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田舎暮らしモデル住宅 宿泊体験好調
伊那市が移住定住を目的に去年新山地区に建設した田舎暮らしモデルハウスの宿泊体験が好調です。 田舎暮らしのモデルハウスは、去年12月に、田舎暮らしモデル地域に指定されている新山地区に建設されました。 建物は木造2階建てで上伊那産の木材が使われています。 今年の5月から3泊4日間の宿泊体験の受け入れを行っています。 伊那市によりますと、19日までに宿泊体験をしたのは20世帯 52人で、このうち3世帯が伊那市に移住したということです。 宿泊体験以外に、地域おこし協力隊の活動の拠点として、また地域の子育て中の母親の交流の場としても使われています。 新山地区で活動する地域おこし協力隊の金子靖子さんは、「思っていた以上の利用者があった」と1年を振り返ります。 今年8月にモデルハウスに宿泊体験をした、島内さん夫婦。 景色や空気、人の温かさに触れ今年11月に東京から伊那への移住を決めました。 伊那市によりますと来年1月以降も宿泊体験の予約が入っているということで今後も、県内外にPRし移住定住に取り組んでいくとしています。
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「このまち いいな」DVD完成
伊那市のオリジナル介護予防体操「このまちいいな」のDVDが完成し市役所で20日、お披露目されました。 20日は、介護予防体操の教室の活動をサポートする「いきいきサポーター」のメンバーたちが市役所を訪れ白鳥孝市長に報告しました。 DVDは合併10周年を記念して作成したもので、歌は伊那市出身で観光大使の歌手湯沢かよこさんに依頼しました。 この曲に合わせ、健康運動指導士の2人が体操の振付を行い、10月に高遠町で開かれた教室の発表会で披露しました。 20日は、完成したDVDを流しながら白鳥市長の前で発表しました。 体幹を鍛えたり脳トレに効く動きを取り入れ、テンポに合わせやすい振付にしたということです。 DVDは、50枚作り、市内各地で行われている教室に配りました。 白鳥市長は「みなさんの力を借りて歌と体操を各地区で広めていただきたい」と話していました。 DVDは市役所でも貸出をしています。 伊那市では「多くの方に振付を覚えてもらい介護予防につなげていきたい」としています。
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生徒が制作した酉の大絵馬 春日神社に奉納
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校と伊那中学校の生徒が描いた来年の干支「酉」の大絵馬が20日、春日神社に奉納されました。 絵馬の奉納は、伊那弥生ヶ丘高校と伊那中学校が春日神社に近いことから、春日神社の伊藤光宣宮司の呼びかけで行われたものです。 伊那弥生ヶ丘高校の絵馬には、クジャクが羽を広げている様子が描かれています。 伊那中学校の絵馬には、正月のめでたさを表した富士山とニワトリが描かれています。 大絵馬の奉納は、生徒達に日本の歴史や風習を身近に感じてもらおうと去年から行われています。 春日神社では、大晦日や二年参りに多くの参拝者が訪れ賑わうということで、去年から今年にかけて飾った申の大絵馬も参拝者に好評だったということです。 酉の大絵馬は春日神社の拝殿に飾られるということです。
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未就園児と家族対象のクリスマス会
未就園児とその家族を対象にしたクリスマス会が、20日伊那市のいなっせで行われました。 クリスマス会では、クリスマスにちなんだ歌や手品が披露されました。 このうち、箕輪町在住の英会話講師ディーンさんは、ギターを弾きながらクリスマスソングを歌いました。
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読書大賞に「アハメドくんのいのちのリレー」
上伊那の高校生でつくる図書館協議会が選ぶ読書大賞に「アハメドくんのいのちのリレー」が選ばれました。 この本は諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんが書いたものでノミネートされた7作品から選ばれたものです。 読書大賞は上伊那高等学校図書館協議会のメンバーが「戦後」をテーマに18日、伊那市のいなっせで投票し決めたものです。 内容は戦争状態にある相手国の兵士に息子を撃ち殺された父親が、死にかけている相手国の少女に息子の心臓を提供したというものです。 鎌田さんはこの本のノミネートを受け「人間はすごいなと思った。心を持った生き物、人間が好きだ」などとする自筆のコメントを協議会に送っています。 協議会ではこの本が読書大賞に選ばれたことを報告する手紙を鎌田さんに送ることにしています。
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伊那市御園の二七の会 1年を振り返る納会
