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霊犬戦士ハヤタロー 先行上映
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い」の先行上映会が伊那市の旭座で14日開かれました。
上映会では、共同プロデュサーの成美さんや出演者が舞台挨拶を行いました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ケ根市の「霊犬早太郎伝説」をもとにした作品です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影は2018年から上伊那8市町村を舞台に行われました。
上映会には、撮影に協力した人達や観客など150人余りが訪れました。
共同プロデューサーで伊那市出身のタレント成美さんは「皆さんの協力があり完成する事ができた」と挨拶しました。
映画「ゴジラ」やアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当した岡本英郎監督は「子供からお年寄りまで楽しめる作品になった」と挨拶しました。
この他に映画に出演する伊那市出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんらも挨拶しました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」の旭座での上映は27日までです。
岡谷市のスカラ座では4月3日から9日まで、その後全国各地で順次公開する予定です。
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ビオトープコンク2園受賞
2年ごとに開催されている全国学校・園庭ビオトープコンクールで伊那市内の保育園2園が上位5つの賞に次ぐ日本生態系協会賞を受賞しました。
受賞したのは、西箕輪南部保育園と高遠第2第3保育園の2園です。
14日は、園長らが白鳥孝市長に受賞を報告しました。
ビオトープは、その地域本来の野生の生き物たちが生息できることを言います。
コンクールは環境教育や自然活動の取り組みを表彰するもので、
西箕輪南部保育園は、近くの里山を活用し四季を通じて自然に触れる体験や、木の廃材を使ったたものづくりなどの活動が評価されました。
2回目の受賞となる高遠第2第3保育園は、保育園の裏山にある山を活用した自然体験や人や自然とのふれあいを大切にしているい点などが評価されました。
白鳥市長は「理想の保育ができている。子どもたちは不思議なところに興味がある。そういった所を伸ばして欲しい」と話していました。
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西春近南小創立150周年記念ユカイナづくり
伊那市の西春近南小学校の5年生と6年生は、創立150周年記念事業の一環で、伊那発祥の木の笛「ユカイナ」を3日、作りました。
3日は、ユカイナの愛好者でつくるユカイナクラブの会員4人が西春近南小学校を訪れ、5年生と6年生と一緒に作業をしました。
講師は、同窓会長で2007年にユカイナを作った西春近の加納義晴さんです。
児童は、鉛筆で下書きをすると、電気ペンで模様を付けました。
その後、オリーブオイルで光沢を出します。
紐を通して結べば完成です。
完成後は、「チューリップ」などの曲を練習していました。
西春近南小学校は明治5年に開校し、令和4年に創立150周年を迎えます。
150周年記念式典では、児童たちがユカイナの演奏を披露する予定です。
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高遠高校学習成果を報告
伊那市高遠町の高遠高校の生徒が校外で学ぶ取り組みを伊那市内全域に広げようとサポートしている「高遠高校学園構想推進連絡会」が3日、高遠高校で開かれました。
この日は、伊那市の笠原千俊教育長など委員ら18人が集まり、今年度行ってきた地域との交流学習について報告されました。
藤沢地区に自生している植物、クロモジを使ったルームスプレーの商品化や、福祉施設の利用者との交流、書道の授業で道徳教育を取り入れたことなどが報告されました。
委員からは、「生徒の学習を地域にアピールできるよう、インターネットなどを使い情報発信に力を入れてほしい」、「書道での道徳教育は芸術コースならではのもので、さらに力を入れてほしい」などの意見が挙がっていました。
高遠高校では、会議で出た意見をもとに、来年度の教育カリキュラムを計画していくということです。
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地図で表示 Lアラート実証実験
災害時に自治体から出される避難勧告などの情報をテレビ画面に地図で表示するLアラートの実証実験が、14日伊那市役所で行われました。
