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梨「サザンスイート」出荷作業はじまる
長野県で品種開発された梨「サザンスイート」の出荷が、18日から始まりました。 この日は、サザンスイートの最初の出荷作業が、箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で行われました。 サザンスイートは、南水と八里を掛け合わせた新しい品種で、県南信農業試験場で開発されたものです。 硬さがあり糖度も高く、10月に出荷を迎える人気品種「南水」と同じくらいの甘さをこの時期に味わうことができるということです。 出荷は今年で2年目で、去年の倍の4トンを見込んでいます。 糖度や傷などを感知する機械に1つずつかけられ、ランク別に箱詰めされます。 サザンスイートは、5キロ2,300円から2,500円で、県内のAコープや管内の直売所で販売されるほか、東海地方にも出荷される予定です。
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西箕輪保育園の園児がとうもろこし狩りに挑戦
伊那市の西箕輪保育園の園児が18日、保育園近くの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 この日は、西箕輪保育園の園児130人が、農業公園みはらしファームの有志でつくるグループの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 収穫したのはゴールドラッシュと言われる品種で、甘みが強く人気のものです。 関係者は「収穫を体験することで少しでも農業に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と話していました。
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休みをもう1日 盆正月
実力行使で盆休みをもう1日要求する盆正月の行事が、16日深夜に南箕輪村で行われました。 16日深夜11時半頃、寝静まった田畑区長の澤田昇三さん宅に、地域の人たちがやってきました。 玄関をバリケード封鎖して、盆休みの1日延長を求める田畑地区に古くから伝わる盆正月です。 毎年お盆最終日の16日に、田畑の伝統行事を守る会が行っています。 この日は、PTA役員や消防団員20人ほどが参加して、区長や分館長宅など4軒で行いました。 区長宅にある農機具やタイヤ、脚立などを利用し玄関付近をバリケード封鎖して、松やしめ縄、鏡餅を飾ります。 そして石灰でお正月の文字を書いて完成。 茅野市出身の久保田さんは、初めて盆正月に参加しました。 翌朝の6時。 玄関から区長の澤田さんが顔を出しました。 玄関から出られなかったため、裏口から出てくると、積み上げられたバリケードを眺めていました。 家の周りにはバリケードを見ようと近所の人も訪れました。 澤田さんは、早速区の役員にもう1日休みにすると伝えていました。 バリケードは、半日ほどかけて片付けたということです。
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伊那北小学校で2学期始業式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内のトップを切って、18日、伊那市の伊那北小学校で2学期の始業式が行われました。 この日は、22日間の夏休みを終えた子どもたちが、始業式に臨みました。 2年・4年・6年の代表児童が、2学期に頑張りたいことを発表しました。 「2年生の2学期は掛け算が始まるので九九を頑張りたい。」「クロールで息継ぎができるようになりたい」「修学旅行があるので団体行動ができるようになりたい」などと発表していました。 春日 由紀夫校長は、「リオデジャネイロオリンピックで、日本人選手たちが活躍しています。 皆さんもひとりひとり目標を立て、そのために努力してほしい」と話しました。 始業式の後、2年1組のクラスでは、夏休みで楽しかったことを発表しました。 伊那北小学校の2学期は87日間となっています。 なお、伊那市・箕輪町・南箕輪村の小中学校の始業式は、明日と22日月曜日がピークです。
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若者の地域への愛着心を 農業体験