伊那市御園の住民有志でつくる二七(ふな)の会は、鮒を育てて交流を深めた1年間の活動を振り返る納会を16日に行いました。 メンバー12人が御園公民館に集まり納会を行いました。 二七の会は、今年5月に鮒を田んぼに放して育て8月に甘露煮にして味わいました。メンバーが小学生だった昭和30年代頃までは天竜川の支流で魚を取って食べていたという事で、昔を思い出しながら親睦を深めようと6年ほど前から行っている取り組みです。 今年は例年より6キロほど多い26キロを収穫しました。 伊藤邦人会長は「今年は皆の協力で沢山の鮒を収穫する事ができた。団結も深まったと思う」と今年を振り返りました。 二七の会の来年の新しい会長には、御子柴渉さんが選ばれました。来年は28キロの収穫を目標に活動するという事です。
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ローメンZUKUラブが上農生に感謝状
伊那ローメンZUKUラブは、B1グランプリに協力してもらったお礼に、南箕輪村の上伊那農業高校の生徒に19日、感謝状を手渡しました。 この日は、ZUKUラブの中川義徳会長が上農高校を訪れ、生徒に感謝状を手渡しました。 今月東京で開かれたB1グランプリでは、ローメンに使うキャベツの提供や、PR活動などを園芸科学科・植物育樹コースの生徒に協力してもらいました。 大会当日は、生徒たちが店頭に立って客の呼び込みや、伊那市のPRをしました。 大会に参加したある生徒は「ローメンや伊那市のことをこんなに考えたことはなかった。他の地域の人たちにしっかりPRできたと思う」と話していました。 中川会長は「イベントを通じて、伊那市やローメンを誇りに思ってもらうきっかけになればうれしい」と話していました。 ZUKUラブでは今後、パネルの製作をしてもらった高遠高校の生徒にも感謝状を渡すことにしています。
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三洋グラビアが南信工科短大に液晶パネルを寄贈
伊那市西箕輪で包装用フィルムパッケージの企画・製造などを行う三洋グラビア㈱は19日、南箕輪村の南信工科短期大学に学校情報などを表示する液晶パネルを寄贈しました。 寄贈されたのは40型の液晶パネルで、短大のイベントスケジュールや学校紹介動画などを表示することができます。 この日は、三洋グラビアの原敬明(けいめい)社長が短大を訪れ、大石修治校長に目録を渡しました。 三洋グラビアでは、来年の創業60周年にあわせて、新たに製版工場を建設しています。 今回はそれに伴って発行した八十二銀行の地方創生応援私募債で地域に貢献しようと、技術者育成を進める南信工科短大にパネルを寄贈しました。 原社長は「広く短大のことを知ってもらって、地元に良い人材がたくさん残ってくれればうれしい」と話していました。 大石校長は「地域の期待に応えられるようスペシャリストを育成していきたい」と感謝していました。
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西箕輪保育園児が「〆の子」づくりに挑戦
伊那市西箕輪のみはらしファームの新年用の「〆の子」づくりが19日、西箕輪保育園で行われました。 この日は、年長園児およそ40人がみはらしファームの職員に教わりながら〆の子づくりに挑戦しました。 〆の子は、しめ飾りにつける飾りのひとつで、20本ほどのワラをねじって束にしたものです。 みはらしファームでは、毎年西暦と同じ数だけ〆の子を園内に飾り付けていて、今年は2017本の〆の子を、保育園児や中学生に体験してもらいながら作製しています。 園児たちは、手伝ってもらいながらワラをねじって〆の子を作っていました。 山崎富子園長は「体験を通じて日本の伝統を知ってもらい、新しい年をワクワクして待つこの時期の気持ちを感じてもらいたい」と話していました。
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大芝いちご園 出荷始まる
南箕輪村大芝の大芝いちご園ではいちごが色づき始め、出荷が始まっています。 ハウス内では、毎年富山県から買いに来るという常連客に販売するいちご24パック分を収穫していました。 大芝いちご園では、5棟のハウスでいちごを育てています。 いちご園の代表の武村淳一さんは、甘いいちごの栽培にこだわっていて、糖度が高く酸味の少ない「章姫」だけを育てています。 また、苗を植える土を最小限にすることでいちごにストレスがかかり甘くなるということです。 ここ数日の寒暖差で甘みが増し、例年以上に期待できると話します。 出荷のピークは年明けからで、上伊那のスーパーの生産者コーナーで購入できる他、直接販売も行っているということです。 年内は、1パック700円となっています。 (電話 090-2219-1425)
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い~な音楽祭
