-
西駒山荘石室 国の有形文化財登録で記念イベント
伊那市は、今年8月に国の有形文化財に登録された「西駒山荘石室」の登録プレートを、29日から庁舎内に展示しています。 9月10日には、記念イベントが行われます。 こちらが、西駒山荘の石室が国の有形文化財に登録されたことを示す登録プレートです。 プレートは、A4サイズで重さはおよそ4キロです。 市役所1階の市民ホールには、登録プレートの他、建設当時に使われていた手作りの金具などが展示されています。 西駒山荘の石室は、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の登山隊が集団で遭難し11人が死亡した事故を受けて、2年後の大正4年に地元住民らによって建てられました。 山荘の開設から1世紀以上が経過し、8月1日付けで国の有形文化財に登録されました。 これを記念して、伊那市ではプレートを西駒山荘まで運ぶ記念イベントを、9月10日に開きます。 桂小場登山口から西駒山荘までの6.5キロを、参加者が交代でプレートを担ぎ上げます。 定員は30人で、31日まで参加者を募集しています。 78-4111(内線2435、2436)
-
アルファ化米 市内の小学校4年生に配布へ
伊那市は、9月1日の防災の日に合わせて、市内全ての小学校4年生を対象にアルファ化米の非常食を今年度から配布します。 アルファ化米は、乾燥処理された米で、お湯や水を注ぐと食べることができます。 伊那市では、市内4か所の防災備蓄倉庫に1万食分を確保していて、今回配られるものは賞味期限が残り1年近くになったものです。 小学校4年時に、「日常の安全と災害時の備え」について学ぶ授業があることから、家庭でも防災について考える機会をもってもらおうと、今回初めて配られます。 配布は1人1袋で、およそ700人が対象です。 防災週間中の30日火曜日から9月5日にかけて配られます。 市では、来年度以降も継続していくとしています。
-
伊那市 合併前後と比べ財政指標好転
白鳥孝伊那市長は、合併前後と比べ実質公債費比率や将来負担比率が改善されるなど、財政指標が好転したと話しました。 市によりますと、標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は、平成18年度が20.8%だったのに対し、昨年度は11.1%でした。 標準財政規模に対し、将来支払う借金の割合を示す将来負担比率は、平成19年度が197.3%だったのに対し、昨年度は29.7%となっています。 実質公債費比率については、合併特例債など優位な起債を発行してきたこと、将来負担比率については下水道事業に対する負担率の減少やふるさと納税による基金の積み立てを改善の要因にあげています。 白鳥市長は、「今後は地方交付税が減額されることが予想される。基金の積み増しなど一層の努力をしていきたい」と話していました。
-
バルーンアートで真田丸
バルーンアートのパフォーマンスで伊那市を拠点に活動するゴンベエワールドさんが真田丸をテーマにしたバルーンアートで来月NHKに生出演します。 ゴンベエワールドさんが出演するのはNHK長野のお昼の番組「ひるとく」です。 大河ドラマ真田丸をテーマにパフォーマンスとトークを披露します。 ゴンベエワールドさんは真田丸の舞台にもなっている上田城の近くにある会社に4年間務めていたほか奥さんが上田市出身だということです。 そんな愛着のある上田を盛り上げようと真田丸にちなんだバルーンアートを考案しました。 このパフォーマンスを聞きつけたNHKから出演の要請があったということでゴンベエワールドさんは出演に向け構想を練っています。 出演は9月14日水曜日のNHK「ひるとく」で時間は午前11時40分からです。
-
直接搬入のごみ処理費用見直しの条例改正案提出
