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橋爪まんぷさん 来年の干支「申」のカレンダー原画展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが、来年の干支、申をモチーフに描いたカレンダーの原画展が、みはらしの湯で開かれています。 会場には、来年の干支、申をモチーフにした作品30点が展示されていて、このうち13点は来年用のカレンダーの原画となっています。 4月用は「大願成就」を文字って「猿願成就」。新学期、新しいスタートを切る様子を孫悟空に例え、申が空を飛びます。 5月、「大器晩成」を文字って「猿器晩成」。 端午の節句にちなんで男の子の成長を祈ったイラストです。 カレンダーの原画の他にも最近のトレンドを取り入れたイラストも展示されています。 橋爪さんは、「猿の愉快で快活な様子を自分に置き換えて楽しんでほしい」と話していました。 卓上のミニカレンダーは500円で販売されていて、原画は1枚6千円で予約を受け付けています。 橋爪まんぷさんの、猿起まんが絵巻 カレンダー原画展は、来年1月31日まで、伊那市のみはらしの湯で開かれています。
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地産地消セミナー こんにゃく作り
地元の食材を使った料理教室「地産地消セミナー」が3日、伊那市のいなっせで開かれ、参加者がこんにゃく作りを体験しました。 伊那市手良で栽培されたこんにゃく芋を使って刺身こんにゃくを作りました。 セミナーは、市内の農産物加工グループや生産者の会などでつくる農村女性ネットワークいなが開いたものです。 この日は農村女性ネットワークいなの白鳥あき江さんが講師を務め、市内の女性19人が参加しました。 芋をミキサーにかけた後、20分ほど火にかけるとのり状になります。 冷やしながら炭酸ナトリウムを入れると固まり始めます。 バットに移して手の平でたたいて空気を抜き、形を整えて30分ほど冷やした後にゆでて完成です。 味噌や醤油などで味付けをしました。 農村女性ネットワークいなでは、地域の食材を使った料理を家庭でも作ってもらおうと10年ほど前からセミナーを毎年開いています。 次回は来年2月4日で、米粉を使った餅菓子、やしょうまを作る予定です。
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合庁 13日耐震完了
平成26年2月からすすめられていた伊那合同庁舎の耐震工事が、来月13日に終了する見込みです。 終了に伴い、一部使用できなかった駐車場が14日から全面開放されます。 伊那合同庁舎は、昭和49年建設で、耐震診断基準を満たしていなかったことから、災害拠点施設の機能が果たせるようにと、耐震工事が行われています。 この工事で仮設事務所が建てられるなど、期間中、駐車場の一部が使用できなくなっています。 上伊那地方事務所によると、工事は、おおむね予定通り12月13日に完了する見込みで、駐車場は翌日の14日から全面開放されるということです。
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白山登り窯 高遠焼窯出し
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で2日、焼きあがった高遠焼きの窯出し作業が行われました。 2日は高遠焼きの陶芸家・浦野真吾さんがレンガを一つ一つ外し作品を取り出していました。 登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。 先月末に4日間火入れをして、およそ5百点を焼きあげました。 浦野さんは14年前22歳の時に祖父で、高遠焼きの後継者唐木米之助さんに弟子入りしました。 去年2月に唐木さんが亡くなり、一人での作品作りは今回2度目となります。 浦野さんは「登り窯は、薪の入れ方一つや、灰により作品が変化してしまう。 実際に作品を見るまでは、期待と不安が交互にやってくる」と話します。 作品の窯出しは4日頃まで行われます。
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厩稲荷の奉納品 宮田村で新たに発見
伊那市高遠町の旧高遠城内に存在した稲荷社のうちの一つ、厩稲荷の奉納品が宮田村で新たに見つかりました。 11月25日は奉納品を所蔵する小田切康彦(おたぎりやすひこ)宮田村長宅で公開されました。 今回見つかったのは、厩稲荷に奉納された馬具など13点です。 小田切村長宅では、去年3月にも厩稲荷の奉納品およそ100点が見つかっています。 明治5年高遠城の取り壊しの際に小田切家に一括で移されたとされています。 今回発見された奉納品はすべて「獅子道具箱」の中に入れられていました。 箱には天保5年と書かれていて、奉納した人の名前も記されています。 去年見つかったものと奉納年が同じことから、一連の物とみられるということです。 宮田村教育委員会によると、200年もの間、一括で残されているのは珍しく、高遠藩を研究する上で貴重な資料だとしています。 去年見つかったものも含め、一連の奉納品を今年中に県教育委員会に県宝として申請する予定です。
