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伊那北高校卒業50年で同窓会
伊那北高校卒業50年を祝う同窓会が13日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
卒業50年を迎えたのは、伊那北高校の21回生で、現在68歳・69歳になります。
この日は、学年293人のうち、83人が集まりました。
会では、21回生のメンバーから伊那北高校の同窓会に寄付金が送られました。
また懇親会では、当時E組の副担任だった春日輝海さん93歳が「これからは、残りの人生をどう過ごしていくのか考えながら過ごしてみてください」と話し、乾杯の音頭を取りました。
21回生は293人の内、女子生徒が11人だったということですが、きょうはそのうち8人が集まりました。
実行委員長の米山明廣さんは「これまでの半世紀、それぞれの立場で活躍してきたと思う。これから先の人生を見据えて絆を深め、あすからの活力にしたい」と話していました。 -
ドローン新技術で松枯れの伐採効率化
ドローンを使って松くい虫の被害木を調べる実証実験が伊那市高遠町で15日に行なわれました。
この日は、光の反射を利用して1本1本の木を判別する、国内初の方法で実証を行いました。
ドローンには2つの機器が取り付けられました。
ひとつは葉の色で松枯れを判別するためのカメラです。
もうひとつは、葉の光の反射の強さを5つのセンサで測定するものです。
2つの機器を同時に使うことで細かく位置情報を割り出すことができます。
これにより、伐倒作業がこれまで以上に効率的にできるということです。 -
台風19号で南ア結ぶ市道崩落
12日に最接近した台風19号の影響で、伊那市長谷を流れる黒川流域では道路が崩落するなどの被害があり、南アルプス北沢峠へと向かう市道が通行止めになりました。
この影響で、南アルプス林道バスは今季の営業を1か月早く終了することになりました。
黒川にかかる戸台大橋から300メートルほど下流の市道黒河内線の路肩が崩落しました。
伊那市では道路を通行止めにして復旧作業を行うことにしていますが、年度内の復旧は難しいということです。
15日に開かれた伊那市の定例記者会見で白鳥孝市長が説明しました。
白鳥市長は「今の道路の状況ではバスの運行を終了せざるを得ない。45メートルの幅と川から少し高いところにある条件でなかなかすぐにはできないが、国に依頼し来春から利用できるようにしたい」と話していました。
この影響で、仙流荘から北沢峠を結ぶ南アルプス林道バスは、11月中旬までの営業を予定していましたが、1か月早く終了することになりました。
伊那建設事務所によりますと、南アルプス北沢峠にある観測所では、11日午後10時から12日午後10時までの24時間の降水量が600ミリに達したということです。
バスの終了に伴い、10月下旬までを予定していた南アルプスの山小屋の営業もすべて終了することになりました。
また、伊那市長谷の鹿嶺高原へとつながる市道鹿嶺線でも土砂流出や路肩崩落があり、鹿嶺高原キャンプ場も今季の営業を終了することになりました。 -
台風19号 倒木や果樹被害
大型で非常に強い台風19号は12日の夕方から夜にかけ、長野県南部に最接近し倒木や果樹の落下などの被害がありました。
13日は早朝から伊那消防署や伊那市消防団が河川などを巡視していました。
12日の夜から出されていた避難指示・避難勧告・避難準備情報は13日の午前7時30分にすべて解除されました。
台風19号は、12日の夕方から夜にかけ県南部に最接近しました。
長野地方気象台は、12日の午後3時30分に伊那市に警戒レベル5の大雨特別警報を発令しました。
大雨特別警報が発令されるのは今回が初めてです。
伊那市では、午後3時45分に土砂災害の危険があるとして、伊那市高遠町の荊口・山室地区に避難勧告。
長藤・藤沢地区に避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。
午後8時には天竜川や三峰川の水位上昇により氾濫のおそれがあるとして東春近・西春近・上新田・下新田・境の川沿いの地区に避難指示を出しました。
伊那市によりますと避難情報にともない開設された8つの避難所には、244世帯657人が避難したということです。
台風の影響で伊那市・箕輪町・南箕輪村で倒木による被害が相次ぎ各市町村で取りまとめをしています。
けが人はいないということです。
伊那市西箕輪のぶどう園では、棚が倒壊する被害がありました。
農業被害等についはJA上伊那で取りまとめています。
交通機関にも乱れがありました。
運転を見合わせていたJR飯田線は、午後1時過ぎから運転を再開しました。
