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エンディングノートの活用学ぶ
老後に備え希望する医療や介護、財産管理などついて書き記す「エンディングノート」の準備やコミュニケーションについて考えるフォーラムが13日伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
これは伊那市社会福祉協議会が開いたもので、会場にはおよそ30人が訪れました。
パネルディスカッションでは、医療ソーシャルワーカーやケアマネジャー、公証人、葬儀会社の関係者がエンディングノートの必要性や活用方法について話をしました。
法律に詳しい公証人は「預金通帳や保険証書などは、どこにあるか家族で共有する事が大切です。」と話していました。
また、エンディングノートについても「パートナーや子ども達と話し合い書く事で自分の意思が家族全員に伝わります」と話していました。
伊那市社会福祉協議会では来年度も、エンディングノートに関する研修会を開いていきたいとしています。
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シンボルツリーの絵 展示
伊那市内の保育園や幼稚園の園児がつくった園庭の木の絵を展示した「みんなのアートギャラリー」が伊那市役所で開かれています。
市役所1階の市民ホールには、市内の24の保育園と幼稚園の園児が園庭にある木を切り絵などで表現した作品が並んでいます。
これらは、去年9月の「伊那市環境展」で展示を予定していましたが、台風の影響で中止になったことから多くの人に見てもらおうと今回展示されました。
みんなのアートギャラリーは20日まで開かれています。
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向山さん文部科学大臣賞
国際協力機構JICA主催の国際協力エッセイコンテストで、南箕輪村大泉で伊那北高校1年の向山創太さんが最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞しました。
13日は、向山さんが南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に受賞を報告しました。
向山さんは、「一粒のお米がが世界を笑顔に」をテーマに、南箕輪中学校時代に行った落穂ひろいの行事を通して、たった一粒の米でも大切にしなければいけないと学んだことを書いたということです。
エッセイコンテストは、身近な課題から国際協力について考えてもらおうと、JICAが毎年行っているものです。
中学生の部と高校生の部合わせて全国からおよそ7万の応募がありました。
向山さんは、高校のフィールドワークでJICA駒ヶ根と関わりがあった事から、エッセイコンテストに応募したということです。
向山さんは、副賞として7月にベトナムへ研修に行くことになっています。
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小池君ドイツ遠征報告
今月ドイツで開かれた国際フェンシング大会で、箕輪中部小学校6年の小池悠太郎君が準優勝しました。
12日は、小池君が箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に大会の結果を報告しました。
小池君は、ドイツで開かれた国際大会、13歳以下男子フルーレの部で準優勝を果たしました。
小池君は、南箕輪村のわくわくクラブフェンシングスクールで練習しています。
去年8月に開かれた日本フェンシング協会主催の全国大会で3位入賞し、今回の海外派遣メンバーに選ばれ3日から1週間ドイツに遠征しました。
ドイツでは、現地のフェンシングクラブの練習にも参加し、小池君は「良い経験になりました」と話していました。
小池君は、今月24日に岐阜県で行われる大会が小学生で出場する最後の大会になるということで、白鳥町長は「ゆっくり休んで次の大会に向け頑張ってください」と話していました。
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上伊那塗装組合記念誌作成
11の事業所でつくる上伊那塗装広告事業協同組合は、設立35周年を記念し、冊子「組合のあゆみ」を作成しました。
22日は、上伊那塗装広告事業協同組合理事の三澤重一さんと編集委員長の原広典さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に完成を報告しました。
