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上伊那ファーマーズの集い
上伊那の農業の現状や課題について考える「上伊那ファーマーズの集い」が19日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
上伊那ファーマーズの集いでは、農業功績者表彰が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2人と2団体が表彰されました。
伊那市在住の北原彦郎さんは、長野県農業協同組合中央会の東信支所長などを務め、長年に渡り農業振興に貢献してきました。
同じく伊那市在住の田畑栄一さんは、株式会社武元アグリを設立し、遊休農地の借受けを行うなど、地域農業の振興に尽力しています。
箕輪町の農業生産法人わかば農園株式会社は、町内の小中学校へ学校給食の食材提供などを行っています。
南箕輪村の農事組合法人まっくん野菜家は、栽培技術の研究や地域の中学生に地産地消の大切さを伝えるなど、村の農業や教育の発展に貢献しています。
上伊那ファーマーズの集いは農政への理解を深めようと、上伊那農業委員会協議会が開いたもので、上伊那の農業関係者など、およそ200人が集まりました。
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箕輪町来年度予算案 107億円
箕輪町は過去最高となる総額107億円の来年度一般会計当初予算案を19日発表しました。町では、安全安心を実感できる町を目指す積極予算だとしています。
19日は役場で白鳥政徳町長が概要を説明しました。
予算案について白鳥町長は「令和2年度は実行の年、攻めていく年という位置づけの中で予算規模が大きくなっている。地域で暮らしている人の満足感を高めていく必要がベースにある事を再確認し、人口減少対策はもちろん町として行い、町民を大事にして予算の中でも重点として考えている」と説明しました。
主な事業は木下保育園建設事業に13億3千万円、藤が丘体育館と社会体育館の耐震改修工事に1億5千万円などとなっています。
新規事業として高齢者へのタクシー助成券の配布や公共交通検討会議の開催に520万円、災害時に助けが必要な人を把握する要支援者支援システムの導入に120万円などとなっています。
これらは今年度開いた地区懇談会や町民から町長へ寄せられた手紙での要望や提言をふまえ予算化したものです。
この他、避難所などへ水道水を供給する重要配水管を耐震性のものへ更新する事業に1億5千万円、来年度から4年かけ小中学校全ての児童・生徒に一人一台、タブレットを導入する事業に1千4百万円などとなっています。
来年度の一般会計当初予算案は今年度と比べ13億6千万円多い107億円と過去最高額となっています。
来年度の一般会計当初予算案は3月2日から始まる町議会3月定例会に提出されることになっています。
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信大農学部手作りジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が作った手作りジャムの販売が、18日から始まりました。
ジャムはリンゴや山ブドウ、イチゴなど13種類で、今年はおよそ1万本販売されます。
ジャムは植物資源科学コースの2年生が、実習で栽培してきた果物で作りました。
去年の台風19号による果物への影響も無く、上々の出来栄えだということです。
ラベルに描かれたイラストも、学生がデザインしました。
ジャムは一瓶200グラムで、税込み330円から500円です。
学部内にある生産品販売所で、平日の午前8時45分から午後5時まで販売していて、売り切れ次第販売終了となっています。
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自衛隊入隊予定者17人を激励
上伊那地域の自衛隊入隊予定者の激励会が16日伊那市の伊那公民館で開かれました。
今年度上伊那からは自衛隊採用試験に合格した17人が入隊を予定しています。
激励会は上伊那郡市自衛隊協力会連合会が開いたもので入隊予定者の家族などおよそ100人が参加しました。
小川久雄会長は「日本を取り巻く安全保障環境は激変し宇宙、サイバー、電磁波といった新しい領域が広がっている。
また創造を超える災害も発生するなど自衛隊員への期待が大きくなるなか、その道を選択された皆さんに心から敬意を表しエールを贈ります。」と挨拶しました。
会では入隊予定者を代表して飯島町の金山望亜さんが決意の言葉を述べました。
入隊予定者の17人は海上自衛隊、航空自衛隊、陸上自衛隊にそれぞれ配属されることになっています -
40回の節目 富県ふるさとまつり
伊那市富県の住民が歌や演劇を発表するふるさとまつりが16日
富県ふるさと館で行われました。