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伊那北小6年2組がそりづくり
伊那市の伊那北小学校の6年2組の児童は、地域の住民と一緒にそり作りを2日行いました。 伊那北小の6年生は、総合学習の一環で、地域住民有志でつくる上牧里山づくりと連携して、地域の里山の整備などを行っています。 今回は活動のまとめとして、そりを制作しました。 中には4人乗りや6人乗りの大きなものもあります。 今後そりのコースも、近くの里山に作る予定だということで、雪が降れば年内にもそりすべりをする計画です。
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伊那市スポーツ推進委員 手塚さん 文部科学大臣表彰
スポーツ教室の指導などを行う伊那市スポーツ推進委員の手塚廣子さんは、長年にわたり地域スポーツの推進に功績があったとして、文部科学大臣表彰スポーツ推進委員功労者表彰を受賞しました。 2日は手塚さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 手塚さんは、伊那市スポーツ推進委員を昭和55年から現在まで35年間務め、バレーボールやソフトテニスなど、市から委託されたスポーツ教室の指導を行ってきました。 また、春の高校伊那駅伝では手作りのイーナちゃんマスコットを参加校に贈っています。 長年にわたり地域スポーツの推進に功績があったとして、先月12日に文部科学大臣表彰の功労者表彰を受賞しました。 白鳥市長は、「これからもよろしくお願いします」と話していました。
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南部小学校の児童が正月のしめ縄づくり
南箕輪村南部小学校で親子全校しめ縄教室が2日開かれ、児童とその保護者が正月のしめ縄を作りました。 2日は南部小学校の全校児童とその保護者が地区ごとに集まり、自分の家に飾るしめ縄を作りました。 地域のボランティア23人が作り方を指導しました。 しめ縄づくりは、南部小PTAの教養文化部が毎年行っているものです。 ワラは、今年度5年生が育てた稲から採りました。 ボランティアは、「ワラをねじりながら編むのが一番重要な作業。ワラを濡らすとやりやすくなる」などとアドバイスしていました。 南部小学校では、「教室を通して、文化伝統を受け継いでいきたい」と話していました。
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伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁 解禁
伊那市の天竜川では、伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日解禁となり、早速漁をする人の姿が見られました。 伊那市福島の天竜川左岸でザザムシ漁をしているのは伊那市中央の中村昭彦さん71歳です。 40年近くザザムシ漁を行っていて、その昔、親戚の漁を手伝ったことがきっかけで始めたということです。 解禁初日の1日は、午前中からザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。 くわで水ゴケのついた石を掘り返し足を使って石の裏側についているザザムシを四手網に流し入れます。 5分ほどするとザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れていました。 ザザムシは冬場の貴重なタンパク源として食べられてきた伝統食で、醤油と砂糖、みりんで煮込み佃煮にして食べます。 これから水温が下がってくると脂がのってさらに美味しくなるということです。 中村さんは、捕ったザザムシを佃煮にして家族や友人などと味わうということです。 漁には足踏み許可証が必要となります。 天竜川漁業協同組合によりますと解禁日の1日までに許可証を取得したのは7人だということです。 ザザムシ漁は、来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。
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伊那の地酒で乾杯キャンペーン
伊那市の地酒の消費拡大につなげようと伊那商工会議所は、伊那市の地酒で乾杯キャンペーンを1日からスタートさせました。 30日は、商工会議所や伊那市の関係者など40人が出席しキックオフセレモニーが行われました。 乾杯キャンペーンは、伊那市の地酒の消費拡大や飲食店の活性化につなげようと行われるものです。 30日は、市内4蔵の日本酒と伊那ワイン工房がつくるワインを出席者が味わっていました。 キャンペーンポスターのモデルを務めた二人も訪れ、地酒で乾杯していました。 キャンペーンに合わせ、1日からスタンプラリーが始まっています。 市内の飲食店35店舗で漆戸醸造、大國酒造、仙醸、宮島酒店、伊那ワイン工房の地酒とワインのどれかを一杯目に注文するとスタンプがもらえます。 スタンプを集めて応募すると抽選で地酒や飲食券がもらえます。 キャンペーンは来年1月31日まで行われることになっています。