組合は昭和58年に35の事業所が参加し設立しました。
冊子は、全65ページで組合の活動をまとめた年表や組合員が寄稿した文章などを掲載しています。
組合では、2003年から「らくがきなくし隊」として上伊那地域の公共物の落書き消しのボランティア活動も行っています。
三澤さんは「これまでに消した場所は、その後落書きがなくなり、作業の効果が出ている」と話していました。
上伊那塗装広告事業協同組合では、作成した「組合のあゆみ」を、上伊那の市町村に寄贈するとしています -
古田人形芝居 柴さん町無形文化財保持者に認定
箕輪町の古田人形芝居の義太夫を36年間務めてきた上古田の柴登巳夫さんが、義太夫節で箕輪町の無形文化財保持者に12日、認定されました。
町の文化財保持者に認定されたのは、昭和57年以来2人目となります。
柴さんは、昭和19年生まれの75歳。箕輪町古田人形芝居の義太夫として36年間務めてきました。
その功績や技が認められ、今回、古田人形芝居義太夫節で、箕輪町の無形文化財保持者に認められました。
保持者となったのは同じく、古田人形芝居で義太夫を務めていた、小平英夫さんが昭和57年に認定されて以来2人目となります。
小平さんは、平成3年に亡くなっているため、町内で、無形文化財保持者は、現在、柴さん一人となります。
また、無量寺の不動明王像、毘沙門天像が、鎌倉時代に制作された可能性が高いとして、町の有形文化財に新たに認定されています。
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伊那駅伝を看板でPR
伊那市美篶のナイスロード沿いには、24日に開かれる春の高校伊那駅伝をPRする看板が設置されています。
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高遠の桜 4月3日開花の予想
民間の気象情報会社ウェザーニューズは、今年5回目の桜の開花情報を、12日に発表しました。
高遠城址公園の桜の開花は前回の発表と同じ4月3日、満開は9日と予想しています。 -
南箕輪村消防団 大会実施1年間検討
南箕輪村は、消防団が夏に実施しているポンプ操法・ラッパ吹奏大会について、来年度1年間、団員の中で大会を実施するかどうかを含めて検討するとの考えを、12日に示しました。
これは、この日開かれた村議会3月定例会で唐木一直村長が議員の質問に答えたものです。
上伊那地域では、今年に入り辰野町と箕輪町の消防団が、団員に負担がかかり、団員確保の支障になるとして大会の取りやめを発表しています。
南箕輪村消防団では、来年度の大会について開催を決めていますが、来年度1年間、団員の中で大会を実施するかどうかを含め、検討するということです。
また、年間行事についても、より効率的な実施を検討していくとしています。 -
AI自動配車タクシー 実証実験開始
タクシー客の予約の状況に応じて人工知能「AI」が、最適な配車やルートを示す「ドアツードア乗合タクシー」の、利用者が乗車しての実証実験が、12日から始まりました。
この日は、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷を拠点に、3台の大型タクシーと1台の普通乗用タイプのタクシーが、実際に利用者を乗せて実証実験を行いました。
実験は、12日から16日までの5日間行われ、伊那市高遠町と長谷の一部地域の住民が対象になっています。
自分の居住地を電話やインターネットで事前に登録すると、電話・スマートフォン・パソコンなどで予約することができます。
予約をすると、AIが乗車場所から一番近くにいるタクシーに指示を出し、指示を受けたタクシーがその場所に向かいます。
目的地に向かうルートの近くで予約をした人がいた場合、その人を乗せるようにAIから指示が入りますが、今回乗り合いはありませんでした。
タクシーはAIの指示に従って動くため、最初に乗った人の目的地よりも、後から乗った人の目的地が近い場合はそちらを優先することもあります。
AI自動配車の実験に参加した運転手は「先に乗ったのに後から乗った人の方が先に降りるのはどういうことだ、という話が出てもおかしくない。登録者にしっかり説明をしてもらえるとありがたい」と話していました。
この日利用した高遠町在住の女性は「バスはよく利用するが、自分の都合の良い時間にお願いできるのがとても助かる。せっかくの乗り合いなのでいろんな人と一緒に乗りたい」と話していました。
白鳥孝市長は「タクシーより料金が安くて、バスより都合が良いシステムとして、少しずつ広がっていくと思うし、期待している」と話していました。
実験は16日まで行われる予定です。