実証実験では去年の台風19号の気象情報を元に、伊那市危機管理課の職員が対応していました。
気象庁などから発令された大雨警報や土砂災害警戒情報などの気象警報が1つの画面に表示されます。
職員は、災害の状況に合わせ、避難勧告などを出す地区を文字・または地図から選ぶことができます。
するとLアラートへデータが送信され、情報がテレビ画面に地図で表示されます。
Lアラートは、自治体がテレビなどを通じて避難勧告などの情報を地域住民に伝達するシステムですが、これまで文字情報のみで、対象地域が分かりづらいなどの課題がありました。
総務省では地図情報を付け加えたLアラートのシステム構築を行っていて、社会実装に向け全国で実証実験を行っています。
今年度は伊那市を含め全国3か所で実験が行われました。
今回の実証実験は、伊那市が進めているライフサポートチャンネル事業の一環で行われました。
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箕輪出身の杜氏 湯川さんの講演会
箕輪町出身で木祖村の酒蔵「株式会社湯川酒造店」杜氏の湯川慎一さんによる講演会が、13日箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。
湯川さんは、「創業370年 酒造りの現場から」と題し、酒蔵の現状や酒造りの魅力などについて話をしました。
湯川さんは「私たちは標高950メートルの場所で酒造りをしている。同じ方法で醸造しても味に影響が出てくる。地域の環境が反映されるのが地酒の魅力の一つだ」と話していました。
この講演会は、アルプス中央信用金庫箕輪支店の取引企業の経営者179社でつくる「箕輪地区しんきん経営者の会」が開いたものです。
会では企業や地域経済の発展を目的に講演会や研修旅行などを行っていて、講演会には会員およそ80人が集まりました。
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平和の文化祭 15日まで
絵画や写真などの作品を通して平和について考えるイベント「平和の文化祭」が15日まで高遠町総合福祉センターやますそで開かれています。
会場には、絵画や写真など、高遠町や長谷の有志8人の作品が展示されています。
このイベントは、上伊那医療生協などで作る実行委員会が企画したもので、今年で2回目です。
こちらの作品は、愛知県の画家で1976年に58歳で亡くなった板野耿一さんの作品です。
長谷に住む息子の心一朗さんが出品しました。
「平和」をテーマに1960年代から70年代の生活の様子を描いたものだということです。
実行委員会では「文化活動が楽しめるのは平和のおかげ。作品を見ながら平和について考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
このイベントは15日までで、15日は午前10時から子供向けの木工体験などが予定されています。
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申告相談会はじまる
17日からの確定申告を前に、市県民税や所得税などの申告相談会が伊那市の伊那市役所で14日から始まりました。
伊那市役所では住民税を中心に申告相談を行っています。
初日の14日は、午前中におよそ70人が訪れ、市役所の職員が相談の他、申請書の作成から提出までをサポートしていました。
訪れた人たちからは農業所得や医療費控除に関する相談が多くあったということです。
受け付けは午前8時30分から午後4時まで、期間は来月16日までとなっています。
なお高遠町総合支所・長谷総合支所は17日から来月16日までとなっています。+
税務署の申告は17日からで会場は、いなっせです。
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小池さん緑十字銀章受章
長年にわたり交通安全に尽力したとして箕輪町木下の小池喜志子さんが「緑十字銀章」を受章しました。
14日は小池さんが伊那警察署を訪れ石坂達雄署長に受章を報告しました。
小池さんは、平成24年と25年に箕輪町交通安全協会の女性部長を務めました。
現在は、長野県交通安全協会と伊那交通安全協会の女性部長などを務めています。
石坂署長は「地域の交通安全を守りたい気持ちで活動してくれている。」と感謝していました。
緑十字銀章を県内で受章したのは、小池さんを含め12人だということです。
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「地球温暖化」気象台職員が講演会
地球温暖化や気候の変化についての講演会が、箕輪町の地域交流センターで12日、開かれました。
講師をつとめたのは、長野地方気象台の滝沢勝彦さんと、渋谷由美子さんです。
渋谷さんは、地球温暖化のしくみをテーマに、温室効果ガスがなかった場合の地球の状況や、将来の気候の予測などについて話していました。