20代から30代の若者に地元に愛着を持ってもらおうと、農業体験会が11日、箕輪町内で開かれました。 体験会には、箕輪町の20代から30代までの男女9人が参加しました。 農業体験は、結婚相談などを受け付けているハッピーサポートみのわが開きました。 11日は、参加者が町内のハーブ園とりんご園の2か所に分かれ体験しました。 このうち中原の長谷川寛さんのハーブ園では、カモミールを摘み取りました。 長谷川さんは、「ハーブは寒暖の差があると花の色づきがよくなるので、箕輪町は栽培に適している」と話していました。 次回は、りんごの収穫を体験することになっています。
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御柱祭学習で里引き体験
総合的な学習の時間で御柱祭について学習している伊那市の東部中学校の生徒が12日、柱の里引きを体験しました。 御柱祭について学習しているのは東部中の3年3組の生徒33人です。 クラスの保護者が所有する伊那市手良の山のモミの木が使われ東部中学校までのおよそ8キロを引きました。 モミの木は先月切られたもので太いところで直径28センチ、長さが10メートルあります。 3年3組では11月に校内合唱コンクールで御柱をテーマにした曲「御山出し」を歌うことにしていて曲のイメージをつかむため御柱祭について学習しています。 生徒らはこれまでに諏訪大社を訪れ御柱を見学したり、諏訪地域の木遣り保存会から木遣りを習ったりしてきました。 一番の難所となる急な上り坂では全員が声を掛け合いながら力を合わせて柱を引いていました。 柱はおよそ8時間かけて目的地の東部中学校に運ばれました。 3年3組では運んできた柱を校内に建てる建御柱も計画しています。
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百職会 農家と職人が合同イベント
伊那市高遠町の杖突街道沿いに住む農家や工芸職人でつくる「百職会」は、採れたての野菜や工芸品などを販売するイベントを、13日まで開いています。 農家レストランこかげの敷地には、陶器や漆工芸品、野菜などを販売する17のブースが並んでいます。 百職会は、地元に長年暮らす農家や移住してきた職人らが1つになって地域をもりあげようと、今年1月に発足しました。 現在は、およそ30人の会員がいます。 イベントでは、採れたての野菜や職人のオリジナル商品が並び、訪れた人たちが品定めしていました。 イベントは、13日まで高遠町藤沢の農家レストランこかげで開かれています。
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歴博講座 研究成果を発表
地域の研究者や県の専門職員が研究の発表を行う「歴博講座」が、11日、伊那市の高遠町歴史博物館隣の地域間交流施設で開かれました。 歴博講座は、夏と冬の年2回開かれています。 上伊那教育会の会員と長野県埋蔵文化センターの専門職員の合わせて4人が発表しました。 このうち、駒ヶ根市の赤穂小学校の飯澤隆校長と伊那中学校の大木島学教諭は、山の日に合わせて「南アルプスのライチョウの生息状況」について話しました。 飯澤さんは、「北岳のライチョウの縄張りの数は30年前に比べて7分の1ほどに減った。原因として、温暖化による気温の上昇でキツネやカラスなど低地の生き物が高山帯に進出したことと、ニホンジカの食害による植生の変化があげられる」と話していました。 歴史博物館では、「高遠は歴史や民俗などへの関心が高い地域。新しい研究や調査結果に触れる機会をつくっていきたい」と話していました。
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小中6選手が全国大会出場 活躍誓う
陸上や水泳で全国大会に出場する伊那市の小中学生が9日北原秀樹教育長を表敬訪問し、大会での活躍を誓いました。 全国大会に出場するのは、走り高跳びで伊那北小学校6年の工藤航介君、100メートルハードルで伊那中学校3年の林千尋さん、砲丸投げで東部中学校3年の登内達也君、100メートルで東部中3年の友田有紀さん、棒高跳びで東部中3年の恒川直澄君、水泳の100m背泳ぎで伊那中3年の木村佳寿帆君です。 それぞれ、「自己ベストを出したい」「支えてくれた両親に感謝しがんばりたい」などと決意を発表していました。 北原教育長は「体調管理には気を付け、高みを目指して頑張って下さい」と子供たちを激励しました。 全国小学生陸上競技交流大会は20日に神奈川県で、全国中学校体育大会の陸上競技は21日から松本市で、水泳競技は17日から新潟県で開催されます。
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上農伝統盆花市 15分で完売
