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伊那西高校が義援金を石川県の高校に贈る
伊那市の伊那西高校は、去年の文化祭で集めた能登半島地震義援金約9万円を交流のある石川県小松市の小松大谷高校に15日、贈りました。
15日は、小松大谷高校2年の山本悠雅さんと教諭の2人が伊那西高校を訪れました。
前生徒会長の福澤月恋さんから、去年の文化祭で生徒や来た人から集めた義援金91,283円が贈られました。
伊那西高校と小松大谷高校は、2023年に開かれた探究フォーラムに参加したことがきっかけでオンラインで交流を続けています。
今回の義援金は小松大谷高校を通して、輪島市の子どもの居場所施設を運営するNPO団体に贈られるということです
15日はほかに、山本さんが3年1組の生徒と探究の授業について報告し合い交流しました。
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みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、どんど焼き「せいの神」が19日に行われました。
羽広地区の児童代表など5人が着火すると、高さ13メートルほどの櫓が勢いよく燃えあがりました。
せいの神は、五穀豊穣の神「歳神」がなまったものです。
小正月の伝統行事で、毎年この時期に行われています。
長さ6mほどのヒノキで土台をつくり、12本の竹で囲ってあります。
まわりには、みはらしファーム内に飾られていた〆の子などの正月飾りの他、羽広地区の住民が持ち寄っただるまなどが置かれています。
時折、だるまや竹が爆ぜると大きな音が鳴っていました。
みはらしファームでは、「去年は能登半島地震など天変地異が多く起きた年となってしまったので、今年こそは良い1年になるよう願いを込めました」と話していました。 -
大学入学共通テスト始まる
大学入学共通テストが18日と19日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。
県内の試験会場では、午後4時現在トラブルはなく順調に進んでいるということです。
県内には14の試験会場があり、上伊那では駒ヶ根市の長野県看護大学と南箕輪村の信州大学農学部の2か所で行われています。
県全体の志願者数は8,536人で、上伊那の2つの会場では合わせて793人となっています。
1日目の18日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験が行われ、午後4時現在トラブルの報告はなく順調に進んでいるということです。
19日の2日目は理科、数学、情報の試験が行われます。
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月に1回フィンランドを身近に
月に1回、フィンランドを身近に感じてもらうイベントが、伊那市の市民の森で18日に開かれました。
伊那市では、フィンランド連携を推進する中で、去年から「月1モイmoi」というイベントを開いています。
モイモイとは、フィンランドで「おはよう」「こんにちは」など挨拶の時に使う言葉です。
18日は市内外からおよそ20人が参加し、たき火を囲み暖まりました。
参加者はマシュマロを焼いたりして楽しんでいました。
フィンランドの子どもたちは氷点下20度でも外で遊ぶということで、暖かくなる遊びを参加者で考えました。
フィンランド発祥のスポーツ、モルックのピンを使った丸太レースが行われました。
次回の月1モイmoiは、来月15日(土)に、伊那小学校の児童とフィンランドの菓子作りを行う予定です。
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上伊那岳風会 中学校で詩吟の授業
上伊那の詩吟愛好者でつくる上伊那岳風会の詩吟体験授業が、箕輪町の箕輪中学校で16日に行われました。
詩吟体験は、2年生の漢詩の授業で行われました。
上伊那岳風会の松田岳峰副会長ら3人が講師を務め、中国唐の時代を代表する詩人、孟浩然の漢詩『春暁』を吟じました。
詩吟は独特の節をつけるため、生徒は、音階を表した記号や息継ぎをする場所が書かれた紙を見ながらよんでいました。
松田さんは、「姿勢を正し、おなかから声を出してください」とアドバイスしました。
上伊那岳風会では、詩吟に興味を持ってもらおうと、2018年から上伊那の中学校で授業を行っています。
