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ラーメン「原点」 3か月ぶりに営業再開
「行くぞ甲子園」の横断幕をかかげ地元の高校球児を応援している伊那市荒井のラーメン店が、10日、3か月ぶりに営業を再開しました。 伊那市荒井のラーメン店「原点」です。 この時期になると店の入り口にかかげられる行くぞ甲子園の横断幕。 店主の酒井孝志さんは、腰をいため、この日3か月ぶりに店をあけました。 今日のオープンにあわせて今年も横断幕がお目みえしました。 午前11時30分。 開店と同時に、営業再開を待っていた客が次々と入ってきました。 厨房には、店主の酒井孝志さんと妻のなみよさんが並びます。 店内は、上伊那の高校の歴代野球部員たちが書いたメッセージで埋め尽くされています。 伊那市駅に近く、多くの高校生が原点のラーメンをすすります。 この日も多くの高校生たちが訪れ、独特の太麺を久しぶりに味わっていました。 昼の12時を過ぎると、店内は原点のラーメンを待ちわびていたファンで埋まりました。 客もご主人の体を労り手伝っていました。 原点の営業は、今月いっぱいは昼のみで、時間は午前11時30分から午後2時までです。 現在は少しメニューを減らしていますが、体調とも相談しながら徐々に元に戻すということです。
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高遠在来種のそば 信大井上教授と栽培方法確認
高遠の在来種のそばを復活させる取り組みを行っている伊那そば振興会は、信州大学農学部の協力を得て、種をまく時期や畑の管理など栽培方法の確認を拠点となる長谷浦の畑で10日行いました。 高遠在来種のそばの種です。 これは9日、振興会のメンバーが塩尻市の長野県野菜花き試験場から譲りうけたもので、全部で300グラムあります。 10日は、栽培のアドバイスを行う信州大学農学部の井上直人教授が拠点となる畑を訪れ、種の取り扱いの指導や栽培環境の確認をしました。 高遠在来種のそばは、一般の物と比べ小さい実です。 今年は、種を増やす事を目的に栽培し、今後は収量が安定してきたら小粒で色が良い物を選別していくとしています。 栽培初年度となる今年は、種をまく時期を2回に分けたり、一部は冷蔵で保存して、リスク回避を図るという事です。
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時の記念日 児童が「香時計」について教わる
時の記念日の10日、伊那市の美篶小学校の4年生の児童は、江戸時代の「香時計」について教わりました。 香時計は、香木やお香の粉が燃える速さで時間を計るものです。 およそ25センチ四方の箱にジグザグに筋をつけ、そこにお香を埋め、端から火をつけて時間を計ります。 10日は、時の記念日に合わせ、美篶小学校資料館運営委員の矢島信之さんが資料館に保管している香時計の使い方を説明しましました。 矢島さんは、「香時計は江戸時代に寺院などで所有していた。 寺では、お経を読むときの目安として使われたいた」などと説明していました。 児童達はこの他に、校庭近くにある日時計の見方についても教わりました。 ある児童は「昔の人は身の周りの物を利用し時間を計っていたことが分かりました。」と話していました。
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春日街道に交通安全人形設置
箕輪町交通安全協会が7日に木下の春日街道沿いに交通安全を呼び掛ける人形を設置しました。 箕輪町では今年に入って3件の死亡事故が発生しています。 人形は今年4月に春日街道で起きた死亡事故を受けて町のセーフコミュニティ活動の一環として設置されました。 箕輪町交通安全協会では、人形設置により、スピードの出し過ぎの防止やドライバーの安全意識の向上に繋げていきたいとしています。
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仙丈小屋 15日の本格営業に向け荷揚げ
南アルプスの仙丈小屋は今シーズンの営業開始に向け、ヘリコプターで食料や燃料などを輸送する荷揚げを10日行いました。 午前7時、伊那市長谷の標高1,680メートルにある歌宿から、仙丈ケ岳直下にある仙丈小屋への荷揚げが行われました。 荷揚げしたのは、食料や燃料などで約4.5トンを8往復して小屋に届けました。 仙丈小屋は南アルプスの標高2,900メートルにあり、去年の宿泊客は3,646人でした。 小屋のスタッフによりますと、今年は、残雪が少ないという事ですが、谷筋には雪渓があるので注意して上ってほしいという事です。 今シーズンの本格的な営業は今月15日から10月末までを予定しています。
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いも焼酎南箕輪会サツマイモの苗植え