上伊那広域連合は伊那中央清掃センターなどに直接ごみを持ち込んだ場合の処理費用を見直す条例改正案を29日、上伊那広域連合議会に提出しました。 センターに直接ごみを持ち込んだ場合、現状では10キロを単位とし10キロ当たり100円となっています。 条例改正案ではこれを20キロまで400円とし超過使用料として10キロを単位とし10キロ当たり200円としています。 これはごみ処理費用有料制度の見直しにともなうもので、来年4月1日からの施行を予定しています。 ごみ袋もこれまで大袋、小袋いずれも30円だったものが来年10月から小袋30円、新しく作られる中袋40円、大袋50円となります。 料金が変更になってもこれまでの袋が使えるように新たに証紙が発行されそれにともなう条例改正案も提出されました。 これら条例改正案は30日の上伊那広域連合議会で採決されます。
-
上伊那広域連合懲罰委員会に職員の懲戒処分を諮問
上伊那広域消防本部の田畑公徳消防長は29日、上伊那広域連合議会に平成26年の職員の自殺に関して懲罰委員会に関係職員の懲戒処分などについて諮問しているとの報告をしました。 田畑消防長によりますと7月8日に上伊那広域連合職員懲罰委員会へ職員の懲戒処分について諮問したということです。 委員会は伊那市の林俊宏副市長が委員長で9人で構成されています。 地方公務員災害補償基金長野県支部は当時伊那消防組合高遠消防署に勤務していた39歳の男性職員の自殺を公務災害と認定しています。 この件について委員会では慎重に審議しているということで上伊那広域連合では答申時期についていたずらに伸ばすことはしないとしています。
-
台風接近に備え贈答用りんご収穫
29日は大型で非常に強い台風10号の接近に備え箕輪町の果樹農家が収穫作業に追われていました。 箕輪町長岡でりんごを栽培する井澤光明さんは17アールほどの畑でりんごを栽培しています。 29日は贈答用として栽培している早生種つがるの収穫作業を行っていました。 贈答用のためキズが付いてはいけないと収穫を早めました。 11月が収穫時期となる品種ふじはまだ実が青く、井澤さんは「台風が来ないことを祈るしかない。」と話していました。 長野地方気象台によりますと大型で非常に強い台風10号は30日午後3時頃東北地方に上陸すると予想しています。 県内には暖かく湿った空気が流れ込み南部の多いところで30日正午までの24時間の降水量は80ミリと予想しています。
-
上伊那選手権水泳競技大会 11種目で大会新
第26回上伊那選手権水泳競技大会が28日、伊那市の東部中学校のプールで開かれました。今年は11種目で大会新記録がでました。 大会は、水泳競技の普及や発展、競技レベル向上を目的に上伊那水泳協会が毎年開催しています。 今年は上伊那8市町村の保育園児から一般までの158人が出場しました。 競技は種目別、年齢別に行われました。 選手たちは、シーズン最後ととなるこの大会で、これまでの練習の成果を発揮し自己記録更新を目指し泳いでいました。 今年の大会では、11種目で大会新記録がでました。 上伊那水泳協会では「この大会は地元での最初のステップ。子どもたちはさらに、レベルを上げ、大きな大会への出場を目指してほしい」と話していました。
-
山室川でマス釣り大会
地域の人たちに釣りを楽しんでもらおうと、伊那市高遠町の山室川でマス釣り大会が28日、開かれ家族連れで賑わいました。 このイベントは天竜川漁業協同組合の高遠町・長谷地区を管轄する支部が毎年行っているもので伊那市をはじめ、近隣市町村から130人が参加しました。 会場となった山室川には、今朝1800匹のマスの成魚が放され参加者たちは思い思いの場所で竿を下していました。 イベントはおよそ45年近くつづいていています。 幼い頃から釣りに親しんでもらおうと今年から小学生は無料にしたということで、多くの小学生が楽しむ姿がありました。 参加者たちは仕掛けの浮きをじっとにらんで当たりを待っていました。 中には40匹近く釣った人もいました。 山室川では、マス以外にもにイワナやアマゴが釣れるということです。 漁協では「毎年楽しみに来てくれる人も多い。イベントを通じて釣り人口の底辺拡大につなげたい」と話していました。
-
ますみヶ丘平地林をかけぬける