箕輪中学校では、今年度2年生全員が体験し、この日が最終日となりました。
上伊那岳風会では、「今後も詩吟の楽しさを伝える活動をしていきたい」と話していました。
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小沢さちさん19日にリサイタル
がんで闘病中のピアニスト小沢さちさんは、地元伊那市で初めてとなるピアノリサイタルを、19日にニシザワいなっせホールで開きます。
東京在住の小沢さんは、16日に伊那市の実家に戻り、リサイタルに向けて練習を行っています。
小沢さんは伊那北高校出身で東京の桐朋学園大学演奏学科ピアノ専攻を卒業。
卒業後は、東京をベースに、国内外での演奏を続けてきました。
しかし、2022年5月にステージ3の進行がんが発覚しました。
その一か月後、伊那文化会館で行われた音楽イベントで治療を受けながらステージに立ちました。
そこから長い闘病生活が始まり去年の春頃から回復しピアノ演奏ができるようになったということです。
復帰した小沢さんのピアノ演奏を多くの人にみてもらおうと、伊那北高校の同窓生たちが中心となり企画しました。
リサイタルは、闘病中に身近に感じられたというショパンのみで構成しています。
また、夫でチェロ奏者の称原哲雄さんとの共演も予定しています。
小沢さちさんのピアノリサイタルは19日の午後2時から伊那市のニシザワいなっせホールで開かれます。
全席自由で一般3000円、高校生以下は1000円です。
チケットは残りわずかとなっています。
販売・問い合わせは伊那市生涯学習センター、電話78−5801までお願いします。
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箕輪東小学校 山﨑君作文で全国優秀賞
箕輪東小学校6年の山﨑義心君は、第74回社会を明るくする運動、作文コンテストで優秀賞を受賞しました。
15日は、箕輪東小学校6年の山﨑義心君と両親が役場を訪れ、白鳥政徳町長に受賞の報告をしました。
山﨑君は、第74回社会を明るくする運動作文コンテスト、小学生の部で、全国12万9840点の応募の中から、優秀賞を受賞しました。
山﨑君は、「心ってどこにある?伝える大切さ」という題名で、作文を書きました。
寺の跡取りとして生まれた山﨑君が、感じてきた葛藤や感情のなかでも最後には感謝の気持ちを伝える大切さを作文で伝えたかったということです。
小学生の部で優秀賞を受賞したのは山﨑君を含め全国で15人です。
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伊那市在住下平将矢さんの色鉛筆画展
伊那市在住の下平将矢さんの個展、「第6回ショウヤ色鉛筆画展」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、およそ100点の作品が展示されています。
作品は、全て油性色鉛筆で描かれています。
下平将矢さんは、趣味で絵を描いているうちに、たくさんの人に見てもらいたいと思い、展示が出来る会場を探しはじめたということです。
2022年に初めて個展を開き、今回で6回目です。
伊那市の街並みを描いた作品もあります。
下平さんは「たくさんの人に作品を見てもらいたい、今後は、大きい規模の展示会を開きたい。」と話していました。
下平さんの個展、第6回ショウヤ色鉛筆画展は24日(金)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
ものづくり教育プログラム展示会
箕輪町の小中学生の作品展「ものづくり教育プログラム展示会」が箕輪町文化センターで開かれています。
会場には町内6つの小中学校の児童、生徒が作った作品およそ230点が並んでいます。
箕輪町教育委員会では、小中学生に使う人を意識しながら工夫してものづくりをしてもらおうと、2007年度から「ものづくり教育プログラム」を行っています。
押し花にしたあさがおをラミネートして作ったランタンは、児童が使う人に喜んでもらえるデザインを考えたということです。
木製パズルは仲間と一緒に楽しめるよう、絵を描いてつくったということです。
作品展は、20日(月)まで箕輪町文化センター展示コーナーで開かれています。
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高遠高校 学習成果を発表
伊那市高遠町の高遠高校の学習成果発表会が伊那文化会館で17日に開かれました。
