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児童が日本伝統音楽の雅楽学ぶ
伊那市の伊那北小学校で26日、雅楽の演奏があり児童が日本の伝統音楽を学びました。 雅楽を演奏したのは上伊那地域の神職らでつくる伊那雅楽会です。 演奏会は、子どもたちに日本に古くから伝わる音楽に触れてもらおうと開かれたものです。 9人が伝統の和楽器を使って演奏や舞を披露しました。 児童らは演奏を聞く機会があまりない日本の音楽に耳を傾けていました。 伊那雅楽会の花畑樹彦楽長は「雅楽は千年前の平安の時代に今の形となりました。千年前と同じ演奏を聞けることはすごいことです」と話していました。
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伊那谷アグリ機構 新勉強会立ち上げへ
産学官が連携し、新たな産業創出を目指す、伊那谷アグリイノベーション推進機構は、新たに、スマート農林業・菌類・鹿肉・市田柿などの勉強会を立ち上げ、事業化・ブランド化を目指します。 26日は、南箕輪村の信州大学農学部で今年度の総会が開かれました。 推進機構ではこれまで、13回のシンポジウムを開くなどの活動を行ってきましたが、さらに具体的な新しい産業の創出の取り組みにつなげようと、昨年度、薬草・薬木の勉強会を立ち上げました。 今年度は、これまでのシンポジウムでキーワードとなって出てきた「スマート農林業」「菌類」「シカ肉」「市田柿」などの勉強会を新たに立ち上げる計画が示され、総会で承認されました。 向山孝一機構長は「大学のもつ可能性に直接触れる中で、地域発展に貢献したい」と話していました。
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伊那図書館「赤い夕顔の花」紙芝居制作
伊那市の伊那図書館は、地元の民話をもとに作られたものがたりの絵本「赤い夕顔の花」を、紙芝居にしました。 25日は、視覚障害者に声の新聞を届ける活動を行う音訳ボランティアグループ「鈴音(すずね)の会」が、お披露目をしました。 紙芝居は、鈴音の会の依頼を受けて、伊那図書館が制作しました。 「赤い夕顔の花」は高遠町の樹林寺に伝わる話などが下地になっています。 下伊那のある城が落城し落ち延びた奥方と子が、逃げた先で村人から冷たい対応を受けたことを恨み、白い夕顔が赤く染まったというものがたりです。 鈴音の会は、伊那図書館を活動の拠点としていて、地元の新聞を毎日1週間分を録音し視覚障害者に届けています。 4年前から、高齢者施設で紙芝居を披露するようになり、地元に関係するものを披露したいと、伊那図書館に相談し、今回の紙芝居が作られました。 「赤い夕顔の花」は、文は、箕輪町の小沢さとしさん、絵は、伊那市の橋爪まんぷさんが手がけた作品です。 この赤い夕顔の花は、伊那谷ものがたりシリーズの1作目にあたり、シリーズは、現在9作あります。 伊那図書館では、今後、このシリーズを紙芝居にしていきたいとしています。 鈴音の会では、6月に、この紙芝居の練習を行い、7月に高齢者施設で披露する予定です。
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「箕輪町議会災害対応方針」定める
箕輪町議会は、地震などの災害が発生した際の対応をまとめた「箕輪町議会災害対応方針」と「災害対策会議設置要綱」を定めました。 24日、木村英雄議長らが災害発生時の議会の対応について説明しました。 箕輪町議会災害対応方針は、災害発生時に、迅速で適切な対応を図ろうと定められたものです。 議会は、災害発生時、対策会議を設置し、情報の収集に努めるとしています。 議員は、それぞれの地域で救援活動に積極的に参加し、町民の安全確保と応急対応に努めるとしています。 要綱では、町の災害対策本部が設置された場合、町議会災害対策会議を設置することなどを定めています。 町議会では、9月に行われる箕輪町の総合防災訓練に合わせて訓練を行い、今回定めた内容を検証していくということです。
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高遠町で倒木 高遠・富県の1,150戸が停電
25日午後1時35分頃、伊那市高遠町と富県の一部で倒木による停電がありました。 中部電力伊那営業所によりますと、停電となったのは高遠町と富県の一部約1050戸です。 停電の原因は、高遠町上山田で倒木があり電線が切れたためです。 倒木によるけが人はいませんでした。 倒木の原因について伊那市高遠町総合支所では、木の腐食によるものとみています。 午後5時56分に全戸復旧しました。
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新山小学校 保護者提供のたけのこで給食