伊那市内の合唱団が出演するい~な音楽祭が18日、伊那文化会館で行われました。 い~な音楽祭には、市内の合唱団や中学校・高校の合唱部など24団体、およそ70人が出演しました。 音楽を通じて交流を深めようと、出演する合唱団で作る実行委員会が毎年開いているものです。 振付をしたり、小道具を使って盛り上げるグループもありました。 最後には、参加者全員で永六輔さん作詞の「見上げてごらん夜の星を」を歌いました。 実行委員会では、「それぞれの団体の特徴が出ていて、一年の総まとめとしてふさわしい演奏会になった」と話していました。 この演奏会の模様は、来年1月2日からご覧のチャンネルで放送します。
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女性活躍を推進 職員意識向上研修会
今年4月に国の女性活躍推進法が施行されたことを受け、伊那市は女性職員の意識向上を図る職員研修会を、19日、伊那市役所で開きました。 研修会では、前の新宿区長の中山弘子さんが話をしました。 中山さんは、昭和42年に東京都庁に入庁し、平成14年からは東京23区で初の女性区長として3期12年新宿区長を務めました。 中山さんは、「重要な立場に就き事業の意思決定に携わるのは楽しいこと。困難や苦労もあるがやり終えた時の達成感を感じてほしい。恐がらずに色々な仕事に挑戦してください」と呼びかけていました。 研修会には、今年8月に策定された伊那地域定住自立圏共生ビジョンに基づき、箕輪町、南箕輪村の職員も参加しました。 ある女性職員は、「補助的な業務で満足していたが、男性と同じところを目指さなければならないと感じた」と話していました。
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手良支所・公民館 完成祝う
伊那市手良の新しい支所と公民館が完成し、19日に開館式が行われました。 19日は、関係者がテープカットを行い、開館を祝いました。 建物は、旧手良公民館の北西に建てられました。 鉄筋コンクリート造の平屋建てバリアフリー構造で、延床面積は902平方メートルです。 定員120人の講堂の他、公民館活動に使える研修室や調理実習室があります。 これまでこの場所にあった図書室も併設されました。 建設にかかった事業費は3億4,500万円で、およそ8割を国の交付金と合併特例債で賄うということです。 開館式で白鳥孝市長は、「公民館活動や生涯学習、地域の歴史を学ぶ講座など3世代が集える場所になることを期待します」と挨拶しました。 建物の愛称は「てらとぴあ」で、理想郷を意味するユートピアと手良地区を掛け合わせた造語だということです。
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平成29年の上伊那の米生産目標 2万8,049トン
平成29年に上伊那で生産する米の目標数は2万8,049トンとなり、今年に比べて221トン少なく4年連続の減少となりました。 県農業再生協議会上伊那地方部の総会が、19日、JA上伊那伊那支所で開かれ、来年の米の生産目標数が決定しました。 上伊那の平成29年の米の生産目標数は、今年より221トン少ない2万8,049トンです。 市町村別では、伊那市が1万1,996トン、箕輪町が2,290トン、南箕輪村が1,521トンとなっています。
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オリンピックテーマに躍動感あふれる新体操
伊那市と塩尻市の新体操教室ポーラスターの発表会が18日伊那市民体育館で開かれました。 今回で25回目となる発表会には教室に通う子どもたち約100人が出演しました。 今年のリオデジャネイロオリンピックにちなんで「オリンピック ブラジル」をテーマに躍動感あふれる演技が披露されました。 発表会ではほかに伊那教室唯一の6年生、古庄なつ美さんがソロで演技をしました。 母親がブラジル出身の古庄さんは小学校の6年間新体操を学んできたということです。 幼児、1年生の部では子どもたちが母親と一緒にポンポンを使った演技を披露していました。 代表の橋爪みすずさんは「25回の節目を迎えることができ感謝しています。今年は高校生に続けとジュニアの選手たちががんばった1年でした。」と話していました。
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「おせち料理」で食文化と伝統行事まなぶ
おせち料理を通して、親子で食文化や伝統料理について学ぶ講座が18日伊那市のいなっせで開かれました。 講座では、田作りやなます、栗きんとんに加え炊飯器で調理するローストビーフを作りました。 講師は駒ケ根市で飲食店を営み、日本調理師会の食育指導員の資格を持つ、稲垣孝俊さんが務めました。 稲垣さんは、「田作りはフライパンで煎ると香ばしくなり食べやすくなる」事や「なますはしっかりと塩もみをすると、野菜の灰汁が出て美味しくなる」など調理のポイントをアドバイスしていました。 また、田作りは良い稲が育つよう願い、栗は勝ち栗にちなんでなど、昔の人は良い年になるよう願いを込めて食べていたという事です。 講座には伊那市を中心に7家族が参加し、子供たちは母親や祖母と一緒に調理をしていました。 この講座は、食をとおして日本の文化や風習について学ぼうと今年度から開催されています。 次回は、来年2月に桃の節句をテーマに開催する予定です。