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市のいなっせ北側などで開かれ、会場は行列ができる賑わいとなりました。 生徒の掛け声と共に販売が始まると、集まった100人ほどの人たちは盆花を買い求めていました。 上農の盆花市は60年以上続く伝統行事です。 今年は、暑い日が続いた事などから早く花が咲いてしまい、去年より100束少ない160束が用意されました。 一束500円で小菊、トルコギキョウ、カーネーションなど8種類入っています。 いなっせ北側では、販売開始から15分で完売となりました。
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氾濫発生を前提に水防災意識再構築へ会議
洪水による氾濫が発生することを前提に社会としてこれに備えるための取り組みについて検討する会議が、3日、伊那市役所で開かれました。 会議は、国土交通省天竜川上流河川事務所が開き、管内の市町村や警察・消防の関係者が出席しました。 去年9月に鬼怒川が氾濫したことを受けて、洪水で氾濫が発生することを前提に社会としてこれに備える水防災意識社会の再構築ビジョンを国が定めました。 これに伴い、天竜川の水防についても検討が行われています。 各機関が連携し水防災イベントや学習会を開くことや早期避難につなげる工夫・アプリの開発を行うことなどの取り組みを行うとしています。 また、天竜川上流河川事務所は、100年に1度の大雨を想定した洪水浸水想定区域図を示していますが、現在、1000年に1度の大規模降雨を想定した洪水浸水想定区域図・氾濫シミュレーションを作成していて、年内に公表するとしています。 市町村長からは、「天竜川のどこが決壊すれば自宅が危険なのか、住民にわかりやすく伝える工夫が必要だ」などの意見が出されていました。
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11日は山の日 南アに登山者
11日は国民の祝日山の日です。 南アルプス登山の拠点となる北沢峠には多くの人が訪れ、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を目指していました。 午前9時、北沢峠に到着した南アルプス林道バスは家族や会社の同僚などと登山を楽しむ人たちで一杯でした。 バスを降りると、山頂に向け準備を整えていました。 北沢峠の看板を前に記念撮影しているのは茨城県から家族5人で訪れたグループです。 67歳になる母親の希望で1泊2日の予定で仙丈ヶ岳に登ります。 地図を見ているこちらの男性は、きのうから6泊7日の予定で南アルプスを縦走するという事です。 南アルプス林道バス営業所によりますと7月の一日あたりのバス利用者数は、およそ420人でした。 8月は天候にも恵まれ、きのうまでの9日間で一日平均560人が利用しています。 伊那市では山の日の関連し、21日にますみヶ丘平地林で工作体験や27日・28日に南アルプスで婚活イベントを開催する予定です。
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BISO たかずやの里にテントなど寄贈
ビルメンテナンスなどをてがける伊那市東春近の株式会社BISOは、児童養護施設たかずやの里にテントやテーブルなどを寄付しました。 10日は吉澤文男社長らがたかずやの里を訪れ菅雄峰施設長に目録を手渡しました。 今回贈られたのは、屋外のイベントなどで使うテントやパラソル、テーブル、イスなどそれぞれ2セットです。 中には、伊那養護学校で製作された木製のイスも含まれています。 30年以上たかずやの里の支援を行っている吉澤社長は、「今後も手伝える事をしていきたいです」と話していました。 たかずやの里の菅施設長は「子供たちも喜んでいる。さっそく12日に行う流しソーメンで利用したい」と話していました。 BISOは、八十二銀行の地方創生応援私募債を発行して従業員の教育のための資金を調達し、一部の手数料が優遇された20万円相当を今回の寄贈にあてました。
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農業経営者が土づくり学ぶ