伊那市の新山小学校で、児童の保護者から差し入れのあったたけのこを使った給食が、25日出されました。 この日の給食のメニューは、たけのこの味噌汁と、たけのこ入りの肉詰め焼きなどです。 たけのこは、1年生の筒井 保君の保護者から提供された新山産です。 1.5キロが提供されました。 子どもたちは、たけのこをみつけては味わっていました。 この日は、給食試食会も開かれ、保護者が子供たちの給食を見学した後、自分たちも試食しました。 給食試食会は、毎年1回開かれていて、保護者に学校の様子を知ってもらう機会にもなっています。
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春の一斉河川パトロールでゴミ拾い
出水期を前に、河川のごみを拾い、廃棄物の実態把握などを行う春の河川パトロールが25日、県内一斉に行われました。 上伊那のパトロールは伊那建設事務所が主催し、県や市町村の職員36人が参加して行われました。 上伊那8市町村の河川を対象に、4つの班に分かれて投棄されたごみを拾っていきました。 これは、春と秋の年2回行われています。 南箕輪村の大泉川では、職員が川に入りビニール袋やゴム手袋などを拾っていました。 伊那建設事務所によりますと、1日で、183キロのゴミが集まりました。 ごみの量は去年に比べると減少しましたが、処分が難しい悪質なごみがわかりにくい場所に捨てられている傾向があるということです。 参加した県の職員は、「ガラス瓶やカセットコンロのボンベなど、危険なものもある。川は公共のものなのでごみは持ち帰ってほしい。」と話していました。
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第51回 上伊那書道展
上伊那書道協会の会員などによる作品展「第51回上伊那書道展」が、26日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 展示会には、会員と一般の作品合わせて92点が並んでいます。 テーマはなく、様々な書体で書かれています。 今年は漢字と仮名を組み合わせた作品が多いということです。 上伊那書道協会には、辰野町から飯島町までのおよそ70人が会員となっています。 池上信子会長は「年々質が上がり力作が多くなっている。大小の違いや様々な書体の作品を楽しんでもらいたい」と話していました。 第51回上伊那書道展は、26日から28日まで、伊那文化会館で開かれます。
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羽柴さん宅 クリンソウ見頃
伊那市手良の羽柴晴雄さん宅のクリンソウが見頃を迎えています。 羽柴さん宅の庭には、およそ3,500本のクリンソウが植えられています。 20年程前に伊那市の緑化イベントで苗を2株もらい庭に植えたところ年々増え、現在は家の周りいっぱいに花を咲かせています。 近くに湧き出る延命の水として知られる鳥の宮湧水は羽柴さん宅の敷地内から出ていて、水気の多い環境がクリンソウを育てるのに適しているということです。 7段ほど咲くクリンソウは現在2・3段まで咲いていて、羽柴さんによりますと、見頃は6月20日頃までだということです。
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伊那谷写友クラブ写真展
写真愛好家でつくる伊那谷写友クラブの作品展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には会員15人の作品40点が展示されています。 昆虫やや風景など被写体は様々です。 伊那谷写友クラブでは、統一したテーマを設けず、それぞれが選んだものを自由に撮影しています。 「写真は仲良く楽しく」をモットーに、毎月1回例会を開き作品を鑑賞しあいながら親睦を深めているという事です。 代表の建石繁明さんは「バラエティーに富んだ作品を見たままに自由に楽しんでもらいたい」と話していました。 伊那谷写友クラブの写真展は来月2日まで伊那図書館で開かれています
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春富中学校で立志式
伊那市の春富中学校の3年生は、成長の区切りとして志を立てる立志式を24日、行いました。 24日は、3年生148人が体育館に集まりました。 立志式は、数え年の15歳が行った昔の元服にちなんだ行事で、生徒が将来に向けた夢を描き目標を考える機会にしようと行われました。 代表生徒4人が夢の実現に向けて志を発表しました。 式では、白鳥孝伊那市長のビデオメッセージもありました。 白鳥市長は「この地域は景観が素晴らしく多くの企業があります。将来はこの地域で暮らして欲しい。」と呼び掛けていました。 生徒は、1年生の時から将来について考えるキャリア教育学習を行っています。 午前中は、地域食を見つめなおそうと、伊那市長谷で鹿料理を提供しているざんざ亭の長谷部晃さんから鹿ローメンの作り方を教えてもらいました。 鹿の骨や鰹節などでとったスープを使ってローメンを作り、味わいました。 3年生は今後、興味のある地域や企業にスポットをあて、学習することになっています。 また、地域や企業が一体となってキャリア教育を推進するキャリアフェスが春富中学校を主会場に7月に開かれる予定です。
