-
「7月豪雨災害を振り返る」関係者が語る
10年前の平成18年7月豪雨について振り返り、その教訓を今後に活かしていこうと、伊那ケーブルテレビが制作する番組の中で今日関係者が意見を交わしました。 30日は、伊那ケーブルテレビのスタジオで、番組収録が行われ、国土交通省天竜川上流河川事務所の宮下良広副所長と、伊那市の池田建設㈱の北原良一専務、信州大学名誉教授の北澤秋司さんが、当時を振り返りました。 平成18年7月豪雨は、10年前の7月15日から21日にかけての梅雨前線による大雨で、天竜川では箕輪町松島の堤防が決壊したり土砂災害が相次いで起きました。 番組は、10年目の節目に18年豪雨を振り返り、その教訓を伝えていこうと制作しています。 収録の中で宮下副所長は、当時の国交省の取り組みについて、池田建設の北原専務は、箕輪町松島で天竜川が決壊した際に応急対応にあたった当時のことを振り返りました。 北澤名誉教授は、土石流を引き起こす要因について、耕作放棄地が影響していると話し、今後も土石流が発生する危険性を指摘し、自然林への転換を提言しました。 伊那ケーブルテレビ制作のこの番組「平成18年7月豪雨災害から10年」は、7月2日午後2時から、ご覧のチャンネルで放送します。
-
「水害はどこで起きるのか」信大出前講座
出水期に合わせ、「水害はどこで起きるのか」と題した信大出前講座が、30日、伊那市のいなっせで開かれました。 講演を行ったのは、地形学を専門としている信州大学教育学部の廣内 大助教授です。 廣内教授は、伊那市内の地形図を用いて、どこに水害が起きやすいか説明しました。 廣内教授は、「ハザードマップは市民に公開されていて、どこが危険か確認することができる。その土地を良く知り、危険な地域には家を建てないことが大切だ。」と話していました。 信大出前講座は、まほらいな市民大学の一環で開かれ110人ほどが話に耳を傾けました。
-
南宮神社で半年間の穢れ祓う大祓祭
半年間の穢れを払う大祓(おおはらえ)祭が、30日、箕輪町の箕輪南宮神社で行われました。 大祓祭では、参加した総代が、紙を人の形にかたどった「人形(ひとがた)」を炊き上げて穢れを払いました。 人形には、名前と数え年を書きます。 人形で自分の体を撫でて穢れを払い、三回息を吹きかけて、体の中の穢れも移すということです。 昔は、この人形を川に流していたということですが、いつのころからか、お炊き上げするようになりました。 神社のある木下区民全員が氏子だということで常会の代表が総代となり神社を守っています。 箕輪南宮神社の大祓祭は、いつから行われているか定かではありませんが、数百年続くのではないかということです。 唐沢 克忠(よしただ)宮司は、「7月の鹿頭行列を行う雨乞いの大祭を前に、神事に携わる皆さんにしっかりお祓いをしていただいた」と話していました。
-
西駒登山前に トイレ学習
7月に西駒登山を予定している伊那市の西箕輪中学校で、西駒山荘で使用する「袋式トイレ」の説明会が29日開かれました。 29日は2年生62人が、西駒山荘管理人の宮下拓也さんからトイレの使用方法について説明を受けました。 袋式トイレは山の環境を守るために使われるもので、山荘の営業終了後にヘリで降ろし処分します。 平成9年に南アルプスの北岳の水場でし尿が原因と思われる大腸菌が検出されたという報道があったことから、西駒山荘では平成13年から袋式のトイレを使って処理を行っています。 宮下さんは「袋式は嫌なイメージがあるかもしれないが、我慢をすると体調にも大きく関わるので安心して使って有意義な登山にしてください」と話しました。 西箕輪中学校では、来月の28日と29日に登山を予定していて、28日に西駒山荘に宿泊する予定です。
-
土砂災害想定 災害対策本部訓練
出水期を迎え伊那市は、大規模な洪水や土砂災害を想定した訓練を29日、市役所で行いました。 訓練には市や自衛隊、警察など100人が参加しました。 訓練は、平成18年7月豪雨災害と同様の規模を想定し、災害情報を職員らが共有しながら対策をとる「ロールプレイング方式」で実施しました。 まず、災害バイク隊の6人が高遠町や長谷の被害状況を把握する為出動しました。 また、庁舎では職員25人が、堤防の決壊に備え、土嚢300個を作りました。 災害の状況をまとめ、重要度を判定する災害対策本部情報連絡室では、入ってきた情報をホワイトボードや地図に書き入れたり、土砂災害などによる避難勧告の対応を確認していました。 伊那市では今回の訓練を今後に生かしていきたいとしています。