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地元中高生がオーケストラで共演
桐朋学園大学音楽学部のオーケストラの演奏会が18日、伊那市の伊那文化会館で開かれ地元の中高生が共演しました。 桐朋学園大学は東京都などにキャンパスがあり音楽家を育成しています。 演奏会は諏訪市にある桐朋学園大学附属の音楽教室30周年を記念して開かれたものでおよそ2時間にわたり8曲を披露しました。 演奏会では地元の中高生の共演もあり伊那北や伊那西高校のほか伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学生が参加しました。 この日のために練習してきた地元の中高生は音楽を専門に学ぶ大学生とともに演奏を披露していました。
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都市計画道路見直しで公聴会開催
南箕輪村都市計画公聴会が18日、村役場で開かれ出席者から都市計画道路見直しにより工場の建築制限がかけられることは承諾できないとの意見が出されました。 公聴会は南箕輪村の都市計画道路変更案作成に住民の意見を反映させようと開かれたものです。 都市計画道路は自動車の交通機能だけでなく防災やまちづくりの発展に大きな役割を果たす道路を整備するもので村内では15路線、総延長35キロが対象となっています。 財政状況が厳しいなか都市計画道路の見直しが行われることとなり村では5つの路線を廃止し総延長も20キロに減少させる計画で、それに伴い廃止路線沿線の用途地域も変更されることとなります。 村内で工場を経営する男性は用途地域の変更により建築規制がかかり工場を建て替える場合に支障が出るとして、規制の除外または代替地の提供を求めました。 この意見は南箕輪村都市計画審議会に報告され検討されるということです。
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いずみ塾英語コース 日頃の練習の成果を発表
学習塾「いずみ塾」の上伊那の英語コースに通う児童の発表会が17日、伊那市のいなっせで開かれました。 いずみ塾英語コースの教室は上伊那に6つあり、この日は教室に通う小学校1年生から6年生までの60人が日頃の練習の成果を披露しました。 これまで各教室の参観日などで保護者に披露していましたが、多くの人に見てもらおうと今回初めて合同で発表会を開きました。 高遠町と宮田村の教室に通う5年生と6年生の児童は、英語劇「小人の靴屋」を披露しました。 おじいさんと孫が営む靴屋で、夜2人が寝ている間に小人が靴をつくるという物語です。 小道具や細かい動作など自分達で工夫し発表に臨んだということです。 いずみ塾は、長野県と山梨県で学習塾などの教育サービス業を展開する㈱アイ・キューブが運営していて、今年で40周年を迎えました。
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クラフト体験 こどもふゆまつり
子どもたちを対象にしたクラフト体験イベント、子どもふゆまつりが17日箕輪町文化センターで行われました。 会場では、リース、万華鏡、キーホルダー作りなどを体験する8つのブースが設けられました。 このイベントは、子どもたちにものづくりの楽しさを味わってもらおうと、町公民館、町図書館、町郷土博物館の3館合同で開いていて、今年で4回目です。 クリスマスオーナメントのブースでは、箕輪進修高校の生徒が講師となり、訪れた人たちに作り方を指導していました。 手づくり凧のブースでは、箕輪町公民館のおやじ学級のメンバーが子どもたちと一緒に凧を作っていました。 出来上がると、子どもたちは早速凧あげをしていました。 イベントには、およそ600人の親子連れが訪れ、工作をして楽しんでいました。
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自衛隊ふれあいコンサート 吹奏楽用の伊那市の歌披露
東京都立川市を拠点に活動する航空自衛隊 航空中央音楽隊の自衛隊ふれあいコンサートが16日伊那市の伊那文化会館で開かれ、吹奏楽用に編曲された伊那市の歌が披露されました。 コンサートは、自衛隊の活動を支援する民間団体 伊那防衛協会が開いたもので、伊那市での開催は初めてです。 コンサートでは、アンコールで伊那市の歌が披露されました。 伊那市の歌は、これまでオーケストラ用に編曲されたものはありましたが、吹奏楽用がなかったため、今回伊那市でコンサートを開催するにあたり隊員が編曲しました。 編曲した楽譜を、広く市民に活用してもらおうと、指揮者の五味渕敦隊員から伊那防衛協会会長で伊那商工会議所の川上健夫会頭に楽譜が手渡されました。 川上会頭は、「中学校や高校の吹奏楽部や市民に長く親しんでもらいたい」と話していました。 コンサートでは、クリスマスにちなんだ曲やクラシックなどが披露され、訪れた1,100人あまりが演奏に耳を傾けました。