伊那市のますみヶ丘平地林でトリムマラソンとクロスカントリーレースが28日行われ、370人のランナーが森林内をかけぬけました。 大会は、伊那市の鳩吹公園を発着点に行われ、トリムマラソンの部は午前9時にスタートしました。 森林内のコースを市内外にPRしようと伊那市や総合型地域スポーツクラブなどでつくるトリムマラソン大会実行委員会が開いたものです。 28日は、市内をはじめ、遠くは北海道などからおよそ370人がエントリーしました。 トリムマラソンは、スピードではなくあらかじめ申告したタイムと実際のタイムの誤差を競います。 参加者たちは、自分のペースで走ったり歩いたりしていました。 午前10時からはタイムを競う6キロと11キロのクロスカントリーレースが行われました。 ランナーたちは、息を切らしながらコースをかけぬけていました。 伊那市では、雨が降った際にコースに水がたまらないよう、7月にウッドチップを敷きなおしたということです。 上位3人は、ますみヶ丘平地林の間伐材で作られた台に乗り賞状や景品を受け取っていました。 伊那市では「ますみヶ丘平地林をウォーキングなどで市民活用してほしい」と話していました。
-
信州直売所学校2016 クマの生態や防除対策学ぶ
農商工の連携を推進し、次世代の直売所・地域リーダーの育成を目指した人材育成講座「信州直売所学校2016」が23日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 今年度2回目となる講座では、信州大学農学部の泉山茂之教授が、クマの生態や防除対策について話をしました。 GPS機能を使ったツキノワグマの移動経路の調査や、生ごみ置き場で140キロのクマが捕獲されたことなどを説明しました。 泉山教授は「長野県は山岳観光地が多くクマの生息に適しているので、市街地以外にはクマがいると思った方が良い。畑は必ず防御策をとり、地域全体で協力して対策することが人身被害を防ぐことに繋がる」と話しました。 会場には、直売所のスタッフや自治体職員、企業関係者などおよそ30人が訪れ、話に耳を傾けていました。 講座は、㈱産直新聞社などが開いているもので、今年度伊那と上田の2会場で全10回開かれることになっています。 次回は「グリーンツーリズム」をテーマに話を聞く予定です。
-
伊那谷の魅力を発信 YAMAフェス
アルプスと自然に囲まれた伊那谷の魅力を発信するアウトドアイベント「YAMAフェス」が27日伊那市荒井の創造館といなっせ北側広場で開かれました。 会場には、クライミングウォールや丸太切り、乗馬などの体験コーナーが設けられ、訪れた人たちがアウトドアレジャーを楽しんでいました。 中でもツリークライミングは子どもたちに人気で、コツを教えてもらいながら懸命に登っていました。 飲食エリアには上伊那の飲食店およそ15店舗が出店し、ガレットやローメン、シードルなどを提供しました。 YAMAフェスは、アルプスや伊那谷のライフスタイルの魅力を伝えようと上伊那の若者有志で作るアスタルプロジェクト実行委員会が開いているもので、今回で3回目です。 今回は初めて夜の部を設けたほか、中心市街地との連携を深めようと、いなっせ北側を第2会場にアウトドアブランドの販売ブースが設けられました。 なお、参加団体は去年より15団体増え、51団体となりました。
-
カモシカシードル醸造所 完成
伊那市横山で地元産のリンゴを使ったシードルを製造するカモシカシードル醸造所が完成し、27日内覧会が開かれました。 シードルは年内の商品化を目指しています。 27日は市の関係者や農家、酒販店などが参加し、内覧会が開かれました。 カモシカシードル醸造所は東京都で福祉施設を運営している有限会社グルップボエンデが異分野の事業展開として運営するものです。 醸造所は木造平屋の一部二階建て、延べ床面積はおよそ200平方メートルです。 試飲、販売のスペースがあるほか、工場部分には発酵タンクなどの設備があります。 横山の8軒のリンゴ農家と契約していて、さらに自社農園で20種類705本のリンゴを栽培しています。 所長の入倉(いりくら)浩(こう)平(へい)さんは、祖母が伊那市出身で、幼少期に訪れていたことから伊那に醸造所を構えることにしました。 地元のリンゴを原料に使うことで後継者不足に悩むリンゴ農家の支援や荒廃農地の防止にもつなげたいという思いがあります。 今後仕込みを始め、年内の商品化を目指します。 カモシカシードル醸造所ではは早生種、中生種、晩生種など季節ごとのリンゴで3種類作るほか、信州大学と連携し赤い果肉の「ハニールージュ」を使ったものもつくりたいとしています。
-
伊那弥生ヶ丘高校の美術部 市民と折り鶴で熊本を応援