まつりは今回が40回の節目となっています。
まつりでは40回の節目を記念して集まった住民全員で歌を歌いました。
富県ふるさとまつりは地域住民の親睦を深めようと毎年行われていて今年は歌や踊りなど21の演目が披露されました。
会場には子どもからお年寄りまで多くの人が集まりステージを楽しんでいました。 -
伊那養護の生徒手作り作品販売会
伊那養護学校高等部の生徒が作業学習で作った作品の販売会が16日伊那市と箕輪町で開かれました。
販売会では高等部の生徒が作った作品が並び訪れた人たちが
買い求めていました。
作業学習は木工や陶芸のほか手工芸、裁縫など7つの班があり班ごとに買い物客に商品の説明をしていました。
陶芸班は皿やカップ、花瓶など模様や形にこだわった作品を販売しました。
手工芸班はブレスレットやポーチなどかわいらしさを売りにした
作品を作りました。
伊那養護学校の販売会は22日土曜日に駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店でも行われることになっていて生徒らは「心を込めて作った作品を用意したので足を運んでもらいたい。」と話していました -
伊那北陸上部OB 横断幕を贈呈
伊那市の伊那北高校陸上部が今年で100周年を迎えるのを記念し、OBでつくる「薫友会」が現陸上部に横断幕を贈呈しました。
15日は伊那市で薫友会の総会が開かれました。
総会では、薫友会の堀正秋会長から現陸上部の武田光典顧問に横断幕が贈られました。
横断幕は縦1m、横8mで、薫友会の寄付金でつくられました。
武田顧問は「横断幕をすぐに部員たちに見せたい。
部員たちの士気をより高め、目標達成に向けてがんばりたい」と話しました。
横断幕は、来月22日の「春の高校伊那駅伝」で、伊那市陸上競技場に掛けられます。
薫友会は、OB同士の繋がりの強化や現陸上部の支援を目的に2018年に発足しました。
総会ではおよそ65年前の陸上部OBが、当時の陸上部の写真を見ながら思い出を振り返りました。
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市来年度予算案 過去最高346億円
伊那市は、過去最高額となる総額346億3,800万円の来年度一般会計当初予算案を18日に発表しました。
市では「未来を織りなす 創造と循環のまち 伊那市」の実現に向けた予算編成としています。
この日は市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が概要を説明しました。
白鳥市長は「どこの自治体も財政事情は苦しく、規模は小さくなってしまうが、いま投資しておくことが大事な部分もずいぶんある。将来に渡って循環型社会を目指すこと、伊那からCO2をなくしていくことなどそういった部分に及ぶ予算編成になっていると思う」と話していました。
主な新規事業は、福祉まちづくりセンターの建て替えに11億7,866万円。若宮市営住宅の建て替えに4億8,808万円。旧伊那消防署を再利用した「産業と若者が息づく拠点施設」の運営費に1,200万円。岐阜県高山市から伊那市高遠町を結ぶ、国道361号沿線自治体を周遊するバスの運行に300万円などとなっています。
また、環境にやさしい循環型社会の実現として、自然エネルギー設備を設置し、防災と低炭素を両立させる整備に2億902万円。7月のレジ袋有料化に向けエコバッグの普及促進に100万円などとなっています。
このほか継続事業の、環状南線の建設に3億5,371万円。新産業技術の推進に1億8,846万円などとなっています。
総額では、令和元年度よりも23億5,200万円、これまでで最も多かった平成30年度よりも10億2,000万円多い346億3,800万円で、過去最高額となっています。
令和2年度の一般会計当初予算案は、25日から始まる市議会3月定例会に提出されることになっています。 -
前期選抜 389人にひと足早い春
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が18日に行われ、合格した受験生に一足早い春が訪れました。
前期選抜試験は10日に実施され、上伊那の公立高校では585人が受験し389人が合格しています。
後期選抜試験は3月10日に行われ、合格発表は19日の予定です。 -
まちなかミュージアム 昭和の思い出振り返る
昔の暮らしや風景の、写真を展示する「まちなかミュージアム」が、伊那市内の郵便局や銀行で開かれています。
高遠町歴史博物館は、地域の歴史や自然を後世に伝えていこうと、資料のデジタル化を進めています。
5年ほど前から、地域住民から昭和の暮らしや自然が写っているフィルムや写真などを地域住民から集めていて、これまでに27万点以上がデジタル化されました。
今回はその一部を公開するものです。
11月27日まで、市内の郵便局、八十二銀行、アルプス中央信用金庫で開かれています。