また、中央道の小仏トンネル付近で土砂崩落により通行止となっていて高速バスは、12日と13日の東京方面がすべて運休となっています。
伊那市長谷で13日予定されていたふるさと祭りは中止となり14日に花火大会が行われます。
長野地方気象台では、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に注意するよう呼び掛けています。
また13日は、県の要請を受け上伊那8市町村の職員が台風被害の大きかった上田地域に食料などの物資を届ける作業が伊那市役所行われました。
物資は13日、上田市に送られました。
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春富中吹奏楽部ラストコンサート14日開演
伊那市の春富中学校吹奏楽部のラストコンサートが14日に伊那文化会館で開かれます。
11日は本番を間近に、部員たちが追い込み練習をしていました。
コンサート当日は、大会課題曲のほかに去年ヒットしたポップスメドレーなどおよそ20曲を披露します。
マーチングバンドのステージでは、フォーメーションを組みながら演奏し、曲とパフォーマンスを楽しめるということです。
吹奏楽部は現在40人で活動していて、先月行われたマーチングバンド長野県大会では銀賞を受賞しています。
来月には、長野県代表として関東大会に出場します。
春富中学校吹奏楽部のラストコンサートは、14日(月)に伊那文化会館で開かれます。
開場は午後1時、開演は午後1時30分です。
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南中 倉田さん ジュニア五輪2連覇
南箕輪中学校3年の倉田紗優加さんは、全国の中学生が出場するジュニアオリンピックのジャベリックスロー競技で11日に、自身の持つ中学生記録を更新し2連覇を果たしました。
大会は、11日に神奈川県の等々力陸上競技場で開かれました。
ジャベリックスローは、やり投げの普及を目的に作られた小中学生の競技で、長さ70㎝重さ300gのプラスチック製の棒状の物を投げる競技です。
倉田さんは、6月の大会で中学生記録となる56m73㎝を出しています。
雨が降る中行われた倉田さんの1投目。
悪天候をものともせず、これまでの記録を2メートル近く上回る58m63㎝を記録しました。
この競技には、全国から46人が出場しました。
倉田さんは、今後やり投げに挑戦するかどうかは未定だということです。 -
台風19号 大雨特別警報発令
大型で非常に強い台風19号は、12日の夕方から夜にかけ、長野県南部に最も接近する見込みです。
長野地方気象台は、午後3時30分 伊那市に警戒レベル5相当の「大雨特別警報」を発令しました。
長野地方気象台は、12日午後3時30分に伊那市に「大雨特別警報」を発令しました。
大雨特別警報は、警戒レベル最大の5に相当するもので、これまでに経験したことのないような大雨に対し最大級の警戒を呼び掛けるものです。
伊那市に大雨特別警報が発令されるのは初めてです。
長野地方気象台によりますと、11日午後2時40分からの24時間の降水量は、高遠の観測点で119ミリ、杉島の観測点で122.5ミリとなり、10月の観測史上最大となっています。
伊那市の10月一か月間の平均降水量は138.2ミリで、1か月分に近い降水量となっています。
この影響で、昼過ぎに伊那市高遠町の荊口地区・山室地区に、「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されました。
また午後3時45分に伊那市高遠町の荊口地区と山室地区に「避難勧告」を発令しました。
総合福祉センターやますそには避難所が設置され、住民が避難を始めていました。
また、長谷の黒川上流で土砂災害警戒情報が発令されました。
交通への影響もありました。
伊那市の伊那バスターミナルです。
12日は新宿線・立川線が全便運休となった他、名古屋線も午前10時30分発以降運休となりました。
窓口には払い戻しや日程の変更をする人の姿が見られました。
13日は、新宿行き・新宿発の便はともに始発から4便が運休の予定となっています。
JR飯田線は、午前9時までに全線が運休となりました。
13日は、線路などの安全確認を行い、午後以降に運転再開の予定です。
台風の影響で、公共施設が閉館となりました。
伊那市内の公民館図書館6館が休館となりました。
箕輪町では、げんきセンター南部、萱野山荘、子育て支援センターいろはぽけっとなどが休館となりました。
南箕輪村ではこども館や、村大芝高原内の施設の一部などが閉鎖となりました。
小売店でも影響が出ています。
伊那市日影のベルシャイン伊那店です。
雨が強くなる前に買い物を済ませようと開店直後から多くの買い物客が訪れていました。