学習発表会は授業や総合的な探求の時間の学びの成果を発表する場で、全校生徒およそ280人や保護者・地域住民などが集まりました。
このうち去年12月に4日間の台湾研修へ参加した生徒5人が活動を振り返りました。
研修では台湾の高校生との交流やホームステイを行ったということです。
生徒は「言葉を覚えてから行ったので自分の気持ちを伝えられてよかった」「食文化の違いを感じて、広い視野を持つことができた」などと感想を話していました。
高遠高校は地域住民との交流を深めようと毎年「高遠高フォーラム&芸術フェスティバル」を開いていて、学習成果発表会はその一環で行われたものです。
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伝統文化おやこ体験フェスタ
伊那谷の伝統芸能や文化を体験する伝統文化おやこ体験フェスタが伊那市のいなっせで13日に行われました。
体験フェスタには伊那市を中心に60人が参加し、獅子舞や南京玉すだれ、和太鼓など5種類の伝統文化を体験しました。
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座は、太鼓の打ち方を教えていました。
伝統文化おやこ体験フェスタは、田楽座と地域住民で作るNPO法人ふるさと芸能研究所が、子どもたちにこの地域の文化を伝えていこうと行ったもので、今年で4回目です。
体験会の後は伝統文化公演が行われ、伊那市長谷のざんざ節保存会などが出演しました。
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わら細工教室でわらじ作り
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、わら細工教室が12日に開かれました。
教室には、市内外の14人が参加し、「わらじ」を作りました。
講師を務めたのは、伊那市高遠町勝間の牧野晃さん92歳です。
この教室は、わら細工の技術を受け継いでいこうと、2022年から伊那市民俗資料館が開いているものです。
牧野さんは、「両手をうまく使い、バランスよく編んでくだささい」とアドバイスしていました。
牧野さんが編んでいる様子を撮影する参加者もいました。
わら細工教室は、19日にも開かれる予定で、次回は小さいほうきを作ることになっています。
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大芝高原味工房 みその寒仕込み
南箕輪村の大芝高原味工房などで販売する、みその寒仕込みが始まっています。
16日は味工房大豆班のメンバー4人が寒仕込みを行いました。
味工房のみそは、地元産の大豆を使い作られています。
炊きあげられた大豆を、機械ですりつぶし、冷ましたら大豆と麹を混ぜ合わせていきます。
混ぜ終わると団子状に丸め、容器に投げ入れていきました。
投げ入れることにより、空気が抜けカビの発生を抑えられるということです。
この日はおよそ180キロを仕込みました。
今年は村内の小中学校からの注文が増え、コロナ前より多い去年の倍以上となるおよそ3.7トンを仕込む予定です。
みそは、味工房の直売所やファーマーズあじ~なで販売されるほか、村内の保育園や学校の給食に使われます。
この日作ったみそは貯蔵庫で寝かし、11月に販売されます。
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高遠高校芸術フェスティバル
高遠高校の芸術コースの生徒による展示会、「高遠高校芸術フェスティバル 美術・書道展」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で今日から始まりました。
展示されているのは芸術コースの1、2年生による絵画10点、書道9点です。
展示会は来月2日まで開かれます。
あす17日からは3年生の卒業制作展が伊那文化会館で開かれます。 -
森林活用の産業創業セミナー
森林を観光など産業としての活用を目指す、信州・森林サービス産業創業セミナーが16日、伊那市西箕輪のマウンテンバイクコースで行われました。
セミナーには県内を中心に森林サービス産業に関心のある人たちおよそ60人が参加しました。
参加者は3つの班に分かれ森林サービス産業に取り組んでいる施設の現地視察を行いました。
このうち伊那市西箕輪のマウンテンバイクコースC.A.B TRAILには約20人が集まりました。
現地視察ではコースの管理運営を行っている株式会社TRAIL CUTTER社長の名取将さんが、経営状況などについて話をしました。