高遠町歴史博物館では、フィルムや写真の収集を引き続き行っていて、集めているのは昭和中ごろまでの風景や行事の写真、出征した家族の写真や戦時中の記録写真などです。
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タイの農協職員ら 伊那市の農家視察
農業視察で日本を訪れている、東南アジア・タイの農業協同組合が18日、伊那市が出荷量日本一の花・アルストロメリアの農家を視察しました。
この日は、タイ北部に位置するチェンマイ県ドイサケット郡の農協職員や農家など10人が、伊那市東春近の花卉農家・川口隆さんのハウスを訪問しました。
ドイサケット郡の農協では、主にコーヒー豆を栽培していますが、マーケティング戦略が不十分で、収益性が低く付加価値の創出が出来ていないということです。
今回、日本の農協がどのような役割を果たしているかを知り、自国の課題解決につなげようと 視察に訪れました。
訪れたメンバーらは、1本の苗からどのくらいの量が出荷できるのか、どういう状態で出荷しているのかなど、川口さんに質問していました。
川口さんは「花をつくる仲間と品質を落とさないように、揃えて出すことで、市場価値を下げないように努めています」と、説明していました。
タイ農業協同組合省 協同組合振興局アチャ・スウォンニタヤ副局長「日本のみなさんの勤勉さがよくわかりました」と話していました。
ドイサケット・パタナ農業協同組合スリヌアン・タイトン組合長は「タイに比べて狭い土地の中で工夫しながらやっているのがわかりました。地元に帰って学んだことを活かしたい」と話していました。
今回の視察は、国際協力機構JICAの協力で実現したもので、メンバーらは、22日まで日本に滞在するということです。 -
町国保税 来年度「据え置き」
箕輪町国民健康保険運営協議会が17日夜、町役場で開かれ、令和2年度の国保税率を据え置きとする方向性をまとめました。
協議会には、委員9人と白鳥政徳町長が出席しました。
現在の国保税の税率は、医療給付費分が所得割で6.5%、均等割で1人あたり2万5,000円。後期高齢者支援分が2.3%・1人あたり8,500円。介護納付金分が1.8%・1人あたり8,000円となっています。
協議会では、妥当な税率だとして来年度も据え置く方針をまとめました。
町では、来年度の被保険者数を今年度よりも300人少ない4,600人と見込んでいて、国保税の収納見込額を4億4,400万円としています。 -
二・四事件に学ぶ集会 29日開催
昭和8年に長野県内の教員が治安維持法違反で検挙された二・四事件について学ぶ上伊那集会が29日に開かれます。
集会のプレ企画の学習会が11日伊那市のいなっせで開かれました。
学習会では伊那市竜東9条の会事務局長の有賀光良さんが、戦前の特高警察が残した資料を基に事件の概要や日本が戦争へと進む歴史の流れについて話しました。
二・四事件は昭和8年2月4日から半年あまりの間に、治安維持法違反で県内の教員など600人ほどが検挙された弾圧事件です。
有賀さんは「名簿を見ていると、罪が確定しないまま7か月ほど拘留されている人もいる。いかに不当に長期間拘束されていたが分かる」などと話していました。
上伊那の元教員らでつくる実行委員会は、戦争の歴史を振り返り今に活かしていこうと、29日に二・四事件に学ぶ上伊那集会を市内で開きます。
当日は事件の概要についての話の後、討論が行われます。
集会は29日午後0時50分から伊那市のいなっせで開かれ、資料代は500円です。
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南箕輪村の日 保育園で特別給食
2月18日は南箕輪村の日です。
村内の保育園では、村の日にちなみ地元産の野菜などを使った給食が出され、子どもたちが味わいました。
中部保育園でも村の日特別給食が提供されました。
村内で栽培された米や、むらのイメージキャラクター「まっくん」にみたてた蒸しもの、大芝いちごなど5品です。
子どもたちは「まっくんおいしい」「お米がおいしい」と感想を言いながら給食を味わっていました。 -
バス停アートに園児が飾り付け
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園児は、東京芸術大学大学院の学生がペンキで装飾したバス停に、17日飾り付けをしました。
飾り付けをしたのは、伊那市高遠町藤沢の荒町バス停です。
バス停は、芸大生が「鳥」をモチーフに装飾したものです。
赤や紫の手形は、高遠第2・第3保育園の園児全員のものです。
バス停は、去年11月から東京芸術大学大学院の学生がペンキを塗りはじめ、アート作品にしたものです。
高遠第2・第3保育園では「バスを待つ時間が楽しくなる作品ができた。たくさんの人に見て親しんでもらいたい」と話していました。 -
南ア食害対策協議会の活動報告