ベルシャイン伊那店では、水が11日に品切れとなり、12日に緊急入荷していました。
買い物客は、カップ麺やレトルト食品などを購入していました。
長野地方気象台では、13日正午までの24時間は南部の多いところで200ミリの雨が予想されるとして、最大限の警戒を呼び掛けています。
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上伊那広域消防本部新規採用職員が消防学校卒業報告
伊那市の上伊那広域消防本部で今年度採用された職員が、長野県消防学校初任科を卒業したことを7日、田畑公徳消防長に報告しました。
7日は、初任科での成果報告として、訓練塔でロープを使った昇り降りや、火災発生時の消火対応などを行いました。
今年度新たに採用された職員は3人で、伊那配属の中原拓哉さん、伊南北配属の丸山達海さん、箕輪配属の山内豪さんです。
3人は、4月9日から10月6日まで、長野市にある県消防学校初任科で火災が起きる原因など災害に関する基礎知識や、救助者の搬送の仕方などを学びました。
田畑消防長は、「半年間学んだ成果が確認でき心強く感じた。地域の安心安全のため一日も早く消防士として活躍してほしい」と話していました。
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南箕輪中 落ち穂拾い
南箕輪中学校の秋の伝統行事「落ち穂拾い」が10日、村内の田んぼで行われました。
落ち穂拾いは南箕輪中学校の伝統行事で、今年で61回目です。
3時間目で授業を終了し、その後、地区ごとに集まって近くの田んぼで行いました。
生徒たちは落ち穂拾いを通して、食料の大切さと地域との結びつきを学んでいます。
南箕輪中学校によりますと、落ち穂は例年200㎏集まるということです。
生徒会は12月に行われる三者懇談で、東日本大震災の募金活動を行います。
その際、精米した落ち穂を保護者にお礼として渡すというということです。
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食味と収量が分かるコンバイン
伊那市東春近田原の田んぼで刈り取りをしながら収量と食味が
分かるコンバインの実演が11日行われました。
コンバインにはセンサーがついていて収量と食味がその場でわかるようになっています。
食味センサーでは米の食味で大きなウエイトを占める水分量と
タンパク質の値を測定することができます。
この測定データに基づき次の年、肥料をまく量を調節できるようになるということです。
また収量センサーにより田んぼによる収量のばらつきがでないよう活用ができるということです。
この実演はスマート農業技術の開発を共同で取り組んでいる伊那市やJA上伊那、信州大学などが行っているもので関係者が実演を見守っていました。
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年賀はがきの搬入始まる
来年用の年賀はがきの搬入が伊那市の伊那郵便局で11日から
始まりました。
午前10時頃、306箱、119万6千枚が到着し職員が搬入作業に追われていました。
年賀はがきは上伊那地域28の郵便局に振り分けられます。
令和2年の年賀はがきは東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムや来年の干支、ねずみがデザインされたものなど11種類です。
価格は消費税増税により去年の62円から63円に上がっています。
年賀はがきの販売は11月1日、受付は12月15日からとなっています。
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台風19号 12日夕方から夜にかけて最接近
大型で非常に強い台風19号は12日の夕方から夜中にかけて県南部に最も接近する見込みです。
12日は台風接近を前に農家が農作物の収穫を急いでいました。
箕輪町松島のりんご農家は「今が収穫時期のシナノスイートはいいが11月に収穫するふじはそのままにしておくしかない。」と話していました。
上古田で脱穀作業をしていた兼業農家は「台風ではざがけが倒れたら大変なので会社を休みました。」と話していました。
松島で白ねぎを作っている野菜農家は「ねぎが倒れたら商品にならない」と話し収穫を急いでいました。
台風の影響で連休中のイベントが相次いで中止となっています。
12日は主なもので、伊那市の、しんわの丘ローズガーデン秋の
バラまつり。暴力追放・地域安全伊那市民大会。上伊那地域子ども応援プラットフォームのワークショップ。三峰川みらい会議の三峰川ウォーキング。赤石商店のジャズと読み聞かせ。箕輪町の全国カデ・エペフェンシング選手権大会。上伊那北部サイクリングツアー。南箕輪村の信州大芝高原イルミネーションフェスティバルのスタンプラリーや太鼓演奏などのイベント。