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年末特別警戒 出陣式
警察の年末年始の特別警戒のパトロールが1日から始まり伊那警察署では、出陣式が行われました。 伊那警察署では年末年始に増加傾向にある事件や交通事故に備えて毎年この時期にパトロールや取締りを強化しています。 1日は、伊那警察署で出陣式が行われ警察や防犯ボランティア団体、交通安全協会など150人が参加しました。 出陣式では、伊那署管内の市町村のイメージキャラクターも参加しスローガンを発表しました。 また、伊那市の美篶西部保育園の年長園児が歌を歌い「頑張ってください」とエールを送りました。 伊那署によると今年管内で起きた傷害や詐欺などの刑法犯は10月末現在で519件となっています。 去年の同じ時期に比べて85件減少していますが特殊詐欺被害は増加傾向にあるということで、引き続き犯罪抑止に務めていくとしています。
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地元の伝統野菜 羽広菜かぶ収穫
伊那市の西箕輪小学校の4年生は、地域に伝わる伝統野菜羽広菜かぶを1日、収穫しました。 西箕輪小の4年すぎ組の児童は、伊那市教育委員会が進めている「暮らしのなかの食」事業の一環で羽広菜かぶを栽培しています。 1日は、学校近くの畑で収穫作業を行いました。 9月に種を蒔きましたが雨が多く芽が出なかったということで、畑をもう一度耕し、蒔きなおしたということです。 その後は、天候にも恵まれかぶは大きく成長しました。 羽広菜かぶは、西箕輪羽広を中心に昔から栽培されてきたもので信州の伝統野菜に認定されています。 普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴だということです。 収穫した60キロのかぶを学校に持ち帰り漬け込みが始まりました。 4年生の児童の祖父、林今朝文さんが指導にあたります。 縦に2つに切ったあと酒粕と味噌、砂糖を混ぜたものに漬け込みます。 林さんは、まんべんなく混ぜる事がポイントだと児童にアドバイスしていました。 漬けたかぶは、2週間ほど熟成させクラス全員で味わうということです。
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箕輪中学校の給食メニュー コンテストで入賞
箕輪町の箕輪中学校の給食で提供されたメニューが、「第8回地産地消給食等メニューコンテスト」で、農林水産省食料産業局長賞に選ばれました。 1日は、箕輪中学校で栄養教諭をしている坂井ひとみさんと調理員の重盛千恵美さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に受賞の報告をしました。 箕輪中学校では、栄養教諭らが地元の生産者から話を聞いた内容をお昼の放送で紹介する「ふきはらの日」を月に1回設けています。 平成24年度からは、地元の食材を中心に作った「箕輪フェンシング丼」を給食で提供しています。 毎年、箕輪町を会場に開かれているフェンシングの全国大会を盛り上げようと考案したメニューで、油で揚げた春雨とうずらの卵をフェンシングのマスクと剣に見立てています。 フェンシング丼のメニューには28品の食材が使われていて、そのうち15品は地元の食材を中心に県内産のものを使っているということです。 受賞は、学校全体で食育に取り組み地産地消に努めている点が評価されたということです。 坂井さんは「フェンシング丼を定着させていつか給食から生まれた町の名物として知ってもらえるようにPRしていきたい」と話していました。
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年末の交通安全運動はじまる
年末の交通安全運動が1日から始まり、伊那市役所前では日没の早めのライト点灯などを呼びかける街頭啓発が行われました。 啓発活動には、伊那警察署の署員や伊那交通安全協会の会員ら70人が参加しました。 年末のこの時期は日没が早くなり、また忘年会など お酒を飲む機会も増えることから、早めのライト点灯や飲酒運転根絶を呼びかけています。 今年、伊那警察署管内では11月30日現在で403件の交通事故が発生していて、4人が亡くなっています。 去年と比べて死亡した人は3人増えていて、亡くなった4人はいずれも高齢者です。 さらに4人のうち3人は、横断歩道付近を歩いていたところを走ってきた車と衝突しているということです。 年末の交通安全運動は31日まで行われます。
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伊那で再現VTR撮影