対象は高遠町地区の西高遠、東高遠、小原、勝間、上山田、下山田と長谷地区の非持山、非持、溝口の地域住民で、運賃は無料となっています。
伊那市では、2021年度の実用化を目指していて、来年度はAIの学習期間として実証実験を継続して行う計画です。 -
南信工科短期大学校の2期生が卒業
平成28年度に開校した南箕輪村の長野県南信工科短期大学校2期生の卒業式が12日行われました。卒業生の就職内定率は97%となっています。
卒業式には専門課程の35人と短期課程の4人が出席しました。
大石修治校長は「現在のような技術革新が激しい社会では実践的な技術、技能を備え第一線で活躍できるような人材が必要です。
ここで培ったことを活かしこれからのものづくり産業を推し進めてください。」と激励しました。
式ではほかに卒業生を代表して松本勇輝さんがあいさつをしました。
専門課程で就職を希望している33人のうち32人が内定していて内定率は97%となっています。
内定先企業の地域別内訳は上伊那が19人、下伊那が4人、諏訪が3人、県外が3人で業種別では製造業が27人と最も多くほかに通信業が2人などとなっています -
県議選 伊那市区3派 上伊那郡区3派
長野県選挙管理委員会は任期満了に伴い29日告示来月7日投開票の県議選南信地区立候補手続き説明会を12日伊那市の伊那合同庁舎で開きました。
説明会には伊那市区から3派、上伊那郡区から3派が出席しました。
説明会には定数2の伊那市区から3派、定数2の上伊那郡区から3派、定数1の駒ケ根市区から1派が出席しました。
各派ともこれまでに出馬を表明しています。
それでは伊那市区と上伊那郡区の立候補予定者を表明順に紹介します。
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雪による倒木で伊那市の広範囲で停電
11日午前5時頃に伊那市の竜西地区で1,350戸、午前7時50分に高遠町の1,270戸の合わせて2,620戸で停電がありました。
中部電力によりますと停電があったのは伊那市荒井内の萱、
小沢、西春近などの竜西地区1,350戸と高遠町の1,270戸の合わせて2,620戸です。
原因は雪の重みで木が倒れたことによる断線で竜西地区は内の萱など一部の地域を除いて午前5時過ぎに高遠町は午前9時30分頃に復旧しました。
内の萱など一部の地域も午後6時に復旧しています。
また午前6時頃から約1時間ほど伊那市の広域農道の信号が3か所止まりこれについて中部電力では今回の停電によるものとみています。
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南信一水会展 100号の大作並ぶ
南信地域の作家による南信一水会展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
南信一水会は西洋絵画の公募展、一水会展に出品している南信地域の作家の集まりです。
会場には会員13人が描いた風景画など46点が展示されています。
農村の集落や山並みなど県内の風景を描いた100号の大作が多く並んでいます。
南信一水会は平成19年に上伊那在住者による伊那十日会として発足し今は下伊那や諏訪からも加わり展示会は10回の節目となります。
会場にはチャリティー作品も展示されていて売上の一部は日本赤十字社に寄付されるということです。
また前の会長で去年81歳で亡くなった竹内徹さんの作品も展示されています。
南信一水会展は18日まで開かれています。
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東日本大震災から8年 黙とう捧げる
東日本大震災からきょうで8年となります。
伊那市の東部中学校では震災が発生した午後2時46分に生徒らが黙とうを捧げました。
東部中学校は震災の翌年の2012年に宮城県仙台市の高砂中学校にタカトオコヒガンザクラを贈ったことがきっかけで交流を続けていてこの活動はさくらプロジェクトと呼ばれています。
両校の生徒が互いに行き来したりスカイプを使った情報交換なども行っています。
廊下には高砂中学校の生徒が両校の絆や復興への思いを書いた俳句もならべられています。
東部中学校では互いの発展を目指し新しい交流の仕方についても
模索していくとしています。
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キッズ王国 手作りの遊び楽しむ
子どもどうしや親子で手作りの遊びを楽しむイベント「キッズ王国」が24日伊那市の伊那公民館で行われました。