南箕輪村の住民有志でつくるいも焼酎南箕輪会は8日に南殿の転作田で焼酎用のサツマイモの苗を植えました。 この日は、いも焼酎南箕輪会のメンバーおよそ20人が、焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」の苗を植えました。 いも焼酎南箕輪会は自分たちで作ったサツマイモでオリジナルの焼酎を楽しもうと平成19年から毎年イモ作りを行っています。 苗を植える転作田は、農地を守るために、使われなくなった田んぼを借りています。 この日は6,400本の苗が植えられ、5.8トンの収穫が目標だということです。 植えられたサツマイモは10月に収穫した後、酒造会社で蒸留され、オリジナル焼酎「大芝の華」として販売されます。
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仙丈小屋へ天候で荷揚げできず
15日の南アルプス林道バスの全線開通を前に、仙丈ヶ岳の仙丈小屋を開くための荷揚げが9日に行われる予定でしたが、あいにくの天候のため、10日に延期となりました。 9日は、仙丈小屋を運営する伊那市観光株式会社や、管理人夫婦、電気など設備の点検をする技術者など10人ほどが歌宿に集まりました。 ヘリで飛ぶために、軽油やガスなどの燃料、野菜や米などの食料、消耗品など4.5トンが荷造りされています。 朝6時頃から荷揚げをするヘリコプターを待ちました。 雲が開けたため、午前8時半ごろ、八ヶ岳から歌宿にヘリが飛んできました。 ニホンジカの食害対策のための防護柵を設置する馬の背までは荷を積んで飛行することができました。 しかし、仙丈ヶ岳の山頂付近は、雲がかかってしまい荷揚げは10日に延期となりました。 参加者はヘリを見送ったあと、荷物が濡れないように、近くの小屋に移す作業などを行っていました。 10日の早朝は晴れる見込みで、関係者たちは明日こそ荷揚げができることを期待しています。
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高校生対象の性被害防止講話
県が制定を目指す淫行処罰条例に関連して、生徒たちを性被害から守るための講話が9日、伊那市高遠町の高遠高校で開かれました。 講話は、性被害の被害者・加害者にならないように生徒達の危機を察知する力を育成しようと1年生を対象に開かれました。 講師は、県警スクールサポーターの酒井康吉さんと伊那ケーブルテレビジョン㈱の向山重徳さんが務めました。 近年インターネットを使った性犯罪が増えていると説明した酒井さんは、「スマートフォンやアプリの普及で誰でも被害者、加害者になる可能性があります。知らなかったは通用しないので、間違った使い方はしないで、知らない人には会わないうようにしてください」と呼びかけました。 ソーシャルネットワーキングサービスの利用について説明した向山さんは、「SNSの投稿は一瞬だが、自分も相手も傷つけてしまう危険性がある。高校生活3年間は忙しく短いけれど、インターネットにとらわれず充実した学生生活を送ってください」と話しました。
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野草を安全に食べる勉強会
自然の野草を安全に美味しく食べようという勉強会が9日、伊那市の伊那西小学校で開かれ、児童たちが野草を味わいました。 これは、伊那西小学校の理科クラブの活動の一環で行われました。 講師は、元小学校教師で県自然インストラクターの野口輝雄さんが務めました。 先月、伊那市内の小学校で、ノビルと間違えて有毒植物のスイセンを食べたことによる集団食中毒が発生しました。 野口さんは、野草本来の美味しさや自然の大切さを子ども達に知ってもらおうと講座を開きました。 はじめに、学校の林間で食べられる野草と食べられない野草の見分け方などを教わりました。 野口さんの説明を聞いた後、ツユクサやミツバなど、採ってきた野草をてんぷらにして味わいました。 野口さんは「自分で採った野草は1人で食べないで必ず大人に見てもらうことを約束してください。野草は見つけるのも食べるのも楽しいので、家の周りでも家族と一緒に見つけてみてください」と児童に呼びかけました。 伊那西小学校では「自然に恵まれた環境の中で、新しい発見や驚きを体験しながら知識を増やしてもらいたい」と話していました。
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伸和コントロールズの部品「こうのとり」に