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フクロナデシコ見ごろ
南箕輪村南原の国道361号沿いで、フクロナデシコが見ごろとなっています。 南原に住む伊藤照夫さんの50アールの畑一面にフクロナデシコが植えられていて、現在見ごろとなっています。 伊藤さんによりますと、今月いっぱい楽しめそうだということです。
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気仙沼に伊那の桜を植樹
伊那市が復興支援として宮城県の新しい気仙沼市立病院に贈ったタカトオコヒガンザクラとシダレザクラの植樹式が24日行われました。 植樹式には伊那市から白鳥孝市長のほか桜の寄贈を提案した元市職員の北原浩一さん、シダレザクラを育てた守屋源一さん、 桜守の西村一樹さん、気仙沼市からは菅原茂市長らが出席しました。 式では白鳥市長と菅原市長、北原さんが病院前に植えられた復興のシンボルとなるタカトオコヒガンザクラに土をかけました。 桜の寄贈は東日本大震災の復興支援で平成26年から2年間、気仙沼市立病院に派遣されていた元市職員の北原さんが提案したものです。 気仙沼市は東日本大震災により1,358人が死亡または行方不明となっています。 復旧工事が進められる中、市内を流れる大川の堤防整備も行われました。 元は桜並木でしたが津波で流され残った桜も整備の際、伐採されました。 気仙沼の人たちから寂しくなったという声を聞いた北原さんは新しく建設された病院に伊那の桜を植えたいと考え今回実現しました。 新しい病院にはタカトオコヒガンザクラ2本のほかに高遠町の守屋さんが育てたシダレザクラ40本も植えられました。 贈られたタカトオコヒガンザクラは樹齢7年ということでこれまで管理してきた桜守の西村さんは「来年の春は桜が咲き、気仙沼の人たちの心をなごませてくれると思う。」と話していました。
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紙芝居で高齢者の交通事故防止を呼びかけ
伊那交通安全協会などは、高齢者の交通事故を減らすため、分かりやすく交通ルールなどを解説する紙芝居を作製しました。 24日、伊那安協の小池喜志子女性部長が紙芝居をお披露目しました。 箕輪町木下の西栄町で毎月1回開かれているサロンで60歳以上の住民8人が鑑賞しました。 紙芝居は高齢者に分かりやすく交通安全について理解を深めてもらおうと伊那警察署と伊那交通安全協会が作製し5月上旬に完成したものです。 箕輪町出身で大町市に住む主婦、宮崎さよ子さんが絵を手掛けました。 高齢者は、知らず知らずのうちに体力が低下して横断歩道を渡り切れなくなる事があります。 薄暗くなると周りが見えにくくなり安全確認が十分にできなくなる事もあります。 高齢者が運転中や歩行中に気をつける点を14枚の紙芝居にまとめました。 紙芝居は10セット作製されました。伊那市、箕輪町、南箕輪村の安協や、交番などに配布されていて、高齢者の集まりなどに安協のメンバーが出向き活用していくという事です。
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南箕輪中学校3年生 認知症サポーター養成講座を受講
南箕輪村の南箕輪中学校3年生は、認知症サポーターの養成講座を、23日学校で受けました。 南箕輪村健康福祉課の山﨑一さんと北原貴子さんが認知症について、袋と風船を使って説明しました。 風船を情報に見立て、認知症になると新たな情報の処理が難しくなることなどを紹介しました。 山﨑さんは「認知症の人は必要な情報の判断ができなくなったり新しい記憶も忘れてしまいます。」と話していました。 その後、村の老人ホームの職員でつくる劇団が、認知症の家族のひとこまを寸劇で披露しました。 認知症の祖母を家族がどう支えるかという内容で、職員は「怒ったり急かしたりせずに、どうしてそういう行動になったか一緒になって考えてあげることが大切です。」と話していました。 認知症サポーター講座は、受講した人全員がサポーターになります。 南箕輪中学校の3年生は今年度、総合的な学習の時間に高齢者や障害者施設、保育園などで交流会を開くことになっていて、今回は事前に知識を深めようと講座を受けました。 講座を受けた3年生150人は、年度内に4回施設に出向き地域の人と交流を深めることになっています。
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千利休の茶室「待庵」を復元展示
