』とするところがあってもいいかな」と。
音楽と共に星空を楽しむ「星空☆CDコンサート」は、番組作りから手掛ける。テーマを決め、シナリオを作り、選曲。校正を繰り返して完成させる。
「コンサートといってもここはプラネタリウムなので、星空にうまくからめていくような内容を考える」「星に興味がない人でも、コンサートに来たことで空を見上げるようになるかもしれない」
訪れた人に星に興味を持ってほしいと、伝える一言のために本や雑誌、インターネットなどをフル活用して調べる。楽しい番組、分かりやすい解説のため、勉強も欠かさない。
日本中のプラネタリウムは今、利用者が減少傾向にある。同館も例外ではない。初めて訪れた人が、「こんなにいいプラネタリウムなのに…。もっと多く来てほしいね」と話していくこともある。
「ただ星を見るだけの場、いやしの場としても使えるけど、いろいろなことができる」。環境問題、気象、宇宙飛行士など、さまざまに派生させることができ、その逆もある。「星に興味を持つならいろいろなところからでいいと思う。プラネタリウムをきっかけにいろんなことに関心を持ってもらえたら」
「子どもたちにたくさん見てほしい」。二人の願いだ。 -
西原ぶどう祭り家族連れでにぎわう
中川村片桐の西ケ原ぶどう生産組合(西村宗俊組合長、15軒)のブドウ園内の農村交流施設で17、18日、ぶどう祭を開催。村内外からぶどう狩りに訪れた来場者でにぎわっている。
現在、早生系の藤稔(ふじみのり)、安芸(あき)スイートが中心で、来場者は大房をはさみで切り取り、園内でほおばったり、5キロ、10キロと買い求めていた。
施設内では豚汁が振舞われ、ブドウと豚汁で、「食欲の秋」をたん能していた。
18日も豚汁サービス、焼肉コーナー(自費)を行う。ぶどう狩りは10月23日まで、早生系に続き、玉豊、中性種のシナノスマイル、ピオーネ、ナガノパープル、晩生の高妻、ロザリオビアンコと続く。入園料(食べ放題)は大人千円、小学生未満半額。直売は1キロ800円。 -
南信州うまいもの即売会
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で17、18日、「南信州うまいもの即売会」が開かれ、にぎわっている。南信州加工開発連絡会主催。
味の里のまつかわの各種漬物、湯ケ洞の素朴なおやき、楽珍房の特産の市田柿を使った銘菓、下條ふるさとうまいもの会は蒸したて、熱々のそばまんじゅうの実演販売のほか、銘茶やケチャプ、ジュース、ジャム、乳製品など、下伊那各地から集まった14団体が約百種類を即売している。
18日は午前10時-午後3時、運だめしもち投げ宝拾いは午後1時30分。農産物パック加工相談コーナーは午前10時から。 -
牧ケ原祭盛大に
文化の秋、感動の秋、青春の熱き祭典始まる-。中川村の中川中学校の文化祭「第30回牧ケ原祭」は「架け橋縲恂イの場所へ縲怐vをテーマに17、18日開催。 初日は開祭式に続き、恒例の郷土学習発表。2年2組は「大豆」をテーマに、大豆の栄養や種類、大豆料理などを展示とステージで発表。1年1組は村の歴史やハチ博物館についてニュース仕立てで構成。ほかに陣馬太鼓、リサイクル、ソーラン節など各クラスの1年間の取り組みをまとめ発表した。
また、残暑の校庭に飛び出し、障害物リレーや大縄飛びを楽しむ「生徒の集い」で盛り上がった。
2日目各種展示のほか、午前中は吹奏楽部の発表に続き、クイズを盛りこんだ「青春企画」。午後は全校や各クラス、PTAが斉唱、混声合唱を響かせる「音楽会」。閉祭式は午後2時50分から、2日間の祭りの思い出をかみ締めながら、フィナーレ。一般公開は18日午前8時50分-午後3時20分まで -
篆刻教室受講生募集