伊那弥生ヶ丘高校の美術部は、熊本地震の被災地を応援しようと折り鶴を使ったモザイク画の制作を行っています。 伊那市のベルシャイン伊那店です。 地域の人を巻き込んで被災地を応援しようと、27日、折り鶴の制作を買い物客に呼びかけました。 呼びかけたのは美術部の生徒と生徒会役員です。 この日は4千羽の折り鶴を目標にしました。 縦1メール80センチ、横2メートル70センチのボードには、熊本城と伊那市高遠町の桜が描かれています。 このボードに色別に分けた鶴を張っていきます。 生徒らは、買い物客と一緒に、折り紙で鶴を折っていました。 美術部では、これまで、地域の子ども達がデザインしたパンを文化祭で販売し、売り上げを熊本を応援する資金に充てる活動を行っています。 今回のモザイク画の制作は、広く活動を知ってもらい、市民と協力しながら被災地を応援しようと企画しました。 完成した折り鶴は、下絵の上に色別に張り付けていきました。 完成までは8千羽の折り鶴が必要だという事です。 28日も午前9時30分から午後5時までベルシャイン伊那店で制作を行う事になっていて、美術部では多くの参加を呼び掛けています。 完成した作品は年内に熊本県へ届ける予定です。
-
大臣賞受賞が社員の自信に
伊那市の総合建設業、株式会社フォレストコーポレーションは日本サービス大賞で地方創世大臣賞を受賞し6月に表彰式が行われました。 日本サービス大賞はサービス産業生産性協議会が主催し国が後援している表彰制度で今回が第1回となります。 全国から853件の応募があり地方創世大臣賞は最高賞に次ぐ賞となります。 受賞理由は自ら木を選び伐採するなど家づくりに関わる体験や感動を提供していることなどをあげています。 鷲澤さんは今回の受賞が社員の自信となりさらなるサービス向上につながっていると話しています。
-
Sアベニューがソフトボールで全国へ
伊那市のソフトボールチームSアベニューが全日本壮年ソフトボール長野県大会で優勝し全国大会に出場します。 22日は田畑浩昭監督と鈴木浩二キャプテンが伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に全国大会出場のあいさつをしました。 壮年ソフトボール大会は40歳以上の選手で構成されたチームの大会です。 Sアベニューは県内27チームが出場した県大会で優勝し平成26年以来2回目の全国大会出場を決めました。 発足6年目のチームで41歳から58歳までの26人が所属しています。 全国大会では県代表としてまたソフトボールの街、伊那市のチームとして健闘を誓っていました。 全国大会は9月3日から宮崎県で開かれ初戦は島根県のチームと対戦することになっています。
-
シュール メイクでニューヨークコレクション参加
世界4大ファッションショーの一つニューヨークコレクションに、南箕輪村南殿のトータルビューティーサロン「シュール」の2人が、メイキャップアーティストとして参加します。 メイキャップアーテイストとして、ショーに参加するのは、社長の網野裕美さんと、スタッフの一ノ瀬直美さんの2人です。 26日は、店のスタッフをモデルにメイクの練習をしていました。 ニューヨークコレクションは、世界4大コレクションの一つです。 2人は、東京の同業者の推薦を受け日本人だけで作るおよそ20人のプロジェクトチームのメンバーとして参加します。 今年2月に行われた、秋・冬のコレクションにも参加していて、今回は2回目となります。 網野さんは、「どのメイクでも、顔の立体感を大切にしている」という事です。 この日も口紅やアイシャドウの色を確認しながら、仕上げていきました。 ニューヨークコレクションは、来月8日から15日にかけおこなれます。 ショーの期間中は、およそ140人のモデルのメイクを担当する事になっています。
-
駒ヶ岳遭難 慰霊の日行事