農家や農業法人の経営者などでつくる「全国土を考える会」は、畑や田んぼの土について考える研修会を3日、伊那市内で開きました。 研修会には県内外からおよそ50人が参加し、伊那市東春近の畑で土づくりについて学びました。 全国土を考える会には、50から100ヘクタールの農地を持つ農家や農業法人の経営者などが入会しています。 会では安定した収量を維持するための土づくりについて学んでいます。 今回は機械を使い、畑の排水機能を向上させるパイプの設置や40センチほど土をおこす事で土の保湿性を高める方法について学んでいました。 全国土を考える会の染野(そめの)実(みのる)会長は「強い農業を作るためにも、土台となる土づくりに力を入れていきたいです」と話していました。
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夏の食を学び自由研究に
オリジナルカレーを作って食べ物の旬や夏野菜について学び夏休みの自由研究に役立ててもらおうというイベントが、10日、伊那市のかんてんぱぱガーデン健康パビリオンで開かれました。 小学生夏休み自由研究対応企画として初めて開かれたもので、小学生の親子13組30人が参加しました。 食についてのワークショップなどを行っている長野市のアンバーラボ代表の久保田 あすかさんが講師を務めました。 久保田さんは、「汗をかいたら塩気のあるもの、元気を出すときには甘いものなど、味の種類で役割があります」と話しました。 参加者はその役割を考えながら、カレーに旬の野菜をトッピングしてオリジナルカレーを作りました。 ズッキーニにナス、コーンといった野菜の他、アーモンドやガーリックなどをトッピングし、色とりどりのカレーが出来上がっていました。 子どもたちが作ったオリジナルカレーを撮影し、野菜の役割などを書き込めば、夏休みの自由研究として仕上げることができます。 企画した伊那食品工業㈱では、「旬を学び、自分の体にどのような栄養が必要なのか考える機会にしてほしい」と話していました。
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南箕輪村農業経営者協議会 盆花収穫
お盆に向けて、南箕輪村農業経営者協議会は、12日に販売する盆花の収穫を10日に行いました。 南箕輪村南殿の10アールの畑には1万本ほどの花が栽培されています。 この日は、南箕輪村農業経営者協議会のメンバー10人ほどが収穫を行いました。 アスターやケイトウが植えられていて、メンバーは1本ずつ収穫すると50本に束ねていました。 協議会の盆花はアスター5色、ヒメひまわりや菊など10本ほどをまとめた1束を500円で販売しています。 ボリュームと価格が人気です。 束は千束作る予定です。 協議会の盆花は6割ほどが予約で埋まっているほか、村内の直売所に出荷されます。 一般への販売は100束ほどで12日午後3時から南箕輪村役場の駐車場で行われます。
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春近発電所で夏休み発電所体験
夏休みの小学生とその家族を対象に、発電所を公開する親子発電所体験が、伊那市東春近の春近発電所で行われています。 伊那市東春近にある県の水力発電施設「春近発電所」が公開され、親子が見学しました。 春近発電所は、高遠ダムから取水し発電しています。 施設の中には「この発電所は何才でしょうか」などのクイズが書かれた張り紙が出され、子どもたちはヒントを手掛かりに回答していました。 この夏休み親子発電所体験は、発電所を運営する長野県企業局が今回初めて開きました。 10日と11日の2日間でそれぞれ午前と午後の部が開かれ、17組40人の親子が参加します。 水力発電の仕組みを見学したあと、工作体験をしました。 ソーラーパネルで走る車と、ペットボトルを使った風車を作りました。 長野県企業局では、「自然エネルギーに関心を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話していました。
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上牧の里山で昆虫採集
伊那市上牧の地域住民でつくる「上牧里山づくり」が整備した上牧里山自然パークで10日昆虫採集が行われ、夏休みの親子が網を使って虫をとりました。 昆虫採集は、上牧の住民でつくる「上牧里山づくり」が企画したもので、市内の親子など20人ほどが参加しました。 里山で遊んで地域の自然に親しんでもらいたいと開かれていて今年で4回目です。 上牧里山づくりが整備した自然パークを散策しながら、昆虫を捕まえました。 コースの中にあるお宮の近くでは、アリジゴクが巣を作っていました。 捕まえた昆虫は、小さなケースに入れて持ち帰り、図鑑で名前などを調べます。 アベマキという種類の木からは樹液が染み出していて、カブトムシやカナブンが蜜を吸っていました。 上牧里山づくりでは、「昆虫離れが進んでいるが、野に親しみ、命を感じる機会にしてもらいたい」と話していました。