-
南アと中アに山の図書館 開設へ
伊那市は、8月11日の山の日制定の関連イベントとして南アルプスの北沢峠こもれび山荘と中央アルプスの西駒山荘に山の図書館を開設します。 山の図書館にはそれぞれ50冊の本が置かれる事になっていて、本を貸し出す伊那図書館では準備が行われています。 山の図書館には、小説やガイドブック、随筆などのジャンルの本が用意され管理するためのシールが貼られます。 29日は職員2人が貸し出す本の確認をしていました。 伊那市では、8月11日が「山の日」として国民の祝日に制定された事を受け、山に親しむ機会を設けようと、9月までに11のイベントを開催します。 山の図書館もその一環として行われるもので、自然の中で本に親しんでもらおうと計画されました。 北沢峠こもれび山荘では来月25日から、西駒山荘では8月10日から設置されます。 伊那図書館では、来年度以降も入れ替えなどを行い、本の充実を図っていくとしています。
-
伊那保育園の園児がネコバスで遠足
伊那市の伊那保育園の園児が29日に「ネコバス」の愛称で親しまれるボンネットバスに乗り、遠足を楽しみました。 この日は伊那保育園の園児21人が手作りの切符を持ってバスに乗り込み、伊那市新山のトンボの楽園にハッチョウトンボを見に行きました。 このバスは、伊那市坂下の小松良光さんが所有しているもので、「ネコバス」の愛称で親しまれているボンネットバスです。 ネコバスは昭和34年から43年まで乗合自動車として使われていました。 役目を終えた後20年以上山の中に野ざらしになっていたものを小松さんが平成元年に買い取り、1年半かけて復元したものです。 小松さんによりますと、現在ボンネットバスはおよそ120台残っていて、このバスはナンバー登録されている中で2番目に古く、ネコバスの原型をとどめているわずか2台のうちの1台だということです。 今回のバス遠足は、新山出身の小松さんがハッチョウトンボを子どもに見せてあげたいと保育園に呼びかけ企画されました。 トンボの楽園に到着すると、園児は地元住民の説明を聞きながら、ハッチョウトンボの観察を楽しんでいました。 伊那保育園では、今後も小松さんと相談してネコバスを使ったイベントを計画していきたいとしています。
-
中央病院で看介護研修会
上伊那の医療・介護施設に勤める看護師・介護士を対象とした技術研修会が29日、伊那中央病院で開かれました。 この日は、22人が参加し食事介助とフットケアをテーマにした研修を受けました。 講師は、各分野の専門知識を持った中央病院のスタッフが務めました。 講習会はメディカルシミュレーションセンターで開かれ、鼻からのチューブの入れ方や、スプーンを使った食事介助の方法、足の爪の切り方を学びました。 伊那中央病院では、地域医療の向上を目的に、定期的に外部に向けた研修会を開いています。 担当者は、「それぞれの施設で困っている内容を一つでも多く解消してもらいたい。」と話していました。
-
伊那バス労働組合が駅前で利用呼びかけ
伊那市の伊那バスの社員で作る伊那バス労働組合は、公共バスの利用促進を呼びかけるキャンペーンを27日に行いました。 この日は組合員およそ20人が伊那市や駒ヶ根市など5か所に分かれキャンペーンを行いました。 このうち伊那市駅前では、4人の組合員が通勤・通学中の人たちに高速バスの時刻表などが入ったクリアファイルを配り利用を呼びかけました。 伊那バス労働組合では、毎年この時期に公共交通利用キャンペーンを行っています。 このキャンペーンは日本私鉄労働組合総連合会に加盟する組合が全国で展開しているものです。 伊那バス労働組合では、「年々バスの利用者が減り、路線も減少傾向にあるので、啓発活動を続けて利用促進につなげていきたい。」としています。
-
天竜川で水難救助訓練
上伊那広域消防本部は、河川の増水事故を想定した訓練を箕輪町の天竜川で28日、行いました。 28日は、上伊那広域消防本部、箕輪消防署の署員23人が参加し、箕輪町の天竜橋下流で訓練を行いました。 訓練は、増水した天竜川を見に行った人が川へ転落したとの想定で行われました。 初めに署員が、救命用の機器を使って対岸とロープで結びました。 流されないよう救助ボートをロープに取り付け署員2人が、流されてきた人を救助しました。 27日の夜から降った雨で、天竜川の水量がいつもより増していて、緊迫した中で訓練が行われていました。 この他にロープの入ったバッグを川に投げ入れ救助する訓練も行われました。 上伊那広域消防本部によりますと、去年管内での水難事故件数は、5件でほとんどは河川で起きた事故だということです。 訓練は、夏のレジャーが本格的に始まる毎年この時期に行われていて、箕輪消防署をかわきりに上伊那広域消防本部管内の消防署で順次行われることになっています。
