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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事 大文字(でえもんじ)建てが14日の早朝に行われました。 朝4時半、大文字の開始を告げる、太鼓が打ち鳴らされます。 その音を聞き、地区住民がそれぞれの家庭で作った巾着袋をもって三ツ辻に集まってきました。 巾着袋の中にはもみ殻が入れられています。 長さおよそ13メートルの柱が担ぎだされ、巾着袋や、色紙で作った花、酒樽などが飾り付けられます。 上戸の大文字は、厄落としや、五穀豊穣・区内安全・天下泰平を願い、一説によると鎌倉時代末期に始まったとされています。 大正時代に、一度行事をやめたところ、疫病が流行ったという言い伝えがあります。 飾り付けが終わると、柱を建てます。 さすまたを使い柱を支えながら建てていきます。 建て終ると、道祖神にもしめ縄が飾り付けられました。 作業小屋では、区民がお神酒を酌み交わし、一年の無事を願っていました。 大文字は、20日の早朝におろされます。
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センター試験 雪の影響なし
大学入試センター試験が、14日と15日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。 雪の影響が心配されましたが、信州大学の各試験会場では、試験開始時間の繰り下げや遅刻の報告はないということです。 試験開始前の午前8時過ぎには、受験生がシャトルバスや自家用車などで、試験会場に集まっていました。 雪による交通機関の大きな乱れはなく、試験に影響はありませんでした。 校舎前には高校の教諭などが駆けつけ、受験生に使い捨てカイロを渡してエールを送っていました。 今年のセンター試験には、県内で1万236人が志願していて、信州大学農学部で試験を受けるのは710人です。 午後5時現在、信州大学の試験会場では順調に進められているということです。 15日は理数科目の試験が行われることになっています。
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旧井澤家住宅で新春書画展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、骨董品や干支にちなんだ作品などが並ぶ新春書画展が15日から始まります。 会場には、伊那部宿を考える会の会員が所蔵する額装や掛け軸、陶芸など250点が展示されています。 今回は、伊那市西箕輪の茅原紘さんが世界各地で集めたカエルの雑貨150点も展示されています。 伊那部宿を考える会では、「この機会にしか見られないものばかりなのでぜひ多くの人にみてもらいたい」と話していました。 この展示会は、22日(日)まで伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。 それでは天気予報です。
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最高気温-0.5度 今季初の真冬日
14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日は伊那地域でも雪が降り、雪かきをする人の姿も見られました。 上伊那広域消防本部の観測では午後4時現在、伊那地域に7.5センチの降雪がありました。 長野地方気象台によりますと、日本の上空に強い寒気が流れこみ、全国的に冷え込んでいるということです。 今後も冬型の気圧配置は続く見込みで、しばらくは寒さが続くということです。
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箕輪中学校生徒 スケート・家庭科・技術・卓球 全国大会出場
スケートや卓球などで全国大会へ出場する箕輪中学校の生徒は12日に役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場を報告しました。 この日は、生徒16人が箕輪町役場を訪れました。 スケートでは、河野菜々穂さんと浅川華さんが、来月4日に長野市で開かれるスピードスケートの全国大会に出場します。 家庭科部と技術部の生徒は、21日から東京都で開かれる全国中学生創造ものづくり教育フェアに出場します。 家庭科部の遠山桃佳さんと丸山明由佳さんは、3時間30分でバッグをつくるコンクールに出場します。 同じく家庭科部の那須琴実さん、山田歩乃さん、太田明子さんは、箕輪中学校の校舎をデザインにしたクロスステッチの作品を、技術部の有賀大和君は、組み換えができる手作りのラックを、それぞれ全国大会の審査に送ります。 男子卓球部は、団体戦で県大会・北信越大会を勝ち進み、全国大会出場を決めました。 大会は、3月に山形県で開かれます。 生徒たちはそれぞれ「1試合でも多く勝ちたい」「良い成績が残せるように頑張りたい」と話していました。 白鳥町長は「結果を楽しみにしています。風邪をひかないよう体調を整えて頑張ってきてください」と激励しました。