伊那市で10月に再現VTRの撮影が行われたフジテレビ系列の全国放送「奇跡体験アンビリバボー」が12月3日に放送されます。 10月に伊那市役所議場や伊那市駅周辺で「奇跡体験アンビリバボー」の再現VTRの撮影が行われました。 内容は1966年神奈川県で、当時26歳の息子を殺害された両親が被害者遺族の補償制度実現を国に求める運動を始め、法律を制定させるまでの活動をまとめたものです。 両親が国会で制度制定を国に訴える場面は市役所議場で撮影され母親のみゆきさん役は両親が伊那市出身の女優、唐木ちえみさんが務めました。 被害者の父親市瀬朝一さんは下伊那郡高森町出身、母親のみゆきさんは箕輪町出身です。 被害者の市瀬清さんと犯人は面識がなく通り魔的な衝動殺人でした。
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あすから師走 しめ飾り作りピーク
あすから師走。 年の瀬を前に箕輪町沢の信州縁起物製作所では、しめ飾り作りがピークを迎えています。 30日は従業員10人ほどがワラを束ねたりおかめや小判などの縁起物を飾り付けていました。 信州縁起物製作所ではワラの刈り取りが終わった9月から作業が始まり今がピークとなっています。 出荷先は県内の北は白馬、明科、南は飯田からまでで地域によって形が異なる縄や飾り物に対応しています。 代表の大槻清子さんは各地のどんど焼きを見てまわりその地域のしめ飾りを覚えたといいます。 駒ヶ根などで作られる「おやす」はワラで細長い筒状の形を作り、この中に南天などを入れて飾るということです。 玄関に飾る「棒たれ」と呼ばれているしめ飾りは塩尻より北の地域は5本の「棒たれ」を吊るしその間に4枚の御幣を飾ります。 同じものでも下伊那は3本で2枚の御幣を飾るということです。 大槻さんは「この時期は毎年大変だが、みなさんに幸せが訪れるよう願いながら作業にあたっています。」と話します。 作業は12月下旬まで続きしめ飾りは県内の量販店に出荷されるということです。
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初級バーベキューインストラクター検定
バーベキューに対する正しい認識を持ち、手際よく炭をおこして焼くことができる初級バーベキューインストラクターの検定が30日伊那市の創造館で行われました。 検定は、手軽に楽しめるバーベキュー文化の普及を目指す日本バーベキュー協会が行っているものです。 バーベキュー協会の下城民夫会長による実技講習が行われ、火のおこしかたや肉の焼き方についての説明がありました。 下城さんは、「火を消すために水鉄砲を用意すると子供でも参加できる」「肉の断面をみんなに見せることでおいしさが共有できる」などと説明し、「バーベキューの楽しみは仲間とのコミュニケーション」だと話していました。 検定では筆記試験も行われ、合格発表は一か月後に行われます。
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雑穀を使った料理の公開講座
雑穀を使った料理の公開講座が28日、上伊那農業高校で開かれました。 公開講座は地元の農作物と雑穀を活用することで地産地消を広める活動を行っている上農生産環境科作物班が開いたものです。 28日は生徒と地域住民およそ25人が参加しアマランサス入りの和風パスタやサラダのほかプリンなどを作りました。 アマランサスは上農生が種まきから収穫まで行い、その栄養価について学んだほか調理方法について研究してきました。 調理が終わると全員で試食し味を確かめていました。 今回料理に使ったアマランサスは水煮にしたものやフライパンで煎ったものが使われたということで 生徒は「雑穀の活用の可能性が広がった」と話していました。 地産地消に取り組む作物班では鹿肉を使った料理の公開講座も計画しているということです。
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東部中学校 給食用の大根の収穫を体験
伊那市の東部中学校の生徒は、30日、給食の食材として使う大根の収穫を体験しました。 1年7組の生徒32人が、美篶末広の山岸眞由美さんの畑を訪れ収穫を体験しました。 伊那市教育委員会が進める暮らしのなかの食事業の一環で、今年9月に種をまきました。 給食の食材を自分たちで育て食について学ぶ取り組みで東部中学校が山岸さんの畑で活動するのは2年目となります。 間引きや草取りなどは山岸さんが行い、今年は天候にも恵まれて大きく育ったという事です。 生徒から山岸さんへ質問の時間も設けられました。 収穫した大根は12月1日から3日間、サラダやみそ汁などにして学校の給食で味わうという事です。
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第63回上伊那郡縦断駅伝競走大会 箕輪町が優勝