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ミヤマシジミの観察会
伊那市のますみヶ丘平地林で環境省の絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミの観察会が7月24日に開かれました。 ますみヶ丘平地林の鳩吹公園周辺では、ミヤマシジミが生息しています。 信州大学名誉教授の中村寛志さんが会長をつとめるミヤマシジミ研究会が、幼虫のえさとなるコマツナギを植樹して保護する活動をしています。 この日は、市内の親子、20組50人が虫取り網を手に観察会に参加しました。 観察会は、子どもやその親にミヤマシジミの希少性などを理解してもらおうと伊那市と研究会が開きました。 鳩吹公園近くの保護区では、コマツナギの周辺にミヤマシジミが多数みられます。 子どもたちは、網で捕まえ、観察したり写真を撮り終えると逃がしていました。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているほか13の県で指定されています。 長野県版では、準絶滅危惧種に指定されていて、研究会では、「信州から全国へ保護を提唱していきたい」としています。
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箕輪町郷土博物館 企画展「切手ミニ博覧会」
平成25年と26年に発売された切手の博覧会が、箕輪町の郷土博物館で開かれています。 会場には、平成25年と26年に発売された記念切手16シリーズが並んでいます。 切手は、箕輪町内に住む70代の男性が趣味で集めていたもので、多くの人に見てもらいたいと、去年5月に博物館に寄贈しました。 寄贈された切手の中には明治時代に発売されたものもあるということですが、今回は第1弾として、平成25年と26年のものを展示しています。 こちらは、一昨年9月に発売された土木学会創立100周年の記念切手です。 周りの紙まで絵が繋がっている「耳紙」つきのもので、シート全体でデザインを楽しむことができます。 郷土博物館では「旅先のものも多く実際に足を運んだような気分になる。年齢問わず楽しんでもらいたい」と話していました。 企画展「切手ミニ博覧会」は21日(日)まで箕輪町郷土博物館で開かれています。
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佐藤さん 3年目の桃の収穫
東日本大震災で福島県から伊那市に自主避難した果樹農家、佐藤浩信さんの畑で、今年で3年目となる桃の収穫が行われています。 9日は、佐藤さんの三男、孝樹さんが収穫作業をしていました。 収穫したのは、福島県生まれの「あかつき」と呼ばれる品種で、肉厚で果汁が多く甘みが強いということです。 佐藤さんは伊那市に避難した直後に桃の苗木を植えました。 今年で6年目となった桃の木は3メートルにまで成長しました。 例年はお盆頃から収穫を始めますが、今年は気温の高い日が続き実の成熟が早く、3日から収穫を始めているということです。 1本の木に100個以上が実るため、3日に1回は収穫作業をしているということです。 今年初めて、農薬や肥料を半分の量で育てる特別栽培に取り組みました。 収穫したものは、傷の有無や堅さでランク分けをして箱に並べます。 収穫作業は、お盆明けまで続く見込みで、JAの直売所などに出荷されます。
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4Kディスプレイ県庁に設置
信州の魅力を4Kの高精細映像で発信しようと長野県庁1階ロビーに98インチの大型4Kディスプレイが設置され8日、オープニングセレモニーが行われました。 式典には阿部守一知事や、総務省信越総合通信局の清水智之局長、県内のケーブルテレビ関係者らが出席しました。 式典では除幕式が行われ、北アルプス槍ヶ岳の4K映像が映し出されると関係者から拍手が送られました。 このディスプレイは、県が信州各地の美しい自然や食文化、伝統行事などを4Kの高精細映像で放映することにより、観光誘客を図り、地方創生につなげようという「信州4K NAGANOの綺麗コンテンツ発信事業」の取り組みの一つとして設置されました。 県庁1階ロービーに設置された4Kディスプレイは98インチの全国最大となるサイズで周りを県内産41種類の木材で囲っています。 県庁舎への設置は、宮崎、徳島に続く3例目となります。 放映される映像は、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会に制作を委託した25本の映像です。 また、11日にはテレビ松本ケーブルビジョンが中心となって4K生中継する、山の日記念全国大会の式典の様子や槍ヶ岳山頂からの映像をパブリックビューイングする予定です。 県によりますと、防災情報や県庁を訪れる人に向けた歓迎メッセージなど4K映像にこだわらずディスプレイを有効活用していきたいとしています。