手づくりの篆刻(てんこく)に挑戦してみませんか窶煤B駒ケ根市広小路の元木春峰堂は10・11月に開く篆刻教室の受講生を募集している。講師に伊藤たん心先生=飯田市=を迎え、未経験者にも分かりやすいよう丁寧に指導する。
教室は全4回。第2・4金曜日の午前10時窶柏ウ午。受講料は4回分で1万円(材料費別)。
問い合わせ・申し込みは元木春峰堂駒ケ根店(TEL81・6611)へ。 -
飯島区議が林道でボランティア
飯島町飯島区(竹俣栄二郎区長)の区会議員16人は11日、横根山林道や御座松キャンプ場で投げ捨てられたごみや空き缶拾いをした。
夏の行楽シーズンが終わり、与田切渓谷の紅葉が始まる前に行われる、区議の環境整備活動は、15年以上続いている恒例のボランティア。
大正新田公園に集合した区議らは、3班に分かれ、キャンプ場内、マス池南から浄水池まで2キロ余の林道、両サイドの区有林に不法投棄されたごみを拾い集めた。
集まった軽トラック2台分のごみは分別し、処理した。
竹俣区長は「年々ごみが減っている。周りの区有林をきれいにしておくと、不法投棄も少なくなる」と話していた。 -
第10回みのわ美術展
みのわ美術会(46人、柳沢照治会長)主催の第10回みのわ美術展は18日まで、箕輪町文化センターホールで開いている。会員と一般公募の入選作品91点が並び、多くの町民らが訪れ、レベルの高い作品に見入っている。
同会は、伊那美術展と県展入選者の有志を主体に、公募による有資格者も含め組織。箕輪町での美術文化の発展に努めることを目的に活動している。今年は第10回展の記念誌を発行予定。
出品は、会員36人が合計79点。日本画5点、洋画42点、彫刻4点、工芸28点。絵画は最も大きな作品が130号で、年々大作が増えているという。
一般公募の入選は洋画6人9点、工芸1人2点で、洋画で大槻徳則さん=沢=の「晩秋」、工芸で向山智充さん=富田=の「樹」が奨励賞を受賞した。
午前9時-午後5時半(最終日午後4時)。入場無料。 -
わらぞうりづくり講座
地域に伝わる文化を青年海外協力隊の候補生らに知ってもらおうと駒ケ根青年会議所(塩澤和彦理事長)国際化まちづくり委員会は15日、駒ケ根青年海外協力隊の候補生を対象にした「わらぞうりづくり講座」を協力隊訓練所で開いた。候補生ら約50人が参加し、昔ながらのわらぞうりの作り方を学んだ。
講師として指導に当たったのは、わら細工を通じて地域に貢献する活動を行う「わらじクラブ」の北原甲子三代表ら3人。北原さんは「皆さんが派遣国に行った時にこのぞうりづくりが何かの役に立つといいね」と話し、わら製よりも丈夫で外観もきれいな、細布を使ったぞうりの作り方を指導した。
候補生らは北原さんらが教える縄の巻き方などに「分からない窶煤vと四苦八苦しながらも懸命にわらぞうりづくりに取り組んでいた=写真。 -
マコモ消費拡大研究会
一般家庭にはあまり馴染みのない食材マコモの普及を図ろうと駒ケ根市営農センターは15日、マコモ消費拡大研究会を駒ケ根市役所保健センターで開いた。市内のホテル、旅館、飲食店関係者ら約30人が参加し、マコモの栽培状況などについて学んだほか、マコモを使ったさまざまな料理を試食した。
講師のグリーンホテル料理長山越信治さんは「マコモはタケノコのような、ナスのような、トウモロコシのような味わい。癖がないので、工夫次第でいろいろな料理に使える」としてマコモとサザエの香味焼き、鶏肉マコモ巻き、そば団子マコモおろし仕立てなどのオリジナルメニューを紹介した。参加者らはテーブルに並んだマコモ料理を食べ比べて、その味と香りをじっくりと賞味していた。
マコモはアジア原産のイネ科の植物。黒穂菌が付いて根元の茎の部分が肥大化したものをマコモタケ(キノコではない)として食用にする。イネの転作作物として注目され、市内東伊那で約80アール栽培されている。 -