長野県は森林の利活用に関心のある人たちを繋ぐ、信州・森林サービス産業推進ネットワークを去年設立し創業支援などを行っていてセミナーはその一環として初めて行われました。
セミナーではほかに伊那市のイナダニシーズで信州・森林サービス産業推進ネットワークの概要についての説明がありました。
県では健康や観光、教育など様々な分野で森林を活用した創業を支援していくことにしています。
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富県保育園で園児が伝統芸能に触れる
伊那市の富県保育園で、地元の芸能集団田楽座が芸を披露し、園児たちが伝統芸能に触れました。
16日は伊那市の富県保育園に、富県保育園と新山保育園の園児、合わせておよそ100人が集まりました。
伊那市は、幼いうちから伝統芸能に触れてもらおうと、毎年こうした機会を設けています。
16日は、富県を拠点に活動している、まつり芸能集団田楽座が芸を披露しました。
民謡やお囃子が披露され、年長園児が南京玉すだれもしました。
去年60周年を迎えた田楽座の十八番演劇の「とりさし舞」も披露されました。
最後に、幼いうちから親しんでもらおうと、伊那節体験が行われました。
田楽座のメンバーが、伊那節の振り付けをアレンジしたもので、園児は輪になって、伊那節を踊りました。
伊那市のイメージキャラクター、イーナちゃんも登場し、会場を盛り上げていました。
伝統芸能の鑑賞は、市内の保育園で毎年行われていて今年度は、高遠保育園や上の原保育園、東春近保育園でも予定されています。 -
弥生ダンス部 全国大会で初優勝
伊那市の伊那弥生ケ丘高校ダンス部は、1月11日と12日に東京都で開かれた全国大会、「全国高校ダンスドリル冬季大会」で初優勝しました。
優勝したのは、2年生12人のチームです。
弥生ダンス部は、11日と12日に東京都調布市で開かれた、「全国高校ダンスドリル冬季大会」の、ヒップホップ女子部門、10人以上15人未満のミディアム編成に出場しました。
この部門には全国から7校が出場し、これまでの最高順位、4位を上回り、念願の優勝を果たしました。
ダンスのスキルや表現力、フォーメーションなどが審査され、弥生は振りの揃った一体感のある演技が評価されたということです。
ダンス部は、週に1回外部コーチによるレッスンを受け、それ以外は、部長や副部長を中心に振り付けの確認などを行っています。
この日は、1年生の部員も優勝したダンスを見ていました。
赤須部長「最初は実感がわかなかったけれどとても嬉しい。本番は今までで一番楽しく踊れた。今後ももっと上を目指していきたい。」 -
田中寛美さん個展とバイオリンコンサート
伊那市西春近の学校教諭で画家の田中寛美さんの個展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
展示のタイトルは「音楽的物語から精神世界への表現の追求」で、油絵を中心に20点が展示されています。
現在59歳の田中さんは、第一美術協会の会員で、小学校の教諭を務めています。
第一美術展に出品を続け、第一美術賞、東京都知事賞などを受賞しています。
音楽も学んだ経験があるという田中さんは、音楽を絵画で表現することを目指し制作に取り組んでいるといいます。
楽器と女神をテーマに描いていましたが、徐々に、より抽象的な表現へと変化していったということです。
会場では、妻の和美さんのバイオリン演奏が毎日行われています。
和美さんは伊那フィルハーモニー交響楽団のコンサートミストレスで、自宅でバイオリン教室を開いています。
13日には25人ほどが集まり、演奏に耳を傾けていました。
田中寛美さんの個展は19日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
和美さんのバイオリンの演奏は毎日午前10時15分からと午後1時45分から行われます。
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南箕輪村 物価高騰対策に独自で1万円上乗せ
南箕輪村は、物価高騰対策として県が行う給付金に対し独自で1万円を上乗せする支援を行います。
これは14日に村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。
国と県は、物価高騰対策として、住民税非課税世帯や住民税均等割りのみ課税世帯に給付金を支給します。