長野県では今後100年でおよそ5度上昇し、現在の九州と同程度になると予測されると話していました。
講演会は、町図書館が開いたもので、会場にはおよそ50人が訪れました。
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商議所女性会食料を社協に寄付
伊那商工会議所女性会は、保存がきく食料を集める活動、フードドライブによる食料を伊那市社会福祉協議会に13日、寄付しました。
この日は、伊那商工会議所女性会と、青年部のメンバーが伊那市の福祉まちづくりセンターを訪れ、篠田貞行会長に食品のリストを手渡しました。
フードドライブは、家庭などで利用されずに眠っている食品を持ち寄り、必要な人へ届けるものです。
寄付された食品は、今月8日に行われた小学生の職業体験イベントなどで集められたもので、レトルト食品やパスタ、米など、395点が集まりました。
伊那商工会議所が社協にフードドライブで食品を寄付するのは今回が初めてです。
伊那市社会福祉協議会は「多くの食品を寄付していただきありがたい、有効に活用していきたい」と話していました。
寄付された食品は、生活困窮者に届けられるほか、こども食堂で活用されるということです。
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箕輪町フォトコン一般投票受付中
箕輪町観光協会が来年度の観光PRに使用する写真を選ぶフォトコンテストの一般投票が町文化センターで18日まで行われています。
フォトコンテストには、町内外の47人から箕輪町の景勝地や観光地を撮影した作品166点が集まりました。
一般投票は、地域の人にもコンテストに広く参加してもらい、審査の公平性を持たせようと、昨年度から行われています。
会場では、投票する人の姿もありました。
フォトコンテストの一般投票は18日午後5時まで文化センターで受け付けています。
20日には、町観光協会による審査会も開かれ、一般投票の結果が考慮されます。
入賞作品は町内の公共施設などで展示されるほか、来年度の協会のパンフレットなどで活用される予定です。
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最高気温19度 春の陽気に
13日の伊那地域は、午後5時現在、最高気温が4月下旬並みの19度まで上がり、春のような陽気となりました。
13日の伊那地域の最高気温は、午後2時17分に19度まで上がり、4月下旬並みの暖かさとなりました。
伊那市の春日公園では、日差しが差し込む中、散歩をする人の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、14日(金)から16日(日)までは、最高気温は平年より10度程高く15度前後になりそうだとしています。
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渓流釣り解禁前 あまごを放流
天竜川漁業協同組合は、16日の渓流釣り解禁を前に、あまごの成魚の放流を、13日に天竜川水系の河川で行いました。
この日は、天竜川水系の4つの川であまごの放流が行われ、このうち伊那市の小黒川では800匹を放しました。
あまごは体長20センチ前後で、70グラムから100グラムです。
天竜川漁業協同組合管内の辰野町から中川村までの河川全体では5,000匹、重さにしておよそ400kgを放す予定です。
13日の小黒川の水温は、平年より6度高い8度で、天竜川業業協同組合では「雪がなくこんなに水温が高い年は珍しいが、大きな心配もなく今年も釣りを楽しんでもらえると思う」と話していました。
遊漁料は、年間券が6,600円、1日券が1,100円で、天竜川漁業協同組合や釣具店などで購入できます。
渓流釣りの解禁は、16日(日)午前0時です。 -
伊那市×テレビ東京ダイレクト 協定
伊那市と民放キー局のテレビ東京のグループ会社、株式会社テレビ東京ダイレクトは、伊那市のブランドイメージ向上につながる取り組みを協力して推進するための包括連携協定を、13日に締結しました。
この日は伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とテレビ東京ダイレクトの遠藤孝一社長が協定書を取り交わしました。
テレビ東京ダイレクトはテレビ東京のグループ会社で、テレビやインターネットによる通信販売の他、近年は地方創生をテーマにした番組を制作しています。
去年伊那市では、移住体験ツアーをテーマにした番組の収録を行いました。
今回の協定では、伊那市との番組のタイアップや番組プロデューサーが職員を対象に研修を行うとしています。
テレビ東京ダイレクトが全国の自治体と包括連携協定を結ぶのは、今回が初めてです。
協定のキックオフとして、15日(土)午前7時30分から、BSテレ東で伊那市を特集したものが放送される予定です。 -
暖冬・・・高遠城址公園の開花は?