高齢者クラブグラウンドゴルフ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は15日、第4回議長杯争奪グラウンドゴルフ大会を駒ケ根市営グラウンドで開いた。会員約120人が参加し、優勝を目指してスコアを競った。日差しは強いものの、さわやかな秋風が吹くグラウンドで「ナイスショット」の声が明るく響いた。
グラウンドゴルフはゴルフのパターを大きくしたような木製のクラブを使ってボールを打ち、各ホールの打数を競う軽スポーツ。ある程度の平坦な場所があればコースを自由に設定できるため、マレットゴルフなどに比べて気軽に楽しむことができる。
上位チームは次の通り。
(1)小町屋B(2)町3区A(3)上赤須A -
南箕輪村長寿者訪問
南箕輪村の唐木一直村長ら理事者は16日、村内の88歳以上の長寿者を訪問し、ますます元気で長生きしてほしいと祝い金を贈った。
夫婦そろって長寿の北殿の大明化学工業相談役池上房男さん(92)と久江さん(88)夫妻を唐木村長が訪問。「これからもお元気で」と長寿を祝った。
夫妻は1941年に結婚。今年で結婚生活64年になる。一人娘が東京に嫁ぎ、孫3人、ひ孫1人。夫婦二人暮しだが、娘さんが頻繁に訪れるという。
「母が今日まで生きられるように生んでくれたことに感謝」という房男さんの健康の秘訣は「歩くこと」。47年から庭でミツバチを飼い、蜂蜜やローヤルゼリーは食卓に。久江さんお手製のニンニクと卵黄で作るニンニク丸や庭で採れる小梅の蜂蜜漬を毎日欠かさず食べる。「何事も始めたら続けることが大事」という。ほぼ毎日、大明化学工業に出勤。読書が趣味で経済や仏教などの本を1カ月に3冊ほど読んでいる。
久江さんは編物が趣味。房男さんが「よく飽きないな」というほど、時間があると編物をしている。人への贈り物も手作りが多いという。村公民館の高齢者学級に10年近く参加。村内のデイサービスセンターにも週1回行き、「できるだけ外に出て人と会うように心がけている」という。
05年度中に88歳以上になる人は169人。最高齢は102歳の男性。満100歳は3人。村は、88歳から99歳の人に祝い金8千円、100歳以上に5万円を贈る。 -
箕輪町消防団詰所建設工事など入札
箕輪町で16日、8月25日の入札で不落だった中部小学校旧体育館屋根改修工事、消防団基幹詰所改築工事・詰所建設工事の入札があった。屋根改修工事は落札、消防団詰所の改築、建設工事は落札候補が決まった。
中部小旧体育館屋根改修工事は指名競争入札。入札者は6社で、ヤマウラ箕輪営業所が630万円(税抜き額)で落札した。
消防団詰所の工事は受注希望型競争入札。前回の入札は、第6分団長岡詰所、第2分団富田詰所、第2分団下古田詰所の建設工事3件と第1分団沢基幹詰所改築工事の計4件。
今回、下古田・富田・長岡詰所の建設工事をまとめて1件とした消防団詰所建設工事は、松島の日之出建工が2500万円で落札候補。第1分団沢基幹詰所改築工事は、北小河内の新橋屋建設が840万円で落札候補に決まった。入札者はいずれも1社だった。
8月の入札5件の不落については、町議会9月定例会の一般質問(13、14日)で複数の議員が真相などを質問。平沢豊満町長は、「不落は正常なこと。入札行為は契約締結行為で、発注者はよい品質をより低価格で-と考え、受注者は利益を考える。双方の考えが合致しないと成り立たない」とし、「受注希望型は今後も続け、できるだけ町内の皆さんに発注する考えは変わらない」と答弁していた。 -
箕輪中3年生が町議会一般質問を見学
箕輪町立箕輪中学校の3年生21人は14日、選択社会の授業で町議会9月定例会一般質問の様子を傍聴席から見学した。