13日は伊那市のみはらしファーム秋のフルーツフェスタ。南箕輪村第32回駅伝競走大会などとなっています。
台風による交通への影響です。
JR飯田線は12日始発から本数を減らして運行し午前8時ころから全線で終日運行を見合わせる予定です。
伊那バスの高速バスは新宿線、立川線の全てが終日運休となるほか他の路線も一部で運休する予定です。
南アルプス林道バスは北沢峠行きが午前8時5分以降。
戸台口行きが午前10時以降運休となり林道は正午から通行止めとなります。
伊那市の危機管理課では不要不急の外出を控えるよう呼び掛けています。
長野地方気象台では大型で非常に強い台風19号はあす夕方から上伊那地域に最も接近すると予想しています。
県南部では21日午前6時からの24時間の降水量は200ミリから300ミリと予想されています。
最大風速は17メートルで最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
長野地方気象台では土砂災害や河川の増水、農作物の被害や倒木による停電などに注意するよう呼びかけています。
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伊那市民美術展15日まで
第42回伊那市民美術展が伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで11日から始まりました。
美術展は地域の美術愛好家でつくる伊那市民美術会が開いたもので会員58人が出品しています。
会場には洋画や日本画、工芸の作品が並べられています。
伊那市民美術展は、15日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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空き家侵入の疑い オーストラリア人逮捕
伊那警察署は10日、箕輪町内の空き家に侵入した疑いで、住所不定無職の40代オーストラリア国籍の男を現行犯逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと、逮捕されたのは住所不定無職でオーストラリア国籍のDE SAILLY MARK JOSEPII容疑者44歳です。
ディ セーリ容疑者は10日午前5時32分、空き家に侵入していたところを家の持ち主に発見され、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。
調べに対しディ セーリ容疑者は、容疑を認めているということです。
動機などについては現在伊那署で調べをすすめています。 -
いなっせ 初の防犯訓練
伊那市のいなっせで不審者などに対応するための防犯訓練が10日行われました。
訓練は、これまでの想定を超えた犯罪が全国的に発生していることから、不審者の侵入に対応し、利用者の安全確保を目的に今回初めて行われました。
10日はいなっせに入っているテナントの関係者など40人が、不審者の取り押さえ方などをその道のプロから教わりました。
指導したのは、元警察官で防犯用のサスマタの開発・販売をしている長野市の原明徳さんです。
原さんは「防犯と交通事故は「「大丈夫だろう」」では無く「「かもしれない」」という考えで行動してほしい。いざという時は、みんなが協力して取り押さえる事が大切だ」と話していました。
いなっせでは、今回、防犯用としてサスマタ3本を購入していて、今後は年2回ほど防犯訓練を実施していきたい考えです。
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県書道展 あすから
第72回県書道展が、あすから伊那市の伊那文化会館で開かれます。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、南箕輪村の唐澤如香さんが最高賞の特選に選ばれています。
唐澤さんの作品は墨の濃い部分とかすれた部分のバランスが良く、色紙を使い全体的に上品に仕上がっている点が評価されたという事です。
会場には、公募で寄せられた伊那地区の一般、小中高校生の作品のほか、特選を受賞した巡回作品合わせて980点ほどが並んでいます。
県書道展は県内10会場を巡回して行われているもので、今年で72回目になります。
関係者は「漢字、かな、調和体などバラエティーに富んだ個性豊かな作品を楽しんで欲しい」と来場を呼び掛けていました。
県書道展はあすから13日まで伊那文化会館で開かれます。
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富県保育園園児 貝沼散策