伊那市高遠町の伸和コントロールズ(株)長野事業所で組み立てられた部品が、JAXAが物資輸送手段として開発中の宇宙ステーション補給機「こうのとり」に初めて採用されました。 採用された部品は、JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」に搭載する小型回収カプセルに使う電磁弁です。 これまで補給機は大気圏に突入した際に燃え尽きる構造でしたが、開発中の補給機は小型回収カプセルに宇宙で実験したサンプルを格納し、地上に持ち帰る計画です。 電磁弁は大気圏に再突入したあとカプセルの姿勢を制御する噴射バルブなどとして使用されます。 伊那市高遠町にある伸和コントロールズの長野事業所です。 今回の電磁弁の組み立てを行いました。 伸和コントロールズのJAXAプロジェクトチームのメンバーです。 9日は、神奈川県川崎市にある本社から、電磁弁の設計者も訪れていました。 世界最高レベルの落下目標点精度を実現するため、高い応答速度、性能の安定などが求められたということです。 伸和コントロールズでは、これまでもJAXAの依頼にこたえて、地上での実験のための部品の製造などを行ってきました。 今回、それらの実績が認められ、こうのとりへの採用が決定しました。 伸和コントロールズの電磁弁を使用した「こうのとり」は、来年度以降、宇宙に打ち上げられる予定です。
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南箕輪村明るい選挙推進に信大生
選挙年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、南箕輪村選挙管理委員会では、選挙に対して若者の取り入れていこうと、明るい選挙推進協議会の委員に、信州大学農学部の学生を委嘱しました。 9日は、南箕輪村明るい選挙推進協議会が村役場で開かれ、18人が委員に委嘱されました。 南箕輪村選挙管理委員会では、選挙年齢の18歳への引き下げや、若年層の投票率の低迷に対応したいと、今回初めて、信州大学農学部の学生を委員に委嘱することにしました。 委嘱されたのは、赤堀(あかほり) 優未(ゆうみ)さんと大井戸(おおいど) 康将(やすまさ)さんです。 大井戸さんは、「高校生も投票することになるので、年のちかい大学生が、学校に出向いて投票を呼び掛けてはどうか」などと提案していました。 協議会の委員の任期は1年間で、投票率の向上などを目的に活動していくとしています。
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CATV杯 信濃路クラブ3連覇
伊那ナイターソフトボール連盟の伊那ケーブルテレビ杯春季トーナメントの決勝戦が昨夜、伊那市営球場で行われ信濃路クラブが3年連続の優勝を果たしました。 今年の春季トーナメント決勝戦は、3連覇を狙う信濃路クラブと初優勝を目指す下県フェニックの顔合わせとなりました。 先攻の信濃路クラブは初回、連打でチャンスをつくると6番野村拓未さんの3ランホームランなどで5点を先制します。 信濃路クラブはその後も得点を重ね9対0で下県フェニックスを下し3年連続の優勝を果たしました。
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歯と口の健康見直すイベント
歯と口の健康を見直すイベント上伊那口腔保健センターまつりが5日、伊那市保健センターで行われました。 このイベントは上伊那歯科医師会など歯や口に関する医療機関などが開いたもので会場には健康に関するコーナーが設けられました。 歯科健診のコーナーでは歯科医師が虫歯がないかチェックし歯みがきの仕方などを指導していました。 また虫歯予防として子どもたちにフッ化物が塗られるコーナーも人気を集めていました。 ほかに県公衆衛生専門学校の学生は劇を通して歯みがきの大切さなど虫歯予防を呼びかけていました。 イベントを企画した上伊那口腔保健センターでは「健康で暮らすために歯や口を大切にする、よい習慣を身につけてもらいたいです。」と話していました。
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染色アート 手描ぼかし染展
布に染料を使って絵を描く教室を開いている和幸手描染色研究会による手描ぼかし染展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 この展示は和幸手描染色研究会発足30周年記念として開かれたものです。 研究会は箕輪町の大橋幸子さんが指導にあたっている染色教室で県内10か所に教室があります。 今回の展示は全ての受講者およそ80人が120点の作品を出展しています。 手描ぼかし染は表現方法が絵画に近く着物や布製品を、染料を使って染めていくものです。 会長の大橋さんの80号の大作「魅せられた一時・・・」はうばゆりを題材にしたもので太陽の光の当たり具合による色合いや見え方の違いを表現しています。 大橋さんは「白い生地に表現した色の世界、ぼかしの美を楽しんでもらいたい。」と話していました。 和幸手描染色研究会の手描ぼかし染展は13日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
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しんわの丘ローズガーデンでバラの鉢植え講習会