選択社会の授業は週1回。公民の地方自治の学習の導入に-と社会科の中上亜矢子教諭が傍聴を申し込んだ。
生徒の約3分の1がケーブルテレビで議会の様子を見たことがあるが、議場での傍聴は初。議員と町長のやりとりを見学し、「難しい」「言っていることが分からなかった」と話す生徒たち。中塚春奈さん(14)は、「意味はわからないけど、町のことをよく考えて言っているようだった。政治がなんとなくわかった」と話した。
中上教諭は、「生徒は議会を見たことがないので、1度見ることで全然意識が変わってくる。今回は衆院選もあり、生徒の関心もあったのでタイミングが良かった。今後の勉強につなげていきたい」と話していた。 -
「田楽座」恒例けいこ場公演
伊那市富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団・田楽座の稽古(けいこ)場公演「よっておくんな田楽座」が15、16日あった。初日は地元住民ら約150人が集まり、太鼓や横笛のリズムに合わせた踊りや歌など13演目の民俗芸能を楽しんだ。
現在の場所に稽古場を構えたのをきっかけに、地域の人に見てもらおう窶狽ニ始め、14回目。毎年の公演を楽しみに、県外から訪れるひともいるという。
これまであった演目に加え、新作の「廿一田植え踊り」「三味線縲恍テ軽小原節」も披露。体の中から響き渡る太鼓の演奏「八丈島太鼓囃子(ばやし)」、親子の競演が会場を和ませた「獅子舞」など、次々と代わる舞台に、観客は大きな拍手でこたえた。
稽古場公演とあって舞台と観客との距離は近く、生き生きとした表情で、会場狭しと動き回る団員は迫力満点だった。
稽古場公演にほぼ毎回きている遊佐千恵子さん=駒ヶ根市梨の木=は「演目の鮮度も最新だし、演技者のやる気も伝わってきて楽しい。身近で、これだけ盛りだくさんな演目が見れる稽古場公演はお得」と喜んでいた。 -
伊那ナイターソフトリーグ戦終了
5月初旬から熱戦を繰り広げてきた伊那ナイターソフトボール連盟(関達也会長)のリーグ戦の全日程が終了し、15日夜、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で閉会式があった。
Aリーグ(12チーム)は、昨季4連覇を逃したインターフェアが9勝1敗1分で優勝、王座を奪還した。Bリーグ(12チーム)は、パイレーツが11勝全勝で優勝、1シーズンでAリーグへの復帰を決めた。
Aリーグ下位3チーム、Bリーグ上位3チームは来春入れ替わる予定。
関会長は「29回目のリーグ戦は終わるが、1チームも欠けることなく春また顔を合わせよう。新規加盟チームの『ちゅ縲怩ィ縲怩ュGets』はBリーグで準優勝し、色んな意味で新風を吹き込んでくれた。Aリーグに行っても新しい風を期待したい」とあいさつした。
閉会式後、秋季トーナメント戦が開幕。18チームが参加し、10月中旬に優勝チームが決定する。
リーグ戦の成績は次ぎの通り。
◆Aリーグ (1)インターフェア(2)アスター7勝3敗1分(3)GTエボリューション6勝4敗1分(4)ラッキーズ6勝3敗1分(5)ライジング5勝4敗2分(6)天竜ザザムシ6勝5敗(7)伊那市役所5勝6敗(8)信濃路クラブ5勝6敗(9)ますみクラブ4勝6敗1分(10)ニュースターズ4勝6敗1分(11)トレンディー4勝7敗(12)ほうせん9勝2分
◆Bリーグ (1)パイレーツ(2)ちゅ縲怩ィ縲怩ュGets9勝1敗1分(3)歌麿呂8勝2敗1分(4)スリーピース7勝4敗(5)下県フェニックス7勝4敗(6)レッドビッキーズ5勝5敗1分(7)加城5勝6敗(8)CROWS3勝7敗1分(9)V・I・P3勝8敗(10)高尾クラブ2勝9敗(11)セレネーズ2勝9敗(12)ないのにクラブ2勝9敗 -
11月17日からデジタル放送開始