暖冬傾向が続き、気になるのが桜の開花時期ですが、民間の気象情報会社ウェザーニューズは、13日、第2回桜の開花予想を発表しました。
それによると、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月6日、満開は4月11日で前回1月の発表と変わらない予想となっています。
ウェザーニューズによりますと、1月の1回目の発表と変わらず、高遠城址公園の桜の開花は、4月6日、満開は11日としています。
平年の開花は4月5日で平年並みとなっています。
ウェザーニューズでは、暖冬の影響で、九州では一定期間低温にさらされてつぼみが目覚める休眠打破が遅れているということでやや遅い開花となりそうですが、そのほかの地域では、全国的に平年並みになると予想しています。
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シニア大学伊那学部 78人が卒業式
長野県シニア大学伊那学部の第42期生の卒業式が、13日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
卒業を迎えたのは、第42期生の男女合わせて78人で、代表者が学部長の岩本靖彦伊那保健福祉事務所長から卒業証書を受け取りました。
42期生の最高齢は、81歳・最年少は58歳で、平均年齢は70.2歳です。
2018年度に入学し、2年間にわたり知識や教養を身につける講座や、趣味活動・ボランティア活動など68時間の講座を終了しました。
卒業生を代表して辰野町の小松由幸さんは、「シニア世代でなければできない学びを深めることができた。生涯現役の精神でこれからも取り組みたい」と挨拶しました。
最後に卒業生全員で「蛍の光」を斉唱しました。
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陽気に誘われ伊那市長谷の常福寺で福寿草咲く
陽気に誘われ、伊那市長谷溝口の常福寺では、福寿草が見ごろになっています。
常福寺によると例年より10日ほど早い見ごろだということです。
境内全体に自生していて、千株は超えているのではないかということです。
福寿草は、日が当たるところから早く咲き、日影の境内北側では3月下旬まで楽しめるということです。
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伊那北小学童クラブ 子どもたちが壁に木材プレート
鉄筋プレハブ造りの伊那市の伊那北小学校の学童クラブの内装に子どもたちが木材プレートを打ち付ける作業が、13日から始まりました。
学童クラブで使用されているのは、鉄筋プレハブ造りの建物です。
子どもたちに地元産のスギ・ヒノキ・カラマツ・アカマツのプレートが渡され、名前や夢を書き込んでいました。
木のぬくもりを感じてもらいたいと長野県森林づくり県民税を活用して内装の改修が行われました。
13日は、学童クラブに通う児童のうち低学年50人ほどが、施設の壁に、木材プレートを打ち付けていました。
壁の一部が残されていて、14日は高学年が板を取り付けます。
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工賃アップへ入園準備品販売
伊那市内の障害者福祉施設で製作された、手さげかばんや弁当袋などの保育園入園準備品の販売会が伊那市役所で開かれています。
入園準備品は伊那市の伊那ゆいまーると輪っこはうす・コスモスの家の利用者が作ったものです。
利用者の工賃アップにつなげようと6年程前から行われています。
柄がなるべく同じものにならないように、東京に生地を買い付けに行くなどして種類を増やす工夫をしたということです。
大きさや形はどれも市内の公立保育園指定のサイズとなっているという事です。
価格は、手提げかばん3種類や弁当入れ、コップ袋など5つあわせて7,100円から7,400円となっています。
入園準備品の販売会は14日まで伊那市役所1階ロビーで開かれ、時間は午前10時から午後1時までです。
3月上旬までは予約を受け付けているという事です。
伊那ゆいま~る 電話73-0605/輪っこはうす・コスモスの家 電話76-3390
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地域おこし協力隊 活動報告
観光や移住促進などに取り組んでいる伊那市地域おこし協力隊の活動報告会が12日伊那市役所で開かれました。
伊那市では今年度10人が地域おこし協力隊として活動しています。
12日はそれぞれの隊員が、今年度の活動や課題を市の幹部の前で発表しました。
来月で3年の任期が終わる宮坂啓介さんは、マウンテンバイクを活用した観光振興に取り組んできました。