今月4日からバラ祭りが開かれている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで8日にバラの鉢植え講習会が開かれました。 鉢植え講習会は祭り期間中のイベントとして毎年開かれています。 講習会では、肥料の量や、植え付ける時の苗の高さの注意点などが説明されました。 参加者は、配られた資料を見ながら、苗の植え付け方を学んでいました。 しんわの丘ローズガーデンのバラの鉢植え講習会は参加無料で、26日までの祭り期間中毎週水曜の午前10時と午後2時の2回開かれます。
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上の原保育園よもぎだんご作り
伊那市の上の原保育園の園児が今8日に摘んできたよもぎを使ってよもぎだんごを作りました。 この日は年長園児44人が、4月に保育園の散歩で摘んできたよもぎを使って地域住民と一緒にだんごを作りました。 上の原保育園では毎年地域住民とふれあいながら昔ながらのよもぎだんご作りを行っています。 8月には、園児が植えたじゃがいもを使ったカレーパーティも計画されています。
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鹿頭行列で使う鹿頭を補修
箕輪町福与に住む田中仁人さんは箕輪南宮神社の伝統行事、鹿頭行列で使う鹿頭の補修作業を8日行いました。 田中さんは、地域の伝統行事を守ろうと平成4年から鹿頭づくりをはじめました。 小さな子どもがかぶることから、材料に発泡スチロールを使うなどできるだけ軽く作るように心がけているといいます。 鹿頭は地区で保管していたもので汚れや破損など必要があれば補修することにしています。 鹿頭行列は箕輪南宮神社に伝わる雨乞いの行事で稚児が鹿頭をかぶり境内を3周し奉納します。 地区名に「福・大・富」が付く天竜川の東の福島と福与、西の大泉大泉新田、大萱が毎年交代で行っていて今年は東の地区が担当です。 誰もが作れるように設計図もありますが福与で作っているのは田中さんだけだということで伝統行事を守るためにも後継者が現れてほしいと話していました。 箕輪南宮神社の鹿頭行列は来月17日に行われる予定です。
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上伊那初 ケール栽培に取り組み
農事組合法人みのわ営農はJA上伊那管内で初めて健康によいとされている野菜、ケールの栽培に取り組みます。 8日は農家やJA職員らが箕輪町の北部水稲育苗センターでケールの苗1,600本を植えました。 ケールは青汁の材料として使われている野菜でビタミンやミネラルが豊富に含まれているということです。 千曲市の食品加工業者、株式会社長野サンヨーフーズからの依頼により、みのわ営農がビニールハウス4棟、およそ7.5ヘクタールで栽培します。 ケールは7月下旬には収穫できるということでみのわ営農では8トンの収穫を見込んでいます。
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東春近小4年生 りんごの摘果作業
伊那市の東春近小学校の児童は、学校近くの伊藤一路さんの果樹園でりんごの摘果作業を7日、行いました。 7日は、東春近小学校の4年生60人が摘果作業を行いました。 東春近小学校では、毎年4年生が伊藤さんの果樹園でりんご学習を行っていて今年で22年目です。 摘果は1つの実に栄養を収集させるために余分な実を摘み取るものです。 児童たちは、伊藤さんに教えてもらいながら、残す実を選び他の実をはさみで切っていました。 手が届かないところは、コンテナを使って作業をしていました。 伊藤さんは「体験を通して農業の苦労などを感じて欲しいです」と話していました。 児童たちは「果物を育てるのは大変だと感じました」「みんなでやる作業はとても楽しいです」と感想を話していました。 今後は10月に葉摘みを行い。11月に収穫を予定しているということです。
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伊那市長谷で住宅が全焼
6日の午後11時20分頃、伊那市長谷で住宅が全焼する火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは、伊那市長谷市野瀬の宮下房子さん宅です。 火はおよそ1時間30分後に消し止められましたが、この火事で木造平屋建ての住宅が全焼し、隣接する蔵の一部を焼きました。 この火事によるケガ人はいませんでした。 伊那署では屋内から出火したものとみて現在調べを進めています。
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エンディングノート講座 開講