伊那ケーブルテレビジョン(ICT・伊那市、向山公人社長)とエコーシティー駒ケ岳(CEK・駒ケ根市、中原正純社長)のデジタル放送共同ヘッドエンド事業協定書の調印が16日、伊那市内であった。11月17日から、BS、CS放送を先行してデジタル放送を開始する。
来年4月にNHK、10月に民放各局がデジタル放送を始めるのに伴うもの。共同で整備することで、設備投資・ランニングコストの軽減、上伊那郡内の情報の共有化による情報サービスの向上を図る。
伊那ケーブルに、県内地上デジタル放送再送信設備などヘッドエンド設備を設置するほか、双方をつなぐ光ケーブルを整備。事業費は約1億2千万円。
向山社長は「自然災害の対応など生活情報提供で、地域住民に喜んでいただけるのではないか」、中原社長も「自主放送の相互交換などで情報を共有し、加入者のサービスアップにつなげたい」とそれぞれ話した。
加入者は専用チューナーの取り付けが必要。取り付け費用5250円、デジタルパック料金(月額)1050円がかかる。
サービスチャンネルは37チャンネル(県内地上デジタル放送など含む)と一緒で、デジタル放送料金は統一する。
加入世帯は上伊那8市町村で3万7468戸。
上伊那の他ケーブルテレビとも一元化の方向で取り組んでいく。 -
第29回上伊那花き品評会
切花を中心の花き生産販売者(JA系統外)らでつくる上伊那花卉(かき)生産者会議(会員70人、田中賢一会長)による品評会が16日、伊那市の信州INAセミナーハウスであった。バラやカーネーション、リンドウなど、美しい花々を展示。伊那市の田中和浩さんのバラが最優秀賞を受賞した。
品種の選定や栽培、出荷技術向上などを目的とした品評会で、約290点がそろった。
生産者会議は、それぞれがさまざまな種類の花を生産しているため、品評会でも異なる種類の花々を楽しむことができるという。
色の発色具合や茎の太さ、病気にかかっていないかなどを基準に審査する。
田中会長は「今年は陽気が暑かったため、今はまだ花が軟弱な気がするが、寒くなるこの時期から、どんどん良くなり、色も鮮やかになる」と話していた。
また「地元消費者に花に興味をもってもらおう」と、フラワーアレンジメント講習もあり、訪れた人々は、花を買い求めたり、アレンジ方法を学んだりしながら、美しい花々を楽しんでいた。
受賞者は次の皆さん。
◇最優秀賞▼バラ=田中和浩(伊那)
◇優秀賞▼トルコギキョウ=唐沢政成(箕輪)蟹澤亜紀(伊那)▼カーネーション=小林淳一(飯島)岡野敏幸(伊那)加藤忠一(南箕輪)那須野明(飯島)田中功(宮田)▼サンダーソニア=入江則充(伊那)▼バラ=鈴木一生(飯島)▼アルストロメリア=片桐敏美(飯島)
◇優良賞▼クレマチス=渋谷宗一(飯島)▼アルストロメリア=佐々木松男(飯島)▼カーネーション=堺沢正、堺沢豊、福澤一郎(以上駒ケ根)竹澤孝生(飯島)▼バラ=小林均(飯島)
◇奨励賞▼トルコギキョウ=酒井則男(伊那)▼カトレア=永田治彦(箕輪)▼バラ=鈴木一生、中村敦彦(以上飯島)▼洋ラン=伊久間弘道(南箕輪)▼ヒペリカム鉢=酒井大(伊那) -
伊那地区労働衛生大会
伊那労働基準協会(向山孝一会長)は15日、県伊那文化会館で伊那地区労働衛生大会を開いた=写真。
全国労働安全衛生週間(10月1窶・日)を前にした、9月の準備期間に合わせ、労働者の健康確保と快適な職場環境づくりの推進を図るもの。上伊那の事業場から約380人が参加した。
冒頭、向山会長は「健康を阻害する要因をリストアップし、改善する機会にしてほしい。また、生活習慣病など一人ひとりが健康を守る意思が必要」とあいさつ。
大会宣言では、腰痛やじん肺などの職業性疾病が後を絶たず、一酸化炭素中毒などの災害も発生している状況から「心身ともに健康で、生き生きと働くことのできる快適な職場環境づくりに向けて取り組む」と誓った。