-
伊那中央病院7年連続黒字決算見込み
伊那中央行政組合は、伊那中央病院の平成27年度の決算が1億円の黒字見込みであることを、28日報告しました。 この日は、伊那市役所で伊那中央行政組合議会全員協議会が開かれ、伊那中央病院の平成27年度の決算見込が報告されました。 報告によりますと、収入は115億2千万円、支出は114億2千万円で、純利益は、およそ1億円となる見込みです。 黒字決算は、平成21年度から7年連続となる見込みです。 患者数は、入院が11万5,499人、外来が20万5,037人となっていて、入院・外来とも26年度より減少しています。 また、全員協議会では、3階東棟の回復期リハビリステーション病棟への病床転換についても報告されました。 在宅復帰を目指し行われる回復リハビリのための病床数が上伊那は少ないことから、28床を36床に増やす計画です。 開始時期は、7月1日からで、半年間データを集計し、その後高機能リハビリステーションにしていく計画です。
-
井上さん紺綬褒章 受章
伊那市山寺の旧井上医院の元医院長、井上武雄さんは、公益のため私財を寄付し環境保全などに尽力したとして国から紺綬褒章を受章しました。 紺綬褒章の受賞は今回で2回目です。 28日は、伊那市役所で伝達式が行われ白鳥孝伊那市長から井上武雄さんに褒状が手渡されました。 井上さんは旧井上医院の元医院長で、90歳です。 28日は、長女で音楽講師の大山伸子さんと市役所を訪れました。 井上さんは去年、井上医院の跡地に公園を整備し伊那市に土地と公園施設を寄贈しました。 中心市街地の活性化と環境保全に尽力したとして去年12月に公園の土地の寄付に対して紺綬褒章を受章しています。 今回は公園施設の寄付に対して3月30日付けで紺綬褒章を受章しました。 公園の広さはおよそ690平方メートルで人工芝が敷かれている他、桜やバラなども植えられています。 白鳥市長は「人工芝がとても綺麗で電車が通ると風情があり、段々素敵な公園になってきている。今年は、伊那まつりなどでも活用させていただきたい」と話していました。
-
田舎暮らし住宅7月から運用開始
箕輪町は、移住定住につなげようと来月1日から田舎暮らし体験住宅の運用を始めます。 住宅は、箕輪町南小河内の旧東部診療所の使われていない医師住宅を利用します。 移住定住の促進や、交流人口増加による地域の活性化につなげようと取り組むものです。 建物は、木造平屋建てで、ダイニングや和室、洋室があり間取りは3LDKです。 食器や電気製品なども備えていて、1泊2日から6泊7日まで利用日数を選ぶことができます。 施設の利用料は無料で、光熱費は町が負担します。 利用する場合は、町内の施設案内などの研修を受けることになっています。 希望があれば、町の仲介で農業体験や移住者との交流ができるということです。 箕輪町によりますと、27日までに名古屋と京都から2件の申し込みがあったということです。 町では、「申込者が町外であれば誰でも利用できるので多くの人に活用してもらいたい」と呼び掛けています、 今後は、移住者のインタビューや子育て情報などを掲載したパンフレットなども活用して箕輪町をPRしていきたいとしています。
-
伊那市寄付マルシェプロジェクト始まる
地元の商店や企業が寄付付きの商品を販売し、その売り上げの一部を寄付するファンドレイジングの手法を取り入れた募金活動「伊那市寄付マルシェプロジェクト」が始まります。 27日は、伊那市福祉まちづくりセンターで会議が開かれ、ファンドレイジングについて詳しい横浜市の社会福祉士須田洋平さんが今後の活動の展開について話をしました。 伊那市内で計画されている寄付マルシェは、まず市民が寄付付きの商品やサービスを購入し、事業者がその売り上げの一部を赤い羽根共同募金会へ寄付します。 赤い羽根募金は、地域福祉の課題解決のために使用されていて、市民、企業、地域が寄付マルシェを通して繋がる仕組みです。 須田さんは、「営利を求める企業と社協が繋がることは難しかったが、これからは商品を売れば売るほど地域貢献に繋がる」と話していました。 この取り組みを企画した伊那市寄付マルシェプロジェクト協議会は、市内の企業や店舗、商工団体などから15人で組織します。 同様の取り組みは、平成24年から山口県で始まっていて、県内では初めてです。 今後は、寄付額や商品の選定、プロジェクトの周知を図り、赤い羽根共同募金が始まる10月1日を目途に賛同企業で商品の販売を始める予定です。