伊那市の富県保育園の園児は10日、地域住民でつくる「貝沼の自然環境を守る会」の会員と区内を散策しました。
園児と会員は始めに、国の重要文化財の顔面付釣手形土器が出土した御殿場遺跡を訪ねました。
会員は、竪穴式住居での縄文人の生活などについて説明していました。
会長の守谷勇一さんは「幼い頃から貝沼の自然や伝統文化を多く学んでほしい」と話していました。
また、園児はどんぐり拾いも楽しんでいました。
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豚コレラ 上伊那でワクチン散布
長野県は野生イノシシによる豚コレラのまん延を防ごうと先月から県内全域でワクチンを散布する作業を進めています。
10日は入笠山から富士見にかけてのワクチンベルトに含まれる、箕輪町の箕輪ダム周辺で散布が行われました。
作業は、国、県、町の職員あわせて9人が3つのグループに分かれ行いました。
出発前には箕輪町役場でワクチンを埋める場所や、埋め方について県の職員から説明をききました。
使用するワクチンは、ゼリー状のものを固めたもので、えさと一緒に穴に埋め、イノシシが食べる事で接種されます。
ワクチンを散布する箕輪ダム周辺の東山に移動すると、防護服に身を包み、手袋や長ぐつにカバーをかけてから山に入り作業を行っていました。
この一帯では10日と11日の2日間で26地点、合計520個のワクチンを散布する計画です。
長野県では5つのワクチンベルトを設定していて、1800地点、3万6千個のワクチンを散布する計画です。
上伊那が含まれるのは入笠山富士見ベルトの他に中央アルプス山麓の竜西中央道ベルトがあります。
伊那市は107地点、箕輪町は今回の部分を含め53地点、南箕輪村は26地点でワクチン散布が計画されています。
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給食レシピ最優秀賞 小松君
箕輪町が小中学生を対象に行った「学校給食アイディアレシピコンテスト」で、箕輪北小学校6年の小松如海君のレシピが最優秀賞に選ばれました。
こちらが、小松如海君が考えた献立、「秋香る箕輪ご飯」です。
鮭やきのこなど秋の食材で彩りや季節感を表現したということです。
審査では、味付けや栄養バランスが良いことが高く評価されたということです。
コンテストには、町内の小学6年生225人と中学生15人から応募がありました。
一次審査を通過した各校代表者の献立を、役場職員や学校関係者が審査員として試食し、味や栄養バランスなどを採点しました。
最終審査まで残った優秀献立は、それぞれの学校の給食で今後提供される予定です。 -
10月10日 ソースカツ丼の日
10月10日はジュージューのごろ合わせから伊那ソースかつ丼会が定めた「ソースかつ丼の日」です。伊那ソースかつどん会の加盟店では、割引サービスが行われ、昼時には多くの人で賑わいました。
こちらは、伊那市西町の田村食堂です。
昼時になると多くの客が訪れ、ソースかつ丼を味わっていました。
厨房も大忙しです。
伊那ソースかつ丼会では、かつを揚げる時の「ジュージュー」という音の語呂合わせで、10月10日をソースかつ丼の日に定めています。
田村食堂は昭和33年に開業し開業当時からソースカツ丼を提供しているということです。
りんごや玉ねぎなどを使用している秘伝のソースは、先代から受け継がれています。
10日は通常1500円のかつ丼が1300円で提供されました。
伊那ソースカツ丼会では、「年に1度のこういった機会に県内外へ伊那のかつ丼を広めていきたい」と話していました。
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県議会連盟が伊那市でわなセンサーを視察
長野県議会山岳環境保全対策議員連盟に所属する議員が、10日、伊那市で行われているICTを活用した有害鳥獣対策のくくりわなセンサーを視察しました。
この日は議員連盟に所属する8人が、くくりわなセンサーが設置されている伊那市横山の山林を視察しました。
伊那市の職員や、伊那猟友会の牧田文男会長が、わなセンサーについて説明しました。
センサーは、安価で省電力な通信方式を利用するもので、伊那市が開発を推進しています。
わなに鳥獣がかかるとピンが抜け、自動的にメールが配信されるというものです。
わなは、1日1回見回りをする必要がありますが、センサー設置により労力の削減につながります。
伊那市は、地方創生交付金など1,200万円を活用し、230台の端末を購入し、市内に5か所の受信基地を 設置しました。端末は猟友会員に貸与されています。
今年6月から40台のセンサーが設置され、ニホンジカなど40頭がすでに捕獲されています。