そのほか、伊那労働基準監督署員の化学物質や過重労働に対する健康障害の防止対策などの講話、陸上貨物運送事業労働災害防止協会上伊那分会の小池長分会長の大会宣言発表、信州大学医学部助教授で、医学博士の巽信夫さんの特別講演「働きざかりのメンタルヘルス」などもあった。
労基署の労働災害発生状況(8月末まで)は119件(前年同時期比8件増)。「はさまれ・巻き込まれ」「墜落・転落」が多い。 -
春日商店主 春日太喜治さん(89) 伊那市荒井
終戦後、1945(昭和20)年12月、モンゴルから伊那に引き揚げた。生活していくために開いた店は、もう60年にもなる。
青果物、化粧品などを販売。当時は食料難で、店には行列ができた。米がなく、ジャガイモやサツマイモなどの野菜を店頭に並べると、瞬く間に売り切れたという。「夜中もなく、人の2倍も、3倍も働いた。そうしないと、生活できなかったもんでね」と振り返る。
93(平成5)年、奥さんが亡くなってからは、たばこ、ジュース、宝くじのみの販売に切り替えた。
「何でもそろう大型店ができて、車社会になって、小さな店はさびれてしまうわけ。ただ、店の場所が四つ角にあるもんで、常連客らが立ち寄ってくれる。健康なうちは、のん気にやってるの」と話す。
「お互いに健康でいいね」があいさつ代わり。
20年前から、仲間と一緒にマレットゴルフを楽しむ。今も週1回、市内を中心に近隣市町村のマレットゴルフ場へ出かける。18ホール、パー72のコースをパー60窶・5で回る。市内で開かれる各種大会に出場し、優勝トロフィーをいくつも手にしている。
「クマが出るもんで、1人じゃ行かん」そうで「仲間と一緒に笑ったり、話したり楽しみながら、自然と歩く。技能も磨くし、脳も使うし、健康にいい」。プレー後は、近くの「菊の湯」や西箕輪にある日帰り温泉「みはらしの湯」などでさっぱりと汗を流す。
健康の秘けつは▽夜は早く寝て、朝は早く起きる▽自分の体にあった体操をする▽3度の食事は腹八分目窶煤B
体操は毎日3回、腕や足首を回したり、耳をこすったりする。1回につき5、6分。「気が向いたときにやっても効果はない」と習慣づけることの大切さを挙げる。
「人間は希望と楽しみがなくっちゃだめだよ」と元気に笑う。今度の日曜日も、マレットゴルフに出かける。 -
ビジネスプラン創造塾が開講
伊那商工会議所で17日、ビジネスプラン創造塾が開講した=写真。伊那市を中心に、申し込みのあった起業希望者ら26人のビジネスアイデアの事業実現をサポートする。伊那商工会議所・市主催。
塾は、新規創業を目指す人や新たな事業展開や商品開発、販路開拓などを考えている中小企業者を対象にしたもの。専門スタッフを講師に迎え、11月中旬まで6回、伊那市のマーケット分析、資金計画、事業計画書の作成などを学ぶ。
初回、参加者は、講師の経営コンサルタント星井あき子さんから、起業の心構えや成功するマーケティング・アイデアの作成方法などを聞いた。
星井さんは「起業するとは週40時間人のために働くことではなく、週80時間自分のために働くこと。それくらいの気概がなければできない」と述べ、起業に大切なこととして▽自分の欲求があるものを見つける▽変化する環境に自分を合わせる革新、ネットワークを作り守るなど起業家精神を持つ▽意思決定は早くする窶狽ネど5つを挙げた。
最終日は個別に作成した事業計画を発表するプレゼンテーションがあり、優秀なビジネスプランは「起業チャンピオン賞」として表彰する。 -
シェフの求める食材は
中川村文化センターで19日、大阪市のイタリアンレストラン「トラットリア パッパ」のオーナーシェフ、松本喜宏さんを講師に「こだわりのシェフの求める食材」講演会があった。中川村営農センター主催。