戦国時代の茶人、千利休が作ったとされる国宝の茶室「待庵(たいあん)」が、伊那市西春近のかんてんぱぱ・西ホールに原寸大で復元されました。 茶室は、伊那食品工業株式会社の特別記念展として開かれている「北村幸雄作品展」で展示されているものです。 信州新町出身の北村さんは「数寄屋大工」と呼ばれる、茶室を取り入れた住宅建築を得意とする大工です。 京都府大山崎町にある「待庵」は国宝に指定されていて、中に入ることが禁止されています。 北村さんは、日本に昔から根付く茶の湯文化を近くに感じてもらいたいと、「待庵」を原寸大で復元しました。 壁の質感から、梁の入れ方まで、千利休が2畳の空間の中に込めた想いを忠実に再現しています。 北村さんは「2畳ばかりの茶室の空気感を、実際に体感してもらいたい」と話していました。 会場には、陶芸家としても活動する北村さんの作品が展示されています。 北村幸雄作品展は、29日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 予約をすれば、茶室で抹茶を飲むこともできます。
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伊那市上牧 なんじゃもんじゃの木 花が見頃
伊那市上牧の唐木敬𠮷さん宅のヒトツバタゴ、通称「なんじゃもんじゃの木」の花が見頃を迎えています。 唐木さんが40年以上前に苗木を植え、現在は白い花を咲かせます。 見頃は、1週間程だということです。 23日の伊那地域の最高気温は7月下旬並みの29.7度まで上がり、真夏日にはなりませんでしたが暑い一日となりました。
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お出かけい~な旅 10周年で足跡を冊子に
伊那市の観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」が企画する日帰りバスツアー「ちょっとお出かけい~な旅」が10周年を迎えたことから、これまでの足跡をまとめた冊子が作製されました。 冊子は、平成28年度の県の元気づくり支援金を活用して作製されました。 これまでの取り組みの他、夏の鹿嶺高原や古城を巡るコースなど、伊那市の観光名所を巡るツアーを紹介しています。 23日は、メンバー8人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に冊子の完成を報告しました。 い~なガイドの会の奥村憲さんは「県内外の観光関係者の人達に活用してもらいたい」と話していました。 白鳥市長は「伊那市には素晴らしい場所があるということを改めて感じた」と話していました。 冊子は全部で300冊つくり、県内外の観光施設や、市内の公民館などに配布する予定です。
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高遠町の“ぼたん寺”遠照寺 ぼたん見頃
伊那市高遠町の「ぼたん寺」として知られる遠照寺のぼたんが見頃を迎えています。 高遠町山室にある遠照寺には160種類、およそ2千200株のぼたんが植えられています。 昭和58年に、松井教一住職の母が、もらった3株を植えたところから始まり、今では寺の敷地いっぱいにぼたんの花が広がっています。 ここ数日の30度を超える暑さで萎れてしまったものもあったということですが、夕方の気温が下がってきた頃に水をまくなどして花の状態を保っているということです。 訪れた人は、彩豊かなぼたんの花と、花の上に付けられた傘とのコントラストを楽しんでいました。 伊那市内から訪れた女性は「綺麗だという話は前々から聞いていたけど、来たことがなかった。こんなに綺麗だとは思わなかった」と話していました。 この時期ぼたん祭りとして多くの観光客を迎える遠照寺では、檀家の女性陣が案内などをして手伝っています。 手伝いをして5年目になる女性は「なかなか咲かず心配していたが、ここのところの暑さで一気に咲いて安心した。とても綺麗に咲いているので是非見に来てほしい」と話していました。 遠照寺によると、例年より10日ほど遅い見頃で、6月始め頃まで楽しめそうだということです。
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3日間連続の真夏日
22日の伊那地域のの日中の最高気温は30.7度まで上がり3日連続の真夏日となり8月上旬並みの暑い一日となりました。 伊那市の西箕輪小学校では、子ども達が運動会に向け練習に励んでいます。 22日は2年生が、ダンスの練習を行っていて児童たちは、音楽に合わせて体を動かしていました。 暑さ対策として児童たちは、水筒を持参して喉をうるおしていました。 西箕輪小学校の運動会は6月3日開催する予定です。 上伊那広域消防本部によりますと22日の午後4時半現在、熱中症とみられる症状での搬送はないということです。 伊那地域は、20日から30度を超える日が続いています。 22日は午後2時14分に平年より8.5度高い30.7度を記録しました。 長野地方気象台では平年より気温の高い日が24日頃まで続くと予想していて、こまめな水分補給をするなど熱中症に注意するよう呼び掛けています。
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野笹よの子さん 気仙沼に向かう職員に供養の品を託す