牧田会長は、「見回りが大変だったので、ずいぶんと楽になった」と話していました。
議員連盟では、ICTを活用した鳥獣対策の技術の普及を支援する補助金制度を来年度予算に盛り込むことなどを、県に対し要請していきたいとしています。 -
箕輪町でWEB系在宅セミナー
自宅でインターネットを活用して働く在宅ワークのセミナーが9日、箕輪町の産業支援センターみのわで開かれました。
この日は、子育て中の女性など町内外からおよそ70人が参加しました。
講師をつとめたのは、在宅ワークの仕事をあっせんしている業界最大手のクラウドワークスの眞道祐介さんです。
眞道さんは、在宅でできる仕事の始め方や報酬の受け取り方など説明していました。
在宅ワークは、データ入力や、印刷物のデザイン、インターネット記事の原稿執筆など、家で行える仕事です。
また、この日は在宅ワークの指導をしている箕輪町の林豊さんが話をし、録音された音声を原稿にするテープ起こしのやり方などを紹介していました。
箕輪町では、国の地方創生交付金を受けて、子育て中の女性や、定年を迎えた人に活躍してもらおうと、昨年度からセミナーを開いています。
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西山神社に園児が幟旗奉納
伊那市の西箕輪南部保育園の園児は9日、保育園近くの西山神社の例大祭にあわせて願い事を書いた幟旗を奉納しました。
この日は、年少から年長園児50人が神社を訪れました。
園児は、およそ190段ある参道の階段を一斉に駆け上がり、両脇に幟旗を立てました。
西山神社の例大祭は、毎年10月8日と9日に行われています。
幟旗の奉納は、五穀豊穣や家内安全を願って本祭りにあわせ行われています。
昭和30年ごろには、参道に舞台や屋台も並び、賑わいを見せていたということです。
近年は、幟旗の数も少なくなっていて、かつての賑わいを復活させようと、6年前から園児たちによる奉納が行われています。
西山神社の関係者は、「子どもたちに興味を持ってもらい、地元のお祭りを身近に感じてほしい」と話していました。
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西春近北保育園 稲刈りに挑戦
伊那市の西春近北保育園の園児は、白毛餅の稲刈りを9日に行いました。
この日は、年長・年中の園児が、JA上伊那青壮年部西春近支部のメンバー30人と協力して稲刈りに挑戦しました。
広さおよそ14アールの田んぼに5月下旬に植えた稲は黄色く色づき、収獲の時期を迎えました。
保育園では、収獲したもち米を使って来月14日に餅つき大会を予定しています。 -
伊那能の前に 師範から学ぶ
11月16日に行われる「第28回伊那能」に出演する能楽師による能の体験講座が9日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
講師は、シテ方観世流の師範で伊那市西箕輪在住の中家美千代さんが務めました。
中家さんは、来月16日に伊那市の伊那文化会館で行われる「第28回伊那能」に出演します。
この日の講座には、伊那市を中心に6人が参加しました。
中家さんが能の見どころを紹介した後、能面を見たり台本を声に出して読みました。
その後、舞の型やすり足を体験しました。
この講座は、毎年伊那市で行われている能の公演に多くの人に興味を持ってもらおうと開かれました。
中家さんは「少しでも興味を持ってもらい親しんでもらえるよう魅力を伝えていきたい」と話していました。
第28回伊那能は、来月16日(土)に伊那市の伊那文化会館で行われます。 -
駒工生マイコンカーラリーとキャリーロボット県大会W優勝
9月7日に開かれたロボコン競技の県大会で、駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校ロボット研究製作部が、キャリーロボット競技とマイコンカーラリー競技でダブル優勝を果たしました。
8日は、学校で生徒たちが次の試合に向けてロボットの調整をしていました。
ロボット研究製作部は、部品の加工からプログラミングまですべて自分たちで行っているということです。
ダブル優勝を決めた2つの競技のうち、キャリーロボット班は、7人です。
キャリーロボット競技は、2台のロボットを使ってボールを回収し、指定の場所まで正確に運ぶ競技です。
駒ヶ根工業高校が、キャリーロボット競技で県大会優勝を果たしたのは今回が初めてです。
競技ロボットの製作や、本番のコースを想定した模擬コースも生徒たちが手作りで準備し、練習を重ね、優勝することができたということです。
キャリーロボット班は27日(日)に新潟で開かれる全国大会に出場します。
マイコンカーラリー班は、4人で、県大会では伊那市の河内建汰郎さん3年生が優勝しました。