約30人が聴講。この中で、松本さんは「料理人が欲しいのは安全でおいしい野菜、つまり生産者が食べている物。おいしい野菜とは、味がはっきりしていること。マイルドでなく酸味が強い、苦味があるとか、甘みのある、味の濃いもの」と述べ、中川村の食材について「リンゴ、モモはデザートに、アスパラはサラダ、パスタに利用している」と話した。
また、「大企業の薄利多売の安売り合戦に対し、個性的な店づくりで差別化している」と最近のレストラン業界の動向に触れた。
農業生産者への要望に▽安全でおいしい野菜▽運送会社との交渉し、送料を安く▽包装の簡素化▽こまめな情報発信-などを挙げた。
この後、農家が持ち込んだ食材のサンプル、ブナシメジやドラゴンフルーツ、トウガンなどについて、食材としての可能性を示唆した。 -
老人大学駒ケ根市同窓会が社協に寄付
県老人大学駒ケ根市同窓会(小林俊雄会長)は13日、駒ケ根市福岡の馬見塚公園マレットゴルフ場で開いた第13回チャリティマレットゴルフ大会の開会式で、会員らの寄付金2万円を市社会福祉協議会に贈った=写真。受け取った市社協の堀勝福事務局長は「毎年のように寄付をいただき心からお礼を言いたい。浄財は社協の善意銀行に積み立て、高齢者・障害者福祉のために役立てていきたい」と感謝の言葉を述べた。
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箕輪中学校で新エネルギー教室
箕輪町は13日、温暖化問題や新エネルギーについて学んでもらおう窶狽ニ、箕輪中学校で新エネルギー教室を開いた。2年生約240人が、豊かな生活の反面、生じてきた環境への弊害や、温暖化進行を食い止めるクリーンエネルギーの可能性を学んだ。
講師に迎えた新エネルギー財団の小栗敏弘さんは、クイズを交えて、温暖化の影響で沈みつつある島や、日本のエネルギー自給率の低さ、石油の採掘可能年数などを示し「世界中で起きている異常気象は、温暖化が影響している」と説明。
風力発電や太陽光発電など、クリーンエネルギーを紹介し、重要性や必要性を呼びかけた。
小栗さんは「すぐに変わる問題ではないが、エネルギー意識や環境意識を持って大人になってほしい。また、今日のことを家で話し、車の買い替え時期などに、クリーンエネルギーへの切り替えも検討してほしい」と訴えた。 -
違法広告物撤去巡回
県の「屋外広告物適正化旬間」に合わせて13、14日、上伊那の各市町村で違反屋外広告物の一斉点検があった。各市町村の関係者や景観サポーターなどが集まり、人通りの多い場所などを中心に、巡回・確認した。
一般の景観サポーター11人が参加した伊那市は、全16人が3班に分かれ、国道沿いや駅周辺などを点検。広告物を掲出できない橋や街路樹、電柱などを確認して回った。
昨年は県内で101件の違反が確認されたが、景観サポーターの協力もあり、違反数は年々減少傾向 -
職員人権・男女共同参加社会づくり研修会
上伊那地方事務所は14日、上伊那の行政職員などを対象とした「職員人権・男女共同参加社会づくり研修会」を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。
公平・公正な立場が求められる公務員に、正しい認識を持ってもらい、差別のない社会づくりに取り組んでもらおう窶狽ニいう研修会で、約60人の関係者が参加した。
指導した伊那教育事務所生涯学習課の唐澤孝則教育支援主事は、ゲームを通して参加者の持つ固定概念を説明。2通りの見方ができる絵でも、どちらか一方が見えてしまうと、もう一方の見方を発見するのは以外に難しい窶狽ニいう体験を通して、普段当たり前と考えていても、当たり前でないことが多いことを示し、違った角度から物事を見たり、プラス思考への転換を提案した。 -