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村西部保で鳥追いの伝統「ほっぽんや」
南箕輪村の西部保育園では、鳥を追い払う伝統行事「ほっぽんや」が行われました。 この日は、大泉の老人クラブ「福寿会」の会員と一緒に園児が「ほっぽんや」を体験しました。 「ほっぽんや、きょうはたろうとじろうの鳥追いだ」と歌いながら園内の廊下を歩きました。 模様をつけたヌルデの木を叩きながら歩き回り、1年間穀物が鳥などから被害を受けないように、と願って行われるものです。 福寿会の唐澤森人会長は「子ども達も楽しそうにやってくれた。伝統を受け継いでいってほしい」と話していました。
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“春近い”神社で合格祈願
本格的な受験シーズンを前に、伊那市東春近の春近神社で13日、地元の中学生を招いて合格祈願が行われしました。 13日は、高校受験を控えた春富中の3年生135人が神社を訪れ、志望校の合格を祈願しました。 代表の生徒が神前に玉串を捧げ2礼2拍手1礼をすると、ほかの生徒も合わせて頭を下げていました。 合格祈願は春富中生徒の奉仕活動のお礼にと、神社や地域住民が平成24年に始めました。 春近神社の社名が「春が近い」として縁起が良いことから、受験シーズンを控えたこの時期に合格祈願を行うことにしました。 合格祈願をした兼子翔伍くんは「神様にもお願いしたので、残りの期間頑張って本番を迎えたい」と話していました。 神事が終わると、生徒たちは合格を祈願する鉛筆を受け取っていました。 高校入試は来月8日に前期選抜が、3月8日に後期選抜が行われることになっています。
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富県の園児と住民がまゆ玉飾り
伊那市富県のたかずや直売所で13日、富県保育園の園児が、地域の人たちとまゆ玉を飾り付けました。 まゆ玉飾りは豊作を願う小正月の行事で園児と住民約30人が米の粉で作ったまゆ玉を木にさし楽しみながら交流していました。
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地元産木材5,000本並ぶ 木材センター初市
地元産木材の初市が13日、伊那市東春近の長野県森林組合連合会の伊那木材センターで開かれました。 初市では入札が行われ、県内の製材店、中京方面の材木店などおよそ15業者が参加しました。 年に15回ほど木材市を開いていて、初市では、上伊那地域の国有林などで採れた木材、およそ5,200本が競りにかけられました。 今年はヒノキが800本並ぶなど、去年に比べて良いものが多く、入札が行われる前に訪れた業者が品定めをしていました。 松本から訪れた男性は「良いものがたくさんあり、品定めをするのに時間がかかった」と話していました。 入札の結果、一番高いものは長さ6メートル直径42センチのヒノキで、6万5千円の値がついたということです。 中谷勝所長は「今年1年、県産材の安定供給をできるよう努めていきたい」と話していました。 県森林組合連合会によりますと、県内でも上伊那地域は木曽地域に次いで質の良いヒノキの産地で、中京圏からも近いため、木材供給の主力地域になっているということです。
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古地図をもとに高遠城の武家屋敷跡発掘
伊那市教育委員会は高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘調査を実施しました。 その結果、江戸時代後期のものとみられる武家屋敷跡が見つかり関係者は当時の武士の生活を知る手がかりになればと期待を寄せています。 調査は去年12月中頃から始まり13日は伊那市教育委員会などが発掘作業にあたっていました。 発掘調査により見つかった武家屋敷跡は広さおよそ10平方メートルです。 場所は高遠城址公園南ゲート近くで伊那市創造館の学芸員、濱慎一さんと伊那市教育委員会文化財係の大澤佳寿子さんが中心となって調査を進めています。 高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘を行い武家屋敷跡が見つかったことからその信ぴょう性が高まったとしています。 武家屋敷跡からは石臼や陶器また高遠焼きによる土管の一部などが出土しているほか土間の跡なども見つかっています。 ここには金子忠太夫という名前の武士が住んでいたとされていて比較的狭いことなどから今の官舎のような建物だったのではないかと推測されています。 伊那市教育委員会では当時の高遠城の武士の生活を知るうえで貴重な資料になるとして調査を進めていくとしています。
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男女共同参画社会実現へ計画案を答申