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J1西村竜馬選手 小中学生にプロの技披露
伊那市高遠町出身でサッカーJ1のアルビレックス新潟に所属する西村竜馬さんが16日、高遠の小中学生の練習に参加し、プロの技を披露しました。 16日は、西村さんが地元の少年サッカーチームアルカス高遠と高遠中サッカー部のメンバーと一緒にミニゲームをしました。 西村さんは、伊那市高遠町出身の23歳です。 高校を卒業した平成24年にアルビレックス新潟に加入し、その後ブラジルなどでプレーし、今年からアルビレックス新潟に復帰しました。 ポジションはディフェンダーで、今シーズンの後半はスタメンでの出場もありました。 小学校時代、アルカス高遠に所属していたことから、オフシーズンに帰省した際、たびたび練習に参加しているということです。 西村さんは、「コーチや監督、両親など身近な人の話をよく聞いて、サッカーだけではなく私生活も真剣に過ごすことが大事です」と話していました。 アルカス高遠の春日裕コーチは、「子供たちに、夢を実現した人の姿を見てもらい、今頑張っていることをあきらめず続けていってほしい」と話していました。
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伊那スキーリゾート 今シーズンの営業開始
伊那市西春近の伊那スキーリゾートの今シーズンの営業が17日から始まり、訪れた人達が久しぶりの雪の感触を楽しんでいました。 伊那スキーリゾートでは、7日から降雪作業を始め、現在積雪30センチとなっていて、17日にオープン初日を迎えました。 初日となったこの日は、訪れた人たちがスキーやスノーボードを楽しんでいました。 今年は、地元の高校生や大学生にも多く利用してもらおうと、様々な企画が用意されています。 リフト券では、初めて「学割料金」を設けました。 1日リフト券通常3,800円が、学生証を提示すると1,900円になります。 また、伊那市駅発着の無料シャトルバスも運行します。 伊那市駅からスキー場までの片道が午前に3便、スキー場から伊那市駅までの片道が午後に2便です。 土日祝日と年末年始のみ運行します。 去年は暖冬の影響で、例年より1万人程少ないおよそ4万人がスキー場を利用しました。 伊那スキーリゾートでは「順調に準備が進みオープンを迎えられたので、今後も降雪が続いてくれるとありがたい」と話していました。 今シーズンの営業は、来年3月26日までの予定です。
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高校生の写真並ぶ 第6回合同写真展
上伊那や岐阜県の高校の写真部の生徒の作品が並ぶ「第6回合同写真展」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、伊那北高校や伊那西高校、岐阜県関市の関商工高校の生徒が撮影した作品37点が並んでいます。 3校とも、テーマを決めて数枚の写真で1つの作品を表現する「組写真」を展示しています。 今回、東海地域の高校の写真部の中で、数々のコンテストで受賞経験をもつ岐阜県関市の関商工高校の生徒の作品も並んでいます。 関市の伝統工芸「刃物」をテーマに組写真を展示しています。 伊那北高校は、今年4月に伊那公園で撮影した桜をテーマにした作品を展示しています。 伊那西高校は鏡をテーマにした作品を展示しています。 第6回合同写真展は、25日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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ニュージーランドの林業学ぶ
林業先進地ニュージーランドの林業・林産業についての講演会が10日南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 講師は、ニュージーランド在住の林産業・木材コンサルタントの松木法生さんです。 東京農工大学農学部林学科卒業後、ニュージーランドにわたり、林業に関するコンサルタントをしています。 講演会は、林業先進地の状況を聞くことで、日本林業再生のヒントを見出そうと開かれました。 ニュージーランドは、日本と気候が似ていますが、林産物が輸出の3位で、主要な産業に位置付けられています。 30年で成木になるラジアータ松を効率的に生産していて、中国への輸出が飛躍的に伸びているということです。 松木さんは、「杉は、成木になるまでに60年から80年かかるが、30年サイクルのラジアータ松は、効率的な林業のモデルケースと言える」と話しました。 ある参加者は、「どんな木をいつ植えていつ切って何に使うかをもっと考えるべきと感じた」と話していました。