南アルプス食害対策協議会の活動報告会が17日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれ、GPSを取り付けたニホンジカが季節ごとに山を移動していることが報告されました。
会には、信州大学農学部や南信森林管理署など、関係機関から30人が集まりました。
信大農学部の渡邉修准教授は、今年度の活動報告として、ニホンジカ3頭の首にGPSを取り付け、位置情報をもとに高山帯での行動範囲を調査した結果を説明しました。
渡邉准教授は、ニホンジカは、夏の時期は高山帯へ移動し、冬は標高の低いところにいるとして、季節ごとに移動を行っているとの調査結果を報告しました。
調査から、高山植物を食害から守る防護柵設置のタイミングや、山麓でのシカ捕獲について検討していく必要があると話していました。
南アルプス食害対策協議会は、野生動物から高山植物の保護を目的に平成19年に発足しました。
これまでにニホンジカの食害から守るため防護柵の設置など行っています。
今後は、報告の内容をもとに来年度の活動について計画していくということです。
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シルバー人材センター作品展
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの会員による作品展が、伊那市のシルバー人材センターで開かれています。
会場には、陶芸や絵画など会員37人の作品150点が並んでいます。
展示会は、作品づくりに励んでいる会員の集大成として、毎年開かれていて、今年で27年目です。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市から辰野町までの60歳以上の高齢者588人が所属しています。
センターでは、「働くだけでなく、趣味や物作りに励んでいる会員の作品を見て楽しんでもらいたい」と話していました。
展示会は、20日まで開かれています。
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イクメン・カジメンフォト表彰式
育児や家事をする父親と子どもを撮影した写真のコンテスト、「イクメン・カジメンフォトコンテスト」の表彰式が、箕輪町のイオン箕輪店で15日に行われました。
表彰式では、イクメン部門グランプリの桑澤みはるさん、カジメン部門グランプリの岩崎祐紀さんをはじめとする入選者に表彰状が授与されました。
イクメン・カジメンフォトコンテストは、箕輪町が男女共同参画社会推進の取り組みの一環として開催しているもので、33人から54点が集まりました。
今年で2回目のフォトコンテストには、「カジメンの部」も加わり、楽しそうに料理をつくる親子を撮影した写真などが寄せられました。
白鳥政徳町長は「家や自然の中で素晴らしい写真が撮影できたと思う。箕輪町をより親子が住み良い町にしていきたい」と話していました。
写真は16日までイオン箕輪店で展示され、その後は役場や町文化センターに会場を移すということです。
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日本禁煙友愛会 伊那支部解散総会
一般社団法人日本禁煙友愛会の伊那支部の総会が17日に開かれ、解散が承認されました。
3月に65年の歴史に幕を下ろします。
総会には、会員など60人ほどが出席し、解散が承認されました。
伊那市に本部がある禁煙友愛会は、1955年に初代会長の故小坂精尊さんら10人が、禁煙友愛運動を呼び掛ける任意団体として設立しました。
年会費は設立当初から変わらず2,400円で、禁煙や受動喫煙の防止を呼び掛けるポスターの作製、保育園や小中学校への啓発物品の寄贈などを行ってきました。
最盛期には全国に5万人近い会員がいましたが、今年度は2,500人ほどに減少し、高齢化も進んでいることから、解散することを決めました。
日本禁煙友愛会会長で伊那支部長の清水篤志さんは、「解散はしますが我々の思いは続いていきます」と話していました。
日本禁煙友愛会の解散総会は、3月17日に市内で開かれます。 -
確定申告 全国一斉にスタート
17日から全国一斉に令和元年分の確定申告の受付が始まりました。
確定申告は、自営業者や給料が2千万円を超えるサラリーマンなどが対象となります。
伊那税務署が管轄する辰野町から中川村の住民が対象となる申告会場は、伊那市のいなっせに開設されています。
訪れた人たちは、伊那税務署の職員からサポートを受けながら申告書を作成していました。
また今年は、スマートフォンを使った申告を広めていこうと、専用コーナーが拡充されました。
伊那税務署では、「期間の終盤は混み合うので早めの申告をお願いします」と呼びかけていました。
確定申告は、3月16日月曜日までで、受付時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
ゲノム編集 食の安全は?