伊那市男女共同参画推進会議は「働きたい・働き続けたい女性への就業支援」などを重点項目とする第3次計画案を13日白鳥孝伊那市長に答申しました。 13日は唐木孝雄会長と鈴木のり子副会長が伊那市役所を訪れ白鳥市長に計画案を手渡しました。 計画案は来年度から平成33年度までの5年間の取り組みをまとめたものです。 「働きたい・働き続けたい女性への就業等の支援」「男性の働き方の見直し等による家事、育児、介護への参画」「困難な立場にある男女の支援」の3つを重点項目として取り組んでいくとしています。 また現状で42%にとどまっている「男女共同参画社会」という言葉と内容を知っている人の割合を平成33年度には80%までに引き上げるとしています。 伊那市では答申された第3次男女共同参画計画案を尊重する考えで4月にダイジェスト版を全戸配布するとしています。
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110番の日 「正しい利用を」
1月10日は110番の日です。 南箕輪村のスーパーでは、110番の正しい使い方を呼びかける啓発活動が行われました。 この日は、伊那警察署の署員や、安協などでつくる南箕輪村駐在所連絡協議会のメンバー、南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが、店の入り口で正しい110番の使い方を呼びかけるチラシを配りました。 伊那警察署によりますと、去年1年間の管内の110番通報の件数はおよそ3,600件で、このうちおよそ2割は、相談や問い合わせなど、急ぎでないものだということです。 伊那警察署では「110番が必要な人が確実に繋がるよう正しい判断をしてほしい。事故や犯罪などは、110番へ、相談や問い合わせなどは♯9110にかけてほしい」と呼びかけています。
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漆戸常会「大文字」飾りづくり
箕輪町北小河内の漆戸常会は、15日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」建てに向け、柱にとり付ける花飾りを昨夜つくりました。 11日の夜は、漆戸集会所に住民が集まり作業が行われました。 女性と子どもたちが担当するのは、飾り付ける花づくりです。大中小3種類の大きさの色紙を、小さく折ってから、はさみで切ります。ベテランはなれた手つきで、子どもたちは慎重にはさみを入れていました。 男性たちは、花を束ねるこよりを作り、3枚をまとめて花の形にしていきます。 白い紙に細く切り込みを入れた「ゲジゲジ」や御幣も作りました。 竹の棒にゲジゲジをまきつけながら花を3つつければ花飾りの完成です。 漆戸常会の大文字は、町民俗無形文化財に指定されている小正月の伝統行事です。 今から250年以上前に始まり、1年の安穏を願ったものが今の形になり伝わったとされています。 大文字は、15日午前8時から、集落の四辻に建てられます。
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向山雅重さん写真 随時閲覧可能に
郷土の風習や行事などを研究した宮田村出身の民俗学者・向山雅重さんが撮影した2万枚を超える写真が、伊那市の伊那図書館でいつでも閲覧可能になりました。 新茶が到着した伊那市坂下の店先。クワなどの農機具も撮影されています。 これらの写真は伊那図書館2階のカウンター近くに、設置された写真アルバムに収められています。 すべて民俗学者の向山雅重さんが撮影したもので2万点、アルバムにして210冊あります。 昭和27年から54年に撮影されたモノクロ写真です。 図書館には、向山さんのコーナーも設置されています。 向山雅重さんは、明治37年に宮田村で生まれ、平成2年に86歳で亡くなりました。 小中学校の教諭や校長を務める傍ら、長野県史の調査委員を務めるなど、精力的に郷土の民俗の研究活動を行いました。 資料の活用を託された教え子や関係者などで作る向山資料保存会が、資料を整理し、平成9年に写真などを伊那図書館に寄贈しました。 その後、写真は、閉架書庫で保管されていましたが、今年からいつでも閲覧できるようになりました。 向山さんの写真は、貸出はできませんが、館内ではいつでも見ることができます。伊那図書館によると、すでに反響があり、毎日3~4組が、閲覧していくということです。
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イーナ介護相談所 市内の民間事業所28か所に設置
伊那市は、健康・福祉・介護などの困りごとの総合相談窓口「イーナ介護なんでも相談所」を市内各地の事業所などに設置しました。 相談所に指定された事業所の一つ、伊那市東春近の特別養護老人ホームみのりの杜です。 施設の入口には、相談所に指定されたことを示すのぼり旗が設置されていました。 伊那市は高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、生活の中の困りごとを相談できる「イーナ介護なんでも相談所」を、市内28の事業所に設置しました。 設置されたのはデイサービスや宅老所、老人ホームなどです。 身近な場所に、気軽に立ち寄れる体制を整え、専門家がアドバイスを行うとともに、事業所と伊那市包括支援センターが連絡を取り合い、地域の暮らしを支える仕組みづくりにつなげていきます。 みのりの杜では、看護師やケアマネージャー、栄養士などが相談に対応するということです。 みのりの杜では、相談のほか、施設案内にも気軽に応じたいと話していました。