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IR整備慎重に 市議会が意見書提出へ
伊那市議会最終日の16日カジノを含む統合型リゾート施設IRの整備にあたり慎重な措置を講ずることを求める意見書を提出する議員提出議案が出され賛成多数で可決されました。 議員提出議案では国民の声を十分に聴くとともに慎重な制度設計をしていくことやギャンブル依存性対策などカジノに伴う有害な影響を適切に排除するための措置を講じ国民の理解を得ることを求めています。 意見書は衆参議長、内閣総理大臣など関係機関に提出されます。 また同じく議員提出議案として出されたIRの整備推進に関する法律の廃止を求める意見書の提出については賛成少数で否決されました。 ほかには放射能汚染された廃棄物及び汚染土を持ち込まないことを求める決議や地域活性化の拠点となる高遠高校の存続と35人以下学級の導入を求める意見書の提出に関する議員提出議案が可決されました。
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もしもの時の対処法学ぶ
子どもがもしもの状況に陥った時の対処方法を学ぶ救命救急講習会が16日、箕輪町文化センターで開かれました。 講習会では参加した母親から子どもが誤って食べ物などをのどにつまらせた時の対応について質問が出されていました。 講師を務めた箕輪消防署の署員は「背中を叩くなどしてすぐに飲み込んだものを吐き出させてください。どうすればいいか迷ったときは躊躇せず119番通報し指示を仰いでください。」と呼びかけていました。 講習会ではほかにAEDの使い方の説明があり訪れた人たちは熱心に話を聞いていました。 講習会は箕輪町子育て支援センターの子育て講座の一環で開かれたもので、18組の親子が参加しました。 子育て支援センターでは「子どもに何かあったとき、対応できるように知識を持ち役立ててもらいたい。」と話していました。
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峠の茶屋を民間に売却へ
伊那市は伊那市高遠町と茅野市を結ぶ国道152号、杖突峠にある峠の茶屋を民間に売却する方針です。 峠の茶屋は平成24年から来年3月31日までの契約で伊那市に事業所がある伸和コントロールズ株式会社が営業を行っています。 売却について伊那市では今後維持管理費などが増大すると予想していて民間に売却し財政のスリム化を図るとしています。 売却は一般公募とし展望施設を無料で利用できることなどを条件としています。 伊那市と茅野市の共有となっていて伊那市が2割、茅野市が8割で売却については茅野市も了承しています。 来年1月に一般公募を開始し3月中に売買契約を締結する予定です。
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区の事業を年度ごとに統一へ
伊那市は現在1月1日から12月31日までの年ごとに行っている区の事業について平成32年4月を目途に年度ごとに変更する方針です。 これは16日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 平成27年と28年の区長を対象に行った市のアンケート結果によりますと年度ごとに変更した方が良いと回答した人が46%、現在のままが良いが32%、どちらでも良いが22%でした。 変更した方が良い理由としては「市の年度と同じ方が役職、事業などがやりやすい」「交通安全協会、地区社会福祉協議会などとの任期がずれており自治会運営がやりにくい」などの意見が出されています。 これらアンケート結果から市では平成32年4月を目途に区の事業を年度の統一に向け取り組むとしています。
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横山産のりんごを使ったシードル完成
伊那市横山産のリンゴを使った発泡酒「シードル」の新酒がこのほど完成しました。 横山で今年からシードルの醸造をしている「カモシカシードル醸造所」では横山産の「シナノスイート」を使ったシードル2種類が完成しました。 リンゴの早生種を使った「ラ・プリミエール・セゾン」と中生種を使った「ラ・ドゥージェム・セゾン」の2種類で醸造所の他、市内の酒販店4店舗で1本1,620円で16日から販売されています。 醸造所は東京都で福祉施設を運営する有限会社グルップボエンデが経営しています。 標高が高くリンゴ農家が多い地域の特性にあったものを作ろうとシードルづくりを始めました。 中には信州大学農学部と協同で作った赤い果肉のリンゴを使ったものもあります。 醸造途中で色が抜けてしまうなど手間がかかることから今年は55本しか作れなかったということです。 赤い果肉のリンゴを使ったシードル「ロゼ」は、限定55本、1本3,240円で醸造所、市内の酒販店4店で19日から販売されるということです。