1913年大正2年に発生した駒ケ岳遭難で亡くなった児童と教師の霊を慰める行事が26日、箕輪町の箕輪中部小学校で行われました。 26日は全校児童が花を持って登校し校内の慰霊の碑に花を手向け手を合わせていました。 駒ケ岳遭難事故は箕輪中部小学校の前身の中箕輪尋常高等小学校の集団登山で発生したもので児童と教師合わせて11人が犠牲となりました。 慰霊の日の行事は遭難事故を後世に伝えようと事故があった8月27日毎年行われていて今年は1日早く今日行われました。 午前9時半からは、全校児童620人あまりが集まり命の大切さを考える集会が開かれました。 会では、担当の教諭が、駒ケ岳遭難事故について話をしたり、児童代表が、命をテーマにした詩の朗読をしました。 子供たちは「友達にも気をつかい、命を大切にしたい」、「命がつきるまで一生懸命生きたい」などと発表していました。 福與雅寿校長は「かけがえのない命、たったひとつの命を大切にしてほしい」と呼びかけていました。
-
パカパカ杯5年ぶり復活
箕輪町のNPO法人伊那ハーレンバレーパカパカ塾が行っていた馬のレース、パカパカ杯が塾の後継者が決まったことなどから5年ぶりに復活します。 パカパカ塾は2001年から馬の飼育体験を通して子どもの心の成長を育む活動を行っています。 これまでに小中学生およそ100人がここの塾生となりました。 パカパカ塾を立ち上げた元教員の理事長、春日幸雄さんは動物と触れ合うことで子どもたちが成長していく様子を見てきました。 その中の一人で箕輪中部小学校時代の教え子、御子柴貴大さんに後継者にならないかと声をかけたところ御子柴さんが承諾しました。 これまで借りていた土地が使えなくなったこともあり塾の名物イベントパカパカ杯は4年間休んでいましたが敷地の目途がたったことや御子柴さんの熱意で今年復活することになりました。 パカパカ杯は来月4日に箕輪町木下のパカパカ塾で行われポニーレースなどが計画されています。
-
JA上伊那 「ぶなしめじ」18万5千パック自主回収
JA上伊那は「ぶなしめじ」に蛍光灯の一部が混入したおそれがあるとして、およそ18万5千パックを自主回収しています。 自主回収の対象となっているのは、JA上伊那が出荷したぶなしめじ、およそ18万5千パックで包装フィルムに「生産者番号85」と表示されているものです。 JA上伊那によりますと、きのう収穫されたぶなしめじに蛍光灯の破片が付着しているのが見つかり、栽培している工場内を確認したところ、蛍光灯1本が破損していたということです。 JA上伊那では、破片が混入した恐れがある事から、18日から24日までの出荷分18万5千パックを自主回収する事にしました。 JA上伊那は「消費者の皆様に大変なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げるとともに回収に全力をあげて取り組みたい」とコメントしています。 これまでに、けがをした人や健康被害の報告などはないということです。
-
高遠在来種のそばの畑に防除柵設置
幻となっている高遠在来種のそばの復刻に向けて取り組んでいる伊那そば振興会は25日、伊那市長谷浦のそばの畑にイノシシの防除柵を設置しました。 この日は、伊那そば振興会のメンバーと市の職員14人が、防除柵の設置作業を行いました。 杭を打って周囲をトタンの板で囲い、イノシシからの食害を防ぎます。 市内のそば店の店主などでつくる伊那そば振興会は、幻のそばとなっている高遠在来種の復刻に向けて取り組んでいて、先月20日に種を蒔きました。 種は、塩尻市の長野県野菜花き試験場から譲り受けた貴重なものです。 5日ほどで発芽し、今月2日には全ての芽が出ているのを確認したということです。 今、そばの花はほぼ満開で、背丈も伸びています。 会のメンバーはそばの成長を心配していましたが、ここまで順調に進みほっとした様子でした。 9月上旬には、そばが倒れないよう綱を張る作業を行い、10月上旬に刈り取りを行う予定です。
-
高遠町島畑の二十二夜様
安産や良縁、学業成就などを祈願する二十二夜(にじゅうにや)様が、24日夜、伊那市高遠町島畑(しまばた)で行われました。 島畑の二十二夜塔は、天女橋のたもとの岩場にあり、飾り付けられた提灯であたりはぼんやりと照らされます。 祭壇にはろうそくが灯され、訪れた人がお賽銭を入れて手を合わせていました。 二十二夜様は、毎年旧暦の7月22日に行われる願い事に対する月待ちの行事です。 祭壇に供えられ短くなったロウソクを持ち帰り、陣痛になったら火をともすと、ロウソクが燃え尽きるまでに丈夫な子どもが生まれるといわれています。 妊婦さんや、今年子どもが生まれた家族などが訪れ、妊婦さんは、ロウソクを持ち帰っていました。 二十二夜様の本尊は如意輪観音で、その下には、守屋貞治の延命地蔵尊もあります。 この地域には、何か願い事があるときには、二十二夜様に祈願し、二十二夜の月が月蔵山(がつぞうざん)に上がるまで立ったまま待つ願掛けの風習があります。 この願掛けは一生に一度しかできないということです。