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南箕輪村長選 日程決まる
南箕輪村選挙管理委員会は、任期満了に伴う4月9日投開票の村長選の日程を、11日に発表しました。 南箕輪村の村長選は、3月10日(金)に立候補届出手続等説明会が、27日(月)に立候補届出書類等事前審査が行われます。 4月4日(火)告示、9日(日)に投票が行われ、即日開票となります。 12日までに、現職で3期目の唐木一直村長が出馬を表明しています。 共産党は候補擁立を考えていないということです。 12月2日現在、南箕輪村の選挙人名簿登録者数は、男性5,941人、女性6,115人の、合わせて1万2,056人となっています。
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箕輪南小学校 全校百人一首大会
箕輪町の箕輪南小学校で、新春恒例の百人一首大会が12日に開かれ、児童たちが熱い戦いを繰り広げました。 箕輪南小学校の百人一首大会には、全校児童109人が参加しました。 日本の伝統文化に親しみながら旧仮名遣いに慣れようと毎年開かれています。 ルールは、100枚の札のうち20枚を並べて取り合います。 去年の成績順で並び、勝つと順位が上がり、1つ上の順位の人と対戦します。 去年優勝した5年生の市村小都さんです。 他の児童は、前回の覇者に勝とうと何回も対戦に臨みますが、市村さんは1位の座を譲りません。 最終回、市村さんの弟で3年の恭助くんが2位に勝ち上がり、兄弟対決となりました。 冬休みは毎日家で練習してきたという小都さんに恭助くんは一歩及ばず、悔しい表情を見せていました。 すべての対戦が終わり、市村小都さんが優勝しました。 市村さんは「3年連続で優勝できて嬉しかった」と話していました。 出羽澤重則校長は「今から1000年以上前の和歌をよく理解してこれからも百人一首を続けてください」と話していました。
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箕輪町と泰成運輸 SC推進で協定締結
箕輪町内で移動販売を手掛ける泰成運輸と箕輪町は、セーフコミュニティ推進に向け、高齢者の安否情報や防犯、災害時の物資運搬などを盛り込んだ協定を11日締結しました。 11日は役場で調印式が行われ泰成運輸の菅沼泰登社長と箕輪町の白鳥政徳町長が協定書をとりかわしました。 泰成運輸は9年前から町内で移動販売事業を行っています。 町内全域を巡回する中で、高齢者や子供たちの見守りなど、安全安心なまちづくの手伝いをしたいと協定を締結しました。 セーフコミュニティについては、これまで区や各種団体と連携してきましたが、企業が関わるのは今回が初めてだという事です。 町では、企業が加わる事で、さらなる広がりに期待しています。 今回の協定により泰成運輸は、広報啓発や防犯などに関わる情報提供、災害時に物資の確保や運搬などを行います。
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若手作家公募展 トライアル・ギャラリー
若手作家の公募展「トライアル・ギヤラリー2016」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。 トライアル・ギャラリーは県内ゆかりの若手作家の発表の場を設けようと、伊那文化会館が2014年から毎年行っています。 今回は伊那市出身の美術家 ムカイヤマ達也さんを含め3人の作品が展示されています。 ムカイヤマさんは現在38歳で東京を拠点に活動しています。 模型やコンピューターで作ったデザインを絵にして発表しています。 公募展ではムカイヤマさんの他に、岡谷市在住の川上潤治さんと長野市在住の香山洋一さんの作品が展示されています。 この展示は、22日まで伊那文化会館で開かれ15日には3人によるによる作品解説が行われます。
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上伊那農業高校 恒例の百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で、この時期恒例の百人一首大会が、10日に開かれました。 各クラスの代表4人でチームをつくり、トーナメント方式で対戦します。 百人一首大会は、古典に親しみながら生徒や職員の親睦を深めようと毎年開かれていて今年で31回目です。 50枚ずつ札を並べ、相手の陣地の札を取ると、自分のチームの札を1枚相手チームに渡すことができます。 先に自分の陣地の札を無くした方が勝ちです。 こちらは、2年F組と職員の対戦です。 序盤から生徒が積極的に札を取り、大差で勝ちました。 大会は図書委員会が毎年運営していて、1位のクラスには図書カードが贈られたということです