合同講演会
箕輪町商工会、伊那法人会箕輪支部、箕輪町経営研究会の合同講演会は10日、町文化センターであった。「物から心への時代」をテーマに、永世棋聖の米長邦雄さんが、日本人の素晴らしさを再確認し日本をつくり直すことの大切さを語った。
米長さんは63年将棋のプロ棋士になり、85年永世棋聖になる。93年51期名人。現在は日本財団評議員、東京都教育委員を務める。
「教育の中で一番大事なのは家庭。夫婦仲は自分の子どもに影響する。夫婦仲がいいかどうかが大事」と指摘。「夫が自分の小遣いで妻に渡した花は奥さんだけの花」と、妻の誕生日に必ず花束をあげていること、「うまそうなものがあったから、お前と食べようと思って買ってきた。それでいい。まんじゅう2個でいい」と、夫婦円満の秘訣を話した。
かつての日本にあって今の日本に無いものとして親子のきずな、“義”に生きる男らしい男、親や先生を尊敬するという常識、夫婦仲良く子に威厳を持つ-などを挙げ、「バブルの時期に“金と友に去りぬ”でなくなった。かつての常識を取り戻すときが来た。日本人を取り戻せ。自信を持って美しい日本人を育てることが大事」と強調した。 -
ラブリバー天竜の日
県南部防災対策協議会(吉川光國会長)は14日「第15回ラブリバー天竜の日」として天竜川の清掃ボランティアを行った。同協議会駒ケ根地区の約30人が参加し、太田切川合流点から丸塚公園までの約2キロにわたる天竜川両岸の堤防沿いを歩いて、散乱しているごみを拾い集めた=写真。
約2時間の作業で集まったごみは、燃えるごみ3袋▽廃プラスチック類6袋▽ガラス・金属類2袋窶狽フほか、古タイヤ、ベニヤ板などの粗大ごみで、2トンダンプカーの荷台一杯となった。
久保田福美総務委員長は「捨てられているごみの量は年々減ってきている。ボランティアを続けることで少しでも不法投棄の歯止めになれば何よりだ」と話している。 -
第3回性教育講座
駒ケ根市教育委員会・性教育プロジェクト会議は13日、親のための知恵袋学習会の第3回講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約30人が参加し、伊那中央病院長の小川秋實さんによる講演「性の発達窶白j性のからだ」を聞いた。
小川さんは生涯を通じての男性の体の変化と性感染症などについて分かりやすく解説した。「受精は数億個の精子の中のたった1つが卵子と接合するだけなのだから、子どもが男女どちらになるのかはまったくの偶然。しかし、結果的にほぼ同数になるのはなかなか興味深い」などと話した=写真。
参加者のほとんどは女性で、気恥ずかしそうにうつむきながら聞いている姿が多く見られた。
7月に始まった講座は月に1回、1月まで全7回開かれる。10月は「性犯罪の実態とその予防」について駒ケ根警察署の生活安全・刑事課の担当者が話す予定。 -
リブサポートがデイサービスセンター起工式
NPO法人リブサポート南信州(中原茂之代表理事)は13日、12月初めに開所予定のデイサービスセンターの起工式を同市北割1区の現地で行った。関係者ら約10人が出席し、神事を行って施設の無事完成を祈願した=写真。
同センターは宅幼老所(定員10人)と身体障害者支援施設(定員未定)を併設し、リハビリ設備なども備えるほか、利用者の送迎も行う予定。建物は木造平屋、延べ床面積約200平方メートルで、建設地は同法人が運営する高齢者アパート「サポートハウス駒ケ根高原もみじ荘」の隣。
中原代表理事は「センターの建設は、アパートに入居しているお年寄りの将来の安心のために窶狽ニ思い立った。自然に囲まれた良い環境の中で、老後をのんびりと幸せに暮らす手助けができればうれしい」と話している。