-
瑞雲墨志会展 31日まで
瑞雲墨志会の教室で水墨画を学ぶ愛好者の展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 瑞雲墨志会は平成22年に亡くなった下平瑞雲さんが開いた教室です。 箕輪町から飯島町まで8か所で教室が開かれていて、40人ほどが参加しています。 この展示会は年に1回開かれていて、会員が、近作や自信作、それぞれ2点ずつを出品しました。 会員の水墨画歴は、半年から20年と幅広く、ベテランは、県展での入賞を目指して作品を制作しているということです。 現在指導にあたっている増田 絹江さんは「強調すべきところは黒を濃く、線を描くのではなくぼかしを活かして描く。それぞれが自分の表現を追求している」と話していました。 この瑞雲墨志展は、31日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
南箕輪中学校3年夏野香月さん ゴルフ全国大会結果報告
南箕輪中学校3年の夏野香月さんは、17日から19日に埼玉県で開かれた日本ジュニアゴルフ選手権に出場しました。 25日は、夏野さんと父親の元樹さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に大会の結果を報告しました。 7月に千葉県で開かれた関東ジュニアゴルフ選手権で4位に入賞し、全国大会にあたる日本ジュニアゴルフ選手権に今回初めて出場しました。 大会には、地方の大会で勝ち上がった12歳から14歳までの50人が出場しました。 3日間の日程で行われた大会は、2日目の途中で雷雨のため中止となり、3日目も行われなかったということです。 大会の結果、夏野さんは30位でした。 夏野さんは、ゴルフの指導をしている元樹さんの影響で5歳からゴルフを始め、今ではほぼ毎日300球から500球を打っているということです。 唐木村長は「オリンピックの競技にゴルフも加わったので、何年か後のオリンピック出場を目指して頑張ってください」と話していました。 夏野さんは9月と10月にも全国規模の大会を控えているということです。
-
小黒川スマートインター起工式
来年9月末供用開始予定の、伊那市の小黒川スマートインターチェンジの工事の安全祈願祭と起工式が、25日、現地で行われました。 中央自動車道のスマートインターチェンジの設置は、県内では小黒川が初となります。 東側に名古屋方面下り線、西側に東京方面上り線のそれぞれ出入り口が設置されます。 全体の事業費は14億8千万円です。 対応車種は、ETC車載器を搭載した車両で、車の長さが12メートル以下のものです。 この日は、スマートインターが設置される小黒川パーキングエリアの下り線の付近で、安全祈願祭と起工式が行われました。 安全祈願祭では、事業主体の伊那市や、ネクスコ中日本の関係者などが神事を行いました。 伊那市ではスマートインターチェンジの設置により、大規模災害時の輸送路の確保、企業誘致の促進と雇用創出、高速道路からの観光交通の分散、リニア中央新幹線へのアクセス機能の強化などにつながるとしています。 計画交通量は、平成42年の試算で、1日当たり1600台を見込んでいます。 小黒川スマートインターチェンジの供用開始は、来年9月30日を目標としています。 なお、中央自動車道の長野県内での設置は、小黒川が初となります。
-
高遠高校の生徒が小学生に溝口露頭をガイド
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は25日、南アルプスを体験するツアーに参加した小学生に、露頭について説明しました。 この日は、高遠高校3年の文理進学コースの生徒が、「小学校ジオ・エコツアー」に参加した西春近南小学校の6年生に、溝口露頭について説明しました。 生徒達は、2年生の時に南アルプスジオパークガイドの認定を受けていて、3年生になってから小学生や学校関係者などにガイドをしています。 溝口露頭では、中央構造線を境に異なる地質や歴史について説明しました。 小学校ジオ・エコツアーは、南アルプスの魅力を小学生に再発見してもらおうと伊那市が行っているものです。 9月と10月には市内3つの小学校がツアーに参加する予定です。