1周およそ55メートルのコースを、マシンの先端に付けた5つのセンサーで感知してスピードを競います。
優勝を果たした河内さんのマシンは、予選では16人中9位と厳しい立ち上がりだったということです。
決勝トーナメントでは、相手のマシンに0.04秒の差でレースを勝ち、見事優勝を果たしたということです。
駒ヶ根工業高校は、マイコンカーラリー競技で11連覇していて、河内さんは去年に続き2連覇を果たしました。
マイコンカーラリー班は、11月に全国大会につながる北信越大会に出場します。
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クロモジ×高遠の桜 アロマ完成
伊那市高遠町の高遠高校2年文理進学コースの生徒は、高遠で自生する落葉樹クロモジとタカトオコヒガンザクラの2つを配合したアロマを作りました。
こちらが、高遠高校の2年生が作ったアロマ「高遠美山の香り」です。
クロモジの甘くすっきりとした香りに、桜の洗練された香りが加わりさわやかさを感じることができます。
高遠町の千代田湖周辺に自生するクロモジと、学校に植えられているタカトオコヒガンザクラの葉を配合して作られました。
製作した生徒は、文理進学コース2年で「地域の科学」を選択している6人です。
生徒たちは、6月からクロモジの油を抽出したりタカトオコヒガンザクラの葉を塩漬けしたりするなど活動を進め、9月に試作品が完成しました。
ルームスプレーとアロマオイルそれぞれ10本が出来ました。
この活動には、高遠町の住民有志でつくる伊那東部山村再生支援研究会も協力しています。
9日は研究会のメンバー6人も学校を訪れ、香りを確かめていました。
今後は商品化を目指して、スプレー100本、オイル50本を作る予定で、年内にも販売したい考えです。
なおアロマは、林野庁が主催する「ウッドデザインコンテスト」に応募して一次審査を通過し、現在は二次審査の結果を待っているということです。
ウッドデザインコンテストの結果は、今月下旬に発表される予定です。 -
「夫婦について考える講演会」11月16日開催
伊那青年会議所は、11月16日に夫婦について考える講演会を開きます。
7日は、メンバーが概要について説明をしました。
講演会は、夫婦について考え直し、良い関係をつくり、互いに感謝する内容で、駒ケ根から辰野に住む夫婦を対象にしています。
講師をつとめるのは、駒ケ根高原教会牧師の城村義人さんです。
城村さんは、牧師としてこれまで2600組を超える結婚式に携わってきたということです。
日時は、11月16日(土)午前9時30分から正午まで、場所は緑ヶ丘敬愛幼稚園です。
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征矢さん 南箕輪のふるさと大使に
南箕輪村塩ノ井区出身のヴァイオリン奏者、征矢健之介さんが、村のふるさと大使に委嘱されます。
征矢さんは、武蔵野音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業後、現在は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴァイオリン奏者として活躍しています。
また、早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団の顧問と指揮者も担当し、文筆家としても活動を広めています。
2007年には、「ニューイヤー祝祭管弦楽団in南箕輪村」で指揮を執り、女性コーラス等と共演しました。
南箕輪村は、征矢さんにふるさと大使になってもらい、村の文化・芸術の向上に貢献してもらいたいとしています。 -
入野谷在来そば 来月一般へ
伊那そば振興会と信州大学農学部でつくっている「入野谷在来種復活夢プロジェクト」のそばが、来月22日から伊那市内のそば店で一般提供されます。
これは、伊那市の伊那商工会館で7日に開かれた、「信州そば発祥の地 伊那そば振興会」の臨時総会で発表されました。
今年は7月に、伊那市長谷の70aの畑にそばの実をまき、今月5日から収穫を始めています。
今年は初めて数量限定で一般にも提供できる見通しです。
そばを提供する店は、伊那そば振興会と高遠そば組合に加盟し、そばの実を自家製粉できる店にするとしています。
伊那そば振興会の飯島進会長は、「入野谷在来種復活夢プロジェクトは確実に進んでいる。小さなそばの粒一つに、大きな夢を託したい。」と話していました。
そばの一般提供は、入野谷在来種の今後の発展を願い、来月22日(金)の大安に行われます。
また、12月10日には、高遠藩主内藤家の子孫にあたる人を招き、そばの献上の儀式を表現したイベントを計画しているということです。