村では、県が行う住民税均等割りのみ課税世帯への給付に、独自で1万円を上乗せする支援を行います。
対象数は280世帯で事業費は280万円です。
全協ではほかに、村政150周年記念式典の内容が示されました。
2月16日に開かれる記念式典では、村の功労者表彰や150年を振り返るシンポジウムが予定されています。
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箕輪東小の児童がお年寄りとまゆ玉作り
箕輪町の箕輪東小学校の児童は15日に、地域のお年寄りと一緒にまゆ玉を作りました。
15日は、箕輪東小学校2年生21人が、長岡長寿クラブのメンバー4人と一緒に、まゆ玉を作りました。
米粉にぬるま湯と砂糖、食紅を混ぜてこね、火が通りやすい大きさにしていきました。
箕輪東小学校では毎年、地域の伝統文化を子どもたちに伝えていこうと、小正月に合わせて、地域の長寿クラブに教えてもらい、まゆ玉づくりを行っています。
できあがったまゆ玉は、2年生と、1年生16人が五穀豊穣と山の安全を祈るほんだれ様に飾り付けました。
台座は長岡長寿クラブのメンバーが製作したものです。
ほんだれ様は今週いっぱい学校の玄関に飾られます。
まゆ玉は、1本ずつ家に持ち帰り用の木にも付け、自宅で飾るということです。
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伊那市 新年度予算市長査定
伊那市の来年度当初予算案の市長査定が15日から始まりました。
市長査定は冒頭のみ公開されました。
白鳥孝市長は「予算の範囲内で優先順位や規模など検討しそれぞれの事業を実施していきたい。また、保育園など施設の統廃合については避けては通れない。行政を運営するのではなく経営するという考えで、赤字を出さない健全経営をする考えをもって査定から初めていきたい」とあいさつしました。
予算編成の基本方針として「社会の変容に対する先を見据えた取り組み」や「すべての福祉に漏れがない取り組み、子どもに係る政策の一元化」などをあげています。
予算化を検討する主な事業は、官民協創の新しいまちづくり事業の推進や保育士確保に向けた補助金の検討、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金事業の推進などとなっています。
市長査定は、2月上旬まで行う予定で、来年度当初予算案は2月に発表されます。
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伝統の中曽根の獅子舞
地域の今年1年の安泰を願う伝統の獅子舞が12日、箕輪町の中曽根で披露されました。
中曽根獅子舞保存会のメンバー約30人が集まり中曽根公民館前で獅子舞を披露しました。
中曽根の獅子舞は雌獅子2頭の舞合わせで、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
公民館前には地域住民が集まり、獅子舞を見物していました。
舞が終わると集まった人たちは獅子に頭を噛んでもらい今年1年の無事を願っていました。
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新型コロナ週報 上伊那159人
15日発表の新型コロナウイルス感染症の6日から12日の週報です。
上伊那は159人、全県は950人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり10.80人です。 -
御筒粥 今年の世の中は七分八厘
今年の世相や農作物の出来を占う御筒粥神事が箕輪町の箕輪南宮神社で11日に行われ、今年の世の中は七分八厘となりました。
午後5時ごろ米5合と小豆3合、葦の茎37本を束ねた御筒を釜の中に入れました。
御筒粥は五穀豊穣を願う伝統行事で葦の茎への粥の入り具合で今年の世相や農作物の出来、気候を占います。
37本のうち長い1本で今年の世相が占われます。
2時間後の午後7時過ぎ、釜から筒が引き上げられました。
筒は本殿に運ばれ占いが行われました。
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伊那市西箕輪上戸 大文字建て
家内安全や五穀豊穣を願う、伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、大文字建てが14日に行われました。
朝5時。
太鼓が鳴らされると、色紙で作った巾着を持ち寄り、上戸の住民が三ツ辻に集まってきました。