名古屋市在住の分子生物学者で、遺伝子組み換え技術やゲノム編集に詳しい河田昌東さんの講演会が8日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
河田さんは、かつて名古屋大学で遺伝子組み換え技術に取り組む一方で、当初からその危険性を問い続けてきました。
ゲノム編集は、植物や動物の遺伝情報を改変して、別の性質を持たせます。
別の遺伝子を組み入れる遺伝子組み換えに対し、特定の遺伝子を取り除くことで、魚を太らせたりするものです。
自然界では起こりえない遺伝子組み換えは、安全性の審査や表示が義務づけられていますが、
ゲノム編集は、突然変異でも起こり得るため、安全性の審査や表示は不要で、それを不安視する声もあります。
チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた「伊那谷いのちがだいじ!連絡会」が、ゲノム編集について情報を共有しようと今回の講演会を行いました。
講演が終わると、多くの参加者から手が上がり、活発な質疑応答が行われていました。
この講演会の模様は、ご覧のチャンネルで放送を予定しています。 -
気軽に楽しむトリムバレー大会
通常のバレーボールよりやわらかいボールを使う「トリムバレーボール」の大会が16日、伊那市のサンビレッジ体育館で開かれました。
大会には、市内の25チーム117人が参加し、男女混合の部と女子の部に分かれ、ブロックごとの予選と決勝トーナメントで試合を行いました。
トリムバレーボールは、通常のバレーボールより柔らかいボールを使うため、気軽に楽しめるのが特徴です。
大会は、チーム同士の交流を深めようと伊那市スポーツ協会トリムバレーボール部が開いたものです。
伊澤敏明部長は「トリムバレーは若者から高齢者まで一緒に楽しめるスポーツです。大会を通じて生涯スポーツとして普及させていきたい」と話していました。
大会の結果、混合の部は西春近の「なかよしC」、女子の部は「西春近北部」が優勝しました。
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ビッグデータ 伊那市の経済分析
国が提供する地域経済のビッグデータをもとに分析した、伊那市の経済を考える地方創生セミナーが、伊那市の伊那商工会館で5日開かれました。
講師を務めたのは、日本商工会議所で地域経済の調査などをしている鵜殿裕さんです。
鵜殿さんは「全国と比較して伊那市で特化している産業は、生産規模は大きくないが家具と食料品を含む農林業だ。
農林業の成長をより重要視していく必要があるのではないか」と話していました。
また、「観光と農林業を組み合わせたビジネスも1つの戦略となるのではないか」と話していました。
講演には伊那商工会議所の会員や市の職員などおよそ60人が参加し、講演に耳を傾けていました。
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「南箕輪村の日」記念イベント
2月18日の南箕輪村の日を前に、「南箕輪村の日」の記念イベントが16日村民センターで開かれ、村民の歌の合唱や功労表彰が行われました。
記念イベントでは、小中学生や一般公募で集まった合唱団が「南箕輪村民の歌」を披露しました。
村民の歌は昭和36年に制定されたもので、平成28年に混声四部合唱に編曲されました。
平成29年から村の日のイベントで合唱を披露していて、今日も力強い歌声を響かせていました。
16日は村の発展に尽力した個人や団体が表彰されました。
表彰状が贈られたのは、4期16年村議会議員を務め、そのうち8年間議長として地方自治振興に尽力した原悟郎さんなど5人と1団体です。
このほか、22の個人と団体に感謝状が贈られました。
イベントでは村内の団体や小中学生が活動の成果を披露しました。
このうち大泉囃子の伝承に取り組もうと去年発足した粋龍組が演奏を初披露しました。
唐木一直村長は「県下一若い村として注目され発展を続けているのは先人の皆さんのおかげ。これからも住みよい村として持続できるよう努力を続けていきたい」と話していました。
南箕輪村は明治8年2月18日に誕生し、今年で145年となります。
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フルートアンサンブルコンサート
上伊那を中心としたフルート愛好家でつくる伊那フルートアンサンブルのコンサートが16日伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
伊那フルートアンサンブルのコンサートは今回で17回目となります。
今年はオリンピックが開催されることからコンサートのテーマを
「スポーツと音楽」としスポーツに関する曲などを演奏しました。
コンサートではメンバー約30人がステージに立ち低音のコントラバスフルートから高音のピッコロまで5種類のフルートを披露しました。 -
天竜川水系で渓流釣り解禁
天竜川水系で16日から渓流釣りが解禁となりました。