-
箕輪中 戦争体験を聞く
箕輪中学校の3年生は24日戦争体験者の話を聞きました。 話をしたのは、箕輪町大出の柴宮恒造さん92歳です。 柴宮さんは、昭和17年二十歳の時、徴兵検査に合格し中国の部隊に配属となりました。 新兵の頃は、上官から殴られ徹底的に軍人教育を教え込まれたという事です。 戦場では、中国人の集落を攻撃し占領する作戦に参加していました。 この戦争体験を聞く会は、軍人として戦場で亡くなった家族でつくる箕輪町戦没者遺族会が戦争の悲惨な記憶を語り継ごうと、箕輪中3年生を対象に毎年開いています。 話を聞き生徒たちは「貴重な話を聞けました。」「戦争を二度と繰り返してはいけない」などと話していました。 遺族会では、戦争の記憶が薄れる中、戦争のない平和な世界の実現にはどうしたら良いのかを考えるきっかけにしてほしいと話していました。
-
公衆無線LAN整備、オープンデータ活用検討
伊那市は、観光施設などへの公衆無線LANの増設や行政データを誰でも利用できるオープンデータの提供などを盛り込んだ、第3次伊那市地域情報化計画案を24日審議会に諮問しました。 伊那市では平成29年から5年間の計画で、情報通信技術を活用して地域の情報化を推進する第3次伊那市地域情報化計画を策定します。 24日は1回目の審議会が開かれ林俊宏副市長から委嘱書が手渡されました。 委員は、学識経験者や各種団体の代表など10人で構成し、委員長は信州大学農学部教授の萩原素之さんに決まりました。 審議会では、林副市長が萩原委員長に地域情報化計画案について諮問しました。 それによりますと、「ICTの活用で 暮らしやすく働きやすいまち 伊那市」を基本理念としています。 市民サービスの向上や情報が身近にあるまちづくりなどを目標に情報技術を活用した取り組みを進めます。 今回、新たに観光施設などへの公衆無線LANの環境整備や、外国人観光客への対応、行政データの効率的な活用などを盛り込みました。 審議会では、11月中旬を目途に計画案を市長に答申することになっています。
-
箕輪町政策研究会 29日設置へ
箕輪町は、第5次振興計画の目標達成に向け役場職員による政策研究会「チーム 箕輪チャレンジ」を今月29日に設置します。 24日は、役場で記者との定例懇談会が開かれ、白鳥政徳町長が研究会の発足について説明しました。 研究会は29日に設置され、第5次振興計画の「重点プロジェクト」の実現に向け、具体的な工程や担当等を示した計画の立案を行います。 なお、各プロジェクトチームでは、必要に応じて地域住民に対し、ヒアリングやアンケートなどを行い意見を聞いていく事にしています。 副町長と教育長をトップに、テーマ毎に担当者と希望する職員、合わせて10人前後でプロジェクトを作り調査や政策研究を行います。 今年のテーマは、自然エネルギー、ブランド力向上、若者のまちづくり参加の3つです。 来年2月には、研究成果を発表し、提案されたものについては、事業化の検討を行う事にしています。
-
難病患者のコミュニケーション支援 研修会
難病患者のコミュニケーションを支援する研修会が19日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 研修会は、難病を抱えた人やその家族が地域で安心して暮らしていけるよう伊那保健福祉事務所が開いたものです。 講師はリハビリテーション工学が専門で日本福祉大学の渡辺崇史教授が務めました。 今回は市販されている機器の知識を深めてもらおうと、実際に相談を受ける病院や福祉事業所の関係者、およそ60人が参加しました。 渡辺教授は「相談を受けると、機器の機能を説明しがちになります。 それよりも患者に寄り添い、現在の病状と生活環境にあった物を選んでいく事が大切です」とアドバイスしていました。 県では、去年から在宅難病患者のコミュニケーションを支援する機器の貸し出しを行っていて、保健福祉事務所が問合せ窓口となっています。