伊那市西箕輪にキックバイクのコースやマウンテンバイクのコースを開設し、年間に7百人から9百人の利用があるという事です。
宮坂さんは任期終了後については、「伊那でマウンテンバイクに関する会社を設立し、イベントの企画やコースの管理を行っていく」と話していました。
白鳥孝市長は「みなさんの取り組みそれぞれに可能性があります。広い視点を持ち、地域の人と協力し、さらなる広がりを見せるよう頑張って下さい」と話していました。
伊那市地域おこし協力隊は、これまでに7人が任期を終えていて、全員が伊那市内で活動しているという事です。
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防犯ポスター製作 公安委員会から感謝状
干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し、毎年年末に伊那市駅前交番に寄贈している境の漫画家・橋爪まんぷさんと、荒井の酒井一雄さんに長野県公安委員会から感謝状が12日贈られました。
12日は橋爪さんらが伊那警察署を訪れ公安委員会の柳平千代一委員から感謝状を受け取りました。
橋爪さんは平成19年から毎年、干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し伊那市駅前交番に寄贈しています。
橋爪さんの友人の酒井さんは、伊那市接客業者防犯協力会の役員をしていた平成19年に橋爪さんにポスターの製作を依頼し、原画を複写するために金融機関からの協力をとりつけるなど活動を支えています。
橋爪さんの寄贈したポスターはこれまで12種類あります。
干支をモチーフに特殊詐欺被害の防止のほか軽犯罪に巻き込まれないよう呼びかけるものです。
公安委員会の柳平委員は「市民の皆さんの防犯、交通安全の意識を盛り上げてくれて感謝しています。」と話していました。
橋爪さんは「この感謝状は大きな区切り、今後もお役に立てるよう頑張りたい」と話していました。
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移住者によるくらしについて基調講演
上伊那に移住した女性や、起業した女性による暮らしと仕事に関するシンポジウムが、伊那市のJA上伊那本所で1月29日、開かれました。
シンポジウムでは、自分らしい暮らしや仕事をテーマに、奈良県出身で伊那に移住した澤西光子さんが基調講演をしました。
澤西さんは、結婚をきっかけに伊那に移住し、現在は企業の書類作成などの在宅ワークをしています。
伊那市ママサポートの会の代表をつとめるなど地域活動にも積極的に携わっています。
澤西さんは、移住した直後、育児に追われ、仕事に向き合うことができずにいた時に、在宅ワークと出会い、自分らしい働き方を見つけたと話していました。
シンポジウムは、上伊那地域振興局と上伊那農業改良普及センターが開いたもので、この日はおよそ80人が集まりました。
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箕輪消防署に新ポンプ車導入
救助用機材を装備し、最新の消火装置がついている消防ポンプ自動車が新たに箕輪消防署に導入されました。
このタイプのポンプ車の導入は、上伊那広域消防本部で初めてです。
新たに導入されたポンプ車は、およそ6,000万円で、救助用機材を備えていて、事故などで初動対応を行えるのが特徴です。
鉄などを切断できる電動のカッターや、車に挟まった人を助けるときに使用するスプレッダーが搭載されています。
消火装置は、水と消火用の液体を混ぜ、ホースから泡状にして噴射することができます。
これにより水の使用量を抑え、効率的に消火活動が行えるということです。
10日は、伊那市の上伊那広域消防本部で新しいポンプ車の入魂式が行われました。
白鳥孝上伊那広域連合長は、「早く慣れて消火だけでなく様々な場面で対応できるよう、訓練に励んでほしい」と話していました。
新車両は署員が訓練をした後、来月3日から稼働するということです。 -
だるま市を前に園児が人形飾り見学
11日は、伊那市高遠町で伝統のだるま市が開かれます。
10日は、園児たちが人形飾りを見学しました。
だるま市では、訪れた人たちに楽しんでもらおうと、昔から人形飾りが商店街に飾られました。
今年は町内の7団体が干支のねずみや、アニメキャラクターなどの飾りをつくりました。
園児たちは、商店街を歩きながら、それぞれの飾りを見学しました。
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上農生徒が新山小で授業
鹿肉ジャーキーの製作・販売をしている南箕輪村の上伊那農業高校畜産班の生徒は3日に、伊那市の新山小学校を訪れ、商品完成までの道のりなどについて話をしました。