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中学生サミット 活発な提案
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が集まる中学生サミットが市役所議場で9日開かれました。 中学生たちからは、日々の暮らしや観光などについて活発な提案が出されました。 サミットは毎年行われていて議場では3年ぶり2回目です。 市内の中学校の生徒会役員3役が参加し、議会形式で白鳥孝市長に質問しました。 テーマは「10年後、自分たちが暮らしたいと思えるようなまちにするために」です。 中学生たちからは、イーナちゃんバスの路線拡大や増便など公共交通に関する提案が多くありました。 9日は、他に中学生サミットを発展させた「若者議会」の設立や市への要望や質問を自由に出せる意見箱の設置などの提案がありました。 傍聴席には、中学生や市議会議員らが訪れ話に耳を傾けていました。 中学生サミットは、それぞれの生徒会同士が情報交換や交流を通じ、視野を広げ連帯感を高めようと伊那市教育員会が開いていて今年で6年目となります。
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七夕の奇祭 さんよりこより
伊那市の三峰川をはさんで北の美篶川手天伯社と南の富県桜井天伯社で、毎年8月7日の七夕に行われる奇祭「さんよりこより」が7日に行われました。 さんよりこよりを2日後に控えた5日、美篶川手天伯社には、上川手と下川手の住民が集まり、高さ15メートル以上ののぼりを建てます。 のぼりは、川手天伯社の東側に上川手が、西側に下川手がそれぞれ2本ずつ建てますが、両地区が助け合いながら作業は進められます。 昔から伝わる建て方で建てるため、すんなりとはいきませんが、1時間ほどで4本ののぼりが建ちました。 7日は、正午からの神事のあと、ご神体を乗せた神輿の下を地域の子どもたちが3回くぐり、無病息災を祈願します。 その後、神社脇の公園でさんよりこよりが行われました。 三峰川に洪水を引き起こす鬼役の大人2人が笠をかぶって太鼓をたたくのを中心に、七夕飾りを手にした川手の子どもたちが輪になって囲みます。 子どもたちは、「さんよりこより」と唱えながら3周した後、鬼をめった打ちにし、これを3回繰り返し鬼を退治します。 300年続くといわれているこの行事は、その昔、高遠の藤沢にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に流れ着いた後、ふたたび流されて対岸の川手に流れ着いたとされ双方に天伯社が祀られたと言い伝えられています。 三峰川を天の川に見立て神輿が渡るさまは、七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえられています。
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地元就職を応援 準備合宿
上伊那の経済団体や行政が学生の地元就職を支援する「就活準備合宿」が、8日から3日間の日程で始まりました。 合宿には、上伊那出身で地元を離れている学生37人が参加しました。 初日の8日は、自己紹介の練習をしました。 合宿は、これから就職を考える学生と企業とを結びつけようと、企業や行政などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が初めて開いたものです。 地元でキャリア教育を推進している田畑和輝さんと米澤晋也さんが講師をつとめました。 自分のことを相手に伝える練習では、男女ペアになり、名前や参加した動機、自分の名前の意味など10の項目を質問します。 その後、聞き取った情報を基に、相手のことを他の人に紹介していました。 協議会によりますと、県外に進学した人のうち、上伊那で就職するのは2割から3割に留まっているということです。 若者の都会での就職が増えるとで、企業側は人材確保ができなくなることを共通の危機感として抱えているといいます。 合宿は、10日まで行われ、9日は、上伊那のおよそ30の企業の人事担当者を相手に模擬面接や情報交換を行うということです。