市町村対抗の第63回上伊那郡縦断駅伝競走大会が29日に行われ、箕輪町が10年ぶり14回目の優勝を果たしました。 大会は、上伊那陸上競技協会と上伊那ケーブルテレビ協議会が開いたものです。 市町村の代表チームとオープン参加の合わせて14チームが出場しました。 駒ヶ根市役所から辰野町役場までの6区間38.1キロをタスキでつなぎます。 1区は伊那市の桃沢大祐さんが区間新記録の19分23秒でタスキを渡しました。 前半の総合タイム1位は1時間3分51秒で伊那市、2位は1時間3分55秒で箕輪町、3位は1時間4分34秒で駒ヶ根市でした。 伊那公民館前で、後半がスタートしました。 追い上げる箕輪町、4区でトップに立ちます。 5区では、駒ヶ根にぬかれ2位となりますが、6区で再びトップに。 そのままゴールし総合タイム2時間6分41秒で、箕輪町が、2005年以来、10年ぶり14回目の優勝を果たしました。 2位は2時間7分11秒で駒ヶ根市、3位は2時間10分52秒で伊那市でした。 南箕輪村は6位となっています。
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和太鼓の打ち手が競演 ニッポン ドド御祭
全国から500人の和太鼓の打ち手が集まり競演するニッポンドド御祭が29日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 ニッポンドド御祭には海外の2団体を含む全国の太鼓チーム70団体およそ500人が参加しました。 これまでに埼玉や東京で開催され今回が4回目です。 中学生から35歳までの若手の太鼓打ちによる「天地」は和太鼓ならではの一体感が伝わる演奏となっていました。 ステージでは合同演奏やグループ演奏など3時間にわたり16曲が披露されました。 総勢119人が演奏した「荒波」は八丈島に伝わる唄と太鼓をもとにした創作曲です。 会場にはおよそ1300人が集まり迫力ある演奏に聞き入っていました。
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高校生読書大賞に「アリス殺し」
上伊那の高校生がみんなに読んでもらいたい本を選ぶ読書大賞。 今年は、小林泰三(やすみ)さんの「アリス殺し」が大賞に選ばれました。 「アリス殺し」は、登場人物の夢の中でおこる殺人が現実にリンクされていくミステリーです。 世界観が面白く何度でも読みたくなると評価されました。 読書大賞は上伊那の司書や図書委員で作る上伊那図書館協会高校図書館部会が行っています。 謎をテーマにした6作品の中から投票で大賞が選ばれました。 図書館部会では、著者に各校の感想を送るということです。
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信州高遠美術館でミュージアムウェデイング
伊那市観光株式会社が運営する高遠さくらホテルは、近くにある信州高遠美術館でのミュージアムウェディングを28日行いました。 信州高遠美術館で人前結婚式が行われ、伊那市出身の和田亮さんとさおりさんが永遠の愛を誓いました。 高遠さくらホテルが、高遠町の観光名所をPRし、思い出の場所にしてもらおうと企画したものです。 式には親族や友人が参列し、新郎新婦を祝福していました。 信州高遠美術館での挙式は、合併後4回目です。 さくらホテルでは、これまでにしんわの丘ローズガーデンでも結婚式を行っていて、今後は高遠城址公園や高遠閣でも企画していきたいということです。
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伊那東小学校 信州型コミュニティスクール発足
伊那市の伊那東小学校の開校117周年を祝う開校展が23日に開かれ、地域と学校が一体となって子どもの教育を支援する「信州型コミュニティスクール」が発足しました。 伊那東小学校は、毎年11月23日に地域の人や保護者と一緒に開校を祝う開校展を開いています。 この日は記念式典の中で、信州型コミュニティスクールの発足会が開かれました。 信州型コミュニティスクールは、地域と学校が連携して地域に開かれた信頼される学校づくりを目指そうと県教育委員会が行っているものです。 今年5月に地域住民で発足に向けた運営委員会を立ち上げ、読書・農業支援・学習支援・食育のボランティアを行ってきました。 発足会の中でボランティアの紹介があり、農業支援を行っている松本竜司さんは「収穫や食べる喜び、また美味しい食材がある伊那谷の素晴らしさを感じてもらいたい」と児童に呼びかけました。 代表児童2人が、これまでの活動に感謝の気持ちを込めて作文を読みました。
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井上井月カレンダー 販売開始
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月の俳句と伊那谷の風景を合わせた来年用のカレンダーが完成し、販売が始まりました。 27日は、伊那市の創造館で記者発表があり、写真撮影を担当した高森町の写真家で井上井月顕彰会会員の唐木孝治さんらがカレンダーの説明をしました。 今年1月に亡くなった顕彰会の堀内功前会長の意志を会員らが実現しようと、堀内さんが会社の会長をしていた東京都の㈱協和に制作を依頼しました。 真筆集の中から12句を選び、写真は長年、伊那谷の風景写真をライフワークに取り組んできた唐木孝治さんが撮影しました。 見た人の印象が俳句と写真片方に偏らないようにグラデーションした構成で、俳句の書体や墨の濃さなどは真筆のものを忠実に再現しているということです。 顕彰会では、「家庭に飾ることで井月をより身近に感じてもらいたい」と話しています。 来年用の井上井月カレンダーは、伊那市の創造館・ニシザワBOOKS&CAFEいなっせ店・小林書店で、1部税込み1,620円で販売されています。