伊那市小沢川では天竜川漁業協同組合の関係者が解禁初日から50センチほどのニジマスを釣りあげていました。
解禁初日の16日はあいにくの雨となりましたが、小沢川では
天竜川漁協理事の伊藤伸一さんが50センチほどのニジマスを釣りあげていました。
漁協では解禁を前に上伊那の主な渓流にあまごの成魚、およそ5000匹、400キロ分を放流してきました。
今シーズンは暖冬のため雪がなく水量が心配されますが、釣果は期待できるということです。
魚を釣り上げるまでのプロセスを楽しむ伊藤さんは体長を測り写真を撮ると川に放していました。
天竜川水系での遊漁料は年間券6,600円、1日券1,100円となっています。
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女性向け起業・創業セミナー
女性向けの起業・創業を考えるセミナーが14日伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれ、市内で起業した女性が自らの体験を語りました。
セミナーではパネルトークが行われ、市内に住む2人のパネリストが女性の創業をテーマに自らの体験を語りました。
中村美紀さんは伊那市日影の「酒文化いたや」の敷地内で食品や雑貨などの小売店を起業し、現在では料理教室を開催しています。
田中聡子さんはフリーランスのライター・伊那市地域おこし協力隊・箕輪町内の企業に所属するといった3つの仕事を持つパラレルワーカーです。
パネルトークでは「創業しようと思ったきっかけ」「仕事の時間の管理の仕方」などについて参加者からの質問に答えていました。
このセミナーは伊那商工会議所が女性の起業を支援し地域経済の活性化につなげようと開いたもので、市内を中心におよそ50人が参加しました。
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五色百人一首 南信大会
百人一首を20枚ずつ色分けした五色百人一首の南信大会が伊那市西箕輪の仲仙寺で15日開かれました。
大会には上伊那を中心に小学1年生から6年生まで64人が参加しました。
五色百人一首は、100枚の札を20枚ずつ色分けして試合を行います。
覚える短歌や札を並べるスペースが少なく、短い時間で試合を行えるため、学校の授業で取り入れやすくなっているという事です。
大会は県内の教員有志でつくるTOSS五色百人一首協会長野県南信支部が開いているもので今年で8回目です。
きょうは総当たりの予選と、決勝トーナメントが行われました。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、青札の部 箕輪東小学校6年の清水隆雅君が、赤札の部 南箕輪小学校5年の松田果歩さんが優勝しました。
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美術講座 抽象絵画を学ぶ
箕輪町出身の作家の抽象絵画を鑑賞し、絵の表現などについて学ぶ「美術講座」が、箕輪町郷土博物館で15日開かれました。
美術講座には箕輪中学校の美術部員や一般町民など、およそ40人が集まりました。
講師は箕輪町木下の木彫工芸家、中澤達彦さんです。
講座では抽象絵画をテーマに、絵の表現や込められたメッセージなどについて話しました。
中澤さんは「抽象絵画は人によって見方が違う」、「絵の題名から個人個人が絵の表現を推測してほしい」と話しました。
箕輪町大出出身の染色作家、小林一博さんの作品「碧い雲」については、「題名の『碧』という言葉と絵の縦線から、雨を表現した作品なのではないかと推測できる」と話しました。
町郷土博物館は、町とゆかりのある彫刻や絵画をテーマに毎年講座を開いていて、今年で3回目です。
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中村不折書初め書道展 表彰式
小学5、6年生の書初め作品が並ぶ「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」の表彰式が15日伊那市の伊那文化会館で行われました。
15日は伊那文化会館で表彰式が行われ、最高賞の中村不折賞を受賞した高遠北小学校6年の大髙春風さんら入賞者に表彰状が贈られました。
大髙さんの作品について実行委員長の泉石心さんは「文字の力強さ、はらい、名前も含めて全てにおいてバランスの取れた作品です。これからも書道に励み自信をもって色々なことに挑戦してください」と激励していました。
受賞者を代表して大髙さんが挨拶をしました。
書道展は上伊那書道協会などが伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折にちなみ開いているものです。
会場には上伊那を中心に小学5、6年生の作品378点が展示されています。
今年は中村不折について理解を深めてもらおうと、泉実行委員長が所有する不折の写真や書なども展示されています。
書道展は24日まで伊那文化会館で開かれ、その後はアルプス中央信用金庫の本店や各支店で開かれます。