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伊那まつり 賑わいの2日間
第44回伊那まつりが、6日と7日の2日間行われました。 初日の6日は、市民おどりが春日公園下交差点からJR伊那北駅前交差点までの1.5キロで行われました。 市民おどりには、104連およそ6,600人が参加し、躍動感あふれる踊りを繰り広げました。 今年は、伊那市、高遠町、長谷村の合併10周年を記念し、「つなぐ」をテーマに行われました。
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伊那市桜守の会 市内の桜調査へ
地域桜守でつくる伊那市桜守の会は、今年度市内の桜の樹勢調査を行います。 8日は、長年にわたり高遠城址公園の桜守を務めた稲辺謙次郎さんを講師に迎え、調査方法についての講習会が開かれました。 伊那市では、平成19年から2年間かけて市内全域の桜の分布や景勝地の調査を行い、1,764か所、1万1,378本を確認しました。 今回は、調査から8年が経ち、樹勢の変化や木の増減などがでてきているため、市からの依頼を受けた会が実施するものです。 桜守の会の会員39人が、市内を4地区に分けて行い、樹勢の勢いを3段階で評価し病害虫の有無や作業の必要性を調査表に書き入れていきます。 講習会では、稲辺さんが調査の仕方をアドバイスしていました。 調査期間は、来年度までを予定していて、その後は対応が必要な桜について協議していく計画です。
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天竜川で水生生物 水質調査
天竜川に住む水生生物できれいな水かどうかを調べる水質調査が、4日、箕輪町沢の伊那路橋付近で行われました。 箕輪町沢の調査には、親子20組ほどが参加しました。 この水質調査は、国土交通省天竜川上流河川事務所が毎年行っているもので今回で33年目です。 管内の12か所で7月29日から7日間にわたり行われています。 子どもたちは、川で捕まえた水生生物を、指標に基づいて分類しました。 きれいな水に住むヒラタカゲロウ類や、ややきれいな水に住むヒラタドロムシ類、きたない水に住むヒルなどが見つかりました。 最も多く見つかったのはきれいな水に住む水生生物だったため、伊那路橋付近の水は、水質階級Ⅰの「きれいな水」と区分けされました。 ここ10年間はすべての天竜川の調査か所で「きれいな水」と判定されているということです。 天竜川上流河川事務所では、「より多くの人に川に親しんでもらい、水質に関心を持ってもらいたい」としています。 なお、今年は例年の3倍となる600人ほどが調査に参加しています。
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夏休みにカヌー体験
夏休み中の小中学生が29日、伊那市長谷の美和湖でカヌーを体験しました。 カヌー体験は伊那市総合型地域スポーツクラブが企画したもので上伊那の小中学生およそ20人が参加しました。 パドルの扱い方やカヌーの乗り方を教わったあと参加者は湖で実際にカヌーを体験しました。 指導したのは小学校教諭の北澤夏樹さんでカヌーが転覆しないためのコツをアドバイスしていました。 カヌーは北澤教諭が伊那小学校で勤務していたときに総合学習の時間で児童とともに作ったものを使っています。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは「子どもたちに伊那の豊かな自然を見直す機会にしてもらいたい。」と話していました。
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極早生りんご「夏あかり」今季初出荷
極早生のりんご「夏あかり」の今年の初出荷が5日行われました。 初出荷となったこの日は、およそ1.5トンが持ち込まれました。 ベルトコンベアーに真っ赤に色づいた夏あかりが流れると、人の目でキズや着色のチェックを行い、大きさや熟度などを瞬時に測定する光センサー選別機を通って箱詰めされていきました。 夏あかりは、長野市の農家が、品種改良したりんごです。 程よい酸味と強い甘みが特徴で、なによりお盆前に赤いりんごが出荷されるのが珍しいという事です。 JA上伊那管内では生産農家の増加や苗木が成長した事もあり、今年は去年の3倍の10トンの出荷を見込んでいます。 半分近くは、阿波踊りなどで観光客が多く訪れる徳島県に出荷されるという事です。