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造って学ぼう!建築木造構造模型
木造住宅の模型を造って建築について理解を深めるイベント「造って学ぼう!建築木造構造模型」が28日伊那市西春近の住まいDEPOで行われました。 イベントには20人ほどが参加し、5つのグループに分かれ木造住宅の模型を作りました。 このイベントは、長野県建築士会上伊那支部青年女性委員会が、建築について知ってもらい将来の職業選択のきっかけにしてもらおうと一般を対象に初めて行いました。 製作したのは木造二階建て住宅の20分の1の模型です。 柱と柱の間に斜めに入れる「筋かい」や、床に斜めに入れる「火打梁」も部品にあり、耐震性を高めていることがわかるようになっています。 イベントには高校生も4人参加していて、建築について理解を深めていました。 青年女性委員会は来月もさらに詳しい講座を開く予定です。
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最低気温-0.3度 今季初の氷点下
28日の伊那地域の朝の最低気温はマイナス0.3度で、今季初めての氷点下となりました。 中央アルプスの山頂には雪が積もり、冬の訪れを告げています。 28日の伊那地域は朝から晴れ、放射冷却により最低気温が平年並みのマイナス0.3度まで下がり、今季初の氷点下となりました。 長野地方気象台によりますと、これから徐々に気温が下がり、冬らしさも増していくということです。
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フットサルで親睦深める
箕輪町のながたドームで28日小学生のフットサル大会が開かれました。 大会はフットサルを通してチーム同士の親睦を深めようと一般社団法人箕輪町サッカー協会が開いたものです。 今回が8回目で上伊那を中心に県内から38チームが集まりました。 試合は1チーム5人ずつが出場し7分ハーフで行われました。 普段はサッカーをしている子どもたちがほとんどだということで大会では日頃の練習の成果を発揮していました。 箕輪町サッカー協会では24時間チャリティーフットサル大会を開催するなど年間を通した事業を行っていて競技人口の拡大に努めています。 あすは中学生以上のフットサル大会が予定されていて22チームが参加することになっています。
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「伊那に住む」テーマに移住者が意見交わす
「伊那に住む」をテーマにしたパネルディスカッションが28日伊那市役所で開かれ、パネリストが伊那市の魅力や移住定住について意見を交わしました。 パネルディスカッションは人口増に取り組んでいる伊那市が企画したもので会場にはおよそ60人が集まりました。 パネリストを務めたのは荒井でミツロウキャンドルなどを販売している「ワイルドツリー」代表の平賀裕子さん。 高遠町を拠点に演奏活動を行っている「亀工房」の前澤勝典さん。 長谷の雑穀レストラン「野のもの」経営の吉田洋介さん。 狐島の野菜栽培農家、松本竜司さん。 ますみヶ丘の「木工房KUSAKABE」の日下部良也さんの5人で全員が伊那市以外の出身です。 5人は現在市内に住んでいて伊那市の良いところや移住定住について話をしました。 移住定住について平賀さんは「何を求めて移住するのかをはっきりさせておくことが大切」前澤さんは「雇用の確保と住宅の整備が必要」吉田さんは「移住者との交流を楽しめる地域に」松本さんは「移住者は本気の姿勢を見てもらうことが大切」日下部さんは「豊かな自然環境にある学校を都会にPRしてはどうか」と話していました。 パネリストの5人は、豊かな自然や、住む人たちのあたたかな人間性が伊那の良いところだと話していました。 市では幅広い視点から移住定住について意見を聞くことで人口増につなげていきたいとしています。
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ハッチョウトンボが見られる新山トンボの楽園で整備作業
日本一小さなトンボと言われているハッチョウトンボが生息する伊那市富県新山のトンボの楽園で23日、整備作業が行われました。 作業には、地元有志でつくる新山山野草等保護育成会の会員などおよそ50人が参加しました。 トンボの楽園では、毎年5月から8月にかけて日本一小さいと言われている1円玉程の大きさのハッチョウトンボを観察することができます。 整備作業は春と秋の年2回で今日は草刈りなどを行いました。 ハッチョウトンボの発生には湿地が不可欠で、年間を通して山から湧き出た水が綺麗な状態を保てるように環境整備をしているということです。 保護育成会の筒井弘事務局長は「来年もハッチョウトンボが多く見られるよう協力して整備をしていきたい」と話していました。 来年の春には木道の整備を行う予定です。