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西箕輪の羽広の獅子舞 15日の奉納にむけ稽古
伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の羽広の獅子舞を継承している保存会のメンバーは、15日の仲仙寺での舞いの奉納に向け稽古を行っています。 保存会のメンバーは8日から毎晩稽古をしています。 羽広の獅子舞は雄獅子と雌獅子の2頭が舞い合わせるもので、羽広の北側の地域は雌獅子、南側の地域は雄獅子の舞を受け継いでいます。 10日夜、六組公民館には南側の保存会のメンバー約20人が集まり雄獅子の舞いの稽古が行われました。 今年の仲仙寺の奉納で獅子頭をつとめるのは山口輝樹さんです。山口さんは現在41歳で保存会に入って6年目です 羽広の北側にある羽広二組研修センターです。 ここでは雌獅子の稽古が行われていました。 獅子頭をつとめるのは30歳の重盛千冬さんです。 羽広の獅子舞は400年の歴史があり、仲仙寺での舞いで獅子頭をつとめるのは一生に一度とされています。 今年は15日(日)の午前7時から仲仙寺で雌雄の舞い合わせを奉納し、その後、夕方まで家々を回る戸毎舞いを行う事になっています。
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中曽根でホンダレ様飾りつけ
箕輪町中曽根の地区住民有志は公民館に11日五穀豊穣を願う「ホンダレ様」を飾り付けました。 ホンダレ様は、米やアワ、ヒエなどの穀物や、繭の豊作を願い、小正月に農家で飾られていました。 中曽根でも、昭和30年代までは、多くの家庭で飾られていたという事です。 7年前から地区住民有志が「ホンダレ様」を後世に伝えていこうと毎年、公民館前に飾りつけています。 この日は、およそ20人が地区の山からでたヒノキを切り、束ねて土台を作ると、そこに、サクラとサカキを差し固定しました。 高さ、およそ4メートルのサクラの木に、稲穂に見立て半分だけ皮を削ったクワの木を飾り付けていきます。 かつては養蚕が盛んだった地区という事もあり、米粉で作った繭玉を飾るのが、中曽根の特徴だという事です。 ある住民は、「多くの人に見てもらい、子供たちにもぜひ作ってもらいたい」と話していました。 ホンダレ様は、中曽根公民館に16日まで飾られるということです。
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全県にインフルエンザ注意報発令
長野県は全県にインフルエンザ注意報を11日発令しました。 過去5年では一昨年についで、2番目に早い注意報発令となっています。 長野県の発表によりますと2日から8日までの一医療機関当りのインフルエンザ患者数は全県で11.07人と注意報レベルの10人超えました。 伊那地域の一医療機関あたりの患者数は8・63人です。 県では手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなど感染予防を呼びかけています。 また人にうつさないようにするために、早めの受診や、学校、職場は休むようにと呼びかけています。
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国道361号のり面崩落 現地調査
伊那市高遠町の国道361号沿いの、のり面が崩落し、通行止めとなっている現場で10日、建設業者が調査を行いました。 8日の午前9時頃、のり面が崩落し道路を岩がふさぎました。 崩落によるけが人はいませんでした。 10日は、地元の建設業者が、高さ70m付近からロープを下し、コンクリートにひびが入っていないか、また浮いてないかなどを調査しました。 道路を管理する伊那建設事務所によりますと、土砂崩落を防ぐためのり面を覆っているコンクリートは30年以上前に建設されたということです。 伊那建設事務所では、安全確認などが出来次第、復旧工事を進めていくことにしていて、通行止めは当分続くものと見られます。
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伊那華の華満点うどん販売へ
JA上伊那は、上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使った合格祈願のうどん「伊那華の華満点うどん」を今年も販売します。 JA上伊那では、上伊那産の小麦粉ハナマンテンに満点合格の意味を込め4年前からうどんの販売を行っています。 三重県の伊勢神宮で合格祈願を行った木曽ひのきの箸が一善ついてきます。 10日は、試食コーナーが設けられ伊那市出身のタレント成美さんが、PRに一役かっていました。 縁起が良く年々販売量が増えているということで、今年は1200食を目標としています。 北は岩手、南は沖縄などJAが提携する直売所でも販売していて、毎年受験生の親からは合格の知らせが寄せられているということです。 伊那華の華満点うどんは、1パック4人前、麺つゆと木曽ひのきの箸付きで1000円となっています。 上伊那のJA直売所やファミリーマートなどで購入できます。