自分の死を見据えて生前から、葬儀や遺産などについて家族に書き残しておく「エンディングノート」の講座が7日、伊那公民館で開講しました。 講座は、人生をより自分らしく生きることやその後に備えた準備について考えるきっかけにしてもらおうと伊那市社会福祉協議会と葬祭業のフジサワ造花の共同で開かれたものです。 講座には、40代から80代の主婦ら9人が受講しました。 初回はフジサワ造花取締役営業部部長の唐木陽平さんが講師を務めました。 唐木さんは、「ここ数年エンデイングノートの関心が高くなっているが、購入したほとんどの人が書き方が解らないままとなっている」と現状を話しました。 講座では、社協とフジサワ造花が共同で作成したオリジナルのエンデイングノートを使い、これまでの自分自身の人生や財産管理・葬式などについて40ページに渡り書き込んでいきます。 7日は、きっかけづくりとして、参加者が自分の人生を振り返り大切なことや楽しかったことなどを用紙に書き込んでいきました。 次回の講座は21日に開かれ介護について学習することになっています。
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トンボの楽園整備 浮桟橋新設
伊那市富県新山のトンボの楽園で29日整備作業が行われ、新たに浮桟橋が新設されました。 この日は、新山の住民でつくる新山山野草等保護育成会のメンバーと市役所の職員合わせて30人が整備作業を行いました。 トンボの楽園では、日本一小さいと言われているハッチョウトンボが、毎年5月から8月にかけて飛びます。 整備作業は春と秋に毎年行っていて、今回は新たに、古くなった木道の代わりに浮桟橋を設置しました。 浮桟橋の長さは40メートルで、錆びないプラスチック製のドラム缶を並べて固定し、その上に板を張ります。 木道は全部で長さ120メートルあり、より近くでトンボを観察してもらおうと平成17年から設置し、整備してきました。 会では「安全で綺麗な浮桟橋ができました。ハッチョウトンボ以外にも様々な種類のトンボや生物がいるので、今年も多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。 ハッチョウトンボが飛ぶピークは、7月中旬だということです。
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JA上伊那20周年記念式典
JA上伊那農業協同組合が発足して今年で20周年を迎え4日に記念式典が駒ヶ根市で開かれました。 4日は、JA上伊那駒ヶ根支所で記念式典が開かれ各市町村長をはじめ、県や農業にかかわる団体の代表など200人が出席しました。 御子柴茂樹組合長は、これまでの協力に感謝し「組合員の営農と暮らしを守り、笑顔あふれる地域づくりを目指す運動を進めたい」と今後への思いを述べました。 続いて功労者表彰が行われ御子柴組合長から代表者に賞状が贈られました。 贈られたのは営農活動や食育教育、JA役員として功績があった50人と6団体です。 JA上伊那は、上伊那5つの農協が合併し平成8年6月に誕生しました。 持続可能な農業農村経営を目的に集落営農法人などの整備を進めているほか現在は、伊那や駒ヶ根をはじめとする12の総合支所を拠点に組合員・地域利用者のサービス向上に努めています。 また、この日は20周年の式典に合わせJA上伊那と茨城県のJA北つくばとの姉妹JA協定の締結式も行われました。 これは、組合員の相互交流と農畜産販売の業務提携を推進し、災害時は物資・人的支援を行うというものです。 JA上伊那の御子柴組合長とJA北つくばの國府田利夫組合長は「互いの長所を学び、相互に発展できるよう努めたい」と話していました。
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山で足腰鍛える 牛の放牧
夏の間、牛たちに涼しい環境の中で足腰を鍛えてもらおうと、伊那市高遠町の入笠牧場で7日、牛の放牧が行われました。 今年放牧するのは、上下伊那と諏訪地方の畜産農家が所有する牛で、この日は45頭を放牧しました。 放牧は、初産を前に足腰を鍛え、畜産農家の夏場の労務軽減などを目的としています。 牛は1頭ずつ体重を測り衛生検査を受けました。 今年は去年に続き、種付け用の雄の和牛1頭が放されるため、例年よりも受け入れる頭数が増えたということです。 去年は試験的に雄を放しましたが、今年は本格的に種付けに力を入れたいということです。 今年は全部で70頭程を放牧する予定で、10月中旬まで入笠牧場で過ごします。
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信大でやまぶどうジュース販売 始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうで作ったジュースの販売が7日から始まりました。 山ぶどうは、食物源科学コースの2年生が大学敷地内にある圃場で育てています。去年の秋に2.5トンの山ぶどうを収穫しこのうち570キロをジュースにして、それ以外はワインやジャムしました。 7日は、生産に係った学生が完成したジュースを味わいました。 ジュースは果汁100%で砂糖を一切使わず山ぶどう本来の甘さが味わえるようになっているということです。 販売するのは500ml入り500本で価格は1本800円です。 7日から大学敷地内の販売所で購入できます。