14日朝5時ごろの伊那地域は氷点下5.1度まで冷え込みました。
長さおよそ12メートルの柱を担ぎ出し、飾り付けが行われます。
柱の中ほどには、天下泰平、区内安全と書かれた飾り箱や、区民が持ち寄った巾着。
その上部に酒樽、先端には、色紙で作られた花が飾り付けられました。
太鼓の合図で、柱が建てられます。
上戸の大文字建ては、今年1年の家内安全や五穀豊穣を願う小正月の伝統行事で、上戸南部実行部によると、鎌倉時代から続くとされています。
一度中止したところ疫病が流行ったため、それ以降毎年欠かさず続いているということです。
およそ30分かけて、柱が建てられました。
建て終わると、御神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
今朝建てられた大文字は20日に下ろされます。
巾着などの飾りは持ち帰り、各家庭の玄関に飾るということです。
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箕輪町消防団出初式
箕輪町消防団の出初式には101人が参加し、センターパークまつしまから役場までの約500メートルを市中行進しました。
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伊那市消防団出初式
伊那市、箕輪町、南箕輪村の消防団の出初式が12日行われました。
このうち伊那市出初式には消防団や赤十字奉仕団など407人が参加しました。
春日公園第2駐車場を会場に分列行進が行われ、白鳥孝市長や駒井啓晃団長らの観閲を受けました。
駒井団長は「訓練を通じ団員の技術力、組織力のさらなる強化を図るとともに地域との連携を強化したい」と訓示しました。
伊那市では去年1年間に27件の火災が発生していて被害総額は3,992万円となっています。
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南箕輪村消防団出初式
南箕輪村消防団の出初式が12日に行われ、観閲式で5つの分団が、赤や青などの5色のカラー放水を披露しました。
出初式には、95人が参加しました。
会場には、家族連れが訪れ、見学していました。
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箕輪町でクマのゾーニング導入へWS
箕輪町でのツキノワグマの生息地と住宅地の棲み分けをする、ゾーニング管理の導入に向けたワークショップが地域交流センターみのわで14日に開かれました。
ワークショップは県が開いたもので、区長や学校・保育園関係者、猟友会などおよそ50人が出席しました。
箕輪町でのツキノワグマの目撃件数は一昨年が3件でしたが、去年は19件と増加しています。
また去年6月には70代の男性が人身被害にあいました。
ワークショップでは、クマの生態やゾーニング管理について説明が行われました。
ツキノワグマは縄張りを作らず、行動圏は10平方キロメートルから、100平方キロメートルあるということです。
ゾーニング管理によりクマの生息地域と、侵入を防ぐ住宅地などの区分分けを行うことで、住宅地などでは県の許可なしに市町村の判断で捕獲できるようになります。
参加者からは、「手入れしにくい斜面などがあるため対応を検討する必要がある」「緩衝地域でクマの隠れ家となる藪をなくす場合、費用はどこが負担するのか検討してほしい」などの意見が出されました。
上伊那地域では伊那市が既にこのゾーニング管理を導入しています。
箕輪町では年内の導入を目指したい考えです。 -
上伊那美術部合同展 過去最多7校から出展
上伊那の中学校の美術部生徒の作品が並ぶ「第6回上伊那美術部合同展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には過去最多の7つの中学校の美術部の生徒155人の作品が展示されています。
作品ジャンルは水彩や鉛筆画、アクリル画など様々で324点が飾られています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは伊那市の伊那中学校、春富中学校、東部中学校、箕輪町の箕輪中学校が参加しています。
作品展は各校の中学生に交流してもらおうと始まったもので、毎年この時期に開かれていて今年で6回目です。
関係者は「今の中学生の感性を作品から感じてもらいたい」と話していました。
第6回上伊那美術部合同展は19日(日)までかんてんぱぱホールで開かれています。