キッズ王国は市内の公民館でつくる伊那市公民館運営協議会が行ったもので今年で25回目となります。
市内の公民館手づくりの遊びのブースが用意され親子連れが楽しんでいました。
長谷公民館による体験コーナースラックラインでは子どもたちが保護者に手伝ってもらいながらベルトの上を歩いていました。
西春近公民館のスライム作りのブースも子どもたちの人気を集めていました。
西箕輪公民館のボールプールではボランティアとしてイベントに
参加した高遠高校や伊那西高校、春富中学校の生徒が子どもたちの遊び相手になっていました。
伊那市公民館運営協議会は「ボランティアの中高生のおかげで
運営がスムーズにいきました。
子どもたちが楽しんでいる様子を見て親御さんにも喜んでもらえたと思います。」と話していました -
いろはぽけっと10周年でイベント
箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとの10周年を記念したイベントが9日開かれました。
イベントでは、訪れた親子に自由に遊んでもらおうと、おもちゃ作りや手形アートなど5つのコーナーが設けられました。
ヨーグルトの空き容器で遊ぶコーナーでは、子どもたちがカップを高く積んで楽しんでいました。
いろはぽけっとは、2008年4月に開所し、これまでに2,500世帯が登録しています。
今年度の利用者は1万人を超えているということです。
いろはぽけっとでは、「子どもたちが遊ぶだけでなく、母親同士が子育ての悩みを話す場にもなっている。これからも多くの人に利用してほしい」と話していました。
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子育てについて中島副知事と意見交換
子育てに関わりを持つ個人や団体が集まり情報を共有する子育て交流セミナーが、11日に、伊那市の伊那合同庁舎開かれ、中島恵理副知事と意見交換をしました。
セミナーには、中南信地域の母親や子育てを支援するサークルの代表者、行政などおよそ50人が参加しました。
自身も子育て中の中島副知事も出席し、参加者と意見を交わしました。
セミナーは、官民一体となって幼少期から青年期までのこどもや若者の支援体制の構築を目指す「長野県将来世代応援県民会議」が初めて開いたものです。
セミナーでは他に、地域ぐるみでの子育てや母親の社会参加を支援する団体など4団体が事例発表を行いました。
このうち、伊那市ママサポートの会は、母親を対象にしたイベントを開いて感じたことを話しました。
子育て交流セミナーは、15日にも県庁を会場に開かれます。 -
脱原発を訴える
東日本大震災から8年となります。
脱原発活動などを行っている上伊那のおよそ40の団体でつくる実行委員会は、脱原発を訴える集会とパレードを伊那市内で10日、行いました。
いなっせ北側広場で開かれた集会には、およそ200人が参加しました。
集会では、実行委員会のメンバーがリレートークを行った他、原発のない社会を目指すとするアピール文が採択されました。
この後、いなっせを出発してJR伊那北駅を折り返すおよそ2キロをパレードしました。
実行委員長の小牧崇さんは「現政権は、原発の再稼働のみならず新設などを推し進めている。自然エネルギーを活かした安全なエネルギーの転換を進め、原発のない安心・安全な社会を未来に引き継いでいきたい」と話していました。
フクシマを忘れない上伊那アクションは、原発のない社会を目指して実行委員会が行っているもので今年で3回目になります。
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中尾歌舞伎公演に向け準備
去年の春に活動を再開した伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、春季公演を来月29日に行います。
会場となる中尾座では、公演に向けての準備が進んでいます。
10日の午前中、舞台道具が中尾座に到着し、舞台づくりがはじまりました。
伊那市の無形民俗文化財に指定されている中尾歌舞伎は昭和61年に地域の若者が復活させました。
2017年2月に会員数の減少や後継者不足などにより活動が困難だとして活動を休止していましたが再開を望む声が多くあり去年春に活動を再開しました。
春季公演では10年ぶりとなる絵本太功記十段 尼ヶ崎の段を演じます。
主役は織田信長を討った明智光秀で、主君を倒し反逆者となった光秀とその一族の悲しみを描いています。
この演目では、場面転換をする回り舞台の演出があります。
10日は、回り舞台の体験会も開かれ地元の中学生が体験しました。
舞台が出来上がると稽古が始まりました。