3日は、畜産班2年の中村果歩さんと丸山綾音さん、1年の中原葉南さんの3人が話をしました。
畜産班が作るジャーキー「でぃあでぃあ」は、新山で捕れた鹿の肉を使い特産品となっています。
新山小3年生は、総合学習の時間に「地域のいいとこ探し」をテーマに活動していて、今回授業を依頼したものです。
商品を児童に味わってもらい、「有害鳥獣として捕まえられていた鹿肉を有効活用しようと取り組んできました。脂質が少なく、高たんぱくでミネラルが豊富です」などと説明していました。
新山在住で畜産班顧問の境久雄教諭は「みなさんのまわりには自然がいっぱいあります。これを守っていきたいと思う気持ちが我々の活動の力になっています」と話していました。 -
企業が足並み揃えてインターンシップ 初開催
上伊那の企業が実施期間など足並みを揃えて職場体験を実施する「インターンシップスーパーウィーク」が、22日まで行われています。
インターンシップは、上伊那地域の製造・建設・サービス業など35社が参加しています。
このうち、10日は伊那市東春近でバルブの開発・設計・製造を手掛けるキッツ伊那工場には、韓国の4年生大学に通う辰野町の八尾祐輝さんと、信州豊南短期大学に通う箕輪町の柴菜月さんの2人が訪れました。
工場見学では従業員から「1,400度の熱で鉄のスクラップを溶かして型に流し込んでいます。加工の工程では、出来上がったものを1つ1つ人間の目で丁寧に検査しています」などと説明を受けていました。
インターンシップスーパーウィークは、企業が一斉に職場体験の場を設けることで学生により多くの仕事を体験してもらおうと、伊那職業安定協会と南箕輪村が初めて開いたものです。
延べ83人の学生が参加していて、9日から22日土曜日までの期間中、希望する複数の企業で1日限りの職場体験を行うことができます。
キッツでは、12日と14日にも1人ずつ受け入れるということです。 -
高校入試前期選抜試験
面接や作文などで合否を決める公立高校の前期選抜試験が10日に、県内一斉に行われました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
このうち、南箕輪村の上伊那農業高校では、午前と午後の部に分かれ、面接試験が行われました。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザインの4つの学科合わせて120人が試験を受けていて、倍率は1.5倍となっています。
県全体では6,084人が、上伊那の7校では586人が受験しています。
県教育委員会によりますと、試験に関わるトラブルはなかったということです。
前期選抜試験の合格発表は、18日火曜日に行われる予定です。 -
認知症高齢者を村が支援 来年度から事業開始
南箕輪村は、認知症高齢者を対象に村が契約者となって個人賠償責任保険に加入する「認知症高齢者等見守り支援事業」を来年度から行います。
10日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、村が概要を説明しました。
支援事業は、認知症による徘徊で本人の事故やけがだけでなく、踏切事故などにより法律上の損害賠償責任が発生する可能性があることから、村が個人賠償責任保険の契約者となるものです。
制度を受けられるのは、村内に住む介護保険対象者で、認知症により通常生活に支障を来たす恐れがある人です。
村が負担する保険料は1人年額1,990円で、補償額は最大5億円です。
対象となるのは、現状で10人ほどだということです。
施行日は、4月1日からとなっています。 -
第13回信州農村歌舞伎祭
南信地域で受け継がれている伝統芸能を披露する第13回信州農村歌舞伎祭が、伊那市の伊那文化会館で9日、行われました。
この日は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、下條村の下條歌舞伎保存会と、こども歌舞伎教室が出演しました。
このうち、大鹿歌舞伎保存会は、太平記の世界を舞台にした討ち入りの物語、「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ300年前から下伊那郡大鹿村伝承されていて、平成29年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、下條村こども歌舞伎教室は、鎌倉時代、曽我兄弟が父の敵を討つまでの物語、「壽曽我対面」を上演しました。
主催した伊那文化会館では「地域に伝わる歌舞伎を楽しみにしている人が年々増えている。これをきっかけに伝統芸能に親しんでもらいたい」と話していました。