伊那市の職員は、復興支援として桜の植樹のため24日に宮城県気仙沼市を訪れます。 これに合わせ、伊那市西春近の野笹よの子さんは、気仙沼の復興に携わった亡き息子進さんの供養の品を届けてほしいと、22日、市役所を訪ねました。 22日朝、野笹さん80歳が市役所を訪れ、被災地を訪れる職員に進さんが好きだった日本酒や手作りの草餅などを手渡しました。 建設会社に勤務していた進さんは、震災があった平成23年から復旧工事のために気仙沼市で現場責任者を任されていました。 しかし、平成26年に42歳の若さで亡くなりました。 野笹さんは、報道で伊那市が気仙沼市に桜を植樹することを知り、供養の品を 東北の海に撒いてきて欲しいと依頼したものです。 受け取った職員は、「桜と共に大切に届けさせていただきます」と話していました。 職員らは、23日の早朝に出発します。
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西部地区で増加のクマ対策 熊よけ機器試験設置
伊那市は、西部地区で増加傾向にあるツキノワグマへの対策として、今年度から熊よけの機器を試験設置しています。 こちらが、今月上旬から伊那市平沢に設置されている熊よけの機器「ガドリオン」です。 地震が起きる際に発生する音を鳴らして、熊に危険を知らせるというものです。 熊はこの音を嫌がり、この機器から半径1キロメートル以内に近寄らなくなるということです。 市では、カラス対策として同様の機器を先月設置したところ、効果が出ているということです。 22日は、市役所で伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が開かれ、ツキノワグマの捕獲状況について説明がありました。 昨年度のツキノワグマの捕獲数は、前の年度より38頭多い63頭で、うち伊那地区は56頭となっています。 近年の傾向として、人家に近い場所にも出没していることから、市ではこの機器を小沢川上流に設置し人里に降りてこないかどうかを検証するとしています。
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箕輪町沢 区民ハイキング
箕輪町沢の区民ハイキングが、21日行われ、自然の中を歩きながら親睦を深めました。 区民ハイキングには、園児から81歳まで93人が参加しました。 ながた自然公園を出発し、区有林内にある桑沢林道を40分かけて歩きました。 ハイキングは、沢公民館が企画したもので、今年で7回目です。 参加者らは、林道沿いに生えている植物などを眺めながら歩いていました。 ある男性グループは、「イタドリ」と呼ばれる植物を見つけると、子どもの頃を懐かしんで口に入れていました。 林道の終点には、平成25年に設置された展望櫓があり、町内を見下ろす景色を楽しんでいました。 今回から、景観づくりを兼ねて櫓周辺にモミジを植えることになりました。 沢公民館では、「この場所が箕輪町の西のモミジの名所となるよう、これからも続けていきたい」と話していました。
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伊那弥生ケ丘高校同窓会 美術展
伊那市の伊那弥生ケ丘高校同窓会員による美術展が、22日から、伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、同窓生で画家として活動している人や趣味で絵を続けている人など、31人の作品が並べられています。 同窓会では、一昨年から美術展を開いていて、これまではこの時期に開かれる総会の日1日だけの展示でしたが、多くの人に見てもらおうと今回から会期を延ばしました。 作品は、油絵と染色画で、テーマはなくそれぞれが選んだものを展示しているということです。 会場には、現役の弥生生2人の作品も並べられています。 伊那弥生ケ丘高校同窓会の美術展は、28日日曜日までいなっせ展示ギャラリーで開かれています。 27日土曜日には、同窓会の総会がニシザワいなっせホールで開かれ、県立歴史館の笹本正治館長が講演します。
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塚原信州珍味 アメリカにいなごや蜂の子を発送
伊那市の塚原信州珍味では、アメリカの食品会社に発送するいなごや蜂の子の瓶詰作業が行われています。 伊那市上新田の塚原信州珍味です。 22日は、店長の塚原慎也さんが蜂の子の佃煮を調理していました。 塚原では、いなごや蜂の子、ザザムシといった昆虫食の加工、販売を行っています。 瓶詰しているのは、来週ロサンゼルスの食品会社に発送するものです。 平成26年にオランダで開かれた昆虫食の学会でいなごや蜂の子を提供したところ好評で、今月に入り知り合いの大学教授を通じて注文が入ったということです。 今月16日に1回目の発送を行い、蜂の子の瓶詰120個、いなご280個を送りました。 塚原保治社長によりますと、世界では昆虫食が貧困地域の飢えを救う可能性があると注目されているということです。 塚原では、蜂の子を1瓶1,000円で、いなごは350円で発送しています。 今後は、安定的に供給するため、国外に原材料の生産拠点を設ける計画です。
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トヨタ自動車の宮下コーチ親子4世代が始球式