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伊那北小でキャリア教育授業はじまる
子どもたちが様々な職種の人たちから話を聞いたり体験するキャリア教育が伊那市の伊那北小学校で始まりました。 北小ハローワークと題して、身近で働く人の努力や苦労など体験談を子供たちに聞いてもらい将来に役立ててもらおうと年5回の日程で行われます。 初回の7日は、箕輪町の酪農家、48牧場ユウユウファーム代表の柴勇一郎さんが講師を務めました。 柴さんは「この地域は自然が豊かで、自分たちで作ったエサで牛を飼っている人が多い」と話しました。 また、「牛と触れ合える観光牧場やチーズ作り体験が出来る施設を、今後作りたい」と話していました。 次回は、歯科医師を招いての学習を予定していて、伊那北小学校では聞いた内容などを新聞にまとめていくということです。
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園児絵がパンに 弥生美術部試作
伊那弥生ヶ丘高校の美術部の生徒は今月行われる文化祭で販売するパンの試作品を作りました。 伊那市日影のパン屋サン・トノーレの厨房です。 5日は、弥生の美術部の生徒7人が文化祭で販売するパンの試作品を作りました。 美術部では、パンを通して、多くの人に笑顔になってもらおうと保育園児が描いた絵をパンにして文化祭で販売します。 5日は、パン作りを依頼するサン・トノーレを訪れ、松川悠店長からアドバイスを受けました。 松川さんは、園児の絵がカラフルだった事から、フルーツを使い色付けした8色のパン生地を用意しました。 生徒たちは、園児の絵を基に動物や果物の形を作っていきました。 作業開始から2時間ほどで、試作品が焼き上がると、パンの色付きなどを確認しながら試食していました。 美術部では試作品を基に、販売するパンの形や種類を決める事にしています。 弥生ヶ丘高校の文化祭の一般公開は、今月25日と26日に行われる予定です。
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町村議会6月定例会開会
箕輪町議会の6月定例会が6日に開会し、一般会計補正予算案など12議案が提出されました。 一般会計補正予算案は4,481万4千円を追加するものです。 主な事業は、子育て情報アプリ開発委託料に660万円、結婚支援事業費に131万円、萱野高原野外施設撤去工事に96万円などとなっています。 箕輪町議会では13日と14日に一般質問、20日に委員長報告、採決が行われます。
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長谷中の和室を開放し地域交流
伊那市長谷地区では学校を中心とした地域交流の場所づくりを進めています。 6日にその第一弾イベントとして長谷中学校の和室を地域住民に開放し交流しました。 長谷地区では、今年度より保育園、小中学校、伊那市社会福祉協議会が連携して、地域全体で子育てを行う信州型コミュニティスクールの組織づくりを進めています。 今回その第一弾のイベントとして、長谷中学校の和室を社協が認定する「まちの縁側」として地域住民に開放しました。 社協では、地域交流の拠点となる場所を「まちの縁側」として認定しています。 今回の長谷中学校で25か所目の認定で、学校の敷地を利用するのは初めてだということです。 この日は地域住民およそ20人が学校を訪れ、和室でお茶を飲んだあと生徒と花の移植作業を行いました。 マリーゴールドやサルビアの苗をトレイからポットに移し替えました。 長谷中学校では、7月にも和室を開放する予定で、将来的には常時開放できるよう安全面などの課題に取り組んでいきたいとしています。
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伊那市富県橋爪謙司さんが育てたさつき並ぶ
伊那市富県の橋爪謙司さんが中心となって育てたさつきの展示会が、JA上伊那富県支所で開かれています。 農林産物直売所たかずやの隣にある富県支所の倉庫には、橋爪さんが中心となって育てたさつき45点が並べられています。 橋爪さんは、さつきを育てるようになって30年以上というベテランで、先週末に開かれた伊那愛樹会のさつき展にも出品していました。 花は今がちょうど見ごろで、種類も豊富なので多くの人にみてもらいたいと話しています。 展示会は、11日土曜日まで開かれていて、期間中はさつきの苗の販売も行っています。 また、11日には直売所たかずやで15周年記念セールを行うということで、合わせて多くの来場を呼び掛けています。