-
みすずそばの会がふるまいそば
伊那市美篶のそば打ち愛好家でつくるみすずそばの会のメンバーが20日に地区の老人保健施設すずたけで自分たちで打ったそばをふるまいました。 この日はメンバー4人が施設を訪れ施設利用者150人分のそばをふるまいました。 みすずそばの会は13年前に地区のそば好きが集まって地元のそば粉を使ったそば打ちをしようと発足しました。 4年前から、地元産のそばのおいしさを知ってもらおうと、毎年すずたけでそばをふるまっています。 すずたけでのそばのふるまいは施設利用者に好評で、秋にもおこなわれるということです。
-
富県写真クラブ 伊那谷の四季を写した作品展示
伊那市の富県写真クラブの写真展「ふるさとの四季」が、27日から、伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、富県写真クラブの会員13人の作品およそ50点が並んでいます。 辰野町から下伊那地域で撮影された風景や草花などの作品が季節ごとに並べられています。 富県写真クラブは、今年で13年目を迎える愛好者の集まりで、月に1回公民館に集まり活動しています。 指導する伊藤眞さんは、「加工技術をなるべく使わず、ありのままを写した作品を見てもらいたい」と多くの来場を呼び掛けています。 写真展は7月3日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 なお、この写真をバックに使用するコンサート「ふるさとの四季」が、7月1日にいなっせで開かれます。
-
上伊那から甲子園!の会設立
地元の公立高校から甲子園出場を目指す集まり「上伊那から甲子園!の会」の設立総会が26日、伊那市内で開かれ、12月に第2回上伊那ベースボールサミットを開催するなど今年度の事業計画を決めました。 設立総会には、行政や産業界、中学・高校の野球指導者などおよそ20人が集まりました。 会では、上伊那の公立高校が甲子園に出場することを目指し、指導者のスキルアップと野球人口拡大のための取り組みを行います。 今年度は、これからの野球について意見を交わしたり、野球人口拡大に向けた取り組みの事例発表などを行う「第2回上伊那ベースボールサミット」を、12月に伊那市内で開きます。 当日は、小学生から高校生がキャッチボールの回数を競う大会や、野球指導者向けの講習会を同時開催します。 「上伊那から甲子園!の会」の向山公人会長は、「まずは子ども達に野球をやりたい、楽しいと思ってもらうことが大切。10年を目途に甲子園出場を目指したい」と話していました。
-
箕輪町 職員2人を熊本地震の被災地に派遣
箕輪町は、27日から7月4日まで熊本地震の被災地に職員を派遣します。 派遣されるのは、総務課の丸山敦消防防災係長と、税務課の小野文久資産税係長の2人です。 27日朝は、役場前で出発式が行われました。 派遣先は、熊本県の中央に位置する大津町で、地震により94件が全壊、442件が半壊しました。 2人は、27日現地に入り、あすから1週間、家屋被害の認定調査を行います。 出発式で白鳥政徳町長は、「地震はこの地域でも起こりうる災害。被災地の復興を手伝うことはもちろん、万が一に備え現地で様々なことを学んできてほしい」と激励しました。 2人の派遣期間は、27日から7月4日の月曜日までです。
-
箕輪町南小河内 日輪寺アジサイ見ごろ
箕輪町南小河内の日輪寺では、アジサイが見ごろとなっています。 上ノ平城跡の北にある日輪寺は、1191年に開創された真言宗の寺です。 現在は住職がいなくなり、檀家らが維持・管理しています。 境内には数種類のアジサイが咲いていて、現在見ごろとなっています。 梅雨の晴れ間となった27日の伊那地域は、最高気温が29.5度まであがりましたが、木漏れ日の下アジサイが涼しげに花を咲かせています。
-
伊駒流舞踊会が発表会
伊那市狐島に住む伊駒寿宜さんが宗家家元をつとめる、伊駒流舞踊会の発表会が26日、伊那文化会館で開かれました。 伊駒流舞踊会は伊那市、飯田市、諏訪市に17の教室があります。 この日は教室の生徒67人が56演目を披露しました。 伊駒流は、演歌に合わせて踊る現代舞踊です。 歌詞に歌われている情景や心情をオリジナルの振り付けで表現しています。 日本舞踊を現代風にアレンジした舞踊芝居で物語のようにお踊り手が演じるのが特徴だという事です。 伊駒さんは、「歌詞をそのまま仕草で表しているので感動も伝わりやすと思います」と話していました。 伊駒流舞踊会は伊駒寿宜さんが平成元年に創設し発表会は2年に1度開かれています。