日本女子ソフトボールリーグ1部の試合が21日伊那市の伊那スタジアムで行われトヨタ自動車コーチで伊那市出身の宮下雅志さん親子4代が始球式を務めました。 始球式では保育園に通う息子の大雅君がピッチャー、宮下さんがキャッチャー、父親の平治さんが審判、祖父の河野重友さんがバッターを務めました。 大雅君は6歳、雅志さんは40歳、平治さんは67歳、重友さんは90歳です。 重友さん、平治さんともソフトボールに親しみ、雅志さんは国体出場の経験もあります。 21日はトヨタ自動車の試合もあり宮下さんら家族はスタンドから声援を送っていました。
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自民党長野県連大会 茂木敏充氏が講演
第47回自民党長野県連大会が20日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、衆議院議員で政務調査会長の茂木敏充さんが講演しました。 大会は、自由民主党長野県支部連合会が毎年この時期に開いているものです。 大会では、衆議院議員で政務調査会長の茂木敏充さんが講演しました。 茂木さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えテロなどの組織犯罪を未然に防ぐために政府が必要だとしている「テロ等準備罪の新設」について話しました。 茂木さんは、「組織的犯罪の集団が対象で一般の住民は対象にはならない。国民の安心安全を事前に確保することが政治の責任だと思っている。」と話していました。 大会には県内の自民党議員や来賓として阿部守一知事など1,000人以上が出席し、茂木さんの話に耳を傾けていました。
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最高気温31.5度 2日連続の真夏日
21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に31.5度となり、2日連続の真夏日となりました。 強い日差しの下、この日田植えを行った伊那市上新田の農家、明尾敏郎さん家族です。 21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に31.5度となり2日連続の真夏日となりました。 5月の観測史上3番目に高い気温です。 明尾さん家族は親戚と共に朝8時半から午前中いっぱい田植えを行いました。 毎年同じ時期に行っていますが、この日は例年よりも暑い中での作業となりました。 伊那市の中心市街地を歩く人たちも日傘や帽子で暑さ対策をしていました。 上伊那広域消防本部によりますと、21日は午後3時半現在、熱中症とみられる症状での搬送はないという事です。 長野地方気象台によりますと、24日頃まで平年より気温の高い日が続く予想です。
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競技人口の増加へ ニュースポーツ「ペタンク」体験会
フランスで生まれたニュースポーツ、ペタンクを多くの人に知ってもらおうと、伊那市総合型地域スポーツクラブが、体験会を21日に開きました。 体験会には、市内の3家族と個人10人が参加しました。 ペタンクの愛好者でつくる上伊那ペタンク同好会のメンバーが講師となり、公式ルールでゲームを行いました。 目標物となるオレンジ色のボールに向かって鉄のボールを投げ、その近さで点数を競います。 2チームで対戦し、制限時間の35分間で得点の多い方が勝ちとなります。 1チームは3人で構成されました。 同好会は、月に3回春日公園に集まりペタンクを楽しんでいます。子どもからお年寄りまで一緒に親睦を深めながらできるスポーツとして、地域の集まりや小学校などで普及活動も行っています。 坪木利夫会長は「競技人口を増やし、いずれはオリンピックの正式競技になったらうれしいです」と話していました。
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伊那市手良でイーナちゃんウォーキングカーニバル
楽しみながら健康づくりのきっかけにしてもらおうと、イーナちゃんウォーキングカーニバルが21日に伊那市手良で行われました。 手良小学校を発着に、約340人がウォーキングを楽しみました。 5月の第3日曜日に毎年伊那市などが行っているイベントです。 風景を楽しみながら自分のペースでゆっくりと歩く、健康ウォークの部は11キロのコースです。 途中、中央アルプスを背景に写真を撮るグループもありました。 歩きながらクイズやゲームに挑戦するウォークラリーの部は7キロのコースです。 コース先のチェックポイントでは、近くの神社にまつわるクイズが出題される事になっていて階段や狛犬の数などを確認していました。 地元の住民は、他の地区から参加した人たちに歴史などを説明していました。 1時間から3時間ほどかけて手良地区内を一周し、親睦を深めながらウォーキングを楽しんでいました。