今年は、長谷中学校2年生の伊藤康希くんが役者としてデビューします。
伊藤君は、明智光秀の息子十次郎を演じます。
中尾歌舞伎の春季公演は来月29日に中尾座で開かれます。
保存会では、公演当日のボランティアスタッフも募集しています。
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木村流大正琴伊那支部が演奏
木村流大正琴伊那支部は、長野県芸術文化総合フェスティバルの伊那会場となった伊那文化会館で10日演奏を披露しました。
演奏を披露したのは、木村流大正琴伊那支部の60人です。
4つのグループに分かれ、アニメソングや歌謡曲などを演奏しました。
第31回長野県芸術文化総合フェスティバルは、2月28日から3月10日まで、県内3会場で各種演奏やダンスの発表などが行われてきました。
演奏の最後を飾った曲、鎌倉玄幽では、大正琴独特の哀愁を帯びた音色が会場に響いていました。
支部長の麻生由紀子さんは、「だれでも気軽に弾ける大正琴の魅力を多くの人に知って欲しい」と話しています。 -
伊那剣道クラブ クラブ内大会
伊那少年剣道クラブは、毎年恒例のクラブ内大会を10日に伊那東小学校体育館で開きました。
大会には、小学1年生から中学3年までのおよそ30人が参加しました。
対外試合でなくクラブ内でライバルをつくりながら切磋琢磨していこうと総まとめの意味も込めて、毎年開かれています。
クラブには、保育園児もいますが、今回出場した中での最年少者は、西村基春くん。
伊那東小の1年生で、警察官にあこがれ剣道を始めたということです。
試合は、学年別に行われ、中学生たちは、迫力ある太刀さばきを見せていました。
一方、低学年の参加者も精一杯の戦いをしていました。
伊那少年剣道クラブは、発足42年目で、クラブ員は、年々減少傾向にあるといいます。
クラブでは、「精神面も鍛わる伝統の武道なので、ぜひ多くのこどもたちに体験してほしい」と呼びかけています。 -
公衆衛生専門学校19人が卒業
伊那市荒井の公衆衛生専門学校の卒業式が8日行われ3年間の
課程を修了した19人が学びやを巣立ちました。
式では三井一孝校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。
三井校長は「1日も早く自信を持って働けるようになり患者さんから頼りにされるような歯科衛生士になってください。」と卒業生を激励しました。
就職先の内訳は県内の歯科診療所が16人で県内の病院、県内の自治体、県外の診療所がそれぞれ1人ずつとなっています。
地域別では上伊那が7人松本地域が5人などとなっています。
式では卒業生を代表して石井柚衣さんがあいさつをしました。
卒業生は今月3日に歯科衛生士の国家試験を受けていて26日に
合格発表があります。
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特別展「花とともに生きる」
花をテーマに地域の文化を考える特別展「花とともに生きる」が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で9日から始まりました。
会場には絵画や着物、漆器などが並べられそれぞれに花が描かれています。
特別展は花と人間のかかわりを知ることで地域文化を考えようと開かれたものです。
高遠町で生まれた明治時代から昭和にかけての日本画家、池上秀畝の作品には花を描いたものが多く残されています。
高遠藩士が所有していたひな人形は江戸時代後期のもので屏風に
描かれた牡丹が華やかさを演出しています。
高遠石工の守屋貞治の石仏は土台の部分がハスの花でその質感が
巧みに表現されています。
袴などに入っている藤や桔梗などの家紋はお家繁栄の願いが込められているということです。
特別展は6月18日まで開かれ期間中訪れた人に手づくりの缶バッジがプレゼントされるほか観桜期にはさくら茶のサービスが予定されています。
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歌で結ぶ「歌声喫茶in伊那」
日中友好協会伊那地区本部による「歌声喫茶in伊那」が24日伊那市のいなっせで開かれました。
「歌声喫茶in伊那」では会場に集まった約280人とステージが一体となり童謡や唱歌を歌いました。
この催しは日中友好協会伊那地区本部が初めて開いたものでおよそ25曲を歌いました。
日中友好協会伊那地区本部は1974年に設立され伊那市は北京の通州区と友好都市となるなど交流を深めてきました。
小原茂幸会長は「歌は人と人とを結び国境も超えていきます。
歌の力で友好の輪を広げていきたいです。」と話していました。