-
箕輪町と南箕輪村の消防団 ポンプ操法大会
箕輪町消防団と南箕輪村消防団のポンプ操法大会が26日に開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。 箕輪町消防団の大会には町内6つの分団から18チームが出場しました。 大会は、消防団に配備されているポンプ車や小型ポンプを使い、準備から、消火活動、片づけまでの一連の作業を審査するものです。 団員らは大会にむけ早朝の練習を行ってきた成果を発揮していました。 大会の結果、ポンプ車操法の部は、中原・松島の第3分団が優勝しました。 小型ポンプ操法の部は、三日町・福与の第5分団が優勝しました。 ラッパ吹奏の部は、同じく、三日町・福与の第5分団が優勝しました。
-
自然や歴史の魅力を再発見 東春近でハイキング
自然や歴史に触れながら地区内を歩くイベント「東春近ハイキング」が、26日に行われました。 ハイキングは、東春近の自然や歴史に触れながら魅力を再発見してもらおうと毎年行われていて、今回で35回目です。 この日は1歳から70代までおよそ120人が参加しました。 毎年コースを変えて行っていて、今年は下殿島と田原のコースを歩きました。 コースには5つのポイントが設けられていて、このうち天王社では、下殿島分館の北條常義さんが、お宮の隣にある石仏について解説しました。 主催した東春近公民館では「地区の歴史に思いを馳せながら東春近の魅力を感じてもらいたい」と話していました。
-
南箕輪村キャリア教育推進協議会発足
産学官が連携しキャリア教育を進めていく南箕輪村キャリア教育推進協議会が昨夜発足しました。 23日は村民センターで発足式が行われ、村内の企業や小中学校教諭、行政関係者など21人が委員に委嘱されました。 グループに分かれ、「あったらいいなこんなキャリア教育」というテーマで意見交換しました。 参加者からは、「仕事の本質に触れる体験ができるとよい」「通年で課外授業を行ったらどうか」といった意見が出されていました。 南箕輪村キャリア教育推進協議会は、産学官が連携し社会的、職業的自立に向けて必要な能力を育てるキャリア教育を推進していこうと、村教育委員会が設置しました。 子どもだけでなく、大人も対象となっています。 会長には、こうあ木工舎の中村博(ひろし)さんが選ばれました。 8月には夏休みこども仕事体験講座、9月には大人を対象としたキャリア教育講演会が開かれる予定です。 協議会は次回10月に開かれ、来年度の取り組みについて検討していくということです。
-
諏訪形御柱騎馬大将に菅沼雄一君
7年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭の騎馬行列の大将に、西春近南小3年生の菅沼雄一君が選ばれました。 25日は諏訪形御柱祭の長沢進一実行委員長ら3人が菅沼陽一(よういち)さん宅を訪れ、息子の雄一君が大将に選ばれたことを伝えました。 10月の御柱祭里曳きで行われる騎馬行列は、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 騎馬大将は、行列全体を指揮するもので、諏訪形では代々長男が務めるのが習わしとなっています。 父親の陽一さんは、「楽しみながら立派に務めてほしい」と話していました。 諏訪形御柱祭の騎馬行列は、10月1日の里曳きの日に行われます。
-
G7交通大臣会合前に ものづくり若者サミット
9月に軽井沢で開かれるG7長野県・軽井沢交通大臣会合を前に、その機運を高めようとものづくり若者サミットが25日南箕輪村の南信工科短大で開かれました。 サミットは「交通とものづくり」をテーマに開かれ、構内には新しい技術を使った乗り物などが展示され、訪れた人たちが体験していました。 諏訪東京理科大が開発した電動移動支援機器「オムニライド」は、タイヤの代わりに一つの球で動きます。 塩尻市の異業種団体が開発した小型電気自動車「イーブイゼロワン」は坂も上れるよう力強いエンジンになっています。 サミットでは県内の工業高校の生徒が取り組みを発表しました。 松本工業高校は、ドローンの安定制御の研究をテーマに、ドローンの傾きを修正する数式について発表していました。 サミットは9月に軽井沢で開かれるG7交通大臣会合の機運を高めようと県や経済団体などで作る推進協議会が開いたものです。 G7交通大臣会合には、日本やアメリカ、イギリスなどの交通・運輸担当大臣が参加し未来の交通のあり方について議論を交わします。 サミットには県内の工業系の高校や大学、専門学校などからおよそ100人が訪れました。