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春の高校伊那駅伝をPR
3月19日に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市青島の堤防に駅伝をPRする文字が出現しました。 伊那市美篶のナイスロード沿いの堤防では今日、地元の矢島信之さんがスコップを使って雪をかいていました。 矢島さんは、5年前から降り積もった雪を利用して雪文字の制作を行っていて、間隔をみながらおよそ2時間で仕上げました。 ナイスロードから見ると 「日本一のEKIDEN」と書かれています。 矢島さんは雪が溶けても見られるように雪をかいた所をバーナーで草を焼き文字を残すということです。 全国の強豪校が参加する男子40回、女子33回の春の高校伊那駅伝は3月19日に行われます。
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市内で短編映画撮影
伊那谷フィルムコミッションが支援するショートフィルム「ピカレスカ」の撮影が、10日から伊那市内で始まりました。 10日、撮影がクランクインしました。 作品は、主人公3人がバスジャックを何度実行しても失敗してしまい、その中で生まれる人間模様などを描いたロマンティックコメディです。 作品は25分で、すべて市内で撮影されます。 脚本・監督を手掛けるのは岐阜県出身の倉田健次さんです。 倉田監督は全世界から受賞者が選出されるサンダンス映画祭の「サンダンス・NHK国際映像作家賞」でグランプリを受賞するなどの経歴があります。 10日は伊那市創造館で、主人公の1人が営む古本屋でのシーンが撮影されました。 ショートフィルムには去年箕輪町で撮影された「オボの声」の主役だった、結城貴史さんが出演しています。 伊那市が、日本の原風景を残していて映画のイメージにあっていることからロケ地に選ばれました。 撮影は、12日まで市内で行われることになっていて3月の完成を目指しています。 完成した作品は、国際映画祭に出品することになっていて、公開は秋以降だということです。
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こども館建設で新たに係を新設へ
今年7月開館予定の「南箕輪村こども館」の管理・運営体制が示され、子育て支援課の中に「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えが、10日に示されました。 こども館は子どもを主体とした交流施設で、役場北側に建設が進められています。 管理・運営については子育て支援課が主体となり、現在ある子育て支援係とは別に、4月から「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えです。 こども館係は、こども館の運営、施設の人事管理、ファミリーサポートセンターの運営などを担当します。 子育て教育支援相談室は、妊娠・出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援する子育て世代包括支援センターの事務局となる他、子育てに関する相談や母子手帳の発行などを担当します。 こども館の館長については専門の人を4月以降に配置する予定です。 こども館は7月開館を目指していて、4月には庁舎内に準備室を設置する予定です。
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南箕輪浄化センター 太陽光発電パネル設置検討
南箕輪村は、田畑にある下水処理施設「南箕輪浄化センター」の敷地内に、太陽光パネルを設置したい考えを10日、議会に示しました。 この日は、南箕輪村議会全員協議会が役場で開かれ、浄化センターの太陽光パネル設置について素案が示されました。 経費の削減と、二酸化炭素の排出削減が目的です。 処理場全体の面積はおよそ1万8,200平方メートルで、太陽光パネルは、現在利用されていないおよそ1,500平方メートルの土地に526枚設置するとしています。 浄化センターの一部の電力を賄い、売電はしないとしています。 1年間の発電量は172,651キロワットで、年間265万2,919円電気料金が削減できるということです。 設備導入にかかる工事費はおよそ5千300万円で、3分の2は国の補助金で賄う計画です。 補助金の申請は4月頃行い、審査が通り次第工事を始め、平成29年度中の稼働を目指します。
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来年度高校入学志願者 2回目の予定数調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめ、10日に発表しました。 伊那北の普通科では募集人員200人に対して274人が志願を予定しています。 辰野普通は、前期63人、後期88人です。 商業は、前期20人、後期25人です。 上伊那農業の生産環境は、前期53人、後期57人です。 園芸科学は、前期53人、後期60人です。 生物科学は、前期39人、後期42人です。 緑地創造は、前期22人、後期29人です。