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こども館の在り方を考える
南箕輪村こども館の在り方ややってみたいことなどを考えるワークショップが、9日初めて行われました。
ワークショップには、村内を中心に小学2年生から50代まで9人が参加しました。
2つのグループに分かれ、子ども館でやりたいことや、子ども館のあり方について意見を出し合いました。
子どもが参加しているグループでは今後やってみたいイベントについて意見が出ていました。
もう一つのグループでは、転入してきた母親への支援があると良いなどの意見が出ていました。
この取り組みは、利用者のニーズを調査しようと初めて行われたもので、去年11月の女性模擬議会で出された提案をふまえワークショップ形式で行われました。
南箕輪村子ども館は、子育て支援・相談をはじめ、子どもたちが遊び・学び・交流できる複合施設として平成29年7月に開館しました。
開館から今年2月末までにおよそ5万人が利用しています。
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100種類のラン並ぶ展示会
100種類の花が並ぶラン展が伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで開かれています。
会場には、100種類およそ3千鉢のランが展示販売されています。
おなじみのカトレアや胡蝶蘭のほか、市場にはあまり出回らないという原種のランもあります。
グリーンファームでは、「ここまで多くの種類が一度に見られる機会はあまりないのでぜひ足を運んでほしい」と話していました。
ラン展は17日(日)まで産直市場グリーンファームで開かれています。
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多目的ダムとして国に建設要望
伊那市の白鳥孝市長は建設計画が休止している三峰川上流の戸草ダムについて治水のほか発電やダムツーリズムも含めた建設を国に要望していきたいとの考えを示しました。
これは8日伊那市役所で開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は昨夜伊那市長谷で戸草ダム建設に向けおよそ6年ぶりに三峰川総合開発事業対策協議会長谷地域対策協議会を開いたとしたうえで「治水ダムという位置づけだが地域の気運を高め次のステップにつなげたい。発電やダムツーリズムも含めて地域の安心安全確保のために戸草ダム建設を国に強く要望していきたい。」と述べました。
国は戸草ダムについて多目的ダムではなく治水ダムとして社会経済情勢の変化に合わせて建設実施時期を検討するとしています。
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縫い針に感謝 針供養
針仕事を休み縫い針に感謝する針供養が8日伊那市の常円寺で
行われました。
常円寺には上伊那和裁連盟が建立した針塚があり針供養の寺として知られています。
針供養は上伊那和裁連盟と日本和裁士が毎年行っているもので
今年で54回目となります。
会員はこの1年間使った針をこんにゃくに刺して供養していました。
当初は2月8日の事始めの日でしたが会員が高齢化し厳しい寒さを避けるため1か月遅れで行うようになりました。
多い時には200人ほどが参加していたということですが針仕事が少なくなったことなどから会員が減少し今回は12人の参加でした。
会長の宮原正子さんは「嫁入り前の習い事だった針仕事も時代の変化のなかで変わってしまいました。かとに歴史ある針供養が今年もできたことに感謝したいです。」と話していました。
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6年生に感謝 北小で送る会
16日の卒業式を前に箕輪町の箕輪北小学校で、8日「6年生を送る会」が開かれました。
児童会が6年生に感謝の気持ちを伝え、最後の思い出作りをしようと開きました。
学年ごとに歌や合奏、劇などを披露しました。
4年生は、学校での掃除や授業の様子を劇にして発表し、6年生のように無言清掃や授業で意見を出せるよう頑張りますと伝えていました。
5年生は、中学校でも頑張ってほしいと、エールを送りました。
会の最後には、6年生から5年生へお礼として「北小の宝」が贈られました。
これは送る会恒例となっていて、中身は6年生が縫った雑巾が入っているという事です。
箕輪北小学校の卒業式は16日に行われる予定で、75人が学び舎を巣立ちます。