-
第98回高校野球長野大会組み合わせ決まる
第98回高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選会が25日安曇野市で開かれ、上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。 赤穂高校は7月9日の開幕試合となっています。 9日は、開幕試合で赤穂が須坂商業・須坂園芸・須坂創成の連合チームと対戦します。 10日は、上伊那農業が更級農業と、伊那北が小諸と対戦します。 11日は、高遠が田川と対戦します。 12日は、伊那弥生ヶ丘が長野東と、箕輪進修が長野と対戦します。 13日は、駒ヶ根工業が木曽青峰と対戦します。 14日は、辰野が長野俊英と丸子修学館の勝者と対戦します。 第98回高校野球選手権長野大会は、7月9日に開幕します。 伊那ケーブルテレビでは上伊那8校を中心に1,2回戦を122チャンネルで生中継します。 放送日程は伊那ケーブルテレビのHPに随時掲載します。
-
応急手当の女性に感謝状
今年4月に喉に餅を詰まらせた女性の応急手当てを行い、命を救った箕輪町長岡の永井久美子さんに箕輪消防署から感謝状が贈られました。 20日に永井さんが箕輪町地域交流センターを訪れ、箕輪消防署の滝澤光義署長から感謝状を受け取りました。 永井さんは、今年4月に開かれた長岡地蔵尊祭りの会場で69歳の女性が餅を喉に詰まらせ息ができなくなっているのを発見しました。 以前受けた水難救助の講習で得た知識を使って、背中を叩いたり、後ろからかかえて胸を押し上げるなどの応急手当てを行いました。 その結果処置中に女性の呼吸が戻り救急隊が到着した時には呼び掛けに応じるほど回復し、一命を取り止めたということです。 滝澤署長は「処置がもう少し遅れていたら、命は助かっても障害が残っていたかもしれない。永井さんの勇気ある行動に感謝します。」と話していました。
-
竹澤長衛を偲ぶ第58回長衛祭
南アルプスの開拓者として知られる竹澤長衛を偲ぶ第58回長衛祭が25日に北沢峠で開かれました。 この日は、伊那市、山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般登山客およそ250人が参加し、献花台に花を手向けました。 竹澤長衛は伊那市長谷出身で、登山道の整備や山小屋の建設など南アルプスの開拓に尽力しました。 長衛祭は、その功績をたたえ伝えていこうと実行委員会が毎年開いています。 最後に全員で黙とうを捧げ登山の安全を願いました。 会場では、猪や鹿の肉が入った成敗汁が訪れた人に無料で配られました。 26日は仙丈ケ岳の記念登山が行われます。
-
伊那北高校「第62回ペン祭」
伊那市の伊那北高校の文化祭「第62回ペン祭」の一般公開が25日から始まりました。 今年のテーマは「symphony」で一人一人の想いを合わせて大きなものを作ろうという想いが込められているということです。 校内では3年生や各部活による食べ物の出店や、オリジナルのタオル、うちわの販売などが行われています。 漫画研究部は、アニメキャラクターのキーホルダーなどを販売しています。 2年A組とE組の教室では、これから修学旅行で訪れる広島について下調べした情報や段ボールで作った原爆ドームの展示をしています。 第62回ペン祭の一般公開は26日まで行われています。
-
母親が巻き寿司づくりに挑戦
未就園児の子どもをもつ親を対象とした巻き寿司作りの講習会が24日に箕輪町の子育て支援センターで開かれました。 この日は母親10人が参加し、アニメキャラクターの巻き寿司を作りました。 参加者は、この日講師を務めた箕輪町松島の大木喜美子さんから巻き簾の使い方のコツを教わり、材料を海苔で巻いて各パーツを作りました。 パーツを作り終わると、海苔の上に乗せ、巻き簾で形を整えました。 最後に出来上がった巻きずしを包丁で切って完成です。 講習会は箕輪町が行うすくすく子育て講座の一環で開かれたものです。 講師を務めた大木さんは、「ぜひ家でも作って日本伝統の巻き寿司の作り方を子どもたちに伝えてほしい。」と話していました。